用語集

A

異常終了 (abend)
タスクの異常終了 (abnormal end of task)」を参照。

異常終了理由コード (abend reason code)
DB2 UDB (OS/390 版) に起こった問題を一意的に示す 4 バイトの 16 進コード。

タスクの異常終了 (異常終了) (abnormal end of task, abend)
DB2 UDB (OS/390 版) では、実行中にエラー状態が発生したが、回復機能によって解決できないためにタスク、ジョブ、またはサブシステムを終了させること。

異常終了 (abnormal termination)
(1) システム障害または操作員の処置によって、ジョブが完了せずに終了すること。
(2) DB2 では、trap または segv などの、プログラム制御を受けない終了のこと。

絶対パス (absolute path)
オブジェクトの全パス名。絶対パス名は (スラッシュ文字 (/) または円記号 (\) で識別される) 最上位のレベル、つまり「ルート」ディレクトリーから始まる。

アクセス関数 (access function)
列に保管されるテキストのデータ・タイプを、テキスト・エクステンダーで処理できるタイプに変換する、ユーザー提供の関数。

アクセス方式サービス (access method services)
VSAM キー順データ・セットを定義し、複製する機能。

アクセス・パス (access path)
(1) 特定の表からデータを取り出すために最適化プログラムで選択される方式。たとえば、アクセス・パスでは索引、順次走査、またはこの 2 つの組み合わせが使用されることがある。
(2) SQL ステートメントに指定されたデータを検索するために使用されるパス。アクセス・パスは索引付きまたは順次になる場合もある。

アクセス・プラン (access plan)
特定の SQL ステートメントを評価するために最適化プログラムによって選択されたアクセス・パスの集まり。アクセス・プランは、実行プランを解決するための操作の順序、実施メソッド (JOIN など)、およびステートメント内で参照される各表のアクセス・パスを指定する。

会計ストリング (accounting string)
DB2 コネクトから DRDA サーバーに送られるユーザー定義の会計情報。この情報は、次のロケーションのいずれかで指定することができる。

アクティブ・ログ (active log)
(1) DB2 UDB では、破損回復およびロールバックのために必要とされる 1 次および 2 次ログ・ファイル。「アーカイブ・ログ (archive log)」と対比。
(2) ログ・レコードを生成する際に書き込む DB2 UDB (OS/390 版) ログの部分。アクティブ・ログには常に最新のログ・レコードが入っているのに対し、アーカイブ・ログには古くなって、アクティブ・ログには適さなくなったレコードが保留されている。

隣接ノード (adjacent node)
他のノードを接続していない最低限 1 つのパスによって接続された 2 つのノード。

管理権限 (administrative authority)
一連のオブジェクトに対するユーザー特権を与えるための権限レベル。たとえば、DBADM 権限はデータベース内のすべてのオブジェクトに対する特権を、 SYSADM 権限はシステム内のすべてのオブジェクトに対する特権を与える。

管理サポート表 (administrative support table)
DB2 エクステンダーがイメージ、オーディオ、ビデオ・オブジェクトでユーザー要求を処理する際に使用する表。管理サポート表には、エクステンダーで使用可能になっているユーザー表と列を識別するものがある。他の管理サポート表には、使用可能な列のオブジェクトに関する属性情報が含まれている。「メタデータ表 (metadata table)」とも呼ばれる。

ADSM
Tivoli Storage Manager」を参照。

拡張分散ネットワーク機能 (APPN) (Advanced Peer-to-Peer Networking, APPN)
分散ネットワーク制御、ネットワーク資源の動的定義、および資源の自動登録およびディレクトリー検索を特長とする SNA 拡張機能。

拡張分散ネットワーク機能 (APPN) ネットワーク (Advanced Peer-to-Peer Networking (APPN) network)
相互接続ネットワーク・ノードとそのクライアント・エンド・ノードの集合。

拡張プログラム間通信機能 (APPC) (Advanced program-to-program communication, APPC)
LU 6.2 体系と製品におけるその各種実装を特徴とする一般機能。

事後イメージ (after-image)
DB2 複製では、変更データ表、またはデータベース・ログかジャーナルに記録されたソース表要素の更新後の内容。「事前イメージ (before-image)」と対比。

エージェント (agent)
(1) 特定のクライアント・アプリケーションから出されたすべての DB2 要求を実行する別のプロセスまたはスレッド。
(2) DB2 UDB (OS/390 版) では、DB2 UDB (OS/390 版) 作業単位にかかわるすべてのプロセスに関連する構造体。「接続エージェント (allied agent)」は、一般に「接続スレッド (allied thread)」と同義である。「システム・エージェント (System agents)」は、事前取り出し処理、据え置き書き出し、およびサービス・タスクなどの接続エージェントとは無関係に処理する作業単位。

エージェント・サイト (agent site)
データウェアハウスセンターでは、単一のネットワーク・ホスト名で定義されるロケーションで、エージェント・アプリケーションがインストールされる。

総計関数 (aggregate function)
列関数 (column function)」の同義語。

アラート (alert)
パフォーマンス変数が警告またはアラームのしきい値より大きくなったりそれより小さくなったりしたときに生成されるビープ音または警告などのアクション。

別名 (alias)
表、視点、データベース、またはニックネームを識別するのに使われる代替名。同一またはリモート DB2 サブシステムに置かれている表または視点を参照するために、 SQL ステートメントで使用できる。

別名連鎖 (alias chain)
反復しない方法で順次に相互に参照する一連の表別名。

接続アドレス空間 (allied address space)
DB2 UDB (OS/390 版) では、DB2 UDB (OS/390 版) の外部にあるが、DB2 UDB (OS/390 版) に接続されている記憶域。 DB2 UDB (OS/390 版) サービスを要求できる。

接続スレッド (allied thread)
ローカル DB2 UDB (OS/390 版) サブシステム側にあって、リモート DB2 UDB (OS/390 版) サブシステム側にあるデータをアクセスできるスレッド。

割り当てカーソル (allocated cursor)
DB2 UDB (OS/390 版) では、SQL ステートメント ALLOCATE CURSOR を使用してストアード・プロシージャーの結果セットに定義されるカーソル。

検査済み (already verified)
会話を割り当てる際、ユーザーの検査済み許可 ID を DB2 UDB (OS/390 版) によって提供されるようにする LU 6.2 セキュリティー・オプション。パートナー・サブシステムはユーザーの妥当性検査をしない。

未確定カーソル (ambiguous cursor)
(1) 定義または文脈からは、更新可能とも読み取り専用とも判別できないカーソル。
(2) DB2 UDB (OS/390 版) では、FOR FETCH ONLY 文節または FOR UPDATE OF 文節によって定義されておらず、読み取り専用結果表で定義されておらず、 SQL UPDATE または DELETE ステートメントの WHERE CURRENT 文節のターゲットでなく、また PREPARE または EXECUTE IMMEDIATE SQL ステートメントのいずれかを含むプランまたはパッケージ内にあるデータベース・カーソル。

APF
許可プログラム機能 (authorized program facility)」を参照。

API
アプリケーション・プログラミング・インターフェース (application programming interface)」を参照。

APPC
拡張プログラム間通信 (Advanced program-to-program communication)」を参照。

APPL
SNA LU 6.2 プロトコルを使用するアプリケーション・プログラムとして DB2 UDB (OS/390 版) を VTAM に定義するために使用する、 VTAM ネットワーク定義ステートメント。

アプリケーション (application)
ある仕事を実行する 1 つのプログラムまたはプログラムの集まり。たとえば、給与計算アプリケーション。

アプリケーション ID (application ID)
ネットワーク全体でアプリケーションを固有識別するストリング。 ID は、アプリケーションがデータベースに接続すると生成される。この ID はクライアントとサーバーで認識され、アプリケーションの 2 つの部分を相関させるのに使うことができる。

アプリケーション・プラン (application plan)
バインド処理中に作成される制御構造。 DB2 UDB (OS/390 版) がステートメント実行中に検出した SQL ステートメントを処理するために使用する。

アプリケーション・プロセス (application process)
資源およびロックを割り当てる単位。アプリケーション・プロセスには、1 つ以上のプログラムの実行が関与する。

アプリケーション・プログラミング・インターフェース (API) (application programming interface, API)
(1) オペレーティング・システムに、または個別に発注可能なライセンス・プログラムに用意されている機能インターフェース。高水準言語で作成されたアプリケーション・プログラムは、オペレーティング・システムまたはライセンス・プログラムの特定のデータまたは機能を使うことができる。
(2) DB2 では、インターフェース内の機能 (たとえば、エラー・メッセージ獲得 API)。

アプリケーション・リクエスター (application requester)
アプリケーション・プロセスからデータベース要求を受け入れてから、それをアプリケーション・サーバーに渡す機能。

アプリケーション・サーバー (application server)
アプリケーション・プロセスの接続先のローカルまたはリモート・データベース・マネージャー。

変更適用プログラム (Apply program)
DB2 複製では、ソース対ターゲットの適用規則に応じてターゲット表を最新表示したり更新したりするのに使われるプログラム。「収集プログラム (Capture program)」および「収集トリガー (Capture trigger)」と対比。

変更適用修飾子 (Apply qualifier)
DB2 複製では、変更適用プログラムの各インスタンスごとに固有のサブスクリプション定義を識別する文字ストリング。

APPN
拡張対等通信ネットワーク機能 (Advanced Peer-to-Peer Networking)」を参照。

アーカイブ・ログ (archive log)
(1) クローズされ、通常の処理には必要なくなったログ・ファイルの集まり。それらのファイルは、ロールフォワード回復で使うためとっておかれる。「アクティブ・ログ (active log)」と対比。
(2) アクティブ・ログからコピーされたログ・レコードが入っている DB2 UDB (OS/390 版) ログの部分。

引き数 (argument)
実行時に関数またはプロシージャーから渡されるかまたは戻される値。

非同期 (asynchronous)
規定の時刻との関連性がないこと。プログラム命令の処理に関して予期したり予想したりされないこと。「同期 (synchronous)」と対比。

非同期バッチ更新 (asynchronous batched update)
ソースに対するすべての変更内容を記録し、それを指定の時間間隔で既存のターゲット・データに対して適用するプロセス。「非同期連続更新 (asynchronous continuous update)」と対比。

非同期連続更新 (asynchronous continuous update)
ソースに対するすべての変更内容が基礎表においてコミットされた後、それを記録し、指定の時間間隔で既存の宛先に対して適用するプロセス。「非同期バッチ更新 (asynchronous batched update)」と対比。

接続する (attach)
DB2 では、インスタンス・レベルでオブジェクトにリモート・アクセスすること。

接続機能 (attachment facility)
DB2 UDB (OS/390 版) と TSO、IMS、 CICS、またはバッチ・アドレス空間の間のインターフェース。接続機能により、アプリケーション・プログラムは DB2 UDB (OS/390 版) にアクセスすることができる。

属性 (attribute)
SQL データベース設計では、エンティティー (実体) がもつ特性。たとえば、従業員の電話番号はその従業員の属性の 1 つ。

権限 (authority)
管理権限 (administrative authority)」を参照。

許可 ID (authorization ID)
(1) 一連の特権を指定するための、ステートメント内の文字ストリング。データベース・マネージャーによって権限検査に使われ、表、視点、および索引などのオブジェクト名の暗黙修飾子としても使われる。
(2) DB2 UDB (OS/390 版) と接続するときに検証されるストリングで、一連の特権が許可されているもの。個人、組織グループ、または機能を表すことができるが、 DB2 UDB (OS/390 版) ではこの表現内容は判別されない。

許可プログラム機能 (APF) (authorized program facility, APF)
DB2 UDB (OS/390 版) では、制限された機能を使用するために許可されるプログラムの識別を認める機能。

自動確定 (autocommit)
各 SQL ステートメント実行後、現在の作業単位を自動的にコミットすること。

自動再バインド (automatic rebind)
(1) 手動で BIND コマンドが入力されなくても、またはバインド・ファイルがなくても、無効になったパッケージを自動的に再バインドする機能。
(2) DB2 UDB (OS/390 版) では、アプリケーション・プロセスが実行を開始し、そのプロセスが必要とするバインド済みアプリケーション・プランまたはパッケージが有効でないとき、 SQL ステートメントが自動的にバインドされる (ユーザーが BIND コマンドを出さずに実行される) プロセス。「バインド (bind)」も参照。

補助索引 (auxiliary index)
DB2 UDB (OS/390 版) では、各索引項目が LOB を参照する補助表の索引。

補助表 (auxiliary table)
DB2 UDB (OS/390 版) では、列が定義されている表の外部にその列を保管する表。「基礎表 (base table)」と対比。

B

バックアップ保留 (backup pending)
データベースまたは表スペースの状態。データベースまたは表スペースがバックアップされるまで操作は行われない。

逆方向ログ回復 (backward log recovery)
再始動処理の第 4 および最終フェーズ。このフェーズで、DB2 UDB (OS/390 版) は、ログを逆方向に走査して、打ち切られたすべての変更の UNDO ログ・レコードを適用する。

基礎集約表 (base aggregate table)
DB2 複製では、ソース表またはある時間間隔における時刻表から集計されたデータの入った一種のターゲット表。

基礎表 (base table)
(1) CREATE TABLE ステートメントで作成された表。この表には、データベースに物理的に記憶された記述とデータが入っている。「視点 (view)」と対比。
(2) DB2 UDB (OS/390 版) では、(a) SQL CREATE TABLE ステートメントで作成され、持続データを保持する表。「結果表 (result table)」および「一時表 (temporary table)」と対比。 (b) LOB 列定義を含む表。実際の LOB 列データは、基礎表と一緒に保管されない。基礎表は、各行ごとに行識別子、および LOB 列ごとに標識表を含んでいる。「補助表 (auxiliary table)」と対比。

基礎表スペース (base table space)
DB2 UDB (OS/390 版) では、基礎表を含む表スペース。

基本的会話 (basic conversation)
APPC 基本的会話 API を使用する 2 つのトランザクション・プログラムの間の LU 6.2 会話。「マップ式会話 (mapped conversation)」と対比。

基本述部 (basic predicate)
2 つの値を比較する述部。

基本順次アクセス方式 (BSAM) (basic sequential access method, BSAM)
DB2 UDB (OS/390 版) が順次アクセス装置または直接アクセス装置のいずれかを用いて、データ・ブロックを連続して格納または検索するアクセス方式。

事前イメージ (before-image)
DB2 複製では、最新表示される前の、変更データ表またはデータベース・ログかジャーナルに記録されているソース表列の内容。「事後イメージ (after-image)」と対比。

BEFORE トリガー (before trigger)
DB2 UDB (OS/390 版) では、トリガー活動化時間を BEFORE と指定して定義したトリガー。

2 進整数 (binary integer)
基本データ・タイプの 1 つ。これは、さらに短精度整数と長精度整数に分類することができる。

2 進ラージ・オブジェクト (BLOB) (binary large object, BLOB)
バイト・シーケンス。そのシーケンスのサイズは、0 バイトから 2 ギガバイトまでの範囲である。このストリングには、関連したコード・ページおよび文字セットがない。イメージ、音声、およびビデオ・オブジェクトは BLOB に記憶される。「文字ラージ・オブジェクト (CLOB) (character large object, CLOB)」と対比。

バイナリー・ストリング (binary string)
DB2 UDB (OS/390 版) では、CCSID と関連付けられていない一連のバイト。たとえば、BLOB データ・タイプはバイナリー・ストリングである。

バインド (bind)
(1) SQL では、SQL プリコンパイラーからの出力を、「アクセス・プラン」という名前の使用可能な構造体に変換するプロセス。このプロセスの間、データへのアクセス・パスが選択され、許可検査が実行される。
(2) DB2 UDB (OS/390 版) では、DBMS プリコンパイラーからの出力を、「パッケージ (package)」または「アプリケーション・プラン (application plan)」と呼ばれる使用可能な制御構造に変換するためのプロセス。処理の間、データへのアクセス・パスが選択され、許可検査が実行される。「自動再バインド (automatic rebind)」、「動的バインド (dynamic bind)」、「追加バインド (incremental bind)」、「静的バインド (static bind)」も参照。

バインダリー・オブジェクト名 (bindery object name)
NetWare ファイル・サーバーのバインダリー・オブジェクトの名前の入った 48 バイトの文字ストリング。データベース・マネージャー 構成フィールドの objectname は、固有の DB2 サーバー・インスタンスを表し、 NetWare ファイル・サーバーのバインダリーにオブジェクトとして記憶される。

バインド・ファイル (bind file)
BINDFILE オプションと一緒に BIND コマンドまたは API が使われたときにプリコンパイラーが作成するファイル。このファイルには、アプリケーション・プログラム内のすべての SQL ステートメントについての情報が含まれる。

ビット・データ (bit data)
文字型 CHAR または VARCHAR を持つデータで、コード化文字セットと関連性がないので、変換されることはない。

BLOB
2 進ラージ・オブジェクト (binary large object)」を参照。

ブロック (block)
1 単位として記録または伝送されるデータ・エレメントのストリング。

ブロック化 (blocking)
アプリケーションをバインドするときに指定するオプション。このオプションを指定すると、通信サブシステムが複数行の情報をキャッシュできるようになるため、 FETCH ステートメントで各要求を 1 行ずつネットワークに伝送する必要がなくなる。「データ・ブロック化 (data blocking)」と対比。

ブートストラップ・データ・セット (BSDS) (bootstrap data set, BSDS)
すべてのアクティブ・ログ・データ・セットおよびアーカイブ・ログ・データ・セットに関する RBA 範囲指定とともに、 DB2 UDB (OS/390 版) の名前と状況情報が入っている VSAM データ・セット。さらに、DB2 UDB (OS/390 版) ディレクトリーとカタログについてのパスワード、ならびに条件付き再始動およびチェックポイント・レコードのリストが含まれる。

同報通信結合 (broadcast join)
表のすべての区画をすべてのノードに送るための結合。

ブラウザー (browser)
コンピューターのモニターにテキストを表示できるようにするテキスト・エクステンダー機能。

BSAM
基本順次アクセス方式 (basic sequential access method)」を参照。

BSDS
ブートストラップ・データ・セット (bootstrap data set)」を参照。

バッファー・プール (buffer pool)
DB2 UDB (OS/390 版) では、1 つまたは複数の表スペースあるいは索引用のバッファー要件を満たすために予約された主記憶域。

組み込み関数 (built-in function)
DB2 から提供される SQL 関数。 SYSIBM スキーマ内に現れる。「ユーザー定義関数 (user-defined function)」と対比。

ビジネス・メタデータ (business metadata)
情報資産をビジネス用語によって記述したデータ。ビジネス・メタデータは情報カタログ内に保管され、ユーザーは必要な情報を見つけて理解するためにこれにアクセスする。たとえば、プログラムのビジネス・メタデータには、そのプログラムの機能およびプログラムが使用する表についての記述が含まれる。「テクニカル・メタデータ (technical metadata)」と対比。

ビジネス名 (business name)
データウェアハウスセンターで、ステップを参照する名前。各ステップには、ビジネス名およびそのステップに関連した DB2 表名がある。通常、ビジネス名はウェアハウスのユーザーによって使用される。 DB2 表名は SQL ステートメントで使用される。

バイト逆転 (byte reversal)
最下位のバイトから先に数値データを記憶する技法。

C

キャッシュ (cache)
頻繁にアクセスされる命令とデータの入ったバッファー。アクセス時間を短縮するのに使われる。

キャッシュ・マネージャー (Cache Manager)
Net.Data で、 1 つのワークステーションのキャッシュを管理するプログラム。キャッシュ・マネージャーは複数のキャッシュを管理できる。

キャッシュ構造 (cache structure)
並列シスプレックスのすべてのメンバーで使用できるデータを保管する結合機能 構造。 DB2 UDB (OS/390 版) データ共用グループは、キャッシュ構造をグループ・バッファー・プールとして使用する。

キャッシング (caching)
Web サーバーへの要求から得られる結果のうち、頻繁に使用されるものを即時に検索するためにローカルに保管するプロセス。結果は情報を更新する時点まで保管される。

CAF
呼び出し接続機能 (call attachment facility)」を参照。

呼び出し接続機能 (CAF) (call attachment facility, CAF)
TSO または MVS バッチで実行されるアプリケーション・プログラムのための DB2 UDB (OS/390 版) 接続機能。 CAF は DSN コマンド処理プログラムに代わるもので、実行環境の制御を強化することができる。

コール・レベル・インターフェース (CLI) (call level interface, CLI)
データベース・アクセスのために呼び出せる API。組み込み SQL API の代わりに使われる。組み込み SQL と違って、CLI はユーザーによる再コンパイルやバインドを必要としない。その代わりに、実行時に SQL ステートメントと関連サービスを処理するための一連の標準機能を提供する。

収集プログラム (Capture program)
DB2 複製では、 DB2 ソース表に加えられた変更に関するデータを取り込むために、データベース・ログまたはジャーナルの記録を読み取るプログラム。「変更適用プログラム (Apply program)」および「収集トリガー (Capture trigger)」と対比。

収集トリガー (Capture trigger)
DB2 複製では、IBM 以外のソース表に対して実行される削除、更新、および挿入操作を収集するためのメカニズム。「収集プログラム (Capture program)」および「 変更適用プログラム (Apply program)」と対比。

カーディナリティー (cardinality)
データベース表内の行数。

カスケード (cascade)
データウェアハウスセンターで、一連のイベントを実行すること。 1 つのステップが別のステップにカスケードすると、 2 つのステップは連続して、または同時に実行される。あるステップをプログラムにカスケードすることもできる。この場合、ステップの実行完了後にプログラムが実行される。

連鎖削除 (cascade delete)
DB2 UDB (OS/390 版) が削除された親行の下層行をすべて削除するときに行う参照制約の実行。

カスケード拒否 (cascade rejection)
DB2 複製では、対立が検出され、しかもそれ自身が拒否されたトランザクションと関連しているために複製トランザクションを拒否するプロセス。

CASE 式 (CASE expression)
DB2 UDB (OS/390 版) では、1 つまたは複数の条件の評価に基づいて式を選択できるようにする式。

cast 関数 (cast function)
あるデータ・タイプのインスタンス (起点) を別のデータ・タイプのインスタンス (宛先) に変換するのに使われる関数。一般に、cast 関数には宛先データ・タイプの名前が付く。この関数は、起点のデータ・タイプと同じタイプの単一の引き数をもつ。その戻り型は宛先データ・タイプになる。

カタログ (catalog)
データベース・マネージャーが保守する表および視点の集合。それらの表と視点には、表、視点、および索引の記述などのデータベースの情報が入っている。

カタログ・ノード (catalog node)
カタログ表が常駐するノード。カタログ・ノードは、データベースごとに異なったノードでもかまわない。

カタログ表 (catalog table)
DB2 UDB (OS/390 版) カタログ内の表。

カタログ視点 (catalog view)
管理目的のためにテキスト・エクステンダーが作成するシステム表の視点。カタログ視点には、テキスト・エクステンダーが使用できるようにする表と列に関する情報が含まれる。

CCD 表 (CCD table)
整合した変更データ表 (consistent-change-data table)」を参照。

CCSID
コード化文字セット識別子 (coded character set identifier)」を参照。

CDB
通信データベース (communications database)」を参照。

CDRA
文字データ表示体系 (Character Data Representation Architecture)」を参照。

CD 表 (CD table)
変更データ表 (Change data table)」を参照。

CEC
中央電子複合システム (Central electronic complex)。「中央処理装置複合システム (central processor complex)」を参照。

中央処理装置複合システム (CPC) (central processor complex, CPC)
(ES/3090 のような) ハードウェアの物理的集合で、主記憶域、1 つまたはそれ以上の中央処理装置、タイマー、およびチャネルで構成される。

CFRM ポリシー (CFRM policy)
DB2 UDB (OS/390 版) では、結合機能 構造の割り振り規則に関する、MVS 管理者による宣言。

変更集約表 (change aggregate table)
DB2 複製では、ソース表用に記録された変更内容に基づいたデータ集約が入っている一種のターゲット表。

変更データ (CD) 表 (change data (CD) table)
複製ソース表の変更データの入った、ソース・サーバーの複製制御表。

文字データ表示体系 (CDRA) (Character Data Representation Architecture, CDRA)
ストリング・データの表現、処理、および交換を統一化するために使用される体系。

文字ラージ・オブジェクト (CLOB) (character large object, CLOB)
長さが 2 ギガバイト以下の文字シーケンス(1 バイトまたはマルチバイト、あるいはその両方)。大きなテキスト・オブジェクトの保管に使われる。文字ラージ・オブジェクト・ストリングともいう。「2 進ラージ・オブジェクト (BLOB) (binary large object (BLOB))」と比較。

文字ストリング (character string)
バイトまたは文字のシーケンス。

文字ストリング区切り文字 (character string delimiter)
インポートまたはエクスポートされる区切り付き ASCII ファイル内で文字ストリングを囲むのに使われる文字。「区切り文字 (delimiter)」を参照。

CHECK 文節 (CHECK clause)
SQL では、表検査制約を指定する SQL CREATE TABLE ステートメントと SQL ALTER TABLE ステートメントの拡張部分。

検査条件 (check condition)
制限された形式の検索条件。検査制約で使われる。

検査制約 (check constraint)
制約を定義された表の各行に偽でないという検査条件を指定する制約。

検査保全性 (check integrity)
DB2 UDB (OS/390 版) では、表の中の各行がその表で定義された表検査制約に適合するときに現れる条件。検査保全性を保守するには、データを追加または変更する操作に表検査制約を実行させることが、DB2 UDB (OS/390 版) に必要になる。

検査保留中 (check pending)
表がとることのある状態の 1 つ。この状態のとき、表に対して実行できる活動は限定され、表が更新されても制約は調べられない。

チェックポイント (checkpoint)
DB2 UDB (OS/390 版) がログに内部状況情報を記録する点。サブシステムが異常終了する場合に、回復処理がこの情報を使用する。

CI
制御インターバル (control interval)」を参照。

CICS
重要なビジネス・アプリケーションのトランザクションや処理のサービスおよび管理機能をオンラインで行うことを可能にする IBM ライセンス・プログラム。 DB2 UDB (OS/390 版) 関連情報では、この用語は以下の製品を指します。

CICS Transaction Server for OS/390: Customer Information Control Center Transaction Server for OS/390
CICS/ESA: 顧客情報管理システム / エンタープライズ・システム体系 (Customer Information Control System/Enterprise Systems Architecture)
CICS/MVS: 顧客情報管理システム / 多重仮想記憶 (Customer Information Control System/Multiple Virtual Storage)

CICS 接続機能 (CICS attachment facility)
MVS サブシステム・インターフェース (SSI) および記憶域連係を使用して、 CICS から DB2 UDB (OS/390 版) への要求を処理し、資源のコミットを調整する DB2 UDB (OS/390 版) の副構成要素。

CIDF
制御インターバル定義フィールド (control interval definition field)」を参照。

循環ログ (circular log)
活動中のデータベースが必要としなくなったログ記録が上書きされるデータベース・ログ。したがって、障害が生じた場合、失われたデータは順方向回復中には復元できない。「回復可能ログ (recoverable log)」と対比。

クレーム (claim)
DB2 UDB (OS/390 版) では、あるオブジェクトがアクセスされていることを DBMS に通知すること。クレームが解放されるまでドレーンが発生しないようする。それは通常コミット・ポイントである。「ドレーン (drain)」も参照。

クレーム・クラス (claim class)
DB2 UDB (OS/390 版) では、特定タイプのオブジェクト・アクセスで、以下のいずれかの可能性がある。カーソル固定 (CS)、反復可能読み取り (RR)、書き込み。

クレーム・カウント (claim count)
DB2 UDB (OS/390 版) で、1 つのオブジェクトをアクセスしているエージェント数のカウント。

サービス・クラス (class of service)
DB2 UDB (OS/390 版) では、ネットワークを介する経路のリストのための VTAM 用語。この経路を使用する優先順序で配置される。

文節 (clause)
DB2 UDB (OS/390 版) SQL では、SELECT 文節や WHERE 文節などのように、ステートメントの明確な一部分。

クレンジング(する) (cleanse)
運用システムから抽出されたデータを操作して、データウェアハウスで使用できるようにするプロセス。

CLI
コール・レベル・インターフェース (call level interface)」を参照。

クライアント (client)
(1) データベース・サーバーと通信したりアクセスしたりするプログラム(またはそのプログラムが実行されるワークステーション)。
(2) 「リクエスター (requester)」を参照。

クライエット (cliette)
Net.Data Live Connection で、 Web サーバーからの要求を処理する、長時間実行されるプロセス。接続マネージャーは、これらの要求を処理するためにクライエットをスケジュール化する。

CLIST
コマンド・リスト。 DB2 UDB (OS/390 版) が TSO タスクを実行するために使用する言語。

CLOB
文字ラージ・オブジェクト (character large object)」を参照。

CLP
コマンド行プロセッサー (CLP) (Command Line Processor, CLP)」を参照。

CLPA
リンク・パック域の作成 (create link pack area)」を参照。

クラスター索引 (clustered index)
表に記憶されている行順序に厳密に対応するキー値順序をもった索引。その対応の程度は、最適化プログラムが使用する統計で測定される。

コード化文字セット (coded character set)
文字セットを確立し、かつその文字セットの文字とコード化表現との間で 1 対 1 対応の関係を確立する明確な規則の集まり。

コード化文字セット識別子 (CCSID) (coded character set identifier, CCSID)
コード化スキーマ識別子、文字セット識別子、コード・ページ識別子、およびコード化された図形文字表示を固有に識別するその他の情報を含む数字。

コード・ページ (code page)
コード・ポイントに割り当てた文字の集合。

コード・ポイント (code point)
CDRA では、コード・ページで 1 つの文字を表す固有のビット・パターン。

コード・セット (code set)
システムとその入出力装置との間にインターフェースを提供する文字セット用のコード化値。 ISO では、「コード・セット」を IBM 定義の用語である「コード・ページ」と同じ意味で使用する。

コールド・スタート (cold start)
(1) 初期プログラム・ロード・プロシージャーを使用して、システムまたはプログラムを始動するプロセス。「ウォーム・スタート (warm start)」と対比。
(2) DB2 UDB (OS/390 版) がどのログ・レコードも処理しないで再始動するときのプロセス。

照合順序 (collating sequence)
索引付きデータを順序どおりにソート、連結、比較、 および処理できるように文字を並べる順序。

コレクション (collection)
DB2 UDB (OS/390 版) では、同じ修飾子をもつパッケージのグループ。

照合結合 (collocated join)
以下の条件が合った、 2 つの表を結合した結果。

列分布値 (column distribution value)
特定の列の中の最も頻繁に現れる値または変位値を記述する統計。その値は、最善のアクセス・プランを判別するために最適化プログラムで使われる。

列関数 (column function)
(1) 照会に使われる操作。いくつかの行の値に対して適用される。列関数には、SUM、AVG、MIN、MAX、COUNT、STDDEV、および VARIANCE が含まれる。「総計関数 (aggregate function)」の同義語。
(2) DB2 UDB (OS/390 版) では、1 行または複数行の値の集まりから、その結果を導く SQL 操作。「スカラー関数 (scalar function)」と対比。

"発信元" チェック ("come from" checking)
パートナー LU から DB2 UDB (OS/390 版) への接続を認める許可 ID のリストを定義する、 LU 6.2 セキュリティー・オプション。

コマンド (command)
DB2 UDB (OS/390 版) 操作員コマンドまたは DSN サブコマンド。 SQL ステートメントとは異なる。

コマンド行プロセッサー (CLP) (Command Line Processor, CLP)
SQL ステートメントを入力するための文字ベースのインターフェース、あるいはデータベース・マネージャー・コマンド。

コマンド接頭部 (command prefix)
DB2 UDB (OS/390 版) では、1 〜 8 文字のコマンド ID。コマンド接頭部は、コマンドが OS/390 ではなくアプリケーションまたはサブシステムに属していることを見分けるのを助ける。

コマンド認識文字 (CRC) (command recognition character, CRC)
MVS コンソール操作員または IMS サブシステム・ユーザーが特定 DB2 UDB (OS/390 版) サブシステムに DB2 コマンドを経路指定するときに使用できる文字。

コマンド・スコープ (command scope)
DB2 UDB (OS/390 版) では、データ共用グループのコマンド操作の効力範囲。コマンドにメンバー効力範囲 がある場合、コマンドは 1 人だけのメンバーからの情報を表示するか、またはそのメンバーがローカルに所有する非共用資源だけに影響を与える。コマンドにグループ効力範囲 がある場合、コマンドはすべてのメンバーからの情報を表示し、すべてのメンバーがローカルに所有する非共用資源に影響を与え、共用可能資源に関する情報を表示し、または共用可能資源に影響を与える。

コミット (commit)
ロックを解除することにより作業単位を終了し、その作業単位によって行われたデータベースの変更を他のプロセスが認識できるようにする操作。この操作により、データ変更が永続化される。

コミットメント制御 (commitment control)
資源に対する操作が作業単位に含まれる、 Net.Data が実行されているプロセス内での境界の設定。

コミット・ポイント (commit point)
データに整合性があるとみなされる一時点。「一貫性ポイント (point of consistency)」の同義語。

コミットされたフェーズ (committed phase)
DB2 UDB (OS/390 版) では、複数サイト更新プロセスの 2 番目フェーズであり、すべての参加プログラムが論理作業単位の効果をコミットするように要求するフェーズ。

共通索引表 (common-index table)
テキスト列が共通のテキスト索引を共有する DB2 表。「複数索引表 (multi-index table)」を参照。

共通プログラミング・インターフェース・コミュニケーション (CPI-C) (Common Programming Interface Communications, CPI-C)
プログラム間通信を必要とするアプリケーションのための API。 SNA の LU 6.2 を使って一連のプログラム間サービスを作成する。

共通サービス域 (CSA) (common service area, CSA)
OS/390 では、すべてのアドレス空間によってアドレス可能なデータ域が入っている共通域の一部分。

共通表式 (common table expression)
WITH 文節の後に続く全選択内の任意の FROM 文節内の表名に指定できる名前(修飾 SQL 識別子)の付いた結果表を定義する式。

通信データベース (CDB) (communications database, CDB)
リモート・データベース管理システムとの会話を確立する際に使用される DB2 UDB (OS/390 版) カタログにある一連の表。

比較演算子 (comparison operator)
比較式で使われる挿入演算子。比較演算子は、¬<(より小さくない)、<=(より小さいかまたは等しい)、 ¬=(等しくない)、=(等しい)、>=(より大きいかまたは等しい)、 >(より大きい)、および ¬>(より大きくない)。

完全な (complete)
該当する各基本キー値につき 1 行ずつが表に入っていることを示す表属性。そのため、完全なソース表を使うと、ターゲット表を最新表示できる。

完全 CCD 表 (complete CCD table)
ソース表または視点からのソース視点および述部を満たすすべての行を含む CCD 表。「不完全 CCD 表 (noncomplete CCD table)」と対比。

複合キー (composite key)
同じ表のキー列が一定順序に並んだものの集合。

複合 SQL ステートメント (compound SQL statement)
アプリケーション・サーバーに対する 1 回の呼び出しで実行される SQL ステートメント・ブロック。

圧縮辞書 (compression dictionary)
DB2 UDB (OS/390 版) では、圧縮および解凍の処理を制御する辞書。この辞書は、表スペースまたは表スペース区分から作成される。

並行性 (concurrency)
複数の対話式ユーザーまたはアプリケーション・プロセスが同時に資源を共用すること。

圧縮された (condensed)
データに加えられた変更の活動記録ではなく、現行データが表に入っていることを示す表属性。圧縮表には、表内の各基本キー値につき 1 つ以上の行が含まれることはない。そのため、圧縮表は、最新表示のための現行情報を提供するのに使うことができる。

圧縮 CCD 表 (condensed CCD table)
DB2 複製では、行の最新の値のみを含む CCD 表。このような表は、リモート・ロケーションへのステージング変更、およびホットスポット更新の要約に役立つ。「非圧縮 CCD 表 (noncondensed CCD table)」と対比。

条件付き再始動 (conditional restart)
ユーザー定義の条件付き再始動制御レコード (CRCR) により指示される DB2 UDB (OS/390 版) 再始動。

対立検出 (conflict detection)
即時更新複製構成において、以下のものを表す。

接続する (connect)
DB2 では、データベース・レベルでオブジェクトにアクセスすること。

接続 (connection)
(1) アプリケーション・プロセスとアプリケーション・サーバ ーとの相関関係。
(2) データ通信では、情報を伝えるために機能単位相互間に確立される相関関係。
(3) SNA では、2 つのパートナーの LU 間に通信パスが存在し、情報交換を可能にすること(たとえば、 2 つの DB2 UDB (OS/390 版) サブシステムを接続し、対話による通信を行えるようにすること)。

接続ハンドル (connection handle)
CLI では、接続に関連した情報の入っているデータ・オブジェクト。この情報には、一般的な状況情報、トランザクション状況、および診断情報などが含まれる。

接続 ID (connection ID)
DB2 UDB (OS/390 版) では、接続機能によって提供され、特定のアドレス空間接続に関連する識別子。

接続マネージャ (Connection Manager)
Net.Data の、Live Connection サポートに必要な実行可能ファイル dtwcm

整合性トークン (consistency token)
DB2 UDB (OS/390 版) では、アプリケーションのバージョン ID を生成するために使用されるタイム・スタンプ。

整合した変更データ (CCD) 表 (consistent-change-data (CCD) table)
DB2 複製では、データの監査またはステージングに使われる一種のターゲット表。「完全 CCD 表 (complete CCD table)」、「圧縮された CCD 表 (condensed CCD table)」、「外部 CCD 表 (external CCD table)」、「内部 CCD 表 (internal CCD table)」、「不完全 CCD 表 (noncomplete CCD table)」、および「圧縮されていない CCD 表 (noncondensed CCD table)」も参照。

定数 (constant)
不変の値を指定する言語要素。定数は、ストリング定数と数値定数に分けられる。「変数 (variable)」と対比。

制約 (constraint)
表の中で挿入、削除、または更新できる値を限定するための規則。「検査制約 (check constraint)」、「参照制約 (referential constraint)」、および「固有制約 (unique constraint)」を参照。

コンテナー (container)
表スペース・コンテナー (table space container)」を参照。

競合 (contention)
データベース・マネージャーでは、すでにロックされている行または表をトランザクションがロックしようとしている状態。

コントロール・センター (Control Center)
データベース・オブジェクト(データベースや表など)とその相互関係を示すグラフィカル・インターフェース。コントロール・センターから、DBA ユーティリティー、Visual Explain、およびパフォーマンス・モニター・ツールによって提供されるタスクを実行できる。「DataJoiner 複写管理 (DJRA) ツール (DataJoiner Replication Administration (DJRA) tool)」と対比。

制御インターバル (CI) (control interval, CI)
VSAM では、VSAM がレコードを保管し、分散空きスペースを作成する、直接アクセス記憶の固定長域。キー順データ・セットまたはファイルにおいて、順序セット索引レコードの項目によって指される一連のレコード。制御インターバルは、 VSAM が直接アクセス記憶装置との間で伝送する情報の単位。制御インターバルには、常に整数の物理レコード数が含まれる。

制御インターバル定義フィールド (CIDF) (control interval definition field, CIDF)
VSAM では、各制御インターバルの終わりの 4 バイトにあるフィールド。このフィールドは、制御インターバル内の空きスペースを記述する (ある場合)。

コントロール・メタデータ (control metadata)
データウェアハウスセンターで、ウェアハウスの内容の変更に関する情報 (たとえば、ステップ処理によって表が更新された日時)。

制御点 (control point)
(1) APPN では、ノードの資源を管理するための構成要素であり、任意選択でネットワーク内の他のノードにサービスを提供する。その例に、タイプ 5 ノード内のシステム・サービス制御点 (SSCP)、タイプ 4 ノード内の物理装置制御点 (PUCP)、タイプ 2.1 (T2.1) 内のネットワーク・ノード制御点 (NNCP)、および T2.1 エンド・ノード内のエンド・ノード制御点 (ENCP) がある。 SSCP と NNCP は、他のノードにサービスを提供できる。
(2) T2.1 ノードの資源を管理するための構成要素。 T2.1 ノードが APPN ノードの場合、制御点は、他の APPN ノードとの制御点間セッションにかかわることができる。 T2.1 ノードがネットワーク・ノードの場合、制御点は、その T2.1 ネットワーク内の隣接エンド・ノードにサービスを提供することもできる。「物理装置 (physical unit)」も参照。

制御特権 (control privilege)
オブジェクトを完全に制御する権限。それには、オブジェクトをアクセス、消去、または代替する権限と、オブジェクトに対する他のユーザーの特権を拡張したり、取り消したりする権限が含まれる。

制御サーバー (control server)
DB2 複製では、適用するサブスクリプション定義、および変更適用プログラムの制御表のデータベース位置。

制御表 (control table)
DB2 複製では、複製ソースやサブスクリプションの定義、または他の複製制御情報が保管される表。

会話 (conversation)
APPC で、論理装置間 (LU 対 LU) セッションを通した 2 つのトランザクション・プログラムの接続。その接続によって、トランザクションの処理時に互いに通信することができる。

会話型トランザクション (conversational transaction)
APPC で、論理装置 (LU) のサービスを使って通信する複数のプログラム。

会話機密保護 (conversation security)
APPC では、接続の確立の前にユーザー ID またはグループ ID とパスワードを検証するプロセス。

会話機密保護プロファイル (conversation security profile)
会話機密保護のために APPC で使われるユーザー ID またはグループ ID とパスワードのセット。

協定世界時 (UTC) (Coordinated Universal Time, UTC)
「グリニッジ標準時 (Greenwich Mean Time)」の同義語。

調整エージェント (coordinating agent)
アプリケーションからの要求をデータベース・マネージャーが受け取ったときに始動されるエージェント。そのアプリケーションが存続する限り、そのアプリケーションと関連性をもち続ける。このエージェントは、そのアプリケーションのために働くサブエージェントを調整する。「サブエージェント (subagent)」も参照。

調整プログラム (coordinator)
DB2 UDB (OS/390 版) では、他の 1 つまたは複数のシステム上で行われる処理を組み込んだ作業単位のコミットまたはロールバックを調整する、システム構成要素。

調整プログラム・ノード (coordinator node)
アプリケーションの元の接続先であり、調整エージェントが常駐するノード。

調整プログラム・サブセクション (coordinator subsection)
他のサブセクション(ある場合)を始動するアプリケーションのサブセクションであり、そのアプリケーションに結果を戻す。

相関関係のある列 (correlated columns)
SQL では、ある 1 つの列の値ともう 1 つの列の値との関係。

相関参照 (correlated reference)
副照会の外側にある表の列に対する参照。

相関副照会 (correlated subquery)
副照会の外にある表の列への相関参照を含む副照会。

相関 ID (correlation ID)
DB2 UDB (OS/390 版) では、特定のスレッドに関連する識別子。 TSO では、許可 ID またはジョブ名。

相関名 (correlation name)
単一 SQL ステートメント内で表または視点を指定する識別子。これは、FROM 文節で定義することも、 UPDATE または DELETE ステートメントの最初の文節で定義することもできる。

コスト区分 (cost category)
SQL ステートメントのバインド時に DB2 UDB (OS/390 版) がそのステートメントに関するコスト見積もりを入れる区分のこと。コスト見積もりは、以下のコスト区分のいずれかに入れることができる。

コスト区分は、ステートメントに対して EXPLAIN が実行されたときに DSN_STATEMNT_TABLE の COST_CATEGORY 列において外部化される。

国別コード (country code)
データベースへのアクセス時、日時の表示(表示および印刷)形式を指定するのに、アプリケーションの国別コードが使われる。また、データベースの省略時照合順序を指定するのに、コード・ページと一緒に使われる。

結合機能 (coupling facility)
OS/390 環境では、特殊な PR/SM(TM) LPAR 論理区画で、結合機構制御プログラムを実行し、高速キャッシュ、リスト処理、およびロックなどの機能を並列シスプレックスに提供する。

CP
制御点 (control point)」を参照。

CPC
中央処理装置複合システム (central processor complex)」を参照。

CPI-C
共通プログラミング・インターフェース通信機能 (Common Programming Interface Communications)」を参照。

CPI-C サイド情報プロファイル (CPI-C side information profile)
SNA では、リモート・トランザクション・プログラムで会話を割り当てるときに使う会話特性を指定するプロファイル。このプロファイルは、CPI 通信を介して通信するローカル・トランザクション・プログラムで使われる。これは、パートナー LU 名(リモート LU 名の入った接続プロファイルの名前)、モード名、およびリモート・トランザクション・プログラム名を指定する。

CP 名 (CP name)
制御点名。制御点のネットワーク修飾名。制御点ノードが帰属するネットワークを識別するネットワーク ID 修飾子で構成される。

破損回復 (crash recovery)
即時障害から回復するプロセス。

CRC
コマンド認識文字 (command recognition character)」を参照。

CRCR
DB2 UDB (OS/390 版) では、条件付き再始動制御レコード (conditional restart control record)。「条件付き再始動 (conditional restart)」を参照。

リンク・パック域作成 (CLPA) (create link pack area, CLPA)
IPL 中に、リンク・パック・ページ可能域の初期化に使われるオプション。

仮想記憶間連係 (cross-memory linkage)
OS/390 環境では、異なるアドレス空間でプログラムを呼び出すための方式。この呼び出しは、呼び出し側に関して同期。

システム間結合機能 (XCF) (cross-system coupling facility, XCF)
並列シスプレックス内で実行されている許可プログラム間で協調し合えるようにする機能を提供する OS/390 の構成要素。

システム間拡張サービス (XES) (cross-system extended services, XES)
並列シスプレックス内の異なるシステムで稼働しているアプリケーションやサブシステムの複数インスタンスが、結合機能を使用して高度のパフォーマンスと高い使用可能性が備わったデータ共用を実行できるようにする、一組の OS/390 サービス。

CS
カーソル固定 (cursor stability)」を参照。

CSA
共通サービス域 (common service area)」を参照。

CT
カーソル表 (cursor table)」を参照。

現行データ (current data)
DB2 UDB (OS/390 版) では、ホスト構造内のデータであり、基礎表内のデータと同じもの。

現行関数パス (current function path)
関数およびデータ・タイプに対する非修飾の参照の解決で使われるスキーマ名の番号付きリスト。動的 SQL では、現行関数パスは、CURRENT FUNCTION PATH 特殊レジスター内にある。静的 SQL では、PREP コマンドと BIND コマンドの FUNCPATH オプションに定義される。

現行状況再作成 (current status rebuild)
DB2 UDB (OS/390 版) では、ログ上の情報からサブシステムの状況の再構成が行われる、再始動処理の第 2 フェーズ。

現行作業ディレクトリー (current working directory)
すべての相対パス名を決定する基準となる、デフォルト・ディレクトリー。

カーソル (cursor)
いくつかの行の番号付きセット内の個々の行を指し示すのにアプリケーション・プログラムが使う名前付き制御構造。カーソルは、そのセットから行を取り出すのに使われる。

カーソル固定 (CS) (cursor stability, CS)
カーソルが任意の行上に置かれているときに、アプリケーションのトランザクションがアクセスするその行をロックする分離レベル。次の行が取り出されるか、またはトランザクションが終了するまで、そのロックは有効のままになる。行内のいずれかのデータが変更された場合、データベースに対してその変更内容がコミットされるまでロックは保持される。

カーソル表 (CT) (cursor table, CT)
DB2 UDB (OS/390 版) では、実行するアプリケーション・プロセスが使用するスケルトン・カーソル表のコピー。

サイクル (cycle)
DB2 UDB (OS/390 版) では、各表がその前の表の下層となり、最初の表が最後の表の下層となるように順序付けできる一連の表。自己参照表は、単一メンバーの場合のサイクル。

D

DARI
データベース・アプリケーション・リモート・インターフェース (Database Application Remote Interface)。 ストアード・プロシージャー (stored procedure) の以前の用語。

データ域 (data area)
プログラムが情報を保持するのに使うメモリー領域。

データベース・アクセス・スレッド (database access thread)
DB2 UDB (OS/390 版) では、リモート・サブシステムに代わってローカル・サブシステムでデータにアクセスできるスレッド。

データベース管理者 (DBA) (database administrator, DBA)
データベースの設計、開発、操作、セキュリティー、保守、および使用についての責任者。

データベース・アプリケーション・リモート・インターフェース (Database Application Remote Interface, DARI)
ストアード・プロシージャー (stored procedure)」の以前の用語。

データベース・カタログ (database catalog)
データウェアハウスセンターでは、表、視点、および索引などのデータベース・オブジェクトの記述を収めている表の集合。

データベース・クライアント (database client)
データベース・サーバーにあるデータベースにアクセスするのに使われるワークステーション。

データベース接続サービス (DCS) ディレクトリー (database connection services (DCS) directory)
リモート・データベースとそれにアクセスするのに使われるアプリケーション・リクエスター用の項目の入ったディレクトリー。

データベース記述子 (DBD) (database descriptor, DBD)
DB2 UDB (OS/390 版) カタログにあるデータ定義を反映する DB2 UDB (OS/390 版) データベース定義の内部表示。データベース記述子で定義されるオブジェクトは、表スペース、表、索引、索引スペース、および関係である。

データベース・ディレクトリー (database directory)
クライアントから接続できるすべてのデータベースについてのデータベース・アクセス情報の入ったディレクトリー。

データベース・エンジン (database engine)
データベースを使用するために必要な基本となる関数や構成ファイルを提供するデータベース・マネージャーの部分。

データベース・ログ (database log)
データベースに対するすべての変更内容を記録するログ・レコードで構成される一連の 1 次および 2 次ログ・ファイル。データベース・ログを使って、コミットされない作業単位に加えられた変更をロールバックしたり、データベースを整合性のある状態に回復したりする。

データベース管理スペース (DMS) 表スペース (database-managed space (DMS) table space)
データベースによってスペースを管理される表スペース。「システム管理スペース (SMS) 表スペース (system system-managed space (SMS) table space)」と対比。

データベース管理システム (DBMS) (database management system, DBMS)
データベース・マネージャー (database manager)」の同義語。

データベース・マネージャー (database manager)
効率のよいアクセス、整合性、回復、並行性制御、プライバシー、および機密保護のための中央制御、データ独立性、および複合物理構造の各種サービスを提供することによってデータを管理するコンピューター・プログラム。

データベース・マネージャー・インスタンス (database manager instance)
実際のデータベース・マネージャー環境のイメージに似た論理データベース・マネージャー環境。 1 つのワークステーション上にデータベース・マネージャー製品の複数のインスタンスがあることがある。そのようなインスタンスを使うと、実働環境から開発環境を分離したり、特定の環境に合わせてデータベース・マネージャーを調整したり、特定の人々のグループに対して重要な情報を保護したりできる。

データベース・ノード (database node)
データベース区画 (database partition)」を参照。

データベース・オブジェクト (database object)
SQL を使って作成または操作できるすべてのもの。たとえば、表、視点、索引、パッケージ、トリガー、または表スペース。

データベース区画 (database partition)
固有のユーザー・データ、索引、構成ファイル、およびトランザクション・ログから成るデータベースの部分。 ノード またはデータベース・ノード とも呼ぶ。

データベース要求モジュール (DBRM) (database request module, DBRM)
DB2 UDB (OS/390 版) プリコンパイラーにより作成され、 SQL ステートメントについての情報が入っているデータ・セット・メンバー。 DBRM は、バインド・プロセスで使用される。

データベース・サーバー (database server)
データベースにデータベース・サービスを提供する機能単位。

データベース・システム・モニター (database system monitor)
データベース・マネージャーおよび DB2 コネクトを使って、データベース・マネージャー、データベース、およびアプリケーションについてのパフォーマンスと状況に関する情報をモニターするプログラミング API の集合。

データ・ブロック化 (data blocking)
サブスクリプション・サイクルで、変更すべきデータの 1 つの部分の複写に何分費やすかを指定するプロセス。「ブロック化 (blocking)」と対比。

データの現行性 (data currency)
DB2 UDB (OS/390 版) では、検索されてプログラムのホスト変数に入れられたデータが、基礎表中のデータのコピーであるという状態。

データ定義言語 (DDL) (data definition language, DDL)
データベース内のデータとその相関関係を記述するための言語。「データ記述言語 (data description language)」の同義語。

データ定義名 (DD 名) (data definition name, ddname)
DB2 UDB (OS/390 版) では、同じ名前が入っているデータ制御ブロックに対応する、データ定義 (DD) ステートメントの名前。

データ記述言語 (data description language)
データ定義言語 (data definition language)」の同義語。

DataJoiner
分散データに対するクライアント・アプリケーション統合アクセスを提供し、異種環境の単一データベース・イメージを提供する別途注文の製品。 DataJoiner を使うと、クライアント・アプリケーションは、 (単一の SQL ステートメントを使って) 複数のデータベース管理システムにまたがって配布されているデータを結合したり、データがローカルのものであるかのように単一のリモート・データ・ソースを更新したりできる。

DataJoiner 複写管理 (DJRA) ツール (DataJoiner Replication Administration (DJRA) tool)
さまざまな複製管理タスクの実行に使用できる、データベース管理ツール。コントロール・センターとは異なり、DJRA は IBM 以外のデータベースの複製管理に使用できる。「コントロール・センター (Control Center)」と対比。

DATALINK
データベースから、データベース外に保管されているファイルへの論理参照を可能にする、 DB2 データ・タイプの 1 つ。

データ・リンク制御 (DLC) (data link control, DLC)
SNA では、 2 つのノード間でのリンクを経由したデータ転送をスケジュールしたり、そのリンクのエラー制御を行ったりするリンク・ステーションで構成されるプロトコル層。

データ操作言語 (DML) (data manipulation language, DML)
データを操作するのに使われる SQL ステートメントのサブセット。

データマート (datamart)
ある部署またはチーム専用のデータを収容するデータウェアハウスのサブセット。データマートを、OLAP ツールに含まれるデータのように、組織全体のデータウェアハウスのサブセットにすることができる。

データ区画 (data partition)
OS/390 環境では、区分表スペースに入っている VSAM データ・セット。

データ共用 (data sharing)
2 つまたはそれ以上の DB2 UDB (OS/390 版) サブシステムが、単一セットのデータに直接アクセスし、それを変更できる機能。

データ共用グループ (data sharing group)
1 つまたは複数の DB2 UDB (OS/390 版) サブシステムの集合。データ保全性を保持しつつ、同じデータに直接アクセスし、それを変更する。

データ共用メンバー (data sharing member)
XCF サービスによって、データ共用グループに割り当てられる DB2 UDB (OS/390 版) サブシステム。

データ空間 (data space)
DB2 UDB (OS/390 版) では、プログラムが直接操作できる 2 GB までの連続する仮想記憶域アドレス。アドレス空間とは異なって、データ空間はデータのみを保持することができ、共通域、システム・データ、あるいはプログラムは含まれない。

データ・タイプ (data type)
SQL では、列、リテラル、ホスト変数、特殊レジスター、および関数と式の結果の属性。

データウェアハウスセンター (Data Warehouse Center)
ウェアハウス構成要素に関する操作を可能にする、グラフィカル・インターフェースとその背後のソフトウェア。データウェアハウスセンターを使用すると、ウェアハウス・データの定義や管理、およびデータをウェアハウス内に作成するプロセスの定義や管理が可能になります。

データウェアハウスセンター コントロール・インターフェース (Data Warehouse Center administrative interface)
データウェアハウスセンターの管理機能のユーザー・インターフェース。このインターフェースは、データウェアハウスセンター・サーバー上に配置でき、複数の管理者の異なるマシン上にも配置することができます。

データウェアハウスセンター プログラム (Data Warehouse Center program)
データウェアハウスセンター付属のプログラム。データウェアハウスセンターから開始することができ、 DB2 ロード・プログラムやトランスフォーマーとして自動的に定義できる。

データウェアハウスセンター プロパティー (Data Warehouse Center property)
データウェアハウスセンターの複数のセッションにまたがって適用される属性 (たとえばテクニカル・メタデータを含むウェアハウス・コントロール・データベース)。「プロパティー (property)」を参照。

日付 (date)
日、月、および年を示す 3 つの部分から構成される値。

日付期間 (date duration)
年、月、および日の数を表す DECIMAL(8,0) 値。

日時値 (datetime value)
データ・タイプ DATE、TIME、または TIMESTAMP の値。

DBA
データベース管理者 (database administrator)」を参照。

DBA ユーティリティー (DBA Utility)
DB2 ユーザーが、グラフィカル・インターフェースを使って、データベースおよびデータベース・マネージャー・インスタンスを構成したり、ローカルおよびリモートのデータベースにアクセスするのに必要なディレクトリーを管理したり、データベースまたは表スペースをバックアップおよび回復したり、システム上の媒体を管理したりするためのツール。このツールで提供されたタスクは、コントロール・センター からアクセスできる。

DBCLOB
2 バイト文字ラージ・オブジェクト (double-byte character large object)」を参照。

DBCS
2 バイト文字セット (double-byte character set)」を参照。

DBD
データベース記述子 (database descriptor)」を参照。

DBID
データベース識別子 (Database identifier)。

DBMS
データベース管理システム (Database management system)。「データベース・マネージャー (database manager)」を参照。

DBMS インスタンス接続 (DBMS instance connection)
アプリケーションと、 DB2 インスタンスが所有するエージェント・プロセスまたはスレッドとの間の論理結合。

DBRM
データベース要求モジュール (database request module)」を参照。

DB2 CLI
DB2 コール・レベル・インターフェース (DB2 Call Level Interface)。 DB2 機能の利点を活かした DB2 製品ファミリー用の代替 SQL インターフェース。

DB2 コマンド (DB2 command)
ユーザーによる DB2 UDB (OS/390 版) の開始または停止、現行ユーザーについての情報の表示、データベースの開始または停止、データベースの状況に関する情報の表示、などが行えるようにする、 DB2 UDB (OS/390 版) サブシステムへの命令。

DB2 コネクト (DB2 Connect)
クライアント・アプリケーションに必要な機能 (DRDA アプリケーション・リクエスター・サポート) を提供する製品。クライアント・アプリケーションはその製品を使って、 DRDA アプリケーション・サーバーに記憶されているデータを読み取ったり、更新したりする。

DB2 エクステンダー (DB2 extender)
従来の数値および文字データ以外のデータ・タイプ (たとえば画像、音声、ビデオ・データ)、およびこれらの複合した文書を保管および検索できるプログラム。

DB2I
DB2 UDB (OS/390 版) では、DB2 対話機能 (DATABASE 2 Interactive)。

DB2I 漢字フィーチャー (DB2I Kanji Feature)
DB2 UDB (OS/390 版) では、DB2I パネルを漢字で表示できるようにするパネルとジョブを収めているテープ。

DB2 PM
DB2 UDB (OS/390 版) では、DATABASE 2 パフォーマンス・モニター (DATABASE 2 Performance Monitor)。

DB2 SDK
DB2 ソフトウェア開発者キット (DB2 SDK) (DB2 Software Developer's Kit, DB2 SDK)」を参照。

DB2 ソフトウェア開発者キット (DB2 SDK) (DB2 Software Developer's Kit, DB2 SDK)
開発者がデータベース・アプリケーションを作成するときに役に立つツールの集合。

DB2 スレッド (DB2 thread)
アプリケーションの接続を記述し、その過程をトレースし、資源機能を処理し、そしてその DB2 UDB (OS/390 版) 資源とサービスへのアクセス可能性の範囲を区切る DB2 UDB (OS/390 版) 構造。

DB2UEXIT
アーカイブ・ログ・ファイルを移動または検索するのにデータベース・マネージャーが呼び出すユーザー作成の任意指定の実行可能プログラム。

DCE
分散コンピューティング環境 (Distributed Computing Environment)」を参照。

DCE チケット (DCE ticket)
OS/390 環境では、開始プリンシパルの識別をそのターゲットに伝送する透過アプリケーションのメカニズム。単一のチケットには、ターゲットの機密キーによって封印された、プリンシパルの ID、セッション・キー、タイム・スタンプ、およびその他の情報が含まれる。

DCLGEN
宣言生成機能 (declarations generator)」を参照。

DDF
分散データ機能 (distributed data facility)」を参照。

DDL
データ定義言語 (data definition language)」を参照。

DD 名 (ddname)
データ定義名 (data definition name)」を参照。

デッドロック (deadlock)
あるトランザクションが、他のいずれかのトランザクションによってロックされている排他的資源に依存している(そのために、ロックしているそのトランザクションは、元のトランザクションが使用する排他的資源に依存することになる)ため、先に進めない状態。

デッドロック検出機能 (deadlock detector)
デッドロック条件が存在するかどうかを判別するためにロックの状態をモニターするデータベース・マネージャー内のプロセス。デッドロック条件が検出されると、検出機能は、そのデッドロックに関与しているトランザクションの 1 つを停止する。このトランザクションはロールバックされ、他のトランザクションは処理を継続する。

宣言生成機能 (DCLGEN) (declarations generator, DCLGEN)
SQL 表宣言、ならびにその表に従った COBOL、C、または PL/I データ構造宣言を生成する、DB2 UDB (OS/390 版) の副構成要素。宣言は、DB2 UDB (OS/390 版) システム・カタログ情報から生成される。 DCLGEN も DSN サブコマンドである。

据え置き組み込み SQL (deferred embedded SQL)
DB2 UDB (OS/390 版) では、完全に静的でも、完全に動的でもない SQL ステートメント。静的ステートメントのようにアプリケーション内に組み込まれるが、動的ステートメントのようにアプリケーションの実行中に作成されるステートメント。

定義メタデータ (definition metadata)
データウェアハウスセンターで、データウェアハウスの形式 (スキーマ)、データのソース、およびデータのロード中に適用されるトランスフォーメーションについての情報。

並列性の程度 (degree of parallelism)
DB2 UDB (OS/390 版) では、照会の処理のために開始する、同時に実行された操作の数。

削除連鎖 (delete-connected)
SQL では、表 P の従属、または表 P からの削除操作が連鎖する表の従属のものである表。

削除規則 (delete rule)
親行の削除を制限したり、従属行でのそのような削除による効果を指定したりするための参照制約に関連した規則。

削除トリガー (delete trigger)
DB2 UDB (OS/390 版) では、トリガー用の SQL 操作 DELETE を指定して定義したトリガーのこと。

区切り識別子 (delimited identifier)
二重引用符で囲まれた文字列。この文字列は、1 文字とその後につづくゼロ個以上の文字 (そのおのおのが文字、数字、または下線文字) で構成されていなければならない。

区切り文字 (delimiter)
データ項目をグループ化したり分離したりするための文字またはフラグ。

区切りトークン (delimiter token)
構文図に示されているストリング定数、区切り識別子、演算子、または特殊文字。

従属 (dependent)
SQL では、最低 1 つの親を持つオブジェクト (行、表、または表スペース)。「親行 (parent row)」、「親表 (parent table)」、「親表スペース (parent table space)」を参照。

従属論理装置 (DLU) (dependent logical unit, DLU)
LU-LU (論理装置間) セッションをインスタンス化するためにシステム・サービス制御点 (SSCP) の補助を必要とする論理装置。

従属行 (dependent row)
親行内の親キーの値に一致する外部キーの入った行。外部キーの値は、従属行から親行への参照を表す。

従属表 (dependent table)
最低限 1 つの参照制約に従属する表。

下層 (descendent)
あるオブジェクトの従属であるオブジェクト、またはあるオブジェクトの下層の従属であるオブジェクト。

下層行 (descendent row)
別の行に従属するか、または従属行の下層にある行に従属する行。

下層表 (descendent table)
別の表に従属するか、または従属表の下層の表に従属する表。

deterministic 関数 (deterministic function)
非可変関数 (not-variant function)」を参照。

装置名 (device name)
システムで予約されているか、または特定の装置を参照する装置ドライバーで予約されている名前。

DFHSM
OS/390 環境では、データ機能階層記憶管理プログラム (Data Facility Hierarchical Storage Manager)。

DFP
OS/390 環境では、データ機能プロダクト (Data Facility Product)。

ディクショナリー (dictionary)
テキスト・エクステンダーがテキストの分析、索引付け、検索を行ったり、特定言語の文書を強調表示したりするのに使用する、言語関連の情報のコレクション。

差分最新表示 (differential refresh)
DB2 複製では、変更されたデータだけをターゲット表にコピーして、既存のデータと置き換えるプロセス。「全最新表示 (full refresh)」と対比。

ディメンション (dimension)
OLAP Starter Kit におけるデータ区分 (たとえば、時刻、会計、製品、または市場)。ディメンションは、多次元データベースの枠組みの中の最上位の統合レベルを表す。

指示結合 (directed join)
結合した表の 1 つあるいは両方にあるすべての行が、結合述部に基づいてハッシュし直され新しいデータベース区画に宛先指定される関係操作。ある表内のすべての区分化キー列が equijoin 述部に関係する場合、もう片方の表が作り直される。そうでない場合(少なくとも 1 つの equijoin 述部がある場合)、両方の表が作り直される。

ディレクトリー (directory)
データベース記述子およびスケルトン・カーソル表のような内部オブジェクトが入っている、 DB2 UDB (OS/390 版) システム・データベース。

ディレクトリー・サービス (directory services)
APPN ネットワーク内の資源位置についての情報を保持する APPN プロトコルの部分。

使用不能にする (disable)
使用可能プロセス中に作成された項目を除去することにより、データベース、テキスト・テーブル、またはテキスト列をテキスト・エクステンダーで使用可能になる前の状態に復元すること。

特殊タイプ (distinct type)
内部的には既存のタイプ (そのソース・タイプ) として表示されるが、セマンティクスとしての用途においては別個で非互換のタイプとみなされるユーザー定義のデータ・タイプ。

分散コンピューティング環境 (DCE) (Distributed Computing Environment, DCE)
異種のコンピューティング環境で分散アプリケーションの作成、使用、および保守をサポートする一連のサービスとツール。 DCE は、オペレーティング・システムおよびネットワークから独立したものであり、異種のプラットフォーム相互間での相互操作性と移行性を提供する。

分散データ機能 (DDF) (distributed data facility, DDF)
DB2 UDB (OS/390 版) が他の RDBMS と通信を行うための、一組の DB2 UDB (OS/390 版) 構成要素。

分散ディレクトリー・データベース (distributed directory database)
APPN ネットワーク全体に散在する個々のディレクトリー内に維持されている、ネットワークのすべての資源の完全リスト。各ノードには、完全ディレクトリーが 1 つずつあるが、どのノードもリスト全体を持つ必要はない。システム定義、操作員処置、自動登録、および現在のネットワーク検索手順を通して、項目が作成、変更、および削除される。「分散ネットワーク・ディレクトリー (distributed network directory)」の同義語。

分散ネットワーク・ディレクトリー (distributed network directory)
分散ディレクトリー・データベース (distributed directory database)」を参照。

分散リレーショナル・データベース (distributed relational database)
相互接続された別のコンピューター・システムに表を記憶されているデータベース。

分散リレーショナル・データベース体系 (DRDA) (Distributed Relational Database Architecture, DRDA)
リモート・データに透過アクセスするための形式とプロトコルを定義する体系。 DRDA は、アプリケーション・リクエスター機能と、アプリケーション・サーバー機能の 2 つのタイプの機能を定義する。

分散要求 (distributed request)
連合データベース・システムにおいて、複数のデータ・ソースに送信される SQL 照会。

分散作業単位 (DUOW) (distributed unit of work (DUOW))
複数のリレーショナル・データベース管理システムに SQL ステートメントの実行を要求するための作業単位。ただし、各 SQL ステートメントにつき複数のシステムに実行要求することはできない。

DJRA ツール (DJRA tool)
さまざまな複製管理タスクの実行に使用できる、データベース管理ツール。コントロール・センターとは異なり、 DJRA は IBM 以外のデータベースの複製管理にも使用できる。「コントロール・センター (Control Center)」と対比。

DLC
データ・リンク制御 (data link control)」を参照。

DLU
従属論理装置 (dependent logical unit)」を参照。

DML
データ操作言語 (data manipulation language)」を参照。

DMS 表スペース (DMS table space)
データベース管理スペース表スペース (Database managed space table space)」を参照。

DNS
ドメイン・ネーム・システム (domain name system)」を参照。

文書アクセス定義 (DAD) (Document Access Definition, DAD)
XML コレクション (XML 形式) の XML エクステンダー列を使用可能にするために使う定義。

文書モデル (document model)
文書が含むセクションに関する、文書の構造の定義。テキスト・エクステンダーが索引付け時に文書モデルを使用する。

ドメイン名 (domain name)
TCP/IP アプリケーションが TCP/IP ネットワーク内で TCP/IP ホストを参照する名前。ドメイン名は、一つながりの名前とそれらを区切るドットで構成される。

ドメイン・ネーム・サーバー (DNS) (domain name server, DNS)
TCP/IP ネットワーク・サーバーで、TCP/IP ホスト名を IP アドレスにマップする場合に使用される分散ディレクトリーを管理する。

ドメイン・ネーム・システム (domain name system)
人の読めるマシン名を IP アドレスにマップするため、 TCP/IP で使われる分散データベース・システム。

Domino Go Web server
Lotus Corp. および IBM が提供する、通常の接続と保護接続の両方を可能にする Web サーバー。 ICAPI と GWAPI は、このサーバーで提供されるインターフェース。

2 バイト文字ラージ・オブジェクト (DBCLOB) (double-byte character large object, DBCLOB)
一つながりの 2 バイト文字。最大長は、2 ギガバイト。大きな 2 バイト・テキスト・オブジェクトの記憶に使われるデータ・タイプ。 2 バイト文字ラージ・オブジェクト・ストリングとも呼ばれる。このようなストリングには必ず関連したコード・ページがある。

2 バイト文字セット (DBCS) (double-byte character set, DBCS)
おのおのの文字が 2 バイトで表現される文字セット。

倍精度浮動小数点数 (double-precision floating point number)
SQL では、実数の 64 ビットによる近似表現。

ドレーン (drain)
DB2 UDB (OS/390 版) では、ロックされた資源を、そのオブジェクトへのアクセスを静止させて、獲得すること。

ドレーン・ロック (drain lock)
DB2 UDB (OS/390 版) では、クレームの発生を防ぐ、クレーム・クラスへのロック。

DRDA
分散関係データベース体系 (DRDA) (Distributed Relational Database Architecture, DRDA)」を参照。

DRDA アクセス (DRDA access)
DB2 UDB (OS/390 版) では、分散データにアクセスする方式。これにより、SQL ステートメントを用いて他のロケーションに接続し、そのロケーションで前にバインドされたパッケージを実行できる。アプリケーション・サーバーの識別には SQL の CONNECT ステートメントまたは 3 部分名ステートメントが使用され、それらのサーバーにおいて事前にバインド済みのパッケージを使用して SQL ステートメントが実行される。「私用プロトコル・アクセス (private protocol access)」と対比。

DSN
(1) 省略時の DB2 UDB (OS/390 版) のサブシステム名。
(2) DB2 UDB (OS/390 版) の TSO コマンド・プロセッサーの名前。
(3) DB2 UDB (OS/390 版) モジュールおよびマクロ名の先頭 3 文字。

DUOW
分散作業単位 (distributed unit of work)」と対比。

期間 (duration)
SQL では、時間間隔を表す数値。「日付期間 (date duration)」、「ラベル付き期間 (labeled duration)」、および「時刻期間 (time duration)」を参照。

動的バインド (dynamic bind)
SQL ステートメントがその入力と同時にバインドされるプロセス。「バインド (bind)」も参照。

動的 SQL (dynamic SQL)
実行中のプログラムで準備され実行される SQL ステートメント。動的 SQL では、SQL ソースは、プログラムにコード化されるのではなく、ホスト言語に含められる。プログラムの実行時に SQL ステートメントは複数回変更されることがある。

E

EA 使用可能表スペース (EA-enabled table space)
DB2 UDB (OS/390 版) では、4 ギガバイトより大きい個別の区分 (LOB 表スペースの場合は部分) を含んでおり、拡張アドレッシング機能 (EA) (extended addressability, EA) が使用可能となっている表スペースまたは索引スペース。

EBCDIC
拡張 2 進化 10 進コード (Extended binary-coded decimal interchange code)。 256 個の 8 ビット文字のコード化文字セット。

EDM プール (EDM pool)
DB2 UDB (OS/390 版) では、データベース記述子、アプリケーション・プラン、許可キャッシュ、アプリケーション・パッケージ、および動的ステートメント・キャッシュのために使用される主記憶域内のプール。

EID
イベント識別子 (Event identifier)。

組み込み SQL (embedded SQL)
アプリケーション・プログラム内にコーディングされる SQL ステートメント。「静的 SQL (static SQL)」を参照。

EN
エンド・ノード (end node)」を参照。

使用可能にする (enable)
データベース、テキスト・テーブル、またはテキスト列をテキスト・エクステンダーで使用できるようにすること。

エンクレーブ (enclave)
言語環境プログラム (DB2 UDB (OS/390 版) によって使用される) では、ルーチンの独立コレクションを指す。この 1 つがメインルーチンとして指定される。エンクレーブは、プログラムまたは実行単位と似ている。

コード化スキーム (encoding scheme)
文字データを表す一連の規則。

エンド・ノード (EN) (end node, EN)
APPN では、ローカル制御点と隣接ネットワーク・ノードの制御点との間のセッションをサポートするノード。

拡張対立検出 (enhanced conflict detection)
すべてのレプリカとソース表の間でのデータ保全性を確保するための対立検出。変更適用プログラムは、将来のトランザクションに対して設定されたサブスクリプション・セット内のすべてのレプリカまたはユーザー表をロックする。その後、ロックが捕そくされる前に加えられたすべての変更の後の検出を開始する。「対立検出 (conflict detection)」、「標準対立検出 (standard conflict detection)」、および「行レプリカ対立検出 (row-replica conflict detection)」も参照。

環境ハンドル (environment handle)
データベース・アクセス用のグローバル文脈を識別するハンドル。環境内のすべてのオブジェクトに適したすべてのデータは、このハンドルに関連付けられている。

環境プロファイル (environment profile)
テキスト・エクステンダーが提供するスクリプト。環境変数の設定を含む。

EOM
メモリーの終了 (End of memory)。

EOT
タスクの終了 (End of task)。

等価結合 (equijoin)
述部に等号演算子 (=) を含む結合 (たとえば、T1.C1 = T2.C2)。

エラー・ページ範囲 (error page range)
物理的に損傷していると考えられるページ範囲。 DB2 UDB (OS/390 版) では、ユーザーがこの範囲内にあるページにアクセスすることを認めない。

エスケープ文字 (escape character)
SQL 区切り識別子を囲むために使用される記号。エスケープ文字は二重引用符である。ただし、COBOL アプリケーションでは、二重引用符またはアポストロフィである記号をユーザーが割り当てることができる。

ESDS
OS/390 環境では、入力順データ・セット (entry sequenced data set)。

ESMT
OS/390 環境で、IMS の外部サブシステム・モジュール表 (external subsystem module table)。

EUC
拡張 UNIX コード (Extended UNIX Code)」を参照。

イベント・モニター (event monitor)
ある期間のデータベース活動についてのデータをモニターしたり、収集したりするためのデータベース・オブジェクト。

イベント・タイミング (event timing)
DB2 複製では、サブスクリプション・サイクルを開始するタイミングを制御する最も精密な方法。イベント、およびそのイベントを処理したい時間を指定する必要がある。「インターバル・タイミング (interval timing)」および「オンデマンド・タイミング (on-demand timing)」と対比。

例外表 (exception table)
DB2 UDB (OS/390 版) では、参照制約または表検査制約に違反し、 CHECK DATA ユーティリティーによって検出された行を保持している表。

排他ロック (exclusive lock)
並行して実行されているアプリケーション・プロセスがデータベース・データにアクセスしないようにするロック。

実行可能ステートメント (executable statement)
アプリケーション・プログラムに組み込んだり、動的に準備して実行したり、対話式で発行したりできる SQL ステートメント。

出口ルーチン (exit routine)
特定の関数を実行するために、他のプログラム (たとえば DB2 UDB (OS/390 版)) から制御を受け取るプログラム。

Explain (explain)
SQL ステートメントを解決するため SQL コンパイラーが選んだアクセス・プランについての詳細な情報を獲得すること。この情報は、そのアクセス・プランを選ぶのに使われた決定基準を記述している。

Explain 可能ステートメント (explainable statement)
Explain 操作が実行可能な SQL ステートメント。 Explain 可能ステートメントは SELECT、UPDATE、INSERT、DELETE、および VALUES。

Explained ステートメント (explained statement)
Explain 操作が実行された SQL ステートメント。

Explained 統計 (explained statistics)
SQL ステートメントに対して Explain が実行されたときにそのステートメント内で参照されたデータベース・オブジェクトの統計。

Explain スナップショット (explain snapshot)
SQL 照会とその関連情報の現行の内部表記を獲得したもの。この情報は、Visual Explain ツールに必要である。

明示的階層ロッキング (explicit hierarchical locking)
DB2 UDB (OS/390 版) では、IRLM に認識される資源の間に親子関係を設定するために使用するロッキング。この種のロッキングは、資源に DB2 間インタレストがないときに、グローバル・ロック・オーバーヘッドを避ける。

明示特権 (explicit privilege)
名前を持ち、SQL GRANT および REVOKE ステートメントの結果として保持される特権 (たとえば SELECT 特権)。「暗黙特権 (implicit privilege)」と対比。

エクスポート (export)
PC/IXF、DEL、WSF、または ASC などの形式を使って、データベース・マネージャー表からファイルにデータを複写すること。「インポート (import)」と対比。

直接的な名前 (exposed name)
相関名を指定されていない FROM 文節に指定された相関名、表、または視点名。

式 (expression)
1 つの値を生み出す 1 つの SQL オペランド、または演算子とオペランドの集合。

拡張回復機能 (XRF) (extended recovery facility, XRF)
OS/390 環境で、高可用性アプリケーションと指定した端末との間のセッション中に、MVS、VTAM、ホスト・プロセッサー、または高可用性アプリケーションにおける障害の影響を最小限に抑える機能。この機能は、障害のあったセッションからセッションを引き継ぐ代替サブシステムを提供する。

拡張 UNIX コード (EUC) (Extended UNIX Code, EUC)
長さが 1〜4 バイトの文字セットをサポートできるプロトコル。 EUC は、コード・ページの集合を指定する手段である。コード・ページの実際のコード化スキーマそのものではない。これは、PC 2 バイト (DBCS) コード・ページのコード化スキーマの UNIX 用の代替コードである。

エクステント (extent)
表スペースのコンテナー内での、スペースの単一データベース・オブジェクトへの割り振り。この割り振りは複数のページで構成される。

エクステント・マップ (extent map)
表スペース内に記憶されるメタデータ構造体。表スペース内の各オブジェクトに対するエクステントの割り振りを記録する。

外部 CCD 表 (external CCD table)
DB2 複製で、登録された複製ソースであるために、直接サブスクリプションできる CCD 表。その独自の行がレジスター表の中に存在し、レジスター表では SOURCE_OWNER および SOURCE_TABLE として参照されている。「内部 CCD 表 (internal CCD table)」と対比。

外部関数 (external function)
DB2 UDB (OS/390 版) では、その本体が、それぞれの呼び出しごとにスカラー引き数値を使用してスカラー結果を出すプログラム言語で書かれた関数。「ソース関数 (sourced function)」および「組み込み関数 (built-in function)」と対比。

外部ルーチン (external routine)
DB2 UDB (OS/390 版) では、外部プログラム言語で書かれたコードに基づく、ユーザー定義関数またはストアード・プロシージャー。

F

ファクト表 (fact table)
OLAP Starter Kit で、リレーショナル・キューブのすべての値を含んでいる DB2 の表、または多くの場合 4 つの表からなるセット。

障害メンバー状態 (failed member state)
DB2 UDB (OS/390 版) では、データ共用グループのメンバーの状態。メンバーに障害が起こると、XCF が障害メンバー状態を永続的に記録する。この状態はメンバーのタスク、アドレス空間または MVS システムが活動状態から静止状態になる前に終了することを意味している。

フォールバック (fallback)
現行リリースへの移行を試みた後、または移行を完了した後に、前の DB2 UDB (OS/390 版) のリリースに戻るプロセス。

偽グローバル・ロック競合 (false global lock contention)
DB2 UDB (OS/390 版) では、複数のロック名が同じ標識にハッシュされる場合、および実競合がない場合の結合機能からの競合指示。

高速コミュニケーション・マネージャー (FCM) (fast communication manager, FCM)
ノード間のコミュニケーション・サポートを提供する機能グループ。

連合データベース・システム (federated database system)
(1) 複数のデータベースから構成されるが、単一のデータベース・イメージを提供するデータベース・システム。 1 つの DB2 サーバーと、そのサーバーが照会を送る複数のデータ・ソースで構成される。連合データベース・システムでは、クライアント・アプリケーションは、 (単一の SQL ステートメントを使って) 複数のデータベース管理システムにまたがって分散しているデータを結合し、データがローカルのものであるかのように表示できる。
(2) 以下のもので構成される分散コンピューティング・システム。

分離 (fenced)
関数による DBMS の修正に対して保護するよう定義されているユーザー定義関数またはストアード・プロシージャーのタイプに関連すること。 DBMS は、障壁によって関数またはストアード・プロシージャーから分離される。「非分離の (not-fenced)」と対比。

フィールド・プロシージャー (field procedure)
DB2 UDB (OS/390 版) では、単一の値を受け取り、それをユーザーが指定できる任意の方法でそれを変換(コード化またはデコード)するように設計された、ユーザー作成の出口ルーチン。

ファイル参照変数 (file reference variable)
クライアント・メモリー・バッファーにではなく、クライアントのファイル内にデータを常駐させるよう指示するのに使われるホスト変数。

ファイル・サーバー (file server)
NetWare オペレーティング・システム・ソフトウェアを実行し、ネットワーク・サーバーとして働くワークステーション。 DB2 は、ファイル・サーバーを使用して DB2 サーバーのアドレス情報を記憶し、それを DB2 クライアント・サーバーが取り出して IPX/SPX クライアント / サーバー接続を確立する。

フィルター係数 (filter factor)
DB2 UDB (OS/390 版) では、述部が真である表の行の比率を見積もる 0 〜 1 の数値。

基本障害保守ログ (first failure service log)
診断メッセージ、診断データ、アラート情報、およびそれに関連したダンプ情報の入ったファイル (db2diag.log)。このファイルは、データベース管理者によって使われる。

固定長ストリング (fixed-length string)
長さが特定されていて、変更できない文字または漢字のストリング。「可変長ストリング (varying-length string)」と対比。

標識機能 (flagger)
選択された検証基準 (たとえば、 ISO/ANSI SQL92 エントリー・レベル標準) に合致しない、アプリケーション内の SQL ステートメントを識別するプリコンパイラー・オプション。

フラット・ファイル・インターフェース (flat file interface)
平文テキスト・ファイルからの読み取りおよび書き込みを可能にする、 Net.Data 標準装備の関数のセット。

外部更新 (foreign update)
ターゲット表に対して適用され、ローカル表に複写される更新。

順方向ログ回復 (forward log recovery)
DB2 UDB (OS/390 版) がログを順方向に処理し、すべての REDO ログ・レコードを適用する、再始動処理の第 3 フェーズ。

順方向回復 (forward recovery)
データベースまたは表スペースをロールフォーワードするのに使われるプロセス。このプロセスで、データベース・ログに記録されている変更内容を使って、復元データベースや表スペースを期限内に指定地点に再作成することができる。

空きスペース (free space)
DB2 UDB (OS/390 版) では、ページ内の合計未使用スペース。レコードや制御情報の保管に使用されていないスペース。

全外部結合 (full outer join)
結合中の両方の表の一致した行が入っていて、両方の表の不一致行を保存する、SQL 結合操作の結果。「結合 (join)」を参照。

全最新表示 (full refresh)
DB2 複製では、ユーザー表から必要なデータをターゲット表にコピーして、既存のデータと置き換えるプロセス。「差分最新表示 (differential refresh)」と対比。

全選択 (fullselect)
セット演算子によって結合された副選択、値文節、またはこの両方。

完全修飾 LU 名 (fully qualified LU name)
ネットワーク修飾名 (network-qualified name)」を参照。

関数 (function)
(1) プログラム(関数本体)として実現されたマッピング。ゼロ個以上の入力値(引き数)を単一値(結果)に入力するという方法で起動できる。
(2) DB2 UDB (OS/390 版) では、エンティティーの特定の目的、あるいは列関数またはスカラー関数といった、エンティティーの特性を示すアクション。さらに、関数には、ユーザー定義関数、組み込み関数、あるいは DB2 UDB (OS/390 版) 生成関数がある。

関数本体 (function body)
関数を実装するコード。

関数の定義者 (function definer)
DB2 UDB (OS/390 版) では、 CREATE FUNCTION ステートメントで指定されている関数のスキームの所有者の許可 ID。

関数ファミリー (function family)
同一の関数名の付いた一連の関数。文脈によって、使用法は特定のスキーマ内の一連の関数に関するものか、または現行関数パス内の同一名のすべての関連関数に関するものかが判別される。

関数の実現者 (function implementer)
DB2 UDB (OS/390 版) で、関数プログラムおよび関数パッケージの所有者の許可 ID。

関数呼び出し (function invocation)
関数本体に渡されるすべての引き数値と一緒に関数を使うこと。関数は、その名前で呼び出される。

関数パッケージ (function package)
DB2 UDB (OS/390 版) では、関数プログラム用の DBRM をバインドすると結果的に作成されるパッケージ。

関数パッケージ所有者 (function package owner)
DB2 UDB (OS/390 版) では、関数プログラムの DBRM を関数パッケージにバインドしたユーザーの許可 ID。

関数パス (function path)
非修飾関数の呼び出しの検索範囲を制限し、関数選択プロセスの最終決定者を提供するスキーマ名を並べたリスト。

関数パス・ファミリー (function path family)
ユーザーの関数パス内で識別される(または省略時値として使われる)すべてのスキーマ内のある特定の名前のすべての関数。

関数解決 (function resolution)
DBMS の内部のプロセス。そのために、呼び出す特定の関数インスタンスが選択される。選択には、関数名、引き数のデータ・タイプ、および関数パスが使われる。「関数選択 (function selection)」の同義語。

関数選択 (function selection)
関数解決 (function resolution)」を参照。

関数シッピング (function shipping)
適用可能データの入った特定のノードに対する、要求のサブセクションのシッピング(出荷)。

関数シグニチャー (function signature)
完全修飾関数名と、そのすべてのパラメーターのデータ・タイプとの論理連結。スキーマ内のすべての関数に固有シグニチャーがなければならない。

関数テンプレート (function template)
連合データベースにおいて、実行可能コードを持たない部分関数。ユーザーはこれをデータ・ソース関数にマップして、このデータ・ソース関数を連合サーバーから起動できるようにする。

G

ギャップ (gap)
DB2 複製では、収集プログラムが一定範囲のログまたはジャーナル・レコードを読み取ることができずに、変更データを失う可能性のある状態。

GBP
グループ・バッファー・プール (Group buffer pool)。

GBP 従属 (GBP-dependent)
DB2 UDB (OS/390 版) では、グループ・バッファー・プールに従属するページ・セットまたはページ・セット区画状況。このページ・セットの読み取り / 書き込みインタレストが DB2 サブシステムで活動状態であるか、またはまだ DASD に入れられていないグループ・バッファー・プール内に、変更されたページを持つページ・セットがある。

汎用トレース機能 (GTF) (generalized trace facility, GTF)
OS/390 環境では、入出力割り込み、SVC 割り込み、プログラム割り込み、または外部割り込みなどの重要なシステム・イベントを記録するサービス・プログラム。

汎用リソース名 (generic resource name)
OS/390 環境で、VTAM で使用する名前で、並列シスプレックス内でセッションの分散と平衡化を処理するために同じ機能を提供する数種類のアプリケーション・プログラムを表す。

ページ取得 (getpage)
DB2 UDB (OS/390 版) によるデータ・ページのアクセスが行われる操作。

GIMSMP
OS/390 環境では、システム修正変換プログラム、導入、変更、およびプログラミング・システムへの変更の制御のための基本ツール用ロード・モジュール名。

グローバル・ロック (global lock)
DB2 UDB (OS/390 版) で、複数の DB2 サブシステム内での同時制御を提供するロック。ロックの効力範囲は、データ共用グループのすべての DB2 サブシステムに渡る。

グローバル・ロック競合 (global lock contention)
共用資源を逐次化しようとする試みに関して、データ共用グループの異なる DB2 UDB (OS/390 版) メンバー間のロッキング要求の競合。

グローバル表ロック (global table lock)
表のノード・グループ内のすべてのノードに対してかけられるロック。

グローバル・トランザクション (global transaction)
複数の資源管理プログラムを必要とする分散トランザクション処理環境内の作業単位。

管理プログラム (governor)
資源限定機能 (resource limit facility)」を参照。

授与 (grant)
許可 ID に特権または権限を与えること。

図形文字 (graphic character)
DBCS 文字。

漢字ストリング (graphic string)
DBCS 文字列。

グロス・ロック (gross lock)
DB2 UDB (OS/390 版) では、表、区分または表スペースに対する、 共用 (shared)、更新 (update)、または排他 (exclusive) モードのロック。

グループ (group)
(1) アクティビティーまたは資源アクセス権限に応じて ID をもつユーザーの論理編成。
(2) サテライト・エディションで、データベース構成、およびサテライト上で実行されるアプリケーションなどの特性を共有するサテライトの集合。

グループ・バッファー・プール二重化 (group buffer pool duplexing)
OS/390 環境では、グループ・バッファー・プール構造の 2 つのインスタンス、すなわち 1 次グループ・バッファー・プール2 次グループ・バッファー・プール にデータを書き込む機能のこと。 OS/390 資料はこれらのインスタンスを '元の' (1 次) および '新しい' (2 次) 構造体として参照する。

グループ名 (group name)
OS/390 環境では、データ共用グループの XCF 識別子。

グループ再始動 (group restart)
OS/390 環境では、ロックまたは共用通信域が失われた後の、データ共用グループの少なくとも 1 つのメンバーの再始動。

グループ効力範囲 (group scope)
コマンド効力範囲 (command scope)」を参照。

GTF
汎用トレース機能 (generalized trace facility)」を参照。

GWAPI
Domino Go Web サーバー API。

H

ハンドル (handle)
(1) ソフトウェア・システム内の内部構造を表す変数。
(2) 表内のイメージ、オーディオ、またはビデオ・オブジェクトを表すために使う、エクステンダーによって作成される文字ストリング。オブジェクトのハンドルは、ユーザー表と管理サポート表に保管される。この方法でエクステンダーは、ユーザー表に保管されているハンドルと、管理サポート表に保管されているオブジェクトに関する情報とリンクする。
(3) テキスト文書を識別する 2 進値。ハンドルは、テキスト列がテキスト・エクステンダーで使用可能 な場合に、そのテキスト列内のテキスト文書ごとに作成される。

ハッシュ区分化 (hash partitioning)
ハッシュ関数を区分化キー値に適用して、行を割り当てるデータベース区画を判別する区分化の手法。

ハイパースペース (hiperspace)
OS/390 環境では、プログラムがバッファーとして使用できる最大 2 G バイトまでの連続する仮想記憶アドレス範囲のこと。アドレス空間と同様に、ハイパースペースはユーザー・データを保持することができるが、共通域やシステム・データは含まない。また、アドレス空間またはデータ空間とは異なり、ハイパースペースのデータに直接アクセスすることはできない。ハイパースペースのデータを操作するには、データを 4-KB ブロックにしてアドレス空間に持ち込むこと。

ホーム・アドレス空間 (home address space)
OS/390 環境では、現在 OS/390 がディスパッチされる と認識する記憶域。

ホップ (hop)
APPN では、中間ノードのないルートの部分。ホップは、隣接ノードを接続する単一の伝送グループで構成される。

ホスト (host)
TCP/IP で、それに関連した IP アドレスが少なくとも 1 つ存在するシステム。

ホスト・コンピューター (host computer)
(1) コンピューター・ネットワークでは、計算、データベース・アクセス、およびネットワーク制御機能などのサービスを提供するコンピューター。
(2) 複数のコンピューター導入システムにおける 1 次または制御コンピューター。

ホスト識別名 (host identifier)
ホスト・プログラムで宣言される名前。

ホスト言語 (host language)
SQL ステートメントを組み込める任意のプログラミング言語。

ホスト・ノード (host node)
SNA では、システム・サービス制御点 (SSCP) の入ったサブエリア・ノード。たとえば、MVS および VTAM を備えた IBM システム/390 コンピューター。

ホスト・プログラム (host program)
組み込み SQL ステートメントを含んだホスト言語で作成されたプログラム。

ホスト構造 (host structure)
アプリケーション・プログラムにおいて、組み込み SQL ステートメントによって参照される構造。

ホスト変数 (host variable)
アプリケーション・ホスト・プログラムでは、組み込み SQL ステートメントで参照される変数。ホスト変数は、アプリケーション・プログラムのプログラミング変数であり、データベース内の表とアプリケーション・プログラムの作業域との間でデータを転送するための 1 次機構である。

HSM
OS/390 環境では、階層記憶管理機能 (Hierachical Storage Manager)。

I

ICAPI
インターネット接続 API (Internet Connection API)。

ICF
OS/390 環境における、統合カタログ機能 (integrated catalog facility)。

IDCAMS
OS/390 環境で、アクセス方式サービス・コマンドの処理に使用される IBM プログラム。このプログラムは、TSO 端末またはユーザー・アプリケーション・プログラム内から、ジョブもしくはジョブ・ステップとして呼び出すことができる。

IDCAMS LISTCAT
OS/390 環境では、アクセス方式サービス・カタログに含まれる情報を入手するための機能。

識別する (identify)
DB2 UDB (OS/390 版) とは別のアドレス空間の接続サービス・プログラムが、 MVS サブシステム・インターフェース経由で出し、DB2 UDB (OS/390 版) にその存在を知らせ、 DB2 UDB (OS/390 版) に接続するプロセスを開始する要求。

IFCID
DB2 UDB (OS/390 版) では、計測機能構成要素識別子 (Instrumentation facility component identifier)。

IFI
DB2 UDB (OS/390 版) では、計測機能インターフェース (Instrumentation facility interface)。

IFI 呼び出し (IFI call)
DB2 UDB (OS/390 版) では、定義した関数の 1 つによる、計測機能インターフェース (IFI) の呼び出し。

IFP
OS/390 環境では、IMS 高速パス (IMS Fast Path)。

ILU
独立論理装置 (independent logical unit)」を参照。

イメージ・コピー (image copy)
表スペースの全部または一部の精密な複製。 DB2 UDB (OS/390 版) は、全体イメージ・コピー(表スペース全体のコピー)または増分イメージ・コピー(最後のイメージ・コピー以降に変更されたページ分のみのコピー)を作成するユーティリティー・プログラムを提供する。

暗黙特権 (implicit privilege)
オブジェクトの所有権 (たとえば所有している同義語を除去する特権)、あるいは権限の保持 (たとえばユーティリティー・ジョブを終了する SYSADM 権限) を伴う特権。

インポート (import)
PC/IXF、DEL、WSF、または ASC などの形式を使って、外部ファイルからデータベース・マネージャー表に外部ファイルを複写すること。「エクスポート (export)」と対比。

インポート・メタデータ (import metadata)
(ユーザー・インターフェースから) 動的に、またはバッチによって、メタデータをデータウェアハウスセンターに取り入れるプロセス。

インポート・ユーティリティー (import utility)
ユーザー提供のレコード・データを表に挿入するトランザクション・ユーティリティー。「ロード・ユーティリティー (load utility)」と対比。

IMS
情報管理システム (Information Management System)。

IMS 接続機能 (IMS attachment facility)
OS/390 サブシステム・インターフェース (SSI) プロトコルおよび仮想記憶間連係を用いて、IMS から DB2 UDB (OS/390 版) への要求を処理し、資源コミットを調整する、DB2 UDB (OS/390 版) 副構成要素。

IMS DB
情報管理システム・データベース (Information Management System Database)。

IMS TM
情報管理システム・トランザクション・マネージャー (Information Management System Transaction Manager)。

打ち切り中 (in-abort)
回復単位の状況の 1 つ。回復単位がロールバックを開始した後、プロセスが完了する前に DB2 UDB (OS/390 版) が失敗した場合、再始動中に、DB2 UDB (OS/390 版) はその変更のバックアウトを継続する。

コミット中 (in-commit)
回復単位の状況の 1 つ。 DB2 UDB (OS/390 版) は、その 2 フェーズ・コミット処理の開始後に失敗すると、再始動したとき、データに加えられた変更が整合していることを"認識する"。

追加バインド (incremental bind)
SQL ステートメントがアプリケーション・プロセスの実行時にバインドされるプロセス。これは、SQL ステートメントがバインド・プロセス時にバインドされることができず、 VALIDATE(RUN) が指定されていたためである。「バインド (bind)」も参照。

独立 (independent)
DB2 UDB (OS/390 版) では、オブジェクト(行、表、もしくは表スペース)は、別のオブジェクトの親や従属のどちらでもなければ独立である。

独立論理装置 (ILU) (independent logical unit, ILU)
システム・サービス制御点 (SSCP) の補助がなくても、 LU 対 LU セッションを活動化できる論理装置。 ILU は、SSCP-to-LU セッションをもたない。「従属論理装置 (dependent logical unit)」と対比。

索引 (index)
キーの値に基づいて論理的に順序付けされている、一組のポインター。索引は、データに迅速にアクセスするのに使われ、表内の行を固有化することができる。

索引ファイル (index file)
ビデオ・エクステンダーがショット やビデオ・クリップの個々のフレームを検出するときに使用する索引情報が入っているファイル。

索引キー (index key)
索引項目の順序を決定するために使用される、表内の列のセット。

索引区分 (index partition)
特定のノードにある表区分に関連した索引の部分。表に定義された索引は、表区分につき 1 つずつ、複数の索引区分によって実施される。

索引検索引き数述部 (index sargable predicates)
SQL 要求を修飾するための索引項目数を減らすため、索引葉ページにおいて索引項目に対して適用される SQL 述部。これによって、アクセスされるデータ行の数が減少する。

索引スペース (index space)
DB2 UDB (OS/390 版) では、1 つの索引の項目を保管するときに使用するページ・セット。

索引の指定 (index specification)
連合データベース・システムにおいて、あるデータ・ソース表に関連のあるメタデータのセット。このメタデータは、通常の索引定義に含まれる情報 (たとえば、情報をすばやく取り出すにはどの列を検索すべきか) で構成される。表に索引がない場合、または連合サーバーが認識できない索引の場合は、ユーザーがこのメタデータを連合サーバーに提供することができる。このメタデータの目的は、表のデータの検索機能を提供することである。

標識列 (indicator column)
DB2 UDB (OS/390 版) では、基礎表内の LOB 列の 1 つに保管される 4 バイトの値のこと。

標識変数 (indicator variable)
アプリケーション・プログラムで NULL 値を表すために使用される変数。選択された列の値が NULL であると、負の値が標識変数に入れられる。

未確定 (indoubt)
回復単位の状況の 1 つ。 DB2 UDB (OS/390 版) がそのフェーズ 1 のコミット処理の終了後、フェーズ 2 を開始する前に失敗した場合、この回復単位をコミットするか、ロールバックするかが分かるのは、コミット調整プログラムのみである。緊急再始動時に、DB2 UDB (OS/390 版) がその決定に必要な情報を持っていない場合、 DB2 UDB (OS/390 版) が調整プログラムからその情報を得るまで、その回復単位は未確定 である。再始動時に、未確定の回復単位が複数存在することがある。

未確定解決 (indoubt resolution)
DB2 UDB (OS/390 版) では、未確定の論理作業単位の状況を、コミット状態またはロールバック状態に変える処理。

未確定トランザクション (indoubt transaction)
2 フェーズ・コミットの片方のフェーズは正常に完了したにもかかわらず、次のフェーズが完了する前にシステムに障害が起きたトランザクション。

未完了 (inflight)
回復単位の状況の 1 つ。 DB2 UDB (OS/390 版) は、その回復単位がコミット処理のフェーズ 1 を完了する前に失敗した場合、再始動時にその回復単位の更新を単にバックアウトする。これらの回復単位は、未完了 と呼ばれる。

情報カタログ (information catalog)
情報カタログ・マネージャーによって管理されるデータベース。これは、組織内で入手可能なデータや情報をユーザーが識別および検索するのに役立つ記述データ (ビジネス・メタデータ) を含んでいる。情報カタログには、何らかのテクニカル・メタデータ も含まれる。

情報カタログ・マネージャー (Information Catalog Manager)
ビジネス情報の編成、保守、検索、および使用のためのアプリケーション。

継承 (inheritance)
親クラスから、クラス階層を下って子クラスにクラス資源や属性を渡すこと。

初期化全選択 (initialization fullselect)
ソース表から初期値の直接子を入手する再帰的共通表式内の最初の全選択。

内部結合 (inner join)
結合しようとするすべての表に共通しているわけではない列を、処理結果の表から消去するような結合方式。「外部結合 (outer join)」と対比。

作動不能パッケージ (inoperative package)
従属先の関数が消去されているために、使用できないパッケージ。このようなパッケージは明示的に再バインドする必要がある。「無効パッケージ (invalid package)」と対比。

作動不能トリガー (inoperative trigger)
除去または作動不能にされたオブジェクトや、失効した特権に依存するトリガー。

作動不能視点 (inoperative view)
以下のいずれかの状態になったため、もはや使えなくなった視点。

挿入規則 (insert rule)
行を表に挿入するためには従う必要のある、データベース・マネージャーで実施されている条件。

挿入トリガー (insert trigger)
DB2 UDB (OS/390 版) では、トリガー用の SQL 操作 INSERT を指定して定義したトリガーのこと。

インストール (install)
OS/390 サブシステムとして操作するため DB2 UDB (OS/390 版) サブシステムを準備するプロセス。

インストール検査シナリオ (installation verification scenario)
メイン DB2 UDB (OS/390 版) 機能を実行し、 DB2 UDB (OS/390 版) が正しくインストールされたかどうかをテストする一連の操作。

インスタンス (instance)
(1) データベース・マネージャー・インスタンス (database manager instance)」を参照。
(2) 論理的な DB2 エクステンダーのサーバー環境。同一のワークステーション上に DB2 エクステンダー・サーバーのインスタンスを複数持つことができるが、個々の DB2 インスタンスには 1 つのインスタンスしか持てない。

計測機能構成要素識別子 (IFCID) (instrumentation facility component identifier, IFCID)
DB2 UDB (OS/390 版) で、追跡可能なイベントの追跡レコードに名前を付けて識別する値。 START TRACE および MODIFY TRACE コマンドのパラメーターの場合、対応するイベントのトレースを指定する。

計測機能インターフェース (IFI) (instrumentation facility interface, IFI)
DB2 UDB (OS/390 版) に関するオンライン・トレース・データの入手、DB2 UDB (OS/390 版) コマンドの実行依頼、および DB2 UDB (OS/390 版) へのデータ送信を可能にするプログラミング・インターフェース。

対話式システム生産性向上機能 (ISPF) (Interactive System Productivity Facility, ISPF)
OS/390 環境では、対話式のダイアログ・サービスを提供する IBM ライセンス・プログラム。

DB2 間 R/W インタレスト (inter-DB2 R/W interest)
DB2 UDB (OS/390 版) では、データ共用グループの複数のメンバーによってオープンされ、そのうち少なくとも 1 メンバーが書き込みのためにオープンしているような、表スペース、索引、または区分の中のデータの特性。

中間ネットワーク・ノード (intermediate network node)
APPN で、ルートの起点論理装置 (OLU) と宛先論理装置 (DLU) の間にあるノード。ただし、OLU も DLU も含まず、また OLU または DLU のどちらにもネットワーク・サーバーとしてサービスを提供しない。

内部 CCD 表 (internal CCD table)
直接にはサブスクリプションできない CCD 表。レジスター表にはその独自の行が存在しない。関連した複製ソースの行では、CCD_OWNER および CCD_TABLE として参照される。「外部 CCD 表 (external CCD table)」と対比。

内部資源ロック管理プログラム (IRLM) (internal resource lock manager, IRLM)
OS/390 環境では、DB2 UDB (OS/390 版) が使用する、通信およびデータベース・ロッキングを制御するサブシステム。

インターネット・プロトコル (IP) (Internet Protocol, IP)
インターネット環境でソースから宛先へデータを経路指定するのに使われるプロトコル。

Internetwork Packet Exchange (IPX)
無接続データグラム・プロトコル。リモート・ノードにデータを転送するために NetWare LAN 環境で使われる。 IPX によってデータ・パケットの送信が試みられるが、そのデータが確実に送達するという保証はない。

区画間並行処理 (inter-partition parallelism)
区画化データベースの複数の区画間で同時に複数のデータベース操作(索引作成、データベース・ロード、および SQL 照会など)を実行する能力のこと。「区画内並行 (intra-partition parallelism)」と対比。

プロセス間通信 (IPC) (Inter-Process Communication, IPC)
プロセスが相互に通信するための、オペレーティング・システムの機構。

インターバル・タイミング (interval timing)
DB2 複製では、サブスクリプション・サイクルを開始するタイミングを制御する最も簡単な方法。ユーザーは、サブスクリプション・サイクルを開始する日付と時刻を指定し、サブスクリプション・サイクルを実行する頻度を示す時間間隔を設定する必要がある。「イベント・タイミング (event timing)」および「オンデマンド・タイミング (on-demand timing)」と対比。

区画内並行処理 (intra-partition parallelism)
単一のデータベース区画内で同時に複数のデータベース操作(索引作成、データベース・ロード、および SQL 照会など)を実行する能力のこと。「区画間並行 (inter-partition parallelism)」と対比。

内部照会並行 (intra-query parallelism)
区画内並行または区画間並行のどちらか、あるいはその両方を使用して、同時に単一照会の複数部分を処理すること。

無効パッケージ (invalid package)
従属先のオブジェクトが消去されると無効になるパッケージ。 (オブジェクトは、索引などの、関数以外のタイプのもの。) このようなパッケージは、呼び出し時に暗黙的に再バインドされる。「作動不能パッケージ (inoperative package)」と対比。

非可変文字セット (invariant character set)
DB2 UDB (OS/390 版) で、(1) 構文文字セットのように、別のコード・ページに移ってもそのコード・ポイント割り当てが変わらない文字セット。 (2) すべての文字セットの一部として使用可能な最小限の文字のセット。

入出力並行処理(I/O parallelism)
並列入出力 (parallel I/O)」を参照。

IP
インターネット・プロトコル (Internet Protocol)」を参照。

IP アドレス (IP address)
一意に TCP/IP ホストを識別する 4 バイトの値。

IPX
Internetwork Packet Exchange。

IRLM
DB2 UDB (OS/390 版) では、内部資源ロック管理機能 (Internal Resource Lock Manager)。

ISAPI
Microsoft Internet Server API.

分離レベル (isolation level)
アプリケーション・プログラムを、現在実行されている他のアプリケーション・プロセスから分離する程度を定義する属性。

ISPF
OS/390 環境では、対話式システム生産性向上機能 (Interactive System Productivity Facility)。

ISPF/PDF
OS/390 環境では、対話式システム生産性向上機能 / プログラム開発機能 (Interactive System Productivity Facility/Program Development Facility)。

J

JCL
ジョブ制御言語 (job control language)」を参照。

JES
ジョブ入力サブシステム (Job Entry Subsystem)」を参照。

ジョブ制御言語 (JCL) (Job control language, JCL)
ジョブをオペレーティング・システムに識別させ、ジョブの要件を示すために使われる制御言語。

ジョブ入力サブシステム (JES) (Job Entry Subsystem, JES)
ジョブをシステム内に取り入れて、ジョブの生成するすべての出力データを処理する IBM ライセンス・プログラム。

ジョブ・スケジューラー (job scheduler)
データベース・ジョブを実行および管理する特定のタスクを自動化するのに使われるプログラム。

結合 (join)
列値を突き合わせて複数の表からデータを取り出すための SQL 関係操作。

K

キー (key)
表、索引、または参照制約の記述内で識別される列または順番に並べた列の集合。

キー順データ・セット (KSDS) (key-sequenced data set, KSDS)
OS/390 環境で、レコードがキー順にロードされ索引によって制御される VSAM ファイルまたはデータ・セット。

キー値ベースの区分化法 (key-value based partitioning strategy)
表内の行をデータベース区画に割り当てる方法。区分化キー列の値に基づいて行が割り当てられる。

キーワード (keyword)
(1) コンピューター、コマンド言語、またはアプリケーションの事前定義語の 1 つ。
(2) SQL ステートメントで使用されたオプションを識別する名前。

KSDS
キー順データ・セット (key-sequenced data set)」を参照。

L

ラベル付き期間 (labeled duration)
年、月、日、時、分、秒、またはマイクロ秒の期間を表す数値。

言語環境プログラム (Language Environment)
Net.Data マクロから外部データ・ソース (たとえば DB2)、またはプログラミング言語 (たとえば Perl) へのアクセスを提供するモジュール。

ラージ・オブジェクト (LOB) (large object, LOB)
2 ギガバイトまでの長さのバイト・シーケンス。 BLOB(2 進数)、CLOB(1 バイト文字または混合文字)、または DBCLOB(2 バイト文字)の 3 つのタイプのどれでもよい。

ラッチ (latch)
並行イベントまたはシステム資源の使用を制御するための DB2 UDB (OS/390 版) 内部メカニズム。

LCID
OS/390 環境では、ログ制御間隔定義 (Log control interval definition)。

LDS
線形データ・セット (linear data set)」を参照。

葉ページ (leaf page)
DB2 UDB (OS/390 版) では、キーと RID のペアを含み、実際のデータを指すページ。「非葉ページ (nonleaf page)」と対比。

左方外部結合 (left outer join)
DB2 UDB (OS/390 版) では、結合中の両方の表の一致した行が入っていて、最初の表の不一致行を保存する、結合操作の結果。「結合 (join)」および「右方外部結合 (right outer join)」を参照。

長さ属性 (length attribute)
ストリングの宣言された固定長または最大長を表す、ストリングに関連した値。

LEN ノード (LEN node)
ローエントリー・ネットワーク・ノード (low-entry networking node)」を参照。

線形データ・セット (LDS) (linear data set, LDS)
OS/390 環境では、データを含むが、制御情報は含まない、VSAM データ・セット。仮想記憶域において線形データ・セットは、バイト・アドレス可能ストリングとしてアクセスできる。

リンケージ・エディター (linkage editor)
モジュール間の相互参照を決定し、必要に応じてアドレスを調整することによって、 1 つまたは複数のオブジェクト・モジュールやロード・モジュールからロード・モジュールを作成するコンピューター・プログラム。

連係編集 (link-edit)
DB2 UDB (OS/390 版) では、リンケージ・エディターを用いてロード可能なコンピューター・プログラムを作成すること。

リスト事前取り出し (list prefetch)
データに逐次アクセスしない照会においても事前取り出しの利点が活かされるアクセス方式。そのため、データ・ページにアクセスする前に索引が走査されて RID が収集される。次にそれらの RID は記憶され、このリストを使ってデータが事前取り出しされる。

リスト構造 (list structure)
OS/390 環境では、結合機能 構造。これにより、データを共用し、待ち行列の要素として操作することができる。

Live Connection
接続マネージャーおよび複数のクライエットからなる Net.Data 構成要素。 Live Connection は、データベースの再利用、および Java 仮想マシンの接続を管理する。

L ロック (L-lock)
論理ロック (logical lock)」を参照。

ロード・コピー (load copy)
事前にロードされているデータのバックアップ・イメージであり、ロールフォワード回復時に復元することができる。

ロード・モジュール (load module)
実行のために主記憶域にロードするのに適したプログラム単位。リンケージ・エディターの出力。

ロード・ユーティリティー (load utility)
表データのブロック更新を行う非トランザクション・ユーティリティー。「インポート・ユーティリティー (import utility)」と対比。

LOB
ラージ・オブジェクト (large object)」を参照。

LOB ロケーター (LOB locator)
アプリケーション・プログラムがデータベース・システム内のラージ・オブジェクト (LOB) 値を操作できるようにするメカニズム。 LOB ロケーターは、単一の LOB 値を表す単純なトークン値である。アプリケーション・プログラムは、LOB ロケーターをホスト変数に取り込んでから、それに関連した LOB 値に対してロケーターを介して SQL 関数を適用する。

LOB ロック (LOB lock)
DB2 UDB (OS/390 版) で、LOB 値のロック。

LOB 表スペース (LOB table space)
DB2 UDB (OS/390 版) では、関連する基礎表内の特定の LOB 列に関するすべてのデータが入っている表スペース。

ローカル (local)
ローカル・サブシステムが保守する任意のオブジェクトを参照する方法。 DB2 UDB (OS/390 版) では、たとえば、ローカル表は、ローカル DB2 サブシステムによって維持されている表である。「リモート (remote)」と対比。

ローカル・データベース (local database)
使用中のワークステーションに物理的に存在するデータベース。「リモート・データベース (remote database)」と対比。

ローカル・データベース・ディレクトリー (local database directory)
データベースが物理的に常駐するディレクトリー。ローカル・データベース・ディレクトリーに表示されるデータベースは、システム・データベース・ディレクトリーと同じノードに位置する。

ロケール (locale)
DB2 UDB (OS/390 版) では、ユーザー環境のサブセットの定義のこと。特定の言語用および国別に定義されている文字と CCSID とを結合したものである。

ローカル・ロック (local lock)
DB2 内の並行性制御を提供するが、DB2 間の並行性制御は提供しないロック。すなわち、その効力範囲は単一の DB2 UDB (OS/390 版) である。

ローカル・サブシステム (local subsystem)
ユーザーもしくはアプリケーション・プログラムが直接 (DB2 UDB (OS/390 版) の場合は、 DB2 UDB (OS/390 版) 接続機能の 1 つにより) 接続する固有の RDBMS。

ローカル表ロック (local table lock)
単一データベース区画においてのみ獲得される表ロック。

ローカル更新 (local update)
レプリカにではなく、基礎表に対する更新。

ロケーション名 (location name)
DB2 UDB (OS/390 版) が、サブシステムのネットワーク内で、特定の DB2 サブシステムを参照するときに使用する名前。「LU 名 (LU name)」と対比。

ロケーション・パス (location path)
XPath によって定義される、ロケーション・パスの省略された構文から成るサブセット。 XML 要素または属性を識別する、一連の XML タグ。これは、ユーザー定義の関数の抽出の際に抽出する件名の識別のために使用され、またテキスト・エクステンダーのユーザー定義の関数検索機能においては、検索基準の識別に使用される。

ロケーター (locator)
LOB ロケーター (LOB locator)」を参照。

ロック (lock)
(1) イベントまたはデータへのアクセスの逐次化のための手段。
(2) あるアプリケーション・プロセスが加えた未コミットの変更が、別のアプリケーション・プロセスで認識されないようにしたり、アプリケーション・プロセスが、別のプロセスからアクセスされているデータを変更しないようにしたりするための手段。
(3) 並行イベントまたはデータへのアクセスを制御する手段。 DB2 UDB (OS/390 版) のロッキングは、IRLM により行われる。

ロック期間 (lock duration)
DB2 UDB (OS/390 版) ロックを保持する時間間隔。

ロック調整 (lock escalation)
データベース・マネージャーでは、あるエージェント用に発行されたロック数が、データベース構成内に指定された上限を超えたときにとられる措置。この上限値は、MAXLOCKS 構成パラメーターで定義される。ロック・エスカレーション時には、表の行に対するロックを、表に対する 1 つのロックに変換することによってロックが解放される。これは、上限値をもう超えなくなるまで繰り返される。

ロッキング (locking)
データの整合性を確保するためにデータベース・マネージャーで使われる機構。ロッキングにより、複数の並行ユーザーが非整合データにアクセスできないようにする。

ロック・モード (lock mode)
DB2 UDB (OS/390 版) ロックが保留する資源に、並行して実行中のプログラムが持てるアクセスのタイプに関する表示。

ロック対象 (lock object)
DB2 UDB (OS/390 版) ロックによって制御される資源。

ロック親 (lock parent)
DB2 UDB (OS/390 版) の明示の階層ロッキングの場合に、資源上に保留されていて、その階層の下の方に位置する子ロックをもつロックを指す。通常、表スペースや区分の意図ロックは親ロックである。

ロックの格上げ (lock promotion)
DB2 UDB (OS/390 版) ロックのサイズまたはモードを上のレベルに変更するプロセス。

ロック・サイズ (lock size)
表データに対する DB2 UDB (OS/390 版) ロックによって制御されるデータの量。その値として、行、ページ、LOB、区分、表、または表スペースを取ることができる。

ロック構造 (lock structure)
DB2 UDB (OS/390 版) では、結合機能 データ構造の 1 つ。一連のロック項目から成り、論理資源の共用ロッキングおよび排他ロッキングをサポートする。

ログ (log)
(1) システムで行われた変更を記録するのに使われるファイル。
(2) DB2 UDB (OS/390 版) 実行中に発生するイベントおよびその順序を記述する、レコードの集合。このように記録された情報は、DB2 UDB (OS/390 版) 実行中に障害が起きた場合の回復に使用される。
(3) データベース・ログ (database log)」を参照。

ログ先頭 (log head)
アクティブ・ログ内で一番先に書き込まれたログ・レコード。

論理クレーム (logical claim)
DB2 UDB (OS/390 版) では、非区分索引の論理区分のクレーム。

論理ドレーン (logical drain)
DB2 UDB (OS/390 版) では、非区分索引の論理区分のドレーン。

論理索引区分 (logical index partition)
DB2 UDB (OS/390 版) では、同じデータ区分を参照するすべてのキーの集合。

論理ロック (L-Lock) (logical lock, L-lock)
DB2 UDB (OS/390 版) では、トランザクション間で DB2 内および DB2 間のデータ並行性を制御するためにトランザクションが使用するロック・タイプ。「物理ロック (physical lock)」と対比。

論理ノード (logical node)
プロセッサーに複数のノードが割り当てられている場合の、1 つのノード。「ノード (node)」も参照。

論理演算子 (logical operator)
複数の検索条件の評価の仕方(AND、OR)や、検索条件の論理的な意味を逆転する (NOT) かどうかを指定するキーワード。

論理ページ・リスト (LPL) (logical page list, LPL)
DB2 UDB (OS/390 版) では、エラーが生じたページのリスト。ページが回復するまでアプリケーションによって参照できない。実際のメディア (結合機能 または DASD) にはエラーが発生していないことがあるため、ページは論理エラーの状態にある。通常、メディアへの接続は失われている。

論理区画 (logical partition)
DB2 UDB (OS/390 版) では、特定の区分と関連付けられている非区分索引内のキーまたは RID のペアの集合。

論理回復保留 (LRECP) (logical recovery pending, LRECP)
DB2 UDB (OS/390 版) では、矛盾するデータを参照するデータと索引キーの状態。

論理装置 (LU) (logical unit, LU)
(1) SNA では、エンド・ユーザーが、別のエンド・ユーザーと通信するために SNA ネットワークにアクセスするときに経由するポート。 LU は、他の LU との多数のセッションをサポートすることができる。
(2) OS/390 環境では、アプリケーション・プログラムが別のアプリケーション・プログラムと通信するために SNA ネットワークにアクセスする、アクセス点。「LU 名 (LU name)」も参照。

論理装置 タイプ 6.2 (LU 6.2) (logical unit 6.2, LU 6.2)
APPC を使ったアプリケーション相互間のセッションをサポートする LU タイプ。

論理作業単位 (LUW) (logical unit of work, LUW)
プログラムが同期点間で行う処理。

論理作業単位識別子 (LUWID) (logical unit of work identifier, LUWID)
OS/390 環境では、ネットワーク内のスレッドを固有に識別する名前。この名前は、完全修飾 LU ネットワーク名、LUW インスタンス番号、および LUW 順序番号から構成される。

ログ初期設定 (log initialization)
DB2 UDB (OS/390 版) がログの現行の終わりの検索を試みる、再始動処理の第 1 フェーズ。

ログ区分 (log partition)
各データベース区画ごとにデータベース活動を記録するデータベース区画専用のログ・ファイル。

ログ・レコード (log record)
ある作業単位時に実行された、データベースに対する更新のレコード。このレコードは、アクティブ・ログのログ末尾の後に書き込まれる。

ログ・レコード順序番号 (LRSN) (log record sequence number, LRSN)
DB2 UDB (OS/390 版) が生成し、各ログ・レコードに関連付ける番号。ページのバージョン管理にも、LRSN が使用される。特定の DB2 UDB (OS/390 版) データ共用グループが生成する LRSN は、各 DB2 ログの厳密な増加順序、およびデータ共用グループ内の各ページの厳密な増加順序を形成する。

ログ・テーブル (log table)
テキスト文書の索引付けに関する情報を含む、テキスト・エクステンダーが作成するテーブル。

ログ末尾 (log tail)
アクティブ・ログに一番後から書き込まれたログ・レコード。

ログ切り捨て (log truncation)
DB2 UDB (OS/390 版) では、RBA の明示的な開始を確立するプロセス。この RBA は、ログ・データの次のバイトが書かれるポイントである。

長ストリング (long string)
(1) 最大長が 254 バイトより長い可変長ストリング。
(2) DB2 UDB (OS/390 版) では、255 バイトまたは 127 個の 2 バイト文字よりも長い、実際の長さを持つストリング、または最大長の可変長ストリング。 LOB を評価する LOB 列、LOB ホスト変数、または式はすべて長ストリングと考えられる。

長形式表スペース (long table space)
長ストリングまたはラージ・オブジェクト (LOB) データだけを記憶できる表スペース。

ローエントリー・ネットワーキング・ノード (LEN ノード) (low-entry networking node, LEN node)
非従属 LU プロトコルをサポートし、 CP to CP セッションをサポートしないタイプ 2.1 ノード。これは、サブエリア・ネットワーク内の境界ノードに接続された周辺ノード、 APPN ネットワーク内の APPN ネットワーク・ノードに接続されたエンド・ノード、または別の LEN ノードまたは APPN エンド・ノードに直接接続された対等接続ノードのどれでもかまわない。

LPL
論理ページ・リスト (logical page list)」を参照。

LRECP
論理回復保留中 (logical recovery pending)」を参照。

LRH
DB2 UDB (OS/390 版) では、ログ・レコード・ヘッダー (log record header)。

LRSN
ログ・レコード順序番号 (log record sequence number)」を参照。

LU
論理装置 (logical unit)」を参照。

LU 名 (LU name)
OS/390 環境で、VTAM がネットワーク内のノードを参照するときに使う名前。「ロケーション名 (location name)」と対比。

LU 6.2
論理装置 6.2 (Logical unit 6.2)」を参照。

LU タイプ (LU type)
SNA プロトコルの特定のサブセットと、特定のセッションについてそれがサポートするオプションに重点を置いた論理装置のクラス分類。特に以下の点が重視される。

LUW
論理作業単位 (logical unit of work)」を参照。

LUWID
論理作業単位識別子 (logical unit of work identifier)」を参照。

M

マップ式会話 (mapped conversation)
APPC では、APPC マップ式会話 API を使用してトランザクション・プログラム (TP) 間で行う会話。通常、エンド・ユーザー TP はマップ式会話を使用し、サービス TP は基本会話を使用する。どちらのプログラムも両方の会話を使用できる。「基本会話 (basic conversation)」と対比。

マスク文字 (masking character)
検索する用語の最初、最後、またはその中の任意の文字を表すために使用する文字。索引でその用語の関連部分を検索するときに使用する。

実体化 (materialize)
DB2 UDB (OS/390 版) では、(1) 表示またはネストした表式からの行を、照会によってさらに処理するために作業ファイルに入れるプロセス。

(2) LOB 値を連続する記憶域に配置すること。 LOB 値は非常に大きくなる可能性があるため、 DB2 UDB (OS/390 版) では絶対に必要となるまで LOB データの実体化を避けている。

MBCS
マルチバイト文字セット (multi-byte character set)」を参照。

メンバー (member)
(1) DB2 では、「サブスクリプション・セット・メンバー (subscription-set member)」。
(2) OLAP Starter Kit では、3 つ以上のディメンションでデータを参照する方法。ファクト表内の個々のデータ値は、各ディメンションによる 1 つのメンバーの座標点である。

メンバー名 (member name)
データ共用グループ中の特定の DB2 UDB (OS/390 版) サブシステムの XCF 識別子。

メンバー効力範囲 (member scope)
コマンド効力範囲 (command scope)」を参照。

メニュー (menu)
DB2 UDB (OS/390 版) では、オペレーターが選択できる機能の表示リスト。メニューはメニュー・パネル とも呼ばれる。

メタデータ (metadata)
保管データの特性を記述するデータ、つまり記述データ。たとえば、データベース表のメタデータには、表名、その表を含むデータベースの名前、表内の列の名前、および列に関する記述が、技術的な用語またはビジネス用語で含まれる。

メタデータ・パブリケーション・プロセス (metadata publication process)
データウェアハウスセンターによって作成されるプロセスの 1 つ。パブリケーション後に、公表されたメタデータと元のメタデータとの同期を保つために作成されるすべてのステップを含む。

移行 (migration)
(1) データの変換をせずに、1 つのコンピューター・システムから別のコンピューター・システムにデータを移動する処理。
(2) あるプログラムの新しいバージョンまたはリリースをインストールし、以前のバージョンまたはリリースと置き換えること。
(3) 既存の DB2 UDB (OS/390 版) サブシステムを、更新リリースまたは現行リリースに変換する処理。この処理では、前リリースで作成したデータを失うことなく、更新または現行リリースの機能を得ることができる。

混合文字ストリング (mixed-character string)
単一バイト文字およびマルチバイト文字が混在しているストリング。「混合データ・ストリング (mixed data string)」とも呼ばれる。

混合データ・ストリング (mixed-data string)
混合文字ストリング (mixed-character string)」を参照。

モバイル・クライアント (mobile client)
通常はラップトップ・コンピューターであるノード。モバイル環境で使用されるモバイル・イネーブラー、複製ソース表や複製ターゲット表が置かれる。モバイル複製モードはモバイル・クライアントから起動される。

モバイル複製イネーブラー(mobile replication enabler)
モバイル・クライアントでモバイル複製モードを開始する複製プログラム。

モバイル複製モード (mobile replication mode)
自律的また継続的にではなく、必要に応じて収集プログラムと変更適用プログラムが作動する、複製のモード。このモードはモバイル・クライアントから起動され、モバイル・クライアントがソース・サーバーまたはターゲット・サーバーへの接続に使用できるようになったときにデータが複製できるようになる。

モード (mode)
データウェアハウスセンターで、ステップの開発段階 (たとえば開発、テスト、または実動)。

MODEENT
OS/390 環境では、ログオン・モード名を、セッション・プロトコルを示すパラメーターの集合と関連付ける VTAM マクロ命令。 MODEENT マクロ命令の集合はログオン・モード表を定義する。

モデル統計 (modeled statistics)
SQL ステートメントで参照されるかどうかにかかわらず、現在 Explain モデルに存在するデータベース・オブジェクトの統計。オブジェクトが現在データベースに存在するかどうかは関係しない。

モード名 (mode name)
(1) APPC では、セッションの開始プログラムがそのセッションに適する特性を指定するときに使用する名前。たとえば、トランスポート・ネットワークのメッセージ長の制限、同期点、サービス・クラスや、セッションの経路指定、遅延特性など。
(2) OS/390 環境では、物理特性および論理特性とセッションの属性の集まりの VTAM 名。

変更ロック (modify locks)
DB2 UDB (OS/390 版) で、MODIFY 属性を持つ L ロックまたは P ロック。これらの活動中のロックのリストは、常に結合機能 のロック構造に保持されている。要求していたサブシステムに障害がおこった場合、サブシステムの変更ロックは保持ロックに変換される。

モニター・セッション (monitoring session)
データベース・マネージャーを監視すること、またはすでに監視済みのデータベース・マネージャーからの情報を再生すること。 DB2 パフォーマンス・モニターを使用して、モニター・セッションの作成と、監視するデータベース・オブジェクトの選択を行う。

モニター・スイッチ (monitor switch)
パフォーマンス・スナップショットに戻す情報のタイプと量を制御するために、ユーザーが操作するデータベース・マネージャーのパラメーター。

MPP
(1) 大量並列処理 (Massively parallel processing)。
(2) IMS の OS/390 環境では、メッセージ処理プログラム (message processing program)。

MSS
OS/390 環境では、大容量記憶サブシステム (Mass Storage Subsystem)。

MTO
OS/390 環境では、マスター端末操作員 (master terminal operator)。

マルチバイト文字セット (MBCS) (multi-byte character set, MBCS)
各文字が複数バイトである文字のセット。 2 バイトの文字のみを使用するものは、2 バイト文字セット と呼ばれる。

多次元 (multidimensional)
OLAP Starter Kit では、3 つ以上のディメンションでデータを参照する方法。ファクト表内の個々のデータ値は、各ディメンションによる 1 つのメンバーの座標点である。

多次元データベース (multidimensional database)
OLAP Starter Kit で、OLAP 分析のためにリレーショナル・データをコピーする複写先の非リレーショナル・データベース。

複数サイト更新 (multi-site update)
DB2 UDB (OS/390 版) では、単一作業単位内の複数のロケーションでデータの更新が行われる、分散リレーショナル・データベースの処理。

マルチタスキング (multitasking)
複数のタスクの並行実行またはインターリーブ実行を行う操作モード。

完了必須 (must-complete)
データ保全性を維持するため操作全体を完了しなければならない、 DB2 UDB (OS/390 版) 処理の状態。

MVS
多重仮想記憶 (Multiple Virtual Storage)、OS/390 の一部。

MVS/ESA
多重仮想記憶 / エンタープライズ・システム体系 (Multiple Virtual Storage/Enterprise Systems Architecture)、OS/390 の一部。

N

NAU
ネットワーク・アドレス可能単位 (network addressable unit)」を参照。

NDS
ネットワーク・ディレクトリー・サービス (Network Directory Services)」を参照。

交渉可能ロック (negotiable lock)
DB2 UDB (OS/390 版) では、そのモードが、競合するユーザー間の同意によって、すべてのユーザーに適用できるモードに下げることが可能なロック。物理ロックは、交渉可能ロックの 1 つ。

ネストされた表の式 (nested table expression)
(1) FROM 節で指定された全選択の評価によって直接または間接的にほかの 1 つ以上の表から得られた結果表。
(2) DB2 UDB (OS/390 版) では、FROM 文節の副選択項目 (括弧で囲まれている)。

NETID
ネットワーク識別子 (Network identifier)。「ネットワーク名 (network name)」を参照。

ネットワーク・アドレス (network address)
ネットワーク内のノードの識別子。

ネットワーク・アドレス可能単位 (NAU) (network addressable unit, NAU)
パス制御ネットワークによって伝送される情報の発信元または宛先。 NAU は、論理装置 (LU)、物理装置 (PU)、制御点 (CP)、またはシステム・サービス制御点 (SSCP) のいずれか。「ネットワーク名 (network name)」も参照。

ネットワーク・ディレクトリー・サービス (NDS) (Network Directory Services, NDS)
NetWare がネットワーク上の資源に関する情報を保守し、資源へのアクセスを提供する、グローバルかつ分散、複製されているデータベース。 NetWare ディレクトリー・データベースは、物理的位置にかかわりなく、ディレクトリー・ツリーと呼ばれる階層木構造にオブジェクトを編成する。

ネットワーク ID (NID) (network identifier, NID)
OS/390 環境では、IMS または CICS によって割り当てられたネットワーク ID、または接続タイプが RRSAF である場合は、OS/390 RRS 回復単位 ID (URID)。

ネットワーク名 (network name)
SNA では、エンド・ユーザーがネットワーク・アドレス可能単位 (NAU)、リンク・ステーションまたはリンクを参照するときに使用する記号名。「NETID」の同義語。

ネットワーク・ノード (NN) (network node, NN)
APPN では、分散ディレクトリー・サービス、他の APPN ネットワーク・ノードとのトポロジー・データベースの交換およびセッション経路指定サービスを提供するネットワーク上のノード。「APPN ネットワーク・ノード (APPN network node)」の同義語。

ネットワーク・ノード・サーバー (network node server)
ローカル論理装置および隣接するエンド・ノードに対してネットワーク・サービスを提供する APPN ネットワーク・ノード。

ネットワーク修飾名 (network-qualified name)
相互接続 SNA ネットワーク内で知られている LU の名前。ネットワーク修飾名は、各サブネットワークを識別するネットワーク名およびネットワーク LU 名で構成されている。また、ネットワーク修飾名は相互接続ネットワーク内で固有な名前である。「ネットワーク修飾 LU 名 (network-qualified LU name)」または「完全修飾 LU 名 (fully qualified LU name)」としても知られている。

ネットワーク・サービス (network services)
SSCP-SSCP、SSCP-PU、SSCP-LU および CP-CP セッション中のネットワーク操作を制御するネットワーク・アドレス可能単位のサービス。

ニックネーム (nickname)
(1) データ・ソース表または視点を参照するために連合サーバーが使用する識別子。
(2) IBM 以外のデータベースの物理データベース・オブジェクト (たとえば表やストアード・プロシージャー) を表すために、 DB2 DataJoiner データベースで定義された名前。

NID
ネットワーク識別子 (network identifier)」を参照。

NN
ネットワーク・ノード (network node)」を参照。

ノード (node)
(1) データベース区画化で、データベース区画の同義語。
(2) ハードウェアでは、クラスター・システムまたは大量並列処理 (MPP) システムの一部である、単一プロセッサー・コンピューターまたは対称マルチプロセッサー (SMP) コンピューター。たとえば、RS/6000 SP は高速ネットワークによって接続されたいくつかのノードから成る MPP システムである。
(3) 通信では、通信リンクの端点またはネットワーク内の複数のリンクに共通の接合点。ノードになるのは、処理装置、通信制御装置、クラスター制御装置、端末またはワークステーション。経路指定および他の機能性は、ノードごとに異なる。

ノード・ディレクトリー (node directory)
クライアント・ワークステーションからすべての適用可能なデータベース・サーバーへの接続を確立するために必要な情報があるディレクトリー。

ノードグループ (nodegroup)
1 つまたは複数のデータベース区画をまとめて名前を付けたグループ。

不完全な CCD 表 (noncomplete CCD table)
DB2 複製で、作成された時に空で、ソースの内容が変更されるにつれて行が付加される CCD 表。「完全な CCD 表 (complete CCD table)」と対比。

非圧縮属性 (noncondensed attribute)
現在のデータではなく、データの変更の活動記録を含む表であることを示す表属性。この属性を持つ表では、キー値に複数の行が組み込まれている。

非圧縮 CCD 表 (noncondensed CCD table)
DB2 複製で、行の値の変更履歴を含む CCD 表。このような表は、監査に役立つ。「圧縮された CCD 表 (condensed CCD table)」と対比。

区切りなし ASCII (ASC) 形式 (nondelimited ASCII (ASC) format)
データのインポートのときに使用するファイル形式。区切りなし ASCII とは、ASCII 製品間でデータ交換を行うときに使用する行区切り文字がある順次 ASCII ファイルのこと。

非葉ページ (nonleaf page)
DB2 UDB (OS/390 版) では、索引中に他のページ(葉ページ、または非葉ページ)のキーおよび番号を含んでいるページ。非葉ページは実データを指すことはない。「葉ページ (leaf page)」と対比。

非区分化索引 (nonpartitioning index)
DB2 UDB (OS/390 版) では、区分化索引でない索引。

正規化 (normalization)
データベースでは、データ・モデルの関係を最も単純な形式に再構造化するプロセス。

非 deterministic 関数 (not-deterministic function)
DB2 UDB (OS/390 版) では、ユーザー定義関数で、その結果が、単に入力引き数の値によるわけではないもの。同じ引き数値を使用して連続的に呼び出した場合に異なる応答を生成する可能性がある。このような関数を、可変 関数 (variant function) ともいう。同じ入力に対して常に同じ結果を返す「deterministic 関数 (deterministic function)」(非可変関数 (not-variant function) ともいう) と対比。

非分離の (not-fenced)
ユーザー定義関数またはストアード・プロシージャーのタイプの 1 つで、 DBMS 処理で実行するよう定義されたもの。「分離 (fenced)」と対比。

通知プロセス (notification process)
データウェアハウスセンターによって作成されるプロセスの 1 つ。ステップ完了時の通知のために作成されるすべてのステップを含む。

非可変関数 (not-variant function)
結果が入力引き数の値に従属しているユーザー定義関数。同じ引き数値を続けて呼び出すとすべて同じ結果になる。「可変関数 (variant function)」と対比。

NRE
OS/390 環境では、ネットワーク回復要素 (network recovery element)。

NSAPI
Netscape API。

NUL
C 言語では、ストリングの終了を表す単一の文字。

NULLIF
DB2 UDB (OS/390 版) では、引き数が等しい場合は NULL を戻し、等しくない場合は最初の引き数の値を戻して、2 つの渡された式を評価するスカラー関数。

ヌル (null)
DB2 UDB (OS/390 版) では、情報が存在しないことを示す特殊な値。

ヌル可能 (nullable)
列、関数パラメーター、または結果に値がなくてもよい状態。たとえば、ミドル・ネームのイニシャルを入力するフィールドは値がなくてもよく、ヌル可能とされる。

ヌル値 (null value)
値が指定されていないパラメーターの位置。

NUL で終了するホスト変数 (NUL-terminated host variable)
DB2 UDB (OS/390 版) では、データの終わりが NUL 終止符の存在によって示される可変長のホスト変数。

NUL 終止符 (NUL terminator)
C 言語では、ストリングの終了を示す値。文字ストリングの場合の NUL 終止符は、X'00'。

O

OASN (起点アプリケーション・スケジュール番号) (origin application schedule number)
IMS のある OS/390 環境では、IMS の最後のコールド・スタート以降の各 IMS スケジュールに順次割り当てられる、4 バイトの番号。 OASN は作業単位の識別子として使用される。 8 バイト形式では、先頭の 4 バイトにはスケジュール番号が入り、後の 4 バイトには現行スケジュール時の IMS 同期点(コミット・ポイント (commit points))の数が入る。 OASN は、IMS 接続のための NID の一部である。

OBID
DB2 UDB (OS/390 版) では、データ・オブジェクト識別子 (Data object identifier)。

オブジェクト (object)
(1) SQL で作成または操作できるもの。たとえば、表、視点、索引、パッケージなど。
(2) オブジェクト指向設計またはオブジェクト指向プログラミングでは、データとそのデータに関連付けられた操作からなる抽象的なもの。
(3) NetWare では、ネットワーク上で定義され、ファイル・サーバーへのアクセスが与えられているエンティティー。

オブジェクト特性 (object property)
オブジェクトに関連する情報のカテゴリーを識別する特性。 NetWare バインダリー・オブジェクトを、1 つ以上の特性に割り当てることができる。 DB2 サーバー・インスタンス・オブジェクトにはオブジェクト特性 NET_ADDR があり、オブジェクト内のレコードのロケーションを表示する。

オブジェクト・タイプ (object type)
(1) NetWare ファイル・サーバーのバインダリー内のオブジェクトを分類する 2 バイトの数値。 062B は DB2 データベース・サーバーのオブジェクト・タイプを表す。
(2) 似たような性質および特性を共用するオブジェクト・インスタンスのカテゴリー化またはグループ化。

ODBC
オープン・データベース・コネクティビティー (Open Database Connectivity)」を参照。

ODBC ドライバー (ODBC driver)
ODBC 関数呼び出しを実行し、データ・ソースと対話するドライバー。

オフライン・バックアップ (offline backup)
データベースまたは表スペースがアプリケーションによってアクセスされていないときに作成されたデータベースまたは表スペースのバックアップ。バックアップ・データベース・ユーティリティーは、バックアップが完了するまでデータベースを排他的に使用する権限を持つ。「オンライン・バックアップ (online backup)」と対比。

オフライン復元 (offline restore)
データベースまたは表スペースの、バックアップからのコピーによる復元。バックアップ・データベース・ユーティリティーは、復元が完了するまでデータベースを排他的に使用する権限を持つ。「オンライン復元 (online restore)」と対比。

OLAP
オンライン分析処理 (online analytical processing)」を参照。

オンデマンド・タイミング (on-demand timing)
断続的に接続されるシステムの複製のタイミングを制御する方式。収集プログラムおよび変更適用プログラムを操作するために、ASNSAT プログラムの使用が必須である。「イベント・タイミング (event timing)」および「インターバル・タイミング (interval timing)」と対比。

オンライン分析処理 (OLAP) (online analytical processing, OLAP)
OLAP Starter Kit で、多次元、複数ユーザーのクライアント・サーバー・コンピューティング環境。企業の統合データをリアルタイムで分析する必要のあるユーザー向け。

オンライン・バックアップ (online backup)
データベースまたは表スペースが他のアプリケーションによってアクセスされているときに作成されるデータベースまたは表スペースのバックアップ。「オフライン・バックアップ (offline backup)」と対比。

オンライン・モニター (online monitor)
パフォーマンス・モニター」を参照。

オンライン復元 (online restore)
データベースまたは表スペースが他のアプリケーションによってアクセスされているときに行われる、バックアップからのコピーによる復元。「オフライン復元 (offline restore)」と対比。

オープン・データベース・コネクティビティー (ODBC) (Open Database Connectivity, ODBC)
呼び出し可能 SQL(SQL プリプロセッサーを必要としない)を使用して、データベース管理システムにアクセスできるようにする API。 ODBC アーキテクチャーを使用すると、データベース・ドライバー (database driver) と呼ばれるモジュールを追加することができる。これらのモジュールはアプリケーションを、選択したデータベース管理システムに実行時にリンクする。アプリケーションがサポートされるすべてのデータベース管理システムのモジュールに直接的にリンクされる必要はない。

オペランド (operand)
操作が実行されるエンティティー。

最適化 SQL テキスト (optimized SQL text)
Explain 機能で作成された SQL テキストで、アクセス・プランを選択するときに実際に最適化プログラムが行う照会に基づいているもの。この照会は、ステートメント・コンパイル時に、 SQL コンパイラーのさまざまな構成要素によって補足され、再記述される。テキストは初期表示から再構造されるため、元の SQL テキストとは異なる。最適化ステートメントは元のステートメントと同じ結果を生成する。

最適化プログラム (optimizer)
代替アクセス・プランの実行コストをモデル化し、見積もりコストが最低のアクセス・プランを選択することによって、データ操作言語ステートメント (DML) のアクセス・プランを選択する、 SQL コンパイラーの構成要素。

通常識別子 (ordinary identifier)
(1) SQL では、名前を作成するために使用される文字。英字 (a〜z および A〜Z) の後に、ゼロ個以上の英字、記号、数字、または下線文字が続く。
(2) DB2 UDB (OS/390 版) では、 英大文字 の後にゼロ個以上の文字が続く。それぞれの文字は英大文字、数字、または下線文字である。通常識別子は予約語であってはならない。

通常トークン (ordinary token)
数値定数、通常識別子、ホスト識別子、またはキーワード。

親タスク (originating task)
DB2 UDB (OS/390 版) では、並列グループにおいて、照会の一部を並列で実行している他の実行単位 (並列タスク と呼ばれる) からデータを受信する 1 次エージェント。

外部結合 (outer join)
(1) 結合された表すべてに共通ではない列が結果表の一部になる場合の結合方式。「内部結合 (inner join)」と対比。
(2) DB2 UDB (OS/390 版) では、結合中の両方の表の一致した行が入っていて、結合中の表の不一致の行の一部または全部を保存する、結合操作の結果。「結合 (join)」も参照。

アウトライン (outline)
OLAP Starter Kit で、データベースのすべての要素を OLAP Starter Kit 内で定義する構造。たとえば、アウトラインはディメンション、メンバー、および公式の定義を含んでいる。

出力ファイル (output file)
レコードの書き込みを認めるオプション付きでオープンできるデータベースまたは装置ファイル。

オーバーフロー・レコード (overflow record)
(1) 間接的にアドレス指定されたファイルでは、全トラックのアドレスまたはホーム・レコードのアドレスにランダム化されたキーを持つレコード。
(2) DB2 では、現在保管されているページには大きすぎて入りきらない更新済みレコード。レコードは別のページにコピーされ、元の位置は新しい位置のポインターと置き換えられる。
(3) データベース・モニターでは、事象モニター・データ・ストリームに挿入されたレコード。このレコードは、名前付きパイプがいっぱいで時間内にレコードが処理されなかったためレコードが廃棄されたことを示す。オーバーフロー・レコードはまた、廃棄されたレコード数も示す。

オーバーロード関数名 (overloaded function name)
関数パスまたはスキーマ内にいくつもの関数がある関数名。同じスキーマ内の関数は、異なるシグニチャーを持っていなければならない。

P

パッケージ (package)
SQL ステートメントを実行するために使用されるプログラム準備中に作成される制御構造。

パッケージ・リスト (package list)
DB2 UDB (OS/390 版) では、アプリケーション・プランを拡張する際に使用できる、パッケージ名の順序付きリスト。

パッケージ名 (package name)
DB2 UDB (OS/390 版) では、BIND PACKAGE または REBIND PACKAGE コマンドによって作成されたオブジェクトの名前。オブジェクトは、データベース要求モジュール (DBRM) のバインド済みバージョンである。この名前は、ロケーション名、コレクション ID、パッケージ ID、およびバージョン ID から構成される。

パケット (packet)
データ通信では、2 進数字の列。複合体全体として送信され切り替えられるデータおよび制御信号を含んでいる。

ページ (page)
(1) 表または索引内の記憶域のブロックで、4096 バイト (4 KB)。
(2) DB2 UDB (OS/390 版) では、表スペース内または索引スペース内の記憶域の単位。そのサイズは、表スペースの場合は 4 K バイト、8 K バイト、16 K バイト、または 32 K バイトであり、索引スペースの場合は 4 K バイトである。表スペース内においては、1 つのページには表の行が 1 つまたは複数入っている。 LOB 表スペースでは、1 つの LOB 値が複数のページにまたがる可能性があるが、 1 ページには 1 つの LOB 値しか保管されない。

ページ・セット (page set)
OS/390 環境では、表スペースあるいは索引スペースを参照する別の方法。各ページ・セットは、VSAM データ・セットの集合から構成される。

ページ・セット回復保留 (PSRCP) (page set recovery pending, PSRCP)
DB2 UDB (OS/390 版) では、索引スペースの限定状態の 1 つ。そこではページ・セットすべてが回復される。論理部分の回復は禁じられている。

パネル (panel)
DB2 UDB (OS/390 版) では、表示面で表示フィールドの位置および特性を定義する、事前定義された表示イメージ(たとえば、メニュー・パネル)。

並列グループ (parallel group)
OS/390 環境では、同じ数の並列タスクが含まれている連続操作の集合で、並列に実行される。

並列入出力 (parallel I/O)
応答時間を短縮するために、同時に複数の入出力装置に対して読み取りまたは書き込みを実行するプロセス。

並列入出力処理 (parallel I/O processing)
DB2 UDB (OS/390 版) が単一ユーザーの照会に対して複数の並行要求を開始し、複数のデータ区分で同時に (並列して) 入出力処理を行う、入出力処理形式の 1 つ。

並列処理 (parallelism)
同時に(並列して)複数のデータベース操作を実行する能力。「区画間並行 (inter-partition parallelism)」、「区画内並行 (intra-partition parallelism)」、または「並列入出力 (parallel I/O)」を参照。

並列セッション (parallel session)
SNA で、同じ論理装置 2 台の間で同時に活動中の 2 つ以上のセッション。各セッションは、異なるセッション・パラメーターを持つことができる。「セッション (session)」を参照。

並列シスプレックス (Parallel Sysplex)
特定の多重システム・ハードウェア構成要素およびソフトウェア・サービスを介して相互に通信および調整を行う、一連の複数の OS/390 システム。

並列タスク (parallel task)
OS/390 環境では、照会を並列して行うために動的に作成される実行単位。 MVS サービス要求ブロックによって実行される。

パラメーター化データ・タイプ (parameterized data type)
任意の長さ、位取りまたは精度に定義できるデータ・タイプ。ストリングまたは 10 進データ・タイプがパラメーター化される。

パラメーター・マーカー (parameter marker)
動的 SQL ステートメントのストリングにある疑問符 (?)。疑問符は、ステートメント・ストリングが静的 SQL ステートメントの場合にホスト変数が表示されるところに現れる。

親キー (parent key)
参照制約で使用される基本キーまたは固有キー。親キーの値は、制約内の外部キーの有効値を判別する。

親行 (parent row)
少なくとも 1 つの従属行を持つ行。

親表 (parent table)
少なくとも 1 つの参照制約で親である表。

親表スペース (parent table space)
DB2 UDB (OS/390 版) では、親表が入っている表スペース。その表の従属が入っている表スペースは、従属表スペースである。

参加プログラム (participant)
OS/390 環境では、コミット・プロセスに参加する、コミット調整プログラム以外のエンティティー。 SNA における「エージェント (agent)」の同義語。

区分、区画 (partition)
OS/390 環境では、ページ・セットの一部分。各区分は、単一の、独立して拡張できるデータ・セットに対応する。区分のサイズは、区分ページ・セット内の区分の数に応じて、最大 1、2、または 4 ギガバイトに拡張できる。 1 つのページ・セットのすべての区分は同じ最大サイズを持つ。

区分互換性結合 (partition compatible join)
結合されたすべての行が同じデータベース区画に置かれる結合。

区分データベース (partitioned database)
複数のデータベース区画をもつデータベース。ユーザー表のデータは、1 つまたは複数のデータベース区画に置くことができる。 1 つの表が複数の区画に分散している場合、行の一部がある区画に保管され、それ以外の行が他の区画に保管される。「データベース区画 (database partition)」を参照。

区分データ・セット (PDS) (partitioned data set, PDS)
OS/390 環境では、メンバーと呼ばれる、区画に分けられた直接アクセス記憶装置のデータ・セット。このおのおのにプログラム、プログラムの一部、またはデータが入っている。「プログラム・ライブラリー (program library)」の同義語。

区分ページ・セット (partitioned page set)
OS/390 環境では、区分表スペースまたは索引スペース。ヘッダー・ページ、スペース・マップ・ページ、データ・ページ、および索引ページは、区分の有効範囲内のデータだけを参照する。

区分表スペース (partitioned table space)
OS/390 環境では、(索引キー範囲に基づいて)部分に分割された表スペース。そのそれぞれはユーティリティーによって個別に処理できる。

区分化関数 (partitioned function)
行の区分化キー値を入力として取り、区分番号を出力として生成する関数。

区分化キー (partitioning key)
(1) 与えられた表の 1 つ以上の列の順序セット。表の各行ごとに、行が属するデータベース区画がどれかを判別するために区分化キー列の値が使用される。
(2) 複製では、表内での 1 つまたは複数の列の順序セット。ソース表内の各行ごとに、行が属するターゲット表がどれかを判別するために区分化キー列の値が使用される。

区分化マップ (partitioning map)
区分化マップ索引をノード・グループ内のデータベース区画にマップする、区分番号のベクトル。

区分化マップ索引 (partitioning map index)
ハッシュ区分または範囲区分に割り当てられた番号。

パートナー論理装置 (LU) (partner logical unit, LU)
(1) SNA では、セッション内のリモート参加者。
(2) VTAM 会話によってローカル DB2 UDB (OS/390 版) に接続された、SNA ネットワーク内のアクセス点。

パススルー (pass-through)
連合データベース・システムにおける機能の 1 つ。ユーザーはこれを使用して、データ・ソースの SQL ダイアレクトでデータ・ソースと通信できる。

パス (path)
SQL パス (SQL path)」を参照。

PCT
CICS では、プログラム制御テーブル (program control table)。

PDS
区分データ・セット (partitioned data set)」を参照。

対等通信 (peer-to-peer communication)
2 つの SNA 論理装置 (LU) 間のホストによって管理されない通信。 LU 6.2 ノードを参照するときに使用される。

パフォーマンス・メトリックス (performance metrics)
同じデータベース・オブジェクトに属するパフォーマンス変数の集合。

パフォーマンス・モニター (Performance Monitor)
データベース管理者がチューニングの目的で、グラフィカル・インターフェースを使用して DB2 システムのパフォーマンスをモニターするのを可能にするツール。このツールは、コントロール・センターからアクセスできる。

パフォーマンス・スナップショット (performance snapshot)
ある時点でデータベース・マネージャーから検索された一連のデータベース・オブジェクトのためのパフォーマンス・データ。

パフォーマンス変数 (performance variable)
データベース・マネージャーから得たパフォーマンス・データから派生した統計。この変数の式はユーザー定義することができる。

パフォーマンス変数プロファイル (performance variable profile)
パフォーマンス変数の定義を含むフラット・ファイル。このファイルの編集、コピーおよび共有が可能。同じパフォーマンス・モニターが別プロファイルを使用して、さまざまな計算を実行することができる。

パーシスタンス (persistence)
Net.Data で、割り当てられた値を、 (複数の Net.Data 呼び出しにまたがる) トランザクション全体にわたって保持している状態。パーシスタンス (持続) 状態になる可能性があるのは、変数のみ。さらに、コミットメント制御によって影響を受ける資源に対する操作は、コミットやロールバックが明示的に行われるまで、またはトランザクションが完了するまで、アクティブに保たれる。

単独読み取り行 (phantom row)
反復可能読み取り以外の分離レベルで実行しているアプリケーション・プロセスで読み取ることができる表の行。アプリケーション・プロセスが同じ作業単位内で同じ照会を複数回発行すると、同時に実行している他のアプリケーション・プロセスによってデータが挿入されコミットされるために、照会と次の照会の間に他の行が追加されて表示されるようになる。

物理クレーム (physical claim)
DB2 UDB (OS/390 版) で、非区分索引全体のクレーム。

物理的な整合性 (physical consistency)
DB2 UDB (OS/390 版) では、部分変更状態でないページの状態。

物理ドレーン (physical drain)
DB2 UDB (OS/390 版) で、非区分索引全体のドレーン処理。

物理ロック (P ロック) (physical lock, P-lock)
複数の異なる DB2 UDB (OS/390 版) サブシステムでキャッシュに入れられるデータの整合性を提供するために DB2 UDB (OS/390 版) が獲得するロックのタイプ。物理ロックは、データ共用環境でのみ使用される。「論理ロック (L ロック) (logical lock, L-lock)」と対比。

物理ロック競合 (physical lock contention)
DB2 UDB (OS/390 版) では、物理ロックのリクエスターが対立している状態。「交渉可能ロック (negotiable lock)」も参照。

物理的な完了 (physically complete)
DB2 UDB (OS/390 版) では、並行コピー・プロセスが完了し、出力データ・セットが作成されている状態。

物理装置 (PU) (physical unit, PU)
SSCP-PU セッション中に SSCP によって要求された場合、ノードに関連する資源(付加リンク、隣接リンク・ステーションなど)を管理しモニターする構成要素。 SSCP は PU とのセッションを活動化し、 PU を通して付加リンクなどのノードの資源を間接的に管理する。この用語は、タイプ 2.0、4、および 5 のノードのみに使われる。「制御点 (control point)」も参照。

ピース (piece)
OS/390 環境では、区分化されていないページ・セット。

プラン (plan)
アプリケーション・プラン (application plan)」を参照。

プラン割り振り (plan allocation)
プランを実行する準備のために、プランに DB2 UDB (OS/390 版) 資源を割り振るプロセス。

プラン名 (plan name)
DB2 UDB (OS/390 版) では、アプリケーション・プランの名前。

プラン・セグメント化 (plan segmentation)
DB2 UDB (OS/390 版) で、各プランをセクションに分割すること。セクションが必要なとき、独立して EDM プールにもたらされる。

P ロック (P-lock)
物理ロック (physical lock)」を参照。

PLT
CICS では、プログラム・リスト・テーブル (program list table)。

時刻表 (point-in-time table)
DB2 複製では、すべてまたは一部のソース表と内容が一致するターゲット表のタイプ。ソース・システムで特定の行が挿入または更新された大体の時刻を識別する追加システム列を含む。

一貫性ポイント (point of consistency)
プログラムがアクセスする、回復可能データに一貫性がある時刻。一貫性ポイントは、更新、挿入、または削除が物理データベースをコミットしたりロールバックするいずれかの場合に発生する。「コミット・ポイント (commit point)」および「同期点 (sync point)」の同義語。

ポリシー (policy)
CFRM ポリシー (CFRM policy)」を参照。

打ち切り延期 UR (postponed abort UR)
DB2 UDB (OS/390 版) では、未了または打ち切り中であったときにシステム障害または取り消しによって割り込まれ、その後再始動時にバックアウトを完了しなかった回復単位のこと。

PPT
(1) CICS では、処理プログラム・テーブル (processing program table)。
(2) OS/390 では、プログラム特性テーブル (program properties table)。

精度 (precision)
数値データ・タイプにおける、 2 進数または 10 進数の桁数の合計 (符号を除く)。

プリコンパイル (precompile)
SQL ステートメントを含むプログラムをコンパイルする前に処理すること。 SQL ステートメントは、ホスト言語コンパイラーによって認識されるステートメントに置き換えられる。プリコンパイル・プロセスの出力には、コンパイラーに発信されバインド処理で使用されるソース・コードが含まれる。

述部 (predicate)
比較演算を明示または暗黙指定する検索条件の要素。

事前取り出し (prefetch)
データの使用に先行してデータを読み取ること。

準備 (prepare)
(1) SQL ステートメントを SQL コンパイラーに送信し、テキスト形式から実行可能な形式に変換すること。
(2) DB2 UDB (OS/390 版) では、すべての参加プログラムがコミットの準備を要求される、 2 フェーズ・コミット・プロセスの第 1 フェーズ。

準備済み SQL ステートメント (prepared SQL statement)
SQL では、PREPARE ステートメントによって処理される SQL ステートメントの実行可能形式である名前付きのオブジェクト。

1 次許可 ID (primary authorization ID)
DB2 UDB (OS/390 版) に対しアプリケーション・プロセスを識別するときに使用する許可 ID。

1 次グループ・バッファー・プール (primary group buffer pool)
二重化グループ・バッファー・プールの場合に、キャッシュ・データの一貫性を維持するために使用される DB2 UDB (OS/390 版) 構造のこと。この構造は、ページ登録および相互無効化に使用される。 OS/390 でこれに該当するものは、古い 構造 (old structure) である。「2 次グループ・バッファー・プール (secondary group buffer pool)」と比較。

1 次索引 (primary index)
DB2 UDB (OS/390 版) では、基本キーの一意性を強める索引。

基本キー (primary key)
表の定義の一部である固有キー。基本キーは、参照制約定義の親キーの省略時値。

1 次ログ (primary log)
変更をデータベースに記録するために使用される 1 つ以上のログ・ファイル。これらのファイルの記憶域は前もって割り当てられる。「2 次ログ (secondary log)」と対比。

プリンシパル (principal)
OS/390 環境では、別のエンティティーと確実に通信できるエンティティー。 DCE の場合、プリンシパルは、DCE レジストリー・データベースの項目として表される。これには、ユーザー、サーバー、コンピューターなどが入る。

プリンシパル名 (principal name)
OS/390 環境では、DCE セキュリティー・サービスが認識しているプリンシパルの名前。

私用接続 (private connection)
DB2 UDB (OS/390 版) に固有の通信接続。

私用プロトコル・アクセス (private protocol access)
分散データにアクセスする方式。これにより、照会を別の DB2 システムに送信することができる。「DRDA アクセス (DRDA access)」と対比。

私用プロトコル接続 (private protocol connection)
アプリケーション・プロセスの DB2 私用接続。「私用接続 (private connection)」も参照。

特権 (privilege)
(1) 特定の方法で特定のデータベース・オブジェクトにアクセスする権利。これらの権利は、SYSADM(システム管理者)権限または DBADM(データベース管理者)権限を用いてユーザーにより制御される。また、オブジェクト作成者によっても制御される。特権には、表にデータを作成する権利、表からデータを削除および選択する権利が含まれる。
(2) DB2 UDB (OS/390 版) では、特定の機能を、ときには特定のオブジェクトに対し、実行する能力。「明示特権 (explicit privilege)」および「暗黙特権 (implicit privilege)」も参照。

特権セット (privilege set)
インストール・システム SYSADM ID の場合、可能なすべての特権のセット。その他の許可 ID の場合、 DB2 UDB (OS/390 版) カタログ内のその ID について記録されているすべての特権のセット。

プロシージャー (procedure)
ストアード・プロシージャー (stored procedure)」を参照。

プロセス (process)
(1) データウェアハウスセンターで、ソース・データに対して操作を行う一連のステップ。これらのステップは、データを元の形式から意思決定に役立つ形式に変更する。データウェアハウスセンターのプロセスはすべて、1 つまたは複数のソース、 1 つまたは複数のステップ、および 1 つまたは複数のターゲットで構成される。
(2) DB2 UDB (OS/390 版) では、DB2 UDB (OS/390 版) が資源およびロックを割り当てる単位。プロセスには、1 つまたは複数のプログラムの実行が含まれる。 SQL ステートメントの実行は、常に何かのプロセスに関係する。プロセスを開始および終了する方法は、環境によって異なる。「アプリケーション・プロセス (application process)」の同義語。

プロパティー (property)
データウェアハウスセンターで、情報単位についての特性または属性の記述。各オブジェクト・タイプには、関連したプロパティーのセットがある。各オブジェクトには、複数の値からなるセットがプロパティーに割り当てられる。

保護会話 (protected conversation)
OS/390 環境では、2 フェーズ・コミットの流れをサポートする VTAM 会話。

protocol.ini
すべてのプロトコルおよび媒体アクセス制御 (MAC) システム・モジュールの LAN 構成情報およびバインド情報を含むファイル。

PSRCP
DB2 UDB (OS/390 版) では、ページ・セット回復保留 (page set recovery pending)。

PU
物理装置 (physical unit)」を参照。

共通権限 (public authority)
すべてのユーザーに与えられているオブジェクト権限。

PU タイプ (PU type)
SNA では、常駐しているノードのタイプによる物理装置の種別。

Q

QSAM
待機順次アクセス方式 (Queued sequential access method)。

比較述部 (quantified predicate)
ある値を値の集合と比較する述部。

照会 (query)
(1) 特定の条件に基づいてデータベースから情報を要求すること。たとえば、顧客表から残高が \100,000 以上の顧客すべてのリストを要求するなど。
(2) DB2 UDB (OS/390 版) では、結果表を指定する、特定の SQL ステートメントの構成要素。

照会ブロック (query block)
DB2 UDB (OS/390 版) では、FROM 文節の 1 つによって表される照会の一部。照会の DB2 UDB (OS/390 版) 内部プロセスによって、FROM 文節ごとに複数の照会ブロックがありうる。

イメージ内容による照会 (QBIC) (Query by Image Content, QBIC)
イメージ・エクステンダーが提供する機能。この機能を使用して、ユーザーは平均色、テクスチャーなどの可視特性によって画像を検索できる。

照会 CP 並列処理 (query CP parallelism)
DB2 UDB (OS/390 版) では、複数のタスクを使用して単一の照会を並列して実行すること。「シスプレックス照会並列処理 (Sysplex query parallelism)」と比較。

照会入出力並列処理 (query I/O parallelism)
DB2 UDB (OS/390 版) では、単一の照会で複数の入出力要求を生成して行われるデータの並列アクセス。

待機順次アクセス方式 (QSAM) (queued sequential access method, QSAM)
基本順次アクセス方式 (BSAM) (basic sequential access method, BSAM) の拡張版。この方式が使われる時、待ち行列は処理待ちの入力データ・ブロックで構成されるか、または補助記憶装置や出力装置への転送を待っている出力データ・ブロックで構成される。

静止 (quiesce)
新たな作業要求を拒否し、正常に操作を完了してプロセスを終了すること。

静止メンバー状態 (quiesced member state)
DB2 UDB (OS/390 版) では、データ共用グループのメンバーの状態。 STOP DB2 コマンドが障害なく有効となるときに、活動状態のメンバーは静止状態になる。コマンドが有効になる前に、メンバーのタスク、アドレス空間、または OS/390 システムに障害が発生すると、メンバー状態は障害となる。

引用符付き名前 (quoted name)
区切り識別子 (delimited identifier)」を参照。

R

RACF
OS/390 環境では、資源アクセス管理機能 (Resource Access Control Facility)。

RAMAC
OS/390 環境では、IBM の企業向けディスク装置システム・プロダクトのファミリー。

RBA
相対バイト・アドレス (relative byte address)」を参照。

RCT
CICS 接続機能のある DB2 UDB (OS/390 版) における、資源管理テーブル (resource control table)。

RDB
リレーショナル・データベース (relational database)」を参照。

RDBMS
リレーショナル・データベース管理システム (relational database management system)」を参照。

RDBNAM
リレーショナル・データベース名 (relational database name)」を参照。

RDF
DB2 UDB (OS/390 版) では、レコード定義フィールド (record definition field)。

読み取り固定 (RS) (read stability, RS)
アプリケーションがトランザクション中に検索する行のみをロックする分離レベル。行の読み取りの修飾がトランザクションが完了するまで他のアプリケーション・プロセスによって変更されないようにする。また、他のアプリケーション・プロセスによって変更された行の読み取りは、変更がプロセスによってコミットされるまで行われない。読み取り固定は、反復可能読み取りより並行性が高いが、カーソル固定より低い。

再バインド (rebind)
すでにバインドされているアプリケーション・プログラムのためにパッケージを作成すること。たとえば、プログラムによってアクセスされた表に索引が追加された場合、新しい索引を利用するためにはパッケージの再バインドをする必要がある。

レコード (record)
表またはその他のデータの単一行の記憶域を表す用語。

レコード識別子 (RID) (record identifier, RID)
レコード ID。DB2 が表内のレコードを固有に識別するために内部で使用する番号。レコードが保管されているページをアドレス指定するのに必要な情報を含む。「行識別子 (row ID)」と比較。

レコード識別子 (RID) プール (record identifier (RID) pool)
DB2 UDB (OS/390 版) では、16 メガバイトの境界より上の主記憶域の区域。リスト事前取り出し処理中のレコード識別子の分類用に予約される。

記録 (recording)
後に表示可能なパフォーマンス・スナップショットからの情報。

回復可能ログ (recoverable log)
すべてのログ・レコードが保存されているデータベース・ログ。障害時に、順方向回復によりデータ脱落を回復できる。「循環ログ (circular log)」と対比。

回復 (recovery)
(1) システムまたはシステムに保管されているデータが損傷を受けたあと、操作可能な状態にリセットすること。
(2) バックアップを復元し、関連するログをロールフォワードしてデータベースを再構築するプロセス。

回復ログ (recovery log)
データベース・ログ (database log)」を参照。

回復保留中 (recovery pending)
データベースまたは表スペースの状態。データベースまたは表スペースがバックアップから復元されると回復保留状態になる。データベースまたは表スペースが回復保留状態のとき、データのアクセスはできない。

回復トークン (recovery token)
DB2 UDB (OS/390 版) では、回復時に使用されるエレメントの識別子。 (たとえば、NID または URID)。

RECP
DB2 UDB (OS/390 版) では、回復保留中 (recovery pending)。

再帰サイクル (recursion cycle)
共通表式の全選択に FROM 文節の共通表式名が組み込まれているときに起きるサイクル。

再帰的共通表式 (recursive common table expression)
全選択から FROM 文節内の自分自身を参照する共通表式。再帰的共通表式は再帰的照会を書き込むときに使用される。

再帰的照会 (recursive query)
再帰的共通表式を使用する全選択。

再実行 (redo)
DB2 UDB (OS/390 版) では、行われた変更を DASD 媒体に再度適用し、データの完全性を確保すべきことを示す回復単位の状態。

参照制約 (referential constraint)
外部キーの非ヌル値が有効なのは親キーの値として表示されるときだけである、という参照保全規則。

参照保全 (referential integrity)
(1) 外部キーの値がすべて有効であるデータベースの状態。
(2) ある表の 1 つの列のデータから同じまたは別の表の別の列のデータへの意図的な参照がすべて有効であるときに存在する状態。参照保全を維持するには、すべての LOAD、RECOVER、INSERT、UPDATE、および DELETE 操作に DB2 UDB (OS/390 版) が参照制約を強制する必要がある。

参照構造 (referential structure)
DB2 UDB (OS/390 版) では、少なくとも 1 つの表を含む表および関係の集合。その集合の各表について、表が参加するすべての関係および関連するすべての表。

最新表示 (refresh)
ユーザー表から必要なデータをターゲット表にコピーして、既存のデータと置き換えるプロセス。「全最新表示 (full refresh)」および「差分最新表示 (differential refresh)」を参照。

登録 (registration)
複製ソース (replication source)」を参照。

登録プロセス (registration process)
DB2 複製では、複製ソースを定義するプロセス。「サブスクリプション・プロセス (subscription process)」と対比。

レジストリー・データベース (registry database)
OS/390 環境では、プリンシパル、グループ、編成、アカウント、および機密保護ポリシーに関する機密保護情報のデータベース。 DCE 機密保護構成要素によって保守される。

正規表スペース (regular table space)
非一時データを保管できる表スペース。

拒否されたトランザクション (rejected transaction)
DB2 複製では、1 つ以上のレプリカ表からの更新データを含むトランザクション。これらの更新データはソース表と比較して古い。

リレーショナル・キューブ (relational cube)
全体として多次元データベースを定義するデータおよびメタデータからなる集合。リレーショナル・キューブは、多次元データベースの一部で、リレーショナル・データベースに格納される。「多次元データベース (multidimensional database)」も参照。

リレーショナル・データベース (relational database)
表の集合とみなすことができるデータベースで、データのリレーショナル・モデルに従って操作できるもの。

リレーショナル・データベース管理システム (RDBMS) (relational database management system, RDBMS)
DB2 UDB (OS/390 版) で、リレーショナル・データベースへのアクセスを編成および提供するハードウェアとソフトウェアの集まり。

リレーショナル・データベース名 (RDBNAM) (relational database name, RDBNAM)
ネットワークにおける RDBMS の固有の識別子。 DB2 UDB (OS/390 版) では、CDB 内の表 SYSIBM.LOCATIONS の LOCATION 列にある値にする必要がある。 DB2 UDB (OS/390 版) の資料では、LOCATION 値またはロケーション名として他の RDBMS の名前を参照する。

関係 (relationship)
DB2 UDB (OS/390 版) では、1 つの表の行の間または 2 つの表の行の間の定義済み接続。関係は、参照制約の内部表記である。

相対バイト・アドレス (RBA) (relative byte address, RBA)
OS/390 環境では、データ・セットまたはそれが属するファイルに割り振られた記憶スペースの先頭からの、データ・レコードまたは制御インターバルのオフセット。

再移行 (remigration)
DB2 UDB (OS/390 版) の直前のリリースにフォールバックしたあと、次にくる現行リリースに戻るプロセス。この手順は、別の移行プロセスを構成する。

リモート (remote)
DB2 UDB (OS/390 版) では、リモート DB2 サブシステムによって保守されるオブジェクト。たとえば、リモート視点は、リモート DB2 サブシステムによって維持されている視点である。「ローカル (local)」と対比。

リモート接続要求 (remote attach request)
DB2 UDB (OS/390 版) では、リモート・ロケーションによってローカル DB2 サブシステムに接続する要求。具体的には、この要求送信は SNA 機能管理ヘッダー 5 である。

リモート・データベース (remote database)
現在使用しているワークステーション以外のワークステーションに物理的に置かれているデータベース。「ローカル・データベース (local database)」と対比。

リモート・サブシステム (remote subsystem)
DB2 UDB (OS/390 版) では、ローカル・サブシステム (local subsystem) 以外の RDBMS。ユーザーまたはアプリケーションはこれと通信することができる。サブシステムは、物理的な意味でリモートにある必要はなく、同一 OS/390 システム下の同じプロセッサーで稼働するものであってもよい。

リモート作業単位 (RUOW) (remote unit of work, RUOW)
SQL ステートメントのリモート準備および実行が可能である作業単位。

再最適化 (reoptimization)
実行時に SQL ステートメントのアクセス・パスを再考慮する DB2 UDB (OS/390 版) プロセス。再最適化の実行中、DB2 UDB (OS/390 版) はホスト変数、パラメーター・マーカー、または特殊レジスターの値を使用する。

REORG 保留中 (REORP) (REORG pending, REORP)
DB2 UDB (OS/390 版) では、再編成が必要なオブジェクトに対する SQL アクセスおよびほとんどのユーティリティー・アクセスを制限する条件のこと。

REORP
REORG 保留中 (REORP) (REORG pending, REORP)」を参照。

反復可能読み取り (RR) (repeatable read, RR)
トランザクション中に参照される、アプリケーション内の行すべてをロックする分離レベル。プログラムが反復可能読み取り保護を使用する場合、プログラムによって参照される行は、そのプログラムが現行のトランザクションを終了しない限り他のプログラムによって変更できない。

レプリカ (replica)
ローカルに更新でき、サブスクリプション定義を通してユーザー表から更新情報を受け取るタイプのターゲット表。ユーザー表または読み取り専用ターゲット表を更新するときのソースとなる。

レプリカ・ターゲット表 (replica target table)
ターゲット・サーバーにある複製表の 1 つで、随時更新ターゲット表の一種。

複製 (replication)
複数の場所にある定義済みデータ集合を保守するためのプロセス。これには、特定の変更内容をある場所 (ソース) から別の場所 (ターゲット) にコピーしたり、 2 つの場所にあるデータを同期化することが関係する。

複製管理者 (replication administrator)
複製ソースおよびサブスクリプションの定義に関して責任のあるユーザー。このユーザーは収集プログラムおよび変更適用プログラムも実行できる。

複製ソース (replication source)
コピー要求を受け入れ、サブスクリプション・セットのソース表となるデータベース表または視点。 「サブスクリプション・セット (subscription set)」も参照。

複製サブスクリプション (replication subscription)
変更データを複製ソースからターゲット表へ、指定時刻に指定頻度でコピーする仕様。拡張データ・オプションがある。データをコピーするために変更適用プログラムによって要求された情報をすべて定義する。

要求コミット (request commit)
DB2 UDB (OS/390 版) では、参加プログラムがデータを修正し、コミットまたはロールバックの準備が整った場合に準備フェーズに提出される決定。

リクエスター (requester)
DB2 UDB (OS/390 版) では、リモート RDBMS に要求するソース。つまりデータを要求するシステム。「アプリケーション・リクエスター (application requester)」の同義語。

予約語 (reserved word)
(1) プログラムまたはコンパイラーが行う処理を記述するためにソース・プログラムによって使用される語。ユーザー定義名またはシステム名として使ってはいけない。
(2) SQL 標準で特別に使用するために取ってある語。

資源 (resource)
DB2 UDB (OS/390 版) では、ロックまたはクレームのオブジェクト。これには表スペース、索引スペース、データ区分、索引区分、または論理区分がある。

資源割り振り (resource allocation)
DB2 UDB (OS/390 版) で、特にデータベース資源を扱うプラン割り振りの一部。

資源管理テーブル (RCT) (resource control table, RCT)
DB2 UDB (OS/390 版) では、サイト提供のマクロ・パラメーターによって作成される CICS 接続機能の構成。トランザクションまたはトランザクション・グループの許可およびアクセス属性を定義する。

資源定義オンライン (resource definition online)
CICS の OS/390 環境で、表をアセンブルせずにオンラインで CICS 資源を定義できるようにする機能。

資源限定機能 (RLF) (resource limit facility, RLF)
動的操作可能 SQL ステートメントが指定の時間制限を超えないようにする、 DB2 UDB (OS/390 版) コードの一部。「管理プログラム (governor)」の同義語。

資源限定表 (resource limit specification table)
DB2 UDB (OS/390 版) では、資源限定機能によって実行される制限を指定する、サイト定義の表。

再始動保留中 (RESTP) (restart pending, RESTP)
DB2 UDB (OS/390 版) では、ページ・セットまたは区画に対する限定状態であり、そのオブジェクトに対して再始動 (バックアウト) 作業を実行する必要があることを示す。ページ・セットあるいは区分へのアクセスは、RECOVER POSTPONED コマンドによるアクセス、または (システム・パラメーターが LBACKOUT=AUTO の場合、再始動後に DB2 UDB (OS/390 版) によって起動される) 自動オンライン・バックアウトによるアクセスを除いて、すべて拒否される。

RESTP
RESTART 保留中 (RESTP) (restart pending, RESTP)」を参照。

復元 (restore)
バックアップ・コピーを活動記憶装置のロケーションに戻すこと。

復元セット (restore set)
データベースまたは表スペース (ログ・ファイルも含む場合がある) のバックアップ・コピー。復元およびロールフォワードが行われたとき、データベースまたは表スペースを一貫性のある状態に戻す。

結果セット (result set)
ストアード・プロシージャーが戻す行のセット。

結果セット・ロケーター (result set locator)
ストアード・プロシージャーが戻す照会結果セットを固有に識別するために DB2 UDB (OS/390 版) が使用する 4 バイトの値。

結果表 (result table)
SELECT ステートメントの評価によって生成された行のセット。

保持ロック (retained lock)
DB2 UDB (OS/390 版) サブシステム障害時にそのサブシステムが保持していた MODIFY ロック。ロックは DB2 UDB (OS/390 版) の障害の間、結合機能 のロック構造に保持される。

取り消し (revoke)
特権または権限を許可 ID から除くこと。

RID
レコード識別子 (RID) (record identifier, RID)」を参照。

RID プール (RID pool)
レコード識別子プール (record identifier pool)」を参照。

右方外部結合 (right outer join)
DB2 UDB (OS/390 版) では、結合中の両方の表の一致した行が入っていて、 2 つめの結合オペランドの不一致行を保存する、結合操作の結果。「結合 (join)」を参照。

RLF
資源限定機能 (resource limit facility)」を参照。

RO
DB2 UDB (OS/390 版) では、読み取り専用アクセス (read-only access)。

ロールバック (rollback)
SQL ステートメントによって変更されたデータを、その最後のコミット・ポイントにおける状態に復元するプロセス。「一貫性ポイント (point of consistency)」を参照。

ロールフォワード (roll-forward)
データベース・ログに記録されている変更を適用することによって、復元されたデータベースのデータを更新するプロセス。「順方向回復 (forward recovery)」を参照。

ルート・ページ (root page)
DB2 UDB (OS/390 版) では、最初の索引スペースのマップ・ページが後に続く索引ページ・セットのページ。ルート・ページは、索引の最上位レベル (または開始点)。

ルーチン (routine)
DB2 UDB (OS/390 版) では、ユーザー定義関数またはストアード・プロシージャー。

行 (row)
表の各列の値の順番からなる表の水平構成要素。

ROWID
行識別子 (row identifier)」を参照。

行識別子 (ROWID) (row identifier, ROWID)
DB2 UDB (OS/390 版) では、行を固有に識別する値。この値は当該の行と一緒に保管され、変更されない。

行ロック (row lock)
DB2 UDB (OS/390 版) では、データの単一の行のロック。

行レプリカ (row-replica)
DB2 複製では、トランザクションのセマンティクスなしで DataPropagator for Microsoft Jet が保守する一種の随時更新レプリカ。

行レプリカ対立検出 (row-replica conflict detection)
DB2 複製では、トランザクションごとではなく、行ごとになされる対立検出。これは、DB2 レプリカに対してなされるのと同じ。

行トリガー (row trigger)
DB2 UDB (OS/390 版) では、各行に対して、トリガー細分性を指定して定義したトリガー。

RR
反復可能読み取り (repeatable read)」を参照。

RRE
IMS の OS/390 環境における、残余回復項目 (residual recovery entry)。

RS
読み取り固定 (read stability)」を参照。

RRSAF
回復可能資源管理プログラム・サービス接続機能 (RRSAF)。 DB2 UDB (OS/390 版) の副構成要素であり、OS/390 Transaction Management and Recoverable Resource Manager Services を使用して、 DB2 UDB (OS/390 版) およびその他の資源管理プログラム (OS/390 システムで、 OS/390 RRS をやはり使用するもの) の間で資源コミットメントを調整する。

RUOW
リモート作業単位 (remote unit of work)」を参照。

S

検索引き数述部 (sargable)
検索引き数として評価される述部。

サテライト (satellite)
サテライト制御データベースでグループと同期化される DB2 サーバーを持つ、断続的に接続されるクライアント。

サテライト管理センター (Satellite Administration Center)
サテライトのために集中管理サポートを提供するユーザ・インタフェース。

サテライト制御サーバー (satellite control server)
サテライト制御データベース SATCTLDB を含む DB2 ユニバーサル・データベース・システム。

SBCS
1 バイト文字セット (single-byte character set)」を参照。

SCA
DB2 UDB (OS/390 版) では、共有連絡域 (shared communications area)。

スカラー全選択 (scalar fullselect)
単一値(1 行 1 列のみで構成されているデータ)を戻す全選択。

スカラー関数 (scalar function)
別の値から単一の値を作成する SQL 操作。これは括弧に囲まれた引き数のリストが後に続いた関数名によって表現される。「列関数 (column function)」と対比。

位取り (scale)
小数部の桁数。

スキーマ (schema)
(1) 表、視点、索引またはトリガーなどデータベース・オブジェクトのコレクション。データベース・オブジェクトの論理種別を提供する。
(2) DB2 UDB (OS/390 版) では、ユーザー定義関数、特殊タイプ、トリガー、およびストアード・プロシージャーを論理的にグループ化したもの。これらのタイプのいずれかのオブジェクトが 1 つ作成されると、そのオブジェクトは、そのオブジェクト名によって判別される 1 つのスキームに割り当てられる。
(3) データウェアハウスセンターで、ウェアハウス・ターゲット表、およびウェアハウス・ターゲット表間の関連から成る集合。これを構成するターゲット表は、1 つまたは複数のウェアハウス・ターゲットに由来する。

SDK
ソフトウェア開発者キット (Software Developer's Kit)」を参照。

SDWA
OS/390 環境では、システム診断作業域 (system diagnostic work area)。

検索条件 (search condition)
表から行を選択するための基準。 1 つの検索条件は、1 つまたは複数の述部から構成される。

2 次許可 ID (secondary authorization ID)
DB2 UDB (OS/390 版) では、許可出口ルーチンによって 1 次許可 ID に結び付けられた許可 ID。

2 次グループ・バッファー・プール (secondary group buffer pool)
DB2 UDB (OS/390 版) 環境の二重化されたグループ・バッファー・プールのための、 1 次グループ・バッファー・プールに書き込まれる変更されたページをバックアップするために使用される構造。 2 次グループ・バッファー・プールを使用していると、ページの登録および相互無効化は一切行われない。 OS/390 での「新規の (new)」構造と等価。「1 次グループ・バッファー・プール (primary group buffer pool)」と比較。

2 次ログ (secondary log)
変更をデータベースに記録するために使用される 1 つ以上のログ・ファイル。これらのファイルの記憶域は、1 次ログがいっぱいになったときに必要に応じて割り当てられる。「1 次ログ (primary log)」と対比。

セクション (section)
DB2 UDB (OS/390 版) では、単一 SQL ステートメントの実行可能な構造体を含むプランまたはパッケージのセグメント。ほとんどの SQL ステートメントでは、ソース・プログラムの各 SQL ステートメントごとに、プランの中にセクションが 1 つある。しかし、カーソルに関連付けられているステートメント DECLARE、OPEN、FETCH、および CLOSE ステートメントの場合は、それぞれ DECLARE CURSOR ステートメントで指定されている SELECT ステートメントを参照するため、どれもが同じセクションを参照する。また、COMMIT や ROLLBACK などの SQL ステートメントと一部の SET ステートメントはセクションを使用しない。

セグメント化表スペース (segmented table space)
DB2 UDB (OS/390 版) では、セグメントと呼ばれる同一サイズのページのグループに分けられた表スペース。セグメントの表への割り当ては、異なる表の行が、同じセグメントに保管されないように行われる。

自己参照制約 (self-referencing constraint)
DB2 UDB (OS/390 版) では、表がそれ自体従属である関連を定義する参照制約。

自己参照行 (self-referencing row)
自分の親である行。

自己参照副照会 (self-referencing subquery)
SQL ステートメントのオブジェクトである表を参照する DELETE、 INSERT、または UPDATE ステートメントの副選択または全選択。

自己参照表 (self-referencing table)
同じ参照制約にある親および従属表。

順次データ・セット (sequential data set)
磁気テープ上のような、連続した物理位置に基づいてレコードの編成が行われる、非 DB2 UDB (OS/390 版) データ・セット。 DB2 UDB (OS/390 版) データベース・ユーティリティーには、順次データ・セットを必要とするものがいくつかある。

順次事前取り出し (sequential prefetch)
DB2 UDB (OS/390 版) では、連続する非同期入出力操作を起動するメカニズム。ページは必要とされる前に取り出され、いくつかのページが単一の入出力操作で読み取られる。

サーバー (server)
(1) ネットワークにおいて、他のステーションに機能を提供するノード。たとえば、ファイル・サーバー、プリンター・サーバー、メール・サーバーなど。
(2) 連合データベース・システムにおいて、データ・ソースの連合サーバーを識別する情報単位。この情報には、サーバーの名前、タイプ、バージョン、および (データ・ソースとの通信やデータ検索のために) 連合サーバーが使用するラッパーの名前が含まれる。
(3) ネットワークを通して 1 つまたは複数のクライアントにサービスを提供する機能単位。 DB2 UDB (OS/390 版) 環境では、サーバーはリモート RDBMS からの要求のターゲットであり、データを提供する RDBMS でもある。「アプリケーション・サーバー (application server)」も参照。

サービス・クラス (service class)
DB2 UDB (OS/390 版) では、MVS ワークロード管理プログラムが顧客のパフォーマンスのゴールを特定の DDF スレッドやストアード・プロシージャーに関連付けるために使用する 8 文字の識別子。並列補助機能の作業を分類するためにも使用される。

サービス名 (service name)
リモート・ノードで使用されるポート番号を指定する記号方式を提供する名前。 TCP/IP 接続では、リモート・ノードのアドレスと、アプリケーションを識別するためにリモート・ノードで使用されるポート番号が必要である。

セッション (session)
2 つのステーションまたは SNA ネットワーク・アドレス可能単位 (NAU) の間の論理結合。これにより、2 つのステーションまたは NAU 間の通信ができる。

セッション限度 (session limit)
SNA で、特定の論理単位 (LU) がサポートできる、並行して活動状態にある論理装置−論理装置 (LU 対 LU) セッションの最大数。

セッション・パートナー (session partner)
SNA では、活動セッションに参加している 2 つのネットワーク・アドレス可能単位 (NAU) のうちの一方。

セッション・プロトコル (session protocols)
DB2 UDB (OS/390 版) では、SNA 通信要求および応答で使用できるセット。

セッション機密保護 (session security)
LU 6.2 では、パートナー LU 検査およびセッション・データの暗号化。データを暗号化された形式で送信できるシステム・ネットワーク体系 (SNA) 機能。

セット演算子 (set operator)
合併、差、および論理積といった関係演算子に対応する SQL 演算子 UNION、EXCEPT および INTERSECT。集合演算子は、2 つの別々の結果表を結合させて結果表を派生する。

シャドー (shadowing)
現行ページが重ね書きされないようにする回復方法。そのかわりに、値が置換されているページがシャドー・コピーとして保存されている間に、新しいページが割り当てられ、書き込まれる。シャドー・コピーは、トランザクション・ロールバックによるシステム状態の復元をサポートする必要がある間保存されている。

共用連絡域 (SCA) (shared communications area, SCA)
DB2 UDB (OS/390 版) データ共用グループが DB2 間の通信に使用する、結合機能 のリスト構造。

共用ロック (shared lock)
並行して実行されているアプリケーション・プロセスをデータベースのデータの読み取り専用操作に限定するロック。「排他ロック (exclusive lock)」と対比。

シフトイン文字 (shift-in character)
EBCDIC システムで使用される特殊制御文字 (X'0F')。これ以降のバイトが SBCS 文字であることを表す。「シフトアウト文字 (shift-out character)」と対比。

シフトアウト文字 (shift-out character)
EBCDIC システムで使用される特殊制御文字 (X'0E')。これ以降のバイトから次のシフトイン文字までが DBCS 文字であることを表す。「シフトイン文字 (shift-in character)」と対比。

短ストリング (short string)
(1) 最大長が 254 以下である固定長ストリングまたは可変長ストリング。
(2) DB2 UDB (OS/390 版) では、実際の長さを持つストリング、または最大長の可変長ストリングで、 255 バイト (127 個の 2 バイト文字) またはそれより短いもの。長さにかかわらず、LOB ストリングは短ストリングではない。

サインオン (sign-on)
個々の CICS もしくは IMS アプリケーション・プロセスに代わって接続機能が行う要求。これによって、DB2 UDB (OS/390 版) はアプリケーション・プロセスに DB2 UDB (OS/390 版) 資源の使用が許可されているかを検査することができる。

単純ページ・セット (simple page set)
DB2 UDB (OS/390 版) では、区分化されていないページ・セット。単純ページ・セットは最初は単一のデータ・セット (ページ・セット部分) から成る。データ・セットが 2 ギガバイトにまで拡張される場合は、別のデータ・セットが作成されて、合計 32 までのデータ・セットとなる。 DB2 UDB (OS/390 版) はこのデータ・セットを、最大 64 ギガバイトを含む単一の隣接した線形アドレス空間であるとみなす。データは、区分化している構造とはみなされず、このアドレス空間内で次に使用可能なロケーションに保管される。

単純表スペース (simple table space)
DB2 UDB (OS/390 版) では、区分化されたりセグメント化されない表スペース。

1 バイト文字セット (SBCS) (single-byte character set, SBCS)
各文字が単一バイト・コードで表されている文字セット。

単精度浮動小数点数 (single-precision floating point number)
実数を 32 ビットで近似表現したもの。

SMF
OS/390 環境では、システム管理機能 (system management facility)。

SMS
OS/390 環境では、記憶管理サブシステム (Storage Management Subsystem)。

SMS 表スペース (SMS table space)
システム管理スペース表スペース (system-managed space table space)」を参照。

SNA
システム・ネットワーク体系 (Systems Network Architecture)」を参照。

SNA ネットワーク (SNA network)
システム・ネットワーク体系 (SNA) の形式およびプロトコルに適合するユーザー・アプリケーション・ネットワークの一部。ユーザー間の確実な転送を可能にし、いろいろなネットワーク構成の資源を制御するプロトコルを提供する。 SNA ネットワークは、ネットワーク・アドレス可能単位 (NAU)、ゲートウェイ機能、中間セッション経路指定関数構成要素およびトランスポート・ネットワークから成る。

スナップショット (snapshot)
パフォーマンス・スナップショット (performance snapshot)」および「Explain スナップショット (explain snapshot)」を参照。

ソケット (socket)
呼び出し可能な TCP/IP プログラミング・インターフェース。 TCP/IP ネットワーク・アプリケーションでリモートの TCP/IP パートナーと通信するために使用される。

ソフト・チェックポイント (soft checkpoint)
情報をログ・ファイルのヘッダーに書き込むプロセス。この情報は、データベースの再始動要求が出されたときに、ログでの開始点を判別するために使用される。

ソフトウェア開発者キット (SDK) (Software Developer's Kit, SDK)
クライアントのワークステーションでのアプリケーション開発を可能にするアプリケーション開発製品。この開発は、ホスト・リレーショナル・データベースを含むリモート・データベース・サーバーに DB2 コネクト製品を使ってアクセスするためのもの。

ソース (source)
データウェアハウスセンターで、ステップへの入力となる表、視点、またはファイル。

ソース関数 (source function)
1 つ以上の UDF を実行するために使用されるユーザー定義関数 (UDF)。

ソース関数 (sourced function)
DB2 UDB (OS/390 版) では、データベース・マネージャーがすでに認識している別の組み込み関数またはユーザー定義関数によってその機能が実現されている関数。この関数となり得るのは、スカラー関数または列 (集合) 関数のいずれかである。この関数は、値の集合 (たとえば MAX や AVG など) の中から単一の値を戻す。「外部関数 (external function)」および「組み込み関数 (built-in function)」と対比。

ソース・プログラム (source program)
SQL プリコンパイラーによって処理されるホスト言語ステートメントおよび SQL ステートメントのセット。

ソース・サーバー (source server)
DB2 複製では、複製ソースおよび収集プログラムのデータベースのロケーション。

ソース表 (source table)
DB2 複製では、ターゲット表にコピーされるデータを含む表。ソース表は複製ソース表、変更データ表、整合した変更データ表がある。「ターゲット表 (target table)」と対比。

ソース・タイプ (source type)
特殊タイプを内部的に表示するために使用される既存のタイプ。

特殊レジスター (special register)
データベース・マネージャーによってアプリケーション・プロセス用に定義された記憶域。 SQL ステートメントで参照される情報を保管するときに使用する。たとえば、USER および CURRENT DATE など。

特定関数名 (specific function name)
(1) システムに固有の関数を識別する名前。
(2) DB2 UDB (OS/390 版) では、その特定の名前によってデータベース・マネージャーに認識されている特定のユーザー定義関数のこと。多くの特定のユーザー定義関数が同じ関数名を持つことができる。データベースに対してユーザー定義関数を定義すると、各関数にはそれが属すスキーマの中で固有の特定名が割り当てられる。ユーザーはこの名前を使用できる。またはデフォルト名が使用される。

予備ファイル (spill file)
DB2 複製では、変更適用プログラムが作成する一時ファイル。複数のターゲット表に対してデータを更新するためのソースとして使用される。

表計算アドイン (Spreadsheet Add-in)
OLAP Starter Kit で、Microsoft Excel とロータス 1-2-3 をマージしてデータの多次元分析を可能にするソフトウェア。このソフトウェア・ライブラリーはスプレッドシートのメニュー・アドインとして表示され、結合、ズームイン、計算などの多次元分析機能を提供する。

SPUFI
DB2 UDB (OS/390 版) では、ファイル入力式 SQL 処理プログラム (SQL Processor Using File Input)。

SQL
構造化照会言語 (Structured Query Language)」を参照。

SQL 許可 ID (SQL ID) (SQL authorization ID, SQL ID)
DB2 UDB (OS/390 版) では、特定の状態での動的 SQL ステートメントをチェックするために用いられる許可 ID。

SQLCA
SQL 通信域 (SQL communication area)」を参照。

SQL 連絡域 (SQLCA) (SQL communication area, SQLCA)
アプリケーション・プログラムに SQL ステートメントの実行またはデータベース・マネージャーからの要求に関する情報を提供する変数のセット。

SQL 接続 (SQL connection)
DB2 UDB (OS/390 版) では、アプリケーション・プロセスとローカルまたはリモートのアプリケーション・サーバーの間の関連。

SQLDA
SQL 記述子域 (SQL descriptor area)」を参照。

SQL 記述子域 (SQLDA) (SQL descriptor area, SQLDA)
(1) 特定の SQL ステートメントの処理で使用される変数のセット。 SQLDA は動的 SQL プログラムを対象としたもの。
(2) 入力変数、出力変数、または結果表の列を記述する構造。

SQL エスケープ文字 (SQL escape character)
DB2 UDB (OS/390 版) では、SQL 区切り識別子を囲むために使用される記号。この記号は二重引用符 (") となる。「エスケープ文字 (escape character)」と比較。

SQL ID
SQL 許可 ID (SQL authorization ID)」を参照。

SQL パス (SQL path)
DB2 UDB (OS/390 版) では、ユーザー定義関数、特殊タイプ、およびストアード・プロシージャーへの修飾されない参照を解決するために使用される、スキーマ名の順序付きリスト。動的 SQL では、現行パスは CURRENT PATH 特殊レジスターの中に入っている。静的 SQL では、現行パスは PATH バインド・オプションの中で定義される。

SQL 処理会話 (SQL processing conversation)
アプリケーションまたは動的照会リクエスターのいずれかによって、DB2 UDB (OS/390 版) データのアクセスを必要とする会話。

ファイル入力式 SQL 処理プログラム (SPUFI) (SQL Processor Using File Input, SPUFI)
DB2 UDB (OS/390 版) では、ファイル入力式 SQL 処理プログラム (SQL Processor Using File Input)。 DB2I ユーザーが SQL ステートメントをアプリケーション・プログラムに組み込まずに実行できるようにする TSO 接続副構成要素の機能。

SQL 戻りコード (SQL return code)
SQLCODE または SQLSTATE のいずれか。

SQL ルーチン (SQL routine)
DB2 UDB (OS/390 版) では、SQL で書かれたコードを基にしたユーザー定義関数またはストアード・プロシージャー。

SQL ストリング区切り文字 (SQL string delimiter)
DB2 UDB (OS/390 版) では、SQL ストリング定数を囲むために使用される記号。 SQL ストリング区切り文字は、アポストロフィ (') であるが、 COBOL アプリケーションは例外で、ユーザーが記号(アポストロフィまたは二重引用符(")) を割り当てる。

SSCP
システム・サービス制御点 (system services control point)」を参照。

SSI
OS/390 環境では、サブシステム・インターフェース (subsystem interface)。

SSM
DB2 UDB (OS/390 版) では、サブシステム・メンバー (subsystem member)。

スタック (stack)
一時レジスター情報、パラメーターおよびサブルーチンの戻りアドレスを保管するメモリー内の領域。

ステージング表 (staging table)
DB2 複製では、複製のターゲット表に対してデータを更新するためのソースとして使用できる CCD 表。

スタンドアロン (stand-alone)
DB2 UDB (OS/390 版) サービスを使用せずに、 DB2 UDB (OS/390 版) から独立して実行できることを意味する、プログラムの属性。

標準対立検出 (standard conflict detection)
変更適用プログラム (Apply program)が行内の対立を検索する対立検出。この対立は、レプリカの変更データ表またはユーザー表ですでに収集されている。「対立検出 (conflict detection)」、「拡張対立検出 (enhanced conflict detection)」、および「行レプリカ対立検出 (row-replica conflict detection)」も参照。

スタースキーマ (star schema)
OLAP Starter Kit が使用するリレーショナル・データベース・スキーマのタイプ。多くの場合、データウェアハウスセンター内で作成される。

ステートメント (statement)
プログラムまたはプロシージャーでの命令。

ステートメント・ハンドル (statement handle)
CLI では、SQL ステートメントに関する情報を含むデータ・オブジェクトを参照するハンドル。動的引き数、動的引き数および列のバインド、カーソル情報、結果値および状況情報などを含む。各ステートメント・ハンドルは、接続ハンドルと関連している。

ステートメント・ストリング (statement string)
DB2 UDB (OS/390 版) 環境の動的 SQL ステートメントでは、ステートメントの文字ストリング書式。

静的バインド (static bind)
SQL ステートメントが事前コンパイルされた後でバインドされるというプロセス。すべての静的 SQL ステートメントの実行準備は、同時に行われる。「バインド (bind)」も参照。

ステートメント・トリガー (statement trigger)
DB2 UDB (OS/390 版) では、各ステートメントに対して、トリガー細分性を指定して定義したトリガー。

静的 SQL (static SQL)
プログラムに組み込まれている SQL ステートメント。このステートメントは、プログラムを実行する前にプログラム準備処理中に準備されるもの。準備された後、ステートメントで指定されたホスト変数が変更されても、静的 SQL ステートメントは変更されない。

状況 (status)
データウェアハウスセンターで、進行中のステップ処理の状態。たとえば、スケジュール済み、移植中、成功。

ステップ (step)
データウェアハウスセンターで、ウェアハウス・プロセスでのデータに対する個々の操作。ほとんどの場合、ステップは、ウェアハウス・ソース、データのトランスフォーメーションまたは移動に関する記述、およびターゲットで構成される。スケジュールに従ってステップを実行することができる。または、別のステップからカスケードすることもできる。

ステップ・エディション (step edition)
データウェアハウスセンターで、ウェアハウス・ソース内の、特定時刻におけるデータのスナップショット。

記憶域グループ (storage group)
DB2 UDB (OS/390 版) データを保管できる DASD ボリュームの名前付きセット。

ストアード・プロシージャー (stored procedure)
(1) 手続き構成および組み込み SQL のブロック。データベースに保管され、名前で呼び出される。ストアード・プロシージャーを使用して、 1 つのアプリケーション・プログラムを 2 つの部分で実行できる。クライアントとサーバーの両方で実行できる。これにより、1 回の呼び出しでデータベースへの複数のアクセスが可能となる。「プロシージャー (procedure)」の同義語。
(2) DB2 UDB (OS/390 版) では、ユーザー作成のアプリケーション・プログラムで、 SQL CALL ステートメントを使用することにより呼び出される。

ストアード・プロシージャー・ビルダー (Stored Procedure Builder)
ストアード・プロシージャーの作成、ローカルまたはリモート DB2 サーバー上でのストアード・プロシージャーの構築、既存のストアード・プロシージャーの変更と再構築、およびインストールしたストアード・プロシージャーのテストとデバッグを、グラフィカル・インターフェースを使用して行うツール。このツールはスタンドアロンで実行できる。または、さまざまな統合開発環境からアクセスすることもできる。

ストアード・プロシージャー・ビルダー・プロジェクト (Stored Procedure Builder project)
ストアード・プロシージャー・ビルダーの作成するファイルで、接続情報、およびデータベース内に正常に構築されなかったストアード・プロシージャー・オブジェクトを含んでいる。

ストーリーボード (storyboard)
ビデオの可視的な要約。ビデオ・エクステンダーには、ビデオの代表ショットであるビデオ・フレームを識別し、保管する機能がある。これらの代表フレームを使用して、ストーリーボードを作成することができる。

ストリング (string)
プログラミング言語では、テキストの保管および操作に使用されるデータの形式。

強力型指定 (strong typing)
DB2 UDB (OS/390 版) では、その指定されたタイプには、ユーザー定義関数および特殊タイプに対して定義された操作しか適用できないことを保証するプロセス。たとえば、カナダ・ドルと米ドルのように、2 種類の通貨タイプを直接比較することはできない。しかし、片方の通貨からもう一方の通貨へと変換するユーザー定義関数を提供し、それによって比較を行うことができるようにしている。

構造化照会言語 (SQL) (Structured Query Language, SQL)
リレーショナル・データベースのデータを定義および操作するための標準化言語。

サブエージェント (subagent)
サブリクエストで動くエージェントのタイプ。 1 つのアプリケーションが多くの要求を出す場合、各要求はいくつかのサブリクエストに分割できる。したがって、同じアプリケーションに対して複数のサブエージェントが使用されることがある。 1 つのアプリケーションで使用されるサブエージェントはすべて、そのアプリケーションのコーディネート・エージェントで調整される。

副構成要素 (subcomponent)
一般機能を提供するため一緒になって作業する最も関連した DB2 UDB (OS/390 版) モジュールのグループ。

サブジェクト・エリア (subject area)
データウェアハウスセンターで、特定の論理ビジネス領域用のウェアハウス・データを作成するプロセスから成るセット。サブジェクト・エリア内のプロセスは、特定のサブジェクト用のデータに対して操作を行い、そのサブジェクトで必要な詳細データ、データ要約、およびキューブを作成する。

従属エージェント (subordinate agent)
サブエージェント (subagent)」を参照。

サブページ (subpage)
DB2 UDB (OS/390 版) では、物理的索引ページを分割できる単位。

副照会 (subquery)
別の SQL ステートメントの WHERE 文節または HAVING 文節の内側に置かれた SELECT ステートメント。ネストされた SQL ステートメント。

サブスクリプション (subscription)
サブスクリプション・セット (subscription set)」を参照。

サブスクリプション・サイクル (subscription cycle)
DB2 複製における 1 つのプロセスで、変更適用プログラムが所定のサブスクリプション・セットの変更済みデータを取り出し、変更内容をターゲット表に複写し、進行過程を反映するように該当する複製制御表を更新する。

サブスクリプション・プロセス (subscription process)
DB2 複製で、ユーザーがサブスクリプション・セットとサブスクリプション・セット・メンバーを定義するプロセス。「登録プロセス (registration process)」と対比。

サブスクリプション・セット (subscription set)
DB2 複製では、ソース表やターゲット表のグループおよび変更データの複製を管理する制御情報の指定。「サブスクリプション・セット・メンバー (subscription-set member)」を参照。

サブスクリプション・セット・メンバー (subscription-set member)
DB2 複製では、サブスクリプション・セットのメンバー。ソースとターゲットの組み合わせごとにメンバーが 1 つずつある。各メンバーは、ターゲット表の構造と、ソース表から複製される行と列を定義する。

副選択 (subselect)
ORDER BY 文節、UPDATE 文節または UNION 演算子を含まない照会書式。

置換文字 (substitution character)
SQL では、ターゲットのコード化表現に一致する文字のない、ソース・プログラム内の任意の文字を文字変換するときに、置換される固有の文字。

サブシステム (subsystem)
DB2 UDB (OS/390 版) で、リレーショナル・データベース管理システム (RDBMS) の個別インスタンス。

記号宛先名 (symbolic destination name)
リモート・パートナー名を指定する。 CPI 通信サイド情報表の項目に対応する名前。サーバーへの APPC 接続をセットアップするためにクライアントが必要とする情報(パートナー LU 名、モード名、パートナー TP 名など)を含む。

同期レベル (synchronization level)
APPC では、対応するトランザクション・プログラムが確認要求および応答を交換することを示す指定。

同期 (synchronous)
共通時刻信号など特定の事象のオカレンスに依存する、関連のある複数のプロセス。「非同期 (asynchronous)」と対比。

同期点 (sync point)
一貫性ポイント (point of consistency)」を参照。

同義語 (synonym)
DB2 UDB (OS/390 版) では、SQL における、表または視点の代替名。同義語を使用できるのは、同義語が定義されるサブシステムのオブジェクトを参照する場合のみである。

構文文字セット (syntactic character set)
文字セット 00640 として IBM レジストリーに登録されている、 81 個の図形文字から成る文字セットのこと。このセットは、もともとはプログラム言語コミュニティーを対象として、システム間および国境を越えた移行性と互換性とを最大化することを目的とする構文への使用が推奨されていたものであった。少数の例外を除き、この文字セットはほとんどの登録済み 1 次文字セットの中に含まれている。「非可変文字セット (invariant character set)」と対比。

シスプレックス (Sysplex)
並列シスプレックス (Parallel Sysplex)」を参照。

シスプレックス照会並列処理 (Sysplex query parallelism)
複数の DB2 UDB (OS/390 版) サブシステムで複数のタスクを使用して単一の照会を並列実行すること。「照会 CP 並列処理 (query CP parallelism)」も参照。

システム管理者 (system administrator)
コンピューターの設置において、コンピューター・システムの設計、制御、および使用管理を行う担当者。

システム・エージェント (system agent)
事前取り出し処理、据え置き書き出し、およびサービス・タスクなどの、 DB2 UDB (OS/390 版) が内部的に作成する作業要求。

システム・カタログ (system catalog)
カタログ (catalog)」を参照。

システム会話 (system conversation)
分散処理が始まる前にシステム・メッセージを処理するために、 2 つの DB2 UDB (OS/390 版) が確立しておかなければならない会話。

システム・データベース・ディレクトリー (system database directory)
データベース・マネージャーを使用してアクセスできるデータベースの項目を含むディレクトリー。最初のデータベースがシステムで作成またはカタログされたときに作成される。

システム診断作業域 (SDWA) (system diagnostic work area, SDWA)
OS/390 環境では、プログラムまたはハードウェア・エラーを記述する SYS1.LOGREC 項目に記録されるデータ。

システム管理スペース (SMS) 表スペース (system-managed space (SMS) table space)
オペレーティング・システムで管理される表スペース。この記憶域モデルは、サブディレクトリーで作成されたファイルに基づいており、ファイル・システムで管理される。「データベース管理スペース (DMS) 表スペース (database managed space (DMS) table space)」と対比。

システム・サービス制御点 (SSCP) (system services control point, SSCP)
従属ノードにネットワーク・サービスを提供する SNA ネットワークの制御点。

システム・ネットワーク体系 (SNA) (Systems Network Architecture, SNA)
論理構造、書式、プロトコルや、ネットワーク上に情報単位を送信する操作手順およびネットワークの構成や操作を制御する操作手順の記述。

SYS1.DUMPxx データ・セット (SYS1.DUMPxx data set)
OS/390 環境では、システム・ダンプを含むデータ・セット。

SYS1.LOGREC
OS/390 環境では、プログラムおよびハードウェア・エラーについての重要な情報が入っている保守援助プログラム。

T

表 (table)
名前が付けられているデータ・オブジェクト。特定の数の列およびいくつかの順不同の行で構成されている。「基礎表 (base table)」も参照。

表検査制約 (table check constraint)
DB2 UDB (OS/390 版) では、基礎表の特定の列に入れられる値を指定する、ユーザー定義の制約。

表指定機能 (table designator)
特定のオブジェクト表を指定する列名修飾子。

表関数 (table function)
DB2 UDB (OS/390 版) では、一連の引き数を受け取り、この関数を参照する SQL ステートメントに表を戻す関数。表関数は、副選択の FROM 文節でのみ参照できる。

表ロケーター (table locator)
DB2 UDB (OS/390 版) では、SELECT ステートメントの FROM 文節および INSERT ステートメントの副選択の中で、または、ユーザー定義関数の内部から、トリガー変換表にアクセスすることを可能にするメカニズム。表ロケーターは、変換表を表すフルワードの整数値である。

表待ち行列 (table queue)
データベース・ノード間で行を転送する機構。表待ち行列は、行の挿入および除去に関する単純化された規則のある分散表ストリームである。表待ち行列は、順次データベースの異なるプロセス間で行の送達を行うためにも使用される。

表スペース (table space)
(1) データベース・オブジェクトが保管されているコンテナーの一まとまりを指す抽象概念。表スペースは、データベースとデータベースに保管されている表との間の間接参照レベルを提供する。表スペースは、
(2) DB2 UDB (OS/390 版) では、レコードを 1 つまたは複数の表に保管するときに使用するページ・セット。

表スペース・コンテナー (table space container)
表スペースへのスペースの割り振りを記述する総称用語。表スペース・タイプによって、コンテナーはディレクトリー、装置またはファイルとなる。

表スペース・セット (table space set)
DB2 UDB (OS/390 版) では、以下の理由の 1 つで、同時に回復させなければならない表スペースならびに区画のセット。

表スペース・セットは、上記の 2 つのタイプの関係を両方とも包含することができる。

ターゲット (target)
データウェアハウスセンターで、ステップによって生成または移植される表、視点、またはファイル。つまり、ステップの出力。

ターゲット・サーバー (target server)
DB2 複製では、ターゲット表のデータベース・ロケーション。通常、変更適用プログラムのロケーションでもある。

ターゲット表 (target table)
DB2 複製では、データがコピーされるターゲット・サーバー上の表。ターゲット表には、ユーザー・コピー表、時刻表、基礎集約表、変更集約表、整合した変更データ表またはレプリカ表がある。

タスク制御ブロック (TCB) (task control block, TCB)
DB2 UDB (OS/390 版) に接続されたアドレス空間内のタスクに関する情報を伝達するときに用いられる、制御ブロック。アドレス空間は多数のタスク接続をサポートできるが (タスク当たり 1 つまで)、サポートできるアドレス空間接続は 1 つだけである。

TCB
タスク制御ブロック (task control block)」を参照。

TCP/IP
伝送制御プロトコル/インターネット・プロトコル (Transmission Control Protocol/Internet Protocol)」を参照。

TCP/IP ポート (TCP/IP port)
TCP/IP ホスト内でエンド・ユーザーや TCP/IP ネットワーク・アプリケーションを識別する 2 バイトの値。

テクニカル・メタデータ (technical metadata)
データウェアハウスセンターで、データの技術的な面 (たとえば、データベース・タイプや長さ) を記述するデータ。テクニカル・メタデータには、データ・ソースに関する情報、およびデータの抽出、消去、変換に使われる規則に関する情報が含まれる。テクニカル・メタデータは、データウェアハウスセンターのメタデータのかなりの部分を占める。「ビジネス・メタデータ (business metadata)」と対比。

一時表 (temporary table)
SQL ステートメントを処理して中間結果を入れるために作成される表。「結果表 (result table)」と対比。

一時表スペース (temporary table space)
一時表のみ保管する表スペース。

テリトリー (territory)
データベース・マネージャーによる内部処理のために国別コードにマップされた POSIX ロケールの部分。

スレッド (thread)
(1) いくつかのオペレーティング・システムでは、プロセス内の最小実行単位。
(2) アプリケーションの接続を記述し、その過程をトレースし、資源機能を処理し、そしてその DB2 UDB (OS/390 版) 資源とサービスへのアクセス可能性の範囲を区切る DB2 UDB (OS/390 版) 構造。 DB2 UDB (OS/390 版) 機能は、大部分がスレッド構造下で実行する。「接続スレッド (allied thread)」および「データベース・アクセス・スレッド (database access thread)」も参照。

3 部分名 (three-part name)
表、視点、もしくは別名のフルネーム。ピリオドで区切られた、ロケーション名、許可 ID、およびオブジェクト名から構成される。

しきい値トリガー (threshold trigger)
パフォーマンス変数の値がユーザー定義のしきい値を超えるか、それ未満になる場合に発生するイベント。しきい値トリガーの結果として起こりうるアクションには、以下のものがあります。

時刻 (time)
時刻を時、分、秒で示す 3 つの部分から成る値。

時刻期間 (time duration)
時間、分、秒を表す DECIMAL(6,0) の値。

タイマーオン (timeron)
資源のおおまかな相対見積もり、またはコストの測定単位。同じ照会に対して 2 つの計画を実行するためにデータベース・サーバーが要求する。見積もりで計算された資源には、重み付けしたプロセッサーおよび入出力のコストが含まれる。

タイムアウト (timeout)
DB2 UDB (OS/390 版) サブシステムかアプリケーションのどちらかが、資源を利用できないために異常終了すること。インストールの指定では、DB2 UDB (OS/390 版) が始動後に IRLM サービスを待機する時間と、アプリケーション要求が利用できない資源を IRLM が待機する時間の両方を判別するために設定される。これらの時刻指定のどちらかを超過すると、タイムアウトが宣言される。

タイム・スタンプ (timestamp)
年、月、日、時、分、秒、およびマイクロ秒で表される日時で構成される、7 つの部分から成る値。

タイム・スタンプ期間 (timestamp duration)
年、月、日、時間、分、秒およびマイクロ秒を表す DECIMAL(20,6) の値。

Tivoli Storage Manager (TSM)
異種環境でストレージ管理およびデータ・アクセス・サービスを提供するクライアント/サーバー製品。 TSM は様々な通信の方式をサポートしており、ファイルのバックアップや保管を管理するための管理機能が備わっている。また、バックアップ操作をスケジュールする機能もある。

TM データベース (TM Database)
トランザクション・マネージャー・データベース (Transaction Manager Database)」を参照。

TMP
OS/390 環境では、端末モニター・プログラム (Terminal Monitor Program)。

処理待ち (to-do)
回復単位の 1 つの状態。回復可能 DB2 UDB (OS/390 版) 資源に行った回復単位の変更が未確定であり、コミット調整プログラムの判断にしたがって、その変更を DASD 媒体に適用するかロールバックする必要があることを示している状態。

トークン (token)
計算言語の基本構文単位。トークンは、ブランク文字やストリング定数または区切り識別子に使われている文字以外の 1 つ以上の文字で構成される。

トポロジー経路指定サービス (TRS) (topology and routing services, TRS)
トポロジー・データベースを管理し、経路を計算する APPN 制御点の構成要素。

TP
トランザクション・プログラム (transaction program)」を参照。

トレース (trace)
DB2 UDB (OS/390 版) のモニター、監査、パフォーマンス、会計、統計、および保守容易性 (グローバル) 関連のデータをモニターし、収集する能力を提供する DB2 UDB (OS/390 版) 機能。

トランザクション (transaction)
(1) ワークステーションとプログラム、 2 つのワークステーション、または 2 つのプログラム間での交換で、特定のアクションまたは結果が伴うもの。たとえば、顧客の預金の入力、顧客の貸借の更新など。「作業単位 (unit of work)」の同義語。
(2) Net.Data の 1 回の呼び出し。持続している Net.Data を使用する場合は、 1 つのトランザクションが複数の Net.Data 呼び出しにまたがることがある。

トランザクション補償 (transaction compensation)
拒否されたコミット・トランザクションの影響を受けた行の復元を行うプロセス。コミット・トランザクションが拒否されると、トランザクションがコミットされる前の状態に行が復元される。

トランザクション・ロック (transaction lock)
DB2 UDB (OS/390 版) では、SQL ステートメントの並行実行を制御するために使用されるロック。

トランザクション・マネージャー (transaction manager)
トランザクションに識別子を割り当て、進行状況をモニターし、トランザクションの完了および障害回復の責任を持つ機能。

トランザクション・マネージャー・データベース (TM Database) (Transaction Manager Database, TM Database)
2 フェーズ・コミット (SYNCPOINT TWOPHASE) が DB2 データベースで使用される場合に、トランザクションをログに記録するために使用するデータベース。トランザクション障害の発生時には、TM データベース情報がアクセスされ、失敗したトランザクションに組み込まれていたデータベースが再同期化される。

トランザクション・プログラム (TP) (transaction program, TP)
APPC を使用してパートナー・アプリケーション・プログラムと通信するアプリケーション・プログラム。

トランザクション・プログラム名 (transaction program name)
SNA LU 6.2 の会話では、会話の相手方となるリモート論理装置のプログラムの名前。

トランスフォーメーション (transformation)
データウェアハウスセンターで、データに対して行われる 1 回の操作。トランスフォーメーションのタイプには、ピボットおよびクレンジングがある。

トランスフォーマー (transformer)
ウェアハウス・データに対して操作を行うプログラム。データウェアハウスセンターの提供するトランスフォーマーには 2 つのタイプがある。 1 つはデータに関する統計を 1 つまたは複数の表で提供する統計トランスフォーマー、もう 1 つは、分析用にデータを加工するウェアハウス・トランスフォーマーである。各ステップにはトランスフォーマーに対応するタイプがあり、 1 つのプロセス内でさまざまなタイプのデータ操作を行う際に使用される。たとえば、消去ステップは Clean トランスフォーマーを使用する。

変換表 (transition table)
トリガー修正の影響を受けた行の変換値を含む、名前が付けられた一時表。古い変換表には、修正が適用される前の行の値が含まれており、新しい変換表には、修正後の行の値が含まれている。

変換変数 (transition variable)
FOR EACH ROW トリガーでのみ有効な変数。変換変数を用いて現在行の変換値にアクセスできる。古い変換変数は、修正が適用される前の行の値であり、新しい変換変数は、修正後の行の値である。

伝送制御プロトコル/インターネット・プロトコル (TCP/IP) (Transmission Control Protocol/Internet Protocol, TCP/IP)
ローカル・エリア・ネットワークおよび広域ネットワークに対等通信接続性を提供する通信プロトコルのセット。

トリガー (trigger)
(1) DB2 では、特定の SQL が実行されているときに、データベース・マネージャーが間接的に呼び出すデータベースのオブジェクト。
(2) DB2 UDB (OS/390 版) データベースに保管され、 DB2 UDB (OS/390 版) 表にある事象が発生したときに実行される一連の SQL ステートメント。

トリガー起動 (trigger activation)
DB2 UDB (OS/390 版) では、トリガー定義の中で定義されているトリガー事象の実行時に発生するプロセスのこと。トリガー起動は、トリガー・アクション条件の評価と、トリガー SQL ステートメントの条件付き実行から構成される。

トリガー起動時間 (trigger activation time)
DB2 UDB (OS/390 版) では、トリガー定義において、トリガーを起動すべき時が当該トリガー事象の前か後かという指示。

トリガー本体 (trigger body)
DB2 UDB (OS/390 版) では、トリガーが起動され、そのトリガー・アクション条件が真であると評価されたときに実行される一連の SQL ステートメント。

トリガー連鎖 (trigger cascading)
DB2 UDB (OS/390 版) では、1 つのトリガーのトリガー・アクションによって別のトリガーが起動されるときに発生するプロセス。

トリガー・アクション (triggered action)
(1) トリガー事象が発生したときに実行されるプロセス。
(2) DB2 UDB (OS/390 版) では、トリガーが起動されるときに実行される SQL 論理。トリガー・アクションは、任意選択の 1 つのトリガー・アクション条件と、その条件が真であると評価された場合にのみ実行される一連のトリガー SQL ステートメントとから構成される。

トリガー・アクション条件 (triggered-action condition)
(1) トリガー・アクションで SQL ステートメントの実行を制御する検索条件。
(2) DB2 UDB (OS/390 版)で、トリガー・アクションの任意指定部分。このブール条件は WHEN 文節として現れ、当該トリガー SQL ステートメントを実行すべきかどうかを判別する際に DB2 が評価する条件を指定する。

トリガー SQL ステートメント (triggered SQL statements)
DB2 UDB (OS/390 版) では、トリガーが起動され、そのトリガー・アクション条件が真であると評価されたときに実行される一連の SQL ステートメント。トリガー SQL ステートメントを、トリガー本体 (trigger body) ともいう。

トリガー・イベント (trigger event)
トリガー定義では、トリガーを実行させる更新操作 (INSERT、UPDATE または DELETE ステートメント)。

トリガー細分性 (trigger granularity)
DB2 UDB (OS/390 版) におけるトリガーの特性で、トリガーが起動される時点を次のいずれかに決定する。

トリガー・パッケージ (trigger package)
DB2 UDB (OS/390 版) では、CREATE TRIGGER ステートメントの実行時に作成されるパッケージ。このパッケージは当該トリガーが起動されたときに実行される。

トリガー・イベント (triggering event)
DB2 UDB (OS/390 版) では、トリガー定義の中で指定され、当該のトリガーの活動化のきっかけとなる操作のこと。トリガー・イベントは、トリガー操作 (INSERT、UPDATE、または DELETE) と、この操作の実行対象となるトリガー表とから構成される。

トリガー SQL 操作 (triggering SQL operation)
DB2 UDB (OS/390 版) では、トリガー表に対して実行されたときにトリガーの起動のきっかけとなる SQL 操作。

トリガー表 (triggering table)
DB2 UDB (OS/390 版) では、トリガーが作成される対象となる表。定義したトリガー・イベントがこの表に対して発生すると、トリガーが起動される。

切り捨て (truncation)
メモリー容量または記憶容量を超える処理が行われた結果の一部を破棄するプロセス。

TSO
OS/390 環境では、タイム・シェアリング・オプション (Time-Sharing Option)。

TSO 接続機能 (TSO attachment facility)
DSN コマンド処理プログラムおよび DB2I から構成される DB2 UDB (OS/390 版) 機能。 CICS または IMS 環境用に書かれていないアプリケーションは、TSO 接続機能下で実行することができる。

チューニング・パラメーター表 (tuning parameters table)
収集プログラムが使用するタイミング情報を含むソース・サーバーの表。以下の情報が含まれる。

2 フェーズ・コミット (two-phase commit)
回復可能な資源および外部サブシステムがコミットされるときの 2 ステップ・プロセス。最初のステップでは、データベース・マネージャー・サブシステムがコミットできる状態にあることを確認するために、データベース・マネージャー・サブシステムがポーリングされる。すべてのサブシステムが肯定応答の場合、データベース・マネージャーはコミット命令を出す。

タイプ付きパラメーター・マーカー (typed parameter marker)
ターゲットのデータ・タイプと一緒に指定するパラメーター・マーカー。一般書式は次のとおり。

CAST(? AS data-type)

タイプ 1 索引 (type 1 indexes)
DB2 (MVS/ESA 版) バージョン 4 以前のリリースで作成された、または第 4 版でタイプ 1 索引と指定されている索引。「タイプ 2 索引 (type 2 indexes)」と対比。 DB2 UDB (OS/390 版) バージョン 7 では、タイプ 1 索引はもはやサポートされない。

タイプ 2 索引 (type 2 indexes)
DB2 (OS/390 版) バージョン 6 より後のリリースで作成した索引、あるいはバージョン 4 またはバージョン 6 でタイプ 2 索引として指定した索引。「タイプ 1 索引 (type 1 indexes)」と対比。

U

UDF
ユーザー定義関数 (user-defined function)」を参照。

UDT
ユーザー定義タイプ (user-defined type)」を参照。

確定カーソル (unambiguous cursor)
リレーショナル・データベースが応答セットでブロック化できるかどうかを判別できるようにするカーソル。 FOR FETCH ONLY または FOR READ ONLY で定義されているカーソルはブロック化で使用できるが、 FOR UPDATE で定義されているカーソルは使用できない。

アンバインド・セッション (UNBIND) (unbind session, UNBIND)
2 つの論理装置 (LU) 間のセッションを非活動化する要求。

非コミット読み取り (UR) (uncommitted read, UR)
アプリケーションが他のトランザクションの非コミット変更にアクセスするのを可能にする分離レベル。他のアプリケーションが表を消去または更新しようとしない限り、アプリケーションは自分が読み取っている行以外のアプリケーションをロックしない。

非調整トランザクション (uncoordinated transaction)
1 つ以上の資源にアクセスするトランザクションで、そのコミットまたはロールバックはトランザクション・マネージャーで調整されていないもの。

基本視点 (underlying view)
DB2 UDB (OS/390 版) では、別の視点が直接または間接に定義されている視点。

やり直し (undo)
回復可能な DB2 UDB (OS/390 版) リソースに対して回復単位が行った変更はバックアウトしなければならないことを示す、回復単位の状態。

ユニコード (Unicode)
ISO 10646 標準のサブセットである国際文字コード化スキーム。各文字は固有の 2 バイト・コードで定義される。

固有制約 (unique constraint)
基本キーまたは固有索引のキー内の 2 つの値が同一になり得ないという規則。「固有性制約 (uniqueness constraint)」ともいう。

固有索引 (unique index)
表に同一のキー値がないことを保証する索引。

固有キー (unique key)
値が同じものがないように制約されているキー。

回復単位 (unit of recovery)
DB2 UDB (OS/390 版) のインスタンスなどの単一の資源管理プログラム内での一連の回復可能操作。「作業単位 (unit of work)」と対比。

作業単位 (unit of work)
アプリケーション・プロセスにおける回復可能な一連の操作。アプリケーション・プロセスは、常に単一の作業単位であるが、コミットまたはロールバック操作のため、アプリケーション・プロセス全体には複数の作業単位が関与する。 DB2 UDB (OS/390 版) 複数サイト更新 (multi-site update) 操作では、単一の作業単位に複数の回復単位 (unit of recovery) を組み込むことができる。「トランザクション (transaction)」の同義語。

作業単位表 (unit-of-work table)
データベース・ログまたはジャーナルから読み取ったコミット・レコードを含むソース・サーバーの複製制御表。レコードには、回復単位 ID が組み込まれている。この回復単位 ID は、作業単位表と変更データ表を結合させて、トランザクション間で整合性のある変更データを生成するために使用される。 DB2 では、作業単位表に、オプションとして相関 ID が組み込まれている。この相関 ID は、監査するときに役立つ。

ロック解除 (unlock)
以前にロックされたオブジェクトまたはシステム資源を解放して、それを DB2 UDB (OS/390 版) 内で一般に使用できるように戻すこと。

タイプ無しパラメーター・マーカー (untyped parameter marker)
ターゲットのデータ・タイプを指定しないで指定するパラメーター・マーカー。その書式は単一の疑問符 (?) である。

更新規則 (update rule)
データベース・マネージャーが強制する条件。列の更新が行われる前に満たされなければならない。

更新トリガー (update trigger)
DB2 UDB (OS/390 版) で、トリガー用の SQL 操作 UPDATE を指定して定義したトリガーのこと。

アップストリーム (upstream)
DB2 UDB (OS/390 版) では、同期点ツリーにあるノードで、他の回復または資源管理プログラムに加えて、2 フェーズ・コミットの実行の調整を行う。

UR
非コミット読み取り (uncommitted read)」を参照。

URE
DB2 UDB (OS/390 版) では、回復単位のエレメント (unit of recovery element)。

URID (回復単位) (URID, unit of recovery ID)
DB2 UDB (OS/390 版) では、回復単位の先頭ログ・レコードの LOGRBA。 URID は、その回復単位の後続のすべてのログ・レコードにも現れる。

ユーザー・コピー表 (user copy table)
DB2 複製では、ソース表の全部または一部と一致する内容を持つターゲット表。ユーザー・データ列のみを含む。

ユーザー定義データ・タイプ (UDT) (user-defined data type, UDT)
特殊タイプ (distinct type)」を参照。

ユーザー定義特殊タイプ (user-defined distinct type)
特殊タイプ (distinct type)」を参照。

ユーザー定義関数 (UDF) (user-defined function, UDF)
データベース管理システムに定義されており、SQL 照会で参照できる関数。以下のいずれかの関数である。

ユーザー定義パフォーマンス変数 (user-defined performance variable)
ユーザーにより作成され、パフォーマンス変数プロファイルに追加されたパフォーマンス変数。

ユーザー定義プログラム (user-defined program)
ユーザーが提供してデータウェアハウスセンターに定義するプログラム。これとは対照的に、付属のプログラムは自動的にデータウェアハウスセンターに含まれて定義される。

ユーザー定義タイプ (UDT) (user-defined type, UDT)
データベース・マネージャーにもともとあったものではなく、ユーザーにより作成されたデータ・タイプ。 DB2 UDB (OS/390 版) では、ユーザー定義タイプの代わりに、「特殊タイプ (distinct type)」という用語を使用する。

ユーザー・マッピング (user mapping)
ユーザーが連合サーバーに接続するための許可と、ユーザーがデータ・ソースに接続するための許可との間の関係。

ユーザー表 (user table)
DB2 複製では、複製ソースとして定義される前に、アプリケーションのために作成され使用される表。読み取り専用ターゲット表、整合した変更データ表、レプリカ、および行レプリカ表の更新を行うときのソースとして使用される。

UT
DB2 UDB (OS/390 版) で、ユーティリティー専用のアクセス。

UTC
協定世界時 (UTC) (Coordinated Universal Time, UTC)」を参照。

V

値 (value)
(1) SQL で操作される最小データ単位。
(2) 列と行の交点での特定のデータ項目。

変数 (variable)
変更可能な値を指定するデータ要素。

可変関数 (variant function)
結果が入力パラメーター値だけでなく他の要素に依存するユーザー定義関数。同じパラメーター値で続けて呼び出しを行うと、異なる結果が生成される場合がある。「非可変関数 (not-variant function)」と対比。

可変長ストリング (varying-length string)
文字ストリング、グラフィック・ストリング、またはバイナリー・ストリングで、長さが固定されていないが、長さの変更範囲はセット限界内である。「可変長ストリング (variable-length string)」ともいう。

バージョン (version)
DB2 UDB (OS/390 版) では、同種のプログラム、DBRM、パッケージの集合のメンバー。

視点 (view)
照会によって生成されたデータからなる論理表。「基礎表 (base table)」と対比。

視点チェック・オプション (view check option)
DB2 UDB (OS/390 版) では、視点を介して挿入または更新される行のすべてがその視点の定義に従う必要があるかどうかを指定するオプション。視点チェック・オプションは、CREATE VIEW ステートメントの CASCADED CHECK OPTION、 WITH CHECK OPTION、または WITH LOCAL CHECK OPTION 文節を使用して指定することができる。

仮想記憶アクセス方式 (VSAM) (Virtual Storage Access Method, VSAM)
直接アクセス装置上の固定長または可変長レコードに対する、直接処理または順次処理のためのアクセス方式。 VSAM データ・セットまたはファイル内のレコードは、キー・フィールドによる論理順序 (キー順)、データ・セットまたはファイル内に書き込まれる物理的順序 (入力順)、または相対レコード番号を使用して編成することができる。

仮想記憶通信アクセス方式 (VTAM) (Virtual Telecommunications Access Method, VTAM)
OS/390 環境では、IBM ライセンス・プログラムの 1 つで、通信を制御し、SNA ネットワーク内のデータの流れを制御するもの。

Visual Explain
データベース管理者およびアプリケーション・プログラマーがグラフィカル・インターフェースを使って、与えられた SQL ステートメントのアクセス・プランの詳細情報を表示および分析できるようにするツール。このツールで提供されたタスクは、コントロール・センター からアクセスできる。

VSAM
仮想記憶アクセス方式 (Virtual Storage Access Method)」を参照。

VTAM
仮想通信アクセス方式 (Virtual Telecommunication Access Method)」を参照。

W

ウェアハウス (warehouse)
戦略的な意思決定を支援する、サブジェクト指向の不揮発性データ集合。ウェアハウスは、ビジネス情報管理のためのデータ統合で中心的な役割を果たす。これは企業内のデータマートのためのデータ・ソースであり、企業データの共通の視点を提供する。

ウェアハウス・エージェント (warehouse agent)
データウェアハウスセンターで、データの移動や変換を管理する実行時プロセス。

ウェアハウス・コントロール・データベース (warehouse control database)
データウェアハウスセンター・メタデータの保管に必要な制御表が入っている、データウェアハウスセンター・データベース。

ウェアハウス・プログラム・グループ (warehouse program group)
データウェアハウスセンターで、プログラム・オブジェクトを保持するコンテナー (フォルダー)。

ウェアハウス・ソース (warehouse source)
単一のデータベースからの表と視点から成るサブセット、または複数のファイルから成るセットで、データウェアハウスセンターにすでに定義されているもの。

ウェアハウス・ターゲット (warehouse target)
単一のデータベースからの表、索引、および別名から成るサブセットで、データウェアハウスセンターによって管理されるもの。

ウォーム・スタート (warm start)
(1) 以前に初期化された入出力作業待ち行列の再使用を可能にする再始動。「コールド・スタート (cold start)」と対比。
(2) DB2 複製では、以前に初期設定された入出力作業待ち行列の再使用を可能にする収集プログラムの始動。

予約済みアドレス (well known address)
ノード間の接続を確立するためにネットワーク上の特定ノードを固有に識別するときに使用されるアドレス。予約済みアドレスは、ネットワーク・アドレスと論理ノードで使用されるポートの組み合わせである。

WLM アプリケーション環境 (WLM application environment)
1 つ以上のストアード・プロシージャーと関連付けられる MVS ワークロード管理プログラムの属性。 WLM アプリケーション環境によって、指定した DB2 UDB (OS/390 版) ストアード・プロシージャーを実行するアドレス空間を判別する。

作業ファイル (work file)
DB2 複製では、サブスクリプション・セットの処理中に変更適用プログラムが使用する一時ファイル。

ラッパー (wrapper)
連合データベース・システムで、データ・ソースと通信してデータを検索するために連合サーバーがルーチンを呼び出すメカニズム。ルーチンが入っているライブラリーを、「ラッパー・モジュール (wrapper module)」という。

操作員向け書き込み (WTO) (write to operator, WTO)
任意選択のユーザーがコードを提供するサービスで、エラーおよび (修正の必要のある) システム異常を伝えるメッセージをシステム・コンソール操作員に向けて発信することができる。

WTO
操作員向け書き込み (write to operator)」を参照。

WTOR
応答付き操作員向け書き込み (write to operator with reply)。

X

XCF
システム共通結合機能 (cross-system coupling facility)」を参照。

XID
端末識別交換 (exchange station ID)。

XRF
拡張回復機能 (extended recovery facility)」を参照。


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