このストアード・プロシージャーは、地理情報操作で使用可能になったデータベースに ESRI 形状ファイルをインポートするために使用します。このストアード・プロシージャーは、次の 2 つの方法のいずれかで操作できます。
このストアード・プロシージャーを呼び出す場合のコードの例については、サンプル・プログラムの C 関数 gseImportShape を参照してください。このプログラムについての詳細は、地理情報エクステンダー用のアプリケーションの作成を参照してください。
ESRI 形状表現のセットのインポート時、少なくとも 2 つのファイルを受け取ります。すべてのファイルのファイル名接頭部は同じですが、拡張子は異なります。たとえば、必ず受け取る 2 つのファイルの拡張子は、.shp と .shx です。
形状表現のセットのファイルを受け取るには、 fileName パラメーターに対してそれらのファイルが共通に持っている名前を割り当てます。拡張子は指定しないでください。このようにして、必要なすべてのファイル、つまり .shp ファイル、.shx ファイル、およびその他含まれる可能性のあるファイルすべてを確実にインポートできます。
たとえば、ESRI 形状表現のセットが、 Lakes.shp および Lakes.shx というファイルに保管されるとします。これらの表現のインポート時に、 fileName パラメーターに割り当てるのは Lakes という名前だけです。
SDE 転送ファイルには名前はありますが、拡張子はありません。したがって、 SDE 転送ファイルのインポート時には、fileName パラメーターにその名前を割り当て、拡張子は割り当てません。
このストアード・プロシージャーを呼び出す場合に使用するユーザー ID は、以下のいずれかの権限または特権を持っている必要があります。
入力パラメーター
表 22. db2gse.gse_import_shape ストアード・プロシージャーの入力パラメーター。
名前 | データ・タイプ | 説明 |
---|---|---|
layerSchema | VARCHAR(30) | layerTable パラメーターで指定された表または視点が属するスキーマの名前。
このパラメーターはヌル可能です。
注釈: layerSchema パラメーターの値を指定しない場合、 db2gse.gse_import_shape ストアード・プロシージャーを呼び出すために使用するユーザー ID がデフォルト設定されます。 |
layerTable | VARCHAR(128) | インポートした形状ファイルのロード先となる表の名前。
このパラメーターはヌルにはできません。 |
layerColumn | VARCHAR(30) | 形状データのロード先となるレイヤーとして登録されている列の名前。
このパラメーターはヌルにはできません。 |
fileName | VARCHAR(128) | インポートされる形状ファイルの名前。
このパラメーターはヌルにはできません。 |
exceptionFile | VARCHAR(128) | インポートできなかった形状が格納されるファイルのパスと名前。これは、db2gse.gse_import_shape ストアード・プロシージャーが実行されるときに作成される新規ファイルです。
exceptionFile パラメーターにはファイル名を割り当て、拡張子は割り当てません。
このパラメーターはヌルにはできません。 |
srId | INTEGER | 形状データのロード先となるレイヤーに使用する地理情報参照システムの ID。
このパラメーターはヌル可能です。
注釈: この ID を指定しない場合、内部変換は、形状ファイルの解像度として可能な最大解像度に設定されます。 |
commitScope | INTEGER | チェックポイント当たりのレコード数。
このパラメーターはヌル可能です。 |
出力パラメーター
表 23. db2gse.gse_import_shape ストアード・プロシージャーの出力パラメーター。
名前 | データ・タイプ | 説明 |
---|---|---|
msgCode | INTEGER | このストアード・プロシージャーの呼び出し元が戻せるメッセージに関連したコード。 |
msgText | VARCHAR(1024) | 完全なエラー・メッセージ (地理情報エクステンダー・サーバーで構成される)。 |