使用者の手引きおよび解説書
複数ポリゴンの境界の長さは、その要素の外部および内部のリングの累計になります。複数ポリゴンの内部は、要素であるポリゴンの累積した内部として定義されます。複数ポリゴンの要素の境界は、接点でのみ交わることができます。タイプ ST_MultiSurface から継承される他の特性に加えて、複数ポリゴンには面積があります。複数ポリゴンは、森林地域や、一続きの島々などの連続している土地の区画などの地形を定義します。
図 13. 複数ポリゴン.
- この複数ポリゴンには、ポリゴンの要素が 2 つあります。 境界は、外部リング 2 つと内部リング 3 つによって定義されています。
- この複数ポリゴンには、ポリゴンの要素が 2 つあります。 境界は、外部リング 2 つと内部リング 2 つによって定義されています。 2 つのポリゴン要素が接点で交わっています。

複数ポリゴンを操作する関数を以下に示します。
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ST_Area
- この関数は、複数ポリゴンを受け取り、倍精度数として多角形の要素の累計の面積を戻します。詳細については、ST_Area を参照してください。
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ST_Centroid
- この関数は、複数ポリゴンを受け取り、その地理的な中心にあるポイントを戻します。詳細については、ST_Centroid を参照してください。
- ST_NumGeometries
- 同種集合を受け取り、その中に含まれている基本図形要素の数を戻します。詳細については、ST_NumGeometries を参照してください。
- ST_GeometryN
- 同種集合および指数を受け取り、何番目か (任意) の基本図形を戻します。詳細については、ST_GeometryN を参照してください。
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