使用者の手引きおよび解説書

db2gse.gse_register_layer

このストアード・プロシージャーは、地理情報列をレイヤーとして登録するために使用します。このストアード・プロシージャーが処理されるとき、登録されるレイヤーについての情報は DB2GSE.GEOMETRY_COLUMNS カタログ視点に追加されます。この視点についての詳細は、DB2GSE.GEOMETRY_COLUMNS を参照してください。

このストアード・プロシージャーを呼び出す場合のコードの例については、サンプル・プログラムの C 関数 gseRegisterLayer を参照してください。このプログラムについての詳細は、地理情報エクステンダー用のアプリケーションの作成を参照してください。

このストアード・プロシージャーは、次の表タイプでは機能しません。

許可

このストアード・プロシージャーを呼び出す場合に使用するユーザー ID は、以下のいずれかの権限または特権を持っている必要があります。

入力パラメーター

表 26. db2gse.gse_register_layer ストアード・プロシージャーの入力パラメーター。
名前 データ・タイプ 説明
layerSchema INTEGER(30) layerTable パラメーターで指定された表または視点が属するスキーマの名前。

このパラメーターはヌル可能です。

注釈: layerSchema パラメーターの値を指定しない場合、 db2gse.gse_register_layer ストアード・プロシージャーを呼び出すために使用するユーザー ID がデフォルト設定されます。

layerTable VARCHAR(128) レイヤーとして登録される列を含んだ表または視点の名前。

このパラメーターはヌルにはできません。

layerColumn VARCHAR(128) レイヤーとして登録される列の名前。表については、列が存在しない場合、地理情報エクステンダーは ALTER ステートメントを使用してその列を追加します。視点については、列はすでに存在しているはずです。

layerColumn パラメーターに指定できる列は 1 つだけです。したがって、表または視点の複数の列をレイヤーとして登録する場合、このストアード・プロシージャーを各列ごとに個別に実行することが必要です。

このパラメーターはヌルにはできません。

layerTypeName VARCHAR(64) レイヤーとして登録される列のデータ・タイプ。地理情報エクステンダーが提供するデータ・タイプだけが受け入れられます。データ・タイプは大文字で指定してください。たとえば、次のようにします。

ST_POINT

スキーマ名は自動的に追加されるので、指定する必要はありません。

このパラメーターは、列がこのストアード・プロシージャーの処理時に作成される表列である場合には、ヌルにできません。そうでない場合、列が表または視点内の既存の列であれば、このパラメーターはヌル可能です。

srId INTEGER このレイヤーに使用する地理情報参照システムの ID。

このパラメーターは表レイヤーにはヌルにはできません。視点レイヤーを登録するときは、地理情報エクステンダーはこのパラメーターを無視します。

geoSchema VARCHAR(30) 視点列をレイヤーとして登録するときに適用されます。 geoSchema パラメーターは、列が属する視点の基礎となる表のスキーマです。

レイヤーとして視点列を登録する場合、このパラメーターはヌル可能です。表列を登録するときは、地理情報エクステンダーはこのパラメーターを無視します。

複数の基本表または他の視点を基にした視点は、このパラメーターではサポートされません。

注釈: geoSchema パラメーターの値を指定しない場合、デフォルトとして layerSchema パラメーターの値が設定されます。

geoTable VARCHAR(128) 視点列をレイヤーとして登録するときに適用されます。 geoTable パラメーターは、列が属する視点の基礎となる表の名前です。

複数の基本表または他の視点を基にした視点は、このパラメーターではサポートされません。

レイヤーとして視点列を登録する場合、このパラメーターはヌルにできません。表列を登録するときは、地理情報エクステンダーはこのパラメーターを無視します。

geoColumn VARCHAR(128) 視点列をレイヤーとして登録するときに適用されます。 geoColumn パラメーターは、この視点列の基礎となる表列の名前です。

複数の基本表または他の視点を基にした視点は、このパラメーターではサポートされません。

レイヤーとして視点列を登録する場合、このパラメーターはヌルにできません。表列を登録するときは、地理情報エクステンダーはこのパラメーターを無視します。

nAttributes SMALLINT このレイヤーのためにジオコーディングされるソース・データを含んだ列の数。

レイヤーとして表列を登録する場合、このパラメーターはヌル可能です。レイヤーとして視点列を登録するときは、地理情報エクステンダーはこのパラメーターを無視します。

attr1Name VARCHAR(128) このレイヤーのためにジオコーディングされるソース・データを含んだ最初の列の名前。

レイヤーとして表列を登録する場合、このパラメーターはヌル可能です。レイヤーとして視点列を登録するときは、地理情報エクステンダーはこのパラメーターを無視します。

デフォルトのジオコーダーを使用する場合は、 attr1Name 列に番地を保管する必要があります。

attr2Name VARCHAR(128) このレイヤーのためにジオコーディングされるソース・データを含んだ 2 番目の列の名前。

レイヤーとして表列を登録する場合、このパラメーターはヌル可能です。レイヤーとして視点列を登録するときは、地理情報エクステンダーはこのパラメーターを無視します。

デフォルトのジオコーダーを使用する場合は、 attr2Name 列に都市名を保管する必要があります。

attr3Name VARCHAR(128) このレイヤーのためにジオコーディングされるソース・データを含んだ 3 番目の列の名前。

レイヤーとして表列を登録する場合、このパラメーターはヌル可能です。レイヤーとして視点列を登録するときは、地理情報エクステンダーはこのパラメーターを無視します。

デフォルトのジオコーダーを使用する場合は、 attr3Name 列に州 (都道府県) の名前または省略形を保管する必要があります。

attr4Name VARCHAR(128) このレイヤーのためにジオコーディングされるソース・データを含んだ 4 番目の列の名前。

レイヤーとして表列を登録する場合、このパラメーターはヌル可能です。レイヤーとして視点列を登録するときは、地理情報エクステンダーはこのパラメーターを無視します。

デフォルトのジオコーダーを使用する場合は、 attr4Name 列に郵便番号を保管する必要があります。

attr5Name VARCHAR(128) このレイヤーのためにジオコーディングされるソース・データを含んだ 5 番目の列の名前。

レイヤーとして表列を登録する場合、このパラメーターはヌル可能です。レイヤーとして視点列を登録するときは、地理情報エクステンダーはこのパラメーターを無視します。

デフォルトのジオコーダーは Attr5Name 列を無視します。

attr6Name VARCHAR(128) このレイヤーのためにジオコーディングされるソース・データを含んだ 6 番目の列の名前。

レイヤーとして表列を登録する場合、このパラメーターはヌル可能です。レイヤーとして視点列を登録するときは、地理情報エクステンダーはこのパラメーターを無視します。

デフォルトのジオコーダーは Attr6Name 列を無視します。

attr7Name VARCHAR(128) このレイヤーのためにジオコーディングされるソース・データを含んだ 7 番目の列の名前。

レイヤーとして表列を登録する場合、このパラメーターはヌル可能です。レイヤーとして視点列を登録するときは、地理情報エクステンダーはこのパラメーターを無視します。

デフォルトのジオコーダーは Attr7Name 列を無視します。

attr8Name VARCHAR(128) このレイヤーのためにジオコーディングされるソース・データを含んだ 8 番目の列の名前。

レイヤーとして表列を登録する場合、このパラメーターはヌル可能です。レイヤーとして視点列を登録するときは、地理情報エクステンダーはこのパラメーターを無視します。

デフォルトのジオコーダーは Attr8Name 列を無視します。

attr9Name VARCHAR(128) このレイヤーのためにジオコーディングされるソース・データを含んだ 9 番目の列の名前。

レイヤーとして表列を登録する場合、このパラメーターはヌル可能です。レイヤーとして視点列を登録するときは、地理情報エクステンダーはこのパラメーターを無視します。

デフォルトのジオコーダーは Attr9Name 列を無視します。

attr10Name VARCHAR(128) このレイヤーのためにジオコーディングされるソース・データを含んだ 10 番目の列の名前。

レイヤーとして表列を登録する場合、このパラメーターはヌル可能です。レイヤーとして視点列を登録するときは、地理情報エクステンダーはこのパラメーターを無視します。

デフォルトのジオコーダーは Attr10Name 列を無視します。

出力パラメーター

表 27. db2gse.gse_register_layer ストアード・プロシージャーの出力パラメーター。
名前 データ・タイプ 説明
msgCode INTEGER このストアード・プロシージャーの呼び出し元が戻せるメッセージに関連したコード。
msgText VARCHAR(1024) 完全なエラー・メッセージ (地理情報エクステンダー・サーバーで構成される)。

制約事項


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