使用者の手引きおよび解説書
以下に、表に地理情報列を定義し、この列をレイヤーとして登録し、ジオコーダーにより保守できるようにするステップの概要を説明します。その概説に続いて、各ステップを完了する方法を詳しく説明します。
表列をレイヤーとして登録するのに必要な許可を調べるには、
許可を参照してください。ジオコーダーを使用してこの列を保守できるようにするのに必要な許可を調べるには、
許可を参照してください。
表に地理情報列を定義し、この列をレイヤーとして登録し、ジオコーダーにより保守できるようにするステップの概要:
- 地理情報列を新しい表の一部にする場合は、この表を作成します。
- 「地理情報レイヤーの作成 (Create Spatial Layer)」ウィンドウをオープンします。
- 地理情報列を表に追加して、この列をレイヤーとして登録したいことを指示します。または、既存の列をレイヤーとして登録したいことを指示します。
- レイヤーに使用する地理情報参照システムを指示します。
- インポートされたデータや、別の地理情報列から生成されたデータをレイヤーに入れる場合は、レイヤーを作成するよう、地理情報エクステンダーに指示します。
- 属性データから導出されたデータをレイヤーに入れる場合は、以下のようにします。
- この属性データを入れる列を 1 つまたは複数指定します。
- ジオコーダーを使用してレイヤーを保守できるようにしたいことを指示します。
- レイヤーを作成するよう地理情報エクステンダーに指示します。
表に地理情報列を定義し、この列をレイヤーとして登録し、ジオコーダーにより保守できるようにするステップの詳細:
- 地理情報列を新しい表の一部にする場合は、この表を作成します。
- 任意に選んだインターフェース (コントロール・センターやコマンド行プロセッサーなど) を使用して、表を作成します。
- ジオコーダーを使用する計画がある場合は、ジオコーダーで操作される列を 1 〜 10 個作成します。ジオコーダーでは 11 列以上のデータは入力として使用できません。
- レイヤーとして登録する地理情報列を組み込むか、
3 のステップでこの列を定義します。
既存の表を使用する場合は、次のステップに進みます。
- 「地理情報レイヤーの作成 (Create Spatial Layer)」ウィンドウをオープンします。
- 「コントロール・センター (Control Center)」ウィンドウから、オブジェクト・ツリーを展開して、地理情報操作に使用したいデータベース内の表の
「表 (Tables)」フォルダーを見つけます。
- 「表 (Tables)」フォルダーをクリックします。ウィンドウの右側にある内容ペインに表が表示されます。
- 希望する表を右マウス・ボタン・クリックし、ポップアップ・メニューで
「地理情報エクステンダー (Spatial Extender)」 -->
「地理情報レイヤー (Spatial Layers)」をクリックします。「地理情報レイヤー (Spatial Layers)」ウィンドウがオープンします。
- 「地理情報レイヤー (Spatial Layers)」ウィンドウから、
「作成 (Create)」をクリックします。「地理情報レイヤーの作成 (Create Spatial Layer)」ウィンドウがオープンします。
- 「地理情報レイヤーの作成 (Create Spatial Layer)」ウィンドウから、地理情報列を表に追加して、この列をレイヤーとして登録したいことを指示します。または、既存の列をレイヤーとして登録したいことを指示します。
- 地理情報列を表に追加して、この列をレイヤーとして定義するには、以下のようにします。
- 「レイヤー列 (Layer column)」フィールドに、列の名前を入力します。
- 「列タイプ (Column type)」フィールドで、列のデータ・タイプとして指定したいものを選択するか入力します。指定できるデータ・タイプに関する説明は、
地理情報データ・タイプについてを参照してください。
- 既存の列をレイヤーとして定義したい場合は、
「レイヤー列 (Layer column)」フィールドでその列を選択します。
- 制約事項:
- すでにレイヤーとして定義されている列を選択しないでください。
- 「地理情報参照名 (Spatial reference name)」で、レイヤーに使用する地理情報参照システムの名前を指定します。
- インポートされたデータや、別の地理情報列から生成されたデータをレイヤーに入れたい場合は、
「了解 (OK)」をクリックして登録します。
- 属性データから導出されたデータをレイヤーに入れたい場合は、以下のようにします。
- この属性データを入れる列を 1 つまたは複数指定します。
- 「使用可能列 (Available columns)」ボックスで、
1 つまたは複数の列を選択します。最大 10 列まで選択できます。
- > 押しボタン、
>> 押しボタン、またはその両方をクリックして、選択した列を「選択列 (Selected columns)」ボックスにリストします。
- ジオコーダーを使用してレイヤーを保守できるようにしたい場合は、以下のようにします。
- 「ジオコーダーを自動的に使用可能にする (Enable automatic geocoder)」チェック・ボックスを選択します。
- 「名前 (Name)」フィールドで、使用したいジオコーダーの名前を選択します。
- 「精度レベル (Precision level)」フィールドで、入力レコードが処理されるには参照データ内の対応するレコードとどの程度一致しなければならないかを、パーセント単位で指定します。このパーセント比率のことを、精度 といいます。たとえば、557 Bailey, San Jose 94120 という住所の入力レコードがジオコーダーに読み取られたとします。精度が 100 の場合には、この住所と参照データ内の対応レコードとが 100 パーセントの正確さで一致していなければ、この住所はジオコーダーに拒否されます。精度が 75 の場合には、この住所と参照データ内の対応レコードとが 75 パーセント以上の正確さで一致していれば、この住所はジオコーダーに処理されます。
- 他社製のジオコーダーの場合は、
「特性 (Properties)」ボックスを使用して、使用したい他社製のジオコーダーのパラメーターを指定します。
- 「了解 (OK)」をクリックして、選択した列をレイヤーとして登録し、要求に応じて、ジオコーダーを使用してその列を保守できるようにします。
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