ST_IsSimple は図形オブジェクトを引き数とし、そのオブジェクトが単純であれば 1 (TRUE) を戻します。そうでなければ 0 (FALSE) を戻します。
構文
db2gse.ST_IsSimple(g db2gse.ST_Geometry)
戻りタイプ
整数
例
以下の CREATE TABLE ステートメントによって ISSIMPLE_TEST 表が作成されます。この表には 2 つの列があります。 PID 列は短整数であり、それぞれの行ごとの固有の識別子を含んでいます。 G1 図形列には、単純な図形サンプルと単純でない図形サンプルが格納されます。
CREATE TABLE ISSIMPLE_TEST (pid smallint, g1 db2gse.ST_Geometry)
以下の INSERT ステートメントによって 2 つのレコードが ISSIMPLE_TEST 表に挿入されます。最初のレコードは、自身の内部と交差しない折れ線なので、単純です。 2 番目は自身の内部と交差するので、単純ではありません。
INSERT INTO ISSIMPLE_TEST VALUES (1, db2gse.ST_LineFromText('linestring (10 10, 20 20, 30 30)', db2gse.coordref()..srid(0))) INSERT INTO ISSIMPLE_TEST VALUES (2, db2gse.ST_LineFromText('linestring (10 10, 20 20,20 30,10 30,10 20, 20 10)', db2gse.coordref()..srid(0)))
以下の SELECT ステートメントおよび対応する結果セットによって、 ST_IsSimple 関数の出力が表示されます。最初のレコードは折れ線が単純なので 1 を戻しますが、 2 番目のレコードは折れ線が単純でないので 0 を戻します。
SELECT ST_IsSimple(g1) FROM ISSIMPLE_TEST g1 -------------- 1 0