使用者の手引きおよび解説書

ST_SRID

ST_SRID は図形オブジェクトを引き数とし、その地理情報参照システム ID を戻します。

構文

db2gse.ST_SRID(g1 db2gse.ST_Geometry)

戻りタイプ

整数

DB2 地理情報エクステンダーのインストール中に SPATIAL_REFERENCES 表が作成されます。 図形が作成されると、その図形の SRID が SPATIAL_REFERENCES 表に入力されます。 ST_SRID 関数はその入力の値を戻します。

たとえば、図形タイプは以下の CREATE TABLE ステートメントで使われます。

CREATE TABLE SRID_TEST(g1 db2gse.ST_Geometry)

次の INSERT ステートメントでは、 座標 10.01,50.76 に位置するポイント図形が図形列 G1 に挿入されます。 ポイント小数点には、ST_PointFromText 関数によって作成されたときに、 srid 値として 1 が割り当てられました。

INSERT INTO SRID_TEST
VALUES (db2gse.ST_PointFromText('point(10.01 50.76)', db2gse.coordref()..srid(0)))

以下の SELECT ステートメントおよび対応する結果セットによって図示されているように、 ST_SRID 関数は、入力されたばかりの図形の地理情報参照システム ID を戻します。

SELECT db2gse.ST_SRID(g1) FROM SRID_TEST
g1
--------------
1


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