SQL 解説書

CURRENT EXPLAIN SNAPSHOT

CURRENT EXPLAIN SNAPSHOT 特殊レジスターには、 Explain スナップショット機能の動作を制御するための CHAR(8) の値が入れられます。 この機能は、アクセス・プラン情報、操作員コスト、 バインド実行時の統計などに関する情報を圧縮して生成するものです (詳細については、 管理の手引き を参照)。

次に挙げるステートメントだけがこのレジスターの値として認められます。 すなわち、DELETE、INSERT、SELECT、SELECT INTO、UPDATE、VALUES、 および VALUES INTO です。

可能な値は YES、NO、および EXPLAIN です。 20

YES
スナップショット機能を使用可能にし、 動的 SQL ステートメントがコンパイルされるときの、 そのステートメントの内部表記のスナップショットを取り出します。

EXPLAIN
YES と同様にスナップショット機能を使用可能にしますが、 動的ステートメントの実行は許可しません。

NO
Explain スナップショット機能を使用不可にします。

初期値は NO です。

その値は SET CURRENT EXPLAIN SNAPSHOT ステートメントによって変更することができます (このステートメントについては、 SET CURRENT EXPLAIN SNAPSHOTを参照してください)。

CURRENT EXPLAIN SNAPSHOT と CURRENT EXPLAIN MODE 特殊レジスター値は、 Explain 機能が呼び出されている場合に相互に作用します (詳細については、 表 142 を参照してください)。 CURRENT EXPLAIN SNAPSHOT 特殊レジスター値の方は、 EXPLSNAP バインド・オプションとも相互に作用します (詳細については、 表 144 を参照してください)。

以下の例は、ホスト変数 EXPL_SNAP (char(8)) に、 CURRENT EXPLAIN SNAPSHOT 特殊レジスターの現在の値を設定するものです。

   VALUES CURRENT EXPLAIN SNAPSHOT
     INTO :EXPL_SNAP

脚注:

20
静的 SQL の場合、EXPLSNAP バインド・オプションで同じ制御を行えます。 PREP および BIND コマンドの場合、EXPLSNAP オプション値は YES、NO、および ALL です。


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