SQL 解説書

構文図の見方

本書を通じて、構文の説明には次のように定義される構造の図が使用されます。

構文図は、左から右、上から下に、線に沿って読みます。

記号 >>--- は、ステートメントの始まりを示します。

記号 ---> は、ステートメントの構文が次の行に続くことを示します。

記号 >--- は、ステートメントが前の行から続いていることを示します。

記号 -->< は、ステートメントの終わりを示します。

必須項目は、横線 (メイン・パス) 上に示されます。

>>-STATEMENT--必須項目-----------------------------------------><
 

任意選択 (オプション) 項目は、メイン・パスの下に示されます。

>>-STATEMENT----+---------------+------------------------------><
                '-任意選択項目--'
 

任意選択項目をメイン・パスの上に示すこともありますが、 それは構文図を見やすくするためであり、ステートメントの実行には関係しません。

                .-任意選択項目--.
>>-STATEMENT----+---------------+------------------------------><
 

複数の項目からの選択が可能な場合、それらの項目を縦に並べて (スタックに) 示しています。

項目から 1 つを選択しなければならない 場合、 スタックの項目の 1 つはメイン・パス上に示されます。

>>-STATEMENT----+-必須選択項目 1-+-----------------------------><
                '-必須選択項目 2-'
 

項目も何も選択しなくてもよい場合、スタック全体がメイン・パスよりも下に示されます。

>>-STATEMENT----+----------------+-----------------------------><
                +-任意選択項目 1-+
                '-任意選択項目 2-'
 

項目の 1 つがデフォルト値の場合、その項目はメイン・パスより上に示され、 残りの選択項目はメイン・パスよりも下に示されます。

                .-デフォルト選択項目--.
>>-STATEMENT----+---------------------+------------------------><
                +-任意選択項目--------+
                '-任意選択項目--------'
 

メイン・パスの上に、左へ戻る矢印がある場合には、 項目を繰り返して指定できることを示しています。 このような場合、繰り返す項目相互の間は、1 つ以上のブランクで区切らなければなりません。

                .---------------------.
                V                     |
>>-STATEMENT-------繰り返し可能項目---+------------------------><
 

繰り返しの矢印にコンマが示されている場合は、 繰り返し項目をコンマで区切らなければなりません。

                .-,-------------------.
                V                     |
>>-STATEMENT-------繰り返し可能項目---+------------------------><
 

スタックの上部の反復の矢印の記号は、そのスタックの中から複数の項目を選択できること、 または 1 つの選択項目を繰り返して選択できることを示します。

キーワードは英大文字で示してあります (例: FROM)。 示されているとおりに入力することが必要です。 変数は英小文字で示しています (例: column-name)。 このような変数は、構文にユーザーが指定する名前や値を示しています。

句読点、括弧、算術演算子、その他の記号が示されている場合には、 それらを構文の一部として入力する必要があります。

場合によっては、1 つの変数が一連の複数のパラメーターを表すことがあります。 たとえば次の図で、変数 parameter-block は、 parameter-block という見出しの図の当てはまるもので置き換えることができます。

>>-STATEMENT----|  parameter-block |---------------------------><
 
 
 parameter-block
 
|--+-パラメーター 1---------------------+-----------------------|
   '-パラメーター 2--+-パラメーター 3-+-'
                     '-パラメーター 4-'
 

"黒丸" (*) ではさまれて隣接しているセグメントは、 任意の順序で指定することができます。

>>-STATEMENT--項目 1--*--項目 2--*--項目 3--*--項目 4----------><
 

上記の図は、項目2 と 項目3 をどのような順序で指定しても構わないことを示しています。 以下はいずれも有効です。

STATEMENT 項目1 項目2 項目3 項目4
STATEMENT 項目1 項目3 項目2 項目4


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