SQL 解説書

COMMIT

COMMIT ステートメントは、作業単位を終了し、 その作業単位によって行われたデータベースの変更をコミットします。

呼び出し

このステートメントは、アプリケーション・プログラムに組み込むか、 あるいは動的 SQL ステートメントの使用によって発行することができます。 このステートメントは、動的に準備可能な実行可能ステートメントです。

許可

権限は不要です。

構文

             .-WORK--.
>>-COMMIT----+-------+-----------------------------------------><
 

説明

COMMIT ステートメントが実行される作業単位が終了すると、新しい作業単位が開始されます。 その作業単位がコミットされる過程で、実行された ALTER、 COMMENT ON、 CREATE、 DELETE、 DROP、 GRANT、 INSERT、 LOCK TABLE、 REVOKE、 SET INTEGRITY、 SET transition-variable (変位変数)、 および UPDATE の各ステートメントによって行われた変更がすべてコミットされます。

ただし、以下のステートメントはトランザクションによって制御されず、 これらのステートメントによって行われた変更は COMMIT ステートメントの発行とは独立しています。

その開始以降に作業単位によって獲得されたロックで、 WITH HOLD を宣言されたオープン・カーソルに必要なロックを除くすべてのロックが解放されます。

WITH HOLD を定義されていないオープン・カーソルはすべてクローズされます。 WITH HOLD を定義されたオープン・カーソルはオープンされたままになり、 そのカーソルは、結果表の次の論理行の前に置かれます。 63 すべての LOB ロケーターは解放されます。 WITH HOLD 特性を持つカーソルによって取り出された LOB 値に関連したロケーターも、 すべて解放されます。

トランザクション内に設定された保管点はすべて解放されます。

最後のコミット・ポイント以降にデータベースに対して行われた変更をコミットします。

   COMMIT WORK


脚注:

63
定位置 UPDATE ステートメントまたは DELETE ステートメントが出される前に、 FETCH を実行する必要があります。


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