SQL 解説書

EXPLAIN_INSTANCE 表

EXPLAIN_INSTANCE 表は、すべての Explain 情報の主要な管理表です。 Explain 表の各データ行は、この表の固有の 1 行に明示的にリンクされています。 EXPLAIN_INSTANCE 表には、Explain の対象の SQL ステートメントのソースについての基本情報、 および Explain 機能の環境についての情報が示されます。

この表の定義については、EXPLAIN_INSTANCE 表の定義を参照してください。


表 130. EXPLAIN_INSTANCE 表
列名 データ・タイプ ヌル値 可能 ? キー ? 説明
EXPLAIN_REQUESTER VARCHAR(128) No PK この Explain 要求を開始した許可 ID。
EXPLAIN_TIME TIMESTAMP No PK Explain 要求の開始時刻。
SOURCE_NAME VARCHAR(128) No PK 動的ステートメントに Explain 要求を出したときに実行していたパッケージの名前、 または静的 SQL に Explain 要求を出したときのソース・ファイルの名前。
SOURCE_SCHEMA VARCHAR(128) No PK Explain 要求のソースのスキーマ、または修飾子。
EXPLAIN_OPTION CHAR(1) No No この要求でどんな Explain 情報が要求されたかを示します。

可能な値は次のとおりです。

P
PLAN SELECTION
SNAPSHOT_TAKEN CHAR(1) No No この要求で Explain スナップショットが撮られたかどうかを示します。

可能な値は次のとおりです。

Y
Explain スナップショット (1 枚以上) が撮られ、 EXPLAIN_STATEMENT 表に保管されました。 通常の Explain 情報も取り込まれました。
N
Explain スナップショットは撮られませんでした。 通常の Explain 情報は取り込まれました。
O
Explain スナップショットのみが撮られました。 通常の Explain 情報は取り込まれませんでした。
DB2_VERSION CHAR(7) No No この Explain 要求を処理した DB2 ユニバーサル・データベースの製品リリース番号。 これは、vv.rr.m の形式です。ただし、
vv
バージョン番号
rr
リリース番号
m
メインテナンス・リリース番号
SQL_TYPE CHAR(1) No No Explain インスタンスが静的 SQL 用か、または動的 SQL 用かを示します。

可能な値は次のとおりです。

S
静的 SQL
D
動的 SQL
QUERYOPT INTEGER No No Explain 呼び出し時に SQL コンパイラーで使用する照会最適化クラスを示します。 この値は、Explain 対象の SQL ステートメントについて、 SQL コンパイラーがどのレベルの照会最適化を実行するかを示します。
BLOCK CHAR(1) No No SQL ステートメントのコンパイル時に使用されたカーソルのブロック化タイプを示します。 詳細については、SYSCAT.PACKAGES の BLOCK 列を参照してください。

可能な値は次のとおりです。

N
ブロック化なし
U
確定カーソルのブロック
B
すべてのカーソルのブロック
ISOLATION CHAR(2) No No SQL ステートメントのコンパイル時に使用された分離の種類を示します。 詳細については、SYSCAT.PACKAGES の ISOLATION 列を参照してください。

可能な値は次のとおりです。

RR
反復可能読み取り
RS
読み取り固定
CS
カーソル固定
UR
非コミット読み取り
BUFFPAGE INTEGER No No Explain 呼び出し時に BUFFPAGE データベース構成設定値が入れられます。
AVG_APPLS INTEGER No No Explain 呼び出し時に、AVG_APPLS データベース構成パラメーターの値が入れられます。
SORTHEAP INTEGER No No Explain 呼び出し時に SORTHEAP データベース構成設定値が入れられます。
LOCKLIST INTEGER No No Explain 呼び出し時に LOCKLIST データベース構成設定値が入れられます。
MAXLOCKS SMALLINT No No Explain 呼び出し時に MAXLOCKS データベース構成設定値が入れられます。
LOCKS_AVAIL INTEGER No No 各ユーザーごとに最適化プログラムで使用できることになっている ロック数が入れられます。 (LOCKLIST および MAXLOCKS から導出される)
CPU_SPEED DOUBLE No No Explain 呼び出し時に、CPUSPEED データベース・マネージャー構成設定値が入れられます。
REMARKS VARCHAR(254) Yes No ユーザーが入力したコメント。
DBHEAP INTEGER No No Explain 呼び出し時に DBHEAP データベース構成設定値が入れられます。
COMM_SPEED DOUBLE No No Explain 呼び出し時に COMM_BANDWIDTH データベース構成設定値が入れられます。
PARALLELISM CHAR(2) No No

可能な値は次のとおりです。

  • N = 並列性なし
  • P = 区画内並行性
  • IP = 区分間並列性
  • BP = 区画内並行性と区分間並列性

DATAJOINER CHAR(1) No No

可能な値は次のとおりです。

  • N = 非連合システム・プラン
  • Y = 連合システム・プラン


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