SQL 解説書

TABLE_SCHEMA

>>-TABLE_SCHEMA---(--objectname----+------------------+--)-----><
                                   '-,--objectschema--'
 

スキーマは SYSIBM です。

TABLE_SCHEMA 関数は、別名連鎖が解決された後で検出されるオブジェクトのスキーマ名を戻します。 指定された objectname (および objectschema) が、 解決の開始点として使用されます。 開始点が別名を参照していない場合は、開始点のスキーマ名が戻されます。 結果のスキーマ名は、表、視点、または未定義オブジェクトのいずれかになります。

objectname
解決しようとする非修飾名 (通常は既存の別名) を表す文字式。 objectname は、データ・タイプが CHAR または VARCHAR、 長さが 1 文字以上 129 文字未満でなければなりません。

objectschema
指定された objectname の解決前の値を修飾するのに使うスキーマを表す文字式。 objectschema は、データ・タイプが CHAR または VARCHAR、 長さが 1 文字以上 129 文字未満でなければなりません。

objectschema を指定しない場合は、 修飾子にデフォルトのスキーマが使用されます。

この関数の結果のデータ・タイプは VARCHAR(128) です。 objectname がヌル値の可能性がある場合は、 結果もヌル値になる可能性があります。objectname がヌル値であれば、 結果もヌル値になります。 objectschema がヌル値の場合は、デフォルトのスキーマ名が使用されます。 結果は、スキーマ名を表す文字ストリングになります。 結果のスキーマは、次のいずれかのスキーマ名を表します。

objectname の値が、 表名 (objectschema の入力値またはデフォルト値が戻される) であったか、 あるいは解決結果が表となり、 そのスキーマ名が戻されることになる別名であった。

視点
objectname の値が、 視点名 (objectschema の入力値またはデフォルト値が戻される) であったか、 あるいは解決結果が視点となり、そのスキーマ名が戻されることになる別名であった。

未定義オブジェクト

objectname の値が、 未定義オブジェクト名 (objectschema の入力値またはデフォルト値が戻される) であったか、 あるいは解決結果が未定義オブジェクトとなり、 そのスキーマ名が戻されることになる別名であった。

したがって、ヌル値以外の objectname 値がこの関数に指定された場合、 結果名のスキーマ名でのオブジェクトが存在していなくても、常に値が戻されます。 たとえば、TABLE_SCHEMA('DEPT', 'PEOPLE') は、 カタログ項目が見つからない場合には、'PEOPLE ' を戻します。

例:


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