SQL 解説書
RETURN ステートメントは、ルーチンから戻すのに使用します。
SQL 関数またはメソッドの場合、その関数またはメソッドの結果が戻されます。
SQL プロシージャーの場合、任意選択で整数状況値が戻されます。
構文
>>-RETURN--+------------+--------------------------------------><
'-expression-'
説明
- expression
- ルーチンから戻される値を指定します。
- ルーチンが関数またはメソッドの場合、
expression を指定しなければならず (SQLSTATE 42630)、
また expression のデータ・タイプはルーチンの RETURNS タイプに割り当て可能でなければなりません (SQLSTATE 42866)。
- ルーチンがプロシージャーの場合、
expression のデータ・タイプは INTEGER でなければなりません (SQLSTATE 428E2)。
注
- 値がプロシージャーから戻されるとき、
呼び出し側は以下の方法でその値にアクセスすることができます。
- GET DIAGNOSTICS ステートメントを使用して、
その SQL プロシージャーが別の SQL プロシージャーから呼び出された時点の RETURN_STATUS を検索する。
- CLI アプリケーションで、ESCAPE 文節の CALL 構文 (?=CALL...) に、
戻り値パラメーター・マーカー用にバインドされているパラメーターを使用する。
- SQLCODE がゼロ未満でない場合に、
値 SQLERRD[0] (SQLCODE がゼロ未満の場合、値は -1 とみなされる) を検索して、
SQL プロシージャーの CALL の処理から戻される SQLCA から直接アクセスする。
例
RETURN ステートメントを使用して、SQL ストアード・プロシージャーから状況値を戻します。
成功した場合は値ゼロが、失敗した場合は -200 が戻されます。
BEGIN
...
GOTO FAIL
...
SUCCESS: RETURN 0
FAIL: RETURN -200
END
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