CURRENT DEGREE 特殊レジスターは、動的 SQL ステートメントを実行するときの、 区画内並行性の度合いを指定します。 18 このレジスターのデータ・タイプは CHAR(5) です。 有効な値は、'ANY'、 または 1 〜 32 767 の範囲 (両端の値を含む) の整数のストリング表記です。
SQL ステートメントが動的に準備されるときに、 整数として表される CURRENT DEGREE の値が 1 である場合、 そのステートメントの実行には区画内並行性は使用されません。
SQL ステートメントが動的に準備されるときに、 整数として表される CURRENT DEGREE の値が 2 以上 32 767 以下である場合、 そのステートメントの実行には、指定された度合いの区画内並行性を伴う場合があります。
SQL ステートメントが動的に準備されるときに、 CURRENT DEGREE の値が 'ANY' である場合、そのステートメントの実行には、 データベース・マネージャーによって判別される度合いを使用する区画内並行性を伴う場合があります。
実際の実行時の並列性の度合いは、以下の低い方になります。
intra_parallel のデータベース・マネージャー構成パラメーターが NO に設定される場合、 最適化のために CURRENT DEGREE 特殊レジスターの値は無視され、 ステートメントは区画内並行性を使用しません。
並列性および制約事項の説明については、管理の手引き を参照してください。
値の変更は、 SET CURRENT DEGREE ステートメントを実行して行うことができます (このステートメントについては、 SET CURRENT DEGREEを参照してください)。
CURRENT DEGREE の初期値は、dft_degree データベース構成パラメーターによって判別されます。 この構成パラメーターについては、管理の手引き を参照してください。