SQL 解説書

FREE LOCATOR

FREE LOCATOR ステートメントは、ロケーター変数とその値との間の関連を除去します。

呼び出し

このステートメントは、アプリケーション・プログラムに組み込む方法のみ可能です。 これは、動的に準備できない実行可能ステートメントです。

許可

権限は不要です。

構文

                    .-,----------------.
                    V                  |
>>-FREE--LOCATOR-------variable-name---+-----------------------><
 

説明

LOCATOR variable-name, ...
1 つまたは複数のロケーター変数 (variable-name) を指定します。 それらは、ロケーター変数の宣言規則に従って宣言されていなければなりません。

ロケーター変数には、現在ロケーターが割り当てられていなければなりません。 つまり、ロケーターはこの作業単位で割り当てられている (FETCH ステートメントまたは SELECT INTO ステートメントによって) 必要があり、 またその後解放されて (FREE LOCATOR ステートメントによって) いないことが必要です。 これに違反する場合には、エラーになります (SQLSTATE 0F001)。

複数のロケーターを指定すると、 リスト中の他のロケーターにエラーがあるか否かには関係なく、 解放可能なすべてのロケーターが解放されることになります。

COBOL プログラムで、BLOB ロケーター変数 TKN-VIDEO と TKN-BUF、 および CLOB ロケーター変数 LIFE-STORY-LOCATOR を解放します。

  EXEC SQL
  FREE LOCATOR :TKN-VIDEO, :TKN-BUF, :LIFE-STORY-LOCATOR
  END-EXEC.
 


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