SQL 解説書

CURRENT EXPLAIN MODE

CURRENT EXPLAIN MODE 特殊レジスターには、 適格な動的 SQL ステートメントに関連のある Explain 機能の動作を制御するための VARCHAR(254) の値が入れられます。 この機能は、Explain 情報を生成し、 その情報を Explain 表に挿入します (詳細については、 管理の手引き を参照してください)。 この情報には、Explain スナップショットは含まれません。

可能な値は YES、NO、EXPLAIN、RECOMMEND INDEXES、および EVALUATE INDEXES です。 19

YES
Explain 機能を使用可能にし、 動的 SQL ステートメントについての Explain 情報をそのステートメントのコンパイル時に取り込みます。

EXPLAIN
YES と同様にスナップショット機能を使用可能にしますが、 動的ステートメントの実行は許可しません。

NO
Explain 機能を使用不可にします。

RECOMMEND INDEXES
動的照会ごとに、索引のセットが推奨されます。 ADVISE_INDEX 表の中に索引のセットが入れられます。

EVALUATE INDEXES
推奨される索引があたかも存在しているかのように、 動的照会の Explain が実行されます。 使用される索引は ADVISE_INDEX 表から選出されます。

初期値は NO です。

その値は SET CURRENT EXPLAIN MODE ステートメントによって変更することができます (このステートメントについては、 SET CURRENT EXPLAIN MODEを参照してください)。

CURRENT EXPLAIN MODE と CURRENT EXPLAIN SNAPSHOT 特殊レジスター値は、 Explain 機能が呼び出されている場合に相互に作用します (詳細については、 表 142 を参照してください)。 CURRENT EXPLAIN MODE 特殊レジスター値の方は、 EXPLAIN バインド・オプションとも相互に作用します (詳細については、 表 143 を参照してください)。 RECOMMEND INDEXES 値と EVALUATE INDEXES 値を設定できるのは、 CURRENT EXPLAIN MODE レジスターの場合だけです。これらの値を設定するには、 SET CURRENT EXPLAIN MODE ステートメントを使用します。

例: ホスト変数 EXPL_MODE (VARCHAR(254)) を CURRENT EXPLAIN MODE 特殊レジスターの現在の値に設定します。

       VALUES CURRENT EXPLAIN MODE
         INTO :EXPL_MODE

脚注:

19
静的 SQL の場合、EXPLAIN バインド・オプションで同じ制御を行えます。 PREP および BIND コマンドの場合、EXPLAIN オプション値は YES、NO、および ALL です。


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