SQL 解説書

参照 (REF) タイプ

参照タイプ は構造タイプと対になっているタイプです。 特殊タイプに似て、 参照タイプは組み込みデータ・タイプの 1 つと共通の表記を使用するスカラー・タイプです。 この同じ表記はタイプ階層のすべてのタイプで共用されます。 参照タイプ表記は、タイプ階層のルート・タイプの作成時に定義されます。 参照タイプを使用する場合、構造タイプはタイプのパラメーターとして指定されます。 このパラメーターを、参照のターゲット・タイプ といいます。

参照のターゲットは、通常、タイプ付き表またはタイプ付き視点の行です。 参照タイプを使用する場合、効力範囲 を定義することができます。

効力範囲は、 参照値のターゲット行がある表 (ターゲット表 と呼ばれる) または視点 (ターゲット視点 と呼ばれる) を指定します。 ターゲット表またはターゲット視点は、 参照タイプのターゲット・タイプと同じタイプでなければなりません。 効力範囲を持つ参照タイプのインスタンスは、 タイプ付き表またはタイプ付き視点の行 (ターゲット行 と呼ばれる) を一意的に識別します。


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