SQL 解説書

REAL

>>-REAL--(--numeric-expression--)------------------------------><
 

スキーマは SYSIBM です。

REAL 関数は、数値の単精度浮動小数点表記を戻します。

引き数は、任意の組み込み数値データ・タイプの値を戻す式です。

関数の結果は単精度浮動小数点数になります。 引き数がヌル値になる可能性がある場合、結果もヌル値になる可能性があります。 引き数がヌル値であれば、結果はヌル値です。

結果は、引き数が単精度浮動小数点の列または変数に割り当てられた場合の結果と同じ数値になります。

例:

EMPLOYEE 表を使用して、 歩合がゼロではない従業員の給与と歩合の比率を計算します。 関係する列 (SALARY と COMM) のデータ・タイプは DECIMAL です。 単精度浮動小数点の結果が必要です。 したがって、除算が浮動小数点 (実際には倍精度) で実行されるように REAL が SALARY に適用され、 次に単精度の浮動小数点で結果を戻すために REAL が式全体に適用されます。

  SELECT EMPNO, REAL(REAL(SALARY)/COMM)
    FROM EMPLOYEE
    WHERE COMM > 0


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