SQL 解説書

付録 C. SQL 記述子域 (SQLDA)

SQLDA は、SQL DESCRIBE ステートメントの実行に必要な変数の集まりです。 SQLDA 変数は、PREPARE、OPEN、FETCH、EXECUTE、 および CALL ステートメントでは、オプションとして使用できます。 SQLDA は、動的 SQL との間で情報を伝えます。 これは、DESCRIBE ステートメントで使用され、ホスト変数のアドレスで変更して、 FETCH ステートメントで再び使用することができます。

SQLDA は、すべての言語でサポートされていますが、 事前定義の宣言を使用できるのは、 C、REXX、FORTRAN、および COBOL に対してだけです。 REXX では、SQLDA は他の言語とは多少異なります。 REXX での SQLDA の使用については、アプリケーション開発の手引き を参照してください。

SQLDA の情報の意味は、その使用法によって異なります。 PREPARE と DESCRIBE の場合、 SQLDA は準備されるステートメントに関する情報をアプリケーション・プログラムに提供します。

OPEN、EXECUTE、FETCH、および CALL の場合、SQLDA はホスト変数を記述します。

DESCRIBE および PREPARE において、記述する列のいずれかが LOB タイプ111、参照タイプ、またはユーザー定義タイプの場合、 SQLDA 全体の SQLVAR 項目の数を 2 倍にする必要があります。 たとえば、次のとおりです。

EXECUTE、FETCH、OPEN、および CALL において、 記述する変数のいずれかが LOB タイプ111 または構造タイプの場合、 SQLDA 全体の SQLVAR 項目の数を 2 倍にする必要があります。 112

関連情報:


脚注:

111
LOB ロケーターとファイル参照変数は、 2 倍の SQLDA を必要としません。

112
特殊タイプと参照タイプは、これらの場合には関係ありません。 これは、それらのタイプの場合、 データベースが 2 倍の数の項目の追加情報を必要とはしないないためです。


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