SQL 解説書

参照タイプの割り当て

ターゲット・タイプ T を指定している参照タイプは、 ターゲット・タイプ S を指定している参照タイプでもある参照タイプ列に割り当てることができます (ST のスーパータイプ)。 効力範囲が指定されている参照列または変数に割り当てが行われる場合、割り当てられている実際の値が、 効力範囲で定義されているターゲット表またはターゲット視点に確実に存在するようにするための検査は行われません。

ホスト変数への割り当ては、参照タイプの表示タイプに基づいて行われます。 つまり、次の規則に従います。

割り当てのターゲットが列で、その割り当ての右側にホスト変数が指定されている場合、 そのホスト変数はそのターゲット列の参照タイプに明示的にキャストされなければなりません。

数値の比較

数値は代数的に、つまり符号を考慮して比較されます。 たとえば、-2 は +1 より小さい値として扱われます。

一方が整数で、もう一方が 10 進数の場合、 10 進数に変換された整数の一時コピーが比較に使用されます。

位取りの異なる 10 進数を比較する場合、 比較は、一方の数値の小数部分が、他方の数値の小数部分と同じ桁数になるように、 後続ゼロを使って拡張されたその数値の一時コピーを使用して行われます。

一方が浮動小数点数で、他方が整数か 10 進数の場合、 この後者の数値を倍精度浮動小数点数に変換したものの一時コピーが比較に使用されます。

一方が浮動小数点でもう一方が整数または 10 進数の場合、 浮動小数点に変換された一時コピーが比較に使用されます。


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