SQL 解説書

LCASE または LOWER

>>--+-LCASE-+---(--string-expression--)------------------------><
    '-LOWER-'
 

スキーマは SYSIBM です。 42

LCASE または LOWER 関数は、すべての SBCS 文字が小文字に変換されたストリングを戻します。 (つまり、文字 A 〜 Z は文字 a 〜 z に変換され、 発音符付きの文字は小文字に相当するものがあればその文字に変換されます。 たとえば、コード・ページ 850 では、E は e に変換されます。) 必ずすべての文字が変換されるわけではないので、 LCASE(UCASE(string-expression)) の結果が LCASE(string-expression) と同じになるとは限りません。

引き数は、値が CHAR または VARCHAR データ・タイプの式でなければなりません。

関数の結果のデータ・タイプと長さ属性は、引き数と同じになります。 引き数がヌル値になる可能性がある場合、結果もヌル値になる可能性があります。 引き数がヌル値であれば、結果はヌル値です。

例: EMPLOYEE 表の列 JOB の値で使用されている文字を小文字に変換します。

  SELECT LCASE(JOB)
    FROM EMPLOYEE WHERE EMPNO = '000020';
		

結果は、値 'manager' になります。


脚注:

42
この関数の SYSFUN バージョンでは、 LONG VARCHAR 引き数と CLOB 引き数のサポートが引き続き有効です。 説明については、LCASE (SYSFUN スキーマ)を参照してください。


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