SQL 解説書

CURRENT TIMEZONE

CURRENT TIMEZONE 特殊レジスターには、 UTC 24 とアプリケーション・サーバーのローカル時との差が入れられます。 この差は、時刻期間 (最初の 2 桁が時間数、次の 2 桁が分数、 最後の 2 桁が秒数である 10 進数) によって表現されます。 時間数の数値は -24 と 24 を除く -24 と 24 の間です。 ローカル時刻から CURRENT TIMEZONE を減算すると、 ローカル時刻が UTC に変換されます。 時刻は、SQL ステートメントが実行されるときに、 オペレーティング・システムの時刻から計算されます。 25

CURRENT TIMEZONE 特殊レジスターは、時刻やタイム・スタンプの算術演算など、 DECIMAL(6,0) のデータ・タイプの式が使用されるところならどこででも使用できます。

以下の例は、RECEIVED 列の UTC タイム・スタンプを使って、 IN_TRAY 表にレコードを挿入します。

   INSERT INTO IN_TRAY VALUES (
          CURRENT TIMESTAMP - CURRENT TIMEZONE,
          :source,
          :subject,
          :notetext )

脚注:

24
世界標準時 (Coordinated Universal Time)。 旧 GMT。

25
CURRENT TIMEZONE の値は、C の実行時関数によって決まります。 時間帯に関連したインストール要件については、 概説およびインストール を参照してください。


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