SQL 解説書

COVARIANCE

>>-+-COVARIANCE-+--(----expression1--,--expression2--)---------><
   '-COVAR------'
 

スキーマは SYSIBM です。

COVARIANCE 関数は、数値の組の集合に関する (集団) 共分散を戻します。

引き数には、数値を指定しなければなりません。

結果のデータ・タイプは、倍精度の浮動小数点です。 結果はヌル値の場合もあります。

この関数は、 引き数の値から導出された対の集合 (expression1, expression2) から、 expression1 または expression2 のどちらかがヌル値の対を除外したものに対して適用されます。

この関数が空集合に適用されると、結果はヌル値になります。 それ以外の場合、結果は集合の値の組の共分散になります。 結果は、次のようにして割り出されます。

  1. avgexp1 を AVG(expression1) の結果に、 avgexp2 を AVG(expression2) の結果にします。
  2. COVARIANCE(expression1, expression2) の結果は、 AVG(expression1 - avgexp1) * (expression2 - avgexp2 ) になります。

値を集計する順序は定義されていませんが、 すべての中間結果は結果のデータ・タイプの範囲内になければなりません。

例:


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