スカラー関数は、式を使用できる個所であればどこにでも使用することができます。 ただし、式と列関数の使用に適用される制約事項は、 スカラー関数の中で式または列関数を使用する場合にも適用されます。 たとえば、スカラー関数の引き数を列関数にすることができるのは、 スカラー関数が使用される文脈で列関数の使用が許されている場合だけです。
列関数の使用法に関する制約事項がスカラー関数に適用されないのは、 スカラー関数が、値の集合ではなく、単一の値を対象にするからです。
例: 次の SELECT ステートメントの結果には、 部門 D01 の従業員の数と同じ数の行が含まれます。
SELECT EMPNO, LASTNAME, YEAR(CURRENT DATE - BRTHDATE) FROM EMPLOYEE WHERE WORKDEPT = 'D01'
以下に示すスカラー関数は、 スキーマ名によって修飾することができます (たとえば、SYSIBM.CHAR(123))。