記憶域構造には、データベースのオブジェクトが入れられます。 データベース・マネージャーによって管理される基本的な記憶域構造は、表スペースです。 表スペース は、表、索引、大型オブジェクト、 および LONG データ・タイプで定義されたデータが入っている記憶域構造です。
表スペースには、次の 2 つの種類があります。
コンテナー とは、 表などのオブジェクトが保管されている場所を記述するものです。 たとえば、ファイル・システムのサブディレクトリーは 1 つのコンテナーです。
表スペースおよびコンテナーの詳細については、 CREATE TABLESPACE または管理の手引き を参照してください。
表スペース・コンテナーから読み取られるデータは、 バッファー・プール と呼ばれる記憶域に入れられます。
バッファー・プールは表スペースに関連付けられるので、 どのデータがデータのバッファリングに同一記憶域を共用するかを制御することができます。 バッファー・プールの詳細については、 CREATE BUFFERPOOLまたは管理の手引き を参照してください。
区分データベースの使用により、別々のデータベース区画にデータを拡散させることができます。 どの区分が含まれるかは、 表スペースに割り当てられるノード・グループ によって決まります。
ノード・グループとは、 データベースの一部として定義される 1 つまたは複数の区分のグループです。 表スペースには、ノード・グループの各区分ごとに 1 つまたは複数のコンテナーが含まれます。 区分化マップ が、各ノード・グループに関連付けられます。 区分化マップは、特定の行のデータがノード・グループのどの区分に保管されているかを判別するのに、 データベース・マネージャーによって使用されます。 ノード・グループおよびデータ区分化の詳細については、 次の 複数の区分にわたるデータの区分化、CREATE NODEGROUP、 または管理の手引き を参照してください。
外部ファイルに保管されているデータへのリンクを登録している列も、 表に含めることができます。 このメカニズムは、DATALINK データ・タイプと呼ばれます。 正規表に記録されている DATALINK 値は、 外部ファイル・サーバーに保管されているファイルを指します。
DB2 データ・リンク・マネージャー (ファイル・サーバーにインストールされる) は、 DB2 と連動して、以下の任意選択機能を提供します。
DB2 データ・リンク・マネージャー製品は、以下の機能によって構成されています。
DB2 データ・リンク・マネージャーの詳細は、管理の手引き を参照してください。