データウェアハウスにデータを読み込むために、 いくつかのデータウェアハウスセンター・メカニズムを使用することができます。 これを実現するもっとも簡単な方法は、データベース・エンジンの SQL 処理機能を使用して、 単一のソースまたは複数のソースから必要なデータを選択し、データをターゲット・データベースに転送して、 追加時にデータを変換する方法です。 データウェアハウスセンターを使用すれば、さらに変換を行うよう指定することができます。 その場合は、ターゲットでストアード・プロシージャーを呼び出して、変換を行います。

データウェアハウスセンターでは、高速なデータ移動を行うために、ファイル抽出、ファイル転送、 および表ロードを使用するプログラムのセットも提供されています。 これらのプログラムを使用すると、データ移動の一部として若干の変換を行うことができます。 別の方法は、DB2 ユニバーサル・データベースに組み込まれているデータ複製機能を利用して、 ソース・データの変更箇所を取り込み、それらの変更箇所だけをウェアハウス・ターゲットに転送する方法です。

実行可能ファイル、バッチ・プログラム、動的ロード・ライブラリー、 またはストアード・プロシージャーのいずれかのプログラム・タイプをサポートする任意の言語で、 独自のデータウェアハウスセンター・プログラムを作成することもできます。