DB2 OLAP Starter Kit の中で、 OLAP アプリケーションを作成するための主なツールとなるのは、 DB2 OLAP Integration Server です。これは、 Essbase 複数次元サーバーと DB2 ユニバーサル・データベースの上で実行されます。 DB2 OLAP Starter Kit を使用して作成されたアプリケーションを使用すると、 ユーザーは、ロータス 1-2-3 または Microsoft Excel を使用して DB2 データを簡単に分析できます。 DB2 OLAP Starter Kit では、複数次元記憶域とリレーショナル記憶域の両方が提供されています。

DB2 OLAP Starter Kit には豊富な OLAP 機能が備わっています。 ただし、ユーザー数に制限があります。 DB2 OLAP Starter Kit のツールとテクノロジーが自分のニーズにかなっているなら、 DB2 OLAP Server にランクアップすることができます。 DB2 OLAP Server を使用すれば、OLAP アプリケーションを拡張して、企業全体に配布できます。

DB2 ユニバーサル・データベースでは、照会の作成と報告書作成用に、 照会報告書作成プログラム (QMF) が提供されています。 これは、企業の照会環境を広範囲に管理し制御できる、高度に統合化されたツール・セットです。 DB2 ユニバーサル・データベースは、Brio、Business Objects、および Cognos などの IBM ビジネス・パートナー製の、 一般的なデータ分析ツールや報告書作成ツールと一緒に機能し、これらのツールとメタデータを共有します。 IBM のデータ・マイニング・ツールキットである IBM DB2 Intelligent Miner for Data を使用すれば、 さらに複雑な分析を別個に行うことができます。