テクニカル・メタデータと同様、ビジネス・メタデータには、 変換、集約、およびスケジュールについての情報が含まれています。 とはいえ、ビジネス・メタデータが存在するのは技術的な理由からではなく、 ビジネス上の理由からです。 ビジネス・メタデータは、データウェアハウス内のデータを理解し、見付け、 使用するのに必要なすべての情報を、ビジネス・ユーザーのデータ分析作業に自然と適合するような方法で、 ビジネス・ユーザーに提供するものでなければなりません。

データウェアハウスセンターは、プロセスの定義に従ってメタデータを取り込む、 メタデータ主導型のシステムです。IBM のメタデータ交換言語、 メタデータ交換仕様 (MDIS: Metadata Coalition が採用)、 または共通ウェアハウス・メタデータ交換仕様 (オブジェクト管理グループが採用) に準拠しているあらゆるシステムと、 メタデータの交換ができます。 メタデータの交換に留まらず、公開されたオープンな API インターフェースも提供されているので、 アプリケーションがデータウェアハウスセンター情報カタログに対してアクセス、検索、 および更新を行えるようになっています。