新機能

DB2 コネクト管理アクセス

分散リレーショナル・データベース体系 (DRDA) を実装するデータベース・サーバーに DB2 コネクト管理アクセスを行うことにより、バージョン 7 に以下の機能強化が加えられています。

Microsoft トランザクション・サーバー (MTS) および COM+ テクノロジーへのサポートの改善

DB2 コネクト バージョン 7.2 では、分散トランザクション処理への機能強化がインプリメントされています。このサポートが改良されたことにより、同じグローバル・トランザクションに参加している複数の COM+ コンポーネントが一つの DB2 (OS/390 版) データにアクセスしようとしたとき、デッドロックの起きる可能性が大きく減少しています。このサポートは、DB2 (OS/390 版) バージョン 6.1 データベース・サーバー用のロック・スペース共用サポートとともにインプリメントされており、以下の PTF を通して提供されています。

これらの機能強化の結果、DB2 (OS/390 版) V6.1 データベース・サーバーは、一つのトランザクションに参加する複数の COM+ コンポーネントを認識したり、これらの COM+ オブジェクト間でロック・スペースを共用したりすることができるようになりました。これらの機能強化により、あるオブジェクトがリソースを必要としているために、別のオブジェクトが必要なリソースを獲得できなくなるという事態が回避されています。 Sysplex 環境のデータ共用グループに属する複数のメンバーどうしではロック・スペースを共用できないという制限があります。

複数サイト更新の改善

「構成複数サイト更新 (Configure Multisite Update)」ウィザードの「接続のテスト (test connection)」機能が拡張され、リモート・インスタンスをテストできるようになりました。それ以外に、テスト・リスト内の各データベース項目に、別々のユーザーとパスワードを関連付けることができます。詳細については、DB2 コネクト 使用者の手引き を参照してください。


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