新機能

ストアード・プロシージャー

DB2 ユニバーサル・データベースのストアード・プロシージャー機能を強化して、アプリケーションのパフォーマンスを向上することができます。

ストアード・プロシージャー・ビルダー

次のように、ストアード・プロシージャー・ビルダーが強化されて、ストアード・プロシージャーの作成プロセスが単純化し、社内でのデバッグおよび展開もより簡単に行えるようになりました。

ストアード・プロシージャー・ビルダーの詳細は、オンライン・ヘルプ を参照してください。

MQSeries の統合

DB2 バージョン 7.2 には、SQL ステートメント内で MQSeries メッセージング操作を統合する基本機能セットが提供されています。これらの機能は、単純、一方向メッセージ、要求 / 応答、およびパブリッシュ / サブスクリプションを含む、多種多様なメッセージング・モデルをサポートします。これらの基本機能を使用することにより、簡単なイベント通知から操作によるデータ・ストア作成までの広い範囲のアプリケーションをサポートできます。

詳細な情報は DB2 7.2 リリース情報および www.software.ibm.com/software/data/integration/MQSeries から入手できます。半構造メッセージの追加サポートは、 MQSeries アシスト・ウィザードによって提供されています (詳細については、MQSeries アシスト・ウィザードを参照してください)。 XML メッセージの追加サポートは、 DB2 XML エクステンダーの新機能によって提供されています (http://www.ibm.com/software/data/db2/extenders/xmlext/ を参照してください)。

新しい DB2 バージョン 7.2 データウェアハウスセンターは、 MQSeries 統合機能をも提供します。この新しい機能の詳細については、MQSeries メッセージ・キューで説明されています。

これらのエキサイティングな新機能を Windows 2000、Windows NT、AIX、 HP-UX、および Solaris 実行環境版上で使用するためのサポートが提供するため、 MQSeries のコピーが一つ提供されています。

MQSeries アシスト・ウィザード

DB2 バージョン 7.2 には新しい MQSeries アシスト・ウィザードが提供されています。このウィザードは、MQSeries ユーザー定義関数 (これもバージョン 7.2 の新機能) を使用して、 MQSeries キューから読み取る表機能を作成します。

ウィザードは、指定に基づいて、各 MQSeries メッセージを区切りストリングまたは固定長列ストリングとして扱うことができます。作成された表機能は指定に基づいてストリングを構文解析し、各 MQSeries メッセージを表機能の列として戻します。ウィザードはまた、表機能に加えて視点を作成できるようにし、 MQSeries メッセージと表機能の結果をプレビューします。

OLE DB アシスト・ウィザード

DB2 バージョン 7.2 には新しい OLE DB アシスト・ウィザードが提供されています。このウィザードは、Microsoft OLE DB 標準をサポートする他のデータベース・プロバイダーからデータを読み取る表機能を作成するのに役立ちます。 DB2 表を作成し、その表に OLE DB 表機能によって読み込まれたデータを入れたり、 OLE DB 表機能の視点を作成することが任意でできます。

OLE DB アシスト・ウィザードの詳細については、 DB2 リリース情報 を参照してください。

ネストされたストアード・プロシージャーのサポート

現在 DB2 には、ネストされたストアード・プロシージャー・サポートが用意されています。これは、他のデータベース・ベンダーからのアプリケーションの移行を単純化するだけでなく、アプリケーション開発者によるストアード・プロシージャーの使用と活用をさらに効率化します。詳細については、アプリケーション開発の手引き を参照してください。

SQL プロシージャー言語

現在、DB2 ユニバーサル・データベース (OS/390 版) および DB2 ユニバーサル・データベース (OS/400 版) 以外に、 Windows、OS/2、および UNIX でも、DB2 で SQL プロシージャー言語サポートを利用できます。これは、ANSI SQL99 標準の持続保管モジュールの定義に準じて SQL を用いる DB2 ストアード・プロシージャーの作成をサポートします。詳細については、アプリケーション開発の手引き およびアプリケーション構築の手引き を参照してください。

Visual Basic ストアード・プロシージャー

Java およびストアード・プロシージャー言語以外にも、 DB2 ユニバーサル・データベースで Microsoft Visual Basic を使用してストアード・プロシージャーを作成できるようになりました。 Microsoft Visual Basic を使用して作成したストアード・プロシージャーを、 Windows 32 ビット オペレーティング・システム上で実行する DB2 ユニバーサル・データベース サーバーに配置することができます。ストアード・プロシージャーを実装する言語として OLE を指定してから、 DB2 でサポートされている任意の言語で作成したクライアント・アプリケーションからそれを呼び出すことができます。 DB2 OLE サポートの詳細については、固有の OLE DB のサポートを参照してください。

ストアード・プロシージャーの呼び出し

現在、CALL コマンドを使って、コマンド行プロセッサー (CLP) からストアード・プロシージャーを呼び出すことができます。詳細については、SQL 解説書 (第 1 巻) を参照してください。

ストアード・プロシージャーのサンプル

一連のストアード・プロシージャー・サンプルが拡張されていて、アプリケーション開発クライアントでこれを利用することができます。このサンプルは、 C/C++ の組み込み SQL、C の CLI、Java の JDBC、および SQL プロシージャーを使って作成されています。このサンプルは、ある 1 つの言語で作成されたクライアント・アプリケーションが、別の言語で作成されたストアード・プロシージャーを呼び出せることを示します。 CREATE PROCEDURE ステートメント、クライアント・アプリケーション、ストアード・プロシージャー、および DROP PROCEDURE ステートメントごとに別々のソース・ファイルを使えば、自分独自のストアード・プロシージャーを作成するために、サンプル・コードを簡単にコピーおよび変更することができます。

Java ストアード・プロシージャーのクラス・ローダー

Java クラス・ローダーを DB2 ユニバーサル・データベースと一緒に使うと、 Java ストアード・プロシージャーのパフォーマンスを向上し、実動サーバーの可用性を高めることができます。 Java クラス・ローダーは、 Java ストアード・プロシージャーのクラスに代わるもののオンライン実行を可能にします。 CALL SQLJ.REFRESH_CLASSES() ステートメントを発行すると、 DB2 は実行を続け、Java 仮想マシン (JVM) は、更新済みのストアード・プロシージャー・クラスを実行できる状態で、メモリーにロードされたままになります。ストアード・プロシージャーは、データベース・マネージャーの停止を必要とせずに新クラスを使用することができます。詳細については、アプリケーション開発の手引き を参照してください。


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