新機能

メタデータの交換

DB2 バージョン 7.2 では、共通ウェアハウス・メタデータ交換標準の既存サポートとのメタデータ交換機能が強化され、またいくつもの新しいツールと機能が追加されています。

Common Warehouse Metamodel サポート

DB2 バージョン 7 では、メタデータ交換が拡張され、この業界におけるオブジェクト管理グループ (OMG) の共通ウェアハウス・メタデータ交換標準がサポートされるようになりました。それによって、多種多様なツールのソリューション統合が容易になりました。 OMG 標準は、IBM、Oracle、NCR、および Hyperion を含むこの業界の大手企業によってサポートされています。

DB2 バージョン 7.2 では、Common Warehouse Metamodel XML オブジェクトのインポートおよびエクスポートのサポートが追加されました。別のプロセスでのステップ (「ショートカット」) への関係があるステップを含むプロセスをエクスポートすると、その両方のプロセスがエクスポートされ、両者の関係も保持されます。新しいソース・サポート・タグが追加されたことにより、使用しているウェアハウス・センターに保管されている SAP および WebSphere Site Analyzer (WSA) 情報をエクスポートすることができます。

IBM ERwin メタデータ抽出プログラム

IBM ERwin メタデータ抽出プログラムは DB2 バージョン 7.2 の時間節約ツールで、メタデータをデータウェアハウスセンターや情報カタログ・マネージャー (DataGuide) などの IBM 製品にインポートするために使用できます。メタデータ抽出プログラム・タグ言語ファイルを使用して、インポートされたメタデータからウェアハウス・ターゲットやスキーマ (スタースキーマを含む) を作成できます。メタデータ抽出プログラムも、グラフィカル・インターフェースとコマンド・プロンプト・インターフェースの両方を提供します。

ウェアハウス・メタデータをインポートするときの一時コミット

DB2 バージョン 7.2 では、ウェアハウス・メタデータが一時コミットでインポートおよびエクスポートされます。この機能は、ウェアハウス・メタデータをインポートするときのパフォーマンスが改善されるように設計されています。ウェアハウス・メタデータがエクスポートされる場合、メタデータ・オブジェクトとそのすべての必要な関係がエクスポートされると、 COMMIT タグがメタデータ・ファイルに書き込まれます。メタデータ・ファイルをインポートするときには、 COMMIT タグが検出され、最後の COMMIT 以降のすべてのオブジェクトが妥当性検査されてから、変更がウェアハウス・コントロール・データベースにコミットされます。

メタデータ・テンプレートの追加

データウェアハウスセンター と通信するための新しいテンプレートが追加されています。それらは、primarykey.tag、primarykeyadditional.tag、 foreignkey.tag、および foreignkeyadditional.tag です。さらに、commit.tag を使用して、パフォーマンスを改善し、コミット効力範囲をモニターすることができます。


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