現在、DB2 ユニバーサル・データベースおよび DB2 コネクトのユーザーは、すべての DB2 ファミリーまたは OLE DB ソースを対象とした分散照会の機能を利用することができます。つまり、ユーザーとアプリケーションは、DB2 ユニバーサル・データベース SQL 構文と API を使って、異機種データ・ソースに置かれているデータにアクセスできるということです。このような機能を用いてユーザーとアプリケーションは、 1 つの SQL ステートメントで複数のデータ・ソースを参照できるようになりました。 DB2 リレーショナル・コネクトの場合、分散照会に Oracle および、DB2 バージョン 7.2 では、 Sybase または Microsoft SQL Server データベースも含めることができます (DB2 リレーショナル・コネクトを参照してください)。
これは、DB2 ユニバーサル・データベースへの DB2 DataJoiner の統合の第 1 段階です。 DataJoiner は、異機種データ・ソースを統合するための IBM のミドルウェア製品です。詳細については、管理の手引き: 計画 および管理の手引き: インプリメンテーション を参照してください。
DB2 リレーショナル・コネクト バージョン 7.2 は、以下のデータベース管理システムへのデータ・アクセスを追加します。
AIX および Windows NT 上の DB2 からの Oracle データベースへのアクセスは、引き続きサポートされています。
この新しいサポートにより、単一分散照会はすべての DB2 ファミリー・データベースまたは OLE DB ソース、および Oracle、Sybase、および Microsoft SQL Server (Windows NT 版) データベースにあるデータにアクセスできるようになりました。
DB2 バージョン 7.2 では、ストアード・プロシージャーから異機種データベース内の表を照会することができます。バージョン 7.2 では、SQL プロシージャーでニックネームを使用することができます。異機種データベース内の表にニックネームを定義し、 SQL プロシージャーでそのニックネームを使用することができます。