DB2 ユニバーサル・データベースのストアード・プロシージャー機能を強化して、アプリケーションのパフォーマンスを向上することができます。
次のように、ストアード・プロシージャー・ビルダーが強化されて、ストアード・プロシージャーの作成プロセスが単純化し、社内でのデバッグおよび展開もより簡単に行えるようになりました。
ストアード・プロシージャー・ビルダーの詳細は、オンライン・ヘルプ を参照してください。
現在 DB2 には、ネストされたストアード・プロシージャー・サポートが用意されています。これは、他のデータベース・ベンダーからのアプリケーションの移行を単純化するだけでなく、アプリケーション開発者によるストアード・プロシージャーの使用と活用をさらに効率化します。詳細については、アプリケーション開発の手引き を参照してください。
現在、DB2 ユニバーサル・データベース (OS/390 版) および DB2 ユニバーサル・データベース (AS/400 版) 以外に、 Windows、OS/2、および UNIX でも、DB2 で SQL プロシージャー言語サポートを利用できます。これは、ANSI SQL99 標準の持続保管モジュールの定義に準じて SQL を用いる DB2 ストアード・プロシージャーの作成をサポートします。詳細については、アプリケーション開発の手引き およびアプリケーション構築の手引き を参照してください。
現在 DB2 ユニバーサル・データベースでは、 Visual Basic の OLE 自動化ストアード・プロシージャーを作成して、それを DB2 (Windows 32 ビット版) オペレーティング・システム・サーバーで展開することができます。ストアード・プロシージャーを実装する言語として OLE を指定してから、 DB2 でサポートされている任意の言語で作成したクライアント・アプリケーションからそれを呼び出すことができます。 DB2 の OLE サポートの詳細は、固有の OLE DB のサポートを参照してください。
現在、CALL コマンドを使って、コマンド行プロセッサー (CLP) からストアード・プロシージャーを呼び出すことができます。詳細については、SQL 解説書 (第 1 巻) を参照してください。
一連のストアード・プロシージャー・サンプルが拡張されていて、アプリケーション開発クライアントでこれを利用することができます。このサンプルは、 C/C++ の組み込み SQL、C の CLI、Java の JDBC、および SQL プロシージャーを使って作成されています。このサンプルは、ある 1 つの言語で作成されたクライアント・アプリケーションが、別の言語で作成されたストアード・プロシージャーを呼び出せることを示します。 CREATE PROCEDURE ステートメント、クライアント・アプリケーション、ストアード・プロシージャー、および DROP PROCEDURE ステートメントごとに別々のソース・ファイルを使えば、自分独自のストアード・プロシージャーを作成するために、サンプル・コードを簡単にコピーおよび変更することができます。
Java クラス・ローダーを DB2 ユニバーサル・データベースと一緒に使うと、 Java ストアード・プロシージャーのパフォーマンスを向上し、実働サーバーの可用性を高めることができます。 Java クラス・ローダーは、 Java ストアード・プロシージャーのクラスに代わるもののオンライン実行を可能にします。 CALL SQLJ.REFRESH_CLASSES() ステートメントを発行すると、 DB2 は実行を続け、Java 仮想マシン (JVM) は、更新済みのストアード・プロシージャー・クラスを実行できる状態で、メモリーにロードされたままになります。ストアード・プロシージャーは、データベース・マネージャーの停止を必要とせずに新クラスを使用することができます。詳細については、アプリケーション開発の手引き を参照してください。