DB2 ユニバーサル・データベースが表スペースを OFFLINE 状態にしてしまう問題を解決したら、 以下のステップを実行して、ONLINE 状態に戻してください。
RESTART DATABASE database-alias [USER user-name [USING password]] [DROP PENDING TABLESPACES tablespace-name1, tablespace-name2, tablespace-nameN]
循環ログの場合、 損傷したか、欠落している表スペース (一時的であっても永続的であっても) があると、 データベースの再始動が失敗します。 これらの表スペースが失われても、 データベース管理プログラムにデータベースを正常に再始動させるよう明示的に指示することによって、DROP PENDING TABLESPACES オプションを使用することができます。
コンテナーの問題のためにデータベースの再始動が失敗した場合は、 問題があった表スペースの名前のリストを db2diag.log ファイルで調べることができます。
データベースに一時表スペースが 1 つしかなく、 それが DROP PENDING 状態にある場合は、 データベースが正常に再始動した後で新しい一時表スペースを作成する必要があります。
データベースが MPP システム内の 1 つのノードでしか再始動されていない場合、 それ以降のデータベース照会の際に、 データベースを他のノードでも再始動する必要があることを示すメッセージが返されます。 これが必要なのは、照会が関係するノード上のデータベース区画も再始動する必要があるからです。 すべてのノードでデータベースを再始動すると、 この問題は解決します。
再始動の処理中に、RESTART DATABASE コマンドの DROP PENDING オプションで指定された表スペースのコンテナーに問題が発生すると、 問題のあった表スペースは、再始動の実行後に DROP PENDING 状態に入れられます。
表スペースが一度 DROP PENDING 状態に入ると、ドロップ以外の操作は行えなくなります。
表スペースの DROP PENDING 状態は、循環ログにのみ適用されます。
DROP TABLESPACE を使用すると、 他の表スペースと表を共有する表スペースをドロップすることができます。
DB2 ユニバーサル・データベース バージョン 6 には、 循環ログで役立つ新しい表スペースの状況があります。 ログの保存では、現行の論理が変更されずにそのまま適用されます。 ただし、循環ログでは、次の 2 つの状況を考慮する必要があります。
db2 RESTART sample [USER user1 [USING passwd]] [DROP PENDING TABLESPACES (tsname1, tsname2, ...tsnameN)]