重大エラーの場合、DB2 システムはシグナルを発行するか (UNIX ベースのプラットフォームの場合)、 または自分に対して例外を発行します (Intel ベースのプラットフォームの場合)。 この状況で別の名前を使用すると、セグメント違反またはトラップとなります。 これはプラットフォームによって異なります。
DB2 によって発行されたすべてのシグナルおよび例外はトラップ・ファイルに報告されます。 トラップ・ファイルには、システム停止前に実行された最後のステップの関数の流れが含まれています。
トラップ・ファイルは、DB2 カスタマー・サポートから提出を依頼されます。 トラップ・ファイルは、DIAGPATH データベース管理プログラム構成パラメーターで指定されたディレクトリーにあります。 ファイル名の最初の文字は "t" で、その後にプロセス ID (pid) が続きます。 ファイル拡張子 000 はシングル・プロセッサー、 またはマルチノード・システムで db2nodes.cfg を使用する場合のノード番号を表します。
例:
UNIX ベースのシステムでは、DB2 プロシージャーが意図的に停止させられた時に、DB2 はスタック・トレースバックを生成します。 シグナルまたは例外からトラップ・ファイルを生成できない場合、DB2 カスタマー・サポートからこの診断情報を提出するよう依頼されることがあります。
スタック・トレースバック・ファイルは、活動状態にある内部関数をプロセスに呼び出された順にリストします。 また、システム停止前に実行された関数の流れの最後のステップが含まれています。 各ファイルは DB2 エンジンが発行した単一シグナルまたは例外を報告し、 プロセスの停止または割り込みを行います。
スタック・トレースバックを活動化させるには、次のようにします。
スタック・トレースバック情報はトラップ・ファイルにあります。 各プロセスに 1 つのファイルがあります。 DB2 エンタープライズ拡張エディション・システムの場合、各ノードで実行する各プロセスのファイルが含まれます。
(スタック・トレースバック情報は SINIX オペレーティング・システムでは使用できません。)
DB2 エンタープライズ拡張エディションの注:
db2_all "mkdir /tmp/$DB2INSTANCE"