問題判別の手引き

Windows NT 用診断ツール

以下の診断ツールは、Windows NT システムで使用可能です。

イベント・ログ、パフォーマンス・モニター、およびその他の管理ツール
Windows NT の「管理ツール」フォルダーは、イベント・ログへのアクセスやパフォーマンス情報へのアクセスなど、 さまざまな診断情報を提供します。 詳細については、Windows NT が提供する管理ツールの使用を参照してください。

タスク・マネージャー
タスク・マネージャーは、Windows NT オペレーティング・システムのバージョン 4.0 で使用可能です。 タスク・マネージャーは、Windows NT サーバーで実行されているすべてのプロセスを表示し、 メモリー使用についての詳細も表示します。 このツールを使用して、どの DB2 プロセスが実行中であるかを検索でき、 またパフォーマンスの問題を診断できます。 このツールでは、メモリーの使用、メモリーの限界、 使用されているスワッパー・スペース、 およびプロセスにおけるメモリーの漏えいを判別することができます。

タスク・マネージャーを使用するには、タスク・メニューの上にカーソルを置き、 マウス・ボタン 2 をクリックして、ポップアップ・メニューから 「タスク・マネージャー」を選択します。

ワトソン博士
ワトソン博士ユーティリティーは、一般保護違反 (GPF) の際に呼び出されます。 問題を診断するのに役立つデータを記録し、その情報をファイルに保管します。 このユーティリティーを開始するには、コマンド行で drwatson と入力する必要があります。

DB2 提供のツール
DB2 は管理ツールおよび開発ツールを提供します。 これらのツールは、DB2 の問題を識別するのに役立ちます。 詳細については、DB2 提供のツールの使用を参照してください。

ODBC/CLI トレース
CLI トレースは、CLI および ODBC アプリケーションの問題を識別するのに役立ちます。 詳細については、コール・レベル・インターフェースの手引きおよび解説書 を参照してください。

SNA サーバーのトレース
SNA サーバーがインストールされている場合、トレース機能が提供されます。 トレース機能を使用するには、「SNA サーバー (SNA Server)」ウィンドウを表示します。

SNMP
SNMP は、エラー発生時点で、エラー・データを捕そくできるようにします。 詳細については、SNMP アラートを参照してください。

Windows NT が提供する管理ツールの使用

Windows NT オペレーティング・システムは、 問題診断およびパフォーマンス診断に使用できる管理ツールを提供します。 バージョン 4.0 では、 これらのツールは「管理ツール」メニューから使用できます。 また、「スタート」メニューの「プログラム」からアクセスできます。 バージョン 3.5.1 では、これらのツールは「コントロール パネル」から使用できます。

次に、表示可能な情報とその表示方法を示します。

Windows NT イベント・ビューアーの使用

DB2 情報は Windows NT イベント・ログに書き込まれます。 このログには、システム管理者やその他の担当者からアクセスできます。 この情報はリモート・モニターが可能なので、 重大なエラーをより早く検出することができます。

イベント・ログをイベント・ビューアーから見ることができます。 「管理ツール」メニューからアクセス可能です。 DB2 関連情報を表示するには、 セキュリティー・ログやシステム・ログよりも、アプリケーション・ログを見ます。

イベント・ログ内の情報が db2diag.log ファイルを参照することがあります。 したがって、DB2 カスタマー・サポートと接続する前に、 両方のファイルを保管しておくことをお勧めします。


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