問題判別の手引き
DB2 クエリー・パトローラー・システムは、
複数のクライアント・ワークステーションまたは PC からの照会要求を制御または処理するための手段です。
このシステムのサーバー部分は、以下に挙げるたくさんのコンポーネントから成り立っています。
- 要求サーバー。受け取った要求を処理します。
- コスト分析プログラム。照会の実行に要する相対的なコストを判別します。
この相対的なコストは、ジョブ・スケジューラー・コンポーネントと一緒に使用されます。
- ジョブ・スケジューラー。
コスト分析プログラムが判別した相対的なコストを含め、
照会に基づく情報のスケジュールを行います。
- 通知プログラム。
完了した照会を定期的にスキャンし、発信元に照会の状況とともに通知します。
- ログ・モニター。エラー情報をログ・ファイルにトラックします。
このシステムのエージェント部分は、以下に挙げる 2 つのコンポーネントから成り立っています。
- ノード・マネージャー。
ジョブ・スケジューラーから割り当てられたあらゆる作業を実行します。
- 実行プログラム。SQL ステートメントとシステム・コマンドを実行します。
DB2 クエリー・パトローラー・システムには、以下に挙げる他の部分も含まれています。
- コマンド行インターフェース。プロンプトに直接入力するコマンド、
またはシェル・スクリプトと PERL、awk、REXX などの言語を使用して、
システムのモニターと制御を行うことを可能にします。
- 照会管理機能。ノード、結果の宛先、データ・ソース、
ジョブ待ち行列を管理したり、
ユーザーのプロファイルを作成および削除したりするためのインターフェースとなります。
- トラッカー・ユーティリティー。
システムが管理する照会についての、データベースの使用ヒストリーを報告します。
- 照会イネーブラー。ODBC 準拠の照会ツールを介して実行依頼された照会を、
システムで管理できるようにします。
- 照会モニター。
実行依頼された照会をモニターするためのインターフェースとなります。
DB2 クエリー・パトローラー・システムの詳細については、
DB2 クエリー・パトローラー 管理の手引き を参照してください。
DB2 クエリー・パトローラーのサーバーおよびクライアントの問題判別の詳細については、
上記の資料の付録を参照してください。
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