問題判別の手引き
この章では、以下の DB2 ユニバーサル・データベース製品のデータベース管理者を対象とした、
問題判別に役立つヒントについて説明します。
- IBM DB2 ユニバーサル・データベース ワークグループ・エディション
- IBM DB2 ユニバーサル・データベース エンタープライズ・エディション
- IBM DB2 ユニバーサル・データベース エンタープライズ拡張エディション
DB2 サーバー上で起きる問題判別のすべてのケースを、
本書で扱うことは不可能です。
DB2 管理者に必要な操作に関する詳細については、
DB2 ライブラリーにある情報を参照してください。
データベースの管理に関する詳細については、以下の各資料を参照してください。
- データベースのセットアップおよび移行については、概説およびインストール の資料
- データベース管理に関する詳細については、管理の手引き
- データベースの監視 (モニター) については、システム・モニター 手引きおよび解説書
- DB2 コマンドについては、コマンド解説書
- プログラムからユーティリティーを呼び出すための API 構文については、
管理 API 解説書
管理の手引き は、以下の作業を行う上で役立ちます。
- データベースの物理的および論理的特性の設計
- データのバックアップなど日常の操作
- ユーザーによるデータベース使用の許可
- データのインポート、エクスポート、およびロード
- アプリケーションおよび操作のパフォーマンスの最適化のためのデータベース管理プログラムの調整
守らなければならない基本的な問題判別規則を、次のリストに示します。
- [ ]
- ユーザーの要件を満たす論理データベース、
および今後の需要に十分対応できる物理データベースの設計に時間を費やす。
ふさわしければ、SMS または DMS 表スペースを使用します。
- [ ]
- 必ずバックアップおよび回復プランを十分に練っておく。
重大な問題が発生した場合に、ROLL FORWARD コマンドを使用して、
データベースのバックアップ・イメージを復元してトランザクションを回復する必要が生じる可能性があります。
- [ ]
- パフォーマンスが重要なため徹底的にテストやデバッグを行ったのではない限り、
ユーザー定義の関数およびストアード・プロシージャーは必ず「分離」にする。
- [ ]
- データベースのパフォーマンスを最適化するには、
REORGCHK、REORG、
および RUNSTATS などのユーティリティーを定期的に実行する。
(データベース・パフォーマンスの改善を参照してください。)
- [ ]
- 問題があるのではないかと思われる場合は、db2diag.log ファイルを調べる。
このファイルが肥大化していたら、ファイルの不要な部分を整理します。
(db2diag.log の解釈を参照してください。)
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