問題判別の手引き
報告された問題および問題を識別または解決するために取った処置のヒストリーを保存してください。
それ以後に生じた問題を選別したり、
それ以外に生じる可能性のある問題を予測または回避する際に、
この情報を役立てることができます。
特に、問題に関連した以下の情報を記録することが必要です。
- 問題記述。その情報には次のものが含まれます。
- 問題の症状。
- 実行していた DB2 ユーティリティーのリスト (RUNSTATS、
REORG、LOAD、
IMPORT などを含む)。
- 受け取ったすべてのメッセージの完全な記述 (SQLCODE、
関連する理由コード、またはシステム・エラー・コードを含む)。
- 受け取ったすべての SQLSTATE。
SQLSTATE はどのプラットフォームでも同じものが使われているので、
問題を診断するのに役立ちます。
SQLSTATE のリストについては、メッセージ解説書 を参照してください。
- 問題発生時に行っていた操作。
以下のような情報を記録することによって、
問題が再発するパターンを見抜くことができます。
- 問題を誘発したアクション
- 問題発生時に実行していたアプリケーション
- 問題発生時に実行していた SQL ステートメント (ステートメントの種類に関する情報を含む:動的 / 静的、
データ定義言語 (DDL)/データ操作言語 (DML))。
- ご使用のシステム上で実行しているハードウェアとソフトウェアのタイプ、
およびその構成
- それぞれのシステム上にインストールされているサービス・レベルまたは区分サーバー (エンタープライズ拡張エディション・システムの場合)、
および適用された修正パック
- 修正処置の結果
- 問題の解決方法
- DB2 カスタマー・サポートに連絡した場合には、その問題に割り当てられた番号。
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