問題判別の手引き

第 18 章 OS/2 用の診断ツール

OS/2 システムにおける問題の原因を識別するのに役立つデータを収集するためには、 この章に示されている診断ツールを使用します。 収集されたデータは、問題に精通している誰かが調べることができます。 あるいは、分析のために DB2 カスタマー・サポートに渡すことができます。

OS/2 で使用可能な診断ツールには次のようなものがあります。

OS/2 ロギング・ユーティリティー
OS/2 ロギング機能は、OS/2 プログラム用のエラー情報の記録を生成します。 詳細については、OS/2 ロギング機能の使用を参照してください。

FFST for OS/2 および SNA アラート経路指定
FFST for OS/2 により、エラー発生時にエラー情報を捕そくすることや、SNA 総称アラートを、 指定のダンプ・ファイル、ホスト (SNA セッションを介して)、 あるいは LAN アラート収集機能に経路指定することができます。 詳細については、FFST for OS/2 ユーティリティーの使用および SNA トレースの使用を参照してください。

pstat
pstat コマンドは、 処理が実行されている状況情報をリストします。 詳細については、pstat コマンドの使用を参照してください。

WarpCenter
WarpCenter は OS/2 Warp Connect のバージョン 4 で使用可能で、 問題判別ツールへのアクセスを提供します。 ツールには次のようなものがあります。

詳細については、 OS/2 Warp バージョン 4 の資料を参照してください。

独立型ダンプ・ユーティリティー
独立型ダンプ・ユーティリティーは、すべての物理メモリーの内容を記録します。 このユーティリティーは、OS/2 プログラムとは無関係に実行されるもので、 問題を再現するのが非常に難しい場合、あるいは他の問題判別方法では問題が解決されない場合に、 データをダンプするために使用します。 DB2 カスタマー・サポートがこのユーティリティーを要求することはほとんどありません。

拡張問題診断用カーネル・デバッグ
状況が深刻であれば、DB2 カスタマー・サポートはご使用のサイトにリモート接続し、 カーネル・デバッグを使用して問題の原因を診断することができます。


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