問題判別の手引き
接続を設定する際に戻されることの最も多いエラーは、
エラー・メッセージ SQL30081N です。
以下の問題判別の指針は、このエラー・メッセージを受け取った場合に関するものです。
このケースでは、DRDA リクエスターから DRDA サーバーへ、
DB2 コネクト ゲートウェイを間に介さずに直接接続しています。
注: | DB2 クライアント (CAE) から DRDA サーバーに直接接続することはできません。
DB2 コネクト ゲートウェイが必要です。
このシナリオの場合の問題判別の詳細については、ゲートウェイ接続を参照してください。
|
- [ ]
- DRDA サーバーを PING できますか?
できない場合:
- IP アドレスを検査する。
- DRDA リクエスターと DRDA サーバーの両方で TCP/IP がアクティブになっているか確認する。
- ネットワーク管理者に相談する。
できる場合: 次の質問に進んでください。
- [ ]
- ポート番号とサービス名は適切に定義されていますか?
- DRDA のデフォルトのポート番号 446 を使用していますか?
- 代わりにサービス名を使用している場合は、サービス名が正しく更新されているかを確認する。
- [ ]
- いずれかの DRDA リクエスターからこの DRDA サーバーに接続できますか?
どのリクエスターからも接続できない場合:
- サーバーの DBMS がアクティブになっているか (DDF が開始されているか) を確認する。
- 限度を検査する。
- サーバーの zparm MAXDBAT がゼロより大きい値に設定されているかを検査する。
デフォルトはゼロです。
- ログに始動メッセージがあるかを検査する。
少なくとも 1 つのリクエスターから接続できる場合:
- 適切な DRDA サーバーに接続しているかを検査する。
- DB2 コネクトがリクエスターの場合は、カタログ情報を検査する。
データベースが認証と共に DCS としてカタログ作成されているかを確認し、
DCS ディレクトリーとノード・ディレクトリーがカタログ作成されているかを確認する。
- SQL1403N 認証エラーは、必ず UNIX、OS/2、
または Windows オペレーティング・システムなどの分散環境から戻される。
SQL30082N 認証エラーは、DB2 (OS/390 版) や DB2 (AS/400 版) などの DRDA アプリケーション・サーバー (AS) から戻される。
SQL1403N エラーを、DRDA AS に接続しているが、
ゲートウェイに対する認証を試行していないで受け取った場合は、
データベース認証が DCS に設定されていない可能性があります。
- [ ]
- 手操作で SNA リンクを確立できますか?
できない場合:
- LAN 宛先アドレスを検査する。
- パートナーのノード ID とノード・タイプを検査する。
- 通信制御装置が作動しているかを確認する。
できる場合: 次の質問に進んでください。
- [ ]
- 手操作で SNA セッションを確立できますか?
できない場合:
- SNA 構成を検査する。
論理装置 (LU) と物理装置 (PU) の名前がすべて正しいかを確認する。
- 相関 VTAM 定義を検査する。
- SNA 構成をチェックする。
これは、SNA Server (AIX 版)、
Communications Server (以前の Communications Manager) for OS/2、
IBM Communications Server for Windows NT、
または Microsoft SNA Server for Windows NT のいずれかでなければなりません。
SNA を構成する方法については、概説およびインストール を参照してください。
- SNA のメーカーのサポート・サービスに連絡する。
できる場合: 次の質問に進んでください。
- [ ]
- いずれかの DRDA リクエスターからこの DRDA サーバーに接続できますか?
どのリクエスターからも接続できない場合:
- サーバーの DBMS が活動状態になっているか (DDF が開始されているか) を確認する。
- 限度を検査する。
- サーバーの zparm MAXDBAT がゼロより大きい値に設定されているかを検査する。
デフォルトはゼロです。
- ログに始動メッセージがあるかを検査する。
1 つ以上のリクエスターから接続できる場合:
- 適切な DRDA サーバーに接続しているかを検査する。
- DB2 コネクトがリクエスターの場合は、カタログ情報を検査する。
データベースが認証と共に DCS としてカタログ作成されているかを確認し、
DCS ディレクトリーとノード・ディレクトリーがカタログ作成されているかを確認する。
DB2 コネクト ゲートウェイを使用して DB2 クライアントから DRDA サーバーに接続している場合:
- [ ]
- DB2 コネクト ゲートウェイから DRDA サーバーに接続できますか?
できない場合は、直接接続を参照してください。
できる場合: 次の質問に進んでください。
- [ ]
- DB2 コネクト ゲートウェイで DB2 レジストリー変数 DB2COMM が適切に設定されていますか?
使用しているプロトコルに応じて APPC、TCPIP、またはその両方を設定している必要があります。
- [ ]
- クライアント上のカタログ情報を検査してください。
追加情報については、第 3 章, クライアント上での問題判別を参照してください。
[ ページのトップ | 前ページ | 次ページ | 目次 | 索引 ]