コマンド解説書

ACTIVATE DATABASE

指定したデータベースを活動化し、 必要なデータベース・サービスをすべて開始することにより、 どのアプリケーションからでもそのデータベースに接続して使用できるようにします。

効力範囲

このコマンドは、システム内のすべてのノードで、指定したデータベースを活動化します。 データベースを活動化中に 1 つまたは複数のノードがエラーを検出すると、 警告が戻されます。 コマンドが正常に処理されたすべてのノードで、データベースは活動状態を維持します。

許可

以下のどれかが必要です。

必須接続

なし

コマンド構文

>>-ACTIVATE--+-DATABASE-+---database-alias---------------------->
             '-DB-------'
 
>-----+---------------------------------------+----------------><
      '-USER--username--+------------------+--'
                        '-USING--password--'
 

コマンド・パラメーター

database-alias
開始するデータベースの別名を指定します。

USER username
データベースを開始するユーザーを指定します。

USING password
ユーザー名のパスワードを指定します。

使用上の注意

データベースが開始していないときに、 アプリケーションで CONNECT TO (または暗黙接続) が発行された場合、 アプリケーションは、データベースに対して作業する前に、 必要なデータベースをデータベース・マネージャーが開始する間待機しなければなりません。 しかし、データベースが開始してしまえば、 他のアプリケーションはデータベースの開始を待たずに、 ただデータベースに接続するだけでその中のデータを使用することができます。

データベース管理者は、 選択したデータベースを開始する際に ACTIVATE DATABASE を使用することができます。 そうしておけば、 データベースの初期化に要するアプリケーション時間を節約することができます。

ACTIVATE DATABASE で初期化したデータベースは、 DEACTIVATE DATABASE または STOP DATABASE MANAGER によって遮断することができます。

CONNECT TO (または暗黙接続) によって開始したデータベースに続けて ACTIVATE DATABASE を発行した場合、 そのデータベースを遮断するには DEACTIVATE DATABASE を使用しなければなりません。 ACTIVATE DATABASE を使用しないでデータベースを始動した場合、 最後のアプリケーションが切断した時にデータベースは遮断されます。

ACTIVATE DATABASE コマンドは、再始動が必要なデータベース (たとえば、 不整合状態にあるデータベース) を処理する場面においては、 CONNECT TO (または暗黙接続) と同じように機能します。 データベースを再始動してからでないと、 ACTIVATE DATABASE でそのデータベースを初期化できません。 再始動を実行できるのは、 データベースが AUTORESTART ON で構成されている場合だけです。
注:ACTIVATE DATABASE コマンドを発行するアプリケーションは、 どのデータベースへの活動データベース接続も持つことができません。

以下も参照

DEACTIVATE DATABASE

STOP DATABASE MANAGER


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