コマンド解説書

CATALOG APPC NODE

ノード・ディレクトリーに APPC ノード項目を追加します。 リモート・ノードにアクセスするには、拡張プログラム間通信機能プロトコルを使用します。

許可

以下のどれかが必要です。

必須接続

なし

コマンド構文

>>-CATALOG--+-------+--APPC NODE--nodename--REMOTE--symbolic-destination-name-->
            '-ADMIN-'
 
>----+-------------------------+-------------------------------->
     |           .-PROGRAM--.  |
     '-SECURITY--+-NONE-----+--'
                 '-SAME-----'
 
>-----+---------------------------------+----------------------->
      '-REMOTE_INSTANCE--instance-name--'
 
>-----+----------------------+---------------------------------->
      '-SYSTEM--system-name--'
 
>-----+--------------------------------+------------------------>
      '-OSTYPE--operating-system-type--'
 
>-----+-------------------------+------------------------------><
      '-WITH--"comment-string"--'
 

コマンド・パラメーター

ADMIN
管理サーバー・ノードを指定します。

NODEnodename
カタログ化するノードのローカル別名。 これは、ユーザーのワークステーション上の任意名で、ノードを識別する際に使用されます。 覚えやすい名前を指定するとよいでしょう。 名前は、データベース・マネージャーの命名規則に適合していることが必要です (付録 B, 命名規則を参照)。

REMOTE symbolic-destination-name
リモート・パートナー・ノードの記号宛先名を指定します。 この名前は、クライアントがサーバーへの APPC 接続をセットアップする際に必要な情報を含む、 CPI 通信のサイド情報表の項目に対応します (パートナー LU 名、モード名、パートナー TP 名)。 最大長は 8 文字です。

SECURITY
パートナー LU に送信する割り振り要求において、 安全保護情報を使用する度合いを指定します。 有効な値は以下のとおりです。

PROGRAM
パートナー LU に送信する割り振り要求に、 ユーザー名とパスワードの両方が含まれるということを指定します。 これが省略時値です。

NONE
パートナー LU に送信する割り振り要求に、 安全保護情報が含まれないということを指定します。

SAME
パートナー LU に送信する割り振り要求に、 ユーザー名が含まれないということを指定します。 これは、ユーザー名が「すでに検査済み」という標識で指定されます。 パートナーは、「すでに検査済み」という保証を受け入れられるように構成されていなければなりません。

注:APPC を使用して DB2 (Windows NT 版) バージョン 7.1 (またはそれ以降) サーバーに接続する場合、 8 バイトより長いユーザー ID は、SECURITY が NONE に指定されている場合に限りサポートされます。

REMOTE_INSTANCE instance-name
リモート・サーバー・マシン上で接続を確立するインスタンスの実名を指定します。

SYSTEM system-name
サーバー・マシンを識別するために使用する名前を指定します。

OSTYPE operating-system-type
サーバー・マシンのオペレーティング・システムのタイプを指定します。 有効な値は次のとおりです。 OS2、 AIX、 WIN95、 NT、 HPUX、 SUN、 MVS、 OS400、 VM、 VSE、 SNI、 SCO、 SGI、 LINUX、 および DYNIX/ptx。

WITH "comment-string"
ノード・ディレクトリー内のノード項目について記述します。 ノードについての記述を補足する任意の注釈を入力することができます。 最大長は 30 文字です。 復帰文字や改行文字は許可されません。 注釈テキストは、単一引用符または二重引用符で囲む必要があります。

   db2 catalog appc node db2appc1 remote db2inst1 security program
      with "A remote APPC node"

使用上の注意

データベース・マネージャーは、最初のノードがカタログ化されたとき (つまり、 CATALOG...NODE コマンドが最初に発行されたとき) にノード・ディレクトリーを作成します。 OS/2 クライアントまたは Windows クライアントでは、 そのクライアントをインストールしたインスタンス・サブディレクトリーに、 ノード・ディレクトリーを保管して維持します。 また、AIX クライアントでは、 DB2 インストール・ディレクトリーにノード・ディレクトリーを作成します。

ローカル・ノード・ディレクトリーの内容をリストする場合は、 LIST NODE DIRECTORY を使用してください。
注:ディレクトリーをキャッシュできる場合 (GET DATABASE MANAGER CONFIGURATIONの構成パラメーター dir_cache を参照)、 データベース、ノード、および DCS のディレクトリー・ファイルはメモリーにキャッシュされます。 アプリケーションのディレクトリー・キャッシュは、最初のディレクトリー参照の間に作成されます。 キャッシュはアプリケーションがディレクトリー・ファイルのどれかを修正したときにのみ最新にされるため、 他のアプリケーションが行ったディレクトリーの変更は、 アプリケーションを再始動するまで有効にならないことがあります。

CLP のディレクトリー・キャッシュを最新表示するには、TERMINATEを使用します。 DB2 の共用キャッシュを最新表示するには、 データベース・マネージャーを停止させてから (db2stop)、 再始動させます (db2start)。 別のアプリケーション用のディレクトリー・キャッシュを最新にするには、 そのアプリケーションを停止してから再始動してください。


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