コマンド解説書
活動記録ファイルの中の項目のリストを表示します。
活動記録ファイルには、回復と管理のさまざまな事象の記録が含まれています。
回復事象には、データベース・レベルおよび表スペース・レベルの完全なバックアップ、復元、
およびロールフォワードが含まれます。
さらにログ記録される事象には、
表スペース更新、統計実行、表の再編成、表の除去、およびロードが含まれます。
許可
なし
必須接続
インスタンス。
明示的な接続は必要ありません。
データベースがリモートとして示されている場合、
リモート・ノードへのインスタンス接続はコマンドの持続期間の間、
ずっと確立されたままになります。
コマンド構文
>>-LIST HISTORY----+-------------------+------------------------>
+-BACKUP------------+
+-ROLLFORWARD-------+
+-ALTER TABLESPACE--+
+-DROPPED TABLE-----+
+-LOAD--------------+
'-RENAME TABLESPACE-'
>-----+-ALL--------------------------------+-------------------->
+-SINCE--timestamp-------------------+
'-CONTAINING--+-schema.object_name-+-'
'-object_name--------'
>----FOR--+----------+---database-alias------------------------><
+-DATABASE-+
'-DB-------'
コマンド・パラメーター
- HISTORY
- 現在活動記録ファイルの中に記録されている回復と管理に関する事象のすべてのリストを表示します。
- BACKUP
- バックアップおよび復元操作のリストを表示します。
- ROLLFORWARD
- ロールフォワード操作のリストを表示します。
- ALTER TABLESPACE
- ALTER TABLESPACE 操作のリストを表示します。
- DROPPED TABLE
- 除去された表のリストを表示します。
- LOAD
- ロード操作のリストを表示します。
- RENAME TABLESPACE
- RENAME TABLESPACE 操作のリストを表示します。
- ALL
- 活動記録ファイルのうち、指定したタイプのすべての項目のリストを表示します。
- SINCE
timestamp
- 完全なタイム・スタンプ (形式は yyyymmddhhnnss)、
または先頭の接頭部 (最小値は yyyy) を指定できます。
指定したタイム・スタンプ以前のタイム・スタンプの項目のリストを表示します。
- CONTAINING
schema.object_name
- この修飾名は表を固有に識別します。
- CONTAINING
object_name
- この非修飾名は表スペースを固有に識別します。
- FOR DATABASE
database-alias
- 回復活動記録ファイルをリスト表示するデータベースを指定します。
例
db2 list history since 19980201 for sample
db2 list history backup containing userspace1 for sample
db2 list history dropped table all for db sample
使用上の注意
このコマンドによって生成されるレポートには、以下の記号が含まれます。
- 装置
- A - TSM
- C - クライアント
- D - ディスク
- K - ディスケット
- L - ローカル
- O - その他
- P - パイプ
- S - サーバー
- T - テープ
- U - ユーザー出口
- オブジェクト
- D - データベース
- P - 表スペース
- T - 表
- 操作
- B - バックアップ
- C - コピー
- D - 除去された表
- F - ロールフォワード
- G - 表の再編成
- L - ロード
- N - 表スペースの名前変更
- Q - 静止
- R - 復元
- S - 統計の実行
- T - 表スペースの更新
- U - (将来の利用)
- タイプ
- C - 表スペースの更新 (コンテナーの追加)
- E - ログの終了
- F - オフライン
- I - 挿入 (LOAD)
- N - オンライン
- P - 時刻
- R - 表スペースの更新 (再調整)
- S - 静止共用
- U - 静止更新
- X - 静止排他
- Z - 静止リセット
- 項目の状況
- D - 削除 (将来の利用)
- E - 有効期限切れ
- I - 非活動
- N - コミット未完了
- Y - コミット済みまたは活動中
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