コマンド解説書
通信プロトコルとして APPN を使用するリモート・ワークステーションに関する情報を、
ノード・ディレクトリーに書き込みます。
DB2 はこの情報を使用して、
アプリケーションとこのノードでカタログ作成したリモート・データベース間の接続を確立します。
このコマンドは、OS/2、Windows NT、Windows 98、Windows 95、AIX、および Solaris でのみ使用可能です。
許可
sysadm
必須接続
なし
コマンド構文
>>-CATALOG APPN NODE--nodename----+-----------------+----------->
'-NETWORK--netid--'
>----REMOTE--partner-lu----+------------------+----------------->
'-LOCAL--local-lu--'
>-----+------------------+---+-------------+-------------------->
'-TPNAME--tp-name--' '-MODE--mode--'
>-----+-------------------------+------------------------------->
| .-PROGRAM--. |
'-SECURITY--+-NONE-----+--'
'-SAME-----'
>-----+----------------------------------+---------------------->
'-LANADDRESS--lan-adapter-address--'
>-----+-------------------------------+------------------------->
'-CHGPWDLU--change_password_lu--'
>-----+-------------------------+------------------------------><
'-WITH--"comment-string"--'
コマンド・パラメーター
- NODEnodename
- カタログ作成するリモート・ワークステーションの名前を指定します。
これは、(CATALOG DATABASEを使用して)
カタログ化されるワークステーションにデータベースが常駐する場合に、
ノード名パラメーターに入力したのと同じ名前です。
名前は、DB2 命名規則に適合していることが必要です (付録 B, 命名規則を参照)。
- NETWORK
netid
- リモート LU が常駐する SNA ネットワークの ID を指定します。
このネットワーク ID は、SNA の命名規則に従った 1 〜 8 文字のストリングです。
- REMOTE
partner-lu
- 接続で使用した SNA パートナー論理装置を指定します。
リモート・ノードの LU 名を入力してください。
名前は、(コミュニケーション・マネージャー構成の)
対応する SNA 定義に現れるとおりに正確に入力する必要があります
(大文字小文字を混合して使用)。
名前は SNA 命名規則に従っている必要があります。
- LOCAL
local-lu
- 接続に使用した SNA ローカル論理装置の別名を指定します。
これは 1 〜 8 文字の非ブランク文字からなるストリングでなければなりません。
別名は、(コミュニケーション・マネージャー構成の)
対応する SNA 定義に現れるとおりに正確に入力する必要があります
(大文字小文字を混合して使用)。
- TPNAME
tp-name
- データベース・サーバーの APPC トランザクション・プログラム名を指定します。
省略時値は DB2DRDA です。
- MODE
mode
- 接続で使用した SNA 伝送モードを指定します。
名前は、SNA 命名規則に従っていることが必要です。
この値を入力しないと、DB2 は、
モード・タイプとして 8 文字のブランクを文字ストリングに保管します。
- SECURITY
- パートナー LU に送信する割り振り要求において、
安全保護情報を使用する度合いを指定します。
有効な値は以下のとおりです。
- PROGRAM
- パートナー LU に送信する割り振り要求に、
ユーザー名とパスワードの両方が含まれるということを指定します。
これが省略時値です。
- NONE
- パートナー LU に送信する割り振り要求に、
安全保護情報が含まれないということを指定します。
- SAME
- パートナー LU に送信する割り振り要求に、
ユーザー名が含まれないということを指定します。
これは、ユーザー名が「すでに検査済み」という標識で指定されます。
パートナーは、「すでに検査済み」という保証を受け入れられるように構成されていなければなりません。
注: | APPN を使用して DB2 (Windows NT 版) バージョン 7.1 (またはそれ以降) サーバーに接続する場合、
8 バイトより長いユーザー ID は、SECURITY が NONE に指定されている場合に限りサポートされます。
|
- LANADDRESS
lan-adapter-address
- DB2 サーバーの LAN アダプター・アドレス。
- CHGPWDLU
change_password_lu
- ホスト・データベース・サーバーのパスワード変更時に使用される、
パートナー LU の名前を指定します。
- WITH
"comment-string"
- ノード・ディレクトリー内のノード項目について記述します。
ノードについての記述を補足する任意の注釈を入力することができます。
最大長は 30 文字です。
復帰文字や改行文字は許可されません。
注釈テキストは、単一引用符または二重引用符で囲む必要があります。
例
次の例は、APPN ノードをカタログ化します。
db2 catalog appn node remnode remote rlu with "Catalog APPN NODE"
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