コマンド解説書

CATALOG NAMED PIPE NODE

ノード・ディレクトリーに名前付きパイプ・ノード項目を追加します。 リモート・ノードにアクセスするときに、この名前付きパイプを使用します。

このコマンドは Windows NT でのみ使用可能です。

許可

以下のどれかが必要です。

必須接続

なし

コマンド構文

>>-CATALOG--+-------+--NPIPE NODE--nodename--REMOTE--computername-->
            '-ADMIN-'
 
>----INSTANCE--instancename----+----------------------+--------->
                               '-SYSTEM--system-name--'
 
>-----+--------------------------------+------------------------>
      '-OSTYPE--operating-system-type--'
 
>-----+-------------------------+------------------------------><
      '-WITH--"comment-string"--'
 

コマンド・パラメーター

ADMIN
NPIPE 管理サーバー・ノードをカタログ化することを指定します。

NODEnodename
カタログ化するノードのローカル別名。 これは、ユーザーのワークステーション上の任意名で、ノードを識別する際に使用されます。 覚えやすい名前を指定するとよいでしょう。 名前は、データベース・マネージャーの命名規則に適合していることが必要です (付録 B, 命名規則を参照)。

REMOTEcomputername
宛先データベースが常駐するノードのコンピューター名です。 最大長は 15 文字です。

INSTANCE instancename
宛先データベースが常駐するサーバー・インスタンスの名前です。 リモート・ノードと通信する際に使用する、 リモート名前付きパイプの名前と同じにしてください。

SYSTEM system-name
サーバー・マシンを識別するために使用する DB2 システム名を指定します。

OSTYPE operating-system-type
サーバー・マシンのオペレーティング・システムのタイプを指定します。 有効な値は次のとおりです。 OS2、 AIX、 WIN95、 NT、 HPUX、 SUN、 MVS、 OS400、 VM、 VSE、 SNI、 SCO、 SGI、 LINUX、 および DYNIX。

WITH "comment-string"
ノード・ディレクトリー内のノード項目について記述します。 ノードについての記述を補足する任意の注釈を入力することができます。 最大長は 30 文字です。 復帰文字や改行文字は許可されません。 注釈テキストは、単一引用符または二重引用符で囲む必要があります。

   db2 catalog npipe node db2np1 remote nphost instance db2inst1
      with "A remote named pipe node."

使用上の注意

データベース・マネージャーは、最初のノードがカタログ化されたとき (つまり、 CATALOG...NODE コマンドが最初に発行されたとき) にノード・ディレクトリーを作成します。 OS/2 クライアントまたは Windows クライアントでは、 そのクライアントをインストールしたインスタンス・サブディレクトリーに、 ノード・ディレクトリーを保管して維持します。 また、AIX クライアントでは、 DB2 インストール・ディレクトリーにノード・ディレクトリーを作成します。

ローカル・ノード・ディレクトリーの内容をリストする場合は、 LIST NODE DIRECTORY を使用してください。
注:ディレクトリーをキャッシュできる場合 (GET DATABASE MANAGER CONFIGURATIONの構成パラメーター dir_cache を参照)、 データベース、ノード、および DCS のディレクトリー・ファイルはメモリーにキャッシュされます。 アプリケーションのディレクトリー・キャッシュは、最初のディレクトリー参照の間に作成されます。 キャッシュはアプリケーションがディレクトリー・ファイルのどれかを修正したときにのみ最新にされるため、 他のアプリケーションが行ったディレクトリーの変更は、 アプリケーションを再始動するまで有効にならないことがあります。

CLP のディレクトリー・キャッシュを最新表示するには、TERMINATEを使用します。 DB2 の共用キャッシュを最新表示するには、 データベース・マネージャーを停止させてから (db2stop)、 再始動させます (db2start)。 別のアプリケーション用のディレクトリー・キャッシュを最新にするには、 そのアプリケーションを停止してから再始動してください。


[ ページのトップ | 前ページ | 次ページ | 目次 | 索引 ]