コマンド解説書

db2dclgn - 宣言生成プログラム

指定されたデータベース表に宣言を生成し、文書中でそれらの宣言を検索する必要を省きます。 生成された宣言は、必要に応じて変更できます。 サポートされるホスト言語は C/C++、COBOL、JAVA、および FORTRAN です。

許可

なし

必須接続

なし

コマンド構文

>>-db2dclgn----d--database-name----t--table-name---------------->
 
      .---------------.
      V               |
>--------+---------+--+----------------------------------------><
         '-option--'
 

コマンド・パラメーター

-d database-name
接続の確立先のデータベースの名前を指定します。

-t table-name
宣言を生成するために列情報が検索される表の名前を指定します。

option
以下のどれかです (複数の場合もある)。

-a action
宣言が追加されるか、置換されるかを指定します。 有効な値は ADD および REPLACE です。 省略時値は ADD です。

-b lob-var-type
LOB 列に生成される変数のタイプを指定します。 有効な値は以下のとおりです。

LOB (省略時値)
たとえば、C では SQL TYPE は CLOB(5K) x です。

LOCATOR
たとえば、C では SQL TYPE は CLOB_LOCATOR x です。

FILE
たとえば、C では SQL TYPE は CLOB_FILE x です。

-c
接頭部 (-n) の指定時に、列名が、 フィールド名で接尾部として使用されるかどうかを指定します。 接頭部が指定されない場合、このオプションは無視されます。 省略時の動作は、列名を接尾部としては使用せず、代わりに 1 で始まる列番号を使用します。

-i
標識変数が生成されるかどうか指定します。 ホスト構造は C および COBOL でサポートされるので、 列の数に等しいサイズの標識表が生成されますが、JAVA および FORTRAN の場合は、 個々の標識変数が各列ごとに生成されます。 標識表および変数の名前は、それぞれ表名および列名と同じで、 "IND-" (COBOL の場合) または "ind_" (その他の言語の場合) という接頭部が付きます。 省略時の動作は、標識変数を生成しません。

-l language
宣言が生成されるホスト言語を指定します。 有効な値は CCOBOLJAVA、および FORTRAN です。 省略時の動作は、C 宣言を生成することで、C++ にも有効です。

-n name
それぞれのフィールド名に接頭部を指定します。 接頭部は、-c オプションが使用される場合に指定する必要があります。 指定されないと、列名がフィールド名として使用されます。

-o output-file
宣言用の出力ファイルの名前を指定します。 省略時の動作は、生成されたホスト言語を反映した拡張子を使った、 基本ファイル名として表名を使用します。

   .h (C の場合)
   .cbl (COBOL の場合)
   .java (JAVA の場合)
   .f (FORTRAN (UNIX) の場合)
   .for (FORTRAN (INTEL) の場合)

-p password
データベースへの接続に使用するパスワードを指定します。 ユーザー ID を指定する場合に指定する必要があります。 省略時の動作では、接続の確立時にパスワードを提供しません。

-r remarks
列の注釈が使用可能である場合、宣言内のコメントとして使用される、 フィールドのより詳細な記述を提供するかどうかを指定します。

-s structure-name
宣言内のすべてのフィールドをグループ化するために生成される構造名を指定します。 省略時の動作では、修飾なしの表名を使用します。

-u userid
データベースへの接続に使用するユーザー ID を指定します。 パスワードを指定する場合に指定する必要があります。 省略時の動作では、接続の確立時にユーザー ID を提供しません。

-v
ユーティリティーの状況 (たとえば接続状況) が表示されるかどうかを指定します。 省略時の動作では、エラー・メッセージのみを表示します。

-w DBCS-var-type
sqldbchar または wchar_t が、C で GRAPHIC/VARGRAPHIC/DBCLOB 列に使用されるかどうかを指定します。

-y DBCS-symbol
G または N が、COBOL で DBCS シンボルとして使用されるかどうかを指定します。


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