コマンド解説書
カタログで定義されたストアード・プロシージャーを呼び出します。
許可
許可規則は、プロシージャーが保管されているサーバーごとに異なります。
DB2 ユニバーサル・データベースの場合
実行時の CALL ステートメントの許可 ID が保持する特権には、
最低でも以下のいずれかが含まれていなければなりません。
- Execute 特権。ストアード・プロシージャーと関連するパッケージに対するもの
- Control 特権。ストアード・プロシージャーと関連するパッケージに対するもの
- sysadm または dbadm 権限
DB2 ユニバーサル・データベース (OS/390 版) の場合
バインド実行時の CALL ステートメントの許可 ID が保持する特権には、
最低でも以下のいずれかが含まれていなければなりません。
- Execute 特権。ストアード・プロシージャーと関連するパッケージに対するもの
- ストアード・プロシージャーと関連するパッケージの所有権
- Packadm 権限。パッケージのコレクション Sysadm 権限に対するもの
DB2 (AS/400 版)
バインド実行時の CALL ステートメントの許可 ID が保持する特権には、
最低でも以下のいずれかが含まれていなければなりません。
- ストアード・プロシージャーが REXX で作成されている場合:
- プロシージャーに関連するソース・ファイルに対するシステム権限 *OBJOPR および *READ
- ソース・ファイルを含むライブラリーに対するシステム権限 *EXECUTE と、
CL コマンドへのシステム権限 *USE
- ストアード・プロシージャーが REXX で作成されていない場合:
- プロシージャーに関連するプログラムと、
そのプログラムの管理権限を含むライブラリーの両方に対するシステム権限 *EXECUTE
必須接続
データベース
コマンド構文
.-,---------------.
V |
>>-CALL--proc-name-------+-----------+--+----------------------><
'-argument--'
コマンド・パラメーター
- proc-name
- 呼び出されるストアード・プロシージャーを識別します。
これは、実行するプロシージャー名または完全修飾のスキーマ名にすることができます。
たとえば、ユーザー "newton" が "getMedian" という名前のストアード・プロシージャーを作成し、
コマンド CALL getMedian を発行します。
次に、ユーザー "dbuser1" は "getMedian" とも呼ばれるストアード・プロシージャーを作成します。
"newton" が CALL getMedian を再発行すると、
複数のスキーマ (NEWTON および DBUSER1) にこのプロシージャー名が存在するので、
このコマンドは失敗します。
コマンドを動作させるには、"newton" は CALL NEWTON.getMedian を発行する必要があります。
- argument
- ストアード・プロシージャーに 1 つ以上の引き数を指定します。
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