コマンド解説書

db2ldcfg - LDAP 環境の構成

現行のログオン・ユーザー用の Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) ユーザー識別名 (DN) およびパスワードを、 IBM LDAP クライアントを使用する LDAP 環境で構成します。

許可

none

必須接続

なし

コマンド構文

>>-db2ldcfg----+--u--user's Distinguished Name---w--password--+-><
               '--r-------------------------------------------'
 

コマンド・パラメーター

-u user's Distinguished Name
LDAP ディレクトリーにアクセスする際に使用する LDAP ユーザーの識別名を指定します。

-w password
パスワードを指定します。

-r
マシン環境からユーザーの DN およびパスワードを除去します。

使用上の注意

IBM LDAP クライアントを使用する LDAP 環境では、 現行のログオン・ユーザー用の省略時 LDAP ユーザーの DN およびパスワードを構成できます。 一度構成すると、LDAP ユーザーの DN およびパスワードがこのユーザーの環境に保管され、 それらは DB2 が LDAP ディレクトリーにアクセスする際に必ず使用されます。 こうすると、LDAP コマンドまたは API を発行する際に、LDAP ユーザーの DN およびパスワードを指定する必要はなくなります。 ただし、コマンドまたは API が発行される際に LDAP ユーザーの DN およびパスワードが指定されると、 省略時設定は上書きされてしまいます。

このコマンドは、IBM LDAP クライアントを使用する場合にのみ実行できます。 Microsoft LDAP クライアントでは、現行のログオン・ユーザーの認証が使用されます。


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