コマンド解説書

db2profc - DB2 SQLJ プロファイル・カスタマイザー

組み込み SQL ステートメントを含む SQLJ プロファイルを処理します。 省略時では、データベース内に DB2 パッケージが作成されます。 このユーティリティーは、実行時に使用する DB2 固有の情報をプロファイルに入れます。 このユーティリティーは、SQLJ アプリケーションが変換された後の、 アプリケーションが実行される前に実行する必要があります。

許可

以下のどれかが必要です。

ユーザーには、アプリケーション内の静的 SQL ステートメントをコンパイルするのに必要な特権もすべて必要になります。 グループに付与された特権は、静的ステートメントの許可検査では使用されません。 ユーザーに sysadm 権限があってバインドを完成させる明示特権がない場合、 データベース・マネージャーは、明示的な dbadm 権限を自動的に付与します。

必須接続

このコマンドは、データベース接続を確立します。

コマンド構文

>>-db2profc----+-----------------------------------------+------>
               '--user=--username---password=--password--'
 
>-----+--------------------------------------+------------------>
      '--prepoptions=--"precompile-options"--'
 
>-----url=--JDBC-url---profilename-----------------------------><
 

コマンド・パラメーター

-user= username
プロファイルのカスタマイズを実行するためにデータベースに接続するときに使用する名前を指定します。

-password= password
ユーザー名のパスワードを指定します。

-prepoptions= "precompile-options"
DB2 プリコンパイラーで使用されるプリコンパイル・オプションのリストを指定します。 サポートされるプリコンパイル・オプションのリストについては、 アプリケーション開発の手引き を参照してください。

プリコンパイル・パッケージ「PACKAGE USING package-name」は、 プリコンパイラーが生成するパッケージの名前を指定します。 名前を入力しないと、 プロファイルの名前 (拡張子を除いて大文字に変換したもの) が使われます。 最大長は 8 文字です。

プリコンパイル・オプション「BINDFILE USING bind-file」は、 プリコンパイラーが生成するバインド・ファイルの名前を指定します。 ファイル名には、.bnd 拡張子が付いていなければなりません。 ファイル名を入力しないと、プリコンパイラーはプロファイルの名前を使用し、 それに .bnd 拡張子を付けてファイル名とします。 パスを指定しないと、バインド・ファイルは現行ディレクトリーに作成されます。

-url= JDBC-url
データベース接続の設定に使用する JDBC URL を指定します。

profilename
SQL ステートメントが保管されるプロファイルの名前を指定します。 SQLJ ファイルが Java ファイルに変換されるとき、 ファイルに入っている SQL 操作に関する情報は、 プロファイルと呼ばれる、 SQLJ が生成した資源ファイルに保管されます。 プロファイルは、元の入力ファイル名に接尾部 _SJProfileN (N は整数) が付いた名前によって識別されます。 拡張子は .ser です。 プロファイル名を指定するとき、.ser 拡張子はあってもなくてもかまいません。

   db2profc -user=username -password=password -url=JDBC-url
      -prepoptions="bindfile using pgmname1.bnd package using pgmname1"
      pgmname_SJProfile1.ser                                          

使用上の注意

SQLJ の詳細については、アプリケーション開発の手引き を参照してください。

以下も参照

db2profp - DB2 SQLJ プロファイル・プリンター


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