コマンド解説書

CATALOG LOCAL NODE

同一のマシンに常駐するインスタンスのローカル別名を作成します。 同じワークステーション上にユーザーのクライアントからアクセスされる複数のインスタンスがある場合、 ローカル・ノードをカタログ化する必要があります。 ローカル・ノードにアクセスするために、プロセス間通信 (IPC) が使用されます。

許可

以下のどれかが必要です。

必須接続

なし

コマンド構文

>>-CATALOG--+-------+--LOCAL NODE--nodename--------------------->
            '-ADMIN-'
 
>-----+-------------------------+---+----------------------+---->
      '-INSTANCE--instancename--'   '-SYSTEM--system-name--'
 
>-----+--------------------------------+------------------------>
      '-OSTYPE--operating-system-type--'
 
>-----+-------------------------+------------------------------><
      '-WITH--"comment-string"--'
 

コマンド・パラメーター

ADMIN
カタログ化するローカル管理サーバー・ノードを指定します。

NODEnodename
カタログ化するノードのローカル別名。 これは、ユーザーのワークステーション上の任意名で、ノードを識別する際に使用されます。 覚えやすい名前を指定するとよいでしょう。 名前は、データベース・マネージャーの命名規則に適合していることが必要です (付録 B, 命名規則を参照)。

INSTANCE instancename
アクセスするローカル・インスタンスの名前。

SYSTEM system-name
サーバー・マシンを識別するために使用する DB2 システム名を指定します。

OSTYPE operating-system-type
サーバー・マシンのオペレーティング・システムのタイプを指定します。 有効な値は次のとおりです。 OS2、 AIX、 WIN95、 NT、 HPUX、 SUN、 MVS、 OS400、 VM、 VSE、 SNI、 SCO、 SGI、 LINUX、 および DYNIX。

WITH "comment-string"
ノード・ディレクトリー内のノード項目について記述します。 ノードについての記述を補足する任意の注釈を入力することができます。 最大長は 30 文字です。 復帰文字や改行文字は許可されません。 注釈テキストは、単一引用符または二重引用符で囲む必要があります。

ワークステーション A には、 inst1 および inst2 の 2 つのサーバー・インスタンスがあります。 単一 CLP セッションから両方のインスタンスにデータベースを作成するには、 次のコマンドを出してください (DB2INSTANCE 環境変数が inst1 に設定されているものと想定)。

  1. inst1 にローカル・データベースを作成します。
       db2 create database mydb1
    
  2. このワークステーションに別のサーバー・インスタンスをカタログ化します。
       db2 catalog local node mynode2 instance inst2
    
  3. mynode2 にデータベースを作成します。
       db2 attach to mynode2
       db2 create database mydb2
    

使用上の注意
注:ディレクトリーをキャッシュできる場合 (GET DATABASE MANAGER CONFIGURATIONの構成パラメーター dir_cache を参照)、 データベース、ノード、および DCS のディレクトリー・ファイルはメモリーにキャッシュされます。 アプリケーションのディレクトリー・キャッシュは、最初のディレクトリー参照の間に作成されます。 キャッシュはアプリケーションがディレクトリー・ファイルのどれかを修正したときにのみ最新にされるため、 他のアプリケーションが行ったディレクトリーの変更は、 アプリケーションを再始動するまで有効にならないことがあります。

CLP のディレクトリー・キャッシュを最新表示するには、TERMINATEを使用します。 DB2 の共用キャッシュを最新表示するには、 データベース・マネージャーを停止させてから (db2stop)、 再始動させます (db2start)。 別のアプリケーション用のディレクトリー・キャッシュを最新にするには、 そのアプリケーションを停止してから再始動してください。


[ ページのトップ | 前ページ | 次ページ | 目次 | 索引 ]