コマンド解説書

CATALOG IPX/SPX NODE

ノード・ディレクトリーに、インターネットワーク・パケット交換機能 / 順次パケット交換機能 (IPX/SPX) ノード項目を追加します。 リモート・ノードにアクセスするには Novell NetWare IPX/SPX 通信プロトコルを使用します。

このコマンドは、OS/2、Windows NT、および Windows 95 でのみ使用可能です。

効力範囲

IPX/SPX ファイル・サーバーのアドレス指定は、マルチノード環境ではサポートされていません。

許可

以下のどれかが必要です。

必須接続

なし

コマンド構文

>>-CATALOG--+-------+--IPXSPX NODE--nodename--REMOTE--file-server-->
            '-ADMIN-'
 
>----SERVER--object-name----+---------------------------------+->
                            '-REMOTE_INSTANCE--instance-name--'
 
>-----+----------------------+---------------------------------->
      '-SYSTEM--system-name--'
 
>-----+--------------------------------+------------------------>
      '-OSTYPE--operating-system-type--'
 
>-----+-------------------------+------------------------------><
      '-WITH--"comment-string"--'
 

コマンド・パラメーター

ADMIN
カタログ化される IPX/SPX 管理サーバー・ノードを指定します。

NODEnodename
カタログ化するノードのローカル別名。 これは、ユーザーのワークステーション上の任意名で、ノードを識別する際に使用されます。 覚えやすい名前を指定するとよいでしょう。 名前は、データベース・マネージャーの命名規則に適合していることが必要です (付録 B, 命名規則を参照)。

REMOTE file-server
サーバー・データベース・マネージャー・インスタンスのインターネットワーク・アドレスを登録する、 NetWare ファイル・サーバーの名前。 インターネットワーク・アドレスは、 NetWare ファイル・サーバーのバインダリーに保管され、 object-name を使用してアクセスされます。

注:次の文字は無効です。 / \ : ; , * ?

SERVER object-name
NetWare ファイル・サーバーのバインダーに保管される、データベース・マネージャー・インスタンスの名前。 1 つの NetWare ファイル・サーバーに登録済みの各サーバー・データベース・マネージャー・インスタンスは、 固有の object-name によって表示されている必要があります。 ネットワーク内の各データベース・マネージャー・インスタンスに、 固有の object-name を指定することを推奨します。

注:次の文字は無効です。 / \ : ; , * ?

ファイル・サーバー・アドレス指定を使用して、 IPX/SPX クライアントのカタログ作成を行っている場合、 ファイル・サーバーおよびオブジェクト名を前述の定義のように指定してください。 直接 アドレス指定を使用して、 IPX/SPX クライアントのカタログ作成を行っている場合、 file-server には * を指定し、 object-name パラメーターにはサーバーの IPX/SPX インターネットワーク・アドレスを指定してください。 サーバーの IPX/SPX インターネットワーク・アドレスを検索するには、 db2ipxad - IPX/SPX インターネットワーク・アドレスの獲得 を使用してください。 アドレス指定方式の詳細については、概説およびインストール 資料のいずれかを参照してください。

REMOTE_INSTANCE instance-name
接続を確立するサーバー・インスタンスの名前を指定します。

SYSTEM system-name
サーバー・マシンを識別するために使用する DB2 システム名を指定します。

OSTYPE operating-system-type
サーバー・マシンのオペレーティング・システムのタイプを指定します。 有効な値は次のとおりです。 OS2、 AIX、 WIN95、 NT、 HPUX、 SUN、 MVS、 OS400、 VM、 VSE、 SNI、 SCO、 SGI、 LINUX、 および DYNIX。

WITH "comment-string"
ノード・ディレクトリー内のノード項目について記述します。 ノードについての記述を補足する任意の注釈を入力することができます。 最大長は 30 文字です。 復帰文字や改行文字は許可されません。 注釈テキストは、単一引用符または二重引用符で囲む必要があります。

   db2 catalog ipxspx node db2ipx1 remote netwsrv server db2inst1
      with "A remote IPX/SPX node"
 
   db2 catalog ipxspx node db2ipx2 remote * server 09212700.400011527745.879E
      with "IPX/SPX node using direct addr"

使用上の注意

データベース・マネージャーは、最初のノードがカタログ化されたとき (つまり、 CATALOG...NODE コマンドが最初に発行されたとき) にノード・ディレクトリーを作成します。 OS/2 クライアントまたは Windows クライアントでは、 そのクライアントをインストールしたインスタンス・サブディレクトリーに、 ノード・ディレクトリーを保管して維持します。 また、AIX クライアントでは、 DB2 インストール・ディレクトリーにノード・ディレクトリーを作成します。

ローカル・ノード・ディレクトリーの内容をリストする場合は、 LIST NODE DIRECTORY を使用してください。
注:ディレクトリーをキャッシュできる場合 (GET DATABASE MANAGER CONFIGURATIONの構成パラメーター dir_cache を参照)、 データベース、ノード、および DCS のディレクトリー・ファイルはメモリーにキャッシュされます。 アプリケーションのディレクトリー・キャッシュは、最初のディレクトリー参照の間に作成されます。 キャッシュはアプリケーションがディレクトリー・ファイルのどれかを修正したときにのみ最新にされるため、 他のアプリケーションが行ったディレクトリーの変更は、 アプリケーションを再始動するまで有効にならないことがあります。

CLP のディレクトリー・キャッシュを最新表示するには、TERMINATEを使用します。 DB2 の共用キャッシュを最新表示するには、 データベース・マネージャーを停止させてから (db2stop)、 再始動させます (db2start)。 別のアプリケーション用のディレクトリー・キャッシュを最新にするには、 そのアプリケーションを停止してから再始動してください。


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