コマンド解説書
データベース接続サービス (DCS) ディレクトリーの内容をリスト表示します。
許可
なし
必須接続
なし
コマンド構文
>>-LIST DCS DIRECTORY------------------------------------------><
コマンド・パラメーター
なし
例
次に示すのは LIST DCS DIRECTORY の出力例です。
Database Connection Services (DCS) Directory
Number of entries in the directory = 1
DCS 1 entry:
Local database name = DB2
Target database name = DSN_DB_1
Application requestor name =
DCS parameters =
Comment = DB2/MVS Location name DSN_DB_1
DCS directory release level = 0x0100
|
各フィールドは、次のとおりです。
- Local database name
- ターゲット・ホスト・データベースの別名を指定します。
これは、DCS ディレクトリーの中にホスト・データベースをカタログ化した時点で入力した
database-name パラメーターに対応します。
- Target database name
- アクセスできるホスト・データベースの名前を指定します。
これは、DCS ディレクトリーの中にホスト・データベースをカタログ化した時点で入力した
target-database-name パラメーターに対応します。
- Application requester name
- アプリケーション・リクエスターまたはサーバー上に存在するプログラムの名前を指定します。
- DCS parameters
- アプリケーション・リクエスターで使用される接続および操作環境パラメーターを含むストリング。
ホスト・データベースをカタログ化した時点でのパラメーター・ストリングに対応します。
ストリングは二重引用符で囲み、パラメーターはコンマで区切る必要があります。
DCS パラメーターについては、DB2 コネクト 使用者の手引き を参照してください。
- Comment
- データベース項目の説明。
- DCS directory release level
- データベースが作成された分散データベース接続サービス・プログラムのバージョン番号を指定します。
使用上の注意
DCS ディレクトリーは、CATALOG DCS DATABASEを最初に呼び出した時点で作成されます。
これは、DB2 のインストール先パス / ドライブにあり、
DB2 コネクト・プログラムがインストールされている場合にワークステーションからアクセスできる
ホスト・データベースについての情報を提供します。
ホスト・データベースとしては次のものが可能です。
- DB2 (MVS/ESA 版) データベース (システム/370 およびシステム/390 アーキテクチャー・ホスト・コンピューター)
- DB2 (VSE および VM 版) データベース (システム/370 およびシステム/390 アーキテクチャー・ホスト・コンピューター)
- AS/400 ホスト・コンピューター上の DB2 ユニバーサル・データベース (AS/400 版) データベース
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