コマンド解説書

コマンド行プロセッサーの呼び出し

db2 コマンドはコマンド行プロセッサー (CLP) を開始します。 CLP は、データベース・ユーティリティー、 SQL ステートメントおよびオンライン・ヘルプを実行するために使用します。 これにはさまざまなコマンド・オプションがあり、以下のモードで開始することができます。

注:Windows NT では、db2cmd - DB2 コマンド・ウィンドウのオープンが CLP 可能 DB2 ウィンドウをオープンし、 DB2 コマンド行環境を初期化します。 このコマンドを発行することは、「DB2 コマンド・ウィンドウ (DB2 Command Window)」アイコンをクリックすることと同じです。

QUITはコマンド行プロセッサーを停止します。 TERMINATEもコマンド行プロセッサーを停止しますが、 関連するバックエンド・プロセスを除去し、使用されていたメモリーをすべて解放します。 データベースが停止している場合やデータベース構成パラメーターを変更した場合は、 TERMINATE の使用をお勧めします。
注:CLP を終了する前に、既存の接続をリセットしなければなりません。

シェル・コマンド (!) を使うと、 UNIX ベースのシステム、OS/2、または Windows オペレーティング・システム上で、 オペレーティング・システムのコマンドを対話式またはバッチ・モードで実行できるようになります (たとえば、UNIX の場合 !ls、 OS/2 または Windows オペレーティング・システムの場合 !dir)。
注:シェル・コマンド・サポートは Windows 3.1 では利用できません。

許可

なし

コマンド構文

>>-db2----+------------------------------------------------+---><
          |  .-------------------.                         |
          |  V                   |                         |
          +----+--------------+--+---+-------------------+-+
          |    '-option-flag--'      +-db2-command-------+ |
          |                          +-sql-statement-----+ |
          |                          '-?--+------------+-' |
          |                               +-phrase-----+   |
          |                               +-message----+   |
          |                               +-sqlstate---+   |
          |                               '-class-code-'   |
          '-----comment------------------------------------'
 

コマンド・パラメーター

option-flag
有効な CLP オプション・フラグの要約については、 表 1を参照してください。

db2-command
DB2 コマンドを指定します。 DB2 コマンドの説明については、CLP コマンド を参照してください。

sql-statement
SQL ステートメントを指定します。 有効な SQL ステートメントについては、 SQL 解説書を参照してください。

?
CLP 一般ヘルプを要求します。

? phrase
指定したコマンドまたはトピックに関連のあるヘルプ・テキストを要求します。 データベース・マネージャーは、要求した情報を見つけられない場合、 一般ヘルプ画面を表示します。

? options は、CLP オプションの説明と、現在の設定値を要求します。 ? help は、オンライン・ヘルプ構文図を読み取るための情報を要求します。

? message
有効な SQLCODE (たとえば、 ? sql10007n) により指定されているメッセージのヘルプを要求します。

? sqlstate
有効な SQLSTATE により指定されているメッセージのヘルプを要求します。

? class-code
有効なクラス・コードによって指定されているメッセージのヘルプを要求します。

-- comment
コマンド行プロセッサーは、注釈文字 -- で始まる入力を注釈として扱います。
注:各パラメーターについて、 疑問符 (?) の後にスペースを入れて変数名から分ける必要があります。


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