コマンド解説書

SET CLIENT

バック・エンド・プロセス用の接続設定を指定します。

許可

なし

必須接続

なし

コマンド構文

    (1)
>>--------SET CLIENT----+-----------------+--------------------->
                        '-CONNECT--+-1-+--'
                                   '-2-'
 
>-----+------------------------------+-------------------------->
      '-DISCONNECT--+-EXPLICIT----+--'
                    +-CONDITIONAL-+
                    '-AUTOMATIC---'
 
>-----+---------------------------------+----------------------->
      '-MAX_NETBIOS_CONNECTIONS--value--'
 
>-----+--------------------+---+--------------------------+----->
      '-SQLRULES--+-DB2-+--'   '-SYNCPOINT--+-ONEPHASE-+--'
                  '-STD-'                   +-TWOPHASE-+
                                            '-NONE-----'
 
>-----+---------------------------------+----------------------->
      '-CONNECT_NODE--+-node-number--+--'
                      '-CATALOG_NODE-'
 
>-----+---------------------------+----------------------------><
      '-ATTACH_NODE--node-number--'
 

注:

  1. オプションを指定しない場合、省略時値は設定変更なしです。

コマンド・パラメーター

CONNECT

1
CONNECT ステートメントをタイプ 1 の CONNECT として処理するよう指定します。

2
CONNECT ステートメントをタイプ 2 の CONNECT として処理するよう指定します。

DISCONNECT

EXPLICIT
RELEASE ステートメントで明示的に解放をマークしたデータベース接続だけを、 コミット時に切断するよう指定します。

CONDITIONAL
RELEASE をマークしたか、 またはオープン状態の WITH HOLD カーソルをもたないデータベース接続を、 コミット時に切断するよう指定します。

AUTOMATIC
コミット時にすべてのデータベース接続を切断するよう指定します。

MAX_NETBIOS_CONNECTIONS value
NetBIOS アダプターを使用したアプリケーションで可能な同時接続の最大数を指定します。 最大値は、254 です。 このパラメーターは、最初の NetBIOS 接続が行われる前に、設定する必要があります。 最初の接続以降の変更は、無視されます。

SQLRULES

DB2
タイプ 2 CONNECT が、DB2 規則に従って処理されることを指定します。

STD
タイプ 2 CONNECT が、 ISO/ANS SQL92 に基づく標準 (STD) 規則に従って処理されることを指定します。

SYNCPOINT
複数のデータベース接続にまたがってコミットまたはロールバックを調整する仕方を指定します。

ONEPHASE
2 フェーズ・コミットを実行するのに使用されるトランザクション・マネージャー (TM) がないことを指定します。 複数のデータベース・トランザクションの各データベースが行う作業をコミットするときは、 1 フェーズ・コミットが使用されます。

TWOPHASE
このプロトコルをサポートする複数のデータベースにまたがって 2 フェーズ・コミットを調整するのに TM が必要であることを指定します。

NONE
2 フェーズ・コミットを実行するのに使用される TM がなく、 単一の更新プログラムと複数の読み込みプログラムという形を強制しないことを指定します。 コミットは、関連する各データベースに送られます。 コミットが失敗したときの回復は、アプリケーションが行います。

CONNECT_NODE (MPP のみ)

node-number
接続先のノードを指定します。 値は 0〜999 (0 および 999 を含む) です。 環境変数 DB2NODE の値を上書きします。

CATALOG_NODE
この値を指定すると、クライアントは、 データベースのカタログ・ノードをあらかじめ認識していなくても、 そのノードに接続できるようになります。

ATTACH_NODE (MPP のみ) node-number
接続先のノードを指定します。 値は 0〜999 (0 および 999 を含む) です。 環境変数 DB2NODE の値を上書きします。

たとえば、ノード 1、2、および 3 が定義された場合、 クライアントはこれらのうちの 1 つのノードにアクセスできればよいことになります。 データベースを含むノード 1 がカタログ化され、 このパラメーターが 3 に設定されると、次の接続は、 まずノード 1 に行われ、次いでノード 3 に行われます。

特定の値を設定するには、次のように出します。

   db2 set client connect 2 disconnect automatic sqlrules std
      syncpoint twophase

SQLRULES を DB2 に戻し、それ以外の設定はそのままにしておくには、 次のように出します。

   db2 set client sqlrules db2
注:接続の設定内容は、TERMINATE が出された後で、省略時値に戻ります。

使用上の注意

SET CLIENT は、1 つまたは複数の接続が活動状態である場合には発行できません。

SET CLIENT が正常であると、それに続く作業単位の接続が、 指定された接続の設定内容を使用します。 SET CLIENT が異常であると、バック・エンド・プロセスの接続設定内容が、 未変更のままになります。

分散作業単位 (DUOW) の詳細については、管理の手引き を参照してください。

以下も参照

QUERY CLIENT


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