コマンド解説書

DROP DATABASE

データベースの内容とそのすべてのログ・ファイルを削除し、 データベースをアンカタログし、さらにデータベースのサブディレクトリーを削除します。

効力範囲

省略時では、このコマンドは db2nodes.cfg ファイル内にリストされているノードすべてに影響を与えます。

許可

以下のどれかが必要です。

必須接続

インスタンス。 明示的な接続は必要ありません。 データベースがリモートとして示されている場合、 リモート・ノードへのインスタンス接続はコマンドの持続期間の間、 ずっと確立されたままになります。

コマンド構文

>>-DROP----+-DATABASE-+--database-alias----+----------+--------><
           '-DB-------'                    '-AT NODE--'
 

コマンド・パラメーター

DATABASE database-alias
ドロップするデータベースの別名を指定します。 データベースはシステム・データベース・ディレクトリー内にカタログ化されている必要があります。

AT NODE
DROP DATABASE コマンドを発行したノードだけで、データベースが削除されることを指定します。 このパラメーターは DB2 ユニバーサル・データベース エンタープライズ拡張エディションに付属のユーティリティーが使用するもので、汎用ではありません。 このパラメーターの使用が不適切であると、システム内に不整合が生じることもありえますので、 ご使用の際には十分注意してください。

次の例は、データベース別名 SAMPLE で参照されるデータベースを削除します。

   db2 drop database sample

使用上の注意

DROP DATABASE はすべてのユーザー・データとログ・ファイルを削除します。 復元操作後のロールフォワード回復にログ・ファイルが必要である場合、 このコマンドを発行する前にファイルを保管しておく必要があります。

データベースは使用中であってはなりません。 データベースをドロップできるようになるには、 すべてのユーザーがデータベースから切断していなければなりません。

ドロップするためには、データベースがシステム・データベース・ディレクトリーにカタログ化されている必要があります。 指定されたデータベース別名だけがシステム・データベース・ディレクトリーから除去されます。 同じデータベースに対して他の別名が存在する場合、その項目はそのままです。 ドロップしようとするデータベースがローカル・データベース・ディレクトリーの最後の項目である場合、ローカル・データベース・ディレクトリーは自動的に削除されます。

DROP DATABASE がリモート・クライアント (または同一マシンの別のインスタンス) から出される場合、 指定された別名はクライアントのシステム・データベース・ディレクトリーから除去されます。 それに対応するデータベース名は、サーバーのシステム・データベース・ディレクトリーから除去されます。

このコマンドは、DATALINK 列を介してリンクされているすべてのファイルをリンク解除します。 リンク解除操作は DB2 データ・リンク・マネージャーで非同期に実行されるので、効果が DB2 データ・リンク・マネージャーで即時に見られたり、 リンク解除されたファイルが即時に他の操作で使用できるようになったりするとは限りません。 このコマンドを発行するときは、データベースに構成されたすべての DB2 データ・リンク・マネージャーが使用可能でなければなりません。 そうでない場合、データベースのドロップ操作は失敗します。

以下も参照

CATALOG DATABASE

CREATE DATABASE

UNCATALOG DATABASE


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