コマンド解説書

UPDATE CLI CONFIGURATION

db2cli.ini ファイル内の指定されたセクションの内容を更新します。

db2cli.ini ファイルは、 DB2 コール・レベル・インターフェース (CLI) 構成ファイルとして使用されます。 このファイルには、 DB2 CLI およびそれを使用するアプリケーションの動作を変更するために使用できる さまざまなキーワードと値が含まれます。 このファイルは複数のセクションに分かれており、 それぞれのセクションはデータベース別名に対応します。 このファイルと CLI/ODBC 構成キーワードの詳細については、 コール・レベル・インターフェースの手引きおよび解説書 を参照してください。

許可

sysadm

必須接続

なし

コマンド構文

>>-UPDATE CLI----+-CONFIGURATION-+------------------------------>
                 +-CONFIG--------+
                 '-CFG-----------'
 
>-----+-------------------------+--FOR SECTION--section-name---->
      '-AT--+-GLOBAL-+---LEVEL--'
            '-USER---'
 
             .------------------.
             V                  |
>-----USING-----keyword value---+------------------------------><
 

コマンド・パラメーター

FOR SECTION section-name
キーワードが更新されるセクションの名前。 指定されたセクションが存在しない場合は、新しいセクションが作成されます。

AT GLOBAL LEVEL
CLI 構成パラメーターをグローバル・レベルで更新するよう指定します。

注:このパラメーターを適用できるのは、LDAP サポートが使用可能な場合だけです。

AT USER LEVEL
CLI 構成パラメーターをユーザー・レベルで更新するよう指定します。 このパラメーターを適用できるのは、LDAP サポートが使用可能な場合だけです。

USING keyword value
更新される CLI/ODBC パラメーターを指定します。

使用上の注意

このコマンドで指定されるセクション名とキーワードでは、大文字小文字が区別されません。 ただし、キーワードの値では大文字小文字が区別されます

キーワード値が単一引用符または組み込みブランクを含むストリングである場合には、 ストリング全体を二重引用符で囲む必要があります。 たとえば、次のようにします。

   db2 update cli cfg for section tstcli1x
      using TableType "'TABLE','VIEW','SYSTEM TABLE'"

AT USERLEVEL キーワードを指定した場合、 指定されたセクションの CLI 構成パラメーターは現行ユーザーについてのみ更新されます。 指定しなかった場合は、ローカル・マシン上のすべてのユーザーについて更新されます。 ユーザー・レベルの CLI 構成は、LDAP ディレクトリーに保持され、 ローカル・マシンでキャッシュされます。 CLI 構成を読み取るとき、DB2 は常にキャッシュから読み取ります。 キャッシュは、次のときに更新されます。

LDAP 環境では、ユーザーは LDAP ディレクトリーにカタログ化されたデータベースに対して、 省略時 CLI 設定値のセットを構成することができます。 LDAP カタログ化データベースが、DSN (データ・ソース名) として、 CCA (クライアント構成アシスタント) または ODBC 構成ユーティリティーのどちらかを使用して追加されると、 省略時の CLI 設定が LDAP ディレクトリーにある場合には、 それらはローカル・マシン上のその DSN 用に構成されます。 CLI パラメーターを省略時設定として構成するには、AT GLOBAL LEVEL 文節を指定する必要があります。

以下も参照

GET CLI CONFIGURATION

REFRESH LDAP


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