システム・データベース・ディレクトリーに、データベースのロケーション情報を保管します。 データベースは、 ローカル・ワークステーションかリモート・ノードのどちらかに位置付けることができます。
効力範囲
区分データベース環境では、 ローカル・データベースをシステム・データベース・ディレクトリーにカタログ化するときに、 データベースが常駐するサーバー上のノードでこのコマンドを発行する必要があります。
許可
以下のどれかが必要です。
必須接続
なし。 ディレクトリー操作は、ローカル・ディレクトリーだけに影響します。
>>-CATALOG----+-DATABASE-+--database-name----+------------+-----> '-DB-------' '-AS--alias--' >-----+--------------------+------------------------------------> +-ON--+-path--+------+ | '-drive-' | '-AT NODE--nodename--' >-----+----------------------------------------------------------------+> | .-SERVER------------------------------------. | '-AUTHENTICATION--+-CLIENT------------------------------------+--' +-DCS---------------------------------------+ +-SERVER_ENCRYPT----------------------------+ +-DCS_ENCRYPT-------------------------------+ +-KERBEROS TARGET PRINCIPAL--principalname--+ '-DCE SERVER PRINCIPAL--principalname-------' >-----+-------------------------+------------------------------>< '-WITH--"comment-string"--'
コマンド・パラメーター
注: | DB2 バージョン 2 以降のクライアントが DB2 バージョン 1 のサーバーと通信する場合のみ必要になります。 |
リモート・データベースの認証値は保管されますが (LIST DATABASE DIRECTORYからの出力に現れる)、 ローカル・データベースの認証値は保管されません。
認証タイプを指定すると、パフォーマンスの向上に役立ちます。 認証タイプの詳細については、管理の手引き を参照してください。
注: | このパラメーターは Windows 2000 クライアント上でのみ有効です。 |
例
db2 catalog database sample on /databases/sample with "Sample Database"
使用上の注意
ローカル・ノードやリモート・ノードにあるデータベースをカタログ化する場合、 以前にアンカタログ化したデータベースを再カタログ化する場合、 または 1 つのデータベースに対して複数の別名を保持する場合 (データベースのロケーションにかかわらず)、 CATALOG DATABASE を使用してください。
データベースを作成したとき、DB2 は自動的にそれらをカタログ化します。 ローカル・データベース・ディレクトリーにデータベースの項目、システム・データベース・ディレクトリーに別の項目をカタログ化します。 リモート・クライアント (または、同じマシンの別のインスタンスから実行しているクライアント) からデータベースを作成した場合、 クライアント・インスタンスでは、システム・データベース・ディレクトリーにも項目が作成されます。
パス名もノード名も指定しなかった場合、データベースはローカルに、 データベースのロケーションはデータベース・マネージャー構成パラメーターの dftdbpath に指定したものに想定されます。
データベース・マネージャー・インスタンスと同じノードのデータベースは、 間接 項目としてカタログ化されます。 その他のノードのデータベースは、 リモート 入力としてカタログ化されます。
システム・データベース・ディレクトリーが存在しない場合、CATALOG DATABASE は自動的にそれを作成します。 システム・データベース・ディレクトリーは、使用しているデータベース・マネージャー・インスタンスを含むパスに保管され、 データベース外部で保守されます。
システム・データベース・ディレクトリーの内容をリストする場合は、 LIST DATABASE DIRECTORY を使用してください。
注: | ディレクトリーをキャッシュできる場合 (GET DATABASE MANAGER CONFIGURATIONの構成パラメーター dir_cache を参照)、 データベース、ノード、および DCS のディレクトリー・ファイルはメモリーにキャッシュされます。 アプリケーションのディレクトリー・キャッシュは、最初のディレクトリー参照の間に作成されます。 キャッシュはアプリケーションがディレクトリー・ファイルのどれかを修正したときにのみ最新にされるため、 他のアプリケーションが行ったディレクトリーの変更は、 アプリケーションを再始動するまで有効にならないことがあります。 |
CLP のディレクトリー・キャッシュを最新表示するには、TERMINATEを使用します。 DB2 の共用キャッシュを最新表示するには、 データベース・マネージャーを停止させてから (db2stop)、 再始動させます (db2start)。 別のアプリケーション用のディレクトリー・キャッシュを最新にするには、 そのアプリケーションを停止してから再始動してください。
以下も参照