コマンド解説書

LIST DATABASE DIRECTORY

システム・データベース・ディレクトリーの内容をリスト表示します。 パスが指定されている場合、ローカル・データベース・ディレクトリーの内容が表示されます。

効力範囲

ON path パラメーターを指定しないでこのコマンドを発行すると、 システム・データベース・ディレクトリーが戻されます。 この情報はすべてのノードで同じです。

ON path パラメーターを指定すると、 指定したパスのローカル・データベース・ディレクトリーが戻されます。 この情報はノードによって異なります。

許可

なし

必須接続

なし。 ディレクトリー操作は、ローカル・ディレクトリーだけに影響します。

コマンド構文

>>-LIST----+-DATABASE-+--DIRECTORY----+----------------+-------><
           '-DB-------'               '-ON--+-path--+--'
                                            '-drive-'
 

コマンド・パラメーター

ON path/drive
情報を表示するローカル・データベース・ディレクトリーを指定します。 これを指定しない場合、システム・データベース・ディレクトリーの内容が表示されます。

次に示すのは、システム・データベース・ディレクトリーの場合の出力例です。

 System Database Directory
 Number of entries in the directory = 2
 
Database 1 entry:
 Database alias                  = SAMPLE
 Database name                   = SAMPLE
 Database drive                  = /home/smith
 Database release level          = 8.00
 Comment                         =
 Directory entry type            = Indirect
 Catalog node number             = 0
Database 2 entry:
 Database alias                  = GDB1
 Database global name            = /.../cell_name/dir_name/gdb1
 Database release level          = 8.00
 Comment                         = DCE database
 Directory entry type            = DCE
 Catalog node number             = -1

次に示すのはローカル・データベース・ディレクトリーの場合の出力例です。



 Local Database Directory on /u/smith
 Number of entries in the directory = 1
 
Database 1 entry:
 Database alias                  = SAMPLE
 Database name                   = SAMPLE
 Database directory              = SQL00001
 Database release level          = 8.00
 Comment                         =
 Directory entry type            = Home
 Catalog node number             = 0
 Node number                     = 0

各フィールドは、次のとおりです。

Database alias
データベースの作成時またはカタログ化時の alias パラメーターの値。 データベースのカタログ化時に別名が入力されなかった場合、 データベース・マネージャーは、データベースのカタログ化時の database-name パラメーターの値を使用します。

Database global name
DCE 名前空間内でデータベースを固有に識別する完全修飾名。

Database name
データベースのカタログ化時の database-name パラメーターの値。 多くの場合、この名前はデータベース作成時点での名前です。

Local Database Directory
データベースが存在しているパス。 このフィールドが表示されるのは、システム・データベース・ディレクトリーが走査された場合だけです。

Database directory/Database drive
データベースが存在しているディレクトリーまたはドライブ名。

このフィールドが表示されるのは、ローカル・データベース・ディレクトリーが走査された場合だけです。

Node name
リモート・ノードの名前。 この名前は、データベースおよびノードのカタログ化時に nodename パラメーターに入力した値に対応します。

Database release level
データベースに対して実行可能なデータベース・マネージャーのリリース・レベル。

Comment
データベースをカタログ化した時点で入力された、データベースに関連する注釈。

Directory entry type
データベースの存在場所。

システム・データベース・ディレクトリーにあるすべての項目は、リモート (remote) か間接 (indirect) です。 システム・データベース・ディレクトリーにあるローカル・データベース・ディレクトリーの項目は、 すべて間接 (indirect) 項目として表示されます。

Authentication
クライアントでカタログ化されている認証タイプで、システム、Kerberos、 または DCE セキュリティーのどれと接続しているのかを判別するのに使われるもの。

Principal name
完全修飾の Kerberos または DCE プリンシパル名を指定します。

Catalog node number
どのノードをカタログ・ノードにするかを指定します (MPP システムのみ)。 これは、CREATE DATABASE コマンドを発行したノードです。

Node number
db2nodes.cfg の中で、 このコマンドを発行したノードに対して割り当てられている番号を指定します (MPP システムのみ)。 db2nodes.cfg ファイルがない非 MPP システムの場合、 ノード番号は常に 0 です。

使用上の注意

1 プロセスにつき、 最大 8 つのデータベース・ディレクトリー・スキャンをオープンさせることができます。 単一の DB2 セッション内で 9 つ以上の LIST DATABASE DIRECTORY コマンドを発行できないというこのバッチ・ファイルの制限を解決するためには、 バッチ・ファイルをシェル・スクリプトに変換してください。 "db2" 接頭部を使用すれば、コマンドごとに新しい DB2 セッションが生成されます。

以下も参照

CHANGE DATABASE COMMENT

CREATE DATABASE


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