コマンド解説書

SET RUNTIME DEGREE

指定した活動アプリケーションの SQL ステートメントについて、 区画内並行性の実行時の最大レベルを設定します。

効力範囲

このコマンドは、$HOME/sqllib/db2nodes.cfg ファイルにリストされているすべてのノードに影響を与えます。

許可

以下のどれかが必要です。

必須接続

インスタンス。 リモート・サーバーでの区画内並行性の実行時の最大レベルを変更するには、 最初にそのサーバーに接続する必要があります。 接続がない場合、SET RUNTIME DEGREE コマンドの実行は失敗します。

コマンド構文

>>-SET RUNTIME DEGREE FOR--------------------------------------->
 
>-----+-ALL-------------------------------+--TO--degree--------><
      |    .-,---------------------.      |
      |    V                       |      |
      '-(-----application-handle---+---)--'
 

コマンド・パラメーター

FOR

ALL
指定した並行性レベルはすべてのアプリケーションに適用されます。

application-handle
新しい並行性レベルが適用されるエージェントを指定します。 LIST APPLICATIONSを使用して値をリストします。

TO degree
区画内並行性の実行時最大レベル。

次の例では、application-handle の値が 41408 と 55458 の 2 つのユーザーについて、 並行性の実行時最大レベルを 4 に設定します。

   db2 SET RUNTIME DEGREE FOR ( 41408, 55458 ) TO 4

使用上の注意

このコマンドは、活動中のアプリケーションの最大並行性レベルを修正するメカニズムを提供します。 また、SQL ステートメント・コンパイル時間で決定された値を上書きするときにも使用します。

区画内並行性の実行時レベルは、 ステートメントの実行時に使用される並列操作の最大数を指定します。 SQL ステートメントの区画内並行性のレベルは、ステートメントのコンパイル時に、 CURRENT DEGREE 特殊レジスターまたは degree バインド・オプションを使用して指定することができます。 活動アプリケーションの区画内並行性の実行時の最大レベルは、 SET RUNTIME DEGREE コマンドを使用して指定することができます。 データベース・マネージャーの max_querydegree 構成パラメーターは、 データベース・マネージャーのこのインスタンスを実行する SQL ステートメントの最大実行時並行性レベルを指定します。

実際の実行時並行性レベルは次の 3 つのうち、最も低いものです。


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