コマンド解説書

LIST DRDA INDOUBT TRANSACTIONS

DRDA リクエスターと DRDA サーバーの間の未確定トランザクションのリストを表示します。 APPC コミット・プロトコルが使用されている場合は、 パートナー LU 相互間の未確定トランザクションが表示されます。 DRDA コミット・プロトコルが使用されている場合は、 DRDA 同期点管理プログラム相互間の未確定トランザクションが表示されます。

許可

sysadm

必須接続

インスタンス

コマンド構文

>>-LIST DRDA INDOUBT TRANSACTIONS--+----------------+----------><
                                   '-WITH PROMPTING-'
 

コマンド・パラメーター

WITH PROMPTING
未確定トランザクションを処理することを指定します。 このパラメーターを指定すると、対話式ダイアログ・モードが開始され、 未確定トランザクションのコミットまたはロールバックが可能になります。 このパラメーターを指定しない場合、 未確定トランザクションは標準出力装置に書き込まれ、 対話式ダイアログ・モードは開始されません。

注:破棄 (forget) オプションはサポートされていません。 未確定トランザクションをコミットまたはロールバックすると、 そのトランザクションは自動的に破棄されます。

対話式ダイアログ・モードでは次のことが可能です。

注:コマンド文字と引き数の間は、ブランク・スペースで区切る必要があります。

トランザクションのコミットまたはロールバックを実行する前に、 トランザクション・データが表示され、アクションを確認するように求められます。

使用上の注意

DRDA 未確定トランザクションが発生するのは、 分散作業単位内の調整プログラムと参加プログラムとの間の通信が失われた場合です。 分散作業単位では、ユーザーやアプリケーションが、 単一の作業単位内で複数の場所にあるデータを読んだり更新したりできます。 そのような作業には、2 フェーズ・コミットが必要となります。

第 1 のフェーズでは、すべての参加プログラムに対してコミットの準備を要求します。 第 2 のフェーズでは、トランザクションをコミットまたはロールバックします。 第 1 フェーズ終了後に調整プログラムまたは参加プログラムが使用できなくなると、 分散トランザクションが未確定になります。

LIST DRDA INDOUBT TRANSACTIONS コマンドを発行するには、 その前にアプリケーション・プロセスは、 DB2 同期点管理プログラム (SPM) のインスタンスに接続する必要があります。 CONNECT ステートメントの dbalias として、 データベース・マネージャー構成パラメーター spm_name を使います。 CONNECT ステートメントの使用方法については、 SQL 解説書 を参照してください。

コミットの調整に SPM を使う TCP/IP 接続では、 DRDA 2 フェーズ・コミット・プロトコルを使います。 APPC 接続では、LU 6.2 2 フェーズ・コミット・プロトコルを使います。


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