メッセージ解説書

TCP/IP

UNIX 環境で TCP/IP を使用する際に、 ユーザーが最も頻繁に検出する可能性がある errnos が以下の表にリストされています。 これは、エラーをすべて示したリストではありません。 Errnos は、/usr/include/sys/errno.h ファイルで検出できます。 オペレーティング・システムごとの errnos 番号が記載されています。

表 36. UNIX の TCP/IP errno
Errno Errno 番号 説明
AIX HP-UX Solaris UnixWare Linux
EINTR 4 4 4 4 4 割り込まれたシステム呼び出し。
EAGAIN 11 11 11 11 11 一時的に資源は利用不能です。
EBUSY 16 16 16 16 16 資源は使用中です。
EMFILE 24 24 24 24 24 プロセスごとのファイル記述表はいっぱいです。
EPIPE 32 32 32 32 32 パイプ接続が切れています。
EADDRINUSE 67 226 125 125 98 指定されたアドレスは既に使用中です。
ENETDOWN 69 228 127 127 100 ネットワークはダウンしています。
ENETUNREACH 70 229 128 128 101 ネットワークへの経路が利用不能です。
ENETRESET 71 230 129 129 102 ネットワークによってリセット時に接続が除去されました。
ECONNRESET 73 232 131 131 104 パートナーによって接続がリセットされました。
ENOBUFS 74 233 132 132 105 システムで呼び出しを完了するには不十分なバッファー・スペース資源しか利用できません。
ENOTCONN 76 235 134 134 107 ソケットが接続されていません。
ETIMEDOUT 78 238 145 145 110 接続はタイムアウトになりました。
ECONNREFUSED 79 239 146 146 111 接続は拒否されました。 データベースへの接続を試みている場合には、サーバーのデータベース・マネージャーおよび TCP/IP プロトコル・サポートが正常に開始されたことを確認してください。

SOCKS プロトコル・サポートを使用している場合には、SOCKS サーバーの TCP/IP プロトコル・サポートも正常に開始されるようにしてください。

EHOSTDOWN 80 241 147 147 112 ホストがダウンしています。
EHOSTUNREACH 81 242 148 148 113 ホストへの経路は存在しません。

UNIX の TCP/IP 通信エラーについて詳細は、 適切なオペレーティング・システムのテクニカル解説書を参照してください。 以下のコマンドを発行することもできます。

   man function-name

function-name は、エラーを戻した関数の名前を表します。 特定の関数によって戻されるエラーに関する追加情報は、 マニュアル・ページに記載されています。


OS/2 TCP/IP を使用する際に、 ユーザーが最も頻繁に検出する可能性がある errnos が以下の表にリストされています。 これは、エラーをすべて示したリストではありません。 Errnos は、nerrno.h ファイルで検出できます。 このファイルは TCP/IP 製品組み込みファイルの一部です。 インストールされていない場合には、システムに存在していないかもしれません。 errnos 番号自体は括弧で囲まれています。

OS/2 TCP/IP 通信エラーの詳細については、OS/2 TCP/IP 文書を参照してください。


Windows 32 ビット オペレーティング・システム上で TCP/IP または IPX/SPX を使用する際に、 ユーザーが最も頻繁に検出する可能性があるエラー・コードを以下のリストに示します。 これは、エラーをすべて示したリストではありません。 WSAGetLastError() によって戻されたエラーは、winsock.h ファイルで検出できます。 開発環境をインストールしていないと、 このファイルをインストールできません。 特定の関数によって戻されるエラーに関する詳細情報は、 Windows Sockets 2 Application Programming Interface に記述されています。 この仕様のコピーは、以下の Web サイトから入手できます。

http://www.stardust.com/winsock/ws_specs.htm

Windows での TCP/IP 通信エラーの詳細については、Windows ソケットの文書を参照してください。


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