メッセージ解説書

SQL30000 - SQL30099

SQL30000N後続のコマンドまたは SQL ステートメントの正常な実行に影響を与えない分散プロトコル・エラーのために実行が失敗しました。 理由コード "<reason-code(subcode)>"

説明: 現在の環境コマンドまたは SQL ステートメントの 正常な実行を妨げるシステム・エラーが起きました。このメッセージ (SQLCODE) は、ステートメントのコンパイル時、または実行時に出されます。

コマンドまたはステートメントは処理されません。 現在のトランザクションはロールバックされず、アプリケーションは リモート・データベースに接続されたままです。

ユーザーの処置: メッセージ番号と理由コードを記録してください。可能であれば、SQLCA からすべてのエラー情報を記録してください。 アプリケーションを再実行してください。

十分なメモリー・リソースがあってもこの問題が続く場合は、 オペレーティング・システムのコマンド・プロンプトで、 独立トレース機能を呼び出してください。 この機能の使用法については、 問題判別の手引き の独立トレース機能を参照してください。

必要な情報は以下のとおりです。

sqlcode: -30000

sqlstate: 58008

SQL30002N一連のステートメントでの前の条件により、SQL ステータスを実行できません。

説明: SQL ステートメントは PREPARE に連結されていましたが、 PREPARE ステートメントが、プログラムまたはエンド・ユーザーが連鎖ステートメントを 再発行する必要のある、 または異なる SQL 要求を発行する必要のある警告 SQLCODE を受け取りました。 このエラーは、クライアント / サーバー環境でのみ発生します。

ステートメントは連鎖して実行されません。

ユーザーの処置: ステートメントを別の要求としてもう一度送信する必要があります。

sqlcode: -30002

sqlstate: 57057

SQL30020N後続のコマンドおよび SQL ステートメントの正常な実行に影響を与える分散プロトコル・エラーのために実行が失敗しました。 理由コード "<reason-code>"

説明: 後続のコマンドまたは SQL ステートメントと同様に、 現在の環境コマンドまたは SQL ステートメントの正常な 実行を妨げるシステム・エラーが起きました。

コマンドまたはステートメントは処理されません。 現在のトランザクションはロールバックされ、アプリケーションは リモート・データベースから切断されます。

ユーザーの処置: メッセージ番号 (SQLCODE) および理由コードを記録してください。 可能であれば、SQLCA からすべてのエラー情報を記録してください。 リモート・データベースに接続して、アプリケーションを再実行してください。

十分なメモリー・リソースがあってもこの問題が続く場合は、 オペレーティング・システムのコマンド・プロンプトで、 独立トレース機能を呼び出してください。 この機能の使用法については、 問題判別の手引き の独立トレース機能を参照してください。

必要な情報は以下のとおりです。

いくつかの考えられる理由コードは以下のとおりです。

121C
ユーザーが、要求したコマンドを実行する権限を持っていないことを 示しています。

1232
パラメーター・エラーのために、コマンドが完了できませんでした。 ほとんどの場合、サーバーは異常終了のプロセスに入ります。

220A
ターゲット・サーバーが、無効なデータ記述を受け取りました。ユーザー SQLDA を指定した場合は、フィールドが正しく初期化されている ことを確認してください。 また、その長さが、使用するデータ・タイプの最大許容長を 超えていないことを確認してください。

下位レベル・クライアントを持つゲートウェイ・サーバー環境で DB2 コネクト製品を使用している場合、 アプリケーションのホスト変数および照会した表の列の記述が一致しないときに、 このエラーが発生する可能性があります。

sqlcode: -30020

sqlstate: 58009

SQL30021N後続のコマンドおよび SQL ステートメントの正常な実行に影響を与える分散プロトコル・エラーのために実行が失敗しました。 レベル "<level>" のマネージャー "<manager>" はサポートされていません。

説明: アプリケーションのリモート・データベースへの 正常な接続を妨げるシステム・エラーが起きました。 このメッセージ (SQLCODE) は、SQL CONNECT ステートメントに 対して発生します。"<manager>" と "<level>" は、クライアントとサーバー間の 非互換性を識別するための数値です。

コマンドは処理されません。

ユーザーの処置: メッセージ番号、 "<manager>"、 "<level>" の 値を記録してください。 可能であれば、SQLCA からすべてのエラー情報を記録してください。 もう一度、リモート・データベースへの接続を試みてください。

問題が続く場合は、オペレーティング・システムのコマンド・プロンプトで、独立トレース機能を呼び出してください。 この機能の使用法については、 問題判別の手引き の独立トレース機能を参照してください。 その後で、サービス技術員に以下の情報を 渡してください。

sqlcode: -30021

sqlstate: 58010

SQL30040N後続のコマンドおよび SQL ステートメントの正常な実行に影響を与えない使用不能なリソースのために実行が失敗しました。 理由 "<reason>"、 リソースのタイプ "<resource-type>"、リソース名 "<resource-name>"、製品 ID "<product-ID>"

説明: 示されたリソースが足りないため、アプリケーションがコマンド または SQL ステートメントを実行できません。現在のトランザクションはロールバックされず、アプリケーションは リモート・データベースに接続されたままです。

コマンドは処理されません。

ユーザーの処置: 示されたリソースのサイズを増やして、コマンドを 再発行してください。

sqlcode: -30040

sqlstate: 57012

SQL30041N後続のコマンドおよび SQL ステートメントの正常な実行に影響を与える 使用不能なリソースのために実行が失敗しました。 理由 "<reason>"、 リソースのタイプ "<resource-type>"、リソース名 "<resource-name>"、製品 ID "<product-ID>"

説明: リモート・データベースでリソースが使用できないために、 アプリケーションがコマンドまたは SQL ステートメントを処理できません。 SQLCODE はステートメントのコンパイルまたは実行時に出されます。

連合システム・ユーザー: この状態は、データ・ソースによっても検出されることもあります。

"<resource name>" が "暗号化" または "暗号解 読" の場合には、 パスワードの暗号化または暗号解読のユーザー出口が使用できないか、 またはエラーを含んでいます。

コマンドまたはステートメントは処理されません。

ユーザーの処置: リモート・データベースのシステム環境を調べてください。

連合システム・ユーザー:

sqlcode: -30041

sqlstate: 57013

SQL30050Nバインドの進行中の "<number>" コマンドまたは SQL ステートメントは 無効です。

説明: アプリケーションが、進行中の事前コンパイル / バインド時には 無効なコマンドまたは SQL ステートメントを発行しようとしています。<number> は、エラーのあるコマンドまたは SQL ステートメントを識別する数値です。

コマンドまたはステートメントは処理されません。

ユーザーの処置: アプリケーションがデータベース・マネージャーの 事前コンパイラー / バインド・プログラムでない場合は、 コマンドおよび SQL ステートメントを出す前に、バインドが 活動状態でないことを確認してください。

アプリケーションがデータベース・マネージャーのプリコンパイラー / バインダーの場合、 メッセージ番号 (SQLCODE) と <number> の値を記録しておいてください。 可能であれば、SQLCA からすべてのエラー情報を記録してください。 もう一度バインド操作を行ってください。

十分なメモリー・リソースがあってもこの問題が続く場合は、 オペレーティング・システムのコマンド・プロンプトで、 独立トレース機能を呼び出してください。 この機能の使用法については、 問題判別の手引き の独立トレース機能を参照してください。

以下の情報を用意して、サービス技術員に提供してください。

必要な情報は以下のとおりです。

sqlcode: -30050

sqlstate: 58011

SQL30051N指定したパッケージ名と整合性トークンを持つバインド・プロセスが活動状態ではありません。

説明: 事前コンパイル / バインドが活動状態でない場合に、事前コンパイル / バインド操作を実行しようとしたか、または 活動状態の事前コンパイル / バインド操作中に、無効な パッケージ名と整合性トークンのいずれか、またはその両方の 使用が試みられました。

コマンドまたはステートメントは処理されません。

ユーザーの処置: アプリケーションがデータベース・マネージャーの 事前コンパイラー / バインダーでない場合、事前コンパイル / バインドが バインド操作の前に活動状態になっており、正しい情報がバインド操作に 渡されていることを確認してください。

アプリケーションがデータベース・マネージャーの プリコンパイラー / バインド・プログラムの場合は、 メッセージ番号 (SQLCODE) と、 可能であれば、SQLCA からのすべてのエラー情報を記録してください。 もう一度やり直してください。

十分なメモリー・リソースがあってもこの問題が続く場合は、 オペレーティング・システムのコマンド・プロンプトで、 独立トレース機能を呼び出してください。 この機能の使用法については、 問題判別の手引き の独立トレース機能を参照してください。

以下の情報を用意して、サービス技術員に提供してください。

必要な情報は以下のとおりです。

sqlcode: -30051

sqlstate: 58012

SQL30052Nプログラム準備の前提事項に誤りがあります。

説明: コンパイルされている SQL ステートメントが、事前コンパイラーによって 認識されないために、データベースによって処理されません。

ステートメントは処理されません。

ユーザーの処置: ステートメントが正しいことを確認して、もう一度やり直してください。 問題が続く場合は、プログラムからそのステートメントを取り除いてください。

sqlcode: -30052

sqlstate: 42932

SQL30053NOWNER の値が、リモート・データベースでの許可検査に 合格しませんでした。

説明: 事前コンパイル / バインドの OWNER オプションに指定した値が、 リモート・データベースでの許可検査で拒否されました。 この SQLCODE は事前コンパイル / バインド中に出されます。 これは、データベース・マネージャーの 事前コンパイラー / バインダーからは出されません。

事前コンパイル / バインド操作は処理されません。

ユーザーの処置: OWNER オプションに指定した ID を使用する権限を持っていることを 確認するか、または OWNER オプションを使用しないでください。

sqlcode: -30053

sqlstate: 42506

SQL30060N"<authorization-ID>" は、操作 "<operation>" を 実行する特権を持っていません。

説明: 許可 ID <authorization-ID> が適切な許可を持たずに、 示されている <operation> を実行しようとしました。 SQLCODE はステートメントのコンパイルまたは実行時に出されます。

ステートメントは処理されません。

ユーザーの処置: <authorization-ID> が、必須の処理の実行に 必要な許可を持っていることを確認してください。

sqlcode: -30060

sqlstate: 08004

SQL30061Nデータベース別名またはデータベース名 "<name>" が、 リモート・ノードで見つかりません。

説明: データベース名は、リモート・データベース・ノードで の既存のデータベースではありません。

ステートメントは処理されません。

ユーザーの処置: 正しいデータベース名または別名でコマンドを再発行してください。

連合システム・ユーザー: SYSCAT.SERVERS の項目が、 データ・ソースのデータベース名を正しく指定しているかどうか検査してください。

sqlcode: -30061

sqlstate: 08004

SQL30070N"<command-identifier>" コマンドはサポートされていません。

説明: リモート・データベースが、認識できないコマンドを受け取りました。 現在の環境コマンドまたは SQL ステートメントは正常に 処理されず、後続のコマンドまたは SQL ステートメントも 正常に処理されません。

現在のトランザクションはロールバックされ、アプリケーションは リモート・データベースから切断されます。 ステートメントは処理されません。

ユーザーの処置: メッセージ番号 (SQLCODE) およびコマンド識別子を記録してください。 可能であれば、SQLCA からすべてのエラー情報を記録してください。 リモート・データベースに接続して、アプリケーションを再実行してください。

十分なメモリー・リソースがあってもこの問題が続く場合は、 オペレーティング・システムのコマンド・プロンプトで、 独立トレース機能を呼び出してください。 この機能の使用法については、 問題判別の手引き の独立トレース機能を参照してください。

以下の情報を用意して、サービス技術員に提供してください。

必要な情報は以下のとおりです。

sqlcode: -30070

sqlstate: 58014

SQL30071N"<object-identifier>" オブジェクトは サポートされていません。

説明: リモート・データベースが、認識できないデータを受け取りました。現在の環境コマンドまたは SQL ステートメントは正常に 処理されず、後続のコマンドまたは SQL ステートメントも 正常に処理されません。

現在のトランザクションはロールバックされ、アプリケーションは リモート・データベースから切断されます。 コマンドは処理されません。

ユーザーの処置: メッセージ番号 (SQLCODE) およびオブジェクト識別子を記録してください。 可能であれば、SQLCA からすべてのエラー情報を記録してください。 リモート・データベースに接続して、アプリケーションを再実行してください。

メモリー・リソースが十分にあってもこの問題が発生する場合には、以下の情報が必要になります。

トレースが活動状態の場合は、オペレーティング・システムのコマンド・プロンプトから、 独立トレース機能を呼び出してください。 この機能の使用法については、 問題判別の手引き の独立トレース機能を参照してください。

以下の情報を用意して、サービス技術員に提供してください。

必要な情報は以下のとおりです。

sqlcode: -30071

sqlstate: 58015

SQL30072N"<parameter-identifier>" パラメーターは サポートされていません。

説明: リモート・データベースが、認識できないデータを受け取りました。現在の環境コマンドまたは SQL ステートメントは正常に 処理されず、後続のコマンドまたは SQL ステートメントも 正常に処理されません。

コマンドは処理されません。 現在のトランザクションはロールバックされ、アプリケーションは リモート・データベースから切断されます。

ユーザーの処置: メッセージ番号 (SQLCODE) およびパラメーター識別子を記録してください。 可能であれば、SQLCA からすべてのエラー情報を記録してください。 リモート・データベースに接続して、アプリケーションを再実行してください。

十分なメモリー・リソースがあってもこの問題が続く場合は、 オペレーティング・システムのコマンド・プロンプトで、 独立トレース機能を呼び出してください。 この機能の使用法については、 問題判別の手引き の独立トレース機能を参照してください。

以下の情報を用意して、サービス技術員に提供してください。

必要な情報は以下のとおりです。

sqlcode: -30072

sqlstate: 58016

SQL30073N"<parameter-identifier>" パラメーターの 値 "<value>" はサポートされていません。

説明: リモート・データベースが、認識できないデータを受け取りました。現在の環境コマンドまたは SQL ステートメントは正常に 処理されず、後続のコマンドまたは SQL ステートメントも 正常に処理されません。

現在のトランザクションはロールバックされ、アプリケーションは リモート・データベースから切断されます。 コマンドは処理されません。

ユーザーの処置: メッセージ番号 (SQLCODE) およびパラメーター識別子を記録してください。 可能であれば、SQLCA からすべてのエラー情報を記録してください。 リモート・データベースに接続して、アプリケーションを再実行してください。

メモリー・リソースが十分にあってもこの問題が発生する場合には、以下の情報が必要になります。

トレースが活動状態の場合は、オペレーティング・システムのコマンド・プロンプトから、 独立トレース機能を呼び出してください。 この機能の使用法については、 問題判別の手引き の独立トレース機能を参照してください。 以下の情報を用意して、サービス技術員に提供してください。

必要な情報は以下のとおりです。

パラメーター識別子の中には以下を含むものがあります。

002F
ターゲット・サーバーが、アプリケーション・リクエスターの 要求するデータ・タイプをサポートしていません。たとえば、DB2 コネクト が DB2 2.3 への接続に 使用されている場合、適切な PTF が DB2 2.3 に適用されていないかぎり、このエラーが返されます。サーバーのレベルが、リクエスターによってサポートされていることを 確認してください。

119C, 119D, 119E
ターゲット・サーバーが、アプリケーション・リクエスターの 要求する CCSID をサポートしていません。リクエスターの使用する CCSID が、サーバーによってサポートされていることを 確認してください。

sqlcode: -30073

sqlstate: 58017

SQL30074N"<reply-identifier>" 応答はサポートされていません。

説明: クライアントが、認識できない応答を受け取りました。現在の環境コマンドまたは SQL ステートメントは正常に 処理されず、後続のコマンドまたは SQL ステートメントも 正常に処理されません。

現在のトランザクションはロールバックされ、アプリケーションは リモート・データベースから切断されます。 ステートメントは処理されません。

ユーザーの処置: メッセージ番号 (SQLCODE) および応答識別子を記録してください。 可能であれば、SQLCA からすべてのエラー情報を記録してください。 リモート・データベースに接続して、アプリケーションを再実行してください。

十分なメモリー・リソースがあってもこの問題が続く場合は、 オペレーティング・システムのコマンド・プロンプトで、 独立トレース機能を呼び出してください。 この機能の使用法については、 問題判別の手引き の独立トレース機能を参照してください。

以下の情報を用意して、サービス技術員に提供してください。

必要な情報は以下のとおりです。

sqlcode: -30074

sqlstate: 58018

SQL30080Nリモート・データベースとのデータの送受信で、通信エラー "<reason-code>" が発生しました。

説明: "<reason-code>" には、コミュニケーション・マネージャーによって 報告されたオリジナルのエラー・コードが含まれます。

APPC エラー・コードの場合、 形式は、pppp-ssssssss-dddddddd で、 pppp は 1 次戻りコード、 ssssssss は 2 次戻りコード、 dddddddd はセンス・データです。 これらのエラー・コードの値は、16 進数表記で行われます。1 次エラー・コードと 2 次エラー・コードには、データベース・ サーバーとの対話が割り振れなかったことを示す、0003-00000004 および 0003-00000005 が含まれます。センス・データは、APPC ALLOCATE エラーに対してのみ表示されます。

コマンドは処理されません。 データベースへの接続が失敗するか、またはデータベースに 接続されている現在のトランザクションがロールバックされ、 アプリケーションがデータベースから切り離されます。

APPC 1 次戻りコードと 2 次戻りコードの説明については、「IBM Communications Manager 1.0 APPC Programming Guide and Reference (SC31-6160) 」を 参照してください。 APPC センス・データの詳細については、 IBM Communications Manager 1.0 Problem Determination Guide (SC31-6156) を 参照してください。

ユーザーの処置: データベース・マネージャーとコミュニケーション・ マネージャーの両方が、データベース・サーバーで始動されている こと、およびすべてのコミュニケーション・マネージャー構成 パラメーターが正しいことを確認してください。さらに、詳細については、 コミュニケーション・マネージャー /2 拡張プログラム間通信 (APPC) プログラミングの手引きと解説書 を調べてください。
注:メッセージに組み込まれている理由コードが 0003-084C0001 である場合、 サーバーではないワークステーションにリモート接続しようとしたことが、 このメッセージの原因の 1 つと考えられます。 リモート・ワークステーションがサーバーでありことを確認してください。 それがサーバーでない場合は、データベース・マネージャーを サーバーとしてインストールしてください。
sqlcode: -30080

sqlstate: 08001

SQL30081N通信エラーが検出されました。使用された通信プロトコル: <protocol>。 使用中の通信 API : <interface>。 エラーが検出された場所: <location>。 エラーを検出した通信機能: <function>。 プロトコル固有のエラー・コード: <rc1>、 <rc2>, <rc3>。

説明: 通信サブシステムによって、エラーが見つけられました。

接続がすでに確立されている場合、考えられる原因は以下のとおりです。

新しい接続の確立を試みていた場合、考えられる原因は以下のとおりです。

詳細については、トークンの値を参照してください。 使用しているプロトコルと呼び出した通信関数によっては、いくつかのトークンが適用されない場合があります。 以下は、トークンの値の説明です。

<protocol>
実際に使用されている通信プロトコル。 有効なトークン値は、以下のとおりです。

<interface>
上記の通信プロトコル・サービスを呼び出すために使用した アプリケーション・プログラミング・インターフェース。 有効なトークン値は、以下のとおりです。

<location>
エラーが見つかったノードを特定するプロトコル固有の ID。 使用中のプロトコルに応じて、以下のようになります。

エラー発生時に location 情報が使用可能でない場合、このトークンは 空のままです。

<function>
エラー・コードを戻した通信サブシステム関数の名前。

<rc1>、<rc2>、<rc3>
使用している各プロトコルに固有で使用可能な エラー・コードとサブコードのリスト。適用できないトークンは、"*" を含んでいます。

使用中のプロトコルに応じて、以下のようになります。

特定のコミュニケーション・エラー・コードに関する情報については、メッセージ解説書の付録の中のコミュニケーション・エラーを参照してください。

ユーザーの処置:

接続がすでに確立されている場合は、以下の項目について調べてください。

  1. サーバーのデータベース・エージェントが強制的にオフにされました。
  2. サーバーのデータベース・マネージャーが異常終了しました。
  3. 通信サブシステムまたはネットワーク・エラーが起きました。 特定のコミュニケーション・エラー・コードの詳細については、メッセージ解説書を参照し てください。

新しい接続を試みている場合は、以下の項目について調べてください。

  1. リモート・データベース・サーバーが、クライアント・ノードで 正しくカタログされてました。
  2. サーバーのデータベース・マネージャー構成ファイルが、正しい通信関連パラメーターで構成されています。 データベース・マネージャー構成パラメーターが、サーバーで 更新された場合は、変更を反映するために、データベース・ マネージャーの停止と再始動を行ってください。
  3. クライアントとサーバーの両方のノードの通信サブシステムが、 正しく構成されて始動されています。
  4. サーバーの DB2COMM 環境変数に、クライアントが使用する 通信プロトコルが指定されています。
  5. サーバーのデータベース・マネージャーが正常に始動されました。サーバーでのデータベース・マネージャーの始動処理は、SQL1063 を返し、SQL5043 ではありません。 SQL5043 が返された場合は、詳細について、First Failure Service Log (DB2DIAG.LOG) をチェックしてください。
  6. 通信サブシステムまたはネットワーク・エラーが起きました。

問題が続く場合は、ネットワーク管理者または通信の専門家、 もしくは両者に連絡し、提供されたトークンのセットを使用して、 問題の原因を判別してください。

sqlcode: -30081

sqlstate: 08001

SQL30082N接続を確立する試みは、セキュリティーの理由 "<reason-code>" ("<reason-string>") で正常に実行されていません。

説明: リモート・データベース・サーバーの接続の試みは、セキュリティー情報が無効また は正しくないために、拒否されました。セキュリティー・エラーの原因は、<reason-code> および対応する <reason-string> 値によって記述されています。

理由コードのリストおよび対応する理由のストリングは次の通りです。

0 (NOT SPECIFIED)
特定のセキュリティー・エラーは指定されません。

1 (PASSWORD EXPIRED)
要求に指定されたパスワードの有効期限が切れています。

2 (PASSWORD INVALID)
要求に指定されたパスワードが無効です。

3 (PASSWORD MISSING)
要求にパスワードが組み込まれていません。

4 (PROTOCOL VIOLATION)
要求がセキュリティー・プロトコルに違反しています。

5 (USERID MISSING)
要求にユーザー ID が組み込まれていません。

6 (USERID INVALID)
要求に指定されたユーザー ID が無効です。

7 (USERID REVOKED)
要求に指定されたユーザー ID が取り消されています。

8 (GROUP INVALID)
要求で指定されたグループが無効です。

9 (USERID REVOKED IN GROUP)
要求に指定されたユーザー ID がグループ内で取り消されています。

10 (USERID NOT IN GROUP)
要求で指定されたユーザー ID がグループ内にありません。

11 (USERID NOT AUTHORIZED AT REMOTE LU)
要求に指定されたユーザー ID がリモート論理装置で許可されていません。

12 (USERID NOT AUTHORIZED FROM LOCAL LU)
要求に指定されたユーザー ID はローカル論理装置から来る時に、リモー ト論理装置で許可されていません。

13 (USERID NOT AUTHORIZED TO TP)
要求に指定されたユーザー ID がトランザクション・プログラムへのアク セスで許可されていません。

14 (INSTALLATION EXIT FAILED)
導入システム出口が正常に実行されていません。

15 (PROCESSING FAILURE)
サーバーでのセキュリティー処理が失敗しました。

16 (NEW PASSWORD INVALID)
パスワード変更要求で指定されたパスワードは、サーバーの要件に合致しませんでした。

17 (UNSUPPORTED FUNCTION)
クライアントの指定したセキュリティー機構は、このサーバーでは無効です。 いくつか典型例をあげます。

18 (NAMED PIPE ACCESS DENIED)
セキュリティー違反のため、名前付きパイプにアクセスできません。

19 (USERID DISABLED または RESTRICTED)
ユーザー ID が使用不能であるか、あるいは今回の処理環境にはアクセス できないよう使用制限されています。

20 (MUTUAL AUTHENTICATION FAILED)
接続中のサーバーが、相互認証検査の受け渡しに失敗しました。 サーバーがインポスターであるか、または送り返されてきたチケットが 損傷を受けています。

21 (RESOURCE TEMPORARILY UNAVAILABLE)
リソースが一時的に使用不可であるため、サーバーでのセキュリティー処理が終了しました。 たとえば AIX では、有効なユーザー・ライセンスがないと思われます。

ユーザーの処置: 適切なユーザー ID またはパスワード (あるいはこの両方) が提供されたこと を確認してください。

ユーザー ID が使用できず、特定のワークステーションへのアクセスに制限があるか、あるいは 一定の時間処理に制限があります。

理由コード 17 の場合、サポートされている認証タイプでコマンドを再試行してください。

理由コード 20 により、サーバーに対する認証機構が開始済みかどうかを確認して もう一度試してください。

sqlcode: -30082

sqlstate: 08001

SQL30083Nユーザー ID "<uid>" のパスワード変更が セキュリティー上の理由 "<reason-code>" ("<reason-string>") により、できません。

説明: パスワード変更は、無効あるいは誤ったセキュリティー情報により、拒否されました。セキュリティー・エラーの原因は、"<reason-code>" および対応する "<reason-string>" 値によって記述されています。

理由コードのリストおよび対応する理由のストリングは次の通りです。

0 (NOT SPECIFIED)
特定のセキュリティー・エラーは指定されません。

1 (CURRENT PASSWORD INVALID)
要求に指定された旧パスワードが無効です。

2 (NEW PASSWORD INVALID)
要求に指定されたパスワードは、パスワードが変更されたシステムによって 定められたパスワード規則の下では無効です。

3 (CURRENT PASSWORD MISSING)
要求に旧パスワードが組み込まれていません。

4 (NEW PASSWORD MISSING)
要求に新規パスワードが組み込まれていません。

5 (USERID MISSING)
要求にユーザー ID が組み込まれていません。

6 (USERID INVALID)
要求に指定されたユーザー ID が無効です。

7 (USERID REVOKED)
要求に指定されたユーザー ID が取り消されています。 取り消された ユーザー ID に対して、パスワードを変更することができます。

14 (INSTALLATION EXIT FAILED)
導入セキュリティー出口が失敗しました。

15 (PROCESSING FAILURE)
サーバーでのセキュリティー処理が失敗しました。

17 (UNSUPPORTED FUNCTION)
パスワード変更機能は、システムによってサポートされていません。

19 (USERID DISABLED または RESTRICTED)
ユーザー ID が使用不能であるか、あるいは今回の処理環境にはアクセス できないよう使用制限されています。

24 (USERNAME AND/OR PASSWORD INVALID)
指定されたユーザー名または指定されたパスワード、あるいはその両方が無効です。

ユーザーの処置: 正しいユーザー ID と、現行パスワードおよび新規パスワードが提供されているか、確認してください。理由コードが 14 の場合、発生した問題の詳細記述に関しては、インスタンス・サブディレクトリー (通常は "db2") の db2pem.log ファイルをチェックしてください。

ユーザー ID が使用できず、特定のワークステーションへのアクセスに制限があるか、あるいは 一定の時間処理に制限があります。

sqlcode: -30083

sqlstate: 08001

SQL30090N操作がアプリケーション実行環境で無効です。理由コード = "<reason-code>"

説明: 操作がアプリケーション実行環境で無効です。たとえば、 ステートメントまたは API の特殊制約事項を持つアプリケーションでは操作が 無効な可能性があります。そのアプリケーションは、 XA 分散トランザクション処理環境で操作するものや、CICS や、 CONNECT タイプ 2 接続設定で操作するものや、あるいは連合システムの機能性を使用して 複数の異種データ・ソースを更新するものです。 処理は拒否されます。

理由コードには、以下のものがあります。

ユーザーの処置:

以下のいずれかを行って、問題を解決してください。

sqlcode: -30090

sqlstate: 25000


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