メッセージ解説書

SQL0900 - SQL0999

SQL0900Nアプリケーション状態がエラーです。 データベース接続が存在しません。

説明: データベースに対する接続が存在しません。 これは、以下のいずれかが理由である可能性があります。

ユーザーの処置: 既存の休止接続に切り替える (CONNECT TO または SET CONNECTION を 使用) か、または新しい接続を確立 (CONNECT を使用) して、現行接続を 再確立してください。

sqlcode: -900

sqlstate: 08003

SQL0901N重大ではないシステム・エラーにより、SQL ステートメントが失敗しました。後続の SQL ステートメントは処理できます。 (理由 "<reason>")

説明: システム・エラーのために、エラーが起きました。 SQL ステートメントの処理が終了した理由は、"<reason>" (これは英語だけで表示され、IBM サポート担当員だけが参考とする) です。

ユーザーの処置: メッセージ番号 (SQLCODE) と理由 "<reason>" を 記録してください。

トレースが活動状態の場合は、オペレーティング・システムのコマンド・プロンプトから、 独立トレース機能を呼び出してください。 この機能の使用法については、 問題判別の手引き を参照してください。 以下の情報を用意して、サービス技術員に提供してください。

連合システム・ユーザー: 失敗を引き起こしたデータ・ソースで問題を分離し (問題判別の手引きを参照して、 SQL ステートメント処理の失敗のデータ・ソースを判別してください)、 データ・ソースに対する必要な診断を行ってください。データ・ソースの問題判別手続きはそれぞれ違うので、適用できるデータ・ソース解説書を参照してください。

sqlcode: -901

sqlstate: 58004

SQL0902Cシステム・エラー (理由コード = "<reason-code>") が発生しました。後続の SQL ステートメントは処理されません。

説明: システム・エラーが発生しました。

ユーザーの処置: メッセージ番号 (SQLCODE) とメッセージの理由コードを記録してください。

トレースが活動状態の場合は、オペレーティング・システムのコマンド・プロンプトから、 独立トレース機能を呼び出してください。 この機能の使用法については、 問題判別の手引き を参照してください。 以下の情報を用意して、サービス技術員に提供してください。

連合システム・ユーザー: 失敗を引き起こしたデータ・ソースで問題を分離し (問題判別の手引きを参照して、 SQL ステートメント処理の失敗のデータ・ソースを判別してください)、 データ・ソースに対する必要な診断を行ってください。データ・ソースの問題判別手続きはそれぞれ違うので、適用できるデータ・ソース解説書を参照してください。

sqlcode: -902

sqlstate: 58005

SQL0903NCOMMIT ステートメントが失敗し、トランザクションはロールバックされました。 理由コード: "<reason-code>"。

説明: 現在の作業単位に関連する 1 つ以上のサーバーが、コミットされる データベースを準備できませんでした。 COMMIT ステートメントは失敗し、トランザクションは ロールバックされました。

理由コードには、以下のものがあります。

01
作業単位に関連するいずれかのデータベースに対する接続が 失われました。

連合システム・ユーザー: 接続したデータベースが連合サーバー・データベースで、 ニックネームが使用される場合、 データベース内でニックネームに要求されたいずれかのデータ・ソースの接続が失われました。

02
作業単位に関連するデータベースまたは ノードの 1 つ がアクセスされましたが、コミットを作成できません。

連合システム・ユーザー: 接続したデータベースが連合サーバー・データベースで、 ニックネームが使用される場合、 データベース内でニックネームに要求されたいずれかのデータ・ソースがコミットを作成できません。

03
作業単位に関連する DB2 データ・リンク・マネージャーがコミットを作成できませんでした。

ユーザーの処置: データベースに対する接続が失われた場合は、接続を再確立してください。 障害が接続に関連していない場合は、リモート・システムのエラー診断ログを 参照して、障害の特質と必要な処置を判別してください。 アプリケーションを再実行してください。

sqlcode: -903

sqlstate: 40504

SQL0904Nリソースが使用できないため、実行できませんでした。理由コード: "<reason-code>"、リソース・タイプ: "<resource-type>"、およびリソース名: "<resource-name>"

説明: タイプ "<resource-type>"のリソース "<resource-name>" が、"<reason-code>" によって指示された理由のために使用不能だったため、SQL ステートメントを実行できませんでした。 リソース ・タイプ・コードの解説には DB2 (MVS 版) の問題判別文書 を参照してください。

ユーザーの処置: 使用不能だったリソースの識別を検査してください。 リソースが使用できない原因を判別するには、指定された "<reason-code>" を参照してください。

sqlcode: -904

sqlstate: 57011

SQL0905Nリソース制限を超えたため、実行に失敗しました。リソース名 = "<resource-name>"、制限 = "<limit-amount1>" CPU 秒 ("<limit-amount2>" サービス単位) が "<limit-source>" から選別されました。

説明: リソース制限を超えたため、SQL ステートメントの実行が終了しました。

制限を超えたリソース名は "<resource-name>" です。 これは、制限が選別 されたリソース限定表の列名でもあります。 CPU 秒で超えた制限は "<limit-amount1>"、サービス単位では "<limit-amount2>"です。それぞれの SQL ステートメントに許可された CPU 秒数が "<resource-name>" ASUTIME です。 許可された CPU 秒数の最大は "<limit-amount1>" です。 サービス単位での最大数は "<limit-amount2>"です。

生原量を選別するのに使用されたソースは "<limit-source>" です。これはリソース限定表またはシステム・パラ メーターの名前です。ソースがシステム・パラメーターの場合、リソース限定表は表 をアクセス中に適用可能項目を含まなかったのか、またはエラーが発生しま した。 いずれの場合において、制限はインストール (システム) パラメーターから 獲得されました。

ユーザーの処置: SQL ステートメントがなぜ長時間かかったかを判別して、適切な処置を行っ てください。 SQL ステートメントの単純化、表および索引の再構築、またはリソー ス限定表保守担当のインストール・グループに連絡することを考慮 してください。

この戻りコードを受け取るアプリケーション・プログラムが 追加 SQL ステートメントを実行できます。

sqlcode: -905

sqlstate: 57014

SQL0906N前のエラーのためこの機能が使用不能になったので、SQL ステートメ ントを実行できません。

説明: 前のエラーのため要求された機能が使用不能になったため、SQL ステートメントの実行が失敗しました。 この状態は、アプリケーション・プログラムが異常終了を代行受信した場合 (たとえば、ON ERROR PL/I プログラムで ON ERROR 条件)、および SQL ステートメントの実行を継続した場合に起こります。 また、こ の状態は、DB2 CICS トランザクションが作成スレッド・エラーが発生したに もかかわらず、SYNCPOINT ROLLBACK を最初に発行せずに、SQL 要求の発行 を継続した場合に起こります。

ユーザーの処置: 一般には、アプリケーション・プログラムはこの戻りコードを受信した段階で 終了する必要があります。 この戻りコードで、アプリケーションが他の SQL ステートメントを実行する ためのすべての試行が失敗します。 DB2 CICS トランザクションの場合、SQLCA で SQLERRP フィールドが モジュール名 DSNCEXT1 を含む場合、トランザクションが SYNCPOINT ROLLBACK を発行して、処理を継続する可能性があります。 トランザクションが ROLLBACK を選択して処理を継続した場合、作成スレッド・エラーを元に戻す状態を訂正する ことができます。

sqlcode: -906

sqlstate: 24514, 51005, 58023

SQL0908N"<bind-type>" エラー使用 "<auth-id>" 権限 BIND、REBIND、または AUTO_REBIND 操作は許可されません。

説明: BIND および REBIND の場合、指示された権限 ID は 指示された "<bind-type>" をプランまたはパッケージに対して実行できません。 リソース限定表 (RLST) に入力することは、この権限 ID、またはすべて の権限 ID によってのバインドおよび再バインドを禁止します。 AUTO-REBIND の場合、AUTO-REBIND 操作を制御するシステム・パラメーターが AUTO-REBIND を禁止するように設定されています。

bind-type
バインド操作のタイプ (BIND、REBIND または AUTO-REBIND)。

auth-id
BIND サブコマンドの起動者の権限 ID または AUTO-REBIND 操作に対する起動者の 1 次権限 ID。

ユーザーの処置: 指示された権限 ID がバインドに使用できる場合、活動 RLST 表を入力変更してください。 AUTO-REBIND 操作が使用不能になった場合、パッケージを再実行する前に 再バインドしてください。

sqlcode: -908

sqlstate: 23510

SQL0909Nオブジェクトが削除されました。

説明: アプリケーション・プログラムは、(1) 表をドロップしてからアク セスしようとしました、または (2) 索引をドロップしてからその索引を使用してオブジェクト表をアク セスしようとしました。

ユーザーの処置: ドロップした後に、オブジェクトをアクセスまたは使用としないように、アプリケーション・プログラムの論理を訂正する必要があります。

アプリケーション・プログラム内で索引をドロップすることは特に危険です。 なぜならば、アプリケーション (バインドまたは再バインドによって) に対して生成された プランがオブジェクト表にアクセスするため、実際に特定な索引を使用していることを判別する方法はないからです。

sqlcode: -909

sqlstate: 57007

SQL0910NSQL ステートメントが、変更が保留されている オブジェクトをアクセスできません。

説明: アプリケーション・プログラムが、以下が行われたのと同じ作業単位内のオブジェクトにアクセスしようとしました。

連合システム・ユーザー: 以前にリストされた原因に加えて、オブジェクトへのアクセスを妨げる、 ほかのデータ・ソースの特定制限が存在する可能性があります。

SQL ステートメントは処理されません。

ユーザーの処置: 変更が行われたのと同じ作業単位内のオブジェクトに アクセスしないように、アプリケーション・プログラムを 変更してください。通常は、データ定義言語 (DDL) ステートメントを、同じオブジェクトを アクセスするデータ操作言語 (DML) ステートメントとは異なる 作業単位に分離します。

失敗したステートメントを正常に処理するためには、作業単位が コミットまたはロールバックを行う必要があります。1 コミットされた修正がオブジェクトをドロップする場合は、失敗した SQL ステートメントを正常に処理するために、オブジェクトの再作成が必要になる可能性があります。

オブジェクトが SAVEPOINT 内で変更されている場合、ROLLBACK TO SAVEPOINT ステートメントを 出した後でそのオブジェクトへのアクセスを試みないよう、アプリケーション・プログラムを 変更してください。 変更されたオブジェクトにアクセスし、ROLLBACK TO SAVEPOINT の時点でオープンされていたカーソルは アクセス不能になります。 カーソルをクローズするようアプリケーションを変更してください。

NOT LOGGED 宣言一時表に関係する挿入、削除、または更新ステートメントが失敗すると、その表にある 行はすべて削除されます。 障害が起こった時点で、この宣言された一時表に対してオープンされていたカーソルはアクセス不能になるため、アプリケーションによってクローズされなければなりません。

連合システム・ユーザー: 直前の処置で問題が解決されない場合は、 要求を分離し (問題判別の手引き を参照して、 SQL ステートメント処理の失敗のデータ・ソースを判別してください)、 オブジェクトへのアクセスを妨げる原因となる追加制約をデータ・ソースで判別してください。アプリケーションがそれらの制約に違反しないことを確認してください。

sqlcode: -910

sqlstate: 57007

SQL0911Nデッドロックまたはタイムアウトのため、現在のトランザクションが ロールバックされました。 理由コードは "<reason-code>" です。

説明: 現在の作業単位が、オブジェクトの使用について、未解決競合状態に なったために、ロールバックされました。

理由コードは以下のとおりです。

2
デッドロックのために、トランザクションがロールバックされました。

68
ロック・タイムアウトのために、トランザクションがロールバックされました。

72
トランザクションに関係する DB2 データ・リンク・マネージャーに関連するエラーのために、トランザクションがロールバックされました。
注:作業単位に関連する変更は、もう一度入力する必要があります。
アプリケーションは直前の COMMIT にロールバックされます。

ユーザーの処置: デッドロックまたはロック・タイムアウトを防ぐには、可能であれば、長く実行されるアプリケーションまたは、デッドロックを起こしやすいアプリケーションに対して、頻繁に COMMIT を発行してください。

連合システム・ユーザー: デッドロックは連合サーバーまたはデータ・ソースで起こる可能性があります。データ・ソースおよび潜在的に連合システムをスパンするデッドロックを検出するメカニズムが存在しません。要求が失敗したデータ・ソースを識別することができます。 (問題判別の手引きを参照して、SQL ステートメントの処理に失敗したデータ・ソースを判別してください。)

デッドロックはだいたい標準であるか、または決まった SQL の 組合わせを処理中に予期されます。 可能な限りデッドロックを避けるために、アプリケーションを設計すること をお勧めします。

sqlcode: -911

sqlstate: 40001

SQL0912Nデータベースに対するロック要求の最大値に達しました。

説明: ロック・リストへのメモリー割り振り量が十分でない ために、データベースに対するロック要求が最大値に達しました。

ステートメントは処理されません。

ユーザーの処置: アプリケーションは、他の SQL ステートメントの 実行依頼を行う前に、COMMIT または ROLLBACK ステートメントの 実行依頼を行う必要があります。 使えるロック・リスト・スペースを増やすには、 データベース構成パラメーター (locklist) の増大を検討してください。

sqlcode: -912

sqlstate: 57011

SQL0913N実行がデッドロックまたはタイムアウトによって失敗しました。理由コードは "<reason-code>" です。

説明: 発行された要求が、オブジェクトの使用について未解決競合で 呼び出されており、実行は失敗しました。

理由コードは以下のとおりです。

2
デッドロックのために、トランザクションが正常に実行されていません。

68
ロック・タイムアウトのために、トランザクションが正常に実行されていません。

72
トランザクションに関係する DB2 データ・リンク・マネージャーに関連するエラーのために、トランザクションがロールバックされました。

80
タイムアウトのために、ステートメントが正常に実行されていません。

ユーザーの処置:

sqlcode: -913

sqlstate: 57033

SQL0917NDRDA アプリケーション・リクエスターからのリモート・バインドが失敗しました。

説明: DRDA アプリケーション・リクエスターからのリモート・バインド時にエラーが発生 しました。 このエラーはバインドまたはコミット処理中に発行できます。

ユーザーの処置: この問題は、エラーのため SQL ステートメントがバインドできなかったこ とが大体原因です。 ユーザーは、エラーの原因となるステートメントを判別 するため、DRDA アプリケーション・リクエスターで診断機能と相談して、それを訂正する必要があります。

sqlcode: -917

sqlstate: 42969

SQL0918Nアプリケーションがロールバックを実行する必要があります。

説明: データベースの作業単位はすでにロールバックされて いますが、この作業単位に含まれている他のリソース・マネージャーは まだロールバックしていません。このアプリケーションの整合性を保証するために、アプリケーションが ロールバックを発行するまで、すべての SQL 要求が拒否されます。

ユーザーの処置: アプリケーションがロールバックを発行するまで、すべての SQL 要求が 拒否されます。 たとえば、CICS 環境の場合、これは CICS SYNCPOINT ROLLBACK コマンドになります。

sqlcode: -918

sqlstate: 51021

SQL0920Nデータベース・クライアント・システムのデータは、他のデータベース・ クライアント・システムからはアクセスできません。

説明: ワークステーションが、クライアントまたはローカル・クライアントを 持つサーバーとして構成されています。このシステムで作成されたデータベースは、他のワークステーションとは 共用できません。

関数は処理されません。

ユーザーの処置: サーバー・ワークステーションからのみデータを要求してください。

sqlcode: -920

sqlstate: 57019

SQL0925Nアプリケーション実行環境の SQL COMMIT が無効です。

説明: 以下の場合には、COMMIT が許されていません。

ユーザーの処置: 以下のいずれかを行って、問題を解決してください。

sqlcode: -925

sqlstate: 2D521

SQL0926Nアプリケーション実行環境の SQL ROLLBACK が無効

説明: 以下の場合には、ROLLBACK が許されていません。

  1. CICS などの分散トランザクション処理環境で、静的 SQL ROLLBACK ステートメントが試みられましたが、環境特有のロールバック・ステートメントが必要です。 たとえば、CICS 環境の場合、これは CICS SYNCPOINT ROLLBACK コマンドに なります。
  2. 事前コンパイルされた、または CONNECT 2 を使用するように 設定された DB2 アプリケーションが、静的 SQL ROLLBACK しか許されて いないにもかかわらず、動的 SQL ROLLBACK を発行しました。
  3. ストアード・プロシージャーから発行された場合、呼び出すアプリケーションが 分散作業単位 (CONNECT タイプ 2) または分散トランザクション処理環境で 実行されているときは、SQL ROLLBACK も制限されます。

ユーザーの処置:

  1. ROLLBACK を発行するステートメントを取り除いて、環境に 対して有効なロールバックを行うステートメントで置き換えてください。
  2. 接続タイプ 2 の場合は、静的 COMMIT のみを使用してください。
  3. ストアード・プロシージャーの場合は、それ自体を取り除いてください。

sqlcode: -926

sqlstate: 2D521

SQL0930Nステートメントを処理するための記憶域が足りません。

説明: 別のメモリー・ページを必要とする要求がデータベースに 対して行われましたが、データベース・マネージャーが 利用できるページがありません。

ステートメントは処理されません。

ユーザーの処置: 解決策は以下の通りです。

sqlcode: -930

sqlstate: 57011

SQL0931Cオペレーティング・システム・ファイル表が オーバーフローしました。後続の SQL ステートメントは処理されません。

説明: オペレーティング・システムの制限に達しました。アプリケーション・プログラムは、これ以上 SQL ステートメントを発行できません。 データベースには回復が必要であるというマークが付けられ、このデータベースを 使用しているすべてのアプリケーションが、このデータベースを アクセスできなくなります。

ユーザーの処置: データベースを使用しているすべてのアプリケーションを終了してください。データベースを再始動してください。

この問題の再発を防ぐには、以下を行ってください。

sqlcode: -931

sqlstate: 58005

SQL0950N現在使用されているため、表または索引は ドロップできません。

説明: オープン・カーソルが現在表または索引を使用している 場合は、DROP TABLE または DROP INDEX ステートメントを 発行することができません。

ステートメントは処理されません。 表または索引はドロップされません。

ユーザーの処置: 必要なカーソルをすべてクローズして、ステートメントの 再実行依頼を行ってください。

sqlcode: -950

sqlstate: 55006

SQL0951N同じアプリケーション・プロセスで使用されているため、タイプ "<object-type>" のオブジェクト "<object-name>" を更新できません。

説明: ロックまたは使用中である場合、オブジェクトへの ALTER または SET INTEGRITY ステートメントを 出すことはできません。

ステートメントは処理されません。 このオブジェクトは更新されていません。

ユーザーの処置: オブジェクト "<object-name>" に直接的、または間接的に依存するカーソルをクローズし、ステートメントを再実行依頼してください。

sqlcode: -951

sqlstate: 55007

SQL0952N割り込みによって、処理が取り消されました。

説明: ユーザーが割り込みキー・シーケンスを押した可能性があります。

ステートメントの処理は終了します。終了が起きる前の変更が、データベースに適用されている可能性が ありますが、コミットされません。

連合システム・ユーザー: この状態は、データ・ソースによっても検出されることもあります。

ユーザーの処置: アプリケーションを続行してください。

サンプル・データベースをインストールしている場合は、それをドロップして サンプル・データベースを再インストールしてください。

sqlcode: -952

sqlstate: 57014

SQL0954Cステートメントの処理に使用できる十分な記憶域が、アプリケーション・ ヒープにありません。

説明: アプリケーションのすべての利用可能なメモリーを 使いきってしまいました。

ステートメントは処理されません。

ユーザーの処置: このメッセージを受け取ったアプリケーションを終了してください。 アプリケーション・ヒープを増やすには、 データベース構成パラメーター (applheapsz) を増大してください。

sqlcode: -954

sqlstate: 57011

SQL0955Cステートメントを処理するための、ソート・メモリーを割り振ることはで きません。理由コード = "<reason-code>"

説明: 以下の理由コードに示されているとおり、 ソート処理を行うため、 データベースで使用可能な仮想メモリーが不足しています。

1
専用プロセス・メモリーが不十分です。

2
ソート処理のためのデータベース広域共用メモリー域に共用メモリーが不十分です。
このステートメントは処理されませんが、他の SQL ステートメントは 処理される可能性があります。

ユーザーの処置: 以下の 1 つ以上を行ってください。

sqlcode: -955

sqlstate: 57011

SQL0956Cステートメントの処理に使用できる十分な記憶域が、データベース・ ヒープにありません。

説明: データベースのすべての利用可能なメモリーを 使いきってしまいました。

ステートメントは処理されません。

ユーザーの処置: このメッセージを受け取ったアプリケーションを終了してください。 データベース・ヒープを増やすには、 データベース構成パラメーター (dbheap) を増大してください。入出力サーバーの数が上限に近い場合は、この数を 減らすことも役に立つ可能性があります。

sqlcode: -956

sqlstate: 57011

SQL0958Cオープンできるファイルの最大数に達しました。

説明: データベースが使用可能なファイル・ハンドルの 最大数に達しました。

ステートメントは処理されません。

ユーザーの処置: データベースのロケーションに許されているオープン・ファイルの 最大数に影響を与えるパラメーターを増やしてください。 これには、構成パラメーター (maxfilop) を増やして、 インスタンスがもっと多くのファイル・ハンドルを使用できるようにすることと、 他のセッションを終了して、使用中のファイル・ハンドルを減らすことが含まれます。

sqlcode: -958

sqlstate: 57009

SQL0959Cステートメントの処理に使用できる十分な記憶域が、サーバーの コミュニケーション・ヒープにありません。

説明: サーバーのコミュニケーション・ヒープのすべての利用可能なメモリーを 使いきってしまいました。

コマンドまたはステートメントは処理されません。

ユーザーの処置: このメッセージを受け取ったアプリケーションを終了してください。 サーバー・ワークステーションのデータベース・マネージャー構成ファイルのコミュニケーション・ヒープ (comheapsz) パラメーターのサイズを増やしてください。

注:このメッセージは、バージョン 2 以前の DB2 のリリースにのみ適用されます。

sqlcode: -959

sqlstate: 57011

SQL0960Cデータベースのファイルの最大数に達しました。

説明: データベース・ファイルの最大数に達しました。

ステートメントは処理されません。

ユーザーの処置: このメッセージを受け取ったアプリケーションを終了してください。 すべての活動アプリケーションをデータベースから切断した後で、もう一度データベースに接続してください。 エラーが続く場合は、表、索引、またはその両方をデータベースから ドロップするか、あるいはデータベースを分割してください。

サンプル・データベースをインストールしている場合は、それをドロップして サンプル・データベースを再インストールしてください。

sqlcode: -960

sqlstate: 57011

SQL0964Cデータベースのトランザクション・ログがいっぱいです。

説明: トランザクション・ログのすべてのスペースを使い切ってしまいました。

2 次ログ・ファイルを持つ循環ログが使用されている 場合は、2 次ログ・ファイルの割り振りと使用が試みられています。 ファイル・システムにスペースがない場合は、2 次ログを 使用することができません。

アーカイブ・ログが使用されている場合、ファイル・システムは、新しいログ・ファイルを含むためのスペースを提供しません。

ステートメントは処理されません。

ユーザーの処置: このメッセージ (SQLCODE) を受け取った場合は、COMMIT または ROLLBACK を実行するか、 またはもう一度やり直してください。

データベースが並列アプリケーションで更新されている 場合は、もう一度やり直してください。 他のアプリケーションがトランザクションを終了すると、ログ・スペースが 解放される場合があります。

もっと頻繁にコミット処理を行ってください。トランザクションがコミットされていない場合は、そのトランザクションが コミットされたときに、ログ・スペースが解放される場合があります。 アプリケーションの設計時に、更新トランザクションのコミット時期を 考慮して、ログがいっぱいにならないようにしてください。

デッドロックが起きている場合は、より頻繁にチェックしてください。これは、データベース構成パラメーター DLCHKTIME を減らすことに より、行うことができます。 これにより、デッドロックを見つけることができ、すみやかにデッドロックを 解決 (ROLLBACK により) して、ログ・スペースを解放することができます。

この状態が頻発する場合は、より大きなログ・ファイルを使用可能に するために、データベース構成パラメーターを増やしてください。より大きなログ・ファイルは容量を必要としますが、アプリケーションの 再試行を減少させます。 より大きなログ・ファイルは、より多くのスペースを 必要としますが、再処理を行うためのアプリケーションの実行を 減少させます。

サンプル・データベースをインストールしている場合は、それをドロップして サンプル・データベースを再インストールしてください。

sqlcode: -964

sqlstate: 57011

SQL0965Wこのワークステーションのメッセージ・ファイルには、SQL 警告 "<SQLCODE>" に 対応するメッセージ・テキストがありません。警告は、オリジナル・トークン "<token list>" と ともに、モジュール "<name>" から返されました。

説明: データベース・サーバーは、アプリケーションにコード "<SQLCODE>" を返しました。 この警告コードは、このワークステーションのデータベース・マネージャー・ファイルのメッセージに対応していません。

ユーザーの処置: ご使用のデータベース・サーバーの資料を参照し、指定された "<SQLCODE>" の原因を判別してください。

SQL0966Nデータベース接続サービス・ディレクトリーに指定されたエラー・ マッピング・ファイル "<name>" が見つからないか、または オープンできません。

説明: 以下に示す条件の 1 つが成立しています。

エラー・マッピング・データは検索されませんでした。

ユーザーの処置: このファイルをオープンしているアプリケーションから 解放するか、再インストールするか、またはオリジナル・ファイルを 復元してください。

sqlcode: -966

sqlstate: 57013

SQL0967Nデータベース接続サービス・ディレクトリーに指定されたエラー・ マッピング・ファイル "<name>" の形式が無効です。

説明: プログラムがエラー・マッピング・ファイルの読み取りを 行っていたときに、エラーが起きました。

エラー・マッピング・データは検索されませんでした。

ユーザーの処置: エラー・マッピング・ファイルのすべての構文エラーを訂正してください。

sqlcode: -967

sqlstate: 55031

SQL0968Cファイル・システムがいっぱいです。

説明: データベースを持っているファイル・システムのいずれかがいっぱいです。このファイル・システムには、データベース・ディレクトリー、データベース・ログ・ファイル、または表スペース・コンテナーが 含まれている可能性があります。

ステートメントは処理されません。

ユーザーの処置: 診断ログを参照して、いっぱいになったファイル・システムを 判別してください。 不要なファイルを消去して、システム・スペースに空きを作ってください。 データベース・ファイルは消去しないでください。さらにスペースが必要な場合は、不要な表および索引のドロップが 必要になる場合があります。

unix ベース・システムでは、カレント・ユーザー ID に 許可されている最大ファイル・サイズを超えたために、このディスク・フル状態になる場合があります。 chuser コマンドを使用して、fsize を更新してください。 リブートが必要になる場合があります。

sqlcode: -968

sqlstate: 57011

SQL0969Nこのワークステーションのメッセージ・ ファイルには、SQL エラー "<error>" に 対応するメッセージ・テキストがありません。 エラーは、オリジナル・トークン "<token list>" と ともに、モジュール "<name>" から戻されました。

説明: このデータベース・サーバーは、ご使用のアプリケーションに SQLCODE "<error>" を戻しました。このエラー・コードは、このワークステーションのデータベース・マネージャー・ ファイルのメッセージに対応していません。

ユーザーの処置: ご使用のデータベース・サーバーの資料を参照し、指定された SQLCODE の原因を判別してください。データベース・サーバーの資料にある指定された処置を行い、この問題を修正してください。

連合システム・ユーザー: 失敗を引き起こしたデータ・ソースで問題を分離してください (問題判別の手引きを参照して、SQL ステートメント処理の失敗のデータ・ソースを判別してください)。データ・ソースのマニュアルで "<error>" を探してください。 問題がデータに依存する場合は、エラーが起きたときに 処理されていたデータを調べる必要があります。

SQL0970Nシステムが、読み取り専用ファイルへの書き込みを試みました。

説明: データベースによって使用されているファイルが読み取り専用とマークされているか、または存在しません。 このファイルに対し、データベースには書き込みアクセスが必要です。

ステートメントは処理されません。

ユーザーの処置: このメッセージ (SQLCODE) を受け取ったアプリケーションを終了してください。 すべてのデータベース・ファイルが、読み取りと書き込みの両方のアクセスを 許されていることを確認してください。指定されたファイル名に必要のないブランクがないかどうか調べてください。

sqlcode: -970

sqlstate: 55009

SQL0972Nデータベースのドライブに、正しいディスケットが入っていません。

説明: ドライブ内のディスケットが、データベース・ディスケットではありません。

ステートメントは処理されません。

ユーザーの処置: 必要なディスケットをドライブに挿入してください。そのドライブに存在するデータベースを使用するアプリケーションを 始動した場合は、そのディスケットを取り除かないでください。

sqlcode: -972

sqlstate: 57019

SQL0973Nステートメントの処理に使用できる十分な記憶域が、"<heap-name>" に ありません。

説明: このヒープのすべての利用可能なメモリーを使いきってしまいました。ステートメントは処理されません。

ユーザーの処置: このメッセージ (SQLCODE) を受け取ったアプリケーションを終了してください。 ヒープ・サイズを増やすために、"<heap-name>" の構成パラメーターを 増やしてください。

sqlcode: -973

sqlstate: 57011

SQL0974Nデータベースのあるドライブがロックされています。

説明: データベースを含むドライブがロックされていることを、システムが 報告しました。

ステートメントは処理されません。

ユーザーの処置: ドライブをロックできる他の処理 (たとえば、CHKDSK) が、 システムで実行されていないことを確認してください。やり直してください。

サンプル・データベースをインストールしている場合は、それをドロップして サンプル・データベースを再インストールしてください。

sqlcode: -974

sqlstate: 57020

SQL0975Nデータベースまたはインスタンス "<name>" がユーザー "<username>" に よって静止されているために、新しいトランザクションを開始できません。静止タイプ: "<type>"。

説明: ユーザーが使用を試みていたインスタンスまたはデータベースを、他の ユーザーが静止したので、インスタンスまたはデータベースが静止状態では なくなるまで、新しいトランザクションは使用できません。

静止タイプ "<type>" は、すでに静止しているインスタンスまたは データベースを示しており、'1' がインスタンスで、'2' がデータベースです。

ユーザーの処置: 現在インスタンスまたはデータベースを静止しているユーザーに 連絡して、DB2 が静止から解放される時期を尋ね、解放されたときに 要求を再試行してください。

sqlcode: -975

sqlstate: 57046

SQL0976Nディスケット・ドライブのドアが開いています。

説明: データベースを含むドライブのドアが開いた状態にあります。

ステートメントは処理されません。

ユーザーの処置: ドライブのドアを閉じて、やり直してください。

sqlcode: -976

sqlstate: 57021

SQL0977NCOMMIT 状態が不明です。

説明: tm_database が、COMMIT 処理中に使用不能に なったため、COMMIT の結果が不明になりました。 データベースの再同期化が、tm_database が使用可能に なったときに起きます。 再同期化中に、トランザクションがロールバックされる場合が あることに注意してください。 これ以降の SQL ステートメントの実行は安全に行われますが、ロックは、再同期プロセスが完了するまで保持されます。

ユーザーの処置: たとえば、CLP を使用して、tm_database に 対する接続が可能なことを確認してください。 接続できない場合は、返された SQLCODE に必要な処置にしたがって、接続が確立できることを確認してください。

sqlcode: -977

sqlstate: 40003

SQL0978Nディスケットが書き込み禁止になっています。

説明: 書き込み処理がデータベースに対して試みられましたが、データベースを 含むディスケットが書き込み禁止になっています。

ステートメントは処理されません。

ユーザーの処置: 正しいディスケットを使用していることを確認してください。必要に応じて、ディスケットから保護を取り除いてください。

sqlcode: -978

sqlstate: 55009

SQL0979NNONE の SYNCPOINT で実行中のアプリケーション・プロセスの COMMIT が、"<num>" データベースに対して失敗しました。 失敗には、"<alias/SQLSTATE1>"、 "<alias/SQLSTATE2>"、 "<alias/SQLSTATE3>"、 "<alias/SQLSTATE4>" というデータベース別名と SQLSTATE の対 (最大 4 つまで返されます) が含まれます。

説明: アプリケーションが複数のデータベースに接続されており、COMMIT が発行されましたが、それらの接続の 1 つ以上に対して失敗しました。

連合システム・ユーザー: 失敗した接続が、ニックネームが使用されている連合サーバー・データベースである場合、 ニックネームに必須である、データ・ソースに対するコミットが失敗します。

ユーザーの処置: 更新されるアプリケーションとデータの性質に 応じて、アプリケーションが意図した変更が、すべての データベースにわたって整合性を持って反映されていることを 確認するために、これ以上の処理の中止、失敗のログへの 記録、および適切な SQL の発行が必要になる可能性があります。

COMMIT エラーによって影響を受けるデータベースの全リストが 返されない場合は、全リストの診断ログを参照してください。

sqlcode: -979

sqlstate: 40003

SQL0980Cディスク・エラーが起きました。 後続の SQL ステートメントは処理されません。

説明: 現在および後続の SQL ステートメントの 正常な実行を妨げるディスク・エラーが起きました。アプリケーション・プログラムは、これ以上 SQL ステートメントを発行できません。 たとえば、アプリケーション・プロセスに関連する 回復ルーチンは、追加の SQL ステートメントを発行できません。データベースには回復が必要であるというマークが付けられ、このデータベースを 使用しているすべてのアプリケーションが、このデータベースを アクセスできなくなります。

ステートメントは処理されません。

ユーザーの処置: 可能であれば、SQLCA からすべてのエラー情報を記録してください。 データベースを使用しているすべてのアプリケーションを終了してください。 エラーがハードウェア・エラーかどうかを判断し、問題判別の手引き に解説されているハードウェア問題に対する適切な処置を取ってください。データベースを再始動してください。 回復が不可能な場合には、バックアップ・コピーからデータベースを 復元してください。

サンプル・データベースをインストールしている場合は、それをドロップして サンプル・データベースを再インストールしてください。

sqlcode: -980

sqlstate: 58005

SQL0982Nディスク・エラーが起きました。 ただし、後続の SQL ステートメントは処理できます。

説明: 一時システム・ファイルの処理中に、現在の SQL ステートメントの 正常な実行を妨げるディスク・エラーが起きました。 ただし、後続の SQL ステートメントは処理できます。

ステートメントは処理されません。

ユーザーの処置: このメッセージ (SQLCODE) を受け取ったアプリケーションを終了してください。

sqlcode: -982

sqlstate: 58004

SQL0983Nこのトランザクション・ログは、現在のデータベースにはありません。

説明: ログ・ファイルに格納されているシグニチャーが、データベースの 従属シグニチャーと一致しません。通常このエラーは、データベースが格納されているディレクトリーとは 異なるディレクトリーに格納されているログ・ファイルを指定した ときに起きます。 ファイルのリダイレクトが行われた可能性があります。

ステートメントは処理されません。

ユーザーの処置: ログ・ファイルに対する適切なアクセスを持つコマンドを再発行してください。

sqlcode: -983

sqlstate: 57036

SQL0984CCOMMIT または ROLLBACK が失敗しました。 後続の SQL ステートメントは処理されません。

説明: システム・エラーのために、コミットまたはロールバック処理が正常に処理できませんでした。 アプリケーション・プログラムは、これ以上 SQL ステートメントを発行できません。 たとえば、アプリケーション・プロセスに関連する 回復ルーチンは、追加の SQL ステートメントを 発行しない可能性があります。データベースには回復が必要であるというマークが付けられ、このデータベースを 使用しているすべてのアプリケーションが、このデータベースを アクセスできなくなります。

ステートメントは処理されません。

ユーザーの処置: メッセージ番号 (SQLCODE) と、可能であれば、 すべての SQLCA エラー情報を記録してください。データベースを使用しているすべてのアプリケーションを終了してください。 データベースを再始動してください。 サンプル・データベースをインストールしている場合は、それをドロップして サンプル・データベースを再インストールしてください。

回復が不可能な場合には、バックアップ・コピーからデータベースを 復元してください。

トレースが活動状態の場合は、オペレーティング・システムのコマンド・プロンプトから、 独立トレース機能を呼び出してください。 この機能の使用法については、 問題判別の手引き を参照してください。 以下の情報を用意して、サービス技術員に提供してください。

必要な情報は、以下のとおりです。

連合システム・ユーザー: 失敗を引き起こしたデータ・ソースで問題を分離して (問題判別の手引き を参照して、 SQL ステートメント処理の失敗のデータ・ソースを判別してください)、 そのデータ・ソースに必要な診断ステップとデータベース回復手順を行ってください。データ・ソース変更の問題判別手順とデータベース回復手順には、適当なデータ・ソースのマニュアルを参照してください。

sqlcode: -984

sqlstate: 58005

SQL0985Cデータベース・カタログの処理中に、ファイル・エラーが起きました。 データベースは使用できません。

説明: システムが、カタログ・ファイルの入出力エラーを回復できません。

システムは、データベースを使用するステートメントを処理できません。

ユーザーの処置: バックアップ・コピーからデータベースを復元してください。

サンプル・データベースをインストールしている場合は、それをドロップして サンプル・データベースを再インストールしてください。

sqlcode: -985

sqlstate: 58005

SQL0986Nユーザー表の処理中に、ファイル・エラーが起きました。 データベースは使用できません。

説明: 表のデータは有効ではありません。

システムは、表を使用するステートメントを処理できません。

ユーザーの処置: データベースに不整合がある場合は、バックアップ・バージョンから データベースを復元してください。

サンプル・データベースをインストールしている場合は、それをドロップして サンプル・データベースを再インストールしてください。

sqlcode: -986

sqlstate: 58004

SQL0987Cアプリケーション制御共用メモリーのセットの割り振りができません。

説明: アプリケーション制御共用メモリーのセットの割り振りができません。このエラーは、操作の試行をしているデータベース・マネージャーまたは環境の いずれかに十分なメモリー・リソースがないため起きます。 この問題の原因となるメモリー・リソースには、以下が含まれます。

ユーザーの処置: 以下の 1 つ以上を行ってください。

sqlcode: -987

sqlstate: 57011

SQL0990C索引エラーが起きました。 表を再編成してください。

説明: 索引に対する活動が激しく、索引用のすべての空きスペースを使いきりました。

連合システム・ユーザー: この状態は、データ・ソースによっても検出されることもあります。

ステートメントは処理されません。

ユーザーの処置: 行った作業をコミットして、コマンドを再発行してください。 エラーが続く場合は、作業をロールバックしてください。 さらにエラーが続く場合は、可能であれば、表を 再編成してください。

連合システム・ユーザー: 失敗を引き起こしたデータ・ソースで問題を分離し (問題判別の手引きを参照して、 SQL ステートメント処理の失敗のデータ・ソースを判別してください)、 そのデータ・ソースの索引再作成手順を行ってください。

SQL0992C事前コンパイルされたプログラムのリリース番号が 無効です。

説明: 事前コンパイルされたプログラム (パッケージ) の リリース番号が、インストールされているバージョンのデータベース・ マネージャーのリリース番号との整合性を持っていません。

事前コンパイルされたプログラム (package) は、 現在のバージョンのデータベース・マネージャーでは使用できません。コマンドは処理されません。

ユーザーの処置: 互換リリース・レベルのデータベース・マネージャーで 事前コンパイルされたプログラムのみを使用してください。

sqlcode: -992

sqlstate: 51008

SQL0993Wデータベース構成ファイルにある、ログへの新しいパス (newlogpath) が無効です。

説明: ログ・ファイルへのパスが、以下のいずれかの理由により無効です。

要求された変更は実行されません。

ユーザーの処置: ログ・ファイルへのパスを 変更するには、有効な値を持つ データベース構成コマンドを再発行してください。

sqlcode: +993

sqlstate: 01562

SQL0994Nアプリケーションの保管点の使い方が無効です。

説明: アプリケーション保管点関数の使用法に矛盾があります。 プログラムが、以下のいずれかを実行しようとしました。

関数は処理されません。

ユーザーの処置: プログラムの保管点の使い方を訂正してください。

SQL0995Wログ・ファイルへの現在のパス (logpath) が無効です。ログ・ファイル・パスはデフォルトにリセットされました。

説明: ログ・ファイルへのパスが、以下のいずれかの理由により無効です。

循環ログの場合は、ログ・ファイルがデフォルト・ログ・パスに 作成されます。 アーカイブ・ログの場合は、次のログ・ファイルがデフォルト・ ログ・パスに作成されます。要求された変更は実行されません。

ユーザーの処置: ログ・ファイルへのパスを変更するには、有効な値を持つ 構成コマンドを再発行してください。

sqlcode: +995

sqlstate: 01563

SQL0996N表スペースのオブジェクト用のページを解放できません。

説明: 表スペース内に壊れた内部データベース・ページ、または 内部ロジック・エラーがあります。詳細が、システム・エラー・ログとデータベース・マネージャーの エラー・ログ、またはそのいずれかに記録されている場合があります。

ユーザーの処置: オブジェクトまたは表スペースの使用を続けないでください。 オブジェクトおよび表スペースを検査するために、IBM サービスに連絡してください。

sqlcode: -996

sqlstate: 58035

SQL0997Wトランザクション処理に関する一般情報メッセージです。理由コード = "<XA-reason-code>"。

説明: SQLCODE 997 は、データベース・マネージャーの構成要素間でのみ 渡され、アプリケーションへは戻されません。 エラー以外の状況については、XA 戻りコード を伝達するために使用されます。 理由コードは、以下のとおりです。

ユーザーの処置: 処置は必要ありません。

SQL0998Nトランザクションまたはヒューリスティック処理中に、エラーが起きました。理由コード = "<reason-code>" サブコード = "<subcode>"。

説明: 分散トランザクションを処理している時にエラーが検出されました。 トランザクションは次の通りです。

考えられる理由コード (対応する X/Open XA 理由コードが括弧内に示されます) は以下の通りです。

ユーザーの処置: 理由コード 1 から 8 については、SQLCA が呼び出し元に戻されない場合が あるので、システム・ログに項目が作成されます

エラーの原因が、ニックネームに関連する、障害が起こったデータ・ソースである場合は、障害が起こったデータ・ソースの位置は必ず連合サーバーのシステム・ログに表示されます。

理由コード 4 については、xa open ストリングの内容を 調べて、必要な修正を行ってください。

理由コード 9、サブコード 02 については、tp_mon_name 構成パラメーターに、トランザクションの動的登録に使用される ax_reg() 関数を持つ外部製品の動的ライブラリーの名前が含まれていることを確認してください。

理由コード 14 については、MSDTC サービスが活動状態であるか、確認してください。

理由コード 35 については、グローバル・トランザクションの 読み取り専用リソース・マネージャーとしてのみ関連する データベースに対して、ヒューリスティック処理の実行が 試みられました。 例は MVS 上の DB2 などの DRDA データベースです。これらのタイプの非 XA データベースは、XA 未確定トランザクションを 持つことができません。

理由コード 36、37、38 については、未確定トランザクションで 無効なヒューリスティック処理の実行が試みられました。間違った XID を指定したか、あるいはこの XID が記録された後でヒューリスティックまたは再同期処理が行われた可能性があります。まだヒューリスティック処理を実行する必要があるかどうかを 確認するには、ヒューリスティック照会要求を実行して、未確定 トランザクションの現在のリストを入手してください。

理由コード 39 については、終了し、2 フェーズ・コミットが 始まるのを待っているトランザクションに対して、XID が 指定されました。2 フェーズ・コミット・プロセスが開始され、未確定トランザクションと なったトランザクションにのみ、ヒューリスティック処理を 実行することができます。

理由コード 40 については、失敗したトランザクションの 下で、SQL ステートメントが試みられました。 これの例は、トランザクションに関連する密結合スレッドが 異常終了した後で、正常に登録されている同じトランザクション・ スレッドで SQL ステートメントを試みることです。

理由コード 41 の場合、db2diag ログ・ファイルのでこの問題に関する詳細情報を調べてください。失敗したノードで、DB2 を再始動する必要があります。システム管理者に連絡して援助を求める必要がある場合があります。

理由コード 69 については、トランザクション・マネージャー (TM) データベース、リソース・マネージャー (RM) データベース、または その両方が、未確定トランザクションが発生したときのデータベースとは異なります。換言すれば、TM データベースまたは RM データベースは 異なるデータベースのインスタンスを参照することができます。ログ ID 不一致は、以下の理由によって起きる可能性があります。

理由コード 85 については、ユーザーが複数のデータ・ソースを更新中に、いくつかのデータ・ソースがヒューリスティックにロールバック、またはコミットされ、その結果、トランザクションは部分的にコミットされ、ロールバックされます。 この理由コードでは、データは矛盾した状態です。 トランザクションで更新されたデータをすべて手動でチェックし、データを訂正する必要があります。

理由コード 210 の場合、すでにコミット状態であるノードがあります。未確定トランザクションを解決するには、ヒューリスティック・コミットを実行する必要があります。

理由コード 221 の場合、同じ XA トランザクションに関係するアプリケーションがすべて、データベースに接続するために同じユーザー ID を使用していることを確認してください。

理由コード 222 の場合、同じ XA トランザクションに関係するアプリケーションがすべて、同じ CCSID を持っていることを確認してください。

理由コード 223 の場合、ローカル・クライアントを使用するよう、またリモート・クライアントについては、ゲートウェイに接続するために通信プロトコルとして TCPIP を使用するようアプリケーションおよび クライアント・セットアップを変更してください。

理由コード 224 の場合、クライアントを 7.1 またはそれ以降のバージョンに更新してください。

一般情報を収集する手順は、以下のとおりです。

理由コードで識別された問題が解決できない場合は、メッセージ番号 (SQLCODE)、理由コード、およびメッセージの任意選択のサブコードまたはシステム・ログ内の SQLCA を記録してください。

障害の原因が連合データベースである場合、連合サーバーのシステム・ログで見つかる、障害が起こったデータ・ソースの位置も記録する必要があります。

トレースが活動状態の場合は、オペレーティング・システムのコマンド・プロンプトから、 独立トレース機能を呼び出してください。 この機能の使用法については、 問題判別の手引き を参照してください。 以下の情報を用意して、サービス技術員に提供してください。

コンソール、あるいはトランザクション・マネージャーおよびデータベース・ マネージャーのメッセージ・ログにも、追加情報がある可能性があります。

sqlcode: -998

sqlstate: 58005


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