UNIX 環境で TCP/IP を使用する際に、
ユーザーが最も頻繁に検出する可能性がある errnos が以下の表にリストされています。
これは、エラーをすべて示したリストではありません。
Errnos は、/usr/include/sys/errno.h
ファイルで検出できます。
オペレーティング・システムごとの errnos 番号が記載されています。
Errno | Errno 番号 | 説明 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
AIX | HP-UX | Solaris | UnixWare | Linux | ||
EINTR | 4 | 4 | 4 | 4 | 4 | 割り込まれたシステム呼び出し。 |
EAGAIN | 11 | 11 | 11 | 11 | 11 | 一時的に資源は利用不能です。 |
EBUSY | 16 | 16 | 16 | 16 | 16 | 資源は使用中です。 |
EMFILE | 24 | 24 | 24 | 24 | 24 | プロセスごとのファイル記述表はいっぱいです。 |
EPIPE | 32 | 32 | 32 | 32 | 32 | パイプ接続が切れています。 |
EADDRINUSE | 67 | 226 | 125 | 125 | 98 | 指定されたアドレスは既に使用中です。 |
ENETDOWN | 69 | 228 | 127 | 127 | 100 | ネットワークはダウンしています。 |
ENETUNREACH | 70 | 229 | 128 | 128 | 101 | ネットワークへの経路が利用不能です。 |
ENETRESET | 71 | 230 | 129 | 129 | 102 | ネットワークによってリセット時に接続が除去されました。 |
ECONNRESET | 73 | 232 | 131 | 131 | 104 | パートナーによって接続がリセットされました。 |
ENOBUFS | 74 | 233 | 132 | 132 | 105 | システムで呼び出しを完了するには不十分なバッファー・スペース資源しか利用できません。 |
ENOTCONN | 76 | 235 | 134 | 134 | 107 | ソケットが接続されていません。 |
ETIMEDOUT | 78 | 238 | 145 | 145 | 110 | 接続はタイムアウトになりました。 |
ECONNREFUSED | 79 | 239 | 146 | 146 | 111 | 接続は拒否されました。
データベースへの接続を試みている場合には、サーバーのデータベース・マネージャーおよび TCP/IP プロトコル・サポートが正常に開始されたことを確認してください。
SOCKS プロトコル・サポートを使用している場合には、SOCKS サーバーの TCP/IP プロトコル・サポートも正常に開始されるようにしてください。 |
EHOSTDOWN | 80 | 241 | 147 | 147 | 112 | ホストがダウンしています。 |
EHOSTUNREACH | 81 | 242 | 148 | 148 | 113 | ホストへの経路は存在しません。 |
UNIX の TCP/IP 通信エラーについて詳細は、 適切なオペレーティング・システムのテクニカル解説書を参照してください。 以下のコマンドを発行することもできます。
man function-name
function-name は、エラーを戻した関数の名前を表します。 特定の関数によって戻されるエラーに関する追加情報は、 マニュアル・ページに記載されています。
OS/2 TCP/IP を使用する際に、 ユーザーが最も頻繁に検出する可能性がある errnos が以下の表にリストされています。 これは、エラーをすべて示したリストではありません。 Errnos は、nerrno.h ファイルで検出できます。 このファイルは TCP/IP 製品組み込みファイルの一部です。 インストールされていない場合には、システムに存在していないかもしれません。 errnos 番号自体は括弧で囲まれています。
SOCKS プロトコル・サポートを使用している場合には、SOCKS サーバーの TCP/IP プロトコル・サポートも正常に開始されるようにしてください。
OS/2 TCP/IP 通信エラーの詳細については、OS/2 TCP/IP 文書を参照してください。
Windows 32 ビット オペレーティング・システム上で TCP/IP または IPX/SPX を使用する際に、 ユーザーが最も頻繁に検出する可能性があるエラー・コードを以下のリストに示します。 これは、エラーをすべて示したリストではありません。 WSAGetLastError() によって戻されたエラーは、winsock.h ファイルで検出できます。 開発環境をインストールしていないと、 このファイルをインストールできません。 特定の関数によって戻されるエラーに関する詳細情報は、 Windows Sockets 2 Application Programming Interface に記述されています。 この仕様のコピーは、以下の Web サイトから入手できます。
http://www.stardust.com/winsock/ws_specs.htm
Windows での TCP/IP 通信エラーの詳細については、Windows ソケットの文書を参照してください。