メッセージ解説書
Windows 32 ビット オペレーティング・システム上で IPX/SPX を使用する場合は、
最も頻繁に検出するエラーのリストについては、TCP/IP の節を参照してください。
Windows システム上の TCP/IP と IPX/SPX の両方によって戻されるエラーは、
WINSOCK 仕様に準拠しています。
OS/2 または UNIX システム上で IPX/SPX を使用する際に、
ユーザーが最も頻繁に検出する可能性がある t_errnos のリストです。
これは、エラーをすべて示したリストではありません。
エラー値 は、tiuser.h. ファイルで検出できます。
t_errno 番号自体は括弧で囲まれています。
- TBADF (4): 指定されたファイル・ハンドルはトランスポート・エンドポイントを指していません。
- TNOADDR (5): トランスポート・プロバイダーはアドレスを割り振ることができませんでした。
- TOUTSTATE (6): 関数は間違った順序で発行されました。
- TSYSERR (8): この関数の実行時にシステム・エラーが起きました。
- TLOOK (9): この接続時に非同期のイベントが起きました。
- TNODATA (13): 現時点ではトランスポート・プロバイダーから提供されるデータはありません。
- TADDRBUSY (23): 指定されたアドレスは使用されており、トランスポート・プロバイダーは新しいアドレスを割り振ることができませんでした。
最初のエラー・トークンが t_errno = TLOOK を指定する場合、2 番目のエラー・トークンがイベントを指定します。
ユーザーが最も頻繁に検出する可能性があるイベント のリストを以下に示します。
これは、イベント をすべて示したリストではありません。
イベント は、tiuser.h. ファイルで検出できます。
イベント 値は括弧で囲まれています。
最初のエラー・トークンが t_errno = TLOOK を指定する場合、2 番目のエラー・トークンは T_DISCONNECT イベントを指定します。
そして、3 番目のエラー・トークンは切断理由コード を指定します。
ユーザーが最も頻繁に検出する可能性がある理由コード のリストを以下に示します。
これは、理由コード をすべて示したリストではありません。
切断理由コード は、tispxipx.h ファイルで検出できます。
UNIX プラットフォームでは、理由コードは spx_app.h ファイルに定義されています。
理由コード の値は括弧に囲まれています。
- TLI_SPX_CONNECTION_TERMINATED (0xEC): 相手側のピアから受信された切断。
- TLI_SPX_CONNECTION_FAILED (0xED): 接続は失敗しました。
TLI IPX/SPX 通信エラーの詳細については、トランスポート層インターフェース文書を参照してください。
OS/2 IPX/SPX ファイル・サーバー・アドレッシングを使用する際には、
ユーザーが最も頻繁に検出する可能性がある戻り値 のリストを以下に示します。
これは、エラーをすべて示したリストではありません。
戻り値 は nwerror.h ファイルで検出できます。
- 0x880F -
- これは、「サーバーへの接続なし」エラーです。
指定されたファイル・サーバーが起動されて実行されていること、またクライアントおよびサーバー・ワークステーションでアクセスできることを確認してください。
- 0x88FF -
- データベースにこの接続を試みる際にこのエラーが起きる場合、また関数が NWAttachToFileServer である場合には、クライアントの IPX/SPX プロトコル・サポートが正しくインストールされて開始されていることを確認してください。
- 0x89EF -
- これは、「無効な名前」エラーです。
違法文字がファイル・サーバーまたはオブジェクト名で指定されました。
制御文字、コンマ、セミコロン、スラッシュ、バックスラッシュ、疑問符、アスタリスク、および波形記号は無効です。
- 0x89F2
- これは、「オブジェクト読み取り特権なし」エラーです。
クライアントは、Netware ファイル・サーバーで登録された DB2 サーバーのオブジェクトにアクセスできません。
- 0x89F4
- これは、「オブジェクト削除特権なし」エラーです。
登録解除の際に指定されたユーザー ID/パスワードが、ファイル・サーバー上でオブジェクトおよびその属性を削除する十分な権限を持っていることを確認してください。
- 0x89F5
- これは、「オブジェクト作成特権なし」エラーです。
登録の際に指定されたユーザー ID/パスワードが、ファイル・サーバー上でオブジェクトおよびその属性を作成する十分な権限を持っていることを確認してください。
- 0x89F6
- これは、「プロパティー削除特権なし」エラーです。
登録解除の際に指定されたユーザー ID/パスワードが、ファイル・サーバー上でオブジェクトおよびその属性を削除する十分な権限を持っていることを確認してください。
- 0x89F7
- これは、「プロパティー作成特権なし」エラーです。
登録の際に指定されたユーザー ID/パスワードが、ファイル・サーバー上でオブジェクトおよびその属性を作成する十分な権限を持っていることを確認してください。
- 0x89F8
- これは、「プロパティー書き込み特権なし」エラーです。
登録の際に指定されたユーザー ID/パスワードが、ファイル・サーバー上にオブジェクト・プロパティー値を書き込む十分な権限を持っていることを確認してください。
- 0x89FC -
- これは、「ファイル・サーバー不明」または「そのようなオブジェクトなし」エラーです。
REGISTER/DEREGISTER コマンドを実行する際にこのエラーが起きる場合には、次のことを確認してください。
- オブジェクト名がデータベース・マネージャーの構成ファイルで指定されており、その名前に有効な文字が含まれていること。
- ファイル・サーバー名がデータベース・マネージャーの構成ファイルで指定されており、その名前に有効な文字が含まれていること。
データベースに接続を試みる際にこのエラーが起きる場合、また関数が NWScanProperty である場合には、次のことを確認してください。
- データベース・マネージャーのネットワーク・アドレスは、NetWare ファイル・サーバーで正常に登録されました。
これは、サーバーで REGISTER コマンドを実行することによって行われます。
- クライアントの IPXSPX ノード・ディレクトリー項目で指定されたオブジェクト名は、サーバーのデータベース・マネージャー構成ファイルのオブジェクト名と合致します。
- クライアントの IPXSPX ノード・ディレクトリー項目で指定されたファイル・サーバー名は、サーバーのデータベース・マネージャー構成ファイルのファイル・サーバー名と合致します。
このエラーが NWAttachToFileServer 関数で起きる場合には、データベース・マネージャー構成ファイルでファイル・サーバー名が正しく構成されていることを確認してください。
このエラーが NWLoginToFileServer 関数で起きる場合には、登録 / 登録解除で指定されたユーザー ID はファイル・サーバーへのログ記録を行う際に有効であることを確認してください。
- 0x89FF -
- これは、「そのようなオブジェクトなし、または無効パスワード」エラーです。
指定されたパスワードが定義されていて、有効期限が切れていないことを確認してください。
IPX/SPX ファイル・サーバー・アドレッシング・エラーの詳細については、
C 文書の NetWare Client API を参照してください。
Unix IPX/SPX ファイル・サーバー・アドレッシングを使用する際には、
どの場所でエラーが生成されたかを識別するエラー生成プログラム のリストを以下に示します。
- 0x00 - ファイル・サーバー
- 0x10 - API
- 0x20 - API
Unix IPX/SPX ファイル・サーバー・アドレス指定モードを使用する際に、ユーザーが最も頻繁に検出する可能性があるエラー・コード を以下のリストに示します。
これは、エラーをすべて示したリストではありません。
AIX では、エラー・コード は nwerrors.h ファイルで検出できます。
- 0x02 -
- これは、「トランスポート・オープン」エラーです。
IPX/SPX コミュニケーションがインストールされて正しく構成されていることを確認してください。
- 0xDE -
- これは、「無効パスワード」エラーです。
ファイル・サーバーにログ記録を行う際に、登録 / 登録解除で指定されたパスワードが有効であることを確認してください。
- 0xEF -
- これは、「無効な名前」エラーです。
データベース・マネージャー構成ファイルで指定されたファイル・サーバーおよびオブジェクト名が有効であることを確認してください。
名前に無効文字が含まれていないことをチェックしてください。
- 0xF2 -
- これは、「オブジェクト読み取り特権なし」エラーです。
クライアントは、Netware ファイル・サーバーで登録された DB2 サーバーのオブジェクトにアクセスできません。
- 0xF4 -
- これは、「オブジェクト削除特権なし」エラーです。
登録解除の際に指定されたユーザー ID/パスワードが、
ファイル・サーバー上でオブジェクトおよびその属性を削除する十分な権限を持っていることを確認してください。
- 0xF5 -
- これは、「オブジェクト作成特権なし」エラーです。
登録の際に指定されたユーザー ID/パスワードが、
ファイル・サーバー上でオブジェクトおよびその属性を作成する十分な権限を持っていることを確認してください。
- 0xF6 -
- これは、「プロパティー削除特権なし」エラーです。
登録解除の際に指定されたユーザー ID/パスワードが、
オブジェクトおよびその属性を削除する十分な権限を持っていることを確認してください。
- 0xF7
- これは、「プロパティー作成特権なし」エラーです。
登録の際に指定されたユーザー ID/パスワードが、
オブジェクトおよびその属性を作成する十分な権限を持っていることを確認してください。
- 0xF8 -
- これは、「プロパティー書き込み特権なし」エラーです。
登録の際に指定されたユーザー ID/パスワードが、
ファイル・サーバー上にオブジェクト・プロパティー値を書き込む十分な権限を持っていることを確認してください。
- 0xFC -
- これは、「ファイル・サーバー不明」または「そのようなオブジェクトなし」エラーです。
REGISTER/DEREGISTER コマンドを実行する際にこのエラーが起きる場合には、次のことを確認してください。
- オブジェクト名がデータベース・マネージャーの構成ファイルで指定されており、その名前に有効な文字が含まれていること。
- ファイル・サーバー名がデータベース・マネージャーの構成ファイルで指定されており、その名前に有効な文字が含まれていること。
データベースに接続を試みる際にこのエラーが起きる場合、また関数が NWScanProperty である場合には、次のことを確認してください。
- データベース・マネージャーのネットワーク・アドレスは、NetWare ファイル・サーバーで正常に登録されました。
これは、サーバーで REGISTER コマンドを実行することによって行われます。
- クライアントの IPXSPX ノード・ディレクトリー項目で指定されたオブジェクト名は、サーバーのデータベース・マネージャー構成ファイルのオブジェクト名と合致します。
- クライアントの IPXSPX ノード・ディレクトリー項目で指定されたファイル・サーバー名は、サーバーのデータベース・マネージャー構成ファイルのファイル・サーバー名と合致します。
このエラーが NWAttachToServerPlatform 関数で起きる場合には、データベース・マネージャー構成ファイルでファイル・サーバー名が正しく構成されていることを確認してください。
このエラーが NWLoginToServerPlatform 関数で起きる場合には、登録 / 登録解除で指定されたユーザー ID はファイル・サーバーへのログ記録を行う際に有効であることを確認してください。
- 0xFF -
- これは、「ファイル・サーバーからの応答なし」エラーです。
ファイル・サーバーが起動されていて実行されており、DB2 サーバーおよびクライアントでアクセスできることを確認してください。
IPX/SPX ファイル・サーバーのアドレス指定モード・エラーの詳細については、NetWare C Interface for UNIX API の解説書を参照してください。
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