メッセージ解説書

SQL5000 - SQL5099

SQL5001N"<authorization-ID>" には、データベース・マネージャー 構成ファイルを変更する権限がありません。

説明: データベース・マネージャー構成ファイルを SYSADM 権限を 取得せずに、更新またはリセットしようとしました。

要求された変更は実行されません。

ユーザーの処置: 適切な権限を取得せずに、データベース・マネージャー構成ファイルを 変更しないようにしてください。 変更が必要な場合には、SYSADM 権限を持つユーザーに 連絡してください。

SQL5005Cシステム・エラー

説明: オペレーティング・システム・エラー、(入出力エラー) が 構成ファイルのアクセス中に起きました。

コマンドは処理されません。

ユーザーの処置: コマンドを再発行してください。

エラーが解消されない場合、詳細については db2diag.log ファイルをチェックし、構成ファイルがアクセス可能であることを確認してください。それでも問題が解決しない 場合には、IBM サービス技術員に連絡してください。

SQL5010Nデータベース・マネージャー構成ファイルの パス名が無効です。

説明: データベース・マネージャー構成ファイルへのパスを 判別しているときに、エラーが起きました。データベース・マネージャー・ディレクトリー構造が、更新されている 可能性があります。

コマンドは処理されません。

ユーザーの処置: コマンドを再発行してください。 それでも、エラーが続く場合は、データベース・マネージャーを 再インストールしてください。

SQL5012Nデータベース・マネージャー構成ファイル内の、DB2 カーネルが使用できる最大セグメント数の値が 有効範囲を超えています。

説明: DB2 カーネルに対して許されるセグメントの最大数の値は、8 から 8192 の間でなければなりません。

要求された変更は実行されません。

ユーザーの処置: DB2 セグメントの許容最大数に対して有効な値を指定して、コマンドを再発行してください。

SQL5018Nデータベース・マネージャー構成ファイル内の、ワークステーションへのリモート接続の数 (numrc) の最大値が 有効範囲を超えています。

説明: ワークステーションへのリモート接続の最大値は、1 から 255 まで の間でなければなりません。

要求された変更は実行されません。

ユーザーの処置: ワークステーションへのリモート接続に有効な値を指定して、コマンドを再発行してください。

SQL5020Nデータベース・マネージャー構成ファイル内の ワークステーションのノード名 (nname) が無効です。

説明: configuration コマンドに指定されたノード名が無効です。 ノード名は 1 から 8 文字でなければなりません。 すべての文字は、データベース・マネージャー基本文字セットから選択する必要があります。

コマンドは処理されません。

ユーザーの処置: 有効なノード名を使用して、コマンドを再発行してください。

SQL5021Nデータベース・マネージャー構成ファイル内の索引の 再作成時間 (indexrec) が無効です。 有効な値は、1 (索引アクセス中) と 2 (データベースの再始動中) です。

説明: 構成サービスに対して、データベース・マネージャー構成ファイル内の 索引の再作成時間フラグ (indexrec) の無効な値が渡されました。無効な値は、コマンド行プロセッサーまたはプログラム API 呼び出しを 使用して入力された可能性があります。 API 呼び出しに有効な値は、1 (索引アクセス中)、および 2 (データベースの 再始動中) のみです。コマンド行プロセッサーに有効な値は、ACCESS と RESTART です。

データベース・マネージャー構成ファイルに対する更新は拒否されました。

ユーザーの処置: 指定可能ないずれかの値を入力して、更新要求を再実行してください。

SQL5022Nデータベース構成ファイル内の索引の 再作成時間 (indexrec) が無効です。 指定可能な値は、0 (システム設定の使用)、1 (索引アクセス中)、および 2 (データベースの再始動中) です。

説明: 構成サービスに対して、データベース構成ファイル内の 索引の再作成時間フラグ (indexrec) の無効な値が渡されました。無効な値は、コマンド行プロセッサーまたはプログラム API 呼び出しを 使用して入力された可能性があります。 API 呼び出しに有効な値は、0 (システム設定の使用)、1 (索引アクセス中)、および 2 (データベースの再始動中) のみです。

コマンド行プロセッサーに有効な値は SYSTEM、ACCESS、RESTART です。

データベース構成ファイルに対する更新は拒否されました。

ユーザーの処置: 指定可能ないずれかの値を入力して、更新要求を再実行してください。

SQL5025Cデータベース・マネージャー構成ファイルが現行のものではありません。

説明: データベースに接続した後で、データベース・マネージャー構成 ファイルが更新されました。 データベース・マネージャー構成ファイルが、接続されたデータベースの 構成と互換性がありません。

データベース・マネージャー構成ファイルへのアクセスは許可されません。

ユーザーの処置: すべてのアプリケーションが、そのデータベースから 切断されるまで待ってください。 stop database manager コマンドを発行した後で、start database manager コマンドを発行してください。

サンプル・データベースをインストールしている場合は、それをドロップして サンプル・データベースを再インストールしてください。

SQL5028Nsysadm_group の値は、インスタンス所有者の 1 次グループでなければなりません。

説明: データベース・マネージャー構成ファイルの sysadm_group を 更新しようとしました。 Unix ベース・システム上の DB2 のバージョン 2 の場合、インスタンス所有者の 1 次グループである値のみが使用できます。

ユーザーの処置: インスタンス所有者の 1 次グループを使用して、Unix ベース・プラットフォームのデータベース・マネージャー構成ファイルの このフィールドを更新してください。

SQL5030Cリリース番号が無効です。

説明: データベース・マネージャー構成ファイルまたはデータベース構成 ファイルのリリース番号が無効です。

コマンドは処理されません。

ユーザーの処置: 使用中のデータベースと DB2 のリリース・レベルが 一致していることを確認してください。

サンプル・データベースをインストールしている場合は、それをドロップして サンプル・データベースを再インストールしてください。

sqlcode: -5030

sqlstate: 58031

SQL5035Nデータベースを現在のリリースに移行する必要があります。

説明: データベースが、低いレベルのシステム・リリースで作成されました。 Migrate Database コマンドを使用して、データベースを 現在のリリース・レベルに変換する必要があります。

コマンドは処理されません。

ユーザーの処置: 現在のシステム・リリースでデータベースを使用する前に、Migrate Database コマンドを実行してください。

復元中にこのメッセージを受け取った場合は、処理を続ける前に、既存のデータベースをドロップしてください。

sqlcode: -5035

sqlstate: 55001

SQL5040NTCP/IP サーバー・サポートで必要なソケット・アドレスの いずれかが、別の処理で使用されています。

説明: サーバーで必要なソケット・アドレスのいずれかは、別のプログラムで使用されているか、あるいはデータベース・マネージャーが停止してから、TCP/IP サブシステムで 完全に終了していません。

ユーザーの処置: db2stop を発行したばかりの場合には、TCP/IP サブシステムがリソースを解除するのに数分お待ちください。そうでない場合には、ワークステーションで、/etc/services ファイルにあるサービス名で予約されているポート番号を 使用しているプログラムがワークステーションにないか確認してください。 ポート番号はソケット・アドレスの構成要素です。

SQL5042N通信サーバー・サーバー・サポート処理のいずれかが 開始できません。

説明: システム呼び出しができないため、あるいは通信サブシステムの呼び出しが できないため、通信プロトコル・サーバー・サポート処理 が正常に開始しません。

ユーザーの処置: 次のいずれかの方法で問題を調べることができます。

SQL5043N1 つまたは複数の通信プロトコルに対するサポートが 正常に開始できませんでした。ただし、コアのデータベース・マネージャーの機能は 正常に開始されました。

説明: 通信プロトコル・サポートが、1 つ以上のプロトコルについて 正常に開始されませんでした。理由として、以下が考えられます。

正常に開始された通信プロトコルを使用すれば、サーバーに 接続することができます。ローカル・クライアントも、サーバーに接続することができます。

ユーザーの処置: データベース・マネージャーが、DB2COMM 環境変数で指定された すべての通信プロトコルを開始しようとしました。

このエラーの詳細については、診断ログ (db2diag.log) をチェックしてください。ログには、エラーの原因に関するより詳細な情報と、正常に開始されなかった 通信プロトコルも含まれています。

このエラーは、DB2COMM 環境変数によって指定された 通信プロトコルにのみ影響を与えます。

SQL5047Cこの関数を実行するためのメモリーが不足しています。

説明: この関数の実行に使用できる十分なメモリーが ありません。

関数は完了しません。

ユーザーの処置: アプリケーションを停止してください。 解決策は以下の通りです。

SQL5048Nデータベース・クライアントのリリース・レベルが、データベース・サーバーの リリース・レベルでサポートされていません。

説明: データベース・クライアントは、クライアントより 1 つ低いレベルから 2 つ高いレベルまでの範囲のリリース・レベルをもつデータベース・サーバー しかアクセスできません。

ユーザーの処置: 以下の 1 つ以上を行ってください。

SQL5050Cデータベース・マネージャー構成ファイルの内容が 無効です。

説明: データベース・マネージャー構成ファイルが無効です。ファイルが、テキスト・エディターまたはデータベース・マネージャー以外の プログラムで更新されている可能性があります。

コマンドは処理されません。

ユーザーの処置: データベース・マネージャーを再インストールしてください。

SQL5051N"<qualifier>" によって修飾されたオブジェクトは、スキーマ "<schema-name>" で作成されません。

説明: CREATE SCHEMA ステートメントで作成されたオブジェクトは、スキーマ名とは異る "<qualifier>" により修飾されています。CREATE SCHEMA ステートメントで作成されたすべてのオブジェクトは、スキーマ名 "<schema-name>" により修飾されたものか、修飾されていないものかのいずれかです。修飾されていないオブジェクトは暗黙的にスキーマ名によって修飾されます。

ステートメントは処理されません。

ユーザーの処置: 明示的にスキーマのオブジェクトを "<schema-name>" で修飾 するか、オブジェクト名から "<qualifier>" を除去してください。

sqlcode: -5051

sqlstate: 42875

SQL5055Cデータベース構成ファイルの内容が無効です。

説明: データベースのデータベース構成ファイルが無効です。 ファイルが、テキスト・エディターまたはデータベース・マネージャー以外の プログラムで更新されている可能性があります。

ユーザーの処置: データベースを再作成するか、またはバックアップ・バージョンから 復元してください。

sqlcode: -5055

sqlstate: 58031

SQL5060N指定された構成パラメーター・トークンが無効です。

説明: 構成サービス API に渡された sqlfupd 構造に指定された トークン番号が無効です。 それは、サポートされているどの構成パラメーターでもありません。また、UPDATE が試みられた場合には、指定されたトークンは、更新できない構成 パラメーターのものであることがあります。

ユーザーの処置: アプリケーション開発の手引き の構成サービス API 記述に指定されているトークン番号から有効なものを選択してください。 API に対する呼び出しを修正して、プログラムを再実行してください。

SQL5061N構造 sqlfupd への無効なポインターが、構成サービスに渡されました。

説明: ポインターとして、いずれかの構成サービス API に渡された 構造 sqlfupd へのポインターが無効です。 それがヌルか、または count パラメーターで示されたサイズの 割り振られたメモリーのブロックを指していません。 詳細については、 アプリケーション開発の手引き を参照してください。

ユーザーの処置: 構成サービス API を呼び出すコードを修正して、API 呼び出しを 再実行してください。

SQL5062Nsqlfupd 構造内の無効なポインターが、構成サービスに 渡されました。

説明: パラメーターとして、いずれかの構成サービス API に渡された 構造 sqlfupd に、無効なポインターが含まれていました。ポインターがヌルか、 または割り振られたメモリーのブロックを指していません。構造内の渡される各トークンは、API との間で受け渡されるフィールドに 対応するポインターを持っている必要があります。詳細については、 アプリケーション開発の手引き を参照してください。

ユーザーの処置: 構成サービスを呼び出すコードを修正して、プログラムを再実行してください。

SQL5065Cデータベース・マネージャー構成ファイルの nodetype 値が 無効です。

説明: データベース・マネージャー構成ファイルの nodetype パラメーターが 無効です。

コマンドは処理されません。

ユーザーの処置: データベース・マネージャーを再インストールしてください。

SQL5066Wトークン "<token-name>" のデータベース構成パラメーター値が切り捨てられています。

説明: データベース構成パラメーター値が、示されているトークンが含むことができる大きさを超えています。

新しいトークンがこのデータベース構成パラメーター値を表し、古いトークンに含むことができる 大きさを値が超えている場合にのみ使用されます。

ユーザーの処置: このデータベース構成パラメーターとして新しいトークンを使用してください。

SQL5070N構成コマンドの count パラメーターが無効です。 これは、0 より大きくなければなりません。

説明: パラメーターとして、構成サービス API に渡される count の値は、0 より大きくなければなりません。

コマンドは処理されません。

ユーザーの処置: 構成サービスを呼び出すコードを修正して、プログラムを再実行してください。

SQL5075N構成ユーティリティーが中断されました。

説明: 構成ユーティリティーが割り込みを受けました。ユーザーが割り込みキー・シーケンスを押した可能性があります。

コマンドは処理されませんでした。要求した変更は行われません。

ユーザーの処置: コマンドを再発行してください。

SQL5081Nデータベース構成ファイル内の、バッファー・プールの サイズ (buffpage) が有効範囲を超えています。

説明: バッファー・プール・サイズの最小値は、活動 プログラムの最大数 (maxappls) の 2 倍です。バッファー・プール・サイズの最大値は、524288 (4KB ページの数) で、オペレーティング・ システムによって異なります。AIX での最大値は 51000 (DB2 エンタープライズ拡張エディションは 204000 です) (4KB ページ) です。 HP-UX では、値が 16 から 150000 (4KB ページ) の間でなければなりません。

要求された変更は実行されません。

ユーザーの処置: バッファー・プールのサイズに有効な値を指定して、コマンドを 再発行してください。

SQL5083Nデータベース構成ファイル内の、初期ログ・ファイル・ サイズ (logfile) が有効範囲を超えています。

説明: 初期ログ・ファイル・サイズの値は、 12 と (2**32 - 1) の間でなければなりません。

要求された変更は実行されません。

ユーザーの処置: 初期ログ・ファイル・サイズに有効な値を指定して、コマンドを再発行してください。

SQL5091Nデータベース構成ファイル内の、1 つのログ・ファイル拡張の サイズ (logext) が有効範囲を超えています。

説明: 1 つのログ・ファイル拡張のサイズの値は、4 から 256 の間で なければなりません。

要求された変更は実行されません。

ユーザーの処置: 1 つのログ・ファイル拡張のサイズに有効な値を指定して、コマンドを再発行してください。

SQL5092Nデータベース構成ファイル内の、ログ・ファイル拡張の 最大許容数 (logmaxext) が有効範囲を超えています。

説明: ログ・ファイル拡張の最大許容数の値は、0 から (2 * 10**6) の 間でなければなりません。

要求された変更は実行されません。

ユーザーの処置: ログ・ファイル拡張の最大許容数に有効な値を指定して、コマンドを再発行してください。

SQL5093Nデータベース構成パラメーター内の、エージェント・ヒープの サイズ数が有効範囲を超えています。

説明: エージェント・ヒープのサイズの値は、2 から 85 の間で なければなりません。

要求された変更は実行されません。

ユーザーの処置: エージェント・ヒープのサイズに有効な値を指定して、コマンドを再発行してください。

SQL5099Nデータベース構成ファイルにある、ログへの新しいパス (newlogpath) が無効です。

説明: ログ・ファイルへのパスが、以下のいずれかの理由により無効です。

要求された変更は実行されません。

ユーザーの処置: ログへの新しいパスに有効な値を指定して、コマンドを 再発行してください。

sqlcode: -5099

sqlstate: 08004


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