メッセージ解説書

SQL2400 - SQL2499

SQL2400NBACKUP コマンドで指定されたタイプが 無効です。データベース全体のバックアップする場合は 0、変更部分だけを バックアップする場合は 1 のいずれかです。

説明: タイプは、データベース全体をバックアップする場合は 0 に、変更のみをバックアップする場合は 1 に設定する必要があります。

ユーティリティーの処理を終了します。

ユーザーの処置: 正しいタイプを使用して、ユーティリティー・コマンドを 再発行してください。

SQL2401N"変更のみバックアップ" は、データベース全体の バックアップが完了するまで実行できません。タイプは 0 でなければなりません。

説明: 最初にデータベース全体のバックアップが要求されないで、変更部分のみバックアップが要求されたか、または内部ファイルが 壊れているために、BACKUP ユーティリティーが、取得済みの 全バックアップを判別できません。変更部分のみバックアップは、データベース全体の バックアップの後まで、使用できません。

ユーティリティーの処理を終了します。

ユーザーの処置: 正しいタイプを使用して、ユーティリティー・コマンドを 再発行してください。

SQL2403Nデータベースに対してユーティリティーを 実行する権限がありません。

説明: SYSADM または DBADM 権限を持たずに、データベース・ ユーティリティーを実行しようとしました。

ユーティリティーの処理を終了します。

ユーザーの処置: 適切な権限を取得しないうちは、ユーティリティー・ コマンドを呼び出さないようにしてください。

SQL2404Nバックアップのターゲット媒体がいっぱいです。 ターゲット媒体には、少なくとも "<number>" バイトの 空きが必要です。

説明: バックアップのターゲット媒体に、内部サブディレクトリーと 情報ファイルを作成するための十分なスペースがありません。

ユーティリティーの処理を終了します。

ユーザーの処置: 少なくとも示されたバイト数の空きスペースを 持つバックアップ媒体を準備して、コマンドを再発行してください。

SQL2405N前の RESTORE が不完全であるために、BACKUP が 実行できません。

説明: 復元処理中のシステム障害、または 異常終了した RESTORE のために、データベースが 不整合状態にあります。

ユーティリティーの処理を終了します。

ユーザーの処置: RESTORE コマンドを再発行してください。

SQL2406Nデータベースのロールフォワードが必要なために、BACKUP が実行できません。

説明: データベースが不整合状態にあるために、バックアップが 失敗しました。

ユーティリティーの処理を終了します。

ユーザーの処置: ROLLFORWARD コマンドを使用して、データベースを使用可能にしてください。その後で、BACKUP コマンドを再発行してください。

SQL2407Nファイル "<name>" の読み取りで、入出力エラーが起きました。 RESTORE が完了したかどうかを判断できないために、BACKUP が実行できません。

説明: 示されたファイルが、入出力エラーのために読み取れません。このファイルが存在するために、BACKUP または RESTORE コマンドが 終了できません。このファイルが削除されると、処理は正常に終了します。

ユーティリティーの処理を終了します。

ユーザーの処置: 前に実行されたプロセスを判別してください。示されているファイルを削除して、前のコマンドを再発行してください。

SQL2408Wデータベースはバックアップされましたが、ファイル "<name>" の 削除中に入出力エラー "<error>" が起きました。

説明: BACKUP コマンドは正常に実行されました。 示されているファイルは、入出力エラーのために削除されませんでした。

ユーティリティーは処理を完了します。

ユーザーの処置: メッセージに示されたファイルを削除してください。

SQL2409N変更部分のみの BACKUP を行うときは、最新のバックアップ・イメージを 使用する必要があります。

説明: 変更部分のみのバックアップを行おうとしましたが、指定された バックアップ・イメージが最新のバックアップではないか、または 前回の変更部分のみのバックアップが失敗しています。

ユーティリティーの処理を終了します。

ユーザーの処置: 最新のバックアップ・イメージを使用して、コマンドを 再発行してください。 最新のバックアップ・イメージを利用できないか、または前回の 変更部分のみのバックアップが失敗している場合は、変更部分のみの バックアップではなく、全データベースのバックアップを要求する コマンドを再発行してください。

SQL2410N"変更部分のみバックアップ" は、データベースの ROLLFORWARD が可能な場合、または BACKUP がユーザー出口に よって行われている場合は実行できません。

説明: ロールフォワード可能なデータベースに変更部分のみの バックアップを要求したか、またはユーザー出口プログラムを 使用して変更部分のみのバックアップを要求しました。

ユーザーの処置: 解決策は以下の通りです。

SQL2411Cユーティリティーの実行中に、入出力エラーが起きました。 物理的にディスクに書き込めないか、またはディスクがいっぱいです。

説明: ユーティリティーがディスクまたはディスケットへの書き込み中に、オペレーティング・システム・エラーが起きました。 実際の戻りコードは、SQLCA の「SQLERRD[0]」フィールドに あります。

ユーザーの処置: SQLCA 内 の「SQLERRD[0]」フィールドに あるエラー戻りコードを調べてください。 可能であれば、エラーを修正して、コマンドを再発行してください。

SQL2412Cデータベース・ユーティリティーの実行中に、壊れたデータベース・ ページが見つかりました。

説明: ユーティリティーの処理中に、壊れたデータベース・ページが 見つかりました。 データベースは予測不能状態になり、ユーティリティーは続行できません。

ユーザーの処置: メッセージ番号 (SQLCODE) を記録してください。

トレースが活動状態の場合は、オペレーティング・システムのコマンド・プロンプトから、 独立トレース機能を呼び出してください。 この機能の使用法については、 問題判別の手引き を参照してください。 以下の情報を用意して、サービス技術員に提供してください。

SQL2413Nロールフォワードの logretain または userexit が活動状態に なっていないか、またはデータベースに対するバックアップ保留条件が 有効になっているために、オンライン・バックアップが許されません。

説明: 回復時に、正方向回復が要求されている場合に、データベースが 正方向回復用にロギングされていないと、オンライン・バックアップは 実行できません。 正方向回復は、データベース構成の logretain パラメーター、または userexit パラメーターのどちらかを設定することにより 効果をもち、それにより、データベースのオフライン・ バックアップが実行されます。

ユーザーの処置: オフライン・バックアップを行うか、またはロールフォワード回復の ためにデータベースを再構成してオフライン・バックアップを発行し、以後のオンライン・バックアップを可能にしてください。

SQL2414W警告 ! 装置 "<device>" には、バックアップ制御情報が 入る十分なスペースがありません。この媒体にはバックアップ情報が含まれません。

説明: バックアップ処理中に、1 つ以上の媒体がいっぱいになった後で、新しい媒体が取り付けられました。 この媒体にはバックアップ制御情報を含むための十分なスペースが ないので、復元操作中は使用するべきではありません。

ユーザーの処置: 新しい媒体を取り付けるか、現在の媒体の位置付けを変えて、このヘッダーに必要なスペースを提供できるようにした後で、操作を 続行するかどうかを callerac パラメーターに指定して、ユーティリティーに戻ってください。

SQL2416W警告 ! 装置 "<device>" がいっぱいです。 新しい媒体をマウ ントしてください。

説明: ユーティリティーが使用しているテープが いっぱいになりました。

ユーザーの処置: 別のテープを取り付けて、処理を続行するか どうかを callerac パラメーターに指定して、処理を続けてください。

SQL2418Nバックアップ用に指定されたデータベースが存在しません。

説明: Database Backup コマンドの dbase パラメーターに 指定されたデータベースが見つかりません。

ユーザーの処置: データベース・バックアップ・ユーティリティーに 正しいデータベース別名が指定されており、この別名に対する データベースが存在することを確認してください。 正しい別名を指定して、コマンドを再発行してください。

SQL2419Nターゲット・ディスク "<disk>" がいっぱいになりました。

説明: データベース・ユーティリティーの処理中に、ターゲット・ディスクがいっぱいになりました。 ユーティリティーは停止し、ターゲットは削除されます。

ユーザーの処置: ユーティリティーが使用できる十分なディスク・スペースが 存在することを確認するか、またはターゲットを、テープなどの 他の媒体に変更してください。

unix ベース・システムでは、カレント・ユーザー ID に 許可されている最大ファイル・サイズを超えたために、このディスク・フル状態になる場合があります。 chuser コマンドを使用して、fsize を更新してください。 リブートが必要になる場合があります。

unix ベース・システム以外では、オペレーティング・システムに 許可されている最大ファイル・サイズを超過したために、このディスク・フル状態になる場合があります。 ターゲットをテープなどの別の媒体に変更するか あるいは複数の媒体を使用してください。

SQL2420N装置 "<device>" には、初期バックアップ制御情報が 入る十分なスペースがありません。

説明: バックアップ処理中に、バックアップ・イメージの先頭に 初期バックアップ・ヘッダーを作成する必要があります。 このヘッダーは、テープにバックアップするときは、1 本のテープに 収まらなくてはなりません。 このテープには、このヘッダーを含むのに十分なスペースが ありません。

ユーザーの処置: バックアップ操作を再実行し、出力を新しいテープに変更するか、またはこのヘッダーに十分なスペースが提供できるように、現在の テープの位置付けを変更してください。

SQL2421Nロールフォワード回復が使用できないために、表スペース・レベルの バックアップが許されません。

説明: 回復時に、正方向回復が要求されている場合に、データベースが 正方向回復用にロギングされていないと、表スペース・レベルの バックアップは実行できません。 正方向回復は、データベース構成の logretain パラメーター、または userexit パラメーターのどちらかを設定することにより 効果をもち、それにより、データベースのオフライン・ バックアップが実行されます。

ユーザーの処置: データベース全体のバックアップを実行するか、または ロールフォワード回復用にデータベースを再構成して、以降の 表スペース・レベルのバックアップが実行できるように、オフライン・バックアップを実行してください。

SQL2422N互換性のない表スペースが存在するため、バックアップ・レベルの バックアップ API では、データベースがバックアップできません。

説明: このデータベースには、データベース・サブディレクトリー以外の ロケーションに定義されている表スペースが含まれています。 これは、使用中の API と互換性がありません。

ユーザーの処置: 現在のバックアップ API を使用して、データベースを バックアップしてください。

SQL2423N一部の索引ファイルが脱落しているために、データベースをバックアップ することはできません。

説明: バックアップに必要な一部の索引ファイルが脱落しています。データベースをバックアップする前に、これらの索引ファイルを再作成しなけ ればなりません。

ユーザーの処置: 'db2recri' プログラムを実行し、脱落している索引ファイルを再作成 してから、バックアップ・コマンドを再発行してください。

SQL2424Nデータ・リンク・マネージャーでの非同期コピー操作が完了していないため、バックアップは正常に終了しませんでした。

説明: TSM またはベンダー提供のアーカイブ・サーバーが操作可能状態でない 可能性があります。

ユーザーの処置: TSM またはベンダー提供のアーカイブ・サーバーが操作可能状態であることを確認し、バックアップ・コマンドを再発行してください。

SQL2425Wオンライン・バックアップ用のログ・ファイルが切り捨てられませんでした。

説明: オンライン・バックアップの間、 バッファーされたログ・レコードはすべて強制的にディスクに送られ、 最後のアクティブ・ログ・ファイルは切り捨てられます。 現在のバックアップでは、最後のアクティブ・ログ・ファイルの切り捨てに失敗しました。 この結果、新しいログ・レコードは、バックアップ中に使用されていた最後のログ・ファイルに 書き込まれ続けます。

ユーザーの処置: 処置は必要ありません。 バックアップ中に使用されていた最後のアクティブ・ログ・ファイルは、 いっぱいになった時点で非活動状態になります。


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