DB2 コール・レベル・インターフェース (DB2 CLI) は、データベース・サーバーの DB2 ファミリーに対する IBM の呼び出し可能な SQL インターフェースです。これは、関係データベース・アクセス用の 'C' および 'C++' アプリケーション・プログラミング・インターフェースで、関数呼び出しを使用して、動的 SQL ステートメントを関数引き数として渡します。これは組み込み動的 SQL の代替方法ですが、組み込み SQL とは違って、ホスト変数またはプリコンパイラーを必要としません。
DB2 CLI は、 Microsoft** オープン・データベース・コネクティビティー (Open Database Connectivity** (ODBC)) 仕様、および SQL/CLI 用国際規格 (International Standard for SQL/CLI) に基づいています。業界の標準に従う努力の一環として、これらの仕様が DB2 コール・レベル・インターフェース の基盤として採用されました。これは、上記のデータベース・インターフェースのいずれかについてすでに精通しているアプリケーション・プログラマーが短期間で学習できるようにするためです。さらに、複数の DB2 特定の拡張が追加されており、アプリケーション・プログラマーが DB2 機能を特に活用するのに役立ちます。
DB2 CLI ドライバーは、ODBC ドライバー・マネージャーによってロードされる際、 ODBC ドライバーとしても働きます。この ODBC ドライバーは、ODBC 2.0 のレベル 2、および ODBC 3.0 のレベル 1 に適合しています。さらに、種々の ODBC 3.0 のレベル 2 インターフェース適合項目 (202、 203、 205、 207、 209、および 211) にも合致しています。 ODBC サポートおよびレベル 2 インターフェースの適合項目に関する情報は、 付録 C, DB2 CLI と ODBC に示されています。