CLI の手引きおよび解説書

第 2 章 DB2 CLI アプリケーションの作成

部分目次

  • 初期設定および終了
  • ハンドル
  • 1 つまたは複数のデータ・ソースへの接続
  • 初期設定および接続の例
  • トランザクション処理
  • 診断
  • データ・タイプとデータ変換
  • ストリング引き数の処理
  • 環境およびデータ・ソース情報の照会
  • このセクションでは、一般的な DB2 CLI アプリケーションを概念的に示して説明します。

    DB2 CLI アプリケーションは、タスクの集まりに分割することができます。これらのタスクのあるものは、独立したステップに編成されますが、他のものはアプリケーション全体を通して適用されます。個々のタスクは、1 つまたは複数の DB2 CLI 関数によって実行されます。

    このセクションで述べるタスクは、すべてのアプリケーションに適用される基本タスクです。配列挿入を使用したり、ラージ・オブジェクト・サポートを使用するようなさらに拡張されたタスクについては、 第 3 章, 拡張機能の使用で述べます。

    例の中で使われている関数は、DB2 CLI アプリケーションでの使い方を示してあります。関数ごとのすべての説明および使用法については、第 5 章, DB2 CLI 関数を参照してください。

    図 1. DB2 CLI アプリケーションの概念説明


    DB2 CLI アプリケーションの概念説明


    どの DB2 CLI アプリケーションにも、 図 1 に示されている 3 つの主タスクがあります。

    初期設定
    このタスクは、主要なトランザクション処理 タスクの準備をするためにいくつかの資源を割り振り、初期設定します。詳細については、初期設定および終了を参照してください。

    トランザクション処理
    これはアプリケーションの主タスクです。 SQL ステートメントが DB2 CLI に渡されてデータを照会したり修正します。詳細については、トランザクション処理を参照してください。

    終了
    このタスクは割り振られた資源を解放します。資源は通常、固有なハンドルによって識別されるデータ域で構成されます。詳細については、初期設定および終了を参照してください。

    前述の 3 つのタスクに加えて、診断メッセージの処理などの一般タスクがあります。これはアプリケーションによって行われます。


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