CLI の手引きおよび解説書

日時関数

この節に示す日時関数は、DB2 CLI でサポートされ、 ODBC でベンダー・エスケープ文節を使用して定義されます。


表 191. 日時スカラー関数

CURDATE()
現在日付を日付値として戻します。

DB2 (共通サーバー版 1.0) MVS VM/VSE AS/400

CURTIME()
現在地域別時刻を時刻値として戻します。

DB2 (共通サーバー版 1.0) MVS VM/VSE AS/400

DAYNAME( date_exp )
date_exp の曜日部分について、曜日の名前 (Sunday、Monday、Tuesday、 Wednesday、Thursday、Friday、Saturday) を含む文字ストリングを戻します。

DB2 (共通サーバー版 2.1)      

DAYOFMONTH ( date_exp )
date_exp の月間の日付を整数値として、1 から 31 までの範囲で戻します。

DB2 (共通サーバー版 1.0) MVS VM/VSE AS/400

DAYOFWEEK( date_exp )
date_exp の週の曜日を整数値として、1 から 7 までの範囲で戻します。 1 は日曜日を表します。

DB2 (共通サーバー版 2.1)     AS/400 3.6

DAYOFYEAR( date_exp )
date_exp の年間の日付を整数値として、1 から 366 までの範囲で戻します。

DB2 (共通サーバー版 2.1)     AS/400 3.6

HOUR( time_exp )
time_exp の時間を整数値として、0 から 23 までの範囲で戻します。

DB2 (共通サーバー版 1.0) MVS VM/VSE AS/400

JULIAN_DAY( date_exp )
紀元前 4712 年 1 月 1 日 (ユリウス日付カレンダーの開始日) から date_exp までの日数を返します。 (v2.1.0 から v2.1.1 データベースへ移行するときには、 移行ユーティリティーを実行して、この関数へアクセスしなければなりません。)

DB2 (共通サーバー版 2.1.1)


MINUTE( time_exp )
time_exp の分数を整数値として、0 から 59 までの範囲で戻します。

DB2 (共通サーバー版 1.0) MVS VM/VSE AS/400

MONTH( date_exp )
date_exp の月数を整数値として、1 から 12 までの範囲で戻します。

DB2 (共通サーバー版 1.0) MVS VM/VSE AS/400

MONTHNAME( date_exp )
date_exp の月部分について、月の名前 (January、February、March、April、 May、June、July、August、 September、October、November、December) を含む文字ストリングを戻します。

DB2 (共通サーバー版 2.1)      

NOW()
現在日付および時刻をタイム・スタンプ値として戻します。

DB2 (共通サーバー版 1.0) MVS VM/VSE AS/400

QUARTER( date_exp )
date_exp の四半期を整数値として、1 から 4 までの範囲で戻します。

DB2 (共通サーバー版 2.1)     AS/400 3.6

SECOND( time_exp )
time_exp の秒数を整数値として、0 から 59 までの範囲で戻します。

DB2 (共通サーバー版 1.0) MVS VM/VSE AS/400

SECONDS_SINCE_MIDNIGHT( time_exp )
午前零時から数えた time_exp における秒数を、 0 から 86400 の範囲の整数値で戻します。 time_exp に小数秒の構成要素がある場合、小数秒は廃棄されます。 (v2.1.0 から v2.1.1 データベースへ移行するときには、 移行ユーティリティーを実行して、この関数へアクセスしなければなりません。)

DB2 (共通サーバー版 2.1.1)


TIMESTAMPADD( interval, integer_exp, timestamp_exp )
タイプ intervalinteger_exp 間隔を timestamp_exp に加算して計算されたタイム・スタンプを戻します。間隔の有効値は、次のとおりです。
  • SQL_TSI_FRAC_SECOND
  • SQL_TSI_SECOND
  • SQL_TSI_MINUTE
  • SQL_TSI_HOUR
  • SQL_TSI_DAY
  • SQL_TSI_WEEK
  • SQL_TSI_MONTH
  • SQL_TSI_QUARTER
  • SQL_TSI_YEAR

小数秒は、十億分の一秒で表されます。 timestamp_exp が時刻値を指定し、 interval が日、週、月、四半期、または年を指定する場合、 timestamp_exp の日付部分は、タイム・スタンプを計算して結果を得る前の現在日付に設定されます。 timestamp_exp が日付値であり、 interval が小数秒、秒、分、または時間を指定する場合、 timestamp_exp の時刻部分は、タイム・スタンプを計算して結果を得る前の 00:00:00.000000 に設定されます。アプリケーションは、 SQL_TIMEDATE_ADD_INTERVALS オプションを指定して SQLGetInfo() を呼び出し、どの間隔がサポートされているかを判別します。


DB2 (共通サーバー版 2.1)      

TIMESTAMPDIFF( interval, timestamp_exp1, timestamp_exp2 )
timestamp_exp2timestamp_exp1 より大きい部分のタイプ interval の間隔の整数を戻します。間隔の有効値は、次のとおりです。
  • SQL_TSI_FRAC_SECOND
  • SQL_TSI_SECOND
  • SQL_TSI_MINUTE
  • SQL_TSI_HOUR
  • SQL_TSI_DAY
  • SQL_TSI_WEEK
  • SQL_TSI_MONTH
  • SQL_TSI_QUARTER
  • SQL_TSI_YEAR

小数秒は、十億分の一秒で表されます。タイム・スタンプ式が時刻値であり、 interval が日、週、月、四半期、または年を指定する場合、そのタイム・スタンプの日付部分は、タイム・スタンプどうしの差を計算する前の現在日付に設定されます。タイム・スタンプ式が日付値であり、 interval が小数秒、秒、分、または時間を指定する場合、そのタイム・スタンプの時刻部分は、タイム・スタンプどうしの差を計算する前の 0 に設定されます。アプリケーションは、 SQL_TIMEDATE_DIFF_INTERVALS オプションを指定して SQLGetInfo() を呼び出し、どの間隔がサポートされているかを判別します。


DB2 (共通サーバー版 2.1)      

WEEK( date_exp )
date_exp の年間の週を整数値として、1 から 54 までの範囲で戻します。

DB2 (共通サーバー版 2.1)     AS/400 3.6

YEAR( date_exp )
date_exp の年数を整数値として、1 から 9999 までの範囲で戻します。

DB2 (共通サーバー版 1.0) MVS VM/VSE AS/400

曜日の名前または月の名前を含む文字ストリングを戻す関数の場合、これらの文字ストリングは使用可能な各国語サポートになります。


[ ページのトップ | 前ページ | 次ページ | 目次 | 索引 ]