CLI の手引きおよび解説書

アプリケーション開発環境

DB2 アプリケーション開発クライアント製品をインストールすると、DB2 CLI アプリケーション開発サポートが得られます。 DB2 アプリケーション開発クライアントでは、他の DB2 クライアントと同じ実行時セットアップが必要です。 DB2 CLI 開発環境を使用する前に、ご使用の環境が正しくセットアップされていることを、下記のステップに従って検査してください。

カタログされているデータベースがない場合、または接続が失敗する場合は、環境の構成に関する情報について、概説およびインストール を参照してください。

接続を確認してから、サンプル・アプリケーションのコンパイルに進んでください。
注:DB2 CLI サンプル・ディレクトリーには「対話式 CLI」または db2cli と呼ばれるアプレットもあります。 CLI 関数呼び出しの設計およびプロトタイプ作成に使用するプログラマー用ユーティリティーの詳細については、同じディレクトリーにある INTCLI.DOC ファイルを参照してください。

サンプル・アプリケーションのコンパイル

DB2 CLI には、以下の位置にある各種のサンプル・アプリケーションが含まれます。

同一ディレクトリーの README ファイルには、各サンプルが解説付きでリストされ、提供されている makefile および作成ファイルを使用して、サンプルを構築する方法を説明しています。 DB2 CLI のサンプルはすべて 付録 J, CLI サンプル・コードにリストされています。

アプリケーション構築の手引き では、 DB2 がサポートするすべてのオペレーティング・システム上で DB2 CLI アプリケーションおよびストアード・プロシージャーをコンパイル、リンク、および実行するための情報を提供します。この資料のセクション『DB2 コール・レベル・インターフェース (CLI) アプリケーション』で、詳細にわたる説明および例を参照してください。

以前のバージョンの DB2 CLI からアプリケーションを移行している場合には、付加的な情報として 非互換性を参照してください。
注:同名のファイルが複数ある場合には (たとえば、 sql.hsqlext.h は複数の ODBC SDK 環境に組み込まれています)、コンパイラーが組み込み (ヘッダー) ファイルを探索する順序が重要であることがあります。

DB2 CLI アプリケーションのみを構築している場合は、それ以外のアプリケーションの前に DB2 組み込みパスを加えてください。

ODBC アプリケーションを構築している場合、正しい組み込みファイルを使用することができるように、構築環境をさらにカスタマイズすることが必要になる可能性があります。詳細については、ODBC SDK の資料を参照してください。

コンパイルおよびリンク・オプション

特定のプラットフォーム用サンプルのコンパイルおよびリンクに関する詳細は、 アプリケーション構築の手引き を参照してください。 make ファイルおよび構築スクリプトには、プラットフォームおよびサポートされるコンパイラーに対する正しいオプションが備えられています。これらのファイルは、sqllib\samples\cli (または sqllib/samples/cli) サブディレクトリー内にあります。
注:プラットフォームまたはコンパイラーに特定のリンク・オプションには、一部の CLI アプリケーションに必須のものもあります。詳細な説明については、アプリケーション構築の手引き を参照してください。


[ ページのトップ | 前ページ | 次ページ | 目次 | 索引 ]