CLI の手引きおよび解説書

バージョン 2.1.0 から 2.1.1 への変更点

複数行の結果セットを戻すストアード・プロシージャー

DB2 CLI の前のバージョンでは、複数行の結果セットをサポートしていませんでした。バージョン 2.1.1 では、ストアード・プロシージャーが存在するときに、それぞれが照会と関連付けられている 1 つまたは複数のカーソルをオープンして、ストアード・プロシージャー呼び出しから 1 つまたは複数の結果セットを取り出すことができるようになりました。

SQLGetInfo のデータ変換および値

DB2 CLI バージョン 2.1.1 では、ODBC によって定義される、ベンダー・エスケープ文節を使用した変換関数をサポートするようになりました。この関数により、chars (CHAR、VARCHAR、 LONG VARCHAR および CLOB) と DOUBLE (または FLOAT) の間で変換を行えます。

DB2 CLI バージョン 2.1.0 では、SQLGetInfo() を指定したすべての SQL_CONVERT fInfoTypes にゼロを戻しました。現在のバージョン 2.1.1 では変換をサポートしており、 SQLGetInfo() は、SQL_CONVERT (たとえば、 SQL_CONVERT_INTEGER など) で始まる fInfoTypes であり、 SQL_CVT_ (たとえば、SQL_CVT_CHAR など) で始まるビット・マスクとの比較に使用できるものに、セットになったビット・マスクを戻します。

CONVERT 関数に加え、DB2 CLI バージョン 2.1.1 では、 ODBC ベンダー・エスケープ文節を使用してアクセスできる、以下の 2 つの日時の関数が提供されます。

JULIAN_DAY(day_expr)
紀元前 4712 年 1 月 1 日から数えた日数に対応する整数値を date_exp に戻します。

SECONDS_SINCE_MIDNIGHT(time_expr)
午前零時から数えた秒数に対応する整数値を time_expr に戻します。


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