CLI の手引きおよび解説書
TRACEFILENAME キーワードで完全修飾ファイル名を使用すれば、ファイルの位置決めは容易です。相対パス名を使用すると、アプリケーションの現行パスをオペレーティング・システムがどのように認識するかで、違いが出てきます。
TRACEPATHNAME キーワードでファイル名の代わりにパス名を使用した場合、ディレクトリーをチェックして、アプリケーションの処理 ID に設定されている名前と、各固有スレッドごとの順序番号となる拡張子を持つファイル・セットが作成されているか調べる必要があります
(たとえば、
65397.0、
65397.1、
65397.2 など)。目当てのファイルを突き止めるのに、ファイルの日付やタイム・スタンプを使用すれば役立ちます。
相対パス名を使用すると、アプリケーションの現行パスをオペレーティング・システムがどのように認識するかで、違いが出てきます。
出力ファイルがない場合は、以下のようにします。
- キーワードが正しく db2cli.ini に設定されていることを確認します。
- アプリケーションが再始動されたことを確かめます。再始動して SQLAllocEnv() を呼び出さなければ、
db2cli.ini ファイルを読んで、トレースを初期設定することができないため。
- 指定のファイル名に対してアプリケーションが書き込みアクセスを持っていることを確かめます。
- DB2CLIINIPATH 環境変数が指定されているか確認します。この環境変数は、db2cli.ini ファイルの読み取り先を変更します。
- 最初の接続呼び出しを行うまで、ODBC アプリケーションは IBM CLI/ODBC/JDBC ドライバーにアクセスしません。アプリケーションがこの接続呼び出しを行うまで、トレース項目はファイルに書き込まれません。詳細については、ODBC ドライバー・マネージャー・トレースを参照してください。
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