CLI の手引きおよび解説書

動的 SQL ステートメント・キャッシュを使用する

注:このセクションの記述は、グローバル・ステートメント・キャッシュのないサーバーに接続する場合にのみ該当します。 DB2 ユニバーサル・データベースなどのグローバル動的ステートメント・キャッシュのあるサーバーに接続する場合、アプリケーションは動的 SQL ステートメント・キャッシュを使用すべきではありません。詳しくは グローバル動的ステートメント・キャッシュを利用するを参照してください。

動的キャッシュ を使用するには (サーバーがシステム作成バージョンの動的 SQL ステートメントをキャッシュする場合)、アプリケーションは同じ SQL ステートメントに対して同じステートメント・ハンドルを使用しなければなりません。

たとえば、あるアプリケーションが 10 個の SQL ステートメントの集まりを決まって使用する場合には、 10 個のステートメント・ハンドルを割り振り、それらのステートメントのおのおのに関連づけることになります。そのステートメントを実行している間は、ステートメント・ハンドルを解放しないでください。 (トランザクションは、作成されたどのステートメントにも影響を与えることなく、ロールバックまたはコミットすることができます。) アプリケーションは通常と同じくステートメントの作成と実行を継続し、 DB2 CLI は作成が実際に必要かどうかを判別します。

関数呼び出しのオーバーヘッドを削減するために、一度ステートメントを作成し、その後アプリケーション全体を繰り返し実行することができます。
注:サーバーが動的キャッシュをサポートしていない場合、 DB2 CLI は必要に応じてステートメントの作成命令を内部的に出します。


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