CLI の手引きおよび解説書

SQLRowCount - 行カウントを入手する

目的


仕様: DB2 CLI 1.1 ODBC 1.0 ISO CLI

SQLRowCount() は、表または表に基づいた視点に対して実行された UPDATE、 INSERT、または DELETE ステートメントの影響を受けた表中の行数を戻します。

この関数を呼び出す前に、 SQLExecute() または SQLExecDirect() を呼び出す必要があります。

構文

SQLRETURN   SQLRowCount      (SQLHSTMT          StatementHandle,   /* hstmt */
                              SQLINTEGER   FAR  *RowCountPtr);     /* pcrow */

関数引き数

表 146. SQLRowCount 引き数
データ・タイプ 引き数 使用法 説明
SQLHSTMT StatementHandle 入力 ステートメント・ハンドル
SQLINTEGER * RowCountPtr 出力 影響を受けた行数が保管される場所を指すポインター。

使用法

入力ステートメント・ハンドルで参照されるステートメントのうち最後に実行されたものが UPDATE、 INSERT、または DELETE ステートメントでなかった場合、あるいは、そのステートメントを正常に実行できなかった場合、関数は RowCountPtr の内容を -1 に設定します。

そのステートメントによって影響を受けた可能性がある他表の行 (たとえば、連鎖削除) はすべて、このカウントから除外されます。

戻りコード

診断

表 147. SQLRowCount SQLSTATE
SQLSTATE 説明 解説
40003 08S01 通信リンクに障害が起きました。 アプリケーションとデータ・ソースとの間の通信リンクが、関数の完了する前に失敗しました。
58004 予期しないシステム障害です。 回復不能システム・エラー。
HY001 メモリーの割り振り失敗です。 DB2 CLI は、関数の実行または完了をサポートするのに必要なメモリーを割り振ることができません。
HY010 関数の順序エラーです。 StatementHandleSQLExecute() または SQLExecDirect() を呼び出す前に、この関数を呼び出しました。
HY013 予期しないメモリーのハンドル・エラーが起きました。 DB2 CLI は、関数の実行または完了をサポートするのに必要なメモリーを使用することができませんでした。

許可

なし。

該当するサンプルの一覧については、 sqllib\samples\cli (または sqllib/samples/cli) サブディレクトリー内の README ファイルを参照してください。

参照


[ ページのトップ | 前ページ | 次ページ | 目次 | 索引 ]