CLI の手引きおよび解説書

db2cli.ini ファイルを使用してトレースを使用可能にする

省略時設定では db2cli.ini ファイルは、 Intel プラットフォームでは \sqllib\ パスに、 UNIX プラットフォームでは /sqllib/cfg/ パスにあります。トレース機能で使用される CLI/ODBC/JDBC 構成キーワードを以下に示します。

トレースを使用可能にするには、以下の行を追加する必要があります。キーワードは大文字小文字の区別がありません。

  1. [COMMON]
  2. Trace=1
  3. TraceFileName= (完全なファイル名)

    または

    TracePathname= (完全パス名)

  4. TraceFlush=(0 または 1)、任意選択
  5. TraceComm=(0 または 1)、任意選択

たとえば、

   [COMMON]
   trace=1
   tracefilename=d:\temp\clitrace.txt

TRACE を 0 に設定すると、トレースがオフになります。トレース・ファイル情報は、次回の必要に備えて構成ファイルに残ります。詳しくは TRACE を参照してください。

アプリケーションが終了していなかったり、存在していても異常だったりする場合、トレース・ファイルは完了しない可能性があります。 TRACEFLUSH を 1 に設定すると、関数呼び出しのたびにディスクをフラッシュします (これはトレースのオーバーヘッドを著しく増加させます)。詳しくは、TRACEFLUSH を参照してください。

トレース・ファイルに含まれる各ネットワーク要求に関する情報を得るには、 TRACECOMM を 1 に設定します。詳しくは TRACECOMM を参照してください。


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