コントロール・センターは、さらに開発された結果、 DB2 (OS/390 版) V5.1 以降のデータベース・サーバーを管理する必要のあるデータベース管理者に新しい管理機能を提供しています。
また、DB2 コネクト エンタープライズ・エディション接続性サーバーの機能およびパフォーマンスの特性を管理するように改良されました。 DB2 (OS/390 版) サーバー管理と新しい DB2 コネクトのモニター・サポートとの組み合わせにより、 完全な終端間管理およびデスクトップと DB2 (OS/390 版) サーバーで処理する Web アプリケーションのモニターを提供します。
DB2 コントロール・センターは、大変親しまれている "エクスプローラ" インターフェースを使用して、 データベース管理者が、異なるデータベース・サーバーと、 これらが管理するデータベース・オブジェクトとの間を簡単にナビゲートできるようにしています。 管理者は、右マウスで活動化できるコンテキスト・ベースのメニューを使用すると、 データベース・オブジェクトの属性を変更し、コマンドおよびユーティリティーを立ち上げることができます。
データベース・オブジェクトは、すべての DB2 ファミリー・サーバーで整合性のある状態で提供されます。 これにより、Windows NT、Windows 2000、UNIX、および OS/2 サーバーで DB2 (OS/390 版) と DB2 ユニバーサル・データベースを管理する必要のある管理者に求められる学習量を大幅に減らすことができました。 コントロール・センターは、サーバー間の整合性を保持してはいますが、 各 DB2 サーバーに固有の機能が使用できなくなっているわけではありません。 これにより、データベース管理者は多岐に渡るタスクを実行できます。
DB2 コネクトの接続サーバーを管理する機能は、 ユーザー接続の管理と、 接続サーバーの各種のパフォーマンス統計によって実現します。 たとえば、データベース管理者は、 特定の DB2 コネクト・サーバーに接続されているすべてのユーザー、 および接続特性を簡単に表示することができます。
また、管理者は、実行された SQL ステートメントやトランザクションの数、送受信されたバイト数、 ステートメントやトランザクションの実行時刻、その他多くのロードおよびパフォーマンス情報を収集できます。 収集されたデータは、 わかりやすいライブ・グラフを使用して表示することができます。
DB2 コントロール・センターはストアード・プロシージャーを使用して、 多くの管理機能を実現します。 したがって、コントロール・センターが適切に機能するには、 このコントロール・センターから管理される各 DB2 (OS/390 版) サーバーでストアード・プロシージャーが使用可能になっていなければならず、 このサーバーに適切なストアード・プロシージャーがインストールされていなければなりません。
適用するサービスおよび必要な機能変更識別子についての詳細は、 DB2 (OS/390 版) プログラム・ディレクトリー を参照してください。
サーバーとそのデータベースを処理できるようにするには、 この前にコントロール・センターのワークステーションでサーバーについての情報をカタログする必要があります。 DB2 コントロール・センターは、 コントロール・センターが実行しているワークステーションでカタログされたサーバーおよびデータベースしか処理しません。 Windows および OS/2 ワークステーションでこのことを行うための最も簡単な方法は、 DB2 クライアント構成アシスタント (CCA) を使用することです。
コントロール・センターが実行している場合には、 管理しようとしているサーバーの横にあるプラス記号をクリックして開始します。 管理するデータベースまたは接続性サーバー・オブジェクトを選択し、 オブジェクト特性を処理したり、アクションを実行するオブジェクトをクリックします。 「ヘルプ」をクリックするか、 F1 キーを押すとオンライン・ヘルプをいつでも呼び出すことができます。
コントロール・センターを使用して DB2 (OS/390 版) を管理することについての詳細は、 次のオンライン・リソースを参照してください。 http://www.ibm.com/software/data/db2/os390/v6facts/db2cc.html
DB2 (OS/390 版) バージョン 6 についての詳細は、 次のオンライン・ライブラリーを参照してください。 http://www.ibm.com/software/data/db2/os390/v6books.html
ストアード・プロシージャーおよびコントロール・センター (OS/390 版) についての詳細は、 次のサイトを参照してください。 http://www.ibm.com/software/data/db2/os390/cc390/