インストールおよび構成 補足

NetQuestion の概要

DB2 オンライン資料をインストールすると、 NetQuestion 検索システムも一緒にインストールされます。 この検索システムは、以下の構成要素から成り立っています。

NetQuestion には以下の 2 つのバージョンがあります。

DB2 オンライン情報の検索

DB2 オンライン情報を検索するには、 ブラウザーで「DB2 インフォメーション (DB2 Information)」ページを立ち上げ、 検索項目を入力し、「検索 (Search)」をクリックします。

「DB2 インフォメーション (DB2 Information)」ページがある場所は、 プラットフォームによって異なります。以下を参考にしてください。

Windows 9x、Windows NT、および Windows 2000 の場合
「スタート」->「プログラム」-> 「IBM DB2」->「インフォメーション (Information)」-> 「DB2 インフォメーション (DB2 Information)」とクリックします。 x:\sqllib\doc\html\index.htm を開くこともできます。 x: は DB2 がインストールされているドライブです。

OS/2 の場合
「IBM DB2」フォルダーを開き、 「DB2 インフォメーション (DB2 Information)」をダブルクリックします。 x:\sqllib\doc\html\index.htm を開くこともできます。 x: は DB2 がインストールされているドライブです。

AIX、HP-UX、および Solaris の場合
DB2DIR/doc/en_US/html/index.htm を開きます。 DB2DIR は、 AIX の場合は /usr/lpp/db2_07_01、 HP-UX および Solaris の場合は /opt/IBMdb2/V7.1 です。

検索に関連した問題の解決

DB2 オンライン情報を検索しているときにエラーが発生することがあります。 検索に関連したエラーが発生した場合には、 以下に示すトラブルシューティングのヒントを試してみてください。

検索サーバーは実行されていますか?
DB2 資料を検索しようとしてリターン・コード 33 が戻された場合、 NetQuestion 検索サーバーが実行されていません。

Windows 9x、Windows NT、および Windows 2000 で検索サーバーを開始するには、 「スタート」をクリックし、 「プログラム」-> 「IBM DB2」-> 「HTML 検索サーバーの開始 (Start HTML Search Server)」の順に選択してください。 以下のコマンドのどちらかを入力することによって、 検索サーバーを開始することもできます。

   x:\imnnq_nt\imnss start server     //SBCS の場合
   x:\imnnq_nt\imqss -start dbschelp  //DBCS の場合

Windows 9x の場合の NetQuestion インストール・ディレクトリーは、 x:\imnnq_95 であることに注意してください。

OS/2 で検索サーバーを開始するには、 「IBM DB2」フォルダーを開き、 「HTML 検索サーバーの開始 (Start HTML Search Server)」アイコンをクリックします。 以下のコマンドのどちらかを入力することもできます。

   x:\imnnq\imnss start server      //SBCS の場合
   x:\imnnq\imqss -start dbcshelp   //DBCS の場合

AIX、HP-UX、および Solaris システムで検索サーバーを開始するには、 以下のコマンドのいずれかを入力してください。

AIX の場合

SBCS インストールの場合は、 /usr/IMNSearch/bin/imnss -start imnhelp コマンドを入力します。 パスに /usr/bin が含まれている場合には、 完全パス名を入力しなくても imnss -start コマンドを実行することもできます。

DBCS インストールの場合は、 /usr/IMNSearch/bin/imqss -start dbcshelp コマンドを入力します。 DBCS インストールでは、 必ず IMQCONFIGSRV および IMQCONFIGCL 環境変数を設定しなければなりません。 これらの環境変数を設定するには、 /usr/IMNSearch/bin/. imq_env コマンドを実行します。 また、パスに /usr/bin が含まれている場合には、 完全パス名を入力しなくても imqss -start および . imq_env コマンドを実行できます。

HP-UX の場合
SBCS インストールの場合も DBCS インストールの場合も、 /sbin/rc2.d/S990IMNSearch start コマンドを入力します。 このコマンドを実行すると、 まだ実行されていなければ NetQuestion Web サーバーも開始されます。

Solaris の場合
SBCS インストールの場合も DBCS インストールの場合も、 /etc/rc2.d/S90IMNSearch start コマンドを入力します。 このコマンドを実行すると、 まだ実行されていなければ NetQuestion Web サーバーも開始されます。
検索サーバーを停止するには、 上記のコマンドの startstop に置き換えてください。

NetQuestion Web サーバーは実行されていますか?
NetQuestion には専用の基本 Web サーバーが付属しています。 NetQuestion では、それ以外の Web サーバーも使用できます。 使用する Web サーバーは、実行されていなければなりません。 以下の情報は、NetQuestion Web サーバーにあてはまります。 その他の Web サーバーの開始方法については、 その Web サーバーの製品資料をご覧ください。

Windows NT および Windows 2000 システムの場合は、 タスク・マネージャーを調べて httpdl.exe プロセスが実行されているか確認してください。 実行されていない場合には、 x:\imnnq_nt\httpdl -r httpd.cnf コマンドを入力して開始します。 x: は DB2 がインストールされているドライブです。

OS/2 の場合は、 x:\sqllib\bin\db2netqd start コマンドを実行します。 x: は DB2 がインストールされているドライブです。 NetQuestion Web サーバーと検索サーバーがまだ実行されていない場合には、 このコマンドを実行すると開始されます。 pstat | find "httpdl" コマンドを実行して、 プロセスが実行されているかどうかを調べることもできます。

AIX、HP-UX、および Solaris の場合は、 ps -ef | grep httpdlite コマンドを入力して、 httpdlite プロセスが実行されているかどうかを調べます。 実行されていない場合には、 以下のコマンドのいずれかを入力して開始します。

AIX の場合
/usr/IMNSearch/httpdlite/httpdlite -r /etc/IMNSearch/httpdlite/httpdlite.conf

HP-UX の場合
/sbin/rc2.d/S990IMNSearch start

Solaris の場合
/etc/rc2.d/S90IMNSearch start

文書索引が検索サーバーに登録されていますか?
DB2 の文書索引は、インストール時に検索サーバーに登録されます。 索引が正しく登録されているかどうかを調べるには、以下のステップを実行します。
  1. imndomap -a または imqdomap -a コマンドを入力して、 どの索引がどこにインストールされているかを調べます。 これらのコマンドを実行すると、 DB2S71xx や DB2C71xx のような形式の名前をもつ索引が 1 つ以上戻されるはずです (xx は、 インストールされている資料の言語を識別する 2 文字です)。 戻されない場合には、DB2 製品を再インストールします。 その際に、製品資料の構成要素をインストールすることを忘れずに選択してください。

    索引が検索サーバーにまだ登録されていない場合は、 手操作で登録を試みることもできます。 手操作で索引を登録することについての詳細は、 この章の後半で説明します。 該当するオペレーティング・システムのセクションを参照してください。

  2. imnixsta (DBCS の場合は imqixsta) INDEX_NAME コマンドを入力します (INDEX_NAME は、 ステップ 1 でコマンドから戻された索引名の 1 つ)。 このコマンドからの出力は、その検索が有効であることを部分的に示しているはずです。
  3. DB2 索引は、以下のディレクトリーにあるはずです。
       x:\sqllib\doc\html        //Windows および OS/2 の場合
       /var/docsearch/indexes    //AIX、HP-UX、および Solaris の場合					
    

TCP/IP が正しく構成されていますか?
NetQuestion は、 OS/2 を除く、すべてのシステムでの通信に TCP/IP を使用します (OS/2 が例外なのは名前付きパイプを使用するためですが、 TCP/IP がサポートされていないわけではありません)。 したがって、システムには TCP/IP を正しくインストールおよび構成する必要があります。 また、ローカルにインストールされた資料を検索する場合は、 システムがローカル・ホストを解決できなければなりません。 TCP/IP の詳細については、 この章の後半で説明します。 該当するオペレーティング・システムのセクションを参照してください。

検索 CGI が正しい場所にありますか? 検索 CGI の名前は正しいですか?
DB2 検索 CGI は特定のディレクトリー内に存在していなければなりません。 Windows および OS/2 オペレーティング・システムの場合、 このディレクトリーは NetQuestion をインストールした場所です。 この場所を調べるには、 SBCS インストールの場合は echo %IMNINSTSRV% コマンドを、 DBCS インストールの場合は echo %IMQINSTSRV% コマンドを入力します。 UNIX オペレーティング・システムの場合、 検索 CGI は /var/docsearch/cgi-bin にインストールされます。

Windows および OS/2 オペレーティング・システムの場合、 SBCS 検索 CGI の名前は db2srsXX.exe、 DBCS バージョンの名前は db2srdXX.exe です。 XX は、インストールされている資料の言語を識別する 2 文字です。

UNIX オペレーティング・システムの場合、 SBCS 検索 CGI の名前は db2srsbcs、 DBCS 検索 CGI の名前は db2srdbcs です。 UNIX オペレーティング・システムの場合、 言語固有の NetQuestion 検索 CGI はありません。

また、検索 CGI の名前は、 DB2 検索フォームの <form action="http..."> タグと同じにしなければなりません。 たとえば、Windows または OS/2 の英語検索フォームでは、 このタグは <form action="http://localhost:49213/cgi-bin/db2srsen.exe" method="POST>" と読み取れるはずです。

正しいブックまたはヘルプ・ファイルがインストールされていますか? それらは正しいディレクトリー内に存在していますか?
「ファイルが見つかりません (エラー 404)」というメッセージが戻された場合は、 検索結果ページのリンクが有効な URL を指し示しているか確認してください。 DB2 資料がローカルにインストールされている場合、 どの URL も file:// で始まるはずです。 他のコンピューターから提供される資料の場合、 どの URL も http:// で始まるはずです。

正しい検索パラメーターを使用していますか?
語句を検索するときには、以下の点に注意しなければなりません。

その他のプラットフォーム固有のトラブルシューティング情報については、 以下のセクションを参照してください。


[ ページのトップ | 前ページ | 次ページ | 目次 | 索引 ]