インストールおよび構成 補足

2. DB2 コネクト・ワークステーションの構成

このステップでは、 DB2 コネクト・ワークステーションで TCP/IP を構成します。 サンプル値を各自のワークシート値に置換してください。

A. ホストの IP アドレスの解決



高速経路

ネットワークにネーム・サーバーがある場合、 またはサーバーの IP アドレス (ip_address) を直接指定しようとしている場合には、このステップを飛ばして、 B. services ファイルの更新に進んでください。

DB2 コネクト・ワークステーションは、 通信を確立しようとするホスト・システムのアドレスを認識しなければなりません。 ネーム・サーバーがネットワークに存在しない場合には、 ローカルの hosts ファイル内にある、 ホスト・システムの IP アドレス (ip_address) にマップするホスト名を直接指定することができます。 プラットフォームごとの hosts ファイルの場所については、 表 10 を参照してください。



ヒント

ネットワーク情報サービス (NIS) を使用する UNIX クライアントをサポートすることを計画していて、 ネットワークでドメイン・ネーム・サーバーを使用していない場合には、 NIS マスター・サーバーにある hosts ファイルを更新しなければなりません。

表 27. ローカル・ホストと services の場所
プラットフォーム 場所
Windows 9x windows ディレクトリー
Windows NT および Windows 2000 winnt\system32\drivers\etc ディレクトリー
UNIX /etc ディレクトリー
OS/2

etc 環境変数により指定されます。 set etc コマンドを入力して、 ローカルの hosts または services ファイルの場所を判別します。

注:DOS および WIN-OS2 セッションの場合には、 tcpip_product\dos\etc ディレクトリーにある、 hosts および services ファイルを更新する必要があります。

テキスト・エディターを使用して、ホスト・システムのホスト名について、 DB2 コネクト・ワークステーションの hosts ファイルに項目を追加してください。 たとえば、次のようにします。

   9.21.15.235     nyx   # host address for nyx

ここで、

9.21.15.235
ip_address を表します。

nyx
hostname を表します。

#
項目を説明する注釈を表します。

ホスト・システムが DB2 コネクト・ワークステーションと同じドメインにない場合には、 nyx.spifnet.ibm.com のような完全修飾されたドメイン名を提供しなければなりません (spifnet.ibm.com はドメイン名)。

B. services ファイルの更新



高速経路

ポート番号 (port_number) を使用して TCP/IP ノードをカタログ化しようとしている場合には、このステップを飛ばして、 3. TCP/IP ノードのカタログ化に進んでください。

テキスト・エディターを使用して、 DB2 コネクト・ワークステーションの services ファイルに、 接続サービス名とポート番号を追加してください。 このファイルは、ローカルの hosts ファイル (A. ホストの IP アドレスの解決で編集したもの) と同じディレクトリーにあります。 プラットフォームごとの services ファイルの場所については、 表 10 を参照してください。 たとえば、次のようにします。

   host1  3700/tcp  # DB2 connection service port

ここで、

host1
接続サービス名を表します。

3700
接続ポート番号を表します。

tcp
使用している通信プロトコルを表します。

#
項目を説明する注釈を表します。

DB2 コネクト・ワークステーションで使用されるポート番号は、 ホスト・システムで使用されるポート番号に一致していなければなりません。 また、別のプロセスで使用中のポート番号を指定していないことを確認してください。

ネットワーク情報サービス (NIS) を使用する UNIX クライアントをサポートするように計画している場合、 NIS マスター・サーバーにある services ファイルを更新しなければなりません。


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