インストールおよび構成 補足

5. データベースのカタログ化

クライアント・アプリケーションからリモート・データベースにアクセスできるようにするには、 ホスト・システム・ノードと、そのサーバーに接続される任意の DB2 コネクト・ワークステーション・ノードで、 そのデータベースをカタログ化しなければなりません。 データベースを作成すると、そのデータベースは、 データベース名 (database_name) と同じデータベース別名 (database_alias) を使ってホスト上で自動的にカタログ化されます。 データベース・ディレクトリー内の情報に加え、 ノード・ディレクトリー内の情報が DB2 コネクト・ワークステーションで使用されて、 リモート・データベースへの接続が設定されます。

データベースを DB2 コネクト・ワークステーションでカタログ化するには、 次に示すステップを実行します。

ステップ 1.

システム管理 (SYSADM) 権限またはシステム・コントローラー (SYSCTRL) 権限のあるユーザーとしてシステムにログオンします。

ステップ 2.

次に示すワークシートの「使用値 (Your Value)」に記入します。

表 28. ワークシート: データベースをカタログ化するためのパラメーター値
パラメーター 説明 サンプル値 使用値
データベース名 (database_name) リモート・データベースのローカル DCS データベース名 (local_dcsname)。 これは、DCS データベース・ディレクトリーをカタログ化した際に指定したものです。 ここでは、ny とします。 ny
データベース別名 (database_alias) リモート・データベース用の任意のローカル・ニックネーム。 これを指定しない場合には、 デフォルトはデータベース名 (database_name) と同じになります。 これは、クライアントからデータベースに接続するときに使用する名前です。 localny
ノード名 (node_name) データベースの常駐場所を記述したノード・ディレクトリー項目の名前。 前のステップでノードをカタログ化するのに使用したのと同じ値をノード名 (node_name) に使用します。 db2node

ステップ 3.

UNIX プラットフォームで DB2 コネクトを使用する場合、 インスタンス環境をセットアップしてから、DB2 コマンド行プロセッサーを起動します。 開始スクリプトを次のように実行します。

   . INSTHOME/sqllib/db2profile    (Bourne または Korn シェルの場合)
   source INSTHOME/sqllib/db2cshrc (C シェルの場合)

ここで、INSTHOME は、インスタンスのホーム・ディレクトリーです。

ステップ 4.

コマンド行プロセッサーに次のようなコマンドを入力して、 データベースをカタログ化します。

   catalog database database_name as database_alias at node node_name
   authentication auth_value

たとえば、ノード db2node 上で、ny という DCS データベースをカタログ化し、 ローカル・データベース別名 localny を付ける場合、以下のコマンドを入力します。

   catalog database ny as localny at node db2node
   authentication dcs



ヒント

catalog database コマンドを使って設定した値を変更する必要がある場合は、以下のステップを実行します。

ステップ a.

次のように、コマンド行プロセッサーで uncatalog database コマンドを実行します。

   uncatalog database database_alias

ステップ b.

使いたい値でデータベースを再びカタログ化します。


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