インストールおよび構成 補足

OS/2 での TCP/IP の構成

LAN から切断されても OS/2 Warp 4 上でコントロール・センターを実行できるようにするには、 TCP/IP を構成して、ローカル・ループバックおよびローカル・ホストを構成する必要があります。 OS/2 Warp Server for e-business を実行している場合、 ローカル・ループバックがデフォルトでサポートされます。

ローカル・ループバックの使用可能化

ご使用のシステムでローカル・ループバックを使用可能にするには、 以下のことを実行します。

  1. 「システム設定」フォルダーをオープンします。
  2. 「TCP/IP の構成」ノートブックをオープンします。
  3. 「ネットワーク」ページを表示します。
  4. 「構成するインターフェース」リスト・ボックスで、 loopback interface を強調表示します。
  5. 「インターフェース使用可能」チェック・ボックスが選択されていない場合、 これをチェックします。
  6. 「IP アドレス」127.0.0.1 で、 「サブネット・マスク」が空であることを確認します。

ローカル・ホストの使用可能化

ご使用のシステムでローカル・ホストを使用可能にするには、次のことを実行します。

  1. ローカル・ホストが使用可能になっているかを検査するには、 ping localhost コマンドを入力します。
  2. ネットワーク上にいる場合には、 ループバックが使用可能になっていることを確認します。 ローカル・ループバックを使用可能にするには、 ローカル・ループバックの使用可能化を参照してください。
  3. ネットワーク上にいない 場合には、 以下のステップを実行してローカル・ホストを使用可能にします。
    1. MPTN\BIN\SETUP.CMD コマンド・ファイルで他に ifconfig の行が見つかったら、 以下の行を追加します。
         ifconfig lo 127.0.0.1
      
    2. 「TCP/IP の構成」フォルダーで、 以下のステップを実行します。
      1. 「ネーム・レゾリューション・サービスの構成」ページに進みます。
      2. 「名前サーバーなしのホスト名の構成」表では、 「IP アドレス」127.0.0.1 に、 「ホスト名」localhost に設定した項目を追加します。

      注:「ネーム・レゾリューション・サービスの構成」ページにご使用のマシンのホスト名がある場合には、 「IP アドレス」の 127.0.0.1localhost に設定する際にこの名前を別名として追加しなければなりません。

    3. 「ネーム・サーバーに進む前に HOSTS リストを表示」チェック・ボックスを選択します。 このステップによって、 OS/2 システムは、localhost などのホストを検索する際に、 ネーム・サーバーをチェックするのではなく、 マシンにあるホスト・アドレスを使用するようになります。 マシンにホストが定義されていない場合には、 OS/2 は、構成したネーム・サーバーを使用してホストを検索することになります。
    4. 「TCP/IP の構成」をクローズし、 システムをリブートします。
    5. どのネットワークに接続されていなくても、 ローカル・ホスト を ping できるはずです。
  4. ご使用のホスト名が正しいことを確認します。 OS/2 コマンド行で、 hostname コマンドを入力します。 ホスト名は、「TCP/IP の構成」ノートブックの 「ホスト名」ページにリストされている名前と一致し、 32 文字より短くなければなりません。 ホスト名がこれらの条件を満たさない場合には、 「ホスト名」ページでこれを訂正してください。
  5. ご使用のホスト名が CONFIG.SYS に適切に設定されていることを確認します。 次のような行が表示されます。
    SET HOSTNAME=<correct_name>
    

    ここで、<correct_name> は、 hostname コマンドで戻される値です。 このようにならない場合には、 必要な変更を加え、終了したらシステムをリブートしてください。

OS/2 での TCP/IP 構成の確認

LAN から切断されている状態で OS/2 でコントロール・センターを実行したときに問題が発生する場合には、 sniffle /P コマンドを実行して問題を診断してください。


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