インストールおよび構成 補足

Windows 32 ビットのオペレーティング・システム用の NetQuestion

このセクションでは、ポストインストール構成情報、 トラブルシューティングに関する追加のヒント、 および Windows 32 ビット・オペレーティング・システムでの NetQuestion に関連して明らかになっている問題点の回避方法について説明します。 このセクションでは、NetQuestion をシステムから除去する方法についても説明します。

NetQuestion インストール・エラーを診断する

NetQuestion のインストール中にエラー・メッセージを受け取った場合は、 次のステップを実行して、問題を診断し修正してください。

  1. <temp>\imnnq\install ディレクトリーを調べて、 imnnq.err ファイルを見つけます。 ここで、<temp> はシステムの %TEMP% ディレクトリーです。 見つからない場合は、リブートしてから、 製品をもう一度インストールし直してください。 imnnq.err が見つかった場合、 内容は以下のようになっているはずです。

       1 - This indicates that the current PATH is too long and adding the search
           server into the PATH will cause the entire PATH to be erased.
           Note:  The limit on Windows NT 4.0 is 512; on Windows 95 it is 255.
           It is recommended that you perform the following steps:
           a) Rename the PATH variable in the AUTOEXEC.BAT file (PATHGOOD), save
              changes and reboot.
           b) Remove the IMNNQ.ERR file from <temp>\imnnq\install.
           c) Run the product install again to install the search system properly.
           d) Merge the PATHGOOD variable with the PATH variable that was created
              by the latest installation.
       2 - Miscellaneous error, please contact IBM service.
       3 - Out of disk space error.  Please ensure that there is at least 4.5MB
           of disk space for the search system plus enough space for AUTOEXEC.BAT
           to be changed for Windows 95.
    
  2. imnnq.err<file_name>.EXE DOES NOT EXIST というメッセージが含まれている場合、 NetQuestion 実行可能プログラムが見つかっていません。 その場合には、DB2 製品資料のインストールを再度試みてください。 トラブルシューティングの詳細については、 検索に関連した問題の解決を参照してください。

TCP/IP 構成

NetQuestion をインストールし、それを使って作業するには、 以下の前提条件が必要です。

検索サーバーのポート番号を変更する

検索サーバーはポート 49213 (TCP/IP に割り当てられる共通ポートより上の番号) に割り当てられます。 このポートを他の製品が使用している場合、 次のステップを実行して、検索サーバー用のポートを変更してください。

ステップ 1.

NetQuestion ディレクトリーにある httpd.cnf ファイルを編集し、 ポート番号を使用可能な番号 (おそらく 49000 より上の番号) に変更します。

ステップ 2.

db2set db2path コマンドを入力して、 db2path の位置を判別します。

ステップ 3.

db2path/doc/html ディレクトリーに進み、 テキスト・エディターを使用して index.htm ファイルを編集します。 <form> タグの付いた行で、 localhost:49213 の値が、 1 で選択したポート番号を反映するように変更します。

ステップ 4.

検索サーバーを停止してから、再始動します。 検索サーバーを停止するには、 「スタート」 --->「プログラム」 ->「IBM DB2」 ->「HTML 検索サーバーの停止 (Stop HTML Search Server)」の順にクリックします。 検索サーバーを開始するには、 「スタート」 ->「プログラム」 ->「DB2 (Windows 版) (DB2 for Windows)」 ->「HTML 検索サーバーの開始 (Start HTML Search Server)」の順にクリックします。

NetQuestion 環境変数が LAN 接続ドライブで設定されていることを確認する

DB2 を Windows 9x 上の LAN 接続ドライブにインストールしたが、 autoexec.bat が実行する前にそのドライブを再接続していない場合、 NetQuestion 環境変数は設定されません。 NetQuestion は NetQuestion ディレクトリーにあるバッチ・ファイル (SBCS の場合は imnenv.bat、 DBCS の場合は imqenv.bat) から環境変数を設定します。 この問題を回避するには、 imnenv.bat または imqenv.bat を、 NetQuestion ディレクトリーから、 autoexec.bat を実行する前に接続されていた別のドライブ / ディレクトリーにコピーします。 次に、始動時にこのバッチ・ファイルを呼び出すように autoexec.bat を変更します。 たとえば、imnenv.batC:\WINDOWS\IMNNQ にコピーする場合、 autoexec.bat に次の行を追加できます。

   IF EXIST C:\WINDOWS\IMNNQ\IMNENV.BAT CALL IMNENV.BAT

NetQuestion インストール・ディレクトリーの位置を決める

NetQuestion は他の製品によって使用されることがあるため、 独自のディレクトリーに格納されます。 たとえば、DB2 ユニバーサル・データベースおよび NetQuestion を G:\ にインストールし、 IBM VisualAge for Java を H:\ にインストールすると、 最初にインストールされた 1 つの検索システムしかインストールされません。

このセクションの指示に従って、NetQuestion ディレクトリーの位置を指定してください。 このディレクトリーの位置を指定するには、 次のコマンドのどちらかを入力してください。

   echo %IMNINSTSRV%       //SBCS バージョンの場合
   echo %IMQINSTSRV%       //DBCS バージョンの場合

Netscape または Internet Explorer で Proxy を使用可能にして検索する

Netscape または Internet Explorer を使用する際に Proxy を手動で使用可能にしている場合、 Proxy 情報を変更すれば、検索速度を大幅に向上させることができます。

Netscape 4 では、次のステップを実行して、Proxy 情報を変更してください。

  1. 「編集 (Edit)」->「設定 (Preferences)」を選択します。
  2. 「カテゴリー (Category)」ツリーで、 「拡張 (Advanced)」をダブルクリックします。
  3. 「拡張 (Advanced)」サブツリーで、 「プロキシー (Proxies)」をクリックします。
  4. 「手動でプロキシーを設定する (View at the Manual Proxy Configuration)」選択をクリックします。
  5. 「例外...次ではじまるドメインにはプロキシー・サーバーを使用しない (Exceptions...Do not use proxy servers for domains beginning with)」ボックスに、次のように入力します。
    localhost:49213
    

    その他の項目がある場合には、コンマで区切ってください。

  6. すべてのダイアログ・ボックスが閉じるまで、 「OK」をクリックします。

Internet Explorer 4 では、次のステップを実行して、Proxy 情報を変更してください。

  1. 「表示 (View)」-->「インターネット・オプション (Internet Options)」を選択します。
  2. 「接続 (Connections)」タブを選択します。
  3. 「ローカル・アドレスの Proxy サーバーをバイパスする (Bypass proxy server for local addresses)」ボックスを選択します。 このチェック・ボックスは、Proxy または SOCKS 接続を使用しており、 「Proxy サーバーを使用する (Use a proxy server)」ボックスを選択している場合に限り、 使用できます。
  4. 「拡張 (Advanced)」をクリックします。
  5. 「例外...次のもので始まるアドレスでは Proxy サーバーを使用しないでください (Exceptions...Do not use proxy server for addresses beginning with)」ボックスに、次のように入力します。
    localhost:49213
    
  6. すべてのダイアログ・ボックスが閉じるまで、 「OK」をクリックします。

Internet Explorer 5 では、次のステップを実行して、Proxy 情報を変更してください。

  1. 「ツール (Tools)」->「インターネット オプション (Internet Options)」を選択します。
  2. 「接続 (Connections)」タブを選択します。

    ローカル・エリア・ネットワーク (LAN) に接続している場合は、 「LAN の設定 (LAN Settings)」をクリックします。 ダイヤルアップ・ネットワークを使用している場合は、 「設定 (Settings)」を選択します。

  3. 「ローカル アドレスにはプロキシ サーバーを使用しない (Bypass proxy server for local addresses)」ボックスを選択します。 このチェック・ボックスは、Proxy または SOCKS 接続を使用しており、 「プロキシ サーバーを使用する (Use a proxy server)」ボックスを選択している場合に限り、 使用できます。
  4. 「詳細 (Advanced)」をクリックします。
  5. 「例外...次で始まるアドレスにはプロキシを使用しない (Exceptions...Do not use proxy server for addresses beginning with)」ボックスに、次のように入力します。
    localhost:49213
    
  6. すべてのダイアログ・ボックスが閉じるまで、 「OK」をクリックします。

Windows 9x 上のラップトップで検索する

通常は、切断された開発プラットフォームとして LAN に接続されているラップトップを使用する場合、 DB2 製品資料を検索すると問題が生じる可能性があります。 検索を正常に実行するには、 TCP/IP 構成のネーム・サーバーの IP アドレスを使用禁止にする必要があります。 つまり、2 つの TCP/IP 構成が必要になります。 1 つは接続された操作用、もう 1 つは切断された操作用です。

Windows 9x だけが単一の TCP/IP 構成を許可します。 しかし、インターネット上で使用可能なシェアウェア・ユーティリティーがあります。 これらを使用すると、複数の設定を指定し、接続状況に応じて設定を変更することができます。 TCPSwitch はそのようなプログラムの 1 つです。

Windows 32 ビットのオペレーティング・システム上にある NetQuestion のアンインストール

NetQuestion をアンインストールするには、 その前に必ず検索サーバーを停止させなければなりません。 検索サーバーの停止方法の詳細については、検索に関連した問題の解決を参照してください。

DB2 ユニバーサル・データベースをアンインストールすると、 通常 NetQuestion もアンインストールされます。 DB2 を正しくアンインストールして、システムをリブートしても NetQuestion がまだ存在する場合には、 NetQuestion のアンインストールに関する問題の診断に進み、問題を修正してください。

NetQuestion のアンインストールに関する問題の診断

DB2 を正しくアンインストールして、システムをリブートしても NetQuestion がアンインストールされない場合、 DB2 (または他の IBM 製品) がまだ NetQuestion に登録されている可能性があります。 どの製品が NetQuestion に登録されているかを判別するには、 次のコマンドのどちらかを発行してください。

   imndomap -a              //SBCS の場合
   imqdomap -a              //DBCS の場合

このコマンドを発行しても索引がリストされない場合は、 Windows 32 ビットのオペレーティング・システム上にある NetQuestion を手動でアンインストールするに進んでください。

DB2 ユニバーサル・データベースに属していない 索引 (つまり、 DB2 以外の文字で始まる索引名) がリストされる場合は、 システム上の他の製品が NetQuestion を使用しています。 この場合、NetQuestion を削除することはできません。

リストに DB2 索引ファイル名 (DB2S71xx または DB2C71xx) が含まれている場合、 DB2 は索引の登録を解除できないため、NetQuestion のアンインストールが失敗する可能性があります。 これは、DB2 のアンインストール方法が間違っていると起こります。 その場合、次のステップを実行して、 一度に 1 つずつ手動で索引の登録を解除する必要があります。

  1. 次のコマンドのどちらかを発行して、検索サーバーが実行中であることを確かめます。

       imnss start server         //SBCS の場合
       imqss -start dbcshelp      //DBCS の場合
    
  2. 索引ファイルごとに次のコマンドのどちらかを発行します。

       imndomap -d index_name       //SBCS の場合
       imqdomap -d index_name       //DBCS の場合
    

    ここで、index_name は、 imndomap -a (または imqdomap -a) が戻す索引のいずれかの名前です。

  3. 索引ファイルごとに次のコマンドのどちらかを発行します。

       imnixdel index_name       //SBCS の場合
       imqixdel index_name       //DBCS の場合
    

    ここで、index_name は、 imndomap -a (または imqdomap -a) が戻す索引のいずれかの名前です。

  4. 検索サーバーを停止します。

       imnss stop server           //SBCS の場合
       imqss -stop dbcshelp        //DBCS の場合
    
  5. imndomap -a または imqdomap -a コマンドを発行して、 DB2 索引が残っていないことを確かめます。 残っている場合は、IBM サービスに連絡してください。
  6. 次のコマンドのどちらかを発行して、その他の索引がアクティブでないことを確かめます。

       nqcounti netq_dir  //SBCS の場合
       tmcounti netq_dir  //DBCS の場合
    

    ここで、netq dir は、 NetQuestion がインストールされているパスの完全修飾名です。 NetQuestion がインストールされているディレクトリーがわからない場合は、 NetQuestion インストール・ディレクトリーの位置を決めるを参照してください。

    nqcounti または tmcounti コマンドが、 1 つまたは複数の索引がまだアクティブであることを示すデータを戻す場合、 他の IBM 製品がまだ登録されているため、NetQuestion を削除することはできません。 IBM サービスに連絡して援助を求めてください。

    nqcounti または tmcounti が、 アクティブになっている索引がないことを示すデータを戻す場合、 Windows 32 ビットのオペレーティング・システム上にある NetQuestion を手動でアンインストールするに進んでください。

Windows 32 ビットのオペレーティング・システム上にある NetQuestion を手動でアンインストールする

nqcounti (または tmcounti) コマンドが、 アクティブになっている索引をリストしない場合、次のステップを実行して、 NetQuestion を手動で削除することができます。

  1. コマンド・プロンプトで、uninstnq コマンドを入力します。
  2. 登録項目 \\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\IBM\NetQuestion を削除します。
  3. NetQuestion インストール・ディレクトリーを削除します。 たとえば、 NetQuestion が Windows NT 上の C:\ ドライブにインストールされている場合は、 c\imnnq_nt ディレクトリーを削除します。
  4. 環境変数 IMNINST および IMNINSTSRV と、 PATH 環境変数からの NetQuestion インストール・パスも削除します。

NetQuestion をまだアンインストールできない場合は、 IBM サービスに連絡して援助を求めてください。

NetQuestion をアンインストールしてからリブートする

DB2 ユニバーサル・データベースをアンインストールしたら、 他の DB2 をインストールする前にリブートしなければなりません。 NetQuestion DLL の一部はオペレーティング・システムが保留にすることができるため、 次にリブートするまで削除されません。 リブートする前に NetQuestion をインストールすると、 新しくインストールされる NetQuestion DLL が次のリブート時に削除されてしまうため、 NetQuestion を使用できなくなります。


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