インストールおよび構成 補足

DB2 ファイルをインストール時に使用可能にする

DB2 インストール・ファイルには、 ネットワークのどこからでもアクセスできなければなりません。 インストール・サーバーの役割を果たす共用ネットワーク・ドライブに CD-ROM から必須ファイルをコピーするには、 以下のステップを実行します。

ステップ 1.

適切な CD-ROM をドライブに挿入します。

ステップ 2.

以下のコマンドでディレクトリーを作成します。

   md c:\db2prods

ステップ 3.

cpysetup.bat コマンドを入力して、 インストール・サーバーに DB2 インストール・ファイルをコピーします。 このコマンドは、 x:\db2\common ディレクトリー (x: は CD-ROM ドライブ) にあります。

コマンド構文は次のとおりです。

   cpysetup.bat directory language

ここで、

  • directory は、前のステップで作成したディレクトリーを表します (たとえば、c:\db2prods)。
  • language は使用言語を表す 2 文字の国別コードです (たとえば、 英語の場合は en になります)。 表 38 には、使用可能なそれぞれの言語のキーワードがリストされています。

たとえば、英語版の DB2 インストール・ファイルをすべて c:\db2prods ディレクトリーにコピーするには、 次のようなコマンドを入力します。

   cpysetup.bat c:\db2prods en

共用アクセスのセットアップ

このセクションでは、ネットワークのワークステーションからコード・サーバーへのアクセスを認可する方法について説明します。 コード・サーバーで、以下のステップを実行します。

ステップ 1.

「スタート」をクリックし、 「プログラム --> Windows エクスプローラ」を選択します。

ステップ 2.

共用するディレクトリーを選択します。 たとえば、c:\db2prods を選びます。

ステップ 3.

メニュー・バーから「ファイル --> プロパティー」を選択します。 ディレクトリー用の「プロパティ」ウィンドウが開きます。

ステップ 4.

「共用 (Sharing)」タブをクリックします。

ステップ 5.

「名前を付けて共用 (Shared As)」ラジオ・ボタンを選択します。

ステップ 6.

「共用名 (Share Name)」フィールドに、共用名を入力します。 たとえば、db2nt と入力します。

ステップ 7.

全利用者に対して読み取りアクセス を指定するには、 次のようにします。

  1. 「認可 (Permissions)」押しボタンをクリックします。 「共用許可によるアクセス (Access Through Share Permissions)」ウィンドウがオープンします。
  2. 「名前 (Name)」ボックスで、 必ず「全利用者 (Everyone)」オプションを選択するようにしてください。
  3. 「アクセスのタイプ (Type of Access)」 ドロップダウン・ボックスをクリックし、 「読み取り (Read)」オプションを選択します。
  4. 「OK」をクリックします。 共用アクセスを設定するディレクトリーのプロパティー・ウィンドウに戻ります。
  5. 「OK」をクリックします。

この例では、c\db2prodsdb2nt という共用名を使用しています。 DB2 インストール・ファイルがインストールされているコンピューター名を表すのに、 codesrv を使用します。 この後の例でもこの値を使用します。


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