応答ファイル・ジェネレーター・ユーティリティーは、 すでにインストールと構成が済んでいる DB2 製品から応答ファイルを作成します。 生成した応答ファイルを使って、まったく同じセットアップを他のマシンで再生することができます。
たとえば、ネットワークを介してさまざまなデータベースに接続するように、 DB2 ランタイム・クライアントをインストールおよび構成することができます。 この DB2 クライアントをインストールして、 すべてのユーザーがアクセス権を持っているすべてのデータベースにアクセスするように構成し終えたら、 応答ファイル・ジェネレーターを実行して、 各インスタンスごとに応答ファイルとプロファイルを作成することができます。
応答ファイル・ジェネレーターは、インストール用の応答ファイルと、 指定した各インスタンスごとのインスタンス・プロファイルを作成します。 次に、その応答ファイルを使用して、 ネットワークのどこにでも同じクライアントを作成することができます。
また、応答ファイル・ジェネレーターを使って、 インストール応答ファイルだけ (インスタンス・プロファイルを除く) を作成することもできます。 それにより、構成情報がなくても、インストール済みのクライアントの同一コピーを作成できます。
注: | 応答ファイル・ジェネレーターは、 OS/2 および Windows 32 ビット・オペレーティング・システムでのみ使用できます。 |
db2rspgn コマンドの構文は、以下のとおりです。
たとえば、現在のドライブの基本部分に db2rsp というディレクトリーを作成し、 応答ファイル・ジェネレーターがすべてのインスタンスの応答ファイルとインスタンス・プロファイルをこのディレクトリーに入れるようにするには、 次のようなコマンドを入力します。
db2rspgn -d \db2rsp
インスタンスごとにプロファイルが 1 つずつ作成されます。
最初の例と同じディレクトリーを作成します。 ただし、次のようなコマンドを入力し、 インスタンス inst1、inst2、 および inst3 の応答ファイルだけを含めてください。
db2rspgn -d \db2rsp -i inst1 -i inst2 -i inst3
同一の DB2 製品をセットアップして構成する場合、 インストールの実行時にインストール応答ファイルを指定するだけで済みます。 応答ファイル・ジェネレーターで作成されたインストール応答ファイルが、 各インスタンス・プロファイルを自動的に呼び出します。 必要なのは、そのインスタンス・プロファイルを、 必ずインストール応答ファイルと同じドライブとディレクトリーに置くことです。