AIX、HP-UX、Linux、OS/2、DYNIX/ptx、Silicon Graphics IRIX、Solaris Operating Environment、 または Windows 32 ビット オペレーティング・システムで、適切な Java Development Kit (JDK) を使用して、 DB2 にアクセスする Java プログラムを作成することができます。 JDK には、Java 用の動的 SQL API である Java データベース・コネクティビティー (JDBC) が含まれています。
DB2 JDBC サポートを使用するには、 DB2 クライアントのインストール時に DB2 Java 使用可能性構成要素を含める必要があります。 DB2 JDBC サポートを使用すると、 JDBC アプリケーションおよびアプレットを作成して実行することができます。 JDBC アプリケーションおよびアプレットには動的 SQL のみが含まれており、 Java 呼び出しインターフェースを使用して、 SQL ステートメントを DB2 に渡します。
DB2 アプリケーション開発クライアントにより、Java Embedded SQL (SQLJ) のサポートが提供されています。 DB2 SQL サポートおよび DB2 JDBC サポートを使用すると、 SQLJ アプリケーションおよびアプレットを作成して実行することができます。 SQLJ アプリケーションおよびアプレットには静的 SQL が含まれており、 DB2 にバインドされている組み込み SQL ステートメントを使用します。
Java をサーバー上で使用して、 JDBC および SQLJ ストアード・プロシージャーおよびユーザー定義関数 (UDF) を作成することもできます。
さまざまなタイプの Java プログラムを作成して実行するには、 DB2 のさまざまな構成要素からのサポートが必要です。
JDBC および SQLJ プログラムの作成と実行に関する詳細については、 アプリケーション構築の手引き を参照してください。 Java での DB2 プログラミングについて詳しくは、 アプリケーション開発の手引き を参照してください。 この資料では、JDBC および SQLJ アプリケーション、アプレット、 ストアード・プロシージャー、および UDF の作成や実行について扱っています。
更新された最新の DB2 Java 情報については、 以下の Web サイトにアクセスしてください。
http://www.ibm.com/software/data/db2/java
DB2 Java プログラムを作成するには、 適切なバージョンの Java Development Kit (JDK) を開発マシンにインストールして構成する必要があります。 DB2 Java アプリケーションを実行するには、 適切なバージョンの Java Runtime Environment (JRE) または JDK を開発マシンにインストールして構成する必要があります。 以下のリストには、ご使用の開発マシンに適した JDK のバージョンがリストされています。
上記の JDK のインストールおよび構成について詳しくは、 以下の URL を参照してください。
http://www.ibm.com/software/data/db2/java
サポートされているすべてのプラットフォームについて、 DB2 クライアントとともに DB2 Java 使用可能性構成要素をインストールして構成する必要があります。 SQLJ プログラムをデータベースにバインドするには、 DB2 アドミニストレーション・クライアントとともに DB2 Java 使用可能性構成要素をインストールして構成する必要があります。
DB2 Java ストアード・プロシージャーまたは UDF を実行するには、 DB2 データベース・マネージャーの構成を変更して、 開発マシン上で JDK バージョン 1.1 がインストールされている位置へのパスを含める必要もあります。 これを行うには、コマンド行で以下のコマンドを入力します。
UNIX プラットフォームの場合:
db2 update dbm cfg using JDK11_PATH /usr/jdk
ここで、/usr/jdk は、JDK がインストールされている位置へのパスを表します。
Windows および OS/2 プラットフォームの場合:
db2 update dbm cfg using JDK11_PATH C:\sqllib\java\jdk
ここで、C:\sqllib\java\jdk は、JDK がインストールされている位置へのパスを表します。
DB2 データベース・マネージャーの構成を検査して、 JDK11_PATH フィールドの値が正しいかどうかを調べるには、 次のコマンドを入力します。
db2 get dbm cfg
出力をファイルにパイプ接続すれば、表示を見やすくすることができます。 JDK11_PATH フィールドは、出力の最初の方で表示されます。 これらのコマンドの詳細については、 コマンド解説書 を参照してください。
![]() | Solaris Operating Environment の場合、
一部の Java 仮想マシンが、「setuid」環境で実行されるプログラムで正常に動作しません。
Java インタープリターを含む共用ライブラリー (libjava.so) が、
正常にロードできない場合もあります。 これを回避するため、以下のようなコマンドを使用して、
/usr/lib 内にある必要なすべての JVM 共用ライブラリーへのシンボリック・リンクを作成することができます。
ln -s /opt/jdk1.1.3/lib/sparc/native_threads/*.so /usr/lib この回避方法や他の方法に関する詳細については、 以下の URL にアクセスしてください。 http://www.ibm.com/software/data/db2/java |
Java プログラムを実行するため、 OS/2 および Windows オペレーティング・システムに DB2 をインストールする際、 および UNIX プラットフォームでインスタンスを作成する際に、 以下の環境変数が自動的に更新されます。
UNIX プラットフォームの場合:
Windows および OS/2 プラットフォームの場合:
SQLJ プログラムを作成および実行するため、 こうしたファイルが含まれるよう CLASSPATH も自動的に更新されます。
UNIX プラットフォームの場合:
Windows および OS/2 プラットフォームの場合:
実行可能プログラムで Java インタープリターを実行し、 デスクトップまたはコマンド行からアプリケーションを開始するには、 以下のコマンドを実行します。
java prog_name
ここで、prog_name はプログラムの名前です。
DB2 JDBC ドライバーは、アプリケーションからの JDBC API 呼び出しを処理し、 DB2 クライアントを使用してサーバーに要求を送り、その結果を受け取ります。 SQLJ アプリケーションは、実行する前にデータベースにバインドする必要があります。
Java アプレットは Web 上で送信されるため、 ご使用の DB2 マシン (サーバーまたはクライアント) に Web サーバーをインストールする必要があります。
アプレットを実行するには、 .html ファイルが正しく構成されていることを確かめる必要があります。 .html ファイルで指定された TCP/IP ポートで JDBC アプレット・サーバーを開始してください。 たとえば、次のように指定した場合、
param name=port value='6789'
以下のように入力します。
db2jstrt 6789
作業ディレクトリーがご使用の Web ブラウザーからアクセスできることを確かめる必要があります。 アクセスできない場合、 アプレットの .class および .html ファイルを、 アクセス可能なディレクトリーにコピーします。 SQLJ アプレットの場合、 プロファイル .class および .ser ファイルもコピーする必要があります。
sqllib/java/db2java.zip ファイルをこれら他のファイルと同じディレクトリーにコピーします。 SQLJ アプレットの場合、 sqllib/java/runtime.zip ファイルもこのディレクトリーにコピーします。 それから、クライアント・マシンで、 JDK 1.1 をサポートする Web ブラウザーを起動して、 .html ファイルをロードします。
アプレットが DB2 に接続するために JDBC API を呼びだすと、 JDBC ドライバーは DB2 サーバーに存在する JDBC アプレット・サーバーを介して、 DB2 データベースに対する別個の通信を確立します。 SQLJ アプレットは、実行する前にデータベースにバインドする必要があります。