DB2 製品をインストールし終わったら、 クライアント構成アシスタント (CCA) またはコマンド行プロセッサー (CLP) を使って各クライアント・ワークステーション のリモート・データベースに個別にアクセスできるように、その製品を構成することができます。 DB2 は、次のように、CATALOG コマンドを使って、 リモート・データベースのアクセス情報をカタログ化します。
リモート・データベースのカタログの方法の詳細については、管理の手引き を参照してください。
同一の構成の DB2 クライアントの複数コピーをロールアウトする予定の場合は、 カスタマイズしたスクリプトを実行するバッチ・ファイルを作成することができます。
たとえば、スクリプト・ファイルを実行するのに、 次のようなサンプル・バッチ・ファイル myscript.bat を使用することを検討してください。
@echo off cls db2cmd catmvs.bat
DB2CMD コマンドは、DB2 環境を初期化し、 catmvs.bat ファイルは、 同じ名前の付いたバッチ・ジョブを呼び出します。
以下に、サンプルのカタログ・スクリプト・ファイル catmvs.bat を示します。 これを使って、DB2 コネクト パーソナル・エディション・ワークステーションにデータベースを追加することができます。
db2 catalog tcpip node tcptst1 remote mvshost server 446 db2 catalog database mvsdb at node tcptst1 authentication dcs db2 catalog dcs database mvsdb as mvs_locator db2 catalog system odbc data source mvsdb db2 terminate exit
これらのファイルを手動でクライアント・ワークステーションに送ることができますが、 SMS を使って、インストールとリブートの完了後に、スクリプトを自動的に実行させることもできます。 カタログ・スクリプトで別の SMS パッケージを作成するには、 以下のステップを実行します。
ステップ 1. | 「スタート」をクリックし、 「プログラム --> Systems Management Server --> SMS Administrator」 の順に選択します。 「SMS ウィンドウのオープン (Open SMS Window)」ウィンドウがオープンします。 |
ステップ 2. | 「パッケージ (Packages)」ウィンドウのタイプを選んでから、 「OK」をクリックします。 「パッケージ (Packages)」ウィンドウがオープンします。 |
ステップ 3. | メニュー・バーから「ファイル (File) --> 新規 (New)」を選択します。 「パッケージのプロパティー (Package Properties)」ウィンドウがオープンします。 |
ステップ 4. | 新規パッケージの名前を入力します。 たとえば、batchpack などとします。 |
ステップ 5. | そのパッケージについての注釈を入力します。 たとえば、バッチ・ファイル用パッケージなどとします。 |
ステップ 6. | 「ワークステーション (Workstations)」押しボタンをクリックします。 「ワークステーション用パッケージのセットアップ (Setup Package for Workstations)」ウィンドウがオープンします。 |
ステップ 7. | ソース・ディレクトリーを入力します。 そのソース・ディレクトリーはサーバーとクライアントの両方がアクセスできるロケーションであること、 およびそこにはクライアント・ワークステーションから実行するバッチ・ファイルが入っていることを確認します。 |
ステップ 8. | 「ワークステーション・コマンド行 (Workstation Command Lines)」セクションの下の「新規 (New)」をクリックします。 「コマンド行プロパティー (Command Line Properties)」ウィンドウがオープンします。 |
ステップ 9. | コマンド名を入力します。 |
ステップ 10. | コマンド行を入力します。 |
ステップ 11. | 「サポートされているプラットフォーム (Supported Platforms)」セクションの下で、 サポートする必要のあるプラットフォームのチェック・ボックスをクリックします。 |
ステップ 12. | 「OK」をクリックします。 |
ステップ 13. | 「閉じる」をクリックします。 |
ステップ 14. | 「OK」をクリックします。
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SMS サーバーからの DB2 インストール・パッケージの配布のときと同様にこのパッケージを配布します。
db2cli.ini ファイルは ASCII ファイルですが、 これは、DB2 CLI 構成を初期化します。 このファイルは、作業の開始を助けるために添付されており、 x:\sqllib ディレクトリーにあります。 ここで、x: は DB2 ファイルをインストールしたドライブです。
特定の CLI 最適化値または CLI パラメーターを使う必要がある場合、 DB2 クライアント・ワークステーション用にカスタマイズされた db2cli.ini ファイルを使用することができます。 そのためには、各 DB2 クライアント・ワークステーションに db2cli.ini ファイルを配布し、 それぞれの \sqllib ディレクトリーにそのファイルを置きます。