DB2 クエリー・パトローラー・サーバーのインストールが済んだら、インストールの検証を行います。そのためには、 DB2 クエリー・パトローラーによってモニタリングするように設定したデータベースに照会を発行して、そのステータスをチェックします。
DB2 クエリー・パトローラーのインストールを検証するための手順は次のとおりです。
ステップ 1. | インストールの前または最中に作成した iwm ユーザー・アカウントで、 DB2 クエリー・パトローラー・サーバーにログオンします。 | ||
ステップ 2. | DB2 クエリー・パトローラーのサービスを開始します。そのためには、dqpstart コマンドを入力します。以下のような出力が表示されるはずです。 DB29997I "DB2 Query Patroller" started successfully.
| ||
ステップ 3. | DB2 クエリー・パトローラー・サーバーで取り込む照会を発行します。そのためには、以下のコマンドを入力します。 iwm_submit -S "select count(*) from sysibm.systables" 以下のような出力が表示されるはずです。 DB2 Query Patroller Version "7.1" (c) Copyright International Business Machines Corp. 1998, 2000. All rights reserved. DB2-09973-I Job "1" queued. (Cost = "1"). これで、その照会が DB2 クエリー・パトローラー・サーバーに渡されたことが確認できます。ジョブの処理のために数分待ってください。 | ||
ステップ 4. | 発行した照会のステータスをチェックします。そのためには、以下のコマンドを入力します。 iwm_cmd
ジョブが正常に完了していたら、以下のような出力が表示されるはずです。 DB2 Query Patroller Version "7.1" (c) Copyright International Business Machines Corp. 1998, 2000. All rights reserved. Job Status (user "iwm") --- ---------------------------------------------------------------------- 1 Done at "2000-02-07 15:16:03.015001" : "1" rows in "iwm.JOB0000001_RES
ジョブの処理がまだ続いている場合は、次のような出力になります。 DB2 Query Patroller Version "7.1" (c) Copyright International Business Machines Corp. 1998, 2000. All rights reserved. Job Status (user "iwm") --- ------------------------ 1 Queued: Priority is "500" | ||
ステップ 5. | DB2 クエリー・パトローラーのサービスを停止します。そのためには、 dqpstop コマンドを入力します。以下の出力が表示されるはずです。 DB29998I "DB2 Query Patroller" stopped successfully.
|
DB2 クエリー・パトローラーが開始しなかったり、照会が実行されなかったりした場合は、 syserr.log ファイルを調べてください。このファイルは、 x:\sqllib\instance_name\log ディレクトリーにあります。
syserr.log ファイルには、 DB2 クエリー・パトローラー・サーバーでの照会の失敗や操作の失敗に関するエラー・メッセージが入っている可能性があります。詳細については、 DB2 クエリー・パトローラー 管理の手引き または 問題判別の手引き を参照してください。
これで、DB2 クエリー・パトローラー・サーバーで必要なインストール手順と検証手順が終了しました。 DB2 クエリー・パトローラー・サーバーのインストール後に、作成したデータベースの照会を管理する方法については、 DB2 クエリー・パトローラー 管理の手引き を参照してください。