DB2 クエリー・パトローラー インストールの手引き

始める前に

インストール作業を始める前に、以下の項目や情報がそろっていることを確認してください。

__ 1.

システムで DB2 エンタープライズ拡張エディションまたは DB2 エンタープライズ・エディションのバージョン 7 を実行していて、作業中のインスタンスが存在していること。このいずれかの DB2 サーバーのインストール、移行、構成の詳細については、該当する概説およびインストール を参照してください。

__ 2.

x:\windir\system32\drivers\etc\services ファイル内で使用可能なポートがあること。なお、x:\windir は、 Windows オペレーティング・システムがインストールされているドライブとディレクトリーです。このポートは DB2 クエリー・パトローラーの通信用に予約されることになります。セットアップ・プログラムの場合、デフォルトでは、サービス名 DQP1 と、 55000 以降の最初の使用可能ポートが通信用に予約されます。これとは別のサービス名とポート番号を予約する場合は、 カスタム ・インストールを実行しなければなりません。

__ 3.

DB2 サーバーで実行していたインスタンスが停止していること。インスタンスを停止するには、システム管理 (SYSADM) 権限を持ったユーザーとしてシステムにログオンし、 db2stop コマンドを入力します。 SYSADM 権限と、この権限を与えられたユーザーの詳細については、 管理の手引き を参照してください。

__ 4.

DB2 クエリー・パトローラー・サーバーによって管理する照会の対象となるデータベースが存在していること。セットアップ・プログラムの場合、データベースがなければ、インストール時にデータベースを作成するためのオプションを選択できます。

__ 5.

インストールを実行するためのユーザー・アカウントがあること。このユーザー・アカウントの必須条件 は以下のとおりです。

  • ローカルの Administrators グループに属していること。
  • 以下の高度なユーザー権利を持っていること。
    • オペレーティング・システムの一部として機能
    • トークン・オブジェクトの作成
    • プロセス・レベル・トークンの置き換え

__ 6.

iwm というユーザー名のユーザー・アカウントが存在すること。このユーザー・アカウントは、 DB2 クエリー・パトローラーのサービスに関連付けられることになります。このユーザーには、照会を取り込むことになるデータベースを含んだインスタンスに対する、 SYSADM 権限が与えられます。

DB2 エンタープライズ・エディションの環境の場合、 iwm ユーザー・アカウントは、ローカルまたはドメインのいずれでも構いません。 DB2 エンタープライズ拡張エディションの環境の場合、このユーザー・アカウントは、 必ず ドメインのユーザー・アカウントにしなければなりません。

セットアップ・プログラムの場合、このユーザー・アカウントがなければ、インストール時にこのユーザー・アカウントを作成するためのオプションを選択できます。このユーザー・アカウントが存在していない場合は、セットアップ・プログラムによってそのユーザー・アカウントを作成することをお勧めします。

この製品を DB2 エンタープライズ拡張エディションのサーバーにインストールする場合、セットアップ・プログラムで iwm ユーザー・アカウントを作成するのであれば、インストールを実行するために使用するユーザー・アカウントは、 Domain Admins グループにも属している必要があります。


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