このセクションでは、DB2 MQSeries 関数を利用するために DB2 環境を構成する方法について 説明します。次の手順を正常に完了すると、SQL 内から DB2 MQSeries 関数を利用できます。各関数に ついては、「リリース情報」の「SQL 解説書」セクションで説明しています。最新マニュアルや ヒントなどの追加情報は、http://www.ibm.com/software/data/integration/MQSeriesから 入手できます。
DB2 MQSeries 関数を構成し、使用可能にする基本的な手順は、以下の通りです。
さらに、DB2 MQSeries 関数から提供される発行/サブスクリプション機能を利用するためには、 MQSeries Integrator または MQSeries 発行/サブスクリプション機能もインストールする 必要があります。MQSeries Integrator に関する情報は、 http://www.ibm.com/software/ts/mqseries/integratorから入手できます。 MQSeries 発行/サブスクリプション機能に関する情報は、 http://www.ibm.com/software/ts/mqseries/txppacsのカテゴリー 3 に 記載されています。
最初のステップは、MQSeries バージョン 5.2 が DB2 サーバーにインストールされて いることを確認する作業です。このバージョンの MQSeries がすでにインストールされて いる場合は、次のステップ「MQSeries AMI のインストール」へ進んでください。 DB2 バージョン 7.2 には、DB2 で使用される MQSeries サーバーのコピーが含まれて います。MQSeries をインストールするため、または既存の MQSeries インストールを アップグレードするための、プラットフォーム別の手順が、 http://www.ibm.com/software/ts/mqseries/library/manualsの プラットフォーム別「概説およびインストール」マニュアルに記載されています。 インストール・プロセスを進めていく中で、必ずデフォルトのキュー・マネージャーを セットアップしてください。
次のステップは、MQSeries Application Messaging Interface (AMI) をインストール
する作業です。これは、管理およびプログラミングのタスクを完全に
分離する MQSeries プログラミング・インターフェースの拡張です。DB2 MQSeries 関数は、
このインターフェースのインストールを必要とします。MQSeries AMI がすでに DB2 サーバーに
インストールされている場合は、次のステップ「DB2 MQSeries 関数を使用可能にする」へ
進んでください。MQSeries AMI がまだインストールされていない場合は、DB2 7.2 に
添付されているインストール・パッケージからインストールするか、
または MQSeries Support Pacs の Web サイト http://www.ibm.com/software/ts/mqseries/txppacs から AMI の
コピーをダウンロードしてインストールします。AMI は、「カテゴリー 3 - 製品拡張機能」に
あります。便宜上、DB2 には MQSeries AMI のコピーを添付してあります。このファイルは、
sqllib/cfg ディレクトリー内にあります。ファイルの名前は、以下のように
オペレーティング・システムによって異なります。
AIX バージョン 4.3 以上 | ma0f_ax.tar.Z |
HP-UX | ma0f_hp.tar.Z |
Solaris 稼動環境 | ma0f_sol7.tar.Z |
Windows 32 ビット | ma0f_nt.zip |
圧縮されたインストール・イメージに含まれている AMI readme ファイルに、 通常の AMI インストール・プロセスが記載されているので、それにしたがってください。
このステップでは、DB2 MQSeries 関数のデータベースを構成し、使用可能にします。 enable_MQFunctions ユーティリティーは柔軟なコマンドで、 まずセットアップされている MQSeries 環境が適切であるかを調べ、次に DB2 MQSeries 関数の デフォルト構成をインストールおよび作成し、これらの関数を使用して指定のデータベースを 使用可能にし、最後に構成が機能することを確認します。
values DB2MQ.MQSEND('a test') values DB2MQ.MQRECEIVE()最初のステートメントでは「a test」という メッセージを DB2MQ_DEFAULT_Q キューへ送り、2 番目のステートメントではそれを 受け取ります。