リリース情報


38.8 付録 D カタログ視点

新しいカタログ視点が追加されました。

38.8.1 SYSCAT.SEQUENCES

視点 SYSCAT.SEQUENCES が、フィックスパック 3 以降で作成されたデータベースについては自動的に生成されます。 フィックスパック 3 以前に作成されたデータベースについては、データベースに視点を追加するために、 db2updv7 コマンドを実行してください。 詳しくは、リリース情報のコマンド解説の更新を参照してください。

このカタログ視点は、SQL データ定義ステートメント、環境ルーチン、 および特定のユーティリティーに対する応答として、通常の運用中に更新されます。 カタログ視点内のデータは、通常の SQL 照会機能を通じて使用することができます。 列は、記述するオブジェクトのタイプに基づいて、一貫性のある名前を持ちます。


表 30. SYSCAT.SEQUENCES カタログ視点の列
列名 データ・タイプ NULL 可能 記述
SEQSCHEMA VARCHAR(128)
シーケンスのスキーマ
SEQNAME VARCHAR(128)
シーケンス名 (識別列について DB2 が生成)。
DEFINER VARCHAR(128)
シーケンスの定義者。
OWNER VARCHAR(128)
シーケンスの所有者。
SEQID INTEGER
シーケンスの内部 ID。
SEQTYPE CHAR(1)
シーケンス・タイプ

S - 通常のシーケンス

INCREMENT DECIMAL(31,0)
増分値
START DECIMAL(31,0)
開始値
MAXVALUE DECIMAL(31,0) Yes 最大値
MINVALUE DECIMAL(31,0)
最小値
CYCLE CHAR(1)
境界に達したときにサイクリングを行うかどうか。

Y - サイクリングを行う

N - サイクリングを行わない

CACHE INTEGER
アクセスを高速化するために、メモリーに事前割り当てするシーケンス値の数。 0 は値が事前割り当てされないことを示します。
ORDER CHAR(1)
シーケンス番号を要求の順序で生成するかどうか。

Y - 要求の順序でシーケンス番号を生成します。

N - 要求の順序でシーケンス番号を生成しません。

DATATYPEID INTEGER
組み込みタイプの場合は、組み込みタイプの内部 ID。特殊タイプの場合は、特殊タイプの内部 ID。
SOURCETYPEID INTEGER
組み込みタイプの場合、この値は 0 になります。 特殊タイプの場合は、特殊タイプのソース・タイプである組み込みタイプの内部 ID です。
CREATE_TIME TIMESTAMP
シーケンスが作成された時刻。
ALTER_TIME TIMESTAMP
最後の ALTER SEQUENCE ステートメントがこのシーケンスについて実行された時刻。
PRECISION SMALLINT
10 進数または数値タイプで、シーケンスに定義された精度。 SMALLINT では 5、INTEGER では 10、BIGINT では 19 になります。
ORIGIN CHAR(1)
シーケンス原点

U - ユーザー生成シーケンス

S - システム生成シーケンス

REMARKS VARCHAR(254) Yes ユーザーが指定するコメント、またはヌル


[ ページのトップ | 前ページ | 次ページ | 目次 | 索引 ]