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7.4 第 4 章 データベースの変更

セクション「"表スペースの変更"」の下に、以下の新しいセクションを追加します。

7.4.1 区分内の SMS 表スペースへのコンテナーの追加

現行でコンテナーを所有していない区分 (もしくはノード) の SMS 表スペースに コンテナーを追加することができます。

表スペースの内容は、すべてのコンテナーを通して再調整されます。 表スペースへの接続は、再調整の間、制限を受けません。 複数のコンテナーを追加する場合は、すべてを同じに追加する必要があります。

コマンド行を使用して、SMS 表スペースにコンテナーを追加するには、以下のように入力します:

      ALTER TABLESPACE <name>
      ADD ('<path>')
      ON NODE (<partition_number>)

番号で指定された区分、および区分の範囲内のすべての区分 (もしくはノード) は、 表スペースが定義されているノード・グループに存在していなくてはなりません。 partition_number は、ステートメントのただ 1 つの on-nodes-clause で、 明示的にのみ、または範囲で表される場合もあります。

以下の例では、UNIX ベースのオペレーティング・システム上で、表スペース "plans"が使用している ノード・グループの 3 番区分にどのように新規のコンテナーを追加するかを 示しています:

      ALTER TABLESPACE plans
      ADD ('/dev/rhdisk0')
      ON NODE (3)

「"表属性の変更"」セクションの後に、以下のセクションを追加します。

7.4.2 識別列の変更

ALTER TABLE ステートメントで、既存の識別列の属性を変更します。 このステートメントの詳細 (構文など) については、SQL 解説書 を参照してください。

シーケンスの特性を持つように識別列を変更するためには、いくつかの方法があります。

ALTER TABLE および識別列には、以下のような固有のタスクがあります。

7.4.3 シーケンスの変更

ALTER SEQUENCE ステートメントで、既存のシーケンスの属性を変更します。 このステートメントの詳細 (構文など) については、SQL 解説書 を参照してください。

変更可能なシーケンスの属性:

シーケンス作成の一部ではないタスクが 2 つあります。 そのステートメントは以下の通りです。

シーケンスを再始動、または CYCLE に変更した後、重複するシーケンス番号が 生成される可能性があります。 今後のシーケンス番号だけが ALTER SEQUENCE ステートメントによって影響を受けます。

シーケンスのデータ・タイプは変更できません。 その代わり、現行シーケンスをドロップして、新しいデータ・タイプを指定した 新しいシーケンスを作成する必要があります。

シーケンスが変更されると、DB2 で使用されていないキャッシュ済みの値はすべて失われます。

7.4.4 シーケンスのドロップ

シーケンスを削除するには、DROP ステートメントを使用します。 このステートメントの詳細 (構文など) については、SQL 解説書 を参照してください。

以下を実行すると、特定のシーケンスをドロップすることができます。

   DROP SEQUENCE sequence_name 

sequence_name はドロップするシーケンス名で、ここには、 既存のシーケンスを正しく識別するための暗黙的または明示的なスキーマ名が入ります。

IDENTITY 列のためにシステム作成されたシーケンスは、DROP SEQUENCE ステートメントを使用して ドロップすることはできません。

シーケンスをドロップすると、そのシーケンスの特権もすべてドロップされます。

7.4.5 表スペース状況の切り換え

コンテナーがアクセス可能になった表スペースに関連付けられていた場合、 ALTER TABLESPACE ステートメントの SWITCH ONLINE 文節は、オフライン状態から オンライン状態まで表スペースを移動させることができます。 その表スペースは、データベースがまだ起動し、作動している間に、オンライン状態に 移行させます。

この文節を使用する代わりに、データベースからすべてのアプリケーションを切断し、 再びアプリケーションをデータベースに接続しなおすこともできます。 これは表スペースをオフライン状態からオンライン状態に移行させます。

コマンド行を使用して表スペースをオンライン状態に切り換えるには、以下のように入力します。

   ALTER TABLESPACE <name>
      SWITCH ONLINE

7.4.6 DMS 表スペース内のコンテナーの変更

DMS 表スペースは並行して作成およびサイズ変更されるようになり、パフォーマンスが向上しました。 並列性の度合いは、プリフェッチャーの数に 1 を足した数と等しくなります。


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