リリース情報
このセクションでは、DB2 OLAP スターター・キットでの既知の制限事項を
リストします。
- Windows プラットフォームでの Informix RDBMS と Merant ドライバーの互換性
- Windows プラットフォーム用の Merant ドライバーを Informix RDBMS で動作させるには、
以下の 2 行を PATH ステートメントに追加する必要があります。
- C:\Informix
- C:\Informix\bin
これらの 2 行とも、PATH の先頭に入力してください。
- OLAP モデルと、関連するメタアウトラインのディメンションに矛盾が生じる
- ある条件のもとでは、OLAP モデルで対応するディメンションがないメタアウトラインに、
ディメンションを作成することができます。このディメンションの矛盾は以下のシナリオで起こりえます。
- 新しい OLAP モデルを作成し、それを保存する。
- このモデルをベースにメタアウトラインを作成し、そのメタアウトラインを保存しない。
- OLAP モデルに戻り、上記のメタアウトラインのディメンションのうちの 1 つのベースとなっている
ディメンションを削除する。
- メタアウトラインに戻り、それを保存し、クローズしてから、再オープンする。メタアウトラインには、
OLAP モデルでは対応するディメンションが存在しないディメンションが含まれます。
OLAP スターター・キットは、このような方法で作成されたディメンションと、
メタアウトラインのユーザー定義のディメンションとの矛盾を見分けることができません。したがって、
矛盾するディメンションがメタアウトラインに表示されますが、OLAP モデルには対応する
ディメンションが存在しないため、メタアウトラインはそれをユーザー定義のディメンションと
見なします。
- Windows 2000 プラットフォームで TMP 環境変数が原因で、メンバーおよび
データのロードが失敗する
- Windows 2000 と Windows NT の間では、TMP のデフォルト・システムおよび
ユーザー環境設定値が異なります。そのため、OLAP スターター・キットが
Windows 2000 プラットフォームで実行しているとき、メンバーおよびデータのロードが
失敗します。その結果として、一時ファイルが作成できなかったことを示す
エラー・メッセージが表示されます。以下のステップを実行すると、Windows 2000 での
この制限を回避することができます。
- ディレクトリー C:\TEMP を作成する
- システムおよびユーザーの環境変数 TMP を TMP=C:\TEMP に設定する
- ODBC をインストールしても、既存の Merant ドライバーが置き換えられない
- ODBC をインストールしても、既存の 3.6 Merant ODBC ドライバーは
更新されません。OLAP スターター・キット・バージョン 7.1、フィックスパック 2 以前のバージョンから
アップグレードする場合には、以前にインストールした ODBC ドライバーを継続して使用してください。
- UNIX プラットフォームで Merant Informix ODBC ドライブを使用する
- UNIX プラットフォームで Merant Informix ODBC ドライバーを使用するには、
以下のいずれかを実行する必要があります。
- 異なるサービス・レベルの OLAP クライアントとサーバーを混合して使用する
- IBM は、OLAP スターター・キットのクライアントおよびサーバー・コンポーネントをともに、
同一バージョンおよび同一フィックスパック・レベルにしておくことをお勧めします。ただし、
ある状況下では、異なるサービス・レベルのクライアントとサーバー・コンポーネントを
混合することができます。
- あるバージョンでクライアントとサーバーを異なるサービス・レベルで使用する
- より新しいクライアントと、より古いサーバーを組み合わせて使用する場合、
IBM はこれについてサポートはいたしませんので、そのように使用しないことをお勧めします。
ただし、より古いクライアントと、より新しいサーバーを組み合わせて使用できることは
あります。ただしこの場合も、IBM はサポートしません。この場合は、問題が発生する可能性があります。
例:
- サーバーからのメッセージが誤っている。クライアント側の message.MDB ファイルを
アップグレードしてサーバー側のレベルに一致させることによって、この問題を
回避することができます。
- 新しいサーバー機能が機能しない。新しい機能を使用しようと試みると、
クライアント側、サーバー側、または両方の側で失敗する。
- クライアントがサーバーに正しく接続されていない可能性がある。
- あるバージョンで、単一のクライアントで複数のサーバーを使用する
- 単一のクライアントを異なるマシンまたはオペレーティング・システムにある
いくつかの OLAP サーバーに接続する必要がある場合、それらをすべて同一のバージョン
およびサービス・レベルにすることを IBM はお勧めします。クライアントは、少なくとも、
最低レベルのサーバーと同じレベルにしてください。問題が発生する場合には、
適切なホストに適応させるために異なるクライアント・マシンを使用したり、
すべてのクライアントおよびサーバーを同じサービス・レベルにアップグレード
しなければならない場合があります。
- 異なるバージョンのクライアントとサーバーを混合して使用する
- バージョン 7.1 の OLAP スターター・キット・クライアントおよびサーバーと
バージョン 7.2 のクライアントおよびサーバーを混合して使用する場合、IBM は
サポートしません。IBM OLAP 製品が新しいバージョン・レベルにアップグレードされるとき、
ネットワークの更新やデータ・フォーマットの変更を伴うことがよくあり、その場合には、
クライアントとサーバーもそれと同一のレベルにすることが必要となります。
- IBM 製品 (DB2 OLAP スターター・キット) と
Hyperion 製品 (Hyperion Essbase と Hyperion Integration Server) を混合して使用する
- IBM の OLAP クライアントおよびサーバーと Hyperion Solutions の OLAP クライアント
およびサーバーを混合して使用する場合、IBM はサポートしません。一部の環境では上記のコンポーネントを混合して
使用しても動作しますが、機構的に違いがあるために問題が発生する可能性があります。
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