リリース情報


10.11 ARCHIVE LOG (新規コマンド)

Archive Log

回復可能データベースのアクティブ・ログ・ファイルをクローズして切り捨てます。 ユーザー出口が使用可能な場合にはアーカイブ要求を実行します。

権限

以下のいずれかとなります。

必須な接続

このコマンドは、指定されたデータベースへの接続を自動的に確立します。 データベースへの接続が すでに存在する場合、エラーが返されます。

コマンド構文

>>-ARCHIVE LOG FOR----+-DATABASE-+--database-alias-------------->
                      '-DB-------'
 
>-----+---------------------------------------+----------------->
      '-USER--username--+------------------+--'
                        '-USING--password--'
 
>-------| On Node 文節 |---------------------------------------><
 
On Node 文節
 
|---ON----+-| Node List 文節 |-------------------------+--------|
          '-ALL NODES--+-----------------------------+-'
                       '-EXCEPT--| Node List 文節 |--'
 
Node List 文節
 
                  .-,-----------------------------------.
                  V                                     |
|---+-NODE--+--(-----node number--+------------------+--+---)---|
    '-NODES-'                     '-TO--node number--'
 

コマンド・パラメーター

DATABASE database-alias
アーカイブするアクティブ・ログを持つデータベースの別名を指定します。

USER username
接続を試みるユーザー名を識別します。

USING password
ユーザー名を認証するためのパスワードを指定します。

ON ALL NODES
db2nodes.cfg ファイルにあるすべてのノードでコマンドを実行するように 指定します。これは、node 文節が指定されていない場合のデフォルトになります。

EXCEPT
db2nodes.cfg ファイルにあるすべてのノードでコマンドを実行するように 指定します。ただし、ノード・リストに指定されたノードを除きます。

ON NODE/ON NODES
指定されたデータベースのログをノードのセットでアーカイブすることを指定します。

node number
ノード・リストのノード番号を指定します。

TO node number
ログをアーカイブするノードの範囲を指定するときに使用されます。 指定された最初のノード番号から 2 番目のノード番号までのすべてのノードが ノード・リストに含まれます。

使用上の注意

このコマンドを使用すると、ある時点までのログ・ファイルの完全なセットを 収集します。収集すると、それらのログ・ファイルを使用してスタンドバイ・データベースを 更新することができます。

この関数は、指定されたデータベースへのデータベース接続がないときにしか 実行できません。 これにより、コミットされていないトランザクションでユーザーがコマンドを 実行するのを防ぎます。 実際に、ARCHIVE LOG コマンドは、ユーザーの不完全なトランザクションを コミットしません。 指定されたデータベースへのデータベース接続がすでに存在し、 このコマンドを実行すると、コマンドは終了してエラーを返します。 このコマンドを実行したときに、指定されたデータベースで進行中の トランザクションが別のアプリケーションにあった場合には、 コマンドがログ・バッファーをディスクにフラッシュするため、 パフォーマンスがやや低下する可能性があります。 ログ・レコードをバッファーに書き込む別のトランザクションは、 フラッシュが完了するまで待機しなければなりません。

MPP 環境で使用する場合は、node 文節を使用してノードのサブセットを指定できます。 node 文節が指定されていない場合、このコマンドのデフォルトの振る舞いは、 クローズしてすべてのノードのアクティブ・ログをアーカイブすることです。

このコマンドを使用すると、データベースの LSN スペースの一部を失い、 有効な LSN を使い果たすのを早めることになります。


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