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4.13 DB2 データ・リンク・マネージャー (Solaris Operating Environment 版) のバックアップ方式の選択

ディスク・コピーおよび XBSA に加えて、Tivoli Storage Manager (TSM) を 使用して、データ・リンク・サーバーに常駐するファイルのバックアップを取ることもできます。

Tivoli Storage Manager をアーカイブ・サーバーとして使用するには:

  1. Tivoli Storage Manager をデータ・リンク・サーバー上にインストールする。詳細については、 Tivoli Storage Manager 製品のドキュメンテーションを参照してください。
  2. データ・リンク・サーバー・クライアント・アプリケーションを Tivoli Storage Manager サーバーと一緒に登録する。詳細については、 Tivoli Storage Manager 製品のドキュメンテーションを参照してください。
  3. 以下の環境変数を、データ・リンク・マネージャー管理者の db2profile または db2cshrc スクリプト・ファイルに追加する。
       (Bash、Bourne、または Korn シェルの場合)
       export DSMI_DIR=/opt/tivoli/tsm/client/api/bin
       export DSMI_CONFIG=$HOME/tsm/dsm.opt
       export DSMI_LOG=$HOME/dldump
       export PATH=$PATH:/opt/tivoli/tsm/client/api/bin
     
       (C シェルの場合)
       setenv DSMI_DIR /opt/tivoli/tsm/client/api/bin
       setenv DSMI_CONFIG ${HOME}/tsm/dsm.opt
       setenv DSMI_LOG ${HOME}/dldump
       setenv PATH=${PATH}:/opt/tivoli/tsm/client/api/bin
     
    
  4. dsm.sys TSM システム・オプション・ファイルが /opt/tivoli/tsm/client/api/bin ディレクトリーにあることを確認する。
  5. dsm.opt TSM ユーザー・オプション・ファイルが INSTHOME/tsm ディレクトリーにあることを確認する。 ここで、INSTHOME はデータ・リンク・マネージャー管理者のホーム・ディレクトリーです。
  6. /opt/tivoli/tsm/client/api/bin/dsm.sys Tivoli Storage Manager システム・オプション・ファイルで PASSWORDACCESS オプションを generate に設定してください。
  7. 最初にデータ・リンク・ファイル・マネージャーが開始する前に、 TSM パスワードを generate オプションと一緒に登録する。 これにより、データ・リンク・ファイル・マネージャーが TSM サーバーへの接続を開始するときに、パスワードを提供する必要がなくなります。 詳細については、TSM 製品のドキュメンテーションを参照してください。
  8. DLFM_BACKUP_TARGET レジストリー変数を TSM に設定する。 DLFM_BACKUP_DIR_NAME レジストリー変数はこの場合無視されます。 これにより、Tivoli Storage Manager バックアップ・オプションが活動状態になります。

    注:

    1. 実行時に TSM とディスク間で DLFM_BACKUP_TARGET レジストリー変数の設定を変更する場合、 保存されるファイルは、新しく指定された保存場所に移動しないことに注意する。 たとえば、DLFM_BACKUP_TARGET レジストリー値を TSM に設定して データ・リンク・マネージャーを開始し、レジストリー値をディスク位置に変更した場合、 新しく保存されるファイルはすべて、ディスクの新規の場所に保管されます。以前 TSM に保存されたファイルは、新規のディスク位置には移動しません。

    2. デフォルトの TSM 管理クラスをオーバーライドするための、新規のレジストリー変数 DLFM_TSM_MGMTCLASS があります。このレジストリー変数が設定されないと、 デフォルト管理クラスが使用されます。
  9. dlfm stop コマンドを入力して、データ・リンク・ファイル・マネージャーを停止してください。
  10. dlfm start コマンドを入力して、データ・リンク・ファイル・マネージャーを開始してください。


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