リリース情報
データウェアハウスセンターを使用すると、DB2 データベース視点として OLE DB プロバイダーから
データにアクセスできます。
データウェアハウスセンターで用意されている OLE DB Assist ウィザードを使用して、
DB2 OLE DB 表関数、およびデータへのアクセスを可能にする DB2 視点を作成できます。
Microsoft Data Transformation Service (DTS) を使用すると、OLE DB ソースおよびターゲットの間で
データのインポート、エクスポート、およびトランスフォームが可能になり、データウェアハウスおよび
データマートを作成することができます。
DTS は Microsoft SQL Server とともにインストールされます。
DTS タスクはすべて、Microsoft OLE DB Provider for DTS Packages を使用して実行および
アクセス可能な DTS パッケージに保管されています。
OLE DB ソースとして DTS からパッケージにアクセスできるため、OLE DB データ・ソースの
場合と同様、DTS パッケージの OLE DB Assist ウィザードで視点を作成することもできます。
実行時に視点にアクセスすると、DTS パッケージが実行され、
DTS パッケージ内のタスクのターゲット表が作成済みの視点になります。
データウェアハウスセンターで視点を作成すると、それを別の視点のように使用できます。
たとえば、SQL ステップで DB2 表と OLE DB ソースを結合することができます。
SQL ステップで作成済み視点を使用すると、DTS プロバイダーが呼び出され、
DTS パッケージが実行されます。
ソフトウェア要件:
- ウェアハウス・ターゲット・データベースとして DB2 ユニバーサル・データベース (Windows NT 版) バージョン 7.2
- DB2 ウェアハウス・マネージャー バージョン 7.2
- バージョン 7.2 の前にウェアハウス・ターゲット・データベースが作成された場合、
DB2 UDB (Windows NT 版) バージョン 7.2 をインストールした後、
db2updv7 コマンドを実行する必要があります。
- ウェアハウス・ソース・データベースをカタログすると、
ウェアハウス・エージェント・サイトでデータベース別名がカタログされます。
ただし、ウィザードを開始すると、データウェアハウスセンターは、
データベース別名がクライアント・ワークステーションにも定義されていると想定し、
ウェアハウス・ソース・データベースのユーザー ID およびパスワードを使用して
ワークステーションに接続しようとします。
接続が成功した場合、ウィザードが開始され、視点を作成することができます。
接続が成功しなかった場合、警告メッセージが表示され、
ウィザードで別のデータベース別名をカタログまたは選択しなければなりません。
- DTS パッケージから特定の表を識別するには、ターゲット表を作成する DataPumpTask の
「ワークフロー・プロパティー」ウィンドウの「オプション」タブにある
「DSO 行セット・プロバイダー」チェック・ボックスを選択する必要があります。
複数の DSO 行セット・プロバイダー属性をオンにした場合、最初に選択されたステップの
結果のみが使用されます。
視点を選択すると、そのターゲット表の行セットが返され、後続のステップで作成する
その他の行セットはすべて無視されます。
- ウィザードに表名を入力するとき、タスクの「ワークフロー・プロパティー」ノートブックの
「オプション」ページに示されている表名を使用してください。
- DTS パッケージ接続ストリングには、dtsrun コマンドと同じ構文があります。
OLE DB 表関数の視点を作成するには:
- 「データウェアハウスセンター」ウィンドウから
ウェアハウス・ソース・ツリーを展開します。
- 視点を含むことになるウェアハウス・ソースを展開します。
- 「視点」フォルダーを右クリックして、
「OLE DB 表関数用に作成」をクリックします。
OLE DB Assist ウィザードがオープンします。
このウィザードは、ウェアハウス・ソース・データベースに新しい視点を作成するタスクについて指示します。
DTS パッケージの視点を作成するには:
- 「データウェアハウスセンター」ウィンドウから
ウェアハウス・ソース・ツリーを展開します。
- 視点を含むことになるウェアハウス・ソースを展開します。
- 「視点」フォルダーを右クリックし、
「DTS パッケージの Microsoft OLE DB プロバイダー」をクリックします。
OLE DB Assist ウィザードがオープンします。
このウィザードは、ウェアハウス・ソース・データベースに新しい視点を作成するタスクについて指示します。
DTS の詳細については、Microsoft Platform SDK 2000 の資料を参照してください。
この資料では、ウィザードで DTS プロバイダーに接続するために必要な
プロバイダー・ストリングの作成方法について詳しく説明されています。
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