以下のパラメーターの変更は必須です:
「"推奨"」セクションは変更されました。 この情報はすぐお読みください:
ソート・ヒープの作動中、次のような判断が必要になります:
このパラメーターの記述で最後から 2 番目の段落が変更されました。 この段落はここでお読みください:
ソート、動的ビットマップ (索引 ANDing およびスター型結合に使用)、 および、メモリーに表のある操作などを含むソート・ヒープを使用する 操作の例。
次の情報がこのパラメーターの記述に追加されます。
シングル・ノードからマルチ・ノード環境に移行した際、このパラメーターの値を増加させる 理由はありません。 一度、シングル・ノード (DB2 EE で) 環境のデータベースとデータベース・マネージャー構成パラメーターを 調整すると、多くのケースでは、調整した値は、複数ノード (DB2 EE で) 環境でも 問題なく作動します。
ヒープしきい値パラメーターのソートはデータベース・マネージャー構成パラメーターと同様に、 全 DB2 インスタンスを対象として適用します。 このパラメーターを異なったノードや区分で、異なった値に設定するには 複数の DB2 インスタンスを作成します。 これにより異なったノード・グループを超え、異なった DB2 データベースを管理する必要が出てきます。 そのような調整は区分に分割されたデータベース環境の多くの利点という目的に 反します。
以下の変更が、「エスカレーション前のロック・リストの最大パーセント (maxlocks)」 データベース構成パラメーターの「推奨」セクションに適用されます。
推奨: maxlocks を設定して、 平均の 2 倍のロック数をアプリケーションに保持させるために、次の公式を 使用することができます。
maxlocks = 2 * 100 / maxappls
2 は平均の 2 倍を表し、100 は許される 最大パーセント値を表しています。並列で実行されるアプリケーションが少ない場合は、 上記の公式の代わりに次の公式を使用できます。
maxlocks = 2 * 100 / (並列で 実行されるアプリケーションの平均数)
maxlocks の設定時の考慮事項の 1 つに、これをロック・リストの サイズとともに使用するというポイントがあります (locklist )。 ロック自動調整が行われる前にアプリケーションが保持するロック数の実際の 限界は次のようになります。
maxlocks * locklist * 4096 / (100 * 36)
4096 はページ内のバイト数、100 は maxlocks に 許された最大パーセント値、36 はロックあたりのバイト数です。 アプリケーションの 1 つが 1000 ロックを必要としていることが分かっていて、 ロック自動調整を行いたい場合は、結果が 1000 を超えるように、 maxlocks と locklist の値を 選択してください。(maxlocks に 10、 locklist に 100 を使用すると、この公式の結果は 必要とされる 1000 ロックを超えます。)
maxlocks の値が小さすぎる場合、他の並列アプリケーションの ためのロック・スペースがまだ十分にあるときはロック自動調整が行われます。 maxlocks の値が大きすぎる場合、少数のアプリケーションが ロック・スペースの大部分を占有し、他のアプリケーションはロック自動調整を行う必要が あります。この場合、ロック自動調整が必要であるために、並列性が低くなります。
この構成パラメーターを追跡および調整するための支援として、データベース・システム・モニター を 使用することができます。
資料の記載とは逆で、dl_expint が "-1" に設定されている場合、アクセス制御トークンは 有効期限が切れます。これを回避する方法は、dl_expint をその最大値 31536000 (秒) に 設定することです。これは 1 年の有効期限に相当し、すべてのアプリケーションに 適合するはずです。
MIN_DEC_DIV_3 データベース構成パラメーターが、SQL での 10 進数除算の位取りの計算に対する 変更を使用可能にする手早い方法として追加されました。MIN_DEC_DIV_3 は YES または NO に設定できます。 MIN_DEC_DIV_3 のデフォルト値は NO です。
MIN_DEC_DIV_3 データベース構成パラメーターは、除算を含む 10 進算術演算の位取りを 変更します。値が NO の場合は、位取りは 31-p+s-s' として計算されます。詳しくは、 「SQL 解説書」の第 3 章、「SQL での 10 進数演算」を 参照してください。YES に設定した場合、位取りは MAX(3, 31-p+s-s') として計算されます。 これにより、10 進数の除算の結果は常に、少なくとも 3 の位取りを持ちます。 精度は常に 31 です。
このデータベース構成パラメーターを変更すると、既存のデータベースについて アプリケーションが変更される可能性があります。これは、10 進数除算の結果の位取りが、 このデータベース構成パラメーターの変更によって影響を受けたときに起きます。 下のリストは、アプリケーションに影響する可能性のあるいくつかのシナリオを 示したものです。これらのシナリオは、既存のデータベースを持つデータベース・ サーバーで MIN_DEC_DIV_3 を変更する前に考慮しておくべきです。
VALUES (DEC(1,31,0)/DEC(1,31,5))
このステートメントが sqlcode SQL0419N を 返す場合、データベースは MIN_DEC_DIV_3 サポートを持っていないか、または OFF に設定 されています。ステートメントが 1.000 を返す場合、MIN_DEC_DIV_3 は ON に 設定されています。
このパラメーターのテキストは以下のように解釈してください。
並列処理内を使用可能 (intra_parallel=ON) にした区分データベースおよび 非区分データベースの場合、これは、アプリケーション制御ヒープに割り振られた 共有メモリー域のサイズです。 並列処理内を使用不可 (intra_parallel=OFF) にした非区分データベースの場合、 これは、ヒープに割り振られる最大専用メモリーです。 1 つの区分に 1 つの接続が存在し、 1 つの接続に 1 つのアプリケーション制御ヒープが存在します。
アプリケーション制御ヒープは、主に、同じ要求のために機能する エージェント間で情報を共有するために必要となり、また、 区分データベース環境の場合には、SQL ステートメントを表す実行可能なセクションを 保管するために必要となります。 並列処理が 1 以下の照会を実行しているとき、非区分データベースに対する このヒープの使用量は最小となります。
このヒープは、宣言された一時表の記述子情報を保管するためにも使用されます。 明示的にドロップされていない宣言された一時表の記述子情報はこのヒープのメモリーに 保持され、宣言された一時表がドロップされるまでドロップできません。
「"推奨"」の部分は変更されません。
ローカル・クライアントとリモート・クライアントを持つ OS/2 および Windows NT データベース・サーバー、および、 ローカル・クライアントを持つサテライト・データベース・サーバーのデフォルトが、 24 から 32 に変更されました。 範囲は変更されていません。
すべてのプラットフォームの範囲の上限が 64 000 から 60 000 に 変更されました。 デフォルト値は変更されていません。
計測単位は 1 次ログ・ファイルのサイズの割合に応じて変更されます。
構成タイプ: データベース
パラメーター・タイプ: 構成可能
デフォルト [範囲]: Off [ On; Off ]
このパラメーターを ON に設定すると、 データベース・マネージャーは、最後に全バックアップを行った後に変更された データベースのページを追跡します。 これにより、バックアップ・ユーティリティーは、各ページを個々に調べることなく、 増分バックアップに含むページを判別することができます。 SMS 表スペースに関しては、この追跡の細分度は表スペース・レベルになります。 DMS 表スペースに関しては、データ・ページおよび索引ページの細分度は エクステント・レベルになり、他のページ・タイプの細分度は表スペース・レベルになります。 このパラメーターを ON に設定した後は、 増分バックアップを行うためのベースラインを得るために 全データベース・バックアップを行う必要があります。
構成タイプ: データベース
パラメーター・タイプ: 構成可能
デフォルト [範囲]: NULL [ 有効なパスまたは装置]
関連パラメーター: ログ・ファイルのロケーション (logpath); 整合したデータベース (database_consistent)
このパラメーターを使用すると、242 バイトまでのストリングを指定して、 ログ・ファイルが保管されているロケーションを変更できます。 ストリングによって、パス名またはロー・デバイスを示すことができます。 ストリングでパス名を指示する場合は、相対パス名ではなく、 完全修飾パス名を指定してください。
装置を指定するには、オペレーティング・システムが装置として認識するストリングを 指定してください。 たとえば、Windows NT では
\\.\d: または \\.\PhysicalDisk5
UNIX ベースのプラットフォームでは
/dev/rdblog8
新しい設定は、以下の両方の状況になるまで logpath の値にはなりません。
データベースへの新しい接続が初めて行われると、 データベース・マネージャーは、logpath によって指定されたロケーションにログを移動します。
古いログ・パスにログ・ファイルが存在する可能性があります。 また、このログ・ファイルはアーカイブされていない可能性があります。 このようなログ・ファイルは手操作でアーカイブする必要があります。 このデータベースで複製を実行する場合、 変更前のログ・パスのログ・ファイルが複製に必要になる場合があります。 "Yes" に設定されたユーザー出口使用可能 (userexit) データベース構成パラメーターで データベースが構成されている場合、および、すべてのログ・ファイルが DB2 によって自動的に、または 手操作によってアーカイブされている場合、DB2 はログ・ファイルを検索して 複製処理を完了できます。 それ以外の場合は、ファイルを古いログ・パスから新しいログ・パスにコピーできます。
データベース・ロギングに関連する入出力の数を追跡するために、 データベース・システム・モニターを使用できます。
詳細については、「システム・モニター 手引きと解説書」の以下の モニター・エレメントの記述を参照してください。
先行するデータ・エレメントは、 データベース・ロギングに関連する入出力活動の量を返します。 他のディスク入出力活動に関する情報を収集し、2 つのタイプの入出力活動を比較するには、 オペレーティング・システムのモニター・ツールを使用できます。
構成タイプ: データベース
パラメーター・タイプ: 通知
関連パラメーター: データベース・ログ・パスの変更 (newlogpath)
このパラメーターには、ロギングに使用される現行パスが含まれます。 このパラメーターは、newlogpath パラメーターに対する変更が有効になった後に データベース・マネージャーによって設定されるため、直接変更することができません。 データベースが作成されると、そのデータベースの回復ログ・ファイルは、 データベースを含むディレクトリーのサブディレクトリーに作成されます。 デフォルトは、データベース用に作成されたディレクトリーの下にある SQLOGDIR という サブディレクトリーです。
最大値が 60 000 から 524 288 に増えました。