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10.2 db2cap (新規コマンド)

db2cap - CLI/ODBC 静的パッケージ・バインディング・ツール

キャプチャー・ファイルを 1 つ以上の静的パッケージにバインドします。キャプチャー・ファイルは、 CLI/ODBC/JDBC アプリケーションの静的プロファイル作成セッション中に生成され、 アプリケーションの実行中に取り込まれた SQL ステートメントを含みます。このユーティリティーはキャプチャー・ファイルを処理するので、アプリケーションの静的 SQL を 実行するための CLI/ODBC/JDBC ドライバーで使用することができます。

CLI/ODBC/JDBC アプリケーションでの静的 SQL の使用方法についての詳細は、 CLI ガイドおよび解説書 の静的プロファイル・フィーチャーをご覧ください。

権限

コマンド構文

>>-db2cap----+----+--bind--capture-file----d--database_alias---->
             +--h-+
             '--?-'
 
>-----+--------------------------------+-----------------------><
      '--u--userid--+---------------+--'
                    '--p--password--'
 

コマンド・パラメーター

-h/-?
コマンド構文のヘルプ・テキストを表示します。

bind capture-file
キャプチャー・ファイルからステートメントをバインドし、1 つ以上のパッケージを生成します。

-d database_alias
1 つ以上のパッケージを含んでいるデータベースに、 データベース別名を指定します。

-u userid
データ・ソースに接続するために使うユーザー ID を指定します。

注:
ユーザー ID が指定されていない場合は、承認許可 ID をシステムから取得します。 the system.

-p password
データ・ソースに接続するためにパスワードを指定します。

使用上の注意

UNIX プラットフォーム上では、コマンドは小文字で入力する必要がありますが、 Windows オペレーティング・システム および OS/2 では、小文字も大文字も入力することができます。

このユーティリティーは、キャプチャー・ファイルの中で検索できる 多くのユーザー指定バインド・オプションをサポートしています。 パフォーマンスとセキュリティの理由から、 これらのオプションを変更するためにテキスト・エディターで編集、検査することができます。

SQLERROR(CONTINUE) および VALIDATE(RUN) バインド・オプションはパッケージを生成するために 使用することができます。

パッケージを作成するために、このユーティリティーを使う場合、静的プロファイルは使用不可にしておきます。

作成されるパッケージの数は、キャプチャー・ファイルで記録される SQL ステートメントに使用される分離レベルによって変わります。パッケージ名は キャプチャー・ファイルからのパッケージ・キーワードの最初の 7 文字 と、次の 1 文字の接尾部から構成されます。

パッケージに関する特定の情報を獲得するには、ユーザーは以下の手順が必要です。


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