回復のために定義された DATALINK 列を持つ表に DATALINK 値が挿入されると、 データ・リンク・サーバー上の対応する DATALINK ファイルのバックアップがアーカイブ・ファイルに 取られるようスケジュールされます。現在、ディスク・コピー (デフォルト・メソッド) および Tivoli Storage Manager には、アーカイブ・サーバーにファイルのバックアップを取るための 2 つのオプションがサポートされています。DB2 データ・リンク・マネージャー (Windows NT 版) の 将来のリリースにおいて、他のベンダーのバックアップ媒体およびソフトウェアを サポートする予定です。
backup コマンドが DB2 サーバーで入力されると、 データベース内のリンク・ファイルが、データ・リンク・サーバー上で DLFM_BACKUP_DIR_NAME 環境変数で指定されたディレクトリーにバックアップを取られたことを 確認します。この変数のデフォルト値はc:\dlfmbackup で、c:\ はデータ・リンク・マネージャーの バックアップ・インストール・ドライブを指します。
この変数を c:\dlfmbackup に設定するには、次のコマンドを入力してください。
db2set -g DLFM_BACKUP_DIR_NAME=c:\dlfmbackupDLFM_BACKUP_DIR_NAME 環境変数で指定された場所は、 データ・リンク・ファイル・システムを使用しているファイル・システム・フィルター上であっては いけません。 また、必須スペースは、バックアップ・ファイルに指定されたディレクトリーで使用可能です。
次のコマンドを入力して、DLFM_BACKUP_TARGET 変数が LOCAL に設定していることも確認してください。
db2set -g DLFM_BACKUP_TARGET=LOCAL
これらの変数を設定または変更した後、 dlfm stop および dlfm start コマンドを使用して、データ・リンク・ファイル・マネージャーを停止および再始動してください。
Tivoli Storage Manager をアーカイブ・サーバーとして使用するには:
変数 | 値 |
---|---|
DSMI_DIR | c:\tsm\baclient |
DSMI_CONFIG | c:\tsm\baclient\dsm.opt |
DSMI_LOG | c:\tsm\dldump |
db2set -g DLFM_BACKUP_TARGET=TSM
DLFM_BACKUP_DIR_NAME 環境変数の値は この場合無視されます。これにより、Tivoli Storage Manager バックアップ・オプションが活動状態になります。
注: