OLAP のセットアップおよび使用者の手引き

SQL インターフェース用の ODBC のロードと構成

インストール・プログラムはオープン・データベース・コネクティビィティー (ODBC) ドライバーのロードと構成を行いません。 SQL インターフェース・アドオンを使用するには、DB2 と Merant データベース・ドライバー・マネージャー用に手操作で ODBC を設定しなければなりません。

IBM DB2 ODBC ドライバーの設定

DB2 sample アプリケーションを使用して、IBM DB2 用の ODBC をロードして構成するには、以下のようにします。

  1. IBM DB2 ODBC ドライバーをシステムに追加します。
    1. 以下を実行して、ODBC データ・ソース管理機能ツールをオープンします。
      c:\essbase\bin\odbcad32.exe
      

      c:\essbase は、DB2 OLAP Server をインストールしたドライブとディレクトリーです。

    2. 「システム DSN (System DSN)」タブをクリックしてから、「追加 (Add)」をクリックします。
    3. 「新規データ・ソースの作成 (Create New Data Source)」ウィンドウで、「IBM DB2 ODBC ドライバー (IBM DB2 ODBC driver)」を選択して、「終了 (Finish)」をクリックします。
    4. 「ODBC IBM DB2 ドライバー - 追加 (ODBC IBM DB2 Driver - ADD)」ウィンドウで、「データ・ソース名 (Data Source Name)」フィールドから「Sample」を選択して、「OK」をクリックします。
    5. 「ODBC データ・ソース管理機能 (ODBC Data Source Administrator)」ウィンドウで「OK」をクリックします。
  2. ODBC 接続をテストするために、まずアプリケーションをデータベースにバインドしてから、SQL データ・ソースをオープンします。 アプリケーションをバインドするには、以下のようにします。
    1. DB2 クライアント構成アシスタント・ツールをオープンします。
    2. SAMPLE データベースを選択して、「バインド (Bind)」をクリックします。
    3. 「データベースのバインド - Sample (Bind Database - Sample)」ウィンドウで、「ユーザー・アプリケーションのバインド (Bind user applications)」ラジオ・ボタンが選択状態になっていることを確認して、「続行 (Continue)」をクリックします。
    4. 「DB2 データベースへの接続 (Connect to DB2 Database)」ウィンドウで、自分のユーザー ID とパスワードを入力して、「OK」をクリックします。
    5. 「アプリケーションのバインド (Bind Applications)」ウィンドウで、「追加 (Add)」をクリックします。
    6. 「アプリケーションのバインド - ファイルの追加 (Bind Applications - Add File)」ウィンドウで、c:\essbase\bin ディレクトリーからすべての *.bnd ファイル (qecsvi.bnd, qecswhvi.bnd, qerrvi.bnd, qerrwhv1.bnd, qeurv1.bnd, qeurwhv.bnd) を選択します。 「OK」をクリックします。
    7. 「アプリケーションのバインド (Bind Applications)」ウィンドウで、「OK」をクリックします。 バインドにエラーがないことを確認してください。 「クローズ (Close)」をクリックします。
  3. アプリケーション・マネージャーで SQL データ・ソースをオープンします。 この例では、SAMPLE データベースの SALES 表を使用します。
    1. アプリケーション・マネージャーをオープンして、サーバーにログオンします。
    2. 「ファイル (File)」-->「新規作成 (New)」-->「データ・ロード規則 (Data Load Rules)」の順にクリックします。 「データ処理エディター (Data Prep Editor)」ウィンドウが開きます。
    3. 「ファイル (File)」-->「SQL のオープン (Open SQL)」の順にクリックします。 「サーバー、アプリケーション、およびデータベースの選択 (Select Server, Application, and Database)」ウィンドウが表示されます。
    4. 「OK」をクリックします。 「SQL の定義 (Define SQL)」ウィンドウが開きます。
    5. 「元 (From)」フィールドでは、SAMPLE データベースを選択して、SALES と入力します。 「OK/検索 (OK/Retrieve)」をクリックします。
    6. 次のウィンドウで、自分のユーザー ID とパスワードを入力して、「OK」をクリックします。 SALES 表の内容が「データ処理エディター (Data Prep Editor)」ウィンドウに表示されます。

Merant ODBC ドライバーのセットアップ

sample アプリケーションを使用して、Merant 用の ODBC をロードして構成するには、以下のようにします。

  1. Merant ODBC ドライバーをシステムに追加します。
    1. ODBC データ・ソース管理機能ツールをオープンするために、c:\essbase\bin\odbcad32.exe を実行します。 c:\essbase は DB2 OLAP Server をインストールしたドライブとディレクトリーです。
    2. 「システム DSN (System DSN)」タブをクリックしてから、「追加 (Add)」をクリックします。
    3. 「新規データ・ソースの作成 (Create New Data Source)」画面で、「Merant DB2 ODBC ドライバー (Merant DB2 ODBC driver)」を選択して、「終了 (Finish)」をクリックします。
    4. 「ODBC Merant DB2 ドライバー (ODBC Intersolv DB2 Driver)」設定パネルで、データ・ソース名 SAMPINT に、データベース名が SAMPLE になっていることを確認して、「OK」をクリックします。
    5. 「ODBC データ・ソース管理機能 (ODBC Data Source Administrator)」ウィンドウで「OK」をクリックします。
  2. ODBC 接続をテストするために、まずアプリケーションをデータベースにバインドしてから、SQL データ・ソースをオープンします。 アプリケーションをバインドするには、以下のようにします。
    1. DB2 クライアント構成アシスタント・ツールをオープンします。
    2. SAMPLE データベースを選択して、「バインド (Bind)」ボタンをクリックします。
    3. 「データベースのバインド - Sample (Bind Database - Sample)」ウィンドウで、「ユーザー・アプリケーションのバインド (Bind user applications)」ラジオ・ボタンが選択状態になっていることを確認して、「続行 (Continue)」をクリックします。
    4. 「DB2 データベースへの接続 (Connect to DB2 Database)」画面で、自分のユーザー ID とパスワードを入力して、「OK」をクリックします。
    5. 「アプリケーションのバインド (Bind Applications)」ウィンドウで、「追加 (Add)」をクリックします。
    6. 「アプリケーションのバインド - ファイルの追加 (Bind Applications - Add File)」ウィンドウで、\essbase\bin ディレクトリーからすべての *.bnd ファイル (qecsvi.bnd, qecswhvi.bnd, qerrvi.bnd, qerrwhv1.bnd, qeurv1.bnd, qeurwhv.bnd) を選択します。 その後、「OK」をクリックします。
    7. 「アプリケーションのバインド (Bind Applications)」ウィンドウで、「OK」をクリックします。 バインドにエラーがないことを確認してください。 「クローズ (Close)」ボタンをクリックします。
  3. アプリケーション・マネージャーで SQL データ・ソースをオープンします。 この例では、SAMPLE データベースの SALES 表を使用します。
    1. アプリケーション・マネージャーをオープンして、サーバーにログオンします。
    2. 「ファイル (File)」-->「新規作成 (New)」-->「データ・ロード規則 (Data Load Rules)」の順にクリックします。 「データ処理エディター (Data Prep Editor)」ウィンドウが開きます。
    3. 「ファイル (File)」-->「SQL のオープン (Open SQL)」の順にクリックします。 「サーバー、アプリケーション、およびデータベースの選択 (Select Server, Application, and Database)」ウィンドウが表示されます。
    4. 「OK」をクリックします。 「SQL の定義 (Define SQL)」ウィンドウが開きます。
    5. 「元 (From)」フィールドで、SAMPINT データ・ソースを選択して、「元 (From)」フィールドに SALES と入力します。 「OK/検索 (OK/Retrieve)」をクリックします。
    6. 次のウィンドウで、自分の ユーザー ID とパスワードを入力します。 SALES SALES 表の内容が「データ処理エディター (Data Prep Editor)」ウィンドウに表示されます。


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