OLAP のセットアップおよび使用者の手引き

DB2 OLAP Server のセキュリティーの設定

DB2 OLAP Server エンジンは、広範囲にわたる多重層セキュリティー・システムを提供します。 セキュリティー要素とタスクは、OLAP データおよびリレーショナル・データベースに保管されたデータに関連しています。 OLAP セキュリティー・システムでは、特定の OLAP アプリケーション、キューブ、および個々のデータ・セルに対する DB2 OLAP Server ユーザーのアクセスを管理します。

図 2 には、DB2 OLAP Server 環境におけるセキュリティー・レイヤーの位置付けが示されています。

図 2. DB2 OLAP Server 構成要素におけるセキュリティー・レイヤー


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DB2 OLAP Server セキュリティー・システムを使用したセキュリティー設定の詳細については、 「 データベース管理者ガイド」を参照してください。

多次元データが保管されているリレーショナル・データベースに対する DB2 OLAP Server のアクセスは、リレーショナル・データベースのセキュリティー機能によって制御されます。 DB2 OLAP Server へのアクセスを設定するには、以下のタスクを実行しなければなりません。

Windows NT および UNIX 上の DB2 OLAP Server へのリレーショナル・データベース・ログオン ID の割り当て

DB2 OLAP Server がリレーショナル・データベースにログオンできるようにするには、有効なリレーショナル・データベース・ログオン ID とパスワードを割り当てる必要があります。 これを行うには次の 2 つの方法があります。

DB2 OLAP Server に割り当てたログオン ID はリレーショナル・データベースにログオンするためのものであり、他の目的で使用することはできません。 このログオン ID は、いつでも DB2 OLAP Server が使用できなければなりません。

DB2 OLAP Server への権限の付与

DB2 OLAP Server がリレーショナル・データベースにログオンできるようにログオン ID とパスワードを割り当てたなら、DB2 OLAP Server に権限を付与して、以下のタスクを実行できるようにする必要があります。

特定のログオン ID に権限を付与するための方法は、リレーショナル・データベースの資料を参照してください。


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