OLAP のセットアップおよび使用者の手引き

Windows での DB2 OLAP Server の始動

DB2 OLAP Server はワークステーション上でサービスとして自動的に始動します。 コマンド行から手操作で始動する必要がある場合は、次のステップに従ってください。

  1. コマンド・プロンプトで次のように入力します。
    Essbase
    

    始動時にエラーが発生する場合は、パスおよび環境設定を調べてください。 両方とも正しければ、適切な通信プロトコルがインストールされて、Windows ワークステーションで実行されているかどうか確かめてください。

  2. 初めて DB2 OLAP Server を使用する場合、以下の情報を入力するようにプロンプトが出されます。

    会社名
    サーバーのライセンス登録に使用される会社名。

    ユーザー名
    DB2 OLAP Server スーパーバイザー ID として使用する名前。 アプリケーション・マネージャーから最初のログインを行うときには、この名前を使用します。

    システム・パスワード
    このパスワードは、DB2 OLAP Server を始動するときには必ず要求されます。 また、スーパーバイザーのアカウントを使って、アプリケーション・マネージャーからサーバーへアクセスする時にも、システム・パスワードが必要になります。

    入力した情報の正確性の確認
    入力した項目に誤りがなければ「Y」を、入力し直す場合は「N」を入力します。

    「Y」を入力すると、情報は保管されます。 それ以後にログインしたときには、システム・パスワードの入力だけが要求されます。

    DB2 OLAP Server は、サーバーの始動時および作動可能状態になると、次のメッセージを表示します。

         Waiting for Client Requests. . .
    

サーバー始動の自動化

DB2 OLAP Server は自動的に始動します。 サーバーを自動的に始動するために、サーバーを手操作で設定しなければならない場合は、以下の情報が提供されます。 コマンド行か Windows サービスのどちらかを使ってサーバーの始動を自動化することができます。

コマンド行を使用するには、以下のようにします。

  1. Windows デスクトップの「スタートアップ」フォルダーに、「DB2 OLAP Server」アイコンを作成する。 アイコンの作成については、Windows の資料を参照してください。
  2. 次のように「コマンド ライン」オプションを定義する。
    c:\essbase\bin\essbase.exe
    

    ここで、 c:\essbase\bin は DB2 OLAP Server をインストールしたディレクトリーです。

    サーバーを始動するたびにこれを入力したくない場合は、DB2 OLAP Server システム・パスワードも一緒に入力します。 その場合、アイコン定義の「コマンド ライン」オプションの essbase.exe の後にパスワードを指定します。 たとえば、次のようにします。

    c:\essbase\bin\essbase.exe password

  3. 「名前の指定」フィールドにアイコンの名称を指定する。

Windows サービスを使用するには、以下のようにします。

  1. 「スタート」-->「設定」-->「コントロール パネル」-->「サービス」の順にクリックする。
  2. 「サービス」ウィンドウで、Essbase サーバーを選択する。
  3. 「スタート」をクリックする。

アプリケーションの開始の自動化

アプリケーションを自動的に開始することができます。 自動開始設定で定義されているアプリケーションやデータベースは、DB2 OLAP Server が始動した後に開始します。

開始の設定は、アプリケーション・マネージャーで「アプリケーション設定 (Application Settings)」ウィンドウおよび「データベース設定 (Database Settings)」ウィンドウを使用して定義します。 詳細については、アプリケーション・マネージャーのオンライン・ヘルプを参照してください。

DB2 OLAP Server およびスターター・キットの停止

サーバーに接続しているワークステーションからサーバーを停止するには、次の 2 つの方法のどちらかを使用します。


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