OLAP のセットアップおよび使用者の手引き
使用を重ねるにつれて、DB2 OLAP Server が使用した表、特にファクト表とキー表に対して再編成すなわち断片化の解消を行って、未使用のスペースを再利用できるようにすることが必要になります。
このことを行うのはデータベース管理者の責任です。
データベース・マネージャーに適切なツールをかけます。
DB2 を使用中の場合は、次のシナリオのように REORG コマンドを使用します。
- CUBECATALOG 表から 1 つの行を選択して、再編成するアプリケーションやデータベースについて RELCUBEID と FACTTABLECOUNT を指定します。
これを行うための SQL ステートメントは、次のようなものになります。
SELECT RELCUBEID, FACTTABLECOUNT FROM CUBECATALOG WHERE APPNAME='Myapp'
AND CUBENAME='MyCube'
この例では、以下を想定します。
- RELCUBEID は 6 で FACTTABLECOUNT は 4 です。
この場合、4 つのファクト表 (CUBE6FACT1、CUBE6FACT2、CUBE6FACT3、 CUBE6FACT4) が生成されます。
- 4 つの索引 (CUBE6FINDEX1、CUBE6FINDEX2、CUBE6FINDEX3、
CUBE6FINDEX4) があります。
- キー表は CUBE6KEYA または CUBE6KEYB のどちらかであり、どちらになるかはどのような再構造が行われるかによって異なります。
キー表索引は CUBE6KINDEX です。
- すべてのファクト表とキー表で REORGCHK を実行します。
たとえば、次のようにします。
reorgchk on table userid.cube6fact1
reorgchk on table userid.cube6fact2
reorgchk on table userid.cube6fact3
reorgchk on table userid.cube6fact4
reorgchk on table userid.cube6keya
- ここで、REORGCHK が示しているのは、REORG が必須で、その索引とともに表を REORG するということです。
たとえば、次のようにします。
reorg table userid.cube6fact3 index userid.cube6findex3
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