OLAP のセットアップおよび使用者の手引き

AIX、Solaris 実行環境版、および HP-UX の場合の DB2 OLAP Server の始動

DB2 OLAP Server にアクセスするには、以下の要件を満たしていなければなりません。

DB2 OLAP Server は、フォアグラウンドでもバックグラウンドでも始動可能です。

DB2 OLAP Server のフォアグラウンドでの始動

DB2 OLAP Server をフォアグラウンドで始動するには、以下のようにします。

  1. コマンド・プロンプトで次のように入力する。
    $ARBORPATH/bin/ESSBASE
    

    ただし、パスに $ARBORPATH/bin がすでに組み込まれている場合は、次のように入力します。

    ESSBASE
    

    ヒント: 始動時にエラーが発生する場合は、パスおよび環境設定を調べてください。 設定を確認した後も問題が解決しない場合は、適切な通信プロトコルがインストールされて、サーバーで実行されているかどうか確かめてください。

  2. 初めて DB2 OLAP Server を使用する場合、以下の情報を入力するようにプロンプトが出されます。

    会社名
    サーバーのライセンス登録に追加される会社名

    ユーザー名
    DB2 OLAP Server スーパーバイザー ID として使用する名前。 アプリケーション・マネージャーから最初のログインを行うときには、この名前を使用します。

    システム・パスワード
    このパスワードは、DB2 OLAP Server を始動するときには必ず要求されます。 また、スーパーバイザーのアカウントを使って、アプリケーション・マネージャーからサーバーへアクセスする時にも、システム・パスワードが必要になります。

    入力した情報の正確性の確認
    入力した項目に誤りがなければ「Y」を、入力し直す場合は「N」を押します。

    確認が終わると情報は保管されます。 これ以降は、システム・パスワードだけがプロンプトで要求されます。

    DB2 OLAP Server は、サーバーの始動時および作動可能状態になると、次のメッセージを表示します。

         Waiting for Client Requests. . .
    

DB2 OLAP Server のバックグラウンドでの始動

バックグラウンドで DB2 OLAP Server を開始するために、以下を入力します。

ESSBASE password -b &

Korn シェル (ksh) を使用しており、サーバー・プロセス (これによりログオフ後にもサーバーは稼働し続ける) を切り離したい場合は、ESSBASE コマンドの前に nohup コマンドを付けます。 詳しくは、オペレーティング・システムの資料を参照してください。

インストールがスムーズに実行するまでは、DB2 OLAP Server をフォアグラウンドで実行することをお勧めします。 そうすることにより、サーバーからのエラー・メッセージもすべて確認できるからです。

DB2 OLAP Server と OLAP スターター・キットの停止

DB2 OLAP Server をフォアグラウンドで実行しているときにそれを停止するには、以下のどちらかを行います。

DB2 OLAP Server をバックグラウンドで実行しているときにそれを停止するには、ESSCMD の SHUTDOWN SERVER コマンドを使用します。

OLAP スターター・キットをフォアグラウンドで実行しているときにそれを停止するには、EXIT と入力します。

OLAP スターター・キットをバックグラウンドで実行しているときにそれを停止するには、別のプロセスから KILL コマンドを使用します。


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