OLAP のセットアップおよび使用者の手引き
データベース全体の計算が終了したら、"リレーショナル・データベースの断片化の解消 (再編成)"に説明されている方法で DB2 REORGCHK を実行します。
何か標識が設定されている場合は、表とその索引に対して REORG ユーティリティーを使用します。
こうすることにより、表内の未使用の空間を再利用することができ、また索引に関しては表ストレージを最適化されるように編成できるので、照会のパフォーマンスが向上します。
DB2 データベース・システム・モニター・スイッチを使用可能にしてシステムのスナップショットを取れるようにし、カウンターをリセットします。
ユーザーがデータを照会している間に、以下のステップを行います。
- オペレーティング・システム・モニターを使用して、CPU とメモリーの使用率を検査します。
- 時折 DB2 スナップショットを取り、バッファー・プールのヒット率と入出力速度を検査します。
必要に応じて、バッファー・プールのサイズを調整します。
- DB2 データベース・エージェント・プロセス (db2syscs) でページ不在をモニターします。
ページ不在レベルが常に 30 以上の場合は、メモリーがオーバー・コミットになっている徴候です。
- DB2 OLAP Server の索引キャッシュを調整して、データのヒット率が良くなるようにしてください。
理想的なデータ・ヒット率は .95 〜 1.0 です。
- ヒット率での測定と同じになるまで戻りが減るまで、DB2 OLAP Server のデータ・キャッシュ・サイズを調整します。
- ファクト表に対してユーザーが随時 SQL 照会を行えるようにするかどうかを注意深く検討してください。
これはパフォーマンスに影響します。
調整が完了したら、DB2 データベース・システム・モニターのスイッチをオフにします。
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