OLAP のセットアップおよび使用者の手引き


AIX および HP-UX 上のリモートとしてのデータベースのカタログ化

AIX および HP-UX では、データベースは、ローカルかリモートかにかかわりなく、リモートとしてカタログ化しなければなりません。 ローカル・データベースをリモートとしてカタログ化する方法を示します。

  1. 以下の情報を収集します。

    db2node
    サーバー・ノード用に選択するローカル別名。

    hostname
    サーバー・ノードの TCP/IP 名。 この名前は、サーバー上で HOSTNAME コマンドを実行すると分かります。

    service_name
    サーバー・インスタンスの TCP/IP サービス名。 この名前は、次の DB2 コマンドを実行すると分かります。
    get database manager configuration
    

    service_name は SVCENAME フィールドにあり、大文字小文字を区別します。

    database_name
    アクセスするデータベースの名前。

    database_alias
    データベース用に選択するローカル別名。
  2. DB2COMM 変数がサーバー上の TCP/IP 用に設定されていること、および /etc/services ファイルに DB2 インスタンス用の接続ポートと割り込みポートが指定されているエントリーが含まれていることを確認します。 たとえば、インスタンスが db2inst1 であれば、エントリーは次のようになります。
    db2cdb2inst1   50000/tcp   # Connection port for DB2 instance db2inst1
    db2idb2inst1   50001/tcp   # Interrupt  port for DB2 instance db2inst1
    
  3. 次の DB2 コマンドを使用して、ノードをリモートであるものとしてカタログ化します。 その際、最初のステップで収集した情報を指定します。
    catalog tcpip node db2node remote hostname server service_name
    

    たとえば、次のようにします。

    catalog tcpip node olapsrc remote tak3 server db2cdb2inst1
    
  4. 次の DB2 コマンドを使用して、クライアントからサーバー・データベースをカタログ化します。 その際、最初のステップで収集した情報を指定します。
    catalog database database_name as database_alias at node db2node
    

    たとえば、次のようにします。

    catalog database SAMPLE as RSAMPLE at node olapsrc
    
  5. DB2 TERMINATE コマンドを使用して、カタログ・バッファーをフラッシュします。
  6. DB2 コマンド行プロセッサーを使用して、データベース別名に接続できることを確認します。

    たとえば、次のコマンドを発行して接続をテストします。

    connect to remote_db_name
    create table t1 (product1 char(3))
    insert into t1 values ('100')
    select * from t1
    drop table t1
    connect reset
    

    エラーが発生した場合は、DB2 OLAP Server を開始する前に、DB2 設定をチェックしてください。


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