データウェアハウスセンターは、メタデータ主導型のシステムです。メタデータ (すなわち、データに関連する情報) は、管理者およびビジネス・ユーザーに、データウェアハウスに格納されているデータの説明を提供します。ビジネス・メタデータをビジネス用語で記述する情報カタログを作成し、メタデータをサブジェクト・エリアに編成し、さらにワークグループまたは企業の要件に合わせてカスタマイズすることができます。また、情報カタログ・マネージャーを使用して、ウェアハウス・ステップのデータの関連とオブジェクト定義を図形で表現することができます。
情報カタログ・マネージャーは、ユーザーが企業のデータを見つけ、理解し、アクセスするのに役立つ強力な、ビジネス指向のソリューションを提供します。これにより、ビジネス・ユーザーは、データの集約、ヒストリー、データ派生、データ・ソース、および記述を表示することができます。
情報カタログ・マネージャーは、次のコンポーネントから構成されます。情報カタログ・マネージャー・ツール、情報カタログ・アドミニストレーター、情報カタログ・ユーザー、および情報カタログ・マネージャー (Web 版)。
情報カタログ・マネージャー・ツール・コンポーネントには、情報カタログ・アドミニストレーター・コンポーネントと情報カタログ初期化ユーティリティーが含まれます。情報カタログを作成するには、情報カタログ初期化ユーティリティーを実行しなければなりません。
情報カタログ・アドミニストレーター・コンポーネントを使用すると、メタデータ交換プログラムを使用可能にすることができ、ウェアハウス・コントロール・データベースで情報カタログを現行の状態にしておくことができます。情報カタログ・アドミニストレーター・コンポーネントには、Oracle や Microsoft(R) Excel など、一般に普及している数多くのデータおよび情報ソースから記述データを抽出するユーティリティーが組み込まれています。情報カタログ・アドミニストレーター・コンポーネントには、データが入ったサンプル情報カタログも組み込まれています。抽出ユーティリティーおよびサンプル情報カタログについての詳細は、 情報カタログ・マネージャー 管理の手引き を参照してください。
情報カタログ・アドミニストレーター・コンポーネントをインストールすると、情報カタログ・アドミニストレーター・コンポーネントと情報カタログ・ユーザー・コンポーネントの両方の機能にアクセスできるようになります。情報カタログ・ユーザー・コンポーネントは、ビジネス・ユーザーがブラウズ・アンド・サーチ・インターフェースを通じてウェアハウス・データを理解するのに役立ちます。ビジネス・ユーザーは、このインターフェースを使用して、データまたはビジネス・オブジェクトを表示するのに必要なすべてのプログラムまたはコマンド・ファイルを立ち上げることができます。
情報カタログ・マネージャー (Web 版) を使用すると、情報カタログにアクセスし、フォーマット、現行性、所有者、および位置を含め、使用可能なデータの記述を入手することができます。ユーザーは、任意の Web ブラウザーから、使用可能なヘルパー・アプリケーションを実行してデータを表示することができます。