データベース管理者はアプリケーション・サーバーの始動時に RMTUSERS パラメーターを指定して、サーバーに接続できるリモート・アプリケーション・リクエスターの最大数を設定できます。これは、 DB2 (VM 版) データベース・サーバー・マシンの VM ディレクトリーの MAXCONN 値と類似しています。このパラメーターを使用すると、ローカルとリモートの処理の作業負荷の平衡が保たれます。
RMTUSERS 値が (NCUSER で定義された) 使用可能な DB2 (VSE 版) エージェントの数より大きい場合、一部のリモート・ユーザーは、 DB2 (VSE 版) エージェントが要求をサービスするのを待機しなければなりません。通常、DB2 (VSE 版) エージェントは、論理作業単位 (LUW) の最後で待機ユーザーに再割り当てされます。 DB2 (VSE 版) アプリケーション・サーバーは、会話の終了まで複数 LUW についてリモート・ユーザーが DB2 VSE エージェントを保持するのを認める、特権アクセスをサポートしています。
このパラメーターは、同期点管理プログラム (SPM) が DRDA-2 マルチ・サイト読み込み、マルチ・サイト書き込み分散作業単位活動を調整するために使用されるかどうかを指定します。
Y を指定すれば、サーバーは同期点管理プログラムを使い (可能な場合)、 2 フェーズ・コミットおよび再同期活動を調整します。 N を指定すれば、アプリケーション・サーバーは 2 フェーズ・コミットを実行するために SPM を使用しません。 N が指定された場合、アプリケーション・サーバーはマルチ・サイト読み込み、マルチ・サイト書き込み分散作業単位に限定され、シングル書き込みサイトになる場合があります。 Y が指定された場合、アプリケーション・サーバーは検索マネージャーが利用不能であることを見つけ、その後サーバーは N が指定されたものとして操作されます。
RMTUSERS が 0 より大きい場合、省略時値は SYNCPNT=Y です。 RMTUSERS=0 のとき、SYNCPNT パラメーターは N に設定されます。