コネクティビティー 補足

DB2 UDB DRDA AS で最も一般的な問題

この節では、DB2 UDB DRDA AS の使用時に最も生じやすい問題のシナリオをリストします。

CONNECT 時の通信エラー

DB2 UDB の終端で以下のものが正しく設定されていることを確認してください。

APPC/SNA LU 6.2

  1. SNA 構成

    必要であれば、TP 名を構成されていることを確認してください。

    同様に、DRDA AR から機密保護 SAME を使用する場合、それが DRDA AR LU で使用可能になっていることを確認してください。

  2. データベース・マネージャー構成の TPNAME パラメーター
  3. 組み込み APPC に設定された環境変数 DB2COMM

警告が出されずに db2start が完了したことを確認してください。

TCP/IP

  1. サービス・ファイル
  2. データベース・マネージャー構成の SVCENAME パラメーター
  3. 組み込み TCPIP に設定された環境変数 DB2COMM。警告が出されずに db2start が完了したことを確認してください。

CONNECT 時の DRDA エラー

APPC/SNA LU 6.2

SNA Server for AIX が使用中である場合、 ~/sqllib/adm/db2sysc 実行可能ファイルのグループ名が、 SNA 構成の「SNA システムのデフォルト (SNA System Defaults)」プロファイルの「トラステッド・グループ名 (Trusted group names)」フィールドに含まれていることを確認してください。

TCP/IP

DRDA AR が DB2 (OS/390 版) である場合は、 APAR PQ05771/PTF UQ06843 と APAR PQ07537/PTF UQ09146 が適用されていることを確かめてください。

CONNECT 時のデータベースが見つからないエラー

ターゲット DB2 UDB データベースのデータベース別名を使用して DRDA AR が構成されていることを確認してください。

APPC/SNA LU 6.2 を介した CONNECT 時の機密保護エラー

DRDA AR からの接続が APPC/SNA LU 6.2 経由である場合、 DB2 UDB データベース・マネージャー構成内の AUTHENTICATION 設定について特別な考慮事項があります。機密保護エラーが生じる場合、データベース・マネージャー構成の AUTHENTICATION 設定が次のように正しく設定されていることを確認してください。

  1. クライアント

    この設定では、機密保護 SAME と PROGRAM 接続の両方が動作します。

  2. サーバー

    この設定では、SNA サーバーを使用した AIX 上の DB2 UDB DRDA AS、および CS/2 V4 (SPM 構成済み) を使用した OS/2 上の DB2 UDB DRDA AS への機密保護 PROGRAM 接続だけが動作します。

  3. DCS

    DB2 UDB バージョン 7 DRDA AS では、AUTHENTICATION DCS が使用できるようになっています。この設定では、DRDA クライアントからの APPC 接続に機密保護 SAME (パスワード不要) を使用し、他のすべてのクライアント要求に SERVER 認証 (パスワードが必要) を強制することができます。

    この設定では、次のものが動作します。

    1. SNA サーバーを使用した AIX 上の DB2 UDB DRDA AS、および CS/2 V4 (SPM 構成済み) を使用した OS/2 上の DB2 UDB DRDA AS
         Security SAME
      
    2. CM/2 1.11 を使用した OS/2、Windows NT、および Sun Solaris 上の DB2 UDB DRDA AS
         Security SAME or PROGRAM
      

通信サブシステムによっては、 DB2 UDB への着信パスワードを公開していないため、このような違いがでてきます。

BIND 時のエラー

DRDA AS によって指定されたバインド・オプションがサポートされていない場合、 SQLCODE -4930 が示された SQLCA が戻されることがあります。「SQLERRMC」フィールドには、エラーを引き起こしたバインド・オプションについての情報が含まれています。


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