DB2 (MVS/ESA 版) は、MVS/XA および MVS/ESA システム用の IBM 関係データベース管理システムです。 DB2 (MVS/ESA 版) バージョン 2 リリース 3 は、DB2 (MVS/ESA 版) で分散リレーショナル・データを、 DRDA プロトコルをサポートする他の DBMS と共有する最初のリリースです。この章では、DB2 (MVS/ESA 版) がどのように分散関係データベース・システムをサポートするかを説明します。 DB2 ユニバーサル・データベース (OS/390 版) で処理を行っている場合は、 この章を飛ばして、 DRDA ネットワークでの DB2 ユニバーサル・データベース (OS/390 版) の接続に進んでください。
この章では、DB2 (MVS/ESA 版) で以下の接続を構成することに関する情報に重点が置かれています。
2 つの DB2 (MVS/ESA 版) システムを接続する方法、または DRDA 接続を DB2 (MVS/ESA 版) に定義する方法の詳細については、 IBM DB2 管理の手引き の分散データベースの接続に関する説明を参照してください。
VTAM バージョン 4 リリース 2 の AnyNet 機能を使用すると、 TCP/IP ネットワーク上で APPC を実行することができます。 AnyNet 機能は、AnyNet/MVS (ホストで実行される) と AnyNet/2 (ワークステーションで実行され、ホストからダウンロードされる) から成り立っています。エンド・ユーザーは TCP/IP ネットワークの中で、どの APPC アプリケーションにでもアクセスできます。アプリケーションの側に変更の必要はありません。 TCP/IP を介して APPC を使用すると、MVS/ESA 上のアプリケーション・プログラムは、 MVS/ESA、OS/2、AIX/6000、または Windows 上の別の APPC アプリケーション・プログラムとの間で、 AnyNet APPC を使って TCP/IP を介して通信できます。詳細については、 VTAM AnyNet Feature for V4R2 Guide to SNA over TCP/IP を参照してください。