システム・モニター 手引きおよび解説書

サーバーの識別および状況

以下の要素では、サーバーについての識別および状況情報を提供します。

データベース・マネージャー開始のタイム・スタンプ



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
db2


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



db2start_time
タイム・スタンプ

関連情報

説明: db2start コマンドを使用してデータベース・マネージャーが起動した日時。

使用法: この要素は、"スナップショット時刻" モニター要素とともに使用して、 データベース・マネージャーが開始されてからスナップショットが取られるまでの経過時間を計算できます。

監視している (サーバー) ノードにおける構成 NNAME



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
collected


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



server_nname
情報

関連情報

説明: データベース・システム・モニターでモニターされているノード名。

使用法: この要素は、モニター中のデータベース・サーバー・ノードを識別するために使用できます。 この情報は、モニター出力を後の分析に向けてファイルまたはデータベースに保管しており、 データを別のデータベース・サーバー・ノードと区別する必要がある場合に役立ちます。 このノード名は、nname 構成パラメーターに基づいて判別されます。

サーバー・インスタンス名



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
collected


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





イベント・タイプ
イベント・ログ・ヘッダー


論理データ・グループ
event_log_header





要素名
要素タイプ



server_instance_name
情報

関連情報

説明: スナップショットが取られているデータベース・マネージャー・インスタンスの名前。

使用法: 1 つまたは複数のデータベース・マネージャーのインスタンスが同一のシステム上にある場合、 このデータ項目は、スナップショット呼び出しが行われたインスタンスを固有に識別するために使用されます。 "監視している (サーバー) ノードにおける構成 NNAME" に加えて、 この情報は、モニター出力を後の分析に向けてファイルまたはデータベースに保管しており、 データを別のデータベース・マネージャーのインスタンスと区別する必要がある場合に役立ちます。

監視されている (サーバー) ノードにおけるデータベース・マネージャー・タイプ



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
collected


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



server_db2_type
情報

関連情報

説明: モニター中のデータベース・マネージャーのタイプを識別します。

使用法: データベース・マネージャー用に以下のいずれかのタイプの構成が入ります。

API 記号定数
コマンド行プロセッサー出力
sqlf_nt_server
ローカル・クライアントおよびリモート・クライアントをもつデータベース・サーバー
sqlf_nt_stand_req
ローカル・クライアントをもつデータベース・サーバー

API 記号定数は、組み込みファイルの sqlutil.h で定義されます。

サーバー・プロダクト / バージョン ID



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
collected


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





イベント・タイプ
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
event_log_header


要素名
要素タイプ



server_prdid
情報

関連情報

説明: サーバー上で稼働している製品およびバージョン。

使用法: これは PPPVVRRM の形式になります。ここで、

PPP
SQL です。
VV
2 桁のバージョン番号を表します (1 桁のバージョンの場合、 高位の桁に 0 が入ります)。
RR
2 桁のリリース番号を表します (1 桁のリリースの場合、 高位の桁に 0 が入ります)。
M
M は 1 桁の修正レベルを表します。

サーバー・バージョン



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
collected


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



server_version
情報

関連情報

説明: 情報を戻しているサーバーのバージョン。

使用法: このフィールドは、データベース・システム・モニター情報を収集しているデータベース・サーバーのレベルを識別します。 これにより、アプリケーションはデータを戻しているサーバーのレベルに基づいて、 データを解釈できます。 有効値は以下のとおりです。

SQLM_DBMON_VERSION1
データは DB2 バージョン 1 によって戻された。

SQLM_DBMON_VERSION2
データは DB2 バージョン 2 によって戻された。

SQLM_DBMON_VERSION5
データは DB2 ユニバーサル・データベース バージョン 5 によって戻された。

SQLM_DBMON_VERSION5_2
データは DB2 ユニバーサル・データベース バージョン 5.2 によって戻された。

SQLM_DBMON_VERSION6
データは DB2 ユニバーサル・データベース バージョン 6 によって戻された。

SQLM_DBMON_VERSION7
データは DB2 ユニバーサル・データベース バージョン 7 によって戻された。

サービス・レベル



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
db2


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



service_level
情報

関連情報

説明: これは、サーバーの現在の修正サービス・レベルです。

使用法: OS/2 上でサービスを要求したり、DB2 に関する問題を報告したりするときに、 情報を提供するために使用します。 この要素は、OS/2 以外のシステムではブランクです。
注:この要素は、sqlestat 出力中の corr_serv_lvl フィールドと同様です。 sqlestat と同等のデータ要素に関する詳細は、付録 D, DB2 バージョン 1 sqlestat のユーザーを参照してください。

サーバー・オペレーティング・システム



スナップショット・レベル
データベース


論理データ・グループ
dbase


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





イベント・タイプ
データベース


論理データ・グループ
db_event





要素名
要素タイプ



server_platform
情報

関連情報

説明: データベース・サーバーを実行するオペレーティング・システム。

使用法: この要素を使用して、リモート・アプリケーションの問題判別を行えます。 このフィールドの値は、ヘッダー・ファイルの sqlmon.h の中にあります。
注:この要素は、sqlestat 出力中の db_type フィールドと同様です。 sqlestat と同等のデータ要素に関する詳細は、付録 D, DB2 バージョン 1 sqlestat のユーザーを参照してください。

プロダクト名



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
db2


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



product_name
情報

関連情報

説明: 実行中のサーバーのバージョンの詳細。

使用法: OS/2 上でサービスを要求したり、DB2 に関する問題を報告したりするときに、 情報を提供するために使用します。 この要素は、OS/2 以外のシステムではブランクです。
注:この要素は、sqlestat 出力中の product_name フィールドと同様です。 sqlestat と同等のデータ要素に関する詳細は、付録 D, DB2 バージョン 1 sqlestat のユーザーを参照してください。

プロダクト識別



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
db2


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



component_id
情報

関連情報

説明: 実行中のサーバーのタイプの詳細。

使用法: OS/2 上でサービスを要求したり、DB2 に関する問題を報告したりするときに、 情報を提供するために使用します。 この要素は、OS/2 以外のシステムではブランクです。
注:この要素は、sqlestat 出力中の component_id フィールドと同様です。 sqlestat と同等のデータ要素に関する詳細は、付録 D, DB2 バージョン 1 sqlestat のユーザーを参照してください。

DB2 インスタンスの状況



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
db2


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



db2_status
情報

関連情報

説明: データベース・マネージャーのインスタンスの現在の状況。

使用法: この要素は、データベース・マネージャー・インスタンスの状況を判別するために使用できます。

戻される値は常に SQLM_DB2_ACTIVE です。

時間帯変位



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
collected


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



time_zone_disp
情報

関連情報
  • なし

説明 現地時間の時間帯をグリニッジ標準時 (GMT) から置き換えたときの秒数。

使用法 データベース・システム・モニターが報告する時間はすべて GMT であり、 この置き換えによって現地時間が計算されます。


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