システム・モニター 手引きおよび解説書

データベース活動およびアプリケーション活動

以下の項では、データベース活動およびアプリケーション活動についての情報を提供します。

ロックおよびデッドロック

以下の要素では、ロックおよびデッドロックについての情報が提供されます。

保持されているロック



スナップショット・レベル
データベース
アプリケーション
ロック



論理データ・グループ
dbase
appl
dbase_lock
appl_lock


モニター・スイッチ
基本
基本
基本
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



locks_held
ゲージ

関連情報

説明: 現在保持されているロックの数。

使用法: モニター情報がデータベース・レベルである場合には、 これはデータベース内のすべてのアプリケーションによって現在保持されているロックの合計数です。

アプリケーション・レベルでは、そのアプリケーション用のすべてのエージェントが現在保持しているロックの合計数です。 この要素を使用する方法は、データベース・システム・モニターから戻される情報のレベルによって異なります。

使用中の合計ロック・リスト・メモリー



スナップショット・レベル
データベース


論理データ・グループ
dbase


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



lock_list_in_use
ゲージ

関連情報
  • なし

説明: 使用中のロック・リスト・メモリーの合計量 (バイト単位)。

使用法: この要素は、locklist 構成パラメーターとともに使用して、 ロック・リストの使用率を計算できます。 ロック・リストの使用率が高い場合には、 そのパラメーターのサイズを大きくすることを考慮する必要がある可能性があります。 詳細は、管理の手引き を参照してください。
注:使用率を計算する際には、 locklist 構成パラメーターが 4K バイトのページ単位で割り振られているのに対し、 このモニター要素が結果をバイト単位で提供することに注意することが重要です。

検出されたデッドロック



スナップショット・レベル
データベース
アプリケーション


論理データ・グループ
dbase
appl


モニター・スイッチ
基本
ロック


再設定可能








イベント・タイプ
データベース
接続


論理データ・グループ
db_event
conn_event





要素名
要素タイプ



deadlocks
カウンター

関連情報

説明: 発生したデッドロックの合計数。

使用法: この要素は、アプリケーション間に競合問題が発生していることを示す場合があります。 このような問題は、以下の状態によって起こることがあります。

デッドロックが発生しているアプリケーション (またはアプリケーション処理) を判別することによって、 問題を解決できる場合があります。 さらに、アプリケーションがよりよい状態で同時に実行されるように、 それを修正できる場合があります。 ただし、一部のアプリケーションは同時に実行することができません。

接続タイム・スタンプ・モニター要素 (最後のリセット・タイム・スタンプデータベース活動化タイム・スタンプ、および 接続要求開始のタイム・スタンプ) を使用して、 デッドロックの重大度を判別することができます。 たとえば、5 分間にデッドロックが 10 回発生すれば、 5 時間にデッドロックが 10 回発生するよりもはるかに重大です。

上にリストされている関連要素についての説明の中にも、 調整に関する付加的な提案があります。

ロック自動調整の数



スナップショット・レベル
データベース
アプリケーション


論理データ・グループ
dbase
appl


モニター・スイッチ
基本
基本


再設定可能








イベント・タイプ
データベース
接続
トランザクション


論理データ・グループ
db_event
conn_event
xaction_event





要素名
要素タイプ



lock_escals
カウンター

関連情報

説明: ロックがいくつかの行ロックから 1 つの表ロックに自動調整された回数。

使用法: ロックは、あるアプリケーションによって保持されているロックの合計数が、 そのアプリケーションに使用可能なロック・リスト・スペースの最大量に達したとき、 またはすべてのアプリケーションによって消費されたロック・リスト・スペースがロック・リスト・スペースの合計に近づいたときに自動調整されます。 使用可能なロック・リスト・スペースの量は、 maxlocks および locklist 構成パラメーターによって判別されます。

あるアプリケーションがロックの最大許容数に達し、 自動調整するロックがこれ以上ない場合は、 他のアプリケーション用に割り振られたロック・リスト内のスペースを使用します。 ロック・リスト全体が満杯になると、エラーが起こります。

このデータ項目には、排他ロック自動調整を含むすべてのロック自動調整のカウントが入ります。

過剰なロック自動調整が起こり得る原因としては、次のようなものがあります。

これらの問題を解決するには、以下のことを行うことができます。

排他ロック自動調整



スナップショット・レベル
データベース
アプリケーション


論理データ・グループ
dbase
appl


モニター・スイッチ
基本
基本


再設定可能








イベント・タイプ
データベース
接続
トランザクション


論理データ・グループ
db_event
conn_event
xaction_event





要素名
要素タイプ



x_lock_escals
カウンター

関連情報

説明: ロックがいくつかの行ロックから 1 つの排他表ロックに自動調整された回数、 または行に対する排他ロックにより表ロックが排他ロックになった回数。

使用法: 他のアプリケーションは排他ロックによって保留されているデータにアクセスすることができません。 このように、排他ロックは並行性に影響を与える可能性があるため、 それを追跡することは重要です。

ロックは、あるアプリケーションによって保持されているロックの合計数が、 そのアプリケーションに使用可能なロック・リスト・スペースの最大量に達すると自動調整されます。 使用可能なロック・リスト・スペースの量は、 locklist および maxlocks 構成パラメーターによって判別されます。

あるアプリケーションがロックの最大許容数に達し、 自動調整するロックがこれ以上ない場合は、 他のアプリケーション用に割り振られたロック・リスト内のスペースを使用します。 ロック・リスト全体が満杯になると、エラーが起こります。

過度の排他ロック自動調整の考えられる原因と解決については、 ロック自動調整の数 を参照してください。

アプリケーションが、共用ロックで十分なのに排他ロックを使用している場合があります。 共用ロックはロック自動調整の合計数を減少させることはありませんが、 共用ロック自動調整のほうが排他ロック自動調整よりも優れています。

ロック・モード



スナップショット・レベル
アプリケーション
ロック


論理データ・グループ
appl
lock
lock_wait


モニター・スイッチ
ロック
ロック
ロック


再設定可能


不可





イベント・タイプ
デッドロック


論理データ・グループ
dlconn_event





要素名
要素タイプ



lock_mode
情報

関連情報

説明: 保持されているロックのタイプ。

使用法: このモードは、リソース競合の原因を判別するのに役立ちます。

この要素は、調査されているモニター情報のタイプによって、 以下のいずれかを示します。

このフィールドの値には、次のものがあります。
モード ロックのタイプ API 定数

ロックなし SQLM_LNON
IS 意図共用ロック SQLM_LOIS
IX 意図排他ロック SQLM_LOIX
S 共用ロック SQLM_LOOS
SIX 意図排他ロックと共用 SQLM_LSIX
X 排他ロック SQLM_LOOX
IN 意図なし SQLM_LOIN
Z スーパー排他ロック SQLM_LOOZ
U 更新ロック SQLM_LOOU
NS ネクスト・キー共用ロック SQLM_LONS
NX ネクスト・キー排他ロック SQLM_LONX
W 弱排他ロック SQLM_LOOW
NW ネクスト・キー弱排他ロック SQLM_LONW

ロック状況



スナップショット・レベル
ロック


論理データ・グループ
lock


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



lock_status
情報

関連情報

説明: ロックの内部状況を示します。

使用法: この要素は、アプリケーションがオブジェクトに対するロックを取得するために待機しているときに、 何が起こっているのかを知るのに役立ちます。 アプリケーションが必要なオブジェクトに対してすでにロックを持っているように思われる場合でも、 同じオブジェクトに対して別のタイプのオブジェクトを取得しなければならないことがあります。

ロックは、次のいずれかの状況になります。

許可された状態
アプリケーションが、ロック・モードによって指定された状態のロックを持っていることを示します。
変換中の状態
アプリケーションが、保持されているロックを別のタイプに変更しようと試みていることを示します (たとえば、 共用ロックから排他ロックへの変更)。
注:API ユーザーは、データベース・システム・モニター定数の定義が入っている sqlmon.h ヘッダー・ファイルを参照してください。

待機しているロック・オブジェクト・タイプ



スナップショット・レベル
アプリケーション

ロック



論理データ・グループ
appl
appl_lock
lock
lock_wait


モニター・スイッチ
ロック
ロック
基本
ロック


再設定可能


不可





イベント・タイプ
デッドロック


論理データ・グループ
dlconn_event





要素名
要素タイプ



lock_object_type
情報

関連情報

説明: アプリケーションがロックを保持している対象であるオブジェクトのタイプ (オブジェクト・ロック・レベルの情報の場合)、 またはアプリケーションがロックを取得するために待機している対象であるオブジェクトのタイプ (アプリケーション・レベルおよびデッドロック・レベルの情報の場合)。

使用法: この要素は、リソース競合の原因を判別するのに役立ちます。

オブジェクトは、次のいずれかのタイプです。

ロック・オブジェクト名



スナップショット・レベル
アプリケーション
ロック



論理データ・グループ
appl
appl_lock
lock


モニター・スイッチ
ロック
ロック
基本


再設定可能


不可





イベント・タイプ
デッドロック


論理データ・グループ
dlconn_event





要素名
要素タイプ



lock_object_name
情報

関連情報

説明: この要素は、情報目的のためにのみ提供されています。 これは、アプリケーションがロックを保持している対象であるオブジェクトの名前 (オブジェクト・ロック・レベルの情報の場合)、 またはアプリケーションがロックを取得するのを待機している対象であるオブジェクトの名前です (アプリケーション・レベルおよびデッドロック・レベルの情報の場合)。

使用法: これは、表レベル・ロックが SMS 表スペースおよび DMS 表スペースのためのファイル ID になっている、 オブジェクトの名前です。 行レベル・ロックの場合、オブジェクト名は行 ID (RID) です。 表スペース・ロックの場合、オブジェクト名はブランクです。

ロックを保持している表を判別するには、 ファイル ID ではなく"表名" および"表スキーマ名" を使用してください (ファイル ID は固有ではない場合があるため)。

ロックを保持している表を判別するには、 "表スペース名" を使用してください。

ロック・ノード



スナップショット・レベル
アプリケーション


論理データ・グループ
subsection


モニター・スイッチ
ステートメント


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



lock_node
情報

関連情報
  • なし

説明: ロックに関係しているノード。

使用法: これはトラブルシューティングのために使用できます。

ロック・タイムアウトの数



スナップショット・レベル
データベース
アプリケーション


論理データ・グループ
dbase
appl


モニター・スイッチ
基本
基本


再設定可能








イベント・タイプ
データベース
接続


論理データ・グループ
db_event
conn_event





要素名
要素タイプ



lock_timeouts
カウンター

関連情報

説明: オブジェクトをロックするための要求が承諾されずにタイムアウトになった回数。

使用法: この要素は、locktimeout データベース構成パラメーターの設定値を調整するのに役立ちます。 ロック・タイムアウトの数が通常の操作レベルと比較して多すぎる場合には、 長い期間ロックを保持しているアプリケーションが存在している可能性があります。 この場合、 アプリケーション問題があるかどうかを判別するために ロックおよびデッドロックに関連した他のいくつかの要素を分析しなければならないことを示す場合があります。

また、locktimeout データベース構成パラメーターの設定が高すぎる場合には、 ロック・タイムアウトが少なくなりすぎることがあります。 この場合には、アプリケーションがロックを取得するために待機し過ぎてしまうことがあります。 詳細は、管理の手引き を参照してください。

保持されているロックの最大数



イベント・タイプ
トランザクション


論理データ・グループ
xaction_event





要素名
要素タイプ



locks_held_top
カウンター

関連情報

説明: このトランザクション中に保持されたロックの最大数。

使用法: この要素は、アプリケーションがそれにとって使用可能なロックの最大数 (maxlocks 構成パラメーターによって定義された) に近づいているかどうかを判別するために使用できます。 このパラメーターは、ロック自動調整が起こるまでに各アプリケーションが使用できるロック・リストのパーセンテージを示します。 ロック自動調整により、データベースに接続されているアプリケーション間の並行性が減少する可能性があります (このパラメーターについての詳細は、管理の手引き を参照してください)。

maxlocks パラメーターはパーセンテージとして指定され、 この要素はカウンターであるため、この要素によって提供されたカウントは、 次の式を使用して計算した、アプリケーションが保持できるロックの合計数と比較することができます。

 
  (locklist * 4096 / 36 ) * (maxlocks / 100)

より多くの数のロックがある場合には、 アプリケーション内でより多くのコミットを実行して、 ロックの一部が解放されるようにすることが必要な可能性があります。

デッドロックに関係している接続



イベント・タイプ
デッドロック


論理データ・グループ
deadlock_event





要素名
要素タイプ



dl_conns
ゲージ

関連情報
  • なし

説明: デッドロックに関係している接続の数。

使用法: この要素は、 イベント・モニター・データ・ストリーム内でデッドロックの後に続くデッドロック接続イベント・レコードの数を識別するために、 モニター・アプリケーションで使用します。

ロック自動調整



スナップショット・レベル
ロック


論理データ・グループ
lock
lock_wait


モニター・スイッチ
ロック
ロック


再設定可能


不可





イベント・タイプ
デッドロック


論理データ・グループ
dlconn_event





要素名
要素タイプ



lock_escalation
情報

関連情報
  • その他のロック・データ要素

説明: ロック要求がロック自動調整の一部として行われたかどうかを示します。

使用法: この要素は、デッドロックの原因をさらに知るのに使用します。 ロック自動調整を実行するアプリケーションが関係しているデッドロックが発生したなら、 ロック・メモリーの量を増やすか、 1 つのアプリケーションが要求できるロックのパーセンテージを変更してください。

ロック・モードの要求



スナップショット・レベル
ロック


論理データ・グループ
lock_wait


モニター・スイッチ
ロック


再設定可能


不可





イベント・タイプ
デッドロック


論理データ・グループ
dlconn_event





要素名
要素タイプ



lock_mode_requested
情報

関連情報

説明: アプリケーションが要求しているロック・モード。

使用法: アプリケーションがロックを要求しているモード。 この値は、リソース競合の原因を判別するのに役立ちます。

ロック待機情報

以下の要素では、あるアプリケーションのために作業している DB2 エージェントが、 ロックを取得するために待機しているときに戻される情報が提供されます。

ロック待機



スナップショット・レベル
データベース
アプリケーション


論理データ・グループ
dbase
appl


モニター・スイッチ
ロック
ロック


再設定可能








イベント・タイプ
データベース
接続


論理データ・グループ
db_event
conn_event





要素名
要素タイプ



lock_waits
カウンター

関連情報

説明: アプリケーションまたは接続がロックを待った合計回数。

使用法: データベース・レベルでは、 このデータベース内でアプリケーションがロックを待たなければならなかった合計回数です。

アプリケーション接続レベルでは、この接続がロックを要求したものの、 別の接続によってすでにデータ上でロックが保持されていたために 待たなければならなかった合計回数です。

この要素は、"ロックのために待機している時間" とともに使用して、 データベース・レベルでロックの平均待ち時間を計算できます。 この計算は、データベースまたはアプリケーション接続レベルで行うことができます。

平均のロック待ち時間が長い場合には、多くのロックを保持しているアプリケーションを探すか、 または並行性を向上させるためのアプリケーション調整に焦点を合わせたロック自動調整を持たなければなりません (該当する場合)。 自動調整が原因で平均のロック待ち時間が長い場合には、 locklist および maxlocks のいずれかまたは両方の構成パラメーターの値が小さすぎる可能性があります。 詳細は、管理の手引き を参照してください。

ロックのために待機している時間



スナップショット・レベル
データベース
アプリケーション


論理データ・グループ
dbase
appl
appl_lock


モニター・スイッチ
ロック
ロック


再設定可能








イベント・タイプ
データベース
接続
トランザクション


論理データ・グループ
db_event
conn_event
xaction_event





要素名
要素タイプ



lock_wait_time
カウンター

関連情報

説明: ロックを待った経過時間の合計。

使用法: データベース・レベルでは、このデータベース内ですべてのアプリケーションがロックを待った経過時間の合計量です。

アプリケーション接続およびトランザクション・レベルでは、 この接続またはトランザクションがそれに対してロックが承諾されるのを待った経過時間の合計量です。

この要素は、"ロック待機"とともに使用して、ロックの平均待ち時間を計算できます。 この計算は、データベースまたはアプリケーション接続レベルで行うことができます。

経過時間を提供するデータ要素を使用する際には、以下のことを考慮しなければなりません。

表スペース名



スナップショット・レベル
表スペース
アプリケーション
ロック



論理データ・グループ
tablespace
appl_lock
lock
lock_wait


モニター・スイッチ
バッファー・プール
基本
ロック
ロック


再設定可能


不可


イベント・タイプ
デッドロック
表スペース


論理データ・グループ
dlconn_event
tablespace_header


要素名
要素タイプ



tablespace_name
情報

関連情報

説明: 表スペースの名前。

使用法: この要素は、リソース競合の原因を判別するのに役立ちます。

これはデータベース・カタログ表 SYSCAT.TABLESPACE の TBSPACE 列と同じです。 アプリケーション・レベル、アプリケーション・ロック・レベル、 およびデッドロック・モニタリング・レベルでは、 これは、アプリケーションがロックしようと待機している表スペースの名前です。 別のアプリケーションが現在この表スペースをロックしています。

ロック・レベルでは、これはアプリケーションが現在ロックしている表スペースの名前です。

表スペース・レベル (バッファー・プール・モニター・グループが ON のとき) では、 これは情報が戻される宛先の表スペースの名前です。

ロックのために待機している現行のエージェント



スナップショット・レベル
データベース
アプリケーション
ロック


論理データ・グループ
dbase
appl
dbase_lock


モニター・スイッチ
基本
基本
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



locks_waiting
ゲージ

関連情報

説明: ロックを待機しているエージェントの数を示しています。

使用法: この要素は、"現在接続中のアプリケーション" とともに使用されると、 ロックのために待機しているアプリケーションのパーセンテージを示します。 この数が多い場合には、アプリケーション間に並行性問題が存在する可能性があり、 長い期間ロックまたは排他ロックを保持しているアプリケーションを識別することが必要となります。

作業単位がロックのために待機している合計時間



スナップショット・レベル
アプリケーション


論理データ・グループ
appl


モニター・スイッチ
作業単位


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



uow_lock_wait_time
カウンター

関連情報

説明: この作業単位がロック待機に費やした経過時間の合計量。

使用法: この要素は、リソース競合問題の重大度を判別するのに役立ちます。

ロック待機開始タイム・スタンプ



スナップショット・レベル
アプリケーション
ロック


論理データ・グループ
appl
lock_wait


モニター・スイッチ
ロック
ロック


再設定可能


不可





イベント・タイプ
デッドロック


論理データ・グループ
dlconn_event





要素名
要素タイプ



lock_wait_start_time
タイム・スタンプ

関連情報

説明: このアプリケーションが別のアプリケーションによって現在ロックされているオブジェクトに対するロックを取得するために待機を始めた日時。

使用法: この要素は、リソース競合の重大度を判別するのに役立ちます。

ロックを保持しているエージェント ID



スナップショット・レベル
アプリケーション

ロック


論理データ・グループ
appl
appl_lock
lock_wait


モニター・スイッチ
ロック
ロック
ロック


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



agent_id_holding_lock
情報

関連情報

説明: このアプリケーションが待っているロックを保持してしているエージェントのアプリケーション・ハンドル。 この情報を獲得するには、 ロック・モニター・グループがオンになっていなければなりません。

使用法: この要素は、リソース競合の状態にあるアプリケーションを判別するのに役立ちます。

この要素が 0 (ゼロ) であり、アプリケーションがロックを待っている場合、 これはロックが未確定トランザクションによって保持されていることを示します。 ロックを保持しているアプリケーション IDまたはコマンド行プロセッサー LIST INDOUBT TRANSACTIONS コマンド (トランザクションが未確定になったときに、 そのトランザクションを処理していた CICS エージェントのアプリケーション ID を表示する) のどちらかを使って未確定トランザクションを判別し、 それをコミットするかロール・バックします。

このアプリケーションが待機しているオブジェクトに対して、 複数のアプリケーションが共用ロックを保持している可能性があることに注意してください。 アプリケーションが保持するロックのタイプに関する情報は、ロック・モードをご覧ください。 アプリケーションのスナップショットを取っている場合には、 オブジェクトに対してロックを保持しているエージェント ID の 1 つだけが戻されます。 ロックのスナップショットを取っている場合には、 オブジェクトに対してロックを保持しているエージェント ID のすべてが識別されます。

ロックを保持しているアプリケーション ID



スナップショット・レベル
アプリケーション

ロック


論理データ・グループ
appl
appl_lock
lock_wait


モニター・スイッチ
ロック
ロック
ロック


再設定可能


不可





イベント・タイプ
デッドロック


論理データ・グループ
dlconn_event





要素名
要素タイプ



appl_id_holding_lk
情報

関連情報

説明: このアプリケーションが取得しようと待機しているオブジェクトに対してロックを保持しているアプリケーションのアプリケーション ID。

使用法: この要素は、リソース競合の状態にあるアプリケーションを判別するのに役立ちます。 特に、これはロックを保持しているアプリケーション・ハンドル (エージェント ID) および表 ID を識別するのに役立ちます。 アプリケーション ID をエージェント ID と関連付ける情報を取得するために、 LIST APPLICATIONS コマンドを使用できることに注意してください。 ただし、このタイプの情報は、 LIST APPLICATIONS コマンドを実行する前にアプリケーションが終了すると入手できなくなることがあるため、 スナップショットを取るときに収集する方が望ましいと言えます。

このアプリケーションがロックを取得しようと待機しているオブジェクトに対して、 複数のアプリケーションが共用ロックを保持している可能性があることに注意してください。 アプリケーションが保持するロックのタイプに関する情報は、ロック・モードをご覧ください。 アプリケーションのスナップショットを取っている場合には、 オブジェクトに対してロックを保持しているアプリケーション ID の 1 つだけが戻されます。 ロックのスナップショットを取っている場合には、 オブジェクトに対してロックを保持しているアプリケーション ID のすべてが戻されます。

ロックを保持している順序番号



スナップショット・レベル
アプリケーション


論理データ・グループ
appl
appl_lock


モニター・スイッチ
基本
基本


再設定可能


不可





イベント・タイプ
デッドロック


論理データ・グループ
dlconn_event





要素名
要素タイプ



sequence_no_holding_lk
情報

関連情報
  • なし

説明: この要素は、将来の使用に向けて予約されています。 このリリースでは、値は常に "0001" となります。 この製品の将来のリリースでは、他の値が入る可能性があります。

ロールバック・アプリケーション



イベント・タイプ
デッドロック


論理データ・グループ
deadlock_event





要素名
要素タイプ



rolled_back_appl_id
情報

関連情報

説明: デッドロックが起こったときにロールバックされたアプリケーション ID。

使用法: システム管理者はこの情報を使用して、 アプリケーション自体の更新を完了していないアプリケーションを識別し、 再始動する必要のあるアプリケーションを識別できます。

ロールバックされたエージェント



イベント・タイプ
デッドロック


論理データ・グループ
deadlock_event





要素名
要素タイプ



rolled_back_agent_id
情報

関連情報

説明: デッドロックが起こったときにロールバックされたエージェント。

使用法: システム管理者はこの情報を使用して、 アプリケーション自体の更新を完了していないアプリケーションを識別し、 再始動する必要のあるアプリケーションを識別できます。

ロールバック順序番号



イベント・タイプ
デッドロック


論理データ・グループ
deadlock_event





要素名
要素タイプ



rolled_back_sequence_no
情報

関連情報
  • なし

説明: デッドロックが起こったときにロールバックされたアプリケーションの順序番号。

使用法: システム管理者はこの情報を使用して、 アプリケーション自体の更新を完了していないアプリケーションを識別し、 再始動する必要のあるアプリケーションを識別できます。

ロールフォワードのモニター

データベース変更の回復処理には、時間がかかる場合があります。 データベース・システム・モニターを使用すれば、 回復の経過をモニターすることができます。 以下の要素では、ロールフォワード状況についての情報が提供されます。

ロールフォワード・タイム・スタンプ



スナップショット・レベル
表スペース


論理データ・グループ
rollfwd_info


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



rf_timestamp
タイム・スタンプ

関連情報

説明: 処理中のログのタイム・スタンプ。

使用法: ロールフォワードが進行中の場合、これは処理されているログ・レコードのタイム・スタンプになります。 これは回復されるデータ変更の標識です。

ロールフォワードされる表スペース



スナップショット・レベル
表スペース


論理データ・グループ
rollfwd_ts_info


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



ts_name
情報

関連情報

説明: 現在ロールフォワードされている表スペースの名前。

使用法: ロールフォワードが進行中の場合、この要素は関係する表スペースを識別します。

ロールフォワード・タイプ



スナップショット・レベル
表スペース


論理データ・グループ
rollfwd_info


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



rf_type
情報

関連情報
  • なし

説明: 進行中のロールフォワードのタイプ。

使用法: 回復がデータベース・レベルと表スペース・レベルのどちらで起きたかを示す標識です。 データベース・レベルまたは表スペース・レベルでのロールフォワード回復の詳細は、 管理の手引き を参照してください。

ロールフォワードされるログ



スナップショット・レベル
表スペース


論理データ・グループ
rollfwd_info


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



rf_log_num
情報

関連情報
  • なし

説明: 処理中のログ。

使用法: ロールフォワードが進行中の場合、この要素は関係するログを識別します。

ログ・フェーズ



スナップショット・レベル
表スペース


論理データ・グループ
rollfwd_info


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



rf_status
情報

関連情報
  • なし

説明: 回復の状況。

使用法: この要素は回復の経過を示します。 これは、回復がやり直し (ロールバック) フェーズなのか、 再実行 (ロールフォワード) フェーズなのかを示します。

ロールフォワードされる表スペースの数



スナップショット・レベル
表スペース


論理データ・グループ
rollfwd_info


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



rf_num_tspaces
カウンター

関連情報
  • なし

説明: ロールフォワードに関係する表スペースの数。

使用法: これは、回復に関係する表スペースのカウンターです。

表活動

以下の要素では、表についての情報が提供されます。

表タイプ



スナップショット・レベル



論理データ・グループ
table


モニター・スイッチ



再設定可能


不可





イベント・タイプ



論理データ・グループ
table_event





要素名
要素タイプ



table_type
情報

関連情報

説明: 情報が戻される表のタイプ。

使用法: この要素は、情報が戻される表を識別するために役立ちます。 表がユーザー表またはシステム・カタログ表である場合、 "表名" および"表スキーマ名" を使用して表を識別できます。

表のタイプは次のどれかである可能性があります。

表名



スナップショット・レベル

アプリケーション

ロック


論理データ・グループ
table
appl
sqml_appl_lock
lock
lock_wait


モニター・スイッチ

ロック
ロック
ロック
ロック


再設定可能


不可





イベント・タイプ

デッドロック


論理データ・グループ
table_event
dlconn_event





要素名
要素タイプ



table_name
情報

関連情報

説明: 表の名前。

使用法: "表スキーマ名" とともにこの要素はリソース競合の原因を判別するのに役立ちます。

アプリケーション・レベル、アプリケーション・ロック・レベル、 およびデッドロック・モニタリング・レベルでは、 これは、現在他のアプリケーションによってロックされているためにアプリケーションがロックしようと待機している表の名前です。 スナップショット・モニタリングでは、 この項目が有効なのは「ロック」モニター・グループがオンに設定されている場合、 および"待機しているロック・オブジェクト・タイプ" がアプリケーションが表のロックを獲得するために待機していることを示している場合だけです。

オブジェクト・ロック・レベルでのスナップショット・モニタリングでは、 この項目は表レベルおよび行レベルのロックに対して戻されます。 このレベルで戻される表は、 このアプリケーションがこれらのロックを保持している表です。

表レベルでのスナップショットおよびイベントのモニターでは、 これは情報が収集された表の名前です。 この要素は、一時的な表、再編成表、およびドロップされた表についてはブランクになります。 表の名前が供給されるのは、カタログおよびユーザー表だけです。 スナップショット・モニタリングでは、 この要素が有効なのは「表」モニター・グループ情報がオンに設定されている場合だけです。

表スキーマ名



スナップショット・レベル

アプリケーション

ロック


論理データ・グループ
table
appl
appl_lock
lock
lock_wait


モニター・スイッチ

ロック
ロック
ロック
ロック


再設定可能


不可





イベント・タイプ

デッドロック


論理データ・グループ
table_event
dlconn_event





要素名
要素タイプ



table_schema
情報

関連情報

説明: 表のスキーマ。

使用法: "表名" とともに、 この要素は、リソース競合の原因を判別するのに役立ちます。

アプリケーション・レベル、アプリケーション・ロック・レベル、 およびデッドロック・モニタリング・レベルでは、 これは、現在他のアプリケーションによってロックされているためにアプリケーションがロックしようと待機している表のスキーマ名です。 この要素が設定されるのは、 "待機しているロック・オブジェクト・タイプ" がアプリケーションが表ロックを獲得しようとして待機していることを示している場合だけです。 アプリケーション・レベルおよびアプリケーション・ロック・レベルでのスナップショット・モニタリングでは、 この項目が有効なのは「ロック」モニター・グループ情報がオンに設定されている場合だけです。

オブジェクト・ロック・レベルでのスナップショットのモニターでは、 この項目は表レベルおよび行レベルのロックに対して戻されます。 このレベルで戻される表は、 このアプリケーションがこれらのロックを保持している表です。

表レベルでスナップショットとイベントをモニターする場合には、 この要素は情報が収集された表のスキーマを表します。 この要素は、一時的な表、再編成表、およびドロップされた表についてはブランクになります。 スキーマ名が供給されるのは、カタログおよびユーザー表に対してだけです。 スナップショット・モニタリングでは、 この要素が有効なのは「表」モニター・グループ情報がオンに設定されている場合だけです。

削除された行



スナップショット・レベル
データベース

アプリケーション


論理データ・グループ
dbase
dbase_remote
appl
appl_remote


モニター・スイッチ
基本
基本
基本
基本


再設定可能








イベント・タイプ
データベース
接続


論理データ・グループ
db_event
conn_event





要素名
要素タイプ



rows_deleted
カウンター

関連情報

説明: これは、行の削除が試行された数です。

使用法: この要素は、データベース・マネージャー内での活動の現行レベルを理解するために使用できます。

このカウントには、"削除された内部行" でカウントされた試行回数は含まれません。

挿入された行



スナップショット・レベル
データベース

アプリケーション


論理データ・グループ
dbase
dbase_remote
appl
appl_remote


モニター・スイッチ
基本
基本
基本
基本


再設定可能








イベント・タイプ
データベース
接続


論理データ・グループ
db_event
conn_event





要素名
要素タイプ



rows_inserted
カウンター

関連情報

説明: これは、行の挿入が試行された数です。

使用法: この要素は、データベース・マネージャー内での活動の現行レベルを理解するために使用できます。

連合システムでは、1 つの INSERT ステートメントで複数の行を挿入することができます。 これは、連合サーバーが INSERT FROM SUBSELECT をデータ・ソースに適宜 push することができるためです。

更新された行



スナップショット・レベル
データベース

アプリケーション


論理データ・グループ
dbase
dbase_remote
appl
appl_remote


モニター・スイッチ
基本
基本
基本
基本


再設定可能








イベント・タイプ
データベース
接続


論理データ・グループ
db_event
conn_event





要素名
要素タイプ



rows_updated
カウンター

関連情報

説明: これは、行の更新が試行された数です。

使用法: この要素は、データベース・マネージャー内での活動の現行レベルを理解するために使用できます。

この値には、"更新された内部行" でカウントされた更新は含まれません。 ただし、複数の更新ステートメントによって更新された行は、 更新のたびにカウントされます。

選択された行



スナップショット・レベル
データベース

アプリケーション

DCS データベース
DCS アプリケーション


論理データ・グループ
dbase
dbase_remote
appl
appl_remote
dcs_dbase
dcs_appl


モニター・スイッチ
基本
基本
基本
基本
基本
基本


再設定可能








イベント・タイプ
データベース
接続


論理データ・グループ
db_event
conn_event





要素名
要素タイプ



rows_selected
カウンター

関連情報

説明: これは、選択してアプリケーションに戻された行の数です。

使用法: この要素は、データベース・マネージャー内での活動の現行レベルを理解するために使用できます。

この要素には、COUNT(*) または結合などのアクションで読み取られた行のカウントは含まれません。

連合システムの場合、行がデータ・ソースから連合サーバーへ戻される平均時間を次のようにして計算できます。

   平均時間 = 戻された行の数 / 照会応答時間の総計

この結果に基づいて、SYSCAT.SERVERS の中の CPU 速度パラメーターまたは通信速度パラメーターを変更することができます。 これらのパラメーターを変更すると、 最適化プログラムが要求をデータ・ソースに送信するかしないかということに影響が及びます。

書き込まれた行



スナップショット・レベル

アプリケーション


動的 SQL


論理データ・グループ
table
appl
stmt
subsection
dynsql


モニター・スイッチ

基本
基本
ステートメント
ステートメント


再設定可能








イベント・タイプ
接続

ステートメント
トランザクション


論理データ・グループ
conn_event
table_event
stmt_event
xaction_event





要素名
要素タイプ



rows_written
カウンター

関連情報

説明: これは、表内で変更 (挿入、削除、または更新) された行の数です。

使用法: 表レベル情報の値が高い場合、表の使用頻度が高いことを示しているので、 Run Statistics (RUNSTATS) ユーティリティーを使用してこの表に使用するパッケージの効率を維持することができます。

アプリケーション接続およびステートメントの場合、 この要素には一時的な表で挿入、更新、および削除された行数が含まれます。

アプリケーション、トランザクション、およびステートメント・レベルでは、 この要素は相対活動レベルの分析および調整項目の識別に役立ちます。

読み取られた行



スナップショット・レベル
データベース

アプリケーション


動的 SQL


論理データ・グループ
dbase
table
appl
stmt
subsection
dynsql


モニター・スイッチ
基本

基本
基本
ステートメント
ステートメント


再設定可能








イベント・タイプ
接続

ステートメント
トランザクション


論理データ・グループ
conn_event
table_event
stmt_event
xaction_event





要素名
要素タイプ



rows_read
カウンター

関連情報

説明: これは、表から読み取られた行数です。

使用法: この要素は、頻繁に使用するために追加の索引を作成したい表を識別するために役立ちます。 不必要な索引を維持するのを避けるため、 管理の手引き で説明されている SQL EXPLAIN ステートメントを使用して、 そのパッケージが索引を使用するかどうかを判別できます。

このカウント数は、呼び出しアプリケーションに戻された行数ではありません。 それは結果のセットを戻すために読み取る必要があった行数です。 たとえば、次のステートメントがアプリケーションに戻すのは 1 行ですが、 平均給与を判別するために複数の行が読み取られます。

 
     SELECT AVG(SALARY) FROM USERID.EMPLOYEE

このカウントには、"オーバーフローしたレコードへのアクセス" の値が含まれます。

オーバーフローしたレコードへのアクセス



スナップショット・レベル



論理データ・グループ
table


モニター・スイッチ



再設定可能








イベント・タイプ



論理データ・グループ
table_event





要素名
要素タイプ



overflow_accesses
カウンター

関連情報

説明: この表のオーバーフローした行へのアクセス (読み取りおよび書き込み) 数。

使用法: オーバーフローした行は、データの断片化が生じたことを示します。 この数が大きい場合、 この断片化を解消する REORG ユーティリティーを使用して表の再編成を行い、 表のパフォーマンスを向上することができます。

行のオーバーフローは、 更新された行が以前に書き込まれていた表に収まらなくなった場合に生じます。 これは、通常 VARCHAR ステートメントまたは ALTER TABLE ステートメントの更新の結果として起こります。

削除された内部行



スナップショット・レベル
データベース
アプリケーション

動的 SQL


論理データ・グループ
dbase
appl
stmt
dynsql


モニター・スイッチ
基本
基本
基本
ステートメント


再設定可能








イベント・タイプ
データベース
接続
ステートメント


論理データ・グループ
db_event
conn_event
stmt_event





要素名
要素タイプ



int_rows_deleted
カウンター

関連情報

説明: これは、内部活動の結果としてデータベースから削除された行の数です。

使用法: この要素は、データベース・マネージャー内でのユーザーが知らない内部活動を理解するために使用できます。 この活動が高い場合、データベースで定義した参照制約またはトリガーが必要かどうかを判別するために、 表の設計を評価することができます。

内部削除活動は、次の結果として行われます。

更新された内部行



スナップショット・レベル
データベース
アプリケーション

動的 SQL


論理データ・グループ
dbase
appl
stmt
dynsql


モニター・スイッチ
基本
基本
基本
ステートメント


再設定可能








イベント・タイプ
データベース
接続
ステートメント


論理データ・グループ
db_event
conn_event
stmt_event





要素名
要素タイプ



int_rows_updated
カウンター

関連情報

説明: これは、内部活動の結果としてデータベースから更新された行の数です。

使用法: この要素は、データベース・マネージャー内でのユーザーが知らない内部活動を理解するために使用できます。 この活動が高い場合、データベースで定義した参照制約が必要かどうかを判別するために、 表の設計を評価することができます。

内部更新活動は、次の結果として行われます。

挿入された内部行



スナップショット・レベル
データベース
アプリケーション

動的 SQL


論理データ・グループ
dbase
appl
stmt
dynsql


モニター・スイッチ
基本
基本
基本
ステートメント


再設定可能








イベント・タイプ
データベース
接続
ステートメント


論理データ・グループ
db_event
conn_event
stmt_event





要素名
要素タイプ



int_rows_inserted
カウンター

関連情報

説明: トリガーによって行われた内部活動の結果としてデータベースに挿入された行数。

使用法: この要素は、データベース・マネージャー内での内部活動を理解するために使用できます。 この活動が高い場合、それを変更して小さくできるかどうかを判別するために、 設計を評価することができます。

表ファイル ID



スナップショット・レベル
アプリケーション

ロック



論理データ・グループ
appl
table
appl_lock
lock


モニター・スイッチ
ロック

ロック
ロック


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



table_file_id
情報

関連情報

説明: これは表のファイル ID (FID) です。

使用法: この要素は、情報目的のためにのみ提供されています。 これは、データベース・システム・モニターの以前のバージョンとの互換性を示すために戻されますが、 表を固有に識別しない場合があります。 表の識別には、"表名" および"表スキーマ名" を使用してください。

ページ再編成



スナップショット・レベル



論理データ・グループ
table


モニター・スイッチ



再設定可能








イベント・タイプ



論理データ・グループ
table_event





要素名
要素タイプ



page_reorgs
カウンター

関連情報
  • 挿入された行
  • 更新された行

説明: 表に実行したページ再編成の回数。

使用法: ページの再編成の回数が多すぎると、 パフォーマンスは最適化した挿入よりも低くなります。 REORG TABLE ユーティリティーを使えば、 表を再編成して断片化をなくすことができます。 さらに、 ALTER TABLE ステートメントで APPEND パラメーターを使うことにより、 すべての挿入が表の末尾に追加されるようにし、 ページの再編成を回避することができます。

行を更新すると行が長くなってしまうような場合は、 新しい行を入れるのに十分なスペースがページにあっても、 そのスペースの断片化を解消するのにページの再編成が必要になることがあります。 あるいは、 ページにその長い行を入れるのに十分なスペースがないとオーバーフロー・レコードが作成され、 それによって読み取り中にオーバーフローしたレコードへのアクセス が実行されます。 これらの状況は、可変長列ではなく固定長列を使うことで回避できます。

SQL カーソル

以下の要素では、SQL カーソルについての情報が提供されます。

オープンされているリモート・カーソル



スナップショット・レベル
アプリケーション


論理データ・グループ
appl


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



open_rem_curs
ゲージ

関連情報

説明: このアプリケーションについて現在オープンされているローカル・カーソルの数。 "オープンされているリモート・ブロック・カーソル" によってカウントされたカーソルも含まれます。

使用法: この要素は、"オープンされているリモート・ブロック・カーソル" とともに使用して、 カーソルをブロック化しているローカル・カーソルのパーセンテージを計算できます。 パーセンテージが低い場合は、アプリケーションでの行のブロック化を改善して、 パフォーマンスを向上させることができます。 詳細については、"オープンされているリモート・ブロック・カーソル" を参照してください。

ローカル・データベースに接続したアプリケーションが使用するオープン・カーソルの数については、 "オープンされているローカル・カーソル" を参照してください。

オープンされているリモート・ブロック・カーソル



スナップショット・レベル
アプリケーション


論理データ・グループ
appl


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



open_rem_curs_blk
ゲージ

関連情報

説明: このアプリケーションについて現在オープンされているリモート・ブロック・カーソルの数。

使用法: この要素は、"オープンされているリモート・カーソル" とともに使用して、 カーソルをブロック化しているローカル・カーソルのパーセンテージを計算できます。 パーセンテージが低い場合は、アプリケーションでの行のブロック化を改善して、 パフォーマンスを向上させることができます。

"拒否されたブロック・カーソル要求" および"受諾されたブロック・カーソル要求" では、 アプリケーションでの行のブロック化を改善するために構成パラメーターを調整するのに役立つ情報を提供します。

ローカル・データベースに接続したアプリケーションが使用するオープン・カーソルの数については、 "オープンされているローカル・ブロック・カーソル" を参照してください。

拒否されたブロック・カーソル要求



スナップショット・レベル
アプリケーション


論理データ・グループ
appl


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





イベント・タイプ
接続


論理データ・グループ
conn_event





要素名
要素タイプ



rej_curs_blk
カウンター

関連情報

説明: サーバーでの入出力ブロック要求が拒否され、その要求が未ブロック入出力に変換された回数。

使用法: 多数のカーソル・ブロック化データがある場合は、コミュニケーション・ヒープが満杯になっていることがあります。 このヒープが満杯になっていると、エラーが戻されません。 その代わりに、カーソルのブロック化にはこれ以上の入出力ブロックが割り振られなくなります。 カーソルがデータをブロック化できないと、パフォーマンスが影響を受けることがあります。

多数のカーソルがデータのブロック化を実行できなかった場合は、 次のようにしてパフォーマンスを向上させることができます。

受諾されたブロック・カーソル要求



スナップショット・レベル
アプリケーション


論理データ・グループ
appl


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





イベント・タイプ
接続


論理データ・グループ
conn_event





要素名
要素タイプ



acc_curs_blk
カウンター

関連情報

説明: 入出力ブロック要求が受諾された回数。

使用法: この要素は、"拒否されたブロック・カーソル要求" とともに使用して、 カーソルをブロック化しているリモート・カーソルのパーセンテージを計算できます。

この情報を使用して構成パラメーターを調整する方法については、 "拒否されたブロック・カーソル要求" を参照してください。

オープンされているローカル・カーソル



スナップショット・レベル
アプリケーション


論理データ・グループ
appl


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



open_loc_curs
ゲージ

関連情報

説明: このアプリケーションについて現在オープンされているローカル・カーソルの数。 "オープンされているローカル・ブロック・カーソル" によってカウントされたカーソルも含まれます。

使用法: この要素は、"オープンされているローカル・ブロック・カーソル" とともに使用して、 カーソルをブロック化しているローカル・カーソルのパーセンテージを計算できます。 パーセンテージが低い場合は、アプリケーションでの行のブロック化を改善して、 パフォーマンスを向上させることができます。

リモート・アプリケーションが使用するカーソルについては、"オープンされているリモート・カーソル" を参照してください。

オープンされているローカル・ブロック・カーソル



スナップショット・レベル
アプリケーション


論理データ・グループ
appl


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



open_loc_curs_blk
ゲージ

関連情報

説明: このアプリケーションについて現在オープンされているローカル・ブロック・カーソルの数。

使用法: この要素は、"オープンされているローカル・カーソル" とともに使用して、 カーソルをブロック化しているローカル・カーソルのパーセンテージを計算できます。 パーセンテージが低い場合は、アプリケーションでの行のブロック化を改善して、 パフォーマンスを向上させることができます。

"拒否されたブロック・カーソル要求" および"受諾されたブロック・カーソル要求"では、 アプリケーションでの行のブロック化を改善するために、 構成パラメーターを調整するのに役立つ追加情報を提供します。

リモート・アプリケーションが使用するカーソルのブロック化の詳細は、 "オープンされているリモート・ブロック・カーソル" を参照してください。

SQL ステートメント活動

以下の要素では、SQL ステートメント活動についての情報が提供されます。

試行された静的 SQL ステートメント



スナップショット・レベル
データベース
アプリケーション


論理データ・グループ
dbase
appl


モニター・スイッチ
基本
基本


再設定可能








イベント・タイプ
データベース
接続


論理データ・グループ
db_event
conn_event





要素名
要素タイプ



static_sql_stmts
カウンター

関連情報

説明: 試行された静的 SQL ステートメントの数。

使用法: この要素は、成功した SQL ステートメントの合計数をデータベースまたはアプリケーション・レベルで計算するために使用できます。

 
      試行された動的 SQL ステートメント
    + 試行された静的 SQL ステートメント
    - 失敗したステートメント操作
    = モニター期間中のスループット

試行された動的 SQL ステートメント



スナップショット・レベル
データベース
アプリケーション


論理データ・グループ
dbase
appl


モニター・スイッチ
基本
基本


再設定可能








イベント・タイプ
データベース
接続


論理データ・グループ
db_event
conn_event





要素名
要素タイプ



dynamic_sql_stmts
カウンター

関連情報

説明: 試行された動的 SQL ステートメントの数。

使用法: この要素は、成功した SQL ステートメントの合計数をデータベースまたはアプリケーション・レベルで計算するために使用できます。

 
      試行された動的 SQL ステートメント
    + 試行された静的 SQL ステートメント
    - 失敗したステートメント操作
    = モニター期間中のスループット

失敗したステートメント操作



スナップショット・レベル
データベース

アプリケーション

DCS データベース
DCS アプリケーション


論理データ・グループ
dbase
dbase_remote
appl
appl_remote
dcs_dbase
dcs_appl


モニター・スイッチ
基本
基本
基本
基本
基本
基本


再設定可能








イベント・タイプ
データベース
接続


論理データ・グループ
db_event
conn_event





要素名
要素タイプ



failed_sql_stmts
カウンター

関連情報

説明: 試行されたが、失敗した SQL ステートメントの数。

使用法: この要素は、成功した SQL ステートメントの合計数をデータベースまたはアプリケーション・レベルで計算するために使用できます。

 
      試行された動的 SQL ステートメント
    + 試行された静的 SQL ステートメント
    - 失敗したステートメント操作
    = モニター期間中のスループット

このカウントには、負の SQLCODE を受け取ったすべての SQL ステートメントが含まれます。

この要素は、さらに、低いパフォーマンスの理由を判別するのに役立つこともあります。 これは、失敗したステートメントが、データベース・マネージャーによって時間が無駄に使われ、 結果としてデータベースのスループットが低下したことを意味するためです。

試行されたコミット・ステートメント



スナップショット・レベル
データベース

アプリケーション

DCS データベース
DCS アプリケーション


論理データ・グループ
dbase
dbase_remote
appl
appl_remote
dcs_dbase
dcs_appl


モニター・スイッチ
基本
基本
基本
基本
基本
基本


再設定可能








イベント・タイプ
データベース
接続


論理データ・グループ
db_event
conn_event





要素名
要素タイプ



commit_sql_stmts
カウンター

関連情報

説明: 試行された SQL COMMIT ステートメントの合計数。

使用法: モニター期間中にこのカウンターの変化の割合が小さいと、 アプリケーションが頻繁にコミットを行っておらず、 そのことがロギングおよびデータ並行性の問題につながる可能性があることを示す場合があります。

この要素は、さらに、以下の合計を計算することによって作業単位の合計数を計算するためにも使用できます。

 
   試行されたコミット・ステートメント
 + 内部コミット
 + 試行されたロールバック・ステートメント
 + 内部ロールバック
注:計算される作業単位には、以下の時点以降のものだけが含まれます。
  • データベースへの接続 (データベース・レベルの情報の場合、 これは最初の接続時です)
  • データベース・モニター・カウンターの最後のリセット

この計算は、データベースまたはアプリケーション・レベルで行うことができます。

試行されたロールバック・ステートメント



スナップショット・レベル
データベース

アプリケーション

DCS データベース
DCS アプリケーション


論理データ・グループ
dbase
dbase_remote
appl
appl_remote
dcs_dbase
dcs_appl


モニター・スイッチ
基本
基本
基本
基本
基本
基本


再設定可能








イベント・タイプ
データベース
接続


論理データ・グループ
db_event
conn_event





要素名
要素タイプ



rollback_sql_stmts
カウンター

関連情報

説明: 試行された SQL ROLLBACK ステートメントの合計数。

使用法: ロールバックは、アプリケーションの要求、デッドロック、またはエラー状態から起こることがあります。 この要素では、アプリケーションから発行されたロールバック・ステートメントのみをカウントします。

アプリケーション・レベルでは、この要素はアプリケーションのデータベース活動のレベルと、 他のアプリケーションとの競合の量を判別するのに役立ちます。 データベース・レベルでは、この要素はデータベース内の活動の量と、 データベース上でのアプリケーション間の競合の量を判別するのに役立ちます。
注:ロールバック活動が多いとデータベースのスループット低下が生じるため、 ロールバックの数は最小限にとどめるようしてください。

この要素は、さらに、以下の合計を計算することによって作業単位の合計数を計算するためにも使用できます。

 
   試行されたコミット・ステートメント
 + 内部コミット
 + 試行されたロールバック・ステートメント
 + 内部ロールバック

実行された選択 SQL ステートメント



スナップショット・レベル
データベース

表スペース
アプリケーション


論理データ・グループ
dbase
dbase_remote
tablespace
appl
appl_remote


モニター・スイッチ
基本
基本
基本
基本
基本


再設定可能








イベント・タイプ
データベース
接続


論理データ・グループ
db_event
conn_event





要素名
要素タイプ



select_sql_stmts
カウンター

関連情報

説明: 実行された SQL SELECT ステートメントの数。

使用法: この要素は、データベース活動のレベルをアプリケーションまたはデータベース・レベルで判別するために使用できます。

さらに、次の式を使用して、 ステートメントの合計数に対する SELECT ステートメントの比率を判別することもできます。

 
      実行された選択 SQL ステートメント
    / ( 試行された静的 SQL ステートメント
      + 試行された動的 SQL ステートメント )

この情報は、アプリケーションの活動およびスループットを分析する上で役立ちます。

実行された更新 / 挿入 / 削除 SQL ステートメント



スナップショット・レベル
データベース
アプリケーション


論理データ・グループ
dbase
appl


モニター・スイッチ
基本
基本


再設定可能








イベント・タイプ
データベース
接続


論理データ・グループ
db_event
conn_event





要素名
要素タイプ



uid_sql_stmts
カウンター

関連情報

説明: 実行された SQL UPDATE、INSERT、および DELETE ステートメントの数。

使用法: この要素は、データベース活動のレベルをアプリケーションまたはデータベース・レベルで判別するために使用できます。

さらに、次の式を使用して、ステートメントの合計数に対する UPDATE、 INSERT、および DELETE ステートメントの比率を判別することもできます。

 
   実行された更新 / 挿入 / 削除 SQL ステートメント
 / (試行された静的 SQL ステートメント + 試行された動的 SQL ステートメント )

この情報は、アプリケーションの活動およびスループットを分析する上で役立ちます。

データ定義言語 (DDL) SQL ステートメント



スナップショット・レベル
データベース
アプリケーション


論理データ・グループ
dbase
appl


モニター・スイッチ
基本
基本


再設定可能








イベント・タイプ
データベース
接続


論理データ・グループ
db_event
conn_event





要素名
要素タイプ



ddl_sql_stmts
カウンター

関連情報

説明: この要素は、実行された SQL データ定義言語 (DDL) ステートメントの数を示します。

使用法: この要素は、データベース活動のレベルをアプリケーションまたはデータベース・レベルで判別するために使用できます。 DDL ステートメントは、システム・カタログ表に対する影響のために、 実行にコストがかかります。 したがって、この要素の値が大きい場合には、 原因を判別しなければならず、おそらく、この活動の実行を制限しなければなりません。

この要素は、次の式によって DDL 活動のパーセンテージを判別するためにも使用できます。

 
  データ定義言語 (DDL) SQL ステートメント / ステートメントの合計数

この情報は、アプリケーションの活動およびスループットを分析する上で役立ちます。 DDL ステートメントは、さらに、パッケージ・キャッシュに影響を与えることがあります。 それは、そのキャッシュに保管されたパッケージを無効にし、 セクションの再コンパイルのために追加のシステム・オーバーヘッドが必要になるときに起こります。

DDL ステートメントの例としては、CREATE TABLE、CREATE VIEW、ALTER TABLE、 および DROP INDEX があります。

内部自動再バインド



スナップショット・レベル
データベース
アプリケーション


論理データ・グループ
dbase
appl


モニター・スイッチ
基本
基本


再設定可能








イベント・タイプ
データベース
接続


論理データ・グループ
db_event
conn_event





要素名
要素タイプ



int_auto_rebinds
カウンター

関連情報

説明: 試行された自動再バインド (または再コンパイル) の数。

使用法: 自動再バインドは、パッケージが無効にされている場合にシステムが実行する内部バインドです。 再バインドは、データベース・マネージャーが初めてパッケージから SQL ステートメントを実行することが必要になったときに実行されます。 たとえば、以下の場合にパッケージは無効になります。

この要素は、データベース活動のレベルをアプリケーションまたはデータベース・レベルで判別するために使用できます。 内部自動再バインドはパフォーマンスに重大な影響を与えることがあるため、 可能な部分では最小化しなければなりません。

この要素は、次の式によって再バインド活動のパーセンテージを判別するためにも使用できます。

 
 内部自動再バインド / ステートメントの合計数

この情報は、アプリケーションの活動およびスループットを分析する上で役立ちます。

内部コミット



スナップショット・レベル
データベース
アプリケーション


論理データ・グループ
dbase
appl


モニター・スイッチ
基本
基本


再設定可能








イベント・タイプ
データベース
接続


論理データ・グループ
db_event
conn_event





要素名
要素タイプ



int_commits
カウンター

関連情報

説明: データベース・マネージャーによって内部で開始されたコミットの合計数。

使用法: 内部コミットは、以下のいずれかの間に発生する可能性があります。

この値 (明示的 SQL COMMIT ステートメントを含まない) は、 以下の時点以降のこのような内部コミットの数を表します。

この要素は、以下の合計を計算することによって作業単位の合計数を計算するために使用できます。

 
   試行されたコミット・ステートメント
 + 内部コミット
 + 試行されたロールバック・ステートメント
 + 内部ロールバック
注:計算される作業単位には、以下の時点以降のものだけが含まれます。
  • データベースへの接続 (データベース・レベルの情報の場合、 これは最初の接続時です)
  • データベース・モニター・カウンターの最後のリセット

この計算は、アプリケーションまたはデータベース・レベルで行うことができます。

内部ロールバック



スナップショット・レベル
データベース
アプリケーション


論理データ・グループ
dbase
appl


モニター・スイッチ
基本
基本


再設定可能








イベント・タイプ
データベース
接続


論理データ・グループ
db_event
conn_event





要素名
要素タイプ



int_rollbacks
カウンター

関連情報

説明: データベース・マネージャーによって内部で開始されたロールバックの合計数。

使用法: 内部ロールバックは、以下のいずれかが正常に完了できないときに起こります。

この値は、以下の時点以降のこのような内部ロールバックの数を表します。

この値には明示的 SQL ROLLBACK ステートメントは含まれませんが、 "デッドロックのための内部ロールバック"からのカウントは含まれます。

この要素は、以下の合計を計算することによって作業単位の合計数を計算するために使用できます。

 
   試行されたコミット・ステートメント
 + 内部コミット
 + 試行されたロールバック・ステートメント
 + 内部ロールバック
注:計算される作業単位には、以下の時点以降のものが含まれます。
  • データベースへの接続 (データベース・レベルの情報の場合、 これは最初の接続時です)
  • データベース・モニター・カウンターの最後のリセット

この計算は、アプリケーションまたはデータベース・レベルで行うことができます。

デッドロックのための内部ロールバック



スナップショット・レベル
データベース
アプリケーション


論理データ・グループ
dbase
appl


モニター・スイッチ
基本
基本


再設定可能








イベント・タイプ
接続


論理データ・グループ
conn_event





要素名
要素タイプ



int_deadlock_rollbacks
カウンター

関連情報

説明: デッドロックのためにデータベース・マネージャーによって開始された強制ロールバックの合計数。 ロールバックは、デッドロックを解決するために、 データベース・マネージャーによって選択されたアプリケーション内の現行作業単位に対して実行されます。

使用法: この要素は、中断されたデッドロックの数を示し、並行性問題の標識として使用できます。 デッドロックのための内部ロールバックが行われると、 データベースのスループットの低下が生じるため、これは重要なことです。

この値は、"内部ロールバック"によって提供される値に含まれます。

最終コミット以降の SQL 要求



スナップショット・レベル
アプリケーション


論理データ・グループ
appl


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



sql_reqs_since_commit
情報

関連情報
  • なし

説明: 最終コミット以降、実行依頼されている SQL 要求の数。

使用法: この要素を使用して、トランザクションの進行をモニターできます。
注:この要素は、sqlestat 出力中の cur_reqs フィールドと同様です。 sqlestat と同等のデータ要素に関する詳細は、付録 D, DB2 バージョン 1 sqlestat のユーザーを参照してください。

ステートメント・ノード



スナップショット・レベル
アプリケーション


論理データ・グループ
stmt


モニター・スイッチ
ステートメント


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



stmt_node_number
情報

関連情報
  • なし

説明: ステートメントが実行されたノード。

使用法: ステートメントが実行されたノードと各ステートメントを相関させるのに使用します。

試みられたバインド / プリコンパイル



スナップショット・レベル
データベース
アプリケーション


論理データ・グループ
dbase
appl


モニター・スイッチ
基本
基本


再設定可能








イベント・タイプ
データベース
接続


論理データ・グループ
db_event
conn_event





要素名
要素タイプ



binds_precompiles
カウンター

関連情報

説明: 試みられたバインドおよびプリコンパイルの数。

使用法: この要素は、データベース・マネージャー内での活動の現行レベルを理解するために使用できます。

この値には、"内部自動再バインド" は含まれませんが、 REBIND PACKAGE コマンドの結果生じたバインドは含まれます。

SQL ステートメントの詳細

注:ステートメント・イベント・モニターは、取り出しを記録しません。
以下の要素では、SQL ステートメントに関する詳細が提供されます。

ステートメント・タイプ



スナップショット・レベル
アプリケーション


論理データ・グループ
appl
stmt


モニター・スイッチ
ステートメント
ステートメント


再設定可能


不可





イベント・タイプ
ステートメント


論理データ・グループ
stmt_event





要素名
要素タイプ



stmt_type
情報

関連情報

説明: 処理されるステートメントのタイプ。

使用法: この要素は、実行しているステートメントのタイプを判別するために使用できます。 これは、次のいずれかです。

スナップショット・モニターでは、この要素は現在処理されているステートメント、 または処理された最新のステートメントについて説明します。
注:API ユーザーは、データベース・システム・モニター定数の定義が入っている sqlmon.h ヘッダー・ファイルを参照してください。

ステートメント操作



スナップショット・レベル
アプリケーション

DCS アプリケーション
DCS ステートメント


論理データ・グループ
appl
stmt
dcs_appl
dcs_stmt


モニター・スイッチ
基本
ステートメント
基本
ステートメント


再設定可能


不可





イベント・タイプ
ステートメント


論理データ・グループ
stmt_event





要素名

要素タイプ



stmt_operation (スナップショット)
operation (イベント)
情報

関連情報

説明: 現在処理されている、または (現在実行中のものがない場合は) 処理された最新のステートメント操作。

使用法: この要素は、実行中の、または最後に完了した操作を判別するために使用できます。

これは、次のいずれかです。

SQL 操作の場合は以下のとおりです。

SQL 以外の操作の場合は以下のとおりです。

注:API ユーザーは、データベース・システム・モニター定数の定義が入っている sqlmon.h ヘッダー・ファイルを参照してください。

パッケージ名



スナップショット・レベル
アプリケーション

DCS アプリケーション
DCS ステートメント


論理データ・グループ
appl
stmt
dcs_appl
dcs_stnt


モニター・スイッチ
ステートメント
ステートメント
ステートメント
ステートメント


再設定可能


不可





イベント・タイプ
ステートメント


論理データ・グループ
stmt_event





要素名
要素タイプ



package_name
情報

関連情報

説明: 現在実行されている SQL ステートメントが入っているパッケージの名前。

使用法: この要素は、アプリケーション・プログラムおよび実行されている SQL ステートメントを識別するために使用できます。

セクション数



スナップショット・レベル
アプリケーション

DCS アプリケーション
DCS ステートメント


論理データ・グループ
appl
stmt
dcs_appl
dcs_stmt


モニター・スイッチ
ステートメント
ステートメント
ステートメント
ステートメント


再設定可能


不可





イベント・タイプ
ステートメント


論理データ・グループ
stmt_event





要素名
要素タイプ



section_number
情報

関連情報

説明: 現在処理されている、 または処理された最新の SQL ステートメントのパッケージに入っている内部セクションの数。

使用法: 静的 SQL の場合、 この要素を"アプリケーションの作成者"および"パッケージ名"とともに使用して SYSCAT.STATEMENTS システム・カタログ表を照会し、 以下のようなサンプル照会を使って静的 SQL ステートメント・テキストを取得できます。

 
    SELECT SEQNO, SUBSTR(TEXT,1,120)
           FROM SYSCAT.STATEMENTS
           WHERE PKGNAME   = 'package_name' AND
                 PKGSCHEMA = 'creator'      AND
                 SECTNO    = section_number
           ORDER BY SEQNO
注:システム・カタログ表に対してこの照会を行うと、ロック競合の原因になる可能性があるため、 静的ステートメント・テキストの取得は注意して実行してください。 可能な限り、データベースに対してその他の活動が行われていない場合は、 この照会だけを使用してください。

カーソル名



スナップショット・レベル
アプリケーション


論理データ・グループ
appl
stmt


モニター・スイッチ
ステートメント
ステートメント


再設定可能


不可





イベント・タイプ
ステートメント


論理データ・グループ
stmt_event





要素名
要素タイプ



cursor_name
情報

関連情報

説明: この SQL ステートメントに対応するカーソルの名前。

使用法: この要素は、処理中の SQL ステートメントを識別するために使用することができます。 この名前は、SQL SELECT ステートメントの OPEN、 FETCH、CLOSE、および PREPARE で使用されます。 カーソルが使用されない場合は、このフィールドはブランクになります。

アプリケーションの作成者



スナップショット・レベル
アプリケーション

DCS アプリケーション
DCS ステートメント


論理データ・グループ
appl
stmt
dcs_appl
dcs_stmt


モニター・スイッチ
ステートメント
ステートメント
ステートメント
ステートメント


再設定可能


不可





イベント・タイプ
ステートメント


論理データ・グループ
stmt_event





要素名
要素タイプ



creator
情報

関連情報

説明: アプリケーションをプリコンパイルしたユーザーの許可 ID。

使用法: この要素は、処理している SQL ステートメントを識別するために、 カタログのパッケージ・セクション情報の CREATOR 列とともに使用できます。

ステートメント操作の開始タイム・スタンプ



スナップショット・レベル
アプリケーション

DCS アプリケーション
DCS ステートメント


論理データ・グループ
appl
stmt
dcs_appl
dcs_stmt


モニター・スイッチ
ステートメント
ステートメント
ステートメント
ステートメント


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



stmt_start
タイム・スタンプ

関連情報

説明: "ステートメント操作"が実行を開始した日時。

使用法: この要素は、"ステートメント操作の停止タイム・スタンプ"とともに使用して、 ステートメント操作実行の経過時刻を計算できます。

ステートメント操作の停止タイム・スタンプ



スナップショット・レベル
アプリケーション
DCS アプリケーション


論理データ・グループ
stmt
dcs_stmt


モニター・スイッチ
ステートメント
ステートメント


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



stmt_stop
タイム・スタンプ

関連情報

説明: "ステートメント操作"が実行を停止した日時。

使用法: この要素は、"ステートメント操作の開始タイム・スタンプ"とともに使用して、 ステートメント操作実行の経過時刻を計算できます。

イベント停止時刻



イベント・タイプ
ステートメント


論理データ・グループ
stmt_event





要素名
要素タイプ



stop_time
タイム・スタンプ

関連情報

説明: ステートメントの実行が停止した日時。

使用法: この要素は、 "イベント開始時刻" とともに使用して、 ステートメント実行の経過時刻を計算できます。

FETCH ステートメント・イベントの場合、 これは最後に成功したフェッチの時刻となります。

イベント開始時刻



イベント・タイプ
データベース
トランザクション
ステートメント
デッドロック


論理データ・グループ
evmon_start_event
xaction_event
stmt_event
deadlock_event
dlconn_event





要素名
要素タイプ



start_time
タイム・スタンプ

関連情報

説明: 作業単位開始、ステートメント開始、またはデッドロック削除の日時。

この要素は、evmon_start_event API 構造内ではイベント・モニターの開始を示します。

使用法: この要素は、 デッドロック接続レコードをデッドロック・イベント・レコードに相関させたり、 "イベント停止時刻" と関連してステートメントやトランザクションの経過実行時間を計算したりするのに使用できます。

ステートメントの最新の経過時間



スナップショット・レベル
ステートメント
DCS ステートメント


論理データ・グループ
stmt
dcs_stmt


モニター・スイッチ
ステートメント
ステートメント


再設定可能


不可


要素名
要素タイプ



stmt_elapsed_time
時刻

関連情報

説明: 最後に完了したステートメントの経過実行時間。

使用法: この要素は、ステートメントを完了するのにかかった時間を示す標識として使用します。

SQL 動的ステートメント・テキスト



スナップショット・レベル
アプリケーション
動的 SQL
DCS ステートメント


論理データ・グループ
stmt
dynsql
dcs_stmt


モニター・スイッチ
ステートメント
基本
ステートメント


再設定可能


不可





イベント・タイプ
ステートメント


論理データ・グループ
stmt_event





要素名
要素タイプ



stmt_text
情報

関連情報

説明: これは動的 SQL ステートメントのテキストです。

使用法: アプリケーション・スナップショットの場合は、 このステートメント・テキストはスナップショットが取られたときに実行していたアプリケーション、 またはスナップショットが取られたときに処理されていたステートメントがない場合には処理された最新のアプリケーションを識別するのに役立ちます。

動的 SQL ステートメントでは、 この要素はパッケージに関連付けられた SQL テキストを示します。

イベント・モニターの場合は、これはすべての動的ステートメントのステートメント・イベント・レコードに戻されます。

パフォーマンスを考慮したために提供されない静的 SQL ステートメント・テキストを入手するためにシステム・カタログ表を照会する方法については、 "セクション数"をご覧ください。

ステートメントのソート



スナップショット・レベル
アプリケーション

動的 SQL


論理データ・グループ
appl
stmt
dynsql


モニター・スイッチ
ステートメント
ステートメント
ステートメント


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



stmt_sorts
カウンター

関連情報

説明: ステートメント操作を処理するためにデータのセットがソートされた合計回数。

使用法: この要素は、索引が必要かどうかを識別するために使用できます。 索引があればデータをソートする必要が少なくなるからです。 上記の表で関連要素を使用すると、この要素がソート情報を提供している SQL ステートメントを識別し、 次に、ソートされている列 (たとえば、ORDER BY や GROUP BY 文節で使用される列および結合列) を調べることによって、 このステートメントを分析して索引の候補を判別することができます。 ソートのパフォーマンスを最適化するために索引を使用するかどうかを調べることについては、 管理の手引きexplain を参照してください。

このカウントには、 ステートメントを実行するためにデータベース・マネージャーによって内部生成された一時表のソートが含まれます。 ソートの数は、SQL ステートメントの最初の FETCH 操作と関連しています。 この情報は、ステートメントの操作が最初の FETCH であるときに戻されます。 ブロック化されたカーソルの場合、 カーソルがオープンされるときにいくつかの取り出しが実行される可能性があることに注意してください。 このような場合、 DB2 が内部で最初の FETCH を発行する間にスナップショットを取らなければならないため、 スナップショット・モニターを使用してソートの数を取得するのは困難な場合があります。

ブロック化されたカーソルを使用して実行されたソートの数を判別するのに、 より確実な方法は、ステートメント用に宣言されたイベント・モニターを使用することです。 ソートの合計のカウンター (CLOSE カーソルのステートメント・イベント中にある) には、 カーソルを定義してあるステートメントの実行中に行われたソートの合計数が含まれます。

成功した取り出しの数



スナップショット・レベル
アプリケーション
DCS ステートメント


論理データ・グループ
stmt
dcs_stmt


モニター・スイッチ
ステートメント
ステートメント


再設定可能


不可





イベント・タイプ
ステートメント


論理データ・グループ
stmt_event





要素名
要素タイプ



fetch_count
カウンター

関連情報

説明: 特定のカーソルで実行された成功した取り出しの数。

使用法: この要素は、データベース・マネージャー内での活動の現行レベルを理解するために使用できます。

パフォーマンス上の理由で、 ステートメント・イベント・モニターは FETCH ステートメントごとにはステートメント・イベント・レコードを生成しません。 イベント・レコードは、FETCH がゼロ以外の SQLCODE を戻すときにのみ生成されます。

SQL 連絡域 (SQLCA)



イベント・タイプ
ステートメント


論理データ・グループ
stmt_event





要素名
要素タイプ



sqlca
情報

関連情報

説明: ステートメントの完了時にアプリケーションに戻された SQLCA データ構造。

使用法: SQLCA データ構造は、ステートメントが正常に完了したかどうかを判別するために使用できます。 SQLCA の内容についての詳細は、 SQL 解説書 または管理 API 解説書 を参照してください。

行の照会番号の見積もり



スナップショット・レベル
アプリケーション
DCS ステートメント


論理データ・グループ
stmt
dcs_stmt


モニター・スイッチ
ステートメント
ステートメント


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



query_card_estimate
情報

関連情報

説明: 照会によって戻される行数の見積もり。

使用法: この SQL コンパイラーによる見積もりは、実際の実行時間と比較できます。

さらに、このデータ要素は DB2 コネクト をモニターしている場合に、 以下に示す SQL ステートメントに対する情報を戻します。

DRDA サーバーで情報が収集されないと、 データ要素はゼロに設定されます。

照会コストの見積もり



スナップショット・レベル
アプリケーション
DCS ステートメント


論理データ・グループ
stmt
dcs_stmt


モニター・スイッチ
ステートメント
ステートメント


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



query_cost_estimate
情報

関連情報
  • なし

説明: SQL コンパイラーによって判別された、timerons 中の照会コストの見積もり。

使用法: この要素を使用して、見積もりのコンパイル時間と実際の実行時間を相関させることができます。

さらに、このデータ要素は DB2 コネクト をモニターしている場合に、 以下に示す SQL ステートメントに対する情報を戻します。

DRDA サーバーで情報が収集されないと、 データ要素はゼロに設定されます。
注:DRDA サーバーが DB2 (OS/390 版) である場合、 この見積もりが 2**32 - 1 (符号無し長形式変数で表現できる最大の整数) を超えることがあります。 その場合には、 システム・モニターがこのデータ要素に戻す値は 2**32 - 1 になります。

サブセクションの詳細

ステートメントが区分データベースに対して実行されるとき、 別々のノードで実行できるようにデータベースはサブセクションに分割されます。 アプリケーションは、1 つのノードで同時に実行するいくつかのサブセクションを持っていることがあります。 サブセクションの詳細は、サブセクションのモニター および管理の手引き を参照してください。

問題判別のために問題サブセクションを配置しなければならない場合があります。 たとえば、ある表待ち行列への書き込み機能の 1 つが別のノードでロック待機になっているために、 サブセクションがその表待ち行列上で待機中になっていることがあります。 そのアプリケーションの全体像を理解するためには、 アプリケーションを実行している各ノードでアプリケーション・スナップショットを発行しなければならない可能性があります。

以下のデータベース・システム・モニター要素では、サブセクションについての情報が提供されます。

サブセクション番号



スナップショット・レベル
アプリケーション


論理データ・グループ
subsection


モニター・スイッチ
ステートメント


再設定可能


不可





イベント・タイプ
ステートメント


論理データ・グループ
subsection_event





要素名
要素タイプ



ss_number
情報

関連情報
  • なし

説明: 戻された情報と関連付けられたサブセクションを識別します。

使用法: この番号は、db2expln で取得できる、アクセス・プラン中のサブセクション番号と関連しています (管理の手引き を参照してください)。

サブセクション・ノード番号



スナップショット・レベル
アプリケーション


論理データ・グループ
subsection


モニター・スイッチ
ステートメント


再設定可能


不可





イベント・タイプ
ステートメント


論理データ・グループ
subsection_event





要素名
要素タイプ



ss_node_number
情報

関連情報
  • なし

説明: サブセクションが実行されたノード。

使用法: 各サブセクションをそのサブセクションが実行されたデータベース区画と相関させるために使用します。

サブセクションの状況



スナップショット・レベル
アプリケーション


論理データ・グループ
subsection


モニター・スイッチ
ステートメント


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



ss_status
情報

関連情報

説明: 実行中のサブセクションの現在の状況。

使用法: 現在の状況の値は、以下のとおりです。

サブセクション実行の経過時間



スナップショット・レベル
アプリケーション


論理データ・グループ
subsection


モニター・スイッチ
ステートメント


再設定可能


不可





イベント・タイプ
ステートメント


論理データ・グループ
subsection_event





要素名
要素タイプ



ss_exec_time
カウンター

関連情報
  • なし

説明: サブセクションを実行するのにかかる秒数。

使用法: サブセクションの進行を追跡することができます。

サブセクション上の稼働エージェント数



スナップショット・レベル
アプリケーション


論理データ・グループ
subsection


モニター・スイッチ
ステートメント


再設定可能


不可





イベント・タイプ
ステートメント


論理データ・グループ
subsection_event





要素名
要素タイプ



num_subagents
ゲージ

関連情報
  • なし

説明: 現在サブセクション上で稼働しているサブエージェントの合計数。

使用法: 現在の並行処理度を示します。 実行がどのように進行しているかを追跡するのに役立ちます。

表待ち行列上のノード送信待機



スナップショット・レベル
アプリケーション


論理データ・グループ
subsection


モニター・スイッチ
ステートメント


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



tq_wait_for_any
情報

関連情報

説明: このフラグは、何らかのノードから行を受信するのを待機しているためにサブセクションがブロック化されていることを示すために使用します。

使用法: "サブセクションの状況"表待ち行列でデータの受信を待機中 であることを示し、 このフラグが真の場合、 サブセクションは何らかのノードからの行の受信を待機しています。 これは、通常 SQL ステートメントがデータを待機エージェントに渡せる時点まで処理が進んでいないことを示しています。 たとえば、書き込んでいるエージェントがソートを実行しているなら、 ソートが完了するまで行を書き込みません。 db2expln 出力から、 エージェントが行の受信を待機している元の表待ち行列と関連付けられたサブセクション番号を判別します。 それから、サブセクションを実行している各ノードでスナップショットを取ることにより、 サブセクションの状況を検査できます。

表待ち行列上のノード待機



スナップショット・レベル
アプリケーション


論理データ・グループ
subsection


モニター・スイッチ
ステートメント


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



tq_node_waited_for
情報

関連情報

説明: "サブセクションの状況"受信待機中 または送信待機中 で、 かつ"表待ち行列上のノード送信待機"が偽の場合、これはこのエージェントが待機しているノードの番号です。

使用法: これはトラブルシューティングのために使用できます。 サブセクションが待機しているノードでアプリケーション・スナップショットを取ることができます。 たとえば、アプリケーションはそのノードでロック待機状態になっている可能性があります。

オーバーフローした表待ち行列バッファーの合計数



スナップショット・レベル
アプリケーション


論理データ・グループ
subsection


モニター・スイッチ
ステートメント


再設定可能


不可





イベント・タイプ
ステートメント


論理データ・グループ
subsection_event





要素名
要素タイプ



tq_tot_send_spills
カウンター

関連情報

説明: 一時表にオーバーフローした表待ち行列バッファーの合計数。

使用法: すでに一時表に書き込まれている表待ち行列の合計数を示します。 詳細は、現在オーバーフローしている表待ち行列バッファーの合計数を参照してください。

現在オーバーフローしている表待ち行列バッファーの合計数



スナップショット・レベル
アプリケーション


論理データ・グループ
subsection


モニター・スイッチ
ステートメント


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



tq_cur_send_spills
ゲージ

関連情報

説明: 一時表中に常駐する表待ち行列バッファーの現在の数。

使用法: 表待ち行列への書き込みを行っているエージェントは、 読み取りプログラムのいくつかに行を送信している可能性があります。 現在、行を送信しているエージェントが行を受諾しない場合、 または別のエージェントが処理を進めるために行を必要とする場合、 書き込み用エージェントはバッファーを一時表にオーバーフローします。 一時表にオーバーフローすることによって、 書き込み機能と別の読み取りプログラムの両方で処理を続行することができます。

読み取り用エージェントがさらに多くの行を受諾することが可能になると、 すでにオーバーフローされた行が送信されます。

この数値が大きく、照会が sqlcode -968 で失敗し、 db2diad.log に TEMP 表スペース中の一時スペースを使い尽くしたことを示すメッセージが示される場合は、 表待ち行列のオーバーフローが原因の可能性があります。 これは別のノード上の問題 (ロックなど) を示す場合があります。 この照会用のすべての区分上でスナップショットを取ると、 原因を調べることができます。

また、おそらくデータの区分方法によっては、 その照会のために多数のバッファーがオーバーフローしなければならない必要もあります。 この場合には、一時表スペースにさらに多くのディスクを追加する必要があります。

表待ち行列から読み取られる行数



スナップショット・レベル
アプリケーション


論理データ・グループ
subsection


モニター・スイッチ
ステートメント


再設定可能


不可





イベント・タイプ
ステートメント


論理データ・グループ
subsection_event





要素名
要素タイプ



tq_rows_read
カウンター

関連情報
  • なし

説明: 表待ち行列から読み取られる合計行数。

使用法: この数が増加していることをモニターが示していない場合は、処理は進行していません。

ノード間でこの数に大幅な差がある場合、 一部のノードが使用中になっている間に他のノードを過剰使用している可能性があります。

この数が大きい場合、ノード間で多数のデータが転送されているため、 最適化を行ってアクセス・プランを改善するようにお勧めします。

表待ち行列に書き込まれる行数



スナップショット・レベル
アプリケーション


論理データ・グループ
subsection


モニター・スイッチ
ステートメント


再設定可能


不可





イベント・タイプ
ステートメント


論理データ・グループ
subsection_event





要素名
要素タイプ



tq_rows_written
カウンター

関連情報
  • なし

説明: 表待ち行列に書き込まれる合計行数。

使用法: この数が増加していることをモニターが示していない場合は、処理は進行していません。

ノード間でこの数に大幅な差がある場合、 一部のノードが使用中になっている間に他のノードを過剰使用している可能性があります。

この数が大きい場合、ノード間で多数のデータが転送されているため、 最適化を行ってアクセス・プランを改善するようにお勧めします。

表待ち行列バッファー・オーバーフローの最大数



スナップショット・レベル
アプリケーション


論理データ・グループ
subsection


モニター・スイッチ
ステートメント


再設定可能


不可





イベント・タイプ
ステートメント


論理データ・グループ
subsection_event





要素名
要素タイプ



tq_max_send_spills
ウォーターマーク

関連情報

説明: 一時表にオーバーフローした表待ち行列バッファーの最大数。

使用法: すでに一時表に書き込まれている表待ち行列の最大数を示します。

ノード上の表待ち行列待機



スナップショット・レベル
アプリケーション


論理データ・グループ
subsection


モニター・スイッチ
ステートメント


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



tq_id_waiting_on
情報

関連情報

説明: 待機中のエージェント。

使用法: これはトラブルシューティングのために使用できます。

動的 SQL

DB2 ステートメント・キャッシュには、 頻繁に使われる SQL ステートメントのパッケージと統計が格納されます。 このキャッシュの内容を調べることによって、 最もよく実行される動的 SQL ステートメントと、 最も多くリソースを消費する照会を見分けることができます。 この情報を利用すれば、 実行する回数が最も多くてコストのかかる SQL 操作を調べることができます。 こうして、SQL を調整した結果、 データベースのパフォーマンスが向上したかどうかを判別できます。

ステートメントの実行



スナップショット・レベル
動的 SQL


論理データ・グループ
dynsql


モニター・スイッチ
基本


再設定可能








要素名
要素タイプ



num_executions
カウンター

関連情報

説明: ある SQL ステートメントを実行した回数。

使用法: この要素は、 ご使用のシステムで最も実行回数の多い SQL ステートメントを見分けるのに使うことができます。

ステートメントのコンパイル



スナップショット・レベル
動的 SQL


論理データ・グループ
dynsql


モニター・スイッチ
基本


再設定可能








要素名
要素タイプ



num_compilations
カウンター

関連情報

説明: 特定の SQL ステートメントに対する異なるコンパイルの数。

使用法: "select t1 from foo" など別々のスキーマで発行した SQL ステートメントによっては、 それらが別々のアクセス・プランを参照していても DB2 キャッシュの中では同じステートメントとみなされるものがあります。 この値は"ステートメントの実行"との関連で使用することにより、 コンパイル環境に問題があるため動的 SQL 統計の結果に狂いが生じていないかを判別できます。

ステートメント最長準備時間



スナップショット・レベル
動的 SQL


論理データ・グループ
dynsql


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



prep_time_worst
ウォーターマーク

関連情報

説明: 特定の SQL ステートメントを準備するのにかかった最長時間 (マイクロ秒単位)。

使用法: この値を"ステートメント最短準備時間"に関連して使うと、 コンパイルするのにコストがかかる SQL ステートメントを見分けることができます。

ステートメント最短準備時間



スナップショット・レベル
動的 SQL


論理データ・グループ
dynsql


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



prep_time_best
ウォーターマーク

関連情報

説明: 特定の SQL ステートメントを準備するのにかかった最短時間。

使用法: この値を"ステートメント最長準備時間"に関連して使うと、 コンパイルするのにコストがかかる SQL ステートメントを見分けることができます。

ステートメント実行の経過時間



スナップショット・レベル
動的 SQL


論理データ・グループ
dynsql


モニター・スイッチ
ステートメント


再設定可能





要素名
要素タイプ



total_exec_time
時刻

関連情報

説明: SQL キャッシュ内の特定のステートメントを実行するのにかかった合計時間 (秒単位およびマイクロ秒単位)。

使用法: この要素を ステートメントの実行 とともに使用することにより、 ステートメントの平均経過時間を判別できます。 さらに、 SQL を調整することで最も良い結果が得られる SQL ステートメントを見分けることもできます。 このデータ要素の内容を評価するときは、 ステートメントのコンパイル を考慮する必要があります。

照会内並行処理

以下のデータベース・システム・モニター要素では、 並行処理度が 1 を超える照会についての情報が提供されます。

ステートメント上の稼働エージェント数



スナップショット・レベル
ステートメント


論理データ・グループ
stmt
subsection


モニター・スイッチ
ステートメント
ステートメント


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



num_agents
ゲージ

関連情報

説明 : 現在ステートメントまたはサブセクションを実行している並行エージェントの数。

使用法: 照会の並行処理の度合いを表すもの。 これは、連続するスナップショットを取って、 照会実行の進行を追跡するのに役立ちます。

作成されるエージェント数



スナップショット・レベル
データベース
アプリケーション


論理データ・グループ
dbase
stmt


モニター・スイッチ
ステートメント
ステートメント


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



agents_top
ウォーターマーク

関連情報

説明: アプリケーション・レベルでは、 これはステートメントを実行するときに使用されたエージェントの最大数です。 データベース・レベルでは、 これはすべてのアプリケーションのエージェントの最大数です。

使用法: 照会内並行処理の実現の度合いを表すもの。

並行処理度



スナップショット・レベル
ステートメント


論理データ・グループ
stmt


モニター・スイッチ
ステートメント


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



degree_parallelism
情報

関連情報

説明: 照会がバインドされると要求される並行処理の度合いです。

使用法: 作成されるエージェント数とともに使用して、照会で並行処理の最大レベルを達成したかどうかを判別します。

CPU 使用状況

アプリケーションの CPU 使用状況はユーザー CPU (アプリケーション・コードの実行で消費した CPU) とシステム CPU (システム呼び出しの実行で消費した CPU) に分類されます。

CPU 使用量はアプリケーション、トランザクション、ステートメント、 およびサブセクションの各レベルで使用できます。

エージェントに使用されるユーザー CPU 時間



スナップショット・レベル
アプリケーション


論理データ・グループ
appl


モニター・スイッチ
基本


再設定可能








要素名
要素タイプ



agent_usr_cpu_time
時刻

関連する要素

説明: データベース・マネージャーのエージェント・プロセスが使用する CPU 時間の合計 (秒およびマイクロ秒単位)。

使用法: この要素、および CPU 時間に関連した他の要素は、 大量の CPU を消費するアプリケーションまたは照会を識別するのに役立ちます。

このカウンターには、 SQL ステートメントと非 SQL ステートメントの両方に費やされる時間だけでなく、 アプリケーションが実行する分離ユーザー定義関数 (UDF) やストアード・プロシージャーに費やされる時間も含まれます。

システム CPU は、システム呼び出しに費やされる時間を表します。 ユーザー CPU は、データベース・マネージャー・コードの実行に費やされる時間を表します。
注:この情報がご使用のアプリケーション・システムで入手できない場合、 この要素は 0 として戻されます。 たとえば、この情報は OS/2 では入手できません。

エージェントに使用されるシステム CPU 時間



スナップショット・レベル
アプリケーション


論理データ・グループ
appl


モニター・スイッチ
基本


再設定可能








要素名
要素タイプ



agent_sys_cpu_time
時刻

関連情報

説明: データベース・マネージャーのエージェント・プロセスが使用するシステム CPU 時間の合計 (秒単位またはマイクロ秒単位)。

使用法: この要素とそれに関連した CPU 時間要素はアプリケーション内部の活動レベルを知るのに役立てることができ、 調整をさらに行うことによってパフォーマンスが改善するアプリケーションを見分けられる場合もあります。

それには、SQL および非 SQL ステートメントの両方に対する CPU 時間、 および分離されたユーザー定義関数 (UDF) に対する CPU 時間が含まれます。

システム CPU は、システム呼び出しに費やされる時間を表します。 ユーザー CPU は、データベース・マネージャー・コードの実行に費やされる時間を表します。
注:この情報がご使用のアプリケーション・システムで入手できない場合、 この要素は 0 に設定されます。 たとえば、この情報は OS/2 では入手できません。

ステートメントに使用されるユーザー CPU 時間



スナップショット・レベル
アプリケーション


論理データ・グループ
appl
stmt


モニター・スイッチ
ステートメント
ステートメント


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



stmt_usr_cpu_time
時刻

関連情報

説明: 現在実行中のステートメントが使用するユーザー CPU 時間の合計 (秒単位またはマイクロ秒単位)。

使用法: この要素とそれに関連した CPU 時間要素はアプリケーション内部の活動レベルを知るのに役立てることができ、 調整をさらに行うことによってパフォーマンスが改善するアプリケーションを見分けることもできます。

このカウンターには、 SQL ステートメントと非 SQL ステートメントの両方に費やされる時間だけでなく、 アプリケーションが実行する分離ユーザー定義関数 (UDF) やストアード・プロシージャーに費やされる時間も含まれます。

システム CPU は、システム呼び出しに費やされる時間を表します。 ユーザー CPU は、データベース・マネージャー・コードの実行に費やされる時間を表します。
注:この情報がご使用のアプリケーション・システムで入手できない場合、 この要素は 0 に設定されます。 たとえば、この情報は OS/2 では入手できません。

ステートメントに使用されるシステム CPU 時間



スナップショット・レベル
アプリケーション


論理データ・グループ
appl
stmt


モニター・スイッチ
ステートメント
ステートメント


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



stmt_sys_cpu_time
時刻

関連情報

説明: 現在実行中のステートメントが使用するシステム CPU 時間の合計 (秒単位またはマイクロ秒単位)。

使用法: この要素とそれに関連した CPU 時間要素はアプリケーション内部の活動レベルを知るのに役立てることができ、 調整をさらに行うことによってパフォーマンスが改善するアプリケーションを見分けることもできます。

このカウンターには、 SQL ステートメントと非 SQL ステートメントの両方に費やされる時間だけでなく、 アプリケーションが実行する分離ユーザー定義関数 (UDF) やストアード・プロシージャーに費やされる時間も含まれます。

システム CPU は、システム呼び出しに費やされる時間を表します。 ユーザー CPU は、データベース・マネージャー・コードの実行に費やされる時間を表します。
注:この情報がご使用のアプリケーション・システムで入手できない場合、 この要素は 0 に設定されます。 たとえば、この情報は OS/2 では入手できません。

ユーザー CPU 時間



イベント・タイプ
接続
トランザクション
ステートメント


論理データ・グループ
conn_event
xaction_event
stmt_event





要素名
要素タイプ



user_cpu_time
時刻

関連情報

説明: データベース・マネージャーのエージェント・プロセス、作業単位、 またはステートメントが使用するユーザー CPU 時間の合計 (秒単位またはマイクロ秒単位)。

使用法: この要素とそれに関連した CPU 時間要素はアプリケーション内部の活動レベルを知るのに役立てることができ、 調整をさらに行うことによってパフォーマンスが改善するアプリケーションを見分けることもできます。
注:この情報がご使用のアプリケーション・システムで入手できない場合、 この要素は 0 に設定されます。 たとえば、この情報は OS/2 では入手できません。

システム CPU 時間



イベント・タイプ
接続
トランザクション
ステートメント


論理データ・グループ
conn_event
xaction_event
stmt_event





要素名
要素タイプ



system_cpu_time
時刻

関連情報

説明: データベース・マネージャーのエージェント・プロセス、作業単位、 またはステートメントが使用するシステム CPU 時間の合計 (秒単位またはマイクロ秒単位)。

使用法: この要素とそれに関連した CPU 時間要素はアプリケーション内部の活動レベルを知るのに役立てることができ、 調整をさらに行うことによってパフォーマンスが改善するアプリケーションを見分けることもできます。
注:この情報がご使用のアプリケーション・システムで入手できない場合、 この要素は 0 に設定されます。 たとえば、この情報は OS/2 では入手できません。

サブセクションに使用されるユーザー CPU 時間



スナップショット・レベル
アプリケーション


論理データ・グループ
subsection


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





イベント・タイプ
ステートメント


論理データ・グループ
subsection_event





要素名
要素タイプ



ss_usr_cpu_time
時刻

関連情報

説明: 現在実行中のステートメント・サブセクションが使用するユーザー CPU 時間の合計 (秒単位またはマイクロ秒単位)。

使用法: この要素とそれに関連した CPU 時間要素はアプリケーション内部の活動レベルを知るのに役立てることができ、 調整をさらに行うことによってパフォーマンスが改善するアプリケーションを見分けることもできます。

システム CPU は、システム呼び出しに費やされる時間を表します。 ユーザー CPU は、データベース・マネージャー・コードの実行に費やされる時間を表します。

サブセクションに使用されるシステム CPU 時間



スナップショット・レベル
アプリケーション


論理データ・グループ
subsection


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





イベント・タイプ
ステートメント


論理データ・グループ
subsection_event





要素名
要素タイプ



ss_sys_cpu_time
時刻

関連情報

説明: 現在実行中のステートメント・サブセクションが使用するシステム CPU 時間の合計 (秒単位またはマイクロ秒単位)。

使用法: この要素とそれに関連した CPU 時間要素はアプリケーション内部の活動レベルを知るのに役立てることができ、 調整をさらに行うことによってパフォーマンスが改善するアプリケーションを見分けることもできます。

システム CPU は、システム呼び出しに費やされる時間を表します。 ユーザー CPU は、データベース・マネージャー・コードの実行に費やされる時間を表します。

ステートメントのシステム CPU の合計



スナップショット・レベル
動的 SQL


論理データ・グループ
dynsql


モニター・スイッチ
ステートメント


再設定可能





要素名
要素タイプ



tot_s_cpu_time
時刻

関連情報

説明: SQL ステートメントに使われるシステム CPU 時間の合計。

使用法: この要素とともにステートメントの経過実行時間ステートメントのユーザー CPU 合計を使うことにより、 どのステートメントがコストが最もかかるかを評価できます。

ステートメントのユーザー CPU の合計



スナップショット・レベル
動的 SQL


論理データ・グループ
dynsql


モニター・スイッチ
ステートメント


再設定可能





要素名
要素タイプ



tot_u_cpu_time
時刻

関連情報

説明: SQL ステートメントに使われるユーザー CPU 時間の合計。

使用法: この要素とともにステートメントの経過実行時間を使うことにより、 実行時間が一番長いステートメントを評価できます。

スナップショット・モニター要素

以下の要素では、モニター・アプリケーションについての情報を提供します。 これらはスナップショットごとに出力として戻されます。

最後のリセット・タイム・スタンプ



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー
データベース
アプリケーション
表スペース

DCS データベース
DCS アプリケーション


論理データ・グループ
db2
dbase
appl
tablespace_header
table_header
dcs_dbase
dcs_appl


モニター・スイッチ
基本
基本
基本
バッファー・プール

基本
基本


再設定可能


不可


要素名
要素タイプ



last_reset
タイム・スタンプ

関連情報

説明: GET SNAPSHOT を発行するアプリケーションのモニター・カウンターがリセットされた日時を示します。

使用法: この要素は、データベース・システム・モニターによって戻された情報の範囲を判別するのに役立ちます。

カウンターがリセットされたことがない場合には、この要素はゼロになります。

データベース・マネージャーのカウンターは、活動状態のすべてのデータベースをリセットする場合にのみリセットされます。

入力データベース別名



スナップショット・レベル
データベース
アプリケーション
表スペース
バッファー・プール

ロック


論理データ・グループ
dbase
appl_id_info
tablespace_header
bufferpool
table_header
dbase_lock


モニター・スイッチ
基本
基本
バッファー・プール
バッファー・プール

基本


再設定可能


不可


要素名
要素タイプ



input_db_alias
情報

関連情報

説明: スナップショット機能を呼び出す際に提供されるデータベースの別名。

使用法: この要素は、モニター・データが適用される特定のデータベースを識別するために使用できます。 特定のデータベースに関連するモニター情報を要求した場合を除き、 この要素にはブランクが入ります。

データベースは異なる複数の別名を持つことがあるため、 このフィールドの値は"アプリケーションに使用されるデータベース別名" モニター要素の値とは異なる場合があります。 異なるアプリケーションおよびユーザーが、 異なる別名を使用して同じデータベースに接続することができます。

スナップショット時刻



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
collected


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



time_stamp
タイム・スタンプ

関連情報
  • なし

説明: データベース・システム・モニター情報が収集されたときの日時。

使用法: この要素は、継続中の分析に用いることができるように結果をファイルまたはデータベースに保管している場合に、 データを年代順に関連づけるのに役立ちます。

区分内のノードの数



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
db2


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





イベント・タイプ
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
log_header_event


要素名
要素タイプ



num_nodes_in_db2_instance
情報

関連情報
  • なし

説明: スナップショットを取得したインスタンス上のノード数。

使用法: この要素は、インスタンスにおけるノードの数を判別するのに使用します。 非区分システム・データベースの場合、この値は 1 になります。

イベント・モニター要素

以下の要素では、モニター・アプリケーションについての情報を提供します。 これらはイベントの出力として戻されます。

イベント・モニター・オーバーフローの数



イベント・タイプ
オーバーフロー・レコード


論理データ・グループ
overflow_event





要素名
要素タイプ



count
カウンター

関連情報
  • なし

説明: 連続して発生したオーバーフローの数。

使用法: この要素は、失われたモニター・データの量を表示させることができます。

イベント・モニターは一連の連続したオーバーフローごとに 1 つのオーバーフロー・レコードを送信します。

最初のイベント・オーバーフローの時間



イベント・タイプ
オーバーフロー・レコード


論理データ・グループ
overflow_event





要素名
要素タイプ



first_overflow_time
タイム・スタンプ

関連情報

説明: このオーバーフロー・レコードによって記録された最初のオーバーフローの日時。

使用法: "最後のイベント・オーバーフローの時間" とともにこの要素を使用して、 オーバーフロー・レコードが生成されるまでの経過時間を計算します。

最後のイベント・オーバーフローの時間



イベント・タイプ
オーバーフロー・レコード


論理データ・グループ
overflow_event





要素名
要素タイプ



last_overflow_time
タイム・スタンプ

関連情報

説明: このオーバーフロー・レコードを記録した最後のオーバーフローの日時。

使用法: "最初のイベント・オーバーフローの時間" とともにこの要素を使用して、 オーバーフロー・レコードが生成されるまでの経過時間を計算します。

イベント・データのバイト・オーダー



イベント・タイプ
イベント・ログ・ヘッダー


論理データ・グループ
log_header_event





要素名
要素タイプ



byte_order
情報

関連情報
  • なし

説明: 数値データのバイト配列、 特にイベント・データ・ストリームが "ビッグ・エンディアン"サーバー (RISC システム/6000 など) であるか、 "リトル・エンディアン"サーバー (PS/55 など) であるかを示します。

使用法: この情報は、 "ビッグ・エンディアン"サーバー上の整数のバイト配列が"リトル・エンディアン"サーバー上のバイト配列と逆であるため、 データ・ストリーム内の数値データを解釈するのに必要となります。

データを処理するアプリケーションが動作しているのが一方のタイプのコンピューター・ハードウェア (ビッグ・エンディアンのコンピューターなど) 上であり、 イベント・データが生成されたのが別のタイプのコンピューター・ハードウェア (リトル・エンディアンのコンピューターなど) 上である場合、 モニターしているアプリケーションは数値データ・フィールドのバイトを解釈する前にそれらのバイトの順序を逆にする必要があります。 それ以外の場合、バイトの再配列は不要です。

この要素は以下のいずれかの API 定数に設定できます。

モニター・データのバージョン



イベント・タイプ
イベント・ログ・ヘッダー


論理データ・グループ
log_header_event





要素名
要素タイプ



version
情報

関連情報
  • なし

説明: イベント・モニター・データ・ストリームを作成したデータベース・マネージャーのバージョン。

使用法: イベント・モニターが使用するデータ構造は、 データベース・マネージャーのリリースによって異なっている場合があります。 そのため、モニター・アプリケーションはデータ・ストリームのバージョンを調べて、 これから受け取るデータを処理できるかを判別する必要があります。

このリリースの場合、この要素は API 定数 SQLM_DBMON_VERSION6 に設定されます。

イベント・モニター名



イベント・タイプ
イベント・ログ・ヘッダー


論理データ・グループ
log_header_event





要素名
要素タイプ



event_monitor_name
情報

関連情報
  • なし


説明: イベント・データ・ストリームを作成したイベント・モニターの名前。

使用法: この要素を利用すれば、 分析中のデータをシステム・カタログ表内の特定のイベント・モニターと相関させることができます。 これは SYSCAT.EVENTMONITORS カタログ表の NAME 列にあるのと同じ名前であり、 CREATE EVENT MONITOR および SET EVENT MONITOR ステートメントで指定した名前です。

部分レコード



イベント・タイプ
データベース

表スペース

接続
ステートメント

トランザクション


論理データ・グループ
db_event
table_event
tablespace_event
bufferpool_event
conn_event
stmt_event
subsection_event
xaction_event





要素名
要素タイプ



partial_record
情報

関連情報
  • なし

説明: イベント・モニターのレコードが部分レコードに過ぎないことを示します。

使用法: データベースを非活動化するまで、ほとんどのイベント・モニターは結果を出力しません。 FLUSH EVENT MONITORS ステートメントを使えば、 イベント・モニターの出力書き出しプログラムにモニター値を強制的に入力できます (FLUSH EVENT MONITOR を参照)。 これによってイベント・モニターを停止して再始動することなく、 イベント・モニターのレコードを書き出しプログラムに強制的に入力できます。 このデータ要素は、 イベント・モニターのレコードがフラッシュ操作の結果であるか、 また部分レコードも同様であるかを示します。

イベント・モニターをフラッシュしてもその値は再設定されません。 これは、イベント・モニターを起動した時点では、 イベント・モニターの完全なレコードがまだ生成されることを意味します。

イベントの時刻



イベント・タイプ
表スペース



論理データ・グループ
tablespace_event
table_event






要素名
要素タイプ



event_time
情報

関連情報
  • なし

説明: イベントが発生した日時。

使用法: この要素は、発生順にイベント同士を関連付けるのに役立ちます。


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