システム・モニター 手引きおよび解説書

付録 C. パラレル・エディション バージョン 1.2 のユーザー

DB2 バージョン 7 では、データベース・システム・モニター・インターフェースは単純化されており、 すべてのデータベースおよびシステム構成で同じになっています。 このようなインターフェースの調和により、 パラレル・エディション (PE) V1.2 システム・モニターで使用可能だった要求タイプの中には、 現在ではサポートされていないものがあります。

最も重要な変更は、アプリケーションのモニター方法に関するものです。 DB2 バージョン 7 では、 アプリケーション・スナップショットは関連があるすべてのアプリケーション情報を戻します。 この情報には、 サブセクション・レベルまたはエージェント・レベル (該当する場合) における、 アプリケーション統計の分類が含まれます。 たとえば、 いくつかのサブセクションからなる照会をアプリケーションが実行している場合、 GET SNAPHOT FOR APPLICATION は以下の情報を戻します。

この情報は、 調整プログラム・ノードと非調整プログラム・ノードの両方で入手できます。 PE V1.2 では、 ユーザーは個々のエージェントまたは表待ち行列についての情報を要求したあと、 これらのレベルで取得された出力をアプリケーションと関連付ける必要がありました。
注:PE V1.2 アプリケーションは、DB2 バージョン 7 とは互換性がありません。

DB2 バージョン 7 がサポートしない要求を使っていない PE V1.2 アプリケーションについては、 要求タイプを SQLM_DBMON_PARALLEL1 から SQLM_DBMON_VERSION1 に変更した後で、 アプリケーションを再コンパイルすることができます。 他の変更は必要ありません。 サポートされなくなった要求については、以下の表をご覧ください。

agent_id

agent_id は、 エージェント・プロセスのプロセス ID に対応していないことに注意してください。 このフィールドは、 前のバージョンとのソースの互換性のために API では名前が変更されていませんが、 グローバルな範囲でアプリケーションに対する固有の識別子になっています。

エージェント ID とアプリケーション・ハンドルは同義語です。 詳細については、区分データベースに関する考慮事項を参照してください。


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