システム・モニター 手引きおよび解説書

データベース・マネージャー構成

以下の要素では、データベース・マネージャー構成情報が提供されます。

エージェントおよび接続

エージェントは、クライアント・アプリケーションによる要求を実行するプロセスまたはスレッドです。 接続されたアプリケーションはそれぞれ必ず 1 つの調整プログラム・エージェントのサービスを受けます。 また、1 組の従属プログラム・エージェントつまりサブエージェントのサービスを受けることもあります。 サブエージェントは、区分データベースおよび SMP マシンにおける並列 SQL 処理で使用されます。 エージェントは、以下のように分類されます。

maxagents 構成パラメーターは、タイプに関係なく、 1 つのインスタンス用に存在可能なエージェントの最大数を定義します。 maxagents 値が何らかのエージェントを作成することはありません。 DB2START 時にエージェント・プール中に作成されるエージェントの初期数は、 num_initagents 構成パラメーターで決定します。

アイドル・エージェントはないという前提で、max_coordagents に達するまで、 接続ごとに新しいエージェントが作成されます。 サブエージェントを使用しなければ、max_coordagentsmaxagents と等しくなります。 サブエージェントを使用すると、調整プログラム・エージェントとサブエージェントの組み合わせによっては maxagents に達することがあります。

エージェントは作業を割り当てられると、 トランザクションを処理するためのトークンまたは許可を取得しようとします。 データベース・マネージャーは、使用可能なトークンの数を maxcagents 構成パラメーターを使用して制御します。 トークンが使用できなければ、 エージェントはトークンの 1 つが使用可能になるまでスリープ状態になり、 可能になった時点で要求された作業を処理します。 これで、maxcagents を使用して、ロード、 または並行して実行するトランザクション、サーバー・ハンドルの数を制御できるようになります。

以下の要素では、エージェントおよび接続情報を提供します。

)"

データベース・マネージャーへのリモート接続



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
db2


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



rem_cons_in
ゲージ

関連情報

説明: モニターされているデータベース・マネージャーに対してリモート・クライアントから開始された現行接続数。

使用法: このインスタンス内でリモート・クライアントからデータベースに接続した数を示します。 この値は頻繁に変わるため、 システム使用状況の現実的な概観を得るには、 その値を長期にわたって一定の間隔でサンプリングすることが必要になるでしょう。 この数には、データベース・マネージャーと同一のインスタンスから開始されたアプリケーションは含まれていません。

この要素を"ローカル接続"モニター要素とともに使用すると、 max_coordagents 構成パラメーターの設定値を調整するのに役立ちます。 詳細は、管理の手引き に説明されています。

データベース・マネージャー内で実行されているリモート接続



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
db2


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



rem_cons_in_exec
ゲージ

関連情報

説明: モニターされているデータベース・マネージャー・インスタンス内のデータベースに現在接続されており、 現在作業単位を処理しているリモート・アプリケーションの数。

使用法: この数は、データベース・マネージャーで発生している並行処理のレベルを判別するのに役立ちます。 この値は頻繁に変わるため、 システム使用状況の現実的な概観を得るには、 その値を長期にわたって一定の間隔でサンプリングすることが必要になるでしょう。 この数には、データベース・マネージャーと同一のインスタンスから開始されたアプリケーションは含まれていません。

この要素を"データベース・マネージャー内で実行されているローカル接続"モニター要素とともに使用すると、 maxcagents 構成パラメーターの設定値を調整するのに役立ちます。 詳細については、管理の手引き に説明されています。

ローカル接続



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
db2


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



local_cons
ゲージ

関連情報

説明: モニターされているデータベース・マネージャー・インスタンス内のデータベースに 現在接続されているローカル・アプリケーションの数。

使用法: この数は、データベース・マネージャーで発生している並行処理のレベルを判別するのに役立ちます。 この値は頻繁に変わるため、 システム使用状況の現実的な概観を得るには、 その値を長期にわたって一定の間隔でサンプリングすることが必要になるでしょう。

この数には、データベース・マネージャーと同一のインスタンスから開始されたアプリケーションは含まれていません。 アプリケーションは、接続されているものであれば、 データベース内の作業単位を実行していてもしていなくても構いません。

この要素を"データベース・マネージャーへのリモート接続"モニター要素とともに使用すると、 maxagents 構成パラメーターの設定値を調整するのに役立ちます。 詳細については、管理の手引き に説明されています。

データベース・マネージャー内で実行されているローカル接続



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
db2


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



local_cons_in_exec
ゲージ

関連情報

説明: 監視されているデータベース・マネージャー・インスタンス内のデータベースに現在接続されており、 現在作業単位を処理しているローカル・アプリケーションの数。

使用法: この数は、データベース・マネージャーで発生している並行処理のレベルを判別するのに役立ちます。 この値は頻繁に変わるため、 システム使用状況の現実的な概観を得るには、 その値を長期にわたって一定の間隔でサンプリングすることが必要になるでしょう。 この数には、データベース・マネージャーと同一のインスタンスから開始されたアプリケーションは含まれていません。

この要素を"データベース・マネージャー内で実行されているリモート接続"モニター要素とともに使用すると、 maxcagents 構成パラメーターの設定値を調整するのに役立ちます。 詳細については、管理の手引き に説明されています。

現行接続を持つローカル・データベース



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
db2


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



con_local_dbases
ゲージ

関連情報
  • なし

説明: 接続されているアプリケーションがあるローカル・データベースの数。

使用法: この値によって、データベース・レベルでデータを収集するときに見込まれるデータベース情報レコードの量が示されます。

アプリケーションは、ローカルまたはリモートに実行されており、 データベース・マネージャー内の作業単位を実行していることもあれば、 実行していないこともあります。

データベースの活動化以降の接続



スナップショット・レベル
データベース


論理データ・グループ
dbase
dbase_remote


モニター・スイッチ
基本
基本


再設定可能








イベント・タイプ
データベース


論理データ・グループ
db_event





要素名
要素タイプ



total_cons
カウンター

関連情報

説明: 最初の接続、活動化、または最後のリセットの時点からのデータベースへの接続数を示します (調整プログラム・エージェント)。

使用法: この要素は、"データベース活動化タイム・スタンプ"および"データベース・マネージャー開始のタイム・スタンプ"・モニター要素とともに使用して、 アプリケーションがデータベースに接続した頻度を計算できます。

データベースへの最初の接続に関連した余分のオーバーヘッド (たとえば、初期バッファー・プールの割り振り) が原因で接続の頻度が低い場合は、 他のアプリケーションを接続する前に、 ACTIVATE DATABASE コマンドを使ってデータベースを明示的に活動化させることができます。 最初にダミー接続を行っておくと、後続の接続がより速く処理されます。
注:この要素をリセットすると、値はゼロではなく、 現在接続されているアプリケーションの数に設定されます。

現在接続中のアプリケーション



スナップショット・レベル
データベース
ロック


論理データ・グループ
dbase
dbase_lock


モニター・スイッチ
基本
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



appls_cur_cons
ゲージ

関連情報

説明: 現在データベースに接続されているアプリケーションの数を示します。

使用法: この要素は、データベース内の活動のレベルおよびそれによって使用されているシステム・リソースの量を理解するのに役立ちます。

この要素は、maxappls および max_coordagents 構成パラメーターの設定値を調整するのに役立ちます。詳細については、管理の手引き に説明されています。 たとえば、この値が常に maxappls に等しい場合には、 maxappls の値を増やすことができます。 詳細は、"データベース・マネージャーへのリモート接続" および"ローカル接続" モニター要素を参照してください。

現在データベース内で実行されているアプリケーション



スナップショット・レベル
データベース


論理データ・グループ
dbase


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



appls_in_db2
ゲージ

関連情報

説明: データベースに現在接続されており、データベース・マネージャーが現在要求を処理しているアプリケーションの数を示します。

使用法: この要素は、このデータベースに接続されているアプリケーションによって使用されているデータベース・マネージャーのエージェント・トークンの数を理解するために使用できます。 "データベース・マネージャー内で実行されているリモート接続" および"データベース・マネージャー内で実行されているローカル接続" の合計が maxcagents 構成パラメーターの値と等しい場合には、 このパラメーターの値を増やすことができます。 詳細については、管理の手引き に説明されています。

登録されたエージェント



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
db2


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



agents_registered
ゲージ

関連情報

説明: モニターされているデータベース・マネージャー・インスタンスに登録されたエージェント (調整プログラム・エージェントおよびサブエージェント) の数。

使用法: この要素を使用すると、maxagents 構成パラメーターの設定値を評価するのに役立ちます。

トークンを待つエージェント



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
db2


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



agents_waiting_on_token
ゲージ

関連情報

説明: データベース・マネージャーでトランザクションを実行するためにトークンを待つエージェントの数。

使用法: この要素を使用すると、maxcagents 構成パラメーターの設定値を評価するのに役立ちます。

各アプリケーションには、データベース・マネージャー内でデータベース要求を処理する専用の調整プログラム・エージェントがあります。 各エージェントは、トランザクションの実行が可能になる前にトークンを獲得する必要があります。 データベース・マネージャーのトランザクションを実行できるエージェントの最大数は、 構成パラメーター maxcagents によって制限されます。 このパラメーターについての詳細は、管理の手引き を参照してください。

登録されたエージェントの最大数



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
db2


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



agents_registered_top
ウォーターマーク

関連情報

説明: データベース・マネージャーが開始されて以来の、同時に登録していたエージェント (調整プログラム・エージェントおよびサブエージェント) の最大数。

使用法: この要素を使用すると、maxagents 構成パラメーターの設定値を評価するのに役立ちます。 詳細については、管理の手引き に説明されています。

スナップショットの実行時に登録されていたエージェントの数は、 "登録されたエージェント"によって記録されています。

待機しているエージェントの最大数



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
db2


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



agents_waiting_top
ウォーターマーク

関連情報

説明: データベース・マネージャーが開始されて以来の、同時にトークンを待っていたエージェントの最大数。

使用法: この要素を使用すると、maxcagents 構成パラメーターの設定値を評価するのに役立ちます。 詳細については、管理の手引き に説明されています。

スナップショットの実行時にトークンを待っていたエージェントの数は、 "トークンを待つエージェント" によって記録されています。

maxcagents パラメーターが省略時値 (-1) に設定されている場合、 どのエージェントもトークンを待つ必要がないので、このモニター要素の値はゼロになります。

アイドル・エージェントの数



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
db2


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



idle_agents
ゲージ

関連情報

説明: 現在アプリケーションに割り当てられていない、したがって「アイドル」状態の、 エージェント・プール内のエージェント数。

使用法: この要素を使用すると、num_poolagents 構成パラメーターを設定するのに役立ちます。 エージェントのサービス要求に対してアイドル・エージェントが使用可能であると、 パフォーマンスが向上します。 詳細は、管理の手引き を参照してください。

プールから割り当てられたエージェント



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
db2


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



agents_from_pool
カウンター

関連情報

説明: エージェント・プールから割り当てられたエージェントの数。

使用法: この要素は、"エージェント・プールが空のために作成されたエージェント" とともに使用して、 プールが空であるためにエージェントを作成しなければならない頻度を判別します。

次の比率が高い場合、

     Agents Created Due to Empty Agent Pool / Agents Assigned From Pool

num_poolagents 構成パラメーターを増加させる必要があることを示す場合があります。 比率が低い場合、num_poolagents の設定値が高すぎて、 プール内にまれにしか使用されないためシステム・リソースを浪費しているエージェントがあることを示します。

比率が高い場合、このノードの総合的な作業負荷が高すぎることも示しています。 作業負荷を調整するには、maxcagents 構成パラメーターによって指定される調整エージェントの最大数を低くするか、 またはノード全体にデータを再配布してください。

エージェント・プール・サイズ (num_poolagents) および並行調整エージェントの最大数 (maxcagents) 構成パラメーターの詳細は、 管理の手引き を参照してください。

エージェント・プールが空のために作成されたエージェント



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
db2


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



agents_created_empty_pool
カウンター

関連情報

説明: エージェント・プールが空のために作成されたエージェントの数。 DB2 起動時に開始されるエージェントの数 (num_initagents) が入っています。

使用法: "プールから割り当てられたエージェント"とともに使用して、次の式の比率を計算できます。

     Agents Created Due to Empty Agent Pool / Agents Assigned From Pool

この要素の使用法については、プールから割り当てられたエージェントを参照してください。

調整エージェントの最大数



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー
データベース


論理データ・グループ
db2
dbase


基本
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



coord_agents_top
ウォーターマーク

関連情報

説明: 同時に作動している調整エージェントの最大数。

使用法: 調整エージェントのピーク数が、このノードの作業負荷としては高すぎる場合、 maxcagents 構成パラメーターを変更して、 トランザクションの並行処理の数を減らすことができます。

並行調整エージェントの最大数 (maxcagents) 構成パラメーターの詳細は、 管理の手引き を参照してください。

スチールされたエージェント



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー
アプリケーション


論理データ・グループ
db2
appl


モニター・スイッチ
基本
基本


再設定可能








要素名
要素タイプ



agents_stolen
カウンター

関連情報

説明: エージェントがアプリケーションからスチールされた回数。 アプリケーションに関連付けられたアイドル・エージェントが別のアプリケーションで作業するように再割り当てされたときに、 エージェントはスチールされます。

使用法: この要素は、関連エージェントの最大数 とともに使用して、 このアプリケーションがシステムにロードしたものを評価できます。

関連エージェントの最大数



スナップショット・レベル
アプリケーション


論理データ・グループ
appl


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



associated_agents_top
ウォーターマーク

関連情報

説明: このアプリケーションと関連付けられたサブエージェントの最大数。

使用法: サブエージェントのピーク数が num_poolagents 構成パラメーターに近づくと、 その数がこのノードの作業負荷には高すぎることを示す場合があります。

エージェント・プール・サイズ (num_poolagents) 構成パラメーターの詳細は、 管理の手引き を参照してください。

コミットされたプライベート・メモリー



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
db2


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



comm_private_mem
ゲージ

関連情報
  • なし

説明: スナップショットの際にデータベース・マネージャーのインスタンスが現在コミットしている、 プライベート・メモリーの量。

使用法: この要素を使用すると、使用可能なプライベート・メモリーが必ず十分に備わっているように min_priv_mem 構成パラメーター (管理の手引き を参照) を設定するのに役立ちます。 この要素はすべてのプラットフォームで戻されますが、 調整を行うことができるのは DB2 がスレッドを使用するプラットフォーム (OS/2 や Windows NT など) に限られます。

2 次接続



スナップショット・レベル
データベース


論理データ・グループ
dbase


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



total_sec_cons
カウンター

関連情報

説明: そのノードでサブエージェントがデータベースに接続した数。

使用法: この要素は、"データベースの活動化以降の接続""データベース活動化タイム・スタンプ"、 および"データベース・マネージャー開始のタイム・スタンプ"モニター要素とともに使用して、 アプリケーションがデータベースに接続した頻度を計算できます。

関連したエージェントの数



スナップショット・レベル
データベース
アプリケーション


論理データ・グループ
dbase
appl_info


モニター・スイッチ
基本
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



num_assoc_agents
ゲージ

関連情報

説明: アプリケーション・レベルでは、この要素は 1 つのアプリケーションに関連しているサブエージェントの数です。 データベースでは、この要素はすべてのアプリケーションのサブエージェントの数です。

使用法: この要素は、使用しているエージェント構成パラメーターの設定値を評価するのに役立ちます。

エージェント・オーバーフローの最大数



スナップショット・レベル
データベース


論理データ・グループ
dbase


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



max_agent_overflows
ゲージ

関連情報

説明: maxagents 構成パラメーターにすでに達している場合は、 新規エージェントを作成する要求を受け取った回数。

使用法: maxagents 構成パラメーターにすでに達しているのにエージェント作成要求をまだ受け取る場合は、 この要素は該当するノードに対する作業負荷が大きすぎることを示している可能性があります。

エージェントの最大数 (maxagents) 構成パラメーターについて詳しくは、 管理の手引き を参照してください。

非活動 DRDA エージェントの合計



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
db2


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



inactive_gw_agents
ゲージ

関連情報

説明: DRDA データベースに対してプライム状態にあるが、 活動状態にはない DRDA 接続プール内にある、DRDA エージェントの数。

使用法: この要素を段階的に使うと、 接続プールに割り当てられているエージェントの数が適当であるかを判別するときに役立ちます。

接続スイッチ



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
db2


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



num_gw_conn_switches
ゲージ

関連情報

説明: ある接続に対してエージェント・プールからのエージェントがプライム状態にされ、 別の DRDA データベースで使用するためにスチールされた回数。

使用法: この要素は、 非活動 DRDA エージェントの合計に関連してエージェント・プールのサイズを増やすかどうかを判別するのに使用します。

ソート

以下の要素では、データベース・マネージャーの実行されたソート作業についての情報が提供されます。

割り当てられたソート・ヒープの合計



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー
データベース


論理データ・グループ
db2
dbase


モニター・スイッチ
基本
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



sort_heap_allocated
ゲージ

関連情報

説明: スナップショットが取られたときに、 選択したレベルのすべてのソートに割り振られたソート・ヒープ・スペース用のページの合計数。

使用法: 各ソートに割り振られたメモリーの量は、 使用可能なソート・ヒープ・スペースの一部または全体です。 ソート・ヒープ・サイズとは、データベース構成パラメーター sortheap で定義された、 各ソートに使用可能なメモリーの量のことです。

1 つのアプリケーションが並行ソートを活動させることができます。 たとえば、副照会を伴う SELECT ステートメントが原因で並行ソートが行われることがあります。

情報は次の 2 つのレベルで収集されます。

メモリーの通常の見積もりにはソート・ヒープ・スペースは含まれていません。 過剰のソートが起こると、ソート・ヒープに使用される余分のメモリーを、 データベース・マネージャーを実行するための基礎メモリー要件に追加しなければなりません。 一般に、ソート・ヒープが大きくなるほど、ソートの効率も良くなります。 索引を適切に使用すると、必要なソートの量を少なくすることができます。

データベース・マネージャー・レベルで戻された情報を使用して、 sheapthres 構成パラメーターを調整することができます。 要素の値が sheapthres より大きいか等しい場合、 ソートが sortheap パラメーターによって定義されたソート・ヒープ全部を入手していないことを意味します。

しきい値到達後のソート



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
db2


モニター・スイッチ
ソート


再設定可能








要素名
要素タイプ



post_threshold_sorts
カウンター

関連情報

説明: ソート・ヒープしきい値に達した後でヒープを要求したソートの数。

使用法: 通常の条件では、データベース・マネージャーは sortheap 構成パラメーターによって指定された値を用いて、 ソート・ヒープを割り振ります。 ソート・ヒープに割り振られたメモリーの量がソート・ヒープしきい値 (sheapthres 構成パラメーター) を超えると、 データベース・マネージャーは、sortheap 構成パラメーターによって指定された値より小さい値を用いて、 ソート・ヒープを割り振ります。

システムで活動しているソートにはそれぞれメモリーが割り振られます。 そのため、使用できるシステム・メモリーの大部分をソートが占めることになります。 ソート・ヒープしきい値に達したあとで開始するソートは、 実行に最適なメモリーの量を受け取りません。しかし、結果として、 システム全体には良い影響を与えます。 ソート・ヒープしきい値およびソート・ヒープ・サイズ構成パラメーターを修正することにより、 ソート操作のパフォーマンスまたはシステム全体 (あるいはその両方) を向上させることができます。 この要素の値が高い場合は、次のようにすることができます。

要求されたパイプによるソート



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
db2


モニター・スイッチ
基本


再設定可能








要素名
要素タイプ



piped_sorts_requested
カウンター

関連情報

説明: 要求されたパイプによるソートの数。

使用法: システムで活動しているソートにはそれぞれメモリーが割り振られます。 そのため、使用できるシステム・メモリーの大部分をソートが占めることになります。

ソート・リスト・ヒープ (sortheap) およびソート・ヒープしきい値 (sheapthres) 構成パラメーターは、 ソート操作に使用されるメモリーの量を制御するのに役立ちます。 これらのパラメーターは、さらに、パイプによるソートを行うかどうかを判別するためにも使用されます。

パイプによるソートはディスク入出力を減少させる場合があるので、 パイプによるソートを増加させることができれば、 ソート操作のパフォーマンスおよびおそらくシステム全体のパフォーマンスも向上させることができます。 パイプによるソートは、ソート・ヒープがソートに割り振られるときにソート・ヒープしきい値を超えてしまうと、受諾されません。 パイプによるソートが拒否された場合の詳細については、 "受諾されたパイプによるソート" を参照してください。

SQL EXPLAIN 出力は、最適化プログラムがパイプによるソートを要求しているかどうかを示します。 パイプによるソート、および非パイプによるソートについての詳細は、 管理の手引き を参照してください。

受諾されたパイプによるソート



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
db2


モニター・スイッチ
基本


再設定可能








要素名
要素タイプ



piped_sorts_accepted
カウンター

関連情報

説明: パイプによるソートが受諾された数。

使用法: システムで活動しているソートにはそれぞれメモリーが割り振られます。 そのため、使用できるシステム・メモリーの大部分をソートが占めることになります。

パイプによるソートが受諾された数が、要求された数と比べて少ない場合は、 以下の構成パラメーターの一方または両方を調整して、 ソートのパフォーマンスを向上させることができます。

パイプによるソートが拒否された場合は、ソート・ヒープを減らすか、 ソート・ヒープしきい値を大きくすることを考慮してください。 これらのオプションを使用するとどうなるのかを知っていなければなりません。 ソート・ヒープしきい値を大きくすると、 メモリーの大部分がソートに割り当てられたままになる可能性があります。 これは、メモリーをディスクにページングする結果になります。 ソート・ヒープを減らすと、ソートの速度が遅くなるように余分の組み合わせのフェーズが必要となります。

ソートについての詳細は、管理の手引き を参照してください。

ソートの合計



スナップショット・レベル
データベース
アプリケーション


論理データ・グループ
dbase
appl


モニター・スイッチ
ソート
ソート


再設定可能








イベント・タイプ
データベース
接続
ステートメント


論理データ・グループ
db_event
conn_event
stmt_event





要素名
要素タイプ



total_sorts
カウンター

関連情報

説明: 実行されたソートの合計数。

使用法: データベース・レベルまたはアプリケーション・レベルでは、 この値を"ソートのオーバーフロー" とともに使用して、 より多くのソート・スペースを必要とするソートのパーセンテージを計算します。 また、"ソート時間の合計" とともに使用して、 平均ソート時間を計算することもできます。

ソートのオーバーフローの数がソートの合計から見て少ない場合は、 ソート・ヒープ・サイズを大きくすると、パフォーマンスに与える影響が小さくなります。 ただし、このバッファー・サイズが十分な大きさになっていない場合です。

ステートメント・レベルでは、この要素は、 多数のソートを実行しているステートメントを識別するために使用します。 そのようなステートメントを使用すると、 ソートの数を減らすように追加の調整を行うことができます。 さらに、SQL EXPLAIN ステートメントを使用して、 ステートメントが実行するソートの数を識別することができます。 詳細は、管理の手引き を参照してください。

ソート時間の合計



スナップショット・レベル
データベース
アプリケーション


論理データ・グループ
dbase
appl
stmt


モニター・スイッチ
ソート
ソート
ソート


再設定可能








イベント・タイプ
データベース
接続
ステートメント


論理データ・グループ
db_event
conn_event
stmt_event





要素名
要素タイプ



total_sort_time
カウンター

関連情報

説明: すべてのソートを実行するために費やした経過時間の合計 (ミリ秒)。

使用法: データベース・レベルまたはアプリケーション・レベルでは、 この要素を"ソートの合計" とともに使用して、 平均のソート時間を計算します。 これは、パフォーマンスに関する限りソートが問題になっているかどうかを示します。

ステートメント・レベルでは、この要素は、 ソートに多くの時間を費やしているステートメントを識別するために使用します。 そのようなステートメントを使用すると、 ソート時間を減らすように追加の調整を行うことができます。

さらに、このカウントには関連操作中に作成された一時表のソート時間も含まれています。 これは、1 つのステートメント、1 つのアプリケーション、 または 1 つのデータベースにアクセスするすべてのアプリケーションについて情報を提供します。

経過時間を提供するデータ要素を使用する際には、以下のことを考慮しなければなりません。

  1. 経過時間はシステム負荷の影響を受けるため、実行する処理が多いほど、 この経過時間の値が大きくなります。
  2. このデータ要素をデータベース・レベルで計算する場合、 データベース・システム・モニターはアプリケーション・レベルの時間を合計します。 この結果、データベース・レベルでは、 二重にカウントされた経過時間が生じる可能性があります (同時の複数のアプリケーション処理が実行可能であるため)。

    データベース・レベルから意味のあるデータを提供するには、 データをもっと低いレベルに正規化する必要があります。 たとえば、次のようにします。

     
     ソート時間の合計 / ソートの合計
    

    上記の式では、各ソートの平均の経過時間についての情報を提供します。

ソートのオーバーフロー



スナップショット・レベル
データベース
アプリケーション


論理データ・グループ
dbase
appl
stmt


モニター・スイッチ
ソート
ソート
ソート


再設定可能








イベント・タイプ
データベース
接続
ステートメント


論理データ・グループ
db_event
conn_event
stmt_event





要素名
要素タイプ



sort_overflows
カウンター

関連情報

説明: ソート・ヒープがなくなってしまい、一時記憶用のディスク・スペースを必要としたソートの合計数。

使用法: データベース・レベルまたはアプリケーション・レベルでは、 この要素を"ソートの合計" とともに使用して、 ディスクにオーバーフローしなければならなかったソートのパーセンテージを計算します。 このパーセンテージが高い場合は、sortheap の値を大きくして、 データベース構成を調整することができます。

ステートメント・レベルでは、この要素は、 多数のソートを必要としているステートメントを識別するために使用します。 そのようなステートメントを使用すると、 必要なソートの量を減らすように追加の調整を行うことができます。

ソートのオーバーフローが起こると、データをディスクに書き込まなければならない場合は、 余分のオーバーヘッドがかかります。これは、ソートに組み合わせのフェーズが必要となり、 入出力がさらに必要となる可能性があるためです。

この要素は 1 つのステートメント、1 つのアプリケーション、 または 1 つのデータベースにアクセスするすべてのアプリケーションについての情報を提供します。

活動状態のソート



スナップショット・レベル
データベース


論理データ・グループ
dbase


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



active_sorts
カウンター

関連情報

説明: 現在データベースでソート・ヒープが割り振られているソートの数。

使用法: この値を"割り当てられたソート・ヒープの合計" とともに使用して、 各ソートが使用する平均のソート・ヒープ・スペースを判別します。 sortheap 構成パラメーターが、 使用されているソート・ヒープの平均より大きくなりすぎている場合は、 このパラメーターの値を小さくすることができます (詳細は、管理の手引き を参照してください)。

この値には、関連操作中に作成された一時表のソート・ヒープも含まれています。

ハッシュ結合

ハッシュ結合は、最適化プログラムの追加オプションです。 ハッシュ結合はまず最初に、 結合に関連している表の述部を比較する前にハッシュ・コードを比較します。 ハッシュ結合では、(最適化プログラムが選択した) 1 つの表がスキャンされ、 ソート・ヒープの割り振りによって引き出されるメモリー・バッファーに行がコピーされます。 メモリー・バッファーは結合述部の列から計算したハッシュ・コードに基づき、 いくつかの区分に分割されます。 結合に関連している他の表の行は、 ハッシュ・コードの比較によって最初の表の行と突き合わされます。 ハッシュ・コードが一致すると、実際の結合述部の列が比較されます。

ハッシュ結合の合計



スナップショット・レベル
データベース
アプリケーション


論理データ・グループ
dbase
appl


モニター・スイッチ
基本
基本


再設定可能








イベント・タイプ
データベース
接続


論理データ・グループ
db_event
conn_event





要素名
要素タイプ



total_hash_joins
カウンター

関連情報

説明: 実行されたハッシュ結合の合計数。

使用法: データベースやアプリケーションのレベルでは、 "ハッシュ結合オーバーフロー""ハッシュ結合短精度オーバーフロー"に関連したこの値は、 ソート・ヒープ・サイズを適度に大きくすることにより、 ハッシュ結合のかなりの部分に良い影響を与えることができるかどうかを判別するのに使います。

ハッシュ結合しきい値



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
db2


モニター・スイッチ
基本


再設定可能








要素名
要素タイプ



post_threshold_hash_joins
カウンター

関連情報

説明: ハッシュ結合のヒープ要求が、 共用またはプライベートのソート・ヒープ・スペースの同時使用が原因で制限された合計回数。

使用法: この値が大きい (ハッシュ結合オーバーフローの 5% を超える) 場合は、 ソート・ヒープしきい値を大きくしなければなりません。

ハッシュ・ループの合計



スナップショット・レベル
データベース
アプリケーション


論理データ・グループ
dbase
appl


モニター・スイッチ
基本
基本


再設定可能








イベント・タイプ
データベース
接続


論理データ・グループ
db_event
conn_event





要素名
要素タイプ



total_hash_loops
カウンター

関連情報

説明: ハッシュ結合の単一区分が、使用可能なソート・ヒープ・スペースよりも大きかった合計回数。

使用法: このデータ要素の値は、ハッシュ結合の実行の効率が悪いことを示します。 これは、ソート・ヒープ・サイズが小さすぎるか、 ソート・ヒープしきい値が小さすぎることを示している場合があります。 この値を他のハッシュ結合変数に関連させて使用することにより、 ソート・ヒープ・サイズ (sortheap) およびソート・ヒープしきい値 (sheapthres) 構成パラメーターを調整します。

ハッシュ結合オーバーフロー



スナップショット・レベル
データベース
アプリケーション


論理データ・グループ
dbase
appl


モニター・スイッチ
基本
基本


再設定可能








イベント・タイプ
データベース
接続


論理データ・グループ
db_event
conn_event





要素名
要素タイプ



hash_join_overflows
カウンター

関連情報

説明: ハッシュ結合のデータが、使用可能なソート・ヒープ・スペースを超えた回数。

使用法: データベースのレベルでは、"ハッシュ結合短精度オーバーフロー"の割合がこの値の 10% を超えた場合、 ソート・ヒープ・サイズを増やすことを考えなくてはなりません。 アプリケーションのレベルでの値は、個々のアプリケーションのハッシュ結合のパフォーマンスを評価するのに使えます。

ハッシュ結合短精度オーバーフロー



スナップショット・レベル
データベース
アプリケーション


論理データ・グループ
dbase
appl


モニター・スイッチ
基本
基本


再設定可能








イベント・タイプ
データベース
接続


論理データ・グループ
db_event
conn_event





要素名
要素タイプ



hash_join_small_overflows
カウンター

関連情報

説明: ハッシュ結合のデータが、10% を超えない範囲で使用可能なソート・ヒープ・スペースを超えた回数。

使用法: この値と"ハッシュ結合オーバーフロー"が大きい場合は、 ソート・ヒープしきい値を増やすことを考えなくてはなりません。 この値が"ハッシュ結合オーバーフロー"の 10% を超える場合は、 ソート・ヒープ・サイズを大きくすることを考えなくてはなりません。

高速コミュニケーション・マネージャー

以下のデータベース・システム・モニター要素では、高速コミュニケーション・マネージャー (FCM) についての情報が提供されます。

現在空いている FCM バッファー



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
fcm


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



buff_free
ゲージ

関連情報

説明: この要素は、現在空いている FCM バッファーの数を示します。

使用法: 現在空いている FCM バッファーの数を fcm_num_buffers 構成パラメーターとともに使用して、 現在の FCM バッファー・プール使用率を判別します。 この情報を使用して、fcm_num_buffers を調整することができます。

空いている FCM バッファーの最小数



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
fcm


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



buff_free_bottom
ウォーターマーク

関連情報

説明: 処理中に達した、空いている FCM バッファーの最低数。

使用法: この要素は、fcm_num_buffers 構成パラメーターとともに使用して、 最大 FCM バッファー・プール使用率を判別します。 buff_free_bottom が低い場合は、fcm_num_buffers を大きくして、 操作が FCM バッファーの外部で実行されないようにしてください。 buff_free_bottom が高い場合は、fcm_num_buffers を小さくして、 システム・リソースを節約して使用するようにしてください。

現在空いているメッセージ・アンカー



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
fcm


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



MA_free
ゲージ

関連情報

説明: この要素は、現在空いているメッセージ・アンカーの数を示します。

使用法: 現在空いているメッセージ・アンカーの数を fcm_num_anchors 構成パラメーターとともに使用して、 現在のメッセージ・アンカー使用率を判別します。 この情報を使用して、fcm_num_anchors を調整することができます。

メッセージ・アンカーの最小数



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
fcm


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



MA_free_bottom
ウォーターマーク

関連情報

説明: 処理中に達した、空いているメッセージ・アンカーの最低数。

使用法: この要素は、fcm_num_anchors 構成パラメーターとともに使用して、 最大メッセージ・アンカー使用率を判別します。 MA_free_bottom が低い場合は、fcm_num_anchors を大きくして、 操作がメッセージ・アンカーの外部で実行されないようにしてください。 MA_free_bottom が高い場合は、fcm_num_anchors を小さくして、 システム・リソースを節約して使用するようにしてください。

現在空いている接続エントリー



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
fcm


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



CE_free
ゲージ

関連情報

説明: この要素は、現在空いている接続エントリーの数を示します。

使用法: 現在空いている接続エントリーの数を fcm_num_connect 構成パラメーターとともに使用して、 現在の接続エントリー使用率を判別します。 この情報を使用して、fcm_num_connect を調整することができます。

接続エントリーの最小数



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
fcm


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



CE_free_bottom
ウォーターマーク

関連情報

説明: 処理中に達した、空いている接続エントリーの最低数。

使用法: この要素は、fcm_num_connect 構成パラメーターとともに使用して、 最大接続エントリー使用率を判別します。 CE_free_bottom が低い場合は、fcm_num_connect を大きくして、 操作が接続エントリーの外部で実行されないようにしてください。 CE_free_bottom が高い場合は、fcm_num_connect を小さくして、 システム・リソースを節約して使用するようにしてください。

現在空いている要求ブロック



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
fcm


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



RB_free
ゲージ

関連情報

説明: この要素は、現在空いている要求ブロックの数を示します。

使用法: 現在空いている要求ブロックの数を fcm_num_rqb 構成パラメーターとともに使用して、 現在の要求ブロック使用率を判別します。 この情報を使用して、fcm_num_rqb を調整することができます。

要求ブロックの最小数



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
fcm


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



RB_free_bottom
ウォーターマーク

関連情報

説明: 処理中に達した、空いている要求ブロックの最低数。

使用法: この要素は、fcm_num_rqb 構成パラメーターとともに使用して、 最大要求ブロック使用率を判別します。 RB_free_bottom が低い場合は、fcm_num_rqb を大きくして、 操作が要求ブロックの外部で実行されないようにしてください。 RB_free_bottom が高い場合は、fcm_num_rqb を小さくして、 システム・リソースを節約して使用するようにしてください。

ノード数



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
fcm


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



number_nodes
情報

関連情報
  • なし

説明: 現在の構成中のノードの数。

使用法: この要素は、戻される fcm_node 構造の数を判別するために使用します。

接続状況



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
fcm_node


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



connection_status
情報

関連情報

説明: この要素は、GET SNAPSHOT コマンドを発行しているノードと db2nodes.cfg ファイルにリストされている別のノードとの間の通信接続の状況を示します。

使用法: 接続値は以下のとおりです。

SQLM_FCM_CONNECT_INACTIVE
現行接続はなし
SQLM_FCM_CONNECT_ACTIVE
接続は活動状態
SQLM_FCM_CONNECT_CONGESTED
接続は輻輳 (ふくそう) 状態

2 つのノードを活動状態にすることができますが、 それらの間の通信接続は何らかの通信が行われない限り非活動状態のままです。

送信された FCM バッファーの合計



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
fcm_node


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



total_buffers_sent
カウンター

関連情報

説明: GET SNAPSHOT コマンドを発行したノードから node_number (db2nodes.cfg ファイルを参照) で識別されるノードへ送信された FCM バッファーの合計数。

使用法: この要素は、現在のノードとリモート・ノードの間の通信量のレベルを測るために使用できます。 このノードに送信された FCM バッファーの合計数が高い場合は、 データベースを再配布するか表を移動して、ノード間通信量を減らすことができます。

受信された FCM バッファーの合計



スナップショット・レベル
データベース・マネージャー


論理データ・グループ
fcm_node


モニター・スイッチ
基本


再設定可能


不可





要素名
要素タイプ



total_buffers_rcvd
カウンター

関連情報

説明: GET SNAPSHOT コマンドを発行したノードが node_number (db2nodes.cfg ファイルを参照) で識別されるノードから受信した FCM バッファーの合計数。

使用法: この要素は、現在のノードとリモート・ノードの間の通信量のレベルを測るために使用できます。 このノードから受信した FCM バッファーの合計数が高い場合は、 データベースを再配布するか表を移動して、ノード間通信量を減らすことができます。


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