システム・モニター 手引きおよび解説書

スナップショット出力

スナップショット・モニターは、 データを自己記述型データ・ストリームとして戻します。 図 7 では、データ・ストリームの構造を示し、 表 2 では、 戻される論理データ・グループおよびデータ要素のいくつかの例を示します。
注:これらの例や表では、識別子として記述名を使用しています。 これらの名前は、実際のデータ・ストリームでは SQLM_ELM_ という接頭部が付きます。 たとえば collected は、スナップショット・モニター出力で SQLM_ELM_COLLECTEDと表示されます。 タイプは、実際のデータ・ストリームでは SQLM_TYPE_ という接頭部が付きます。 たとえば、ヘッダーはデータ・ストリームで SQLM_TYPE_HEADER と表示されます。

図 7. スナップショット・モニター・データ・ストリーム


sqlf0600


  1. 各論理データ・グループは、サイズと名前を示すヘッダーで始まります。
  2. collected ヘッダー内のサイズは、 スナップショットの合計サイズを戻します。
  3. ほかのヘッダー内のサイズ要素は、 その論理データ・グループのデータ全体のサイズを示します (従属のグループをすべて含む)。
  4. データ要素情報が、論理データ・グループ・ヘッダーに続きます。 これも自己記述型です。

表 2. スナップショット・データ・ストリームの例
論理データ・グループ データ・ストリーム 説明
collected
1000
header
collected


スナップショット・バッファー全体のサイズ (バイト)。
論理データ・グループが始まることを示す。
論理データ・グループの名前。


4
u32bit
server_db2_type
sqlf_nt_server


このデータ要素に入っているデータのサイズ。
データ要素タイプ - 符号なし 32 ビット数値。
収集されたデータ要素の名前。
この要素に対して収集された値。


2
u16bit
node_number
3


このデータ要素に入っているデータのサイズ。
データ要素タイプ - 符号なし 16 ビット数値。
収集されたデータ要素の名前。
この要素に対して収集された値。

db2
200
header
db2


スナップショットのデータの DB2 レベル部分のサイズ。
論理データ・グループが始まることを示す。
論理データ・グループの名前。


4
u32bit
sort_heap_allocated
16


このデータ要素に入っているデータのサイズ。
データ要素タイプ - 符号なし 32 ビット数値。
収集されたデータ要素の名前。
この要素に対して収集された値。


4
u32bit
local_cons
3


このデータ要素に入っているデータのサイズ。
データ要素タイプ - 符号なし 32 ビット数値。
収集されたデータ要素の名前。
この要素に対して収集された値。

appl
100
header
appl


スナップショットの appl 要素データのサイズ。
論理データ・グループが始まることを示す。
論理データ・グループの名前。


4
u32bit
locks_held
3


このデータ要素に入っているデータのサイズ。
データ要素タイプ - 符号なし 32 ビット数値。
収集されたデータ要素の名前。
この要素に対して収集された値。

agent
50
header
agent


appl 構造のエージェント部分のサイズ。
論理データ・グループが始まることを示す。
論理データ・グループの名前。


4
u32bit
agent_pid
12


このデータ要素に入っているデータのサイズ。
データ要素タイプ - 32 ビット数値。
収集されたデータ要素の名前。
この要素に対して収集された値。


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