レプリケーションの手引きおよび解説書
- A
- 変更後イメージ (after-image)
- 変更データ表に記録されたり、データベース・ログまたはジャーナルに記録されたりするソース表列の変更後の内容。
「変更前イメージ (before-image)」と対比。
- 変更適用プログラム
- ソースからターゲットへの適用可能規則に応じてターゲット表を最新表示したり更新したりするのに使用するプログラム。 「収集プログラム (Capture program)」および「収集トリガー (Capture trigger)」と対比。
- 変更適用修飾子 (Apply qualifier)
- 変更適用プログラムのインスタンスに固有のサブスクリプション・セットを識別する文字ストリング。大文字小文字が区別される。
- アーカイブ・ログ (archive log)
- クローズされており、もう通常の処理には不要になった一連のログ・ファイル。
それらのファイルは、ロールフォワード回復で使うため取っておかれる。
「アクティブ・ログ (active log)」と対比。
- 監査証跡 (audit trail)
- 一連の事象をリンクする論理経路の形式のデータ。レコードの内容に影響を与えたトランザクションをトレースするのに使われる。
- B
- 基礎集約表 (base aggregate table)
- ソース表またはある時間間隔における 1 つの時点の表から集計されたデータの入ったターゲット表のタイプ。
- 変更前イメージ (before-image)
- 最新表示の前のソース表列の内容として、変更データ表の中、またはデータベース・ログまたはジャーナルの中に記録されているもの。
「変更後イメージ (after-image)」と対比。
- 2 進ラージ・オブジェクト (binary large object (BLOB))
- サイズが 0 バイトから 2 GB までの範囲のバイト列。
このストリングに関連したコード・ページや文字セットはない。
イメージ、音声、およびビデオ・オブジェクトは BLOB に保管される。
- BLOB
- 2 進ラージ・オブジェクト (binary large object)。
- ブロック化 (blocking)
- アプリケーションをバインドするときに指定するオプション。
通信サブシステムが複数行の情報をキャッシュに入れることを可能にする。
そのため、各 FETCH ステートメントは、各要求ごとに 1 行ずつネットワーク伝送を行う必要がなくなる。
「データのブロック化 (data blocking)」 と対比。
- C
- 収集プログラム (Capture program)
- DB2 ソース表に対する変更に関するデータを収集するために、データベース・ログまたはジャーナルのレコードを読むプログラム。
「変更適用プログラム」および「収集トリガー (Capture trigger)」と対比。
- 収集トリガー (Capture trigger)
- IBM 以外のソース表に対して実行される削除、更新、および挿入の操作を収集するためのメカニズム。 「収集プログラム (Capture program)」および「変更適用プログラム」と対比。
- カスケード拒否 (cascade rejection)
- 対立が検出され、それ自身が拒否されたトランザクションと関連しているために複製トランザクションを拒否するプロセス。
- CCD 表 (CCD table)
- 整合した変更データ表 (Consistent-Change-Data table)。
- CD 表 (CD table)
- 変更データ表 (Change Data table)。
- 変更集約表 (change aggregate table)
- ソース表用に記録された変更内容に基づいたデータ集約の入ったターゲット表のタイプ。
- 変更データ表 (change data (CD) table)
- 複製ソース表の変更データの入れられるソース・サーバーの複製制御情報。
- 文字ラージ・オブジェクト (character large object (CLOB))
- 長さが 2 GB 以下の文字シーケンス (単一バイト、マルチバイト、あるいはその両方)。 このデータ・タイプは、大きなテキスト・オブジェクトを保管するのに使用できます。
これは、「文字ラージ・オブジェクト・ストリング」とも呼ばれます。
- クライアント (client)
- データベース・サーバーと通信したりそれにアクセスしたりするプログラム (またはそのプログラムが実行されるワークステーション)。
- CLOB
- 文字ラージ・オブジェクト (Character Large OBject)。
- コールド・スタート (cold start)
- 初期プログラム・ロード手順を使用して、収集プログラムを開始するプロセス。 「ウォーム・スタート (warm start)」と対比。
- 完全 CCD 表 (complete CCD table)
- ソース表または視点からのソース視点と述部に適合するすべての行が入っている CCD 表。
「不完全 CCD 表 (noncomplete CCD table)」 と対比。
- 圧縮 (condensed)
- 表の属性の 1 つであり、表がデータの変更の履歴ではなく、
現行のデータを含んでいることを表す。
圧縮表では、1 つの基本キー値に対して複数の行が含まれることはない。
結果として、圧縮表は、最新表示のための現行情報を提供するために使用できる。
- 圧縮 CCD 表 (condensed CCD table)
- 行の最新の値だけが入っている CCD 表。
このタイプの表は、リモート・ロケーションへの変更のステージングや、
ホットスポット更新の要約を行う場合に有用。
「非圧縮 CCD 表 (noncondensed CCD table)」 と対比。
- 対立検出 (conflict detection)
- 随時更新複製構成において、次のことをいう。
- 制約エラーを検出するプロセス。
- ソース表とターゲット表の中の同じ行が同じ複製サイクルの中で更新されたことを検出するためのプロセス。
対立が検出されたなら、その対立の原因となったトランザクションは拒否される。
「拡張対立検出 (enhanced conflict
detection)」、「標準対立検出 (standard conflict
detection)」、
および「行レプリカ対立検出 (row-replica conflict detection)」も参照。
- 整合した変更データ表 (consistent-change-data (CCD) table)
- データの監査またはステージング (あるいはその両方) に使われるターゲット表のタイプ。
「完全 CCD 表 (complete CCD table)」、
「圧縮 CCD 表 (condensed CCD table)」、
「外部 CCD 表 (external CCD table)」、
「内部 CCD 表 (internal CCD table)」、
「不完全 CCD 表 (noncomplete CCD table)」、
および「非圧縮 CCD 表 (noncondensed CCD table)」 も参照。
- コントロール・センター (Control Center)
- データベースや表などのデータベース・オブジェクトとその相互関係を示すグラフィカル・ユーザー・インターフェース。
コントロール・センターから、
DB2 データベース・オブジェクトに対するさまざまな作業を実行できる。
「DJRA ツール (DJRA tool)」 と対比。
- 制御サーバー (control server)
- 適用可能なサブスクリプション定義と変更適用制御表のデータベース・ロケーション。
- 制御表 (control table)
- 複製ソースとサブスクリプション定義、またはその他の複製制御情報が保管される表。
- D
- データベース・ログ (database log)
- データベースに対するすべての変更内容を記録するログ・レコードで構成される一連の 1 次および 2 次ログ・ファイル。
データベース・ログは、コミットされていないトランザクションの変更をロールバックしたり、データベースを整合性のある状態に回復したりするのに使用される。
- データベース管理システム (database management system (DBMS))
- 「データベース・マネージャー (database manager)」の同義語。
- データベース・マネージャー (database manager)
- 効率的なアクセス、保全性、回復、データの現行性制御、プライバシー、および機密保護のために、中央制御、データ独立性、
および複合物理構造のさまざまなサービスを提供することによってデータを管理するコンピューター・プログラム。
- データベース・サーバー (database server)
- データベースにデータベース・サービスを提供する機能単位。
- データのブロック化 (data blocking)
- 1 つのサブスクリプション・サイクルで何分間分の変更データを複製するかを指定するプロセス。
「ブロック化 (blocking)」と対比。
- DataJoiner 複製管理 (DJRA) ツール (DataJoiner Replication Administration (DJRA) tool)
- DJRA ツール (DJRA tool)。
- DBCLOB
- 2 バイト文字ラージ・オブジェクト (Double-Byte Character Large OBject)。
- DBMS
- データベース管理システム (Database management system)。
- 区切り識別子 (delimited identifier)
- 引用符 (") で囲まれた文字列。
このシーケンスは、1 文字と、その後につづく 0 個以上の文字 (そのおのおのが文字、数字、または下線文字) で構成されていなければならない。
- 差分最新表示 (differential refresh)
- 変更されたデータだけをターゲット表にコピーし、既存のデータを置換するプロセス。
「全最新表示 (full refresh)」と対比。
- 特殊タイプ (distinct type)
- 既存のタイプ (ソース・タイプ) として内部的に表現されるユーザー定義のデータ・タイプ。
ただし、意味目的のための別のそして非互換のタイプとみなされる。
「ユーザー定義タイプ (user-defined type (UDT))」も参照。
- DJRA ツール (DJRA tool)
- さまざまな複製管理作業を実行するために使用できるデータベース管理ツール。
コントロール・センターとは異なり、
DJRA ツールは IBM 以外のデータベースの複製を管理するために使用することもできる。
「コントロール・センター (Control Center)」 と対比。
- 2 バイト文字ラージ・オブジェクト (double-byte character large object (DBCLOB))
- サイズが 2 GB 以下の 2 バイト文字の列。
このデータ・タイプは、大きな 2 バイト文字テキスト・オブジェクトを保管するのに使用できます。
「2 バイト文字ラージ・オブジェクト・ストリング (double-byte character large object string)」とも呼ばれます。
このストリングには、コード・ページが常に関連しています。
- E
- 拡張対立検出 (enhanced conflict detection)
- すべてのレプリカとソース表の中でのデータ保全性を確保するための対立検出。
変更適用プログラムは、将来のトランザクションに対して設定されたサブスクリプション内のすべてのレプリカまたはユーザー表をロックし、
ロックが収集される前に加えられたすべての変更の後で検出を開始する。
「対立検出 (conflict detection)」、
「標準対立検出 (standard conflict detection)」、
および「行レプリカ対立検出 (row-replica conflict detection)」も参照。
- イベント・タイミング (event timing)
- サブスクリプション・サイクルを開始する時を制御するためのもっとも精密な方法。
イベントと、イベントを処理する時を指定する必要がある。
「間隔タイミング (interval timing)」および「オンデマンド・タイミング (on-demand timing)」と対比。
- 外部 CCD 表 (external CCD table)
- 直接サブスクリプションを行うことができる CCD 表。
登録表に行を持っており、
そこでは SOURCE_OWNER および SOURCE_TABLE として言及されている。
「内部 CCD 表 (internal CCD table)」 と対比。
- F
- 全最新表示 (full refresh)
- ユーザー表の中で関係のあるデータすべてをターゲット表にコピーし、既存のデータと置き換えるプロセス。 「差分最新表示 (differential refresh)」と対比。
- G
- ギャップ (gap)
- 収集プログラムが一定範囲のログまたはジャーナル・レコードを読むことができず、変更データを失う可能性のある状態。
- グループ (group)
- サテライト版では、
データベース構成やサテライトに対して実行されるアプリケーションなどの特性を共用する一連のサテライトの集まり。
- H
- ホットスポット更新 (hot-spot updates)
- 短期間に同じ行に繰り返し加えられる更新。
- I
- 内部 CCD 表 (internal CCD table)
- 直接サブスクリプションを行うことができない CCD 表。
登録表に行を持たない。関連している複製ソースの行では、
CCD_OWNER および CCD_TABLE として言及されている。
「外部 CCD 表 (external CCD table)」 と対比。
- 間隔タイミング (interval timing)
- サブスクリプション・サイクルを開始する時を制御するための最も単純な方法。
サブスクリプション・サイクルを開始する日時を指定し、
サブスクリプション・サイクルを実行する頻度を表す時間間隔を設定しなければならない。
「イベント・タイミング (event timing)」および「オンデマンド・タイミング (on-demand timing)」と対比。
- J
- 結合 (join)
- 列値を突き合わせて複数の表からデータを取り出すための関係操作。
- K
- キー (key)
- 表、索引、または参照制約の記述の中で識別される 1 つの列、または複数のそのような列を順番に並べた集合。
- L
- ラージ・オブジェクト (large object (LOB))
- サイズが 2 GB 以下のバイト列。
BLOB (2 進数)、CLOB (1 バイト文字または混合文字)、または DBCLOB (2 バイト文字) の 3 種類のいずれか。
- LOB
- ラージ・オブジェクト (Large OBject)。
- ローカル・データベース (local database)
- 使用中のワークステーションに物理的に存在するデータベース。
「リモート・データベース (remote database)」と対比。
- ロック (lock)
- (1) イベントまたはデータへのアクセスを逐次化するための手段。
- (2) あるアプリケーション・プロセスが加えた未コミットの変更が別のアプリケーション・プロセスで認識されないようにしたり、
アプリケーション・プロセスが別のプロセスからアクセスされているデータを変更しないようにしたりするための手段。
- ロッキング (locking)
- データの整合性を確保するためにデータベース・マネージャーで使われるメカニズム。
ロッキングによって、整合性のないデータに複数の並行ユーザーがアクセスしないようになる。
- M
- メンバー (member)
- 「サブスクリプション・セット・メンバー (subscription-set member)」を参照。
- N
- ニックネーム (nickname)
- IBM 以外のデータベースにある物理データベース・オブジェクト (表またはストアード・プロシージャーなど) を表すために、
DB2 DataJoiner データベースで定義されている名前。
- 不完全 CCD 表 (noncomplete CCD table)
- 作成された時点では空で、
ソースに変更が加えられるたびに行が追加される CCD 表。
「完全 CCD 表 (complete CCD table)」 と対比。
- 非圧縮 CCD 表 (noncondensed CCD table)
- 行の値に加えられた変更の履歴が入った CCD 表。
このタイプの表は、監査目的に有効。
「圧縮 CCD 表 (condensed CCD table)」 と対比。
- ヌル可能 (nullable)
- 列、関数パラメーター、または結果に値がない状態。
たとえば、ミドル・ネームのイニシャルを入力するフィールドは値がなくてもよい。
- ヌル値 (null value)
- 値が指定されていないパラメーター。
- O
- オブジェクト (object)
- (1) SQL で作成または操作できるもの。たとえば表、視点、索引、パッケージなど。
- (2) オブジェクト指向の設計またはプログラミングでは、データとそのデータに関連する操作とで構成される抽象概念。
- ODBC
- オープン・データベース・コネクティビティー (Open Database Connectivity)。
- ODBC ドライバー (ODBC driver)
- ODBC 関数呼び出しを実装し、データ・ソースと対話するドライバー。
- オンデマンド・タイミング (on-demand timing)
- 不定期接続されるシステムの複製のタイミングを制御する方式。
ASNSAT プログラムを使用して収集および変更適用プログラムを操作する必要がある。
「イベント・タイミング (event timing)」および「インターバル・タイミング (interval timing)」 と対比。
- オープン・データベース・コネクティビティー (Open Database Connectivity (ODBC))
- SQL プリプロセッサーを使用せずに呼び出し可能な SQL を使ってデータベース管理システムへのアクセスできるようにするための API。
ODBC アーキテクチャーを使用すると、
選択したデータベース管理システムとアプリケーションとを実行時にリンクするモジュール (呼び出されるデータベース・ドライバー) を追加することができるようになる。
サポートされるすべてのデータベース管理システムのモジュールにアプリケーションが直接にリンクされる必要はない。
- 通常識別子 (ordinary identifier)
- SQL において、1 つの文字とその後に続く 0 個以上の文字から成る名前。
後ろの部分では、文字 (a〜z、A〜Z)、記号、数字、または下線文字を使用できる。
- P
- パッケージ (package)
- SQL ステートメントを実行するために使用されるプログラム準備中に作成される制御構造。
- 時刻表 (point-in-time table)
- ターゲット表の種類の 1 つであり、ソース表の全部または一部と内容が一致し、ソース・システムで特定の行が挿入または更新された大体の時刻を識別するシステム列が追加されている。
- 述部 (predicate)
- 検索条件のうち、比較演算を明示または暗黙指定する要素。
- 基本キー (primary key)
- 表の定義の一部である固有キー。
基本キーは、参照制約定義の親キーのデフォルト値。
- R
- RDBMS
- リレーショナル・データベース管理システム
(Relational database management system)
- 参照制約 (referential constraint)
- 非ヌル値の外部キーが有効なのは、親キーとしても現われる場合に限られるという、
参照保全上の規則。
- 参照保全 (referential integrity)
- 外部キーの値がすべて有効であるデータベースの状態。
- 最新表示 (refresh)
- ユーザー表の中で関係のあるデータすべてをターゲット表にコピーし、既存のデータと置き換えるプロセス。
「全最新表示 (full refresh)」および「差分最新表示 (differential refresh)」 も参照。
- 登録 (registration)
- 「複製ソース (replication source)」 も参照。
- 登録プロセス (registration process)
- 複製ソースを定義するプロセス。
「サブスクリプション・プロセス (subscription process)」 と対比。
- 拒否されたトランザクション (rejected transaction)
- レプリカ表の更新データのうちソース表と比較して日付が古いものを 1 つまたは複数含むトランザクション。
- レプリカ・ターゲット表 (replica target table)
- ターゲット・サーバーにある複製表の 1 つで、随時更新ターゲット表の一種。
- 複製 (replication)
- 複数の場所にある定義済みデータ集合を保守するためのプロセス。 これには、特定の変更内容をある場所 (ソース) から別の場所 (ターゲット) にコピーしたり、それら 2 つの場所にあるデータを同期化したりすることが関係する。
- 複製ソース (replication source)
- 複製のソースとして定義されるデータベース表または視点。
このタイプの表は、コピー要求を受け入れ、サブスクリプション・セットのソース表となる。
「サブスクリプション・セット (subscription set)」 も参照。
- リモート・データベース (remote database)
- 現在使用しているデータベース以外に、ワークステーション内に物理的に存在するデータベース。
「ローカル・データベース (local database)」と対比。
- 行レプリカ (row-replica)
- トランザクションのセマンティクスなしで DataPropagator for Microsoft Jet が保守する随時更新レプリカのタイプ。
- 行レプリカ対立検出 (row-replica conflict detection)
- トランザクションごとではなく行ごとになされる対立検出。これは、DB2 レプリカに対してなされるのと同じ。
- S
- サテライト (satellite)
- サテライト制御データベースにおいてグループと同期化する DB2 サーバーを含む不定期接続クライアント・マシン。
- サテライト管理センター (Satellite Administration Center)
- サテライトのための集中管理サポートを提供するユーザー・インターフェース。
- サテライト制御サーバー (satellite control server)
- サテライト制御データベース SATCTLDB を含む DB2 ユニバーサル・データベース・システム。
- 逐次化 (serialization)
- (1) 複数の項目を連続した順序に並べること。
- (2) DB2 ユニバーサル・データベース (AS/400 版)において、リソースの保全性を守るため、リソースへのアクセスを制御するプロセス。
- ソース・サーバー (source server)
- 複製ソースおよび収集プログラムのデータベース・ロケーション。
- ソース表 (source table)
- ターゲット表にコピーされるデータを含む表。 ソース表としては、複製ソース表、変更データ表、整合した変更データ表がある。 「ターゲット表 (target table)」と対比。
- 予備ファイル (spill file)
- 変更適用プログラムが作成する一時ファイル。複数のターゲット表に対してデータを更新するためのソースとして使用される。
- ステージング表 (staging table)
- 複数のターゲット表に対してデータを更新するためのソースとして使用できる整合した CCD 表。
- 標準対立検出 (standard conflict detection)
- 変更適用プログラムが、
レプリカまたはユーザー表の変更データ表にすでに収集されている行内の対立を検索する対立検出。
「対立検出 (conflict detection)」、「拡張対立検出 (enhanced conflict detection)」、
および「行レプリカ対立検出 (row-replica conflict detection)」も参照。
- サブスクリプション (subscription)
- 「サブスクリプション・セット (subscription set)」を参照。
- サブスクリプション・サイクル (subscription cycle)
- 変更適用プログラムが所定のサブスクリプション・セットの変更データを検索し、
その変更をターゲット表に複製し、その進展を反映させるため適切な複製制御表を更新するプロセス。
- サブスクリプション・プロセス (subscription process)
- サブスクリプション・セットとサブスクリプション・セット・メンバーを定義するためのプロセス。
「登録プロセス (registration process)」 と対比。
- サブスクリプション・セット (subscription set)
- ソース表やターゲット表のグループ、および変更データの複製を管理する制御情報の指定。
「サブスクリプション・セット・メンバー (subscription-set member)」も参照。
- サブスクリプション・セット・メンバー (subscription-set member)
- サブスクリプション・セットのメンバー。
ソースとターゲットの組み合わせごとにメンバーが 1 つずつある。 各メンバーは、ターゲット表の構造と、ソース表から複製される行および列を定義する。
- T
- ターゲット・サーバー (target server)
- ターゲット表のデータベース・ロケーション。
通常、変更適用プログラムのロケーションでもある。
- ターゲット表 (target table)
- データのコピー先のターゲット・サーバー上の表。 ターゲット表としては、ユーザー・コピー表、時刻表、基礎集約表、変更集約表、整合した変更データ表、またはレプリカ表がある。
- 一時表 (temporary table)
- SQL ステートメントの処理中に中間結果を入れるために作成される表。
- トランザクション (transaction)
- ワークステーションとプログラム、2 つのワークステーション、または 2 つのプログラムの間の交換で、特定のアクションまたは結果が伴うもの。
たとえば、顧客預金の入力操作や顧客残高更新操作がある。
- トリガー (trigger)
- DB2 において、特定の SQL の実行時にデータベース・マネージャーが間接的に呼び出すデータベース内オブジェクト。
- 2 フェーズ・コミット (two-phase commit)
- 回復可能リソースおよび外部サブシステムのコミットで使用される 2 ステップ・プロセス。
最初のステップでは、データベース・マネージャー・サブシステムがコミット可能な状態であることを確認するため、データベース・マネージャー・サブシステムをポーリングする。
すべてのサブシステムが肯定応答する場合、データベース・マネージャーはコミット命令を出す。
- U
- UDT
- ユーザー定義タイプ (User-Defined Type)。
- 非コミット読み取り (uncommitted read (UR))
- アプリケーションが他のトランザクションの非コミット変更にアクセスするのを可能にする分離レベル。
他のアプリケーションが表を消去または更新しようとするのでない限り、アプリケーションは自分が読んでいる行から他のアプリケーションをロックしない。
- Unicode
- ISO 10646 規格のサブセットである国際文字コード化スキーム。
サポートされている各文字は、固有の 2 バイト・コードを使用して定義されている。
- 作業単位 (UOW) 表 (unit-of-work (UOW) table)
- ソース・サーバーにある複製制御表で、データベース・ログまたはデータベース・ジャーナルから読んだコミット・レコードを含む。
そのレコードには、作業単位表と変更データ表を結合してトランザクション整合変更データを作成するために使用できる回復単位 ID が含まれている。
DB2 では、作業単位表の中にオプションとして、監査に役立つ相関 ID が含まれる。
- UR
- 非コミット読み取り (Uncommitted Read)。
- ユーザー・コピー表 (user copy table)
- ソース表の全部または一部と内容が一致するターゲット表で、ユーザー・データ列のみを含む。
- ユーザー定義タイプ (user-defined type (UDT))
- データベース・マネージャーのネイティブではなく、ユーザーにより作成されたデータ・タイプ。
「特殊タイプ (distinct type)」も参照。
- ユーザー表 (user table)
- 複製ソースとして定義される前にアプリケーション用に作成され、アプリケーションによって使用される表。
読み取り専用ターゲット表、整合した変更データ表、レプリカ、
および行レプリカ表に対する更新のためのソースとして使用される。
- V
- 視点 (view)
- 照会によって生成されるデータで構成される論理表。
- W
- ウォーム・スタート (warm start)
- 以前に初期設定された入出力作業待ち行列の再使用を可能にする始動。 「コールド・スタート (cold start)」と対比。
- 作業ファイル (work file)
- サブスクリプション・セットの処理中に変更適用プログラムが使用する一時ファイル。
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