IBM DB2 クエリー・パトローラー 管理の手引き

Windows での電子メール通知

DB2 クエリー・パトローラーが電子メール通知を Windows から送信する場合は、 Windows Message Application Programming Interface (MAPI) を使用します。 電子メール通知を送信するとき、DB2 クエリー・パトローラーは、 DB2 プロファイル・レジストリーから DQP_MAPI_PROFILE 変数を探します。 DQP_MAPI_PROFILE は、 ユーザーの電子メール・アプリケーションの MAPI プロファイルの名前に設定されていなければなりません。 プロファイル変数の設定については、DB2 プロファイル変数を参照してください。 Microsoft Internet Mail および Microsoft Exchange Server などの電子メール・アプリケーションは、 MAPI 準拠のサービス・プロバイダーです。 メール通知は、DB2 クエリー・パトローラーのサーバー構成要素からのみ送信されます。 DB2 クエリー・パトローラーのエージェント構成要素には、 電子メール通知のための構成は必要ありません。

DB2 クエリー・パトローラーは、Windows のサービスとして稼働します。 Windows Message API および Windows サービスに関連して、特定の制限があります。これは、 メール・サービスの一部が、DB2 クエリー・パトローラーで使用されないようにするものです。 特に、メッセージ保管およびトランスポート・プロバイダーが、 MAPI スプーラーの助けなしで直接メールを経路指定できる場合にのみ、 DB2 クエリー・パトローラーはメール通知を送信できます。 これは、密結合メール・サービスと呼ばれています。 詳細については、Microsoft の MAPI に関する資料と、 メール・サービス・プロバイダーの資料を参照してください。
注:ロータス ノーツは、 MAPI 準拠のメール・サービス・プロバイダーとしてはサポートされていません。

Windows での電子メール通知の構成

Windows でメール通知をセットアップするには、以下のステップを実行してください。

  1. DB2 クエリー・パトローラーが常駐しているサーバーに、 MAPI がインストールされていることを確認します。 このことは、 メール・サービスが Windows メッセージ交換サブシステムを使用して登録されるようにするために、 メール・サービス・クライアントをインストールする前に行わなければなりません。
  2. MAPI メール・プロファイルを作成します。 このプロファイルを作成するには、ユーザー iwm として、 DB2 クエリー・パトローラーのサーバー構成要素が常駐しているサーバーにログオンしなければなりません。 iwm ユーザー・アカウントは、 DB2 クエリー・パトローラー・サービスと関連付けられていなければならず、 Microsoft Exchange などのメール・プログラムを使用する場合は、 iwm ユーザー・アカウントは Microsoft Exchange サーバーが常駐しているドメインにも アクセスできなければなりません。 メール・プロファイルの中で 1 つだけメール・サービス・プロバイダーを指定します。 MAPI プロファイルを定義する方法の詳細については、 メール・サービス・プロバイダーの資料を参照してください。
  3. 電子メール通知を送信するときに、 MAPI メール・プロファイルを使用するように DB2 クエリー・パトローラーを構成します。 これには、次のプロファイル変数を 1 つまたは複数設定することが必要です。 プロファイル変数の設定については、DB2 プロファイル変数を参照してください。
  4. 宛先電子メール・アドレスを DB2 クエリー・パトローラーのユーザー・プロファイルに指定します。 電子メール・アドレスの指定は、 QueryAdministrator ツールのユーザー管理ページで行うことができます。 電子メール・アドレスの形式は、 メール・アプリケーションによって認識可能なものでなければなりません。


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