IBM DB2 クエリー・パトローラー 管理の手引き
このセクションでは、データ・ソースをリストしたり編集したりする手順について説明します。
データ・ソースをリストするには、以下の手順に従います。
- QueryAdministrator のメイン・ウィンドウで、
「データ・ソースの管理 (Data Source Administration)」タブを選択します。
- 「全データ・ソースのリスト (List All Data Sources)」をクリックして、
すべてのデータ・ソースをリストします。
個々のデータ・ソースが表形式で「データ・ソースの管理 (Data Source Administration)」ページにリストされます。
注: | DB2 クエリー・パトローラーは 1 つの DB2 データ・ソースしかサポートしません。
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データ・ソース定義を編集するには、以下の手順に従います。
- 「データ・ソースの管理 (Data Source Administration)」ページで、データ・ソースを選択します。
- 「表示 / 編集 (View/Edit)」をクリックします。
「データ・ソースの詳細情報 (Detailed Information for Data Source)」ウィンドウがオープンします。

- 変更を加えたい個々のフィールドを編集します。
個々のフィールドの説明については、以下のリストを参照してください。
たとえば、データ・ソースを保留状態にしたり非アクティブにしたりしたい場合は、
「状況 (Status)」フィールドを該当する値に変更します。
新しい値をすべて入力し終えたら、「OK」をクリックします。
注: | データ・ソースを作成し終えると、その名前を変更することはできません。
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次のリストでは、個々のデータ・ソース・パラメーターの情報を提供します。
- データ・ソース (Data Source)
- データ・ソースの名前を示します。
DB2 クエリー・パトローラーに認識されるデータ・ソースは 1 つだけで、その名前は IWM です。
このフィールドは編集できません。
- ソース状況 (Source Status)
- データ・ソースの状況を示します。
- 「アクティブ (Active)」は、
データ・ソースが新しいジョブを受け入れてスケジューリングしていることを示します。
アクティブは、このパラメーターのデフォルト値です。
- 「保留 (Held)」は、
データ・ソースが新しいジョブを受け入れて保留状態にしていることを示します。
待ち行列化されていたり、スケジューリングされていたり、
実行されたりしているジョブを終了できます。
- 「非アクティブ (Inactive)」は、
データ・ソースが新しいジョブを受け入れておらず、
今後さらにジョブをスケジューリングすることはないものの、
実行中のジョブを終了できることを示します。
- 最大ジョブ数 (Maximum Jobs)
- このデータ・ソースのジョブを同時に実行できる最大数を示します。
この実行ジョブ数のしきい値に達すると、
このデータ・ソースのジョブをさらにスケジュールすることはできなくなります。
このフィールドの値は 0 以上でなければなりません。
データ・ソースが同時に処理できるジョブの数の見積もりを出し、次にこの値を変更してください。
この値はデータベースのパフォーマンス、照会を実行依頼しているユーザーの数、
指定したときに実行依頼された照会の平均コストによって異なります。
- コストしきい値 (Cost Threshold)
- このデータ・ソースのジョブを同時に実行する場合の合計コストのしきい値を示します。
この実行ジョブ数のコストしきい値に達すると、
このデータ・ソースのジョブをさらにスケジュールすることはできなくなります。
このフィールドの値は 0 より大きくなければなりません。
コストしきい値は、タイマーオン単位で計測されます。
タイマーオンは、同じ照会に対して 2 つの計画を実行するためにデータベース・サーバーが要求する、
資源 (またはコスト) のおおまかな相対見積もりの測定単位です。
見積もりで計算される資源には、重み付けした CPU および入出力のコストが含まれます。
詳細については、DB2 管理の手引き を参照してください。
- ノードごとの最小ディスク容量 (Minimum Disk per Node)
- ノードのディスク使用率をモニターして、
使用可能なバイト数がこの値未満であった場合、
そのノードに対してジョブはスケジューリングされません。
このフィールドの値は 0 以上でなければなりません。
- ノードごとの最大 CPU 率 (Maximum CPU per Node)
- ノードの CPU 使用率をモニターして、CPU 使用率がこの値より大きかった場合、
そのノードに対してジョブはスケジューリングされません。
このフィールドの値は 0 〜 100 の整数でなければなりません。
- ノードごとの最大ジョブ数 (Maximum Jobs per Node)
- 個々のノードに対して同時にスケジューリングできるジョブの最大数を示します。
あるノードに対してすでにスケジューリングされているジョブの合計数がこの最大数以上になっている場合は、
ジョブはそのノードに対してスケジューリングされません。
このフィールドの値は 1 〜 9999 の整数でなければなりません。
- コスト係数 (Cost Factor)
- ジョブのコストの見積もりの会計乗数を示します。
この値は、会計表でジョブのコストを見積もるのに使用されます。
コスト見積もりの単位は走査されるメガバイトの単位なので、
コスト係数の単位はメガバイト当たりのドル額になります。
このフィールドの値は 0 以上でなければなりません。
- コスト時間ゼロ (Cost Time Zero)
- コストがゼロの照会にかかる時間を見積もります (秒単位)。
ゼロを入力すると、コストがゼロの照会の時間は見積もられません。
このフィールドの値は 0 以上でなければなりません。
- コスト時間曲線 (Cost Time Slope)
- この値がゼロより大きい場合、時間の見積もり (秒単位) は、
[定常コスト × コスト時間曲線 + コスト時間間隔] として計算されます。
このフィールドの値がゼロの場合、時間は見積もられません。
このフィールドの値は 0 以上でなければなりません。
- コスト時間間隔 (Cost Time Interval)
- 「コスト時間曲線 (Cost Time Slope)」の説明を参照してください。
- コスト時間最小値 (Cost Time Min.)
- 時間見積もりの最小値を指定します。
このフィールドの値がゼロより大きく、見積もった時間より大きい場合、
見積もった時間の代わりにこの最小値が使用されます。
このフィールドの値がゼロの場合、
時間の見積もりは定常コストがゼロの場合と同様に
「コスト時間ゼロ (Cost Time Zero)」の値に設定されます。
このフィールドの値は 0 以上でなければなりません。
- エージェント名 (Agent Name)
- このフィールドはデフォルトの iwm_sqlexec に設定され、変更することはできません。
このプログラムは、SQL ステートメントを実行するために使用されます。
- 最大ジョブ再試行数 (Maximum Job Retries)
- 照会が取り消しになる前に、
照会の実行を成功させるために再試行される回数の最大数を指定します。
- ジョブ再試行間隔 (Job Retry Interval)
- データ・ソースに対して照会が再試行される時間間隔を秒で指定します。
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