情報カタログ・マネージャー 管理の手引き

オブジェクト間のリンク関係を作成する

1 つのオブジェクトで表されるデータが、ほかのオブジェクトで表されるオブジェクトと関連していることをユーザーに示すために、オブジェクトを関連させることにより、リンクされた関係を作成します。情報カタログ・マネージャー・ウィンドウまたはタグ言語を使用してオブジェクトをリンクできます。

情報カタログ・マネージャー・ウィンドウを使用してオブジェクトをリンクする

リンク関係を作成するには、次のウィンドウのいずれかから開始してください。

探索結果 (Search Results)
集合 (Collection)
被検索値 (Found In)
主題 (Subjects)
ツリー・ビュー (Tree View)
リンク (Linked With)

  1. リンク関係にある、他のオブジェクトと関連付けたいオブジェクトで右マウス・ボタンをクリックする。オブジェクトのポップアップ・メニューがオープンされます。
  2. 「リンクの更新 (Update links)」をクリックする。

    「リンクの更新 (Update links)」ウィンドウがオープンされます。

  3. 他のオブジェクトを選択したオブジェクトにリンクする手順:
    1. 「探索 (Search)」をクリックする。

      「探索の定義 - リンク (Define Search - Links)」がオープンされます。このウィンドウを使用して、選択したオブジェクトとのリンク関係に取り込みたいオブジェクトを検索します。探索基準に合致するオブジェクトが、 「使用可能なオブジェクト (Available objects)」リストの「リンクの更新 (Update Links)」ウィンドウに返されます。

    2. 「使用可能なオブジェクト (Available objects)」リストで 1 つまたは複数のオブジェクトを選択する。
    3. 「>」をクリックして、選択したオブジェクトを 「リンク・オブジェクト (Linked objects)」リストに追加する。
  4. リンク関係からオブジェクトを削除する手順:
    1. 「リンク・オブジェクト (Linked objects)」リストで 1 つまたは複数のオブジェクトを選択する。
    2. 「<」をクリックして、選択したオブジェクトを 「リンク・オブジェクト (Linked objects)」リストから削除する。
  5. オブジェクトの追加および削除が終わったら、 「更新 (Update)」をクリックする。リンク関係がすべて更新されます。

    オブジェクトを変更しないで、ウィンドウをクローズするには、 「キャンセル (Cancel)」をクリックします。

タグ言語を使用したオブジェクトのリンク

タグ言語を使用して関連したオブジェクトをリンクする場合は、 Grouping または Elemental として区分化された 2 つのオブジェクト間にリンク関係を指定します。

  1. 2 つのオブジェクト間にリンクを作成するには、ユーザーのタグ言語ファイルに次の行を入力する。
    :ACTION.RELATION(ADD)
    
  2. 2 つのオブジェクト間のリンクを除去するには、ユーザーのタグ言語ファイルに次の行を入力する。
    :ACTION.RELATION(DELETE)
    
  3. 次の行を入力してリンク関係を指定する。このとき SOURCETYPE と TARGETYPE にリンクしたい 2 つのオブジェクトのタイプを入力します。
    :RELTYPE.TYPE(LINK) SOURCETYPE(short_name_of_object_type)
         TARGETYPE(short_name_of_object_type)
    
  4. このとき、リンクしようとしているオブジェクトの UUI 特性と特性値を入力する。
    :INSTANCE.SOURCEKEY(UUI_short_name(value_for_property)
         UUI_short_name(value_for_property)
         UUI_short_name(value_for_property))
    
  5. このとき、リンクしようとしているオブジェクトの UUI 特性と特性値を入力する。
         TARGETKEY(UUI_short_name(value_for_property)
         UUI_short_name(value_for_property)
         UUI_short_name(value_for_property))
    

各キーワードの後の括弧内に適切な値を入力します。

キーワード

SOURCETYPE
ソース・オブジェクト・タイプの短縮名。

TARGETYPE
ターゲット・オブジェクト・タイプの短縮名。

UUI_short_name
オブジェクト・タイプの UUI 特性の短縮名。

SOURCEKEY と TARGETKEY キーワードの後にあるすべての特性と値は、括弧で全体を囲みます。

図 8 は、タグ言語を使って 2 つの Grouping オブジェクト間のリンク関係を作成する例を示します。この例では、ソースとターゲットのオブジェクトがすでに作成されているものとします。

図 8. タグ言語を使用して 2 つのオブジェクトをリンクする

ACTION.RELATION(ADD)
RELTYPE.TYPE(LINK) SOURCETYPE(TABLES) TARGETYPE(TABLES)
INSTANCE.SOURCEKEY(DBNAME(DGWDATA) OWNER(USERID) 
     TABLE(COMPONENTS))
     TARGETKEY(DBNAME(DGWDATA) OWNER(USERID) TABLE(CUSTSHIP))

この例では、2 つのリレーショナル表がリンクされます。


[ ページのトップ | 前ページ | 次ページ | 目次 | 索引 ]