情報カタログ・マネージャー 管理の手引き
情報カタログは、ローカル (ユーザーのワークステーションに保管する) またはリモートのいずれにも置くことができます。情報カタログがリモートにある場合は、その情報カタログとそれが常駐しているサーバーを登録する必要があります。
リモート情報カタログのあるサーバー上のデータベースに前もって接続されている場合には、このセクションをスキップし、リモートの情報カタログの登録に進むことができます。
DB2 コントロール・センターを使用して、サーバー・ノードを登録することができます。情報カタログ管理者またはリモート・データベース管理者は、
DB2 コントロール・センターを使用して以下の作業を完了することができます。詳細については、DB2 コントロール・センターのオンライン・ヘルプを参照してください。
- システムを追加する
- インスタンスを追加する
- データベースを追加する
上記のタスクが DB2 コントロール・センターで完了された後、「情報カタログ・マネージャー - 新規情報カタログの登録 (Information Catalog Manager Register New Information Catalog)」ウィンドウを使用して、登録プロセスを完了することができます。以下の情報を持っていることを確認してください。
- リモート・サーバーのノード名。
- ユーザーの情報カタログがリモート・サーバーでカタログされているデータベース名。
次のセクションをスキップし、リモートの情報カタログの登録に進むことができます。
リモート情報カタログのあるサーバー上のデータベースに前もって接続されている場合には、このセクションをスキップし、リモートの情報カタログの登録に進むことができます。
表 8 では、サーバー・ノードと情報カタログを登録する前に、管理者またはリモート・データベース管理者が完了している必要のある作業を説明します。
表 8. サーバー・ノードと情報カタログの登録の準備
作業
| 担当者
|
リモート・データベース管理者
| 読者
|
---|
情報カタログ・ユーザー環境に適したプロトコル・コマンド・ファイルを編集する。使用可能なプロトコル・コマンド・ファイルは 4 つあります。
- DGNTBIOS は NetBIOS プロトコルを使用する
- DGTCPIP は TCP/IP プロトコルを使用する
- DGCPIC は CPIC プロトコルを使用する
- DGIPXSPX は IPX/SPX プロトコルを使用する
このリスト内のコマンド・ファイルは例として提供され、これらに限定されているわけではありません。コマンド・ファイルを変更するか、新規に作成する場合、
BAT というファイル拡張子を付け \SQLLIB\PROTOCOL ディレクトリーに常駐させてください。
リモートの情報カタログが存在するノード名を追加する場合は、それぞれのファイルを変更する必要があります。
|
| ○
|
リモート・サーバーのノード名は、データベース管理者に尋ねてください。
| ○
| ○
|
ユーザーの情報カタログがリモート・サーバーでカタログされているデータベース名は、データベース管理者に尋ねてください。
| ○
| ○
|
サーバー・ノードの登録手順:
- 「スタート --> プログラム --> IBM DB2
--> 情報カタログ・マネージャー --> サーバー・ノードと情報カタログの登録
(Register Server Node and Information Catalog)」をクリックする。
「サーバー・ノードと情報カタログの登録 (Register Server Node and Information Catalog)」ウィンドウがオープンします。
- 「新規サーバー・ノードの登録 (Register new server node)」ラジオ・ボタンを選択して、
「OK」をクリックする。
「新規サーバー・ノードの登録 (Register new server node)」ウィンドウがオープンします。
- 環境に適合するコマンド・ファイルを選択する。
「コマンド・ファイルの内容 (Contents of command file)」フィールドでは、情報カタログ・マネージャーとユーザーの情報カタログを保管したリモート・データベース間の接続を確立するプロトコルとデータベース・コマンドを表示します。
- 「登録 (Register)」をクリックする。
- 「サーバー・ノードと情報カタログの登録 (Register Server Node and Information Catalog)」ウィンドウはオープンしたままです。他のサーバー・ノードまたは情報カタログを登録することもでき、ウィンドウをクローズするために「キャンセル (Cancel)」をクリックすることもできます。
リモートの情報カタログを登録する手順:
- 「スタート --> プログラム --> IBM DB2
--> 情報カタログ・マネージャー --> サーバー・ノードと情報カタログの登録
(Register Server Node and Information Catalog)」をクリックする。
「サーバー・ノードと情報カタログの登録 (Register Server Node and Information Catalog)」ウィンドウがオープンします。
- 「新規情報カタログの登録 (Register new Information catalog)」ボタンを選択して、
「OK」をクリックする。
「新規情報カタログの登録 (Register New Information Catalog)」ウィンドウがオープンします。
- 「情報カタログ名 (Information catalog name)」フィールドで、ユーザーのローカル・ワークステーションで使用するリモート・データベース名を入力する。
- 「サーバー情報カタログ名 (Server Information catalog name)」フィールドで、リモート・サーバーで使用する情報カタログ名を入力する。
- 「サーバー・ノード ID (Server node ID)」リストから、サーバー・ノードまたはリモートの情報カタログが置かれている「DB2 接続 (DB2 Connect)」ゲートウェイ・ワークステーションを選択する。
- 「登録 (Register)」をクリックする。
「情報カタログへの接続 (Connect to Information Catalog)」ウィンドウがオープンします。
- 「ユーザー ID (User ID)」フィールドに、ユーザーの情報カタログを保管するデータベースが必要とするユーザー ID を入力する。
- DB2 ユニバーサル・データベース (OS/2 版) (リモート)
- LAN ユーザー ID (リモート・ワークステーションの UPM で指定したもの)
- DB2 ユニバーサル・データベース (OS/390 版)
- RACF ユーザー ID
- DB2 ユニバーサル・データベース (AS/400 版)
- AS/400 ユーザー ID
- DB2 ユニバーサル・データベース (AIX 版)
- AIX ユーザー ID
- DB2 ユニバーサル・データベース エンタープライズ拡張エディション
- AIX、Solaris 実行環境版、または LAN ユーザー ID (オペレーティング・システムによる)
- DB2 ユニバーサル・データベース (Solaris 実行環境版)
- Solaris 実行環境版 ユーザー ID
- DB2 UDB (Windows NT 版) または DB2 UDB (Windows 2000 版) (リモート)
- LAN ユーザー ID (リモート・ワークステーションのユーザー・マネージャーで指定したもの)
- 「パスワード (Password)」フィールドで、
「ユーザー ID (User ID)」フィールドに入力したユーザー ID 用のパスワードを入力する。
以下のオペレーティング・システム上のデータベースにアクセスするためのパスワードは大文字小文字の区別があります。このため、指定されたとおりに入力する必要があります。
- AIX
- Windows NT および Windows 2000
- Solaris 実行環境版
- 「接続 (Connect)」をクリックする。
ユーザーの新規カタログが定義され、2 つの情報カタログ・マネージャー・プログラム・アイコンが
「スタート」メニューの情報カタログ・マネージャー項目に作成されます。
1 つのアイコンは管理者機能を示し、情報カタログ管理者機能をユーザーのワークステーションにインストールした場合にのみ使用できます。他方のアイコンは、ユーザー機能を示します。
- 「サーバー・ノードと情報カタログの登録 (Register Server Node and Information Catalog)」ウィンドウはオープンしたままです。他のサーバー・ノードまたは情報カタログを登録することもでき、ウィンドウをクローズするために「キャンセル (Cancel)」をクリックすることもできます。
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