情報カタログ・マネージャー 管理の手引き

情報カタログ・マネージャー情報区分とオブジェクト・タイプ

情報カタログ内の情報資源を編成するためにオブジェクト・タイプを作成します。

オブジェクト・タイプ は、業務情報の型を反映するために使用される、表、レポート、またはイメージなどの、オブジェクトの種別です。たとえば、イメージ (図 2) というオブジェクト・タイプを作成するとします。これで一組のオブジェクトをディジタル・ビットマップ・イメージとして記述します。それぞれのオブジェクト・タイプについて、一組の特性 を定義して、そのオブジェクト・タイプの特徴を記述します。

イメージというオブジェクト・タイプの場合、解像度、サイズ、およびカラーなどの特性を定義できます。

図 2. 情報資源の特性が情報カタログ・マネージャーのオブジェクト・タイプの特性となる


オブジェクト・タイプごとに定義された特性を持つイメージ・オブジェクトを図示している図

すべてのオブジェクト・タイプは、情報カタログ・マネージャー区分 のいずれかに属さなければなりません。オブジェクト・タイプの区分によって、情報カタログ・マネージャーの処理方法が決まります。 Program と Attachment 区分の他は、次の情報カタログ・マネージャー区分のいずれかにオブジェクト・タイプを作成することができます。

区分
定義

Grouping
他のオブジェクト・タイプを含むことのできるオブジェクト・タイプ。

Elemental
他の情報カタログ・マネージャー・タイプの基本要素である Grouping 以外のオブジェクト・タイプ。

Contact
1 つのオブジェクトについての詳細な情報への参照を識別するオブジェクト・タイプ。詳しい情報の中には、オブジェクトが示す情報を作成した人物や、情報保守の責任を持つ部門が記述されている可能性があります。

Program
情報カタログ・マネージャー・オブジェクト・タイプが表す実際の情報を処理できるアプリケーションについて、識別したり説明したりするプログラム・オブジェクト・タイプ。 Program 区分に属する唯一のオブジェクト・タイプは、情報カタログ作成時に定義されるプログラム・オブジェクト・タイプです。

Dictionary
業務に固有の用語を定義するオブジェクト・タイプ。

Support
ユーザーの情報カタログまたは企業についての追加情報を提供するオブジェクト・タイプ。

Attachment
他の情報カタログ・マネージャー・オブジェクトに接続される追加情報を識別するコメント・オブジェクト・タイプ。 Attachment 区分に属する唯一のオブジェクト・タイプは、情報カタログ作成時に定義されるコメント・オブジェクト・タイプです。

表 9 では、情報カタログ・マネージャーのオブジェクト・タイプの区分間の関係を要約しています。

表 9. 情報カタログ・マネージャー区分の関係
区分 包含関係 連係 関連コンタクト コメントの付加 プログラムの立ち上げ
Grouping ほかの Grouping または Elemental オブジェクトを含む 他の Grouping または Elemental オブジェクト
Elemental 任意の Grouping オブジェクトに含まれる 他の Grouping または Elemental オブジェクト
Contact なし なし 不可
Program なし なし 不可 不可
Dictionary なし なし 不可
Support なし なし 不可
Attachment なし なし 不可 不可

次の 3 つの方法でユーザーの情報カタログのオブジェクト・タイプを確立することができます。


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