情報カタログを移植するために、抽出プログラムを効果的に使用するには、以下の準備ステップを完了してください。
リレーショナル・データベース用の情報カタログ・マネージャー抽出プログラムは、オブジェクトの表と列タイプ用の記述データを抽出します。
これらのオブジェクト・タイプの記述に関しては、付録 B, 事前定義された情報カタログ・マネージャー・オブジェクト・タイプを参照してください。データベースの関係カタログは、これらのオブジェクトに必要なすべてのプロパティーを持っていないので、抽出プログラムはカタログにあるプロパティーの記述データだけを作ります。タグ言語ファイルを編集して欠落している情報を埋めることができます。タグ言語ファイルを書くための完全な情報については、付録 D, タグ言語を参照してください。
デスクトップ・アプリケーション用の抽出プログラムは、このアプリケーション特有の独自のオブジェクト・タイプを作成します。
重要
データを抽出して、DB2 UDB (AS/400 版) 情報カタログに保管しようとする場合、このステップは特に重要です。 DB2 UDB (AS/400 版) 情報カタログにオブジェクト・タイプを作成した後、これらを更新してプロパティーを追加することはできません。ですから、抽出しようとするデータに適合させたいオブジェクト・タイプを正確に作成してください。抽出されたデータに特別に合わせた別のオブジェクト・タイプを作成したいことがあるかもしれません。たとえば、「列」というオブジェクト・タイプをすでに持っていたとしたら、抽出データに「列 2」というオブジェクト・タイプを作成することができます。
抽出したい記述データが分ったら、適切な抽出プログラムを選択し、それを修正する必要があるかどうかを判断します。
IBM のリレーショナル・データベースである DB2 ファミリー用の DGWEXT プログラムに修正の必要はありません。 IBM は DGWEXT プログラムをサポートし、その保守を行います。情報カタログ・マネージャーと共に提供されるその他の抽出プログラムは、単にサンプル目的のプログラムです。独自の環境とデータベースに合わせて使用するため、これらの抽出プログラムを修正する必要がある場合があります。
各抽出プログラムは、 DB2 ユニバーサル・データベースがインストールされているドライブ上の \SQLLIB\SAMPLES パスにある固有のサブディレクトリーに存在します。各抽出プログラムの使用に関する情報およびその手順は、その抽出プログラムのサブディレクトリーの README ファイルにあります。