管理の手引き


SQL コンパイラーの概説

SQL コンパイラーは、実行可能なアクセス・プランを作成する前に、 いくつかのステップを実行します。 それらのステップは、図 78 に示されています。

図 78. SQL コンパイラーによって実行されるステップ


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この図は、照会グラフ・モデルが SQL コンパイラーの主要構成要素であることを示しています。 照会グラフ・モデル とは、以下に説明するように、 コンパイル処理全体を通じて照会を表示するのに使用される、 メモリー内の内部的データベースです。

良いパフォーマンスを得たい照会において使用される表に対しては、 RUNSTATS を定期的に実行することをお勧めします。 定期的に実行すると、最適化プログラムには、 データの性質に関する適切な統計情報が提供されることになります。 RUNSTATS を実行しなかった (または最適化プログラムが、 RUNSTATS が空かほぼ空の表に対して実行されたと想定している) 場合には、 最適化プログラムは、省略時値を使用するか、 あるいはディスク上に表を保管するのに使用されたファイル・ページ数 (FPAGES) に基づいて統計結果を引き出すように試みます。


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