新しいデータベースを作成すると、 システム・データベース・ディレクトリーのファイルに自動的にカタログ化されます。 また、CATALOG DATABASE コマンドを使って、 システム・データベース・ディレクトリーのファイルにデータベースを明示的にカタログ化することもできます。 CATALOG DATABASE コマンドを使えば、違う別名でデータベースをカタログ化したり、 UNCATALOG DATABASE コマンドによって以前に削除したデータベース項目をカタログ化したりすることが可能になります。
次のコマンド行プロセッサー・コマンドを使うと、 personl データベースが humanres としてカタログ化されます。
catalog database personl as humanres with "Human Resources Database"
この場合、システム・データベース・ディレクトリー項目のデータベース別名は humanres になります。 これは、データベース名 (personl) とは違うものです。
省略時以外のインスタンスにデータベースをカタログ化することもできます。 次の例では、データベース B への接続は、 INSTANCE_C に対して行われます。
catalog database b as b at node instance_c
注: | クライアント・ノードで CATALOG DATABASE コマンドを使うと、 データベース・サーバー・マシンにあるデータベースをカタログ化することもできます。 詳しくは、使用しているプラットフォーム用の概説およびインストール を参照してください。 |
分散コンピューティング環境 (DCE) のセル・ディレクトリーについては、 DCE ディレクトリー・サービスと 付録 E, 分散コンピューティング環境 (DCE) ディレクトリー・サービスの使用を参照してください。
注: | パフォーマンスを向上させるために、 ディレクトリー・ファイル (データベース・ディレクトリーを含む) をメモリーにキャッシュすることがあります。 (ディレクトリー・キャッシュを使用可能にする方法については、 ディレクトリー・キャッシュ・サポート (dir_cache)を参照してください。) ディレクトリー・キャッシュが使用可能な場合は、 別のアプリケーションがディレクトリーを変更しても (たとえば、 CATALOG DATABASE または UNCATALOG DATABASE コマンドを使用して)、 ユーザーのアプリケーションが再始動されるまで、その変更は効力を持ちません。 コマンド行プロセッサー・セッションが使用するディレクトリー・キャッシュを最新表示するには、 db2 terminate コマンドを出してください。 |
アプリケーション・レベルのキャッシュに加えて、 データベース・マネージャー・レベルのキャッシュも、内部的なデータベース・マネージャーの索引に使用されます。 この"共用"キャッシュを最新表示するには、 db2stop および db2start コマンドを出してください。
ディレクトリー・キャッシュについての詳細は、ディレクトリー・キャッシュ・サポート (dir_cache)を参照してください。