区分データベース・システムでは、インスタンスにあるマシンで、 あるいはデータベース区画サーバー (ノード) で実行するコマンドを発行したい場合があります。 このような場合には、rah コマンド または db2_all コマンドを使用することができます。 rah コマンドは、ユーザーが、 インスタンスにあるすべてのマシンで実行したいコマンドを発行できるようにするものです。 インスタンスにあるデータベース区画サーバーでコマンドを実行したい場合は、 db2_all コマンドを実行します。 この節では、これらのコマンドについての概要を説明します。 以下の情報は、区分データベース・システムだけに適用されます。
注:
コマンドの有効範囲を調べるには、コマンド解説書 を参照してください。 本書では、コマンドが 1 つのデータベース区画サーバーで実行しているのか、 それともすべてのサーバーで実行しているのかを示しています。 コマンドが 1 つのデータベース区画サーバーで実行している場合に、 すべてのサーバーで実行させたければ、 db2_all を使用してください。 db2trc コマンドは例外で、 1 つのマシン上のすべての論理ノード (データベース区画サーバー) で実行します。 すべてのマシン上のすべての論理ノードで db2trc を実行したい場合は、 rah を使用してください。