管理の手引き


ラッパーの作成

統合データベースでは、CREATE WRAPPER ステートメントはラッパーを登録します。 このステートメントは、 統合サーバーが特定のデータ・ソース区分との相互作用に使用するメカニズムを定義します。

特定のデータ・ソース・タイプ、バージョン、通信プロトコル、 およびオペレーティング・システムには、特定のライブラリーを使用しなければなりません。 たとえば、AS/400 および DB2 (OS/390 版) データ・ソースには、 APPC 通信を使用する Windows NT オペレーティング・システム上で運用する統合データベース用の libdrda.dll ライブラリーを使ってアクセスします。

CREATE WRAPPER ステートメントを使用するには、 統合データベースで SYSADM または DBADM 権限を持っている必要があります。

コントロール・センターかコマンド行プロセッサーから作成されたラッパーは、 連合データベースに登録されます。

コントロール・センターを使用してラッパーを作成するには、以下のようにします。
  1. オブジェクト・ツリーを順に展開し、 「連合データベース・オブジェクト (Federated Database Objects)」フォルダーを表示します。
  2. 「連合データベース・オブジェクト (Federated Database Objects)」フォルダーを右クリックして、 ポップアップ・メニューから「ラッパーの作成 (Create wrapper)」を選択します。
  3. 情報をすべて入力し、 「Ok」をクリックします。

コマンド行を使用してラッパーを作成するには、以下のように入力します。

   CREATE WRAPPER <wrapper_name> LIBRARY '<library_name>'

以下の SQL ステートメントは、 Windows NT オペレーティング・システム上でラッパー ORACLE8 を登録します。

   CREATE WRAPPER ORACLE8 LIBRARY 'libnet8.dll'

CREATE WRAPPER ステートメントの使用についての詳細は、 SQL 解説書 を参照してください。


[ ページのトップ | 前ページ | 次ページ | 目次 | 索引 ]