データベース・マネージャーのパラメーターは、db2systm というファイルに保管されます。 このファイルは、データベース・マネージャーのインスタンス作成時に作成されます。 UNIX ベースの環境では、 このファイルはデータベース・マネージャーのインスタンス用サブディレクトリー sqllib にあります。 その他のすべての環境では、このファイルは、省略時解釈として、 sqllib ディレクトリーのインスタンス用サブディレクトリーに入っています。 DB2INSTPROF 変数が設定されている場合は、このファイルは、 DB2INSTPROF 変数が指定するディレクトリーの instance サブディレクトリーに入っています。
区分データベース環境では、このファイルは、 どのデータベース区画サーバーも同じファイルにアクセスすることができるように、 ファイル共用システムに常駐します。 データベース・マネージャーの構成は、すべてのデータベース区画サーバーで同じです。
パラメーターの多くは、 データベース・マネージャーの単一のインスタンスに割り振られるシステム・リソースの量を制御したり、 あるいは、環境上の考慮事項に基づいて、 データベース・マネージャーのセットアップや異なる通信サブシステムを構成します。 その他に、情報提供だけを目的とした、変更不能のパラメーターがあります。 これらのすべてのパラメーターには、 データベース・マネージャーのインスタンスに保管されているシングル・データベースとは関係なく大域適用度があります。
db2systm ファイルは直接編集できません。 したがって、提供されている API か、または API を呼び出すツールを使って、 変更や表示を行ってください。
警告: この製品が提供している以外の方法を使用してこのファイルを編集すると、 システムが使用不能になることがあります。 DB2 で言及またはサポートされていない方法では、このファイルを変更しないよう強くお勧めします。
次の方法のいずれかを用いて、 データベース・マネージャー構成パラメーターのリセット、更新、または表示を行うことができます。
パラメーターを変更した後で、新しいパラメーター値を反映させるために、 データベース・マネージャーを一度停止 (db2stop) してから再始動 (db2start) する必要があります。 クライアントの場合、データベース・マネージャー構成パラメーターの変更は、 クライアントがサーバーに次回接続したときに反映されます。 新しいパラメーター値は実際にはすぐに反映されませんが、 パラメーターの設定値を表示すると、必ず最新の更新内容が表示されます。
注: | dft_monswitches パラメーターの値を更新する場合、 データベース・マネージャー再始動する必要はありません。 このパラメーターは、値の変更時に自動的に更新されます。 |