区分データベース環境で作業を行っている場合のみ、 データの再配分を考慮する必要があります。 単一区分データベース環境で作業を行っている場合には、 ここで説明する情報を使用する必要はありません。
データ再配分ユーティリティーを使用すると、 既存のノード・グループ内のデータベース区画間でデータを移動することができます。 このユーティリティーを使用して行えることを、以下に示します。
これは、通常処理において、 すべてのデータにアクセスするようなデータベース表を持っている場合に便利です。
これは、通常処理において、 一部のデータのみにアクセスするようなデータベース表を持っている場合に便利です。 この場合には、アクセスの頻度が少ないデータはノード・グループ内の少数のデータベース区画に配分し、 アクセスの頻度が多いデータは多数の区画に配分するといったように、 表を再配分することができます。 こうすることによって、 実行頻度が最も多いアプリケーションにおけるアクセス・パフォーマンスとスループットが向上します。
データ再分配ユーティリティーは、REDISTRIBUTE NODEGROUP コマンドで呼び出します。 このコマンドの構文について詳しくは、 コマンド解説書 を参照してください。
表の併置を保存するために、この操作はノード・グループ内の表すべてに適用され、 再配分は表レベルではなくノード・グループ・レベルで行われます。
必要なデータ配分を行うために、ユーティリティーは区分化マップを使用して、 ノード・グループのデータベース区画間で表の行を移動します。 指定したオプションによって、ユーティリティーはターゲット区分化マップを生成することもできるし、 既存の区分化マップを入力として使用することもできます。
注: