管理の手引き


付録 I. db2exfmt - Explain 表フォーマット・ツール

db2exfmt ツールを使用して、Explain 表の内容を形式設定できます。 このツールは、 インスタンス sqllib ディレクトリーの misc サブディレクトリーにあります。

このツールを使用するには、 形式設定する Explain 表に対する読み取りアクセスが必要です。



>>-db2exfmt----+-------------+---+-------------+---+--------+--->
               '--d--dbname--'   '--e--schema--'   '--f--O--'
 
>-----+------------------+---+-----+---+-----------+------------>
      |     .---------.  |   '--l--'   '--n--name--'
      |     V         |  |
      '--g-----+---+--+--'
               +-O-+
               +-T-+
               +-I-+
               '-C-'
 
>-----+-------------+---+--------------+------------------------>
      '--s--schema--'   +--o--outfile--+
                        | .--t-.       |
                        '-+----+-------'
 
>-----+-----------------------+---+----------------+------------>
      '--u--userID--password--'   '--w--timestamp--'
 
>-----+--------------+---+-----+-------------------------------><
      '--#--sectnbr--'   '--h--'
 

-d dbname
パッケージを含むデータベースの名前。
-e schema
Explain 表のスキーマ。
-f
形式設定フラグ。 このリリースでは、O (操作員の要約) だけがサポートされています。
-g
グラフのプラン。 -g だけを指定すると、グラフの後に、 すべての表に関する形式化された情報が生成されます。 他にも指定する場合は、以下の有効値の組み合わせを指定できます。

O
グラフだけを生成します。 表の内容は形式設定されません。
T
グラフ中で、各操作員の下に合計コストが示されます。
I
グラフ中で、各操作員の下に入出力コストが示されます。
C
グラフ中で、各操作員の予期出力のカーディナリティー (タプルの数) が示されます。
-l
パッケージ名の処理時に大文字小文字を考慮します。
-n name
Explain 要求のソースの名前 (SOURCE_NAME)。
-s schema
Explain 要求のソースのスキーマつまり修飾子 (SOURCE_SCHEMA)。
-o outfile
出力ファイル名。
-t
出力の宛先を端末にします。
-u user ID password
データベースに接続するときは、 与えられたユーザー ID とパスワードを使用してください。

ユーザー ID とパスワードはどちらも、命名規則に従った有効なもので、 さらにデータベースが認識できるものでなければなりません。

-w timestamp
タイム・スタンプを Explain します。 最新の Explain 要求を取得するには、-1 を指定します。
-# sectnbr
ソース中のセクション番号。 すべてのセクションを要求するには、ゼロを指定します。
-h
ヘルプ情報を表示します。 このオプションを指定すると、他のオプションはすべて無視され、 ヘルプ情報が表示されます。

-h オプションと -l オプションの場合を除いて、 パラメーター値を指定していなかったり指定が誤っていたりするとそのことを指摘されます。

Explain 表のスキーマを指定しないと、 環境変数 USER の値が省略時値として使用されます。 この変数がない場合は、 Explain 表スキーマを指定するよう指示されます。

ソース名、ソースのスキーマ、および Explain タイム・スタンプは LIKE 述部の形式で指定できます。 その際、パターン照合文字としてパーセント記号 (%) と下線 (_) を使用して、 1 回の呼び出しで複数のソースを選択できます。 最新の Explain ステートメントの場合、 Explain 時を -1 と指定できます。

ファイル名を指定せずに -o を指定し、 しかも -t を指定しないと、 ファイル名 (省略時の名前は db2exfmt.out) を指定するよう指示されます。 -o-t を両方とも指定しないと、 ファイル名 (省略時オプションは端末出力) を指定するよう指示されます。 -o-t を両方とも指定すると、 出力は端末に送信されます。


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