管理の手引き
本書には、
2000 年問題に対応した DB2 リレーショナル・データベース管理システム (RDBMS) 製品を使用し管理するために必要な、
以下の情報が収められています。
- データベースの設計、使用、および管理についての情報
- パフォーマンスを向上させるための、
データベース環境の構成およびチューニングについての情報
本書に記載されているタスクの多くは、
以下に示すさまざまなインターフェースを使用して実行することができます。
- コマンド・プロセッサー。
グラフィカル・インターフェースから、データベースをアクセスし操作することができます。
このインターフェースから、SQL ステートメントおよび DB2 ユーティリティー関数も実行することができます。
本書にある例のほとんどが、このインターフェースを使った場合を例として取り上げています。
コマンド・プロセッサーの使用に関する詳細は、コマンド解説書 を参照してください。
- アプリケーション・プログラミング・インターフェース。
アプリケーション・プログラム内で DB2 ユーティリティー関数を実行することができます。
アプリケーション・プログラミング・インターフェースの使用についての詳細は、
管理 API 解説書 を参照してください。
- コントロール・センター。
システムの構成、ディレクトリーの管理、システムのバックアップと回復、
ジョブのスケジューリング、および媒体の管理などの管理タスクをグラフィックを使用して実行することができます。
またコントロール・センターには、
システム間のデータの複製をグラフィックを使用してセットアップするための複製管理が含まれています。
さらに、コントロール・センターでは、
グラフィカル・ユーザー・インターフェースを介して DB2 ユーティリティー機能を実行できます。
コントロール・センターを呼び出す方法は、
プラットフォームによって異なります。
たとえば、
OS/2 ではコマンド行で db2cc コマンドを使用し、
Windows プラットフォームでは DB2 フォルダーから コントロール・センター アイコンを選択するか、
開始パネルを使用します。
紹介のヘルプを表示するには、
「コントロール・センター (Control Center)」ウィンドウの「ヘルプ (Help)」プルダウンから「入門 (Getting started)」を選択してください。
Visual Explain およびパフォーマンス測定プログラムのツールは、
コントロール・センターから呼び出されます。
他にも、管理タスクを行うために使用できるツールがあります。
それらのツールには、以下のものがあります。
- スクリプト・センターは、
スクリプトと呼ばれる小さなアプリケーションを保管します。
これらのスクリプトには、オペレーティング・システムのコマンドだけでなく、
SQL ステートメントや DB2 コマンドを含めることができます。
- アラート・センターは、他の DB2 操作から出されるメッセージをモニターします。
- ツール設定は、コントロール・センター、アラート・センター、
および複製についての設定値を変更します。
- ジャーナルは、自動で実行するジョブをスケジュールします。
- データウェアハウスセンターは、ウェアハウス・オブジェクトを管理します。
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