管理の手引き


データの移動

DB2 は、データを表から既存のソースに移動するのに役立つ、 インポートおよびロード・ユーティリティーを備えています。 この節で説明される情報は、データ移動の簡単な概説です。 データの移動の詳細については、 データ移動ユーティリティー 手引きおよび解説書 を参照してください。

インポート・ユーティリティーは、入力ファイルからデータを取り、 表または視点に挿入するためのものです。 この場合、入力ファイルには、 ロータス 1-2-3 ファイルまたは ASCII ファイルなどの既存のデータのソースから抽出されたデータが含まれます。 また、インポート・ユーティリティーを使用して、 エクスポート・ユーティリティーで保管された表または視点を再作成することもできます。 以下の情報は、データのインポート方法を説明しています。

サポートされる形式で入力ファイルを使用可能にしてから、 インポート・ノートブックを使用して、ファイルから既存の表にデータを挿入します。 表にすでにデータが入っている場合は、既存データを置き換えるか、 ファイル内のデータに追加するかのどちらかを行うことができます。

また、インポート・ノートブックは、 新しい表を作成して、入力ファイルからデータを読み込んだり、 選択された表の既存の行を削除し、 入力ファイルからのデータを再度読み込んだりするために使用することもできます。

ファイルを既存の表にインポートする方法は次のとおりです。

  1. インポート・ノートブックの「ファイル (File)」ページをオープンします。
  2. 任意選択。 インポート・ノートブックを指定します。
  3. 任意選択。 ラージ・オブジェクトを検索します。
  4. 任意選択。 列インポート・オプションを指定します。
  5. 「OK」をクリックします。

インポート・ノートブックの「ファイル (File)」ページをオープンする方法は次のとおりです。

  1. コントロール・センターからオブジェクト・ツリーを展開してゆき、 「表 (Table)」フォルダーを見つけます。
  2. 「表 (Tables)」フォルダーをクリックします。 既存の表がコンテンツ・ペインに表示されます。
  3. コンテンツ・ペインの表で右マウス・ボタンをクリックし、 ポップアップ・メニューから「インポート (Import)」を選択します。 インポート・ノートブックが表示され、「ファイル (File)」ページが表示されます。

ファイル・オプションを指定する方法は次のとおりです。

  1. 「ファイル (File)」ページの「ファイルのインポート (Import file)」で、 インポートしたいデータが入っているファイル名を入力します。
  2. 次のうちどれかを選択して、インポートするファイルのタイプを指定します。

    サポートされる特定の製品およびリリースについては、 オンライン・ヘルプを参照してください。

  3. 任意選択: 対応する「オプション (Options)」押しボタンをクリックして、 ファイル・タイプ修飾子を指定します。 その形式の「オプション (Options)」ウィンドウがオープンします。
  4. 「インポート・モード (Import mode)」を選択します。 使用可能なインポート・モードは、選択したファイル・タイプによって異なります。
  5. 任意選択: 「レコードのコミット (Commit records)」フィールドで、 変更がコミットされる前にインポートするレコード数を入力します。
  6. 任意選択: 「再始動 (Restart)」フィールドで、 インポート・アクションが開始する前にスキップするファイルのレコード数を入力します。
  7. 任意選択: 「複合 (Compound)」フィールドで、 (実行可能ブロックで) 実行される SQL ステートメント数を指定する数を入力します。
  8. 任意選択: 「10 進数データで暗黙の 10 進小数点を挿入する (Insert an implied decimal point on decimal data) (IMPLIEDDECIMALPOINT)」チェック・ボックスを選択します。
  9. 「メッセージ・ファイル (Message file)」フィールドで、 インポート中に発生する警告およびエラー・メッセージを入れるファイル名を入力します。

別のファイルからラージ・オブジェクトを検索するには、 インポート・ノートブックの「ラージ・オブジェクト (Large Objects)」ページを使用して、 LOB ファイルを保管するパス (複数の場合もある) からラージ・オブジェクト (LOB) を検索します。

  1. 「LOBs (Retrieve large objects) in separate files (大規模オブジェクト (LOB) を分離ファイルで検索する) (LOBSINFILE)」チェック・ボックスをクリックして、 「ラージ・オブジェクト (Large Objects)」ページを使用可能にします。
  2. 「追加 (Add)」押しボタンをクリックして、 LOB パス・リスト・ボックス内の別の LOB ファイルの位置を指定します。 これらのパスで、 (「LOB パス (LOB paths)」 リスト・ボックスで表示される順序で) 入力ファイルの LOB 列で指定された LOB ファイルが検索されます。
  3. 「OK」をクリックして他のノートブックのデフォルトを受け入れ、 インポート・プロセスを開始します。

列インポート・オプションを指定します。 インポート・ノートブックの「列 (Columns)」ページを使って、 列インポート・オプションを指定します。

  1. 「列の組み込み元 (Include columns by)」ボックスのラジオ・ボタンから 1 つをクリックし、 表にデータ・ファイル列をインポートするのに使用される列方式を指定します。 使用可能な方式は、 「ファイル (File)」ページで選択したファイル・タイプとモードによって異なります。
  2. 任意選択: 「変更 (Change)」押しボタンをクリックして、 インポート・ファイルの列属性を指定または変更します。

    このオプションは、 「デフォルト (D 方式) (Default (method D))」ラジオ・ボタンを選択した場合は使用できません。


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