2 つのタイプの構成が使用可能です。
現在、MSCS は 2 つのマシンのクラスターをサポートしています。
区分データベース環境では、必ずしもすべてのクラスターが同タイプの構成を持つ必要はありません。 ホット・スタンドバイを使用するためにセットアップされるクラスターをいくつか、 相互引き受けのためにセットアップされる他のクラスターをいくつか持つことができます。 たとえば、DB2 インスタンスが 5 つのワークステーションで構成される場合、 そのうち 2 つを相互引き受けの構成を使用するため、 2 つをホット・スタンドバイを使用するため、 1 つのマシンをフェールオーバー・サポート用に構成しないでおくことができます。
ホット・スタンドバイ構成では、 MSCS クラスターの 1 つのマシンが専用のフェールオーバー・サポートを提供し、 他のマシンがデータベース・システムに参加します。 データベース・システムに参加しているマシンに障害が起こると、 そのマシン上のデータベース・サーバーはフェールオーバー・マシンで開始します。 区分データベース・システムで、あるマシン上で複数の論理ノードを実行していて、 そのマシンに障害が起こる場合、論理ノードはフェールオーバー・マシンで開始します。 図 115 にホット・スタンドバイ構成の例を示します。
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相互引き受け構成では、 両方のワークステーションがデータベース・システムに参加します (つまり、 各マシンに実行しているデータベース・サーバーが最低 1 つある)。 MSCS クラスターのワークステーションのいずれかに障害が起こると、 障害が起きたマシン上のデータベース・サーバーは他のマシンで実行を開始します。 相互引き受け構成では、あるマシン上のデータベース・サーバーは、 別のマシン上のデータベース・サーバーとは別個に障害を起こす場合があります。 指定されたどの時点であっても、 すべてのデータベース・サーバーはどのマシン上でも活動状態であることができます。 図 116 に相互引き受け構成の例を示します。
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