管理の手引き


リモート・サーバーへ接続する

LDAP 環境では、ATTACH コマンドで LDAP ノード名を使用することにより、 リモート・データベース・サーバーへ接続することができます。

   db2 attach to <ldap_node_name>

クライアント・アプリケーションが特定のノードまたはデータベースに初めて接続する場合、 そのノードはローカル・ノード・ディレクトリーに含まれていないので、 DB2 は LDAP ディレクトリーの中でその宛先ノード項目を探します。 LDAP ディレクトリーでその項目が見つかったら、 リモート・サーバーのプロトコル情報が取り出されます。 データベースに接続し、LDAP ディレクトリーでその項目が見つかったら、 データベース情報が取り出されます。 この情報を使用して、 DB2 はローカル・マシンのデータベース項目およびノード項目を自動的にカタログします。 次回にクライアント・アプリケーションが同じノードまたはデータベースに接続するときには、 ローカル・データベース・ディレクトリーの情報が使われるので、 LDAP ディレクトリーを検索する必要はありません。

詳細情報: キャッシュ・メカニズムが備えられているので、 クライアントはローカルのディレクトリー・カタログの中で LDAP ディレクトリーを一度探すだけで済みます。 情報を検索したら、その情報はローカル・マシンで格納されるか、キャッシュに入れられます。 同じ情報へのその後のアクセスは、 dir_cache データベース管理プログラム構成パラメーターと、 DB2LDAPCACHE レジストリー変数に基づいて行われます。

注:LDAP 情報をキャッシュに入れることは、 ユーザー・レベルの CLI や DB2 プロファイル・レジストリー変数にはあてはまりません。 また、データベース、ノード、 および DCS ディレクトリー用の"メモリー内"キャッシュも存在しますが、 ノード・ディレクトリーだけのためのキャッシュは存在しません。


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