管理の手引き
すべての DB2 構成要素で、オンライン・ヘルプを利用できます。
以下の表に、さまざまな種類のヘルプを示します。
ヘルプの種類
| 内容
| 利用方法
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コマンド・ヘルプ
| コマンド行プロセッサーのコマンド構文について説明します。
| コマンド行プロセッサーの対話モードから、次のように入力します。
? command
ここで command はキーワードまたはコマンド全体を表します。
たとえば、? catalog と入力すると、
すべての CATALOG コマンドに関するヘルプが表示され、
? catalog database と入力すると、
CATALOG DATABASE コマンドのヘルプが表示されます。
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クライアント構成アシスタントのヘルプ
コマンド・センターのヘルプ
コントロール・センターのヘルプ
データウェアハウスセンターのヘルプ
イベント・アナライザーのヘルプ
情報カタログ・マネージャーのヘルプ
サテライト管理センターのヘルプ
スクリプト・センターのヘルプ
| そのウィンドウまたはノートブックで実行できるタスクについて説明します。
このヘルプは、知っておく必要のある概説および前提条件に関する情報を含みます。
また、ウィンドウやノートブックの制御の使用方法を示します。
| ウィンドウまたはノートブックから、
「ヘルプ (Help)」押しボタンをクリックするか、
または F1 キーを押します。
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メッセージ・ヘルプ
| メッセージの原因、および取るべき処置を説明します。
| コマンド行プロセッサーの対話モードから、次のように入力します。
? XXXnnnnn
ここで、XXXnnnnn は有効なメッセージ識別子を表します。
たとえば、? SQL30081 と入力すると、
メッセージ SQL30081 に関するヘルプを表示します。
一度に 1 画面分のメッセージ・ヘルプを表示させるには、次のように入力します。
? XXXnnnnn | more
メッセージ・ヘルプをファイルに保管するには、次のように入力します。
? XXXnnnnn > filename.ext
ここで、filename.ext はメッセージ・ヘルプを保管するファイルを表します。
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SQL ヘルプ
| SQL ステートメントの構文について説明します。
| コマンド行プロセッサーの対話モードから、次のように入力します。
help statement
ここで、statement は SQL ステートメントを表します。
たとえば、help SELECT と入力すると、
SELECT ステートメントのヘルプが表示されます。
注: | UNIX ベースのプラットフォームでは、SQL ヘルプを利用できません。
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SQLSTATE ヘルプ
| SQL 状態およびクラス・コードについて説明します。
| コマンド行プロセッサーの対話モードから、次のように入力します。
? sqlstate or ? class code
ここで、sqlstate は有効な 5 桁の SQL 状態を、class code は SQL 状態の最初の 2 桁を表します。
たとえば、? 08003 によって SQL 状態 08003 のヘルプが表示され、
? 08 によってクラス・コード 08 のヘルプが表示されます。
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この製品に付属のブックは、
ハイパーテキスト・マークアップ言語 (HTML) ソフトコピー形式です。
ソフトコピー形式では情報を検索または表示したり、
ハイパーテキスト・リンクを利用して関連情報に移動したりすることができます。
また、1 つの端末を超えてライブラリーを容易に共用することができます。
オンライン・ブックやサンプル・プログラムは、
HTML バージョン 3.2 仕様に準拠するすべてのブラウザーを使って表示できます。
オンライン・ブックまたはサンプル・プログラムは、次のようにして表示します。
- DB2 管理ツールを実行している場合、インフォメーション・センターを使用します。
- ブラウザーで、ファイル (File) -->ページを開く (Open Page) をクリックします。
次のようなページを開いて、DB2 情報に関する説明とリンクを表示してください。
- UNIX ベースのプラットフォームでは、以下のページを開きます。
INSTHOME/sqllib/doc/%L/html/index.htm
ここで %L はロケール名です。
- その他のプラットフォームでは、以下のページを開きます。
sqllib\doc\html\index.htm
パスは DB2 がインストールされているドライブです。
インフォメーション・センターをインストールしていない場合、
DB2 Information アイコンをダブルクリックしてページを開くことができます。
このアイコンは、ご使用のシステムに応じて、
製品のメイン・フォルダー内または Windows 「スタート」メニューにあります。
システムに Web ブラウザーがインストールされていない場合、
製品の箱の中にある Netscape CD-ROM から Netscape をインストールすることができます。
インストールに関する詳細な説明については、
以下を参照してください。
- Netscape CD-ROM を挿入します。
- UNIX ベースのプラットフォームでは、CD-ROM をマウントします。
マウントの手順については、概説およびインストール を参照してください。
- インストールの手順については、
CDNAVnn.txt ファイルを参照します。
ここで、nn は 2 桁の言語識別子を表します。
ファイルは CD-ROM のルート・ディレクトリーにあります。
インフォメーション・センターを使用すると、DB2 製品情報にすばやくアクセスすることができます。
インフォメーション・センターは、DB2 管理ツールを使用できるすべてのプラットフォームで利用できます。
インフォメーション・センターは「インフォメーション・センター (Information Center)」アイコンをダブルクリックすることによってオープンできます。
このアイコンのある場所はシステムによって異なります。
メイン・プロダクト・フォルダーか Windows の「スタート」メニューのどちらかです。
Windows プラットフォームの DB2 では、
ツールバーおよびヘルプ・メニューを使用して、
インフォメーション・センターにアクセスすることもできます。
インフォメーション・センターは 6 種類の情報を提供します。
適切なタブをクリックすると、
種類ごとに提供されているトピックが表示されます。
- タスク (Tasks)
- DB2 を使用して実行できる主要なタスク。
- 参照 (Reference)
- DB2 参照情報 (キーワード、コマンド、API など)。
- ブック (Books)
- DB2 ブック。
- トラブルシューティング (Troubleshooting)
- エラー・メッセージのカテゴリーと、
メッセージに対する回復処置。
- サンプル・プログラム (Sample Programs)
- DB2 アプリケーション開発クライアントに付属のサンプル・プログラム。
DB2 アプリケーション開発クライアントをインストールしていない場合、このタブは表示されません。
- Web
- WWW 上にある DB2 情報。この情報にアクセスするには、ご使用のシステムから Web への接続が必要です。
リストから項目を 1 つ選択すると、インフォメーション・センターはビューアーを立ち上げて情報を表示します。
選択した情報の種類に応じて、ビューアーはシステム・ヘルプ・ビューアー、
エディター、または Web ブラウザーです。
インフォメーション・センターには検索機能が備わっており、
リストを参照せずに特定のトピックを探すことができます。
テキストの全検索を行うには、インフォメーション・センター内のハイパーテキスト・リンク「DB2 オンライン情報の検索
(Search DB2 Online Information)」検索フォームに従います。
通常、HTML 検索サーバーは自動的に始動します。
HTML 情報の検索がうまくいかない場合は、
以下の方法の 1 つを使用して、
検索サーバーを始動しなければならない場合もあります。
- Windows では
- 「スタート」をクリックし、「プログラム」-->「IBM DB2」-->「Information」-->「Start HTML Search Server」を選択します。
- OS/2 では
- 「DB2 (OS/2 版)」フォルダーをダブルクリックして、
「Start HTML Search Server」アイコンをダブルクリックします。
HTML 情報の検索でこの他の問題が発生した場合は、リリース情報を参照してください。
注: | 検索機能は、Linux、DYNIX/ptx、および Silicon Graphics IRIX 環境では利用できません。
|
ウィザードを使用すると、各タスクをステップごとに進めることによって、
さまざまな管理タスクを遂行することができます。
ウィザードは、コントロール・センターおよびクライアント構成アシスタントを通して使用できます。
以下の表では、ウィザードとその目的をリストしています。
注: | データベース作成、索引作成、複数サイト更新の構成、
およびパフォーマンス構成ウィザードは、区分データベース環境で使用できます。
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ウィザード
| 内容
| 利用方法
|
データベース追加 (Add Database)
| クライアント・ワークステーション上にデータベースのカタログを作成します。
| クライアント構成アシスタントから、
「追加 (Add)」をクリックします。
|
データベース・バックアップ (Back up Database)
| バックアップ計画を決定、作成、およびスケジュールします。
| 「コントロール・センター (Control Center)」からバックアップするデータベースを右クリックし、
「バックアップ (Backup)」-->「ウィザードを使用するデータベース (Database Using Wizard)」を選択します。
|
複数サイト更新の構成 (Configure Multisite Update)
| 複数サイト更新、分散トランザクション、
または 2 フェーズ・コミットを構成します。
| 「コントロール・センター (Control Center)」から、
「データベース (Databases)」フォルダーを右クリックして、
「複数サイト更新 (Multisite Update)」を選択します。
|
データベース作成 (Create Database)
| データベースを作成し、いくつかの基本的な構成タスクを実行します。
|
「コントロール・センター (Control Center)」から、
「データベース (Databases)」フォルダーを右クリックして、
「作成 (Create)」-->「ウィザードを使用するデータベース (Database Using Wizard)」を選択します。
|
表作成 (Create Table)
| 基本的なデータ・タイプを選択して、表の基本キーを作成します。
| 「コントロール・センター (Control Center)」から、
「表 (Tables)」アイコンを右クリックして、
「作成 (Create)」-->「ウィザードを使用する表 (Table Using Wizard)」を選択します。
|
表スペース作成 (Create Table Space)
| 新しい表スペースを作成します。
| 「コントロール・センター (Control Center)」から、
「表スペース (Table Spaces)」アイコンを右クリックして、
「作成 (Create)」-->「ウィザードを使用する表スペース (Table Space Using Wizard)」を選択します。
|
索引作成 (Create Index)
| すべての照会について、作成すべき索引および除去すべき索引を提案します。
| 「コントロール・センター (Control Center)」から、
「索引 (Index)」アイコンを右クリックして、
「作成 (Create)」-->「ウィザードを使用する索引 (Index Using Wizard)」を選択します。
|
パフォーマンス構成 (Performance Configuration)
| ビジネス要件に適合するように構成パラメーターを更新して、
データベースのパフォーマンスを調整します。
| 「コントロール・センター (Control Center)」から、
調整したいデータベースを右クリックして、
「ウィザードを使用するパフォーマンスの構成 (Configure Performance Using Wizard)」を選択します。
区分データベース環境では、
「Database Partitions」視点から、
調整したい最初のデータベース区画を右クリックして、
「ウィザードを使用するパフォーマンスの構成 (Configure Performance Using Wizard)」を選択します。
|
データベース復元 (Restore Database)
| 障害の後、データベースを回復します。
どのバックアップを使用し、どのログを再生するかの判別を支援します。
| 「コントロール・センター (Control Center)」から復元するデータベースを右クリックし、
「復元 (Restore)」-->「ウィザードを使用するデータベース (Database Using Wizard)」を選択します。
|
デフォルトでは、DB2 情報はローカル・システムにインストールされます。
つまり、DB2 情報にアクセスする必要のある各担当者が
同じファイルをインストールする必要があります。
DB2 情報を 1 か所に格納するには、次のようにします。
- \sqllib\doc\html のすべてのファイルと
サブディレクトリーを、ローカル・システムから Web サーバーにコピーします。
各ブックには独自のサブディレクトリーがあり、
そのブックを構成する必要な HTML および GIF ファイルが入っています。
ディレクトリー構造は常に同じ状態に保つ必要があります。
- Web サーバーを構成して、ファイルを新しい場所で検索するようにします。
さらに詳しい情報については、
インストールおよび構成 補足 の NetQuestion 付録を参照してください。
- インフォメーション・センターの Java バージョンをご使用の場合は、
すべての HTML ファイルのベース URL を指定できます。
この URL はブックのリストに使用してください。
- 資料ファイルが表示されるようになったなら、
よく使うトピックにはブックマークを付けておいてください。
ブックマークを付けるページは、たとえば以下のものがあります。
- ブックのリスト
- 頻繁に使用されるブックの目次
- 頻繁に参照する情報 (たとえば、ALTER TABLE トピックなど)
- 検索フォーム
中央のマシンから DB2 ユニバーサル・データベース オンライン文書ファイルを提供する方法については、
インストールおよび構成 補足 の NetQuestion 付録を参照してください。
HTML ファイルの情報を検索するには、
以下の方法のどれか 1 つを使用してください。
- 最上部にある「検索 (Search)」をクリックします。検索フォームを使用して特定のトピックを見つけます。
この機能は、
Linux、DYNIX/ptx、または Silicon Graphics IRIX 環境ではご利用になれません。
- 最上部にある「索引 (Index)」をクリックします。
索引を使用して、ブック内の特定のトピックを見つけます。
- HTML 資料またはヘルプの目次あるいは索引を表示してから、
Web ブラウザーの検索機能を利用して資料内の特定のトピックを見つけます。
- Web ブラウザーのブックマーク機能を使用して、特定のトピックにすばやく戻ります。
- インフォメーション・センターの検索機能を使用して、特定のトピックを検索します。
詳しくは、インフォメーション・センターを使用した情報へのアクセスを参照してください。
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