管理の手引き
ディレクトリー・サービスの制約事項
この節では、サポートされないものについて説明します。
全部のデータベース・クライアントがサポートされるわけではありません。 DCE ディレクトリー・サービスがご使用の DB2 クライアントでサポートされるか否かについては、
概説およびインストール
を参照してください。 現在サポートが提供されているのは、すべての UNIX、OS/2、 およびサポートされている Windows オペレーティング・システム用の DB2 クライアントだけです。
クライアントは、 DCE ディレクトリー・サービスを使用して DB2 (OS/2 版) バージョン 1 のサーバーに接続することはできません。
TCP/IP、APPC、NetBIOS、IPX/SPX、または NPIPE プロトコルのいずれか、 あるいはそれらのすべてを使用できるのは、 サポートされている Windows オペレーティング・システムのクライアントだけです。 OS/2 クライアントだけが TCP/IP、APPC、NetBIOS、 および IPX/SPX プロトコルのいずれかまたはすべてを使用することができます。 サポートされるすべての UNIX クライアントは、 TCP/IP と APPC プロトコルだけを使用できます。
LIST DATABASE (または NODE) DIRECTORY COMMANDS は、 ローカル・ディレクトリーの項目だけをリストし、 DCE ディレクトリーの項目はリストしません。 DCE 内では、
cdscp show object
コマンドを使用して、 オブジェクトを表示することができます。
以下の条件すべてが存在している場合には、 データベース・マネージャー・インスタンスの所有者は、 データベース・マネージャーを始動する前に、(
db2start
コマンドを使用して) DCE にログインしなければなりません。
データベース・マネージャー・インスタンスが、
dir_type
構成パラメーターによって、 DCE ディレクトリー・サービスをサポートするように構成されている。
セル・ディレクトリー・サービスのオブジェクトは、 DCE に明示的にログインすることによってのみ読み取ることができる。
以下のいずれかをサポートするには、 DCE ディレクトリーにアクセスしなければならない。
別のインスタンスにある (
tm_database
構成パラメーターによって指定されている) トランザクション・マネージャー・データベース
DCE ディレクトリー・サービスをサポートできない、 または DCE ディレクトリー・サービスを使用するように構成されていないクライアント
注:
DCE のログインを実行するときには、チケット存続時間が長いプリンシパルを使用してください。
DDCS バージョン 2.2 (またはそれ以前) のゲートウェイを使用して、 DCE ディレクトリー・サービスを使用するクライアントを DRDA サーバーに接続するときは、 そのゲートウェイのローカル・ディレクトリーにデータベース別名をカタログする必要があります。 このデータベース別名はクライアント上の別名と同じ名前でなければならず、 同じデータベースを表していなければなりません。
サポートされている Windows オペレーティング・システムのクライアントを使用している場合、 DB2DCE.DLL が使用されます。 このファイルは
sqllib
サブディレクトリーの
bin
サブディレクトリーにあります。 DCE のプロバイダーが Gradient の場合は、 デフォルトではファイル DB2DCE.GRD が DB2DCE.DLL と同じ働きをします。 DCE のプロバイダーが IBM の場合は、 ファイル DB2DCE.IBM を DB2DCE.DLL にコピーしなければなりません。
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