管理の手引き


MSCS システムの保守

DB2MSCS ユーティリティーを実行すると、 MSCS クラスターのすべてのマシンにフェールオーバー・サポート用のインフラストラクチャーが作成されます。 マシンからサポートを除去するには、 drop オプションを付けて db2iclus コマンドを使用します。 マシンでのサポートを再度使用可能にしたい場合、 add オプションを使用します。

コマンド構文は、以下のとおりです。

>>-db2iclus----+-add--+---+---------------------+--------------->
               '-drop-'   '-/i:--instance_name--'
 
>----/u:--account_name,password----+--------------------+------->
                                   '-/m:--machine_name--'
 
>-----+--------------------+-----------------------------------><
      '-/c:--cluster_name--'
 

ここで、

add
MSCS クラスターにフェールオーバー・サポートを追加して、使用可能にします。 すると、DB2 リソース (データベース・サーバー) がこのマシンでフェールオーバーできます。

drop
MSCS クラスターからフェールオーバー・サポートを除去して、 マシンから除去します。

/i: instance_name
インスタンスの名前。 (このパラメーターは、 DB2INSTANCE 環境変数の設定をオーバーライドします。)

/u: account_name, password
DB2 サービスのログオン・アカウント名として使用されるドメイン・アカウント。 たとえば、次のようなものがあります。

   /u:domainA\db2nt,password

このパラメーターは、 add オプションにのみ必要です。

/m:machine_name
MSCS クラスターに追加したい、 または MSCS クラスターから除去したいコンピューター名。 フェールオーバー・サポートを修正しているマシン以外のマシンからコマンドを実行する場合、 このオプションを指定します。

/c: cluster_name
LAN と呼ばれる MSCS クラスター名。 この名前は、MSCS クラスターが最初に作成されるときに指定されます。


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