管理の手引き


第 1 章 DB2 ユニバーサル・データベースの管理

DB2 は、広範囲のハードウェア構成で実行するための柔軟性を提供します。 これによって、特定の DB2 製品の構成を使用して、 ハードウェアとアプリケーションの要件が最適に一致するものを選択することができます。

DB2 はまた、複雑さのレベルが異なるデータベース環境をサポートします。 各環境ごとに固有の考慮事項と作業があります。 これらについては、 管理の手引き および DB2 ライブラリーにある他の資料で詳しく説明されています (付録 S, DB2 ライブラリーの使用法を参照)。 場合によっては、本書のセクション全体が、ある固有の環境のみに該当する場合もあります。 本書のまえがき (『本書について』) を読むと、 管理の手引き のこの巻および他の巻 (管理の手引き: インプリメンテーション および管理の手引き: パフォーマンス) の どの章がビジネスの必要に適しているかを知ることができます。

リレーショナル・データベース管理システム (RDBMS)、または DB2 が始めてである場合、 『リレーショナル・データベース管理システムの概念』が役立つでしょう。 これらの概念に精通している場合、 またはこれらを検討する必要がない場合は、 このセクションをスキップして、 以下のような高度なトピックを説明しているセクションに直接行ってください。

DB2 は、以下のような最も特殊化されているデータ管理要件に対応できます。

管理の手引き: 計画 は、DB2 での論理データベース設計と物理データベース設計に関する考慮事項 を含め、データベース設計も扱います。 計画に関する他の問題、たとえばデータベースの移行計画、アプリケーションに影響する可能性のある 非互換性の識別 (非互換性 とは、 DB2 ユニバーサル・データベースのうち、 既存のアプリケーションで使用した場合に、 結果が予期していないものになったり、 アプリケーションを変更する必要が生じたり、パフォーマンスを 低下させたりするなど、 DB2 の以前のリリースと異なる動作をする部分) および各国語サポート (NLS) の利用などについても説明しています。

管理の手引き: インプリメンテーション は、 データベース設計の実装の詳細を扱っています。 トピックには、 データベースの作成と切り替え、 データベース機密保護、 データベース回復、およびコントロール・センター (DB2 グラフィカル・ユーザー・インターフェース) による DB2 の管理が 含まれます。

管理の手引き: パフォーマンス では、 アプリケーションや DB2 自体のパフォーマンスの設定、 テスト、および改善に関連したトピックや問題を扱います。


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