連合データベース (federated database: 複数のデータベースから構成されるが、 単一のデータベース・イメージを提供するデータベース・システムを意味します) の設計時には、 設計に関する次のトピックを考慮してください。
普通、連合データベースからアクセス可能なデータは、 そのデータベースには保管されていません。 データ・ソース表および視点の参照はシステム・カタログ内に保管されますが、 実際のデータは別のデータ・ソースにあります。 このため、多くの場合、 連合データベースで必要な記憶域は一般的なデータベースよりも少なくて済みます。 ただし、併置システムの差異やデータ・ソースでの機能不足により、 照会をローカルで実行する必要がある場合には、 このような一般規則が当てはまらないことがあります。 その場合、表は DB2 で具体化されて処理されます。
連合システム・データの大部分は、通常、 ネットワーク全体にわたる 1 つまたは複数のデータ・ソースに置かれているため、 DB2 およびネットワーク・システムに割り当てられたリソースの変更を検討してください。 データベース・マネージャーそのものよりも、 DB2 システムにあるネットワークにさらに多くのリソースを割り当てることによって、 パフォーマンスの向上が見られる場合があります。