管理の手引き


EXPLAIN_INSTANCE 表

EXPLAIN_INSTANCE 表は、すべての Explain 情報用の主制御表です。 Explain 表中のデータの各行は、この表内のある固有の 1 行に明示的にリンクされます。 EXPLAIN_INSTANCE 表は、Explain 対象の SQL ステートメントのソースに関する基本情報、 および Explain 機能の環境に関する情報を提供します。

この表の定義については、EXPLAIN_INSTANCE 表の定義を参照してください。


表 79. EXPLAIN_INSTANCE 表
列名 データ・ タイプ ヌル可能? キー? 説明
EXPLAIN_REQUESTER VARCHAR(128) × PK この Explain 要求を開始した許可 ID。
EXPLAIN_TIME TIMESTAMP × PK Explain 要求の開始時刻。
SOURCE_NAME VARCHAR(128) × PK 動的ステートメントに Explain 要求を出したときに実行していたパッケージの名前、 または静的 SQL に Explain 要求を出したときのソース・ファイルの名前。
SOURCE_SCHEMA VARCHAR(128) × PK Explain 要求のソースのスキーマ、または修飾子。
EXPLAIN_OPTION CHAR(1) × × この要求に関して要求された Explain 情報の内容を示します。

可能な値は以下のとおりです。

P
PLAN SELECTION
SNAPSHOT_TAKEN CHAR(1) × × この要求に関して Explain スナップショットが取られたかどうかを示します。

可能な値は以下のとおりです。

Y
はい。1 つまたは複数の Explain スナップショットが取られ、 EXPLAIN_STATEMENT 表に保管されました。 正規の Explain 情報もキャプチャーされました。
N
Explain スナップショットは取られていません。 正規の Explain 情報がキャプチャーされました。
O
Explain スナップショットだけが取られました。 正規の Explain 情報もキャプチャーされました。
DB2_VERSION CHAR(7) × × この Explain 要求を処理した DB2 ユニバーサル・データベースの製品リリース番号。 形式は vv.rr.m です。
vv
バージョン番号
rr
リリース番号
m
保守リリース番号
SQL_TYPE CHAR(1) × × Explain インスタンスが静的と動的のどちらの SQL に関するものであったかどうかを示します。

可能な値は以下のとおりです。

S
静的 SQL
D
動的 SQL
QUERYOPT INTEGER × × Explain の呼び出しの時点で SQL コンパイラーにより使用される照会最適化クラスを示します。 値は、Explain 中の SQL ステートメントについて SQL コンパイラーが実行するのは、 どのレベルの照会最適化であるかを示します。
BLOCK CHAR(1) × × SQL ステートメントのコンパイル時に使用されるのは、 どのタイプのカーソル・ブロック化であるかを示します。 詳細は、SYSCAT.PACKAGES 内の BLOCK 列を参照してください。

可能な値は以下のとおりです。

N
ブロック化なし
U
ブロック確定カーソル
B
全カーソルのブロック
ISOLATION CHAR(2) × × SQL ステートメントのコンパイル時に使用されるのは、 どのタイプの分離機能であるかを示します。 詳細は、SYSCAT.PACKAGES 内の ISOLATION 列を参照してください。

可能な値は以下のとおりです。

RR
反復可能読み取り
RS
読み取り固定
CS
カーソル固定
UR
非コミット読み取り
BUFFPAGE INTEGER × × Explain の呼び出しの時点で設定された BUFFPAGE データベース構成の値が含まれています。
AVG_APPLS INTEGER × × Explain 呼び出し時に、 AVG_APPLS データベース構成パラメーターの値が入れられます。
SORTHEAP INTEGER × × Explain の呼び出しの時点で設定された SORTHEAP データベース構成の値が含まれています。
LOCKLIST INTEGER × × Explain の呼び出しの時点で設定された LOCKLIST データベース構成の値が含まれています。
MAXLOCKS SMALLINT × × Explain の呼び出しの時点で設定された MAXLOCKS データベース構成の値が含まれています。
LOCKS_AVAIL INTEGER × × 最適化プログラムによって各ユーザーに 利用可能であると想定されるロックの数が含まれています (LOCKLIST および MAXLOCKS から派生したもの)。
CPU_SPEED DOUBLE × × Explain の呼び出しの時点で設定された CPUSPEED データベース・マネージャー構成設定の値が含まれています。
REMARKS VARCHAR(254) × ユーザー提供の注釈。
DBHEAP INTEGER × × Explain 呼び出し時に DBHEAP データベース構成設定値が入れられます。
COMM_SPEED DOUBLE × × Explain 呼び出し時に COMM_BANDWIDTH データベース構成設定値が入れられます。
PARALLELISM CHAR(2) × ×

可能な値は以下のとおりです。

  • N = 並列性なし
  • P = 区画内並行性
  • IP = 区画間並行性
  • BP = 区画内並行性と区画間並行性

DATAJOINER CHAR(1) × ×

可能な値は以下のとおりです。

  • N = 非連合システム・プラン
  • Y = 連合システム・プラン


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