ホスト・データベースを LDAP で登録するときは、 2 通りの構成が可能です。
前者の場合、ユーザーはホスト・サーバーを LDAP に登録してから、 そのホスト・サーバーのノード名を指定してホスト・データベースを LDAP でカタログします。 後者の場合、ユーザーはゲートウェイ・サーバーを LDAP に登録してから、 そのゲートウェイ・サーバーのホスト名を指定して LDAP でホスト・データベースをカタログします。
上記の 2 つの場合の例として、次のような状況を考慮してみましょう。 NIAGARA_FALLS という名前のホスト・データベースがあるとします。 このホスト・データベースは、 APPN と TCP/IP を使用して着信接続を受け入れることができます。 あるクライアントが DB2 コネクトをインストールしていないためにそのホストへ直接接続できない場合は、"goto@niagara"という名前のゲートウェイを使用してホストに接続します。
以下のステップを実行する必要があります。
db2 register ldap as nfappn appn network CAIBMOML partnerlu NFLU mode IBMRDB remote mvssys instance msvinst nodetype dcs
db2 register ldap as nftcpip tcpip hostname myhost svcename 446 remote mvssys instance mvsinst nodetype dcs
db2 register ldap as whasf tcpip hostname niagara svcename 50000 remote niagara instance goto nodetype server
db2 catalog ldap database NIAGARA_FALLS as nftcpip at node nftcpip gwnode whasf authentication dcs
db2 catalog ldap database NIAGARA_FALLS as nfappn at node nfappn gwnode whasf authentication dcs
上記のように登録とカタログが完了した後、 TCP/IP を使用してホストに接続したいのであれば、"nftcpip"に接続します。 APPN を使用してホストに接続したいのであれば、"nfappn"に接続します。 DB2 コネクトがクライアント・ワークステーションにインストールされていない場合、 接続は TCP/IP によってゲートウェイ経由で確立されます。 そこからホストまでの部分については、"nftcpip"を使用する場合は TCP/IP によって、"nfappn"を使用する場合は APPN によって接続されます。
通常は、LDAP においてホスト・データベース情報を手動で構成できるので、 それぞれのクライアントでは、 各マシンのデータベースおよびノードをローカルに手動でカタログする必要はありません。 次のように処理します。