パフォーマンス・モニターを使って DB2 および DB2 コネクトのパフォーマンス値を表示するには、 「追加先 (Add to)」ボックスから、 表示させる値を示すパフォーマンス・カウンターを選ぶだけです。 このボックスには、 パフォーマンス・データを提示するパフォーマンス・オブジェクトのリストが示されます。 提供されているカウンターのリストを見るには、特定のオブジェクトを選択してください。
1 つのパフォーマンス・オブジェクトに、複数のインスタンスが存在することもあります。 たとえば、LogicalDisk Object には、"% Disk Read Time"や"Disk Bytes/sec"などのカウンターが備えられています。 さらに、マシン内の論理ドライブ ("C:"や"D:"など) ごとに、 1 つのインスタンスがあります。
Windows NT には、以下のパフォーマンス・オブジェクトがあります。
このオブジェクトは、1 つの Windows NT インスタンスのための、一般的な情報を提供します。 モニターされる DB2 インスタンスは、オブジェクト・インスタンスとして表されます。
実用ならびにパフォーマンス上の理由のため、パフォーマンス情報は、 1 度に 1 つの DB2 インスタンスだけから入手されます。 パフォーマンス・モニターが示す DB2 インスタンスは、パフォーマンス・モニターの処理では、 db2instance レジストリー変数によって管理されます。 同時に複数の DB2 インスタンスを実行していて、 2 つ以上のパフォーマンス情報を確認したい場合、 パフォーマンス・モニターのセッションを個別に開始する必要があります、 このとき、db2instance には、 モニターする DB2 インスタンスごとに対応する値をセットするようにします。
区分データベース・システムを実行している場合は、 一度に 1 つのデータベース区画サーバー (ノード) からしかパフォーマンス情報を入手できません。 デフォルトでは、 デフォルト・ノード (論理ポートが 0 のノード) のパフォーマンス情報が表示されます。 他のノードのパフォーマンス情報を表示するには、 DB2NODE 環境変数を、モニターしたいノードのノード番号に設定して、 パフォーマンス・モニターの他のセッションを開始する必要があります。
このオブジェクトは、特定のデータベースの情報を提供します。 現在アクティブなデータベースごとに、情報を利用できます。
このオブジェクトは、特定の DB2 アプリケーションの情報を提供します。 現在アクティブな DB2 アプリケーションごとに、情報を利用できます。
このオブジェクトは、特定の DCS データベースの情報を提供します。 現在アクティブなデータベースごとに、情報を利用できます。
このオブジェクトは、特定の DB2 DCS アプリケーションの情報を提供します。 現在アクティブな DB2 DCS アプリケーションごとに、情報を利用できます。
Windows NT パフォーマンス・モニターによってリストされるオブジェクトは、 Windows NT マシンに何がインストールされているか、 そしてどのアプリケーションがアクティブなのかによって異なります。 たとえば、DB2 UDB をインストールしデータベース・マネージャーを開始していれば、 DB2 データベース・マネージャー・オブジェクトがリストされます。 さらに、そのマシンで現在アクティブな DB2 データベースおよびアプリケーションがいくらかあれば、 DB2 データベースおよび DB2 アプリケーション・オブジェクトもリストされます。 Windows NT システムを DB2 コネクトのゲートウェイとして使っていて、 現在アクティブな DCS データベースおよびアプリケーションがいくつかある場合、 DB2 DCS データベースおよび DB2 DCS アプリケーション・オブジェクトがリストされます。