データベース・マネージャーは、パラメーターの省略時値に基づいてディスク・スペースおよびメモリーを割り振ります。 この割り振りでは、ある程度の必要は満たすことができるかもしれませんが、 省略時値を使用して最高のパフォーマンスを引き出すことはできない場合もあります。
省略時値は、比較的メモリーが小さいマシンに合わせて設定されており、 データベース・サーバー専用に設定されています。 したがって、次の環境では、 省略時値を修正する必要があります。
それぞれのトランザクション処理環境は、 ある 1 つの面または複数の面において固有です。 省略時構成を使用した場合、 このような相違点によりデータベース・マネージャーのパフォーマンスが大きな影響を受けることがあります。 このため、ユーザーの環境に合わせて構成を調整するよう強くお勧めします。
アプリケーションやユーザーのタイプが異なると、 応答の所要時間や予想される結果も異なります。 アプリケーションといっても、単純なデータ入力項目画面から、 1 つの作業単位で複数の表にアクセスする複合 SQL ステートメントで成る戦略アプリケーションまで、幅広いタイプがあります。 たとえば、電話による顧客サービス・アプリケーションと、 バッチの報告書作成アプリケーションとでは応答の所要時間はかなり違ってきます。
ユーザーのアプリケーションにベンチマークを付け、 構成パラメーターの調整を行う場合に、関連する他のトピックも参照できます。