管理の手引き


最初の表スペースの定義

データベースを作成するとき、以下の 3 つの表スペースが定義されます。

注:データベースを初めて作成する時点では、 ユーザー一時表スペースは作成されません。

CREATE DATABASE コマンドを使用してどの表スペース・パラメーターも指定していない場合は、 システム管理記憶域 (SMS) のディレクトリー・コンテナーを使用して、 データベース・マネージャーがこれらの表スペースを作成します。 ディレクトリー・コンテナーはデータベースのサブディレクトリーに作成されます (データベース・ディレクトリーを参照)。 これらの表スペースのエクステント・サイズは省略時値に設定されます。

コントロール・センターを使用して初期表スペースを定義するには、 以下のようにします。
  1. オブジェクト・ツリーを順に展開し、 「データベース (Databases)」フォルダーを表示します。
  2. 「データベース (Databases)」フォルダーを右クリックして、 ポップアップ・メニューから「作成 (Create)」-->「ウィザードを使用してデータベースを (Database Using Wizard)」を選択します。
  3. ステップに従ってこのタスクを完了します。

コマンド行を使用して初期表スペースを定義するには、 以下のように入力します。

   CREATE DATABASE <name>
     CATALOG TABLESPACE
       MANAGED BY SYSTEM USING ('<path>')
       EXTENTSIZE <value> PREFETCHSIZE <value>
     USER TABLESPACE
       MANAGED BY DATABASE USING (FILE'<path>' 5000,
                                  FILE'<path>' 5000)
       EXTENTSIZE <value> PREFETCHSIZE <value>
     TEMPORARY TABLESPACE
       MANAGED BY SYSTEM USING ('<path>')
     WITH "<comment>"

表スペースに省略時定義を使用したくない場合は、 CREATE DATABASE コマンドでこれらの特性を指定することができます。 たとえば、次のコマンドは OS/2 上にデータベースを作成するために使用するものです。

   CREATE DATABASE PERSONL
     CATALOG TABLESPACE
       MANAGED BY SYSTEM USING ('d:\pcatalog','e:\pcatalog')
       EXTENTSIZE 16 PREFETCHSIZE 32
     USER TABLESPACE
       MANAGED BY DATABASE USING (FILE'd:\db2data\personl' 5000,
                                  FILE'd:\db2data\personl' 5000)
       EXTENTSIZE 32 PREFETCHSIZE 64
     TEMPORARY TABLESPACE
       MANAGED BY SYSTEM USING ('f:\db2temp\personl')
     WITH "Personnel DB for BSchiefer Co"

この例では、最初の表スペースのそれぞれの定義が明示的に提供されています。 省略時定義を使用したくない表スペースの表スペース定義だけを指定するだけで済みます。

CREATE DATABASE コマンドの MANAGED BY 句をコーディングした後に、 CREATE TABLESPACE コマンドの MANAGED BY 句と同じ形式が続きます。 その他の例については、表スペースの作成を参照してください。

データベースを作成する前に、表スペースの設計と選択を参照してください。


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