アプリケーションで DB2 モニター API を呼び出すと、戻される情報は、 通常は DB2 サーバーを開始してからの累積値になります。 しかし、以下のようにすると役立つことがあります。
データベースのパフォーマンス値をリセットするには、 db2perfc プログラムを使用します。 次のように入力してください。
db2perfc
デフォルトでは、 これによりアクティブな DB2 データベースすべてのパフォーマンス値がリセットされます。 ただし、リセットするするデータベースのリストを指定することも可能です。 また -d オプションを使用して、 DCS データベースのパフォーマンス値をリセットするよう指定することもできます。 次に例を示します。
db2perfc db2perfc dbalias1 dbalias2 ... dbaliasn whose aliases are dbalias1, dbalias2, ..., dbaliasn db2perfc -d db2perfc -d dbalias1 dbalias2 ... dbaliasn
最初の例では、アクティブな DB2 データベースすべてのパフォーマンス値がリセットされます。 次の例では、特定の DB2 データベースの値がリセットされます。 3 番目の例では、 アクティブな DB2 DCS データベースすべてのパフォーマンス値がリセットされます。 最後の例では、特定の DB2 DCS データベースの値がリセットされます。
このプログラムは、関係する DB2 サーバー・インスタンス (つまり、 db2perfc を実行するときのセッションで、 db2instance に入れられているインスタンス) のために、現在、 データベース・パフォーマンス情報にアクセスしているすべてのプログラムの値をリセットします。
db2perfc を呼び出す場合、 db2perfc コマンドの実行中に DB2 パフォーマンス情報にリモートでアクセスしているユーザーがいれば、 そのユーザーが見ることのできる値もリセットされます。
注: | sqlmrset という DB2 API がありますが、これを使うと、 アプリケーションからグローバルにではなくローカルに見ることのできる特定のデータベースの値を、 アプリケーション側でリセットできます。 |