アプリケーションとデータベースで使用されているコード・ページが同じでない場合、 可能であれば、一方のコード・ページと他方のコード・ページの間でデータのマッピングが実行されます。 アプリケーションとデータベースの間でのコード・ページのデータ・マッピングが正しく行われるためには、 いくらかのデータ変換が必要になることがあります。
このマッピングおよびデータ変換のために、 データベースのコード・ページとは違うコード・ページで実行しているアプリケーションの処理時間には、 一定量のオーバーヘッドが発生します。 アプリケーションとデータベースとで同じコード・ページか、 または同じ照合順序を使用すると、 アプリケーションのパフォーマンスが向上する場合があります。
文字変換は次の場合に行われることがあります。
文字変換は次の事柄については行われません。
EUC コード・ページ・サポートまたは各国語サポート (NLS) の考慮事項については、 管理の手引き: 計画 を参照してください。
オペレーティング・システムの環境によっては、マルチバイト・コード・ページを変換する際に、 DB2 データベース・マネージャーは、変換機能と変換表を使用したり、 DBCS 変換 API を使用したりします。
注: | マルチバイト・コード・ページ間の文字ストリング変換を行うと、 EUC を用いる DBCS と同様に、 ストリングの長さが大きくなったり、小さくなったりすることがあります。 |
ある国の PC DBCS、EUC、および UCS-2 コード・セット中の別の文字に割り当てられたコード・ポイントは、 同じ文字を分類したときに、別の結果になることがあります。 さまざまな国のコード・セットで分類が必要な場合は、 管理の手引き: 計画 を参照してください。
C または C++ アプリケーションで図形データ (2 バイト文字) を使用するホスト変数を用いるには、 特殊な考慮事項が必要です。それには、特殊なプリコンパイラー、 アプリケーションのパフォーマンス、およびアプリケーション設計に関する事柄が含まれます。
EUC コード・セットを必要とするアプリケーションを開発する場合は、 管理 API 解説書 を参照してください。
データベースおよびクライアント・アプリケーションが図形データ (つまり、2 バイト文字) をサポートするには、 日本語と中国語 (繁体字) の EUC コード・ページの両方にある多数の文字を処理するときに、 2 バイト幅の制約事項を克服する必要があります。 それらの EUC コード・ページの図形データの保管および操作には、UCS-2 コード・セットを使用します。