データベースの設計が決定したら、 データベースとその中のオブジェクトを作成しなければなりません。 オブジェクトには、スキーマ、ノード・グループ、表スペース、表、視点、ラッパー、 サーバー、ニックネーム、タイプのマッピング、関数のマッピング、別名、 ユーザー定義タイプ (UDT)、ユーザー定義関数 (UDF)、トリガー、制約、索引、 およびパッケージがあります。 これらのオブジェクトは、 (サポートされている Windows および OS/2 オペレーティング・システム上の) コントロール・センターから、 またはアプリケーションの中の API を通して、 コマンド行プロセッサーの中の SQL ステートメントを使用して作成することができます。
SQL ステートメントについての詳細は、SQL 解説書 を参照してください。 コマンド行プロセッサーについての詳細は、コマンド解説書 を参照してください。 ユーザー API についての詳細は、管理 API 解説書 を参照してください。
注: | プラットフォームで、 データベース・オブジェクトを作成できるユーザー・インターフェースをサポートしている場合があります。 このインターフェースを、SQL ステートメント、コマンド行プロセッサー、 またはユーザー API の代わりに使用することができます。 この機能があるかどうかを判別するために、 使用しているプラットフォーム用の概説およびインストール を参照してください。 |
この章では、 コントロール・センターを使用してタスクを完了する方法を、 囲み線の中に表記して強調しています。 同じことをコマンド行から行う方法を、そのすぐ後ろに示します。 例が併記されている場合もあります。 また、一方の方法しか示されていないタスクもあります。 コントロール・センターで作業を行う際には、ヘルプを使用して、 この章に記載されている概要よりも詳しい情報を参照できます。
この章では、 データベースとそのすべてのオブジェクトを作成する前に知っている必要がある情報を中心に説明します。 前提条件となる概念とトピック、 およびデータベースの作成前に済ませておくべきタスクを示します。
次の章には、データベース設計のインプリメンテーションを構成する、 さまざまなオブジェクトに関する短い説明があります。
この部の最後の章には、 データベースを更新する前に考慮しなければならないトピックと、 データベース・オブジェクトの更新方法や除去方法について説明されています。
この章やその後の章で説明するトピックの一部は、 DB2 ユニバーサル・データベースがオペレーティング・システムと対話を行う部分で、 オペレーティング・システム固有の違いがある場合があります。 DB2 UDB によって提供されるものではなく、 ネイティブのオペレーティング・システムの機能および違いを利用することができます。 相違点を正確に知るには、 該当の概説およびインストール および特定のオペレーティング・システムの説明書を参照してください。
1 つの例として、Windows NT は、"サービス"と呼ばれるアプリケーション・タイプをサポートします。 DB2 (Windows NT 版) は、サービスとして定義された DB2 インスタンスを持つことができます。 サービスはシステム・ブート時に自動的に開始できますが、 これは、サービス制御パネル・アプレットを通してユーザーによって行われるか、 または Microsoft Win32 アプリケーション・プログラミング・インターフェース (API) に含まれるサービス機能を使用する Win32 ベースのアプリケーションによって行われます。 サービスは、システムにログオンしているユーザーがなくても実行できます。