管理の手引き


第 30 章 データベース区画間でのデータの再配分

区分データベース環境で作業を行っている場合のみ、 データの再配分を考慮する必要があります。 単一区分データベース環境で作業を行っている場合には、 ここで説明する情報を使用する必要はありません。

データ再配分ユーティリティーを使用すると、 既存のノード・グループ内のデータベース区画間でデータを移動することができます。 このユーティリティーを使用して行えることを、以下に示します。

データ再分配ユーティリティーは、REDISTRIBUTE NODEGROUP コマンドで呼び出します。 このコマンドの構文について詳しくは、 コマンド解説書 を参照してください。

表の併置を保存するために、この操作はノード・グループ内の表すべてに適用され、 再配分は表レベルではなくノード・グループ・レベルで行われます。

必要なデータ配分を行うために、ユーティリティーは区分化マップを使用して、 ノード・グループのデータベース区画間で表の行を移動します。 指定したオプションによって、ユーティリティーはターゲット区分化マップを生成することもできるし、 既存の区分化マップを入力として使用することもできます。

注:

  1. データ再配分操作に必要だと思われるログ・スペース要件に基づいて、 ログ・ファイルのサイズを指定する必要があります。 またログが、 データを再配分する各データベース区画ごとに行われる INSERT 操作および DELETE 操作を受け入れるのに十分な大きさであることも確認しなければなりません。

  2. 複製された要約表を含むノード・グループでデータを再配分したい場合、 まずこれらの表を除去し、ノード・グループを再配分してから表を再作成する必要があります。 複製された要約表を含むノード・グループを再配分することはできません。


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