使用するシステムの構成特性が、現在のニーズや計画されたニーズに合っていないことがあります。 そのような場合は、構成の容量やパフォーマンスを上げるための処置を検討する必要があります。 たとえば、コンテナーを構成に追加すると、 データを保管するための容量が増え、 またユーティリティー使用時 (たとえば、 データのロード時) のパフォーマンスも向上します。 容量やパフォーマンスを上げるための別の方法として、 対称マルチプロセッサー、または区分データベース環境のいずれかにおいて、 メモリーの追加、およびプロセッサーの追加を行うこともできます。
この章では、構成においてプロセッサーの数を増やすことにより、 パフォーマンスを向上させることに焦点を合わせています。
次のような場合には、システム構成のスケーリングについて考慮してください。
区分データベース構成におけるバリエーションの 1 つとして、 データベース区画が SMP マシンである構成があります。 DB2 ユニバーサル・データベースはこの環境をサポートします。
環境を変更してシステムを拡大または縮小するときは、 そのような変更が、データのロード、データベースのバックアップおよび復元などのデータベース処理手順に与える影響をよく知っている必要があります。
新しいデータベース区画を追加するときは、その処理が完了し、 新しいサーバーが正常にシステムに組み込まれるまでは、 新規区画を活用するデータベースの削除または作成を行うことはできません。