環境を設定する場合は、次の構成パラメーターを考慮してください。 これらのパラメーターの設定について詳しくは、DB2 コネクト 使用者の手引き を参照してください。
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データベース・マネージャー構成パラメーター
このパラメーターは、各 DB2 インスタンスのトランザクション・マネージャー (TM) データベースの名前を識別します。
このパラメーターは、データベース・マネージャーに DB2 コネクト同期点マネージャーのインスタンス名を知らせます。 再同期が正常に実行されるには、 この名前はネットワーク全体で固有のものでなければなりません。
このパラメーターは、DB2 トランザクション・マネージャー、 DB2 サーバー・データベース・マネージャー、 および DB2 コネクト (または DB2 UDB) 同期点マネージャーが、 未解決の未確定トランザクションの回復を試みる時間間隔を秒数で指定します。
このパラメーターは、SPM ログ・ファイルのサイズを 4 KB ページ数の単位で指定します。
このパラメーターは、 再同期操作を同時に実行することができるエージェント数を指定します。
このパラメーターは、SPM ログ・ファイルのログ・パスを識別します。
データベース構成パラメーター
このパラメーターは、活動状態のアプリケーションの許容最大数を指定します。 この値は、接続されるアプリケーションの合計数に、2 フェーズ・コミットまたは ロールバックを同時に完了しようとしている可能性のあるアプリケーションの数と、 同時に存在することが予想される未確定トランザクションの数を加えた値より大きいか等しくなければなりません。 未確定トランザクションについて詳しくは、2 フェーズ・コミット時の問題を回復するを参照してください。
このデータベース構成パラメーターには、 必要に応じて RESTARTDATABASE ルーチンを自動的に呼び出すかどうかを指定します。 省略時値は YES (呼び出す) です。
未確定トランザクションが含まれているデータベースは、 データベースの再始動操作によって始動する必要があります。 データベースへの最後の接続が除去される ときに autorestart が使用可能でない場合、 その次の接続は失敗し、再び RESTART DATABASE を明示的に呼び出す必要があります。 この状態は、トランザクション・マネージャーの再同期操作によって、 または手動による管理者の発見的手法の操作によって、 未確定トランザクションが除去されるまで続きます。 RESTART DATABASE コマンドが発行されるとき、 データベースに未確定トランザクションが存在していれば、メッセージが戻されます。 管理者は、 LIST INDOUBT TRANSACTIONS コマンドなどのコマンド行プロセッサーのコマンドを使用することによって、 それらの未確定トランザクションについての情報を検索できます。
これらの構成パラメーターについての詳細は、管理の手引き: パフォーマンス を参照してください。
DB2 ユニバーサル・データベースは、TCP/IP 接続を使用した、 ホストまたは AS/400 データベース・クライアントからの複数サイト更新をサポートしません。 このような状況では、SNA (システム・ネットワーク体系) 接続がサポートされています。 複数サイト更新には DB2 同期点マネージャーが必要です。 ここでは DB2 コネクトは使用されません。
ホストまたは AS/400 データベース・クライアントからアクセスされる データベース・サーバーは、 DB2 同期点マネージャーのあるワークステーションから見てローカルである必要はありません。 ホストまたは AS/400 データベース・クライアントは、 DB2 同期点マネージャー・ワークステーションを暫定ゲートウェイとして使用して、 DB2 UDB サーバーに接続できます。 これにより、DB2 同期点マネージャー・ワークステーションを分離して、 機密保護された環境に置くことができます。 このとき、実際の編成では DB2 UDB サーバーがリモートになっています。 また、これによって DB2 共通サーバー バージョン 2 データベースを、 ホストまたは AS/400 データベース・クライアントに起因する複数サイト更新に 参加させることができます。
手順は以下のとおりです。
db2icrt myinstance
この DB2 ワークステーションからリモート DB2 UDB サーバーに接続できるはずです。