管理の手引き


OS/2 の概説

データベース・マネージャーは、任意選択でユーザー出口プログラムを呼び出して、 データベースのバックアップと復元を行ったり、 ログ・ファイルの保存と検索を行ったり、その両方を行ったりすることができます。 これらの作業 (バックアップと復元または保存と検索) の一方の対のためにユーザー出口プログラムを呼び出す場合、 作業の他方の対のためにユーザー出口プログラムを使用する必要はありません。 たとえば、ユーザー出口プログラムによってログの保存と検索を行う場合には、 ユーザー出口プログラムによってデータベースのバックアップと復元を行う必要はありません。

次のアクションのうちの 1 つを行うと、 データベース・マネージャーでユーザー出口プログラムを呼び出すことができます。

バックアップ
コマンド行プロセッサーからターゲット・ドライブ・パラメーターとして文字 0: を指定するか、 または API 呼び出しで媒体の種類として U を指定すると、 BACKUP DATABASE ユーティリティーがユーザー出口プログラムを呼び出します。 データベースのバックアップに関する追加情報は、データベースのバックアップを参照してください。

復元
RESTORE DATABASE ユーティリティーは、 ユーザー出口プログラムを呼び出して、 BACKUP DATABASE によって以前に保存されたデータベース・ファイルを検索します。 コマンド行プロセッサーからソース・ドライブ・パラメーターとして文字 0: を指定するか、 または API 呼び出しで媒体の種類として U を指定すると、 RESTORE DATABASE ユーティリティーがユーザー出口プログラムを呼び出します。 データベースの復元に関する追加情報は、データベースの復元を参照してください。

保存と検索
データベース・マネージャーの保存と検索の機能は、 データベース構成パラメーター userexit がオンの場合に、 ユーザー出口プログラムを呼び出してログ・ファイルの保管と検索を行い、 保存されたログ・ファイルの場所を管理します。 ファイルの保存と検索のためにユーザー出口プログラムを使用すると、 ロールフォワード回復のためにデータベースを使用できるようになります (データベース変更のロールフォワード操作を参照)。
注:userexit 構成パラメーターは、 ログ・ファイルの保存と検索だけに適用されます。


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