Explain 情報を使用して、 最適化プログラムが データ・アクセスの概念と最適化に記載された選択に基づいて選択したアクセス・プランを分析することができます。 たとえば、Explain 情報は、 最適化プログラムが索引走査 (索引走査の概念を参照) を選択したことを示す場合があります。 さらに、次の事柄を判別することもできます。
別の例として、Explain 情報は、2 つの表の結合方法を理解するのに役に立ちます。
SELECT、SELECT INTO、UPDATE、INSERT、VALUES、VALUES INTO、 および DELETE SQL ステートメントに対して Explain を使用できますが、 Explain を主に使用するのは、 ステートメントの SELECT 部分のアクセス・パスを観察する場合です。
SQL 照会を実行するために、 データベース・マネージャーは一般に次の事柄を行います。
次のような単純な SQL 照会の場合、
SELECT DEPTNO, DEPTNAME FROM DEPARTMENT
実行されたステップの図形表示が Visual Explain によって次のように表示されます。
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次のトピックでは、上記のオブジェクトおよび演算子について表示できる詳細のタイプを説明します。
1 つのアクセス・プランは、 1 つまたは複数のデータ・オブジェクトを使用して SQL ステートメントを実行します。
オブジェクト統計: Explain 機能は、 オブジェクトに関して次のような事柄を記録します。
単一のアクセス・プランでは、 SQL ステートメントを実行し、 結果をユーザーに戻すために、データ上でいくつかの操作を実行します。 SQL コンパイラーは必要な操作を判別します。 たとえば、表走査、 索引走査、ネストされたループの結合、またはグループ化などです。 これらの演算子の大多数の詳細は、データ・アクセスの概念と最適化に示されています。
アクセス・プランで使用されるさまざまな演算子を示すことに加えて、 Explain 情報は各演算子およびアクセス・プランの累積効果にも使用可能です。
コスト情報の見積もり: 演算子については、 以下に示した累積コストの見積もりを表示することができます。 これらのコストは選択したアクセス・プランに関するもので、 情報が獲得されている演算子までのコストが表示されます。
タイマーオン は、架空の相対計測単位です。
演算子の特性: 以下に示す情報は Explain 機能によって記録されるもので、 各演算子の特性を記述します。