DB2 コネクト 概説およびインストール (UNIX** 版)

SYSPLEX の構成要件

  1. DB2 コネクト エンタープライズ・エディション・サーバーでは、デフォルトで SYSPLEX が使用可能になっていますが、 DB2SYSPLEX_SERVER プロファイル変数の値をゼロに設定することによりオフにすることができます。
  2. データベースの DCS ディレクトリー項目で、SYSPLEX (大文字小文字の区別なし) が 6 番目の定位置パラメーターに含まれていないと、使用するデータベースで SYSPLEX を活用することはできません。
  3. APPC 接続では、次のような追加考慮事項が当てはまります。

    1. SYSPLEX の DB2 (OS/390 版) 参加プログラムの LU ごとに、パートナー LU 定義が必要です。
    2. 一致する CPIC 記号宛先名プロファイルが各参加プログラムに定義される必要があり、各プロファイルは関連する LU と同じ名前になります。

    ですから、このシナリオでは、 DB2 コネクト・サーバーが使用する SNA サブシステムで NETB.LUB および NETC.LUC のパートナー LU プロファイルが含まれていなければならず、 LUB および LUC という CPIC 記号宛先プロファイルからそれぞれ参照される必要があります。

  4. 下記のシナリオでは、 DB2 コネクト・サーバーのカタログで定義される必要があるのは、 1 次 DB2 (OS/390 版) データベース (LOCATION_NAME_B) のみです。

    	db2 catalog  appc node nodeb remote lub security program
    	db2 catalog dcs database dbb as location_name_b parms ',,,,,sysplex'
    	db2 catalog database dbb as aliasb at node nodeb authentication dcs
    
    LOCATION_NAME_C データベースに接続するために、DB2 コネクト・サーバー上のカタログ内に DB2 ディレクトリー項目を定義する必要はありません。なぜなら、これは SYSPLEX の 2 次参加プログラムだからです。しかし、APPC 接続が使用されているので、記号宛先名 luc は NETB.LUC のパートナー LU を参照する必要があります。


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