概説およびインストール パーソナル・エディション

始める前に

インストールを開始する前に、次に示す項目と情報がそろっていることを確認してください。

  1. ご使用のシステムが、DB2 製品をインストールするのに必要なメモリー、ハードウェア、およびソフトウェア要件を満たしているか確認してください。詳細については、インストールの計画を参照してください。
  2. 使用できるホスト接続のタイプは、次のとおりです。
  3. インストールを実行するのに使用するユーザー・アカウント。インストールには、2 つの方法があります。管理者のインストールおよび非管理者のインストールです (Windows NT および Windows 2000 Professional でのみ使用可能)。

    管理者のインストールの場合には、ログインするアカウントは以下の条件を満たしていなければなりません。

    非管理者のインストールは Windows NT および Windows 2000 Professional でのみ可能ですが、ログインするアカウントは、ゲスト・グループより大きい権限を持つグループに属していなければなりません。たとえば、ユーザー・グループまたはパワー・ユーザー・グループなどに属している必要があります。
    注:管理者でないユーザーのインストールには、以下の制限があります。
    • コントロール・センターは使用できません。
    • Net Question および Personal Communications では、管理者権限が必要です。したがって、Net Question も統合 SNA サポートも使用できません。システムに統合 SNA スタックがすでにある場合には、 SNA サポートを使用できます。

    レジストリーで表示される DB2 コネクトの情報の一部は、レジストリーの HKEY_CURRENT_USER フォルダーにこの時点で入力しなければなりません。 DB2 コネクトの非管理者のインストールのレジストリーの下には、 HKEY_LOCAL_MACHINE フォルダーに多くの項目が保管されますが、 HKEY_CURRENT_USER で環境設定を変更しなければなりません。

    非管理者のインストールの場合には、システム・ショートカットはユーザー・ショートカットに変更されなければなりません。さらに、DB2 コネクト製品をインストールするにはサービスが必要ですが、管理権限がなければこれを作成することができません。したがって、非管理者のインストールの際には、サービスがプロセスとして自動的に実行されます。

    以下は、特定のインストールのシナリオです。

  4. インストール中に、 DB2 管理サーバーがシステムにログオンするために使用するユーザー・アカウントを指定します。指定するアカウントは、ローカルで定義されなければならず、ローカル管理者のグループに属していなければなりません。

    デフォルトでは、セットアップ・プログラムがユーザー名 db2admin と指定するパスワードを使ってユーザー・アカウントを作成します。このデフォルト・ユーザー・アカウントを受け入れることもできますし、デフォルト値を変更したり、ユーザー自身で値を提供して独自のユーザー・アカウントを作成することもできます。独自のユーザー・アカウントを作成または準備する場合は、 DB2 の命名規則に違反しないよう注意してください。詳しくは、付録 D, 命名規則を参照してください。

  5. インストール時に、インストールする製品およびサービスのユーザー名およびパスワードを入力するようにプロンプトが出されます。
  6. Windows 2000 で LDAP を使用する場合には、ディレクトリー・スキーマを拡張して、 DB2 オブジェクト・クラスおよび属性定義を組み込まなければなりません。これは、DB2 製品をインストールする前に必ず実行しなければなりません。

    ディレクトリー・スキーマを拡張するには、スキーマ管理権限を使用してインストール CD から db2schex.exe プログラムを実行します。このプログラムは、スキーマ管理権限を使用して、もう一度ログオフおよびログオンをすることなく実行できます。

      runas /user:MyDomain\Administrator x:\db2\common\db2schex.exe
    

    ここで、x: は CD-ROM の文字です。

    db2schex.exe が完了したら、インストールを継続することができます。


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