概説およびインストール パーソナル・エディション

1. パラメーター値の識別および記録

DB2 コネクト・ワークステーションを構成する場合、その前にホスト側の管理者と LAN の管理者に、接続先のホストまたは AS/400 データベースごとに表 5 のワークシートのコピーに記入してもらってください。

使用値 列の項目に記入し終わると、そのワークシートを使って DB2 コネクトのための APPC 通信を構成できます。構成を進めていく途中で、構成上の指示に示されるサンプル値を、ワークシートの使用値に置き換えることができます。その場合、四角で囲まれた数字 (たとえば (1)) の項目を使用し、構成上の指示をワークシートの値に関連付けます。

ワークシートおよび構成上の指示では、必須の構成パラメーターについて、推奨値あるいはサンプル値を指定しています。他のパラメーターについては、通信プログラムのデフォルト値を使用します。ネットワーク構成が、この指示で使用されているものとは異なる場合、それぞれのネットワークに適した値についてはネットワーク管理者にお聞きください。

構成の指示の中の (*) 記号は、変更する必要はあるけれども、ワークシートには対応する表示のない項目を表します。

表 5. ホストおよび AS/400 サーバー接続を計画するためのワークシート
参照番号 DB2 コネクト・ワークステーションでの名前 ネットワークまたは VTAM 名 サンプル値 使用値
ホストのネットワーク要素
(1) ホスト名 ローカル・ネットワーク名 SPIFNET
(2) パートナー LU 名 アプリケーション名 NYM2DB2
(3) ネットワーク ID
SPIFNET
(4) パートナー・ノード名 ローカル CP または SSCP 名 NYX
(5) ターゲット・データベース名 (target_dbname)

OS/390 または MVS:
LOCATION NAME

VM/VSE:
DBNAME

AS/400:
RDB 名

NEWYORK
(6) リンク名またはモード名
IBMRDB
(7) 接続名 (リンク名)
LINKHOST
(8) リモート・ネットワークまたは LAN アドレス ローカル・アダプターまたは宛先アドレス 400009451902
DB2 コネクト・ワークステーションのネットワーク要素
(9) ネットワークまたは LAN ID
SPIFNET
(10) ローカル制御点名
NYX1GW
(11) ローカル LU 名
NYX1GW0A
(12) ローカル LU 別名
NYX1GW0A
(13) ローカル・ノードまたはノード ID ID BLK 071
(14) ID NUM 27509
(15) モード名
IBMRDB
(16) 記号宛先名
DB2CPIC
(17) リモート・トランザクション・プログラム (TP) 名

OS/390 または MVS:
X'07'6DB ('07F6C4C2') または DB2DRDA

VM/VSE:
VSE の場合は AXE、 VM の場合は DB2 (VM 版) db 名、または X'07'6DB ('07F6C4C2') (VM 版)

AS/400:
X'07'6DB ('07F6C4C2') または QCNTEDDM


DB2 コネクト ワークステーションでの DB2 ディレクトリー項目
(19) ノード名
db2node
(19) セキュリティー
program
(20) ローカル・データベース名 (local_dcsname)
ny

接続しようとしているサーバーごとに、以下のようにしてワークシートのコピーに記入してください。

  1. ネットワーク ID には、ホストと DB2 コネクト・ワークステーションのネットワーク名を両方とも使用します ((1)(3)、および (9))。これらの値は普通は同じです。たとえば SPIFNET
  2. パートナー LU 名 ((2)) には、 OS/390、MVS、VSE、または VM 用の VTAM アプリケーション (APPL) 名を使用します。 AS/400 にはローカル CP 名を使用します。
  3. パートナー・ノード名 ((4)) には、 OS/390、MVS、VM、または VSE 用のシステム・サービス制御点 (SSCP) 名を使用します。 AS/400 にはローカル制御点名を使用します。
  4. データベース名 ((5)) には、ホスト・データベースの名前を使用します。この名前は OS/390 または MVS では LOCATION NAME、 VM または VSE では DBNAME、 AS/400 ではリレーショナル・データベース (RDB) 名を表します。
  5. モード名 ((6) および (15)) には、通常はデフォルトの IBMDRB で十分です。
  6. リモート・ネットワーク・アドレス ((8)) には、ターゲット・ホストまたは AS/400 システムの、制御装置アドレスあるいはローカル・アダプター・アドレスを使用します。
  7. DB2 コネクト・ワークステーションのローカル制御点名 ((10)) を判別します。この名前は普通はシステムの PU 名と同じです。
  8. DB2 コネクトで使用されているローカル LU 名 を判別します ((11))。同期点マネージャーを使用して複数サイトの更新 (2 フェーズ・コミット) を管理する場合、ローカル LU は SPM に使用する LU でなければなりません。この場合、その同じ LU を制御点 LU にもすることはできません。
  9. ローカル LU 別名 ((12)) には、通常は、ローカル LU 名 ((11)) と同じ名前を使用します。
  10. ローカル・ノード またはノード ID ((13) および (14)) には、 DB2 コネクト・ワークステーションの IDBLK および IDNUM を使用します。デフォルト値で正しいはずです。
  11. 記号宛先名 ((16)) には、適切な値を選択します。
  12. (リモート) トランザクション・プログラム (TP) 名 ((17)) には、ワークシートにリストされているデフォルト値を使用することをお勧めします。
  13. その他の項目については、当面はブランクにしておきます ((18)(21))。


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