この節では、ご使用の環境でコントロール・センターを設定およびカスタマイズする方法を説明します。
アプリケーションとしてコントロール・センターを実行する場合には、この節をスキップして、Java アプリケーションとしてのコントロール・センターの実行に進んでください。
アプレットとして実行するようにコントロール・センターを設定するには、以下を実行します。
コントロール・センターの JDBC アプレット・サーバーを開始するには、 db2jstrt 6790 コマンドを入力します。ここで、6790 は、すでに使用中になっていない任意の 4 桁のポート番号です。
コントロール・センター JDBC アプレット・サーバーを開始する際には、 SYSADM 権限のあるユーザー・アカウントを使用することをお勧めします。
コントロール・センター JDBC アプレット・サーバーを最初に開始すると、ノード・ディレクトリー項目と、管理目的の各種のファイルをいくつか作成します。 マシン構成のシナリオ 1 および 3 では、これらの管理ファイルおよびディレクトリーすべてが現行の DB2 インスタンスで作成されます。
大半の DB2 リソースは、 database connect または instance attach を使用してアクセスされます。いずれの場合でも、ユーザーは、アクセスを獲得するために有効なユーザー ID とパスワードの組み合わせを提供しなければなりません。ただし、リソースの一部は直接コントロール・センター JDBC アプレット・サーバーによりアクセスされます。これには、データベースおよびノード・ディレクトリー (カタログ)、およびコマンド行プロセッサーが含まれます。これらのリソースへのアクセスは、ログインしたコントロール・センターのユーザーに代わって、コントロール・センター JDBC アプレット・サーバーにより実行されます。アクセスが認可されるには、ユーザーとサーバーの両方に適切な権限がなければなりません。たとえば、データベースを直接更新するには、最低でも SYSCTRL 権限が必要です。
どの機密保護レベルでもコントロール・センター JDBC アプレット・サーバーのインスタンスを実行することができますが、データベースおよびノード・ディレクトリーなどの特定のリソースは更新できない可能性があります。特に、 SQL1092N メッセージが出されて、要求のための権限がないことを通知される可能性があります。メッセージで指定されているユーザーは、コントロール・センターに署名したユーザーか、あるいはコントロール・センター JDBC アプレット・サーバーを実行しているユーザー・アカウントかのいずれかです。
Windows NT では、「スタート」をクリックして、 「設定」-->「コントロール パネル」-->「サービス」を選択すると、コントロール・センターの JDBC アプレット・サーバーを始動できます。 「DB2 JDBC アプレット・サーバー - コントロール・センター (DB2 JDBC Applet Server - Control Center)」サービスを選択し、 「開始」をクリックします。
Windows 2000 では、「スタート」をクリックし、 「設定」-->「コントロール パネル」-->「管理ツール」-->「サービス」 を選択すると、コントロール・センター JDBC アプレット・サーバーを始動できます。 「DB2 JDBC アプレット・サーバー - コントロール・センター (DB2 JDBC Applet Server - Control Center)」サービスを選択し、 「操作」メニューをクリックし、次いで「開始」を選択します。
任意のシステムで、次のように入力するとコントロール・センター JDBC アプレット・サーバーを始動できます。
net start DB2ControlCenterServer
ご使用のコントロール・センター JDBC アプレット・サーバーが自動開始される場合には、このステップは必要ありません。
コントロール・センター JDBC アプレット・サーバーを Windows NT または Windows 2000 サービスとして開始する場合には、「サービス」ダイアログでスタートアップの種類を設定して、アカウント情報を変更しなければなりません。
Windows NT または Windows 2000 でコントロール・センターを使用するには、機密保護サーバーが実行していなければなりません。通常、DB2 のインストール時に、機密保護サーバーが自動開始するように設定されています。
Windows NT では、「スタート」をクリックして、 「設定」-->「コントロール パネル」-->「サービス」を選択すると、機密保護サーバーが実行しているかどうかを検査できます。
Windows 2000 では、 「スタート」をクリックして、 「設定」-->「コントロール パネル」-->「管理ツール」--> 「サービス」を選択します。
Windows NT で DB2 機密保護サーバーが開始されていない場合には、これを選択して、「開始」をクリックします。 Windows 2000 では、 「操作」メニューを選択して、 「開始」をクリックします。
コントロール・センター JDBC アプレット・サーバーを開始し、 Windows NT または Windows 2000 の機密保護サーバーを開始したら (必要な場合)、 Java アプレットとしてのコントロール・センターの実行に進んでください。
コントロール・センターは、Java アプリケーションまたは Java アプレットとして実行できます。ご使用の環境の構成が 表 8 のシナリオ 1 または 2 と類似している場合には、コントロール・センターをアプリケーションとして実行しなければなりません。ご使用の環境がシナリオ 3 または 4 に類似して構成されている場合には、これをアプレットとして実行しなければなりません。
コントロール・センターを Java アプリケーションとして実行するには、正しい Java Runtime Environment (JRE) がインストールされていなければなりません。ご使用のオペレーティング・システムでの正しい JRE レベルについては、 表 9 を参照してください。
Java アプレットとしてコントロール・センターを実行するには、コントロール・センターのアプレット・コードおよびコントロール・センター JDBC アプレット・サーバーを含むマシン上に Web サーバーが設定されていなければなりません。 Web サーバーは、sqllib ディレクトリーへのアクセスを許可しなければなりません。
仮想ディレクトリーを使用することにした場合、このディレクトリーをホーム・ディレクトリーに置換します。たとえば、yourserver というサーバー上の仮想ディレクトリー temp に sqllib をマップした場合、クライアントは URL: http://yourserver/temp を使用します。
DB2 の資料をインストールしておらず、ご使用の Web サーバーを構成して DB2 のオンライン資料を使用するには、 インストールおよび構成 補足 を参照してください。
Windows 32 ビットまたは OS/2 オペレーティング・システムでアプレットとしてコントロール・センターを実行するには、 DB2 JDBC アプレット・サーバーが常駐しているマシンで db2classes.exe を実行し、必要な Java クラス・ファイルで unzip を実行しなければなりません。
コントロール・センター HTML ページをロードするには、次のようなステップを実行します。
db2cc.htm を次にオープンする際にコントロール・センターを自動的に開始するようにするには、以下のステップを実行します。
param name="autoStartCC" value="false"
を、次のように変更します。
param name="autoStartCC" value="true"
param name="autoStartCC" value="true" param name="hostNameText" value="yourserver" param name="portNumberText" value="6790"
ここで、yourserver はサーバー名または IP アドレスであり、 6790 は接続先のマシンのサーバー・ポートの値です。
一般的な Web サーバーの構成情報については、 Web サーバーに付属した設定の資料を参照してください。
Web サーバーを介して DB2 オンライン資料を使用することについての詳細は、 インストールおよび構成 補足 を参照してください。