データベース・ユーティリティー (インポート、エクスポート、reorg、コマンド行プロセッサー、および DB2 CLI) を、データベースと共に使用する前に各データベースにバインドします。 ネットワーク環境では、異なるオペレーティング・システムで実行している複数のクライアントを使用しているか、または異なるバージョンの DB2 を使用している場合、各オペレーティング・システムと DB2 バージョンの組み合わせに対して、ユーティリティーを一度ずつバインドしなければなりません。
ユーティリティーのバインドにより、パッケージ が作成されます。これは単一のソース・ファイルから特定の SQL ステートメントを処理するのに必要な情報がすべて入っているオブジェクトです。
バインド・ファイルは、インストール・ディレクトリー (OS/2、および Windows 32 ビット オペレーティング・システムでは通常、 sqllib です) の bnd ディレクトリーの下に、別の .lst ファイルと一緒にグループ化されています。各ファイルは、サーバーに固有のものです。
ユーティリティーおよびアプリケーションを DRDA サーバーにバインドするには、 DRDA サーバーに接続してから、次のようなコマンドを使用します。
connect to dbalias user userid using password bind path/bnd/@ddcsmvs.lst blocking all sqlerror continue messages mvs.msg grant public connect reset
path は DB2PATH レジストリー値に対応します。 上記のコマンドについては、DB2 コネクト 使用者の手引き に詳しい説明があります。
データベースへのデータベース・ユーティリティーのバインド方法は、ワークステーションのオペレーティング・システムによって異なります。
ステップ 1. | クライアント構成アシスタント (CCA) を開始します。 |
ステップ 2. | ユーティリティーをバインドする先のデータベースを選びます。 |
ステップ 3. | 「バインド (Bind)」をクリックします。 |
ステップ 4. | 「DB2 ユーティリティーのバインド (Bind DB2 Utilities)」ラジオ・ボタンを選びます。 |
ステップ 5. | 「継続 (Continue)」をクリックします。 |
ステップ 6. | データベースに接続するためのユーザー ID とパスワードを入力します。そのユーザー ID には、データベースに対して新パッケージをバインドするための権限がなければなりません。バインドしたいユーティリティーを選択してから 「OK」をクリックします。
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ステップ 1. | x:\sqllib\bnd と入力して bnd ディレクトリーに変更します。ただし x: は、DB2 をインストールしているドライブです。 |
ステップ 2. | データベースに接続するには、コマンド・センターまたはコマンド行プロセッサーに次のようなコマンドを入力します。 connect to database_alias
ただし、database_alias は、接続先のデータベースの名前です。 |
ステップ 3. | コマンド・センターまたはコマンド行プロセッサーに次のようなコマンドを入力します。 "bind @db2ubind.lst messages bind.msg grant public" "bind @db2cli.lst messages clibind.msg grant public"
この例では、 bind.msg および clibind.msg は出力メッセージ・ファイルであり、 EXECUTE および BINDADD 特権が public に付与されます。 |
ステップ 4. | 次のようなコマンドを入力して、データベースへの接続をリセットします。 connect reset bind コマンドの詳細については、 コマンド解説書 を参照してください。
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注:
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使用しているアプリケーションで、データベースをバインドする必要が生じた場合、クライアント構成アシスタントのバインド機能を使うか、またはコマンド行プロセッサーを使って、バインド処置を実行することができます。
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