概説およびインストール パーソナル・エディション
リモート・ホストまたは AS/400 データベース・サーバーへアクセスできるように、
DB2 コネクトの APPC 通信を構成する場合、
表 5 にある完成されたワークシートを使用します。

| それぞれのネットワークにおけるプラットフォームに応じ、
APPC 通信を構成する方法を説明したセクションに進んでください。
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構成を始める前に、インストールしてある IBM eNetwork Communications Server for
Windows (Windows NT および Windows 2000 でサポートされている) が、以下の要件を満たしていることを確認してください。
__ 1.
| バージョン 5.0 以降であること
(同じトランザクション内で複数データベースの更新を計画している場合)。
2 フェーズ・コミットの使用を計画している場合、Communications Server for Windows
Communications Server for Windows のバージョン 5.01 が必要です。
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__ 2.
| IBM Communications Server IEEE 802.2 LAN インターフェースがインストールされていること
(これは、Communications Server のインストール・オプションです)。
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__ 3.
| JR11529 および JR11170 APAR の修正プログラムが適用されていること。これらの修正プログラムが必要なのは、
Ctrl-BREAK を使用するか SQLCancel ODBC/CLI を呼び出すことによって、進行中に照会を取り消せるようにするためです。
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__ 4.
| LLC2 ドライバーが、
Communications Server for Windows のインストール・ディレクトリーからインストールされていること。インストール中に Communications Server for Windows によって LLC2 をインストールするかどうかが尋ねられます。
Communications Server for Windows とともに LLC2 がインストールされているかどうか分からない場合は、以下の方法で知ることができます。
- 「スタート」押しボタンをクリックしてから、
「設定」 --> 「コントロール パネル」を選びます。
- 「ネットワーク」アイコンをダブルクリックします。
- 「ネットワーク」ウィンドウで、
「プロトコル」タブをクリックします。リストされているプロトコルの中に「IBM LLC2 プロトコル
(IBM LLC2 Protocol)」がなければなりません。この項目がない場合は、
IBM Communications Server for Windows ソフトウェアからこのプロトコルをインストールする必要があります。詳細については、
Communications Server for Windows に付属している資料を参照してください。
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IBM eNetwork Personal Server を始動するには、以下のステップを実行します。
ステップ 1.
| 「スタート」をクリックし、
「プログラム」--> 「IBM Communications Server」-->「SNA ノード構成」を選択します。「IBM Communications Server SNA ノード構成
(IBM Communications Server SNA Node Configuration)」ウィンドウがオープンします。
|
ステップ 2.
| メニュー・バーから「ファイル (File)」
--> 「新規 (New)」 --> 「拡張機能 (Advanced)」を選択します。
「構成オプション
(Configuration options)」ウィンドウがオープンします。この後のステップは、このウィンドウから始めます。
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IBM eNetwork Personal Server for APPC 通信を構成するには、以下のステップを完了させます。
ステップ 1.
| ノードの構成
- 「構成オプション (Configuration options)」フィールドで、「ノードの構成 (Configure Node)」を選択してから、「新規 (New)」押しボタンをクリックします。 「ノードの定義 (Define the Node)」ウィンドウがオープンします。
- 「完全修飾 CP 名 (Fully qualified CP name)」フィールドに、ネットワーク名 ((9)) とローカル制御点名
((10)) を入力します (SPIFNET.NYX1)。
- 任意選択で、「CP 別名 (CP alias)」フィールドに、
CP 別名を入力します。このフィールドをブランクにすると、ローカル制御点名 ((10)) (NYX1) が使用されます。
- 「ローカル・ノード ID (Local Node ID)」フィールドに、ブロック ID ((13)) と物理装置 ID
((14)) を入力します (05D.27509)。
- 適切なノード・タイプを選択します。デフォルトでは、「エンド・ノード (End Node)」ラジオ・ボタンが選択されています。
- 「OK」をクリックします。
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ステップ 2.
| 装置の構成
- 「構成オプション (Configuration options)」フィールドで、「装置の構成 (Configure devices)」を選択します。
- 「DLC (DLCs)」フィールドで、該当する DLC が強調表示されていることを確認します
(たとえば「LAN」など)。
- 「新規 (New)」押しボタンをクリックします。 該当するウィンドウがオープンし、そこにデフォルト値が表示されます。
(たとえば「LAN 装置の定義 (Define a LAN device)」ウィンドウなど)。
- 「OK」をクリックしてデフォルト値を受け入れます。
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ステップ 3.
| ゲートウェイの構成
- 「構成オプション (Configuration options)」フィールドで、「ゲートウェイの構成 (Configure the Gateway)」を選択してから、「新規 (New)」押しボタンをクリックします。 「ゲートウェイの定義 (Define Gateway)」ウィンドウがオープンします。
- 「SNA クライアント (SNA Clients)」タブをクリックします。
- 「SNA API クライアント・サービスの使用可能化
(Enable SNA API Client Services)」チェック・ボックスにチェック・マークが付いていることを確認します。
- 「OK」をクリックしてデフォルト値を受け入れます。
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ステップ 4.
| 接続の構成
- 「構成オプション (Configuration options)」フィールドで、「接続の構成 (Configure connections)」を選択します。
- 「DLC」フィールドの「LAN」が強調表示されていることを確認してください。
- 「新規 (New)」押しボタンをクリックします。「LAN 接続の定義 (Define a LAN connection)」ウィンドウがオープンします。
- 「基本 (Basic)」タブ・パネルで、以下のようにします
- 「リンク・ステーション名 (Link station name)」フィールドに、ワークシート (LINKHOST) の名前 ((7)) を入力します。
- 「宛先アドレス (Destination address)」フィールドに、ワークシートのアドレス ((8)) (400009451902) を入力します。
- 「セキュリティー (Security)」タブ・パネルで、以下のようにします。
- 「隣接 CP 名 (Adjacent CP name)」フィールドに、ネットワーク ID ((3)) と制御点名
((4)) を入力します (SPIFNET.NYX)。
- 「隣接 CP タイプ (Adjacent CP type)」フィールドで、該当する CP タイプを選択します (たとえば、
バック・レベル LEN (Back-level LEN))。
- 「TG 数 (TG number)」が「0」 (デフォルト)
に設定されていることを確認します。
- 「OK」をクリックします。
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ステップ 5.
| パートナー LU 6.2 を構成します。
- 「構成オプション (Configuration options)」フィールドで、「構成パートナー LU (Configure partner LU)」を選択してから、「新規 (New)」をクリックします。 「パートナー LU 6.2 の定義 (Define a Partner LU 6.2)」ウィンドウがオープンします。
- 「パートナー LU 名 (Partner LU name)」フィールドに、ネットワーク ID ((3)) とパートナー LU 名
((2)) を入力します (SPIFNET.NYM2DB2)。
- 「パートナー LU 別名 (Partner LU alias)」フィールドに、ワークシートのパートナー LU 名 ((2)) を入力します (NYM2DB2)。
- Communications Server for SNA Clients を構成する場合は、「完全修飾 CP 名 (Fully-qualified CP name)」フィールドに、ネットワーク ID ((3)) と隣接制御点 SSCP 名
((4)) を入力します (SPIFNET.NYX)。
- その他のフィールドは、ブランクのままにしておきます。 それから、「OK」をクリックします。
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ステップ 6.
| モードを構成します。
- 「構成オプション (Configuration options)」フィールドで、「モードの構成 (Configure modes)」を選択してから、「新規 (New)」をクリックします。 「モードの定義 (Define a mode)」ウィンドウがオープンします。
- 「モード名 (Mode name)」フィールド ((6)) に、モード名を入力します (IBMRDB)。
- 「拡張 (Advanced)」タブをクリックして、「サービス・クラス名 (Class of Service Name)」が「#CONNECT」に設定されていることを確認します。
- その他のフィールドでは、デフォルトを受け入れてから、
「OK」をクリックします。
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ステップ 7.
| ローカル LU 6.2 の構成
- 「構成オプション (Configuration options)」フィールドで、「ローカル LU 6.2 の構成 (Configure local LU 6.2)」を選択してから、「新規 (New)」をクリックします。 「ローカル LU 6.2 の定義 (Define a Local LU 6.2)」ウィンドウがオープンします。
- 「ローカル LU 名 (Local LU name)」フィールドに、ワークシートの名前 ((11)) を入力します (NYX1GW01)。
- 「LU セッション限度 (LU session limit)」フィールドに値を入力します。デフォルトの 0 にすると、許される最大の値が指定されます。
- その他のフィールドでは、デフォルトを受け入れてから、
「OK」をクリックします。
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ステップ 8.
| CPI-C サイド情報の構成
- 「構成オプション (Configuration options)」フィールドで、「CPI-C サイド情報の構成 (Configure CPI-C Side Information)」を選択してから、「新規 (New)」をクリックします。「CPI-C サイド情報の定義 (Define CPI-C Side Information)」ウィンドウがオープンします。
- 「記号宛先名 (Symbolic destination name)」フィールドに、ワークシートからの名前 ((16)) を入力します (DB2CPIC)。
- 「モード名 (Mode name)」フィールドに、ワークシートからの名前 ((15)) を入力します (IBMRDB)。
- 「パートナー LU 別名の使用
(Use Partner LU alias)」の隣のラジオ・ボタンをクリックし、「パートナー LU 別名 (Partner LU alias)」を選択します。
- TP 名を指定します。「TP 名 (TP name)」フィールドで、以下のようにします。
- 非サービス TP を指定するには、「TP 名 (TP name)」フィールドに非サービス TP の名前を入力し
(たとえば DB2DRDA)、「サービス TP
(Service TP)」チェック・ボックスにチェック・マークが付いていない ことを確認してください。
- サービス TP を指定するには、「TP 名 (TP name)」フィールドにサービス TP の名前を入力し
(たとえば 076DB)、「サービス TP
(Service TP)」チェック・ボックスにチェック・マークが付いている ことを確認してください。
- その他のフィールドでは、デフォルトを受け入れてから、
「OK」をクリックします。
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ステップ 9.
| 構成を保管します。
- メニュー・バーから「ファイル (File) -->
別名保管 (Save as)」を選択します。「別名保管 (Save As)」ウィンドウがオープンします。
- ny3.acg などのファイル名を入力します。
- 「OK」をクリックします。
- オープンするウィンドウでは、デフォルトの構成にしたいかどうか尋ねてきます。「はい (Yes)」押しボタンをクリックします。
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ステップ 10.
| 環境の更新
IBM パーソナル・コミュニケーションズは、
appcllu という環境変数を使用して、デフォルト APPC ローカル LU を設定します。コマンド・ウィンドウをオープンし、
set appcllu=local_lu_name と入力すれば、この変数をセッションごとに設定することができます。しかし、この変数を永続的に設定する方がおそらく便利でしょう。
Windows NT でこの変数を永続的に設定するには、以下のステップを完了させます。
ステップ a.
| 「スタート」をクリックし、「設定 --> コントロール パネル」を選択します。 「システム」アイコンをダブルクリックします。 「システムのプロパティー」ウィンドウがオープンされたら、「環境」タブをクリックします。
| ステップ b.
| 「変数 (Variable)」フィールドに
appcllu と入力してから、「値 (Value)」フィールドに、ローカル LU 名 ((11)) を入力します。
| ステップ c.
| 「設定」をクリックし、変更を受け入れてから、「OK」をクリックし、「システムのプロパティー」ウィンドウを終了します。
|
これで、以降のセッションでも環境変数は設定されたままです。
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ステップ 11.
| SNA ノード操作を開始します。
ご使用のマシンで SNA ノード操作を開始するには、以下のステップを完了させます。
ステップ a.
| 「スタート」をクリックし、
「プログラム」--> 「IBM Communications Server」-->「SNA ノード操作」を選択します。「SNA ノード操作 (SNA Node Operations)」ウィンドウがオープンします。
| ステップ b.
| メニュー・バーから、「操作 (Operations)」をクリックし、「ノードの開始 (Start Node)」を選びます。オープンするダイアログ・ボックスで、ステップ 2 の最後で保管した構成ファイル (例では ny3.acg) を選択します。「OK」をクリックします。
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これで、SNA ノード操作の実行が開始されます。
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ステップ 12.
| Windows サービスとしての Communications Server の登録
マシンのブート時に自動的に Communications Server を始動するために、
Windows サービスとして登録することができます。
Communications Server を Windows サービスとして登録するには、以下のコマンドのいずれかを実行します。
csstart -a
この場合は、Communications Server はデフォルト構成で登録されます。
csstart -a c:\ibmcs\private\your.acg
ここで、c:\ibmcs\private\your.acg は、使用する Communications Server 構成ファイル (デフォルトではないファイル) の完全修飾名です。
今後マシンをブートすると、必要とされる構成ファイルを使って、
Communications Server が自動的に始動します。
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IBM eNetwork Communications Server for Windows NT SNA API Client バージョン 5.0 以降を
Windows NT ワークステーションにインストールしており、
IBM eNetwork Communications Server for Windows NT サーバーに接続したい場合は、このセクションをお読みください。
Communications Server for Windows NT サーバーとその SNA API クライアントは、分割クライアントとして稼働します。この構成を行うには、APPC を使用できるアプリケーション (DB2 コネクトなど) を
SNA API クライアント・ワークステーションで実行している必要があります。

| このセクションの指示では、Windows NT クライアントを使用します。サポートされている他のオペレーティング・システムに関する指示も同様です。詳しくは、ご使用の Communications Server for Windows NT の資料を参照してください。
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Windows NT SNA API クライアントを APPC 通信向けに構成するには、以下のステップを完了させます。
ステップ 1.
| Communications Server for Windows NT サーバー上で、
SNA API クライアント用のユーザー・アカウントを作成します。
- 「スタート」をクリックしてから、
「プログラム」 --> 「管理ツール (共通)」 --> 「ユーザー マネージャ」を選択します。「ユーザー マネージャ」ウィンドウがオープンします。
- メニュー・バーから「ユーザー」 -->
「新しいユーザー」を選択します。「新しいユーザー」ウィンドウがオープンします。
- 新しい SNA クライアントのユーザー・アカウントに関して、フィールドに記入します。詳しくは、Windows NT のオンライン・ヘルプを参照してください。
- このユーザー・アカウントが管理者
IBMCSADMIN のメンバーであり、
IBMCSAPI グループのメンバーであることを確認します。
- 「グループ」をクリックします。
- 「所属しないグループ」ボックスからグループを選択し、
「<- 追加」押しボタンをクリックします。ユーザー・アカウントが属するグループごとに、このステップを繰り返してください。
- 「OK」をクリックします。
- 「追加」をクリックします。
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ステップ 2.
| IBM eNetwork CS/NT SNA API Client のために、構成 GUI を開始します。
「スタート」をクリックし、
「プログラム」-->「IBM Communications Server SNA Client」--> 「構成」を選択します。「CS/NT SNA クライアント構成 (CS/NT SNA Client Configuration)」ウィンドウがオープンします。
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ステップ 3.
| グローバル・データを構成します。
- 「構成オプション (Configuration options)」ボックスで、「グローバル・データの構成 (Configure Global Data)」を選択してから、「新規 (New)」押しボタンをクリックします。「グローバル・データの定義 (Define Global Data)」ウィンドウがオープンします。
- 「ユーザー名 (User name)」フィールドに、
SNA API クライアントのユーザー名を入力します。これはステップ 1 で定義したユーザー名です。
- 「パスワード (Password)」および「確認用パスワード (Confirm Password)」フィールドに、ユーザー・アカウントのパスワードを入力します。
- 「OK」をクリックします。
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ステップ 4.
| APPC サーバー・リストを構成します。
- 「構成オプション (Configuration options)」ボックスで、「APPC サーバー・リストの構成
(Configure APPC Server List)」を選択します。「新規 (New)」押しボタンをクリックします。 「APPC サーバー・リストの定義 (Define APPC Server list)」ウィンドウがオープンします。
- サーバーの IP アドレスを入力します (たとえば、123.123.123.123)。
- 「OK」をクリックします。
|
ステップ 5.
| CPI-C サイド情報の構成
- 「構成オプション (Configuration options)」ボックスで、「CPI-C サイド情報の構成
(Configure CPI-C side information)」を選択してから、「新規 (New)」押しボタンをクリックします。「CPI-C サイド情報の定義 (Define CPI-C side information)」ウィンドウがオープンします。
- 「記号宛先名 (Symbolic destination name)」フィールドに、記号宛先名 ((16)) を入力します。
- 「ローカル LU 別名 (Local LU alias)」フィールドに、使用するローカル LU 別名 ((12)) を入力します。
- 「モード名 (Mode name)」フィールドに、使用するモード名 ((15)) を入力します。
- 「TP 名 (TP name)」フィールドに、トランザクション・プログラム名 ((17)) を入力します。
- このトランザクション・プログラムについて、「SNA API Client を使用する場合
(For SNA API Client use)」チェックボックスをチェックします。
- 「パートナー LU 名 (Partner LU name)」フィールドに、ネットワーク ID ((3)) とパートナー LU 名 ((2)) を入力します。
- 「OK」をクリックします。
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ステップ 6.
| 構成を保管します。
- メニュー・バーから「ファイル (File) --> 別名保管 (Save As)」を選択します。「別名保管 (Save As)」ウィンドウがオープンします。
- ファイル名を入力してから、「保管 (Save)」をクリックします。
|
このセクションでは、
APPC を使用してホストまたは AS/400 データベース・サーバーへ接続するために、それぞれの DB2 コネクト・ワークステーション上で
Microsoft SNA Server Version 4.0 for Windows NT を構成する方法を説明します。 Microsoft SNA Server は Windows NT 4.0 ワークステーションでも動きますが、
Windows NT 4.0 サーバーを使用するようお勧めします。
この製品で DB2 の複数サイト更新機能を使用したい場合には、最低限の要件として Microsoft SNA Server Version 4 Service Pack 3 が必要です。詳細については、複数サイト更新 (2 フェーズ・コミット) の使用可能化を参照してください。
Microsoft SNA Server Manager (Server Manager) で、
SNA 接続のプロパティーを定義することができます。
Server Manager は、Windows NT エクスプローラと似たインターフェースを使用します。次の図にインターフェースを示します。
Server Manager のメイン・ウィンドウには、2 つの画面区画があります。使用するすべての構成オプションは、ウィンドウの左側の画面区画にあるオブジェクト上で右クリックしてアクセスすることができます。すべてのオブジェクトには、コンテキスト・メニュー があり、オブジェクトを右クリックしてアクセスすることができます。
Microsoft SNA Server Manager を使用して、
DB2 コネクトで使う APPC 通信を構成するには、以下のステップを実行します。
ステップ 1.
| Server Manager を開始するには、
「スタート」をクリックしてから、
「プログラム」
-->
「Microsoft SNA Server」
-->
「Manager」を選択します。「Microsoft SNA Server Manager」ウィンドウがオープンします。
|
ステップ 2.
| 制御点名を定義します。
- 「サーバー (Servers)」フォルダーの隣の
[+] 符号をクリックします。
- 「SNA サービス (SNA Service)」フォルダーを右クリックし、
「プロパティ (Properties)」オプションを選択します。「プロパティ (Properties)」ウィンドウがオープンします。
- 対応するフィールドに、正しい NETID ((9))
および 制御点名 ((10)) を入力します。
- 「OK」をクリックします。
|
ステップ 3.
| リンク・サービス (802.2) を定義します。
- 「SNA サービス (SNA Service)」アイコンを右クリックし、「挿入 (Insert) --> リンク・サービス (Link Service)」オプションを選択します。「リンク・サービスの挿入 (Insert Link Service)」ウィンドウがオープンします。
- 「DLC 802.2 リンク・サービス (DLC 802.2 Link Service)」を選択します。
- 「追加 (Add)」をクリックします。
- 「終了 (Finish)」をクリックします。
|
ステップ 4.
| 接続プロパティーを定義します。
- 「SNA サービス (SNA Service)」を右クリックし、「挿入 (Insert) --> 接続 (Connection) --> 802.2」オプションを選択します。 「接続のプロパティー (Connection Properties)」ウィンドウがオープンします。
- 「名前 (Name)」フィールドに、接続名 ((7)) を入力します。
- 「リンク・サービス
(Link Service)」ドロップダウン・ボックスをクリックし、「SnaDlc1」オプションを選択します。
- 「ホスト・システム (Host System)」ボックスから、「リモート・エンド (Remote End)」ラジオ・ボタンを選択します。
- 「可能な方向 (Allowed Directions)」ボックスから、「両方向 (Both Directions)」ラジオ・ボタンを選択します。
- 「活動化 (Activation)」ボックスから、「サーバー始動時 (On Server Startup)」ラジオ・ボタンを選択します。
- 「アドレス (Address)」タブを選択します。
- 「リモート・ネットワーク・アドレス
(Remote Network Address)」フィールドを記入します ((8))。ほかのフィールドでは、デフォルトの数字を受け入れます。
- 「システム識別
(System Identification)」タブを選択します。
- 以下の情報を入力します。
- 「ローカル・ノード名 (Local Node Name)」に、
ネットワーク ID (Network ID) ((9))、
ローカル PU 名 (Local PU Name) ((10))、およびローカル・ノード ID (Local Node ID)
((1) と (14)) を追加します。「XID タイプ (XID Type)」ではデフォルトを受け入れます。
- 「リモート・ノード名 (Remote Node Name)」に、「NETID」((1))
および「制御点名 (Control Point Name)」
((4)) を追加します。
- ほかのフィールドではデフォルトを受け入れて、「OK」をクリックします。
|
ステップ 5.
| ローカル LU を定義します。
- 「SNA サービス (SNA Service)」アイコンを右クリックし、「挿入 (Insert) --> APPC --> ローカル LU (Local LU)」オプションを選択します。 「ローカル APPC LU のプロパティー
(Local APPC LU Properties)」ウィンドウがオープンします。

- 以下の情報を入力します。
- 「LU 別名 (LU Alias)」((12))。
- 「NETID」((9))。
- 「LU 名 (LU Name)」((11))。
- 「詳細設定 (Advanced)」タブをクリックします。
DB2 の複数サイト更新サポートを使用する場合、以下のことを行っていることを確認してください。
- Microsoft SNA Server V4 Service Pack 3 のインストール
- 「デフォルトの発信ローカル APPC LU プールのメンバー
(Member of Default Outgoing Local APPC LU Pool)」オプションの選択解除。
DB2 は、複数サイトの更新をするために LU を排他使用する必要があります。
- 「SyncPoint サポート (SyncPoint Support)」フィールドでは、以下のことを行う必要があります。
- 「使用可能 (Enable)」を選択します。
- 「クライアント (Client)」フィールドで SNA サーバー名を入力します。
このサーバーでは、
Syncpoint サポートが使用可能である必要があります。この機能は SNA クライアントではサポートされていません。ですから、「クライアント (Client)」フィールドには、ローカル SNA サーバーの名前が含まれている必要があります。
Microsoft Transaction Server、IBM TxSeries、または BEA Tuxedo などのトランザクション処理 (TP) モニターを使用する際には、通常、複数サイト更新が必要です。
Syncpoint サポートを使用不能にした追加の LU を定義しなければならない場合もあります。また複数サイト更新が必要でない場合もあります。この LU では、
「デフォルトの発信ローカル APPC LU プールのメンバー
(Member of Default Outgoing Local APPC LU Pool)」オプションを選択する必要があります。
- ほかのフィールドではデフォルトを受け入れて、「OK」をクリックします。
|
ステップ 6.
| リモート LU を定義します。
- 「SNA サービス (SNA Service)」アイコンを右クリックし、「挿入 (Insert) --> APPC --> リモート LU (Remote LU)」オプションを選択します。「リモート APPC LU のプロパティー (Remote APPC LU Properties)」ウィンドウがオープンします。
- 「接続 (Connection)」ドロップダウン・ボックスをクリックし、適切な接続名を選択します ((7))。
- 「LU 別名 (LU Alias)」フィールドに、パートナー LU 名 ((2)) を入力します。
- 「ネットワーク名 (Network Name)」フィールドに、ネットワーク ID ((1)) を入力します。

| ほかのフィールドは、プログラムによって入力されます。
LU 別名が LU 名と異なる場合は、必ず LU 名を適切なフィールドに指定してください。 プログラムは自動的に LU 名を入力しますが、別名と名前が異なると、間違った名前が入力されます。
|
- 「OK」をクリックします。
|
ステップ 7.
| モードを定義する
- 「APPC モード (APPC Modes)」フォルダーを右クリックし、「挿入 (Insert) --> APPC --> モード定義 (Mode Definition)」オプションを選択します。 「APPC モードのプロパティー (APPC Mode Properties)」ウィンドウがオープンします。

- 「モード名 (Mode Name)」フィールドに、モード名 (6) を入力します。
- 「制限 (Limits)」タブを選択します。

- 「並列セッション制限 (Parallel Session Limit)」、および「最小競合勝者の制限
(Minimum Contention Winner Limit)」フィールドに、適切な数値を入力します。ここに入力する制限が分からない場合は、ホスト側または LAN 管理者に指定してもらう必要があります。
- ほかのフィールドではデフォルトを受け入れて、「OK」をクリックします。
|
ステップ 8.
| CPIC 名のプロパティーを定義します。
- 「CPIC 記号名
(CPIC Symbolic Name)」フォルダー・アイコンを右クリックし、「挿入 (Insert)--> APPC -->
CPIC 記号名 (CPIC Symbolic Name)」オプションを選択します。「CPIC 名のプロパティー (CPIC Name Properties)」ウィンドウがオープンします。

- 「名前 (Name)」フィールドに、記号宛先名 ((16)) を入力します。
- 「モード名 (Mode Name)」ドロップダウン・ボックスをクリックし、
IBMRDB などのモード名を選択します。
- 「パートナー情報 (Partner Information)」タブを選択します。
- 「パートナー TP 名 (Partner TP Name)」ボックスで、「SNA サービス TP (16 進数)
(SNA Service TP (in hex))」ラジオ・ボタンを選択し、サービス TP 名 ((17)) を入力します。または、「アプリケーション TP
(Application TP)」ラジオ・ボタンを選択し、アプリケーション TP 名 ((17)) を入力します。
- 「パートナー LU 名 (Partner LU Name)」ボックスで、「完全修飾 (Fully Qualified)」ラジオ・ボタンを選択します。
- 完全修飾パートナー LU 名 ((1) および (2))
または別名を入力します。
- 「OK」をクリックします。
- 構成を保管します。
- 「Server Manager」ウィンドウのメニュー・バーから、「ファイル (File) --> 保管 (Save)」を選択します。「ファイルの保管 (Save File)」ウィンドウがオープンします。
- 構成に使用する固有の名前を「ファイル名
(File Name)」フィールドに入力します。
- 「保管 (Save)」をクリックします。
|
Windows NT ワークステーションに DB2 コネクトをインストールした場合に、このセクションをお読みください。このセクションでは、DB2 コネクト・ワークステーションと、
Microsoft SNA サーバー V4.0 以降をインストールしてある
Windows NT ワークステーションとの間の通信をセットアップするための指示を段階的に説明します。
図 9 には、DB2 コネクト・サーバーのシナリオの例が図示されています。
図 9. SNA 通信ゲートウェイを経由した、ホストまたは AS/400 データベース・サーバーへの間接接続
このセクションの残りの部分は以下のことを前提にしています。
- Microsoft SNA サーバーを、ホストとの APPC 接続用にすでに構成していて、
ODBC および DRDA を使用できるようにしていること。詳細情報については、Microsoft SNA サーバーの資料を参照してください。
- Microsoft SNA クライアント・バージョン 2.11 を
DB2 コネクト・ワークステーションにまだインストールしていないこと。
Microsoft SNA クライアントを構成するには、以下のステップを実行します。
Microsoft SNA クライアント・ソフトウェアの機能が適切なものであるためには、適切に構成されている Microsoft SNA サーバーに対するアクセス権がなければなりません。
SNA サーバーの管理者に、以下のことを要請してください。
- 自分のワークステーションで Microsoft SNA クライアントを使用できるように、適切なライセンスを入手します。
- SNA サーバー・ドメインでの自分のユーザー ID とパスワードを定義します。
- Microsoft SNA Server for Windows の構成で説明されているように、自分がアクセスする必要のある AS/400 データベースとホストとの間の接続を定義します。
- 前のステップで定義したデータベース接続ごとに使用する記号宛先名 ((16))、データベース名 ((5))、およびユーザー・アカウントを提供してもらいます。
ホストのパスワードを変更する予定であれば、SNA 管理者から、各ホストでパスワード管理タスクを行うための記号宛先名も提供してもらう必要があります。
- SNA サーバーとの通信用に使用する Microsoft SNA Server ドメイン名、およびプロトコル (TCP/IP、NetBEUI、または IPX/SPX) を提供します。
- Microsoft SNA Client ソフトウェアを入手し、その指示に従ってインストール・プログラムを開始します。
- 画面上の指示に従ってインストールを完了します。 SNA サーバーの管理者の指示に従って、
SNA サーバー・ドメイン名と通信プロトコルを選択します。
- 「任意選択の構成要素 (Optional Components)」ウィンドウが表示されたら、「ODBC/DRDA ドライバーのインストール (Install ODBC/DRDA driver)」の
選択を解除 して、インストールされないようにします。
- インストールを完了します。
- DB2 コネクトのインストール
- DB2 フォルダーをオープンし、
クライアント構成アシスタントをクリックして、構成ダイアログを開始します。
- 「スタート」をクリックし、
「プログラム」-->「DB2 (Windows NT 版)」-->「クライアント構成アシスタント (Client Configuration Assistant)」を選択します。
- 以下の情報が必要です。
- ターゲット・ホストまたは AS/400 データベース・サーバーのパートナー LU
((2)) のために、
Microsoft SNA Server で定義されている記号宛先名 ((16))。
- 実際のデータベース名 ((5))。
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