Windows NT と Windows 2000 には、DB2 アプリケーションのパフォーマンスをモニターする上で役立つツールがあります。 それは Windows 管理ツールの 1 つであるパフォーマンス・モニタです。 このツールは、システムのパフォーマンスをグラフに表示します。 モニターの対象としてさまざまなシステム、データベース、通信関連の項目を選び、 それらをまとめてグラフ表示にマップすることができます。
たとえば、GET SNAPSHOT FOR ALL DCS DATABASES コマンドや GET SNAPSHOT FOR ALL DCS APPLICATIONS コマンドで取得できるレポートを、 このモニターを使ってリアルタイムにグラフ化し、CPU 使用率といった値を直接比較できます。 また、種々の設定がデータベースや通信のパフォーマンスに与える影響も直接比較できます。 設定値の個々の構成内容は PMC ファイルに保管して、後で取り出すことができます。
たとえば、以下に示す図では CPU 使用率を軸に、いくつかの DB2 測定値をグラフ化しています。 ここでグラフ化されている値の集合は、ファイル db2chart.pmc に保管されたものです。 PMC ファイルはいくつでも保管することができ、 それぞれのファイルにシステム・パフォーマンスの横断図を反映させることが可能です。
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ローカル・アプリケーションのモニターを有効にするには、 DB2CONNECT_IN_APP_PROCESS 環境変数をオフにする必要があります。
さらに多くの DCS APPLICATIONS コマンドについて知りたい場合、あるいは、 Windows パフォーマンス・モニタを DB2 UDB および DB2 コネクトと組み合わせて使う方法について詳しくは、 管理の手引き を参照してください。