分散関係データベース体系 (DRDA) は、複数のデータベース・システム (IBM と非 IBM の両方)、 およびアプリケーション・プログラムの協働を許可する一連のプロトコルです。 DRDA を使用する関係データベース管理製品であれば、どのような組み合わせであれ接続して、分散リレーショナル・データベース管理システムを形成することができます。 DRDA は、何をどのように交換すべきかを定義することによって、システム間の通信を調整します。
DB2 コネクトの説明では、作業単位という用語がよく使われます。 作業単位 (UOW) とは、単一の論理トランザクションのことです。 作業単位は、全操作の実行が成功した場合の SQL ステートメントの順序、もしくは全体が失敗したとみなされた場合の SQL ステートメントの順序のどちらかによって構成されます。
別の主要な概念は、分散作業単位 (複数サイト更新ともいう) です。 分散作業単位 (DUOW) では、 1 つの作業単位内に複数のデータベース・サーバーが関係しています。 複数サイト更新 は、より具体的に、 以下の特性をもつトランザクションとして定義されます。
複数サイト更新について詳しくは、複数サイト更新 (2 フェーズ・コミット) の使用可能化を参照してください。