CLISCHEMA キーワードは、 db2cli.ini ファイルの DSN 名のセクションか共通セクションに追加する必要があります。セクションとは、大括弧で囲まれているテキストのことです。COMMON セクションは、大括弧に囲まれている「COMMON」というテキストで分かるようになっています。キーワードとセクション名は大文字小文字を区別しないので注意してください。
接続時に、まず DSN 名に有効なキーワードがあるかどうかをチェックし、 なければ COMMON セクションを探します。 このようにして、 DSN 固有のキーワードとグローバル (クライアント) ・キーワードが両方可能になっています。
また、DBALIAS キーワードを使って、 同じデータベースにマップされる異なる DSN (ODBC データ・ソース) を作成することもできます。 (DSN 名の長さは 255 文字以内で、8 文字の dbname にマップされます)。
以下の例では、 リストに示されていない TESTDB または DSN にユーザーが接続するたびに clischema=ODBCCAT を使うようにしています。TestDBcar2 に接続するときは clischema=odbccat2 を使いますが、 testdb データベースには接続します。
以下に、db2cli.ini のサンプル・ファイルを示します。
[TESTDB] [COMMON] clischema=odbccat [TestDBcat1] DBALIAS=testdb clischema=odbccat1 [TestDBcat2] DBALIAS=testdb clischema=odbccat2