情報カタログ・マネージャー・インターフェースを使って、情報カタログで作成す る Comments オブジェクトをユーザーが割り当てるのに、現在 利用可能な選択項目のリストを設定します。 たとえば、状況選択項目には、 オープン、保留、必要なアクション、クローズなどがあります。
許可
管理者; ユーザー (FLG_ACTION_GET のみ)
構文
APIRET APIENTRY FLGManageCommentStatus( FLGOPTIONS Action, FLGHEADERAREA * pStatusStruct, PFLGHEADERAREA * ppStatusStruct, PFLGEXTCODE pExtCode ); |
パラメーター
戻された理由コードの説明については、付録 D, 情報カタログ・マネージャーの理由コードを参照してくだ さい。
使用方法
FLGManageCommentStatus を呼び出すたびに、10 項目の定義域すべてと、それに 対応するオブジェクト域にある 10 項目を組み込まなければなりません。 ブランクにしておきたい状況域にはゼロを使用します (図 119 参照)。
出力構造に割り振られたメモリーの解放
FLGManageCommentStatus が出力構造にあるデータを戻した場合、出力構造に戻されたデータを 保管してから、FLGFreeMem を呼び出さなくてはなりません (FLGFreeMem 参照)。 メモリーを解放するのに、たとえば C 言語指示のような他の方式は使用しないで ください。
情報カタログ更新の制御
プログラムを可能な限り、情報カタログと同期化させるために、FLGManageCommentStatus が正常に完了 したあとで、呼び出しを FLGCommit (FLGCommit参照) に組み込む必要があります。 FLGManageCommentStatus が正常に完了しない場合は、呼び出し を FLGRollback (FLGRollback参照) に組み込む必要があります。
このサンプル・コードは、状況構造を検索します。 図 118 は、FLGManageCommentStatus 呼び出しを出すために必要な C 言語コード を示しています。
図 118. C 言語による FLGManageCommentStatus の呼び出しのサンプル
APIRET rc; // reason code for API
FLGOPTIONS Action=0;
PFLGHEADERAREA pStatusStruct;
FLGEXTCODE xc=0; // extended code
.
. /* */
.
Action= Action | FLG_ACTION_GET; //set get option
rc = FLGManageCommentStatus (Action,
NULL,
&pStatusStruct,
&xc);
図 119 は、図 118 にあ る FLGManageCommentStatus 呼び出しのための出力構造を示しています。
図 119. FLGManageCommentStatus のための出力構造のサンプル
このサンプル・コードは、状況構造に、追加の状況フィールドを付けて、更新します。 図 120 は、FLGManageCommentStatus 呼び出しを出すために必要な C 言語コード を示しています。
図 120. C 言語による FLGManageCommentStatus の呼び出しのサンプル
APIRET rc; // reason code for API
FLGOPTIONS Action=0;
PFLGHEADERAREA pStatusStruct;
FLGEXTCODE xc=0; // extended code
.
. /* */
.
Action= Action | FLG_ACTION_UPDATE; //update option
rc = FLGManageCommentStatus (Action,
pStatusStruct,
NULL,
&xc);
図 121 は、図 120 にあ る FLGManageCommentStatus 呼び出しのための入力構造を示しています。
図 121. FLGManageCommentStatus のための入力構造のサンプル