情報カタログ・マネージャー プログラミングの手引きおよび解説書

FLGRelation

2 つのオブジェクト・インスタンス間での以下の関係を作成または 削除するために使用します。

許可

管理者または許可ユーザー (すべての関係); ユーザー (アタッチメント関係のみ)

構文



APIRET  APIENTRY   FLGRelation( PSZ              pszSrcFLGID,
                                PSZ              pszTrgFLGID,
                                FLGRELTYPE       RelType,
                                FLGRELOPTION     RelOpt,
                                  PFLGEXTCODE  pExtCode );

パラメーター

pszSrcFLGID (PSZ) − 入力
ソース・オブジェクト・インスタンスの 16 文字のシステム生成された固有の 識別子を指します。

この ID の 1 文字目から 6 文字目までは、このインスタンスの オブジェクト・タイプを識別します。

この ID の 7 文字目から 16 文字目までは、システム生成された固有のインスタンス ID です。

指定する FLGID は、作成または削除したい関係のタイプにより、異なります。

アタッチメント関係
連絡先が付加または切り離される、Attachment 区分以外の オブジェクト・インスタンスの FLGID

連絡先関係
連絡先が、定義または除去される Elemental または Grouping 区分 のオブジェクト・インスタンスの FLGID

包含関係
Grouping 区分の含む側のオブジェクト・インスタンスの FLGID

リンク関係
ほかのオブジェクト・インスタンスとの対等関係が作成、または削除さ れる、Elemental または Grouping 区分のオブジェクト・インスタンスの FLGID

pszTrgFLGID (PSZ) − 入力
ターゲット・オブジェクトを表すシステム生成された固有の 16 文字 ID を指します。 6 文字のオブジェクト・タイプ ID と 10 文字のインスタンス ID からなります。 指定する FLGID は、作成または削除したい関係のタイプにより、異なります。

アタッチメント関係
付加または切り離される Attachment 区分のオブジェクト・インスタンスの FLGID

連絡先関係
定義または除去される Contact 区分のオブジェクト・インスタンスの FLGID

包含関係
Grouping ソースを含む側に追加または除去さ れる Elemental または Grouping 区分のオブジェクト・インスタンスの FLGID

リンク関係
ほかのオブジェクト・インスタンスとの対等関係が作成、または削除さ れる、Elemental または Grouping 区分のオブジェクト・インスタンスの FLGID

RelType (FLGRELTYPE) − 入力
作成または削除される関係のタイプを識別します。 有効な値は以下のとおりです。

A
アタッチメント
C
包含
L
リンク
T
連絡先

RelOpt (FLGRELOPTION) − 入力
実行するアクションを指定します。 有効な値は以下のとおりです。

C
関係の作成
D
関係の削除

pExtCode (PFLGEXTCODE) − 出力
理由コードに関連する拡張コードを指します。 戻された理由コードに関連した意味のある拡張コードがあるかどうかについて は、付録 D, 情報カタログ・マネージャーの理由コードを参照してください。

理由コード (APIRET)
この API 呼び出しの実行結果を表します。

戻された理由コードの説明については、付録 D, 情報カタログ・マネージャーの理由コードを参照してくだ さい。

使用方法

前提条件

オブジェクト・インスタンスを削除する前に、そのオブジェクト・インスタンスが 別のオブジェクト・インスタンスを包含する関係をすべて削除しなければなりません。

情報カタログ更新の制御

プログラムを可能な限り、情報カタログと同期化させるために、FLGRelation が正常に 完了したあとで、呼び出しを FLGCommit (FLGCommit参照) に組み込む必要があります。 FLGRelation が正常に完了しない場合は、呼び出し を FLGRollback (FLGRollback参照) に組み込む必要があります。

図 136 は、あるオブジェクト・インスタンスによって 別のオブジェクトが包含されることを定義する関係を作成するための、 FLGRelation API 呼び出しを出すために必要な C 言語コードを示しています。 このサンプル・コードで、MYBUSGP は ビジネス・グループ・オブジェクト・タイプ (Grouping オブジェクト) の インスタンスであり、IMAGE-A はイメージ・オブジェクト・タイプ (Elemental オブジェクト) の インスタンスです。

図 136. C 言語による FLGRelation の呼び出しのサンプル

 APIRET         rc;                   // Declare reason code
 UCHAR  pszSrcFLGID[FLG_ID_LEN + 1];
 UCHAR  pszTrgFLGID[FLG_ID_LEN + 1];
 FLGRELTYPE  RelType=FLG_CONTAINER_RELATION;
 FLGRELOPTION  RelOpt=FLG_CREATE_RELATION;
 FLGEXTCODE     ExtCode=0;                 // Declare extended code
   .
   .  /* set values for pszSrcFLGID and pszTrgFLGID      */
   .
 rc = FLGRelation (pszSrcFLGID,
                   pszTrgFLGID,
                   RelType,
                   RelOpt,
                   &ExtCode);
 


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