あるオブジェクト・タイプの、単一の特定オブジェクト・インスタンスを 削除します。
許可
管理者または許可ユーザー (すべてのオブジェクト・タイプ); ユーザー (Comments オブジェクト・タイプのみ)
構文
APIRET APIENTRY FLGDeleteInst( PSZ pszFLGID,
PFLGEXTCODE pExtCode );
パラメーター
この ID の 1 文字目から 6 文字目までは、このインスタンスの オブジェクト・タイプを識別します。
この ID の 7 文字目から 16 文字目までは、システム生成された固有のインスタンス ID です。
戻された理由コードの説明については、付録 D, 情報カタログ・マネージャーの理由コードを参照してくだ さい。
使用方法
前提条件
pszFLGID 入力パラメーターに指定する値は、存在している値でなければな りません。
制約事項
オブジェクト管理タスクの実行を許可されていないユーザーの場合は、 ログオン・ユーザー ID の値が作成者の値と同じである Comments インスタンス のみを削除することができます。
関連するオブジェクト・インスタンスに関する規則
Attachment 関係に参加しているインスタンスの場合、
インスタンスの中に別のインスタンスが含まれている場合、
Contact 関係にあるインスタンスの場合、
リンク関係にあるインスタンスの場合、
何らかのリンク関係にあるインスタンスの場合には、 オブジェクト・インスタンス自体を削除すると、これらのすべての関係も削除されます。
非 Program オブジェクト・タイプに関連付けられた Programs インスタンスの場合、
Programs インスタンスをいつ削除しても、関連するオブジェクト・タイプは影響を受けません。
情報カタログ更新の制御
プログラムを可能な限り、情報カタログと同期化させるために、 FLGDeleteInst が正常に完了したあとで、呼び出しを FLGCommit (FLGCommit参照) に 組み込む必要があります。 FLGDeleteInst が正常に完了しない場合は、呼び出し を FLGRollback (FLGRollback参照) に組み込む必要があります。
図 56 は、FLGDeleteInst 呼び出しを出すために必要な C 言語コード を示しています。 このサンプル・コードは、オブジェクト・タイプを削除します。
図 56. C 言語による FLGDeleteInst の呼び出しのサンプル
APIRET rc; // Declare reason code
UCHAR pszFLGID[FLG_ID_LEN + 1]; // Unique instance identifier
FLGEXTCODE ExtCode = 0; // Declare extended code
.
. /* Get FLGID for object instance using FLGSearch. */
.
strcpy (pszFLGID,"0000330000001234");
rc = FLGDeleteInst (pszFLGID, // Instance ID
&ExtCode);