トレース (.TRC) ファイルに書き込まれる情報カタログ・マネージャー機能に関する情報のレベルを 設定するために使用します。
許可
管理者またはユーザー
構文
APIRET APIENTRY FLGTrace( FLGTRACEOPTION TraceOpt,
PFLGEXTCODE pExtCode );
パラメーター
これらの値の定数は、情報カタログ・マネージャー API ヘッダー・ファイル DG2API.H で定義されてい ます。
戻された理由コードの説明については、付録 D, 情報カタログ・マネージャーの理由コードを参照してくだ さい。
使用方法
トレース・ファイルの名前は、使用している情報カタログの名前に エクステンション .TRC を付けたものです。
プログラムをデバッグするためにトレース・ファイルを使用する場合には 、おそらくレベル 0 および 4 がもっとも便利です。
情報カタログ・マネージャーは、エラーを検出すると、そのファイルに関する理由コードと 拡張コードを新規理由コードおよび新規拡張コードとしてトレース・ファイル に挿入します。 トレース・ファイルには、旧理由コードと旧拡張コードも含まれてい ます。ここには、エラーが発生する前に戻された理由コードが入ってい ます。 情報カタログ・マネージャーが生成したメッセージもトレース・ファイルに収められます。
データ・エラーの原因を判別したり、入出力構造の内容の作成または読み取り が正しく行われていることを確認したりする必要がある場合には、これらの構造 の内容をトレースすると便利です。
トレース・ファイルの使い方の詳細については、情報カタログ・マネージャー 管理の手引き を参照してください。
図 153 は、FLGTrace API 呼び出しを出すために必要な C 言語コード を示しています。 このサンプル・コードは、情報アプリケーションから行うトレースのレベルを設定しています。
図 153. C 言語による FLGTrace の呼び出しのサンプル
.
FLGTRACEOPTION TraceOpt = FLG_TRACELEVEL_1; // Turn on Entry/Exit Tracing
FLGTRACEOPTION TraceReset = FLG_TRACELEVEL_0; // Reset to default level
APIRET rc; // reason code
FLGEXTCODE ExtCode = 0; // Extended code
.
. // FLGInit()
. // calls to the FLG API
rc = FLGTrace ( TraceOpt,
&ExtCode );
.
. // Check rc and ExtCode
.
. // More API calls
.
rc = FLGTrace ( TraceReset,
&ExtCode );