情報カタログ・マネージャー プログラミングの手引きおよび解説書

情報カタログ・マネージャー API 呼び出しによって行えること

情報カタログ・マネージャーの API 呼び出しには、一貫した構文規則があります。 各 API 呼び出しの完全な構文については、情報カタログ・マネージャー API 呼び出しの構文を参照してください。

これらの API 呼び出しでは、自己定義の入出力構造が使用されます。 これらの構造の読み取りおよび生成は、どのようなプログラミング言語でも行う ことができます。 入力構造と出力構造の詳細については、情報カタログ・マネージャー入力および出力構造を参照してください。

このセクションでは、情報カタログ・マネージャーで提供されるすべての API 呼び出しを簡単に説明し、 各呼び出しの詳しい説明の記載箇所を示します。

情報カタログ・マネージャー・アプリケーション・サポートの提供

ユーザーのプログラムでこれらの API 呼び出しを使用すると、 他の情報カタログ・マネージャー API 呼び出しを使用できるようになります。
API 呼び出し 目的 参照ページ
FLGInit 必要な資源を割り振り、情報カタログ・マネージャー・クライアントを初期設定する。 FLGInit
FLGFreeMem 情報カタログ・マネージャーによって定義された出力構造を解放する。 FLGFreeMem
FLGTerm 資源を解放し、情報カタログ・マネージャー・クライアントを終了させる。 FLGTerm
FLGTrace 追跡のレベルを設定する。 FLGTrace

オブジェクト・タイプ登録の管理

登録を行うことにより、情報カタログ・マネージャーに対してオブジェクト・タイプが固有に識別されます。
API 呼び出し 目的 参照ページ
FLGCreateReg 新規のオブジェクト・タイプを登録する。 FLGCreateReg
FLGDeleteReg オブジェクト・タイプ登録を削除する。 FLGDeleteReg
FLGGetReg オブジェクト・タイプ登録に関する情報を獲得する。 FLGGetReg
FLGUpdateReg オブジェクト・タイプ登録に関する情報を更新する。 FLGUpdateReg
FLGManageIcons オブジェクト・タイプを表すアイコンを作成、更新する。 FLGManageIcons

オブジェクト・タイプの管理

オブジェクト・タイプは、いくつかの関連する特性を定義するものです。
API 呼び出し 目的 参照ページ
FLGAppendType オブジェクト・タイプに新規の特性を追加する。 FLGAppendType
FLGCreateType 新規のオブジェクト・タイプを作成する。 FLGCreateType
FLGDeleteType オブジェクト・タイプを削除する。 FLGDeleteType
FLGDeleteTypeExt オブジェクト・タイプを、そのインスタンスとオブジェクト・タイプ登録と ともに削除する。 FLGDeleteTypeExt
FLGGetType オブジェクト・タイプに関する情報を獲得する。 FLGGetType

オブジェクト・インスタンスの管理

オブジェクト・インスタンスには、情報の単位を表すメタデータが含まれます。
API 呼び出し 目的 参照ページ
FLGCreateInst 新規のオブジェクト・インスタンスを作成する。 FLGCreateInst
FLGDeleteInst オブジェクト・インスタンスを削除する。 FLGDeleteInst
FLGDeleteTree Grouping オブジェクト・インスタンスを削除し、基礎となるすべて のインスタンスを任意に削除する。 FLGDeleteTree
FLGUpdateInst オブジェクト・インスタンスに関する情報を更新する。 FLGUpdateInst
FLGGetInst オブジェクト・インスタンスに関する情報を獲得する。 FLGGetInst

情報カタログ・マネージャー識別子の管理

この API 呼び出しで、プログラムのパフォーマンス目的に合わせて識別子を変換 することができます。
API 呼び出し 目的 参照ページ
FLGConvertID アプリケーション・パフォーマンスに合わせてオブジェクト・タイプとインスタンス ID を変換する。 FLGConvertID

オブジェクトの関係の定義

関係とは、2 つのオブジェクト・インスタンスの相互関係を定義するものです。
API 呼び出し 目的 参照ページ
FLGRelation 2 つのオブジェクト・インスタンスの間の包含、連絡先、アタッチメント、 またはリンク関係を作成または削除する。 FLGRelation

オブジェクト・インスタンスの探索

特定の特性の値を使用して、オブジェクト・インスタンスを見つけることができます。
API 呼び出し 目的 参照ページ
FLGSearch 特定のオブジェクト・タイプの、選択基準を満たすインスタンスのリストを戻す。 FLGSearch
FLGSearchAll 任意のオブジェクト・タイプの、選択基準を満たすインスタンスのリストを戻す。 FLGSearchAll

オブジェクトのタイプおよびインスタンスのリスト

区分または関係にもとづいて、オブジェクトのタイプまたはインスタンスの リストを検索することができます。
API 呼び出し 目的 参照ページ
FLGFoundIn 以下のリストを戻す。 特定のインスタンスが含まれているオブジェクト。 特定のインスタンスが連絡先となるオブジェクト。 特定のインスタンスがコメントとして付加されているオブジェクト。 特定の Programs インスタンスが関連しているオブジェクト・タイプ。 FLGFoundIn
FLGListAnchors 他のオブジェクトに含まれていない Grouping オブジェクトのリストを戻す。 このような最上位の Grouping オブジェクトは、アンカー と呼ばれる。 FLGListAnchors
FLGListAssociates 以下のオブジェクトのリストを戻す。 指定された Grouping オブジェクトに含まれているオブジェクト。 指定されたオブジェクトが連絡先となるオブジェクト。 指定されたオブジェクトに付加されたコメントであるオブジェクト。 指定されたオブジェクトにリンクされているオブジェクト。または、 指定されたオブジェクト・タイプに関連する Programs。 FLGListAssociates
FLGListContacts 指定された Grouping または Elemental オブジェクトに関連する すべての Contact オブジェクトのリストを戻す。 FLGListContacts
FLGListObjTypes すべてのオブジェクト・タイプのリストを戻す。 FLGListObjTypes
FLGListOrphans 現在、関連していない Attachment、Contact または Program オブジェクト・インスタンス のリストを戻す。 FLGListOrphans
FLGListPrograms Programs 以外のオブジェクト・タイプに関連したすべての Programs オブジェクトのリストを戻す。 FLGListPrograms
FLGNavigate 指定された Grouping オブジェクトに含まれる Grouping また は Elemental オブジェクトのリストを戻す。 FLGNavigate
FLGWhereUsed 指定されたオブジェクトを含む Grouping オブジェクトのリストを戻す。 FLGWhereUsed

情報カタログ・マネージャーとの間でのメタデータ・オブジェクトのコピー

情報カタログ・データベースとの間でメタデータをインポートまたはエクスポートすることができます。
API 呼び出し 目的 参照ページ
FLGExport 情報カタログ・マネージャー・メタデータ・オブジェクトをタグ言語形式のファイルにコピーし、変換する。 FLGExport
FLGImport タグ言語形式のファイル内のメタデータ・オブジェクトを解釈し、 情報カタログにコピーする。 FLGImport
FLGMdisExport 情報カタログ・マネージャー・メタデータ・オブジェクトを MDIS 適合タグ言語形式のファイルにコピーし、変換する。 FLGExport
FLGMdisImport MDIS 適合タグ言語形式のファイル内のメタデータ・オブジェクトを解釈し、 情報カタログにコピーする。 FLGImport

外部プログラムの開始

DOS または Microsoft Windows のアプリケーションを情報カタログ・マネージャーから開始することができます。
API 呼び出し 目的 参照ページ
FLGOpen 指定されたオブジェクトから得られる情報を使用して外部プログラムを開始する。 FLGOpen

情報カタログ・マネージャー・データベースに対して行われた変更の確認または除去

情報カタログ・マネージャー・データベースに対して行われた変更をコミットまたはロールバックすることができます。
API 呼び出し 目的 参照ページ
FLGCommit 情報カタログ・データベースに対して行った変更を永続的なものにすることを確認する。 FLGCommit
FLGRollback 情報カタログ・データベースに対して行った変更を、変更が最後にコミットされた箇所 までさかのぼって除去する。 FLGRollback

企業情報カタログの管理

オブジェクト管理タスクの実行を許可されたユーザーのリスト を管理し、ユーザーに利用可能なコメント状況の選択項目を選択し、企業内 のある情報カタログからシャドウの情報カタログへ削除を伝搬することができます。
API 呼び出し 目的 参照ページ
FLGManageUsers 管理者を更新し、オブジェクト管理権限を特定のユーザーに付与する。 FLGManageUsers
FLGManageCommentStatus ユーザーがコメントを割り当てるのに利用可能な状況選択項目のリストを設定、 および更新する。 FLGManageCommentStatus
FLGManageFlags 情報カタログ削除の記録 (削除履歴) を開始、または停止する。 または現在の設定値を検索する。 FLGManageFlags
FLGManageTagBuf 現在記録されている削除履歴を照会、またはリセットする。 FLGManageTagBuf
FLGXferTagBuf 他のカタログにインポートするために、削除履歴をタグ・ファイルに転送する。 FLGXferTagBuf


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