ユーザー・インターフェースまたはタグ言語を使用してオブジェクト・タイプを管理する管理者は、 オブジェクト・タイプの使用だけしか意識しません。 しかし、情報カタログ・マネージャー API 呼び出しを使用してオブジェクトを管理するプログラムを作成 するときには、オブジェクト・タイプには、オブジェクト・タイプ登録と オブジェクト・タイプ自体の 2 つの部分があることを考慮する必要があります。
オブジェクト・タイプ登録を作成または更新するときには、その オブジェクト・タイプに関連するアイコン・ファイルの名前も情報カタログ・マネージャーに提供します。
上記の 2 つの部分には、別個の保守機能が必要です。これらの機能は、以下の
情報カタログ・マネージャー API 呼び出しによって提供されます。
オブジェクト・タイプ登録の場合 | オブジェクト・タイプの場合 | 目的 |
---|---|---|
FLGCreateReg | FLGCreateType | 新規のオブジェクト・タイプまたはオブジェクト・タイプ登録を定義する。 |
FLGGetReg | FLGGetType | オブジェクト・タイプまたはオブジェクト・タイプ登録に関する情報を獲得する。 |
FLGUpdateReg | FLGAppendType | オブジェクト・タイプまたはオブジェクト・タイプ登録の定義を変更する。 |
FLGDeleteReg | FLGDeleteType FLGDeleteTypeExt | オブジェクト・タイプまたはオブジェクト・タイプ登録を削除する。 |
オブジェクト・タイプを作成または削除するときには、FLGCreateReg 呼び出し と FLGCreateType 呼び出し、または FLGDeleteType 呼び出しと FLGDeleteReg 呼び出しを 組み合わせて使用し、完全なオブジェクト・タイプが作成または削除される ようにする必要があります。 特性が定義されたオブジェクト・タイプと関連付けられていない オブジェクト・タイプ登録は役に立たず、あとでそれらのオブジェクト・タイプを 使用して情報カタログ内のオブジェクトを定義しようとすると、問題が発生する可能性があります。
オブジェクト・タイプを作成したあとで、オブジェクト・タイプ特性を変更 または削除することはできません。FLGAppendType 呼び出し (FLGAppendTypeを参照) を使用し て新規の任意選択特性を追加することができるだけです。