アプリケーション構築の手引き

セットアップ

部分目次

  • OS/2 環境の設定
  • UNIX 環境の設定
  • Windows 32 ビット・オペレーティング・システム環境の設定
  • サーバー上の通信を使用可能にする
  • Windows NT および Windows 2000
  • サンプル・データベースの作成、カタログ、およびバインド
  • 作成
  • カタログ
  • バインド
  • 次に行うこと
  • DB2 アプリケーションの構築および実行に使用するための適切な環境を作成するには、 以下のものを正しくセットアップする必要があります。

    1. コンパイラーまたはインタープリター
    2. DB2 (データベース・マネージャー、DB2 AD クライアント、およびクライアント接続)
    3. オペレーティング・システム環境
    4. DB2 サンプル・データベース (任意)

    コンパイラー環境またはインタープリター環境の検査

    DB2 プログラムを開発するには、 ご使用のオペレーティング・システムがサポートしているいずれかのプログラミング言語 ("各プラットフォームでサポートされるソフトウェア"のリストを参照) のコンパイラーまたはインタープリターを使う必要があります。 まず最初に非 DB2 アプリケーションを作成することによって、 既存のコンパイラー環境またはインタープリター環境が正しくセットアップされていることを確認なさるようお勧めします。 その後、問題が発生した場合、 ご使用のコンパイラーまたはインタープリターに付属している資料を参照してください。

    DB2 環境のセットアップ

    DB2 環境をセットアップするには、 次のものをインストールして作動させる必要があります。

    データベース・マネージャー構成ファイルの更新

    このファイルには、アプリケーション開発のための重要な設定が含まれています。 次のように入力することによってこれらの設定を変更することができます。

       db2 update dbm cfg using <keyword> <value>
    

    次のように入力することによってその設定を表示することができます。

       db2 get dbm cfg
    

    これらのコマンドの使用に関する詳細については、 コマンド解説書 を参照してください。

    インストールとセットアップの詳細については、 ご使用のオペレーティング・システムの概説およびインストール を参照してください。

    すべてのものをインストールして作動させたなら、 以下に示すいずれかの節の手順に従って、 ご使用のオペレーティング・システム環境のセットアップを行うことができます。

    オペレーティング・システム環境のセットアップ後、 サンプル・データベースを作成することができます。 このデータベースは本書の例で使用します。 このデータベースを作成する方法は、 "サンプル・データベースの作成、カタログ、およびバインド"を参照してください。 .


    OS/2 環境の設定

    ほとんどの OS/2 コンパイラーは、環境変数を使用してさまざまなオプションを制御します。 CONFIG.SYS ファイル内でそれらの変数を設定するか、 またはコマンド・ファイルを作成してそれらの変数を設定することができます。

    CONFIG.SYS
    CONFIG.SYS ファイルに環境変数を設定する利点は、 一度それらを正確に指定すれば、コンピューターを始動 (ブート) するたびに設定されることです。

    コマンド・ファイル
    コマンド・ファイル内に環境変数を設定する利点は、 設定するパスの長さが短くて済み、 また複数のコンパイラーを使用する上での柔軟性が増すということです。 欠点は、各プログラミング・セッションの開始時に、 コマンド・ファイルを最初に実行しなければならないことです。

    コマンド・ファイルを実行することによって環境変数を設定する場合は、 アプリケーションの作成も、 環境変数を設定したその同じウィンドウで行う必要があります。 別のウィンドウでアプリケーションを作成すると、 最初のウィンドウで設定した同じオプションを使用しないことになる場合があります。

    DB2 AD クライアントをインストールすると、 以下に示すステートメントが CONFIG.SYS ファイルに置かれます。

       set LIB=%DB2PATH%\lib;%LIB%
    

    本書のコマンド・ファイルは、 このステートメントが存在していることを前提にしています。 DB2 AD クライアントのインストール後に CONFIG.SYS ファイルを編集する場合は、 このステートメントを除去しないでください。

    さらに、以下に示す環境変数が DB2 によって自動的に更新されます。

    DB2 が更新する Java 環境変数については、"OS/2"を参照してください。

    さらに、以下に示すプログラミング言語のいずれかを使用する場合は、 CONFIG.SYS ファイルに以下の該当するステートメントが入っていなければなりません。

    C/C++
    set INCLUDE=%DB2PATH%\include;%INCLUDE%

    FORTAN
    set FINCLUDE=%DB2PATH%\include;%FINCLUDE%

    IBM COBOL
    set SYSLIB=%SYSLIB%;%DB2PATH%\include\cobol_a

    Micro Focus COBOL
    set COBCPY=%DB2PATH%\include\cobol_mf;%COBCPY%

    OS/2 上では、 DB2PATH および DB2INSTPROF 以外に CONFIG.SYS に DB2 環境変数を定義するべきではありません。 すべての DB2 変数は、グローバル・レベル、インスタンス・レベル、 またはインスタンス・ノード・レベル (パラレル・エディション) のいずれかで、 DB2 インスタンス・プロファイル・レジストリーに定義する必要があります。 db2set.exe コマンドを使用して、これらの変数を設定、修正、 およびリストしてください。
    注:DB2INSTDEF 登録変数を設定する場合、 DB2INSTANCE は必須ではありません。 DB2INSTDEF は、DB2INSTANCE が設定されない場合に使用される省略時インスタンス名を定義します。


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