また、DB2 の異なるバージョンを実行しているか、 または別のオペレーティング・システム上で実行しているリモート・クライアントから、 サーバー上の sample データベースにアクセスする予定である場合には、 DB2 CLI を含むデータベース・ユーティリティーを、 sample データベースにバインドする必要があります。
バインドでは、アプリケーションの実行時にデータベースにアクセスするために、 データベース・マネージャーが必要とするパッケージを作成します。 バインドは、プリコンパイル時に作成されるバインド・ファイルに対して BIND ファイルを指定することによって明示的に実行できます。
コマンド解説書 は、 データベース・ユーティリティーをバインドすることに関する一般的な情報を提供しています。 この節では、データベース・ユーティリティーを sample データベースにバインドするための具体的な手順を説明します。
使用するクライアント・ワークステーションのプラットフォームに応じて、 データベース・ユーティリティーは異なる仕方でバインドします。
OS/2 クライアント・ワークステーションの場合
db2 connect to sample user userid using password
ここで、userid と password は、 sample データベースが置かれているインスタンスのユーザー ID とパスワードを表します。
ユーティリティーは、 DB2 によってこのコマンドを使用してデータベースに自動的にバインドされるので、 ユーザーはこれらを明示的にバインドする必要はありません。
UNIX クライアント・ワークステーションの場合
db2 connect to sample user userid using password
ここで、userid と password は、 sample データベースが置かれているインスタンスのユーザー ID とパスワードを表します。
db2 bind BNDPATH/@db2ubind.lst blocking all sqlerror continue \ messages bind.msg db2 bind BNDPATH/@db2cli.lst blocking all sqlerror continue \ messages cli.msg
ここで、BNDPATH はバインド・ファイルが置かれているパスです。 たとえば、$HOME/sqllib/bnd ($HOME は DB2 インスタンス所有者のホーム・ディレクトリー)。
Windows 32 ビット・オペレーティング・システムが稼働しているクライアント・ワークステーションの場合
コマンド・ウィンドウが表示されます。
db2 connect to sample user userid using password
ここで、userid と password は、 sample データベースが置かれているインスタンスのユーザー ID とパスワードを表します。
db2 bind "%DB2PATH%\bnd\@db2ubind.lst" blocking all sqlerror continue messages bind.msg
ここで %DB2PATH% は、DB2 のインストール先を示すパスです。
すべてのプラットフォーム
DRDA に従っているアプリケーション・サーバー上に sample データベースを作成した場合、 db2ubind.lst の代わりに、次の .lst ファイルのいずれかを指定してください。
ご使用のプラットフォームの概説およびインストール は、 データベース・ユーティリティーのバインドに関する一般的な情報を提供しています。