アプリケーション構築の手引き
注: | アプリケーション開発クライアントは、
DB2 の旧バージョンでは、DB2 ソフトウェア開発者キット (DB2 SDK) クライアントとして知られていました。
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DB2 アプリケーション開発 (DB2 AD) クライアントは、
分散関係データベース体系 (DRDA) を実現する DB2 サーバーおよびアプリケーション・サーバーにアクセスするアプリケーションを開発するのに必要なツールおよび環境を提供します。
DB2 AD クライアントをインストールすれば、DB2 アプリケーションを構築し、
実行することができます。
次の DB2 クライアントで DB2 アプリケーションを実行することもできます。
- DB2 ランタイム・クライアント
- DB2 アドミニストレーション・クライアント
プログラミング環境のセットアップに関する情報は、
"セットアップ"を参照してください。
本書で記述しているプラットフォーム用の DB2 AD クライアントには、
次のものが含まれます。
- C/C++、Java、COBOL、および Fortran プリコンパイラー (その言語が、使用するプラットフォームでサポートされている場合。
詳細は、"各プラットフォームでサポートされるソフトウェア"を参照)。
- プログラミング・ライブラリー、インクルード・ファイル、およびコード・サンプルを含む、
組み込み SQL アプリケーション・サポート。
- ODBC SDK への移植や ODBC SDK とのコンパイルが容易に行えるアプリケーションを開発するためのプログラミング・ライブラリー、
インクルード・ファイル、およびコード例を含む、DB2 コール・レベル・インターフェース (DB2 CLI) アプリケーション・サポート。
ODBC SDK は、Windows 32 ビット・オペレーティング・システムの場合は Microsoft、
および他のサポートされるプラットフォームの場合はさまざまなベンダーから入手可能です。
Windows 32 ビット・オペレーティング・システムの場合、
DB2 クライアントには Microsoft ODBC ソフトウェア開発者キットで開発されたアプリケーションをサポートする、
ODBC ドライバーが含まれています。
他のすべてのプラットフォームについては、
そのプラットフォーム用の ODBC SDK があれば、
それを使用して開発されたアプリケーションをサポートする、
任意でインストールされた ODBC ドライバーが DB2 クライアントに含まれます。
Windows 32 ビット・オペレーティング・システム用の DB2 クライアントだけに ODBC ドライバー・マネージャーが含まれています。
- Java アプリケーションおよびアプレットを開発する DB2 Java データベース・コネクティビティー (DB2 JDBC) サポート、
および Java Embedded SQL アプリケーションとアプレットを開発する DB2 組み込み SQL for Java (DB2 SQLJ) サポートを含む、
DB2 Java Enablement。
- DB2 (AIX 版) および DB2 (Windows 32 ビット・オペレーティング・システム版) とともにインストールされ、
DB2 (OS/2 版) に付属している、
IBM の Java 開発者キット (JDK) 1.1.8 および Java Runtime Environment (JRE) 1.1.8。
- AIX (32 ビット・アプリケーションのみ)、OS/2、
および Windows 32 ビット・オペレーティング・システム上では、
REXX 言語サポート。
このサポートは、DB2 バージョン 5.2 以上では更新されていません。
- Windows 32 ビット・オペレーティング・システムでは、
Microsoft Visual Basic および Microsoft Visual C++ で実装された、
ActiveX Data Objects (ADO) およびオブジェクトのリンクと埋め込み (OLE) オートメーション UDF およびストアード・プロシージャー。
また、Microsoft Visual Basic で実装された Remote Data Object (RDO) を持つコード・サンプル。
- Windows 32 ビット・オペレーティング・システムでは、
オブジェクトのリンクと埋め込みデータベース (OLE DB) 表関数。
- AIX、Solaris、および Windows 32 ビット・オペレーティング・システム上で使用可能な、
DB2 ストアード・プロシージャー・ビルダー (SPB)。
これは、DB2 ストアード・プロシージャーの迅速な開発をサポートする GUI ベースのツールです。
ワークステーションから OS/390 に至る範囲の DB2 ファミリーに、単一の開発環境を提供します。
Windows では、
一般的なアプリケーション開発ツール、
Microsoft Visual Studio、Microsoft Visual Basic、および IBM VisualAge for Java から立ち上げるか、
または IBM DB2 ユニバーサル・データベース・プログラム・グループから個別のアプリケーションとして立ち上げることができます。
AIX および Solaris では、
db2spb コマンドで開始できます。
- SQL ステートメントのプロトタイピングまたはデータベースの随時照会の実行のための、
コマンド・センターまたはコマンド行プロセッサー (CLP) を介する対話式 SQL。
- 他のアプリケーション開発ツールの製品が、
それらの製品内で直接に DB2 用のプリコンパイラー・サポートを実現するための文書化された API のセット。
たとえば、AIX および OS/2 上で、IBM COBOL はこのインターフェースを使用します。
プリコンパイラー・サービス API のセットに関する情報は、
匿名 FTP サイトの ftp://ftp.software.ibm.com から入手できます。
prepapi.psbin と呼ばれるポストスクリプト・ファイルは、
ディレクトリー /ps/products/db2/info にあります。
このファイルは、バイナリー形式です。
この電子フォーラムにアクセスしないでこの文書のコピーを入手したい場合は、
サービス情報の用紙に記載されている IBM サービスと連絡を取ってください。
- ISO/ANSI SQL92 Entry Level 基準に適合しないか、
または DB2 (OS/390 版) がサポートしないアプリケーション内の組み込み SQL ステートメントを識別する、
SQL92 および MVS 適合標識機能。ワークステーション上で開発したアプリケーションを他のプラットフォームに移行する場合には、
標識機能によって構文の非互換性が示されるため、時間が節約されます。
PRECOMPILE PROGRAM コマンドの SQLFLAG オプションについては、
コマンド解説書 を参照してください。
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