アプリケーション構築の手引き
部分目次
この章では、HP-UX で DB2 アプリケーションを構築するための詳細な情報を提供します。
スクリプト・ファイルにおいて、db2 から始まるコマンドは、
コマンド行プロセッサー (CLP) のコマンドです。
CLP コマンドについての詳細な情報が必要であれば、
コマンド解説書 を参照してください。
HP-UX 環境での DB2 アプリケーション開発の最新の更新事項については、
次の DB2 アプリケーション開発 Web ページを参照してください。
http://www.ibm.com/software/data/db2/udb/ad
注:
- DB2 ビルド・ファイルおよび makefile のコンパイルおよびリンクのステップでは、
+DAportable オプションが使用されます。
このオプションは、
PA_RISC 1.1 および 2.0 ワークステーションでの互換性を持つコードを生成します。
このオプションは、パフォーマンスに若干の影響を与えます。
パフォーマンスを上げたい場合は、
sqllib/samples ディレクトリーのビルド・ファイルと makefile から、
+DAportable オプションを取り外すことができます。
このオプションを使用しないで HP-UX プログラムを構築すると、
次のような警告が出される場合があります。
(Warning) At least one PA 2.0 object file (<filename>.o) was detected.
The linked object may not run on a PA 1.x system.
ここで、<filename> はコンパイルするプログラム・ファイルです。
PA_RISC 1.1 または 2.0 以外のシステムをご使用の場合、
この警告は表示されません。
- HP-UX バージョン 10 または HP-UX バージョン 11 以前から DB2 を移行している場合、
DB2 プログラムは HP-UX バージョン 11 (組み込み SQL がある場合) 上の DB2 で再びプリコンパイルして、
再コンパイルしなければなりません。
これには、すべての DB2 アプリケーション、ストアード・プロシージャー、
ユーザー定義関数、およびユーザー出口プログラムが含まれます。
さらに、HP-UX バージョン 11 上でコンパイルされた DB2 プログラムは、
HP-UX バージョン 10 以前の上では実行できない可能性があります。
HP-UX バージョン 10 上でコンパイルされ、実行される DB2 プログラムは、
HP-UX バージョン 11 サーバーにリモートで接続することができます。
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