アプリケーション構築の手引き

JDBC プログラム

アプレット

DB2Applt は、 DB2 データベースにアクセスするために、 JDBC アプレット (または "net") ドライバーを使用する動的 SQL Java アプレットを例示します。

このアプレットを構築し実行するには、 コマンド行で次のようにコマンドを入力します。

  1. DB2 マシン (サーバーまたはクライアント) に Web サーバーがインストールされて実行していることを確認してください。
  2. DB2Applt.html ファイルの内容を、 ファイル内の指示に従って修正します。
  3. DB2Applt.html で指定された TCP/IP ポートで JDBC アプレット・サーバーを開始します。 たとえば DB2Applt.html では、次のように指定しています。
       db2jstrt 6789
    
  4. 以下に示すコマンドで DB2Applt.java をコンパイルし、 ファイル DB2Applt.class を生成します。
       javac DB2Applt.java
    
  5. Web ブラウザーが、作業ディレクトリーにアクセス可能であることを確認してください。 アクセス可能ではない場合は、 DB2Applt.classDB2Applt.html をアクセス可能なディレクトリーにコピーします。
  6. ファイル %DB2PATH%\java\db2java.zip (OS/2 または Windows 32 ビット・オペレーティング・システムの場合)、 あるいは sqllib/java/db2java.zip (UNIX の場合) を DB2Applt.classDB2Applt.html と同じディレクトリーにコピーします。
  7. クライアント・マシンで Web ブラウザー (JDK 1.1 をサポートしていることが必要) を開始し、 DB2Applt.html を読み込みます。

ステップ (1)、(5)、および (7) の代わりに、 次のコマンドをクライアント・マシンの作業ディレクトリーで入力して、 Java 開発者キットに付属のアプレット・ビューアーを使用することができます。

   appletviewer DB2Applt.html

このプログラムは、Java の makefile を使って構築することも可能です。

アプリケーション

DB2Appl は、 DB2 データベースにアクセスするために、 JDBC アプリケーション (または "app") ドライバーを使用する動的 SQL Java アプリケーションを例示します。

このアプリケーションを構築し実行するには、 コマンド行で次のようにコマンドを入力します。

  1. 以下に示すコマンドで DB2Appl.java をコンパイルし、 ファイル DB2Appl.class を生成します。
       javac DB2Appl.java
    
  2. 次のコマンドで、アプリケーションに対して Java インタープリターを実行します。
       java DB2Appl
    

このプログラムは、Java の makefile を使って構築することも可能です。

ストアード・プロシージャー用のクライアント・アプリケーション

Spclient は、 Java ストアード・プロシージャー・クラス Spserver を JDBC アプリケーション・ドライバーを使って呼び出すクライアント・アプリケーションです。 このクライアント・アプリケーションを構築して実行する前に、 ストアード・プロシージャー・クラスをサーバー上で構築します。 "ストアード・プロシージャー"を参照してください。

このクライアント・プログラムを構築して実行するには、 コマンド行で次のようにコマンドを入力します。

  1. 以下に示すコマンドで Spclient.java をコンパイルし、 ファイル Spclient.class を生成します。
       javac Spclient.java
    
  2. 次のコマンドで、クライアント・プログラムに対して Java インタープリターを実行します。
       java Spclient
    

このプログラムは、Java の makefile を使って構築することも可能です。

ユーザー定義関数用のクライアント・アプリケーション

UDFcli は、 ユーザー定義関数サーバー・プログラム UDFsrv に実装されたユーザー定義関数を、 JDBC アプリケーション・ドライバーを使って呼び出すクライアント・プログラムです。 このクライアント・アプリケーションを構築して実行する前に、 ユーザー定義関数プログラム UDFsrv をサーバー上で構築します。 "ユーザー定義関数 (UDF)"を参照してください。

このクライアント・プログラムを構築して実行するには、 コマンド行で次のようにコマンドを入力します。

  1. 以下に示すコマンドで UDFcli.java をコンパイルし、 ファイル UDFcli.class を生成します。
       
       javac UDFcli.java
    
  2. 次のコマンドで、クライアント・プログラムに対して Java インタープリターを実行します。
       java UDFcli
    

このプログラムは、Java の makefile を使って構築することも可能です。

ストアード・プロシージャー

Spserver は、 JDBC アプリケーション・ドライバーを使用した動的 SQL PARAMETER STYLE JAVA ストアード・プロシージャーの具体的な使用例を示しています。 ストアード・プロシージャーはサーバー上でコンパイルされ、格納されます。 そして、クライアント・アプリケーションによって呼び出されるとサーバー・データベースにアクセスし、そのクライアント・アプリケーションに情報を戻します。

サーバー上でこのプログラムを構築して実行するには、 コマンド行で次のようにコマンドを入力します。

  1. 以下に示すコマンドで Spserver.java をコンパイルし、 ファイル Spserver.class を生成します。
       javac Spserver.java
    
  2. Spserver.class を、 OS/2 および Windows 32 ビット・オペレーティング・システムの場合には %DB2PATH%\function ディレクトリーへ、 また UNIX の場合には sqllib/function ディレクトリーへコピーします。
  3. 次に、サーバー上で Spcreate.db2 スクリプトを実行することによってストアード・プロシージャーをカタログ化します。 まず、データベースに接続します。
       db2 connect to sample
    

    ストアード・プロシージャーがすでにカタログ化されている場合は、 次のコマンドを使用してそれらをドロップすることができます。

       db2 -td@ -vf Spdrop.db2
    

    その後、次のコマンドでストアード・プロシージャーをカタログ化します。

       db2 -td@ -vf Spcreate.db2
    
  4. カタログ化が終了したら、データベースを 1 度停止してから再始動し、 新しい共用ライブラリーが認識されるようにします。 必要であれば、共用ライブラリーにファイル・モードを設定して、 DB2 インスタンスからアクセスできるようにします。
  5. Spclient クライアント・アプリケーションをコンパイルして実行し、 ストアード・プロシージャー・クラスにアクセスします。 "ストアード・プロシージャー用のクライアント・アプリケーション"を参照してください。

このプログラムは、Java の makefile を使って構築することも可能です。


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