アプリケーション構築の手引き

環境のセットアップ

AIX

AIX 上で DB2 JDBC サポートを利用して Java アプリケーションを構築するには、 開発マシンで次のものをインストールし、構成する必要があります。

  1. 以下のいずれか
  2. DB2 Java Enablement。 これは AIX クライアントおよびサーバーに対応した DB2 ユニバーサル・データベース・バージョン 7.1 で提供しています。

JDBC 1.22 ドライバーは、AIX を含むすべてのオペレーティング・システム上のデフォルトのドライバーです。 JDBC 2.0 の新しい機能を使用するには、 ご使用のプラットフォーム用の JDBC 2.0 ドライバーと JDK 1.2 サポートの両方をインストールしなければなりません。 AIX 用の JDBC 2.0 をインストールするには、 sqllib/java12 ディレクトリーから usejdbc2 コマンドを入力してください。 このコマンドは、以下のタスクを実行します。

JDBC 1.22 ドライバーに切り替えるには、 sqllib/java12 ディレクトリーから usejdbc1 コマンドを実行してください。

DB2 Java ストアード・プロシージャーまたは UDF を実行するには、 そのマシンにインストールされている JDK のパスを含むように、 サーバー上の DB2 データベース・マネージャー構成を更新する必要があります。 サーバーのコマンド行で、次のように入力することによってこれを行えます。

   db2 update dbm cfg using JDK11_PATH /home/db2inst/jdk11

/home/db2inst/jdk11 は、JDK がインストールされているパスです。

次のコマンドをサーバーで入力して、 DB2 データベース・マネージャー構成をチェックし、 JDK11_PATH フィールドの値が正しいことを確認できます。

   db2 get dbm cfg

出力をファイルにリダイレクトすれば、一層容易に表示できます。 JDK11_PATH フィールドは、出力の先頭近くに表示されます。 これらのコマンドの詳細は、コマンド解説書 を参照してください。

DB2 JDBC サポートを利用して AIX 上で JDBC プログラムや SQLJ プログラムを実行するために、 AIX の Java 環境を更新するコマンドが、 データベース・マネージャー・ファイル db2profiledb2cshrc に含まれています。 DB2 インスタンスの作成時には、 .profile.cshrc の内容を変更して以下のものを CLASSPATH に含めます。

SQLJ プログラムを作成するには、次のファイルを組み込むように CLASSPATH を更新します。

   sqllib/java/sqlj.zip

SQLJ プログラムを実行するには、次のファイルを組み込むように CLASSPATH を更新します。

   sqllib/java/runtime.zip

HP-UX

HP-UX 上で DB2 JDBC サポートを利用して Java アプリケーションを構築するには、 開発マシンで次のものをインストールし、構成する必要があります。

  1. Hewlett-Packard 社提供の HP-UX Developer's Kit for Java リリース 1.1.8 以降 ( http://www.ibm.com/software/data/db2/java を参照)。
  2. DB2 Java Enablement。 これは HP-UX クライアントおよびサーバーに対応した DB2 ユニバーサル・データベース バージョン 7.1 で提供しています。

DB2 Java ストアード・プロシージャーまたは UDF を実行するには、 そのマシンにインストールされている JDK のパスを含むように、 サーバー上の DB2 データベース・マネージャー構成を更新する必要もあります。 サーバーのコマンド行で、次のように入力することによってこれを行えます。

   db2 update dbm cfg using JDK11_PATH /home/db2inst/jdk11

/home/db2inst/jdk11 は、JDK がインストールされているパスです。

次のコマンドをサーバーで入力して、 DB2 データベース・マネージャー構成をチェックし、 JDK11_PATH フィールドの値が正しいことを確認できます。

   db2 get dbm cfg

出力をファイルにリダイレクトすれば、一層容易に表示できます。 JDK11_PATH フィールドは、出力の先頭近くに表示されます。 これらのコマンドの詳細は、コマンド解説書 を参照してください。

DB2 JDBC サポートを利用して HP-UX 上で JDBC プログラムや SQLJ プログラムを実行するために、 HP-UX の Java 環境を更新するコマンドが、 データベース・マネージャー・ファイル db2profiledb2cshrc に含まれています。 DB2 インスタンスの作成時には、 .profile または .cshrc (あるいはその両方) の内容を以下のように変更します。

  1. THREADS_FLAG を "native" に設定します。
  2. CLASSPATH に次のものを含めます。

SQLJ プログラムを作成するには、次のファイルを組み込むように CLASSPATH を更新します。

   sqllib/java/sqlj.zip

SQLJ プログラムを実行するには、次のファイルを組み込むように CLASSPATH を更新します。

   sqllib/java/runtime.zip

Linux

Linux 上で DB2 JDBC サポートを利用して Java アプリケーションを構築するには、 開発マシンで次のものをインストールし、構成する必要があります。

  1. IBM 開発者キットおよび Runtime Environment (Linux 版) バージョン 1.1.8。 ( http://www.ibm.com/software/data/db2/java を参照)。
  2. DB2 Java Enablement。 これは Linux クライアントおよびサーバーに対応した DB2 ユニバーサル・データベース バージョン 7.1 で提供しています。

DB2 Java ストアード・プロシージャーまたは UDF を実行するには、 そのマシンにインストールされている JDK のパスを含むように、 サーバー上の DB2 データベース・マネージャー構成を更新する必要もあります。 サーバーのコマンド行で、次のように入力することによってこれを行えます。

   
   db2 update dbm cfg using JDK11_PATH /usr/local/jdk118 

/usr/local/jdk118 は、 JDK がインストールされているパスです。

次のコマンドをサーバーで入力して、 DB2 データベース・マネージャー構成をチェックし、 JDK11_PATH フィールドの値が正しいことを確認できます。

   db2 get dbm cfg

出力をファイルにリダイレクトすれば、一層容易に表示できます。 JDK11_PATH フィールドは、出力の先頭近くに表示されます。 これらのコマンドの詳細は、コマンド解説書 を参照してください。
注:Linux の場合、その Java 仮想マシン・インプリメンテーションが、 "setuid" 環境で実行するプログラムをうまく動作しないことがあります。 Java インタープリター libjava.so が入っている共用ライブラリーが、 ロードに失敗する可能性があります。 これを回避する方法として、以下に示すコマンドと同様のコマンド (これは、 ご使用のマシンで Java がインストールされている場所によって異なります) を使って、 /usr/lib にある JVM 共用ライブラリーへの記号リンクを作成できます。

   ln -s /usr/local/jdk118/lib/linux/native_threads/libjava.so /usr/lib
これに関する詳細、および問題を回避するその他の方法については、 以下に示すサイトを参照してください。

   
   

http://www.ibm.com/software/data/db2/java/faq.html

DB2 JDBC サポートを利用して Linux 上で JDBC プログラムや SQLJ プログラムを実行するために、 Linux の Java 環境を更新するコマンドが、 データベース・マネージャー・ファイル db2profiledb2cshrc に含まれています。 DB2 インスタンスの作成時には、 .bashrc.profile.cshrc のいずれか (あるいはその全部) の内容を以下のように変更します。

  1. THREADS_FLAG を "native" に設定します。
  2. CLASSPATH に次のものを含めます。

SQLJ プログラムを作成するには、次のファイルを組み込むように CLASSPATH を更新します。

   sqllib/java/sqlj.zip

SQLJ プログラムを実行するには、次のファイルを組み込むように CLASSPATH を更新します。

   sqllib/java/runtime.zip

OS/2

OS/2 上で DB2 JDBC サポートを利用して Java アプリケーションを構築するには、 開発マシン上に以下のものをインストールし、構成する必要があります。

  1. Java 開発者キット (JDK) バージョン 1.1.8 および Java Runtime Environment (JRE) バージョン 1.1.8 (OS/2 版) (IBM 社提供)。 これらは、DB2 に付属しています。 ( http://www.ibm.com/software/data/db2/java を参照。)
  2. DB2 Java Enablement。 これは OS/2 クライアントおよびサーバーに対応した DB2 ユニバーサル・データベース バージョン 7.1 で提供しています。

JDK は、拡張子が 3 文字以上になる (.java など) 長いファイル名が使える HPFS ドライブにインストールする必要があります。 さらに、Java 用の作業ディレクトリーも HPFS ドライブになければなりません。 OS/2 サーバー上で Java ストアード・プロシージャーまたは UDF を実行することになっている場合は、 ストアード・プロシージャーまたは UDF の .class ファイルを %DB2PATH%\function ディレクトリーに入れることができるように、 DB2 をサーバー上の HPFS ドライブにインストールする必要があります。

DB2 Java ストアード・プロシージャーまたは UDF を実行するには、 そのマシンにインストールされている JDK のパスを含むように、 サーバー上の DB2 データベース・マネージャー構成を更新する必要があります。 サーバーのコマンド行で、次のように入力することによってこれを行えます。

   db2 update dbm cfg using JDK11_PATH c:\jdk11

c:\jdk11 は、JDK がインストールされているパスです。

次のコマンドをサーバーで入力して、 DB2 データベース・マネージャー構成をチェックし、 JDK11_PATH フィールドの値が正しいことを確認できます。

   db2 get dbm cfg

出力をファイルにリダイレクトすれば、一層容易に表示できます。 JDK11_PATH フィールドは、出力の先頭近くに表示されます。 これらのコマンドの詳細は、コマンド解説書 を参照してください。

JDBC プログラムや SQLJ プログラムを OS/2 上で DB2 JDBC サポートを利用して実行するために、 CLASSPATH 環境変数は以下のものを含むように DB2 のインストール時に自動的に更新されます。

SQLJ プログラムを作成するには、次のファイルを組み込むように CLASSPATH を更新します。

   %DB2PATH%\java\sqlj.zip

SQLJ プログラムを実行するには、次のファイルを組み込むように CLASSPATH を更新します。

   %DB2PATH%\java\runtime.zip

DYNIX/ptx

DYNIX/ptx 上で DB2 JDBC サポートを利用して Java アプリケーションを構築するには、 開発マシンで次のものをインストールし、構成する必要があります。

  1. ptx/JSE バージョン 3.0。 これは Sun Microsystem's JDK 1.2 と等価です ( http://www.ibm.com/software/data/db2/java を参照)。
  2. DB2 Java Enablement。 これは DB2 ユニバーサル・データベース バージョン 7.1 (NUMA-Q 版) で提供しています。

DB2 Java ストアード・プロシージャーまたは UDF を実行するには、 そのマシンにインストールされている ptx/JSE のパスを含むように、 サーバー上の DB2 データベース・マネージャー構成を更新する必要もあります。 サーバーのコマンド行で、次のように入力することによってこれを行えます。

   db2 update dbm cfg using JDK11_PATH /opt/jse3.0

/opt/jse3.0 は、ptx/JSE がインストールされているパスです。

次のコマンドをサーバーで入力して、 DB2 データベース・マネージャー構成をチェックし、 JDK11_PATH フィールドの値が正しいことを確認できます。

   db2 get dbm cfg

出力をファイルにリダイレクトすれば、一層容易に表示できます。 JDK11_PATH フィールドは、出力の先頭近くに表示されます。 これらのコマンドの詳細は、コマンド解説書 を参照してください。

DB2 JDBC サポートを利用して DYNIX/ptx 上で JDBC プログラムや SQLJ プログラムを実行するために、 DYNIX/ptx の Java 環境を更新するコマンドが、 データベース・マネージャー・ファイル db2profiledb2cshrc に含まれています。 DB2 インスタンスの作成時には、 .profile.cshrc の内容を変更して以下のものを CLASSPATH に含めます。

SQLJ プログラムを作成するには、次のファイルを組み込むように CLASSPATH を更新します。

   sqllib/java/sqlj.zip

SQLJ プログラムを実行するには、次のファイルを組み込むように CLASSPATH を更新します。

   sqllib/java/runtime.zip

Silicon Graphics IRIX

DB2 JDBC をサポートする Silicon Graphics IRIX 上で Java アプリケーションを構築するには、 開発マシンで次のものをインストールし、構成する必要があります。

  1. Java2 ソフトウェア開発者キット バージョン 1.2.1 (JDK 1.2.1) (Silicon Graphics 社提供) ( http://www.ibm.com/software/data/db2/java を参照)。
  2. DB2 Java Enablement。 これは Silicon Graphics IRIX クライアントに対応した DB2 ユニバーサル・データベース バージョン 7.1 で提供しています。

注:Silicon Graphics IRIX 上の SQLJ アプリケーションは、 o32 オブジェクト・タイプでのみ構築できます。 Java のデフォルト・オブジェクト・タイプを o32 に変更するには、 このコマンドを使って環境変数 SGI_ABI を Korn シェルに設定してください。
   export SGI_ABI=-o32

このコマンドを使って C シェルに設定してください。

   setenv SGI_ABI -o32

DB2 for Silicon Graphics IRIX はクライアント専用です。 DB2 アプリケーションとアプレットを実行し、 DB2 組み込み SQL アプリケーションとアプレットを構築するには、 クライアント・マシンからサーバー・マシン上の DB2 データベースにアクセスする必要があります。 サーバー・マシンは、別のオペレーティング・システムを実行する予定です。 クライアント / サーバー通信の構成については、 DB2 ユニバーサル・データベース (UNIX 版) 概説およびインストール を参照してください。

また、別のオペレーティング・システム上で実行しているリモート・クライアントから、 サーバー上のデータベースにアクセスする予定である場合には、 DB2 CLI を含むデータベース・ユーティリティーを、 データベースにバインドする必要があります。 詳細については、"バインド"を参照してください。

DB2 Java ストアード・プロシージャーまたは UDF を実行するには、 そのマシンにインストールされている JDK のパスを含むように、 サーバー上の DB2 データベース・マネージャー構成を更新する必要もあります。 サーバーのコマンド行で、次のように入力することによってこれを行えます。

   db2 update dbm cfg using JDK11_PATH /home/db2inst/jdk11

/home/db2inst/jdk11 は、JDK がインストールされているパスです。

次のコマンドをサーバーで入力して、 DB2 データベース・マネージャー構成をチェックし、 JDK11_PATH フィールドの値が正しいことを確認できます。

   db2 get dbm cfg

出力をファイルにリダイレクトすれば、一層容易に表示できます。 JDK11_PATH フィールドは、出力の先頭近くに表示されます。 これらのコマンドの詳細は、コマンド解説書 を参照してください。

Silicon Graphics IRIX 上で DB2 JDBC サポートを利用して JDBC プログラムや SQLJ プログラムを実行するために、 Silicon Graphics IRIX の Java 環境を更新するコマンドが、 データベース・マネージャー・ファイル db2profiledb2cshrc に含まれています。 DB2 インスタンスの作成時には、 .profile.cshrc の内容を変更して以下のものを CLASSPATH に含めます。

SQLJ プログラムを作成するには、次のファイルを組み込むように CLASSPATH を更新します。

   sqllib/java/sqlj.zip

SQLJ プログラムを実行するには、次のファイルを組み込むように CLASSPATH を更新します。

   sqllib/java/runtime.zip
注:Silicon Graphics IRIX では、 接続コンテキストである close() メソッドがトラップの原因になることがあります。 これを回避する方法としては、 接続コンテキストがガーベッジ・コレクション中に自動的にクローズするようにしておきます。

Solaris

Solaris オペレーティング環境で DB2 JDBC サポートを利用して Java アプリケーションを構築するには、 開発マシンで次のものをインストールし、構成する必要があります。

  1. Java 開発者キット (JDK) バージョン 1.1.8 または 1.2 (Solaris 版) (Sun Microsystems 社提供) ( http://www.ibm.com/software/data/db2/java を参照)。
  2. DB2 Java Enablement。 これは、Solaris クライアントおよびサーバーに対応した DB2 ユニバーサル・データベース バージョン 7.1 で提供しています。

JDBC 1.22 ドライバーは、 Solaris を含むすべてのオペレーティング・システム上のデフォルトのドライバーです。 JDBC 2.0 の新しい機能を使用するには、 ご使用のプラットフォーム用の JDBC 2.0 ドライバーと JDK 1.2 サポートの両方をインストールしなければなりません。 Solaris 用の JDBC 2.0 ドライバーをインストールするには、 sqllib/java12 ディレクトリーからusejdbc2 コマンドを入力してください。 このコマンドは、以下のタスクを実行します。

JDBC 1.22 ドライバーに切り替えるには、 sqllib/java12 ディレクトリーから usejdbc1 コマンドを実行してください。

DB2 Java ストアード・プロシージャーまたは UDF を実行するには、 そのマシンにインストールされている JDK のパスを含むように、 サーバー上の DB2 データベース・マネージャー構成を更新する必要があります。 サーバーのコマンド行で、次のように入力することによってこれを行えます。

   db2 update dbm cfg using JDK11_PATH /usr/java

/usr/java は、JDK がインストールされているパスです。

次のコマンドをサーバーで入力して、 DB2 データベース・マネージャー構成をチェックし、 JDK11_PATH フィールドの値が正しいことを確認できます。

   db2 get dbm cfg

出力をファイルにリダイレクトすれば、一層容易に表示できます。 JDK11_PATH フィールドは、出力の先頭近くに表示されます。 これらのコマンドの詳細は、コマンド解説書 を参照してください。
注:Solaris オペレーティング環境では、Java 仮想マシン・インプリメンテーションが、 "setuid" 環境で実行するプログラムをうまく動作しないことがあります。 Java インタープリター libjava.so が入っている共用ライブラリーが、 ロードに失敗する可能性があります。 これを回避する方法として、以下に示すコマンドと同様のコマンド (これは、 ご使用のマシンで Java がインストールされている場所によって異なります) を使って、 /usr/lib にあるすべての必要な JVM 共用ライブラリーへの記号リンクを作成できます。

    ln -s /usr/java/lib/*.so /usr/lib
これに関する詳細、および問題を回避するその他の方法については、 以下に示すサイトを参照してください。

   

http://www.ibm.com/software/data/db2/java/faq.html

Solaris オペレーティング環境で DB2 JDBC サポートを利用して JDBC プログラムや SQLJ プログラムを実行するために、 Solaris の Java 環境を更新するコマンドが、 データベース・マネージャー・ファイル db2profiledb2cshrc に含まれています。 DB2 インスタンスの作成時には、 .profile.cshrc の内容を以下のように変更します。

  1. THREADS_FLAG を "native" に設定します。
  2. CLASSPATH に次のものを含めます。

SQLJ プログラムを作成するには、次のファイルを組み込むように CLASSPATH を更新します。

   sqllib/java/sqlj.zip

SQLJ プログラムを実行するには、次のファイルを組み込むように CLASSPATH を更新します。

   sqllib/java/runtime.zip

Windows 32 ビット・オペレーティング・システム

Windows 32 ビット・プラットフォーム上で DB2 JDBC サポートを利用して Java アプリケーションを構築するには、 開発マシンで次のものをインストールし、構成する必要があります。

  1. 以下のいずれか
  2. DB2 Java Enablement。 これは Windows 32 ビット・オペレーティング・システムのクライアントおよびサーバーに対応した DB2 ユニバーサル・データベース バージョン 7.1 で提供しています。

JDBC 1.22 ドライバーは、 Windows 32 ビットを含むすべてのオペレーティング・システム上のデフォルトのドライバーです。 JDBC 2.0 の新しい機能を使用するには、 ご使用のプラットフォーム用の JDBC 2.0 ドライバーと JDK 1.2 サポートの両方をインストールしなければなりません。 Windows 32 オペレーティング・システム用の JDBC 2.0 ドライバーをインストールするには、 sqllib\java12 ディレクトリーから usejdbc2 コマンドを入力してください。 このコマンドは、以下のタスクを実行します。

JDBC 1.22 ドライバーに切り替えるには、 sqllib\java12 ディレクトリーから usejdbc1 バッチ・ファイルを実行してください。

DB2 Java ストアード・プロシージャーまたは UDF を実行するには、 そのマシンにインストールされている JDK のパスを含むように、 サーバー上の DB2 データベース・マネージャー構成を更新する必要があります。 サーバーのコマンド行で、次のように入力することによってこれを行えます。

   db2 update dbm cfg using JDK11_PATH c:\jdk11

c:\jdk11 は、JDK がインストールされているパスです。

注:JDK がインストールされているパスに、 1 つまたは複数のスペースが入ったディレクトリー名が含まれている場合、 パスを単一引用符で囲んでください。 たとえば、次のようにします。
   db2 update dbm cfg using JDK11_PATH 'c:\Program Files\jdk11'

次のコマンドをサーバーで入力して、 DB2 データベース・マネージャー構成をチェックし、 JDK11_PATH フィールドの値が正しいことを確認できます。

   db2 get dbm cfg

出力をファイルにリダイレクトすれば、一層容易に表示できます。 JDK11_PATH フィールドは、出力の先頭近くに表示されます。 これらのコマンドの詳細は、コマンド解説書 を参照してください。

サポートされる Windows プラットフォーム上で JDBC プログラムや SQLJ プログラムを DB2 JDBC サポートを利用して実行するために、 CLASSPATH は以下のものを含むように DB2 のインストール時に自動的に更新されます。

SQLJ プログラムを作成するには、次のファイルを組み込むように CLASSPATH を更新します。

   
   %DB2PATH%\java\sqlj.zip

SQLJ プログラムを実行するには、次のファイルを組み込むように CLASSPATH を更新します。

   
   %DB2PATH%\java\runtime.zip

DB2 SQLJ にどの Java 開発者キットを使うかを指定するため、 DB2 は Windows 32 ビット・オペレーティング・システムに環境変数 DB2JVIEW をインストールします。 これはすべての DB2 SQLJ コマンド (db2profc、db2profp、 profdb、profp および sqlj) に適用されます。

デフォルト設定値である "DB2JVIEW=0" を使用するか DB2JVIEW を設定しない場合には、 Sun JDK が使用されます。つまり、"profp" を呼び出すと、 "java sqlj.runtime.profile.util.ProfilePrinter" のように実行されます。 また、"DB2JVIEW=1" であれば Microsoft SDK for Java が使用されます。 つまり、"profp" を呼び出すと、 "jview sqlj.runtime.profile.util.ProfilePrinter" のように実行されます。


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