アプリケーション構築の手引き

DB2 アプリケーション開発のための資料

DB2 ライブラリーについては、 付録 D, "DB2 ライブラリーの使用法"で説明されています。 DB2 資料は、 DB2 データベースの管理に関する情報を提供するものと、 DB2 アプリケーション開発に関する情報を提供するものの大きく 2 つに区分できます。 中にはその両方の情報を扱っているものもあります。 DB2 アプリケーション開発者であれば、 これらの両方の区分に属する DB2 資料を参照していることでしょう。 それでも、 DB2 ライブラリーのアプリケーション開発に関するメイン資料を主に参照するはずです。 この節ではそれらの資料について扱っています。

アプリケーションのプログラミングに使用するメイン資料は 2 つあります。 コール・レベル・インターフェースの手引きおよび解説書 では DB2 CLI アプリケーションのプログラミングについて扱っており、 アプリケーション開発の手引き では DB2 CLI 以外のすべての種類の DB2 プログラミングについて扱っています。 また、これらの資料の両方に参照情報が含まれています。

本書、アプリケーション構築の手引き には、 開発環境のセットアップに関する情報と、 アプリケーションのコンパイル、リンク、 および実行に関する情報が記載されています。

SQL ステートメントおよび関数の構文については、 SQL 解説書 を参照してください。

DB2 ライブラリーの中で管理用として区分されるこれらの 2 つの資料は、 アプリケーション・プログラミングに関する重要な参照資料でもあります。 管理 API 解説書 には、 DB2 データベースの管理に使用するすべての管理機能に関する詳細な情報が含まれています。 アプリケーションにおいて DB2 API を SQL ステートメントの代わりに使用したり、 あるいは SQL ステートメントと一緒に使用した方が便利な場合もあります。 コマンド解説書 では、 すべての DB2 コマンド (SQL ステートメントを除く) に関する詳細情報が扱われ、 DB2 コマンド行プロセッサー (CLP) の使用方法について説明されています。

環境のセットアップ、またはプログラムの開発の際の問題を解決する場合は、 問題判別の手引き を参照することができます。 これは、DB2 顧客サービスを利用して、エラーの原因を判別したり、 問題を回復したり、診断ツールを使用したりするのに役立ちます。 メッセージ解説書 には、 DB2 エラー・メッセージの完全なリストと説明が記載されており、 アプリケーションをデバッグする際の参照資料として非常に便利です。

DB2 ライブラリーのこれらの資料および他の資料は、 DB2 環境で見ることのできるオンライン情報と同様に、 DB2 アプリケーションを開発する際に必要な情報を提供しています。 厳密には DB2 に関するものではない開発情報については、 使用しているコンパイラー、インタープリター、 または他の開発ツールの販売元が提供している資料を参照してください。


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