アプリケーション構築の手引き
アプリケーションを構築または実行するときには、以下のような問題が発生する可能性があります。
- クライアントまたはサーバーの問題 (構築中またはアプリケーション実行時のデータベースへの接続の失敗など)。
- オペレーティング・システムの問題 (構築中にファイルが見つからないなど)。
- 構築中のコンパイラー・オプションの問題。
- 構築中またはアプリケーション実行時の構文およびコーディングの問題。
これらの問題を解決するために、以下の情報源を使用することができます。
- ビルド・ファイル
- データベースへの接続、プリコンパイル、コンパイル、リンク、
およびバインドなどの作成時の問題の場合、
本書で示されているビルド・ファイルを使用してコマンド行プロセッサーのコマンドやコンパイラー・オプションを見ることができます。
- コンパイラーの資料
- 構築スクリプト・ファイルがカバーするコンパイラー・オプションの問題の場合。
- アプリケーション開発の手引き
- 構文およびその他のコーディングの問題の場合は、
アプリケーション開発の手引き を参照してください。
- コール・レベル・インターフェース (CLI) の手引きおよび解説書
- 構文、CLI トレース機能、構成キーワード、
および CLI プログラムに関連したその他のコーディング問題の場合は、
コール・レベル・インターフェースの手引きおよび解説書 を参照してください。
- SQL 解説書
- SQL ステートメントおよび関数の構文については、
SQL 解説書 を参照してください。
- SQLCA データ構造
- アプリケーションで、
SQL ステートメントを発行するか、またはデータベース・マネージャー API を呼び出す場合には、
SQLCA データ構造を検査して、エラー条件がないか調べなければなりません。
SQLCA データ構造は、SQLCODE および SQLSTATE フィールドにエラー情報を戻します。
データベース・マネージャーは、
それぞれの SQL ステートメントを実行した後、
および大半のデータベース・マネージャー API 呼び出しの後で、
その構造を更新します。
アプリケーションでは、エラー情報を検索および印刷するか、
またはそれを画面に表示することができます。
詳細については、アプリケーション開発の手引き を参照してください。
- オンライン・エラー・メッセージ
- データベース・マネージャー、データベース管理ユーティリティー、
インストールおよび構成プロセス、およびコマンド行プロセッサーを含む、
DB2 の別の構成要素では、オンライン・エラー・メッセージが生成されます。
これらの各メッセージには、固有の接頭部があり、
接頭部に 4 桁または 5 桁のメッセージ番号が付きます。
メッセージ番号の後には、エラーの重大度を示す 1 つの文字が表示されます。
コマンド行プロセッサーで次のように入力して、
メッセージのヘルプを表示することができます。
db2 "? xxxnnnn"
ここで、xxx はメッセージ接頭部で、
nnnn はメッセージ番号です。
引用符を含めてください。
DB2 エラー・メッセージの完全なリストと説明は、
メッセージ解説書
を参照してください。
- 診断ツールおよびエラー・ログ
- 他の情報源を用いて解決できない、構築または実行時問題の場合。
診断ツールには、トレース機能、システム・ログ、およびメッセージ・ログなどがあります。
DB2 は、エラーおよび警告状態を優先度および発生源に基づいてエラー・ログに入れます。
詳細については、問題判別の手引き を参照してください。
CLI プログラムのデバッグに特に役立つ、
CLI トレース機能もあります。
詳細については、コール・レベル・インターフェースの手引きおよび解説書 を参照してください。
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