アプリケーション構築の手引き


Windows 32 ビット・オペレーティング・システムで使用するアプリケーションの構築

部分目次

  • Microsoft Visual Basic
  • ActiveX Data Objects (ADO)
  • Remote Data Object (RDO)
  • オブジェクトのリンクと埋め込み (OLE) オートメーション
  • OLE オートメーション UDF およびストアード・プロシージャー
  • Microsoft Visual C++
  • ActiveX Data Objects (ADO)
  • オブジェクトのリンクと埋め込み (OLE) オートメーション
  • OLE オートメーション UDF およびストアード・プロシージャー
  • DB2 CLI アプリケーション
  • 組み込み SQL アプリケーションの構築および実行
  • DB2 API を使用する DB2 CLI アプリケーション
  • DB2 CLI ストアード・プロシージャー
  • DB2 API と組み込み SQL アプリケーション
  • 組み込み SQL アプリケーションの構築および実行
  • 組み込み SQL ストアード・プロシージャー
  • ユーザー定義関数 (UDF)
  • IBM VisualAge C++ バージョン 3.5
  • DB2 CLI アプリケーション
  • 組み込み SQL アプリケーションの構築および実行
  • DB2 API を使用する DB2 CLI アプリケーション
  • DB2 CLI ストアード・プロシージャー
  • DB2 API と組み込み SQL アプリケーション
  • 組み込み SQL アプリケーションの構築と実行
  • 組み込み SQL ストアード・プロシージャー
  • ユーザー定義関数 (UDF)
  • IBM VisualAge C++ バージョン 4.0
  • IBM VisualAge COBOL
  • コンパイラーの使用
  • DB2 API と組み込み SQL アプリケーション
  • 組み込み SQL アプリケーションの構築と実行
  • 組み込み SQL ストアード・プロシージャー
  • Micro Focus COBOL
  • コンパイラーの使用法
  • DB2 API と組み込み SQL アプリケーション
  • 組み込み SQL アプリケーションの構築および実行
  • 組み込み SQL ストアード・プロシージャー
  • オブジェクト REXX
  • この章は、 Windows 32 ビット・オペレーティング・システムでアプリケーションを構築するための詳細な情報を提供します。 バッチ・ファイルでは、 db2 で始まるコマンドは、 コマンド行プロセッサー (CLP) コマンドです。 DB2 コマンドについてのさらに詳細な情報が必要であれば、 コマンド解説書 を参照してください。

    Windows 32 ビット・オペレーティング・システム用の DB2 アプリケーション開発の最新の更新事項については、 次の Web ページを参照してください。

      
    
    http://www.ibm.com/software/data/db2/udb/ad
    

    注:

    1. Windows 32 ビット・アプリケーション上のすべてのアプリケーション (組み込み SQL と非組み込み SQL の両方) は、 オペレーティング・システムのコマンド・プロンプトではなく、 DB2 コマンド・ウィンドウで構築されなければなりません。

    2. 変数 %DB2PATH% を含むご使用のプログラムで使用されるパス名は、 "%DB2PATH%\function" のように引用符で囲まなければなりません。 Windows 32 ビット・オペレーティング・システム バージョン 7.1 上での DB2 のデフォルトのインストールでは、 \Program Files\sqllib で、これにはスペースが含まれます。 引用符で囲まないと、"the syntax of the command is incorrect" などのエラーを受け取ることがあります。 この章では、 コマンドまたはコード例の一部として指定される場合にのみパス名を引用符で囲みます。

    WCHARTYPE CONVERT プリコンパイル・オプション

    WCHARTYPE プリコンパイル・オプションは、 wchar_t データ・タイプを使用する、 マルチバイト形式またはワイド文字形式のいずれかで図形データを処理します。 このオプションの詳細については、アプリケーション開発の手引き を参照することができます。

    Windows 32 ビット・オペレーティング・システムの場合、 WCHARTYPE CONVERT オプションは、 Microsoft Visual C++ コンパイラーでコンパイルされたアプリケーション用にサポートされています。 アプリケーションがデータを DB2 データベースにデータベース・コード・ページとは異なるコード・ページで挿入する場合は、 このコンパイラーで CONVERT オプションを使用しないでください。 DB2 は通常はこのような状況でコード・ページ変換を実行します。 しかし、Microsoft C 実行時環境は、 特定の 2 バイト文字の代入文字は処理しません。 これは、実行時変換エラーとなる場合があります。

    WCHARTYPE CONVERT オプションは、 IBM VisualAge C++ コンパイラーでコンパイルされたアプリケーション用にはサポートされていません。 このコンパイラーをご使用の場合は、 WCHARTYPE にはデフォルトの NOCONVERT オプションを使用してください。 NOCONVERT オプションを使用すると、 アプリケーションとデータベース・マネージャーとの間の暗黙の文字変換は起きなくなります。 図形ホスト変数のデータは、 変換されない 2 バイト文字セット (DBCS) 文字として、 データベース・マネージャーとの間で送受信されます。

    図形データをワイド文字形式からマルチバイト形式に変換したい場合は、 wcstombs() 関数を使用してください。 たとえば、次のようにします。

        wchar_t widechar[200];
        wchar_t mb[200];
        wcstombs((char *)mb,widechar,200);
        EXEC SQL INSERT INTO TABLENAME VALUES(:mb);
    

    同様に、mbstowcs() 関数を使用して、 マルチバイト形式をワイド文字形式に変換することができます。

    アプリケーションが静的に C 実行時ライブラリーにバインドされている場合は、 アプリケーションから setlocale() 呼び出しを出さないでください。 これは、C 実行時変換エラーとなる可能性があります。 アプリケーションが動的に C 実行時ライブラリーにバインドされている場合は、 setlocale() の使用は問題になりません。 これは、ストアード・プロシージャーにも当てはまります。

    オブジェクトのリンクと埋め込みデータベース (OLE DB) 表関数

    DB2 は、OLE DB 表関数をサポートします。 これらの関数については、 CREATE FUNCTION DDL を作成する他にアプリケーションを構築する必要はありません。 DB2 の %DB2PATH%\samples\oledb ディレクトリーに、 OLE DB 表関数のサンプル・ファイルが提供されています。 これらは、コマンド行プロセッサー (CLP) のファイルです。 これらのファイルは、以下のステップで構築できます。

    1. database_name への db2 の接続
    2. db2 -t -v -f file_name.db2
    3. db2 の終了

    database_name は接続先のデータベース、 file_name は CLP ファイルの名前 (拡張子は .db2) です。

    OLE DB 表関数の完全な説明については、アプリケーション開発の手引き を参照してください。


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