アプリケーション構築の手引き

ユーザー定義関数 (UDF)

UDFsrv は、 Java ユーザー定義関数の具体的な使用例を示しています。 UDF プログラムには SQL ステートメントが含まれていないため、 Java UDF プログラムには SQLJ ステートメントを含めることができません。 UDFsrv ライブラリーをサーバー上に作成すると、 クライアント・アプリケーションはそれにアクセスすることができます。 DB2 には JDBC クライアント・アプリケーションである UDFcli と、 SQLJ クライアント・アプリケーションである UDFclie の両方が用意されています。 どちらを使っても UDFsrv ライブラリーにアクセスできます。

サーバー上で UDF プログラムを構築して実行するには、 コマンド行で次のようにコマンドを入力します。

  1. 以下に示すコマンドで UDFsrv.java をコンパイルし、 ファイル UDFsrv.class を生成します。
       javac UDFsrv.java
    
  2. UDFsrv.class を、 OS/2 および Windows 32 ビット・オペレーティング・システムの場合には %DB2PATH%\function ディレクトリーへ、 また UNIX の場合には sqllib/function ディレクトリーへコピーします。
  3. UDFsrv ライブラリーへは、 JDBC または SQLJ のいずれのクライアント・アプリケーションでもアクセスできます。 JDBC クライアント・アプリケーション UDFcli をコンパイルして実行する方法については、 "ユーザー定義関数用のクライアント・アプリケーション"を参照してください。 SQLJ クライアント・アプリケーション UDFclie をコンパイルして実行する方法については、 "ユーザー定義関数用のクライアント・プログラム"を参照してください。

UDFcliUDFclie には、 UDFsrv の中にある UDF をデータベースに登録するのに使用する CREATE FUNCTION SQL ステートメントが組み込まれています。 UDFcliUDFclie にはさらに、 登録が済んだ UDF を利用するための SQL ステートメントも組み込まれています。


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