アプリケーション構築の手引き

DB2 Java アプレットの一般事項

  1. いくつかの Java クラスから成る大型の JDBC または SQLJ アプレットの場合は、 そのクラスすべてを単一の JAR ファイルにパッケージ化するよう選択できます。 また、SQLJ アプレットでは、そのクラスに加えて、 順番に並べられたプロファイルをパッケージしなければなりません。 これを選択する場合、JAR ファイルを "applet" タグの archive パラメーターに追加します。 詳細については、JDK バージョン 1.1 の資料を参照してください。

    SQLJ アプレットの場合: 一部のブラウザーは、 アプレットに関連付けられたリソース・ファイルからの逐次化オブジェクトのロードをサポートしていません。 たとえば、そのようなブラウザーでアプレット Applt をロードしようとすると、 次のようなエラー・メッセージが出されます。

            
       java.lang.ClassNotFoundException: Applt_SJProfile0                       
    

    これを回避する方法としては、逐次化プロファイルを変換して、 Java クラス形式で格納したプロファイルにするユーティリティーを使用することができます。 このユーティリティーは、sqlj.runtime.profile.util.SerProfileToClass という名前の Java クラスです。 これは逐次化プロファイルのリソース・ファイルを入力として取り込み、 そのプロファイルを含んだ Java クラスを出力として生成します。 プロファイルは以下のいずれかのコマンドを使って変換できます。

       profconv Applt_SJProfile0.ser                                            
    

    または

                                                                               
       java sqlj.runtime.profile.util.SerProfileToClass Applt_SJProfile0.ser    
    

    このコマンドの結果、クラス Applt_SJProfile0.class が作成されます。 アプレットが使用している .ser 形式のすべてのプロファイルを .class 形式のプロファイルに置き換えれば、 問題はなくなるはずです。

  2. ファイル db2java.zip (SQLJ アプレットの場合は、 ファイル runtime.zip) を使用している Web サイトからロードすることのできるいくつかのアプレットによって共用されるディレクトリーに置くことができます。 これらのファイルは、 OS/2 および Windows 32 ビット・オペレーティング・システムの場合には %DB2PATH%\java ディレクトリーに、 また UNIX の場合には sqllib/java ディレクトリーにあります。 この場合、codebase パラメーターを、 そのディレクトリーを識別する HTML ファイルの "applet" タグに追加する必要があることがあります。 詳細については、JDK バージョン 1.1 の資料を参照してください。
  3. DB2 バージョン 5.2 以降、 JDBC アプレット・サーバー (listener) である db2jd の機能を強化するために信号処理機能が追加されています。 その結果、db2jd は Ctrl-C で強制終了することができません。 そのためこの listener を終了させるには、 そのプロセスを強制終了させるしか方法がありません。
  4. Web サーバー、特に Domino GO Web サーバー上での DB2 Java アプレットの実行についての詳細は、 次のサイトを参照してください。
       
    
    http://www.ibm.com/software/data/db2/db2lotus/gojava.htm
    


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