データウェアハウスセンター アプリケーション統合の手引き

OBJECT

オブジェクト・タイプの属性を定義するか、またはオブジェクト・タイプを識別します。

コンテキスト

このタグは、次のタグの直後に続けることが必要です。

ACTION.OBJTYPE
ACTION.OBJINST

構文



:OBJECT.TYPE(type) CATEGORY(category) EXTNAME(ext_name)
         PHYNAME(table_name) ICOFILE( )
            ICWFILE(Windows_ICON_file_name)

OBJECT タグの前に指定する ACTION タグのタイプによって、 OBJECT タグの必須または有効キーワードは異なります。

ACTION.OBJTYPE(ADD) または ACTION.OBJTYPE(MERGE)

オブジェクト・タイプの追加または組み合わせ

コンテキスト

図 59. オブジェクト・タイプの追加時の OBJECT タグの使用

:ACTION.OBJTYPE(ADD)
:OBJECT.TYPE() CATEGORY() EXTNAME() PHYNAME() ICOFILE() ICWFILE()
:PROPERTY.EXTNAME() DT() DL() SHRTNAME() NULLS() UUISEQ()

図 60. オブジェクト・タイプの組み合わせ時の OBJECT タグの使用

:ACTION.OBJTYPE(MERGE)
:OBJECT.TYPE() CATEGORY() EXTNAME() PHYNAME() ICOFILE() ICWFILE()
:PROPERTY.EXTNAME() DT() DL() SHRTNAME() NULLS() UUISEQ()

キーワード

TYPE
オブジェクト・タイプの名前を指定します。

必須キーワード。

type
特定のオブジェクト・タイプを表す短縮名を定義または識別します。

type の値は、あるオブジェクト・タイプを含むすべての関連する情報カタログにわたって、そのオブジェクト・タイプに固有でなければなりません。これにより、このオブジェクト・タイプのオブジェクトが、関連する情報カタログの間で共用できるようになります。 type の値がすでに存在する場合、それは検索引き数として使用されます。

値の最大長は 8 文字です。値は大文字で保管されます。この値は、文字 A 〜 Z、@、#、または $ で始まり、これらの文字と、0 〜 9 および _ を含むことができます。先行ブランクまたは組み込みブランクは許可されません。

オブジェクト・タイプを作成した後で、type の値を変更することはできません。

CATEGORY
このオブジェクト・タイプが属する区分を指定します。

必須キーワード。

category
情報カタログ・マネージャー・オブジェクトの区分を指定します。この値は、次のいずれかにすることができます。

GROUPING
ELEMENTAL
SUPPORT
CONTACT
DICTIONARY

PROGRAM または ATTACHMENT を新規のオブジェクト・タイプの区分として指定することはできません。

オブジェクト・タイプが定義された後で、このキーワードの情報を変更することはできません。

EXTNAME
オブジェクト・タイプの長い記述名を指定します。必須キーワード。

ext_name
オブジェクト・タイプの長い記述名を指定します。 ext_name の最大長は 80 文字です。

この名前は、関連する情報カタログの中で固有でなければなりません。

ext_name の値は大文字小文字混合で保管されます。

オブジェクト・タイプが定義された後で、このキーワードの情報を変更することができます。

PHYNAME
このオブジェクト・タイプに関する情報を含むデータベース表の作成時に使用する名前を指定します。

オプション・キーワード。

table_name
オブジェクト・タイプの情報を含むデータベース表の作成時に使用する名前を指定します。

名前の最大長は、情報カタログ・マネージャーのインストール時に定義されます。 table_name の値は、情報カタログの中で固有でなければならず、 SQL 予約語を含むことはできません。

table_name は、デフォルトでは、 TYPE キーワードに指定された type です。この値は、大文字小文字が区別されないため、大文字または小文字を使用して指定することができます。

この値は、文字 A 〜 Z、@、#、または $ で始まり、これらの文字と、0 〜 9 および _ を含むことができます。先行ブランクまたは組み込みブランクは許可されません。この値は、情報カタログに関して使用されるデータベースを表す SQL 予約語にすることはできません。

表が作成された後で、その名前を変更することはできません。

ICWFILE
オブジェクト・タイプに関連付けられる Windows アイコンを含むファイルを指定します。

オプション・キーワード。

Windows_ICON_file_name
オブジェクト・タイプに関連付ける Windows アイコン・ファイルの名前を指定します。 Windows_ICON_file_name の最大長は 254 文字です。ただし、この名前とアイコン・パス (ICOPATH) の組み合わせの最大長が 259 であるため、実際の最大長はアイコン・パスの長さによって異なります。このファイルには、任意の拡張子を付けることができます。この値は、大文字小文字が区別されないため、大文字または小文字を使用して指定することができます。

このキーワードを使用して、アイコン・ファイルが存在する場所を識別するドライブおよびパス情報を指定することはできません。この情報は、FLGImport API 呼び出し (情報カタログ・マネージャー プログラミングの手引きおよび解説書 を参照)、ユーザー・インターフェースのインポート・ファンクション (タグ言語ファイルをコマンド行からインポートするを参照)、または DGUIDE コマンドの IMPORT オプション (タグ言語ファイルをコマンド行からインポートするを参照) への入力パラメーターとして指定しなければなりません。

この値は、ACTION.OBJTYPE(UPDATE) によってオブジェクト・タイプが作成された後で変更することができます。あるオブジェクト・タイプに関連付けるアイコン・ファイルを指定した後で、関連付けられたアイコンを変更することはできますが、そのオブジェクト・タイプは常にアイコンに関連付けられていなければなりません。

ACTION.OBJTYPE(APPEND)

コンテキスト

図 61. オブジェクト・タイプへのプロパティーの追加時の OBJECT タグの使用

:ACTION.OBJTYPE(APPEND)
:OBJECT.TYPE()
:PROPERTY.EXTNAME() DT() DL() SHRTNAME() NULLS() UUISEQ()

キーワード

TYPE
オブジェクト・タイプの名前 (type) を指定します。

必須キーワード。

type
特定のオブジェクト・タイプをその 8 文字の短縮名によって識別します。

ACTION.OBJTYPE(DELETE) または ACTION.OBJTYPE(DELETE_EXT)

既存のオブジェクト・タイプの削除

コンテキスト

図 62. オブジェクト・タイプの削除時の OBJECT タグの使用

:ACTION.OBJTYPE(DELETE)
:OBJECT.TYPE()

図 63. オブジェクト・タイプと、そのタイプのすべてのオブジェクトの削除時の OBJECT タグの使用

:ACTION.OBJTYPE(DELETE_EXT)
:OBJECT.TYPE()

キーワード

TYPE
オブジェクト・タイプの名前 (type) を指定します。

必須キーワード。

type
特定のオブジェクト・タイプをその 8 文字の短縮名によって識別します。

ACTION.OBJTYPE(UPDATE)

オブジェクト・タイプの情報の更新

コンテキスト

図 64. オブジェクト・タイプの更新時の OBJECT タグの使用

:ACTION.OBJTYPE(UPDATE)
:OBJECT.TYPE() EXTNAME() ICOFILE() ICWFILE()

キーワード

TYPE
オブジェクト・タイプの名前 (type) を指定します。

必須キーワード。

type
特定のオブジェクト・タイプをその 8 文字の短縮名によって識別します。この値を更新することはできません。

EXTNAME
オブジェクト・タイプの記述名を指定します。オプション・キーワード。

ext_name
オブジェクト・タイプの長い記述名を指定します。 ext_name の最大長は 80 文字です。

この値は更新することができます。

この名前は、関連する情報カタログの中で固有でなければなりません。

ext_name の値は大文字小文字混合で保管されます。

ICWFILE
オブジェクト・タイプに関連付けられる Windows アイコンを含むファイルを指定します。

オプション・キーワード。

Windows_ICON_file_name
オブジェクト・タイプに関連付ける Windows アイコン・ファイルの名前を指定します。

この値は更新することができます。

Windows_ICON_file_name の最大長は 254 文字です。このキーワードを使用して、アイコン・ファイルが存在する場所を識別するドライブおよびパス情報を指定することはできません。この情報は、FLGImport API 呼び出し、ユーザー・インターフェースのインポート・ファンクション、または情報カタログ・マネージャー・コマンドの IMPORT オプションへの入力パラメーターとして指定しなければなりません。

ACTION.OBJINST

オブジェクトの追加、更新、削除、または組み合わせ

コンテキスト

図 65. オブジェクトの追加時の OBJECT タグの使用

:ACTION.OBJINST(ADD)
:OBJECT.TYPE()
:INSTANCE.short_name()

図 66. オブジェクトの組み合わせ時の OBJECT タグの使用

:ACTION.OBJINST(MERGE)
:OBJECT.TYPE()
:INSTANCE.short_name()

図 67. オブジェクトの更新時の OBJECT タグの使用

:ACTION.OBJINST(UPDATE)
:OBJECT.TYPE()
:INSTANCE.SOURCEKEY(UUI_short_name()...) short_name()

図 68. オブジェクトの削除時の OBJECT タグの使用

:ACTION.OBJINST(DELETE)
:OBJECT.TYPE()
:INSTANCE.SOURCEKEY(UUI_short_name()...)

キーワード

TYPE
オブジェクト・タイプの名前 (type) を指定します。

必須キーワード。

type
特定のオブジェクト・タイプをその 8 文字の短縮名によって識別します。


[ ページのトップ | 前ページ | 次ページ | 目次 | 索引 ]