データウェアハウスセンター アプリケーション統合の手引き

COLUMN オブジェクト

COLUMN オブジェクトには、ソース表、ターゲット表、またはファイル内の列またはフィールドに関するメタデータが含まれます。このオブジェクトは、TABLES オブジェクトに関連付けられます (TABLES オブジェクトを参照)。

プロパティー

表 59 では、COLUMN オブジェクトのプロパティーに関する情報を提供します。

表 59. COLUMN オブジェクトのプロパティー
タグ言語のプロパティー名 説明 許容値
NAME 列またはフィールドの名前。

データベース名、表名、および列名の組み合わせは固有です。

テキスト・ストリング (80 バイトまで)。
SHRTDESC 列またはフィールドの短い記述。 テキスト・ストリング (200 バイトまで)。
LONGDESC 列またはフィールドの長い記述。 テキスト・ストリング (32700 バイトまで)。
DATATYPE データベース管理プログラム・データ・タイプからマップされる ODBC データ・タイプ。

データウェアハウスセンターは、ネイティブ・データ・タイプからデータ・タイプを導出します。

VSAM データベース内の表に GRAPHIC データ・タイプを追加することはできません。

次のいずれかの値:


CHAR
NUMERIC
DECIMAL
INTEGER
SMALLINT
FLOAT
DOUBLE
DATE
TIME
TIMESTAMP
VARCHAR
LONG_VARCHAR
GRAPHIC
VARGRAPHIC
LONG_VARGRAPHIC
BLOB
CLOB
DBCLOB
TINYINT
BIT
REAL
BIGINT

LENGTH 列またはフィールドの長さ。 数値。
SCALE DECIMAL データ・タイプの列またはフィールドの場合、列またはフィールドの精度。 数値。
POSNO 表またはファイルの行における列またはフィールドの索引 (0 から始まる)。 数値。
NULLS 列またはフィールドでヌル・データが許可されるかどうかを指定するフラグ。 次のいずれかの値:

Y
列ではヌル・データが許可される。

N
列ではヌル・データが許可されない。
ISTEXT 列またはフィールド・データがバイナリー・データか、テキスト・データかを指定するフラグ。 次のいずれかの値:

Y
列データはバイナリー・データ。

N
列データはテキスト・データ。
DBNAME この表またはファイルを含むソースまたはターゲットのビジネス名。 テキスト・ストリング (80 バイトまで)。
OWNER 表の所有者、高位修飾子、またはコレクション。

ファイルまたは IMS セグメントの場合、このプロパティーはヌルです。

テキスト・ストリング (15 バイトまで)。
TABLES データベース管理プログラムまたはファイル・システムに定義された物理表、ファイル、またはセグメント名。

ファイルおよび IMS セグメントの場合、この値は NAME の値と同じです。

テキスト・ストリング (80 バイトまで)。
NATIVEDT 列またはフィールドのネイティブ・データ・タイプ。 データベース管理プログラムに定義された列のデータ・タイプ。

データ・タイプは、40 バイトまでのテキスト・ストリングです。

多くの場合、このプロパティーの値は DATATYPE の値と一致します。

データベース管理プログラム・データ・タイプの ODBC データ・タイプへのマッピングについては、データウェアハウスセンターのオンライン・ヘルプを参照してください。

ORDINAL 列またはフィールドの序数。 数値。
OFFSET 固定長ファイルにおけるフィールドのオフセット。 数値。
COLTYPE DPROPR 用の列タイプ。 次のいずれかの値:

A
変更後イメージ列

B
変更前イメージ列

図 20 では、COLUMN オブジェクトの例を示します。

図 20. COLUMN オブジェクト

:ACTION.OBJINST(MERGE)
:OBJECT.TYPE(COLUMN)
:INSTANCE.
    NAME(CORR_COEF)
    SHRTDESC(Correlation Coefficient)
    DATATYPE(DOUBLE)
    LENGTH(0)
    SCALE(0)
    POSNO(4)
    NULLS(Y)
    ISTEXT(N)
    DBNAME(TRANSFORMER_TARGET) 
    OWNER(IWH) 
    TABLES(TR_CORRELATION_06) 
    COLUMNS(CORR_COEFF)
    NATIVEDT(DOUBLE)
    TRANSNAM(Correlation Coefficient(r))

関係

表 60 では、COLUMN オブジェクトが参加する関係を示します。この関係は、パートナー・アプリケーションにとって有用です。「ソース」欄と「ターゲット」欄では、関係のソース・オブジェクトまたはターゲット・オブジェクトが関係に参加できる回数が示されています。

表 60. COLUMN オブジェクトが参加する関係
ソース ソースのタグ言語オブジェクト・タイプ 関係タイプ ターゲット ターゲットのタグ言語オブジェクト・タイプ 説明
1 TABLES CONTAIN M COLUMN この列が関連付けられる表。

図 21 では、COLUMN オブジェクトと TABLES オブジェクトの間の関係の例を示します。

図 21. COLUMN オブジェクトの TABLES オブジェクトのへのリンク

:COMMENT.  Relation: TABLES to COLUMN
:COMMENT.
:ACTION.RELATION(ADD)
:RELTYPE.TYPE(CONTAIN) SOURCETYPE(TABLES) TARGETYPE(COLUMN)
:INSTANCE.
    SOURCEKEY(DBNAME(TBC Operations) OWNER() TABLES(d:\iwhdemo\outcusti.txt) )
    TARGETKEY(DBNAME(TBC Operations) OWNER() TABLES(d:\iwhdemo\outcusti.txt)
    	COLUMNS(Zipcode) )


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