データウェアハウスセンター アプリケーション統合の手引き


情報カタログにメタデータをインポートする

データウェアハウスセンターからメタデータをインポートして、ウェアハウスのユーザーのためにウェアハウス内のデータに関する情報を示すことができます。同様にいくらかのカタログ機能を備えたパートナー・アプリケーションから、メタデータをインポートすることができます。

メタデータを情報カタログ・マネージャーにインポートすることには、以下のタスクが関係します。

  1. インポートするメタデータのタイプの選択。
  2. 情報カタログ・マネージャーへのメタデータのインポート。

インポートするメタデータの選択

メタデータを情報カタログにインポートするとき、タグ言語を以下の 2 つの形式でインポートすることができます。

タグ言語ファイルからのメタデータのインポート

メタデータを、MDIS 形式または情報カタログ・マネージャーおよびデータウェアハウスセンターで使用される形式のタグ言語ファイルからインポートすることができます。情報カタログ・マネージャー・オブジェクト・タイプを MDIS 名にマップする方法については、 情報カタログ・マネージャー・オブジェクト・タイプを参照してください。 MDIS タグ言語ファイルについて詳しくは、 http://www.MDCinfo.com にある Meta Data Coalition の Web サイトをご覧ください。

他の製品および Visual Warehouse 3.1 と共に MDIS を使用している場合、 タグ言語ファイルのエクスポートの注記をご覧ください。

MDIS タグ言語ファイルを情報カタログ・マネージャー・タグ言語ファイルに変換したい場合、 情報カタログ・マネージャー 管理の手引き を参照してください。

MDIS 対応のタグ言語ファイルをインポートする

MDIS タグ言語ファイルを情報カタログに直接インポートするには、情報カタログ・マネージャー・コマンドを MS-DOS コマンド・プロンプトから入力します。コマンド構文に関する以下の規則を守ってください。



DGUIDE /USERID userid /PASSWORD password /DGNAME dgname /MDIS_IMPORT filename
/LOGFILE filename name/ADMIN

任意指定のキーワードは以下のとおりです。

/TRACE 0|1|2|3|4

たとえば、MDIS メタデータを情報カタログにインポートする場合、以下のコマンドをタイプします (改行は入力しません)。

DGUIDE /USERID longods /PASSWORD secret /DGNAME ICMSAMP /ADMIN
/MDIS_IMPORT c:\mdis.tag /LOGFILE c:\mdis.log

/ADMIN
管理者としてログオンすることを指定します。メタデータをインポートするためには、アドミニストレーターとしてログオンする必要があります。

/DGNAME
情報カタログ名。

情報カタログがローカルである場合、データベース名を指定します。情報カタログがリモートである場合、それがカタログ化される別名を指定します。

例:

/DGNAME ICMSAMP

/LOGFILE
このパラメーターは必須です。

情報カタログ・マネージャーが MDIS のインポートまたは MDIS のエクスポートの際に生成するメッセージを送るファイルの宛先を指定します。ドライブ、パス、およびファイル名を含めた全体を指定するのでなければ、情報カタログ・マネージャーはそのファイルを DGWPATH 環境変数で指定されたパスに置きます。固定ドライブを指定しなければなりません。

例:

/LOGFILE d:\tagfile.log

/MDIS_IMPORT
指定した MDIS 対応のタグ言語ファイルをインポートします。ドライブ、パス、およびファイル名を含めた全体を指定するのでなければ、情報カタログ・マネージャーはそのファイルが DGWPATH 環境変数で指定されたパスに存在すると想定します。

例:

/MDIS_IMPORT d:\tagfile.tag

MDIS メタデータをインポートする情報カタログには、有効な MDIS オブジェクト・タイプ定義が含まれていなければなりません (それ以外のものが含まれていることも可能)。

/PASSWORD
このユーザー ID に対するパスワード。

例:

/PASSWORD secret

以下のオペレーティング・システム上にあるデータベースにアクセスするためのパスワードは大文字小文字の区別をするため、指定されたとおりにタイプしなければなりません。

/TRACE
情報カタログ・マネージャー・トレース・ファイルに送るトレース情報のレベル。高位のレベルには下位のレベルの機能が含まれます (たとえば、3 にはレベル 0、1、2、および 3 の機能が含まれます)。情報カタログ・マネージャーの問題を診断するために IBM ソフトウェア・サポートを呼び出すには、高いレベルを指定しなければならない場合があります。

0
デフォルト。すべてのメッセージ、警告、エラー、および重大エラー状態が含まれます。

1
最高レベルの情報カタログ・マネージャー機能の入り口レコードおよび出口レコードが含まれます。

2
情報カタログ・マネージャー機能の入り口レコードおよび出口レコードで、一般的なものが含まれます。

3
入力および出力パラメーター (入力または出力構造を除く) が含まれます。

4
情報カタログ・マネージャーに渡されて使用されたすべての入力または出力構造が含まれます。

/USERID
情報カタログのユーザー ID。情報カタログがあるデータベースに必要なユーザー ID を入力します。たとえば、ユーザー ID はローカル、 LAN、 AS/400、 AIX、または OS/390 TSO ユーザー ID であることがあります。

例:

/USERID longods

タグ言語ファイルをコマンド行からインポートする

MS-DOS コマンド・プロンプトから DGUIDE コマンドを使用して、情報カタログをオープンし、タグ言語ファイルをインポートすることができます。 DGUIDE コマンドを使用するとき、コマンド構文に関する以下の規則に注意してください。

図 12. î をオープンしてメタデータをインポートするための DGUIDE コマンド・パラメーター

DGUIDE /USERID userid /PASSWORD password /DGNAME dgname

任意指定のキーワードは以下のとおりです。

/ADMIN
/TRACE 0|1|2|3|4
/IMPORT filename /LOGFILE filename /RESTART B|C

任意指定のインポート・キーワードは以下のとおりです。

/ICOPATH iconpath

以下の例は、サンプルの情報カタログを管理者としてオープンするための必須パラメーターを示しています。

DGUIDE /USERID longods /PASSWORD secret /DGNAME ICMSAMP /ADMIN

以下のリストは、DGUIDE コマンドに追加するパラメーターを示しています。タグ言語ファイルをインポートするための任意指定または必須キーワードについては、注記されています。

/ADMIN
管理者としてログオンすることを指定します。この任意指定のキーワードを DGUIDE コマンドに指定しない場合、ユーザーとしてログオンします。その場合、管理者タスクを実行することはできません。

/DGNAME
情報カタログ名。

情報カタログがローカルである場合、データベース名を指定します。情報カタログがリモートである場合、それがカタログ化される別名を指定します。

例:

/DGNAME ICMSAMP

/ICOPATH
/IMPORT; がある場合にのみ有効、任意指定。

アイコンをインポートすることを示し、インポート・ファンクションが使用するアイコン・パスを指定します。ドライブおよびパスの全体を指定しない場合、情報カタログ・マネージャーはパスが情報カタログ・マネージャーをインストールしたパスと同じであると想定します。固定ドライブを指定しなければなりません。

例:

/ICOPATH d:\icons\

/IMPORT
指定したタグ言語ファイルをインポートします。ドライブ、パス、およびファイル名を含めた全体を指定するのでなければ、情報カタログ・マネージャーはそのファイルが DGWPATH 環境変数で指定されたパスに存在すると想定します。

例:

/IMPORT d:\tagfile.tag

このキーワードは情報カタログ・マネージャー・ユーザー・インターフェースをう回して、インポート・ファンクションをバッチ処理として実行します。

/LOGFILE
/IMPORT; がある場合にのみ有効、/IMPORT がある場合には必須。

情報カタログ・マネージャーがインポートの際に生成するメッセージを送るファイルの宛先を指定します。ドライブ、パス、およびファイル名を含めた全体を指定するのでなければ、情報カタログ・マネージャーはそのファイルを DGWPATH 環境変数で指定されたパスに置きます。固定ドライブを指定しなければなりません。

例:

/LOGFILE d:\tagfile.log

/PASSWORD
このユーザー ID に対するパスワード。

例:

/PASSWORD secret

以下のオペレーティング・システム上にあるデータベースにアクセスするためのパスワードは大文字小文字の区別をするため、指定されたとおりにタイプしなければなりません。

/RESTART
/IMPORT; がある場合にのみ有効、/IMPORT がある場合には必須。

インポート・ファンクションが使用するオプションを示します。有効なオプションは以下のとおりです。

B
タグ言語ファイルを最初からインポートします。

C
デフォルト。タグ言語ファイルを、最後に情報カタログ・マネージャーが情報カタログへの変更を正常にコミットした箇所からインポートします。

/TRACE
トレース・ファイルに送るトレース情報のレベル。高位のレベルには下位のレベルの機能が含まれます (3 にはレベル 0、1、2、および 3 の機能が含まれます)。情報カタログ・マネージャーの問題を診断するために IBM ソフトウェア・サポートを呼び出すには、高いレベルを指定しなければならない場合があります。

0
デフォルト。すべてのメッセージ、警告、エラー、および重大エラー状態が含まれます。

1
最高レベルの情報カタログ・マネージャー機能の入り口レコードおよび出口レコードが含まれます。

2
情報カタログ・マネージャー機能の入り口レコードおよび出口レコードで、一般的なものが含まれます。

3
入力および出力パラメーター (入力または出力構造を除く) が含まれます。

4
情報カタログ・マネージャーに渡されて使用されたすべての入力または出力構造が含まれます。

/USERID
情報カタログのユーザー ID。オープンしている情報カタログのデータベース位置に応じて、データベースのために必要なユーザー ID をタイプします。たとえば、ユーザー ID はローカル、LAN、AS/400、AIX、または OS/390 TSO ユーザー ID であることがあります。

例:

/USERID longods


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