データウェアハウスセンター アプリケーション統合の手引き


統合のシナリオ

表 1 は、いくつかの一般的なタイプのウェアハウス・アプリケーションをリストして、それらをデータウェアハウスセンターに統合する方法を解説しています。

表 1. 統合のシナリオ
アプリケーションのタイプ 統合プロセス
データウェアハウジング設計 データウェアハウジング設計アプリケーションからのデータをデータウェアハウスセンターで使用するには、

  1. メタデータをデータウェアハウスセンターにインポートします。
  2. メタデータ同期を使用して、メタデータを情報カタログ・マネージャーに伝達します。
操作データ記述

メタデータをデータウェアハウスセンターに、そしてビジネス・メタデータを情報カタログ・マネージャーにインポートします。

メタデータが系統のためだけに含められているソース・データのもので、ソース表またはファイルを定義するためのものではない場合、メタデータを情報カタログ・マネージャーに直接インポートしてください。

データ・クレンジング 操作データをクレンジングするには、

  1. ソース・データとターゲット・データの動きを管理するのは、データウェアハウスセンターまたはパートナー・アプリケーションのどちらであるかを判別します。

    異なるアプリケーションが、ソース・データおよびターゲット・データをそれぞれ管理することが可能です。

  2. ソースおよびターゲット定義をインポートするか、またはソースおよびターゲット定義をエクスポートします。定義を再度入力しなくてもよいように、そのように行ってください。
  3. パートナー・アプリケーションをデータウェアハウスセンター プログラムとして定義するか、またはパートナー・アプリケーションを開始するデータウェアハウスセンター プログラムを作成します。
  4. パートナー・アプリケーションのパラメーターを設定するユーザー・インターフェースを開発します。
  5. メタデータをデータウェアハウスセンターにインポートして、データウェアハウスセンターがデータ・クレンジング・アプリケーションを実行できるようにします。

    プログラムのスケジューリングは、順番で行うことも、日付と時刻によって行うことも可能です。

  6. ビジネス・メタデータを情報カタログ・マネージャーにインポートして、ユーザーが使用できるようにします。
代替データ記憶装置 (DB2 OLAP Server(TM) など) 操作データを代替データ記憶装置にロードするには、

  1. データウェアハウスセンターから、パートナー記憶装置の構築に必要なデータ定義をエクスポートします。
  2. ロード・プログラムをデータウェアハウスセンター プログラムとして定義するか、またはロード・プログラムを開始するデータウェアハウスセンター プログラムを作成します。
  3. パートナー・アプリケーションのパラメーターを設定するユーザー・インターフェースを開発します。
  4. ロード・プログラムの定義をデータウェアハウスセンターにインポートします。

    ロード・プログラムを使用して、操作データ・ストア内の値とパートナー・データ・ストア内の値とを同期させます。

  5. パートナー・データ・ストアのビジネス・メタデータを情報カタログ・マネージャーにインポートします。
レポート作成 (Brio や Cognos など) レポート作成アプリケーションをデータウェアハウスセンターに統合するには、

  1. ビジネス・メタデータを情報カタログ・マネージャーからレポート作成アプリケーションにエクスポートします。
  2. レポートについての記述を情報カタログ・マネージャーにインポートします。
  3. レポート作成アプリケーションを情報カタログから開始できるようにします。


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