データウェアハウスセンター アプリケーション統合の手引き

TABLES オブジェクト

このオブジェクトには、ウェアハウス・ソース表、セグメント、またはファイル、あるいはターゲット表に関するメタデータが含まれます。このオブジェクトは、DATABASE オブジェクトに関連付けられます (DATABASE オブジェクトを参照)。

プロパティー

表 57 では、TABLES オブジェクトのプロパティーに関する情報を提供します。

表 57. TABLES オブジェクトのプロパティー
タグ言語のプロパティー名 説明 許容値
NAME 表、ファイル、または IMS セグメントの名前。

表名には、IWH.TABLE1 のように、高位修飾子、スキーマ、またはコレクションが含まれます。

データベース名と表名の組み合わせは固有です。

このプロパティーは、ファイルの完全修飾パスとファイル名です。

テキスト・ストリング (80 バイトまで)。
SHRTDESC ファイルまたはセグメントの短い記述。 テキスト・ストリング (200 バイトまで)。
LONGDESC 表の長い記述。 テキスト・ストリング (32700 バイトまで)。
DBNAME この表またはファイルを含むソースのビジネス名。 テキスト・ストリング (80 バイトまで)。
OWNER 表の所有者、高位修飾子、またはコレクション。

ファイルまたは IMS セグメントの場合、このプロパティーはヌルです。

テキスト・ストリング (15 バイトまで)。
TABLES データベース管理プログラムまたはファイル・システムに定義された物理表、ファイル、またはセグメント名。

ファイルおよび IMS セグメントの場合、この値は NAME の値と同じです。

テキスト・ストリング (80 バイトまで)。
TBLISBIN フラット・ファイル LAN ファイルのファイル転送モードを指定するフラグ。 次のいずれかの値:

Y
ファイル転送モードはバイナリー。

N
ファイル転送モードは ASCII。
TBLNAMESP DB2 表スペースの名前。 テキスト・ストリング (90 バイトまで)。
TBLFTYPE ファイルの場合、ファイルのタイプ。 次のいずれかの値:

1
固定

2
コンマ

3
タブ

4
文字
TBLL1NAM ファイルの最初の行に列名が含まれるかどうかを指定するフラグ。 次のいずれかの値:

Y
ファイルの最初の行には列名が含まれる。

N
ファイルの最初の行にはデータが含まれる。
CHARDELM ファイルの場合、文字区切り文字 (ファイル・タイプが文字の場合)。 テキスト・ストリング (1 バイト)。
CREATYPE データウェアハウスセンターで表を定義するのに使用された方式。 次のいずれかの値:

1
表は手作業で定義された。

2
表定義はデータベース管理プログラムからインポートされた。

3
表定義は情報カタログ・マネージャーからインポートされた。

4
表は、あるステップがテスト・モードにプロモートされるときに、そのステップ用にデータウェアハウスセンターによって作成された。
TABALIAS 表に別名があるかどうかを指定するフラグ。 次のいずれかの値:

Y
表には別名がある。

N
表には別名がない。
IWHCRTAR ターゲット表がデータウェアハウスセンターによって作成されるかどうかを指定するフラグ。 次のいずれかの値:

Y
ターゲット表はデータウェアハウスセンターによって作成される。

N
ターゲット表はデータウェアハウスセンターによって作成されない。
IWHGRANT 表について GRANT TO PUBLIC が使用可能にされるかどうかを指定するフラグ。 次のいずれかの値:

Y
表について GRANT TO PUBLIC が使用可能にされる。

N
表について GRANT TO PUBLIC が使用可能にされない。
IWHDRATN ウェアハウス・ターゲットの期間 (一時または永続)。 次のいずれかの値:

Y
表は永続。

N
表は一時。
IWHMAXED 表の版の最大数。 数値。
IWHCREGN 作成ステートメントが自動的に生成されるかどうかを指定するフラグ。 次のいずれかの値:

Y
作成ステートメントは自動的に生成される。

N
作成ステートメントは自動的に生成されない。
IWHCRERU 表の作成ステートメント。 テキスト・ストリング (32,700 バイトまで)。
IDSFACT 表がファクト表として使用されるかどうかを指定するフラグ。 次のいずれかの値:

Y
表はファクト表として使用される。

N
表はファクト表として使用されない。
CDSSCHEMA 複製用の表スキーマ。 テキスト・ストリング (128 バイトまで)。
CDTABNAM 複製用の表名。 テキスト・ストリング (128 バイトまで)。
BEFORIMG 複製の変更前イメージの接頭部。 テキスト・ストリング (4 バイトまで)。
IDSREPL 表が複製に使用されるかどうかを指定するフラグ。 次のいずれかの値:

Y
表は複製に使用される。

N
表は複製に使用されない。
NAMINDEX DB2 表名の索引。 テキスト・ストリング (90 バイトまで)。
PARTTBSP 表が区分表スペースにあるかどうかを指定するフラグ。 次のいずれかの値:

Y
表は区分表スペースにある。

N
表は区分表スペースにない。
DBNAM390 システム 390 データベース名。 テキスト・ストリング (8 バイトまで)。

図 16 では、リレーショナル表用の TABLES オブジェクトの例を示します。

図 16. リレーショナル表用の TABLES オブジェクト

:COMMENT.  Begin TABLES Instance
:COMMENT.
:ACTION.OBJINST(MERGE)
:OBJECT.TYPE(TABLES)
:INSTANCE.
    NAME(IWH.ATOMICED)
    DBNAME(iwhtar) 
    OWNER(IWH) 
    TABLES(ATOMICED) 
    TBLISBIN(N)
    TBLFTYPE(0)
    TBLL1NAM(N)
    CREATYPE(4)
:COMMENT.
:COMMENT.  End TABLES Instance

図 17 では、ファイル用の TABLES オブジェクトの例を示します。

図 17. ファイル用の TABLES オブジェクト

:COMMENT.  Begin TABLES Instance
:COMMENT.
:ACTION.OBJINST(MERGE)
:OBJECT.TYPE(TABLES)
:INSTANCE.
    NAME(d:\iwhdemo\outcusti.txt)
    SHRTDESC(File containing operational data for Institutions Customers)
    DBNAME(TBC Operations) 
    OWNER() 
    TABLES(d:\iwhdemo\outcusti.txt)
    TBLISBIN(Y)
    TBLFTYPE(3)
    TBLL1NAM(N)
    CREATYPE(1)
:COMMENT.
:COMMENT.  End TABLES Instance

関係

表 58 では、TABLES オブジェクトが参加する関係をリストします。これは、パートナー・アプリケーションにとって有用です。「ソース」欄と「ターゲット」欄では、関係のソース・オブジェクトまたはターゲット・オブジェクトが関係に参加できる回数が示されています。

表 58. TABLES オブジェクトが参加する関係
ソース ソースのタグ言語オブジェクト・タイプ 関係タイプ ターゲット ターゲットのタグ言語オブジェクト・タイプ 説明
1 DATABASE CONTAIN M TABLES この表またはファイルが関連付けられるデータベースまたはファイル・システム。
1 TABLE CONTAIN M COLUMN この表に関連付けられる列。

図 18 では、TABLES オブジェクトと DATABASE オブジェクトの間の関係の例を示します。

図 18. TABLES オブジェクトの DATABASE オブジェクトへのリンク

:COMMENT.  Relation: DATABASE to TABLES
:COMMENT.
:ACTION.RELATION(ADD)
:RELTYPE.TYPE(CONTAIN) SOURCETYPE(DATABASE) TARGETYPE(TABLES)
:INSTANCE.
    SOURCEKEY(NAME(TBC Operations) DBNAME() )
    TARGETKEY(DBNAME(TBC Operations) OWNER() TABLES(d:\iwhdemo\outcusti.txt) )

図 19 では、TABLES オブジェクトと COLUMN オブジェクトの間の関係の例を示します。

図 19. TABLES オブジェクトの COLUMN オブジェクトへのリンク

:COMMENT.  Relation: TABLES to COLUMN
:COMMENT.
:ACTION.RELATION(ADD)
:RELTYPE.TYPE(CONTAIN) SOURCETYPE(TABLES) TARGETYPE(COLUMN)
:INSTANCE.
    SOURCEKEY(DBNAME(TBC Operations) OWNER() TABLES(d:\iwhdemo\outcusti.txt) )
    TARGETKEY(DBNAME(TBC Operations) OWNER() TABLES(d:\iwhdemo\outcusti.txt)
 		COLUMNS(Zipcode) )


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