データウェアハウスセンター アプリケーション統合の手引き

INSTANCE

アクションの対象となるオブジェクトまたは関係を定義または識別します。

コンテキスト

このタグは、次のタグの後に続けることが必要です。

:ACTION.OBJINST
INSTANCE タグは、OBJECT タグの後に続きます。

:ACTION.RELATION
INSTANCE タグは、RELTYPE タグの後に続きます。

構文

INSTANCE タグには、ACTION タグの形式に応じて、4 つの形式があります。

ACTION.OBJINST(ADD) または ACTION.OBJINST(MERGE)

オブジェクトの追加または組み合わせ



:INSTANCE.short_name (property_value) . . .

コンテキスト

図 50. オブジェクトの追加時の INSTANCE タグの使用

:ACTION.OBJINST(ADD)
:OBJECT.TYPE()
:INSTANCE.short_name()

図 51. オブジェクトの組み合わせ時の INSTANCE タグの使用

:ACTION.OBJINST(MERGE)
:OBJECT.TYPE()
:INSTANCE.short_name()
:short_name()
:short_name()

キーワード

short_name
それぞれのプロパティーをその 8 文字の短縮名によって識別します。この値は、大文字小文字が区別されないため、大文字または小文字を使用して指定することができます。 INSTANCE タグに複数の短縮名を関連付ける場合は、 図 51 で示されているように、1 つの INSTANCE タグのみを使用し、それに短縮名を続けてください。

property_value
特定のオブジェクトについてのプロパティーの値を指定します。この値は、大文字小文字が区別されます。

規則

ACTION.OBJINST(DELETE)、ACTION.OBJINST(DELETE_TREE_ALL)、または ACTION.OBJINST(DELETE_TREE_REL)

オブジェクトの削除



:INSTANCE.SOURCEKEY(UUI_short_name (UUI_property_value) . . . )

コンテキスト

図 52. オブジェクトの削除時の INSTANCE タグの使用

:ACTION.OBJINST(DELETE)
:OBJECT.TYPE()
:INSTANCE.SOURCEKEY(UUI_short_name()...)

図 53. グループ化区分のオブジェクトと、それに含まれるオブジェクトの削除時の INSTANCE タグの使用

:ACTION.OBJINST(DELETE_TREE_ALL)
:OBJECT.TYPE()
:INSTANCE.SOURCEKEY(UUI_short_name()...)

図 54. グループ化区分のオブジェクトと関係の削除時の INSTANCE タグの使用

:ACTION.OBJINST(DELETE_TREE_REL)
:OBJECT.TYPE()
:INSTANCE.SOURCEKEY(UUI_short_name()...)

キーワード

SOURCEKEY
ある特定のオブジェクトを識別する UUI プロパティー値。

SOURCEKEY は、INSTANCE タグの最初のキーワードでなければなりません。

UUI_short_name
UUI 名をその 8 文字の短縮名によって識別します。 UUI_short_name(UUI_property_value) のすべての組み合わせを指定してください。 UUI_short_name は、大文字小文字が区別されないため、大文字または小文字を使用して指定することができます。

UUI_property_value
特定のオブジェクトについての UUI プロパティーの値を指定します。この値は、大文字小文字が区別されます。

規則

オブジェクト・タイプの UUI プロパティーとして定義されているプロパティーごとに、 1 つの UUI_short_name(value) の組み合わせを指定しなければなりません。それぞれのオブジェクト・タイプには、 UUI プロパティーとして定義された 1 つまたは複数のプロパティーがあります。これらのプロパティーは、情報カタログの中でオブジェクトを固有に識別します。

ACTION.OBJINST(UPDATE)

オブジェクトについてのプロパティー値の更新



:INSTANCE.SOURCEKEY(UUI_short_name (UUI_property_value) . . . )
                       short_name (property_value) . . .

コンテキスト

図 55. オブジェクトの更新時の INSTANCE タグの使用

:ACTION.OBJINST(UPDATE)
:OBJECT.TYPE()
:INSTANCE.SOURCEKEY(UUI_short_name()...) short_name()

キーワード

SOURCEKEY
ある特定のオブジェクトを識別する UUI プロパティー値。

SOURCEKEY は、INSTANCE タグの最初のキーワードでなければなりません。

UUI_short_name
UUI プロパティーをその 8 文字の短縮名によって識別します。 UUI_short_name は、大文字小文字が区別されないため、大文字または小文字を使用して指定することができます。

UUI_property_value
この値は、大文字小文字が区別されます。 UUI_short_name とともに、特定のオブジェクトについての UUI プロパティーの値を指定します。

short_name
更新されるプロパティーをその 8 文字の短縮名によって識別します。 short_name は、大文字小文字が区別されないため、大文字または小文字を使用して指定することができます。

次のプロパティーは更新不能であるため、これらの短縮名を指定することはできません: OBJTYPID、INSTIDNT、UPDATIME、UPDATEBY。

property_value
short_name とともに、特定のオブジェクトについてのプロパティーの新しい値を指定します。この値は、大文字小文字が区別されます。

規則

オブジェクト・タイプの UUI プロパティーとして定義されているプロパティーごとに、 1 つの UUI_short_name(value) の組み合わせを指定しなければなりません。それぞれのオブジェクト・タイプには、 UUI プロパティーとして定義された 1 つまたは複数のプロパティーがあります。これらのプロパティーは、情報カタログの中でオブジェクトを固有に識別します。

プロパティー値を指定すると、情報カタログ内でその値が更新されます。プロパティー値を指定しないと、その値は更新されません。

ACTION.RELATION(ADD) または ACTION.RELATION(DELETE)

関係の追加または削除



:INSTANCE.SOURCEKEY(UUI_short_name (UUI_property_value)...)
                TARGETKEY(UUI_short_name (UUI_property_value)...)

コンテキスト

図 56. 関係の追加時の INSTANCE タグの使用

:ACTION.RELATION(ADD)
:RELTYPE.TYPE() SOURCETYPE() TARGETYPE()
:INSTANCE.SOURCEKEY(UUI_short_name()...) TARGETKEY(UUI_short_name()...)

図 57. 関係の削除時の INSTANCE タグの使用

:ACTION.RELATION(DELETE)
:RELTYPE.TYPE() SOURCETYPE() TARGETYPE()
:INSTANCE.SOURCEKEY(UUI_short_name()...) TARGETKEY(UUI_short_name()...)

キーワード

SOURCEKEY
関係における最初のオブジェクトを識別する UUI プロパティー値。

関係:
SOURCEKEY が識別するオブジェクト:

包含
グループ化区分のオブジェクト

接点
接点の対象であるオブジェクト

付加
コメントの対象であるオブジェクト

リンク
リンクするオブジェクトのいずれか一方

SOURCEKEY は、INSTANCE タグの最初のキーワードでなければなりません。

TARGETKEY
関係における 2 番目のオブジェクトを識別する UUI プロパティー値。

関係:
TARGETKEY が識別するオブジェクト:

包含
基礎的区分のオブジェクト

接点
コンタクト区分のオブジェクト

付加
接続区分のオブジェクト

リンク
リンクするオブジェクトのいずれか一方

TARGETKEY は、INSTANCE タグの 2 番目のキーワードでなければなりません。

UUI_short_name
UUI 名をその 8 文字の短縮名によって識別します。この値は、大文字小文字が区別されないため、大文字または小文字を使用して指定することができます。

UUI_property_value
特定のオブジェクトについての UUI プロパティーの値を指定します。この値は、大文字小文字が区別されます。

規則

それぞれのオブジェクトについて、オブジェクト・タイプの UUI プロパティーとして定義されているプロパティーごとに、1 つの UUI_short_name(value) の組み合わせを指定しなければなりません。それぞれのオブジェクト・タイプには、 UUI プロパティーとして定義された 1 つまたは複数のプロパティーがあります。これらのプロパティーは、情報カタログの中でオブジェクトを固有に識別します。

図 58 で示されているように、 UUI_short_name(value) と short_name(value) のそれぞれの対は、ブランクで分離しなければなりません。

図 58. 複数の短縮名を伴う INSTANCE タグの例

:INSTANCE.SOURCEKEY(UUIname1(value1) UUIname2(value2)) sname3(value3) sname4(value4)

ある値を囲む括弧の間に組み込まれた先行ブランクはその値の一部となり、末尾ブランクは除去されます。情報カタログ・マネージャーは、値の長さが有効かどうかを判別する際に、これらのブランクをデータ長の一部として数えます。値全体が許容される最大長よりも長くなるような、余分な先行ブランクまたは末尾ブランクを組み込むと、エラーが発生します。


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