データウェアハウスセンター アプリケーション統合の手引き

DATABASE オブジェクト

DATABASE オブジェクトには、ソース・データベース / ターゲット・データベース、ファイル・システム、またはファイルに関するメタデータが含まれます。

プロパティー

表 55 では、DATABASE オブジェクトのプロパティーに関する情報を提供します。

表 55. DATABASE オブジェクトのプロパティー
タグ言語のプロパティー名 説明 許容値
NAME ソースのビジネス名。 テキスト・ストリング (80 バイトまで)。
DBNAME データベース管理プログラムに定義された物理データベース名。

総称 ODBC データベース、Sybase データベース、IMS データベース、およびファイル・システムの場合、この値はヌルです。

テキスト・ストリング (40 バイトまで)。
SHRTDESC ソースの短い記述。 テキスト・ストリング (200 バイトまで)。
LONGDESC ソースの長い記述。 テキスト・ストリング (32700 バイトまで)。
DBTYPE データベースまたはファイルのファミリー。 次のいずれかの値:

1
DB2 ファミリー

20
Oracle

30
Sybase

40
Microsoft SQLServer

50
Informix

60
総称 ODBC

70
フラット・ファイル LAN

80
VSAM

90
IMS
DBETYPE あるファミリー内でのデータベースまたはファイルのタイプ。 次のいずれかの値:

1
DB2/2

3
DB2 MVS

4
AS/400 CISC

5
AS/400 RISC

6
DB2/6000

8
DB2 HP

9
DB2 SUN

11
DB2 NT

12
DB2 VM

13
DB2 SINIX

14
DB2 SCO

15
DB2 VSE

16
DB2 EEE

18
DB2 ファミリー

19
DataJoiner

20
Oracle

30
Sybase

40
Microsoft SQLServer

50
Informix

60
ユーザー定義の ODBC
DBETYPE (続き) あるファミリー内でのデータベースまたはファイルのタイプ。 次のいずれかの値:

70
フラット・ファイル LAN ローカル・コマンド

71
フラット・ファイル LAN FTP コピー

80
VSAM

90
IMS
ISWH このソースがウェアハウス・ターゲットであるか、ウェアハウス・ソースであるかを示すフラグ。 次のいずれかの値:

Y
このソースはウェアハウス・ターゲット。

N
このソースはウェアハウス・ソース。
USERID データウェアハウスセンターがソースへの接続に使用するユーザー ID。 テキスト・ストリング (36 バイトまで)。
CONTACT ソースについて責任がある担当者の名前。 テキスト・ストリング (64 バイトまで)。
USEODBC ユーザー提供の接続ストリングを使用するか、ストリングを生成するかを指定するフラグ。ファイルの場合、N を使用します。 次のいずれかの値:

Y
ユーザー定義の接続ストリングを使用する。

N
接続ストリングを生成する。
ODBCSTR USEODBC が Y に設定されている場合、ユーザー定義の ODBC 接続ストリング。それ以外の場合、このプロパティーはヌルです。 テキスト・ストリング (254 バイトまで)。
PREACCMD ソースがローカル・フラット・ファイル LAN ソースの場合、リモート・ファイルにアクセスするために実行するコマンド。 テキスト・ストリング (64 バイトまで)。
POSTACMD ソースがローカル・フラット・ファイル LAN ソースの場合、リモート・ファイルにアクセスした後で実行するコマンド。 テキスト・ストリング (64 バイトまで)。
RETRYCNT エラーの際に、このソースからのデータの抽出を試行する回数。 数値。
RETRYINT データの抽出を試行する時間の間隔。 数値。
VERSION 使用中の DB2 のバージョン。 テキスト・ストリング (128 バイトまで)。
DBMSSERV ODBC 接続用のデータベース・インスタンス / サブシステム / サーバー名。 テキスト・ストリング (128 バイトまで)。
DFLTDEL システム 390 データベースのデフォルトの文字ストリング区切り文字。 テキスト・ストリング (1 バイトまで)。

図 13 では、ターゲット・ウェアハウス・データベースを定義する DATABASE オブジェクトの例を示します。

図 13. ターゲット・データベースの DATABASE オブジェクト

:COMMENT.  Begin DATABASE Instance
:COMMENT.
:ACTION.OBJINST(MERGE)
:OBJECT.TYPE(DATABASE)
:INSTANCE.
    NAME(iwhtar)
    DBNAME(IWHTAR)
    DBTYPE(1)
    DBETYPE(11)
    ISWH(Y)
    USERID(marlow)
    USEODBC(N)
    CODEPAGE(437)
    RETRYCNT(3)
    RETRYINT(30)

図 14 では、ソース・ファイルを定義する DATABASE オブジェクトの例を示します。

図 14. ソース・ファイルの DATABASE オブジェクト

 :ACTION.OBJINST(MERGE)                                       
 :OBJECT.TYPE(DATABASE)                                       
 :INSTANCE.                                                   
     NAME(TBC Operations)                                     
     SHRTDESC(The Beverage Company operational data sources)  
     DBTYPE(70)                                               
     DBETYPE(70)                                              
     ISWH(N)                                                  
     LOCATION(Thirsty City)                                   
     USERID(XXXXXXXX)                                         
     USEODBC(N)                                               
     CODEPAGE(437)                                            
     RETRYCNT(0)                                              
     RETRYINT(0)                                              

関係

表 56 では、DATABASE オブジェクトが参加する関係を示します。これは、パートナー・アプリケーションにとって有用です。「ソース」欄と「ターゲット」欄では、関係のソース・オブジェクトまたはターゲット・オブジェクトが関係に参加できる回数が示されています。たとえば、表 56 の「1」と「M」の値は、 1 つのデータベースが複数の表に関係できるが、 1 つの表は 1 つのデータベースにのみ関係できることを意味します。

表 56. DATABASE オブジェクトが参加する関係
ソース ソースのタグ言語オブジェクト・タイプ 関係タイプ ターゲット ターゲットのタグ言語オブジェクト・タイプ 説明
1 DATABASE CONTAIN M TABLES データベースまたはファイル・システムに含まれる表またはファイル。

図 15 では、DATABASE オブジェクトと TABLES オブジェクトの間の関係の例を示します。

図 15. DATABASE オブジェクトの TABLES オブジェクトへのリンク

:COMMENT.  Relation: DATABASE to TABLES
:COMMENT.
:ACTION.RELATION(ADD)
:RELTYPE.TYPE(CONTAIN) SOURCETYPE(DATABASE) TARGETYPE(TABLES)
:INSTANCE.
    SOURCEKEY(NAME(TBC Operations) DBNAME() )
    TARGETKEY(DBNAME(TBC Operations) OWNER() TABLES(d:\iwhdemo\outcusti.txt) )


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