eucJp または eucTW コード・セットで実行されている、または UCS-2 データベースに接続されているアプリケーションから送られてくるグラフィック・データはすべて、 UCS-2 コード・ページ識別子でタグ付けされます。アプリケーションの側では、グラフィック文字ストリングをデータベース・サーバーに送る前に UCS-2 に変換しておく必要があります。同様に、UCS-2 データベースからアプリケーションが取り出すグラフィック・データ、または EUC eucJP または eucTW コードで実行されているアプリケーションがデータベースから取り出すグラフィック・データも、 UCS-2 によってコード化されます。このため、アプリケーションの側では、UCS-2 データで表示しようとする場合を除き、内部的に UCS-2 からご使用のアプリケーションのコード・ページに変換する必要があります。
このような変換は、SQLDA へのデータの複写前、また SQLDA からのデータの複写後に実行する必要があるため、 UCS-2 への変換および UCS-2 からの変換は、ご使用のアプリケーションが担当することになります。 DB2 ユニバーサル・データベースでは、アプリケーションからアクセス可能な変換ルーチンは提供していません。その代わりに、ご使用のオペレーティング・システムから呼び出し可能なシステム・コールを使用してください。 UCS-2 データベースの場合は、VARCHAR および VARGRAPHIC スカラー関数の使用を考慮することができます。
これらの関数の詳細については、SQL 解説書 を参照してください。一般的な EUC アプリケーション開発の指針については、 日本語および中国語 (繁体字) EUC および UCS-2 コード・セットに関する考慮事項を参照してください。