アプリケーション開発の手引き
トリガーを作成したら、それを表と関連付けます。この表は、トリガーの対象表 と呼ばれます。
更新操作 という用語は、対象表の状態に対する何らかの変更を意味します。更新操作は、以下のいずれかによって開始されます。
- INSERT ステートメント
- UPDATE ステートメント、または UPDATE を実行する参照制約
- DELETE ステートメント、または DELETE を実行する参照制約
各トリガーをこれら 3 つのタイプの更新操作の 1 つと関連付ける必要があります。この関連付けは、その特定のトリガーのトリガー事象 と呼ばれます。
さらに、トリガー事象が発生する際にトリガーによって実行されるトリガー・アクション というアクションを定義する必要もあります。トリガー・アクションは 1 つまたは複数の SQL ステートメントから構成され、データベース・マネージャーがトリガー事象を実行する前または後に実行されます。トリガー事象が発生すると、データベース・マネージャーは対象表の中から更新操作の影響を受ける一連の行を判別して、トリガーを実行します。
トリガーを作成する際には、以下のような属性および振る舞いを宣言します。
- トリガーの名前。
- 対象表の名前。
- トリガー活動化時間 (更新操作実行の BEFORE または AFTER)。
- トリガー事象 (INSERT、DELETE、または UPDATE)。
- 以前の値の変位変数 (存在する場合)。
- 新しい値の変位変数 (存在する場合)。
- 以前の値の変換表 (存在する場合)。
- 新しい値の変換表 (存在する場合)。
- 細分性 (FOR EACH STATEMENT または FOR EACH ROW)。
- トリガーのトリガー・アクション
(トリガー・アクション条件とトリガー SQL ステートメントを含む)。
- トリガー事象が UPDATE の場合、トリガーのトリガー事象に対するトリガー列リスト。またその他に、トリガー列リストが明示か暗黙かの指示。
- トリガー作成タイム・スタンプ。
- 現行関数パス。
CREATE TRIGGER ステートメントの詳細については、
SQL 解説書 を参照してください。
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