アプリケーション開発の手引き


REXX の言語制限

ステートメントまたはコマンドにトークンを含めることができます。それは、REXX 変数に対応できる SQLEXEC、SQLDBS、および SQLDB2 ルーチンに渡されます。この場合、REXX インタープリターは SQLEXEC または SQLDB2 を呼び出す前に、変数の値を置換します。

この状態を避けるには、ステートメントのストリングを、引用符 (' ' または " ") で囲んでください。引用符で囲まない場合、変数名と同じトークンがあると、そのトークンは REXX インタープリターによって解決され、SQLEXEC、SQLDBS、または SQLDB2 ルーチンには渡されません。

REXX/SQL では、複合 SQL はサポートされません。

REXX/SQL ストアード・プロシージャーは、 OS/2 および Windows 32 ビット オペレーティング・システムでサポートされていますが、 AIX ではサポートされていません。

REXX における SQLEXEC、SQLDBS、および SQLDB2 の登録

アプリケーションで、DB2 API のいずれかを使用する前、または SQL ステートメントを発行する前に、SQLDBS、SQLDB2、および SQLEXEC ルーチンを登録しなければなりません。この登録は、REXX インタープリターに REXX/SQL の入り口点を知らせます。 OS/2 プラットフォームと AIX プラットフォームでは、登録のための方法が少し異なります。次の例は、それぞれのルーチンの登録について正しい構文を示します。

OS/2 または Windows での登録のサンプル

/* ------------ Register SQLDBS with REXX  -------------------------*/ 
If Rxfuncquery('sQLDBS')  <> 0 then 
    rcy = Rxfuncadd('sQLDBS','DB2AR','sQLDBS') 
If rcy \= 0 then
    do
      say 'SQLDBS was not successfully added to the REXX environment'
      signal rxx_exit
    end
 
/* ------------ Register SQLDB2 with REXX  -------------------------*/ 
If Rxfuncquery('sQLDB2')  <> 0 then 
    rcy = Rxfuncadd('sQLDB2','DB2AR','sQLDB2') 
If rcy \= 0 then
    do
      say 'SQLDB2 was not successfully added to the REXX environment'
      signal rxx_exit
    end
 
/* ----------------- Register SQLEXEC with REXX  --------------------*/
If Rxfuncquery('sQLEXEC') <> 0 then
    rcy = Rxfuncadd('sQLEXEC','DB2AR','sQLEXEC')
If rcy \= 0 then
    do
      say 'SQLEXEC was not successfully added to the REXX environment'
      signal rxx_exit
    end

AIX での登録のサンプル

 
 /* ------------ Register SQLDBS, SQLDB2 and SQLEXEC with REXX --------*/
 rcy = SysAddFuncPkg("db2rexx")
 If rcy \= 0 then
   do
     say 'db2rexx was not successfully added to the REXX environment'
     signal rxx_exit
   end

OS/2 では、RxFuncAdd コマンドはすべてのセッションにつき 1 回だけ実行する必要があります。

AIX では、SysAddFuncPkg をすべての REXX/SQL アプリケーションで実行しなければなりません。

RXfuncadd API および SysAddFuncPkg API の詳細については、それぞれ OS/2 および AIX 版の REXX の資料に記載されています。


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