アプリケーション開発の手引き

特殊タイプの定義

特殊タイプは、表、索引、UDF などの他のオブジェクトと同様に、 CREATE ステートメントで定義しなければなりません。

CREATE DISTINCT TYPE ステートメントを使用して新規の特殊タイプを定義します。ステートメント構文およびそのオプションすべての詳細については、 SQL 解説書 で説明されています。

CREATE DISTINCT TYPE ステートメントに関して、以下のことに注意してください。

  1. 新規の特殊タイプの名前は、修飾された、または修飾されない名前のいずれでもかまいません。それがステートメントの許可 ID と異なるスキーマで修飾される場合は、データベース上で DBADM 権限を持たなければなりません。
  2. 特殊タイプのソース・タイプは、DB2 が特殊タイプの内部表現に使用するタイプです。したがって、組み込みデータ・タイプでなければなりません。前に定義した特殊タイプを他の特殊タイプのソース・タイプとして使用することはできません。
  3. WITH COMPARISONS 文節は、特殊タイプのインスタンスの比較演算をサポートする関数を DB2 で生成するよう DB2 に指示するために使用します。この文節は、ソース・タイプで比較演算がサポートされる場合 (たとえば INTEGER および DATE) は必要で、サポートされない場合 (たとえば LONG VARCHAR および BLOB) は禁止されています。
注:DB2 は特殊タイプ定義の一部として、以下のものに対し常にキャスト機能を生成します。

これらの機能は、照会中の特殊タイプを操作するために重要です。


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