アプリケーション開発の手引き
本書は、タスクごとに分類して、以下の部、章、および付録にまとめられています。
- DB2 アプリケーション開発の概念では、本書を使用するために必要な情報、および DB2 ユニバーサル・データベース用のアプリケーションの開発に使用できる方法の概要を記載しています。
- DB2 アプリケーション開発にあたってでは、本書の構成、および本書で使用される表記規則について説明しています。
- DB2 アプリケーションのコーディングでは、
DB2 を使用したアプリケーション開発の全行程を紹介しています。さらに、アプリケーションのコーディング前に考慮すべき、重要なアプリケーション設計の問題についても比較検討しています。この章の最後には、アプリケーション開発を始めるためのテスト環境の設定に役立つ情報を記載しています。
- アプリケーション内の組み込み SQL では、アプリケーションに静的 SQL および動的 SQL を組み込む方法について説明しています。この情報には、組み込み SQL アプリケーションの作成に役立つユーティリティーの説明が含まれています。
- ホスト言語における組み込み SQL ステートメントの使用では、
C/C++、Java、COBOL などのホスト言語で書かれた SQL を組み込むことによって、
DB2 アプリケーションを作成するプロセスについて説明しています。ここでは、DB2 事前コンパイラー、アプリケーションのコンパイルとリンク、および組み込み SQL ステートメントのデータベースへのバインドの概要も示します。
- 静的 SQL プログラムの作成では、静的 SQL ステートメントを使用して、
DB2 組み込み SQL アプリケーションをコーディングするための詳細な情報を説明しています。また、静的 SQL を使用する上での詳細なガイドラインおよび考慮事項を記載しています。
- 動的 SQL プログラムの作成では、動的 SQL ステートメントを使用して、
DB2 組み込み SQL アプリケーションをコーディングするための詳細情報を説明しています。また、動的 SQL を使用する上での詳細なガイドラインおよび考慮事項を記載しています。
- 一般的な DB2 アプリケーションの技法では、共通アプリケーションの開発に関連した問題の対処に役立つ DB2 機能について説明しています。たとえば、固有の行識別子を自動的に作成できる機能、式から動的に派生する列を作成できる機能、宣言された一時表を作成および使用できる機能などがあります。
- ストアード・プロシージャーでは、ストアード・プロシージャーを使用して、クライアント / サーバー環境で稼働するデータベース・アプリケーションのパフォーマンスを向上させる方法について説明しています。
- ストアード・プロシージャーでは、ストアード・プロシージャーを作成する方法と、ホスト言語を使用してストアード・プロシージャーを呼び出すクライアント・アプリケーションを作成する方法について説明しています。
- SQL プロシージャーの作成では、
CREATE ステートメントと PROCEDURE ステートメントを使用することによって、
SQL 内にストアード・プロシージャーを作成する方法について説明しています。
SQL プロシージャーのプロシージャーとしてのロジックは、
CREATE PROCEDURE プロシージャーの本体にある SQL によってコード化されます。
- IBM DB2 ストアード・プロシージャー・ビルダーでは、
DB2 用のストアード・プロシージャーを短時間で開発できるようにサポートするグラフィカル・アプリケーション、
IBM DB2 ストアード・プロシージャー・ビルダーについて説明しています。ストアード・プロシージャー・ビルダーは、
SQL ストアード・プロシージャーの作成にも
Java ストアード・プロシージャーの作成にも役立ちます。
- オブジェクト関連プログラミングでは、
DB2 が提供するオブジェクト関連サポートの使用方法について説明しています。この情報には、ラージ・オブジェクト、ユーザー定義関数、ユーザー定義特殊タイプ、およびトリガーの紹介、およびそれらの使用方法に関する詳しい指示が含まれています。
- オブジェクト関連機能の使用では、DB2 のオブジェクト指向機能について紹介しています。オブジェクト指向コンテキストで、ラージ・オブジェクト、ユーザー定義関数、およびユーザー定義特殊タイプなどの DB2 機能を利用するように従来のアプリケーションを拡張することについての詳細を記載しています。
- ユーザー定義特殊タイプでは、アプリケーションで、独自のデータ・タイプを作成して使用する方法について説明しています。特殊タイプを、組み込みデータ・タイプに対するオブジェクト指向の拡張の基礎として使用する方法について説明しています。
- 複合オブジェクトの処理: ユーザー定義の構造型では、アプリケーションで、構造型を作成して使用する方法について説明しています。オブジェクトを構造型の階層としてモデル化する方法、表内の行または列という形式で表されている構造型のインスタンスにアクセスする方法、および構造型をアプリケーションの内外にバインドする方法について説明しています。
- ラージ・オブジェクト (LOB) の使用では、データ・タイプを定義して使用し、最大 2GB までの 2 進またはテキスト・ストリングのデータ・オブジェクトを保管できるようにする方法について説明しています。また、ネットワーク環境で LOB を効果的に使用する方法についても説明しています。
- ユーザー定義関数 (UDF) およびメソッドでは、ユーザー固有の拡張機能を SQL に書き込む方法について説明しています。
UDF を使用して、ユーザー固有のデータ・オブジェクトの動作を表現する方法も説明しています。
- ユーザー定義関数 (UDF) とメソッドの作成では、
DB2 アプリケーションを拡張するためのユーザー定義関数を作成する方法について説明しています。ユーザー定義関数の定義過程、ユーザー定義関数に関連するプログラミングについての考慮事項、およびこの重要な機能の使用例を記載しています。さらに、この章ではユーザー定義の表関数、
OLE DB 表関数、および OLE オートメーション UDF について説明しています。
- 活動状態の DBMS でのトリガーの使用では、トリガーを使用して、使用中のすべてのデータベース・アプリケーションに業務上の規則を要約し、それらを施行する方法について説明しています。
- DB2 プログラミングに関する考慮事項では、アプリケーション開発に関する特殊な考慮事項を記載しています。
- 複合環境におけるプログラミングでは、次のような拡張機能のあるプログラミング・トピックを説明しています。それは各国語サポート、データベースとアプリケーション用の拡張 UNIX(R) コード (EUC) のコード・ページの処理、作業単位内にある複数のデータベースへのアクセス、およびマルチスレッド・アプリケーションの作成です。
- 区画環境におけるプログラミング上の考慮事項では、区画環境で稼働するアプリケーションを開発する場合におけるプログラミング上の考慮事項を説明しています。
- DB2 連合システム用のプログラムの作成では、連合サーバーを介して、
DB2 ファミリーおよび Oracle データ・ソースから透過的にデータにアクセスするアプリケーションの作成方法について説明しています。
- 言語に関する考慮事項では、
DB2 がサポートするプログラム言語に関する特殊な情報を記載しています。
- C および C++ でのプログラミングでは、
C および C++ で作成されたデータベース・アプリケーションに関する、ホスト言語固有の情報を記載しています。
- Java でのプログラミングでは、
JDBC または SQLJ を使用して Java で作成されたデータベース・アプリケーションに関する、ホスト言語固有の情報を記載しています。
- Perl でのプログラミングでは、
Perl データベース・インターフェース (DBI) モジュール用の
DBD::DB2 データベース・ドライバーを使用して
Perl で作成されたデータベース・アプリケーションに関する、ホスト言語固有の情報を記載しています。
- COBOL でのプログラミングでは、
COBOL で作成されたデータベース・アプリケーションに関する、ホスト言語固有の情報を記載しています。
- FORTRAN でのプログラミングでは、
FORTRAN で作成されたデータベース・アプリケーションに関する、ホスト言語固有の情報を記載しています。
- REXX でのプログラミングでは、
REXX で作成されたデータベース・アプリケーションに関する、ホスト言語固有の情報を記載しています。
- 付録には、
DB2 アプリケーションの開発の際に参照できる補足的な情報が含まれています。
本書では、以下の表記規則を使用しています。
- ディレクトリーおよびパス
- 本書では、ディレクトリーを区切る際に UNIX 規則を使用します。たとえば、sqllib/samples/java のようになります。
/ を \ に変え、該当するインストール・ドライブとディレクトリーを追加することによって、パスを Windows 32 ビットのオペレーティング・システムおよび OS/2 のパスに変換することができます。
- イタリック
- 以下のいずれかを示します。
- 新しい用語の紹介
- ユーザーが指定する変数名または値
- 別の情報源への言及。たとえば、書籍または CD-ROM
- 一般的な強調
- 英大文字
- 以下のいずれかを示します。
- 省略語
- データベース・マネージャーのデータ・タイプ
- SQL ステートメント
- 例
- 以下のいずれかを示します。
- コーディング例、およびコードの一部
- システムにより表示されるものと同様の出力例
- 特定のデータ値の例
- システム・メッセージの例
- ファイルおよびディレクトリー名
- 入力するように指示された情報
- Java メソッド名
- 関数名
- API 名
- 太字
- 太字のテキストは強調のために使用されます。
下記のマニュアルでは、国際的用途や特定の国でのアプリケーションを開発する方法を記載しています。
資料番号
| 資料名
|
SE09-8001-03
| National Language Design Guide, Volume 1
|
SE09-8002-03
| NLS Reference Manual, Release 4
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