アプリケーション開発の手引き
特殊タイプは、表、索引、UDF などの他のオブジェクトと同様に、
CREATE ステートメントで定義しなければなりません。
CREATE DISTINCT TYPE ステートメントを使用して新規の特殊タイプを定義します。ステートメント構文およびそのオプションすべての詳細については、
SQL 解説書 で説明されています。
CREATE DISTINCT TYPE ステートメントに関して、以下のことに注意してください。
- 新規の特殊タイプの名前は、修飾された、または修飾されない名前のいずれでもかまいません。それがステートメントの許可 ID と異なるスキーマで修飾される場合は、データベース上で DBADM 権限を持たなければなりません。
- 特殊タイプのソース・タイプは、DB2 が特殊タイプの内部表現に使用するタイプです。したがって、組み込みデータ・タイプでなければなりません。前に定義した特殊タイプを他の特殊タイプのソース・タイプとして使用することはできません。
- WITH COMPARISONS 文節は、特殊タイプのインスタンスの比較演算をサポートする関数を DB2 で生成するよう DB2 に指示するために使用します。この文節は、ソース・タイプで比較演算がサポートされる場合 (たとえば INTEGER および DATE) は必要で、サポートされない場合 (たとえば LONG VARCHAR および BLOB) は禁止されています。
注: | DB2 は特殊タイプ定義の一部として、以下のものに対し常にキャスト機能を生成します。
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- ソース・タイプの標準名を使用した、特殊タイプからソース・タイプへのキャスト。たとえば、FLOAT に基づいて特殊タイプを作成した場合、DOUBLE と呼ばれるキャスト関数が作成されます。
- ソース・タイプから特殊タイプへのキャスト。特殊タイプへの追加のキャストが生成される条件の説明については、
SQL 解説書 を参照してください。
これらの機能は、照会中の特殊タイプを操作するために重要です。
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