IBM DB2 Universal Database バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降 (バージョン 8.1 フィックスパック 11 以降に相当) README


目次

IBM DB2 Universal Database バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降 (Windows 用) のインストール
インストール・デリバリー
インストール前
前提条件
製品の修正履歴
DB2 バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降 インストール前の準備
DB2 UDB バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降 のインストール
単一の DB2 UDB 製品のインストール
複数の DB2 UDB 製品のインストール
応答ファイルを使用した DB2 UDBのインストール
MSCS 環境での DB2 UDB のインストール
インストール後
システム・カタログの更新
DB2 Remote Command Service セキュリティー機能の使用可能化
バインド・ファイルのバインド
バージョン 8.2 からバージョン 8.1 へのデータベース・ディレクトリー・ファイルの下位マイグレーション
既知の問題と解決策
既知の問題と解決策 (バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降)
既知の問題と解決策 (バージョン 8.2 フィックスパック 4 より前)
フィックスパック・レベルと新製品のインストール
DB2 UDB Workgroup Server Edition および DB2 UDB Express Edition からのホスト・システムへの接続は禁止
ヘルプの表示方法
フィックスパック・インストール・イメージのダウンロード先
参照情報
PTF 情報
製品の省略名
FTP サイトから入手可能な DB2 クライアント用のサポート言語
オペレーティング・システム別のサポート製品およびコンポーネント
言語 ID
DB2 バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降 コマンド行パラメーター
setup コマンドのオプション
特記事項

IBM DB2 Universal Database バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降 (Windows 用) のインストール

DB2 Universal Database(TM) (UDB) バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降 をインストールする前に、本 README の中で実行するインストールに適用されるセクションをご確認ください。 バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降 はバージョン 8.1 フィックスパック 11 と同等です。

フィックスパックはすべて累積パッケージです。たとえば、現行のフィックスパックは、バージョン 8.2 フィックスパック 1 に適用することができ、それまでのフィックスパックを事前に適用する必要はありません。

DB2 UDB バージョン 8.1 から DB2 UDB バージョン 8.2 にマイグレーションし、その後再び DB2 UDB バージョン 8.1 に戻す必要が生じる場合には、知っておくべき重要な考慮事項があります。DB2 UDB バージョン 8.1 に戻す方法については、『バージョン 8.2 からバージョン 8.1 へのデータベース・ディレクトリー・ファイルの下位マイグレーション』を参照してください。

インストール・デリバリー

Windows(R)用 DB2(R) UDB バージョン 8 フィックスパック 3 以降では、1 つの汎用フィックスパックではなく、製品固有のフィックスパックが提供されています。この変更は、 Windows プラットフォームの DB2 バージョン 8 製品にのみ適用されます。

このような新しい配信メカニズムは、次の点で優れています。

Windows用 DB2 バージョン 8 製品が、 1 つのみインストール済みの場合、対応した製品固有のフィックスパックのみをダウンロードする必要があります。

同一システムに複数の DB2 バージョン 8 製品をインストール済みの場合、フィックスパックのインストールを開始する前に、対応する製品固有のフィックスパックをすべてダウンロードして圧縮解除する必要があります。

例えば、DB2 Enterprise Server Edition と DB2 Warehouse Manager の両方をインストール済みの場合、DB2 Enterprise Server Edition (ESE) および DB2 Warehouse Manager (WM) フィックスパックをダウンロードして圧縮解除する必要があります。これらの DB2 製品を圧縮解除する場合、任意のディレクトリー・パスを選択できますが、 DB2 バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降 のインストール方法を考慮する必要があります。

詳しくは、『DB2 UDB バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降 のインストール』セクションをご覧ください。

Windows用 DB2 バージョン 8 製品をまだインストールしていない場合、インストール処理は続行しますが、製品は使用期限付きの限定コピーである「試してから購入」モードになります。

この配信メカニズムは、すべてのインストール方法に対応しています。

注:
DB2 Information Integrator Relational Wrapper 製品または DB2 Information Integrator Nonrelational Wrapper 製品いずれかのリフレッシュ・イメージをインストールする前に、製品ライセンスをインストールしておく必要があります。ライセンスがインストールされていない場合は、エラー・メッセージが表示されます。いずれの製品もまだインストールしていない場合、インストールを実行しても「試してから購入」モードになりません。

インストール前

このセクションでは、必要な前提条件情報 (ソフトウェア、ハードウェア、およびオペレーティング・システム前提条件を含む) について詳しく説明し、製品の修正履歴が置かれる場所を示し、DB2 UDB をインストールする前に実行しておく必要のある作業をリストします。

前提条件

ソフトウェア、ハードウェア、オペレーティング・システム、および製品に関する最新の修正情報を、以下の Web サイトで確認してください。

  1. オペレーティング・システム要件については、次のサイトを参照してください。
  2. すべての修正されたバグ (APAR と呼ばれます) およびサポート・ニュースのリストについては、次のサイトを参照してください。

IBM(R) サポートから特別修正を受け取った場合は、DB2 UDB バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降 をインストールする前に、IBM サポートに連絡し、特別修正のアップデート版が必要かどうかを確認する必要があります。これにより、システムの整合性が確保され、特別な修正の損失を回避できます。

バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降 のインストール前に、DB2 バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降 より前の VRMF レベル (バージョン、リリース、モディフィケーション/保守レベル、およびフィックス) の DB2 製品バージョン 8 がインストールされている必要があります。

すでにインストール済みの DB2 バージョン 8 製品は、DB2 バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降 より前のサービス・レベルである必要があります。現在インストールされている DB2 製品のバージョンおよびレベルを判別する方法は、いくつかあります。次のような方法があります。

Version、Release、および Modification の値は、VRMF 番号の最初の 3 つの数字に対応します。現在インストールされている製品のレジストリー内の Modification の値は、 DB2 バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降 の VRMF 番号の 3 番目の数「11」より小さくなければなりません。

製品の修正履歴

すべての製品修正 (APAR) およびサポート・ニュースのリストについては、次の Web サイトを参照してください。

DB2 バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降 インストール前の準備

DB2 バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降 をインストールする前に、『既知の問題と解決策』のセクションをご確認ください。

インストールを開始する前に、以下も行う必要があります。

DB2 UDB バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降 のインストール

DB2 UDB バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降 は、以下の方法でインストールできます。

適切な方法を選択してください。

単一の DB2 UDB 製品のインストール

DB2 UDB バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降 イメージは DB2 技術サポート Web サイトからダウンロードするか、IBM 匿名 FTP サーバーから直接、またはフィックスパック CD から入手できます。

手順

DB2 バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降 を、単一の DB2 製品がインストールされているシステムにインストールするには、以下の手順を実行します。

  1. すべての DB2 プロセス、サービス、およびアプリケーションが停止していることを確認する。
  2. フィックスパック・インストール・イメージを DB2 技術サポート Web サイト (http://www.ibm.com/software/data/db2/udb/support.html) から直接ダウンロードする。
  3. 自己解凍型イメージを圧縮解除するには、自己解凍 .exe ファイルをダブルクリックする。例えば、Windows 32 ビット上で実行する DB2 Enterprise Server Edition 製品の場合は、FP11_WR21365_ESE.exe をダブルクリックします。 WinZip Self Extractor ウィンドウが開きます。

    unzip 互換ユーティリティーを使用して、フィックスパック・インストール・イメージを圧縮解除することも可能です。例えば、選択したディレクトリーに DB2 Enterprise Server Edition 製品を圧縮解除するには、FP11_WR21365_ESE.exe -e と入力します。

  4. ファイルを unzip するフォルダーを選択する。
  5. 「Unzip」をクリックする。すべてのファイルが unzip されて、指定したフォルダーに入ります。
  6. unzip したファイルのあるフォルダーに移動する。そのフォルダー下には、製品の省略名の付いた setup コマンドがあります。例えば、DB2 Enterprise Server Edition は ESE 下となります。
  7. DB2 セットアップ・ウィザードを起動するために、setup.exe ファイルをダブルクリックする。DB2 セットアップ・ウィザードの GUI ランチパッドが開きます。

セットアップ・ウィザード GUI については、オンライン・ヘルプで説明されています。オンライン・ヘルプを呼び出すには、「ヘルプ」をクリックするか、F1 を押します。

複数の DB2 UDB 製品のインストール

DB2 UDB バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降 イメージは DB2 技術サポート Web サイトからダウンロードするか、IBM 匿名 FTP サーバーから直接、またはフィックスパック CD から入手できます。

手順

DB2 バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降 を、複数の DB2 製品がインストールされているシステムにインストールするには、以下の手順を実行します。

  1. すべての DB2 プロセス、サービス、およびアプリケーションが停止していることを確認する。
  2. フィックスパック・インストール・イメージをDB2 技術サポート Web サイト (http://www.ibm.com/software/data/db2/udb/support.html) から直接ダウンロードする。
  3. インストール済みのすべてのDB2 製品用の自己解凍イメージを圧縮解除する。
    • 自己解凍型イメージを圧縮解除するには、自己解凍 .exe ファイルをダブルクリックする。例えば、Windows 32 ビット上で実行する DB2 Enterprise Server Edition 製品の場合は、FP11_WR21365_ESE.exe をダブルクリックします。 WinZip Self Extractor ウィンドウが開きます。

      unzip 互換ユーティリティーを使用して、フィックスパック・インストール・イメージを圧縮解除することも可能です。例えば、選択したディレクトリーに DB2 Enterprise Server Edition 製品を圧縮解除するには、FP11_WR21365_ESE.exe -e と入力します。

    • ファイルを unzip するフォルダーを選択する。
    • 「Unzip」をクリックする。すべてのファイルが unzip されて、指定したフォルダーに入ります。

    すべてのイメージを圧縮解除する必要があります。

  4. unzip したファイルのあるフォルダーに移動する。そのフォルダー下には、製品の省略名の付いた setup コマンドがあります。例えば、DB2 Enterprise Server Edition は ESE 下となります。
  5. DB2 セットアップ・ウィザードを起動するために、setup.exe ファイルをダブルクリックする。DB2 セットアップ・ウィザードの GUI ランチパッドが開きます。

    セットアップ・ウィザード GUI は、その他のインストール済みDB2 製品を検出します。

    • 同じ親ディレクトリーの下にあるサブディレクトリーにすべての製品イメージを圧縮解除した場合、DB2 セットアップ・ウィザード GUI は、プロンプトを出さずにすべての DB2 製品のインストールを自動的に起動します。
    • 製品イメージを別々のディレクトリーに圧縮解除した場合、セットアップ・ウィザード GUI はインストール済みのほかのDB2 製品を検出して、ディレクトリー・パスごとに確認のプロンプトを出します。

応答ファイルを使用した DB2 UDBのインストール

DB2 UDB バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降 イメージは DB2 技術サポート Web サイトからダウンロードするか、IBM 匿名 FTP サーバーから直接、またはフィックスパック CD から入手できます。

手順

応答ファイルを使用して DB2 バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降 をインストールするには、以下の手順を実行してください。

  1. すべての DB2 プロセス、サービス、およびアプリケーションが停止していることを確認する。
  2. フィックスパック・インストール・イメージをDB2 技術サポート Web サイト (http://www.ibm.com/software/data/db2/udb/support.html) から直接ダウンロードする。

    インストール済みのすべての製品用のイメージをダウンロードします。

  3. インストール済みのすべてのDB2 製品用の自己解凍イメージを圧縮解除する。
    • 自己解凍型イメージを圧縮解除するには、自己解凍 .exe ファイルをダブルクリックする。例えば、Windows 32 ビット上で実行する DB2 Enterprise Server Edition 製品の場合は、FP11_WR21365_ESE.exe をダブルクリックします。 WinZip Self Extractor ウィンドウが開きます。

      unzip 互換ユーティリティーを使用して、フィックスパック・インストール・イメージを圧縮解除することも可能です。例えば、選択したディレクトリーに DB2 Enterprise Server Edition 製品を圧縮解除するには、FP11_WR21365_ESE.exe -e と入力します。

    • ファイルを unzip するフォルダーを選択する。
    • 「Unzip」をクリックする。すべてのファイルが unzip されて、指定したディレクトリーに入ります。

    すべてのイメージを圧縮解除して、同じ親ディレクトリーの下のサブディレクトリーに入るようにします。

  4. unzip したファイルのあるフォルダーに移動する。そのフォルダー下には、製品の省略名の付いた setup コマンドがあります。例えば、DB2 Enterprise Server Edition は ESE 下となります。
  5. DB2 バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降 をサイレント・モードでインストールするには、応答ファイルを使用してインストールを実行します。例えば、次のように入力します。
       setup -u e:¥db2fixpk.rsp -t c:¥db2fixpk.trc -l c:¥db2fixpk.log
    注:
    パラメーター -t および -l はトレース・ファイルおよびログ・ファイルを指定するオプションです。

    複数の DB2 バージョン8 製品がインストール済みの場合、セットアップ・ウィザード GUI はインストール済みの他のDB2 製品を検出します。圧縮解除されたすべての製品イメージが同じ親ディレクトリーの下のサブディレクトリーにない場合は、 インストールが失敗します。

    setup コマンドの詳細については、『DB2 バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降 コマンド行パラメーター』セクションを参照してください。

    サンプル応答ファイルは、<product-abbreviation>¥db2¥Windows¥samples ディレクトリーにあります。 (例えば、ESE¥db2¥windows¥samples。)

MSCS 環境での DB2 UDB のインストール

このトピックでは、Microsoft(R) Cluster Server (MSCS) 環境で既存のバージョン 8 インストールの上に DB2 UDB バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降 をインストールする方法を説明します。

前提事項: MSCS 環境での DB2 バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降 のインストール方法を説明するために、単純な構成例を示します。 この例の初期構成は、2 つのパーティションからなる 1 つのDB2 インスタンスです。 それに加えて、次の 2 つのクラスター・グループがあります。

これが初期構成です。

手順

MSCS 環境で既存のバージョン 8 インストール上に DB2 UDB バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降 をインストールするには、以下の手順を実行します。

  1. 自動フェイルバックをオフに設定する。

    インストール・プロセスの間に、マシンの再始動が必要な場合があります。その際、クラスター・サービスが自動的に再始動します。したがって、どのグループも自動的にフェイルバックしないよう、 自動フェイルバックをオフにしておく必要があります。

    1. DB2 グループ 0 で自動フェイルバックを使用不可にするには、以下のようにします。
      1. 「クラスター管理 (Cluster Administrator)」ウィンドウで「DB2 グループ 0 (DB2 Group 0)」を右クリックする。
      2. 「プロパティー」を選択する。「DB2 グループ 0 プロパティー (DB2 Group 0 Properties)」ウィンドウが表示されます。
      3. 「フェイルバック (Failback)」タブで、 「フェイルバックを防止 (Prevent failback)」ラジオ・ボタンを選択する。
      4. 「OK」をクリックする。
    2. DB2 グループ 1 で自動フェイルバックを使用不可にするには、以下のようにします。
      1. 「クラスター管理 (Cluster Administrator)」ウィンドウで「DB2 グループ 1 (DB2 Group 1)」を右クリックする。
      2. 「プロパティー」を選択する。「DB2 グループ 1 プロパティー (DB2 Group 1 Properties)」ウィンドウが表示されます。
      3. 「フェイルバック (Failback)」タブで、 「フェイルバックを防止 (Prevent failback)」ラジオ・ボタンを選択する。
      4. 「OK」をクリックする。
  2. DB2 グループ 1 をマシン A に移動する。
    1. 「クラスター管理 (Cluster Administrator)」GUI で「DB2 グループ 1 (DB2 Group 1)」をクリックする。
    2. 右クリックして、「グループを移動 (Move Group)」を選択する。「所有者 (Owner)」列が「マシン A (Machine A)」に変わります。
  3. マシン B のクラスター・サービスを停止する。
    1. 「コンポーネント・サービス (Component Services)」ウィンドウで 「クラスター・サービス (Cluster Service)」を右クリックする。
    2. 「停止」をクリックする。
  4. DB2 バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降 をマシン B にダウンロードしてインストールする。
    注:
    • DB2 は依然としてマシン A で実行中であり、使用可能です。
    • インストール・プロセスの一部として、コンピューターの再起動が必要な場合があります。
    • DB2 バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降 をインストールするために、サイレント・モードのインストール・プロセスを使用することもできます。
  5. マシン A の DB2 リソース をオフラインにする。
    1. パーティション 0、パーティション 1、および DAS はマシン A 上にあります。これらは一度に 1 つずつオフラインにする必要があります。マシン A のリソースをオフラインにするには、以下のようにします。
      1. 「クラスター管理 (Cluster Administrator)」ウィンドウの左側のウィンドウ・パネルから、 「グループ (Groups)」を選択する。
      2. 「DB2 グループ 0 (DB2 Group 0)」を選択する。グループのリソースが右側のウィンドウ・パネルに表示されます。
        • DB2 グループ 0 の DB2 リソースには、パーティション 0 と DAS が含まれます
      3. 右側のウィンドウ・パネルでリソースの 1 つを右クリックし、 「オフラインにする (Take Offline)」を選択する。
        • DB2 グループ 0 の各 DB2 リソースについて、上記のステップを繰り返します。
      4. 「DB2 グループ 1 (DB2 Group 1)」を選択する。グループのリソースが右側のウィンドウ・パネルに表示されます。
        • DB2 グループ 1 の DB2 リソースには、パーティション 1 が含まれます
      5. 右側のウィンドウ・パネルでリソース (パーティション 1) を右クリックし、 「オフラインにする (Take Offline)」を選択する。
  6. マシン B でクラスター・サービスを開始する (インストールの際にコンピューターの再起動が必要であり、クラスター・サービスの「再起動タイプ (Restart Type)」が自動に設定されている場合は、クラスター・サービスが開始済みであるため、このステップを省略してください)。クラスター・サービスを開始するには、以下のようにします。
    1. 「コンポーネント・サービス (Component Services)」ウィンドウで 「クラスター・サービス (Cluster Service)」を右クリックする。
    2. 「開始」をクリックする。
  7. DB2 グループ 0 と DB2 グループ 1 を マシン B に移動する。
    1. 「クラスター管理 (Cluster Administrator)」ウィンドウで「DB2 グループ 0 (DB2 Group 0)」をクリックする。
    2. 右クリックして、「グループを移動 (Move Group)」を選択する。「所有者 (Owner)」列が「マシン B (Machine B)」に変わります。
    3. 「DB2 グループ 1 (DB2 Group 1)」をクリックする。
    4. 右クリックして、「グループを移動 (Move Group)」を選択する。「所有者 (Owner)」列が「マシン B (Machine B)」に変わります。
  8. マシン B の DB2 リソースをオンラインにする。
    1. パーティション 0、パーティション 1、および DAS はマシン B 上にあります。これらは一度に 1 つずつオンラインに戻す必要があります。 これらのリソースをオンラインにするには、以下のようにします。
      1. 「クラスター管理 (Cluster Administrator)」ウィンドウの左側のウィンドウ・パネルから、 「グループ (Groups)」を選択する。
      2. 「DB2 グループ 0 (DB2 Group 0)」を選択する。グループのリソースが右側のウィンドウ・パネルに表示されます。
        • DB2 グループ 0 の DB2 リソースには、パーティション 0 と DAS が含まれます
      3. 右側のウィンドウ・パネルでリソースの 1 つを右クリックし、 「オンラインにする (Bring Online)」を選択する。
        • DB2 グループ 0 の各 DB2 リソースについて、上記のステップを繰り返します。
      4. 「DB2 グループ 1 (DB2 Group 1)」を選択する。グループのリソースが右側のウィンドウ・パネルに表示されます。
        • DB2 グループ 1 の DB2 リソースには、パーティション 1 が含まれます
      5. 右側のウィンドウ・パネルでリソース (パーティション 1) を右クリックし、 「オンラインにする (Bring Online)」を選択する。
  9. マシン A のクラスター・サービスを停止する。
    1. 「コンポーネント・サービス (Component Services)」ウィンドウで 「クラスター・サービス (Cluster Service)」を右クリックする。
    2. 「停止」をクリックする。
  10. DB2 バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降 をマシン A にダウンロードしてインストールする。
    注:
    • DB2 は依然としてマシン B で実行中であり、使用可能です。
    • インストール・プロセスの一部として、コンピューターの再起動が必要な場合があります。
    • DB2 バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降 をインストールするために、サイレント・モードのインストール・プロセスを使用することもできます。
  11. マシン A でクラスター・サービスを開始します (インストールの際にコンピューターの再起動が必要であり、「再起動タイプ (Restart Type)」が自動に設定されている場合は、クラスター・サービスが開始済みであるため、このステップを省略してください)。クラスター・サービスを開始するには、以下のようにします。
    1. 「コンポーネント・サービス (Component Services)」ウィンドウで 「クラスター・サービス (Cluster Service)」を右クリックする。
    2. 「開始」をクリックする。
  12. DB2 グループ 0 をマシン A に移動する。
    1. 「クラスター管理 (Cluster Administrator)」ウィンドウで「DB2 グループ 0 (DB2 Group 0)」をクリックする。
    2. 右クリックして、「グループを移動 (Move Group)」を選択する。「所有者 (Owner)」列が「マシン A (Machine A)」に変わります。
    これで MSCS 環境が初期構成に戻ります。
  13. ステップ 1 で自動フェイルバックをオフにした場合、これをオンにする必要があります。
    1. DB2 グループ 0 で自動フェイルバックを使用可能にするには、以下のようにします。
      1. 「クラスター管理 (Cluster Administrator)」GUI で「DB2 グループ 0 (DB2 Group 0)」を右クリックする。
      2. 「プロパティー」を選択する。「DB2 グループ 0 プロパティー (DB2 Group 0 Properties)」ウィンドウが表示されます。
      3. 「フェイルバック (Failback)」タブで、 「フェイルバックを許可 (Allow failback)」ラジオ・ボタンを選択する。
      4. 「OK」をクリックする。
    2. DB2 グループ 1 で自動フェイルバックを使用可能にするには、以下のようにします。
      1. 「クラスター管理 (Cluster Administrator)」ウィンドウで「DB2 グループ 1 (DB2 Group 1)」を右クリックする。
      2. 「プロパティー」を選択する。「DB2 グループ 1 プロパティー (DB2 Group 1 Properties)」ウィンドウが表示されます。
      3. 「フェイルバック (Failback)」タブで、 「フェイルバックを許可 (Allow failback)」ラジオ・ボタンを選択する。
      4. 「OK」をクリックする。

インストール後

DB2 バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降 をインストールした後、以下のようにしてください。

フィックスパックの適用後に、アプリケーションの再コンパイルは必ずしも必要ではありません。しかし、アプリケーション内でリンクしているファイルに対する変更を活かすため、アプリケーションの再コンパイルをお勧めします。

システム・カタログの更新

最新のフィックスパックに特有の機能を使用したい場合、この作業は強く推奨されています。最新のフィックスパックに特有の機能を使用する予定がなく、以前のフィックスパックに戻ることにする可能性が高い場合は、db2updv8 を使用しないでください。

DB2 Universal Database (UDB) バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降 をインストールしてから、 db2updv8 コマンドを実行し、幾つかの組み込みルーチンを使用可能にして現行レベルをサポートするようシステム・カタログを更新します。db2updv8 コマンドの実行は必須ではありませんが、このコマンドを実行しないと、DB2 UDB バージョン 8.2 の一部の機能が動作しません。

db2updv8 コマンドを実行してシステム・カタログを現行のバージョン 8 レベルに更新した後、バージョン 8.1 に戻すことはできません。

db2updv8 コマンドについて詳しくは、 -h オプションを指定してこのコマンドを実行してください。技術情報に関しては、インフォメーション・センターで『バージョン 8 の現行レベルへのデータベースの更新 コマンド』を検索してください。

DB2 Remote Command Service セキュリティー機能の使用可能化

パーティション化されたDB2 サーバーをWindows 2000、Windows Server 2003、または Windows XP にインストールした場合、データおよびリソースを保護するために、DB2 Remote Command Service セキュリティー機能を使用可能にする必要があります。より安全を期すためには、LocalSystem アカウントのコンテキストでサービスを実行している場合はコンピューターを、ユーザーのログオン・コンテキストでサービスを実行している場合はユーザーの代行を、使用可能にする必要があります。

DB2 Remote Command Service セキュリティー機能を使用可能にするには、次のようにします。

  1. ドメイン・コントローラーで「アクティブ・ディレクトリー・ユーザーおよびコンピューター (Active Directory Users and Computers) 」ウィンドウを開き、 「スタート」をクリックして、「プログラム」 -->「管理ツール (Administrative tools)」-->「アクティブ・ディレクトリー・ユーザーおよびコンピューター (Active Directory Users and Computers)」を選択する。
  2. 右側のウィンドウ・パネルで使用可能なコンピューターまたはユーザーを右クリックし、「プロパティー (Properties)」を選択する。
  3. 「一般 (General)」タブをクリックし、 「コンピューターの代行を許可 (Trust computer for delegation)」チェック・ボックスを選択する。ユーザー設定の場合は、「アカウント (Account)」タブをクリックし、「アカウント・オプション (Account option)」グループの 「アカウントの代行を許可 (Account is trusted for delegation)」チェック・ボックスをチェックします。「重要アカウントのため代行不可 (Account is sensitive and cannot be delegated)」ボックスがチェックされていないことを確認してください。
  4. 「OK」をクリックし、コンピューターまたは代行のユーザーを使用可能にする。

使用可能にする必要があるコンピューターまたはユーザーに、この手順を繰り返します。セキュリティーの変更を有効にするには、コンピューターを再起動する必要があります。

DB2 Remote Command Service セキュリティー機能の使用不可化

DB2RCMD_LEGACY_MODE レジストリー変数を使用して、 DB2 Remote Command Service セキュリティー機能を使用不可にし、環境を以前に状態に戻すことができます。

DB2 Remote Command Service セキュリティー機能を使用不可にするには、次のコマンドを入力します。

     db2set DB2RCMD_LEGACY_MODE=ON

注:
このレジストリー変数は、引き数としてブール値を指定する必要があります。YES、1、TRUE、および ON はすべて同等であり、NO、0、FALSE、および OFF も同等です。適切で同等の値はすべて指定できます。

バインド・ファイルのバインド

インストール後は、すべてのデータベースに対して DB2 ユーティリティーをバインドする必要があります。このステップは、修正を有効にするのに必要です。バインドの手順は、データベースごとに一度だけ実行する必要があります。

DB2 UDB データベースへのバインド

修正の適用後、次のいずれかの一連のコマンドを実行する必要があります。

        db2 terminate
        db2 CONNECT TO <dbname>
        db2 BIND $DB2DIR¥BND¥@db2ubind.lst GRANT PUBLIC ACTION ADD
        db2 terminate
または

DB2 コマンド行で次のように入力します。
        TERMINATE
        CONNECT TO <dbname>
        BIND <path>/@db2ubind.lst BLOCKING ALL GRANT PUBLIC ACTION ADD
        TERMINATE

<dbname> はユーティリティーのバインド先のデータベース、 $DB2DIR は DB2 のインストール先のディレクトリーを示します。 db2ubind.lstdb2cli.lst には、DB2 UDB バージョン 8 で使用される必須のバインド・ファイルのリストが含まれます。 すでにバインド済みのパッケージは SQL0719 エラーを戻します。この事態は予期されています。

ホスト・データベースのバインド

ホスト・データベースに接続する場合、新しいバインド・ファイルをホストにバインドする必要があります。 DB2 コマンド行プロセッサーを使用してホスト・データベースに接続し、次のようにユーティリティーをバインドしてください。

 HOST  COMMAND
 ===== ===================================================================
 MVS   BIND $DB2DIR¥BND¥@ddcsmvs.lst BLOCKING ALL SQLERROR CONTINUE GRANT PUBLIC ACTION ADD

 VM    BIND $DB2DIR¥BND¥@ddcsvm.lst BLOCKING ALL SQLERROR CONTINUE GRANT PUBLIC ACTION ADD

 VSE   BIND $DB2DIR¥BND¥@ddcsvse.lst BLOCKING ALL SQLERROR CONTINUE GRANT PUBLIC ACTION ADD

 OS400 BIND $DB2DIR¥BND¥@ddcs400.lst BLOCKING ALL SQLERROR CONTINUE GRANT PUBLIC ACTION ADD

特定のバインド・ファイルのバインド

特定の .bnd ファイルのみをデータベースにバインドする場合、データベースごとに次のコマンドを発行します。

        db2 terminate
        db2 CONNECT TO <dbname>
        db2 BIND $DB2DIR¥BND¥<bind_file> BLOCKING ALL GRANT PUBLIC sqlerror continue
        db2 terminate

<bind_file> はバインド・ファイルの名前、<dbname> はデータベースの名前を示します。

db2schema.bnd の既存のデータベースへのバインド

サーバーへのインストールでは、既存のデータベースに対して別のバインド・ファイルを追加バインドする必要があります。この要件は、クライアントには適用されません。

手順

サーバーで db2schema.bnd をバインドするには、次のいずれかのコマンド・シーケンスのいずれかを実行します。

コマンド・プロンプトで次のように入力します。
        db2 terminate
        db2 CONNECT TO <dbname>
        db2 BIND $DB2DIR¥BND¥db2schema.bnd BLOCKING ALL GRANT PUBLIC sqlerror continue
        db2 terminate
または、
DB2 コマンド行で次のように入力します。
        TERMINATE
        CONNECT TO <dbname>
        BIND $DB2DIR¥BND¥db2schema.bnd BLOCKING ALL GRANT PUBLIC sqlerror continue
        TERMINATE

<dbname> はユーティリティーのバインド先のデータベースの名前を、 $DB2DIR はDB2 をインストールしたディレクトリーを示します。

空間情報対応データベースのバインド

空間情報対応のデータベースがすでに存在する場合、 DB2 フィックスパックまたはパッチをインストールした後、リスト・ファイル db2gse.lst をバインドする必要があります。 db2gse.lst ファイルには、 DB2 Spatial Extender が提供するストアード・プロシージャー用のバインド・ファイルの名前が含まれています。

前提条件

db2gse.lst ファイルをバインドするには、以下のいずれかの権限が必要です。

手順

db2gse.lst ファイルをバインドするには、以下のようにします。

  1. バインド・ファイルが格納されているインスタンス・ディレクトリーに移動する。DB2 コマンド・ウィンドウをオープンして、次のコマンドを入力します。
      cd %DB2PATH%¥bnd
  2. データベースに接続して、BIND コマンドを実行する。例えば、次のように入力します。
      db2 connect to dbname
      db2 bind /home/instance/sqllib/bnd/@db2gse.lst
      db2 terminate

BIND コマンドの構文およびオプションについては、「DB2 コマンド・リファレンス」を参照してください。

バージョン 8.2 からバージョン 8.1 へのデータベース・ディレクトリー・ファイルの下位マイグレーション

DB2 UDB バージョン 8.2 では、データベースのディレクトリー・ファイル構造が変更され、データベース項目構造に 2 つのフィールドが追加されました。バージョン 8.1 上にバージョン 8.2 をインストールした後、最初にデータベース・ディレクトリー・ファイルが使用されるときに、それらは自動的に移行されます。データベース・ディレクトリー・ファイルをバージョン 8.2 からバージョン 8.1 に移行解除するには、移行されたすべてのデータベース・ディレクトリー・ファイルをバージョン 8.1 形式に変換する db2demigdbd が用意されています。

db2demigdb ツールに関する資料は、 http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/db2help/topic/com.ibm.db2.udb.doc/core/r0011770.htm にあります。 db2demigdb ツールの詳細およびダウンロード方法については、http://www.ibm.com/software/data/db2/udb/support.html の技術情報データベースで、「db2demigdb tool」というキーワードを使用して検索してください。

既知の問題と解決策

以下のセクションでは、DB2 UDB バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降 をインストールする前に知っておくべき問題とその解決策について詳しく説明します。

既知の問題と解決策 (バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降)

バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降に関する既知の問題およびその解決策はありません。

既知の問題と解決策 (バージョン 8.2 フィックスパック 4 より前)

フィックスパック・レベルと新製品のインストール

同じコンピューターに複数の DB2 製品をインストールしている場合、既存のすべての DB2 製品を同じフィックスパック・レベルに更新する必要があります。詳細については、バージョン 8.2 フィックスパック 3 (バージョン 8.1 フィックスパック 10 と同等) リリース情報の『互換性の問題』を参照してください。

DB2 UDB Workgroup Server Edition および DB2 UDB Express Edition からのホスト・システムへの接続は禁止

以前は、DB2 Universal Database Workgroup Server Edition および DB2 Universal Database Express Edition からホスト・システムへ接続することができましたが、バージョン 8.2 (バージョン 8.1 フィックスパック 7) 以降では、この接続は許可されません。

バージョン 8.2 (バージョン 8.1 フィックスパック 7) より前のバージョンでは、DB2 Workgroup Server Edition または DB2 Express Edition がインストールされている場合、JCC Universal Driver ファイル、db2jcc_license_cisuz.jar が ¥sqllib¥java に含まれていました。JCC Universal Driver は、ホスト接続を開始する前にユーザー・ライセンスの確認を行いませんでした。

バージョン 8.2 (バージョン 8.1 フィックスパック 7) 以降は、ホスト接続を開始する機能は使用できません。この変更は、以下のバージョン 8.2 製品に適用されます。

ヘルプの表示方法

DB2 お客様サービスへの電話でのお問い合わせ番号は次のとおりです。

DB2 製品関連の質問を扱うメインの Usenet ニュースグループは comp.databases.ibm-db2 です。

製品の変更に関する追加情報については、以下の製品リリース・ノートを確認してください。 DB2 バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降 をインストールしなくても、 DB2 サポート Web サイトで最新のリリース・ノートを参照できます。

DB2 バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降 CD の /doc/%L/db2ir/index.htm からリリース・ノートを直接参照できます (%L はロケール名)。

DB2 Information Integrator バージョン 8 のリリース・ノートは http://www.ibm.com/software/data/integration/db2ii で参照できます。

DB2 Query Patroller のリリース・ノートは http://www.ibm.com/software/data/db2/udb/support.html で参照できます。

フィックスパック・インストール・イメージのダウンロード先

DB2 バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降 は、次の場所からダウンロードできます。

参照情報

次の参照情報が利用可能です。

PTF 情報

次の表は、PTF に関する詳細情報を示しています。

オペレーティング・システムまたは製品 PTF
Windows 32 ビット WR21365
Windows 64 ビット WR21366
Windows x86-64 WR21367

製品の省略名

以下の製品の省略名を使って、ディレクトリーの検索または圧縮解除するファイルを識別します。

ADMCL
DB2 Administration Client
ADCL
DB2 Application Development Client
CONEE
DB2 Connect(TM) Enterprise Edition、DB2 Connect Unlimited Edition、または DB2 Connect Application Server Edition
CONPE
DB2 Connect Personal Edition
CUBE
DB2 Cube Views
DLM
DB2 Data Links Manager
ESE
DB2 UDB Enterprise Server Edition
EXP
DB2 UDB Express Edition、または DB2 UDB Express Edition プロセッサー・オプション
IINW
DB2 Information Integrator Nonrelational Wrappers
IIRW
DB2 Information Integrator Relational Wrappers
PE
DB2 UDB Personal Edition
QP
DB2 Query Patroller
RTCL
DB2 Run-Time Client
GSE
DB2 Spatial Extender
WM
DB2 Warehouse Manager
WSE
DB2 UDB Workgroup Server Edition または DB2 UDB Workgroup Server Unlimited Edition

FTP サイトから入手可能な DB2 クライアント用のサポート言語

次の表は、FTP サイトから入手可能な、 DB2 クライアント用にサポートされる言語を示しています。

オペレーティング・システム DB2 Administration Client DB2 Application Development Client DB2 Run-Time Client
AIX(R) 4.3.3 (32 ビット)
  • SBCS1 (英語、フランス語、ドイツ語、およびイタリア語)
  • SBCS2 (英語、ブラジル・ポルトガル語、およびスペイン語)
  • NORDIC (英語、デンマーク語、フィンランド語、ノルウェー語、およびスウェーデン語)
  • DBCS (英語、日本語、韓国語、中国語 (簡体字)、および中国語 (繁体字))
  • SBCS1 (英語、フランス語、ドイツ語、およびイタリア語)
  • SBCS2 (英語、ブラジル・ポルトガル語、およびスペイン語)
  • NORDIC (英語、デンマーク語、フィンランド語、ノルウェー語、およびスウェーデン語)
  • DBCS (英語、日本語、韓国語、中国語 (簡体字)、および中国語 (繁体字))
サポートされる言語はすべて 1 つの tar ファイルに収められています
AIX 5L(TM) (32 ビットおよび 64 ビット)
  • SBCS (英語、ブラジル・ポルトガル語、デンマーク語、フィンランド語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ノルウェー語、スペイン語、およびスウェーデン語)
  • DBCS (英語、日本語、韓国語、中国語 (簡体字)、および中国語 (繁体字))
  • SBCS (英語、ブラジル・ポルトガル語、デンマーク語、フィンランド語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ノルウェー語、スペイン語、およびスウェーデン語)
  • DBCS (英語、日本語、韓国語、中国語 (簡体字)、および中国語 (繁体字))
サポートされる言語はすべて 1 つの tar ファイルに収められています
HP-UX 11i (PA-RISC) および HP-UX 11i v2 (IA64) (32 ビットおよび 64 ビット) サポートされる言語はすべて 1 つの tar ファイルに収められています サポートされる言語はすべて 1 つの tar ファイルに収められています サポートされる言語はすべて 1 つの tar ファイルに収められています
Linux(TM) サポートされる言語はすべて 1 つの tar ファイルに収められています サポートされる言語はすべて 1 つの tar ファイルに収められています サポートされる言語はすべて 1 つの tar ファイルに収められています
Solaris オペレーティング環境 サポートされる言語はすべて 1 つの tar ファイルに収められています サポートされる言語はすべて 1 つの tar ファイルに収められています サポートされる言語はすべて 1 つの tar ファイルに収められています
Windows サポートされる言語はすべて 1 つの自己解凍型 zip ファイルに収められています サポートされる言語はすべて 1 つの自己解凍型 zip ファイルに収められています サポートされる言語はすべて 1 つの自己解凍型 zip ファイルに収められています

オペレーティング・システム別のサポート製品およびコンポーネント

Windows 98、Windows ME および Windows NT(R) での DB2 製品のサポートは、DB2 バージョン 8.1 のサービスが休止されるまで続きます。 DB2 製品の既存インストールおよび新規インストールの場合は、最新のバージョンの Windows オペレーティング・システム (Windows 2003 など) にアップグレードすることをお勧めします。

以下に、各 Windows オペレーティング・システムがサポートする製品およびコンポーネントをリストします。

Windows XP 32 ビット
Windows XP 64 ビット
Windows 2000
Windows Server 2003 32 ビット
Windows Server 2003 64 ビット

言語 ID

ご使用のコンピューターで、デフォルト言語以外の言語で DB2 コマンドを実行する場合は、言語 ID を指定します。 インストールを実行するプラットフォーム上で、その言語が使用可能になっている必要があります。

表 2. 言語 ID
言語 言語 ID
アラビア語 ar
ブラジル・ポルトガル語 br
ブルガリア語 bg
中国語 (簡体字) cn
中国語 (繁体字) tw
クロアチア語 hr
チェコ語 cz
デンマーク語 dk
オランダ語 nl
英語 en
フィンランド語 fi
フランス語 fr
ドイツ語 de
ギリシャ語 el
ヘブライ語 iw
ハンガリー語 hu
イタリア語 it
日本語 jp
韓国語 kr
ノルウェー語 no
ポーランド語 pl
ポルトガル語 pt
ルーマニア語 ro
ロシア語 ru
スロバキア語 sk
スロベニア語 sl
スペイン語 es
スウェーデン語 se
トルコ語 tr

DB2 バージョン 8.2 フィックスパック 4 以降 コマンド行パラメーター

setup コマンドのオプション

setup コマンドは、フィックスパック・インストール・イメージを圧縮解除した後に実行します。 setup コマンドのパラメーターは以下のオプションを除いて全て任意選択です。

-c
このパラメーターは、インストール開始後に setup.exe を即時に終了します。このオプションを選択すると、setup.exe の終了コードをモニターするときに、インストールの戻りコードが使用不可になります。
-f
このパラメーターは、インストール開始前にすべての DB2 プロセスを強制的に停止します。
-i language
インストールを実行する際の言語を示す 2 文字の言語コードを示します。言語のリストについては、『言語 ID』セクションを参照してください。
-l log_file
このパラメーターは、インストールのログ・ファイルを示します。デフォルトは My Documents¥DB2LOG¥db2wi.log です。
-m
このパラメーターは -u オプションと共に使用して、インストール時の進行ダイアログを表示します。入力のためのプロンプトは示されません。
-p install_directory
このパラメーターは、製品のインストール・パスを変更します。このオプションを指定すると、応答ファイルに指定されているインストール・パスがオーバーライドされます。
-t trace_file
詳細な診断情報のキャプチャー時に使用するトレース・ファイルの場所を示します。
-u response_file
使用する応答ファイルのパスとファイル名です。
-?, -h
このパラメーターは、使用状況についての情報を生成します。

特記事項

本書に記載の製品、サービス、または機能が日本においては提供されていない場合があります。日本で利用可能な製品、サービス、および機能については、日本 IBM の営業担当員にお尋ねください。本書で IBM 製品、プログラム、またはサービスに言及していても、その IBM 製品、プログラム、またはサービスのみが使用可能であることを意味するものではありません。これらに代えて、IBM の知的所有権を侵害することのない、機能的に同等の製品、プログラム、またはサービスを使用することができます。ただし、IBM 以外の製品とプログラムの操作またはサービスの評価および検証は、お客様の責任で行っていただきます。

IBM は、本書に記載されている内容に関して特許権 (特許出願中のものを含む) を保有している場合があります。本書の提供は、お客様にこれらの特許権について実施権を許諾することを意味するものではありません。実施権についてのお問い合わせは、書面にて下記宛先にお送りください。

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本プログラムのライセンス保持者で、(i) 独自に作成したプログラムとその他のプログラム (本プログラムを含む) との間での情報交換、および (ii) 交換された情報の相互利用を可能にすることを目的として、本プログラムに関する情報を必要とする方は、下記に連絡してください。

IBM Canada Limited
Office of the Lab Director
8200 Warden Avenue
Markham, Ontario
L6G 1C7
CANADA

本プログラムに関する上記の情報は、適切な使用条件の下で使用することができますが、有償の場合もあります。

本書で説明されているライセンス・プログラムまたはその他のライセンス資料は、IBM 所定のプログラム契約の契約条項、IBM プログラムのご使用条件、またはそれと同等の条項に基づいて、IBM より提供されます。

この文書に含まれるいかなるパフォーマンス・データも、管理環境下で決定されたものです。そのため、他の操作環境で得られた結果は、異なる可能性があります。一部の測定が、開発レベルのシステムで行われた可能性がありますが、その測定値が、一般に利用可能なシステムのものと同じである保証はありません。さらに、一部の測定値が、推定値である可能性があります。実際の結果は、異なる可能性があります。お客様は、お客様の特定の環境に適したデータを確かめる必要があります。

IBM 以外の製品に関する情報は、その製品の供給者、出版物、もしくはその他の公に利用可能なソースから入手したものです。 IBM は、それらの製品のテストは行っておりません。したがって、他社製品に関する実行性、互換性、またはその他の要求については確証できません。 IBM 以外の製品の性能に関する質問は、それらの製品の供給者にお願いします。

IBM の将来の方向または意向に関する記述については、予告なしに変更または撤回される場合があり、単に目標を示しているものです。

本書には、日常の業務処理で用いられるデータや報告書の例が含まれています。より具体性を与えるために、それらの例には、個人、企業、ブランド、あるいは製品などの名前が含まれている場合があります。これらの名称はすべて架空のものであり、名称や住所が類似する企業が実在しているとしても、それは偶然にすぎません。

著作権使用許諾:

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(C) ((お客様の会社名)) ((西暦年)). このコードの一部は、IBM Corp. のサンプル・プログラムから取られています。 (C) Copyright IBM Corp. _年を入れる_. All rights reserved.

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UNIX は、The Open Group の米国およびその他の国における登録商標です。

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 * を付けたものは、IBM Corporation の商標です。
** を付けたものは、それぞれ各社の商標です。
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**  (c) COPYRIGHT INTERNATIONAL BUSINESS MACHINES CORPORATION 1999, 2006.
**                    ALL RIGHTS RESERVED.
**  (c) Copyright IBM Japan 2005
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