インストールおよび構成 補足

DB2 ノード構成ファイル - db2nodes.cfg

resourcesetname パラメーターは、AIX、HP-UX、Solaris オペレーティング環境、および Linux上でのみサポートされます。

Linux オペレーティング・システムでは、resourcesetname 列は、システム上の Non-Uniform Memory Access (NUMA) ノードに対応する番号を定義します。 NUMA ポリシーをサポートする 2.6 カーネルに加えて、numactl システム・ユーティリティーが使用可能でなければなりません。 Linux オペレーティング・システム上の NUMA サポートの詳細は、numact1man ページを参照してください。

Linux オペレーティング・システムでの resourcesetname の使用例

以下の例は、それぞれの論理ノードが NUMA ノードに関連付けられた 4 つのノードの NUMA コンピューターをセットアップする方法を示しています。

手順

  1. ご使用のシステム上に NUMA 機能が装備されていることを確認します。
  2. 次のコマンドを発行します。
    $ numactl --hardware
    
    次のような出力が表示されます。
    available: 4 nodes (0-3)
    node 0 size: 1901 MB
    node 0 free: 1457 MB
    node 1 size: 1910 MB
    node 1 free: 1841 MB
    node 2 size: 1910 MB
    node 2 free: 1851 MB
    node 3 size: 1905 MB
    node 3 free: 1796 MB
    
  3. この例では、システム上に 4 つの NUMA ノードがあります。 次のように、db2nodes.cfg ファイルを編集して、各 Multiple Logical Node (MLN) を、システム上の NUMA ノードに関連付けます。
    0 hostname 0 hostname 0
    1 hostname 1 hostname 1
    2 hostname 2 hostname 2
    3 hostname 3 hostname 3
    

DB2NOLIOAIO レジストリー変数が DB2LINUXAIO に置き換わる (Linux)

DB2 Universal Database (UDB) レジストリー変数 DB2NOLIOAIO は、バージョン 8.2.2 (バージョン 8.1 フィックスパック 9 に相当) 以降では推奨されないレジストリー変数です。 Linux ユーザーに関しては、DB2NOLIOAIO レジストリー変数は DB2LINUXAIO に置き換わっています。

DB2 UDB 用のアプリケーション・サーバー

DB2 Universal Database(TM) (UDB) 用のアプリケーション・サーバーは、リモート管理またはストアード・プロシージャーをサポートしなくなりました。

更新されたトピックは、以下のとおりです。

DB2 UDB 用のアプリケーション・サーバーを使用可能にする

以下のようにして、データベースを使用可能にします。

前提条件

Linux(TM) の場合は、アプリケーション・サーバーをインストールして、アプリケーション・サーバーを使用可能にする前に、Linux Java(TM) 環境をセットアップする必要があります。Linux Java 環境のセットアップの詳細については、「アプリケーション開発ガイド: アプリケーションの構築および実行」マニュアルを参照してください。

手順

DB2 UDB 用のアプリケーション・サーバーを使用可能にするには、以下を実行します。

  1. Linux または UNIX(R) オペレーティング・システムでは root として、Windows(R) オペレーティング・システムでは管理者特権を持つユーザーとして、DB2 サーバーにログオンします。
  2. Linux および UNIX ベース・オペレーティング・システムの場合、次のコマンドを実行します。
       . /db2instance_path/sqllib/db2profile 
    ここで、db2instance_path は DB2 UDB インスタンスが作成された場所です。
  3. 以下のコマンドを実行します。
    • Linux および UNIX オペレーティング・システムの場合:
         AppServer_install_path/bin/enable.sh
               -db db_alias
               -user db_user
               -password db_password
               -db2path path_to_sqllib
               -instance instance_name
               -easpath path_to_eas
               -fencedid fenced_userid
    • Windows オペレーティング・システムの場合:
         AppServer_install_path¥bin¥enable
               -db db_alias
               -user db_user
               -password db_password
               -db2path path_to_sqllib
               -instance instance_name
               -easpath path_to_eas
      
    ここで、
    • db_alias は、使用可能にするデータベースの別名です。
    • db_user は、データベースに接続するときに使用するユーザー ID です。
    • db_password は、データベースへの接続の際にユーザー ID とともに使用するパスワードです。
    • path_to_sqllib は、DB2 UDB インスタンスの SQLLIB ディレクトリーへのパスです。 このパスは、必要な JAR ファイルと DB2EAS を更新するために使用します。
    • instance_name は DB2 UDB インスタンスの名前です。
    • path_to_eas は、組み込みアプリケーション・サーバーへのパスです。
    • fenced_userid は、fenced ユーザー用のユーザー ID です。

DB2 UDB 用のアプリケーション・サーバーが使用可能にされると、アプリケーション・サーバーは自動的に開始します。

DB2 UDB 用のアプリケーション・サーバーをローカルで開始する

.NET 環境で Web サービスを作成するシステム、または XML メタデータ・レジストリー (XMR) のみを実行するシステムでは、fenced ユーザー ID を使用してアプリケーション・サーバーを開始する必要があります。

DB2 UDB 用のアプリケーション・サーバーをリモート側で開始する

このセクションは削除されました。DB2 UDB 用のアプリケーション・サーバーは、リモート管理をサポートしなくなりました。

DB2 UDB 用のアプリケーション・サーバーをローカルで停止する

.NET 環境で Web サービスを作成するシステム、または XML メタデータ・レジストリー (XMR) のみを実行するシステムでは、fenced ユーザー ID を使用してアプリケーション・サーバーを停止する必要があります。

DB2 UDB 用のアプリケーション・サーバーをリモート側で停止する

このセクションは削除されました。DB2 UDB 用のアプリケーション・サーバーは、リモート管理をサポートしなくなりました。

DB2 UDB 用のアプリケーション・サーバーをアンインストールする

このセクションは削除されました。DB2 UDB 用のアプリケーション・サーバーは、リモート管理をサポートしなくなりました。

DB2 組み込みアプリケーション・サーバーの使用可能化

DB2 組み込みアプリケーション・サーバーの使用可能データベースは、32 ビット・インスタンスに置かれていなければなりません。DB2 組み込みアプリケーション・サーバーからアクセスされるデータベースは、32 ビット・インスタンスと 64 ビット・インスタンスのいずれにあっても構いません。

DB2 Web ツールのデプロイ

JDK 1.4 を使用するアプリケーション・サーバーでは、DB2 Web ツールのデプロイメント時に CLASSPATH 変数をカスタマイズする必要がなくなりました。すべての従属関係 (XML パーサーとトランスフォーマーの従属関係を含む) は Web モジュールとともにデプロイされるようになり、J2EE 仕様に基づいて WEB-INF¥lib ディレクトリーからロードされることが期待されています。この変更は、以下の 2 つのトピックに影響を与えます。

更新されたトピックは、以下のとおりです。

WebLogic アプリケーション・サーバー上での DB2 Web ツールのデプロイ

ここでは、 BEA WebLogic 7.0 で DB2 Web ツール (Web コマンド・センターおよび Web ヘルス・センター) をデプロイおよび構成する方法について説明します。 これらのツールは、Web サーバー上の Web アプリケーションとして実行され、Web ブラウザーを介して DB2 サーバーへのアクセスを提供します。

前提条件

WebSphere(R) に DB2 Web ツールをインストールする場合、 以下が必要です。

制約事項

DB2 Web ツールのデプロイメントには、以下の制約事項が適用されます。

手順

WebLogic アプリケーション・サーバーに DB2 Web ツールをインストールするには、以下を実行します。

  1. 以下を完了させて、WebLogic 管理コンソールを介して DB2 Web ツールをデプロイします。
    1. WebLogic 管理コンソールを開始します。
    2. ウィンドウの左側のペインで、「ドメイン (domain)」 -> 「デプロイメント (deployments)」 -> 「Web アプリケーション (Web Applications)」をクリックします。
    3. 「新しい Web アプリケーションの構成 (Configure a new Web Application)」リンクをクリックして、DB2 Web ツールの Web アプリケーションをインストールします。
    4. ファイル・システムのリストをブラウズして、Sqllib¥tools¥web¥db2wa.war を見つけます。
    5. db2wa.war ファイル名の横にある 「選択 (select)」を選択します。
    6. 選択可能なサーバーのリストから DB2 Web ツールを格納するサーバーを選択し、矢印をクリックしてそのサーバーをターゲット・サーバーに移動させます。
      注:
      DB2 Web ツールでハードコーディングされているため、オリジナルの名前である db2wa は必ずそのまま使用しなければなりません。
    7. 「構成およびデプロイ (Configure and Deploy)」をクリックします。
    8. 選択したサーバー上の Web アプリケーションのデプロイメント状況を、アプリケーション・サーバーがリフレッシュするまで待ちます。正常に行われた場合、「Deployed=true」が表示されます。
  2. 以下の場所にある DB2 Web ツールの Web アプリケーションを呼び出します。
    http://server_name:app_server_port_number/db2wa
    例えば、http://server_name:7001/db2wa などです。

その他のアプリケーション・サーバー上での DB2 Web ツールのデプロイ

ここでは、Tomcat 4.0 や Macromedia JRun 4.0 などの他のアプリケーション・サーバーで DB2 Web ツール (Web コマンド・センターおよび Web ヘルス・センター) をデプロイおよび構成する方法について説明します。これらのツールは、Web サーバー上の Web アプリケーションとして実行され、Web ブラウザーを介して DB2 サーバーへのアクセスを提供します。

前提条件

DB2 Web ツールをインストールする場合、以下が必要です。

制約事項

DB2 Web ツールのデプロイメントには、以下の制約事項が適用されます。

手順

以下に、Tomcat 4.0 や Macromedia JRun 4.0 などのアプリケーション・サーバーを使用して、DB2 Web ツールをインストールする際の手順を示します。

Tomcat 4.0
  1. 以下を完了して、Tomcat 4.0 構成ファイル (CLASSPATH) を準備します。
    1. 新しい環境/システム変数 CATALINA_HOME を作成して、Tomcat 4.0 へのパス (ルート・ディレクトリー) を格納します。例えば、D:¥jakarta-tomcat-4.0.3 などです。
    2. 以下のように、Tomcat 4.0 Servlet/JSP Container が機能しているか確認します。
      1. Tomcat の bin ディレクトリーから startup.bat を実行して、Tomcat を開始します。
      2. Web ブラウザーを使用してメインの Web ページ http://localhost:8080/ にアクセスします。
  2. DB2 Web ツールのインストール・パス (つまり、Sqllib¥tools¥web¥db2wa.war ) を見つけて、db2wa.war を Tomcat のデプロイメント・ディレクトリー (つまり、 Tomcat の webapps ディレクトリー) にコピーし、DB2 Web ツールを Tomcat Servlet/JSP Container にデプロイします。
  3. 以下を完了して、Tomcat Servlet/JSP Container で DB2 Web ツールを呼び出します。
    1. DB2 コマンド・ウィンドウを開いて、ディレクトリーを Tomcat の bin ディレクトリーに移動します。
    2. startup.bat を使用して Tomcat を開始し、新しいディレクトリー (db2wa) が webapps ディレクトリーに追加されているか確認します。
      注:
      コマンド・プロンプト・ウィンドウからの startup.bat の実行では、DB2PATH は設定されません。DB2PATH を設定できるようにするには、%DB2PATH% 環境変数ではなく DB2 UDB インストール・パスを明示的に参照するように、CLASSPATH 行を変更する必要があります。
    3. DB2 Web ツールのエンタープライズ・アプリケーションは http://localhost:8080/db2wa に置かれ、HTML 4.0 対応の Web ブラウザーでアクセスできます。
JRun
  1. 以下のタスクを完了して、DB2 Web ツールに新しいアプリケーション・サーバーを準備します。
    推奨

    新しいアプリケーション・サーバーを作成するようにお勧めしますが、必須ではありません。 テスト目的の場合、デフォルト・サーバーを使用でき、JVM クラスパスおよびデプロイメントの構成のみが必須です。

    1. JRun Management Console を開始して、アプリケーション・サーバーの管理者としてログインします。
    2. メインページの右上にある「新しいサーバーの作成 (Create New Server)」を使用して、新しいアプリケーション・サーバーを作成します。ホスト名の選択は localhost から変更しないでください。
    3. 新しいサーバー名 (DB2WebToolsServer) を入力して、「JRun サーバー・ディレクトリー (JRun Server Directory)」をクリックします。値が自動的に入力されます。
    4. 「サーバーの作成 (Create Server)」ボタンをクリックします。
    5. 生成された値を記録するか、または以下に新しい値を入力します。
      • 「JNDI プロバイダーの URL (JNDI Provider URL)」
      • 「Web サーバーのポート番号 (Web Server Port Number)」。DB2 Web ツールの URL に使用される値になります (つまり、http://localhost:web_server_port_numer/db2wa)
      • 「Web コネクターのプロキシー・ポート番号 (Web Connector Proxy Port Number)」
    6. 必要に応じて「ポート番号の更新 (update port numbers)」をクリックし、ウィンドウを閉じます。
  2. 以下のタスクを完了させて、JRun アプリケーション・サーバーにDB2 Web ツールをデプロイします。
    1. DB2 Web ツールの Web アプリケーションをホスティングするように選択したアプリケーション・サーバー (DB2WebToolsServer、デフォルトまたは admin 以外の他の任意のもの) を開始します。
    2. 「Web アプリケーション (Web Applications)」をクリックしてから、「追加 (Add)」をクリックします。
    3. 「デプロイメント・ファイル (Deployment File)」セクションをブラウズして、DB2 UDB インストール・パスから Sqllib¥tools¥web¥db2wa.war ファイルを選択します。
    4. 「デプロイ (Deploy)」をクリックし、コンテキスト・パスが /db2wa であることを確認します。
    5. アプリケーション・サーバーを選択し、「Web アプリケーション (Web Applications)」セクションに DB2 Web ツール・アプリケーションが表示されているか確認します。このページの「適用 (Apply)」はクリックしないでください
    6. メインページの左上のパネルから「ホーム (Home)」リンクを選択します。
    7. DB2 Web ツール (DB2WebToolsServer) を含む、「ホーム (Home)」ビューからアプリケーション・サーバーを再始動します。
DB2 Web ツールのエンタープライズ・アプリケーションは http://localhost:your_web_server_port_numer/db2wa に置かれ、HTML 4.0 対応の Web ブラウザーでアクセスできます。

ブロック・デバイスでの直接 I/O (Linux)

2.6 カーネルを使用する Linux ディストリビューション用のファイル・システムとブロック・デバイスの両方で、直接 I/O がサポートされるようになりました。ブロック・デバイス上の直接 I/O は、直接ディスク・アクセスまたはロー I/O 用の装置コンテナーを指定するための代替手段です。直接 I/O のパフォーマンスは、ロー・キャラクター型装置の方式と同等です。DB2 Universal Database (UDB) は、CREATE TABLESPACE ステートメントでコンテナー・パスのブロック・デバイス名が指定されている場合、表スペースを開くときに直接 I/O を使用可能にします。以前は、ロー I/O 方式を使用して同じパフォーマンスを実現していたため、raw ユーティリティーを使用してブロック・デバイスをキャラクター型装置に結合することが必要でした。

表 37. 直接 I/O とロー I/O の比較
直接 I/O によりブロック・デバイスを使用する ロー I/O (新しい方式) キャラクター型デバイス・ドライバーとロー・ユーティリティーを使用するローI/O (古い方式)
CREATE TABLESPACE dms1
MANAGED BY DATABASE
USING (DEVICE '/dev/sda5' 11170736)
CREATE TABLESPACE dms1
MANAGED BY DATABASE
USING (DEVICE '/dev/raw/raw1' 11170736)

DB2 UDB はこれまでどおり、ロー I/O でロー・ユーティリティーを使用する方式をサポートしますが、最近のディストリビューションではこれは使用すべきでないフィーチャーとされており、将来は除去される可能性があります。 優先されるのは、装置を直接指定する新しい方式の使用です。

推奨

直接ディスク・アクセスを活用する場合は、将来の移行の問題を回避するために、直接 I/O を使用して DMS 装置コンテナーを作成してください。

注:
直接 I/O は Linux/390 用 DB2 UDB ではサポートされていません。

DB2 インフォメーション・センター・デーモン (Linux および UNIX)

DB2 インフォメーション・センター・デーモンは、DB2 文書サーバーの制御を担当します。このデーモン (DB2 インフォメーション・センターのインストールの一部) は、以下の 2 つのファイルで構成されています。

これらのファイルは、以下の場所にインストールされています。

AIX(R)
/etc/db2icd

/var/db2/v81/db2ic.conf

HP
/sbin/init.d/db2icd

/var/opt/db2/v81/db2ic.conf

Solaris オペレーティング環境
/etc/init.d/db2icd

/var/db2/v81/db2ic.conf

Linux
/etc/init.d/db2icd

/var/db2/v81/db2ic.conf

インフォメーション・センター・デーモンの開始および停止 (AIX、Solaris オペレーティング環境、HP、Linux)

デーモンを手動で開始または停止する必要があるのは、デーモンの構成変数を変更する場合のみです。通常、デーモンは、DB2 インフォメーション・センターのインストール中に作成される実行レベルに従ってシステム始動時に開始されます。

手順

インフォメーション・センター・デーモンを停止および開始するには、以下のようにします。

  1. デーモンが実行中の場合は、デーモンを停止します。コマンド行で、以下のように入力します。
    INIT_DIR/db2icd stop
    ここで、INIT_DIR は、上記の db2icd ファイルのインストール・ディレクトリーです。
  2. db2ic.conf ファイルを編集して、デーモンの変数を変更します。現在のところ、ドキュメンテーションが使用可能な TCP ポート番号、およびデーモンの実行中にデーモンが使用する一時ワークスペースの場所を変更できます。
  3. デーモンを開始します。コマンド行で、以下のように入力します。
    INIT_DIR/db2icd start
    ここで、INIT_DIR は、上記の db2icd ファイルのインストール・ディレクトリーです。

デーモンが開始すると、デーモンで新しい環境変数が使用されます。

デーモンを即時にシャットダウンおよび再開するオプションもあります。 コマンド行で、以下のように入力します。

INIT_DIR/db2icd restart

ここで、INIT_DIR は、上記の db2icd ファイルのインストール・ディレクトリーです。

デーモンの状況は、いつでも確認できます。コマンド行で、以下のように入力します。

INIT_DIR/db2icd status

ここで、INIT_DIR は、上記の db2icd ファイルのインストール・ディレクトリーです。デーモンは現在の状況を戻し、アクティブになっている場合はデーモン・プロセスの ID を表示します。

応答ファイルのキーワードとサンプル・ファイル

応答ファイルを使用して DB2 インフォメーション・センター、バージョン 8.2 をインストールするには、次の情報を使用します。

応答ファイル・キーワード (PROD)
INFORMATION_CENTER
応答ファイル名
db2doce.rsp

応答ファイル・インストール・エラー・コード

以下のエラー・コードは Windows 専用で、Linux および UNIX オペレーティング・システムには適用されません。

3010
インストールは正常に実行されましたが、インストールを完了するにはシステムを再始動する必要があります。

DB2 サーバーのインストールに必要なユーザー・アカウント (Windows)

クォータの増加
クォータの増加」ユーザー権限は、Windows XP および Windows Server 2003 オペレーティング・システムで「プロセス用のメモリー・クォータを調整する」に変更されました。
DB2 インストーラーによって付与されるユーザー権限 - プログラムのデバッグ
DB2 インストール・プログラムは、「プログラムのデバッグ」ユーザー権限を付与しません。DB2 インストーラーは、以下のユーザー権限を付与します。

非同期入出力サポート (Linux)

現在、ロー・デバイスおよび O_DIRECT ファイル・システムの非同期入出力 (AIO) サポートを Linux (2.6 および一部の 2.4 カーネル) で利用できるようになりました。AIO は、ページ・クリーナーのパフォーマンスを向上させます。db2set コマンドを実行すれば、Linux 上で AIO を使用可能または使用不可にすることができます。

AIO を使用するには、ユーザーは libaio-0.3.98 以降をインストールし、AIO をサポートするカーネルを用意する必要があります。また、db2set DB2LINUXAIO=true コマンドを実行して、DB2 Universal Database を再開する必要があります。

DB2 UDB 64 ビット・ライブラリー・リンクを作成するために db2ln コマンドを変更 ( Linux および UNIX)

前のレベルの DB2 Universal Database (UDB) バージョン 8 では、db2ln コマンドは、特定の DB2 リンクを /usr/lib および /usr/include に作成していました。32 ビットおよび 64 ビットの両方の DB2 UDB インスタンスがサポートされるプラットフォームでは、これらのリンクはデフォルトで DB2DIR/lib64 または DB2DIR/include64 下のライブラリー・ファイルまたは組み込みライブラリーをポイントします。ここで、DB2DIR は DB2 UDB バージョン 8 がインストールされたディレクトリーです。デフォルトを使用しない場合は、-w フラグを指定して db2ln コマンドを実行することにより、ビット幅を指定できます。

db2ln -w 32|64

これにより、DB2 UDB 32 ビット・インスタンスが同じプラットフォーム上で 64 ビット・インスタンスと共存できなくなります。

DB2 UDB バージョン 8.2 以降、db2ln コマンドでは DB2 64 ビット・ライブラリー・リンクをこれらのプラットフォームの該当するディレクトリーに作成します。この場合、-w フラグは /usr/include を設定するためにのみ使用します。db2ln コマンドで DB2 UDB ライブラリー・ファイルのリンクを作成する場合、32 ビットと 64 ビットの両方のリンクがサポートされるプラットフォームに作成されます。これにより 32 ビットと 64 ビットの両インスタンスを共存させ、同時に実行できます。

一部の Linux ディストリビューションでは、libc development rpm は /usr/lib/libdb2.so または /usr/lib64/libdb2.so ライブラリーに含まれています。このライブラリーは Sleepycat Software の Berkeley DB インプリメンテーションに使用され、IBM の DB2 UDB とは関係ありません。ただし、このファイルにより、db2ln コマンドと db2rmln コマンドが機能しなくなります。db2ln コマンドはこのファイルを上書きせず、db2rmln コマンドはこのファイルを除去しません。この場合に、DB2 UDB を使用するアプリケーションをコンパイルするには、コンパイルおよびリンク処理で DB2 UDB のヘッダーとライブラリーへの絶対パスをそれぞれ指定する必要があります。これにより同じコンピューター上の複数の DB2 UDB リリースに対してコンパイルおよびリンクできるため、この方法をお勧めします。

db2ln コマンドの使用の制約事項の詳細については、DB2 UDB バージョン 8.2 の「インストールおよび構成」マニュアルを参照してください。

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