IBM DB2 Universal Database リリース・ノート バージョン 8.2 (バージョン 8.1 フィックスパック 7) +---- ご注意! --------------------------------------------------------+ 本書および本書で紹介する製品をご使用になる前に、『特記事項』に記載され ている情報をお読みください。 +----------------------------------------------------------------------+ 本マニュアルに関するご意見やご感想は、次の URL からお送りください。今後 の参考にさせていただきます。 http://www.ibm.com/jp/manuals/main/mail.html なお、日本 IBM 発行のマニュアルはインターネット経由でもご購入いただけま す。詳しくは http://www.ibm.com/jp/manuals/ の「ご注文について」をご覧ください。 (URL は、変更になる場合があります) お客様の環境によっては、資料中の円記号がバックスラッシュと表示された り、バックスラッシュが円記号と表示されたりする場合があります。 +------------- ------------------------------------------------------- |  原 典: IBM DB2 Universal Database Release Notes Version | | 8.2 (Version 8.1 FixPak 7) | | | |  発 行: 日本アイ・ビー・エム株式会社 | | | |  担 当: ナショナル・ランゲージ・サポート | +------------- ------------------------------------------------------- 第1刷 2004.8 Copyright International Business Machines Corporation 2002 - 2004. All rights reserved. (C) Copyright IBM Japan 2004 目次 リリース・ノートについて 本リリースの概要 本リリースの新機能 ログ・ファイルの割り振り、除去、およびアーカイブに関連した新しい 構成パラメーター 活動時のデータベース共用メモリー領域の増大 Query Patroller の機能拡張 KEEP UPDATE LOCKS 句の追加 トラップ・ファイルのフォーマット (Windows) メモリー・ピンニングの設定が可能 (Linux) リソース・ポリシーの定義 (AIX、Linux) 製品フィックスの歴史 既知の制限、問題および予備手段 後方互換性 代替フィックスパック (Linux および UNIX) データウェアハウス・センターの旧サーバー・サポートの制限 DB2 UDB for OS/390 バージョン 6 および DB2 UDB for z/OS バージョン 7 での SQLJ および SQL アシストのサポートに必要なデベロップメント・ センター APAR DB2 UDB から起動される 2 つのバージョンの SQL Assist Unicode サーバー動作の変更 db2move コマンドの出力の変更 DB2 UDB バージョン 8.2 から DB2 UDB バージョン 8.1 に逆方向に移行す る際のヘルス・レジストリーの変更 db2diag.log フォーマット・メッセージの拡張 db2set プロファイル・レジストリー変数と DB または DBM 構成パラメー ターがログに記録されるようになった 製品の互換性 64 ビット・オペレーティング・システムでは Microsoft XP のフィックス が必要 Windows XP オペレーティング・システム コード化文字セット ID (CCSID) 5039 用の代替 Unicode 変換表 コード化文字セット (CCSID) 5039 の Unicode 変換表から Microsoft 変 換表への置換 コード化文字セット ID (CCSID) 954 用の代替 Unicode 変換表 コード化文字セット (CCSID) 954 の Unicode 変換表から Microsoft 変換 表への置換 コード化文字セット ID (CCSID) 943 用の Alternative Unicode 変換表 コード化文字セット (CCSID) 943 の Unicode 変換表を Microsoft 変換表 に置換する MVS オペレーティング・システムはサポートされない DB2 UDB for AIX 4.3.3 および 5.1 以上での AIX C++ バージョン 6 のラ ンタイムの必要性 バックアップおよびリストア操作 (Linux 390) Hummingbird Exceed を使ったデベロップメント・センターへのアクセス時 のビュー連結の使用可能化 インストール、移行、アップグレード、構成に関する情報 ハードウェアおよびソフトウェア要件 インストール情報 移行に関する注意事項 アンインストールに関する情報 DB2 UDB のサイレント・アンインストール (Windows) サイレント・アンインストールを使用して DB2 インフォメーション・センター を除去する場合の製品コード (Windows) 制限事項 IMPORT REPLACE は Not Logged Initially 文節を受け付けない ODBC によるファイル・ウェアハウス・プログラムへのデータ・エクスポート デベロップメント・センターでの構造化タイプ 64 ビット・オペレーティング・システムでのデベロップメント・センター の制約事項 デベロップメント・センター (Linux) 二重引用符を使ったストアード・プロシージャーのデバッグ デベロップメント・センターで Java ルーチンをコンパイルするのに必要 なパスの設定 Java ストアード・プロシージャーを同時に実行してデバッグする場合の デベロップメント・センターの制限事項 PHP アプリケーションでのカーソル サポートされていない 4 つの SQL 管理ルーチン CLI パッケージに関する BIND オプションの制限 列名を指定する場合の CLI LOAD の制約事項 接続中のログイン成功レポート時の障害 (AIX) バージョン 8 における SNA サポートの制限 Linux でのツール・カタログ・データベース作成の非サポート (Linux AMD64) ツール・カタログ・データベース作成の非サポート (AIX、Solaris オペレーティング環境、および HP-UX) インターバルを置いて実行するウェアハウス・プロセスのスケジューリング 列のロードおよびインポート・ページでの IXF ファイル内の DBCS 文字の 非サポート 2 パーツ・ユーザー ID はサポートされていない (Windows ME) GUI ツールの最小の表示設定 インフォメーション・カタログ表はパーティション化しない ウィンドウのタイトル・バー内で GB18030 文字の表示が不適切 DYN_QUERY_MGMT の無効時の Query Patroller の制約事項 今後の Query Patroller 結果表での DB2QPRT スキーマの使用 ヘルス・インディケーターの制約事項 確認済みの問題とその対処法 DRDA ラッパーからの SQL1224 エラー (AIX) Microsoft Visual Studio .NET Framework 1.1 でホット・キーが作動しない 中国語 (簡体字) ロケール (AIX) 中国語 (簡体字) ロケール (Red Hat Linux) Merant Driver Manager の非互換性 (UNIX) NFS APAR IY32512 - 使用不可スレッド (AIX) データ・リンク・サーバーのバックアップでの Tivoli Storage Manager アーカイブ・サーバー (AIX、Solaris オペレーティング環境) の非使用 SQLFLAG(STD) プリコンパイラー・オプション・エラー DB2 Connect Custom Advisor DB2 GUI ツールでのインド語文字の表示 zSeries サーバーでの GUI ツールの非サポート (Linux) DB2 インフォメーション・センターの検索語に数字が含まれる場合には、 検索語を引用符で囲む タグ言語ファイルのインポート時のインフォメーション・カタログ・センター 「ログ」ファイルの非生成 Query Patroller パッケージのバインディング Query Patroller でポートが使用不可な場合 (Windows) 機密保護機能のある環境 (Windows) XML Extender のサンプル・プログラムの名前変更 非ユニーク属性名およびエレメント名の入った XML Extender 内の文書の分解 DB2 Connect の使用時の SNA と TCP/IP の相違 ドキュメンテーションの更新 管理: インプリメンテーション 管理: パフォーマンス 管理 : プランニング API リファレンス アプリケーション開発: アプリケーションの構築および実行 アプリケーション開発: コール・レベル・インターフェース (CLI) アプリケーション開発: クライアント・アプリケーションのプログラミング アプリケーション開発: サーバー・アプリケーションのプログラミング コマンドの解説 データ・リカバリーと高可用性 データウェアハウス・センター DB2 .NET Data Provider DB2 Connect デベロップメント・センター GUI ツール インフォメーション・カタログ・センター インストールおよび構成 補足 メッセージ・リファレンス Query Patroller 概説およびインストール Spatial Extender SQL 管理ルーチン SQL リファレンス システム・モニター XML Extender 付録A. DB2 UDB フィックスパック CD のディレクトリー構造 付録B. IBM と連絡をとる B.1 製品情報 付録C. 特記事項 C.1 商標 リリース・ノートについて 内容 リリース・ノートには、以下の DB2(R) バージョン 8 の製品についての情報が 記載されています。 DB2 Universal Database(TM) Personal Edition DB2 Universal Database Workgroup Server Edition DB2 Universal Database Workgroup Server Unlimited Edition DB2 Universal Database Enterprise Server Edition DB2 Personal Developer's Edition DB2 Universal Developer's Edition DB2 Warehouse Manager DB2 Warehouse Manager Sourcing Agent for z/OS(TM) DB2 Data Links Manager DB2 Net Search Extender DB2 Spatial Extender DB2 Intelligent Miner(TM) Scoring DB2 Intelligent Miner Modeling DB2 Intelligent Miner Visualization DB2 Connect(TM) Application Server Edition DB2 Connect Enterprise Edition DB2 Connect Personal Edition DB2 Connect Unlimited Edition DB2 Query Patroller(TM) バージョン情報 最新のドキュメンテーションは、ブラウザーでアクセスする DB2 インフォメー ション・センターの最新バージョンに掲載されています。最新のドキュメンテー ションをダウンロードする URL は、この項の後の『追加リソース』の項に記載 されています。 DB2 インフォメーション・センターのドキュメンテーションに入っている改訂 マークは、バージョン 8.1 の PDF 情報が最初に掲載された後に追加または変 更されたテキストであることを示しています。縦線 (|) は、バージョン 8.1 が最初にリリースされたときに追加された情報であることを示しています。数 字標識の 1 や 2 は、フィックスパックまたはこれと同じ番号で終わるレベル で追加された情報であることを示しています。例: * 1 は、情報がフィックスパック 1 で追加または変更されたことを示します。 * 2 は、情報がバージョン 8.1.2 で変更されたことを示します。 * 7 は、情報がバージョン 8.2 (バージョン 8.1 フィックスパック 7) で変 更されたことを示します。 ディレクトリー・パス Windows(R) システムでは、ディレクトリー・パス内のディレクトリーをそれぞ れ区切るのに円記号 (\) が使われます。 UNIX(R) および Linux システムで は、区切り文字としてスラッシュ (/) が使われます。プラットフォームを区別 した情報の場合、「リリース・ノート」では上記の規則に従っています。しか しプラットフォームを限定しない情報の場合、ここに示されているものとは異 なるディレクトリー・パスを入力する必要があることがあります。たとえば、 Windows システムの場合には、「リリース・ノート」でスラッシュ (/) が使わ れていても、円記号 (\) を使ってディレクトリー・パスを入力する必要があり ます。逆に、UNIX または Linux システムの場合には、「リリース・ノート」 で円記号 (\) が使われていても、スラッシュ (/) を使ってディレクトリー・ パスを入力する必要があります。 DB2 Information Integrator フェデレーテッド・システム、SQL レプリケーション、Q レプリケーション、 イベント・パブリッシング、Web サービス、およびメタデータ管理をはじめと する、 DB2 Information Integrator とその関連テクノロジーに関して現在確 認されている未解決の問題については、「DB2 Information Integrator リリー ス・ノート」を参照してください。「DB2 Information Integrator リリース・ ノート」は、 DB2 Information Integrator サポート Web ページ (http://www.ibm.com/software/data/integration/db2ii/support.html) でご 覧になれます。 その他の情報源 フィックスパック 1 の時点で、 PDF 形式の「Data Links Manager 管理ガイド およびリファレンス」(SC88-9169-01) が更新されましたが、これは、 http://www.ibm.com/software/data/db2/udb/winos2unix/support の DB2 サポ ート・サイトからダウンロードすることができます。 DB2 Life Science Data Connect 製品の資料は、IBM ソフトウェア・サイト http://www.ibm.com/software/data/db2/lifesciencesdataconnect/ からダウ ンロードすることができます。 DB2 ドキュメンテーションを HTML 形式で参照するには、 http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/db2help/ からオンラインの DB2 HTML インフォメーション・センターにアクセスしてください。 また、上記サイトから「DB2 HTML ドキュメンテーション」の CD イメージをダ ウンロードして、ご使用のシステムに DB2 HTML インフォメーション・センター をインストールすることもできます。 DB2 HTML ドキュメンテーションは、 リリースごとに更新されます。最新のドキュメンテーションについては、オン ラインの DB2 HTML インフォメーション・センターにアクセスするか、または 「DB2 HTML ドキュメンテーション」の CD イメージをダウンロードしてシステム にインストールしてください。PDF ドキュメンテーションよりも、HTML の インフォメーション・センターのほうがより頻繁に更新されます。 DB2 デベロップメント・センターと DB2 for z/OS の詳細については、 http://www.ibm.com/software/data/db2/os390/spb/ に記載されています。 DB2 ファミリー製品の最新情報については、購読無料の DB2 Magazine を参照 してください。このマガジンのオンライン版は、http://www.db2mag.com から 入手することができます。このサイトに、購読方法に関する説明も掲載されて います。 本リリースの概要 本リリースの新機能 DB2(R) インフォメーション・センターのウェルカム・ページには、このリリー スで追加された新機能のリストへのリンクがあります。 DB2 インフォメーション・ センターの最新版は、 http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/db2help/index.jsp の IBM(R) Web サイトでご覧になれます。 DB2 インフォメーション・センターの最新版は、DB2 インフォメーション・セ ンター CD からローカルにインストールすることもできます。 DB2 インフォメーション・センターにリストされている新機能に加えて、さら に以下の新機能が追加されています。 ログ・ファイルの割り振り、除去、およびアーカイブに関連した新しい構成パラ メーター ログ・ファイルの割り振りと除去を処理するために、ログ・アーカイブ・メソッド 1 (LOGARCHMETH1) とログ・アーカイブ・メソッド 2 (LOGARCHMETH2) という 2 つの新しい構成パラメーターが追加されました。これらのパラメーター を指定した場合、データベース・マネージャーは、アクティブ・ログ・パス以 外のロケーションにログ・ファイルをアーカイブします。これらのパラメータ ーを両方指定した場合は、それぞれのログ・ファイルが 2 回ずつアーカイブさ れます。つまり、2 つの別個のロケーションに、アーカイブ・ログ・ファイルが 2 つ作られるということです。この 2 つの新しい構成パラメーターは、ユーザー 出口 (USEREXIT) およびログ保存使用可能 (LOGRETAIN) 構成パラメーターに 代わるものです。これらの従来の構成パラメーターも依然として使用できます が、これは、バックレベルの互換性が必要な場合にのみ使用するようにしてく ださい。 このほかには、必要に合わせてログ・アーカイブの調整をより良く行うために、 ARCHRETRYDELAY、NUMARCHRETRY、および FAILARCHPATH という 3 つの新しい構 成パラメーターが追加されました。ログ・ファイルのアーカイブ時にエラーが 発生する場合、アーカイブ作業は、 ARCHRETRYDELAY データベース構成パラメ ーターで指定した時間だけ中断されます。 NUMARCHRETRY 構成パラメーターで は、 1 次または 2 次アーカイブ・ディレクトリーに対して DB2 UDB がログ・ ファイルのアーカイブを試行する回数を指定できます。また、指定された回数 に渡ってアーカイブを試みた後、 DB2 UDB は FAILARCHPATH データベース構成 パラメーターで指定したフェイルオーバー・ディレクトリーに対してログ・ ファイルのアーカイブを試みます。 活動時のデータベース共用メモリー領域の増大 データベースの活動時に、DB2 UDB は、オーバーフロー・バッファーを使用し て自動的にデータベース共用メモリー領域を大きくします。バッファーは、 ヒープが構成サイズを超えるときに、データベース共用メモリー領域のヒープの ピーク・メモリー要件を満たすために使用されます。ヒープが構成サイズを超 えると、必要に応じてデータ領域が拡張されます。これは、データベース共用 メモリー領域のオーバーフロー・メモリー領域全体が使用されるに至るまで拡 張されます。 Query Patroller の機能拡張 DB2 UDB バージョン 8.2 では、現在サポートされているプラットフォームに加 えて、以下のプラットフォームで DB2 Query Patroller(TM) サーバーの 64 ビット・サポートが追加されました。 * Linux IA64 * Windows(R) Server 2003 64 ビット Itanium ベース・システム * Windows XP 64-bit Edition 64 ビットの機能範囲の利点は、コード、変数、共用メモリー、およびバッファ ー・プールのアドレス・スペースを拡大できることにあります。 DB2 UDB Workgroup Server Edition および DB2 UDB Workgroup Server Unlimited Edition における DB2 Query Patroller のサポート 以下の DB2 製品の上に DB2 Query Patroller サーバーをインストールできる ようになりました。 * DB2 UDB Enterprise Server Edition バージョン 8.1.2 およびフィックス パック 2+ * DB2 UDB Enterprise Server Edition バージョン 8.1.2 以降 * DB2 UDB Workgroup Server Edition バージョン 8.2 * DB2 UDB Workgroup Server Unlimited Edition バージョン 8.2 KEEP UPDATE LOCKS 句の追加 更新を実行する照会でロック・タイプを指定できるようになりました。この変 更は、カーソルの関係する照会に対するものであり、これによって、FOR UPDATE カーソルでの行ブロッキングの利用が可能になります。加えて、読み取り専用 の結果表を照会するときに「反復可能読み取り (RR)」と「読み取り固定 (RS)」 を選択できるため、配置済みのカーソルでも更新が失敗しません。分離文節お よびロック要求文節は、副選択、SQL 関数、SQL メソッド、またはトリガーで は使用できません。 トラップ・ファイルのフォーマット (Windows) トラップ・ファイル (*.TRP) のフォーマットを行える新しいツール db2xprt.exe が使用可能です。このツールは、DB2 UDB のバイナリー・トラップ・ ファイルを、人が読むことのできる ASCII ファイルにフォーマットします。 トラップ・ファイルは、デフォルトならインスタンス・ディレクトリー (DB2INSTPROF) に、 DIAGPATH データベース・マネージャー構成パラメーター が設定されている場合なら診断データ・ディレクトリーのパスにあります。 許可 DIAGPATH ディレクトリーへのアクセス権が必要です。 コマンド構文 >>-db2xprt--+----------+--+----+--+----+--infile--+---------+-->< +-/p--path-+ '-/m-' '-/n-' '-outfile-' '-/v-------' コマンド・パラメーター /p path バイナリー・ファイルと PDB ファイルが置かれている 1 箇所または      複数のロケーションを示す、セミコロン (;) で区切られたパス。 /v バージョン情報を表示します。 /m トラップ・ファイルの残りの部分と一緒にメモリー・ダンプをフォー マットします。 /n 行番号情報を無視してデータをフォーマットします。 infile 入力ファイルを指定します。 outfile 出力ファイルを指定します。 メモリー・ピンニングの設定が可能 (Linux) すべての Linux アーキテクチャーで、メモリー・ピンニングが、 DB2 UDB バ ージョン 8.2 のオプションの 1 つとして使用できるようになりました。メモ リー・ピンニングを使用可能にすると、データベース共用メモリー・セットが RAM 内に保持され、スワップアウトされなくなります。この方法は、結果とし てメモリーの使用効率を高め、他の目的のために使用できるメモリーをより多 く残すことができます。 手順 メモリー・ピンニングを設定するには、次のようにします。 1. 使用している Linux ディストリビューションに libcap.so ライブラリーが あることを確認します。 2. db2set 変数 DB2_PINNED_BP を YES に設定します。 3. データベース・エンジンを一度停止させ、再始動します。 このオプションを指定して開始したインスタンスで ipcs -m コマンドを実行す ると、データベースに接続中のエージェントがいる場合には、共用メモリー・ セグメントが LOCKED 状況と表示されます。 リソース・ポリシーの定義 (AIX、Linux) DB2 UDB による一部のオペレーティング・システム・リソースの使用を細かく 構成することがサポートされるようになりました。たとえば、各エンジン EDU を 1 つの論理プロセッサーにピンすることが可能です。シナリオによっては、 このような拡張構成によってパフォーマンスを向上できます。とはいえ、これ らの構成は、システムのオペレーティング環境やそのワークロードについての 知識をもった上級者以外は試さないでください。間違った構成を行うと、結果 的にパフォーマンスを低下させてしまう恐れがあります。 リソース・ポリシーは、DB2 UDB とオペレーティング・システムの相互作用の 方法を記述するために適宜されます。一般的なリソース・ポリシーの内容に は、DB2 UDB で使用するリソースの制限や、特定のオペレーティング・システ ム・リソースを特定の DB2 UDB オブジェクトに割り当てるための規則が含まれ ます。リソース制御の範囲は、オペレーティング・システムによって異なりま す。 表 1. プラットフォーム別のリソース制御 +----------------+----------------------------------------------------+ | プラットフォー | サポートの概要 | | ム | | +----------------+----------------------------------------------------+ | Linux | DB2 UDB インスタンスがシステムの論理プロセッサーの | | | サブセットだけを使用するよう制限します。 | +----------------+----------------------------------------------------+ | AIX(R) 5.2 | * DB2 UDB インスタンスがシステムの論理プロセッサ | | | ーのサブセットだけを使用するよう制限します。 | | | * EDU、バッファー・プール、およびページ・クリーナ | | | ーなどの DB2 UDB オブジェクトがどのように特定のリ | | | ソース・セットにバインドされるかを定義します。 | | | * データベース・レベルのリソース・セットの使用を | | | 構成します。 | +----------------+----------------------------------------------------+ リソース・ポリシーの定義 リソース・ポリシーの定義には、DB2_RESOURCE_POLICY レジストリー変数を使 用します。この変数には、整形式の構成ファイルのパスを設定できます。 リソース・ポリシーの構成の際に発生する障害には、以下のようなタイプのも のがあります。 * リソース・ポリシー構成に対して、ハードウェアまたはオペレーティング・ システム・レベルの要件が不十分。 * ポリシー構成ファイルに構文エラーまたは意味エラーがある。 リソース・ポリシーの構成に何らかのエラーがあると、db2start が失敗しま す。 次の表は、リソース・ポリシーをサポートするためのオペレーティング・シス テム要件について説明しています。 表 2. リソース・ポリシーをサポートするためのオペレーティング・システム要 件 +----------------+----------------------------------------------------+ | プラットフォー | サポートの概要 | | ム | | +----------------+----------------------------------------------------+ | Linux | * SUSE Linux Enterprise Server 8 (または 9) また | | | は RedHat Enterprise Linux 3 | | | * SMP ハードウェア | +----------------+----------------------------------------------------+ | AIX 5.2 | * NUMA 対応ハードウェアで稼動する AIX 5.2 | | | * インスタンスの所有者に CAP_NUMA_ATTACH AIX 機能 | | | が許可されていること | | | * DB2ENVLIST レジストリー変数が "MEMORY_AFFINITY | | | DATA_SEG_SPECIAL" に設定されていること | | | * db2profile に 'MEMORY_AFFINITY=MCM' および | | | 'DATA_SET_SPECIAL=Y'' が設定されていること | | | * vmo オプション memory_affinity が 1 に、 vmo オ | | | プション num_spec_dataseg が最低でも DB2 エージェ | | | ントの最大数以上に設定されていること | +----------------+----------------------------------------------------+ 各 DB2 プロセスを単一のプロセッサーにバインドする 次のサンプル構成ファイルは、 AIX および Linux におけるプロセッサーごとの 1 対 1 バインディングを示しています。 CPU 0 1 各 DB2 UDB エンジン・プロセスは、プロセッサー 0 またはプロセッサー 1 に バインドされます。ポリシーで識別されているプロセッサーとエンジン・プロ セスとのバインディングは、循環ラウンドロビン方式で行われます。このポリ シーは、システムが少なくとも 2 つの論理プロセッサーで構成されていること を前提としており、プロセッサーは、0 から (n-1) の数字によって識別されま す。なお、この n の部分には、システム上に存在するプロセッサーの数が入り ます。 注: このバインディング・メカニズムは、 DB2 UDB インスタンスで使用できる プロセッサーの制限には使用しないでください。そのような場合には、AIX   の WLM のような、ワークロード管理用の各種オペレーティング・システム   機能の使用を考慮してください。 NUMA の利用 トポロジー・ベースの構成 トポロジー・ベースの構成では、DB2 UDB オブジェクトのリソース・ マネージャー・リソース・セットへのバインディングが細かく記述さ れます。 以下は、トポロジー・ベースの構成のサンプル・ファイルです。 MYDB RSET sys/node.02.00000 25.0 svnm0 3 4 8 sys/node.02.00001 50.0 svnm1 5 12 13 2 32 上のサンプル・ファイルを分析すると、次の点のようになります。 * MYDB というデータベース専用の 1 つのリソース・ポリシーが存在していま す。 * サービス・ポート svnm0 から受け取る要求にサービスを提供するために作 成されるエージェントはすべて、AIX リソース・セット sys/node.02.00000 にバインドされます。 * サービス・ポート svnm1 から受け取る要求にサービスを提供するために作 成されるエージェントはすべて、AIX リソース・セット sys/node.02.00001 にバインドされます。 * データベース共用メモリーは、次のように割り振られます。 * データベース共用メモリー・セットの 25% は、 sys/node.02.00000 か ら割り振られます。 * データベース共用メモリー・セットの 50% は、 sys/node.02.00001 か ら割り振られます。 * 残りの 25% は、システム内のすべてのリソース・セットの間でストライ プされます。 * ID 4 および 8 のバッファー・プールは、リソース・セット sys/node.02.00000 のメモリーを使用します。 ID 12、13、および 32 のバ ッファー・プールは、リソース・セット sys/node.02.00001 のメモリーを 使用します。 * ID 4 および 8 のバッファー・プール専用のページ・クリーナーが 3 つ作 成されます。 * ID 12 および 13 のバッファー・プール専用のページ・クリーナーが 5 つ 作成されます。 * ID 32 のバッファー・プール専用のページ・クリーナーが 2 つ作成されま す。 製品フィックスの歴史 本フィックスパックで扱われているプログラム診断依頼書 (APAR) のリストを 見るには、以下の Web ページにアクセスしてください。 http://www.ibm.com/software/data/db2/udb/support.html 既知の制限、問題および予備手段 以下に、DB2 Universal Database バージョン 8.2 の現在知られている制限、 問題、および予備手段に関する情報を示します。この項の情報は、DB2 Universal Database のバージョン 8.2 リリースと、そのサポート対象製品に のみ該当します。制限および制約事項は、他のリリースの製品に該当すること もしないこともあります。 後方互換性 代替フィックスパック (Linux および UNIX) DB2(R) Universal Database バージョン 8 以前はフィックスパックには、1 つ の固定ロケーションにインストールされた DB2 Universal Database(TM) パッ ケージまたはファイル・セットを更新する働きしかありませんでした。このこ とは基本的に、フィックスパックをインストールすることによって、フィック スパック内にある更新済みファイルで既存のファイルが置き換えられるという ことを意味します。1 つのシステムに対して複数のレベルの DB2 フィックスパ ックを対応させることはできませんでした。今後は、1 つのシステム内で複数 のフィックスパック・レベルの DB2 UDB (ESE) の存在が可能になります。バー ジョン 8.1.2 より実稼働環境でサポートされるようになったこのフィーチャー は、次の 2 種類のフィックスパックの使用によって実効化されます。 通常のフィックスパック * ESE で使えるだけでなく、関連プラットフォーム用にサポートさ れるどの DB2 バージョン 8 製品ででも使用することができます。 * AIX(R) では /usr/opt/db2_08_01 ディレクトリーに、他のプラッ トフォームでは /opt/IBM/db2/V8.1 に、既存のインストール内容 の上に直接インストールすることができます。 代替フィックスパック * DB2 Universal Database ESE のまったく新規のコピーとしてイン ストールすることができます。 * 通常の DB2 Universal Database のインストール・ロケーション ではなく、事前定義したロケーションにインストールします。 注: 1. 複数フィックスパックのインストールは不要な環境では、そのようなインス トールを行う必要はありません。 2. IBM(R) DB2 Universal Database Enterprise Server Edition (ESE) for Linux and UNIX(R) バージョン 8.1.2 以降、複数フィックスパックとして インストールされたフィックスパックが、実稼働環境でサポートされるよう になりました。 3. Linux では、以下のプラットフォーム上でのみ代替フィックスパックを使用 できます。 * x86 (32 ビット) * S/390(R) (31 ビット) 複数フィックスパック・インスタンスを別のフィックスパック・レベルに更新 するには、次のいずれかの操作を実行します。 * 適切な通常フィックスパックを一般出荷版 (GA) インストールに上書きイン ストールしてから、既存の GA パスから db2iupdt を実行してインスタンス を更新します。 * 適切な代替フィックスパックを独自のユニーク・パスにインストールし、そ のパスから db2iupdt を実行してインスタンスを更新します。 代替フィックスパックのダウンロードの詳細については、IBM サポート・サイト (http://www.ibm.com/software/data/db2/udb/winos2unix/support)を参照して ください。 データウェアハウス・センターの旧サーバー・サポートの制限 DB2 Universal Database (DB2 UDB) Enterprise Server Edition バージョン 8 データウェアハウス・センターでの旧サーバー・サポートには、以下の制限が あります。 ラージ・オブジェクト (LOB) サポート * DB2 UDB Enterprise Server Edition バージョン 8 より前のサー バーでウェアハウス・コントロール・データベースを使用してい る場合、LOB を処理することはできません。ウェアハウス・コン トロール・データベースを正しいレベルにアップグレードする必 要がありますが、あるいは DB2 UDB Enterprise Server Edition バージョン 8 ウェアハウス・サーバーがインストールされている システムにコントロール・データベースを移動すれば、そのシス テムからウェアハウス・コントロール・データベースをローカル 側で使用することもがきます。 * LOB をデータウェアハウス・センターと DB2 UDB 間で移動するに は、 DB2 UDB Enterprise Server Edition バージョン 8 にアッ プグレードする必要があります。 システム・ネットワーク体系 (SNA) のサポート SNA を使用してウェアハウス・ソースおよびターゲットに接続する場 合は、構成を SNA を経由する TCP/IP に変更するか、または Windows(R) NT ウェアハウス・エージェントを使用する必要がありま す。 EXPORT および LOAD ユーティリティーのサポート データウェアハウス・センター・バージョン 8 の LOAD ユーティリ ティーは、バージョン 7 のターゲット・データベースをサポートし ていません。ターゲットをバージョン 7 データベースとして保持し たい場合は、LOAD ステップを SQL Select および Insert ステップ に変更しなければなりません。 SQL Select および Insert ステップ は、後ろに SELECT および INSERT ステートメントが続く DELETE* ステートメントを使用します。 SQL Select および Insert ステップ では、すべてのトランザクションをデータベースでログ記録する必要 があります。そのため、SQL Select および Insert ステップのパフ ォーマンスは、 EXPORT および LOAD ユーティリティーの場合ほど効 率はよくありません。 DB2 UDB for OS/390 バージョン 6 および DB2 UDB for z/OS バージョン 7 で の SQLJ および SQL アシストのサポートに必要なデベロップメント・センター APAR Windows または UNIX オペレーティング・システム上の DB2 Universal Database バージョン8 用の Application Development Client でデベロップメ ント・センターを使用するときは、SQLJおよび SQL アシストのサポートを有効 化するために以下の APAR をインストールする必要があります。 DB2 UDB for z/OS(TM) バージョン 7 * PQ65125 - Java(TM) SQLJ ストアード・プロシージャーを構築す るための SQLJ サポートを提供します。 * PQ76858 - SQL Assist のサポートを提供します。 DB2 UDB for OS/390(R) バージョン 6 * PQ76858 - SQL Assist のサポートを提供します。 DB2 UDB から起動される 2 つのバージョンの SQL Assist バージョン 7 とバージョン 8 のどちらの SQL Assist でも、DB2 Universal Database バージョン 8 から呼び出すことができます。バージョン 7 は、DB2 データウェアハウス・センターから開始することができます。その他のすべて のセンターは、最新のバージョン 8 を開始します。製品のオンライン・ヘルプ には、バージョン 7 の SQL Assist についての追加情報があります。 Unicode サーバー動作の変更 バージョン 7 では Unicode サーバーは、接続時にアプリケーションから送ら れてきた GRAPHIC コード・ページを無視し、UCS2 Unicode (コード・ページ 1200) が使用されるものとみなしました。バージョン 8 Unicode サーバーで は、クライアントによって送信されたコード・ページを使用します。 db2move コマンドの出力の変更 バージョン 8.2 において、db2move コマンドによって生成されるサマリー出力 は、旧バージョンより記述性が高くなりました。この変更により、出力を分析 するスクリプトにエラーが起きることがあります。 IMPORT オプションを指定して db2move を実行する場合 バージョン 8.2 より前の出力 IMPORT: -Rows read: 5; -Rows committed: 5; Table "DSCIARA2"."T20" バージョン 8.2 以降の出力 * IMPORT: table "DSCIARA2"."T20" -Rows read: 5 -Inserted: 4 -Rejected: 1 -Committed: 5 LOAD オプションを指定して db2move を実行する場合 バージョン 8.2 より前の出力 * LOAD: table "DSCIARA2"."T20" -Rows read: 5 -Loaded: 4 -Rejected 1 -Deleted 0 -Committed 5 バージョン 8.2 以降の出力 * LOAD: table "DSCIARA2"."T20" -Rows read: 5 -Loaded: 4 -Rejected: 1 -Deleted: 0 -Committed: 5 DB2 UDB バージョン 8.2 から DB2 UDB バージョン 8.1 に逆方向に移行する際 のヘルス・レジストリーの変更 DB2 UDB バージョン 8.1 に逆方向に移行すると、DB2 UDB バージョン 8.2 レ ベルで加えられたレジストリー変更は失われます。レジストリーはバージョン 8.1 HealthRules.reg ファイルに戻ります。このファイルには、DB2 UDB バー ジョン 8.2 にアップグレードして HealthRules2.reg ファイル中の設定を使用 し始める前に存在していた設定が含まれています。 db2diag.log フォーマット・メッセージの拡張 バージョン 8.2 では、db2diag.log ファイル・フォーマットが多くの点で改良 されました。現在、このログ・ファイルの手動の読み取りとソフトウェア内で の構文解析はこれまで以上に簡単になっています。改善点には、以下のものが あります。 * どの項目にも一連の完全なヘッダー情報が備えられています。 * ロギング・レコードのメッセージとデータの部分に明確なマーク付けが行わ れるので、ロギング・レコードがより使いやすくしかも理解しやすくなって います。 * 各レコードごとにタイム・スタンプおよび時間帯が添付されます。 * どのフィールドにも大文字の分かりやすいフィールド名が付きます。 * ヘッダーとメッセージのフィールド行の長さが 80 文字に限定されます。 * 複数の新しいフィールドが追加されました。特筆すべきは、最も重要な項目 を見つけやすくするための重大度レベル・フィールドです。 たとえばデータベース・フィールド名が DB に変更されたなどの、他の変更も 行われました。 イベント・レコードが診断メッセージとして db2diag.log ファイルに追加され ました。この種のイベントの例としては、次のようなものがあります。 * プロファイル・レジストリーに対する更新 * 構成パラメーターに対する更新 イベント・レコードは LEVEL フィールドに "Event" と指定されます。イベン トはエラーではありませんが、重要性に応じて 4 (通知) または 3 (警告) よ り高い診断レベルでログに記録されることがあります。 db2set プロファイル・レジストリー変数と DB または DBM 構成パラメーターが ログに記録されるようになった バージョン 8.2 以降、db2set プロファイル・レジストリー更新と、DB および DBM 構成パラメーターが、db2diag.log ファイルに記録されるようになりまし た。これらのメッセージは重要性が高いので、高い診断レベルでログに記録さ れます。 以下のタイプの db2set プロファイル・レジストリー更新がログに記録されま す。 変更 db2set variableName=value コマンドを実行すると、以下のよう な db2diag.log 項目が記録されます。 2004-04-22-19.19.14.156959-240 I79582C286 LEVEL: Event PID : 2437242 TID : 1 PROC : db2set INSTANCE: db2user NODE : 000 FUNCTION: DB2 UDB, oper system services, db2set_main, probe:40 CHANGE : CFG DB2SET: DB2DBDFT: From: "OLDDB" To: "SAMPLE" 削除 db2set -r コマンドを実行すると、以下のような db2diag.log 項目 が記録されます。 CHANGE : CFG DB2SET: DB2DBDFT: From: "SAMPLE" To: "" 注: 上記の例では、ヘッダー情報が省略されています。 リセット db2set variableName=value コマンドを実行すると、以下のような db2diag.log 項目が記録されます。 CHANGE : CFG DB2SET: Profile registry was reset 注: 上記の例では、ヘッダー情報が省略されています。 DB および DBM 構成パラメーター更新の例を以下に示します。 CHANGE : CFG DB SAMPLE: "Maxlocks" From: "10" To: "20" CHANGE : CFG DBM: "Diaglevel" From: "3" To: "1" CHANGE : CFG DBM: Reset to the system defaults 注: 上記の例では、ヘッダー情報が省略されています。 これらの構成更新メッセージを検索するには、db2diag ツールを使用してくだ さい。たとえば、以下のとおりです。 * すべてのイベントを選択する場合: db2diag -level event * 変更イベントを選択する場合: db2diag -g "changeevent=" 製品の互換性 64 ビット・オペレーティング・システムでは Microsoft XP のフィックスが必要 DB2 ファミリー製品で NETBIOS プロトコルを使用するように構成されている Microsoft(R) XP オペレーティング・システム (2600) を使用している場合、 Microsoft からホット・フィックスを入手する必要があります。サポート技術 情報の文書番号 Q317437 について、Microsoft に問い合わせてください。 Windows XP オペレーティング・システム Windows XP Home Edition オペレーティング・システムは、DB2 UDB Personal Edition 製品でのみサポートされています。 以下の DB2 製品は、Windows XP Professional オペレーティング・システムを サポートしています。 * DB2 UDB Personal Edition * DB2 UDB Workgroup Server Edition * DB2 Connect(TM) Personal Edition * DB2 Connect Enterprise Edition 注: DB2 Connect Enterprise Edition は、開発またはテスト目的でのみ Windows XP でサポートされます。実稼働環境には Windows 2000 ま たは Windows Server 2003 が必要です。 コード化文字セット ID (CCSID) 5039 用の代替 Unicode 変換表 Microsoft Windows の日本語シフト JIS コード・ページは、IBM コード化文字 セット ID (CCSID) 943 として登録されています。ただし、HP-UX プラットフ ォーム上ではシフト JIS コード・ページは CCSID 5039 として登録されていま す。 CCSID 5039 の中には、日本工業規格 (JIS) の文字だけが入っていて、ベ ンダー定義の文字はありません。 CCSID 5039 の DB2 UDB データベースを HP-UX 上で使用してシフト JIS 文字を保管することはできますが、CCSID 5039 と CCSID 943 の間でコード・ページの変換が行われます。 Microsoft ODBC ア プリケーションの使用時に、CCSID 5039 のデータを Unicode に変換すると、 IBM のコード・ページの変換表と Microsoft のコード・ページの変換表の相違 のために問題が生じる可能性があります。 以下の文字のリストは、CCSID 5039 から Unicode に変換したときに、どちら の変換表 (IBM または Microsoft) を使用するかによって違ったコード・ポイ ントになります。このような文字の場合、IBM の変換表は日本工業規格 JISX0208 および JISX0221 に準拠しています。 表 3. CCSID 5039 から Unicode コード・ポイントへの変換 +-----------------------+----------------------+----------------------+ | シフト JIS コード・ポ | IBM 基本コード・ポイ | Microsoft 基本コー | | イント (文字名) | ント (Unicode 名) | ド・ポイント | | | | (Unicode 名) | +-----------------------+----------------------+----------------------+ | X'815C' (ダッシュ (全 | U+2014 (ダッシュ (全 | U+2015 (Horizontal | | 角)) | 角)) | bar) | +-----------------------+----------------------+----------------------+ | X'8160' (波ダッシュ) | U+301C (波ダッシュ) | U+FF5E (Fullwidth | | | | tilde) | +-----------------------+----------------------+----------------------+ | X'8161' (双柱) | U+2016 (双柱) | U+2225 (Parallel to) | +-----------------------+----------------------+----------------------+ | X'817C' (負符号) | U+2212 (負符号) | U+FF0D (Fullwidth | | | | hyphen-minus) | +-----------------------+----------------------+----------------------+ たとえば、X'815C' の CCSID 5039 コード・ポイントをもつ文字ダッシュ (全 角) は、IBM 変換表を使用すると Unicode コード・ポイント U+2014 に変換さ れますが、Microsoft 変換表を使用すると U+2015 に変換されます。すなわ ち、Microsoft ODBC アプリケーションは、U+2014 を無効コード・ポイントと して扱うことが原因の問題を生じる可能性があります。このような問題が起き ないようにするために、デフォルトの IBM 変換表以外に、CCSID 5039 から Unicode への代替 Microsoft 変換表が DB2 UDB には用意されています。デフ ォルトの IBM 変換表を、代替 Microsoft 変換表に置き換える必要があります。 Unicode から CCSID 5039 へのデフォルトの IBM 変換表は、Microsoft 版のも のと一致することに注意してください。 コード化文字セット (CCSID) 5039 の Unicode 変換表から Microsoft 変換表へ の置換 CCSID 5039 から Unicode への変換では、DB2 UDB のデフォルトのコード・ペ ージ変換表が使われます。 Microsoft バージョンなど、異なるバージョンの変 換表を使用したい場合は、デフォルトの変換表 (.cnv) ファイルを手動で置換 する必要があります。 前提条件 sqllib/conv ディレクトリー内の既存のコード・ページ変換表ファイルを置換 する前に、それを変更前の状態に戻す場合に備えて、ファイルのバックアップ をとる必要があります。 UNIX および Linux では、sqllib/conv ディレクトリ ーは DB2 UDB インストール・パスにリンクされています。 制約事項 変換表の置換を有効にするには、同じデータベースに接続するすべての DB2 ク ライアントで変換表を変更する必要があります。変更しないと、クライアント ごとにそれぞれ異なるコード・ポイントを使用して同じ文字を保管する可能性 があります。 手順 CCSID 5039 から Unicode への変換用のデフォルトの DB2 UDB 変換表を置き換 えるには、次のステップを行います。 1. sqllib/conv/ms/5039ucs2.cnv を sqllib/conv/5039ucs2.cnv にコピーしま す。 2. DB2 UDB を再始動します。 コード化文字セット ID (CCSID) 954 用の代替 Unicode 変換表 日本語 EUC コード・ページ用の IBM コード化文字セット ID (CCSID) は、 CCSID 954 として登録されています。 CCSID 954 は、日本語の UNIX および Linux プラットフォームの共通のエンコード方式です。 Microsoft ODBC アプ リケーションを使って CCSID 954 の DB2 UDB データベースに接続すると、 CCSID 954 から Unicode へのデータの変換時に問題が生じることがあります。 問題が生じる可能性は、IBM のコード・ページの変換表と Microsoft のコー ド・ページの変換表の相違に起因します。 IBM の変換表は日本工業規格 JISX0208、JISX0212、および JISX0221 に指定されている文字名に準拠してい ます。 以下の文字は、CCSID 954 から Unicode に変換したときに、IBM または Microsoft のどちらの変換表を使用するかによって違ったコード・ポイントに なります。 表 4. CCSID 954 から Unicode コード・ポイントへの変換 +-----------------------+----------------------+----------------------+ | EUC-JP コード・ポイン | IBM 基本コード・ポイ | Microsoft 基本コー | | ト (文字名) | ント (Unicode 名) | ド・ポイント | | | | (Unicode 名) | +-----------------------+----------------------+----------------------+ | X'A1BD' (ダッシュ (全 | U+2014 (ダッシュ (全 | U+2015 (Horizontal | | 角)) | 角)) | Bar) | +-----------------------+----------------------+----------------------+ | X'A1C1' (波ダッシュ) | U+301C (波ダッシュ) | U+FF5E (Fullwidth | | | | Tilde) | +-----------------------+----------------------+----------------------+ | X'A1C2' (双柱) | U+2016 (双柱) | U+2225 (Parallel To) | +-----------------------+----------------------+----------------------+ | X'A1DD' (負符号) | U+2212 (負符号) | U+FF0D (Fullwidth | | | | hyphen-minus) | +-----------------------+----------------------+----------------------+ | X'8FA2C3' (破断線) | U+00A6 (破断線) | U+FFE4 (Fullwidth | | | | broken bar) | +-----------------------+----------------------+----------------------+ たとえば、X'A1BD' の CCSID 954 コード・ポイントをもつ文字ダッシュ (全角) は、 IBM 変換表を使用すると Unicode コード・ポイント U+2014 に変換され ますが、Microsoft 変換表を使用すると U+2015 に変換されます。変換マッピ ングのこの相違のため、DB2 UDB Unicode データベースにおいてや、DB2 UDB 954 データベースの GRAPHIC 列においては、同一文字に対して 2 つの別々の コード・ポイントが充当されることがあります。すなわち、Microsoft ODBC ア プリケーションは、U+2014 を無効コード・ポイントとして扱うことが原因の問 題を生じる可能性があります。このような問題が起きないようにするために、 デフォルトの IBM 変換表以外に、CCSID 954 から Unicode への代替 Microsoft 変換表が DB2 UDB には用意されています。デフォルトの IBM 変換表を、代替 Microsoft 変換表に置き換える必要があります。 Unicode から CCSID 954 へ のデフォルトの IBM 変換表は、Microsoft 版のものと一致することに注意して ください。 コード化文字セット (CCSID) 954 の Unicode 変換表から Microsoft 変換表へ の置換 CCSID 954 から Unicode への変換では、DB2 UDB のデフォルトのコード・ペー ジ変換表が使われます。 Microsoft バージョンなど、異なるバージョンの変換 表を使用したい場合は、デフォルトの変換表 (.cnv) ファイルを手動で置換す る必要があります。 前提条件 sqllib/conv ディレクトリー内の既存のコード・ページ変換表ファイルを置換 する前に、それを変更前の状態に戻す場合に備えて、ファイルのバックアップ をとる必要があります。 UNIX および Linux では、sqllib/conv ディレクトリ ーは DB2 UDB のインストール・パスにリンクされています。 制約事項 これを有効化するには、同じ CCSID 954 データベースに接続するすべての DB2 クライアントで変換表を変更する必要があります。クライアントが日本語 Windows の場合に、その ANSI コード・ページがシフト JIS (CCSID 943) であ れば、CCSID 943 と Unicode の間の DB2 のデフォルトの変換表を Microsoft バージョンのものに変更する必要もあります。変更しないと、クライアントご とにそれぞれ異なるコード・ポイントを使用して同じ文字を保管する可能性が あります。 手順 CCSID 954 から Unicode への変換用のデフォルトの DB2 UDB 変換表を置き換 えるには、次のステップを行います。 1. sqllib/conv/ms/0954ucs2.cnv を sqllib/conv/0954ucs2.cnv にコピーしま す。 2. DB2 UDB を再始動します。 CCSID 943 と Unicode の間の変換用のデフォルトの DB2 UDB 変換表を置き換 えるには、次のステップを行います。 1. sqllib/conv/ms/0943ucs2.cnv を sqllib/conv/0943ucs2.cnv にコピーしま す。 2. sqllib/conv/ms/ucs20943.cnv を sqllib/conv/ucs20943.cnv にコピーしま す。 3. DB2 UDB を再始動します。 コード化文字セット ID (CCSID) 943 用の Alternative Unicode 変換表 IBM コード化文字セット ID (CCSID) 943 として登録されている Microsoft Windows の日本語シフト JIS コード・ページを使用している場合は、CCSID 943 と Unicode との間で文字を変換する際に以下の 2 つの問題が生じる可能性が あります。問題が生じる可能性は、IBM と Microsoft のコード・ページの変換 表の相違に起因します。このような問題が起きないようにするために、デフォ ルトの IBM 変換表以外に、CCSID 943 と Unicode との間の代替 Microsoft 変 換表が DB2 UDB には用意されています。 問題 1 歴史的経緯により、CCSID 943 コード・ページ中の文字のうち 300 以上が、そ れぞれ 2 つまたは 3つのコード・ポイントによって表されます。入力方式エデ ィター (IME) とコード・ページ変換表を使用すると、これらの同等のコード・ ポイントのうち 1 つのみが入力されます。例えば、ローマ数字 1 の小文字 「i」には、X'EEEF' と X'FA40' の 2 つの同等のコード・ポイントがありま す。Microsoft Windows の IME は、'i' が入力されると常に X'FA40' を生成 します。通常、IBM と Microsoft は同じ基本コード・ポイントを使用して文字 を表しますが、以下の 13 文字は例外です。 表 5. CCSID 943 シフト JIS コード・ポイント変換 +-----------------------+----------------------+----------------------+ | 文字名 (Unicode コー | IBM 基本シフト JIS | Microsoft 基本シフト | | ド・ポイント) | コード・ポイント | JIS コード・ポイント | +-----------------------+----------------------+----------------------+ | ローマ数字 1 (U+2160) | X'FA4A' | X'8754' | +-----------------------+----------------------+----------------------+ | ローマ数字 2 (U+2161) | X'FA4B' | X'8755' | +-----------------------+----------------------+----------------------+ | ローマ数字 3 (U+2162) | X'FA4C' | X'8756' | +-----------------------+----------------------+----------------------+ | ローマ数字 4 (U+2163) | X'FA4D' | X'8757' | +-----------------------+----------------------+----------------------+ | ローマ数字 5 (U+2164) | X'FA4E' | X'8758' | +-----------------------+----------------------+----------------------+ | ローマ数字 6 (U+2165) | X'FA4F' | X'8759' | +-----------------------+----------------------+----------------------+ | ローマ数字 7 (U+2166) | X'FA50' | X'875A' | +-----------------------+----------------------+----------------------+ | ローマ数字 8 (U+2167) | X'FA51' | X'875B' | +-----------------------+----------------------+----------------------+ | ローマ数字 9 (U+2168) | X'FA52' | X'875C' | +-----------------------+----------------------+----------------------+ | ローマ数字 10 | X'FA53' | X'875D' | | (U+2169) | | | +-----------------------+----------------------+----------------------+ | 括弧付きの漢字の株 | X'FA58' | X'FA58' | | (U+3231) | | | +-----------------------+----------------------+----------------------+ | ナンバー記号 (U+2116) | X'FA59' | X'8782' | +-----------------------+----------------------+----------------------+ | 電話記号 (U+2121) | X'FA5A' | X'8754' | +-----------------------+----------------------+----------------------+ DB2 UDB などの IBM 製品は基本的には X'FA4A' などの IBM コード・ポイント を使用して大文字のローマ数字 1 の 'I' を表しますが、Microsoft 製品は '8754' を使用してこの同じ文字を表します。Microsoft ODBC アプリケーショ ンは「I」文字を X'8754' として CCSID 943 の DB2 UDB データベースに挿入 でき、DB2 UDB コントロール・センターはこの同じ文字を X'FA4A' として同じ CCSID 943 データベースに挿入できます。しかし、ODBC アプリケーションは 「I」が X'8754' としてエンコードされた行のみ検出でき、DB2 UDB コントロ ール・センターは「I」が X'FA4A' としてエンコードされた行のみ検出できま す。DB2 コントロール・センターが「I」を X'8754' として選択できるように するには、CCSID 943 と Unicode との間のデフォルトの IBM 変換表を、代替 Microsoft 変換表に置換する必要があります。 問題 2 以下のリストの文字は、CCSID 943 から Unicode に変換したときに、IBM 変換 表または Microsoft変換表のどちらを使用するかによって違ったコード・ポイ ントになります。このような文字の場合、IBM の変換表は日本工業規格 JISX0208、JISX0212、および JISX0221 に準拠しています。 表 6. CCSID 943 から Unicode コード・ポイントへの変換 +-----------------------+----------------------+----------------------+ | シフト JIS コード・ポ | IBM 基本コード・ポイ | Microsoft 基本コー | | イント (文字名) | ント (Unicode 名) | ド・ポイント | | | | (Unicode 名) | +-----------------------+----------------------+----------------------+ | X'815C' (ダッシュ (全 | U+2014 (ダッシュ (全 | U+2015 (Horizontal | | 角)) | 角)) | bar) | +-----------------------+----------------------+----------------------+ | X'8160' (波ダッシュ) | U+301C (波ダッシュ) | U+FF5E (Fullwidth | | | | tilde) | +-----------------------+----------------------+----------------------+ | X'8161' (双柱) | U+2016 (双柱) | U+2225 (Parallel to) | +-----------------------+----------------------+----------------------+ | X'817C' (負符号) | U+2212 (負符号) | U+FF0D (Fullwidth | | | | hyphen-minus) | +-----------------------+----------------------+----------------------+ | X'FA55' (破断線) | U+00A6 (破断線) | U+FFE4 (Fullwidth | | | | broken bar) | +-----------------------+----------------------+----------------------+ たとえば、X'815C' の CCSID 943 コード・ポイントをもつ文字ダッシュ (全角) は、IBM 変換表を使用すると Unicode コード・ポイント U+2014 に変換されま す。しかし、Microsoft 変換表を使用すると U+2015 に変換されます。変換マ ッピングのこの相違のため、DB2 UDB Unicode データベースにおいては、同一 文字に対して 2 つの別々のコード・ポイントが充当されることがあります。す なわち、Microsoft ODBC アプリケーションは、U+2014 を無効コード・ポイン トとして扱うことが原因の問題を生じる可能性があります。この問題が起きな いようにするために、CCSID 943 と Unicode との間のデフォルトの IBM 変換 表を、代替 Microsoft 変換表に置換する必要があります。 CCSID 943 と Unicode との間の代替 Microsoft 変換表を使用するのは、すべ ての DB2 UDB クライアントと DB2 UDB データベースが CCSID 943のコード・ ページを持ち、同じ代替 Microsoft 変換表を使用する、閉じた環境に限定すべ きです。IBM デフォルトの変換表を使用する DB2 UDB クライアントと、代替 Microsoft の変換表を使用する DB2 UDB クライアントが混在し、両方のクライ アントが CCSID 943 の同じ DB2 UDB データベースにデータを挿入する場合、 同じ文字が異なるコード・ポイントとしてデータベースに保管される可能性が あります。 コード化文字セット (CCSID) 943 の Unicode 変換表を Microsoft 変換表に置 換する デフォルトでは、CCSID 943 と Unicode との間で変換するとき、DB2 Universal Database (DB2 UDB) のデフォルト・コード・ページ変換表が使用されます。 Microsoft バージョンの変換表など、異なるバージョンの変換表を使用する場 合、デフォルトの変換表 (.cnv) ファイルを手動で置換する必要があります。 前提条件 sqllib/conv ディレクトリー内の既存のコード・ページ変換表ファイルを置換 する前に、それらを変更前の状態に戻す場合に備えて、ファイルのバックアッ プをとる必要があります。 UNIX では、sqllib/conv は DB2 UDB インストー ル・パスにリンクされています。 制約事項 変換表の置換を有効にするには、同じデータベースに接続するすべての DB2 ク ライアントで変換表を変更する必要があります。変更しないと、クライアント ごとにそれぞれ異なるコード・ポイントを使用して同じ文字を保管する可能性 があります。 手順 CCSID 943 と Unicode との間で文字を変換するための DB2 UDB のデフォルト の変換表を置換するには、以下のようにします。 1. sqllib/conv/ms/0943ucs2.cnv を sqllib/conv/0943ucs2.cnv にコピーしま す。 2. sqllib/conv/ms/ucs20943.cnv を sqllib/conv/ucs20943.cnv にコピーしま す。 3. DB2 UDB を再始動します。 MVS オペレーティング・システムはサポートされない ドキュメンテーションには書かれていますが、MVS(TM) オペレーティング・シ ステムはすでに DB2 Universal Database ではサポートされていません。 MVS は z/OS に代わりました。 DB2 UDB for AIX 4.3.3 および 5.1 以上での AIX C++ バージョン 6 のランタ イムの必要性 DB2 UDB Version 8.1.4 for AIX 以降および DB2 UDB Versions 4.3.3 for AIX と DB2 UDB Versions 5.1 for AIX 以降を使用する場合には、AIX C++ バージ ョン 6 のランタイム・ライブラリーが、ご使用の AIX システム上にインスト ールされている必要があります。以下の Web サイトから 2003 年 3 月付けの C++ ランタイム PTF 更新をダウンロードしてください。 http://www-1.ibm.com/support/docview.wss?rs=0&q=xlC.rte&uid=swg24004 427&loc=en_US&cs=utf-8&cc= us&lang=en DB2 バージョン 8.1.4 以上を使用する前に、上記のサイトに記載されているイ ンストールの説明に従ってください。 バックアップおよびリストア操作 (Linux 390) Linux 390 オペレーティング・システムの使用時には、複数の磁気テープ装置 が関わるバックアップおよびリストア操作は成功しない可能性があります。 Hummingbird Exceed を使ったデベロップメント・センターへのアクセス時のビ ュー連結の使用可能化 Hummingbird(R) Exceed を使用して UNIX 上のデベロップメント・センターに アクセスする場合に、デベロップメント・センター内のタイトル・バーのドラ ッグによってビューの移動と連結を行えるようにするには、先に XTEST 拡張機 能バージョン 2.2 を使用可能にしておく必要があります。 XTEST 拡張機能を使用可能にするには、次のようにします。 1. 「スタート」メニューで「プログラム」->「Hummingbird Connectivity 7.0」   ->「Exceed」->「XConfig」を選択します。「XConfig」ウィンドウが開きます。 2. オプション: パスワードの必要な構成の場合、XConfig パスワードを入力し ます。 3. 「プロトコル」アイコンをダブルクリックします。「プロトコル」ウィンド ウが開きます。 4. 「X 規格合致試験の互換性 (X Conformance Test Compatibility)」チェッ ク・ボックスを選択します。 5. 「プロトコル」ウィンドウ内の「拡張機能... (Extensions...)」ボタンを クリックします。「プロトコル拡張機能 (Protocol Extensions)」ウィンド ウが開きます。 6. 「拡張機能の使用可能化 (Enable Extensions)」リストで、「XTEST (X11R6)」チェック・ボックスを選択します。 7. 「OK」をクリックします。 インストール、移行、アップグレード、構成に関する情報 ハードウェアおよびソフトウェア要件 ハードウェアとソフトウェアの要件は、以下の Web サイトで参照できます。 http://www.ibm.com/software/data/db2/udb/sysreqs.html インストール情報 UNIX および Linux のプラットフォームでは、これらのインストール情報は新 しい製品のインストールのみに適用されます。フィックスパックを適用するに は、そのフィックスパックの README を参照してください。 Windows プラットフォームでは、これらのインストール情報は新しい製品のイ ンストールとフィックスパックの適用の両方に適用されます。フィックスパッ クを適用する場合は、そのフィックスパックの README と共にこれらのインス トール情報も使用する必要があります。 DB2 UDB をインストールする前に、このセクション全体をお読みください。 ディレクトリー・パスにブランクを含めることはできない (Linux および UNIX) 空白の入ったパスのディレクトリーから db2setup プログラムを実行すると、 セットアップは失敗して、次のエラーが表示されます。 : not found 空白の入っていないパスのディレクトリーにインストール可能なイメージを入 れてください。 DB2 UDB の JDK レベル (Linux on IA64 および Linux on PowerPC) バージョン 8.2 の DB2 Universal Database を Linux にインストールする と、RPM ベースのインストールでは IBM Java RPM (IBMJava2-SDK-1.4.1.-2.0.i386.rpm) のインストールが試みられます。 注: DB2 UDB on Linux IA64 は Java 1.3.1 のみサポートしています。最新の Linux SDK の情報については、 http://www.ibm.com/developerworks/java/jdk/linux/tested.htmlの、 IBM developer kit for Linux の Web ページを参照してください。 より新しいレベルの RPM (IBMJava2-SDK-1.5.0.-2.0.i386.rpm など) がすでに 存在すると、バックレベルの RPM はインストールされません。 ただしそのような場合でも、Java 1.4 パスの /opt/IBMJava2-14/ を指す JDK_PATH データベース構成パラメーターはそのままになります。というわけ で、DB2 ツール・カタログのインストールなどの、Java に依存する機能はいず れも作動しなくなります。 前提条件 インスタンス所有者として次のようなコマンドを実行しなければなりません。 手順 1. DB2 UDB が正しい IBM Developer Kit を指すようにするには、次のコマン ドを実行します。 db2 update dbm cfg using JDK_PATH path path は /opt/IBMJava2-15 などの 1.5 インストール・パスです。 インストール・イメージの解凍 (Linux および UNIX) インストール・イメージの中には、製品 CD 上で圧縮形式や gzip 形式で配送 されるものがあります。これらの形式の DB2 UDB をインストールする前に、イ ンストール・イメージを一時ディレクトリーにコピーし、解凍するか gunzip する必要があります。 CD 上の圧縮または gzip されたインストール・イメージのファイル名は PRODUCT.tar.Z または PRODUCT.tar.gz (PRODUCT はインストールしようとして いる DB2 製品) です。例えば、DB2 Enterprise Server Edition をインストー ルしようとしている場合、関係のある CD 上の圧縮イメージは ese.tar.Z また は ese.tar.gz という名前になります。 ソフトウェア・ディスク要件に加えて、tar.Z または tar.gz ファイルと解凍 インストール・イメージを入れるために、フリー・スペースが 2 ギガバイトあ るファイル・システムがなければなりません。 手順 インストール・イメージを解凍するには、以下のステップを実行します。 1. 圧縮または gzip されたインストール・イメージを、フリー・スペースが 2 ギガバイト以上ある一時ファイル・システムにコピーします。 2. cd /TMP (/TMP は圧縮イメージをコピーしたディレクトリーを表す) と入力 して、インストール・イメージをコピーしたディレクトリーに変更します。 3. 製品に *.tar.Z 拡張子がある場合は、以下のコマンドを入力して、インス トール・イメージを解凍します。 zcat PRODUCT.tar.Z | tar -xvf - PRODUCT はインストールしようとしている DB2 製品です。 4. 製品に *.tar.gz 拡張子がある場合は、以下のコマンドを入力して、インス トール・イメージを解凍します。 gunzip -c PRODUCT.tar.gz | tar -xvf - PRODUCT はインストールしようとしている DB2 製品です。 注: a. gunzip は AIX 5L(TM) のデフォルト・インストール・セットアップの一 部です。gunzip がない場合は、rpm.rte ファイル・セットを AIX 5L イ ンストール・メディアからインストールしてください。 rpm.rte ファイ ル・セットには gunzip が含まれています。 b. http://www.ibm.com/servers/aix/products/aixos/linux/rpmgroups.html から、gunzip を含む AIX 5L 版 gzip をダウンロードすることもできま す。 5. DB2 セットアップ・ウィザードを使用してインストールを実行するには、『 インストール・イメージからの DB2 UDB のインストール (Linux および UNIX)』を参照してください。 DB2 UDB では英語以外のインストール・パスは使用できない (Windows) Windows 上に DB2 UDB をインストールするときに、DB2 UDB 用のディレクトリ ー・パスを入力できます。ただし、入力するディレクトリー・パス名には英文 字しか使えません。 複数の製品用のフィックスパックのダウンロードと解凍 (Windows) DB2 Version 8 for Windows フィックスパック 3 以降では、1 つの汎用フィ ックスパックではなく、製品固有のフィックスパックが用意されています。こ の変更によって影響を受けるのは、Windows プラットフォーム上の DB2 バージ ョン 8 製品のみです。 例えば、DB2 UDB Enterprise Server Edition バージョン 8 と DB2 Spatial Extender バージョン 8 を同じ Windows システムにインストールする場合、DB2 UDB Enterprise Server Edition フィックスパック・イメージと Spatial Extender フィックスパック・イメージをダウンロードしなければなりません。 それぞれのイメージを共通の親ディレクトリー内に解凍しなければなりませ ん。GUI インストールまたはサイレント・インストールを引き続き行うには、 イメージをすべて解凍する必要があります。 フィックスパックのインストールの詳細は、DB2 UDB フィックスパックの README を参照してください。 インストール・イメージからの DB2 UDB のインストール (Linux および UNIX) 前提条件 次のようにして、DB2 セットアップ・ウィザードを開始します。 * ご使用のシステムがインストール、メモリー、およびディスクの要件を満た していることを確認します。『ハードウェアおよびソフトウェア要件』を参 照してください。 * 『インストール前提条件』を読んだことを確認します。ファイル install.txt または install.htm は、CD の /cdrom/doc/language/ にあり ます。 * cdrom はマウント・ポイントを表します。 * language は、5 文字のコードで構成される言語ディレクトリーを表しま す。 * インストールを実行するには、ルート権限が必要です。 * DB2 製品 CD をご使用のシステムにマウントしなければなりません。 手順 製品 CD 上でインストール・イメージが圧縮形式か gzip 形式で配送されてい る場合は、DB2 UDB をインストールする前にインストール・イメージを解凍す るか gunzip しなければなりません。詳細については、『インストール・イメ ージの解凍 (Linux および UNIX)』を参照してください。 DB2 セットアップ・ウィザードを使用してインストールを実行するには、以下 のコマンドを入力してください。 ./PRODUCT/db2setup PRODUCT はインストールしようとしている DB2 製品です。例えば、DB2 Enterprise Server Edition をインストールしようとしている場合は、./ese/db2setup と 入力してください。 インストール・ランチパッドが開きます。インストール・パネルに従って最後 まで進みます。 インストール・イメージからの DB2 UDB のインストール (Windows) 前提条件 次のようにして、DB2 セットアップ・ウィザードを開始します。 * ご使用のシステムがインストール、メモリー、およびディスクの要件を満た していることを確認します。『ハードウェアおよびソフトウェア要件』を参 照してください。 * 『インストール前提条件』を読んだことを確認します。ファイル install.txt または install.htm は、CD の x:\doc\language\ にありま す。 * x は CD ドライブを表します。 * language は、5 文字のコードで構成される言語ディレクトリーを表しま す。 * インストールを実行するには、ローカル管理者ユーザー・アカウントと推奨 されているユーザー権限がなければなりません。 DB2 セットアップ・ウィザードを使用してインストールを実行するには、CD を ドライブに挿入してください。自動実行フィーチャーが使用可能になっていれ ば、IBM DB2 セットアップ・ランチパッドが自動的に開始されます。 手順 自動実行フィーチャーが使用可能になっていない場合は、以下のようにして DB2 セットアップ・ウィザードを手動で開始できます。 1. 「スタート」をクリックし、 「ファイル名を指定して実行」オプションを 選択します。 2. 「名前」フィールドで、次のコマンドを入力します。 x:\setup /i language ただし、 * x: は CD ドライブを表します。 * language はご使用の言語の地域 ID (例えば、英語の場合は EN) です。 /i language パラメーターはオプションです。指定しないと、DB2 セット アップ・ウィザードはご使用のオペレーティング・システムと同じ言語で実 行します。 3. 「OK」をクリックします。DB2 セットアップ・ランチパッドが開きます。 インストール・パネルに従って最後まで進みます。 DB2 UDB 応答ファイル・インストールに必要なディスク・スペース 応答ファイルを使用して DB2 UDB 製品をインストールする際には、etc ディレ クトリーに 1 MB のフリー・ディスク・スペースが必要です。 応答ファイル・インストール中にエラー・メッセージ DBI1191I を受け取った 場合、このメッセージはルート・ディレクトリー中のフリー・ディスク・スペ ースが足りないことを示します。このメッセージは誤解を招く恐れがあります。 etc ディレクトリー中のフリー・ディスク・スペースの量を検査してくださ い。インストールを再実行するには、その前に 1 MB 以上のフリー・ディス ク・スペースが必要です。 db2setup コマンドを使った製品の追加に対する制約事項 (Linux、UNIX) DB2 製品のインストールが完了したら、さらに別の DB2 製品を追加することが できます。 db2setup コマンドを使って製品を追加する場合、次のような推奨 事項と制約事項が適用されます。 推奨事項 インストール済みの製品と追加しようとしている製品は同じコード・レベルに なければなりません。たとえば、DB2 UDB ESE サーバーのバージョン 8 フィッ クスパック 5 がすでにインストール済みの場合に、DB2 Information Integrator 製品を追加しようとしているとします。この場合、DB2 Information Integrator も、バージョン 8 フィックスパック 5 でなければなりません。 制約事項 * DB2 のフィックスパック・レベルのほうが、追加しようとしている製品のフ ィックスパック・レベルよりも高い場合、この組み合わせは可能です。ただ し、追加しようとしている製品のフィックスパック・レベルは DB2 のフィ ックスパック・レベルよりも低いので、その追加製品のインストール後に DB2 フィックスパック・レベルをもう一度適用する必要があります。フィッ クスパックの再適用に関する解説は、該当するフィックスパックの README を参照してください。 * DB2 のフィックスパック・レベルのほうが、追加しようとしている製品のフ ィックスパック・レベルよりも低い場合、エラーが生じます。追加しようと している製品のほうが、DB2 UDB よりも高いフィックスパック・レベルであ ってはなりません。この場合、まず DB2 UDB を適当なレベルに下げてか ら、追加製品をインストールしなければなりません。詳細は、該当するフィ ックスパックの README を参照してください。 以下の表は db2setup の組み合わせを示しています。 表 7. db2setup の組み合わせ +----------+--------------+-------------------------------------------+ | DB2 フィ | 追加製品のフ | 組み合わせが許可されるかどうか | | ックスパ | ィックスパッ | | | ック・レ | ク・レベル | | | ベル | | | +----------+--------------+-------------------------------------------+ | バージョ | バージョン 8 | Yes。 推奨の組み合わせです。 | | ン 8 フ | フィックスパ | | | ィックス | ック 3 | | | パック 3 | | | +----------+--------------+-------------------------------------------+ | バージョ | バージョン 8 | Yes。ただし、バージョン 8 フィックスパッ | | ン 8 フ | GA | ク 3 を適用しなおす必要があります。 フィ | | ィックス | | ックスパックの再適用に関する解説は、DB2 | | パック 3 | | サポートの Web サイトにアクセスして、該当 | | | | するフィックスパックの README を参照して | | | | ください。 | +----------+--------------+-------------------------------------------+ | バージョ | バージョン 8 | No。 まず、DB2 のフィックスパック・レベル | | ン 8 フ | フィックスパ | を上げて (この例ではバージョン 8 フィック | | ィックス | ック 5 | スパック 5) から、追加製品をインストール | | パック 3 | | してください。 必須のバージョン 8 のフィ | | | | ックスパックのインストールに関する解説 | | | | は、DB2 サポートの Web サイトにアクセスし | | | | て、該当するフィックスパックの README を | | | | 参照してください。 | +----------+--------------+-------------------------------------------+ DB2 サポートの Web サイトのアドレスは http://www.ibm.com/software/data/db2/udb/winos2unix/supportです。 DB2 Web ツール 以下の言語では、DB2 Web ツールでサポートされるアプリケーション・サーバ ーは、サーブレット 2.3 仕様に準拠している必要があります。 * 日本語 * 韓国語 * 中国語 (簡体字) * 中国語 (繁体字) * ロシア語 * ポーランド語 フィックスパックの適用後の Query Patroller パッケージのバインディング フィックスパックを適用してからフィックスパック・インストール後のタスク をすべて実行した後、Query Patroller をインストールし終わったら、以下の ステップを行います。 1. DBADM 権限をもつユーザーとしてログインします。 2. 次のような正しいディレクトリーに変更します。 * INSTPATH/bnd (Linux および UNIX) * INSTPATH\bnd (Windows) ただし INSTPATH は、DB2 UDB インスタンスのパスです。 3. 以下のコマンドを実行します。 db2 connect to dbname db2 bind @qpserver.lst blocking all grant public フィックスパック 3 レベル以上の Query Patroller のインストール Query Patroller は、DB2 UDB データベースに対する照会の流れを制御するの に使用される照会管理システムです。 DB2 UDB バージョン 8.1.2 より、DB2 Query Patroller はスタンドアロン製品になりました。これは DB2 Warehouse Manager のコンポーネントではありません。 DB2 UDB バージョン 8 フィックスパック 3 以上をインストール済みであっ て、基本バージョンまたは GA バージョンの DB2 Query Patroller(TM) をイン ストールする場合、DB2 UDB フィックスパック 3 以上を再適用する必要があり ます。再適用しないと、Query Patroller の変更内容は、現在の DB2 UDB フィ ックスパック・レベルには適用されません。 Query Patroller サーバーをインストールする場合、DB2 UDB フィックスパッ ク・レベルを再適用した後、DB2 UDB インスタンスも更新する必要があります。 インスタンスは、更新後に再始動しなければなりません。 Query Patroller サーバーのインストール Query Patroller サーバーをインストールするときには、以下の事項にご注意 ください。 * DB2 セットアップ・ウィザードの「インストール・タイプの選択」ウィンド ウで「コンピューターの使用法 (Computer usage based)」を選択し、さらに 「このコンピューターの使用法の選択 (Select how this computer will be used)」ウィンドウで「サーバー」を選択すると、クエリー・パトローラ ー・センターはインストールされません。クエリー・パトローラー・センタ ーをインストールする場合には、「インストール・タイプの選択」ウィンド ウで、「完全」または「カスタム」のいずれかのインストール・タイプを選 択します。 * 「DB2 Query Patroller ガイド」は「コンピューターの使用法 (Computer usage based)」インストール・タイプのインストール・パネルを使用して、 DB2 セットアップ・ウィザードを使用した Query Patroller サーバーのイ ンストール方法を示します。しかし、Query Patroller サーバーをインスト ールするのに、「コンピューターの使用法 (Computer usage based)」イン ストール・タイプを使用する必要はありません。「完全」または「カスタ ム」のいずれかのインストール・タイプを使用して、Query Patroller サー バーをインストールできます。 * Query Patroller クライアント・ツールがインストールされている DB2 ク ライアントは、Query Patroller サーバーがインストールされているパーテ ィションに接続していなければなりません。標準的なパーティション・デー タベース環境では、Query Patroller サーバーはすべてのパーティションに インストールされるので、どのパーティションでもコーディネーター・パー ティションになるよう選択でき、しかも引き続き Query Patroller クライ アント・ツールを使用できます。 Query Patroller での新規データベース・パーティション・グループの定義 パーティション環境での Query Patroller のインストール中に新しい表スペー スを定義する際、既存のデータベース・パーティション・グループを選択でき ます。あるいは、新しい表スペース用に新しいデータベース・パーティショ ン・グループをセットアップすることもできます。新しいデータベース・パー ティション・グループのセットアップを選択した場合は、インストール・パネ ル上のリスト・ボックスから、その新しいデータベース・パーティション・グ ループ用にデータベース・パーティションを 1 つだけ選択できます。新しいデ ータベース・パーティション・グループに追加のパーティションを加える場合 は、インストールの完了後に手動で追加しなければなりません。 Query Patroller クライアント・ツールのインストール DB2 クライアントでは、Query Patroller サーバーに照会をサブミットするた めに Query Patroller クライアント・ツールをインストールする必要はありま せん。 ベータ版の空間データベースの再作成 ベータ版の DB2 Geodetic Extender バージョン 8.2 に空間データベースを作 成した場合には正式な製品の Geodetic Extender バージョン 8.2 にも再作成 しなければなりません。 各国語バージョンの DB2 UDB 用の MDAC ファイルのインストール 各国語バージョンの DB2 UDB バージョン 8.2 をインストールする前に、各国 語バージョンの MicroSoft Data Access コンポーネント (MDAC) 2.7 をインス トールしないと、DB2 Universal Database は英語の MDAC ファイルをデフォル トでインストールします。このインストールによって、オペレーティング・シ ステムが英語版でない場合、「Windows ODBC Data Source Administrator」パ ネルは未翻訳のまま表示されることになります。この問題を解決するには、 「MDAC 2.7 RTM - Refresh」バンドルを、Microsoft の Web サイト http://msdn.microsoft.com/data/downloads/updates/default.aspx からイン ストールします。インストールしたい言語を選択して、必要な実行ファイルを ダウンロードして実行します。この手順で、翻訳版の ODBC データ ソース ア ドミニストレータ・ファイルがインストールされます。 DB2 Universal Database Workgroup Server Edition 用の DB2 ライセンス・ポ リシー インターネット・ライセンス・ポリシーは DB2 Universal Database Workgroup Server Edition では使用できません。インターネット・ユーザー用のライセン スが必要な場合は、DB2 Universal Database Workgroup Server Unlimited Edition を購入する必要があります。 さらに別のアジア言語のフォントのインストール (Linux) アジア言語文字用に追加された 2 バイト文字セット (DBCS) サポートを組み込 んだ Linux 用の追加フォント・パッケージが IBM から提供されています。そ のようなフォント・パッケージが必要になるのは、各国特有または地域別の文 字を表示するのに必要なフォントだけをインストールする一部のバージョンの Linux においてです。 db2setup コマンドを実行したときに、DB2 セットアップ・ウィザード・インタ ーフェースに文字の欠落を見つけた場合は、すべての必要なフォントがご利用 の Linux システムにインストールされていない可能性があります。インストー ル CD に埋め込まれているフォントを正しく参照するように db2setup コマン ドを使用可能にするには、以下のタスクを実行します。 1. 次のコマンドを入力します。 export JAVA_FONTS=//db2//java/jre/lib/fonts はインストール・イメージの場所、 は Linux で 始まるディレクトリー名を示します。 2. db2setup コマンドを再実行します。 インストール後、DB2 GUI ツールの使用中に文字の欠落に気付いた場合は、DB2 製品に付属している必要フォントをインストールしてください。そのようなフ ォントは、以下のいずれかの CD の fonts ディレクトリーにあります。 * IBM Developer Kit, Java Technology Edition (64-bit) for AIX 5L * DB2 組み込みアプリケーション・サーバーおよびアプリケーション (XML レ ジストリー、Web 管理ツール、および Java 分散デバッガー) : ご使用のオ ペレーティング・システム用 fonts ディレクトリーでは、Times New Roman WorldType および Monotype Sans Duospace WorldType の 2種類の書体を選択できます。各書体には、各国特有ま たは地域特有のフォントがあります。次の表に、fonts ディレクトリーに圧縮 フォーマットで収められている 8 種類のフォントをリストします。 表 8. 追加のアジア言語のフォントのファイル名 +-------------------------+---------------------+---------------------+ | フォント書体 | フォント・ファイル | 国または地域 | | | 名 | | +-------------------------+---------------------+---------------------+ | Times New Roman WT J | tnrwt_j.zip | 日本およびその他の | | | | 国または地域 | +-------------------------+---------------------+---------------------+ | Times New Roman WT K | tnrwt_k.zip | 韓国 | +-------------------------+---------------------+---------------------+ | Times New Roman WT SC | tnrwt_s.zip | 中国 (簡体字) | +-------------------------+---------------------+---------------------+ | Times New Roman WT TC | tnrwt_t.zip | 台湾 (繁体字) | +-------------------------+---------------------+---------------------+ | Monotype Sans Duospace | mtsansdj.zip | 日本およびその他の | | WT J | | 国または地域 | +-------------------------+---------------------+---------------------+ | Monotype Sans Duospace | mtsansdk.zip | 韓国 | | WT K | | | +-------------------------+---------------------+---------------------+ | Monotype Sans Duospace | mtsansds.zip | 中国 (簡体字) | | WT SC | | | +-------------------------+---------------------+---------------------+ | Monotype Sans Duospace | mtsansdt.zip | 台湾 (繁体字) | | WT TC | | | +-------------------------+---------------------+---------------------+ 注: これらのフォントは、システム・フォントを置き換えません。これらのフ ォントは、DB2 Universal Database と共に、または DB2 Universal Database を使用するために使用されます。これらのフォントの一般または   無制限の販売、または配布を行うことはできません。 手順 追加のアジア言語のフォントをインストールするには、以下のようにします。 1. フォント・パッケージを unzip します。 2. フォント・パッケージを /opt/IBMJava2-141/jre/lib/fonts ディレクトリ ーにコピーします。このディレクトリーがない場合は、作成してください。 3. 次のコマンドを入力します。 export JAVA_FONTS=/opt/IBMJava2-141/jre/lib/fonts 少なくとも、国または地域用のフォントを書体ごとに 1 つインストールする必 要があります。中国、韓国、または台湾にお住まいの場合は、各国特有または 地域特有のバージョンを使用してください。それ以外の方は、日本語バージョ ンのフォントを使用してください。システムにスペースがある場合には、8 種 類のフォントをすべてインストールしてください。 Java Development Kit を使用するようデベロップメント・センターを構成する (Linux) DB2 UDB がクライアントのオペレーティング・システムに Java Development Kit をインストールしない場合があります。デベロップメント・センターを使 用してこれらのクライアント上で Java ストアード・プロシージャーを開発す るには、デベロップメント・センターがインストール済みの Java Development Kit のロケーションを指すようにする必要があります。 Java Development Kit のロケーションを識別するには、以下のステップに従い ます。 1. デベロップメント・センターで、「プロジェクト」->「環境設定」メニュー 項目を選択します。 2. 「環境設定」ノートブックで、「プロセス」ノードを選択します。 3. 「プロセス」ページの「Java ホーム (Java Home)」セクションで、Java ス トアード・プロシージャーの構築と実行の際に使用する「JDK レベル」を選 択します。 4. 「ディレクトリー」フィールドで、既存のディレクトリー・パスか、選択し た JDK がインストールされているクライアントにアクセスできるディレク トリー・パスを指定します。 5. クライアント・コンピューターを使用して複数の DB2 サーバーに Java ス トアード・プロシージャーを開発する場合は、これらのサーバーで使用され ている JDK レベルに応じて追加の JDK レベルを選択し、それらのインスト ール・ロケーションを指定する必要があります。 DB2 サーバーでは、Java Development Kit をインストールしたときに、一部の Java ライブラリーがシステムの /usr/lib サブディレクトリーにリンクされて いない場合があります。これらのリンクは、Java ストアード・プロシージャー を構築して実行するのに必要です。 以下に Linux クライアントで Java Development Kit へのリンクを作成する方 法を例示します。 # Setup the links to the .so files cd /usr/lib ln -s /opt/IBMJava2-131/jre/bin/libhpi.so ln -s /opt/IBMJava2-131/jre/bin/libjava.so ln -s /opt/IBMJava2-131/jre/bin/libjitc.so ln -s /opt/IBMJava2-131/jre/bin/libxhpi.so ln -s /opt/IBMJava2-131/jre/bin/libzip.so ln -s /opt/IBMJava2-131/jre/bin/classic/libjvm.so United Linux 1.0 および SuSE Linux ディストリビューションでのグループ ID とユーザーID の作成 United Linux 1.0 および SuSE Linux ディストリビューションで DB2 UDB バ ージョン 8.2 インストール用のグループ ID を作成するには groupadd コマン ドを使用し、ユーザーID を作成するには useradd コマンドを使用してくださ い。バージョン 8.2 の「インストールおよび構成 補足」には誤って、グループ ID の作成には mkgroup コマンドを使用し、ユーザー ID の作成には mkuser コマンドを使用すると記述されています。 db2_install コマンドを使用してインストールした後にヘルプ・システム・デー モンは開始しない (UNIX) db2_install コマンドを使用して UNIX プラットフォームに DB2 インフォメー ション・センターをインストールする場合、インストール後にヘルプ・システ ム・デーモン (db2icd) は開始しません。ドキュメンテーションにアクセスす るには、ヘルプ・システム・デーモンを手動で開始するか、コンピューターを 再始動する必要があります。 「バージョン 8.2 リリース・ノート」の、『ドキュメンテーションの更新 | インストールおよび構成 補足』の、『DB2 インフォメーション・センター・デ ーモン』という表題のトピックを参照してください。 Ready for Tivoli の使用可能性 (UNIX) 「Ready for Tivoli(R)」ロゴの付いた IBM ソフトウェア製品を購入すると、 IBM ソフトウェア製品を、さまざまな Tivoli オファリングを通じて管理する ことができます。 Tivoli 製品により、複数の Ready for Tivoli アプリケー ションを自動的に発見、モニター、および在庫管理できます。 「Ready for Tivoli」の IBM ソフトウェア製品は、IBM Tivoli Configuration Manager などの製品を通じて管理できます。IBM Tivoli Monitoring for Databases は、DB2、Oracle、Informix(R) などのすべての主要なデータベース をサポートしています。 追加情報については、ご使用のブラウザーで http://www.tivoli.com/products/tivoli_ready/ の IBM Web サイトを参照し てください。 Ready for Tivoli Instrumentation および DB2 UDB バージョン 8 インスツルメンテーションをインストールおよび構成するには、以下の事項を 実行するよう Tivoli 管理者に依頼してください。 1. この DB2 製品用の Ready for Tivoli シグニチャー・ファイルは xxx.sys という名前です。フィックスパック 4 では、これらのシグニチャー・ファ イルは、バージョン・リリースごとではなくフィックスパックごとに更新さ れます。シグニチャー・ファイルが以下のディレクトリーにインストールさ れていることを確認してください。 %install DB2DIR%/tivready 2. Tivoli GEM 2.2 Ready for Tivoli Enablement を、モニターの対象となる すべてのコンピューター上にインストールして構成します。 Ready for Tivoli Enablement と、その詳細なインストールおよび使用法の手順をダウ ンロードするには、ブラウザーで http://www.tivoli.com/support/tme10gem/tivoli-ready にアクセスしま す。 3. 高度なデータベース管理は IBM Tivoli Monitoring for Databases により 可能になります。ITM for Databases 製品では、新たに高度な Distributed Monitoring 製品 (IBM Tivoli Monitoring または ITM と呼ばれる) を使用 しており、この新規モニター・エンジンを使用することでモニター能力が大 幅に拡張されています。 ITM for Databases は、Proactive Analysis Component (PAC) を通じて DB2 UDB をサポートします。この PAC は DB2 UDB と緊密に統合され、インストールしてすぐに利用可能なモニターのセッ トが用意されているため、迅速なデプロイメントと活動化が可能になりま す。カスタム・モニター、しきい値、およびタスクは、DBA が定義すること もできます。 詳細については、http://www.tivoli.com/products/index/monitor-db/ を 参照してください。 他の Tivoli 製品の情報については、http://www.tivoli.com/products/index/ を参照してください。 インストール・イメージ縮小ツール (Windows) db2iprune コマンド行ユーティリティーは、DB2 UDB Windows 製品のインスト ール・イメージのサイズを小さくすることができます。このツールは、DB2 UDB の大規模なデプロイメントの場合に特に便利です。このツールは、DB2 UDB を アプリケーション内に組み込む場合にも便利です。 db2iprune ツールは入力ファイルと実行可能ファイルで構成されます。入力フ ァイル (.prn) には、除去可能なコンポーネントの完全なリストが含まれてお り、インストール・イメージから除去したいフィーチャーや言語を指示するの に使用されます。指示した後に、db2iprune 実行可能ファイル (db2iprune.exe) が、これらのフィーチャーや言語に関連したキャビネット・ファイルを除去し ます。結果として新しい小さな DB2 UDB イメージが作成され、これを正規のイ ンストール方式を使用してインストールできます。フィックスパックも正規の 方式を使用して適用できます。フィックスパックをインストールすると、 db2iprune を使用してインストールされたコンポーネントだけが検出されて更 新されます。 db2iprune ツールは、DB2 UDB 製品のインストール CD の、 \db2\windows\utilities\db2iprune ディレクトリー中にあります。このディレ クトリーには README ファイルも含まれています。db2iprune の使用法に関す る詳細な指示については、db2iprune の README を参照してください。 DB2 Universal Database バージョン 8 HTML ドキュメンテーション・インスト ールの制約事項 (Windows) Windows では、DB2 Universal Database バージョン 7 (またはそれ以前のバー ジョン) がインストール済みのワークステーションまたはサーバーには、DB2 Universal Database バージョン 8 の HTML ドキュメンテーションをインスト ールしないでください。インストーラーが以前のバージョンを検出し、以前の 製品を除去します。 以前のインストール内容は最新レベルに更新される (Windows) バージョン 8 の旧レベルの DB2 製品をインストールしてある場合は、インス トール・イメージがその製品を検出し、最新のレベルに更新します。 DB2 .NET Data Provider のシステム要件 (Windows) DB2 UDB インストール・プログラムを使用して DB2 .NET Data Provider をイ ンストールする前に、.NET Framework がお使いのコンピューターにインストー ル済みであるか確認してください。 .NET Framework が未インストールの場 合、DB2 UDB インストール・プログラムは DB2 .NET Data Provider を登録し ません。 DB2 UDB がフレームワークで .NET Framework が未インストールの場合、DB2 .NET Data Provider は登録されません。後日 .NET Framework をインストール した際、db2nmpreg プログラムを実行してプロバイダーを登録できます。この プログラムは sqllib\bin ディレクトリーにあります。パラメーターはありま せん。 DB2 .NET Data Provider を登録するには、コマンド・ウィンドウで db2nmpreg と入力してください。 DB2 バージョン 8 クライアントおよび DB2 Connect PE を非管理者としてイン ストールする (Windows) DB2 Administration Client、DB2 Application Development Client、または DB2 Connect Personal Edition をインストールする際に、次の条件に該当する 場合、Window の TCP/IP サービス・ファイルを更新する必要があります。 * データウェアハウジング・フィーチャーがインストール・セットアップで選 択されている * インストールを実行するユーザー ID が、ターゲット・コンピューターの管 理者グループのメンバーでない * 以下のオペレーティング・システムのいずれかに製品をインストールする: Windows NT(R)、Windows 2000、Windows XP、Windows Server 2003 この条件のすべてに該当する場合には、Windows TCP/IP サービス・ファイルに 次の項目を追加する必要があります。 表 9. Windows TCP/IP サービス・ファイルに必要な項目 +----------------------------------+----------------------------------+ | ポート名 | ポート番号 | +----------------------------------+----------------------------------+ | vwkernel | 11000/tcp | +----------------------------------+----------------------------------+ | vwd | 11001/tcp | +----------------------------------+----------------------------------+ | vwlogger | 11002/tcp | +----------------------------------+----------------------------------+ これらの項目がないと、データウェアハウス・センターは正しく機能しません。 移行に関する注意事項 DB2 UDB の移行 (Windows) 以下のステップは、Windows での DB2 UDB の移行の前提条件を正しい順序で示 しています。 前提条件 移行前: 1. 移行の推奨事項、制約事項、およびスペースの推奨量を検討します。 2. DB2 の移行の前に構成設定を記録しておきます。 3. 診断エラーのレベルを変更します。 4. データベースが DB2 の移行の準備ができていることを確認します。 5. データベースをバックアップします。 6. レプリケーションを使用する場合は、すべての DB2 ログ・ファイルをアー カイブしなければなりません。 7. SYSADM 権限が必要です。 8. DB2 移行用の DB2 サーバーをオフラインにします。 DataJoiner またはレプリケーション使用時の DB2 Universal Database の移行 DB2 Universal Database レプリケーション用のキャプチャーまたはアプライ・ プログラムを実行している DataJoiner(R) または DB2 Universal Database for Linux, UNIX and Windows のインスタンスを移行する場合は、DB2 Universal Database または DataJoiner インスタンスを移行する前に、レプリケーション 環境の移行の準備を行う必要があります。必要な準備を行うための詳細な方法 は、DB2 DataPropagator(TM) バージョン 8 の移行に関するドキュメンテーシ ョンに記載されています。DB2 DataPropagator バージョン 8 の移行に関する ドキュメンテーションは、http://www.ibm.com/software/data/dpropr/ に掲載 されています。 DB2 バージョン 8 の Windows 32 ビットのデータベースから Windows 64 ビッ トへの移行 このトピックでは、32 ビット・コンピューター上の 32 ビット DB2 バージョン 8 データベースを 64 ビットの Windows オペレーティング・システム上の 64 ビットのデータベースに移行するステップを示します。 前提条件 * ご使用の 64 ビット・コンピューターに、DB2 バージョン 8 の 64 ビッ ト・バージョンがインストールされている必要があります。 * ご使用の 32 ビット Windows システムで DB2 バージョン 8 が実行されて いることを確認してください。 手順 Windows 64 ビット DB2 バージョン 8 に移行するには、次のようにします。 1. ご使用の 32 ビット Windows システムで DB2 バージョン 8 データベース のバックアップを作成します。 2. DB2 バージョン 8 バックアップ (上記の手順 1 で作成したもの) を 64 ビ ット Windows システムにリストアします。 注: 32 ビット・システムから 64 ビット・システムへの DB2 UDB の移行に加 えて、次のような移行を行うこともできます。 * Windows の複数のバージョン間での移行 * DB2 UDB の複数のバージョン間での移行 * すべての一斉移行 * 32 ビットへの逆行移行  詳細な情報が IBM レッドブック「Scaling DB2 UDB on Windows Server 2003」に記載されています。このレッドブックには、次の URL からアク セスできます。 http://publib-b.boulder.ibm.com/Redbooks.nsf/RedbookAbstracts/sg247019.html 旧バージョンからの XML Extender の移行 旧バージョンの DB2 XML エクステンダーを使用している場合に、更新後の XML Extender リリースを備えた既存の XML 対応のデータベースを使用するには、 XML Extender に対応する各データベースをあらかじめ移行しておく必要があり ます。新規のどのフィックスパックにも、これまでのフィックスパックの更新 内容が入っています。 移行プログラムを実行する前に、データベースのバックアップを作成してくだ さい。 XML 対応のデータベースと XML 対応の列を移行するには、次のようなステップ を行います。 1. DB2 コマンド行から、次のように入力します。 db2 connect to database_name db2 bind dxxinstall/bnd/@dxxMigv.lst db2 bind dxxinstall/bnd/@dxxbind.lst dxxinstall は、DB2 Universal Database のインストール先のディレクト リー・パスです。 2. DB2 コマンド行から、次のように入力します。 dxxMigv database_name データベースの移行 (HP-UX on IA64) DB2 UDB for HP-UX on IA64 のデータベース移行は、どのバージョン 8.x リリ ースでもサポートされません。 DB2 UDB for HP-UX on IA64 では、バージョン 7 DB2 バックアップ・イメージ からバージョン 8 インスタンスへの復元はサポートされていません。 アンインストールに関する情報 DB2 UDB のサイレント・アンインストール (Windows) msiexec コマンドを使用して DB2 製品をサイレント除去するには、以下のよう にします。 msiexec /x /qn は除去したい製品のコードを表します。 次に示すのは、DB2 製品コードのリストです。 DB2 Universal Database Enterprise Server Edition (ESE) {D8F53726-C7AD-11D4-9155-00203586D551} DB2 Universal Database Workgroup Server Edition (WSE) {7A28F948-4945-4BD1-ACC2-ADC081C24830} DB2 Universal Database Express Edition (EXP) {58169F10-CA30-4F40-8C6D-C6DA8CE47E16} DB2 Universal Database Personal Edition (PE) {C0AA883A-72AE-495F-9601-49F2EB154E93} DB2 Warehouse Manager (WM) {84AF5B86-19F9-4396-8D99-11CD91E81724} DB2 Data Links Manager (DLM) {1D16CA65-F7D9-47E5-BB26-C623A44832A3} Relational Connect (RCON) {273F8AB8-C84B-4EE6-85E7-D7C5270A6D08} DB2 Connect Enterprise Edition (CEE) {9C8DFB63-66DE-4299-AC6B-37D799A728A2} DB2 Connect Personal Edition (CPE) {F1912044-6E08-431E-9B6D-90ED10C0B739} DB2 Administration Client (ADMCL) {ABD23811-AA8F-416B-9EF6-E54D62F21A49} DB2 Application Development Client (ADCL) {68A40485-7F7F-4A91-9AB6-D67836E15CF2} DB2 Run-Time Client (RTCL) {63F6DCD6-0D5C-4A07-B27C-3AE3E809D6E0} DB2 Run-Time Client Lite (RTLITE) {07C9CEE7-4529-4E60-95D3-6B6EF6AC0E81} DB2 Eclipse Documentation (DOCE) {FE2D4758-041C-4E4E-95B3-529E4E1EAF3E} DB2 Query Patroller (QP) {7A8BE511-8DF3-4F22-B61A-AF0B8755E354} Life Sciences Data Connect (LSDC) {DD30AEB3-4323-40D7-AB39-735A0523DEF3} DB2 Cube Views (CUBE) {C8FEDF8F-84E8-442F-A084-0A0F6A772B52} DB2 Spatial Extender (SE) {F6846BF9-F4B5-4BB2-946D-3926795D5749} 例 DB2 UDB Enterprise Edition を除去したい場合には、以下のコマンドを入力し てください。 msiexec /x /qn 以下の DB2 製品コードは、DB2 UDB バージョン 8.2 ではサポートされなくな りました。 * WMC {5FEA5040-22E2-4760-A88C-73DE82BE4B6E} * DOC {73D99978-A255-4150-B4FD-194ECF4B3D7C} サイレント・アンインストールを使用して DB2 インフォメーション・センター を除去する場合の製品コード (Windows) Windows でサイレント・アンインストールを使用して DB2 インフォメーショ ン・センターを除去する際には、以下の製品コードを使用してください。 {FE2D4758-041C-4E4E-95B3-529E4E1EAF3E} 制限事項 IMPORT REPLACE は Not Logged Initially 文節を受け付けない IMPORT コマンドの REPLACE オプションは、CREATE TABLE ステートメントの NOT LOGGED INITIALLY (NLI) 文節や ALTER TABLE ステートメントの ACTIVATE NOT LOGGED INITIALLY 文節を受け付けません。 REPLACE アクションを伴うインポートを、NLI 文節を起動する CREATE TABLE または ALTER TABLE ステートメントと同じトランザクションで実行すると、イ ンポートは NLI 文節を受け付けません。挿入はすべてログ記録されます。 予備手段 1 DELETE ステートメントを使用して表の内容を削除してから、INSERT ステートメントを指定してインポートを呼び出します。 予備手段 2 表をドロップして再作成してから、INSERT ステートメントを指定し てインポートを呼び出します。 この制限事項は、DB2 UDB バージョン 7 および DB2 UDB バージョン 8 に適用 されます。 ODBC によるファイル・ウェアハウス・プログラムへのデータ・エクスポート ODBC によるファイル・ウェアハウス・プログラムへのデータ・エクスポート は、以下の Sybase データ・タイプをサポートしていません。 * BIT * BINARY * VARBINARY デベロップメント・センターでの構造化タイプ デベロップメント・センターは、構造化タイプの作成をサポートしなくなりま した。 64 ビット・オペレーティング・システムでのデベロップメント・センターの制 約事項 64 ビット・サーバーに対する Java ストアード・プロシージャーのデバッグ は、デベロップメント・センターではサポートされていません。 SQL ストアー ド・プロシージャーのデバッグは、64 ビットの Windows オペレーティング・ システムでサポートされています。 64 ビット・サーバーでは、OLE DB または XML ユーザー定義関数の開発はサポートされません。 デベロップメント・センター (Linux) いずれかの Linux ディストリビューション (32 ビット、64 ビット、Intel、 zSeries(R)、または iSeries(TM)) で実行される Java ストアード・プロシー ジャーをデバッグするのにデベロップメント・センターを使用することはでき ません。 二重引用符を使ったストアード・プロシージャーのデバッグ デベロップメント・センターでは、ストアード・プロシージャー名、スキー マ、または特定の名前の中で二重引用符 (") を使ったストアード・プロシー ジャーのデバッグをサポートしていません。 デベロップメント・センターで Java ルーチンをコンパイルするのに必要なパス の設定 デベロップメント・センターは、デベロッパー・キットのバージョンのインス トール先のロケーションを知らないかぎり、Java ルーチンをコンパイルできま せん。デベロッパー・キット・バージョンのデフォルト・ディレクトリーは、 デベロップメント・センターが最初に開始されたときに、 $HOME/.ibm/db2/dc/DB2DC.settings ファイルに書き込まれます。そのディレク トリーを $USER.settings ファイルにコピーして、Unicode エディターで変更 するか、あるいはデフォルト・ロケーションにあるデベロッパー・キットのデ ィレクトリーへのシンボリック・リンクを作成することができます。 Java ストアード・プロシージャーを同時に実行してデバッグする場合のデベロ ップメント・センターの制限事項 デベロップメント・センターは、Java ストアード・プロシージャーの実行とデ バッグの同時処理をサポートしません。デベロップメント・センターでは、複 数の Java ストアード・プロシージャーを一度に実行したり、1 つの Java ス トアード・プロシージャーをデバッグしたりすることはできますが、Java スト アード・プロシージャーを実行しながら別の Java ストアード・プロシージャ ーをデバッグすることはできません。デフォルトでは、SQL ストアード・プロ シージャーのデバッグに対して義務付けられているとおり、KEEPFENCED データ ベース・マネージャー構成キーワードは KEEPFENCED=YES と設定されています。 キーワード KEEPFENCED のデフォルト値が YES であると、ルーチン・プロセス はアクティブのままになるので、JVM ポートの競合が発生します。デフォルトの KEEPFENCED=YES データベース・マネージャー構成設定が使われる以下のいずれ の状況下でも、Java ストアード・プロシージャーは、JVM 例外の原因になっ て、失敗することになります。 * デベロップメント・センター内で Java ストアード・プロシージャーを作成 してからデバッグした場合 * 一方のユーザーが Java ストアード・プロシージャーを実行しているとき に、もう一方のユーザーが、先の Java ストアード・プロシージャーがまだ 実行中のときに Java ストアード・プロシージャーをデバッグした場合 * 一方のユーザーが Java ストアード・プロシージャーをデバッグしていると きに、もう一方のユーザーが、先の Java ストアード・プロシージャーがま だデバッグ中のときに Java ストアード・プロシージャーを実行した場合 この制限事項に対処するには、以下のコマンドを実行して、KEEPFENCED データ ベース・マネージャー構成キーワードを必ず KEEPFENCED=NO に設定するように します。 db2 update dbm cfg using KEEPFENCED NO db2stop db2start KEEPFENCED を NO に設定すると、Java ストアード・プロシージャーの呼び出 しが終了すると db2fmp プロセスがシャットダウンしてから、DB2 UDB が新規の db2fmp プロセスを開始して次のルーチン呼び出しを処理します。これによっ て、Java ストアード・プロシージャーのデバッグを開始したときに、デバッ グ・モードの JVM が存在することは確実になくなります。 KEEPFENCED=YES の設定が必要なのは、デバッグ用の SQL ストアード・プロシ ージャーを作成するためと、SQL ストアード・プロシージャーをデバッグする ためです。 KEEPFENCED=NO でも、SQL ストアード・プロシージャーを作成して 実行することはできますが、デバッグすることはできません。 PHP アプリケーションでのカーソル PHP インタープリターがアプリケーションのためにカーソルを作成する場合、 デフォルトではスクロール可能キー・セット主導カーソルとして作成されま す。場合によっては、この処理のために予期しない結果が戻されることがあり ます。この状態にならないようにするには、データの更新に使用するすべての SELECT ステートメントに "FOR READ ONLY" 文節を明示的に指定してくださ い。代替手段としては、CLI 構成パラメーター "Patch2=6"、"Patch2=42"、ま たは "DisableKeysetCursor=1" を設定するというものがあります。しかし、結 果はこれらのパラメーターごとに異なります。これらの構成キーワードに関す る詳細については、コール・レベル・インターフェース ガイドおよびリファレ ンス」を参照してください。 サポートされていない 4 つの SQL 管理ルーチン 以下の SQL 管理ルーチンは、このリリースではサポートされていません。 * APP プロシージャー * INSTALLAPP プロシージャー * SERVER プロシージャー * UNINSTALLAPP プロシージャー CLI パッケージに関する BIND オプションの制限 CLI パッケージをリスト・ファイル db2cli.lst、ddcsmvs.lst、ddcs400.lst、 ddcsvm.lst、または ddcsvse.lst のいずれかとバインドする場合、一部の BIND オプションは有効になりません。CLI パッケージは CLI、ODBC、JDBC、OLE DB、.NET、および ADO アプリケーションで使用されるので、CLI パッケージに 対して加えられる変更内容はこれらのタイプのアプリケーションすべてに影響 します。したがってデフォルトで CLI パッケージのバインド時にサポートされ るのは、BIND オプションのサブセットだけです。サポートされているオプショ ンは、ACTION、COLLECTION、CLIPKG、OWNER、および REPLVER です。その他の CLI パッケージに影響を与える BIND オプションはすべて無視されます。 デフォルトでサポートされていない BIND オプションを指定して CLI パッケー ジを作成するには、デフォルトのコレクション ID である NULLID 以外のコレ クション ID を使用して BIND オプション COLLECTION を指定してください。 こうすると、指定した BIND オプションがすべて受け入れられるようになりま す。例えば、デフォルトでサポートされていない BIND オプション KEEPDYNAMIC YES を指定して CLI パッケージを作成するには、以下のコマンドを発行してく ださい。 db2 bind @db2cli.lst collection newcolid keepdynamic yes CLI/ODBC アプリケーションが、新しいコレクションの中に作成された CLI パ ッケージにアクセスするには、db2cli.ini 初期設定ファイル中の CurrentPackageSet CLI/ODBC キーワードを新しいコレクション ID に設定して ください。 特定のコレクション ID の下の既存の CLI パッケージを上書きするには、以下 のいずれかのアクションを実行してください。 * 既存の CLI パッケージをドロップしてから、このコレクション ID のバイ ンド・コマンドを発行します。 * バインド・コマンドを発行する際に BIND オプション ACTION REPLACE を指 定します。 列名を指定する場合の CLI LOAD の制約事項 CLI LOAD ユーティリティーに提供される INSERT ステートメントに VALUES 文 節が組み込まれている場合には、ターゲットの列を指定できません。例えば、 以下のステートメントは CLI LOAD でサポートされています。 INSERT into tableA VALUES (?, ?, ?) しかし、ターゲットの列を指定する以下のステートメントは、CLI LOAD ユーテ ィリティーと併用することがサポートされていません。 INSERT into tableA (col1, col2, col3) VALUES (?, ?, ?) 接続中のログイン成功レポート時の障害 (AIX) AIX で OS 認証を使用すると、DB2 UDB は、接続の試行中に成功した認証に基 づいてログイン成功のレポートを試みます。バージョン 8 フィックスパック 5 より前のバージョンでは、DB2 UDB がログイン成功をレポートできなかった場 合、ユーザーが認証済みであっても接続に失敗します。バージョン 8 フィック スパック 5 以降では、接続が引き続き認められて、障害は db2diag.log に記 録されます。 バージョン 8 における SNA サポートの制限 以下のサポートは、DB2 Universal Database バージョン 8 Enterprise Server Edition (ESE) for Windows および UNIX ベース・オペレーティング・システ ムからと、DB2 Connect Enterprise Edition (CEE) Version 8 for Windows お よび UNIX オペレーティング・システムからは削除されました。 * SNA を使用したマルチサイト更新 (2 フェーズ・コミット) 機能は使用でき ません。マルチサイト更新 (2 フェーズ・コミット) が必要なアプリケーシ ョンは、TCP/IP 接続を使用する必要があります。ホストまたは iSeries デ ータベース・サーバーへの TCP/IP 接続を使用したマルチサイト更新 (2 フ ェーズ・コミット) は、一部のリリースでは使用できます。マルチサイト更 新 (2 フェーズ・コミット) が必要なホストまたは iSeries アプリケーシ ョンでは、DB2 Universal Database ESE バージョン 8 内の TCP/IP マルチ サイト更新 (2 フェーズ・コミット) の新機能を使用できます。 * DB2 Universal Database ESE または DB2 CEE サーバーは、SNA を使用した クライアント接続をサポートしなくなりました。バージョン 8 フィックス パック 1 時点の DB2 Universal Database では、32 ビット・バージョンの AIX、Solaris オペレーティング環境、HP-UX、および Windows のアプリケ ーションは、SNA を使用してホストまたは iSeries のデータベース・サー バーにアクセスすることができます。アプリケーションはこのサポートを利 用すれば、SNA を使用してホストまたは iSeries データベースにアクセス できますが、その際 1 フェーズ・コミットのみを使用することになります。 * DB2 Universal Database for z/OS でのシスプレックスのサポートは、TCP/ IP を使用する場合のみ利用可能です。シスプレックスは、SNA を使用した 接続ではサポートされません。 * ホスト・データベース・サーバーへの SNA 接続を使用した場合のパスワー ド変更サポートは利用できなくなりました。 * SNA はすべて、次のバージョンの DB2 Universal Database および DB2 Connect ではサポートされなくなります。 Linux でのツール・カタログ・データベース作成の非サポート (Linux AMD64) Linux (AMD64) での 64 ビットの DB2 UDB インスタンスのもとのツール・カタ ログ・データベースの作成はサポートされません。以下の方法のいずれかを使 って、64 ビット・インスタンスのもとでツール・カタログを作成しないでくだ さい。 * DB2 UDB をインストールする。 * db2isetup コマンドを使って 64 ビット・インスタンスを更新する。 * インストールの完了後に CREATE TOOLS CATALOG CLP コマンドを発行する。 バージョン 8.1.4 と同様、Linux (AMD64) 上で 32 ビット・インスタンスにあ るツール・カタログ・データベースの作成はサポートされます。 ツール・カタログ・データベース作成の非サポート (AIX、Solaris オペレーテ ィング環境、および HP-UX) ハイブリッド 64 ビット・プラットフォーム上の 64 ビットのインスタンスに 対して、DB2 UDB のインストール中のツール・カタログ作成はサポートされま せん。ハイブリッド・プラットフォームには、以下のものがあります。 * AIX * Solaris オペレーティング環境 * HP-UX * 32 ビット・インスタンスと 64 ビット・インスタンスの両方をサポートす るその他のプラットフォーム 64 ビット・インスタンスに対してツール・カタログを作成したい場合、DB2 UDB のインストール後に、コマンド行プロセッサーで CREATE TOOLS CATALOG CLP コマンドを使用するか、またはコントロール・センターを使用して作成するこ とができます。また、この操作には、64 ビットの IBM Developer Kit for Java をインストールする必要があります。詳細については「DB2 管理ガイド」の 『DB2 管理サーバー』セクションを参照してください。 インターバルを置いて実行するウェアハウス・プロセスのスケジューリング インターバルを置いてウェアハウス・プロセスを実行するようスケジュールす る場合は、プロセスのすべての実動ステップの実行に要する最長時間を判別し て、それに応じたインターバルをスケジュールする必要があります。スケジュ ールされた時間間隔をプロセスが超過した場合は、後続のスケジュール済みの プロセスはすべて実行されず、またスケジュール変更されることもありませ ん。 列のロードおよびインポート・ページでの IXF ファイル内の DBCS 文字の非サ ポート ロード・ウィザードまたはインポート・ノートブックを使用して、DBCS 文字の 入った IXF 入力ファイルからのロードまたはインポートを設定すると、列ペー ジは、ファイル内の列名を正しく表示しません。 2 パーツ・ユーザー ID はサポートされていない (Windows ME) domainname\username などの、CONNECT ステートメントや ATTACH コマンドの 2 パーツ・ユーザー ID は、Windows ME ではサポートされていません。 GUI ツールの最小の表示設定 コントロール・センターなどの GUI ツールが正常に動作するには、最低 800 x 600 の画面解像度、および最低 32 色の表示パレットを使用する必要がありま す。 インフォメーション・カタログ表はパーティション化しない インフォメーション・カタログ・マネージャーが使用する表は、1 つのデータ ベース・パーティション内に収まっていなければなりません。 1 つのパーティ ション内に表を入れるのに利用できる方法は多数あります。以下の手順は、そ のような目的のためのアプローチの 1 つです。 1. DB2 コマンド行プロセッサーを開いて、以下のコマンドを発行します。 a. CREATE DATABASE PARTITION GROUP partition_group_name ON DBPARTITIONNUM partition_number b. CREATE REGULAR TABLESPACE tablespace_name IN DATABASE PARTITION GROUP partition_group_name MANAGED BY SYSTEM USING ('cname')   partition_group_name は、どちらのコマンドでも同じです。 2. 「スタート」->「プログラム」->「IBM DB2」->「ツールのセットアップ (Set-up tools)」-> 「インフォメーション・カタログ管理ウィザード (Manage Information Catalog wizard)」をクリックします。 3. 「オプション (Options)」ページで、表スペース名を「表スペース (Table space)」に指定します。 ウィンドウのタイトル・バー内で GB18030 文字の表示が不適切 ウィンドウのタイトル・バーに GB18030 中国語文字エンコード規格の文字があ る場合、疑問符か正方形として表示されることがあります。 DYN_QUERY_MGMT の無効時の Query Patroller の制約事項 データベース構成パラメーター DYN_QUERY_MGMT が無効な場合、Query Patroller は以下のアクションを実行できません。 * 保留状態の照会を保留解除する * フォアグラウンド内の実行中またはキューに入れられた照会を、バックグラ ウンド内で実行する 照会の保留状態を解除する場合、あるいはフォアグラウンド照会をバックグラ ウンド照会に変更する場合、DYN_QUERY_MGMT が DISABLE に設定されている と、エラー・メッセージが表示され、照会の状態は変更されません。保留状態 の照会が実行予定になっており、その実行時に DYN_QUERY_MGMT が無効になっ ていた場合は、エラー・メッセージが qpdiag.log ファイルに書き込まれ、照 会は保留状態のままになります。 今後の Query Patroller 結果表での DB2QPRT スキーマの使用 フィックスパック 5 より、新規結果表はすべて、サブミッターのスキーマでは なくスキーマ DB2QPRT で作成されます。 フィックスパック 5 のインストール前に作成されたプロファイルを持ち、以下 のいずれかを所有する演算子に対しては、DB2QPRT スキーマに対する DROPIN 特権が付与されます。 * 編集権限のある MONITORING 特権 * 編集権限のある HISTORICAL ANALYSIS 特権 DB2QPRT スキーマに対する DROPIN 特権は、Query Patroller がこのスキーマ に最初に結果表を作成する際に付与されます。 フィックスパック 5 のインストール後に、編集権限のある MONITORING 特権ま たは HISTORICAL ANALYSIS 特権を付与された演算子には、プロファイルの作成 または更新時に DB2QPRT スキーマに対する DROPIN 特権も付与されます。 ヘルス・インディケーターの制約事項 db2.db2_op_status ヘルス・インディケーターが停止状態に入ると、ヘルス・ モニターはこのインディケーターに対するアクションを実行できません。この 状態の原因になりうるのは、たとえば、明示的な停止要求または異常終了に起 因して、インディケーターがモニターしているインスタンスが非アクティブに なった場合です。異常終了の後は常にインスタンスが自動的に再始動するよう にしたければ、インスタンスが高可用に保たれるように障害モニターを構成す る必要があります。 確認済みの問題とその対処法 DRDA ラッパーからの SQL1224 エラー (AIX) 32 ビット DB2 UDB サーバーが AIX システム上で実行されている場合に、その 同じシステム上で実行されているアプリケーションに DRDA(R) ラッパーを介す るローカル・データベース接続が複数あると、そのアプリケーションは以下の エラーを受け取ることがあります。 SQL1822N 予期しないエラー・コード "-1224" を データ・ソース "W3_SERVER2" から受け取りました。 関連したテキストとトークンは func="DriverConnect" msg="SQL1224N A database agent" SQLSTATE=560BD です。 このエラーが起きないようにするには、フェデレーテッド構成ファイル (instance_directory/cfg/db2dj.ini) に以下の項目を書き込んでください。 EXTSHM=ON 注: フェデレーテッド構成ファイルに項目を追加する場合、変更内容を有効に するには、DB2 UDB を停止してから再始動しなければなりません。 代わりに、ローカル DB2 UDB データベースを TCP/IP ノード上にあるものとし てカタログすることもできます。以下に例を示します。 CATALOG TCPIP NODE my_node REMOTE my_host SERVER 123; CATALOG DB mydb AT NODE my_node; CREATE WRAPPER drda; CREATE SERVER my_server TYPE DB2/UDB VERSION 8 WRAPPER drda AUTHORIZATION "my_id" PASSWORD "my_pw" OPTIONS(ADD DBNAME 'MYDB'); Microsoft Visual Studio .NET Framework 1.1 でホット・キーが作動しない Microsoft Visual Studio .NET Framework 1.1 でホット・キーが作動しない場 合は、Microsoft 社の Web サイトからホット・フィックスをダウンロードでき ます。ホット・フィックスは Microsoft サポート技術情報の文書 Q836745 中 にあります。 中国語 (簡体字) ロケール (AIX) AIX では、中国語 (簡体字) ロケール Zh_CN にバインドされたコード・セット が変更されています。 * AIX バージョン 5.1.0000.0011 以上 * AIX バージョン 5.1.0 (保守レベル 2 以上を適用) コード・セットは、GBK (コード・ページ 1386) から GB18030 (コード・ページ 5488 または 1392) に変更されました。 DB2 Universal Database for AIX は もともと GBK をサポートしており、Unicode を介して GB18030 コード・セッ トをサポートするので DB2 Universal Database での Zh_CN ロケールのデフォ ルトのコード・セットは ISO 8859-1 (コード・ページ 819) になりますが、操 作によっては、このロケールのデフォルトの地域はアメリカ合衆国 (US) にも なります。 この制約事項に対する対処法として、以下の 2 通りのオプションがあります。 * ロケールのコード・セットを GB18030 から GBK にオーバーライドし、地域 を US から China (これの地域 ID は CN、地域コードは 86) にオーバーラ イドすることができます。 * 別の中国語 (簡体字) ロケールを使用することができます。 最初のオプションを使用することにした場合、以下のコマンドを発行します。 db2set DB2CODEPAGE=1386 db2set DB2TERRITORY=86 db2 terminate db2stop db2start 2 番目のオプションを使用することにした場合、ロケールを Zh_CN から ZH_CN または zh_CN に変更します。 ZH_CN ロケールのコード・セットは Unicode (UTF-8) であるのに対して、zh_CN ロケールのコード・セットは eucCN (コー ド・ページ 1383) です。 中国語 (簡体字) ロケール (Red Hat Linux) Red Hat Enterprise Linux [RHEL] バージョン 2.1 および 3 を含む、Red Hat バージョン 8以降では、中国語 (簡体字) 用のデフォルトのコード・セット が、GBK (コード・ページ 1386) から GB18030 (コード・ページ 5488 または 1392) に変更されました。 DB2 Universal Database for Linux はもともと GBK をサポートしており、 Unicode を介して GB18030 コード・セットをサポートするので DB2 Universal Database でのデフォルトのコード・セットは ISO 8859-1 (コード・ページ 819) になりますが、操作によっては、このデフォルトの地域はアメリカ合衆国 (US) にもなります。 この制約事項に対する対処法として、以下の 2 通りのオプションがあります。 * Red Hat のロケールのコード・セットを GB18030 から GBK にオーバーライ ドし、地域を US から China (これの地域 ID は CN、地域コードは 86) に オーバーライドすることができます。 * 別の中国語 (簡体字) ロケールを使用することができます。 最初のオプションを使用することにした場合、以下のコマンドを発行します。 db2set DB2CODEPAGE=1386 db2set DB2TERRITORY=86 db2 terminate db2stop db2start 最初のオプションを使用することにした場合、以下のコマンドのいずれかを発 行します。 export LANG=zh_CN.gbk export LANG=zh_CN export LANG=zh_CN.utf8 zh_CN に関連したコード・セットは eucCN またはコード・ページ 1383、 zh_CN.utf8 はコード・ページ 1208 です。 Merant Driver Manager の非互換性 (UNIX) Merant Driver Manager が、UNIX で DB2 の ODBC ドライバーにアクセスする 場合、Unicode サポートとの非互換が発生します。これらの非互換性が原因 で、アプリケーションが Unicode の使用を要求しなかった場合でも、Merant Driver Manager で Unicode が使用されるようになります。この状態に起因し て、データウェアハウス・センター、インフォメーション・カタログ・マネー ジャー、および MQSI のような、 IBM 以外のデータ・ソースのサポートのため に Merant Driver Manager を必要とするコンポーネントで問題が起きることが あります。永久的なソリューションが入手可能になるまで、Unicode サポート を使用せずに、代替の DB2 ODBC ドライバー・ライブラリーを使用することが できます。 Unicode サポートを使用しない代替の DB2 ODBC ドライバー・ライブラリー は、DB2 UDB Version 8.1 for AIX、DB2 UDB Version 8.1 for HP-UX、および DB2 UDB Version 8.1 for Solaris Operating Environment に組み込まれてい ます。この代替ライブラリーを使用するには、そのコピーを作成し、コピーに 元の DB2 ODBC ドライバー・ライブラリー名を付ける必要があります。 注: 代替の (_36) ライブラリーには、DB2 JDBC ドライバーで必要な Unicode 機能が組み入れられています。 WebSphere(R) Application Server を含む   JDBC アプリケーションは、このライブラリーを使用して、DB2 UDB で正常   に作業を行うことができます。 AIX、HP-UX、または Solaris オペレーティング環境で、非 Unicode ODBC ライ ブラリーに切り替えるには、以下の説明に従ってください。これは手動による プロセスであるため、連続したフィックスパックやモディフィケーション・レ ベルを適用した後も含め、製品のアップデートのたびに実行する必要がありま す。 手順 AIX 次のようにして、AIX に代替ライブラリーをインストールします。 1. インスタンス所有者として db2stop force コマンドを使用し、す べてのデータベース・インスタンスをシャットダウンします。 2. DB2 管理サーバー (DAS) インスタンス ID を使用し、db2admin stop force コマンドで DAS インスタンスをシャットダウンしま す。 3. /usr/lpp/db2_81/lib ディレクトリーの元の db2.o ファイルをバ ックアップします。 4. root 権限を使用し、slibclean コマンドを発行します。 5. ファイル db2_36.o をバックアップ・ファイル db2.o にコピー し、所有権および権限が整合したままであることを確認します。 以下のコマンドを使用します。 cp db2_36.o db2.o -r--r--r-- bin:bin for db2.o 元のオブジェクトにスイッチバックするには、db2_36.o ファイルの 代わりにバックアップ・ファイルを使用して、同じ手順に従ってくだ さい。 Solaris オペレーティング環境 次のようにして、Solaris オペレーティング環境上に代替ライブラリ ーを作成します。 1. インスタンス所有者として db2stop force コマンドを使用し、す べてのデータベース・インスタンスをシャットダウンします。 2. DB2 管理サーバー (DAS) インスタンス ID を使用し、db2admin stop force コマンドで DAS インスタンスをシャットダウンしま す。 3. /opt/IBMdb2/V8.1/lib ディレクトリーの元の libdb2.so.1 ファ イルをバックアップします。 4. ファイル libdb2_36.so.1 をバックアップ・ファイル libdb2.so.1 にコピーし、所有権および権限が整合したままであることを確認 します。以下のコマンドを使用します。 cp libdb2_36.so.1 libdb2.so.1 -r-xr-xr-x bin:bin libdb2.so.1 5. データベース・インスタンスごとに、db2iupdt コマ ンドを発行し、 DAS インスタンスに dasupdt コ マンドを発行します。 元のオブジェクトにスイッチバックするには、libdb2_36.so.1 ファ イルの代わりにバックアップ・ファイルを使用して、同じ手順に従っ てください。 HP-UX PA-RISC 次のようにして、HP-UX PA-RISC に代替ライブラリーをインストール します。 1. db2stop force コマンドを使用して、すべてのデータベース・イ ンスタンスをシャットダウンします。 2. db2admin stop force コマンドを使用して、DB2 管理サーバー (DAS) インスタンスをシャットダウンします。 3. /opt/IBMdb2/V8.1/lib ディレクトリーの元の libdb2.sl ファイ ルをバックアップします。 4. ファイル libdb2_36.sl をバックアップ・ファイル libdb2.sl に コピーして、所有権と許可が整合したままであることを確認しま す。次のコマンドを使用して整合性を確認します。 cp libdb2_36.sl libdb2.sl -r-xr-xr-x bin:bin for libdb2.sl 5. データベース・インスタンスごとに、db2iupdt コマ ンドを発行し、 DAS インスタンスに dasupdt コ マンドを発行します。 元のオブジェクトにスイッチバックするには、libdb2_36.sl ファイ ルの代わりにバックアップ・ファイルを使用して、同じ手順に従って ください。 HP-UX on IA64 次のようにして、HP-UX on IA64 に代替ライブラリーをインストール します。 1. db2stop force コマンドを使用して、すべてのデータベース・イ ンスタンスをシャットダウンします。 2. db2admin stop force コマンドを使用して、DB2 管理サーバー (DAS) インスタンスをシャットダウンします。 3. /opt/IBMdb2/V8.1/lib ディレクトリーの元の libdb2.so ファイ ルをバックアップします。 4. ファイル libdb2_36.so をバックアップ・ファイル libdb2.so に コピーして、所有権と許可が整合したままであることを確認しま す。次のコマンドを使用して整合性を確認します。 cp libdb2_36.so libdb2.so -r-xr-xr-x bin:bin for libdb2.so 5. データベース・インスタンスごとに、db2iupdt コマ ンドを発行し、 DAS インスタンスに dasupdt コ マンドを発行します。 元のオブジェクトにスイッチバックするには、libdb2_36.so ファイ ルの代わりにバックアップ・ファイルを使用して、同じ手順に従って ください。 その他の UNIX オペレーティング・システム 他の UNIX オペレーティング・システム上の DB2 UDB および Merant Driver Manager に関して疑問点がある場合は、IBM サポートに連絡 してください。 NFS APAR IY32512 - 使用不可スレッド (AIX) AIX 5 NFS APAR IY32512 では、システムに多数のパーティションがある場合 に、db2stop コマンドを停止することがあります。 既にロックされているファイルに対するブロック・ロック要求をサーバーが大 量に受け取っている場合、そのサーバー上ではロック・デーモンが応答しなく なることがあります。この状態が生じるのは、使用可能なロックされたスレッ ドのすべてが、ロックが有効になるのを待機しているスレッドに割り振られた ため、アンロック要求が出されたときに処理を実行できるスレッドがなくなっ てしまうことが原因です。 この状態が生じた場合は、停止ノードを再始動しなければなりません。この状 態に対する DB2 UDB の対処法としては、db2stop コマンドの NODENUM オプシ ョンを使用して一度に 1 つずつノードを停止させます。 データ・リンク・サーバーのバックアップでの Tivoli Storage Manager アーカ イブ・サーバー (AIX、Solaris オペレーティング環境) の非使用 問題: DB2 Data Links Manager バージョン 8.2 のインストールまたはこのバ ージョンへの移行で、データ・リンク・ファイル・マネージャー (DLFM) で開 始された Tivoli Storage Manager アーカイブ・サーバーへのデータ・リン ク・サーバー・データのバックアップができない。以下のエラー・メッセージ のいずれかが画面に表示されるか、またはインストール状況のレポートに書き 出されます。 DLFM129I: DLFM_DB db-scope の自動バックアップが起動されました。 バックアップ完了までお待ちください。 DLFM901E: システム・エラーが発生しました。戻りコード = "-2062"。 現在のコマンドは処理できませんでした。 追加情報については、db2diag.log ファイルを参照してください。 -- または -- DLFM811E: 現行 DLFM データベースをバックアップすることができませんでした。 SQL コード = "-2062"、戻りコード = "-2062" DLFM901E: システム・エラーが発生しました。戻りコード = "-2062"。 現在のコマンドは処理できませんでした。 追加情報については、db2diag.log ファイルを参照してください。 原因: DB2 Data Links Manager インストーラー・プログラムが、 Tivoli Storage Manager を、データ・リンクのサーバーに対するアーカイブ (バック アップ) サーバーとして使用するために必要な変数を設定できませんでした。 ヒント: Tivoli Storage Manager をアーカイブ・サーバーとして使用する予定 の場合に、 DB2 Data Links Manager バージョン 8.2 のインストールまたはこ のバージョンへの移行がまだ完了していなければ、この問題が発生しないよう にすることができます。まず、インストーラー・プログラムでは Tivoli Storage Manager バックアップ・オプションを使用しないでください。次に、 下記のステップ 2 に記述しているように、Data Links Manager の管理者プロ ファイルを手動で構成し、該当する Tivoli Storage Manager の変数を組み込 んでください。このタスクを両方とも完了したら、インストールあるいは移行 を続行することができます。 対処策: 次のタスクをリストの順に実行します。 1. 次のコマンドを使用して、DLFM データベースのバックアップをとります。 db2 backup 詳細は次のとおりです。 * は DLFM データベースの名前です。デフォルトでは、データ ベースは DLFM_DB という名前です。 * は選択項目のバックアップ・ストレージ・ロケーションへのディ レクトリー・パスです。 2. Data Links Manager の管理者プロファイルを手動で構成し、該当する Tivoli Storage Manager の変数を組み込んでください。手動構成の手順お よび必要な変数は、次のドキュメンテーションのトピックで説明されていま す。 * Tivoli Storage Manager をアーカイブ・サーバーとして使用する (AIX) * Tivoli Storage Manager をアーカイブ・サーバーとして使用する (Solaris オペレーティング環境) これらのトピックについては、オンラインの DB2 インフォメーション・セ ンターまたはDB2 Data Links Manager 管理ガイドおよびリファレンス」の 『システム管理オプション』の章で確認することができます。 * DB2 Data Links Manager バージョン 8.2 の新規インストールを完了し ている場合は、これで終わりです。 * DB2 Data Links Manager バージョン 8.2 に移行する場合は、移行ユー ティリティー・プログラム db2dlmmg を再実行します。 SQLFLAG(STD) プリコンパイラー・オプション・エラー SQLFLAG(STD) プリコンパイル・オプションを使用可能にしておくと、「Abend C6 occurred while running Precompile program DSNHPC」というエラーが生じ ます。 デベロップメント・センターを使用して DB2 for z/OS, Version 8 で実行する SQL ストアード・プロシージャーを作成するときには、SQLFLAG (STD) プリコ ンパイル・オプションを除去してください。 DB2 Connect Custom Advisor 「DB2 Connect ユーザーズ・ガイド」では DB2 Connect Custom Advisor につ いて説明していますが、DB2 Connect Custom Advisor はバージョン 8.2 では サポートされなくなりました。 DB2 GUI ツールでのインド語文字の表示 DB2 GUI ツールの使用中に、インド語文字の表示で問題がある場合は、必要な フォントがシステムにインストールされていない可能性があります。 DB2 Universal Database には、以下の IBM TrueType および OpenType プロポ ーショナル・インド語言語フォントがパッケージされています。そのようなフ ォントは、以下のいずれかの CD の font ディレクトリーにあります。 * IBM Developer Kit, Java Technology Edition (64-bit) for AIX 5L * DB2 組み込みアプリケーション・サーバーおよびアプリケーション (XML レ ジストリー、Web 管理ツール、および Java 分散デバッガー) : ご使用のオ ペレーティング・システム用 これらのフォントは、DB2 UDB でのみ使用されます。これらのフォントの一般 または無制限の販売、または配布を行うことはできません。 表 10. DB2 Universal Database にパッケージされたインド語のフォント +-----------------------+----------------------+----------------------+ | 書体 | 重み | フォント・ファイル名 | +-----------------------+----------------------+----------------------+ | Devanagari MT for IBM | 中 | devamt.ttf | +-----------------------+----------------------+----------------------+ | Devanagari MT for IBM | Bold | devamtb.ttf | +-----------------------+----------------------+----------------------+ | Tamil | 中 | TamilMT.ttf | +-----------------------+----------------------+----------------------+ | Tamil | Bold | TamilMTB.ttf | +-----------------------+----------------------+----------------------+ | Telugu | 中 | TeluguMT.ttf | +-----------------------+----------------------+----------------------+ | Telugu | Bold | TeleguMTB.ttf | +-----------------------+----------------------+----------------------+ フォントのインストールおよび font.properties ファイルの変更方法について の詳細は、IBM Development Kit for Java のドキュメンテーションの国際化対 応の項を参照してください。 さらに、以下の Microsoft 製品には、DB2 GUI ツールで使用できるインド語フ ォントが付属しています。 * Microsoft Windows 2000 オペレーティング・システム * Microsoft Windows XP オペレーティング・システム * Microsoft Publisher * Microsoft Office zSeries サーバーでの GUI ツールの非サポート (Linux) DB2 セットアップ・ウィザードを除いて、Linux オペレーティング・システム が稼働中の zSeries サーバーでは、GUI ツールは使用できません。クイック・ ツアーなどの、インストール・ランチパッドから通常起動されるすべての項目 がこの制限の対象になります。 このようなシステムで GUI ツールを使用したい場合は、別のシステム構成をも ったクライアント・システムに管理ツールをインストールし、このクライアン トを使用して zSeries サーバーに接続してください。 DB2 インフォメーション・センターの検索語に数字が含まれる場合には、検索語 を引用符で囲む DB2 インフォメーション・センターでは、数字を含む検索語を引用符で囲まな いと正確な検索結果が得られません。 たとえば、次の語を検索すると、何も結果が得られません。 1.4.1 しかし、この語を引用符で囲むと、正しい結果が得られます。 "1.4.1" 次の語を検索すると、余分の項目も戻されます。 DB20000I しかし、次の語を検索すると正しく動作します。 "DB20000I" タグ言語ファイルのインポート時のインフォメーション・カタログ・センター・ ログ・ファイルの非生成 タグ言語ファイルをインフォメーション・カタログ・センターへインポートし たのに、インフォメーション・カタログ・センターのログ・ファイルが生成さ れない場合には、以下のトラブルシューティング・ステップを実行します。 コマンド行から db2icmimport を実行している場合: * 出力ファイル (.xml、.out、.err、.log) が生成されなかった場 合、コマンド行にエラーが存在する可能性があります。最初の 5 つの引き数である UserId、Password、Database、Catalog、および Tagfile が正確であることを確認します。 db2icmimport と入力 して構文を表示します。これで問題が解決しない場合、 db2icmimport を変更してから、-g オプションを使用することに よって db2icmimport コマンドの出力をキャプチャーし、出力を ファイルに保管します。たとえば、次のようにします。 db2javit -j:com.ibm.db2.common.icm.tag.IcmImport -w: -i: -o:"-Xmx128m -Xms32m" -g:"d:\temp\myimport.trc" ... * ログ・ファイルが生成されなかった場合、通常は構文解析エラー があります。 .xml ファイルと .out ファイルを調べてください。 可能であれば、タグ言語ファイルの先頭に ":COMMIT.CHKPID(DEBUG)" コマンドを挿入します。このコマンド は、デバッグ・レポート・メッセージを生成し、.xml および .out ファイルに構文解析エラーがないかどうかを調べます。 * 構文解析後、エラーが .log ファイルに示されているはずです。 デバッグ・レポートが生成されたら、.log ファイルと .out ファ イルで詳細を調べてください。 * 常に .err ファイルを調べて、ランタイム・エラーがないかどう かを確認します。 インフォメーション・カタログ・センターの GUI を使用してタグ言語ファイル をインポートする場合: * GUI インターフェースを使用してタグ言語ファイルをインポート する場合、.out ファイルも .err ファイルも生成されません。 * .log ファイルまたは .xml ファイルが生成されたら、それらのフ ァイルを使用してデバッグしてみてください。 * .log ファイルも .xml ファイルも生成されないかまたは役に立た ない場合、コマンド行からインポート・プロセスを実行して、詳 細を表示します。 Query Patroller パッケージのバインディング フィックスパックの適用後に Query Patroller パッケージがバインドされてい ないと、DBADM 権限のないユーザーや正しい Query Patroller 特権をもたない ユーザーは、クエリー・パトローラー・センターまたは Query Patroller コマ ンド行を使用しようとしたときに、以下のエラーを受け取ることがあります。 SQL0001N - Binding or precompilation did not complete successfully. クエリー・パトローラー・センターを使用した場合、SQL0001N エラーが qpdiag.log ファイルに記録されます。 Query Patroller のコマンド行を使用 した場合、SQL0001N がコンソールに戻されます。 自動バインディングを開始するための自動バインド・コードがあります。ただ し、 Query Patroller パッケージ内のすべてのステートメントを実行するのに 必要な特権を接続ユーザーがもっていないと、自動バインディングは失敗しま す。この問題の症状は、クエリー・パトローラー・センターでのフォルダーの 欠如として示されます。 この問題が起きないようにするには、フィックスパックの適用後に、DBADM 権 限または必要な特権をもったユーザーが手動で qpserver.lst パッケージをバ インドする必要があります。 Query Patroller でポートが使用不可な場合 (Windows) Windows XP または Windows 2003 で使用可能なポートがない場合に Query Patroller で照会をサブミットすると、SQL コード -29007 を受け取ることが あります。Query Patroller にアクセスしているクライアントが増えると、こ のエラーの生じる可能性が増します。この状態が生じた場合には、以下のレジ ストリー変数を次のように設定してください。 MaxUserPort=65534 TcpTimedWaitDelay=30 システムを再始動して、これらの変更内容を有効にします。 機密保護機能のある環境 (Windows) Windows システムでの管理者ではないユーザーが Windows 上で DB2 Universal Database を使用すると、ファイル許可の問題が起こる場合があります。 SQL1035N、SQL1652N、または SQL5005C のエラー・メッセージが表示された場 合の考えられる原因と対策を以下に示してあります。 ユーザーは、sqllib ディレクトリーに対する十分な権限を持っていない 問題 DB2 CLP またはコマンド・ウィンドウを開こうとすると、 SQL1035N または SQL1652N エラーになる。 DB2 Universal Database コード (コア・ファイル) は書き込み特権が限定されるディレクトリ ー構造にインストールされますが、いくつかの DB2 Universal Database ツールでは、DB2INSTPROF ディレクトリーでファイルの書 き込みと作成を行う必要があります。 対処法 ユーザーに少なくとも MODIFY 許可を付与できる新規ディレクトリー を作成し、db2set -g db2tempdir を使用して新規ディレクトリーを 指すようにするか、または Windows システム環境の db2tempdir 変 数を設定します。 ユーザーが SYSADM_GROUP に属していても sqllib\ ディレクト リーへ書き込むための十分な権限がない 問題 データベース・マネージャー構成ファイルを更新しようとすると (update dbm cfg)、SQL5005C システム・エラーになる。ユーザーを SYSADM_GROUP に追加しても、そのユーザーには sqllib\instance_dir ディレクトリーに書き込むために必要な NTFS アクセス権はありませ ん。 最初の対策 ファイル・システム・レベルで instance_dir ディレクトリーの少な くとも MODIFY 許可をユーザーに付与します。 2 番目の対策 ユーザーに少なくとも MODIFY 許可を付与できる新規ディレクトリー を作成します。 db2set db2instprof コマンドを使用して、新しいデ ィレクトリーを指定します。 db2instprof で指定した新規インスタ ンス・ディレクトリーの下に情報が保管されるようにインスタンスを 再作成するか、または古いインスタンス・ディレクトリーを新規ディ レクトリーに移動する必要があります。 XML Extender のサンプル・プログラムの名前変更 一部の XML Extender サンプル・プログラムには、他のインストール済みプロ グラムと同じ名前が付いている可能性があります。 XML Extender サンプル・ プログラムと同名の別のプログラミングを不用意に呼び出すと、XML ファイル が損傷を受けることがあります。古い XML Extender サンプル・プログラム名 と、それに代わる競合の可能性の低い新規のプログラム名を以下に一覧で示し てあります。必ず旧称の変わりに新しいサンプル・プログラム名を使って、XML ファイルに損傷を与えないようにしてください。 表 11. XML Extender の置換用サンプル・プログラム (Windows) +----------------------------------+----------------------------------+ | 旧プログラム (使用しないでくださ | 新プログラム (これを使用してくだ | | い) | さい) | +----------------------------------+----------------------------------+ | insertx.exe | dxxisrt.exe | +----------------------------------+----------------------------------+ | retrieve.exe | dxxretr.exe | +----------------------------------+----------------------------------+ | retrieve2.exe | dxxretr2.exe | +----------------------------------+----------------------------------+ | retrievec.exe | dxxretrc.exe | +----------------------------------+----------------------------------+ | shred.exe | dxxshrd.exe | +----------------------------------+----------------------------------+ | tests2x.exe | dxxgenx.exe | +----------------------------------+----------------------------------+ | tests2xb.exe | dxxgenxb.exe | +----------------------------------+----------------------------------+ | tests2xc.exe | dxxgenxc.exe | +----------------------------------+----------------------------------+ 表 12. XML Extender の置換用サンプル・プログラム (UNIX) +----------------------------------+----------------------------------+ | 旧プログラム (使用しないでくださ | 新プログラム (これを使用してくだ | | い) | さい) | +----------------------------------+----------------------------------+ | insertx | dxxisrt | +----------------------------------+----------------------------------+ | retrieve | dxxretr | +----------------------------------+----------------------------------+ | retrieve2 | dxxretr2 | +----------------------------------+----------------------------------+ | retrievec | dxxretrc | +----------------------------------+----------------------------------+ | shred | dxxshrd | +----------------------------------+----------------------------------+ | tests2x | dxxgenx | +----------------------------------+----------------------------------+ | tests2xb | dxxgenxb | +----------------------------------+----------------------------------+ | tests2xc | dxxgenxc | +----------------------------------+----------------------------------+ サンプル sqx ファイルと連携した新規サンプル・プログラムの使用 上記の実行可能ファイルのソース・コード (.sqx ファイル) は、ご使用のシス テムの samples\db2xml\c ディレクトリーにあります。ソース・ファイルに は、古い名前が付いたままになっています。ソース・コードに変更を加える場 合、新しくコンパイルした実行可能ファイル (古い名前で) を、sqllib\bin デ ィレクトリーにコピーします。 Windows プラットフォームでは、別のコピーを 作成し、上記の新しい名前に変更してから、bin ディレクトリーにコピーする 必要があります。両方のコピーで、bin ディレクトリーの既存のファイルを置 き換えます。例えば、新しいバージョンの shred.exe をコンパイルしたら、2 つのコピーを作成し、bin ディレクトリーのファイルを置き換えます。1 つは shred.exe という名前ですが、もう 1 つは dxxshrd.exe に名前変更します。 UNIX プラットフォームでは、古い名前のファイルを、新しくコンパイルしたバ ージョンに置き換えるだけで済みます。これらのサンプルから新しい実行可能 ファイルを作成する場合は、\SQLLIB\samples\db2xml\c\ ディレクトリーから \SQLLIB\bin\ ディレクトリーに新しいファイルをコピーし、余分のコピーを作 成して、それを上の表に合わせて名前変更します。 非ユニーク属性名およびエレメント名の入った XML Extender 内の文書の分解 今後は、DXXQ045E エラーを生じないで、同じ表または別の表の別の列にマッピ ングされている非ユニーク属性または非ユニーク・エレメント名 (またはその 両方) の入った文書を分解できるようになりました。以下に示すのは、非ユニ ーク属性および非ユニーク・エレメント名を備えた XML 文書の一例です。 '-EID--eid---------' >--+-LOCATION--new-location--DEVICE TYPE--new-device-type-+---->< +-COMMENT--new-comment---------------------------------+ '-STATUS--new-status-----------------------------------' 更新されたコマンド・パラメーター FOR object-part 更新される履歴項目の ID を指定します。この ID は、タイム・スタ ンプと 001 から 999 までのオプションのシーケンス番号で構成され ます。 注: 項目の状況を更新するためには使用できません。項目の状況を更 新するには、代わりに EID を指定してください。 STATUS new-status 項目の新しい状況を指定します。バックアップ項目だけがその状況を 更新できます。有効な値は次のとおりです。 A アクティブ。ほとんどの項目はアクティブです。 I 非アクティブ。アクティブ・ログ・チェーン上にもはやな いバックアップ・イメージは、非アクティブになります。 E 期限切れ。バックアップ・イメージの数が NUM_DB_BACKUPS を超えたために不要になったバックアップ・イメージは、 期限切れのフラグが立てられます。 D リカバリーに使用可能でないバックアップ・イメージは、 削除済みとしてマークされることになります。 db2updv8 - バージョン 8 の現行レベルへのデータベースの更新コマンド このコマンドは、以下の方法で、現行レベルをサポートできるようにデータベ ース内のシステム・カタログを更新します。 * 現行データベース・マネージャーとともに配送された新規ルーチンを導入し ます。 * ODBC/CLI/JDBC スキーマ・プロシージャーをトラステッド・プロシージャー としてカタログし、パフォーマンスとスケーラビリティーを向上させます。 * SYSPROC.SNAPSHOT_QUIESCERS 表関数の戻りパラメーターの 2 つのタイプミ スを修正します。 * OUIESCER_TBS_ID は QUIESCER_TBS_ID に訂正されます。 * OUIESCER_STATE は QUIESCER_STATE に訂正されます。 * "logged" ビットがカタログ表と整合するように、LOB 列の列記述子を修正 します。 * SYSIBM.SYSREVTYPEMAPPINGS ビューを作成します。 * SYSSTAT.COLUMNS および SYSSTAT.TABLES のビュー定義を更新します。 * 更新可能な SYSCOLDIST.DISTCOUNT 列を更新します。 * SYSINDEXES.TBSPACEID 列を更新して、列フラグが設定されないようにしま す。 * 17 個の表関数のパラメーター長を修正します。関数の完全なリストについ ては、バージョン 8.2 リリース・ノート」の『ドキュメンテーションの更新 | SQL 管理ルーチン』セクションの『スナップショット UDF の列の拡張』 トピックを参照してください。 * 以下の 33 個の SYSPROC スナップショット UDF を THREADSAFE に変更しま す。 * SNAPSHOT_DBM * SNAPSHOT_FCM * SNAPSHOT_FCMNODE * SNAPSHOT_SWITCHES * SNAPSHOT_APPL_INFO * SNAPSHOT_APPL * SNAPSHOT_STATEMENT * SNAPSHOT_LOCKWAIT * SNAPSHOT_AGENT * SNAPSHOT_SUBSECT * SNAPSHOT_DATABASE * SNAPSHOT_BP * SNAPSHOT_LOCK * SNAPSHOT_TABLE * SNAPSHOT_DYN_SQL * SNAPSHOT_TBS * SNAPSHOT_TBS_CFG * SNAPSHOT_QUIESCERS * SNAPSHOT_CONTAINER * SNAPSHOT_RANGES * SNAPSHOT_TBREORG * HEALTH_DBM_INFO * HEALTH_DBM_HI * HEALTH_DBM_HI_HIS * HEALTH_DB_INFO * HEALTH_DB_HI * HEALTH_DB_HI_HIS * HEALTH_TBS_INFO * HEALTH_TBS_HI * HEALTH_TBS_HI_HIS * HEALTH_CONT_INFO * HEALTH_CONT_HI * HEALTH_CONT_HI_HIS 許可 sysadm 必要な接続 データベース。このコマンドは指定されたデータベースへの接続を自動的に確 立します。 コマンド構文 >>-db2updv8---d--database-name--+--------------------------+----> '--u--userid---p--password-' >--+----+------------------------------------------------------>< '--h-' コマンド・パラメーター -d database-name 更新するデータベースの名前を指定します。 -u userid ユーザー ID を指定します。 -p password ユーザーのパスワードを指定します。 -h ヘルプ情報を表示します。このオプションを指定すると、他のすべて のオプションは無視され、ヘルプ情報だけが表示されます。 例 現行レベル (フィックスパックまたは新しいバージョン) をインストールした 後、以下のコマンドを実行して、サンプル・データベース内のシステム・カタ ログを更新します。 db2updv8 -d sample 使用上の注意 1. このコマンドは、DB2 バージョン 8.1.2 以降を実行しているデータベース でのみ使用できます。このコマンドを複数回発行した場合、エラーは報告さ れず、カタログのそれぞれの更新内容が 1 回だけ適用されます。 2. 新しい組み込み関数を使用可能にするには、すべてのアプリケーションをデ ータベースから切断し、データベースが活動状態になっていれば非活動状態 にする必要があります。 データ・リカバリーと高可用性 クロスプラットフォームでのバックアップおよびリストアのサポート DB2 は、クロスプラットフォームでのバックアップおよびリストア操作をサポ ートしています。DB2 UDB バージョン 8、32 ビット Windows プラットフォー ム版で作成されたデータベースを、DB2 UDB バージョン 8 、64 ビット Windows プラットフォーム版にリストアしたり、その逆にリストアしたりすることが可 能です。 DB2 UDB バージョン 8、32 ビット Linux x86 プラットフォーム版で 作成されたデータベースを、DB2 UDB バージョン 8 、64 ビット Linux x86-64 または IA64 プラットフォーム版にリストアしたり、その逆にリストアしたり することが可能です。 DB2 UDB バージョン 8、AIX、HP-UX、または Linux PPC、Linux zSeries、Solaris オペレーティング環境プラットフォーム版 (32 ビットまたは 64 ビット) で作成されたデータベースを、 DB2 UDB バージョン 8、AIX、 HP-UX、Linux PPC、Linux zSeries、または Solaris オペレーティン グ環境プラットフォーム版 (32 ビットまたは 64 ビット) にリストアできま す。 テープへのバックアップ (Linux) Linux 上の 3480 および 3490 磁気テープ装置の最大ブロック・サイズ限度は 61 440 バイトです。 表 17. Linux 上の 3480 および 3490 磁気テープ装置の最大ブロック・サイズ +-----------------+-----------------+----------------+----------------+ | 装置 | アタッチ | ブロック・サイ | DB2 バッファ | | | | ズの限度 | ー・サイズの限 | | | | | 度 (4 KB ペー | | | | | ジ単位) | +-----------------+-----------------+----------------+----------------+ | 3480 | s370 | 61 440 | 15 | +-----------------+-----------------+----------------+----------------+ | 3490 | s370 | 61 440 | 15 | +-----------------+-----------------+----------------+----------------+ Tivoli Storage Manager BACKUP DATABASE コマンドまたは RESTORE DATABASE コマンドを呼び出す時 に、Tivoli Storage Manager (TSM) 製品を使用してデータベースまたは表スペ ースのバックアップの管理またはリストア操作の管理を行うことを指定できま す。以下のシステムを除き、TSM クライアント API の必要最小レベルは、バー ジョン 4.2.0 です。 * 64 ビット Solaris システムでは、TSM クライアント API バージョン 4.2.1 が必要です。 * 64 ビット Windows NT システムでは、TSM クライアント API バージョン 5.1 が必要です。 * 32 ビット Linux for iSeries and pSeries(TM) では、TSM クライアント API バージョン 5.1.5 以上が必要です。 * 64 ビット Linux for iSeries and pSeries では、TSM クライアント API バージョン 5.2.2 以上が必要です。 * 64 ビット Linux on AMD Opteron システムでは、TSM クライアント API バ ージョン 5.2.0 以上が必要です。 * 64 ビット Linux for zSeries では、TSM クライアント API バージョン 5.2.2 以上が必要です。 HADR ローカル・ホスト・パラメーターおよびローカル・サービス・パラメータ ーの値の制約事項 update database configuration コマンドの準備中に、高可用性災害時リカバ リー (HADR) ローカル・ホスト・パラメーターおよびローカル・サービス・パ ラメーター (HADR_LOCAL_SVCおよび HADR_REMOTE_SVC) の値を指定する場合 は、その値は他のサービスに使用されていないポートでなければなりません。 これらのパラメーターを UNIX または Linux コマンド行を使用して構成する場 合は、値を /etc/services ファイルにも設定する必要があります。 高可用性災害時リカバリーの追加システム要件 1 次データベースに表スペースを作成してある場合で、コンテナーを使用でき ないためにログ再生がスタンバイ・データベースで失敗しても、1 次データベ ースはログ再生が失敗したというエラー・メッセージを受け取りません。 ログ再生エラーがないかどうかを確認するには、新しい表スペースの作成時に スタンバイ・データベース上の db2diag.log および管理ログをモニターする必 要があります。 テークオーバー操作が行われる場合、新しい 1 次データベースでは作成した新 しい表スペースを使用できません。この状態から回復するには、表スペースを バックアップ・イメージから新しい 1 次データベースにリストアします。 以下の例では、表スペース MY_TABLESPACE が、新しい 1 次データベースとし て使用される前にデータベース MY_DATABASE にリストアされます。 1. db2 connect to my_database 2. db2 list tablespaces show detail 注: db2 list tablespaces show detail コマンドを実行して、すべての表 スペースの状況を表示し、ステップ 5 で必要となる表スペース ID 番 号を取得します。 3. db2 stop hadr on database my_database 4. db2 "restore database my_database tablespace (my_tablespace) online redirect" 5. db2 "set tablespace containers for my_tablespace_ID_# ignore rollforward container operations using (path '/my_new_container_path/')" 6. db2 "restore database my_database continue" 7. db2 rollforward database my_database to end of logs and stop tablespace "(my_tablespace)" 8. db2 start hadr on database my_database as primary 高可用性災害時リカバリー用の複製されない操作 バージョン 8.2 の資料には、次の説明があります。 BLOB および CLOB は複製されません。しかし、それらのスペースは、スタンバ イ・データベースに割り振られます。 この記述は、正しくは次のとおりです。 ログに記録されていない BLOB および CLOB は複製されません。しかし、それ らのスペースは、スタンバイ・データベースに割り振られます。 HADR ではロー・ログはサポートされない 高可用性災害時リカバリー (HADR) では、データベース・ログ・ファイルでの ロー I/O (直接ディスク・アクセス) の使用はサポートされていません。START HADR コマンドを使用して HADR が開始されている場合、または HADR が構成さ れた状態でデータベースが再始動されている場合で、ロー・ログが検出される と、関連するコマンドは SQL1768N 理由コード "9" で失敗します。 データウェアハウス・センター ビジネス・インテリジェンス・チュートリアルの更新 DWCTBC データベースと TBC_MD データベースが ODBC に登録されていることの 確認 バージョン 8 では、チュートリアルで使用される TBC_MD である制御データベ ースは、システム ODBC データ・ソースである必要はありません。ただし、タ ーゲット・データベースまたはデータベース・ソース DWCTBC は、システム ODBC データ・ソースでなければなりません。 「ウェアハウス・ソースの定義」ノートブックのオープン 「チュートリアル・リレーショナル・ソース (Tutorial Relational Source)」 の「ウェアハウス・ソースの定義」ノートブックをオープンする手順が変更さ れました。 手順 「チュートリアル・リレーショナル・ソース (Tutorial Relational Source)」 の「ウェアハウス・ソースの定義」ノートブックをオープンするには、次のよ うにします。 1. 「データウェアハウス・センター」ウィンドウから、「ウェアハウス・ソー ス」フォルダーを右マウス・ボタンでクリックします。 2. 「定義」 --> 「ODBC」 -->「DB2」-->「DB2 ファミリー」をクリックしま す。 「ウェアハウス・ソースの定義」ノートブックがオープンします。 「ウェアハウス・ターゲットの定義」ノートブックのオープン 「ウェアハウス・ターゲットの定義」ノートブックをオープンする手順が変更 されました。 手順 「ウェアハウス・ターゲットの定義」ノートブックを開くには、以下のように します。 1. 「データウェアハウス・センター」ウィンドウから、「ウェアハウス・ター ゲット」フォルダーを右マウス・ボタンでクリックします。 2. 「定義」 --> 「ODBC」 -->「DB2」-->「DB2 ファミリー」をクリックしま す。 「ウェアハウス・ターゲットの定義」ノートブックがオープンします。 ウェアハウス・ログ・ファイルのパージ限度の設定 ログ・ファイルには、指定のカウント限度に達するまでレコードが収納されま す。デフォルトのカウント限度は 1000 個のレコードです。通常、ジョブの実 行ごとに 12 から 15 個のログ・レコードが作成されます。各自のニーズにあ った数を限度として設定するには、「ウェアハウス・プロパティー」ページの 「サーバー」タブ上の「合計レコード数が等しくなったときにログを除去する」 フィールドを更新します。 CURSOR ロードに対するデータウェアハウス・センターのサポート DB2 UDB ロード・ステップでは、ビューまたは表をステップへのソースとして 使用できるようになりました。その結果が LOAD FROM CURSOR です。 CURSOR ロード用のウィザードで列をマップするために、「入力ファイルで検出 された列位置を基に列をマップ」 ラジオ・ボタンを選択しておく必要がありま す。 Unicode ウェアハウス・コントロール・データベースの移行および制限 バージョン 8.2 のデータウェアハウス・センターより、ウェアハウス・コント ロール・データベースは Unicode データベースでなければならなくなりまし た。Unicode ウェアハウス・コントロール・データベースが、バージョン 8.2 より前のデータウェアハウス・センターである場合にも、「ウェアハウス・コ ントロール・データベース管理」ツールを使用して、新しい Unicode コントロ ール・データベースを作成する必要があります。 バージョン 8.2 より前のバージョンのデータウェアハウス・センターのウェア ハウス・コントロール・データベースを移行する場合は、「ウェアハウス・コ ントロール・データベース管理」ツールは db2move コマンドを実行して、デー タを新しい Unicode コントロール・データベースに移動します。このプロセス 中は、db2move コマンド進行を示すウィンドウが表示されます。この移行は、 一度だけ行われます。 データウェアハウス・センターは、Sybase サーバー上で Unicode をサポート しません。 「変更日時」列の日付形式の変更 「データウェアハウス・センター」メイン・ウィンドウの詳細ビューで、「変 更日時」列の日付形式が更新されました。「変更日付」列の日付はロケールの 形式で表示され、時刻も組み込まれます。この日付形式の変更により、「変更 日付」列でのオブジェクトのソートが正しく機能するようになります。この更 新は、「Navigator」および「詳細」ビューに表示されるデータウェアハウス・ センター・オブジェクトのほとんどのリストに適用されます。たとえば、以下 のようなリストがあります。 * サブジェクト * プロセス * ウェアハウス・スキーマ * ウェアハウス・エージェント・サイト (Warehouse agent sites) * プログラム * ステップ * データ・リソース (Data resources) * ユーザー * ユーザー・グループ データウェアハウス・センターでの統計トランスフォーマーの定義 データの統計トランスフォーメーションを実行するには、使用する統計トラン スフォーマーを定義します。 手順 統計トランスフォーマーを定義するには、次のようにします。 1. 「プロセス・モデル」ウィンドウを開きます。 2. トランスフォーマー・アイコンをクリックして、選択可能なトランスフォー マーのリストからトランスフォーマーを選択します。 3. 選択したトランスフォーマーを、そのトランスフォーマーの規則に従ってウ ェアハウス・ソースおよびウェアハウス・ターゲットにリンクします。 各トランスフォーマーには、ウェアハウス・ソースおよびウェアハウス・ター ゲットにリンクする方法についての特定の規則があります。詳しくは、各トラ ンスフォーマーの資料を参照してください。 iSeries ウェアハウス・エージェントの前提条件 iSeries ウェアハウス・エージェントを V5R2 および V5R3 システム上の DB2 Warehouse Manager で使用するには、以下の PTF が必要です。 PTF SI13558 このデータベース PTF により、iSeries 上の CLI が Unicode データを処理で きるようになります。 DB2 .NET Data Provider DB2Connection.ConnectionString プロパティー DB2Connection.ConnectionString プロパティーに、以下のキーワードが追加さ れました。 CurrentSchema 正常接続後に使用するスキーマ。接続が成功すると、SET CURRENT SCHEMA ステートメントが DB2 サーバーに送信されます。このため、 アプリケーションは、スキーマ名で修飾することなく SQL オブジェ クトに名前を付けることができます。 DB2 Connect 新しいセキュリティー・シナリオ APPC 接続用の新しいセキュリティー・シナリオが追加されました。 認証 GSSPLUGIN セキュリティー なし 妥当性検査 GSS API セキュリティー・プラグイン機構 図の修正 以下の DB2 Connect Enterprise Edition のトピックの図に誤りがあります。 * DB2 Connect Enterprise Edition を使用したホストまたは iSeries DB2 デ ータへのアクセス * Java を使用した Web から DB2 データへのアクセス 以下の表に、『DB2 Connect Enterprise Edition を使用したホストまたは iSeries DB2 データへのアクセス』のトピックの図に対する修正の概要を示し ます。 表 18. 『DB2 Connect Enterprise Edition を使用したホストまたは iSeries DB2 データへのアクセス』のトピックの図に対する修正 +-------------------+-------------------------------------------------+ | トピック内の場所 | 修正 | +-------------------+-------------------------------------------------+ | 4 つのすべての図 | * 「DB2 for OS/390 V5R1」は、正しくは「DB2 for | | の凡例 | OS/390 V6 以降」です。 | | | * 「DB2 for AS/400(R) V4R2」は、正しくは「DB2 | | | for iSeries V5R1 以降」です。 | +-------------------+-------------------------------------------------+ | 最初の図 (図 1: | 「APPC」および「SNA 通信サポート」への言及はす | | DB2 Connect | べて誤りです。SNA/APPC は、DB2 Linux、Unix、お | | Enterprise | よび Windows サーバー (DB2 Connect Enterprise | | Edition) | Edition を含む) では、DB2 Runtime Client のイン | | | バウンド・プロトコルとしてサポートされていませ | | | ん。 | +-------------------+-------------------------------------------------+ 以下の表に、『Java を使用した Web から DB2 データへのアクセス』のトピッ クの図に対する修正の概要を示します。 表 19. 『Java を使用した Web から DB2 データへのアクセス』のトピックの 図に対する修正 +-------------------+-------------------------------------------------+ | トピック内の場所 | 修正 | +-------------------+-------------------------------------------------+ | 凡例 | * 「DB2 for OS/390 V5R1」は、正しくは「DB2 for | | | OS/390 V6 以降」です。 | | | * 「DB2 for AS/400 V4R2」は、正しくは「DB2 for | | | iSeries V5R1 以降」です。 | +-------------------+-------------------------------------------------+ デベロップメント・センター DB2 Universal タイプ 2 ドライバーおよびタイプ 4 ドライバーの制約事項 バージョン 8.2 では、ユーザーが DB2 Universal タイプ 2 ドライバーおよび タイプ 4 ドライバーを使用して、デベロップメント・センター内から DB2 UDB データベースに接続できるサポートが追加されました。ただし、どちらか一方 のドライバーを使用して iSeries サーバーまたは バージョン 8.1 以前の DB2 UDBサーバーに接続しようとすると、以下のエラー・メッセージが表示されま す。 Connection to failed. IBM DB2 Universal driver (JCC) not found. このエラーを回避するために使用するドライバーの追加情報については、DB2 インフォメーション・センターの『JDBC ドライバー』というトピックを参照し てください。 GUI ツール コントロール・センターのデータベース詳細ペインのデータベース利用不可状況 コントロール・センターの詳細ペインを使用して、データベースについての情 報を表示できます。オブジェクト・ツリーまたは目次ペインでデータベースを 選択すると、データベース状態のサマリーが表示されます。特定の状態では、 データベース情報を利用できない場合があります。以下の表で、情報を利用で きない理由の一部について説明します。 表 20. データベース状況を利用できない理由 +------------------------------+--------------------------------------+ | データベース状況エレメント | 利用不可状況の考えられる理由 | +------------------------------+--------------------------------------+ | 最新のバックアップ | * このデータベースのバックアップを | | | 実行したことがない。 | | | * この情報にアクセスするために必要 | | | な権限がユーザーにない。 | +------------------------------+--------------------------------------+ | サイズ | * データベースのバージョンが 8.2 よ | | | り前である。 | | | * この情報にアクセスするために必要 | | | な権限がユーザーにない。 | +------------------------------+--------------------------------------+ | 容量 | * データベースのバージョンが 8.2 よ | | | り前である。 | | | * データベースに複数のパーティショ | | | ンがある。 | | | * この情報にアクセスするために必要 | | | な権限がユーザーにない。 | +------------------------------+--------------------------------------+ | ヘルス | * ヘルス・モニターがオンになってい | | | ない。 | | | * タイミングの遅延。データベースを | | | 活動化してからデータベースのヘルス状 | | | 況が使用可能になるまでに、約 5 分の | | | 遅延があります。 | +------------------------------+--------------------------------------+ | 保守 | * データベースのバージョンが 8.2 よ | | | り前である。 | +------------------------------+--------------------------------------+ デフォルトの「表出力への書き込み (write to table output)」の生成 (「イベ ント・モニターの作成」) 「イベント・モニターの作成」ウィンドウから起動される「出力オプション」 ダイアログに「生成」ボタンが追加されました。「生成」ボタンをクリックす ると、デフォルトの「表出力への書き込み (write to table output)」オプシ ョンが生成されます。この出力は、db2evtbl コマンドで生成される構文と同等 です。 生成オプションは、イベント・モニターの作成時に組み込まれる表およびデー タ・エレメントをユーザーに示します。ユーザーは、必要に合わせてコマンド を変更できます。 生成構文は、「イベント・モニターの作成」ウィンドウで指定するイベント・ モニター名およびイベント・タイプを基にしています。出力オプション構文を 生成する前に、イベント・モニター名およびイベント・タイプを指定してくだ さい。 出力オプションの生成後にイベント・モニター名またはイベント・タイプが変 更されると、イベント・モニターを作成する前に出力オプションを再生成する ことをユーザーに気付かせるメッセージが表示されます。出力オプションが再 生成されない場合は、以前に指定したイベント・モニター名を基にしてイベン ト表が生成されます。 インフォメーション・カタログ・センター 構成サンプル・スクリプト DB2 組み込みアプリケーション・サーバーを使用するインフォメーション・カ タログ・センター (Web 用) のために、ICCConfig.jacl および ICCConfig.properties サンプル・スクリプトが準備されています。これらのサ ンプル・スクリプトを使用して、WebSphere Application Server 5 を使用する インフォメーション・カタログ・センター (Web 用) を構成できます。これら のスクリプトは、sqllib\samples\icweb ディレクトリーにあります。 Web サーバーの構成 DB2 組み込みアプリケーション・サーバーを使用するインフォメーション・カ タログ・センター (Web 用)を構成するときには、サーバー上のファイルにアク セスする URL がメタデータに含まれているのであれば、Web サーバー構成の別 名を使用して URL を正しいロケーションにマップする必要があります。さら に、ヘルプおよび著作権のリンクをマップする必要もあります。DB2 組み込み アプリケーション・サーバーを使用する場合、これらのリンクが機能するため には、Web サーバーに接続する必要はありませんが、Web サーバーを正しく構 成して実行しておく必要があります。 インストールおよび構成 補足 DB2 用のアプリケーション・サーバー DB2 用のアプリケーション・サーバーは、リモート管理またはストアード・プ ロシージャーをサポートしなくなりました。 更新されたトピックは、以下のとおりです。 DB2 用のアプリケーション・サーバーを使用可能にする 以下のようにして、データベースを使用可能にします。 * 指定したデータベースに接続します。 * メタデータ表を作成してデータを追加します。 * DBM CFG パラメーターの JDK_PATH と JAVA_HEAP_SZ を更新します。 * DB2 Web サービス・アプリケーションをインストールします。 手順 DB2 用のアプリケーション・サーバーを使用可能にするには、以下を実行しま す。 1. UNIX オペレーティング・システムでは root として、Windows オペレーテ ィング・システムでは管理者特権を持つユーザーとして、DB2 サーバーにロ グオンします。 2. UNIX ベースのオペレーティング・システムでは、以下のコマンドを実行し ます。 . /db2instance_path/sqllib/db2profile ここで、db2instance_path は、DB2 インスタンスが作成された場所です。 3. 以下のコマンドを実行します。 * UNIX オペレーティング・システムの場合 AppServer_install_path/bin/enable.sh -db db_alias -user db_user -password db_password -db2path path_to_sqllib -instance instance_name -easpath path_to_eas -fencedid fenced_userid * Windows オペレーティング・システムの場合 AppServer_install_path\bin\enable -db db_alias -user db_user -password db_password -db2path path_to_sqllib -instance instance_name -easpath path_to_eas ここで、 * db_alias は、使用可能にするデータベースの別名です。 * db_user は、データベースに接続するときに使用するユーザー ID です。 * db_password は、データベースへの接続の際にユーザー ID と一緒に使 用するパスワードです。 * path_to_sqllib は、DB2 インスタンスの SQLLIB ディレクトリーへのパ スです。このパスは、必要な JAR ファイルとともに DB2EAS を更新する ために使用します。 * instance_name は DB2 インスタンス名です。 * path_to_eas は、組み込みアプリケーション・サーバーへのパスです。 * fenced_userid は、fenced ユーザー用のユーザー ID です。 DB2 用のアプリケーション・サーバーが使用可能にされると、アプリケーショ ン・サーバーは自動的に開始します。 DB2 用のアプリケーション・サーバーをローカルに開始する .NET 環境で Web サービスを作成するシステム、または XML メタデータ・レジ ストリー (XMR) だけを実行するシステムでは、fenced ユーザー ID を使用し てアプリケーション・サーバーを開始する必要があります。 DB2 用のアプリケーション・サーバーをリモート側で開始する このセクションは削除されました。DB2 用のアプリケーション・サーバーは、 リモート管理をサポートしなくなりました。 DB2 用のアプリケーション・サーバーをローカルに停止する .NET 環境で Web サービスを作成するシステム、または XML メタデータ・レジ ストリー (XMR) だけを実行するシステムでは、fenced ユーザー ID を使用し てアプリケーション・サーバーを停止する必要があります。 DB2 用のアプリケーション・サーバーをリモート側で停止する このセクションは削除されました。DB2 用のアプリケーション・サーバーは、 リモート管理をサポートしなくなりました。 DB2 用のアプリケーション・サーバーをアンインストールする このセクションは削除されました。DB2 用のアプリケーション・サーバーは、 リモート管理をサポートしなくなりました。 DB2 組み込みアプリケーション・サーバーの使用可能化 DB2 組み込みアプリケーション・サーバーの使用可能データベースは、32 ビッ ト・インスタンスに置かれていなければなりません。DB2 組み込みアプリケー ション・サーバーからアクセスされるデータベースは、32 ビット・インスタン スと 64 ビット・インスタンスのどちらにあっても構いません。 DB2 Web ツールのデプロイ JDK 1.4 を使用するアプリケーション・サーバーでは、DB2 Web ツールのデプ ロイメント時に CLASSPATH 変数をカスタマイズする必要がなくなりました。す べての従属関係 (XML パーサーとトランスフォーマーの従属関係を含む) は Web モジュールと一緒にデプロイされるようになり、J2EE 仕様に基づいて WEB-INF\lib ディレクトリーからロードされることが期待されています。この 変更は、以下の 2 つのトピックに影響を与えます。 * WebLogic アプリケーション・サーバー上での DB2 Web ツールのデプロイ * その他のアプリケーション・サーバー上での DB2 Web ツールのデプロイ 更新されたトピックは、以下のとおりです。 WebLogic アプリケーション・サーバー上での DB2 Web ツールのデプロイ ここでは、BEA WebLogic 7.0 で DB2 Web ツール (Web コマンド・センターお よび Web ヘルス・センター) をデプロイおよび構成する方法について説明しま す。これらのツールは、Web サーバー上の Web サーバーとして実行され、Web ブラウザーを介して DB2 サーバーへのアクセスを提供します。 前提条件 WebSphere に DB2 Web ツールをインストールする場合、以下が必要です。 * BEA WebLogic 7.0 アプリケーション・サーバー。 * IBM DB2 Administration Client バージョン 8。 * HTML 4.0 に準拠した Web ブラウザー。 注: DB2 Web ツールは、Netscape 4.x、Netscape 6.x、Netscape 7.x、 Mozilla 1.x、Internet Explorer 5.x、Opera 6.x、Konqueror 3.x (Linux)、および EudoraWeb 2.x (Palm OS) を使ってテスト済みで す。テスト済みでない Web ブラウザーを使用する場合は、サーブレ ット構成に対して明示的に参照を追加する必要がある場合がありま す。 制約事項 DB2 Web ツール・デプロイメントには、以下の制約事項が適用されます。 * 複数言語および中間層 (middle tier) と DB2 サーバー間のコード・ページ 変換は、サポートされていません。サーバーの言語は表示されているとおり ですが、文字が正しく表示されない場合があります。 * データベース、表スペース、および Web ヘルス・センター内の表スペー ス・コンテナーのヘルス・アラートを表示するには、データベースが Web アプリケーション・サーバー上でカタログされている必要があります。 * Web ブラウザーのボタンの使用 (「中止」、「戻る」、「履歴」) は、DB2 Web ツールの使用中はサポートされていません。 * Netscape Navigator 4 で DB2 Web ツールを使用している場合は、ブラウザ ー表示が正常に更新されない場合があります。この問題が起こった場合は、 ウィンドウを最小化してから最大化することで表示を最新表示できます。他 のウィンドウにブラウザー・ウィンドウを隠し、再び前面に戻すことでも、 表示を最新表示できます。 * DB2 システム、インスタンス・ノード、またはデータベースに独自の別名を 割り当てるには、DB2 構成アシスタントまたは DB2 コントロール・センタ ーを使用して、アプリケーション・サーバーでそれらを明示的にカタログす る必要があります。 * DB2 Web ツールの最初の始動には、その後の始動に比べて初期化に非常に長 い時間が必要です。待ち時間のほとんどは、自動カタログ処理によるもので す。自動カタログ機能を使用したくない場合は、サーブレット構成でカタロ グをオフにすることで、待ち時間を短くすることができます。 注: サーブレット構成パラメーターは、デプロイメント記述子ファイル web.xml にあります。パラメーター名およびデフォルト値は、リリース によって変更される場合があります。アプリケーション・サーバーの中 には、インターフェースを通じて、または直接 web.xml ファイルを編 集することで、これらのパラメーターの変更を許可するものがあります。 * デスクトップまたはラップトップ・ブラウザーの使用時の出力 (結果) バッ ファーは、1MB 以上の容量に構成されていたとしても、絶対最大サイズは 1MB になります。 PDA Web ブラウザーの場合、その限度は 1KB です。 * Linux、Windows、および UNIX オペレーティング・システムでは、DB2 Web ツールはアプリケーション・サーバーと同じ TCP/IP ネット上のすべてのシ ステムを自動的に検出してカタログします。同じ TCP/IP ネット上のシステ ムの場合、それぞれの IP アドレスの最初の 3 桁は同じです。このツール は、元のリモート TCP/IP ホスト名を使って、DB2 システム・ノードのカタ ログを試みます。名前が重複している場合、ツールによってランダムでユニ ークな名前が割り当てられます。アプリケーション・サーバー上の他の DB2 管理サーバーの場合はすべて、アクセス可能にしたければ明示的にカタログ する必要があります。それには、アプリケーション・サーバーと同じ TCP/IP ネット上にない、TCP/IP を使用するすべてのサーバーと、TCP/IP を使用し ないすべてのサーバーが含まれます。 * Linux、Windows、および UNIX オペレーティング・システムでは DB2 Web ツールは、カタログ済みの DB2 システムに置かれているすべての DB2 イン スタンス・ノードとデータベースの自動検出とカタログを試みます。複数の 通信プロトコル用に 1 つのリモート・インスタンスを構成することは可能 なので、カタログでは、自動的にカタログされたインスタンスでサポートさ れているプロトコルごとに、別々のノード項目が入れられます。名前が重複 している場合、ツールによってランダムでユニークな名前が割り当てられま す。 手順 WebLogic アプリケーション・サーバーに DB2 Web ツールをインストールする ために、以下を実行します。 1. 以下を完了させて、WebLogic 管理コンソールを介して DB2 Web ツールをデ プロイします。 a. WebLogic 管理コンソールを開始します。 b. ウィンドウの左側のペインで、「ドメイン (domain)」 -> 「デプロイメ ント (deployments)」 -> 「Web アプリケーション (Web Applications)」 をクリックします。 c. 「新しい Web アプリケーションの構成 (Configure a new Web Application)」リンクをクリックして、DB2 Web ツールの Web アプリケ ーションをインストールします。 d. ファイル・システムのリストをブラウズして、 Sqllib\tools\web\db2wa.war を見つけます。 e. db2wa.war ファイル名の横にある 「選択 (select)」を選択します。 f. 選択可能なサーバーのリストから DB2 Web ツールを入れるサーバーを選 択し、矢印をクリックしてそのサーバーをターゲット・サーバーに移動 させます。 注: DB2 Web ツールでハードコーディングされているため、オリジナル の名前である db2wa は必ずそのまま使用しなければなりません。 g. 「構成およびデプロイ (Configure and Deploy)」をクリックします。 h. 選択したサーバー上の Web アプリケーションのデプロイメント状況を、 アプリケーション・サーバーがリフレッシュするまで待ちます。正常に 行われた場合、「Deployed=true」が表示されます。 2. 以下の場所にある DB2 Web ツールの Web アプリケーションを呼び出しま す。 http://server_name:app_server_port_number/db2wa 例えば、http://server_name:7001/db2wa などです。 その他のアプリケーション・サーバー上での DB2 Web ツールのデプロイ ここでは、Tomcat 4.0 や Macromedia JRun 4.0 などのほかのアプリケーショ ン・サーバーで DB2 Web ツール (Web コマンド・センターおよび Web ヘル ス・センター) をデプロイおよび構成する方法について説明します。これらの ツールは、Web サーバー上の Web サーバーとして実行され、Web ブラウザーを 介して DB2 サーバーへのアクセスを提供します。 前提条件 DB2 Web ツールをインストールする場合、以下が必要です。 * 以下のようなアプリケーション・サーバー。 * Tomcat 4.0 Servlet/JSP Container (http://jakarta.apache.org/tomcat/) * Macromedia JRun 4.0 * IBM DB2 Administration Client バージョン 8。 * HTML 4.0 に準拠した Web ブラウザー。 制約事項 DB2 Web ツール・デプロイメントには、以下の制約事項が適用されます。 * 複数言語および中間層 (middle tier) と DB2 サーバー間のコード・ページ 変換は、サポートされていません。サーバーの言語は表示されているとおり ですが、文字が正しく表示されない場合があります。 * データベース、表スペース、および Web ヘルス・センター内の表スペー ス・コンテナーのヘルス・アラートを表示するには、データベースが Web アプリケーション・サーバー上でカタログされている必要があります。 * Web ブラウザーのボタンの使用 (「中止」、「戻る」、「履歴」) は、DB2 Web ツールの使用中はサポートされていません。 * Netscape Navigator 4 で DB2 Web ツールを使用している場合は、ブラウザ ー表示が正常に更新されない場合があります。この問題が起こった場合は、 ウィンドウを最小化して、再び元に戻すことで表示を最新表示できます。他 のウィンドウにブラウザー・ウィンドウを隠し、再び前面に戻すことでも、 表示を最新表示できます。 * DB2 システム、インスタンス・ノード、またはデータベースに独自の別名を 割り当てるには、DB2 構成アシスタントまたは DB2 コントロール・センタ ーを使用して、アプリケーション・サーバーでそれらを明示的にカタログす る必要があります。 * DB2 Web ツールの最初の始動には、その後の始動に比べて初期化に非常に長 い時間が必要です。待ち時間のほとんどは、自動カタログ処理によるもので す。自動カタログ機能を使用したくない場合は、サーブレット構成でカタロ グをオフにすることで、待ち時間を短くすることができます。 注: サーブレット構成パラメーターは、デプロイメント記述子ファイル web.xml にあります。パラメーター名およびデフォルト値は、リリース によって変更される場合があります。アプリケーション・サーバーの中 には、インターフェースを通じて、または直接 web.xml ファイルを編 集することで、これらのパラメーターの変更を許可するものがあります。 * デスクトップまたはラップトップ・ブラウザーの使用時の出力 (結果) バッ ファーは、1MB 以上に構成されていたとしても、絶対最大サイズは 1MB に なります。PDA Web ブラウザーの場合、その限度は 1KB です。 * Linux、Windows、および UNIX オペレーティング・システムでは、DB2 Web ツールはアプリケーション・サーバーと同じ TCP/IP ネット上のすべてのシ ステムを自動的に検出してカタログします。同じ TCP/IP ネット上のシステ ムの場合、それぞれの IP アドレスの最初の 3 桁は同じです。このツール は、元のリモート TCP/IP ホスト名を使って、DB2 システム・ノードのカタ ログを試みます。名前が重複している場合、ツールによってランダムでユニ ークな名前が割り当てられます。アプリケーション・サーバー上の他の DB2 管理サーバーの場合はすべて、アクセス可能にしたければ明示的にカタログ する必要があります。それには、アプリケーション・サーバーと同じ TCP/IP ネット上にない、TCP/IP を使用するすべてのサーバーと、TCP/IP を使用し ないすべてのサーバーが含まれます。 * Linux、Windows、および UNIX オペレーティング・システムでは DB2 Web ツールは、カタログ済みの DB2 システムに置かれているすべての DB2 イン スタンス・ノードとデータベースの自動検出とカタログを試みます。複数の 通信プロトコル用に 1 つのリモート・インスタンスを構成することは可能 なので、カタログでは、自動的にカタログされたインスタンスでサポートさ れているプロトコルごとに、別々のノード項目が入れられます。名前が重複 している場合、ツールによってランダムでユニークな名前が割り当てられま す。 手順 以下に、Tomcat 4.0 や Macromedia JRun 4.0 などのアプリケーション・サー バーを使用して、DB2 Web ツールをインストールする際の手順を示します。 Tomcat 4.0 1. 以下を完了して、Tomcat 4.0 構成ファイル (CLASSPATH) を準備 します。 a. 新しい environment/system 変数 CATALINA_HOME を作成し て、Tomcat 4.0 へのパス (ルート・ディレクトリー) を入れ ます。例えば、D:\jakarta-tomcat-4.0.3 などです。 b. 以下のように、Tomcat 4.0 Servlet/JSP Container が機能し ているかを確認します。 1) Tomcat の bin ディレクトリーから startup.bat を実行し て、Tomcat を開始します。 2) Web ブラウザーを使用してメインの Web ページ http://localhost:8080/ にアクセスします。 2. DB2 Web ツールのインストール・パス (つまり、 Sqllib\tools\web\db2wa.war ) を見つけて、db2wa.war を Tomcat のデプロイメント・ディレクトリー (つまり、 Tomcat の webapps ディレクトリー) にコピーし、DB2 Web ツールを Tomcat Servlet/JSP Container にデプロイします。 3. 以下を完了して、Tomcat Servlet/JSP Container で DB2 Web ツ ールを呼び出します。 a. DB2 コマンド・ウィンドウを開いて、ディレクトリーを Tomcat の bin ディレクトリーに移動します。 b. startup.bat を使用して Tomcat を開始し、新しいディレクト リー (db2wa) が webapps ディレクトリーに追加されているか 確認します。 注: コマンド・プロンプト・ウィンドウからの startup.bat の実行では、DB2PATH は設定されません。DB2PATH を設 定できるようにするには、%DB2PATH% 環境変数ではなく DB2 インストール・パスを明示的に参照するように、 CLASSPATH 行を変更する必要があります。 c. DB2 Web ツールのエンタープライズ・アプリケーションは http://localhost:8080/db2wa に置かれ、HTML 4.0 対応の Web ブラウザーでアクセスできます。 JRun 1. 以下のタスクを完了して、DB2 Web ツールに新しいアプリケーシ ョン・サーバーを準備します。 推奨 新しいアプリケーション・サーバーを作成するようにお勧めしま すが、必須ではありません。テスト目的の場合、デフォルト・サ ーバーを使用でき、JVM classpath およびデプロイメントの構成 だけが必須です。 a. JRun Management Console を開始して、アプリケーション・サ ーバーの管理者としてログインします。 b. メイン・ページの右上にある「新しいサーバーの作成 (Create New Server)」を使用して、新しいアプリケーション・サーバ ーを作成します。ホスト名の選択は localhost から変更しな いでください。 c. 新しいサーバー名 (DB2WebToolsServer) を入力して、「JRun サーバー・ディレクトリー (JRun Server Directory)」をクリ ックします。値が自動的に入力されます。 d. 「サーバーの作成 (Create Server)」ボタンをクリックしま す。 e. 生成された値を記録するか、または以下に新しい値を入力しま す。 * 「JNDI プロバイダーの URL (JNDI Provider URL)」 * 「Web サーバーのポート番号 (Web Server Port Number)」 。DB2 Web ツールの URL に使用される値になります (つま り、http://localhost:web_server_port_numer/db2wa) * 「Web コネクターのプロキシー・ポート番号 (Web Connector Proxy Port Number)」 f. 必要に応じて「ポート番号の更新 (update port numbers)」を クリックし、ウィンドウを閉じます。 2. 以下のタスクを完了させて、JRun アプリケーション・サーバーで の DB2 Web ツールをデプロイします。 a. DB2 Web ツールの Web アプリケーションをホスティングする ように選択したアプリケーション・サーバー (DB2WebToolsServer、デフォルトまたは admin 以外のほかの 任意のもの) を開始します。 b. 「Web アプリケーション (Web Applications)」をクリックし てから、「追加 (Add)」をクリックします。 c. 「デプロイメント・ファイル (Deployment File)」セクション をブラウズして、DB2 インストール・パスから Sqllib\tools\web\db2wa.war ファイルを選択します。 d. 「デプロイ (Deploy)」をクリックし、コンテキスト・パスが /db2wa であることを確認します。 e. アプリケーション・サーバーを選択し、「Web アプリケーショ ン (Web Applications)」 セクションに DB2 Web ツール・ア プリケーションが表示されているか確認します。このページの 「適用 (Apply)」はクリックしないでください。 f. メイン・ページの左上のパネルから「ホーム (Home)」リンク を選択します。 g. DB2 Web ツール (DB2WebToolsServer) を含む、「ホーム (Home)」ビューからアプリケーション・サーバーを再始動しま す。 DB2 Web ツールのエンタープライズ・アプリケーションは http://localhost:your_web_server_port_numer/db2wa に置かれ、 HTML 4.0 対応の Web ブラウザーでアクセスできます。 ブロック装置での直接 I/O (Linux) 2.6 カーネルの Linux ディストリビューション用のファイル・システムとブロ ック装置の両方で、直接 I/O がサポートされるようになりました。ブロック装 置上の直接 I/O は、直接ディスク・アクセスまたはロー I/O 用の装置コンテ ナーを指定するための代替手段です。直接 I/O のパフォーマンスは、ロー・キ ャラクター型装置の方式と同等です。DB2 UDB は、CREATE TABLESPACE ステー トメントでコンテナー・パスのブロック装置名が指定されている場合、表スペ ースを開くときに直接 I/O を使用可能にします。以前は、ロー I/O 方式を使 用して同じパフォーマンスを実現していたため、raw ユーティリティーを使用 してブロック装置をキャラクター型装置に結合することが必要でした。 表 21. 直接 I/O と ロー I/O の比較 +----------------------------------+----------------------------------+ | 直接 I/O (新しい方式) | ロー I/O (古い方式) | +----------------------------------+----------------------------------+ | CREATE TABLESPACE dms1 | CREATE TABLESPACE dms1 | | MANAGED BY DATABASE | MANAGED BY DATABASE | | USING (DEVICE '/dev/sda5' | USING (DEVICE '/dev/raw/raw1' | | 11170736) | 11170736) | +----------------------------------+----------------------------------+ ロー I/O 方式は DB2 UDB でサポートされていますが、推奨されなくなってお り、将来のカーネルでサポートされなくなる可能性があります。 推奨 直接ディスク・アクセスを活用したい場合は、将来の移行の問題を回避するた めに、直接 I/O を使用して DMS 装置コンテナーを作成します。 注: 直接 I/O は Linux/390 上の DB2 UDB ではサポートされていません。 DB2 インフォメーション・センター・デーモン (Linux、UNIX) DB2 インフォメーション・センター・デーモンは、DB2 ドキュメンテーショ ン・サーバーの制御を担当します。このデーモン (DB2 インフォメーション・ センターのインストールの一部) は、以下の 2 つのファイルで構成されていま す。 * db2icd - 初期化スクリプト * db2ic.conf - 構成ファイル これらのファイルは、以下の場所にインストールされています。 AIX /etc/db2icd /var/db2/v81/db2ic.conf HP /sbin/init.d/db2icd /var/opt/db2/v81/db2ic.conf Solaris オペレーティング環境 /etc/init.d/db2icd /var/db2/v81/db2ic.conf Linux /etc/init.d/db2icd /var/db2/v81/db2ic.conf インフォメーション・センター・デーモンの開始および停止 (AIX、Solaris オ ペレーティング環境、HP、Linux) デーモンを手動で開始または停止する必要があるのは、デーモンの構成変数を 変更する場合だけです。通常、デーモンは、DB2 インフォメーション・センタ ーのインストール中に作成される実行レベルに従ってシステム始動時に開始さ れます。 手順 インフォメーション・センター・デーモンを停止および開始するには、以下の ようにします。 1. デーモンが実行中の場合は、デーモンを停止します。コマンド行で、以下の ように入力します。 INIT_DIR/db2icd stop ここで、INIT_DIR は、上記の db2icd ファイルのインストール・ディレク トリーです。 2. db2ic.conf ファイルを編集して、デーモンの変数を変更します。現在のと ころ、ドキュメンテーションが使用可能な TCP ポート番号、およびデーモ ンの実行中にデーモンが使用する一時ワークスペースの場所を変更できま す。 3. デーモンを開始します。コマンド行で、以下のように入力します。 INIT_DIR/db2icd start ここで、INIT_DIR は、上記の db2icd ファイルのインストール・ディレク トリーです。 デーモンが開始すると、デーモンで新しい環境変数が使用されます。 デーモンを即時にシャットダウンおよび再開するオプションもあります。コマ ンド行で、以下のように入力します。 INIT_DIR/db2icd restart ここで、INIT_DIR は、 上記の db2icd ファイルのインストール・ディレクト リーです。 デーモンの状況は、いつでも確認できます。コマンド行で、以下のように入力 します。 INIT_DIR/db2icd status ここで、INIT_DIR は、上記の db2icd ファイルのインストール・ディレクトリ ーです。デーモンは現在の状況を戻し、アクティブになっている場合はデーモ ン・プロセスの ID を表示します。 応答ファイル・インストール・エラー・コード 以下のエラー・コードは Windows 専用で、UNIX および Linux オペレーティン グ・システムには適用されません。 3010 インストールは正常に実行されましたが、インストールを完了 するにはシステムを再始動する必要があります。 DB2 サーバーのインストールに必要なユーザー・アカウント (Windows) クォータの増加 「クォータの増加」 ユーザー権限は、Windows XP および Windows Server 2003 オペレーティング・システムで「プロセス用のメモリ クォータを調整する」 に変更されました。 DB2 インストーラーによって付与されるユーザー権限 - プログラムのデバッグ DB2 インストール・プログラムは、「プログラムのデバッグ」ユーザ ー権限を付与しません。DB2 インストーラーは、以下のユーザー権限 を付与します。 * オペレーティング システムの一部として機能 * トークン オブジェクトの作成 * メモリ内のページのロック * サービスとしてログオン * クォータの増加 * プロセス レベル トークンの置き換え 非同期入出力サポート (Linux) 現在、ロー・デバイスおよび O_DIRECT ファイル・システムの非同期入出力 (AIO) サポートを Linux (2.6 および一部の 2.4 カーネル) で利用できるよう になりました。AIO は、ページ・クリーナーのパフォーマンスを向上させます。 db2set コマンドを実行すれば、Linux 上で AIO を使用可能または使用不可に することができます。 AIO を使用するには、ユーザーは libaio-0.3.98 以降をインストールし、AIO をサポートするカーネルを用意する必要があります。また、db2set DB2LINUXAIO=true コマンドを実行して、DB2 UDB を再開する必要があります。 メッセージ・リファレンス ADM メッセージの更新情報 ADM12504E メッセージ ADM12504E の説明では、1 次データベース上のインスタンス名がス タンバイ・データベース上のインスタンス名と一致する必要があるように書か れていますが、これは誤りです。 ADM12504E 1 次とスタンバイのデータベースで、DB2 インスタンス名が一致して いないので、HADR の 1 次対スタンバイの接続を確立できません。 HADR_REMOTE_INST 構成パラメーターを訂正してください。 1 次データベース上のインスタンス名がスタンバイ・データベース上のインス タンス名と一致することは、HADR の要件ではありません。 CLP メッセージの更新情報 DB21015E コマンド行プロセッサーのバックエンド処理の要求キューまたは入力キュー が、タイムアウト時間内に作成されませんでした。 説明 DB2BQTRY および DB2BQTIME 環境変数の値を増やす必要がある か、またはコマンド行プロセッサーのバックエンド・プログラム "db2bp" が始動できないかのいずれかです。"db2bp" プログラムは、 正しいデータベース・マネージャー・インストール・パスに存在して いなければならず、ユーザーはそのファイルの実行許可を持っている 必要があります。 UNIX プラットフォームでは、ファイル・システムに十分のファイ ル・ブロックおよび i ノードがあることを確認してください。 ユーザー処置 エラーを訂正して、コマンドを再サブミットしてください。 DBI メッセージの更新情報 DBI1060E 無効なパッケージ名 <"pkg-name"> 説明: 間違った名前が入力されました。そのパッケージは存在しない か、または名前が間違えて入力されました。 ユーザー処置: 該当パッケージの名前が配布メディアに存在するかを調べて確認して ください。存在する場合は、名前のつづりを誤っていないか確認して ください。パッケージ名はすべて小文字でなければなりません。 SQL メッセージの追加 SQL0121N The target name "" is specified more than once for assignment in the same SQL statement. 説明 同じターゲット名「」が、CALL ステートメントの OUT ま たは INOUT 引き数として、INSERT ステートメントの列のリスト、 UPDATE ステートメントの SET 文節の割り当ての左側、または代入ス テートメントの左側に複数回指定されています。ターゲット名は、 列、SQL パラメーター、SQL 変数、または新しい遷移変数を識別しま す。 このエラーは、ビューの複数の列が基本表の同じ列を基にしている場 合に、そのビューを更新または挿入の対象とするときに発生する場合 があります。 このステートメントは処理できません。 ユーザー処置 ステートメントの構文を修正し、各名前を 1 度だけ指定するように してください。 sqlcode : -121 SQL0270N 関数をサポートしていません (理由コード = "") 説明 74 タイム・スタンプによるリカバリー履歴ファイルの状況フ ィールドの更新は許可されていません。 ユーザー処置 74 リカバリー履歴ファイルの状況フィールドを EID でのみ更新し ます。 説明 75 自動統計コレクションは、複数のデータベース・パーティ ション・システム、SMPが使用可能になっているシステム、またはフ ェデレーテッド・システムではサポートされていません。 ユーザー処置 75 データベース構成パラメーター AUTO_STATS_PROF および AUTO_PROF_UPD を OFF に設定して、このデータベースの自動統計コ レクションを使用不可にします。 あるいは、SMP が使用可能になっていないシステムで、フェデレーテ ッド・システムではない、単一データベース・パーティション上のシ ステムに変更します。 SQL0494W The number of result sets is greater than the number of locators. 説明 ASSOCIATE LOCATORS ステートメントに指定されている結果セッ ト・ロケーターの数が、ストアード・プロシージャーから戻された結 果セットの数より下回っています。最初の「n」個の結果セット・ロ ケーターが戻されます。ここで、「n」は SQL ステートメントに指定 されている結果セット・ロケーター変数の数です。 SQL ステートメントは正常に実行されました。 ユーザー処置 SQL ステートメントに指定されている結果セット・ロケーター変数の 数を増やします。 sqlcode : +494 sqlstate : 01614 SQL1227N 説明: 理由コード 4 PAGE_FETCH_PAIRS のバッファー・サイズ項目は、値の昇順 で並んでいなければなりません。また、32 ビット・インス タンスの場合は、PAGE_FETCH_PAIRS 項目のいずれのバッフ ァー・サイズの値も、表内のページの数または 524287 の いずれか小さい方より大きくすることはできません。64 ビ ット・インスタンスの場合は、PAGE_FETCH_PAIRS 項目のい ずれのバッファー・サイズの値も、表内のページの数また は 2147483674 より大きくすることはできません。 SQL1768N HADR を始動できません。理由コード = "" 説明: 9 データベースは、ロー・ログを使用するよう構成されてい ます。 ユーザー処置: 9 ロー I/O (直接ディスク・アクセス) 装置を使用するのではな く、ログ・ファイル用のファイル・システム・ストレージだけを使用 するようデータベースを再構成します。管理ガイド: パフォーマンス 」の logpath および newlogpath データベース構成パラメーターに ついての説明を参照してください。 SQL1790W A default table space could not be found with a page size of at least "". 説明 プロシージャー NNSTAT は、実行されたステートメントの履歴を 保存するための SYSPROC.FED_STATS 表を作成できませんでした。十 分なページ・サイズ (少なくとも「」) の表スペースが見 つかりませんでした。 ユーザー処置 少なくとも「」のページ・サイズの表スペースが存在する ことを確認してください。 sqlcode: +1790 sqlstate: 01670 SQL1791N 指定したサーバー定義、スキーマ、またはニックネームは存在しません。 説明 プロシージャー NNSTAT は、サーバー定義、スキーマ、およびニ ックネームを入力として受け入れますが、そのようなオブジェクト (オブジェクト名を含む) のうちの 1 つ以上が見つかりません。 ユーザー処置 既存のサーバー定義、スキーマ、またはニックネームを指定して、ス テートメントを再サブミットしてください。 sqlcode: -1791 sqlstate: 42704 SQL2316W The Runstats command string for the statistics profile has exceeded the maximum size. The Runstats command string will be truncated to the maximum size and stored in the catalog table SYSIBM.SYSTABLE. 説明 STATISTICS_PROFILE 列の最大サイズは 32768 バイトです。統計 プロファイルの Runstats コマンド・ストリングのサイズがこれより 大きい場合、Runstats コマンド・ストリングは最大サイズに切り捨 てられます。 ユーティリティーは処理を続行します。 ユーザー処置 統計プロファイルを見るには、カタログ表 SYSIBM.SYSTABLES の STATISTICS_PROFILE 列を参照してください。既存の統計プロファイ ルが望ましいものでない場合は、RUNSTATS ユーティリティーを再度 発行し、それに UPDATE PROFILE または UPDATE PROFILE ONLY オプ ションを指定することにより、プロファイルを変更してください。 RUNSTATS ユーティリティーのオプションについては、このユーティ リティーのドキュメンテーションを参照してください。 SQL3705N 指定されたバッファー・サイズ・パラメーターが無効です。バッファー・サイ ズは、0、または 8 から 250000 (8 と 250000 を含む) の間で指定する必要が あります。複数バッファーの場合は、バッファー・サイズの合計が 250000 を 超えてはいけません。 SQL20290N The SQL statement references routine "" (specific name "") which cannot be run on partition "". 説明 ルーチン「」(特定名「」) が、 無効なパーティション番号「」で呼び出されまし た。 ユーザー処置 ルーチンを現行パーティションで実行するには、パーティション番号 パラメーターに -1 を指定してください。 sqlcode: -20290 sqlstate: 560CA SQL22025N An invalid input argument was specified for the reorgchk stored procedure. 説明 ストアード・プロシージャーの最初の引き数としてサポートされ ているのは「T」と「S」だけです。「T」を最初の引き数として指定 する場合は、ストアード・プロシージャーの 2 番目の引き数は としての完全修飾表名でなければなりません。 ユーザー処置 有効な入力引き数を指定して再実行依頼してください。 SQL27994W The length of a special register default column is smaller than the target column length. Load may truncate the values corresponding to this column (). 説明 列「」に対して文節 SESSION_USER、CURRENT_USER、 SYSTEM_USER、または CURRENT_SCHEMA が指定されましたが、この列は 128 バイト (SESSION_USER のみ) より短い長さで定義されている か、この列に挿入された列値がコード・ページ変換後のターゲットの 長さを超えている可能性があります。ロードで列値が切り捨てられま す。 ユーザー処置 システムの規格上、ユーザー ID (SESSION_USER) が列の長さを超え てはならない場合は、この警告は無視されます。この警告が出されな いようにするには、列を最低でも 128 バイトの長さにする必要があ ります。コード・ページ変換の結果、このレジスター・デフォルト列 が増大する場合は、その増大に対応できるよう列の長さを増やしてく ださい。 Query Patroller Query Patroller のヒストリカル・データ生成プログラムの実行より前の Explain 表の作成 Query Patroller 用のヒストリカル・データ生成プログラムの実行時に Explain 表が存在しない場合は、この生成プログラムが作成します。ただし、ヒストリ カル・データ生成プログラムの実行前に Explain 表を作成することを強くお勧 めします。Explain 表を作成する場合は、いずれも同じパーティションに作成 してください。Explain 表を同一パーティションに作成すれば、Explain 機能 のパフォーマンスが向上します。それによって、ヒストリカル・データ生成プ ログラムのパフォーマンスも向上します。 履歴分析のための Query Patroller ログ・ファイルの検査 一定期間の照会アクティビティー (履歴分析) レポートの照会に関して 「Explain Run」列に「異常実行 (Ran unsuccessfully)」という状況が表示さ れている場合、その照会の履歴データは生成されていません。このため、その 照会は履歴分析レポートまたはグラフに表示されません。バージョン 8 に述べ られているとおり、照会が正常に実行されなかった理由を判別するには、 qpuser.log ファイルを確認してください。 qpuser.log ファイルを調べる他に、qpdiag.log ファイルも確認してください。 ヒストリカル・データ生成プログラムの異常シャットダウン ヒストリカル・データ生成プログラムを実行していて、異常なやり方でシャッ トダウンした場合、次回ヒストリカル・データ生成プログラムを実行しようと したときにエラーを受け取ります。異常シャットダウンの例には次のものがあ ります。 * DB2 UDB の想定外の停止。 * db2stop force コマンドの発行。 * killdb2 コマンドの発行。 ヒストリカル・データ生成プログラムが異常シャットダウンしたときは、以下 のコマンドを発行してから、ヒストリカル・データ生成プログラムの再発行を 試みる必要があります。 qp -d database generate historical_data stop ただし database は、コマンドの実行対象のデータベースを表します。 動的照会クラスの更新 一部の照会クラス操作では、今後は Query Patroller をいったん停止してから 再始動して有効化する必要はなくなりました。 下表のアクティブな照会とは、実行中または待機中の状況にある照会のことで す。 表 22. 照会クラスの変更の有効化の条件 +----------------------------------+----------------------------------+ | 更新内容 | 変更の有効化の条件 | +----------------------------------+----------------------------------+ | 照会クラスの追加、除去、または更 | アクティブな照会がない場合、変更 | | 新。 | はただちに有効化されます。 | +----------------------------------+----------------------------------+ | 「照会の最大数」の変更のみをとも | アクティブな照会があっても、即時 | | なう照会クラスの更新。 | に有効化されます。 | +----------------------------------+----------------------------------+ | 「照会の最大コスト」の変更のみを | アクティブな照会がある場合に更新 | | ともなう照会クラスの更新。 | が有効化されるのは下記の時点で | | | す。 | | | * Query Patroller を停止してか | | | ら再始動したとき。 | | | * アクティブな照会がもうなくな | | | ったとき。 | | | 注: 「照会の最大コスト」に対する | | | ペンディングの変更があると、その | | | 後に続くどのような種類の照会クラ | | | スの更新も、上記の 2 つの条件の | | | いずれかが満たされないと有効化さ | | | れません。 | +----------------------------------+----------------------------------+ | 照会クラスの追加または除去。 | アクティブな照会がある場合に追加 | | | または除去が有効化されるのは下記 | | | の時点です。 | | | * Query Patroller を停止してか | | | ら再始動したとき。 | | | * アクティブな照会がもうなくな | | | ったとき。 | +----------------------------------+----------------------------------+ ネストされた照会の動作 ネストされた照会をキューに入れることはできません。つまり、ネストされた 照会は、通常であればキューに入るはずのしきい値を超えた場合に、即時に実 行されます。 SQL ステートメント・タイプ別の制限事項 上記の説明とは逆に、以下のステートメントをもつ照会は、キューに入れるこ とができます。 * 静的 SQL とホスト変数をもつ照会 * ID 値関数 (IDENTITY_VAL_LOCAL) またはシーケンス値関数 (NEXT VALUE FOR や PREVIOUS VALUE FOR など) をもつ照会 Terminal Services Client を使用する場合の解像度の制限 クエリー・パトローラー・センターを実行しているリモート・デスクトップに 接続するために Terminal Services Client を解像度 640x480 で使用する場合 は、「サブミット設定 (Submission Preferences)」ウィンドウがブランクで表 示される場合があります。「サブミット設定 (Submission Preferences)」ウィ ンドウを正常に表示させるには、640x480 より高い解像度を使用する必要があ ります。 照会サブミット用の新しいグループのサポート バージョン 8.2 から、DB2 UDB は、オペレーティング・システムのグループを 超えたユーザー・グループをサポートするようになりました。したがって、ク エリー・パトローラー・センターの「照会サブミット設定」ウィンドウの「使 用するサブミッター・プロファイル」ドロップダウン・リストが多少変更され ています。 ログインしても、Query Patroller のユーザー管理用の DBADM 権限または編集 特権を持っていない場合は、自分のためにだけサブミット設定を追加または更 新できます。この場合は、「使用するサブミッター・プロファイル」ドロップ ダウン・リストには、自分が属するオペレーティング・システムのグループだ けでなく、自分が属する DB2 UDB グループの既存のサブミッター・プロファイ ルが含まれています。 ログインして、Query Patroller のユーザー管理用の DBADM 権限または編集特 権を持っている場合は、他のユーザーのためにサブミット設定を追加または更 新できます。この場合は、「使用するサブミッター・プロファイル」ドロップ ダウン・リストには、すべての既存のグループ・サブミッター・プロファイル が含まれています。 Query Patroller のスケジュールの制限 クエリー・パトローラー・センターでスケジュールを処理している場合は、 「スケジュール」ウィンドウを使用してスケジュールをファイルを保管し、後 でそれをインポートできます。FixPak 6 以前を使用して保管したスケジュール がある場合は、バージョン 8.2 以降を使用してスケジュールをインポートする ことはできません。この制限は、DB2 UDB バージョン 8.2 で導入された JDK レベル間でシリアライゼーションが異なることに起因しています。 RUN IN BACKGROUND QUERY コマンドを使用するために必要な許可 RUN IN BACKGROUND QUERY コマンドを実行できるのは、照会を最初にサブミッ トしたサブミッターだけです。 結果表の別名の作成 Query Patroller バージョン 8.1 FixPak 5 の時点から、Query Patroller は 照会のサブミッターの許可 ID と一致するスキーマに結果表を作成しなくなり ました。代わりに、Query Patroller は共通の DB2QPRT スキーマに結果表を作 成するようになりました。結果表をサブミッターのスキーマを使用して参照で きるようにするために、Query Patroller バージョン 8.2 には、Query Patroller が作成する新しい結果表ごとに別名を自動的に作成するオプション が導入されています。結果表は DB2QPRT スキーマに作成され、別名はサブミッ ターの許可 ID と一致するスキーマに作成されます。 このオプションをオン/オフにするには、CREATE_RESULT_TABLE_ALIASES オプシ ョンを指定して UPDATE QP_SYSTEM コマンドを発行します。 >>-UPDATE QP_SYSTEM USING---------------------------------------> >--+-DEFAULT------------------------------+-------------------->< '-CREATE_RESULT_TABLE_ALIASES--+-'Y'-+-' '-'N'-' 孤立した結果表の別名の除去 CREATE_RESULT_TABLE_ALIASES オプションを指定して作成された別名は、結果 表のドロップ時に自動的にドロップされます。ただし、結果表をドロップして も対応する別名がドロップされない 2 つの状況があります。 * qp コマンド行またはクエリー・パトローラー・センターを使用しないで、 結果表を手動でドロップする場合。 * 照会のサブミッターではなく、DBADM 権限を持っていないオペレーターの権 限で、qp コマンド行またはクエリー・パトローラー・センターを使用して ドロップする場合。 対応する結果表のない別名をクリーンアップするために、新しいコマンド REMOVE RESULT_TABLE_ALIASES が作成されました。このコマンドは、Query Patroller のスケジュールされた結果表パージ・プロセスの一部として結果表 がパージされると常に自動的に実行されます。REMOVE RESULT_TABLE_ALIASES コマンドは、以下の照会を使用してパージする別名のリストを取得します。 with a as (select tabschema, tabname from syscat.tables where type = 'A' and tabname like 'QUERY%_RESULTS'), t as (select tabname from syscat.tables where type = 'T' and tabname like 'QUERY%_RESULTS') select all tabschema, tabname from a where not exists (select * from t where t.tabname=a.tabname) 前提条件 DBADM 権限が必要です。 手順 1. REMOVE RESULT_TABLE_ALIASES コマンドを発行します。 このコマンドは、対応する結果表のドロップ後に存在するすべての別名を除去 します。別名は、最初は結果表のために Query Patroller によって作成された ものです。 コマンド構文 >>-REMOVE RESULT_TABLE_ALIASES--------------------------------->< 注: コマンド行インターフェースを使用して Query Patroller コマンドを入力 する方法、および Query Patroller コマンドの一般的な構文について は、Query Patroller コマンド行インターフェースを参照してください。 概説およびインストール データベースの移行の準備ができていることの検証 データベースの移行の準備ができていることを検証する方法について説明して いる 8.2 バージョンのトピックに、以下の前提条件のセクションがあります。 前提条件 インスタンス所有者のホーム・ディレクトリー内の migration.log ファイルに、「実行中の DB2CKMIG のバージョン: VERSION 8。」というテキストがあることを確認してください。 この前提条件は、実際には手順の最後に実行される、移行後のステップです。 DB2 UDB の共通基準認証 共通基準を認証された DB2 UDB 構成の正式な情報は、 http://niap.nist.gov/cc-scheme にあります。 Spatial Extender Spatial Extender のインストールの検証 runGseDemo サンプル・プログラムを使用すると、DB2 Spatial Extender 用の アプリケーション・プログラミングについてよく理解することができます。サ ンプル・プログラムが地理情報使用可能データベースを作成し、そのデータベ ース内のデータに対して空間解析を行うために実行するステップの説明につい ては、『DB2 Spatial Extender サンプル・プログラム』というトピックを参照 してください。このトピックは、インフォメーション・センターおよびSpatial Extender and Geodetic Extender ユーザーズ・ガイドおよびリファレンス」に あります。 DB2 Spatial Extender には、別のサンプル・プログラム seBankDemoRunBankDemo が準備されています。このプログラムは、既存の情報 システムに空間機能を追加する方法をデモンストレーションします。 両方のサンプル・プログラムについて詳しくは、以下のディレクトリーにある README ファイルを参照してください。 Windows ~\sqllib\samples\spatial ~\sqllib\samples\spatial\bank Linux および UNIX ~/sqllib/spatial ~/sqllib/spatial/bank SQL 管理ルーチン スナップショット UDF の列の拡張 スナップショット UDF の一部の VARCHAR および CLOB 列のサイズが、最大デ ータベース・オブジェクト標準に合わせて変更されました。 表 23. 拡張された UDF の列 +---------------------------------------------------------------------+ | UDF | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | 列名 | 既存の列定義 | 更新された列定義 | +---------------------------------------------------------------------+ | SYSFUN.SQLCACHE_SNAPSHOT | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | DB_NAME | VARCHAR(8) | VARCHAR(128) | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | STMT_TEXT | CLOB(64K) | CLOB(16M) | +---------------------------------------------------------------------+ | SNAPSHOT_APPL_INFO | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | APPL_NAME | VARCHAR(255) | VARCHAR(256) | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | APPL_ID | VARCHAR(32) | VARCHAR(128) | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | AUTH_ID | VARCHAR(30) | VARCHAR(128) | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | CLIENT_NNAME | VARCHAR(20) | VARCHAR(128) | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | CLIENT_PRDID | VARCHAR(20) | VARCHAR(128) | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | INPUT_DB_ALIAS | VARCHAR(20) | VARCHAR(128) | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | CLIENT_DB_ALIAS | VARCHAR(20) | VARCHAR(128) | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | DB_NAME | VARCHAR(8) | VARCHAR(128) | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | DB_PATH | VARCHAR(256) | VARCHAR(1024) | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | EXECUTION_ID | VARCHAR(20) | VARCHAR(128) | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | CORR_TOKEN | VARCHAR(32) | VARCHAR(128) | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | TPMON_CLIENT_USERID | VARCHAR(20) | VARCHAR(256) | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | TPMON_CLIENT_WKSTN | VARCHAR(20) | VARCHAR(256) | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | TPMON_CLIENT_APP | VARCHAR(20) | VARCHAR(256) | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | TPMON_ACC_STR | VARCHAR(100) | VARCHAR(200) | +---------------------------------------------------------------------+ | SNAPSHOT_STATEMENT | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | CURSOR_NAME | VARCHAR(31) | VARCHAR(128) | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | CREATOR | VARCHAR(32) | VARCHAR(128) | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | PACKAGE_NAME | VARCHAR(20) | VARCHAR(128) | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | STMT_TEXT | CLOB(64K) | CLOB(16M) | +---------------------------------------------------------------------+ | SNAPSHOT_LOCKWAIT | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | TABLE_NAME | VARCHAR(35) | VARCHAR(128) | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | TABLE_SCHEMA | VARCHAR(32) | VARCHAR(128) | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | APPL_ID_HOLDING_LK | VARCHAR(32) | VARCHAR(128) | +---------------------------------------------------------------------+ | SNAPSHOT_DATABASE | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | INPUT_DB_ALIAS | VARCHAR(8) | VARCHAR(128) | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | DB_NAME | VARCHAR(8) | VARCHAR(128) | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | DB_PATH | VARCHAR(256) | VARCHAR(1024) | +---------------------------------------------------------------------+ | SNAPSHOT_BP | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | BP_NAME | VARCHAR(20) | VARCHAR(128) | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | DB_NAME | VARCHAR(8) | VARCHAR(128) | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | INPUT_DB_ALIAS | VARCHAR(8) | VARCHAR(128) | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | DB_PATH | VARCHAR(256) | VARCHAR(1024) | +---------------------------------------------------------------------+ | SNAPSHOT_LOCK | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | TABLE_NAME | VARCHAR(35) | VARCHAR(128) | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | TABLE_SCHEMA | VARCHAR(32) | VARCHAR(128) | +---------------------------------------------------------------------+ | SNAPSHOT_TABLE | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | TABLE_NAME | VARCHAR(35) | VARCHAR(128) | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | TABLE_SCHEMA | VARCHAR(32) | VARCHAR(128) | +---------------------------------------------------------------------+ | SNAPSHOT_TBREORG | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | TABLE_NAME | VARCHAR(35) | VARCHAR(128) | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | TABLE_SCHEMA | VARCHAR(32) | VARCHAR(128) | +---------------------------------------------------------------------+ | SNAPSHOT_SUBSECT | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | STMT_TEXT | CLOB(64K) | CLOB(16M) | +---------------------------------------------------------------------+ | SNAPSHOT_DYN_SQL | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | STMT_TEXT | CLOB(64K) | CLOB(16M) | +---------------------------------------------------------------------+ | HEALTH_DBM_INFO | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | SERVER_INSTANCE_NAME | VARCHAR(8) | VARCHAR(128) | +---------------------------------------------------------------------+ | HEALTH_DBM_HI | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | SERVER_INSTANCE_NAME | VARCHAR(8) | VARCHAR(128) | +---------------------------------------------------------------------+ | HEALTH_DBM_HI_HIS | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | SERVER_INSTANCE_NAME | VARCHAR(8) | VARCHAR(128) | +---------------------------------------------------------------------+ | HEALTH_DB_INFO | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | DB_NAME | VARCHAR(8) | VARCHAR(128) | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | INPUT_DB_ALIAS | VARCHAR(8) | VARCHAR(128) | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | DB_PATH | VARCHAR(256) | VARCHAR(1024) | +---------------------------------------------------------------------+ | HEALTH_DB_HI | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | DB_NAME | VARCHAR(8) | VARCHAR(128) | +---------------------------------------------------------------------+ | HEALTH_DB_HI_HIS | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | DB_NAME | VARCHAR(8) | VARCHAR(128) | +---------------------------------------------------------------------+ | HEALTH_DB_HIC | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | DB_NAME | VARCHAR(8) | VARCHAR(128) | +---------------------------------------------------------------------+ | HEALTH_DB_HIC_HIS | +---------------------------+--------------------+--------------------+ | DB_NAME | VARCHAR(8) | VARCHAR(128) | +---------------------------+--------------------+--------------------+ 注: SNAPSHOT_DYN_SQL、SNAPSHOT_STATEMENT、SNAPSHOT_SUBSECT、および SQLCACHE_SNAPSHOT ルーチンの STMT_TEXT の定義が、将来の拡張に備えて CLOB(16M) に拡張されました。ステートメント・テキスト・データの実際 の出力は、引き続き 64K で切り捨てられます。 SQL リファレンス CONNECT ステートメント Windows Server に明示的に接続するときは、Microsoft Windows NT Security Account Manager (SAM) 互換名を使用して、TO authorization-name または USER host-variable を指定することができます。修飾子は、最大長が 15 文 字の NetBIOS スタイル名でなければなりません。たとえば、'Domain\User' な どとします。 Explain 機能で使用されるスキーマ Explain 機能は、データを追加する Explain 表を修飾するために使用するスキ ーマとして以下の ID を使用します。 * 動的 SQL の場合はセッション許可 ID * 静的 SQL の場合はステートメント許可 ID スキーマは、Explain 表のセット、または別のスキーマに属する Explain 表の セットを指す別名と関連付けることができます。 スキーマに属する Explain 表がない場合は、Explain 機能は SYSTOOLS スキー マに属する Explain 表がないかを確認し、それらを用いようとします。 日付/時刻の値のストリング表記 時刻ストリング 時刻のストリング表記は、数字で始まり、長さが 4 バイト以上のストリングで す。末尾のブランクを付けることができます。時刻の時部分の先行ゼロは省略 可能であり、秒は完全に省略することができます。秒が省略されている場合 は、0 秒が暗黙的に指定されたと見なされます。したがって、13:30 は 13:30:00 に等しくなります。 時刻を示す有効なストリング・フォーマットを、以下の表に示します。各フォ ーマットは、名前および関連する省略形によって識別されます。 表 24. 時刻のストリング表記フォーマット +---------------------------+-------------+-------------+-------------+ | フォーマット名 | 省略形 | 時刻フォー | 例 | | | | マット | | +---------------------------+-------------+-------------+-------------+ | 国際標準化機構 2 | ISO | hh.mm.ss | 13.30.05 | +---------------------------+-------------+-------------+-------------+ | IBM USA 標準規格 | USA | hh:mm AM ま | 1:30 PM | | | | たは PM | | +---------------------------+-------------+-------------+-------------+ | IBM 欧州標準規格 | EUR | hh.mm.ss | 13.30.05 | +---------------------------+-------------+-------------+-------------+ | 日本工業規格西暦 | JIS | hh:mm:ss | 13:30:05 | +---------------------------+-------------+-------------+-------------+ | 地域別定義 | LOC | アプリケー | - | | | | ションのテ | | | | | リトリー・ | | | | | コードに依 | | | | | 存します。 | | +---------------------------+-------------+-------------+-------------+ バージョン 8.2 から、「AM」および「PM」は小文字と大文字のどちらでも表記 できるようになりました。 システム・モニター 接続コンセントレーターを使用可能にしない状態での分離アプリケーション・リ スト 接続コンセントレーターを使用可能にしなくても、list applications コマン ドの発行時に分離アプリケーションを表示できます。 ランタイム・ロールバック・プロセスの進捗モニター ランタイム・ロールバックの進捗をモニターすることによって、アプリケーシ ョン・スナップショットを使用するロールバック・イベントの進捗情報を得ら れます。ロールバック・イベントには、以下の 2 つのタイプがあります。 作業単位ロールバック トランザクション全体の明示的 (ユーザーが呼び出す) および暗黙的 (強制) ロールバックが含まれます。 セーブポイント・ロールバック ステートメント・レベルおよびアプリケーション・レベルのセーブポ イントが含まれます。ネストされたセーブポイントは 1 つの単位と 見なされ、最外部のセーブポイントが使用されます。 提供される情報は、ロールバック・イベントの開始時刻、合計作業および完了 作業です。作業の測定基準はバイトです。 合計作業単位とは、トランザクションまたはセーブポイント用にロールバック する必要があるログ・ストリーム内の範囲のことです。 完了作業単位は、ロールバックされたログ・ストリーム内の相対位置を示しま す。 完了作業は、ログ・レコードが処理されるごとに更新されます。ログ・レコー ドはサイズがそれぞれに異なるため、均等に更新が行われるわけではありませ ん。 GET SNAPSHOT FOR ALL APPLICATIONS コマンドの出力例 Application Snapshot Application handle = 6 Application status = Rollback Active Start Time = 02/20/2004 12:49:27.713720 Completed Work = 1024000 bytes Total Work = 4084000 bytes Application Snapshot Application handle = 10 Application status = Rollback to Savepoint Start Time = 02/20/2004 12:49:32.832410 Completed Work = 102400 bytes Total Work = 2048000 bytes 注: スナップショット中にロールバックがアクティブでない場合は、ロールバ ック・エレメントは表示されません。 XML Extender XML Extender による MQ XML UDF の構成 MQ XML ユーザー定義関数 (UDF) は、構成および使用可能にしてからでなけれ ば使用できません。 前提条件 インフォメーション・センターまたは「IBM DB2 Information Integrator アプ リケーション開発者向けガイド」の『DB2 WebSphere MQ 機能のインストール』 のトピックの手順に従って UDF をインストールします。 手順 XML Extender によって MQ XML UDF を構成および使用可能にするには、以下の ようにします。 1. DB2 コマンド・プロンプト・ウィンドウを開きます。 2. 以下のコマンドを入力して、MQ XML UDF を使用するデータベースに接続し ます。 db2 connect to 3. DB2 をインストールした bnd ディレクトリーに変更します。たとえば、以 下のとおりです。 * SQLLIB/bnd (Linux、UNIX) * C:\Program Files\IBM\SQLLIB\bnd (Windows) 4. 以下のコマンドを使用して、データベースを XML Extender にバインドしま す。 db2 bind @dbxxbind.lst 5. 以下のコマンドを使用して、MQ XML UDF を使用する XML Extender 用のデ ータベースをバインドします。 db2 bind mqxml.bnd 6. 以下のコマンドを使用してデータベースを CLI にバインドします。 db2 bind @db2cli.lst XML Extender の環境変数 DB2DXX_MIN_TMPFILE_SIZE DB2 XML Extender は、大きな文書を一時ファイルに入れて、処理中に大量のメ モリーを使わないようにすることができます。大容量の物理メモリーを備えた システムでは、文書を一時ファイルに移動しなくても済むので、入出力アクテ ィビティー量が減ります。環境変数 DB2DXX_MIN_TMPFILE_SIZE は、指定の値よ りも小さい文書の処理では、一時ファイルではなくメモリー・バッファーを使 用するように XML Extender に指示します。この変数は、サーバーでのみ使用 できます。パーティション化された環境に複数の物理ノードが関与している場 合、各コンピューターにインストールされているメモリー容量を正確に反映す るように、この変数をノードごとに別々に設定することができます。この環境 変数を設定しないと、128 KB よりも大きい文書は処理中に自動的に一時ファイ ルに入れられます。128 KB よりも小さい文書はメモリー内で処理されます。 DB2XML.XMLVarchar UDT の再定義 ユーザー定義タイプ (UDT) DB2XML.XMLVarchar は、32 KB まで再定義できま す。XMLVarchar UDT のサイズを変更するには、データベースを XML Extender に対して使用可能にする前に、UDT を作成してください。 詳しくは、「DB2 XML Extender 管理およびプログラミングのガイド」を参照し てください。 付録A. DB2 UDB フィックスパック CD のディレクトリー構造 Windows オペレーティング・システム フィックスパック CD 内のファイルは以下の場所にあります。 表 25. Windows ファイル +------------------+--------------------------------------------------+ | ファイル | ロケーション | +------------------+--------------------------------------------------+ | DB2 製品ファイル | x:\db2 | +------------------+--------------------------------------------------+ | インストール前提 | x:\doc\\install.txt | | 条件: | | +------------------+--------------------------------------------------+ | インストール前提 | x:\doc\\install.htm | | 条件 (HTML): | | +------------------+--------------------------------------------------+ | ライセンス・ファ | x:\db2\license | | イル | | +------------------+--------------------------------------------------+ | リリース・ノート | x:\doc\\release.txt | +------------------+--------------------------------------------------+ | リリース・ノート | x:\doc\\db2ir\index.htm | | (HTML) | | +------------------+--------------------------------------------------+ 詳細は次のとおりです。 * x: は、ご使用の CD ドライブを表します。 * は、言語ディレクトリーを表します。表 27 にある言 語の 1 つに対応する 5 文字のコードで構成されます。 UNIX オペレーティング・システム フィックスパック CD 内のファイルは以下の場所にあります。 表 26. UNIX ファイル +------------------+--------------------------------------------------+ | ファイル | ロケーション | +------------------+--------------------------------------------------+ | DB2 製品ファイル | /cdrom/db2 | +------------------+--------------------------------------------------+ | インストール前提 | /cdrom/doc//install.txt | | 条件: | | +------------------+--------------------------------------------------+ | インストール前提 | /cdrom/doc//install.htm | | 条件 (HTML): | | +------------------+--------------------------------------------------+ | ライセンス・ファ | /cdrom/db2/license | | イル | | +------------------+--------------------------------------------------+ | リリース・ノート | /cdrom/doc//release.txt | +------------------+--------------------------------------------------+ | リリース・ノート | /cdrom/doc//db2ir/index.htm | | (HTML) | | +------------------+--------------------------------------------------+ 詳細は次のとおりです。 * /cdrom は、ご使用のマウント・ポイントを表します。 * は、言語ディレクトリーを表します。表 27 にある言 語の 1 つに対応する 5 文字のコードで構成されます。 次の表は、言語ディレクトリー名とそれに対応する言語の概要を示しています。 表 27. ディレクトリー名とそれに対応する言語 +----------------+----------------------------------------------------+ | ディレクトリー | 言語 | +----------------+----------------------------------------------------+ | ar_AA | アラビア語 | +----------------+----------------------------------------------------+ | bg_BG | ブルガリア語 | +----------------+----------------------------------------------------+ | cs_CZ | チェコ語 | +----------------+----------------------------------------------------+ | da_DK | デンマーク語 | +----------------+----------------------------------------------------+ | de_DE | ドイツ語 | +----------------+----------------------------------------------------+ | el_GR | ギリシャ語 | +----------------+----------------------------------------------------+ | en_US | 英語 | +----------------+----------------------------------------------------+ | es_ES | スペイン語 | +----------------+----------------------------------------------------+ | fi_FI | フィンランド語 | +----------------+----------------------------------------------------+ | fr_FR | フランス語 | +----------------+----------------------------------------------------+ | hr_HR | クロアチア語 | +----------------+----------------------------------------------------+ | hu_HU | ハンガリー語 | +----------------+----------------------------------------------------+ | it_IT | イタリア語 | +----------------+----------------------------------------------------+ | iw_IL | ヘブライ語 | +----------------+----------------------------------------------------+ | ja_JP | 日本語 | +----------------+----------------------------------------------------+ | ko_KR | 韓国語 | +----------------+----------------------------------------------------+ | nl_NL | オランダ語 | +----------------+----------------------------------------------------+ | no_NO | ノルウェー語 | +----------------+----------------------------------------------------+ | pl_PL | ポーランド語 | +----------------+----------------------------------------------------+ | pt_BR | ブラジル・ポルトガル語 | +----------------+----------------------------------------------------+ | pt_PT | ポルトガル語 | +----------------+----------------------------------------------------+ | ro_RO | ルーマニア語 | +----------------+----------------------------------------------------+ | ru_RU | ロシア語 | +----------------+----------------------------------------------------+ | sk_SK | スロバキア語 | +----------------+----------------------------------------------------+ | sl_SI | スロベニア語 | +----------------+----------------------------------------------------+ | sv_SE | スウェーデン語 | +----------------+----------------------------------------------------+ | tr_TR | トルコ語 | +----------------+----------------------------------------------------+ | zh_CN | 中国語 (簡体字) | +----------------+----------------------------------------------------+ | zh_TW | 中国語 (繁体字) | +----------------+----------------------------------------------------+ 注: 1. ディレクトリー名は、オペレーティング・システムに応じて大文字または小 文字で表示されます。 2. すべての言語ディレクトリーがすべての CD 内に用意されているとは限らな いため、上記のリスト中のディレクトリーがすべてこの CD 上に表示される わけではありません。 3. バージョン 8.2 から、「インストール情報」は「リリース・ノート」のセ クションの 1 つになりました。 付録B. IBM と連絡をとる 技術上の問題がある場合は、お客様サポートにご連絡ください。 B.1 製品情報 DB2 Universal Database 製品に関する情報は、 http://www.ibm.com/software/data/db2/udb から入手できます。 このサイトには、技術ライブラリー、資料の注文方法、製品のダウンロード、 ニュースグループ、フィックスパック、ニュース、および Web リソースへのリ ンクに関する最新情報が掲載されています。 米国以外の国で IBM に連絡する方法については、 IBM Worldwide ページ (www.ibm.com/planetwide) にアクセスしてください。 付録C. 特記事項 本書に記載の製品、サービス、または機能が日本においては提供されていない 場合があります。日本で利用可能な製品、サービス、および機能については、 日本 IBM の営業担当員にお尋ねください。本書で IBM 製品、プログラム、ま たはサービスに言及していても、その IBM 製品、プログラム、またはサービス のみが使用可能であることを意味するものではありません。これらに代えて、 IBM の知的所有権を侵害することのない、機能的に同等の製品、プログラム、 またはサービスを使用することができます。ただし、IBM 以外の製品とプログ ラムの操作またはサービスの評価および検証は、お客様の責任で行っていただ きます。 IBM は、本書に記載されている内容に関して特許権 (特許出願中のものを含む) を保有している場合があります。本書の提供は、お客様にこれらの特許権につ いて実施権を許諾することを意味するものではありません。実施権についての お問い合わせは、書面にて下記宛先にお送りください。 〒106-0032 東京都港区六本木 3-2-31 IBM World Trade Asia Corporation Licensing 以下の保証は、国または地域の法律に沿わない場合は、適用されません。 IBM およびその直接または間接の子会社は、本書を特定物として現存するままの状 態で提供し、商品性の保証、特定目的適合性の保証および法律上の瑕疵担保責 任を含むすべての明示もしくは黙示の保証責任を負わないものとします。国ま たは地域によっては、法律の強行規定により、保証責任の制限が禁じられる場 合、強行規定の制限を受けるものとします。 この情報には、技術的に不適切な記述や誤植を含む場合があります。本書は定 期的に見直され、必要な変更は本書の次版に組み込まれます。 IBM は予告なし に、随時、この文書に記載されている製品またはプログラムに対して、改良ま たは変更を行うことがあります。 本書において IBM 以外の Web サイトに言及している場合がありますが、便宜 のため記載しただけであり、決してそれらの Web サイトを推奨するものではあ りません。それらの Web サイトにある資料は、この IBM 製品の資料の一部では ありません。それらの Web サイトは、お客様の責任でご使用ください。 IBM は、お客様が提供するいかなる情報も、お客様に対してなんら義務も負う ことのない、自ら適切と信ずる方法で、使用もしくは配布することができるも のとします。 本プログラムのライセンス保持者で、(i) 独自に作成したプログラムとその他 のプログラム(本プログラムを含む)との間での情報交換、および (ii) 交換さ れた情報の相互利用を可能にすることを目的として、本プログラムに関する情 報を必要とする方は、下記に連絡してください。 IBM Canada Limited Office of the Lab Director 8200 Warden Avenue Markham, Ontario L6G 1C7 CANADA 本プログラムに関する上記の情報は、適切な使用条件の下で使用することがで きますが、有償の場合もあります。 本書で説明されているライセンス・プログラムまたはその他のライセンス資料 は、IBM 所定のプログラム契約の契約条項、IBMプログラムのご使用条件、また はそれと同等の条項に基づいて、 IBM より提供されます。 この文書に含まれるいかなるパフォーマンス・データも、管理環境下で決定さ れたものです。そのため、他の操作環境で得られた結果は、異なる可能性があ ります。一部の測定が、開発レベルのシステムで行われた可能性がありますが、 その測定値が、一般に利用可能なシステムのものと同じである保証はありませ ん。さらに、一部の測定値が、推定値である可能性があります。実際の結果 は、異なる可能性があります。お客様は、お客様の特定の環境に適したデータ を確かめる必要があります。 IBM 以外の製品に関する情報は、その製品の供給者、出版物、もしくはその他 の公に利用可能なソースから入手したものです。 IBM は、それらの製品のテス トは行っておりません。したがって、他社製品に関する実行性、互換性、また はその他の要求については確証できません。 IBM 以外の製品の性能に関する質 問は、それらの製品の供給者にお願いします。 IBM の将来の方向または意向に関する記述については、予告なしに変更または 撤回される場合があり、単に目標を示しているものです。 本書には、日常の業務処理で用いられるデータや報告書の例が含まれています。 より具体性を与えるために、それらの例には、個人、企業、ブランド、あるい は製品などの名前が含まれている場合があります。これらの名称はすべて架空 のものであり、名称や住所が類似する企業が実在しているとしても、それは偶 然にすぎません。 著作権使用許諾: 本書には、様々なオペレーティング・プラットフォームでのプログラミング手 法を例示するサンプル・アプリケーション・プログラムがソース言語で掲載さ れています。お客様は、サンプル・プログラムが書かれているオペレーティン グ・プラットフォームのアプリケーション・プログラミング・インターフェー スに準拠したアプリケーション・プログラムの開発、使用、販売、配布を目的 として、いかなる形式においても、IBM に対価を支払うことなくこれを複製 し、改変し、配布することができます。このサンプル・プログラムは、あらゆ る条件下における完全なテストを経ていません。従って IBM は、これらのサン プル・プログラムについて信頼性、利便性もしくは機能性があることをほのめ かしたり、保証することはできません。 それぞれの複製物、サンプル・プログラムのいかなる部分、またはすべての派 生した創作物には、次のように、著作権表示を入れていただく必要があります。 (C) (お客様の会社名) (西暦年). このコードの一部は、IBM Corp. のサンプ ル・プログラムから取られています。 (C) Copyright IBM Corp. _年を入れる_. All rights reserved. C.1 商標 以下は、IBM Corporation の商標です。 ACF/VTAM iSeries AISPO LAN Distance AIX MVS AIXwindows MVS/ESA AnyNet MVS/XA APPN Net.Data AS/400 NetView BookManager OS/390 C Set++ OS/400 C/370 PowerPC CICS pSeries Database 2 QBIC DataHub QMF DataJoiner RACF DataPropagator RISC System/6000 DataRefresher RS/6000 DB2 S/370 DB2 Connect SP DB2 Extenders SQL/400 DB2 OLAP Server SQL/DS DB2 Information Integrator System/370 DB2 Query Patroller System/390 DB2 Universal Database SystemView Distributed Relational Tivoli Database Architecture VisualAge DRDA VM/ESA eServer VSE/ESA Extended Services VTAM FFST WebExplorer First Failure Support Technology WebSphere IBM WIN-OS/2 IMS z/OS IMS/ESA zSeries 以下は、それぞれ各社の商標または登録商標です。 Microsoft、Windows、Windows NT および Windows ロゴは、Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標です。 Pentium は、Intel Corporation の米国およびその他の国における商標です。 Java およびすべての Java 関連の商標およびロゴは、Sun Microsystems, Inc. の米国およびその他の国における商標または登録商標です。 UNIX は、The Open Group の米国およびその他の国における登録商標です。 他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標です。