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6コード化文字セット ID (CCSID) 5039 用の代替 Unicode 変換表

6Microsoft Windows の日本語シフト JIS コード・ページは、 6IBM コード化文字セット ID (CCSID) 943 として登録されています。 6ただし、HP-UX プラットフォーム上ではシフト JIS コード・ページは CCSID 5039 として登録されています。 6CCSID 5039 の中には、日本工業規格 (JIS) の文字だけが入っていて、ベンダー定義の文字はありません。 6CCSID 5039 の DB2 UDB データベースを HP-UX 上で使用してシフト JIS 文字を保管することはできますが、 6CCSID 5039 と CCSID 943 の間でコード・ページの変換が行われます。 6Microsoft ODBC アプリケーションの使用時に、CCSID 5039 のデータを Unicode に変換すると、 6IBM のコード・ページの変換表と Microsoft のコード・ページの変換表の相違のために問題が生じる可能性があります。

6以下の文字のリストは、CCSID 5039 から Unicode に変換したときに、 6どちらの変換表 (IBM または Microsoft) を使用するかによって違ったコード・ポイントになります。 6このような文字の場合、IBM の変換表は日本工業規格 JISX0208 および JISX0221 に準拠しています。


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6表 2. CCSID 5039 から Unicode コード・ポイントへの変換

シフト JIS コード・ポイント (文字名) IBM 基本コード・ポイント (Unicode 名) Microsoft 基本コード・ポイント (Unicode 名)
X'815C' (ダッシュ (全角)) U+2014 (ダッシュ (全角)) U+2015 (Horizontal bar)
X'8160' (波形ダッシュ) U+301C (波ダッシュ) U+FF5E (Fullwidth tilde)
X'8161' (双柱) U+2016 (双柱) U+2225 (Parallel to)
X'817C' (負符号) U+2212 (負符号) U+FF0D (Fullwidth hyphen-minus)

6たとえば、X'815C' の CCSID 5039 コード・ポイントをもつ文字ダッシュ (全角) は、 6IBM 変換表を使用すると Unicdoe コード・ポイント U+2014 に変換されますが、 6Microsoft 変換表を使用すると U+2015 に変換されます。 6すなわち、Microsoft ODBC アプリケーションは、 6U+2014 を無効コード・ポイントとして扱うことが原因の問題を生じる可能性があります。 6このような問題が起きないようにするために、デフォルトの IBM 変換表以外に、 6CCSID 5039 から Unicode への代わりの Microsoft 変換表が DB2 UDB には用意されています。 6デフォルトの IBM 変換表を、代わりの Microsoft 変換表に置き換える必要があります。 6Unicode から CCSID 5039 へのデフォルトの IBM 変換表は、Microsoft 版のものと一致することに注意してください。


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