リリース情報

1機密保護機能のある環境 (Windows)

1Windows システムでの管理者ではないユーザーが Windows 上で DB2 Universal 1Database を使用すると、ファイル許可の問題が起こる場合があります。 1SQL1035N、 1SQL1652N、 1または SQL5005C のエラー・メッセージが表示された場合の考えられる原因と対策を以下に示してあります。

1ユーザーは、sqllib ディレクトリーに対する十分な権限を持っていない

1

1問題
1DB2 CLP またはコマンド・ウィンドウを開こうとすると、SQL1035N または SQL1652N エラーになる。 1DB2 Universal Database コード (コア・ファイル) は書き込み特権が限定されるディレクトリー構造にインストールされますが、 1いくつかの DB2 Universal Database ツールでは、 1DB2INSTPROF ディレクトリーでファイルの書き込みと作成を行う必要があります。

1対処法
1ユーザーに少なくとも MODIFY 許可を付与できる新規ディレクトリーを作成し、 1db2set -g db2tempdir を使用して新規ディレクトリーを指すようにするか、 1または Windows システム環境の db2tempdir 変数を設定します。 1

1ユーザーが SYSADM_GROUP に属していても sqllib¥<instance_dir> ディレクトリーへ書き込むための十分な権限がない

1

1問題
1データベース・マネージャー構成ファイルを更新しようとすると (update dbm cfg)、 1SQL5005C システム・エラーになる。 1ユーザーを SYSADM_GROUP に追加しても、 1そのユーザーには sqllib¥instance_dir ディレクトリーに書き込むために必要な NTFS アクセス権はありません。

1最初の対策

1ファイル・システム・レベルで instance_dir ディレクトリーの少なくとも MODIFY 許可をユーザーに付与します。

12 番目の対策
1ユーザーに少なくとも MODIFY 許可を付与できる新規ディレクトリーを作成します。 1db2set db2instprof コマンドを使用して、新しいディレクトリーを指定します。 1db2instprof で指定した新規インスタンス・ディレクトリーの下に情報が保管されるようにインスタンスを再作成するか、 1または古いインスタンス・ディレクトリーを新規ディレクトリーに移動する必要があります。 1


[ ページのトップ | 前ページ | 次ページ | 目次 ]