DB2 DataPropagator は、 データ分散、データ統合、 および双方向レプリカ機能 (update anywhere) という、 3 つの主なレプリケーション構成をサポートしています。

データ分散構成

単一ソース構成では、 変更が複数の読み取り専用ターゲット表に複製されます。 これにより、 アプリケーションのパフォーマンスを低下させずに、 複数の場所でデータを共用できます。 アプリケーションがターゲット表 (ローカルのコピー) を使用できるので、 ネットワークまたは中央のサーバーに過負荷となることはありません。

データ統合構成

単一ターゲット構成では、 変更されたデータがデータ分散の場合とは逆の方向で送られます。 そして、1 つ以上のソースからのレプリケーション更新を受け取ります。 この構成は、 各組織がデータの一部しか提供しない場合、 または 1 つのソース表で提供できるデータよりも多くのデータを企業が必要とする場合に、 ローカルの意思決定データまたはデータウェアハウスを保守するのに便利です。 ソース・データのローカル・コピーを使用することにより、 実動データベース・リソースの競合を発生させずに、 データを分析できます。