リリース情報
|DB2 Data Links Manager は、Tivoli Space Manager の機能を
|利用できるようになりました。Tivoli Space Manager Hierarchical Storage Manager (HSM) の
|クライアント・プログラムは、適格ファイルを自動的に移行して、
|ローカル・ファイル・システム上に特定のレベルのフリー・スペースを保持します。
|クライアント・プログラムは、アクセス時に移行済みファイルを自動的に再呼び出しして、
|ユーザーが特定のファイルを移行して再呼び出しすることを許可します。
|この機能の前提条件は、Tivoli Space Manager バージョン 4.2 です。
|この新しい機能は、定期的に 3 次記憶域に移動する必要のある大規模なファイルのある
|ファイル・システムを持っているために、ファイル・システムのスペースを管理する
|必要のあるお客様には役立ちます。現在 Tivoli Space Manager は、
|多くのお客様に 3 次記憶域を管理する手段を提供しています。Tivoli Space Manager の
|DB2 データ・リンク・マネージャー・サポートが新しくなり、DATALINK ファイルのスペース管理の
|柔軟性が大幅に向上しました。Tivoli Space Manager では DB2 データ・リンク・マネージャーのファイル・システムに
|格納する可能性のあるすべてのファイルに前もって十分な記憶域を割り当てられることはなく、代わりに
|データ・リンク管理ファイル・システムの割り当てを一定期間にわたって調整することができる
|ようになるので、通常の使用時に誤ってファイル・システムを一杯にしてしまう危険がありません。
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- |ファイル・システムにデータ・リンクと HSM サポートを追加する
-
|Hierarchical Storage Management (HSM) でファイル・システムを登録するときは、
|最初に HSM で登録してから、データ・リンク・ファイル・マネージャーで
|登録してください。
- |HSM で、コマンド "dsmmigfs add /fs" を使って登録する。
- |DLM に、コマンド "dlfmfsmd /fs" を使って登録する。
|
|ファイル・システムのデータ・リンク・サポートは、以下を入力すると
|HSM ファイル・システムのスタンザ /etc/filesystems に反映されます。
| vfs = dlfs
| mount = false
| options = rw,Basefs=fsm
| nodename = -
- |既存の HSM ファイル・システムにデータ・リンク・サポートを追加する
- |DLM に、コマンド "dlfmfsmd /fs" を使って登録する。
- |既存のデータ・リンク・ファイル・システムに HSM サポートを追加する
-
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- |HSM で、コマンド "dsmmigfs add /fs" を使って登録する。
- |DLM に、コマンド "dlfmfsmd /fs" を使って登録する。
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- |データ・リンク HSM ファイル・システムからデータ・リンク・サポートを除去する
- |コマンド "dlfmfsmd -j /fs" を使ってデータ・リンク・サポートを除去する。
- |データ・リンク HSM ファイル・システムから HSM サポートを除去する
-
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- |コマンド "dsmmigfs remove /fs" を使って HSM サポートを
|除去する。
- |データ・リンク・サポート、"dlfmfsmd -j /fs" を除去する。
- |DLM に、コマンド "dlfmfsmd /fs" を使って登録する。
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- |データ・リンク HSM ファイル・システムからデータ・リンクと HSM サポートを
|除去する
-
|
- |コマンド "dsmmigfs remove /fs" を使って HSM サポートを
|除去する。
- |コマンド "dlfmfsmd -j /fs" を使ってデータ・リンク・サポートを除去する。
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- |現在、この機能は AIX でのみサポートされています。
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- |FC (読み取り許可 DB) リンク・ファイルの選択移行
|(dsmmigrate) および再呼び出しが行えるのは、ルート・ユーザーのみです。
- |読み取り許可 DB ファイルの場合のファイル所有者がデータ・リンク・マネージャー
|管理者 (dlfm) の場合、選択したファイルの移行を行えるのは、ファイル所有者のみです。
|そうしたファイルをアクセスするには、
|ホスト・データベース・サイドからのトークンが必要です。トークンを必要としない唯一のユーザーは
|「ルート」ユーザーです。「ルート」ユーザーの場合は、読み取り許可 DB ファイルで、
|選択移行を行って再呼び出しするほうが簡単です。dlfm ユーザーは、
|最初のときに限り、有効なトークンを使って FC ファイルを移行することが
|できます。2 回目にマイグレーションを試行すると (再呼び出し後に)、操作は失敗し、
|エラー・メッセージ "ANS1028S 内部プログラム・エラーです。
|サービス担当者に連絡してください。" が表示されます。ルート以外のユーザーが
|FC ファイルで dsmmigrate を実行しても失敗します。ファイル・サーバー上の
|ファイルにアクセスするのは通常は管理者であるため、これは重大な制限ではありません。
- |dlfs は fsm にマウントされていますが、stat および statfs システム呼び出しは、
|fsm として dlfs ではなく Vfs のタイプを示します。
- |上記の動作は、ファイル・システムで statfs を実行して、その Vfs タイプが fsm であるかどうかを
|チェックする dsmrecalld デーモンの通常の機能です。
- |最小 inode 番号を持つファイルが FC (読み取り許可 DB) リンクされている
|場合、コマンド "dsmls" は出力を表示しません。
- |dsmls コマンドは ls コマンドに
|類似し、TSM が管理するファイルをリストします。ユーザー処置は必要ありません。
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