リリース情報


31.1 情報カタログ・マネージャー初期設定ユーティリティー

31.1.1

情報カタログ・マネージャー (ICM) の初期化ユーティリティーでは、以下のコマンドを使用して、CREATE TABLE ステートメントの終わりに SQL ステートメントを付加できるようになりました。

CREATEIC ¥DBTYPE dbtype ¥DGNAME dgname ¥USERID userid ¥PASSWORD password
¥KA1 userid ¥TABOPT "directory:¥tabopt.file" 

DB2 がインストールされているディレクトリーからは、 CREATEIC ユーティリティーで TABOPT キーワードを指定できます。 TABOPT キーワードの次の値は、全パスを含むファイル名 tabopt.file です。ディレクトリー名にブランクが含まれている場合は、その名前を引用符で囲んでください。 tabopt.file ファイルの内容には、 CREATE TABLE ステートメントに付加する情報が含まれていなければなりません。この tabopt.file ファイルへの書き込みを行うには、下記の SQL ステートメントを使用してください。 ICM ユーティリティーはこのファイルを読み込み、次にそれを CREATE TABLE ステートメントに付加します。

表 9. SQL ステートメント

IN MYTABLESPACE MYTABLESPACE のデータを持つ表を作成します
DATA CAPTURE CHANGES 表を作成して、SQL の変更を拡張形式でログに記録します
IN ACCOUNTING INDEX IN ACCOUNT_IDX ACCOUNTING 内のデータおよび ACCOUNT_IDX 内の索引を持つ表を作成します

コンテンツ・ファイルの最大サイズは 1 バイト文字にして 1000 文字です。

この新しい機能は Windows および UNIX システムでのみ使用可能です。

31.1.2 ライセンス交付の問題

以下のメッセージを受け取った場合:

FLG0083E: 情報カタログ・マネージャー初期設定ユーティリティーの
有効なライセンスがありません。
ソフトウェア販売店あるいは IBM に連絡してください。
 

DB2 ウェアハウス・マネージャーあるいは IBM DB2 OLAP Server を購入して、情報カタログ・マネージャー・コンポーネントをインストールする必要があります。それは情報カタログ・マネージャー初期設定ユーティリティーを含んでいます。

31.1.3 インストールの問題

DB2 ウェアハウス・マネージャーあるいは IBM DB2 OLAP Server をインストールする場合、また同じワークステーションに別の情報カタログ・マネージャー管理者コンポーネント (DB2 ユニバーサル・データベース CD-ROM を使用) をインストールする場合は、情報カタログ初期設定ユーティリティーを上書きする必要があります。この場合、 ¥sqllib¥bin ディレクトリーから、ファイル createic.bak および flgnmwcr.bak を検出し、createic.exe および flgnmwcr.exe におのおのリネームします。

DB2 ユニバーサル・データベースから追加情報カタログ・マネージャーのコンポーネントをインストールする場合、そのコンポーネントはデータウェアハウス・マネージャーをインストールしたワークステーションとは別のワークステーションである必要があります。詳しくは、「DB2 ウェアハウス・マネージャー・インストールの手引き」の『第 3 章 情報カタログ・マネージャー・コンポーネントのインストール』を参照してください。


[ ページのトップ | 前ページ | 次ページ | 目次 | 索引 ]