リリース情報


|12.9 CREATE DATABASE

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|DB2 は、ユニコード・データベース用に、 |新しい照合シーケンスのキーワード、IDENTITY_16BIT と SQL_CS_IDENTITY_16BIT、を |サポートするようになりました。CLP CREATE DATABASE コマンドに IDENTITY_16BIT が |指定されているか、sqlecrea()、すなわちデータベースの作成 API の中で SQLEDBDESC.SQLDBCSS が SQL_CS_IDENTITY_16BIT に設定されていると、ユニコード・データベース内のすべてのデータが CESU-8 順を使って照合されます。 |CESU-8 は、Compatibility Encoding Scheme for UTF-16: 8-Bit (UTF-16 用互換コード化スキーム、8 ビット) であり、 |このリリース情報の作成時点では、この仕様は Unicode Technical Consortium Web サイト (www.unicode.org) にある Draft Unicode Technical Report #26 に含まれています。 |ユニコード補足文字、 |すなわち、16 ビットの基本マルチリンガル・プレーン (16-bit Basic Multilingual Plane、BMP または Plane 0) 外に |定義された文字を除き、CESU-8 は、UTF-8 とバイナリーにおいて同一です。UTF-8 エンコードでは、 |補足文字は 1 つの 4 バイト・シーケンスによって表されますが、 |同じ文字が CESU-8 では、2 つの 3 バイト・シーケンスを必要とします。

|ユニコード・データベースの中で、CHAR、VARCHAR、LONG VARCHAR、および CLOB データは UTF-8 で |保管され、GRAPHIC、VARGRAPHIC、LONG VARGRAPHIC、および DBCLOB データは UCS-2 で |保管されます。IDENTITY または SQL_CS_NONE 照合の場合、非補足文字は、UTF-8 および UCS-2 で同一のバイナリー照合になりますが、補足文字については、同じ文字でも UTF-8 照合と UCS-2 照合では |異なります。IDENTITY_16BIT または SQL_CS_IDENTITY_16BIT によって、補足文字も非補足文字も、すべての文字が DB2 ユニコード・データベース内で、確実に同じバイナリー照合になります。


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