リリース情報


|4.33 Merant Driver Manager と DB2 UDB バージョン 7 ODBC ドライバー (UNIX 版)

|Merant Driver Manager が DB2 の ODBC ドライバー (UNIX 版) にアクセスする際には、 |ユニコード・サポートに関する非互換性が検出されていました。 |このような非互換性は、アプリケーションからどのような使用要求があっても、 |Merant Driver Manager がユニコードを使用することに原因があります。 |このことは、データウェアハウス・センター、情報カタログ・マネージャー、 |MQSI のように、Merant Driver Manager が IBM 以外のデータ・ソースをサポートする |必要がある製品では、問題になります。この問題の完全な解決策が見つかるまでは、 |DB2 ODBC ドライバー・ライブラリーを、ユニコード・サポート対応を無効にした状態で使用することで |代用できます。この問題の影響を受ける DB2 UDB のバージョンには、 |バージョン 7.1 (フィックスパック 2 以降を適用) およびバージョン 7.2 (任意のフィックスパック・レベル) などがあります。

|代替の、ユニコード・サポートを無効にした DB2 ODBC ドライバー・ライブラリーは、 |DB2 バージョン 7.1 および 7.2 (AIX 版、HP-UX 版、および Solaris オペレーティング環境版) に |同梱されています。この代替ライブラリーを使用するには、このライブラリーのコピーを作成して、 |そのコピーにオリジナルである DB2 ODBC ドライバー・ライブラリーの名前を設定する必要があります。

|注:
代替 (_36) clibrary には、DB2 JDBC cdriver に必須のユニコード関数が含まれています。 |このライブラリーを使用することで、WebSphere Application Server を含む JDBC アプリケーションは、 |DB2 で正常に動作することができます。 |

|AIX、HP-UX、または Solaris 開発環境で、非ユニコードの ODBC ライブラリーに切り替える方法については、 |以下の指示を参照してください。これは手操作で行うため、製品のアップデートを行うごとに実行する必要があります |(それに続くフィックスパックのアプリケーション実行後も同様)。

|AIX

|AIX で必要なライブラリーを作成する方法は、以下のとおりです。 |

  1. |インスタンス所有者として、db2stop force を使用して |すべてのデータベース・インスタンスをシャットダウンします。
  2. |管理インスタンス ID として、db2admin stop force を使用して |管理サーバー・インスタンスをシャットダウンします。
  3. |/usr/lpp/db2_<ver>_<rel>/lib を宛先として、 |オリジナルの db2.o のバックアップをとります。
  4. |root として、slibclean を発行します。
  5. |所有権と許可の一貫性が保たれていることを確認しながら、db2_36.o を db2.o にコピーします。 |以下のコマンドを使用します。
    |cp db2_36.o db2.o
    |-r--r--r-- bin:bin for db2.o
    |

|オリジナルのオブジェクトに再度切り替えるため、 |db2_36.o ではなくバックアップ・ファイルを使用して同様の手順を実行します。

|Solaris オペレーティング環境

|必要なライブラリーを作成する方法は、以下のとおりです。 |

  1. |インスタンス所有者として、db2stop force を使用して |すべてのデータベース・インスタンスをシャットダウンします。
  2. |管理インスタンス ID として、db2admin stop force を使用して |管理サーバー・インスタンスをシャットダウンします。
  3. |/opt/IBMdb2/V<ver>.<rel>/lib を宛先として、 |オリジナルの libdb2.so.1 のバックアップをとります。
  4. |所有権と許可の一貫性が保たれていることを確認しながら、 |libdb2_36.so.1libdb2.so.1 にコピーします。 |以下のコマンドを使用します。
    |cp libdb2_36.so.1 libdb2.so.1
    |-r-xr-xr-x bin:bin libdb2.so.1
  5. |各データベース・インスタンスに db2iupdt <instance> を、 |DAS インスタンスに dasiupt <das_instance> を発行します。 |

|オリジナルのオブジェクトに再度切り替えるため、 |libdb2_36.so.1 ではなくバックアップ・ファイルを使用して同様の手順を実行します。

|HP-UX (フィックスパック 4 以降に関してのみ有効)

|この解決策を試みる前に、フィックスパック 4 以降をインストールする必要があります。

|HP-UX 上に必要なライブラリーを作成する方法は、以下のとおりです。 |

  1. |db2stop force を使用して、すべてのデータベースをシャットダウンします。
  2. |db2admin stop force を使用して、 |管理サーバー・インスタンスをシャットダウンします。
  3. |/opt/IBMdb2/V<ver>.<rel>/lib を宛先として、 |libdb2.sl のバックアップをとります。
  4. |所有権の一貫性が保たれていることを確認しながら、 |libdb2_36.sllibdb2.sl にコピーします。 |一貫性は、以下のコマンドを使用して確認できます。
    |-r-xr-xr-x bin:bin for libdb2.sl
  5. |各データベース・インスタンスに db2iupdt <instance> を、 |DAS インスタンスに dasiupdt <das_instance> を発行します。 |

|オリジナルのオブジェクトに再度切り替えるため、 |libdb2_36.sl ではなくバックアップ・ファイルを使用して同様の手順を実行します。

|その他の UNIX オペレーティング・システム

|その他の UNIX オペレーティング・システムにおける、DB2 と Merant Driver Manager に関する |援助が必要な場合は、IBM サポートまでご連絡ください。


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