IBM DB2 ユニバーサル・データベース* バージョン 7 フィックスパック 5 (Windows 95/98/NT/2000/Me 版) ------------------------------------------------------------------------ 目次 IBM DB2 ユニバーサル・データベース* バージョン 7 フィックスパック 5 (Windows 95/98/NT/2000/Me 版) についての概説 Windows 95/98/NT/2000/Meインストール上の注意 * 2.1 前提条件 * 2.2 インストール前の準備 * 2.3 インストールの説明 o 2.3.1 Windows XP へのフィックスパックの適用 o 2.3.2 データ・リンク・マネージャーへのフィックスパックの適用 * 2.4 不在インストールの説明 * 2.5 インストール後の処理 o 2.5.1 新規 SQL 組み込みスカラー関数の使用可能化 o 2.5.2 バインド・ファイルの再バインド + 2.5.2.1 非 DRDA DB2 データベースへの再バインド + 2.5.2.2 DRDA データベースへの再バインド + 2.5.2.3 特定パッケージの再バインド o 2.5.3 DataJoiner Replication 管理ツール * 2.6 アンインストール上の注意 * 2.7 特に注意が必要な事項 o 2.7.1 コントロール・センター機能の消失 o 2.7.2 DB2 XML エクステンダーの使用 o 2.7.3 フィックスパック 4 またはそれ以降で作成されたバックアップ・ イメージの復元 サービス * 3.1 製品およびサービス技術ライブラリー * 3.2 お客様サポート * 3.3 修正サービス 注意 ------------------------------------------------------------------------ IBM DB2 ユニバーサル・データベース* バージョン 7 フィックスパック 5 (Windows 95/98/NT/2000/Me 版) についての概説 IBM DB2 ユニバーサル・データベース* バージョン 7 フィックスパック 5 (Windows 95/98/NT/2000/Me 版) PTF No: WR21294 VRMF: 7.1.0.55 注:このファイルをさらに見やすくするには、フォントをモノスペースに設定して ください。 2001 年の 12/11 以降に IBM サポートから特別修正を受け取った場合は、 このフィ ックスパックをインストールせずに、IBM サポートに連絡して、 特別修正の更新バ ージョンを要求してください。修正の 更新バージョンを適用することで、ご使用の システムの整合性が取れるため、 特別修正は失われません。 この README ファイルには、以下の製品およびコンポーネントに関する情報が入っ ています。 * DB2 アドミニストレーション・クライアント バージョン 7 フィックスパック 5 * DB2 アプリケーション開発クライアント バージョン 7 フィックスパック 5 * DB2 コネクト パーソナル・エディション バージョン 7 フィックスパック 5 * DB2 コネクト エンタープライズ・エディション バージョン 7 フィックスパ ック 5 * DB2 データ・リンク・マネージャー バージョン 7 フィックスパック 5 * DB2 ライフ・サイエンス データ・コネクト バージョン 7 フィックスパッ ク 5 * DB2 OLAP スターター・キット バージョン 7 フィックスパック 5 * DB2 クエリー・パトローラー バージョン 7 フィックスパック 5 * DB2 リレーショナル・コネクト バージョン 7 フィックスパック 5 * DB2 ランタイム・クライアント バージョン 7 フィックスパック 5 * DB2 地理情報エクステンダー バージョン 7 フィックスパック 5 * DB2 UDB エンタープライズ・エディション バージョン 7 フィックスパック 5 * DB2 UDB エンタープライズ拡張エディション バージョン 7 フィックスパック 5 * DB2 UDB パーソナル・エディション バージョン 7 フィックスパック 5 * DB2 UDB ワークグループ・ エディション バージョン 7 フィックスパック 5 * DB2 ウェアハウス・マネージャー バージョン 7 フィックスパック 5 この文書では、X: は、 フィックスパック CD を挿入する CD-ROM ドライブを示 し、C:\SQLLIB は、 DB2 製品がインストールされる場所を示します。 製品の変更に関する追加情報については、次の製品のリリース情報を確認してくだ さい。 X:\SQLLIB\RELEASE.TXT ------------------------------------------------------------------------ Windows 95/98/NT/2000/Meインストール上の注意 ------------------------------------------------------------------------ 2.1 前提条件 このフィックスパックには、少なくとも 1 つの、バージョン 7.1 フィックスパッ ク 3 または バージョン 7.2 DB2 UDB (Windows 版) がご使用のシステムにすでに インストールされている必要があります。 現在インストールされている DB2 製品のバージョンおよびレベルを判別するには、 MS-DOS プロンプトから regedit と入力して、レジストリー・キー HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\IBM\DB2\\CurrentVersion の下にあ る、以下の値を確認してください。 この値は、次の通りです。 * Version "7" * Release "1" * Modification "3" * Service Level "WR21254" ------------------------------------------------------------------------ 2.2 インストール前の準備 このフィックスパックを適用する前に、すべてのデータベース・アクティビティー を停止しておくことをお勧めします。 すべてのデータベース・アクティビティーを 停止するには、次のコマンドを実行します。 db2stop db2admin stop ------------------------------------------------------------------------ 2.3 インストールの説明 注:フィックスパックは一度インストールすると、アンインストールできません。 フィックスパックを開始するには、以下を実行してください。 X:\SETUP.EXE または、以下を実行してください。 X:\SETUP.EXE /i は、インストールしたい言語です。指定するロケール・オプション は、 使用するメディアにそのロケールが存在している場合にのみ有効です。 1.cab ファイルがメディアの db2\common\ または db2\windows\common\ ディレクトリー にあれば、指定された は有 効です。 有効なロケール・コードは以下の通りです。 ENGLISH_UNITEDSTATES "EN" BULGARIAN "BG" CHINESE_TAIWAN "TW" CHINESE_PRC "CN" CZECH "CZ" DANISH "DK" DUTCH "NL" FINNISH "FI" FRENCH_STANDARD "FR" GERMAN "DE" GREEK "GR" HEBREW "IL" HUNGARIAN "HU" ITALIAN "IT" JAPANESE "JP" KOREAN "KR" NORWEGIAN "NO" POLISH "PL" PORTUGUESE_BRAZILIAN "BR" PORTUGUESE_STANDARD "PT" SLOVENIAN "SI" SPANISH "ES" SWEDISH "SE" RUSSIAN "RU" TURKISH "TR" 2.3.1 Windows XP へのフィックスパックの適用 Windows XP に DB2 バージョン 7.2 フィックスパックをインストール後は、 マシ ンを再始動してください。 2.3.2 データ・リンク・マネージャーへのフィックスパックの適用 1. DB2 データ・リンク・マネージャー管理者 (dlmadmin) が、 DB2 データ・リ ンク・マネージャー・サービスを停止して、 DB2 データ・リンク・マネージ ャーを停止します。 Start->Settings->Control Panel->Services Stop DB2 Data Links Manager 各インスタンスに対して db2stop を実行して、 その他の DB2 プロセスが残 らないようにします。 2. フィックスパック をインストールします。 3. 次のコマンドを DB2 データ・リンク・マネージャー管理者が実行して、 DB2 データ・リンク・マネージャーを始動します。 dlfm bind dlfm start db2diag.log を調べて、データ・リンク・マネージャーが正しく始動されたこ とを確認します。 ------------------------------------------------------------------------ 2.4 不在インストールの説明 このフィックスパックとともにシップされた SETUP.EXE のバージョンは、 「不在 インストール」オプションで実行することができます。 このフィーチャーの構文 は、「概説およびインストール」 ブックに記述されています。サンプルの応答ファ イル (DB2FIXPK.RSP) が このフィックスパックに含まれています。 ------------------------------------------------------------------------ 2.5 インストール後の処理 2.5.1 新規 SQL 組み込みスカラー関数の使用可能化 バージョン 7 のフィックスパック 2、 およびそれ以降では、新しい SQL 組み込み スカラー関数が提供されます。 この新しい関数の記述については、「SQL 解説書」 と リリース情報のアップデートを参照してください。データベース・サーバーのコ ードがバージョン 7.1 の フィックスパック 2、 またはそれ以降にアップグレード されても、 新しい関数はデータベースごとに自動的に使用できるようにはなりませ ん。 この新しい関数を使用可能にするには、インスタンス (または SYSADM ユーザ ー) としてログインし、 各インスタンスのデータベースごとにコマンド db2updv7 を 実行します。 このコマンドによって、コマンド実行前に作成されたデータベー ス・オブジェクトが、 新しい関数シグニチャーに一致する可能性のある既存の関数 シグニチャーを使用することを保証する項目がデータベースに作成されます。 db2updv7 の使用に関する警告: db2updv7 コマンドを実行する場合、 このコマンド が、バージョン 7.1 フィックスパック 2 (またはそれ以降) のデータベース・マネ ージャーでのみ実行されるようにデータベースを変更することに 注意してくださ い。 これより前のフィックスパックのレベルでは、このデータベースを実行できま せん。 前のフィックスパックのレベルに復元できるようにするには、db2updv7 を 実行する前に、 データベースのオフライン・バックアップを完全に行う必要があり ます。 2.5.2 バインド・ファイルの再バインド このフィックスパックとともに新しいバインド (.bnd) ファイルが出荷されたた め、 フィックスパックのインストール後に、すべてのデータベースに対して DB2 ユーティリティーを再バインドする必要があります。 この手順は、このフィックス パックの修正を有効のするために必要です。 再バインドの手順は、 下記のとおり で、データベースごとに一度実行すれば適用されます。 2.5.2.1 非 DRDA DB2 データベースへの再バインド 修正の適用後、次を行う必要があります。 db2 terminate db2 CONNECT TO db2 BIND C:\SQLLIB\BND\@db2ubind.lst GRANT PUBLIC db2 BIND C:\SQLLIB\BND\@db2cli.lst GRANT PUBLIC db2 terminate は、ユーティリティーをバインドする データベースの名前。 DB2UBIND.LST および DB2CLI.LST には、 DB2 で使用する共通必須バインド・ファ イルのリストが含まれています。 2.5.2.2 DRDA データベースへの再バインド ホスト・データベースへの接続に DB2 コネクトを使用している場合、 ホストに新 しいバインド・ファイルをバインドすることも必要です。 上記のように、 DB2 コ マンド行プロセッサーを使用して、ホスト・データベースに接続し、 次のようにユ ーティリティーをバインドしてください。 HOST COMMAND ===== =================================================================== MVS BIND C:\SQLLIB\BND\@ddcsmvs.lst BLOCKING ALL SQLERROR CONTINUE GRANT PUBLIC VM BIND C:\SQLLIB\BND\@ddcsvm.lst BLOCKING ALL SQLERROR CONTINUE GRANT PUBLIC VSE BIND C:\SQLLIB\BND\@ddcsvse.lst BLOCKING ALL SQLERROR CONTINUE GRANT PUBLIC OS400 BIND C:\SQLLIB\BND\@ddcs400.lst BLOCKING ALL SQLERROR CONTINUE GRANT PUBLIC 2.5.2.3 特定パッケージの再バインド 特定の .bnd ファイルのみをデータベースにバインドしたい場合、 データベースご とに以下のコマンドを実行します。 db2 terminate db2 CONNECT TO db2 BIND C:\SQLLIB\BND\ BLOCKING ALL GRANT PUBLIC db2 terminate はバインド・ファイルの名前で、 はデータベースの名前で す。 2.5.3 DataJoiner Replication 管理ツール DataJoiner Replication 管理 (DJRA) ツール (djra.exe) は、 SQLLIB\DJRA ディ レクトリーにインストールされています。 ------------------------------------------------------------------------ 2.6 アンインストール上の注意 Windows NT システムで、DB2 製品をアンインストールする場合、 マシン上のすべ ての DB2 サービスと処理を、手動で シャットダウンすることをお勧めします。 注:フィックスパックは一度インストールすると、アンインストールできません。 ------------------------------------------------------------------------ 2.7 特に注意が必要な事項 2.7.1 コントロール・センター機能の消失 DB2 サーバーにフィックスパック 2 または フィックスパック 3 を適用した場合、 下位レベルの コントロール・センターには何の問題もありません。 ただし、DB2 バージョン 7.2 では、下位レベルのコントロール・センター・クライアントは そ の機能の大半を失います。 この場合の下位レベルとは、バージョン 6 クライアン ト (フィックスパック 6 適用前) と、 バージョン 7 クライアント (フィックスパ ック 2 適用前) のことです。 バージョン 5 のクライアントには影響しません。 影響するクライアントをアップグレードすることを修正案としてお勧めします。バ ージョン 6 クライアントは フィックスパック 6 以降に、バージョン 7 クライア ントはフィックスパック 2 以降にアップグレードする必要があります。 2.7.2 DB2 XML エクステンダーの使用 readme.nt ファイルでは、 フィックスパック 3 がインストールされた DB2 ユニバ ーサル・データベース・バージョン 6.1 またはそれ以降の ソフトウェア要件が誤 ってリストされています。 これは正しくありません。 DB2 XML エクステンダーに は DB2 バージョン 7.1 または 7.2 が必要です。 2.7.3 フィックスパック 4 またはそれ以降で作成されたバックアップ・イメージの 復元 db2inidb コマンドに RELOCATE USING オプションを使用すると、 ユーザー提供の 構成ファイルがデータベース・ディレクトリー (たとえば、SQL00001) に コピーさ れて、db2path.cfg に名前変更されます。 データベースがスナップショットで開始された場合には、 必要な破損リカバリーの 完了後に、この db2path.cfg ファイルは除去されます。ただし、 データベースが スタンドバイで開始された場合には、 このファイルは、(ロールフォワードを停止 または取り消して) データベースが ロールフォワード保留/進行中の状態から抜け 出したときにのみ除去されます . データベースは、ロールフォワード保留/進行中状態のときに、 バックアップする ことができます。db2path.cfg ファイルが 存在する場合、ファイルはバックアッ プ・イメージに含められます。この ファイルは V7 フィックスパック 4 から導入 されたものであるため、 フィックスパック 4 より前の V7 レベルでこのファイル を含むイメージの復元を試みた場合には失敗します。 そのようなバックアップ・イ メージから復元するには、 そのインスタンスがフィックスパック 4 またはそれ以 降の DB2 レベルで 実行されていなければなりません。 ------------------------------------------------------------------------ サービス ------------------------------------------------------------------------ 3.1 製品およびサービス技術ライブラリー この readme が公開された後に見つかった情報も含む、DB2 に関する完全な情報 お よび最新情報のソースについては、次の Web サイトを参照してください。 DB2 製品およびサービス技術ライブラリー: http://www.ibm.com/software/data/db2/library DB2 ユニバーサル・データベースおよび DB2 コネクトのオンライン・サポート: http://www.ibm.com/software/data/db2/udb/winos2unix/support DB2 ユニバーサル・データベースおよび DB2 コネクトのオンライン・サポート - 技術ライブラリー 検索: http://www-4.ibm.com/cgi-bin/db2www/data/db2/udb/winos2unix/support/techlib.d2w/report ------------------------------------------------------------------------ 3.2 お客様サポート この製品について IBM 担当員にお問い合わせの際は、 1-800-237-5511 にお電話く ださい。 お客さまサポートは、電子質疑応答 (Q&A) フォーラムからもご利用になれます。 このフォーラムは、CompuServe、IBMLink、および Usenet Newsgroup からアクセス 可能です。 1. CompuServe o CompuServe のフォーラムにアクセスするには、GO IBMDB2 を 実行しま す。 o CompuServe にアクセスできない場合、カナダまたはアメリカのメンバー シップ情報については、 1-800-848-8199 に電話してください。 2. Usenet Newsgroup: comp.databases.ibm-db2 o このインターネット Newsgroup は、DB2 ファミリーの製品を使用して 見つかった質問または問題、あるいはその両方について話し合うための 一般的なフォーラムです。 3. (IBMLink) Talklink OS/2 BBS o IBMLink のフォーラムにアクセスするには、OS2BBS セクションに進みま す。 o IBMLink にアクセスできない場合、カナダまたはアメリカのメンバーシ ップ情報については、 1-800-547-1283 に電話してください。 ------------------------------------------------------------------------ 3.3 修正サービス 修正サービスには次の方法を使用してアクセスできます。 1. anonymous サーバー ftp.software.ibm.com へ FTP を行います。 ps/products/db2/fixes/%L/%P/ へ進みます。 %L は該当ロケール (たとえ ば、米国英語、スペイン語、ドイツ語など) で、 %P は製品名/バージョン (たとえば db2ntv71 など) です。 2. Web ブラウザーを使用して、次の DB2 UDB および DB2 コネクト オンライ ン・サポート・ページに 接続します。 http://www.ibm.com/software/data/db2/udb/winos2unix/support 3. CompuServe で、GO IBMDB2 を実行します。 次に、フィックスパックのあるラ イブラリーに進みます。 4. IBM PCC BBS (アメリカ国内) については、(919) 517-0001 (Raleigh, North Carolina) に 電話して、フィックスパックを見つけるためメインメニューで "db2" と 入力します。 上記のロケーションのいずれにもアクセスできない場合、1-800-992-4777 に 電話 して、フィックスパックがメールで送信されるように要求してください。 アメリカおよびカナダ以外の国では、フィックスパックの取得に関しては、 ローカ ル DB2 お客さまサービスに連絡してください。 ------------------------------------------------------------------------ 注意 ------------------------------------------------------------------------------- * の付いた用語は IBM Corporation の商標または登録商標です。 ** の付いた用語は他社の商標または登録商標です。 ------------------------------------------------------------------------------- ******************************************************************************* ** ** (c) COPYRIGHT INTERNATIONAL BUSINESS MACHINES CORPORATION 2001. ** ALL RIGHTS RESERVED. ** *******************************************************************************