IBM DB2 ユニバーサル・データベース* (Windows 95/98/NT/2000/2003/Me/XP 版) バージョン 7 フィックスパック 13 以降 IBM DB2 ユニバーサル・データベース* (Windows 95/98/NT/2000/2003/Me/XP 版) バージョン 7 フィックスパック 13 以降 用フィックスパック README に ついて IBM DB2 ユニバーサル・データベース* (Windows 95/98/NT/2000/2003/Me/XP 版) バージョン 7 フィックスパック 13 以降 PTF No: WR21345 VRMF: 7.1.0.103 注: IBM サポートから特別フィックスを受け取っている場合、このフィックス パックをインストールする前に、 IBM サポートに連絡してその特別フィ ックスのアップデート版が必要かどうかをチェックしてください。これ により、特別フィックスを失うことなく、システムの整合性を取ること ができます。 この readme ファイルには、以下の製品およびコンポーネントに関する情報が 入っています。 * DB2 管理クライアント バージョン 7.2 * DB2 アプリケーション開発クライアント バージョン 7.2 * DB2 コネクト パーソナル・エディション バージョン 7.2 * DB2 コネクト エンタープライズ・エディション バージョン 7.2 * DB2 データ・リンク・マネージャー バージョン 7.2 * DB2 ライフ・サイエンス・データ・コネクト バージョン 7.2 * DB2 OLAP スターター・キット バージョン 7.2 * DB2 クエリー・パトローラー バージョン 7.2 * DB2 リレーショナル・コネクト バージョン 7.2 * DB2 ランタイム・クライアント バージョン 7.2 * DB2 地理情報エクステンダー バージョン 7.2 * DB2 UDB エンタープライズ・エディション バージョン 7.2 * DB2 UDB エンタープライズ拡張エディション バージョン 7.2 * DB2 UDB パーソナル・エディション バージョン 7.2 * DB2 UDB ワークグループ・エディション バージョン 7.2 * DB2 ウェアハウス・マネージャー バージョン 7.2 DB2 UDB 7.2 (フィックスパック 4 以降) は、以下の製品の Windows Server 2003 (32 ビット) 版をサポートします。 * DB2 コネクト エンタープライズ・エディション * DB2 コネクト パーソナル・エディション * コネクト アンリミテッド・エディション * DB2 パーソナル・エディション * DB2 UDB エンタプライズ・エディション * DB2 UDB エンタプライズ拡張エディション * DB2 UDB パーソナル開発者版 * DB2 ユニバーサル開発者版 * DB2 ワークグループ・エディション この資料では、X: はフィックスパック CD を挿入する CD-ROM ドライブを示 し、 $DB2DIR は DB2 製品がインストールされる場所を示します。デフォルト では、$DB2DIR は C:\Program Files\sqllib です。 この README について このフィックスパック README は、フィックスパック 13 まで更新されていま す。ここに含まれる情報は、フィックスパック 13 以降のユーザーに有効です。 このフィックスパックでは、リリース情報の更新はありません。バージョン 7 フィックスパック 8 のリリース情報を参照してください。このリリース情報は このフィックスパックの中に組み込まれています。 この README ファイルの対象読者 この README ファイルの情報は、DB2 製品を現在使用中のバージョンから最新 のフィックスパックのレベルにアップグレードしたいと考えているデータベー ス管理者を対象としています。この README ファイルには、DB2 製品の最新の 変更内容や、既知の問題とその解決策について、各プラットフォームに対応し た情報が含まれています。 ヘルプの表示方法 資料、フィックスパック、APAR 情報をはじめとする DB2 製品関連の情報は、 http://www.ibm.com/software/data/db2/udb/support.html に掲載されています。 DB2 フィックスパックも、ftp.software.ibm.com にある IBM の anonymous FTP サーバーからダウンロードできます。 ps/products/db2/fixes/%L/%P/ へ進み ます。%L は該当ロケール (たとえば、米国英語、スペイン語、ドイツ語など) で、%P は製品名/バージョン (たとえば、db2ntv7 など) です。 DB2 関連の質問についてのメインの Usenet ニュースグループは、 comp.databases.ibm-db2 です。 DB2 お客様サービスへのご連絡は、次の番号にお問い合わせください。 * 北アメリカの場合、1-800-IBM-SERV へ。 * 北アメリカ以外の場合、お客様を担当するIBM 営業所へ。お客様の国または 地域の IBM 営業所に関する情報については、http://www.ibm.com/ planetwide にある IBM の "Directory of Worldwide Contacts" から検索 してください。 製品の変更に関する追加情報については、以下の製品リリース情報を確認して ください。 X:\RELEASE.TXT Windows 95/98/NT/2000/2003/Me/XPインストール上の注意 前提条件 このフィックスパックには、次のいずれかの DB2 製品が必要です。 * DB2 UDB バージョン 7.2 (Windows 版) * DB2 UDB バージョン 7.1 (Windows 版) に DB2 V7 フィックスパック 3 以 降が適用済みのもの 現在インストールされている DB2 製品のバージョンおよびレベルを判別するに は、MS-DOS プロンプトから以下を入力します。 regedit 次に、レジストリー・キー HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\IBM\DB2\\CurrentVersion の下にある次の値を確認してください。 この値は、次のようになるはずです。 * Version "7" * Release "1" * Modification "3" Windows 95 に英語版以外の DB2 製品をインストールする場合 英語以外の言語を使用している Windows 95 コンピューターに DB2 製品をイン ストールする場合、WinSock を手動でバージョン 2 にアップグレードする必要 があります。英語版の DB2 製品は、インストール処理の間に WinSock 1.1 を 自動的にバージョン 2 にアップグレードします。英語版以外の DB2 製品の場 合、インストールより前に WinSock がアップグレードされていないと、インス トールできません。 英語版以外の Windows 95 コンピューターに DB2 製品をインストールする場 合、次の Microsoft Web サイトから WinSock 2 アップグレード用ファイルを ダウンロードしてください。 http://www.microsoft.com/windows95/downloads/contents/WUAdminTools/ S_WUNetworkingTools/W95Sockets2/Default.asp Microsoft によるインストールの説明に従って WinSock をバージョン 2 にア ップグレードしたあと、DB2 製品をインストールしてください。 インストールの説明 制約事項 フィックスパックは一度インストールすると、アンインストールできません。 前提条件 このフィックスパックを適用する前に、すべてのデータベース・アクティビテ ィーを停止してください。すべてのデータベース・アクティビティーを停止す るには、次のコマンドを実行します。 db2stop db2admin stop 手順 フィックスパックをインストールするには、次を実行します。 X:\SETUP.EXE または、以下を実行してください。 X:\SETUP.EXE /i ここで はインストールする言語です。指定するロケール・オプ ションは、使用するメディアにそのロケールが存在している場合にのみ有効で す。1.cab ファイルがメディアの db2\common\ または db2\windows\common\ ディレクトリーに存在する場合、指定された は有効です。 有効なロケール・コードは以下の通りです。 ENGLISH_UNITEDSTATES "EN" BULGARIAN "BG" CHINESE_TAIWAN "TW" CHINESE_PRC "CN" CZECH "CZ" DANISH "DK" DUTCH "NL" FINNISH "FI" FRENCH_STANDARD "FR" GERMAN "DE" GREEK "GR" HEBREW "IL" HUNGARIAN "HU" ITALIAN "IT" JAPANESE "JP" KOREAN "KR" NORWEGIAN "NO" POLISH "PL" PORTUGUESE_BRAZILIAN "BR" PORTUGUESE_STANDARD "PT" SLOVENIAN "SI" SPANISH "ES" SWEDISH "SE" RUSSIAN "RU" TURKISH "TR" Windows XP または Windows Server 2003 へのフィックスパックの適用 Windows XP または Windows Server 2003 にバージョン 7.2 フィックスパック をインストールした後は、コンピューターを再始動してください。 データ・リンク・マネージャーへのフィックスパックの適用 1. DB2 データ・リンク・マネージャー管理者 (dlmadmin) が、 DB2 データ・ リンク・マネージャー・サービスを停止して、 DB2 データ・リンク・マネ ージャーを停止します。 * 「スタート」から「設定」->「コントロール パネル」->「サービス」と 選択します。 * 「DB2 Data Links Manager」サービスを右クリックして、「停止」を選 択します。 各インスタンスに対して db2stop コマンドを実行して、その他の DB2 プロ セスが残らないようにします。 2. フィックスパックをインストールします。 3. DB2 データ・リンク・マネージャー管理者として次のコマンドを実行して、 DB2 データ・リンク・マネージャーを始動します。 dlfm bind dlfm start db2diag.log を調べて、データ・リンク・マネージャーが正しく始動され たことを確認します。 不在インストールの説明 このフィックスパックとともに出荷された SETUP.EXE のバージョンは、「不在 インストール」オプションで実行することができます。このフィーチャーの構 文は、「概説およびインストール」ブックに記述されています。サンプルの応 答ファイル (DB2FIXPK.RSP) がこのフィックスパックに含まれています。 インストール後の処理 DB2 リモート・コマンド・サービスの強化されたセキュリティーの使用可能化 Windows 2000、Windows Server 2003、または Windows XP にパーティション化 された DB2 サーバーをインストールした場合、システムを保護するために、DB2 リモート・コマンド・サービスの委任を使用可能にする必要があります。完全 にセキュリティー保護する際は、このサービスがローカル・システム・アカ ウントのコンテキスト下で実行されている場合はコンピューターへの委任を、 ユーザーのログオン・コンテキスト下で実行されている場合はユーザーへの委 任を使用可能にする必要があります。 DB2 リモート・コマンド・サービスを使用可能にするには、以下のようにします。 1. 「アクティブ・ディレクトリーのユーザーおよびコンピューター (Active Directory Users and Computers)」ウィンドウを開きます。「スタート」を クリックして、「プログラム」--> 「管理ツール (Administrative tools)」 --> 「アクティブ・ディレクトリーのユーザーおよびコンピューター (Active Directory Users and Computers)」と選択します。 2. ウィンドウの右側のパネルで、使用可能にするコンピューターまたはユーザ ーで右クリックし、プロパティー」を選択します。 3. 「一般」タブをクリックし、「コンピューターへの委任を承認する (Trust computer for delegation)」チェック・ボックスを選択します。ユーザーに 設定する場合は、「アカウント」タブをクリックし、「アカウント・オプシ ョン (Account option)」グループで「アカウントへの委任を承認する (Account is trusted for delegation)」チェック・ボックスにチェック・ マークを付けます。アカウントは機密であるため委任不可 (Account is sensitive and cannot be delegated)」チェック・ボックスがチェックされ ていないことを確認してください。 4. 「OK」をクリックして、コンピューターまたはユーザーへの委任を使用可能 にします。 使用可能にする必要のある各コンピューターまたは各ユーザーに対して、この ステップを繰り返します。セキュリティーの変更を有効にするには、コンピュ ーターを再起動する必要があります。 DB2RCMD_LEGACY_MODE レジストリー変数を使用して、DB2 リモート・コマン ド・サービスのセキュリティー機能を使用不可にし、環境を以前の状態に戻す ことができます。 DB2 リモート・コマンド・サービスのセキュリティー機能を使用不可にするに は、次のコマンドを入力します。 db2set DB2RCMD_LEGACY_MODE=ON 注: このレジストリー変数は引き数としてブール値を必要とします。値 YES、 1、TRUE、および ON はすべて同じ意味を示し、値 NO、0、FALSE、および OFF もすべて同じ意味です。同じ意味を示す値のいずれかを指定できます。 新規 SQL 組み込みスカラー関数の使用可能化 バージョン 7 のフィックスパック 2 以降では、新しい SQL 組み込みスカラー 関数が提供されます。この新しい関数の記述については、SQL 解説書」と「リ リース情報」のアップデート版を参照してください。データベース・サーバー のコードがバージョン 7.1 のフィックスパック 2 以降にアップグレードされ ても、新しい関数はデータベースごとに自動的に使用できるようにはなりませ ん。この新しい関数を使用可能にするには、インスタンス (または SYSADM ユ ーザー) としてログインし、各インスタンスのデータベースごとに指定して、 コマンド db2updv7 を実行します。このコマンドによって、コマンド実行前に 作成されたデータベース・オブジェクトが、新しい関数シグニチャーに一致す る可能性のある既存の関数シグニチャーを使用することを保証する項目がデー タベースに作成されます。 例: db2updv7 -d -u -p . 注: バージョン 7 サーバーへの接続にバージョン 8 クライアントを使用した い場合には、少なくとも前提条件としてフィックスパック 8 が必要で す。つまり、フィックスパック 8 に更新する場合には、必ず db2updv7 コマンドも実行する必要があります。 注意: db2updv7 コマンドを実行するとデータベースに変更が加えられ、そのデ ータベースはバージョン 7.1 フィックスパック 2 (またはそれ以降) のデータ ベース・マネージャーでのみ稼動するようになります。これより前のフィック スパックのレベルでは、このデータベースを実行できません。前のフィックス パックのレベルに復元できるようにするには、db2updv7 を実行する前にデータ ベースのオフライン・バックアップを完全に行う必要があります。 バインド・ファイルの再バインド このフィックスパックとともに新しいバインド (.bnd) ファイルが出荷された ため、フィックスパックのインストール後に、すべてのデータベースに対して DB2 ユーティリティーを再バインドする必要があります。この手順は、このフ ィックスパックでの修正を有効にするために必要です。再バインドの手順につ いては以下に示すとおりです。この手順は、データベースごとに一度実行すれ ば適用されます。 非 DRDA DB2 データベースへの再バインド 修正の適用後、次を行う必要があります。 db2 terminate db2 CONNECT TO db2 BIND $DB2DIR\BND\@db2ubind.lst GRANT PUBLIC db2 BIND $DB2DIR\BND\@db2cli.lst GRANT PUBLIC db2 terminate は、ユーティリティーをバインドするデータベースの名前。 CONNECT TO ステートメントでユーザー名およびパスワードを求めるプロンプトが出る場 合、ステートメントの構文は次のとおりです: CONNECT TO USER USING DB2UBIND.LST および DB2CLI.LST には、DB2 で使用する共通必須バインド・ファイルのリストが 含まれています。 DRDA データベースへの再バインド ホスト・データベースへの接続に DB2 コネクトを使用している場合、ホストに 新しいバインド・ファイルをバインドすることも必要です。上記のように、 DB2 コマンド行処理プログラムを使用して、ホスト・データベースに接続し、次の ようにユーティリティーをバインドしてください。 HOST COMMAND ===== =================================================================== MVS BIND $DB2DIR\BND\@ddcsmvs.lst BLOCKING ALL SQLERROR CONTINUE GRANT PUBLIC VM BIND $DB2DIR\BND\@ddcsvm.lst BLOCKING ALL SQLERROR CONTINUE GRANT PUBLIC VSE BIND $DB2DIR\BND\@ddcsvse.lst BLOCKING ALL SQLERROR CONTINUE GRANT PUBLIC OS400 BIND $DB2DIR\BND\@ddcs400.lst BLOCKING ALL SQLERROR CONTINUE GRANT PUBLIC 特定のパッケージの再バインド 特定の .bnd ファイルのみをデータベースにバインドしたい場合、データベー スごとに以下のコマンドを実行します。 db2 terminate db2 CONNECT TO db2 BIND $DB2DIR\BND\ BLOCKING ALL GRANT PUBLIC db2 terminate はバインド・ファイルの名前、 はデータベースの名前を表していま す。CONNECT TO ステートメントでユーザー名およびパスワードを求めるプロン プトが出る場合、ステートメントの構文は次のとおりです: CONNECT TO USER USING 既存のデータベースへの db2sch.bnd のバインディング フィックスパックをサーバーにインストールする場合は、フィックスパックの 適用後に、追加のバインド・ファイルを既存のデータベースにバインドする必 要があります。この要件は、クライアントには当てはまりません。この追加の バインド・ファイルは、 db2sch.bnd です。 前提条件 DB2 バージョン 8.1 クライアントに対するサポートが必要な場合は、フィック スパック 8 または 9 のインストール後に、db2updv7 コマンドを実行する必要 があります。 DB2 バージョン 8.1 クライアントへのサポートが必要ない場合、 db2sch.bnd を既存のデータベースにバインドする必要はありません。 手順 db2sch.bnd をサーバー上でバインドするには、以下のコマンドを実行します。 コマンド・プロンプトから、以下を実行します。 db2 terminate db2 CONNECT TO db2 BIND /db2sch.bnd BLOCKING ALL GRANT PUBLIC sqlerror continue db2 terminate または、 DB2 コマンド行から、以下を実行します。 TERMINATE CONNECT TO BIND /db2sch.bnd BLOCKING ALL GRANT PUBLIC sqlerror continue TERMINATE はユーティリティーをバインドするデータベースの名前、 はバイン ド・ファイルがあるディレクトリーの絶対パス名を表しています。 CONNECT TO ステートメントでユーザー名およびパスワードを求めるプロンプトが出る場 合、ステートメントの構文は次のとおりです: CONNECT TO USER USING DataJoiner レプリケーション管理ツール DataJoiner レプリケーション管理 (DJRA) ツール (djra.exe) は、現在、ディ レクトリー $DB2DIR\DJRA にインストールされています。 CCSID 943 の代替 Unicode 変換テーブル CCSID 943 の一部の文字は、次の 2 種類のコード・ポイントをそれぞれ持って います。 * "NEC" コード・ポイント * "IBM" コード・ポイント 他にも、"NEC" コード・ポイントと "JIS" コード・ポイントの 2 種類で表さ れる文字もあります。 たとえば、X'8754' ("NEC") と X'FA4A' ("IBM") はいずれも、CCSID 943 の同 じローマ数字 1 文字を指します。また、X'879C' ("NEC") と X'81BE' ("JIS") はいずれも、CCSID 943 の数学の和集合記号を指します。 DB2 デフォルトの CCSID 943 から Unicode への変換テーブルを使用すると、 "NEC" コード・ポイントも "IBM"/"JIS" コード・ポイントも同じ Unicode 文 字に変換されます。しかし反対に、Unicode 文字を変換すると、"IBM"/"JIS" コード・ポイントになります。 Microsoft バージョンの CCSID 943 から Unicode への変換テーブルを使用すると、 "NEC" コード・ポイントも "IBM"/"JIS" コード・ポイントも同じ Unicode 文字に変換されます。しかし反 対に、Unicode 文字を変換すると、"NEC"/"JIS" コード・ポイントになります。 例: X'8754'or X'FA4A' ==> U+2160 ==> X'FA4A' (using the DB2 default CCSID 943<-->Unicode conversion tables) X'8754'or X'FA4A' ==> U+2160 ==> X'8754'(using the Microsoft version of CCSID 943<-->Unicode conversion tables) X'879C' または X'81BE' ==> U+222A ==> X'81BE' (DB2 デフォルトまたは Microsoft バージョンのいずれかの CCSID 943<-->Unicode 変換テーブルを使用) CCSID 943 には、2 つの異なる Unicode 文字に変換できる文字もあり、それは DB2 デフォルト変換テーブルと Microsoft バージョンの変換テーブルのどちら を使用するかによって変わります。たとえば、CCSID 943 の 2 バイトのダッシ ュ文字 X'815C' は、DB2 デフォルトの CCSID 943 から Unicode への変換テー ブルを使用すると、Unicode 文字 U+2014 に変換されますが、Microsoft バー ジョンの変換テーブルを使用すると、Unicode 文字 U+2015 に変換されます。 DB2 で Microsoft バージョンの変換テーブルを使用したい場合は、インストー ルの完了後に、以下の手順に従ってください。 前提条件 sqllib/conv ディレクトリーにある既存の外部コード・ページ変換テーブル・ ファイルを置き換える前に、まずそれらのファイルをバックアップしてください。 UNIX では、 sqllib/conv/ は DB2 のインストール・パスにリンクしています。 手順 Microsoft バージョンの CCSID 943 および Unicode 間変換テーブル・ファイ ルを使用するには、以下のステップに従ってください。 1. 次のとおりにコピーします。 sqllib/conv/ms/0943ucs2.cnv を sqllib/conv/0943ucs2.cnv へ sqllib/conv/ms/ucs20943.cnv を sqllib/conv/ucs20943.cnv へ sqllib/conv/ms/0941ucs2.cnv を sqllib/conv/0941ucs2.cnv へ sqllib/conv/ms/ucs20941.cnv を sqllib/conv/ucs20941.cnv へ 2. DB2 を再始動します。 これらの Microsoft 変換テーブルの使用は、Microsoft バージョンの変換テー ブルを使用する DB2 943 データベースおよび DB2 943 クライアント間のクロ ーズされた環境に限られます。デフォルトの DB2 変換テーブルを使用する DB2 943 クライアントと、 Microsoft バージョンの変換テーブルを使用する別の DB2 943 クライアントがあって、どちらのクライアントも同じ DB2 943 データ ベースに接続されていれば、同じ文字を 2 種類のコード・ポイントとして DB2 943 データベースに保管することができます。 アンインストール上の注意 Windows NT システムで、DB2 製品をアップグレードまたはアンインストールす る場合、コンピューター上のすべての DB2 サービスと処理を手動でシャットダ ウンすることをお勧めします。 注: フィックスパックは一度インストールすると、アンインストールできません。 バージョン 7 フィックスパック 10a の更新情報 通常より所要時間が長いデータベースの活動化または最初の接続 リカバリー可能ログを構成し (LOGRETAIN=ON または USEREXIT=ON を指定)、4 GB を超えるログ・スペースを構成している場合は ( (LOGPRIMARY+LOGSECOND) * LOGFILSIZ * 4K )、データベースの活動化または最初の接続に、通常より時間 がかかる場合があります。活動化の時点で、データベースが整合した状態であ る場合、DB2 は不必要にログ・ファイルの再割り振りを行なうことになり、こ れが活動化を遅くする原因となります。この振る舞いは、ロールフォワードま たはクラッシュ・リカバリーの失敗につながることがあります。 このように再割り振りされたログ・ファイルがロールフォワード時に使用され ると、SQL1265 - archive log file is not associated with the current log sequence (アーカイブ・ログ・ファイルが、現行ログ・シーケンスに関連付け られていません。) というメッセージが発行され、ロールフォワードが失敗し ます。ログ・ファイルの再割り振りが行なわれると、後続の再作成されたロ グ・ファイルがその前のログ・ファイルと正しくチェーニングされないことが あります。そのようなログ・ファイルをロールフォワードで処理しようとする と失敗します。 アクティブ・ログ・スペースの 4 GB を超えるログ・スペースを必要とする、 非常に大きいトランザクションを実行しているときに、クラッシュ・リカバリ ーが失敗する場合があります。これにより、ディスク上のトランザクション・ ログに正しくないログ・シーケンス番号が書き込まれることになり、その結果、 DB2 クラッシュ・リカバリーが失敗します。 検索ディスカバリー・リスナーのサービス妨害の起因となるぜい弱性 DB2 の「ディスカバリー」サービスにはぜい弱性があり、熟達したリモート・ ユーザーであれば、悪意のあるネットワーク・パケットを送信することによっ て、ディスカバリー・サービスの応答を停止させることができます。これは、 ディスカバリー・サービスのみをサービス妨害の状態にします。検索ディスカ バリーがローカル・サブネット上の DB2 サーバーの検索に依存している場合、 リスナーが使用不可になった後では、それらのサーバーは見付かりません。 唯一の一時的な予備手段は、ディスカバリー・サービスを事前に使用不可にし ておくことです。 db2job の機密漏れ db2job および db2job2 プログラムには機密漏れのおそれがあり、熟達したユ ーザーであれば、DB2 がインストールされている UNIX システムにローカル・ ログインによってアクセスし、システム管理者 (「root」) 特権を手に入れる ことができます。 これには、ジョブ・スケジュールを使用不可にするという一時的な予備手段が あります。たとえば、次のようにします。 cd $HOME/sqllib/adm chmod 000 db2job db2job2 db2licm バッファーのオーバーフロー db2licm プログラムには、バッファーのオーバーフローに関するぜい弱性があ り、熟達したユーザーであれば、DB2 がインストールされている UNIX システ ムにローカル・ログインによってアクセスし、システム管理者 (「root」) 特 権を手に入れることができます。 これには、ライセンスをインストールする機能を使用不可にするという一時的 な予備手段があります。たとえば、次のようにします。 cd $HOME/sqllib/adm chmod u-s db2licm ライセンスをインストールできるように戻すには、次のコマンドを実行します。 chmod u+s db2licm 既知の問題と解決策 (このフィックスパック) このフィックスパックの既知の問題と解決策はありません。 既知の問題と解決策 (このフィックスパックより前) DB2 Connect 使用時の SNA と TCP/IP との相違 SNA を使用して OS/390 システムに接続している状態で、新規接続を行うと、 ホストの VTAM レイヤーは自動的にコミットを実行します。自動コミットによ りホスト側スレッドの状態は非アクティブとなり、そのスレッドは即時に非ア クティブとなります。 一方、TCP/IPを使用して OS/390 システムに接続する場合、自動コミットは実 行されません。接続によりホスト上でそのスレッドが非アクティブになった後 に、アプリケーション自体が明示的コミットを実行します。明示的コミットが ない場合、スレッドはアイドルのスレッド・タイムアウトになることがあります。 接続後に、その接続がアイドルとなる場合の解決策としては、明示的コミット が実行されるようにアプリケーションを再書き込みすることをお勧めします。 db2look コマンドの制約事項 バージョン 7 フィックスパックのレベルにおいては、db2look コマンドの "-f" オプションを、DB2 バージョン 7. 2 クライアントから使用することができません。 DB2 バージョン 8 ではこの制限は取り除かれています。 追加のコマンド修飾子 EXPORT、IMPORT、および LOAD コマンドに修飾子が追加されています。 EXPORT コマンドに追加された修飾子は以下のとおりです。 表 1. 追加のファイル・タイプ修飾子 (Export) +-------------------+-------------------------------------------------+ | 修飾子 | 説明 | +-------------------+-------------------------------------------------+ | striplzeros | エクスポートされたすべての 10 進列から先行ゼロ | | | を除去します。 | | | | | | db2 create table decimalTable ( c1 decimal( 31, | | | 2 )) | | | db2 insert into decimalTable values ( 1.1 ) | | | db2 export to data of del select * from | | | decimalTable | | | | | | Content of Exported file data | | | +00000000000000000000000000001.10 | | | | | | db2 export to data of del modified by | | | STRIPLZEROS select * from decimalTable | | | | | | Content of Exported file data | | | +1.10 | +-------------------+-------------------------------------------------+ IMPORT コマンドに追加された修飾子は以下のとおりです。 表 2. 追加のファイル・タイプ修飾子 (Import) +-------------------+-------------------------------------------------+ | 修飾子 | 説明 | +-------------------+-------------------------------------------------+ | timestampformat=" | x は、ソース・ファイルのタイム・スタンプのフォ | | x" | ーマットです。 有効なタイム・スタンプのエレメン | | | トは以下のとおりです。 | | | YYYY - 年 (0000 〜 9999 の範囲の 4 桁の数字) | | | M - 月 (1 〜 12 の範囲の 1 桁または 2 桁の数 | | | 字) | | | MM - 月 (01 〜 12 の範囲の 2 桁の数字。M およ | | | び MMM とは併用できません。) | | | D - 日 (1 〜 31 の範囲の 1 桁または 2 桁の数 | | | 字) | | | DD - 日 (01 〜 31 の範囲の 2 桁の数字。D とは | | | 併用できません。) | | | DDD - 通年日 (001 〜 366 の範囲の 3 桁の数字。 | | | 他の日のエレメントや月のエレメントとは併用でき | | | ません。) | | | H - 時間 (1 桁または 2 桁の数字 | | | 12 時間体制の場合は、0 〜 12 の範囲、 | | | 24 時間体制の場合は、0 〜 24 の範囲) | | | HH - 時間 (2 桁の数字 | | | 12 時間体制の場合は、0 〜 12 の範囲、 | | | 24 時間体制の場合は、0 〜 24 の範囲、 | | | H とは併用できません。) | | | M - 分 (0 〜 59 の範囲の 1 桁または 2 桁の数 | | | 字) | | | MM - 分 (00 〜 59 の範囲の 2 桁の数字。M とは | | | 併用できません。) | | | S - 秒 (0 〜 59 の範囲の 1 桁または 2 桁の数 | | | 字) | | | SS - 秒 (00 〜 59 の範囲の 2 桁の数字。S とは | | | 併用できません。) | | | SSSSS - 真夜中を起点としたその日の通算秒数 | | | (00000 〜 86399 の範囲の 5 桁の数字。他の時間エ | | | レメントとは併用できません。) | | | UUUUUU - マイクロ秒 (000000 〜 999999 の範囲の | | | 6 桁の数字。他のマイクロ秒エレメントとはどれも | | | 併用できません。) | | | UUUUU - マイクロ秒 (00000 〜 99999 の範囲の 5 | | | 桁の数字 (000000 〜 999990 の範囲に相当する)。 | | | 他のマイクロ秒エレメントとはどれとも併用できま | | | せん。) | | | UUUU - マイクロ秒 (0000 〜 9999 の範囲の 4 桁 | | | の数字 (000000 〜 999900 の範囲に相当する)。他 | | | のマイクロ秒エレメントとはどれとも併用できませ | | | ん。) | | | UUU - マイクロ秒 (000 〜 999 の範囲の 3 桁の数 | | | 字 (000000 〜 999000 の範囲に相当する)。他のマ | | | イクロ秒エレメントとはどれとも併用できません。) | | | UU - マイクロ秒 (00 〜 99 の範囲の 2 桁の数字 | | | (000000 〜 990000 の範囲に相当する)。他のマイク | | | ロ秒エレメントとはどれとも併用できません。) | | | U - マイクロ秒 (0 〜 9 の範囲の 1 桁の数字 | | | (000000 〜 900000 の範囲に相当する)。他のマイク | | | ロ秒エレメントとはどれとも併用できません。) | | | TT - 午前/午後の指定子 (AM または PM) | | | | | | | | | YYYY、M、MM、D、DD、または DDD エレメントが未指 | | | 定の場合は、 デフォルト値の 1 が割り当てられま | | | す。 すべての他のエレメントには、未指定の場合、 | | | デフォルト値の 0 が割り当てられます。 以下は、 | | | タイム・スタンプ・フォーマットの一例です。 | | | "YYYY/MM/DD HH:MM:SS.UUUUUU" | | | | | | | | | 以下の例は、 'schedule' という名前の表にユーザ | | | ー定義の日時フォーマットを含むデータをインポー | | | トする方法を表しています。 | | | db2 import from delfile2 of del | | | modified by timestampformat="yyyy.mm.dd hh:mm | | | tt" | | | insert into schedule | +-------------------+-------------------------------------------------+ LOAD コマンドに追加された修飾子は以下のとおりです。 表 3. 追加のファイル・タイプ修飾子 (Load) +-------------------+-------------------------------------------------+ | 修飾子 | 説明 | +-------------------+-------------------------------------------------+ | timestampformat=" | x は、ソース・ファイルのタイム・スタンプのフォ | | x" | ーマットです。 有効なタイム・スタンプのエレメン | | | トは以下のとおりです。 | | | YYYY - 年 (0000 〜 9999 の範囲の 4 桁の数字) | | | M - 月 (1 〜 12 の範囲の 1 桁または 2 桁の数 | | | 字) | | | MM - 月 (01 〜 12 の範囲の 2 桁の数字。M およ | | | び MMM とは併用できません。) | | | D - 日 (1 〜 31 の範囲の 1 桁または 2 桁の数 | | | 字) | | | DD - 日 (01 〜 31 の範囲の 2 桁の数字。D とは | | | 併用できません。) | | | DDD - 通年日 (001 〜 366 の範囲の 3 桁の数字。 | | | 他の日のエレメントや月のエレメントとは併用でき | | | ません。) | | | H - 時間 (1 桁または 2 桁の数字 | | | 12 時間体制の場合は、0 〜 12 の範囲、 | | | 24 時間体制の場合は、0 〜 24 の範囲) | | | HH - 時間 (2 桁の数字 | | | 12 時間体制の場合は、0 〜 12 の範囲、 | | | 24 時間体制の場合は、0 〜 24 の範囲、 | | | H とは併用できません。) | | | M - 分 (0 〜 59 の範囲の 1 桁または 2 桁の数 | | | 字) | | | MM - 分 (00 〜 59 の範囲の 2 桁の数字。M とは | | | 併用できません。) | | | S - 秒 (0 〜 59 の範囲の 1 桁または 2 桁の数 | | | 字) | | | SS - 秒 (00 〜 59 の範囲の 2 桁の数字。S とは | | | 併用できません。) | | | SSSSS - 真夜中を起点としたその日の通算秒数 | | | (00000 〜 86399 の範囲の 5 桁の数字。他の時間エ | | | レメントとは併用できません。) | | | UUUUUU - マイクロ秒 (000000 〜 999999 の範囲の | | | 6 桁の数字。他のマイクロ秒エレメントとはどれも | | | 併用できません。) | | | UUUUU - マイクロ秒 (00000 〜 99999 の範囲の 5 | | | 桁の数字 (000000 〜 999990 の範囲に相当する)。 | | | 他のマイクロ秒エレメントとはどれとも併用できま | | | せん。) | | | UUUU - マイクロ秒 (0000 〜 9999 の範囲の 4 桁 | | | の数字 (000000 〜 999900 の範囲に相当する)。他 | | | のマイクロ秒エレメントとはどれとも併用できませ | | | ん。) | | | UUU - マイクロ秒 (000 〜 999 の範囲の 3 桁の数 | | | 字 (000000 〜 999000 の範囲に相当する)。他のマ | | | イクロ秒エレメントとはどれとも併用できません。) | | | UU - マイクロ秒 (00 〜 99 の範囲の 2 桁の数字 | | | (000000 〜 990000 の範囲に相当する)。他のマイク | | | ロ秒エレメントとはどれとも併用できません。) | | | U - マイクロ秒 (0 〜 9 の範囲の 1 桁の数字 | | | (000000 〜 900000 の範囲に相当する)。他のマイク | | | ロ秒エレメントとはどれとも併用できません。) | | | TT - 午前/午後の指定子 (AM または PM) | | | | | | | | | YYYY、M、MM、D、DD、または DDD エレメントが未指 | | | 定の場合は、 デフォルト値の 1 が割り当てられま | | | す。 すべての他のエレメントには、未指定の場合、 | | | デフォルト値の 0 が割り当てられます。 以下は、 | | | タイム・スタンプ・フォーマットの一例です。 | | | "YYYY/MM/DD HH:MM:SS.UUUUUU" | | | | | | | | | 以下の例は、 'schedule' という名前の表にユーザ | | | ー定義の日時フォーマットを含むデータをインポー | | | トする方法を表しています。 | | | db2 import from delfile2 of del | | | modified by timestampformat="yyyy.mm.dd hh:mm | | | tt" | | | insert into schedule | +-------------------+-------------------------------------------------+ APPC リスナーの使用 DB2 インスタンスに対し APPC リスナーを開始している場合は、 DB2 インスタ ンスを停止してから、APPC/SNA ソフトウェアを停止してください。 パフォーマンス変数の訂正 バージョン 7 フィックスパック 6 (およびフィックスパック 7 および 8) の リリース情報には、パフォーマンス変数名の間違いがあります。『第 13 章 DB2 の構成』の「DB2 レジストリーと環境変数」というセクションにある 表 5 に は、パフォーマンス変数がリストされています。この表の中のあるレジストリ ー変数名は誤りです。 正しくは、変数名 DB2_MINIMIZE_LIST_PREFETCH が DB2_MINIMIZE_LISTPREFETCH でなければなりません。 この訂正は、フィックスパック 6、7、および 8 に影響します。 DB2 Information Integrator の Informix Federated サポート DB2 UDB バージョン 7 フィックスパック 4 以降では、 DB2 Information Integrator の Informix Federated サポートが追加されています。このインス トールと構成に問題ある場合 (すなわち、Informix スクリプトや関係するライ ブラリーがインストールされない場合) は、 DB2 サポート・チームに連絡して サポートを依頼してください。 DB2 バージョン 7 フィックスパック 8 以前から移行後のデータ破損 このデータ破損の問題は、DB2 バージョン 7 フィックスパック 8 またはそれ 以前のフィックスパックから移行したデータに対し、次のいずれかを対象とし て影響します。 * バージョン 7 フィックスパック 9 以降 * バージョン 8 * バージョン 8 フィックスパック 1 以降 DB2 UDB バージョン 7 フィックスパック 9 以降では、データ破損エラーが訂 正されます。この破損は、元々 DB2 の旧バージョンで、クライアントから、JTA 接続経由で DB2 UDB Unicode データベースへ送付されたデータの二重変換が原 因でした。ASCII インバリアント文字 (00 と 7F の間の16 進値) 以外で、バ ージョン 7 フィックスパック 9 より前に存在していたデータが影響を受けます。 バージョン 7 フィックスパック 9 以降より後では、CHAR、VARCHAR および CLOB の検索によりデータ破損は明白に見えるようになりました。 以前の破損データを修正するには、以下の手順を実行します。 1. クライアントがデータベースに書き込んでいたデータと同じコード・ページ を使用して、データをエクスポートする。 2. そのデータベースを DB2 のより最近のバージョンへマイグレーションする。 3. Unicode コード・ページ 1208 を使用してステップ 1 からデータをインポ ートする。 詳しくは、「DB2 バージョン 7 フィックスパック 8 以前から同バージョンの 新しいフィックスパックまたは DB2 バージョン 8 への移行後のデータ破損 (Data corruption after moving from DB2 Version 7 FixPak 8 or earlier to a later Version 7 FixPak or to DB2 Version 8)」技術情報を参照してください。 大容量メモリーの活用 - 更新 Microsoft Address Windowing Extensions (AWE) の使用法の説明は、 DB2 Universal Database サポート Web サイトにある、よくある質問 (FAQ) 『大容 量メモリーの活用 - 更新 (Exploiting Large Memories - Update)』に記載さ れています。 2 つの Windows ブート・オプション /3GB と /PAE、および Microsoft Address Windowing Extensions (AWE) の独立性についての説明が求められています。ブ ート・オプション /3GB は、異なるアドレス・スペース区画の作成と関係があ ります。ブート・オプション /PAE は、AWE を使用した 4 GB を超えるメモリ ーへのアクセスに関係しています。AWE を使用しなければ、メモリーの該当部 分にアクセスできません。 AWE は、必ずしも 4 GB を超えるメモリーをアドレ ッシングしなければならないわけではないので、/PAE なしで使用することもで きます。DB2_AWE レジストリー変数を使用する際は、DB2 UDB ページを Windows の物理ページと混同しないでください。DB2 UDB ページ・サイズの再呼び出し は、4 KB、8 KB、16 KB、あるいは 32 KB のいずれかになります。DB2 AWE 内 で参照されるページの数は、 DB2 UDB ページ・サイズの 1 つになります。 詳しくは、DB2 Universal Database サポート Web サイトにある、よくある質問 『大容量メモリーの活用 - 更新 (Exploiting Large Memories - Update)』を 参照してください。 アプリケーション開発およびサポートされるソフトウェア更新 アプリケーション開発およびサポートされるソフトウェア更新については、下 記の DB2 アプリケーション開発 Web サイトを参照してください。 http://www.ibm.com/software/data/db2/udb/ad/v7 DB2 リレーショナル・コネクトの Informix Federated サポート DB2 フィックスパック 4 以降では、 DB2 リレーショナル・コネクトの Informix Federated サポートが追加されています。インストールや構成の際に 問題が発生した (すなわち、フィックスパック 4 で Informix スクリプトと関 係するライブラリーのいずれかまたは両方がインストールされない) 場合は、 DB2 サポート・チームに連絡してサポートを依頼してください。 コントロール・センター機能の消失 DB2 サーバーにフィックスパック 2 またはフィックスパック 3 を適用して も、バックレベルのコントロール・センター・クライアントに影響する問題は ないはずです。ただし、DB2 バージョン 7.2 では、バックレベルのコントロー ル・センター・クライアントはその機能の大半を失います。この場合のバック レベルとは、バージョン 6 クライアント (フィックスパック 6 適用前) と、 バージョン 7 クライアント (フィックスパック 2 適用前) のことです。バー ジョン 5 のクライアントには影響しません。 影響するクライアントをアップグレードすることを修正案としてお勧めしま す。バージョン 6 クライアントはフィックスパック 6 以降に、バージョン 7 クライアントはフィックスパック 2 以降にアップグレードする必要がありま す。 DB2 XML エクステンダーの使用 readme.nt ファイルには、フィックスパック3 をインストール済みの DB2 ユニ バーサル・データベース・バージョン 6.1 以降のソフトウェア要件がリストさ れています。これは正しくありません。DB2 XML エクステンダーには DB2 バー ジョン 7.1 または 7.2 が必要です。 フィックスパック 4 以降で作成されたバックアップ・イメージの復元 db2inidb コマンドに RELOCATE USING オプションを使用すると、ユーザー提供 の構成ファイルがデータベース・ディレクトリー (たとえば、SQL00001) にコ ピーされて、db2path.cfg に名前が変更されます。 データベースがスナップショットとして初期化された場合には、この db2path.cfg ファイルは、必要なクラッシュ・リカバリーの完了後に除去され ます。ただし、データベースがスタンバイとして初期化された場合には、この ファイルは、(ロールフォワードを停止または取り消して) データベースがロー ルフォワード保留または進行中の状態から抜け出した後にのみ除去されます。 SMS 表スペースを含んでいないスタンバイ・データベースは、ロールフォワー ド保留または進行中の状態にある場合にバックアップすることができます。こ のようなデータベースに db2path.cfg ファイルが存在する場合、このファイル はバックアップ・イメージに含められます。 db2path.cfg ファイルは V7 フィ ックスパック 4 から導入されたものであるため、フィックスパック 4 より前の V7 レベルでこのファイルを含むイメージの復元を試みた場合には失敗します。 このようなバックアップ・イメージから復元を行うには、そのインスタンスが フィックスパック 4 以降の DB2 レベルで実行されている必要があります。 連合システムにおけるローカル・テーブル内の更新 MPP 連合環境では、ローカル・テーブルへの挿入、更新、および削除操作を行 うことができます。 INSERT ステートメントについての解決策がフィックスパ ック 4 で提供されましたが、この解決策は今後は必要ありません。この機能 は、フィックスパック 9 で完全に使用可能になります。 特記事項 本書に記載の製品、サービス、または機能が日本においては提供されていない 場合があります。日本で利用可能な製品、サービス、および機能については、 日本 IBM の営業担当員にお尋ねください。本書で IBM 製品、プログラム、ま たはサービスに言及していても、その IBM 製品、プログラム、またはサービス のみが使用可能であることを意味するものではありません。これらに代えて、 IBM の知的所有権を侵害することのない、機能的に同等の製品、プログラム、 またはサービスを使用することができます。ただし、IBM 以外の製品とプログ ラムの操作またはサービスの評価および検証は、お客様の責任で行っていただ きます。 IBM は、本書に記載されている内容に関して特許権 (特許出願中のものを含む) を保有している場合があります。本書の提供は、お客様にこれらの特許権につ いて実施権を許諾することを意味するものではありません。実施権についての お問い合わせは、書面にて下記宛先にお送りください。 〒106-0032 東京都港区六本木 3-2-31 IBM World Trade Asia Corporation Licensing 以下の保証は、国または地域の法律に沿わない場合は、適用されません。 IBM およびその直接または間接の子会社は、本書を特定物として現存するままの状 態で提供し、商品性の保証、特定目的適合性の保証および法律上の瑕疵担保責 任を含むすべての明示もしくは黙示の保証責任を負わないものとします。国ま たは地域によっては、法律の強行規定により、保証責任の制限が禁じられる場 合、強行規定の制限を受けるものとします。 この情報には、技術的に不適切な記述や誤植を含む場合があります。本書は定 期的に見直され、必要な変更は本書の次版に組み込まれます。 IBM は予告なし に、随時、この文書に記載されている製品またはプログラムに対して、改良ま たは変更を行うことがあります。 本書において IBM 以外の Web サイトに言及している場合がありますが、便宜 のため記載しただけであり、決してそれらの Web サイトを推奨するものではあ りません。それらの Web サイトにある資料は、この IBM 製品の資料の一部では ありません。それらの Web サイトは、お客様の責任でご使用ください。 IBM は、お客様が提供するいかなる情報も、お客様に対してなんら義務も負う ことのない、自ら適切と信ずる方法で、使用もしくは配布することができるも のとします。 本プログラムのライセンス保持者で、(i) 独自に作成したプログラムとその他 のプログラム (本プログラムを含む) との間での情報交換、および (ii) 交換 された情報の相互利用を可能にすることを目的として、本プログラムに関する 情報を必要とする方は、下記に連絡してください。 IBM Canada Limited Office of the Lab Director 8200 Warden Avenue Markham, Ontario L6G 1C7 CANADA 本プログラムに関する上記の情報は、適切な使用条件の下で使用することがで きますが、有償の場合もあります。 本書で説明されているライセンス・プログラムまたはその他のライセンス資料 は、IBM 所定のプログラム契約の契約条項、IBMプログラムのご使用条件、また はそれと同等の条項に基づいて、 IBM より提供されます。 この文書に含まれるいかなるパフォーマンス・データも、管理環境下で決定さ れたものです。そのため、他の操作環境で得られた結果は、異なる可能性があ ります。一部の測定が、開発レベルのシステムで行われた可能性があります が、その測定値が、一般に利用可能なシステムのものと同じである保証はあり ません。さらに、一部の測定値が、推定値である可能性があります。実際の結 果は、異なる可能性があります。お客様は、お客様の特定の環境に適したデー タを確かめる必要があります。 IBM 以外の製品に関する情報は、その製品の供給者、出版物、もしくはその他 の公に利用可能なソースから入手したものです。 IBM は、それらの製品のテス トは行っておりません。したがって、他社製品に関する実行性、互換性、また はその他の要求については確証できません。 IBM 以外の製品の性能に関する質 問は、それらの製品の供給者にお願いします。 IBM の将来の方向または意向に関する記述については、予告なしに変更または 撤回される場合があり、単に目標を示しているものです。 本書には、日常の業務処理で用いられるデータや報告書の例が含まれています。 より具体性を与えるために、それらの例には、個人、企業、ブランド、あるい は製品などの名前が含まれている場合があります。これらの名称はすべて架空 のものであり、名称や住所が類似する企業が実在しているとしても、それは偶 然にすぎません。 著作権使用許諾: 本書には、様々なオペレーティング・プラットフォームでのプログラミング手 法を例示するサンプル・アプリケーション・プログラムがソース言語で掲載さ れています。お客様は、サンプル・プログラムが書かれているオペレーティン グ・プラットフォームのアプリケーション・プログラミング・インターフェー スに準拠したアプリケーション・プログラムの開発、使用、販売、配布を目的 として、いかなる形式においても、IBM に対価を支払うことなくこれを複製 し、改変し、配布することができます。このサンプル・プログラムは、あらゆ る条件下における完全なテストを経ていません。従って IBM は、これらのサン プル・プログラムについて信頼性、利便性もしくは機能性があることをほのめ かしたり、保証することはできません。 それぞれの複製物、サンプル・プログラムのいかなる部分、またはすべての派 生した創作物には、次のように、著作権表示を入れていただく必要があります。 (C) (お客様の会社名) (年). このコードの一部は、IBM Corp. のサンプル・プ ログラムから取られています。 (C) Copyright IBM Corp. _年を入れる_. All rights reserved. IBM、DB2、Universal Database、および S/390 は IBM Corporation の商標です。 Windows は、Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標です。 UNIX は、The Open Group の米国およびその他の国における登録商標です。 他の会社名、製品名およびサービス名などはそれぞれ各社の商標または登録商標です。 ------------------------------------------------------------------------------- * の付いた用語は IBM Corporation の商標または登録商標です。 ** の付いた用語は他社の商標または登録商標です。 ------------------------------------------------------------------------------- ******************************************************************************* ** ** (c) COPYRIGHT INTERNATIONAL BUSINESS MACHINES CORPORATION 1999-2004. ** ALL RIGHTS RESERVED. ** *******************************************************************************