リリース情報


|14.1 エクスポート、インポート、およびロードの LOB ファイル・ハンドルの変更

|DB2 UDB は、LOB 情報のインポート、エクスポート、およびロードを行うときに、 |LOB ロケーション指定子 (LLS) を利用するようになりました。これにより、 |複数 LOB を単一ファイルに保管することができます。

|LLS は、LOB データがファイル内のどこにあるかを示すストリングです。 |LLS の形式は filename.ext:nnn:mmm/ で、filename.ext は LOB を含むファイルの名前、nnn|ファイル内の LOB の相対位置 (単位はバイト)、および mmm |は LOB の長さ (バイト) です。たとえば、db2exp.001.123.456/ の LLS は、LOB が db2exp.001 ファイルにあり、ファイルの |123 バイト相対位置で始まり、256 バイトの長さであることを示します。 |LLS で指定されたサイズが 0 の場合、LOB の長さは 0 です。 |長さが --1 の場合、LOB は NULL であり、ファイル名および相対位置は無視されます。

|lobsinfile 修飾子を使用してデータをエクスポートする場合、 |LOB は常に別々のファイルに置かれるとは限りません。複数 LOB が各 LOB |ファイルに存在し、複数 LOB ファイルが各 LOB パスに存在する場合があります。 |データ・ファイルには、ファイル名のみではなく LLS レコードが含まれるようになりました。

|インポートおよびロードでも、エクスポート機能への変更点をハンドルするようになりました。データのロードまたはインポートにおいて lobsinfile で変更された オプションを指定すると、 |対応する LOB 列ごとに LLS が存在します。LOB 列に LLS 以外のものが見つかると、 |データベースはこれを LOB ファイルとして扱い、ファイル全体を LOB としてロードします。

|14.1.1 IXF 考慮事項

|3 つの新規 IXF データ・タイプがあります。LLS で示される場合、これらの |3 つのタイプは CLOB、BLOB、および DBCLOB に該当します。これらのデータ・タイプの値は、 |それぞれ 964、960、および 968 です。

|IXF ファイルは LOB 列ごとに独自の D レコードを必要とするようになりました。これはエクスポート・ツールによって自動的に作成されますが、IXF ファイルを作成するのにサード・パーティーのユーティリティーを使用している場合は、手動で作成する必要があります。さらに、非ヌル LOB だけではなく、表内の LOB ごとに LLS が必要です。 |LOB 列がヌルの場合、ヌル LOB を示す LLS を書き込み必要があります。


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