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31.4 DB2 バージョン 7 情報カタログ・マネージャーによる DB2 バージョン 5 情報カタログへのアクセス

DB2 バージョン 7 情報カタログ・マネージャー・サブコンポーネント (DB2 バージョン 7 インストール・プロセスによって構成) は DB2 バージョン 6 および DB2 バージョン 7 データベースに格納された情報カタログへのアクセスをサポートしています。サブコンポーネントの構成を修正して、DB2 バージョン 5 データベースに保管されている情報カタログにアクセスできます。 DB2 バージョン 7 情報カタログ・マネージャーのサブコンポーネントは、DB2 バージョン 2 またはそれ以前のバージョンからのデータへのアクセスをサポートしません。

情報カタログ管理者、情報カタログ・ユーザー、および DB2 バージョン 5 データベースに格納されている情報カタログにアクセスするための情報カタログ初期化ユーティリティーをセットアップするには:

  1. DB2 コネクト エンタープライズ・エディション バージョン 6 を、 DB2 バージョン 7 情報カタログ・マネージャーがインストールされているワークステーション以外のワークステーションにインストールします。

    DB2 コネクト エンタープライズ・エディションは、DB2 ユニバーサル・データベース・エンタープライズ・エディションおよび DB2 ユニバーサル・データベース・エンタープライズ - 拡張エディションの一部として組み込まれています。これらの DB2 製品のいずれかのバージョン 6 がインストールされていれば、別に DB2 コネクトをインストールする必要はありません。

    制約事項:
    同じ Windows NT または OS/2 ワークステーションに、DB2 の複数バージョンをインストールすることはできません。DB2 コネクトを別の Windows NT ワークステーション、 OS/2 または UNIX ワークステーションにインストールすることは可能です。
  2. DB2 バージョン 5 のデータにアクセスするため、情報カタログ・マネージャー、および DB2 コネクト バージョン 6 を構成します。詳しくは、「DB2 コネクト 使用者の手引き」を参照してください。以下のステップは必要なステップの概説です。
    1. DB2 バージョン 5 システムで、DB2 コマンド行プロセッサーを使用して、情報カタログ・マネージャーがアクセスするバージョン 5 データベースをカタログします。
    2. DB2 コネクト・システムで、DB2 コマンド行プロセッサーを使用して、以下をカタログします。
      • DB2 バージョン 5 システムの TCP/IP ノード
      • DB2 バージョン 5 システムのデータベース
      • DB2 バージョン 5 システムの DCS 項目
    3. 情報カタログ・マネージャーを持つワークステーションで、DB2 コマンド行プロセッサーを使用して、以下をカタログします。
      • DB2 コネクト・システムの TCP/IP ノード
      • DB2 コネクト・システムのデータベース

    データベースのカタログに関する詳細は、「DB2 ユニバーサル・データベース インストールおよび構成補足」を参照してください。

  3. 情報カタログ・マネージャーを持つウェアハウスで、DB2 CLI パッケージを DB2 コネクトを介してアクセスされる各データベースにバインドします。

    以下の DB2 コマンドは v5database、仮想の DB2 バージョン 5 データベースへのバインドの例を示します。 DB2 コマンド行プロセッサーを使用して、以下のコマンドを実行します。 db2cli.lst および db2ajgrt は ¥sqllib¥bnd ディレクトリーにあります。

    db2 connect to v5database user userid using password
    db2 bind db2ajgrt.bnd
    db2 bind @db2cli.lst blocking all grant public
    

    ここで、userid は v5database のユーザー ID で、password はそのユーザー ID のパスワードです。

    db2cli.list が DB2 バージョン 5 データベースにバインドされた時、エラーが起こります。このエラーは、ラージ・オブジェクト (LOB) がこの構成ではサポートされていないために起こります。このエラーは、DB2 バージョン 5 データベースへのウェアハウス・エージェントのアクセスには影響しません。

    DB2 ユニバーサル・データベース バージョン 5 のフィックスパック 14 (2000 年 6 月、使用可能) は、 DB2 コネクトを介して DB2 バージョン 5 データにアクセスする場合には必要です。そのフィックスパックの APAR 番号 JR14507 を参照してください。


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