通常、DB2 ESE システムには、各コンピューターに割り当てられた 1 つのパーティションがあります。 コンピューターに、同じコンピューター上で稼動し同じインスタンスに関与する複数のパーティションがある場合、 そのコンピューターは複数の論理区画を実行しています。 複数の論理区画は、対称マルチプロセッサー (SMP) ・アーキテクチャーをもつコンピューターで、 役立つ可能性があります。 複数の論理区画の実行に関する詳細は、 「DB2 管理ガイド: インプリメンテーション」を参照してください。
パーティション・データベース環境をインストールしている場合は、 システムのいずれかのコンピューターの 1 つで実行する、 論理区画の最大数を指定する必要があります。これは、 通信に使用するパーティションの TCP/IP ポート番号を予約します。 追加の論理区画は後で追加できます。 「論理区画の最大数」フィールドに、 この番号を入力してください。 どのコンピューターでも複数論理区画を実行していない場合は、 1 を入力します。
インスタンスまたはデータベースへの最初のアクセスには、認証済みのユーザーが必要です。 インスタンスごとの認証タイプは、 ユーザーの検査方法および検査される場所を判別します。 認証タイプはインスタンスの作成時に最初に設定され、 後で変更することができます。 認証タイプは、 制御下のすべてのデータベースのデータベース・サーバーへのアクセスを対象としています。
連合データベースからデータ・ソースへのアクセスを予定している場合は、 データ・ソースの認証処理および連合認証タイプの定義を考慮する必要があります。 詳細については、「DB2 管理ガイド」を参照してください。
認証タイプ は、 ユーザー認証の発生方法と発生場所を判別します。
認証がサーバー の場合、 認証がサーバーで発生するように、 ユーザー ID およびパスワードがクライアントからからサーバーへ送信されます。 これは、デフォルトのセキュリティー機構です。 値 DCS 暗号化 は、ネットワーク上で送信される一部のパスワードが暗号化されている場合を除き、 DCS と同じ動作を提供します。
値サーバー暗号化 は、 サーバーが、 暗号化されたサーバー 認証方式を受け入れることを指定します。 クライアント認証が指定されていない場合は、 クライアントはサーバーで選択済みの方式を使用して認証されます。クライアント認証がサーバーの場合は、 クライアントはサーバーにユーザー ID およびパスワードを渡すことにより認証されます。クライアント認証が サーバー暗号化 の場合は、 クライアントはユーザー ID および暗号化パスワードを渡すことにより認証されます。「サーバー暗号化」がクライアントで指定されており、「サーバー」がサーバーで指定されている場合は、 認証レベルの矛盾のためにエラーが戻ります。
クライアント の値は、 すべての認証がクライアントで発生し、 サーバーで実行する必要のある認証がないことを示します。 クライアント 認証は、 トラステッド・クライアントのみを対象とします。
認証タイプに関する詳細は、「DB2 管理ガイド: インプリメンテーション」を参照してください。
「システムの始動時にインスタンスを自動始動」チェック・ボックスを選択し、 システムが始動したときにいつでもインスタンスを自動的に始動するようにします。