VisualAge COBOL のアップデート内容

ここでは VisualAge COBOL のバージョン 3.0.7、バージョン 3.0.6、バージョン 3.0.5、バージョン 3.0.4、 バージョン 3.0.3、バージョン 3.0.2 および バージョン 3.0.1 の変更点について説明します。 さらに、前提条件の変更点、および周知の問題と制限についても説明します。

バージョン 3.0.7 での変更点

BMS エディター BMS エディターで、フィールド変数名の長さは 7 文字まででしたが、その制限が変わりました。 長さの制限は 30 文字までになりました。
デバッガー
  • 以前は、デバッガーは、データ名に漢字のビジネス用語が使用された場合に漢字ではなく誤った文字を表示していました。 この問題は修正されました。
  • 以前は、メッセージ MSGIWZ200S が日本語のマシンに表示されるとき、そのテキストは誤った文字で、 正しい漢字またはひらがなで表示されていませんでした。このエラーは、OPEN verb でのみ発生します。 この問題は修正されました。
外部ファイル・システム (FFS)FFS について、次の修正を行いました。
  • 以前は、ユーザーが間違って RECFM=U データ・セットに読み取りまたは書き込みを行おうとしても、FFS はデータ・セットを割り振ったままでした。 この問題は修正されました。
  • 以前は、FFS サーバーは、大きなファイルを読み取るときに終了してしまうことがありました。 この問題は修正されました。
ジョブ・モニター ジョブ・モニターについて、次の修正を行いました。
  • 以前は、ジョブ・モニターは、現在実行中のジョブのスプール・データ・セットを見ようとすると、OC4 異常終了を発行しました。 この問題は修正されました。
  • ジョブ・モニター・サーバーの文書には、ワークステーションのコード・ページ値を UTF-8 から 変更しないようにという記述がありますが、UTF-8 コード・ページは、 たとえば英国スターリング・ポンドなど x'7F' より大きい値の NLS 文字を含んだ ASCII テキストが入ってくる場合、 それを正しく反映しないことがあります。 この場合、ジョブ・モニターの構成ファイルの中で、CODEPAGE=UTF-8 の値を、 たとえば CODEPAGE=IBM-1252 などに変更してください。
  • ジョブ・モニターは、ユーザーが所有者であるジョブに対して、CANCEL、HOLD、PURGE、および RELEASE の 使用を制限しています。以前は、この制限について、文書に記載されていませんでした。
MVS 接続マネージャーIBM-1390 と IBM-1399 の、2 つの EBCDIC 日本語コード・ページが新たにサポートされるようになりました。 これらのコード・ページが認識されるようにするには、それらを、手動で MVS 接続マネージャーに追加します。 コード・ページの ID は大文字小文字の区別があります。
プログラム・エディター (LPEX)LPEX について、次の修正を行いました。
  • 別名保管... 」を使用してホスト・ファイルを保管するとき、 古いファイルの ISPF スタイルのロックが解放され、新規ファイルに対して、新規 ISPF スタイルのロックが取得されます。
  • LPEX は、Enterprise COBOL Version 3 の COBOL 予約語を認識するようになりました。
  • コピー・ファイル拡張は、コピー・ファイルへのパスにスペースが含まれていても、失敗とならないようになりました。
  • キーの振る舞い --> ISPF が選択されていると、タブ・キーが、ホストのタブ・キーと同じように振る舞います。 つまり、カーソルが行番号に、次にテキストの最初の桁、次に行番号の次の列にのようにジャンプします。
  • スタイル--> テキストが選択されたときに、ツールバーは以前ウィンドウのスクロールアウトしました。toolscrl マクロがこフィックスに追加されました。 ツールバーのスクロールを使用可能にするには、既存の編集セッションのコマンド行から toolscrl を実行するか、 始動プロファイルで toolscrl を起動します。
Sort Sort について、次の修正を行いました。
  • 以前は、4096 バイトより長いレコードをソートしようとすると、 誤った MSGIWZ026W メッセージと戻りコード 609 を受け取っていました。この問題は修正されました。
  • SMARTsort User's Guide」には、SMARTsort の出力を既存の VSAM 以外のファイルにダイレクトすると、 そのファイルの内容は上書きされると説明されています。この説明は間違いです。 SMARTsort の出力を、既存の VSAM 以外のファイル (SMARTsort の入力ファイルも含む) に ダイレクトすると、出力は、そのファイルの内容に追加されます。

 

バージョン 3.0.6 での変更点

VisualAge COBOL コンポーネント 変更点
外部ファイル・システム (FFS)FFS クライアントに対して、以下の修正をしました。
  • FFS がホスト・システムに接続を試みるとき、ネットワーク構成でのより幅の広い自由度を許容します。 以前はある状況では、FFS は接続の失敗を報告する前に gethost 機能 (gethostbyaddr または gethostbyname) の 1 つしか試行しませんでした。  現在では、FFS は失敗の報告の前にいつも両方の機能を試行します。
  • 以前は、ワイルドカード文字を使用して複数ファイルをホストからワークステーションにコピーするとき、 コピーがエラーを出さずに早い時点で終了する場合がありました。すなわち、 COPY コマンドが、すべての要求ファイルのコピーが終わっていないときに、 すべて終わったかのように振舞っていました。  この問題が修正されました。
  • ディレクトリーに新規ファイルの作成 (たとえば、誤ったファイル・エクステンションのファイルを MVS ディレクトリーや PDS にコピーしようとする場合) に失敗した後に、ディレクトリーはリフレッシュに失敗しなくなりました。
外部ファイル・システム (FFS) と TSO コマンド FFS サーバーには、PTF IP22527 いくつかのフィックスを提供します。PTF のインストール後に、 TSO コマンド・サーバーが機能し続けていることを確かめるためにシステム・プログラマーは変更することが必要です。

TSO コマンド・サーバーはホストの COBOL または PL/I 製品が必要なくなりました。   PTF に新しいパーツが組み込まれました。

  • サンプル JCL FBNFTPAD は IGYFTPAD (または IBMFTPAD) を置き換えます。  FBNFTPAD もまた拡張され、TSO コマンドを使用して非対話式 ISPEXEC コマンドを使用可能にする方法を示す例を組み込むようになりました。
  • トランザクション FBNFSERV が IGYFSERV (または IBMFSERV) を置き換えます。

APPC トランザクション IGYFSERV を FBNFSERV にリネームします (または FBNFTPAD と IGYFTPAD に加えたいくつかの修正を使用して FBNFSERV という名前の新規トランザクションを作成することができます。)

プロジェクト・ウィンドウ (ワークフレーム)次のようないくつかの修正がなされています。
  • プロジェクト・ウィンドウに表示される MVS ディレクトリーはファイルの作成または削除後にリフレッシュに失敗することはなくなりました。
  • 「ホストへの接続なし」のエラー・メッセージが、Windows 2000 で MVS プロジェクトを作成するときに表示されなくなりました。
  • 「ツール・セットアップ」ウィンドウのヘルプが改善されました。
  • 「IBM VisualAge COBOL プロジェクト」ウィンドウからプロジェクトを削除することができます。
  • 砂時計のマウス・カーソルが、コンパイルやビルドのようなモニター・アクションが実行中に表示されます。 アクションが完了すると、ワークフレーム表示が自動リフレッシュされます。
ジョブ・モニター 次のようないくつかの修正がなされています。
  • ジョブ・モニターは、一時のポート範囲の着信接続をブロックするためにファイアウォールを使用するワークステーション上で機能できるようになりました。 このフィーチャーでは、ワークステーションおよびホスト・コードを変更しました。 ホストのみに変更を適用する場合、ワークステーション・コードの旧のバージョンは今でも正しく機能します。 ワークステーションのみに変更を適用する場合、ホスト・コードの旧のバージョンは接続を拒否し、ワークステーション・コードは「サーバーにより接続がクローズ」 のメッセージを出して失敗します。
  • z/OS 1.2 では、ジョブ ID が JOBnnnnn から Jnnnnnnn に変更されました。  ジョブ・モニターの Hold、Purge、Cancel と Release 機能が変更され、ジョブ ID の新しいフォーマットを認識できます。
LPEX 次のようないくつかの修正がなされています。
  • キーの振る舞い --> ISPF を選択すると、複数行を削除することができます。
  • 構文エラー・メッセージが表示されるときは、アクション --> メッセージの削除 が機能します。
  • 日付形式パターン・フィールドがコンテキスト・センシティブ (F1) ヘルプを持ちます。
  • 表示 --> データ部 の選択が機能します。

 

バージョン 3.0.5 での変更点

VisualAge COBOL コンポーネント 変更点
外部ファイル・システム (FFS)
  • ほとんどのネットワークで、COBOL を MVS ファイルの作業に使用する場合のスループットが改善されています。FFS はクラインアンとサーバー間の通信に、以前より少ない (しかし大規模な) TCP/IP 伝送を使用 しています。
  • FFS システム定義ファイル(ffs_sys.xml)の編集、およびサブシステム・タグ (<subsys-name> と <subsys-parm>) のファイルへの追加を行う場合は、後で MVS 接続マネージャーを介して情報を 更新した場合には変更内容は保存されます。
プログラム・エディター 次のようないくつかの修正が組み込まれています。
  • 空のファイルが MVS で保管された場合、プログラム・エディターがロックされることはありません。
IBM 分散デバッガー 次のような多数の機能強化と修正が組み込まれています。
  • パフォーマンスの向上
  • 選択済み メニューの動作の改良
  • 再利用機構の改善
  • メモリー・リークの修正
  • コマンド行セッション処理の改善
  • 特定のスレッドのブレークポイント設定の改良
  • コンボ・ボックスでのテキスト・フィールドの動作の向上
  • ブレークポイント設定のためのアクセラレーター・キーの改良
  • スタック・ペインで選択されたすべてのスタックに対する、ローカル・ペインでのローカル変数の表示サポート
  • 変数および式のモニターの改良
    • 定数および変数添字のどのような組み合わせ、およびどのようなディメンションの数を用いた配列でもモニターすることが可能です。 たとえば、X(I)。ただし、I はどのような整変数(ゾーン、パック、またはバイナリー) または 索引名です。
    • OCCURS 文節を含む最高位レベルの親をすべてのオカレンスが表示された状態で表示する配列名のモニター。 どのような従属配列も、オカレンスを表示するために拡張することができます。
MVS 接続マネージャー MVS 接続マネージャーを使用してホスト・ドライブに接続する際に、誤ったログイン ID やパスワードを入力するとエラー・メッセージが表示されます。
ジョブ・モニター サブミット JCL ダイアログで、ファイルを選択するために表示... をクリックしてから、Enter キーを押してサブミットします。

バージョン 3.0.4 での変更点

VisualAge COBOL コンポーネント 変更点
外部ファイル・システム (FFS)
  • マイグレーション済みデータ・セットがディレクトリー・リストに表示されるようになりました。 これらのデータのファイル拡張子は <*migrat*> です (たとえば seq.a00.<*migrat*>)。
    注: マイグレーション済みデータ・セットにはプロジェクト・アクションのみが適用されます。たとえば、マイグレーション済みデータ・セットを編集、 コピー、削除することはできません。
  • 各ドライブ文字に最大で 100 個の修飾子を指定できるようになりました。 それまでの制限は 25 個でした。
  • ライブラリアン・サブシステムにあるデータ・セットにアクセスするためのサポートが追加されました。 このサポートを使用するには、 FFS システム定義ファイル Application Data\IBM\FFS\ffs_sys.xml を編集する必要があります。 サブシステム指定を必要とする修飾子ごとに、 <subsys-name> と必要なだけの <subsys-parm> タグをすべて追加してください。たとえば次のようにします。
    <qualifier>
            <qualifier-name> MYID </qualifier-name>
            <qualifier-type> MVS </qualifier-type>
            <directory> MYID </directory>
            <transfer> text </transfer>
            <subsys-name> ZZZZ </subsys-name>
            <subsys-parm> p1 </subsys-parm>
            <subsys-parm> p2 </subsys-parm>
    </qualifier>
    

    後で MVS 接続マネージャーを介して情報を更新した場合、ここで XML ファイルを直接変更した内容は保存されない可能性があります (この制限はバージョン 3.0.5 では除去されました)。

    制限: ライブラリアン・ (サブシステム) データ・セットのディレクトリー情報は利用できません。ライブラリアン・データ・セットに書き込むことはできません。 したがって、たとえば、ライブラリアン・データ・セットをプロジェクトに含めたり、 Windows エクスプローラーでそのメンバー・リストを表示することはできません。

プロジェクト・ウィンドウ (ワークフレーム)
  • マイグレーション済みデータ・セットを、 プロジェクト・ウィンドウから再び呼び出すことができます。 データ・セットを右クリックして、再呼び出し を選択してください。 または、コマンド・プロンプトから FFSRECALL コマンドを使用します。 たとえば次のようにします。
    FFSRECALL M:\HLQ.IWZ.COBOL

    引き数を指定せずにFFSRECALL を発行すると、より詳細な情報が表示されます。

  • ファイルのフィルター操作が変更され、 ドライブやディレクトリーを指定しない限り、 (パスではなく) ファイル名にのみフィルターが適用されるようになりました。
ジョブ・モニターおよび TSO コマンド
  • ジョブ・モニター・ウィンドウまたは TSO コマンド・ウィンドウを閉じて再び開いたとき、ウィンドウ・サイズ、位置、およびプロパティーが保存および復元されます。
  • ジョブ・モニター・ウィンドウと TSO コマンド・ウィンドウの両方が開いているとき、どちらかを終了しても、もう一方は閉じなくなりました。 2 つめのウィンドウを終了すると、そのウィンドウが閉じてプログラムが終了します。

    2 つのウィンドウのどちらか一方のみ開いている場合、次のようにします。

    • ファイル -> クローズ をクリックするとウィンドウは閉じますが、プロセスはアクティブのままです。
    • ファイル-> 終了 (または右上角の X ) をクリックするとウィンドウが閉じて、プログラムは終了します。
  • ジョブ・モニター・ウィンドウと TSO コマンド・ウィンドウのどちらも、再び開かれたとき、最後に使用されたホストを復元します。
  • コア・サービス開始進行状況表示バーは、進行状況を 0 - 25 - 50 - 75 - 100% のように完了のパーセントとして表示します。
ジョブ・モニター
  • ホスト・ジョブのリターン・コードが Sxxx (16 進数) または Unnnn (10 進数) として正しく表示されます。
  • ジョブ・モニター・ウィンドウを閉じて再び開いたとき、 ユーザー定義のフィルターが保存および復元されます。
  • ジョブ・モニター・ウィンドウを閉じて再び開いたとき、 SYSOUT ファイル・サイズ制限が保存および復元されます。
  • ジョブ・モニター・ウィンドウを閉じて再び開いたとき、分割バーの位置が保存および復元されます。
  • フィルターを削除 がメニュー・バーに、フィルター がポップアップ・メニューに表示されるようになりました。
  • ジョブ名によるフィルター操作が正しく動作するようになりました。
  • サブミット JCL ダイアログで、アクティブなシステムが事前選択されます。
  • フィルターのプロパティーを変更して保管 をクリックすると、ジョブ・リストが自動的に更新されます。
TSO コマンド コマンドを入力してから Enter キーを押してサブミットします。

バージョン 3.0.3 での変更点

VisualAge COBOL コンポーネント 変更点
外部ファイル・システム (FFS) 多数のデータ・セットやメンバーが存在するシステムにおいて、 FFS のパフォーマンスが改善されました。
IBM 分散デバッガー "例外を検査して再開" 機能によって、 デバッガーは重大なエラーやクリティカル・エラーを検出した後 (および、 オプションでエラーを訂正した後) に、 プログラムの実行とデバッグを続行できます。 詳細については DEBUG.HTM を参照してください。
ジョブ・モニター ジョブ・モニター・サーバーの信頼性が向上しました。

バージョン 3.0.2 での変更点

以下のコンポーネントの各種フィックス:

バージョン 3.0.1 での変更点

VisualAge COBOL は、Windows 2000 上で実行され、サポートされています。

バージョン 3.0.7 での前提条件の変更点

JES2 の使用、および、ジョブ・モニターを使用した実行中のジョブのスプール・データ・セットの表示には、 OS/390 バージョン 2 リリース 10 の APAR の OW49317 と OW49373 が必要です。 (実行中のジョブのスプール・データ・セットの表示は、OS/390 バージョン 2 リリース 10 より前ではサポートされていません。)

バージョン 3.0.6 での前提条件の変更点

TSO コマンド・サーバーはホストの COBOL または PL/I 製品が必要なくなりました。

バージョン 3.0.5 での前提条件の変更点

バージョン 3.0.5 の前提条件には変更はありません。

バージョン 3.0.4 での前提条件の変更点

バージョン 3.0.4 でリモート 編集/コンパイル/デバッグを使用するための前提条件の追加点または変更点が、 次の表に示されています。

前提となる製品またはコンポーネント 要件または変更点
OS/390 OS/390 V2R5 はサポートされなくなりました。 V2R6 以降が必要です。
IBM COBOL for OS/390 & VM V2R2 APAR PQ21350 用 PTF
外部ファイル・システム・サーバー PTF IP22436 はそれ以前のすべての FFS PTF を置換します。

バージョン 3.0.2 またはそれ以前の FFS の場合、 環境変数 FFSPATH を HTTP サーバーの .envvars ファイルに追加する必要がありました。 バージョン 3.0.3 以降では、これは必要ありません。

ジョブ・モニター ジョブ・モニターが JES3 をサポートするようになりました。 サポートするには、 OW36022 用 JES3 PTF および OW45210 用 ++APAR が必要です。

周知の問題と制限

外部ファイル・システム (FFS)、MVS 接続マネージャー、デバッガー、 プログラム・エディター、プロジェクト環境、COBOL プロジェクト、 SOM コンパイラー、情報センターには、以下のような周知の問題があります。

外部ファイル・システム (FFS)

問題と制限 解決策 (適用可能な場合)
MVS ファイルにアクセスしようとして問題が発生した場合、さらに情報が必要になる場合がある。 問題に関する追加情報は、WINNT\Profiles\userid\Application Data\IBM\FFS (ここでuserid はWindows のユーザー ID )にある ffsuser.log ファイルを表示してください。
システム始動時に、システムが FFS サーバーへのネットワーク接続を復元しようとしてエラーが発生することがある。 OK をクリックして、システムの始動が完了してから FFS サーバーに接続します。

MVS 接続マネージャー

問題と制限 解決策 (適用可能な場合)
Netscape のバージョン 4.7 以前のものを使用していて、情報センターをオープンしている場合、情報センターを MVS 接続マネージャーから再度オープンしようとすると スマー ト・ブラウズを要求に合わせることができません というエラーになることがある。 タイトル・バーの右端にある X ボタンをクリックして 2 番目のブラウザー・ウィンドウをクローズし、代わりに最初のブラウザー・ウィンドウを使用します。または、Netscape 4.7 をダウンロードしてインストールすると、この問題を回避できます。
日本語版では、MVS 接続マネージャー・ウィンドウの"ホスト・コード・ページ" と "ローカル・コード・ページ" の列見出しが文字切れすることがある。 列見出しをすべて表示するには、以下のいずれかを行ってください。
  • 各列見出しの大きさを変更する。
  • MVS 接続マネージャー・ウィンドウの大きさを変更する。

分散デバッガー

問題と制限 解決策 (適用可能な場合)
グラフィック変数が含まれた OS/390 COBOL プログラムをリモートでデバッグしている場合、 プログラム・モニター内で変数の値を変更しようとするとエラーが発生することがある。 デバッグのためにグラフィック変数の値を変更するには、 次のようにします。
  1. ソース画面でグラフィックス変数をダブルクリックする。変数を右マウス・ボタン・クリックし、 プログラム・モニターに追加を選択する。
  2. モニター画面で値をダブルクリックする。
  3. 古い値を完全に除去し、新しい値を入力する。
  4. これがグラフィック値であることを示すために、最初の単一引用符の前に G を付ける (たとえば、G'X Y Z ')。Enter を押す。
プログラムに印刷不能データが含まれている場合、予期しない動作が起こることがある。デバッガー内で、印刷不能文字はボックスとして表示される。 予期しない動作の例としては、次のものがある。
  • プログラム内のステートメントに印刷不能文字のリテラル・ストリングが含まれている場合、そのステートメントの変数を強調表示できない。
  • 印刷不能データが含まれた変数の値を編集しようとすると、ボックスが波形記号文字に置き換えられる。
  • 長いストリングの終了点を見ることができない。
なし
VisualAge COBOL に同梱されている分散デバッガーは AS/400 アプリケーションをサポートしていない。 なし
分散デバッガーをワークステーションにインストールする製品 (たとえば VisualAge COBOL) をインストールし、 後でこれらの製品をアンインストールした場合、分散デバッガーはアンインストールされない。 ワークステーションのレジストリーを調べて、分散デバッガーを使用する製品が 1 つもインストールされていないことを確認します。 次に、ワークステーションのレジストリーの RefCount の数値を 1 に変更して、 最後に分散デバッガーをアンインストールします。

ワークステーションのレジストリーを調べて上位製品が 1 つもインストールされていないことを確認するには、以下のステップに従います。

  1. スタート -> ファイル名を指定して実行をクリックし、 regedit と入力して OK をクリックする。レジストリ エディタがオープンします。
  2. 次の各フォルダーをダブルクリックする。
    HKEY_LOCAL_MACHINE
    SOFTWARE
    IBM
    IBM 分散デバッガー
    CurrentVersion
    install
    ParentProducts
  3. 上位製品を調べます。 上位製品が 1 つもインストールされていなければ、次のステップに進みます。 いずれかの上位製品がインストール済みであれば、 分散デバッガーをアンインストールしないでください。

ワークステーションのレジストリーの RefCount 数を減分するには、以下のステップに従います。

  1. インストール・フォルダーを再びダブルクリックする。
  2. RefCount を右クリックして、変更 を選択する。
  3. 数値を 1 に変更して OK をクリックする。

分散デバッガーをアンインストールするには、以下のステップに従います。

  1. スタート -> 設定 -> コントロール パネルをクリックする。
  2. アプリケーションの追加と削除アイコンをクリックする。
  3. 「インストールと削除」ページで、 インストール済み製品のリストから IBM 分散デバッガー をクリックして OK をクリックする。
  4. ワークステーションをシャットダウンしてリブートする。

プログラム・エディター

問題と制限 解決策 (適用可能な場合)
プログラム・エディター (LPEX) の使用中に問題が発生した場合、さらに情報が必要である。 問題についての追加情報は、エディターのマクロ・ログを表示します。 マクロ・ログを取得するには、ウィンドウ -> マクロ・ログをクリックします。
メモ帳またはワードパッドを使用して MVS ファイルを編集する場合、 編集セッションの間、ファイルがロックされない。 同様に、「スタート」メニューからプログラム・エディター (LPEX) を起動するなど、 プロジェクトから MVS 編集を選択する以外の方法でプログラム・エディター (LPEX) を起動した場合、 編集セッションの間、ファイルがロックされない。 編集セッションの間、MVS ファイルをロックするには (ISPF スタイル)、プロジェクト・ウィンドウでファイルを右マウス・ボタン・クリックし、MVS 編集を選択します。
VisualAge COBOL をネットワーク・サーバーに接続されたクライアントとしてインストールした場合、 プログラム・エディター内のキーの動作を変更できない。 この問題を解決するには、次のステップを実行します。
  1. マイ コンピュータ・アイコンを右クリックし、プロパティー を選択する。
  2. 環境 タブをクリックします。
  3. 「ユーザー変数」セクションで、変数 COBLPATH4 を追加し、それにクライアントの VisualAge COBOL の MACROS ディレクトリーを含む値を与える。 たとえば、VisualAge COBOL クライアント部分が c:\Ibmcobw にインストールされている場合、新規 COBLPATH4 変数の値はC:\IBMCOBW\MACROS;%COBLPATH4% にします。

    あるいは、クライアント・ワークステーションに対してアドミニストレーター権限を持っている場合、「システム変数」セクションの COBLPATH4 変数の既存の値の前にクライアントの MACROS ディレクトリー・パスを追加できます。

  4. 適用 をクリックし、OK をクリックする。
VisualAge COBOL をネットワーク・サーバーに接続されたクライアントとしてインストールした場合、 プログラム・エディターで F1 ヘルプが使用できない。 なし
VisualAge CICS をワークステーションにインストールしており、 LPEX を使用して MVS ファイルを編集する場合、ファイルに新しい行を追加すると、LPEX がロックするかもしれません。 この問題の原因は、VisualAge CICS に組み込まれていた REXX のダウンレベルのバージョンです。 この問題を解決するには、次のステップを実行します。
  1. マイ コンピュータ・アイコンを右クリックし、プロパティー を選択する。
  2. 「環境」ページに行きます。(Windows 2000 を使用している場合は、「拡張」ページに行き、 「環境変数...」をクリックします。)
  3. 「システム変数」セクションで、PATH 変数を変更すると、 すべての VisualAge CICS ディレクトリー (通常 C:\CNT310 の下) が、 PATH の終りにきます。たとえば、PATH 変数の値は以下のとおりです。
    %SystemRoot%;C:\UTILITIES;
    C:\CNT310\RUNTIME;C:\CNT310\TOOLS\UTIL;
    C:\Program Files\IBM\VACOBOL\BIN;. . .

    次に以下に変更します。

    %SystemRoot%;C:\UTILITIES;
    C:\Program Files\IBM\VACOBOL\BIN;. . .;
    C:\CNT310\RUNTIME;C:\CNT310\TOOLS\UTIL;
  4. システムをリブートします。

プロジェクト環境

問題と制限 解決策 (適用可能な場合)
IBM VisualAge COBOL のプロジェクト・ウィンドウで アクション --> ツールのセットアップ を使用して新しいツールを追加するとき、 新しいツールが属する ToolGroup を指定できません。  ツール・グループは、ツールをあるタイプのプロジェクトにのみ使用可能にしたい場合に役立ちます。   たとえば、Recall コマンドは MVS プロジェクトにのみ使用できます。 「プロジェクト」環境でカスタマイズしたツールをセットアップするためにツール・グループを使用する必要はありませんが、 それらを使用したい場合は、he Project environment, but if you want to use them, you must edit the 「ソリューション」カラムで説明したように、ワークフレーム設定 (IWS) ファイルを手作業で編集する必要があります。> (ツールをプロジェクトで使用可能にするために) 新しく追加したツールの ToolGroup を指定するには、 プロジェクトの定義ファイルを調べて、 そのプロジェクトに関連付けられた ToolGroup を確認します。 その ToolGroup を、ソリューション構成ファイル内のツール定義に追加します。 詳しくは、以下のステップに従ってください。
  1. スタート -> プログラム -> IBM VisualAge COBOL -> IBM VisualAge COBOL プロジェクト をクリックする。
  2. プロジェクトのリストの中から、新しいツールを使用したいプロジェクトを見付けます。 ディレクトリー・パス、プロジェクト名、および .iwp の全体を書き留めます。 たとえば、 c:\winnt\profiles\longwell\application data\ibm\vacobol\projects\test.iwp となります (test はプロジェクト名、 test.iwp はプロジェクト定義ファイル名)。
  3. スタート -> プログラム -> IBM VisualAge COBOL -> ツール -> プログラム・エディター をクリックします。「エディター」ウィンドウでは、 前のステップで書き留めた情報を使ってプロジェクトの定義ファイルを開きます。
  4. プロジェクト定義ファイル内で、+toolGroup=キーとその値を見付けます (たとえば +toolGroup=mvs)。 この値は、新しいツールをプロジェクトで使用可能にするために、 新しいツールが属さなければならない ToolGroup の名前です。
  5. 「エディター」ウィンドウで、ソリューション構成ファイル VACOBV3.IWS を開きます (通常このファイルは、c:\WINNT\Profiles\username\Application Data\IBM\VACOBOL\MainPrj フォルダーにあります)。
  6. エラーが発生した場合に備えて、VACOBV3.IWS のコピーを取る。
  7. VACOBV3.IWS の中で、追加したツールの定義を見付けます (the +title= キーがツールに付けた名前と一致します)。
  8. ツール定義の本文に 1 行を追加して、+toolGroup= キーと上のステップ 4 で検出した値を入力します (たとえば +toolGroup=mvs)。 その後、ファイルを保管して閉じます。 +toolGroup ステートメントがすでに存在するものの、 上記ステップ 4 で調べた値と異なっている場合には、 既存の値の後に (ブランクで値を区切って) 新しい値を入力できます (たとえば、 +toolGroup=ws mvs)。
  9. IBM VisualAge COBOL プロジェクト・ウィンドウがまだ開いていれば、それを閉じます。

COBOL プロジェクト

問題と制限 解決策 (適用可能な場合)
スタート -> プログラム -> IBM VisualAge COBOL -> IBM VisualAge COBOL プロジェクトをクリックしたとき、画面が明滅したり垂直同期が失われたりす ることがある。 この場合には、モニターのカラー・パレットかリフレッシュ・レートの設定を変更しなければなりません。 設定を変更するには、以下のステップに従ってください。
  1. デスクトップでマウスを右クリックする。プロパティーをクリックする。
  2. 設定 タブをクリックする。
  3. 「カラー・パレット」の色数を減らすか、「リフレッシュ・レート」の値を小さくする。OK をクリックする。
オンライン・ヘルプには、 デフォルト動作としてデスクトップに COBOL_Projects フォルダーが作成されると説明されているが、 プロジェクト作成時に COBOL_Projects フォルダーはデスクトップに自動的に作成されない。 必要であれば、 「スタート」メニューではなくデスクトップから COBOL プロジェクトにアクセスすることができます。 そうするには、次のステップに従ってください。
  1. スタート -> IBM VisualAge COBOL -> IBM VisualAge COBOL プロジェクト をクリックする。
  2. 新しいプロジェクトを作成 タブをクリックする。
  3. 要求された情報を順次入力していくと、プロジェクト定義ファイルを保管するフォルダーの場所と名前を指定するようプロンプトが表示される。
  4. 入力フィールドの右側の参照 ボタンをクリックする。
  5. c:\WINNT\Profiles\username\Desktop をクリックする。
  6. 「プロジェクト定義ファイル・フォルダーの参照」ウィンドウの右上隅にある新しいフォルダーの作成アイコンをクリックする。
  7. 新しいフォルダーの名前として COBOL_Projects と入力し、Enter を押す。OK をクリックしてウィンドウを閉じる。フォルダーを作成するプロンプトが表示されたら、はい をクリックする。新しいデフォルト・パスを受け入れるようプロンプトが表示されたら、 OK をクリックする。
  8. 完了をクリックします。COBOL_Projects フォルダーがデスクトップに作成されます。

SOM コンパイラー

問題と制限 解決策 (適用可能な場合)
SOMIR が存在しないディレクトリーを指すと、SOM が異常終了する。 SOMIR 内のパスをチェックして、正しい SOM インターフェース・リポジトリーの位置かどうか確認します。

情報センター

問題と制限 解決策 (適用可能な場合)
ビジュアル・ビルダーとデータ・アシスタントのオンライン・ヘルプが情報センターにない。 コンポーネント自体のユーザー・インターフェース (ヘルプ・メニューと F1) から、各コンポーネントのヘルプにアクセスします。