VisualAge COBOL ヘルプ・システムでの問題のトラブルシューティング

VisualAge COBOL ドキュメンテーションのインストール時には、IBM の検索機能 NetQuestion もインストールされます。他の IBM 製品 (Visual Age for Java、DB2 UDB など) も NetQuestion を使用しますが、 ワークステーション上には NetQuestion のコピーが 1 つだけ存在します。NetQuestion が既にワークステーション上に存在している場合、 製品のインストールは既存のものが使用されます。2 つ目がインストールされることはありません。(ただし、必要ならば既存バージョンがアップグレードされて、製品固有ファイルが既存バージョンに登録されます。)

NetQuestion には、小さな web サーバー (httpdl.exe) が組み込まれています。このサーバーは、インストール中に作成されるレジストリー・エントリーの働きにより、 コンピューターを再始動すると自動的に始動します。NetQuestion を使用する多くの製品が、 オンライン・ライブラリーの HTML ファイルにアクセスするのに CGI プログラム (vahwebx.exe) を使用しています。この CGI プログラムは NetQuestion Web サーバー (httpdl.exe) を使用してページを提供します。

インストールやヘルプ・システムを使用している際に問題が発生することがあります。この文書は、ヘルプ・システムで問題があった場合のトラブルシューティングに使用してください。

症状 トラブルシューティングのセクション
インストール時
自動構成されたという警告 1.3 VisualAge COBOL をインストールした後でのブラウザーのインストール
検索サーバーのインストール失敗。 2.1 NetQuestion インストールの検査
EHN0310: 検索サービス内部でエラーが検出されました。 2.0 Windows NT 上のヘルプ・システム・エラーの診断
サーバー上にヘルプ・システムが必要。 3.0 Windows NT サーバー上でのヘルプ・システムの構成
ヘルプ・システムの使用
ブラウザーがハング。 1.0 オンライン・ヘルプ用のブラウザーの構成
Internet Explorer でページが見つからない。
Netscape の 404 エラー
1.0 オンライン・ヘルプ用のブラウザーの構成
ファイルが Netscape にきれいにロードされない。 1.4 Netscape ブラウザーでのロードの問題の解決
(1) ブラウザーはロードしているように見えるが、ヘルプが表示されない。(2) 「自動構成ファイルがロードできませんでした。」 (3) 接続 : ホスト検索 : ローカル・ホスト。 1.5 切断時のヘルプの表示
2.5 サーバーの始動
指定された目次が見つからなかった。 2.2 ヘルプ・ファイルの検査
無応答。サーバーが応答していない。 2.3 NetQuestion Web サーバーへのアクセス
(1) 指定された製品 vacobol がヘルプ・システムに認知されていません。(2) CGI が受け取った要求を認識しませんでした。(3) スクリプト要求が無効です。 2.4 VisualAge COBOL ヘルプ CGI へのアクセス
サーバーを位置指定できません : localhost:49213 (「サーバーに DNS エントリーがありません。」を含む場合もあり。) 2.5 サーバーの始動
F1 ヘルプが、(1) 結果を返さない、または (2) ワトソン博士のアクセス違反エラー・メッセージを表示する。 ヘルプ構成ファイルの検査
検索機能の使用
ネットワークの問題が発生。サーバーに接続できない。(2) 指定された NetQuestion サーバーが利用不能。 2.6 検索エラーの診断
(1) エラー 500。(2) ファイルが見つかりません。 2.6 検索エラーの診断
日本語検索がうまくいかない。 4.0 日本語での検索

1.0 オンライン・ヘルプ用のブラウザーの構成

VisualAge COBOL のオンライン・ヘルプを表示するには、Netscape Navigator 4.51 (またはそれ以降)、または Internet Explorer 5.0 (またはそれ以降) のようなフレームをサポートするブラウザーが必要です。Windows 2000 では、IE をお勧めします。

環境変数 SOCKS_NS を設定していないことを確認してください。この設定があると、Netscape がハングすることがあります。Netscape 3.0 から Netscape 4.0 以降のバージョンへのアップグレード時に、この変数が残されることがあります。

インターネット接続にプロキシー・サーバーを使用している場合、VisualAge COBOL ヘルプ・システムが機能するためには、ブラウザーのプロキシー構成に例外 localhost:49213,127.0.0.1 が含まれていなければなりません。 プロキシー例外をセットすることによって、ブラウザーはプロキシーをバイパスしてヘルプ・システムに直接アクセスします。 VisualAge COBOL のインストール・プログラムは、ブラウザーのプロキシー構成を検査して、 更新を行ってくれます。ただし、以下のような場合には、 ブラウザーのプロキシー構成を手動で更新しなければならない可能性があります。

1.1 Netscape の構成

Netscape 4.x のブラウザー設定が正しいことを確認するには、次のステップを行ってください。

  1. Netscape で、編集 -> 設定をクリックする。
  2. 「設定」ウィンドウで、詳細 -> プロキシ をクリックする。
  3. インターネットに直接接続するラジオ・ボタンが選択されている場合には、作業は必要ありません。

    自動プロキシ設定ラジオ・ボタンが選択されている場合、システム管理者に連絡して、127.0.0.1 がプロキシー例外に含まれていることを確認してください。

    手動でプロキシを設定するラジオ・ボタンが選択されている場合、次のステップにしたがってください。

    1. 表示 (手動でプロキシを設定するラジオ・ボタンの横) をクリックする。
    2. 「手動でプロキシを設定」ウィンドウで、localhost:49213,127.0.0.1 を下にあるプロキシ例外リストに追加する。
    3. 「手動でプロキシを設定」ウィンドウと「設定」ウィンドウの両方で OK をクリックして変更を適用する。

ネットワークへの TCP/IP 接続を使用せずに VisualAge COBOL を使用する場合で、オンライン・ヘルプの表示に Netscape を使用する場合には、インターネットに直接接続するラジオ・ボタンを選択してください。

1.2 MS Internet Explorer の構成

Internet 5.x のブラウザー設定が正しいことを確認するには、次のステップを行ってください。

  1. Internet Explorer で、ツール -> インターネット オプションをクリックする。
  2. 「インターネット オプション」ウィンドウで、接続タブをクリックする。
  3. 「接続」ページの下にある LAN の設定ボタンをクリックする。
  4. プロキシ サーバーを使用するチェックボックスにチェックされていない場合、作業は必要ありません。

    プロキシ サーバーを使用するチェックボックスにチェックされている場合、次のステップにしたがってください。
    1. 詳細 (プロキシ サーバーを使用するチェックボックスの横) をクリックする。
    2. 「プロキシの設定」ウィンドウで、localhost:49213;127.0.0.1 を下にあるプロキシ例外リストに追加する。
    3. 「プロキシの設定」ウィンドウと「ローカル エリア ネットワーク (LAN) の設定」ウィンドウの両方で OK をクリックして変更を適用する。

1.3 VisualAge COBOL をインストールした後でのブラウザーのインストール

自動構成されたというメッセージをインストール・プログラムから受け取った場合、Netscape 4.x に自動的にプロキシー例外が構成されています。この場合、システム管理者と一緒に 127.0.0.1 がローカル・アドレスとして扱われていることを確認してください。

Internet Explorer セットアップ・ウィザードを、IE のアップグレード、または他の構成目的のために実行するたびに、プロキシーの例外設定は消去されます。  1.0 オンライン・ヘルプ用のブラウザーの構成を参照して、再設定してください。 ブラウザー (IE または Netscape) の新しいバージョンをインストールする場合にも、 ヘルプ・システムを使用するためには、手動で例外の再設定を行わなければなりません。

1.4 Netscape ブラウザーでのロードの問題の解決

VisualAge COBOL ヘルプは HTML フレームセットを使用し、それによってブラウザー・ウィンドウは複数領域に分割され、 それぞれの領域は別々にロードされます。Netscape Communicator 4.x のあるバージョンでは、 別のフレームセットが既にウィンドウにある場合にフレームセットを表示すると問題のあることが分かっています。Netscape 社によると、 ブラウザーを再開すればこの問題を回避でき、それ以後のフレームセットのロードは正しく表示されます。

1.5 切断時のヘルプの表示

ワークステーションがネットワークに接続していないときにオンライン・ヘルプを使用する場合には、 ブラウザーでプロキシーを使用するようにではなく、 インターネットに直接接続するように設定してください。また、 切断する前に 直接接続プロファイルに切り替えるようにしてください。(そうしないと、 オンライン・ヘルプを要求するたびにブラウザーがプロキシー・サーバーを検索して数分間を無駄にしてしまいます。)

2.0 Windows NT 上のヘルプ・システム・エラーの診断

EHN0310: 検索サービス内部でエラーが検出されました: VisualAge COBOL のインストール中にこのメッセージが出された場合にまず考えられる原因は、 システムへの高負荷またはプロセス開始のための資源不足のため、一定の時間内にシステムが NetQuestion デーモン (サーバー) ・プロセスを始動できなかったことです。インストール中に、 サーバー始動機能はデーモン・プロセスの始動を待ちます。デーモンが一定の時間フレーム内に始動を完了しないと、サーバー始動機能は上記エラー・メッセージを表示して戻ります。

回復するには、システムをリブートした後で、以下のうちから適当な 2 つのコマンドを NetQuestion ディレクトリー (x:\imnnq) から発行してください。
imnss stop server (SBCS)
imnss start server (SBCS)
imnss -stop dbcshelp (DBCS)
imnss -start dbcshelp (DBCS)

これで NetQuestion デーモンが始動しない場合、2.1 NetQuestion インストールの検査に記述されたステップに従ってください。

ヘルプにアクセスできない : VisualAge COBOL のオンライン・ヘルプにアクセスできない場合、次の項目をチェックしてください。

2.1 NetQuestion インストールの検査

NetQuestion は幾つかの製品で使用される可能性があるので、固有のディレクトリーにインストールされます。たとえば、DB2 をドライブ e にインストールした場合、 検索システムはおそらくディレクトリー e:\imnnq_nt にインストールされます。VisualAge COBOL の検索ファイルは、VisualAge COBOL インストール時にこのディレクトリーにコピーされます。VisualAge COBOL は NetQuestion をもう 1 つインストールすることはなく、 それが NetQuestion を最初にインストールする製品であれば使用したはずのディレクトリーに検索ディレクトリーを変更することもありません。この文書では NetQuestion ディレクトリーを x:\imnnq で表します。

NetQuestion インストール・ディレクトリーを見つけるには、コマンド・プロンプトで次を入力してください。

echo %IMNINSTSRV%

VisualAge COBOL インストール中に検索サーバーのインストールまたは初期化で失敗した場合、 インストールは完了しますが、オンライン・ヘルプにはアクセスできなくなります。このような状態になる原因としてまず考えられるのは、NetQuestion 機能を使用する他の製品のインストールとアンインストールで、 特に各操作で同じドライブとパスが使用されなかったことです。エラーを診断するには次のステップに従ってください。

  1. temp\imnnq\install ディレクトリー (ここで、temp はユーザーのシステム上の %TEMP% ディレクトリー) を見る。
  2. ファイル IMNNQ.ERR を検索する。存在しない場合、コンピューターを再始動して VisualAge COBOL を再インストールしてください。
IMNNQ.ERR が存在する場合、次のエラーのいずれかを含んでいる可能性があります。 上記の状態のどれも該当しないか、または記述された解決法で問題が解決しない場合、検索システムを再インストールしてみてください。ヘルプ・システムと検索システムのインストールには 2 つのレベルがあります。NetQuestion とヘルプ・ファイル自体のインストール、 および製品固有部分のヘルプ・システムへのインストールです。両インストールとも VisualAge COBOL のインストールによって行われる必要があり、 これにより COBOL ヘルプもヘルプ・システムに登録されます。ヘルプ・システムだけを再インストールし、システムに VisualAge COBOL を再登録するには、次のステップに従ってください。
  1. ディレクトリー x:\...\ibmcobw\netq\install\ から、次のコマンドを発行する。
    setup -autostart
  2. コンピューターの再始動も含め、インストール・ウィザードのプロンプトに従う。
  3. すべてのファイルを x:\...\IBMCOBW\netq\imnnq ディレクトリーから x:\imnnq ディレクトリーへコピーする。
  4. x:\imnnq ディレクトリーから次のコマンドを発行する。
    vahcfg regen /p vacobol /f %IMNINSTSRV% (SBCS)
    vahcfg regen /p vacobol /f %IMNINSTSRV% /l ja_jp (DBCS)
  5. regen コマンドからエラー・メッセージ「vahelp.cfg にこの製品のエントリーが見つかりません - 再生成できません。」が戻された場合、次のコマンドを発行する。
    vahcfg install /w x:\...\ibmcobw\help /f %IMNINSTSRV% (SBCS)
    vahcfg install /w x:\...\ibmcobw\help /f %IMNINSTSRV% /l ja_jp (DBCS)

最悪の場合、NetQuestion を使用する複数の製品があると、それらの製品の 1 つを再インストールする必要がある可能性もあります。 特に、製品の 1 つまたは複数のインストールとアンインストールを繰り返した結果として問題が起こった場合です。実行の必要があるステップでの支援については、VisualAge COBOL サポートに連絡してください。

2.2 ヘルプ・ファイルの検査

VisualAge COBOL ヘルプ・システムが正しくインストールされていれば、COBOL 情報センターと関連付けられた以下のファイルが、下記のディレクトリーに存在します。

ディレクトリー x:\...\ibmcobw\help ディレクトリー x:\imnnq
ファイル ディレクトリー* ファイル ディレクトリー
coblang.toc
debug390.toc
debugger.toc
dt.toc
getstart.toc
lpex.toc
main.toc
pa.toc
pg.toc
remote.toc
remoted.toc
spm.toc
vacobol.toc
wrkframe.toc
Iwzif1.cfg
iwzwhlp1.ini
Iwzif1.shr
coblang.zip
debug390.zip
debugger.zip
dt.zip
getstart.zip
lpex.zip
main.zip
pa.zip
pg.zip
remote.zip
remoted.zip
spm.zip
wrkframe.zip
evfeblsh.idm
hgssrch.htm
hgcsrch.htm
iwz3enco
iwz3end3
iwz3endb
iwz3endt
iwz3engs
iwz3enlx
iwz3enpa
iwz3enpg
iwz3enrm
iwz3enrd
iwz3ensp
iwz3enwf
work
httpd.cnf
iwzifoot.htm
iwzihenus.htm
iwzisenus.exe or
iwzisjajp.exe
iwzistar1.gif
iwzistar2.gif
iwzistar3.gif
iwzistar4.gif
iwzistar5.gif
vahcfg.exe
vahcfgw.exe
vahelp.cfg
vahwebx.cat
vahwebx.exe
instance

*DBCS インストールでは、ディレクトリー名は iwz3jaxx です。

上記ファイルの多くは、VisualAge COBOL のインストール CD の ibmcobw\help および ibmcobw\imnnq ディレクトリーにあります。ファイルが破壊されていたり、 上記のディレクトリーにない場合は、CD からコピーすることができます。.zip ファイルは unzip しないでください。ヘルプ・システムはこれらのファイルの特定の形式に依存します。

で表されているファイルとディレクトリーは、ヘルプ・システムによって生成されます。これらのファイルまたはディレクトリーがいずれも存在しない (または、両方とも製品が何もインストールされていないことを示す、サイズがゼロか 516 の vahelp.cfg ファイルだけの) 場合、x:\imnnq ディレクトリーから、次のコマンドを発行して足りないファイルを再生成してください。
vahcfg install /w x:\...\ibmcobw\help (SBCS) または、
vahcfg install /w x:\...\ibmcobw\help /l ja_JP (DBCS)

さらに検査するには、x:\imnnq ディレクトリーから次のコマンドを発行してください。
vahcfg list | more (SBCS)
vahcfg list /lang ja_JP| more (DBCS)

結果リストは以下のようになります。ディレクトリーは、適宜変更してください。

Product: vacobol (IBM VisualAge COBOL)
Writable directory: c:\pgmfiles\ibmcobw\help
No update files for this product
Comp: main (トピック・ビュー)
Zip file: c:\pgmfiles\ibmcobw\help\main.zip
No index for this component
Comp: remote (リモートでのホスト開発)
Zip file: c:\pgmfiles\ibmcobw\help\remote.zip
Index: iwz3enrm
Comp: wrkframe (プロジェクト環境)
Zip file: c:\pgmfiles\ibmcobw\help\wrkframe.zip
Index: iwz3enwf
Comp: pg (pg ローカル・アプリケーション)
Zip file: c:\pgmfiles\ibmcobw\help\pg.zip
Index: iwz3enpg
Comp: coblang ((null))
Zip file: c:\pgmfiles\ibmcobw\help\coblang.zip
Index: iwz3enco
Comp: lpex (プログラム・エディター)
Zip file: c:\pgmfiles\ibmcobw\help\lpex.zip
Index: iwz3enlx
Comp: debugger (ローカル・デバッガー)
Zip file: c:\pgmfiles\ibmcobw\help\debugger.zip
Index: iwz3endb
Comp: pa (パフォーマンス・アナライザー)
Zip file: c:\pgmfiles\ibmcobw\help\pa.zip
Index: iwz3enpa
Comp: debug390 (リモート・デバッガー)
Zip file: c:\pgmfiles\ibmcobw\help\debug390.zip
Index: iwz3end3
Comp: dt (デバッグ・ツール)
Zip file: c:\pgmfiles\ibmcobw\help\dt.zip
Index: iwz3endt
Comp: remoted (リモート・データ・アクセス)
Zip file: c:\pgmfiles\ibmcobw\help\remoted.zip
Index: iwz3enrd
Comp: getstart ((null))
Zip file: c:\pgmfiles\ibmcobw\help\getstart.zip
Index: iwz3engs
Comp: spm (ストアード・プロシージャー・マネージャー)
Zip file: c:\pgmfiles\ibmcobw\help\spm.zip
Index: iwz3ensp

リストにないコンポーネントがある場合、または正しくないディレクトリーがリストにある場合は、x:\imnnq ディレクトリーから次のコマンドを発行して、VisualAge COBOL をヘルプ・システムに再登録してください。
vahcfg remove /prod vacobol
vahcfg install /w x:\...\ibmcobw\help
(SBCS)
vahcfg install /w x:\...\ibmcobw\help /lang ja_JP (DBCS)

ヘルプ構成ファイルの検査 : F1 ヘルプ構成ファイルの内容を検査するには、 x:\...\ibmcobw\help\iwzif1.cfg というファイルを表示します。ローカル・インストールでは、次のようになります。

 
SBCS DBCS
INSTALL_INSTANCE=vacobol
CGI_BIN_DIR=cgi-bin
HELP_EXE=vahwebx.exe
HELP_DIR=ja_JP
HTML_HOSTNAME=localhost:49213
ZIPPED_WEB=1
HTMLHELP_HIDDEN=1
START_NETQ_DAEMON=1
START_LITE_DAEMON=1
HELP=C:\pgmfiles\IBMCOBW\HELP
INSTALL_INSTANCE=vacobol
CGI_BIN_DIR=cgi-bin
HELP_EXE=vahwebx.exe
HELP_DIR=ja_JP
HTML_HOSTNAME=localhost:49213
ZIPPED_WEB=1
HTMLHELP_HIDDEN=1
START_NETQ_DAEMON=0
START_DBCSNETQ_DAEMON=1
START_LITE_DAEMON=1
HELP=C:\pgmfiles\IBMCOBW\HELP
ここで、HELP は VisualAge COBOL インストール・ディレクトリーに設定されています。

これらの値の幾つかは、 サーバー・インストールの場合とは異なります。詳細は、3.0 Windows NT サーバー上でのヘルプ・システムの構成を参照してください。

2.3 NetQuestion Web サーバーへのアクセス

web ブラウザーで、web のアドレス http://localhost:49213 を入力してください。

NetQuestion ディレクトリーのルートがブラウザーに表示されます。その場合、ヘルプ・サーバーへのアクセスには何も問題はありません。

ディレクトリーが表示されない場合、まず web サーバー (デーモン) が開始済みであることを次のようにして確認してください。

  1. Windows タスクバーを右マウス・ボタン・クリックする。
  2. タスク マネージャをクリックする。
  3. 「アプリケーション」ページのタスク・リスト中の httpdl.exe を探す。

タスク・リスト中にこのデーモンがない場合、web サーバーが開始されていません。次のようにして、サーバーを始動してください。

  1. NetQuestion ディレクトリー (x:\imnnq) から次のコマンドを発行する。

    imnss start server (SBCS)
    imnss -start dbcshelp (DBCS)
    nqdetach.exe httpdl.exe -r x:\imnnq\httpd.cnf

  2. web のアドレス http://localhost:49213 を再度試してみる。
  3. エラー「応答がありません。サーバーがダウンしているか、応答していません。」、「内部サーバー・エラー」、 または「102、構成ファイルが見つかりません。」が表示された場合、httpdl.exe プロセスを正しく始動するためにコンピューター再始動する。

それでもサーバーにアクセスできない場合、httpd.cnf ファイルが正しい情報を保持しているかどうかを次のように確認します。

  1. x:\imnnq ディレクトリー内のファイル httpd.cnf を見る。ファイルの先頭付近に、次のような内容があります。
    Serverroot C:\IMNNQ    <- NetQuestion のインストール場所
    Hostname localhost
        DNS-Lookup Off
        Port 49213

    ファイルの最下部付近に、次のような内容があります。

    Exec /cgi-bin/* C:\IMNNQ\*
        Pass /icons/* C:\IMNNQ\*
        Pass /* C:\IMNNQ\*
  2. 上記の行と同じになるようにこのファイルを変更する。
  3. このファイルに何らかの変更を加えた場合、コンピューターを再始動する。
  4. サーバーへのアクセスを再試行する。

この方法でうまくいかない場合、次のようにして httpd.cnf の別のローカル・コピーを探してください。

  1. スタート -> 検索 -> ファイルやフォルダをクリックする。
  2. すべてのローカル・ハード・ディスク上で httpd.cnf を検索する。このファイルのコピーが NetQuestion のインストール・ディレクトリー (たとえば、\imnnq、\imnnq_nt、または \imnnq_95) 以外のディレクトリーに見つかった場合、その古くなってしまっている NetQuestion ディレクトリーから web サーバーが呼び出されていると考えられます。
  3. ファイル httpd.cnf と httpdl.exe を、それらがあるべきではないすべてのディレクトリーから削除し、どの環境変数も、 特に %PATH% と %IMNINSTSRV% が、この古いディレクトリーを含んでいないことを確認する。その代わりに、NetQuestion インストール・ディレクトリーを含んでいる必要があります。
  4. サーバーへのアクセスを再試行する。

これらのどの方法でも効果がなかった場合、VisualAge COBOL 文書を再インストールしてください。

2.4 VisualAge COBOL ヘルプ CGI へのアクセス

CGI コードへのアクセスによってヘルプ・システムの使用で問題が発生することがあるエラーを、対処とともに以下に示します。

ブラウザーでのエラー 500 (「スクリプト要求が無効です。」) vahwebx.exe が NetQuestion インストール・ディレクトリー (x:\imnnq) にあるかどうか確認してください。vahwebx.exe がない場合、 2.1 NetQuestion インストールの検査に進んでください。vahwebx.exe が存在する場合、httpd.cnf (%IMNINSTSRV% ディレクトリー内) 中の設定が正しいかどうかを、2.3 NetQuestion Web サーバーへのアクセスの記述にしたがって確認してください。

CGI が受け取った要求を認識しませんでした。VisualAge COBOL ヘルプ構成ファイルが、HTML_HOSTNAMECGI_BIN_DIR、および web アドレスを正しく形成するために使用される他の値に、無効な設定を含んでいます。iwzif1.cfg にある項目 (x:\...\ibmcobw\help ディレクトリーにあります。) が次のようになっていることを確認してください。

SBCS DBCS
INSTALL_INSTANCE=vacobol
CGI_BIN_DIR=cgi-bin
HELP_EXE=vahwebx.exe
HELP_DIR=ja_JP
HTML_HOSTNAME=localhost:49213
ZIPPED_WEB=1
HTMLHELP_HIDDEN=1
START_NETQ_DAEMON=1
START_LITE_DAEMON=1
HELP=C:\pgmfiles\IBMCOBW\HELP
INSTALL_INSTANCE=vacobol
CGI_BIN_DIR=cgi-bin
HELP_EXE=vahwebx.exe
HELP_DIR=ja_JP
HTML_HOSTNAME=localhost:49213
ZIPPED_WEB=1
HTMLHELP_HIDDEN=1
START_NETQ_DAEMON=0
START_DBCSNETQ_DAEMON=1
START_LITE_DAEMON=1
HELP=C:\pgmfiles\IBMCOBW\HELP

CGI がデータベースを見つけられません。ヘルプ .zip ファイルが正しいディレクトリー (x:\...\ibmcobw\help) 内にあることを確認してください。2.2 ヘルプ・ファイルの検査のステップにしたがって、ヘルプ .zip ファイルを新しくし、必要に応じて VisualAge COBOL をヘルプ・システムに再登録してください。

指定された製品 vacobol がヘルプ・システムに認知されていません。x:\inmnnq ディレクトリーに次のファイルがあるかどうか確認してください。

vahcfg.exe
vahcfgw.exe
vahwebx.exe
vahelp.cfg

3 つの *.exe ファイルのうち、ないファイルがある場合、それを x:ibmcobw\netq\imnnq ディレクトリーから x:\inmnnq ディレクトリーへコピーしてください。

ファイル vahelp.cfg は、VisualAge COBOL、および、vahwebx.exe と vahcfg.exe プログラムを使用する他の IBM 製品のインストール中に生成されます。このファイルは、 ユーザーのコンピューター上のヘルプ .zip ファイルのあるディレクトリーを指している必要があります。このファイルが存在しており、適当なディレクトリーを指していることを検証するには、次のコマンドを x:\imnnq ディレクトリーから発行してください。
vahcfg list | more (SBCS)
vahcfg list /l ja_JP | more (DBCS)

vahelp.cfg が x:\imnnq ディレクトリーにないか、または vahcfg list からのリストが VisualAge COBOL コンポーネントを何も含んでいない場合、次のコマンドを x:\imnnq ディレクトリーから発行してファイルを新しくしてください。
vahcfg install /w x:\...\ibmcobw\help (SBCS)
vahcfg install /w x:\...\ibmcobw\help /l ja_JP (DBCS)

vahelp.cfg が x:\imnnq ディレクトリーにある場合、次のステップを行ってください。

  1. vahcfg リストでそれぞれのコンポーネントのドライブとディレクトリーを確認し、それらがインストール (x:\...\ibmcobw\help) に合う正しいものであることを確認する。
  2. 違うドライブまたはディレクトリーがリストされている場合、次のコマンドを x:\imnnq ディレクトリーから発行する。
    vahcfg remove vacobol
  3. 進行メッセージの最後に表示される、vacobol がシステムから除去されたというメッセージを確認する。
  4. 次のコマンドを x:\imnnq ディレクトリーから発行する。
    vahcfg install /w x:\...\ibmcobw\help (SBCS)
    vahcfg install /w x:\...\ibmcobw\help /l ja_JP (DBCS)

ヘルプ・システムが正しくインストールされたときに存在する VisualAge COBOL ファイルについては、2.2 ヘルプ・ファイルの検査を参照してください。

要求されたファイルがデータベース中に見つかりません。ファイルがないか破壊されている可能性があります。2.2 ヘルプ・ファイルの検査のステップにしたがって、ヘルプ .zip ファイルを新しくし、VisualAge COBOL をヘルプ・システムに再登録してください。

2.5 サーバーの始動

オンライン・ヘルプを表示しようとして、ブラウザー内の web アドレスが正しいように見える (たとえば、http://localhost:49213/cgi-bin/vahwebx.exe/En_US/vacobol/Extract/0/index.htm) ときに、次のエラー・メッセージを受け取る場合があります。

サーバーを位置指定できません : localhost:49213。サーバーに DNS エントリーがありません。
その場所 (URL) にあるサーバー名をチェックして再試行してください。

この場合は、おそらく NetQuestion Web サーバーが開始されていません。この小さなサーバーは、「デーモン」とも呼ばれます。NetQuestion は 2 つのデーモンを提供しています。1 つはページ提供用 (Web サーバーまたは HTTP サーバー httpdl) で、もう 1 つは検索用 (検索サーバー imnsvdem) です。

NetQuestion ディレクトリー (x:\imnnq) から次のコマンドを発行して、これら 2 つのデーモンを始動してください。

imnss start server                (SBCS)
imnss -start dbcshelp                (DBCS)
nqdetach.exe httpdl.exe -r x:\imnnq\httpd.cnf

デーモンが既に実行中であっても、これらのコマンドが害を及ぼすことはありません。

2.6 検索エラーの診断

検索システムはコンピューターの再始動後に自動的に始動します。インストールに問題があるか、またはシステムが始動していない場合、検索で問題が起こる可能性があります。

検索しようとして、次のエラー・メッセージがブラウザーに表示された場合、Web サーバーを手動で始動してみてください。

ネットワーク・エラー発生 : サーバーに接続できません。サーバーがダウンしているか到達不能です。しばらくたってから接続してみてください。

コマンド・プロンプトの NetQuestion ディレクトリー (x:\imnnq) から、次のコマンドを入力してください。

nqdetach httpdl.exe -r httpd.cnf

検索しようとしてエラー 500 または「ファイルが見つかりません」を受け取った場合で、VisualAge COBOL が正しくインストールされている場合は、次のステップを実行してみてください。

  1. 検索システムが正しくインストールされているかどうか確認する。環境変数 IMNINST と IMNINSTSRV が設定され、IMNINSTSRV が検索システムのディレクトリー (x:\imnnq) を指していなければなりません。
  2. 検索システムのディレクトリーが以下のファイルを含んでいることを確認する。
    iwzisenus.exe (SBCS の場合)
    iwzisjajp.exe (DBCS の場合)
    iwzifoot.htm
    iwzihenus.htm
    iwzistar*.gif (5 ファイル)
  3. 製品検索索引が検索システムとともに登録済みであることを確認する。検索システムとともに登録済みのすべての索引をリストするには、次のコマンドを使用してください。

    imndomap -a (SBCS の場合)
    imqdomap -a (DBCS の場合)

    VisualAge COBOL の索引は IWZ3EN* または IWZ3JA* (英語または日本語) という名前です。これらの名前の 1 つまたは複数が、imndomap (または imqdomap) から戻される名前リスト中になければなりません。

iwzisenus.exe (または iwzisjajp.exe)、iwzihenus.htm、iwzifoot.htm および iwzistar*.gif がないというのが唯一の問題である場合には、 x:\...\ibmcobw\netq\imnnq ディレクトリーから x:\imnnq にこれらのファイルをコピーしてください。他の問題がある場合、VisualAge COBOL を再インストールする必要があります。

3.0 Windows NT サーバー上でのヘルプ・システムの構成

ヘルプ・システムを web サーバーにインストールして構成すると、組織の他のメンバーは NetQuestion とヘルプ・システムを各自のワークステーションにインストールしなくても、ネットワークを通してオンライン・ヘルプの表示と検索ができます。

サーバーに VisualAge COBOL をインストールする場合、VisualAge COBOL インストール・プログラムによって、ヘルプ・システムが構成されます。 インストールが失敗した場合、または、ネットワーク・インストールを選択した場合には、 次の情報を使用してください。

ネットワーク・インストールを行うには、Microsoft Peer Web Services のような web サーバー・ソフトウェアがサーバーにインストールされていなければなりません。web サーバーには、scripts ディレクトリーがなければなりません。(Peer Web Services では、scripts ディレクトリーは通常 \inetpub の下に置かれます。) サーバー・ソフトウェアのインストール後、以下のステップを完了してください。

  1. VisualAge COBOL をインストールする。
  2. 次のファイルを x:\imnnq ディレクトリーから x:\inetpub\scripts ディレクトリーへコピーする。
    vahwebx.exe
    vahwebx.cat
    vahelp.cfg
    iwzifoot.htm
    iwzihenus.htm
    iwzihenus.exe
  3. iwzistar*.gif を inetpub\wwwroot の下の \icons ディレクトリーにコピーする (wwwroot がホーム・ディレクトリーとして定義されていると仮定します)。
  4. %IMNINSTSRV%\instance\help\data\ ディレクトリー内の imnmap.dat ファイルを編集する。このファイルは、 それぞれの索引ごとの web アドレスの開始部分を含んでいます。サブストリング http://localhost:49213/cgi-bin のすべての出現を、http://サーバー.都市.ドメイン.組織/scripts (たとえば、http://cobweb.stl.ibm.com/scripts) の形式に変更してください。この変更により、 リモート (非ローカル・ホスト) web アドレスを作るための検索ヒットのリンクが生成されて、 ユーザーはどのコンピューターからでもそれを追うことができます。
  5. ヘルプの書き込み可能ディレクトリー (x:\...\ibmcobw\help) に作成されたファイル hgcsrch.htm と hgcsrch.htm を編集する。http://localhost:49213/cgi-bin を、http://サーバー.都市.ドメイン.組織/scripts の形式に変更してください。
  6. 後で vahcfg install または vahcfg regen を実行する場合には、ステップ 4 と 5 を繰り返してください。

    ユーザーは次の web アドレスを使用してヘルプにアクセスできます。

    http://ご使用のホスト名/scripts/vahwebx.exe/help/vacobol/Extract/0/index.htm

  7. VisualAge COBOL のローカル・ドライブへのフル・インストールまたはクライアント・インストールを行う場合、 localhost:49213 への参照を サーバー.都市.ドメイン.組織 に変更して、cgi-bin への参照を次のファイルにあるスクリプトに変更する。

4.0 日本語での検索

戻されたヘルプ検索結果を日本語で見る際に、問題がある場合があります。DBCS 照会を送信しているのに英語 (SBCS) 照会が行われると、検索エンジンからのエラーが表示されます。

ヘルプ検索は HTML 形式を検索照会の入力として使用するため、ブラウザーでは、適切な言語で作業するための形式にふさわしい言語入力方法 (IME コード) が有効になっている必要があります。さらに、Netscape と Internet Explorer は、HTML 形式で送信されたデータを有効な文字ストリームとして自動的に認識しないことがあります。

Netscape 設定 : 文字コードセットをブラウザーの正しい設定に明示的に設定し、その後これらの設定を将来の利用のために保管してください。Netscape 4 では、次のようにします。

  1. 表示 -> (Netscape 4.5 以降では、表示 -> 文字コードセット) をクリックし、 ユーザーの言語にとって適当な各国語文字セット (日本語の場合は自動選択)、およびデフォルトの文字コードセット (Netscape 4.5 以降では、デフォルトの文字コードセット設定) を選択する。
  2. 終了し、Navigator を再開する。設定した文字コードセットが選択されて、検索は DBCS 照会を受け入れます。

Internet Explorer 設定 : Internet Explorer の各国語バージョンでは、ME コードがインストールされており、操作可能です。Internet Explorer 5 では SBCS プラットフォームの任意の言語用にも IME をインストールできます。このサポートは明示的にインストールする必要があり、 その後、言語用の自動選択コード・ページをフォームの右マウス・ボタン・クリックによって設定します。この後、フォームは正しく認識されるようになります。 (このブラウザーは現在はサポートされていません。)