すでに外部ファイル・システム・ベースの製品をインストールして構成している場合は、 PTF IP22436 のみをインストールする必要があります。
外部ファイル・システムを初めて使用するユーザーは、 まず CD-ROM 内の INST390.HTM に書かれている説明に従って、 ベースとなる製品をインストールして構成してください。 その後、以下の説明に従って PTF IP22436 をインストールしてください。
PTF IP22436 はいくつかの機能強化と修正を提供します。 とくに、次のような点です。
ステップ | 詳細の参照先 | 完了のチェック欄 |
---|---|---|
新しい JES3 サポートを利用するために、 OW36022 用 JES3 PTF および OW45210 用 ++APAR をインストールする。 | ||
PTF をインストールする。 | PTF IP22436 のインストール | |
IBM HTTP Server の構成を更新する。 | IBM HTTP Server 構成の更新 | |
外部ファイル・システム・サーバーの構成を更新します。 | 外部ファイル・システム・サーバー構成の更新 | |
ジョブ・モニター・サーバーの構成を更新します。 | ジョブ・モニター・サーバー構成の更新 |
関連参照
TCP/IP
V3R2 for MVS: Customization and Administration、SC31-7134
TCP/IP
V3R2 for MVS Bookshelf
IBM
HTTP Server: Planning, Installing, and Using、SC31-8690
この PTF はファイル HFBN100\IP22436\IBM.HFBN100.IP22436 として出荷されています。
//ALLOC1 EXEC PGM=IEFBR14 //* //FTPALLO DD DSN=hlq.IBM.HFBN100.IP22436, // DISP=(NEW,CATLG,DELETE), // DSORG=PS, // RECFM=FB, // LRECL=80, // BLKSIZE=6160, // SPACE=(TRK,(4,2)), // UNIT=SYSALLDA //* VOL=SER=&TVOL1
ユーザーの入力 | 値 |
---|---|
mvsaddr | OS/390 システムの TCP/IP アドレス |
tsouid | ユーザーの TSO ユーザー ID |
tsopw | ユーザーの TSO パスワード |
d: | PTF ファイルが入っているドライブ |
hlq | 上記のジョブで割り振ったデータ・セットに使用した高水準修飾子 |
C:\>ftp mvsaddr Connected to mvsaddr.220-FTPD1 IBM FTP CS V2R8 at mvsaddr, 04:43:52 on 2000-09-12. 220 Connection will close if idle for more than 60 minutes. User (mvsaddr:(none)): tsouid 331 Send password please.Password: tsopw 230 tsouid is logged on. Working directory is "tsouid.". ftp> cd .. 250 "" is the working directory name prefix. ftp> cd hlq 250 "hlq." is the working directory name prefix. ftp> binary 200 Representation type is Image ftp> put d:\hfbn100\ip22436\ibm.hfbn100.ip22436 ibm.hfbn100.ip22436 200 Port request OK.125 Storing data set hlq.ibm.hfbn100.ip22436 250 Transfer completed successfully. 1000000 bytes sent in 1.92 seconds (529.71 Kbytes/sec) ftp> quit 221 Quit command received. Goodbye.
//SMPCNTL DD * SET BDY(TARGLIB). APPLY SELECT(HFBN100) CHECK GROUPEXTEND FORFMID(HFBN100) COMPRESS(ALL) REDO BYPASS(HOLDSYS,HOLDUSER, HOLDCLASS(UCLREL,ERREL)).最初のインストールの際に行われたインストール後ステップのいくつかを、 実行可能ファイル用にやり直す必要があります。 PTF を適用したとき、SMP/E ++HOLD はこの旨を指示します。 本資料の残りの節の説明に従って、 これらのステップを必ず完了してください。 その後、CHECK を含めないで制御カードを再びサブミットし、 インストールを完了する必要があります。
次のメッセージが表示されて APPLY が失敗した場合、
MVS PDS OR PDSE WITH DDNAME SYSUT1 WAS SPECIFIED FOR EITHER INPUT OR OUTPUT. A MEMBER NAME IS REQUIRED.
APPLY JCL および SMP/E DDEF を調べて、 SYSUT1 が PDS または PDSE として定義されていることを確認してください。 PTF に含まれるいくつかのファイルを適用する前に、 SMP/E はそれらのファイルを変換する必要があります。 この変換では SYSUT1 が出力ファイルとして使われます。 その後、SMP/E APPLY は SYSUT1 を入力ファイルとして使用します。 順次として定義するには、SMP/E では SYSUT1 - 4 が必要です。
IBM HTTP Server の構成を更新する主な目的は、 外部ファイル・システム・サーバーがパフォーマンス改善のために使用する新しい Go Webserver API (GWAPI) サービスを使用可能にすることです。 この更新は、OS/390 UNIX シェルから、 Web 管理ユーザー ID とグループを使用して次のいずれかの方式で行う必要があります。
関連参照
外部ファイル・システムの HTTP ディレクティブ
MaxPersistRequest 5
Enable FFS_WOPEN /usr/lpp/ffsserver/lib/fbnfmain.dll:ffssrvr Enable FFS_GET /usr/lpp/ffsserver/lib/fbnfmain.dll:ffssrvr Enable FFS_GETFILE /usr/lpp/ffsserver/lib/fbnfmain.dll:ffssrvr Enable FFS_GETFILEINFO /usr/lpp/ffsserver/lib/fbnfmain.dll:ffssrvr Enable FFS_DIR /usr/lpp/ffsserver/lib/fbnfmain.dll:ffssrvr Enable FFS_DELETE /usr/lpp/ffsserver/lib/fbnfmain.dll:ffssrvr Enable FFS_RENAME /usr/lpp/ffsserver/lib/fbnfmain.dll:ffssrvr Enable FFS_RMDIR /usr/lpp/ffsserver/lib/fbnfmain.dll:ffssrvr Enable FFS_ALLOCATE /usr/lpp/ffsserver/lib/fbnfmain.dll:ffssrvr Enable FFS_CONNECT /usr/lpp/ffsserver/lib/fbnfmain.dll:ffssrvr Enable FFS_STCMDSRV /usr/lpp/ffsserver/lib/fbnfmain.dll:ffssrvr Enable FFS_CLEANTMP /usr/lpp/ffsserver/lib/fbnfmain.dll:ffssrvr ServerInit /usr/lpp/ffsserver/lib/fbnfmain.dll:ffssrvrInit TRACE_ERRORS ServerTerm /usr/lpp/ffsserver/lib/fbnfmain.dll:ffssrvrTerm Service /FFSDS* /usr/lpp/ffsserver/lib/fbnfmain.dll:ffssrvr* Pass /FBN-PUB/* /usr/lpp/ffsserver/WebServ/*これらのディレクティブを、 Web サーバー構成ファイル (デフォルトでは httpd.conf) の前に付加します。
関連タスク
IBM HTTP Server 構成の更新
IBM
HTTP Server: Planning, Installing, and Using、SC31-8690
Domino
Go Webmaster's Guide、SC31-8691
追加先となる変数 (httpd.envvars ファイル内) | 次のファイルがインストールされている位置のパス | デフォルト値 |
---|---|---|
LIBPATH 変数 | fbnfmain.dll と fbnfdir.dll | /usr/lpp/ffsserver/lib |
PATH 変数 | fbnflock と fbnfscmd | /usr/lpp/ffsserver/bin |
FFSPATH 変数は、もはや設定する必要がなくなりました。
chmod +rx fbnfmain.dll chmod +rx fbnfdir.dll chmod +rx fbnflock chmod +rx fbnfscmd
extattr +p fbnfmain.dll extattr +p fbnfdir.dll extattr +p fbnflock
FILESYSTYPE TYPE(UDS) ENTRYPOINT(BPXTUINT) NETWORK DOMAINNAME(AF_UNIX) DOMAINNUMBER(1) MAXSOCKETS(1024) TYPE(UDS) FILESYSTYPE TYPE(INET) ENTRYPOINT(BPXTIINT) NETWORK DOMAINNAME(AF_INET) DOMAINNUMBER(2) MAXSOCKETS(1024) TYPE(INET)上記の例では、AF_UNIX と AF_INET の両方のドメイン用に、 MAXSOCKETS 値がデフォルトの 64 から 1024 に増やされています。 これは推奨です。 とくに、外部ファイル・システム・サーバーはパフォーマンス向上のために AF_UNIX ドメイン・ソケットを頻繁に使用します。
これらのステートメントについて、 および BPXPRMxx parmlib メンバーに関する一般情報については、 UNIX システム・サービス 計画を参照してください。
http://systemname:webserverport/FFSDS/ここで systemname は TCP/IP ホスト名、または OS/390 システムのアドレスで、 webserverport は IBM HTTP Server のポート番号です (デフォルトは 80)。 FFSDS は大文字にして、最後にスラッシュ (/) を入力する必要があります。 外部ファイル・システム・サーバーのホーム・ページを見てください。
関連参照
UNIX システム・サービス 計画 SC28-1890 (BPXPRMxx parmlib メンバーについて)
AUTHMETHOD=RACF CODEPAGE=UTF-8 HOST_CODEPAGE=IBM-1047 __JCL=YES JES=JES3 JESNAME=JES3 LISTEN_QUEUE_LENGTH=5 MAX_DAEMONS=10 MAX_DATASETS=32 MAX_LINECOUNT=15000 MAX_THREADS=200 SERV_PORT=6715 TIMEOUT_INTERVAL=1200 TIMEOUT=3600 TZ=PST5PDT