2007年10月
この度は、「WPM AFP Emulator for Web」をお買い上げいただきありがとうございました。
本READMEファイルには、本FixPackにおける変更点ついて記載されています。「WPM AFP Emulator for Web」をご使用になる前にご一読くださるようお願いいたします。
V2.1.4 からの変更点は、以下のとおりです。
AFPエミュレーター起動時に表示されるロゴ画面を表示しない機能を追加しました。
これにより、AFPエミュレーターの起動時に、コンソール画面を最小化状態にすることができます。
(起動時のパラメーター)
帳票内で使用される文字の大きさはフォントの高さから算出されるため、AFP日本語フォントの「G24F・G20F」という縦長の全角フォントは、文字幅に比べて文字の大きさが若干大きくなり、文字同士がくっついてしまう場合があります。
この問題を回避するために、帳票を作成する際に全角縦長フォントの高さを調整する機能を追加しました。
(プロファイル:DBCS_FONTHEIGHT_RATIO = n / ユーザー情報ページ: :DBCS_FONTHEIGHT_RATIO.n)
文字がすぐ左の縦罫線にくっついて読めない場合を回避するために、帳票を作成する際に帳票内の全ての文字の位置をわずかに右にずらす機能を追加しました。
(プロファイル:SHIFT_CHARS_RATIO = n / ユーザー情報ページ: :SHIFT_CHARS_RATIO.n)
モジュール「WPMWCNSL.EXE」でメモリー・リークが発生する不具合を修正しました。
プロファイル「WPMEMWEB.PRO」にキーワード「NONKANJI_FONT_ADJUST = 1」を指定した時に、PSF(Print Services Facility)・IPM(Infoprint Manager)から受信する印刷データ内でフォントの切換えコマンドが複数続くと、テキストの一部が欠けてしまうことを修正しました。
「外字の保管」機能によって外字の文字イメージをファイルに保管する際に、文字の回転方向によっては文字イメージが崩れてしまうことを修正しました。
ページ・オーバーレイの回転時に、オーバーレイの向きと位置が正しく表示されないことを修正しました。
1行の連続したテキストが512バイト以上の場合に、テキストの一部が欠けてしまうことを修正しました。
V2.1.3 からの変更点は、以下のとおりです。
今までは次の制約がありましたが、帳票の受信を開始した時にコンソール画面を自動的に最小化する機能を追加したため、これらの制約がなくなります。(プロファイルの設定が必要。)
(プロファイル:MINIMIZE_WINDOW = YES)
帳票ファイルのファイル名には帳票タイトルが使用されるため、同じタイトルの帳票を同じディレクトリーに受信した場合、帳票ファイルのファイル名にはサフィックスが付けられます。同じタイトルの帳票が数百・数千個のように大量にある場合、空いているサフィックスを検索するのに時間がかかるため、帳票の受信速度が低下してしまいます。
帳票ファイルのファイル名に秒単位のタイムスタンプを付加することにより、サフィックスが必要となる帳票数が0〜数個に抑えられて検索時間が短縮できるため、帳票の受信速度が低下することを防ぐことができるようになります。
(プロファイル:W01FILENAME_ADD_INFO = YES)
コンソール画面に表示されているログは、一定の行数を超えると古い情報が削除されてしまい、後から古い情報を参照することができません。
このログの内容を削除せずに、指定されたディレクトリーに日毎に保管する機能を追加しました。
(プロファイル:CONSOLE_LOG_DIR = ディレクトリー名)
PRMODEがSOSI1/SOSI3の場合で帳票タイトルに全角文字と半角文字が混在する時、SO(Shift-Out)/SI(Shift-In)の部分が半角ブランクとなるために全角文字と半角文字の境界に半角ブランクが入ります。
このようなSO/SIだった半角ブランクを含む、帳票タイトル内のすべての半角ブランクを帳票タイトルから削除する機能を追加しました。
(プロファイル:REMOVE_SBCS_BLANK = YES)
ユーザー情報ページ内の「:DELDATE.」タグによる帳票の自動削除日の指定を無効とし、AFPエミュレーター上の「自動削除されるまでの日数」による指定を優先する機能を追加しました。
これにより、現在よりも古い自動削除日が指定された古い帳票を再度受信した時などに、自動削除日を再設定することができます。(「自動削除されるまでの日数」が「0」の場合は、自動削除を設定しないことになります。)
(プロファイル:IGNORE_UI_DELDATE = YES)
今までは、アプリケーション・ログにはAFPエミュレーターが異常終了したことを示す1種類のエラー・メッセージのみが記録され、エラーの詳細はコンソール・ログなどを参照しないとわかりませんでした。
コンソール・ログなどに出力されていたエラー・メッセージを、アプリケーション・ログに出力する機能が追加されました。
(プロファイル:EVENT_LOG_LEVEL = レベル)
「WPMスケジュール・マネージャー」は、「WPM AFP Emulator for Client/Server」版のものと共用されていたため、プロファイルに「WPM AFP Emulator for Web」用のエミュレーター・タイトルとディレクトリーを指定する必要がありました。
「WPMスケジュール・マネージャー」を「WPM AFP Emulator for Web」専用とし、プロファイル設定のうちのエミュレーター・タイトルとディレクトリーのデフォルト値を修正しました。これにより、プロファイルにエミュレーター・タイトルとディレクトリーを指定しなくても、「WPMスケジュール・マネージャー」が正しく動作するようになります。
起動中のAFPエミュレーターをコマンドで停止させることが可能になりました。
AFPエミュレーターは、コンソール画面で終了させないと正常に終了せず、この起動中にキャプチャーしたフォントなどは保存されません。また、次回起動時にはいったん異常終了してから再起動します。
したがって、AFPエミュレーターを起動中のままでWindowsのシャットダウンなどを行うと、このような現象が発生してしまいます。
今回提供されるコマンド「WPMWEXIT」を使用すると、コンソール画面を操作しないでも、AFPエミュレーターを正常に終了させることができるようになります。
オーバーレイを使用したページと使用していないページが混在する帳票で、オーバーレイを使用していないページに、それ以前のオーバーレイが表示されてしまう場合があることを修正しました。
プロファイル「WPMEMWEB.PRO」のキーワード「MAX_POS_CNT」による文字列位置情報数による帳票分割を指定した時に、帳票分割が機能せず、異常終了しまうことを修正しました。
ユーザー情報ページ内の「:CELL_DEF_FILE.」タグで指定されたセル定義ファイルのファイル名の後ろに半角ブランクが存在する場合に、そのセル定義ファイルが認識されず、セル定義がない帳票を作成する場合があることを修正しました。
V2.1.2 からの変更点は、以下のとおりです。
ホスト・システム上のアウトライン・フォントを使用した印刷データを受信することができるようになりました。
(プロファイル:OUTLINE_FONT_SUPPORT = YES)
ただし、WPM Web版用のファイル保管のみ対応します。
受信時印刷と、Client/Server版(IOCA版)のファイル保管は対応しません。
別パッケージの「アウトライン・フォント用パッケージ」を導入すると、アウトライン・フォント用のレジデント・フォントが使用できるようになります。
詳細については、アウトライン・フォント用パッケージに付属の「README_OUTLINE_FONT.HTM」を参照してください。
IPM(Infoprint Manager)から印刷データを受信した時に、ユーザー情報ページで帳票タイトルが指定されていない場合、従来は帳票のタイトルがブランクとなりました。
IPMから送られてくるデータにジョブ名または印刷データのファイル名が含まれている場合には、このファイル名を帳票タイトルに付加する機能を追加しました。
プロファイル「WPMEMWEB.PRO」にキーワード「CHECK_PSF_ERROR = YES」を指定した時に、ページ定義・フォーム定義・オーバーレイなどが無いためにPSFのエラー・メッセージの頁のみの印刷データを受信すると、PSFがACTIVEのままとなってしまい、次の帳票が受信できなくなることを修正しました。
全角文字に対して文字間隔の変更(SIA = Set Intercharacter Adjustment)が指定された時に未定義文字(0xFEFEなど)を使用すると、文字間隔が小さくなることを修正しました。
追加機能の説明を追加すると共に、いくつかの項目において、より詳しい説明を追加しました。
V2.1.1 からの変更点は、以下のとおりです。
重ね打ちなどで1頁内の文字数が非常に多い場合に帳票ファイルが破損して、「WPM Web Server」を停止させたり、「WPM Local Viewer」で破損した頁を表示できなくなることを修正しました。
また、1帳票内の文字数が非常に多い場合に帳票ファイルが破損して、ある頁以降で文字が正しく表示されなくなることを修正しました。
プロファイル「WPMEMWEB.PRO」にキーワード「ENHANCED_EBCDIC_SUPPORT = YES」を指定した時に、印刷時に指定されている全角フォントに定義されていない区の中の文字コードが印刷データに現れた場合に、本来ブランクとなるべき所に文字が表示されてしまうことを修正しました。
正しい印刷データにかかわらずエラーが発生して「NACK 021C.01」がPSF・IPMに返される場合があり、そのために受信速度の低下を招くことを修正しました。
プロファイル「WPMEMWEB.PRO」にキーワード「ENHANCED_EBCDIC_SUPPORT = YES」を指定した時に、指定されたセル定義ファイルが存在するにもかかわらず、そのセル定義ファイルが認識されず、セル定義がない帳票を作成する場合があることを修正しました。
半角文字に対して文字間隔の変更(SIA = Set Intercharacter Adjustment)が指定された時に未定義文字(0xFEなど)を使用すると、文字間隔が小さくなることを修正しました。
V2.1.0 からの変更点は、以下のとおりです。
プロファイル「WPMEMWEB.PRO」にキーワード「ENHANCED_EBCDIC_SUPPORT = YES」を指定することで、拡張されたホストコード(漢字:B8〜D5区、非漢字:D6〜E9区、ユーザー定義文字:文字コード'72EB'〜'89BD')を使用した文字の表示や印刷ができるようになります。
キーワード | : | ENHANCED_EBCDIC_SUPPORT |
設定値 | : | YES あるいは NO |
デフォルト値 | : | NO |
設定例 | : | ENHANCED_EBCDIC_SUPPORT = YES |
注意:
プロファイル「WPMEMWEB.PRO」にキーワード「CHANGE_DOC_SEP_SYMBOL = YES」を指定すると、頁数による帳票分割(1万頁の帳票を5000頁で2つに分割するなど)の際に帳票ファイル(W01ファイル)のファイル名の後半に追加される[01;02]などの連番で使用される「;」(半角のセミコロン)を、「 _ 」(半角のアンダーバー)に変更します。
これは、ファイル名に「;」(半角のセミコロン)を使用すると不都合がある場合に設定します。
OS/400(V5R1以上)からの受信時に、受信した帳票に帳票タイトルが指定されていない(ユーザー情報ページの:TITLE.タグがない、または、タイトルの位置が指定されていない)場合、帳票ファイル(W01ファイル)のファイル名が「(8桁の16進数).W01」となるのを、「(スプール・ファイル名)[][][][].W01」に変更しました。これにより、OS/390からの受信と同じフォーマットになりました。
今回の「FixPack 5」は、次の「WPM AFP Emulator for Web V2」に適用することができます。
「WPM AFP Emulator for Web」用のFixPackの導入手順を示します。
FixPackは、「WPM AFP Emulator for Web」が既に導入されているディレクトリー(導入時に指定されたドライブの「WPMEMWEB」)に導入されます。
今回のFixPackでは、次のファイルが更新・追加されました。
このディレクトリーで更新されていないファイルは、次のファイルです。
W01Filename.htm
FixPackのみをアンインストールすることはできません。
FixPackの導入前に上記の更新されたファイルを別のディレクトリーへコピーしておき、FixPackの導入後にこれらのファイルを元のところへ戻せば、このFixPackの適用前の状態に戻ります。
(ただし、レジストリー上の情報は元に戻りません。)