キューを作成する前に、有効なデバイス名、プリンタの種類、プリンタ言語、標準の印刷キュー設定オプションを確認します。
キューを作成する前に、印刷キューに関連付けるデバイス名を作成します。
以下のコマンドを実行して、定義済みの仮想デバイスの一覧を表示します。
# /usr/ibmprint/bin/lsdevice -l
デバイスが存在しない場合は、
コマンドを実行してデバイスを作成します。(⇒仮想デバイスを作成する)。
以下のコマンドを実行して、サポートされるプリンタの種類と言語を表示します。
# /usr/ibmprint/bin/supported_printers
コマンドで表示した一覧で、お使いのプリンタの機種番号を含む行を確認します。
例:IBM Infoprint Color 1454 プリンタのキューを作成するとします。 この場合、
コマンドで表示した一覧でこのプリンタに対応する次のような行を確認します:プリンタの種類は「10IC1454」で、サポートされる言語は「automatic」です。
サポートされる言語について
すべてのプリンタは、言語の種類として「raw」をサポートしています。 この言語で印刷キューを作成すると、パススルーキューになります。 つまり、キューを変更することなく印刷ジョブをプリンタに送信します。
言語の種類を「automatic」に設定すると、言語は
、 、 のいずれかに設定できます。 「automatic」を選択すると、PCL エミュレーション/ASCII 印刷ジョブと PostScript 印刷ジョブの両方を印刷キューに送ることができます。言語の種類を「Automatic Plus」に設定すると、言語は
、 、 、 のいずれかに設定できます。 「automatic_plus」を選択すると、PCL エミュレーション/ASCII 印刷ジョブ、PostScript 印刷ジョブ、ImageQuick(HTML、PDF、TIFF)印刷ジョブを印刷キューに送信できます。言語の種類を「Automatic PDF」に設定すると、言語は
、 、 、 のいずれかに設定できます。 「automatic_pdf」を選択すると、PCL エミュレーション/ASCII 印刷ジョブ、PostScript 印刷ジョブ、PDF 印刷ジョブを印刷キューに送信できます。言語の種類が「
」の場合は、ASCII テキストまたは PCL エミュレーションジョブのみを印刷キューを使って送信できます。言語の種類が「
」の場合は、PostScript ジョブのみを印刷キューを使って送信できます。言語の種類が「
」の場合は、ASCII テキストまたは PPDS エミュレーションジョブのみを印刷キューを使って送信できます。通常は「
」を選択します。使用できるプリンタ設定オプションは、手順 b で確認したプリンタの種類を使用するには、以下のコマンドを実行します。
コマンドを実行すると表示されます。# /usr/ibmprint/bin/lsqueue_opts -f printer_type
例:
変更するオプションと値を確認し、
を 引数とともに渡します。以下のコマンドを入力します。
# /usr/ibmprint/bin/mkqueue -d device_name -q queue_name -p printer_type -l printer_language -o printer_options
メモ: | このコマンドの詳細については、コマンドラインから | と入力してください。
例:手順 1で確認した情報を使用して、仮想デバイス mydevice の新しい印刷キュー myqueue を作成するとします。 この場合、キューのプリンタの種類は 10IC1454 で、言語は「automatic」に設定します。 その他のプリンタオプションを指定します。2 番目のカセット の用紙を使用し、用紙の長辺で綴じるようにジョブを両面印刷します。
# /usr/ibmprint/bin/mkqueue -d mydevice -q myqueue -p 10IC1454 -l automatic -o "paper_tray=tray2 duplex=long_edge"