【5400-L02 LANインターフェース用マイクロコード導入手順】 1. はじめに この文書には、5400-L02 LANインターフェイス用マイクロコードV7.01.05以降のバージョン用の導入手順が記 述されています。 導入作業を行う前に必ず本文書を一通りお読みください。 導入作業は、以下の流れで行ってください。 @ ”3. 前提条件”の確認をする。 A ”4. 導入準備”に従い作業環境を準備する。 B ”5. 導入作業”に従いマイクロコードの導入を行う。 2. 注意事項 本マイクロコードの導入に失敗した場合、プリンターが故障しIBM保守担当員による修理が必要となります。 必ず本文書の記述事項を守り作業を行ってください。 マイクロコードの書き込み中にプリンターやPCの電源オフを含めた中断は絶対にしないでください。 中断するとマイクロコード導入に失敗し、プリンター故障となります。 3. 前提条件 3.1 5400-L02 LANインターフェース用マイクロコードのレベルについて 本マイクロコードを導入するには、導入済みLANインターフェイス用マイクロコードのレベルがV1.01.00 以上である必要があります。 確認方法は、”6.1 マイクロコードのレベルを確認する”を参照ください。 導入済みマイクロコードのレベルがV1.01.00より低い場合、一度V1.01.00に更新した後、本マイクロコー ドの導入を行ってください。 3.1 5400-L02 エミュレーション・マイクロコードのレベルについて 本マイクロコードを使用するには、5400-L02エミュレーション・マイクロコードのレベルがV2.17以上であ る必要があります。 確認方法は、”6.1 マイクロコードのレベルを確認する”を参照ください。 導入済みエミュレーション・マイクロコードのレベルがV2.17より低い場合には、本マイクロコードの導入 完了後にエミュレーション・マイクロコードの更新を行ってください。 エミュレーション・マイクロコード更新の必要がある場合は、本マイクロコード導入前にエミュレーション ・マイクロコード更新手順書も必ずお読みいただき、 すべての導入作業に必要な環境がそろっていることを確認下さい。 エミュレーション・マイクロコードは、IBMプリンター・ホームページよりダウンロードにて入手可能です。 4. 導入準備 次の手順に従い、導入前の準備を行ってください。 4.1 プリンターの初期設定値を記録する 本マイクロコードの導入作業中、プリンターの初期設定値がリセットされる場合があります。 導入後、初期設定値を再設定する際に参照できるよう導入作業開始前に、プリンターの初期設定値を記録し ておいてください。 4.2 導入作業に使用するPCを準備する @導入先のプリンターと同じLANに接続されているPC一台を準備します。 A導入に使用するPCのOSがWindows95/98/MEの場合、IBMLPRが導入されていることを確認してください。 導入されていない場合は、IBMプリンター・ホームページよりダウンロードして導入してください。 OSがWindows NT/2000/XPの場合は、IBMLPRを導入する必要はありません。 (IBMLPR URL=>http://www-6.ibm.com/jp/printer/download/lpr.html) 4.3 導入用ファイルを準備する @マイクロコードのファイルをPCにダウンロードしてください。 Aダウンロードしたファイルをそのまま実行してください。 B導入用ファイル“LANxxxxx.dat”が作成されます。 CWEBページプログラムファイル“CFRxx.exe”をPCにダウンロードしてください。 Dダウンロードした“CFRxx.exe”ファイルをそのまま実行してください。 E導入用ファイル“CFRxx.dat”が作成されます。 5. 導入作業 次の手順に従い、導入作業を行ってください。 @5400-L02プリンターのIPアドレスを確認してください。 Aプリンターの電源を切ります。 Bプリンター操作パネル上の「入力」スイッチと「初期設定」スイッチを両方押しながら、プリンターの電源 を入れます。 Cプリンターが自動的に実行するテストの番号が、操作パネルの液晶表示部の中の右下に表示されます。 これが「8」 になるまで「入力」と「初期設定」スイッチを押し続けてください。 Dその後、操作パネルの液晶表示部に「LAN CODE UPDATE」と表示されます。 EPCのDOSウィンドウから下記のコマンドを実行してください。 Windows95/98/MEの場合: C:\>IBMLPR -S xxxx.xxxx.xxxx.xxxx -P service c:\temp\LANxxxxx.dat (ダウンロードしたファイルをC:\TEMPの下に保存した場合。xxxx.xxxx.xxxx.xxxxはプリンターのIPアドレス。) WindowsNT/2000/XPの場合: C:\>LPR -S xxxx.xxxx.xxxx.xxxx -P service c:\temp\LANxxxxx.dat (ダウンロードしたファイルをC:\TEMPの下に保存した場合。xxxx.xxxx.xxxx.xxxxはプリンターのIPアドレス。) FEnterキーを押すとプリンターへのマイクロコードの導入が始まります。(約1分) 終了するとプリンターは自動的に再起動しますので、終了するまでは、絶対にプリンターの電源を切らない で下さい。 次に以下の手順で、プリンター内のWEBページ用のプログラム領域をクリアします。 Gプリンター操作パネル上の「入力」スイッチと「初期設定」スイッチを両方押しながら、プリンターの電源 を入れます。 Hプリンターが自動的に実行するテストの番号が、操作パネルの液晶表示部の中の右下に表示されます。 これが「8」 になるまで「入力」と「初期設定」スイッチを押し続けてください。 Iその後、操作パネルの液晶表示部に「LAN CODE UPDATE」と表示されます。 JPCのDOSウィンドウから下記のコマンドを実行してください。 注:CFUPは大文字で入力します。 Windows95/98/MEの場合: C:\>IBMLPR -S xxxx.xxxx.xxxx.xxxx -P CFUP c:\temp\CFRxx.dat (CFRxx.exeをC:\TEMPの下に保存した場合。xxxx.xxxx.xxxx.xxxxはプリンターのIPアドレス。) WindowsNT/2000/XPの場合: C:\>LPR -S xxxx.xxxx.xxxx.xxxx -P CFUP c:\temp\CFRxx.dat (CFRxx.exeをC:\TEMPの下に保存した場合。xxxx.xxxx.xxxx.xxxxはプリンターのIPアドレス。) KEnterキーを押すとプリンター内のWEBページ用のプログラム領域をクリアします。(約1分) 終了するとプリンターは自動的に再起動しますので、終了するまでは、絶対にプリンターの電源を切らない で下さい。 最後に、以下の手順で、プリンター内のWEBページ用のプログラム領域をアップデートします。 Lプリンター操作パネル上の「入力」スイッチと「初期設定」スイッチを両方押しながら、プリンターの電源 を入れます。 Mプリンターが自動的に実行するテストの番号が、操作パネルの液晶表示部の中の右下に表示されます。 これが「8」 になるまで「入力」と「初期設定」スイッチを押し続けてください。 Nその後、操作パネルの液晶表示部に「LAN CODE UPDATE」と表示されます。 OPCのDOSウィンドウから下記のコマンドを実行してください。 注:cfupは小文字で入力します。 Windows95/98/MEの場合: C:\>IBMLPR -S xxxx.xxxx.xxxx.xxxx -P cfup c:\temp\CFRxx.dat (CFRxx.exeをC:\TEMPの下に保存した場合。xxxx.xxxx.xxxx.xxxxはプリンターのIPアドレス。) WindowsNT/2000/XPの場合: C:\>LPR -S xxxx.xxxx.xxxx.xxxx -P cfup c:\temp\CFRxx.dat (CFRxx.exeをC:\TEMPの下に保存した場合。xxxx.xxxx.xxxx.xxxxはプリンターのIPアドレス。) PEnterキーを押すとプリンター内のWEBページ用のプログラム領域をクリアします。(約1分) 終了するとプリンターは自動的に再起動しますので、終了するまでは、絶対にプリンターの電源を切らない で下さい。 以上で導入作業は完了です。 6. 補足 6.1 マイクロコードのレベルを確認する プリンターに導入されているLANインターフェイス用マイクロコードおよびエミュレーション・マイクロコ ードのレベルは、次の手順で確認できます。 @プリンターの電源を入れます。 Aプリンターが起動したら、操作パネルの「印刷中断」スイッチを押し印刷中断状態にします。 この時、操作パネルの液晶表示部上段には「インサツチュウダン」と表示され下段にマイクロコードのレ ベルが表示されます。 左側がエミュレーション・マイクロコードを、右側がLANインターフェイス用マイクロコードのレベルを それぞれ表します。 例: 液晶表示部下段の表示が「LT5J2.17 7.01.05」の場合、 エミュレーション・マイクロコードのレベルは、V2.17 LANインターフェイス用マイクロコードのレベルは、V7.01.05 を表します。 エミュレーション・マイクロコードレベルの前に表示される”LT5J”等の文字列は、選択されているイン ターフェイス・ポートにより異なります。 この文字列はマイクロコードのレベルとは関係ありません。 注: ホストと接続されていない等のエラー状態では、「印刷中断」スイッチを押してもマイクロコードのレベ ルが表示されません。エラーを解除してから確認ください。