グループ・モードのロードマップおよびユーザー・インターフェース

Linux、UNIX、IBM® z/OS®、および OS X プラットフォームでは、ユーザーは共通のロケーションでパッケージを共有し、グループ・モードを使用して Installation Manager の同じインスタンスを持つパッケージを管理することができます。
重要: すべての IBM パッケージがグループ・モードをサポートしているわけではありません。グループ・モードをサポートしているかどうかについては、そのパッケージの文書を調べてください。

事前定義のユーザー・グループのいずれかを使用することで、そのグループ内のすべてのユーザーは、 Installation Manager の同じインスタンスを実行して、グループ・モードに対応しているパッケージを管理することができます。 グループ・モードは、Windows および IBM i オペレーティング・システムでは使用できません。

グループは、共有リソース・ディレクトリー、Installation Manager のインストール・ロケーション、およびすべてのパッケージを所有しています。
重要: グループ・モードの共有リソース・ディレクトリーは、最初にパッケージをインストールする際にのみ指定することができます。 このインストールには、最も容量が大きいドライブを使用してください。 すべてのパッケージをアンインストールするまで、ディレクトリー・ロケーションを 変更することはできません。

ユーザー・インターフェースによるグループ・モードでのインストール

グループ・モードの Installation Manager ユーザー・インターフェースを使用してソフトウェア・パッケージをインストールするには、以下のようにします。
  1. グループ Installation Manager を実行しているすべてのユーザーのグループ ID を選択します。
  2. 以下のいずれかの手順を実行します。
    1. すべてのユーザーの 1 次グループ ID を、選択したグループ ID に割り当てます。
    2. グループ Installation Manager を実行する前に、newgrp コマンドを実行して、選択したグループ ID に変更します。
    3. sg コマンドを使用して、選択したグループ ID でグループ Installation Manager を実行します。

    許可については、 『グループ・モードでの許可』を参照してください。

    表 1. 例
    ユーザー 1 次グループ その他のグループ
    User_A wasadmin User_A
    User_B wasadmin User_B
  3. アプリケーション・データのデフォルトのロケーションからショートカットを変更するための環境変数を設定します。
  4. Installation Manager をグループ・モードでインストールします。 『インストール・キットから Installation Manager をインストール』を参照してください。
    注: Installation Manager をグループ・モードでインストールするには、以下を行います。
    • アプリケーション・データ・ロケーションを、現行ユーザーのホーム・ディレクトリー内のデフォルト・ロケーションから、グループ内のすべてのユーザーによる読み取り/書き込みアクセスが可能なロケーションに変更します。
    • インストール・ロケーションを、現行ユーザーのホーム・ディレクトリー内のデフォルトのロケーションから、 グループ内のすべてのユーザーによる読み取り/書き込みアクセスが可能なロケーションに変更します。
  5. Installation Manager のユーザー・インターフェースを使用して、パッケージのインストールをグループ・モードで開始します。
    • グループ内のすべてのユーザーがアクセス可能であり、ディスク・スペースが十分にあるロケーションに、共有リソース・ディレクトリーを指定します。 後で共有リソース・ディレクトリーを変更するためには、すべてのパッケージをアンインストールし、新しいロケーションにパッケージを再インストールする必要があります。
    • インストール・ロケーションを、現行ユーザーのホーム・ディレクトリー内のデフォルトのロケーションから、 グループ内のすべてのユーザーによる読み取り/書き込みアクセスが可能なロケーションに変更します。

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