管理者、非管理者、およびグループ・モード

Installation Manager を 管理者モード、非管理者モード、またはグループ・モードで使用することができます。

モードによって、Installation Manager と パッケージの両方に使用するディレクトリーおよびコマンドが決定されます。

重要: このトピックを参照し、どのモードを使用するかについて理解してください。 あるモードで製品をインストールした後、インストール済み環境を元に戻すことはできません。 例えば、ルート・インストールを行った場合、インストール・リポジトリー情報のルート・インストールから非ルート・インストールへのマイグレーションはサポートされません。 また、エージェント・データ・ロケーションのディレクトリーまたはサブディレクトリー内のコンテンツ、ファイル、あるいはディレクトリーを変更すると、製品のインストール済み環境が壊れてしまうため、その製品のアンインストールおよび再インストールを強いられることになります。

あるユーザーのアカウントを使用して、製品を非管理者モードでインストールした後、そのインストール済み環境を別のユーザーのアカウントに転送することはできません。

管理者モード

管理者モードは、Windows では管理者特権がある場合、Linux、UNIX、IBM® z/OS®IBM i、および OS X オペレーティング・システムでは root 特権がある場合に使用してください。 Installation Manager およびパッケージを管理することができます。 システム上のユーザーすべてがアクセスできる共通ロケーションに、パッケージをインストールできます。

1 つのコンピューターにインストールできるのは、1 つの Installation Manager の 管理者インスタンスのみです。

非管理者モード

Installation Manager を インストールするユーザーだけがアクセスできるロケーションにパッケージをインストールするには、非管理者モードを使用してください。

このモードでは、管理者権限を必要とするパッケージをインストールすることはできません。 パッケージのインストールには、非管理者権限が使用されます。 コンピューター上のユーザーごとにインストールできるのは、1 つの Installation Manager の インスタンスのみです。

グループ・モード

ユーザーのグループが共通のロケーションでパッケージを共有できるようにするには、グループ・モードを使用します。 これらのユーザーは、グループ・モードを使用することで、Installation Manager の同じインスタンスでパッケージを管理できます。

注: 信頼できるユーザーのみをグループに追加してください。 グループ・モードでは、あるユーザーによってインストールまたは更新されたパッケージ・ファイルが、同じグループの他のユーザーが Installation Manager でサービスを適用、またはパッケージをアンインストールする際に、それらのユーザーによって開始される可能性があります。

グループ・モードは Linux、UNIX、IBM z/OS、および OS X プラットフォームで使用可能です。 グループ・モードは、Windows でも IBM i でも使用できません。

グループ・モードに対応していないパッケージをインストールすることはできません。 管理者または非管理者モードを使用すると、グループ・モードに対応していないパッケージをインストールできます。 パッケージがグループ・モードに対応しているかどうかを判別するには、そのパッケージの資料を確認してください。


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